JPH10303198A - 半導体装置及びその製造方法とエッチャント - Google Patents
半導体装置及びその製造方法とエッチャントInfo
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Abstract
さく、クラック、はんだ上がりのないバイアホールを得
ることは難しかった。 【解決手段】 この発明による半導体装置では、GaA
s基板1の裏面から高アスペクト比の開口部3をドライ
異方性エッチングによって穿ち、この開口部3内部を含
むGaAs基板1の裏面全面にAu膜4を成膜後、Ni
系合金無電解メッキ処理を裏面全面に施すことで、開口
部3の内壁及び底面にもNi膜9aを成膜できる。バイ
アホール3aに相当する領域のみにNi膜9aを残した
状態のIC基板又はFETを得、このIC基板又はFE
Tの裏面とパッケージ基板5の表面を、Ni膜9aとの
濡れ性の悪い鑞材であるAuSnはんだ6で接着する。
Description
用いた半導体装置に関し、特にこの半導体装置に形成す
るバイアホール(貫通穴)の構造及びその製造方法と、
製造過程において用いるエッチャントに関するものであ
る。
以上の周波数でIC(Integrated Circuit)を設計する
際には、電子の波としての振る舞いが無視できなくなる
ため、一般的に分布定数線路を用いて設計しなくてはな
らない。この分布定数線路としては広くマイクロストリ
ップ線路が用いられている。マイクロストリップ線路を
用いる際には、図17にその構成概略図を示すように、
GaAs基板101の表面上の電極パッド102と裏面
金属である接地導体103とを電気的に接続するバイア
ホール104を形成することが必要であり、またGaA
s基板101の表面上にはストリップ導体105が形成
された状態となる。
導体チップ(以下、IC基板と称す。)をパッケージ基
板106にAuSnはんだ107を用いてダイボンドし
た際の断面図を示す。この図18にあるように、はんだ
上がりを防止するため、導体Au膜104bの表面のバ
イアホール104aとなる領域のみにNi等のバリアメ
タル108を形成していた。
104aが占有する領域は、その径がGaAs基板10
1の厚さの2倍以上である領域に相当していた。
る半導体装置が特開平2−162735号公報に開示さ
れている。上記の文献に記載されたバイアホール部の形
成方法を図19を用いて説明する。まず、図19(a)
に示すようにGaAs基板101の表面上に電極パッド
102をパターニングし、さらに図19(b)に示すよ
うに、GaAs基板101の裏面に、電極パッド102
の形成位置の裏側に開口パターンを有するエッチングマ
スク109aをパターニングし、その後、図19(c)
に示すようにGaAs基板101の裏面に対してウェッ
トエッチングを行い開口部109を形成する。このとき
のGaAs基板101の裏面における開口部109の開
口径は、GaAs基板101の厚さの2倍程度の大きさ
となる。図19(d)に示すように、エッチングマスク
109aは除去する。
s基板101の裏面全面に導体Au膜104bをメッキ
する。その後、図19(f)に示すように、GaAs基
板101の裏面のバイアホール104aとなる領域以外
の領域にレジストパターン110を形成する。このレジ
ストパターン110は、バイアホール104aに相当す
る領域に開口パターンを有するものである。
As基板101に対して電解若しくは無電解Niメッキ
を行い、バイアホール104aの表面にNiからなるバ
リアメタル108を選択的に形成する。その後、図19
(h)に示すようにレジストパターン110をエッチン
グ除去し、IC基板を得る。
面とパッケージ基板106の表面とをAuSnはんだ1
07により接着することで図18のような断面構造の半
導体装置を得ることが可能となる。
れるバイアホール104(図19においてはバイアホー
ル104a)はGaAs基板101の裏面から表面に到
達するまでウェットエッチングを行うということにより
開口を行っていた。
によって開口を行うとGaAs基板101の裏面側に形
成される開口部109の径はおよそGaAs基板101
の膜厚の2倍程度またはそれ以上の大きさになってい
た。半導体装置の微細化に伴い、素子の微細化を進める
上でバイアホール104aの縮小は大きな問題となって
いた。
93214号公報に記載されたような、高アスペクト比
の開口部をRIE(Reactive Ion Etching)により開口
し、この開口部内にバイアホールを形成する半導体装置
を、本願の発明者のうちの一人が既に発明している。こ
の特開平7−193214号公報に記載のバイアホール
の断面構造を図20(a)に示す。
As基板101の裏面に付着した下層配線111であ
り、112はGaAs基板101の表面に積層された膜
であり、バイアホールを作り込む開口部109を形成す
る際に、エッチングマスクとなる絶縁膜、113は開口
部109の内壁にスパッタリング法によって積層された
Ti、Cr、Niのいずれかの物質とAuとの2層構造
であるスパッタ層、114はスパッタ層113が積層さ
れた開口部109内に積層された無電解Niメッキ層、
115は無電解Niメッキ層114の表面に積層された
Auメッキ層であり、116はスパッタ層113、無電
解Niメッキ層114、Auメッキ層115からなる給
電層をそれぞれ示している。
01内のバイアホール104aとなる開口部109の内
壁及び底面に、メッキによって成膜を行う際の触媒とな
るスパッタ層113を成膜した際に開口部内壁が平坦と
ならないため、さらにその表面に無電解Niメッキ層1
14を成膜し、その表面を平坦なものとすることで、給
電層116の主体となるAuメッキ層115をGaAs
基板1の表面及びバイアホール104aとなる開口部の
内壁の形状に沿って均一な厚さとなるように形成するこ
とができた。
4aは、まず、図20(b)に示すように、エッチング
マスクパターンとして絶縁膜112をGaAs基板10
1の表面上にパターニングした後、これをエッチングマ
スクとしてRIEにより高アスペクト比の開口部109
(GaAs基板101を貫通していない)を形成し、こ
の内部に給電層116を形成してからGaAs基板10
1の裏面を給電層116の一部が露出するまでエッチバ
ックし、その後GaAs基板101の裏面に下層配線1
11を形成して得ることが記載されている。
クト比の開口部内にバイアホール104aを形成するこ
とで、ウェットエッチングにより開口していた場合の数
分の1の占有面積のバイアホール104aとすることが
可能である。
な問題を解決するためのものであり、占有面積が小さい
バイアホールを有し、さらに、はんだ上がり現象が生じ
ず、クラックが形成されないような安定した構造の半導
体装置、及びその製造方法、さらにはその製造方法に適
したエッチャントを得ることを目的とする。
る半導体装置は、半導体基板、上記半導体基板の表面に
形成された電極パッド、上記半導体基板の裏面から上記
表面にかけて穿たれた筒状の開口部の内壁及び底面を含
む上記半導体基板の裏面全面に成膜されたAu膜、上記
Au膜上の、上記開口部を含むバイアホールとなる領域
に成膜されたNi系合金無電解メッキ膜を含むものであ
る。
置は、半導体基板、上記半導体基板の表面に形成された
電極パッド、上記半導体基板の裏面から表面にかけて穿
たれた筒状の開口部の内壁及び底面を含む上記半導体基
板の裏面全面に順次積層された第一のAu膜とNi系合
金無電解メッキ膜、上記Ni系合金無電解メッキ膜上
の、上記開口部を含むバイアホールとなる領域以外の領
域に成膜された第二のAu膜を含むものである。
装置は、上記の請求項2による半導体装置の構成に加
え、さらに第二のAu膜はメッキ法若しくは蒸着法によ
って成膜された膜とするものである。
置は、半導体基板、上記半導体基板の表面に形成された
電極パッド、上記半導体基板の裏面から穿たれた大径の
第一の開口部と、上記第一の開口部の底面から上記表面
にかけて穿たれた小径の筒状である第二の開口部から構
成される、段差を有する開口部の内壁及び底面含む上記
半導体基板の裏面に成膜されたAu膜、上記開口部を含
むバイアホールとなる領域のうち、上記第二の開口部以
外の領域の上記Au膜上に成膜されたNiメッキ膜を含
むものである。
装置は、半導体基板、上記半導体基板の表面に形成され
た電極パッド、上記半導体基板の裏面から穿たれた大径
の第一の開口部と、上記第一の開口部の底面から上記表
面にかけて穿たれた小径の筒状である第二の開口部から
構成される開口部の内壁及び底面含む上記半導体基板の
裏面に順次積層された第一のAu膜とNiメッキ膜、上
記Niメッキ膜上の、上記開口部を含むバイアホールと
なる領域以外の領域に成膜された第二のAu膜を含むも
のである。
置は、上記の請求項4または請求項5に記載のそれぞれ
の半導体装置の構成に加え、さらに大径の第一の開口部
は、ドライ異方性エッチングによって形成された筒状の
開口部、若しくはウェット等方性エッチングによって形
成され、半導体基板の裏面の開口径が上記大径に相当す
る大きさであり、上記半導体基板の深さに依存して上記
開口径が減少する開口部とするものである。
装置は、上記の請求項1〜5に記載のそれぞれの半導体
装置の構成に加え、さらにAu膜、若しくは第二のAu
膜の表面に鑞材を介して接着されたパッケージ基板を含
み、上記Au膜、若しくは上記第二のAu膜のうち、バ
イアホールとなる領域以外の領域に位置する上記Au膜
若しくは上記第二のAu膜と上記パッケージ基板とが上
記鑞材を介して接着される構造とするものである。
置は、上記の請求項1、2に記載の半導体装置の構成に
加え、さらに開口部のアスペクト比を1〜10/3とす
るものである。
装置は、上記の請求項4、5に記載の半導体装置の構成
に加え、第二の開口部の開口径を25μm〜60μmと
するものである。
装置の製造方法は、半導体基板の表面に電極パッドを形
成する工程、上記半導体基板の裏面から上記表面にかけ
てドライ異方性エッチングによって筒状の開口部を形成
する工程、上記開口部の内壁及び底面を含む上記裏面の
全面にメッキによりAu膜を成膜する工程、上記Au膜
上に、上記裏面の全面にメッキによりNi系合金無電解
メッキ膜を成膜する工程、上記開口部を含むバイアホー
ルとなる領域を覆うマスクを形成する工程、上記マスク
をエッチングマスクとして上記Ni系合金無電解メッキ
膜をエッチングし、上記バイアホールに相当する領域の
みに選択的に上記Ni系合金無電解メッキ膜を残す工
程、上記マスクを除去する工程を含むものである。
体装置の製造方法は、上記の請求項10の記載の半導体
装置の製造方法において、Ni系合金無電解メッキ膜を
エッチングする際に、エッチャントとして、硫酸(96
wt%)、硝酸(70wt%)、純水の割合が1:1:3で
ある硫硝酸を用いてエッチングを行うか、若しくはイオ
ンミリングによってエッチングを行うものである。
装置の製造方法は、半導体基板の表面に電極パッドを形
成する工程、上記半導体基板の裏面から上記表面にかけ
てドライ異方性エッチングによって筒状の開口部を形成
する工程、上記開口部の内壁及び底面を含む上記裏面の
全面にメッキにより第一のAu膜を成膜する工程、上記
第一のAu膜上に、上記裏面の全面にメッキによりNi
系合金無電解メッキ膜を成膜する工程、上記裏面の全面
にメッキにより第二のAu膜を成膜する工程、上記開口
部を含むバイアホールとなる領域以外の領域にマスクを
形成する工程、上記マスクをエッチングマスクとして上
記第二のAu膜をエッチングし、上記バイアホールに相
当する領域の上記Ni系合金無電解メッキ膜を選択的に
露出させる工程、上記マスクを除去する工程を含むもの
である。
体装置の製造方法は、半導体基板の表面に電極パッドを
形成する工程、上記半導体基板の裏面から上記表面にか
けてドライ異方性エッチングによって筒状の開口部を形
成する工程、上記開口部の内壁及び底面を含む上記裏面
の全面にメッキにより第一のAu膜を成膜する工程、上
記第一のAu膜上に、上記裏面の全面にメッキによりN
i系合金無電解メッキ膜を成膜する工程、上記Ni系合
金無電解メッキ膜の表面の上記開口部以外の領域に蒸着
により第二のAu膜を成膜し、バイアホールとなる上記
開口部の表面には上記Ni系合金無電解メッキ膜を選択
的に露出させる工程を含むものである。
装置の製造方法は、半導体基板の表面に電極パッドを形
成する工程、上記半導体基板の裏面からエッチングし、
大径の開口寸法の第一の開口部を形成する工程、上記第
一開口部の底面から上記半導体基板の表面にかけてドラ
イ異方性エッチングを行い、小径の開口寸法の第二の開
口部を形成し、上記第一、第二の開口部によって構成さ
れる開口部を得る工程、上記開口部の内壁及び底面を含
む上記半導体基板の裏面全面にメッキによりAu膜を成
膜する工程、上記開口部を含むバイアホールとなる領域
以外の上記半導体基板の裏面にマスクを形成する工程、
上記半導体基板の裏面にNiをメッキし、上記第一の開
口部の内壁及び底面に付着するNi膜を得る工程、上記
マスクを除去する工程を含むものである。
体装置の製造方法は、半導体基板の表面に電極パッドを
形成する工程、上記半導体基板の裏面からエッチング
し、大径の開口寸法の第一の開口部を形成する工程、上
記第一開口部の底面から上記半導体基板の表面にかけて
ドライ異方性エッチングを行い、小径の開口寸法の第二
の開口部を形成し、上記第一、第二の開口部によって構
成される開口部を得る工程、上記開口部の内壁及び底面
を含む上記半導体基板の裏面全面にメッキにより第一の
Au膜を成膜する工程、上記第一のAu膜上にNi膜を
メッキする工程、上記開口部を含むバイアホールとなる
領域以外の上記Ni膜上に第二のAu膜を選択的に形成
し、上記バイアホールに相当する領域の少なくとも上記
第一の開口部の内壁及び底面に相当する領域の上記Ni
膜を選択的に露出させる工程を含むものである。
装置の製造方法は、上記の請求項14、15にそれぞれ
記載の半導体装置の製造方法において、第一の開口部は
ウェット等方性エッチング若しくはドライ異方性エッチ
ングにより穿つものである。
体装置の製造方法は、上記の請求項16に記載の半導体
装置の製造方法において、第一の開口部がウェット等方
性エッチングにより穿たれる場合、上記第一の開口部の
形成に用いるエッチングマスクと、第二の開口部の形成
に用いるエッチングマスクは同一のマスクであり、上記
エッチングマスクは、上記第二の開口部の開口寸法に相
当する開口パターンを有するものである。
装置の製造方法は、上記の請求項10、12〜15にそ
れぞれ記載の半導体装置の製造方法に加え、さらにIC
基板を構成する半導体基板の裏面に露出した状態のAu
膜若しくは第二のAu膜と、パッケージ基板の表面を、
鑞材であるAuSnはんだにより接着する工程を含むも
のである。
系合金のエッチャントは、硫酸(96wt%)、硝酸(7
0wt%)、純水の割合が1:1:3である硫硝酸からな
るものである。
るためには、表面に電極パッドがパターニングされたG
aAs基板に対し、その裏面からドライ異方性エッチン
グによって高アスペクト比の開口部を形成し、この内壁
にAu膜を成膜する方法を用いる。
aAs基板1の表面から裏面までを貫通するように高ア
スペクト比(アスペクト比は1.0以上の値とする。)
の開口部3を形成し、この開口部3の内部に導体Au膜
4を積層してバイアホール3aを形成するIC基板の例
を示す。
00μmであるGaAs基板1の表面にTi薄膜を介し
てAu膜を積層し、これをパターニングして図1(a)
に示すように、断面図の水平方向の寸法が90μm程度
の大きさとなる電極パッド2を形成する。この電極パッ
ド2は、例えばGNDに接続する。次に、この電極パッ
ド2が形成されたGaAs基板1の裏面に、バイアホー
ル3aを作り込む開口部3に相当する開口パターンを有
するネガ型フォトレジストからなるレジストパターンを
形成し、これをエッチングマスクとしてGaAs基板1
に対して電極パッド2の裏面が露出するまでドライ異方
性エッチングを行い、開口部3を形成する。その後、エ
ッチングマスクとして用いたレジストパターンは除去す
る。
なるように形成することで、開口部3のアスペクト比は
1.7程度となる。従来の技術のようにウェットエッチ
ングのみによりバイアホールとなる開口部を形成した場
合は、少なくともGaAs基板1の厚さの2倍程度の径
の開口部がGaAs基板1の裏面に形成されるため、高
アスペクト比の開口部3を形成することで占有面積は従
来の占有面積の数分の1に縮小することが可能である。
この発明において、高アスペクト比とは、少なくともア
スペクト比の値が1以上のものを指し、その上限は、1
0/3程度の値であり、バイアホールとなる開口部を形
成する上での加工技術による制約により決定される値と
する。
s基板1の裏面全面に対し、Auメッキを行い、開口部
3の内壁及び底面に位置する電極パッド2の裏面にもA
u膜4を積層し、バイアホール3aを得る。図1に示す
ように、高アスペクト比の開口部3を形成すれば、最終
的にバイアホール3aが占める水平方向の寸法を従来の
数分の1程度の大きさに縮小できると考えられる。
aを有するIC基板に対してダイボンド処理を行った場
合、次のような問題がある。図2に示すように、バイア
ホール3a内の表面がNiにより覆われていない場合、
パッケージ基板5とIC基板とを接着するダイボンド工
程において、AuSnはんだ6がバイアホール3a内部
に充填された状態となり、このときの300℃程度温度
による加熱のために、電極パッド2の表面の表面にもA
uSnはんだ6が析出するはんだ上がり現象が起こる
(符号7ではんだ上がりの部分を示す)という問題であ
る。
スペクト比の開口部3内に導体Au膜4をメッキするこ
とはできても、さらにその表面にNi膜を選択的にメッ
キすることは従来のNiメッキ方法では困難であった。
高アスペクト比の開口部であるブラインドホール(片方
が閉じた穴)内へのメッキには低い電解電流密度条件の
適用が必要であることが前提となっているが、電解Ni
メッキの場合においては、Niの電極反応の標準水素電
位UHは−0.250Vであり、水素の標準水素電位
(UH=±0V)であり、Niが水素に比べて卑側にあ
るので、低い電解電流密度、電圧条件範囲では後者の還
元反応の方が優先的に起こってしまい、Ni膜を成長さ
せることができなかった。
次のような点で問題となる。まず、図3(a)に示すよ
うに、図1(b)に示す被処理基板(以下、製造過程の
IC基板を被処理基板と称す。)に対し、バイアホール
3aとなる領域以外を覆うようにネガ型フォトレジスト
からなるレジストパターン8を形成する。その後、図3
(b)に示すように、GaAs基板1の裏面に一般的な
Ni系合金無電解メッキ方法を用いてNi膜9を形成す
る。ここで成膜されるNi膜9は開口部3の開口端のみ
に形成され、開口部3の内部には成膜されない。このと
きのメッキ処理について、以下に詳述する。
有)の際の反応式、式1〜5を示している。まず、Ni
メッキ溶液に被処理基板を浸し、低電解電流密度条件下
におく。ここで、まず式1に示すように、次亜リン酸イ
オンがPd触媒の存在下において分解し、リン酸イオン
と原子状水素が発生する。このリン酸イオンは式2に示
すよう水と結合する。
生した原子状水素はPdに吸着して活性化され、硫酸N
iとしてメッキ液中に存在するNiイオンを還元する。
ここで生成される金属Niは触媒であるPd上に成長す
る。このとき、メッキ液中には副生成物として硫酸が生
じる。
オンは活性化された原子状水素によって還元され、Ni
と結合してNi−P合金メッキ膜となる。この他、次亜
リン酸イオンは式5に示すように、触媒作用で分解さ
れ、分子状水素が生成する。この分子状水素の発生は、
被着物表面近傍における液の撹拌作用を有している。
が十分に行われている部分においては正常に行われる
が、撹拌が不十分である部分においては、式3に示す反
応で、Niの還元が行われると同時に生じる硫酸によっ
てバイアホール3a内のメッキ液のpHが小さな値とな
り、反応は図4中の式6が示すように、Niはイオン化
し、分子状水素が生成され、Ni膜9はそれ以上成長し
なくなる。
1の平坦な裏面全面に無電解Niメッキ処理を施す場合
では、図4の式5において生じる分子状水素の発生によ
りひき起こされるマイクロストリームがメッキ液に対し
十分な撹拌効果を与えているが、ドライエッチングによ
って形成する開口部3のように高アスペクト比の開口部
(ブラインドホール)の内部では分子状水素の発生が少
ないと撹拌不足による悪影響を受けやすい。
の裏面の、バイアホール3a以外の領域に対し、Au膜
4上にレジストパターン8を成膜し、無電解Niメッキ
処理を行うと、メッキ反応の生じる領域が小さくなり、
分子状水素の生成によるメッキ液の撹拌が十分になされ
ず、結果的に図3(b)に示すように、開口部の内部で
はNiが生成されず、開口部のGaAs基板1の裏面の
近傍にのみわずかにNi膜9が生成された状態となるの
である。
iメッキの際に、GaAs基板1の裏面全面においてメ
ッキを行うことで水素を十分に発生させ、メッキ液の撹
拌効果を得、バイアホール3aを作り込む開口部3の内
壁及び底面の全面に、均等な厚さのNi膜を成膜する例
を示す。
体装置の要部の断面図であり、既に説明した符号と同一
符号は同一、若しくは相当部分を示している。この図5
に示した半導体装置は、パッケージ基板5上にAuSn
はんだ6を用いてIC基板をダイボンドした段階のもの
であり、バイアホール3aとなる開口部の内壁には選択
的にNi膜9a(正確にはNi系合金無電解膜)が成膜
されているため、AuSnはんだ6がバイアホール3a
内に充填されることなく、IC基板とパッケージ基板5
を良好な状態に接着することが可能である。
について説明する。まず、既に説明に用いた図1(a)
に示すように、厚さが100μm程度であるGaAs基
板1の表面に電極パッド2を形成し、さらに電極パッド
2が形成された位置のGaAs基板1の裏面から電極パ
ッド2の裏面が表出するまでドライ異方性エッチングを
行い開口径60μm程度の円筒状の開口部3を形成す
る。
すようにGaAs基板1の開口部3の内壁及び底面を含
む裏面全面に0.5μm程度の厚さのAu膜4をメッキ
する。ここで成膜するAu膜4の開口部3内に位置する
部分が実質的にバイアホール3aとしての役割を果た
す。
基板1の裏面全面にNi系合金無電解メッキ処理を施
し、0.5μm程度の厚さのNi膜9aを成膜する。こ
のときに、GaAs基板1の裏面にはマスクを形成せず
に裏面全面にメッキを行うため、図4のメッキ反応式5
のように分子状水素ガスが、バイアホール3aの近傍の
みを選択的にメッキする場合よりも大量に発生し、これ
によって引き起こされるマイクロストリームを、バイア
ホール3aを形成する開口部3の内部にまで導入でき、
メッキ液の撹拌を十分に行えるため、バイアホール3a
を作り込む開口部3の内壁及び底面を含むGaAs基板
1の裏面全面にNi膜9aを均一な膜厚に成膜できる。
i系合金無電解膜は、リンを含むNi−P膜、ホウ素を
含むNi−B膜、またタングステンを含むNi−B−W
膜等がある。市販されているそれぞれのNi系合金無電
解メッキ液としては、Ni−P膜の成膜には次亜リン酸
ナトリウムを還元剤として用い、Ni−B膜の成膜には
ホウ酸を還元剤として用い、さらにタングステンを含む
Ni系合金膜を成膜する場合はタングステン化合物を含
むメッキ液を用いて、誘動共析させることでWを含むN
i系合金無電解膜を得ることができる。
基板1の表面はあらかじめメッキ処理の前段階に置いて
マスクをかけるなどして、裏面と同様にNi膜9aが成
膜されないようにしておき、またNi膜9aの成膜後に
マスクを除去することは言うまでもない。
基板1の裏面のバイアホール3aの形成領域に位置する
Ni膜9a上にポジ型フォトレジストからなるレジスト
パターン10を形成する。このレジストパターン10の
水平方向の寸法は90μm程度の大きさであり、このレ
ジストパターン10によって、開口径60μmの開口部
がマスクされた状態となる。
トパターン10をエッチングマスクとして、バイアホー
ル3a以外のNi膜9aを、硫硝酸(96wt%硫酸:7
0wt%硝酸:水=1:1:3)を用いて除去することに
より、バイアホール3aの表面のみに選択的にNi膜9
を残す。エッチャントとして上記のように酸化剤である
硫酸(96wt%)、Niを安定に溶かすソルベントの機
能を有する硝酸(70wt%)、希釈剤である純水の割合
が1:1:3である硫硝酸を用いることで、室温におい
て、Ni−P、Ni−B等の難溶性Ni系合金無電解メ
ッキ膜を2500Å/分のレートでエッチングすること
が可能である。その後、図6(d)に示すように、レジ
ストパターン10を除去することでIC基板を得られ
る。
〜(d)の処理段階において、レジストパターン10を
エッチングマスクとして硫硝酸をエッチャントとして用
い、選択的なNi膜9aのエッチングを行う例を示した
が、別の方法として、イオンミリング法によっても同様
にNi膜9aを選択的にエッチングすることが可能とな
る。
必要となる素子を形成を行った状態のIC基板をパッケ
ージ基板5にAuSnはんだ6を用いて接着することで
図5に示すような断面構造を有する半導体装置を得られ
る。このとき、AuSnはんだ6との濡れ性の悪いNi
膜9とは互いに接することがなく、GaAs基板1のA
u膜4とAuSnはんだ6が密着した状態となるため、
バイアホール3aの内部にまでAuSnはんだ6が充填
されず、はんだ上がり現象が起こることはない。
イ異方性エッチングにより形成した円筒状の開口部3内
に作り込むようにしたことにより、従来のウェットエッ
チングにより形成した開口部内にバイアホールを形成し
た場合と比較すると、GaAs基板1の膜厚が局部的に
小さくなるということがないため、クラックが発生する
という問題も解消でき、良好な構造の半導体装置を得る
ことが可能となる。
4を成膜後、GaAs基板1の裏面全面にNi系合金無
電解メッキ膜(Ni膜9a)を成膜することで、高アス
ペクト比の開口部3内に良好な状態にNi膜9aを成膜
することが可能であり、バイアホール3a以外の不要な
部分のNi膜9aについては、上述したような硫硝酸
(エッチャント)を用いて、またはイオンミリングによ
ってエッチング除去を行うことが可能である。このよう
にバイアホール3aを形成したIC基板はダイボンドの
際においても、はんだ上がり現象を抑制し、クラックを
形成することもなく、良好な形状の半導体装置を得るこ
とが可能となるというものである。
口部3を形成する際に、最初にバイアホール3aが位置
する領域のGaAs基板1の表面に電極パッド2を作り
込んでおき、GaAs基板1の裏面から表面までを一度
のエッチングによって穿つため、図20(a)及び
(b)を用いて説明した従来技術と比較すると、GaA
s基板1に対する全面エッチングの工程等、GaAs基
板1に対するエッチングの回数を省略できるなど、製造
工程数を少なくすることが可能である。また、ドライ異
方性エッチングによってバイアホール3aを作り込む開
口部3を開口しているため、占有面積の小さいバイアホ
ールを形成することが可能であることは言うまでもな
い。
μmの場合に開口径60μmの開口部をドライ異方性エ
ッチングによって形成した例を示したが、GaAs基板
の膜厚が100μmである場合、開口径を30μm程度
の大きさとしても十分に良好な形状のバイアホールを形
成することが可能である。従って、バイアホールの占有
面積と、その形状、電気的な特性が全て良好な状態とな
る好ましい範囲は、バイアホールを作り込む開口部のア
スペクト比の大きさが1〜10/3の範囲であることが
分かる。また、開口径30μm以下の大きさであって、
図5に示すバイアホール3aと同じ形状を物理的に形成
できる範囲をとることも可能である。上記の説明では開
口部3の形状が主に円筒状であるものについて示した
が、その水平方向の開口形状が完全な円ではなく楕円で
も良く、また円柱状のものとすることも可能である。
50μm、150μm、100μm、30μmのものが
あるが、このうちバイアホールを形成するタイプのGa
As基板厚には150μm、100μm、30μmのも
のがあり、その内で、実用的にドライ異方性エッチング
によって開口部を形成するという観点から、この実施の
形態1の技術を適応できるのは100μmと30μmの
膜厚のGaAs基板のみである。30μmの膜厚のGa
As基板を用いた場合においても、100μmの膜厚の
GaAs基板に対してバイアホールを形成する場合と同
様に処理し、占有面積が小さく、良好な形状、電気特性
の半導体装置を形成することが可能である。また、この
発明によるバイアホールの構造は(実施の形態2以降に
おいて説明する構造も含めて)IC基板にだけでなく、
FET(Field Effect Transistor) にも適応可能であ
ることは言うまでもない。
高アスペクト比のドライ異方性エッチングによって形成
された開口部3内にバイアホール3aを形成し、GaA
s基板1の裏面の全面にAu膜4を積層し、バイアホー
ル3a部分にのみNi膜9aを形成した例を示した。こ
の実施の形態2では、高アスペクト比の開口部内に形成
されるバイアホールを有し、バイアホールの構成要素で
あるNi膜がバイアホール部だけでなくGaAs基板の
裏面全面に成膜されている半導体装置について説明す
る。
要部断面図であり、この図7において符号11はバイア
ホール3aの形成領域以外の領域の、Ni膜9bの表面
に積層されたAu膜をそれぞれ示しており、その他、既
に説明のために用いた符号と同一符号は同一、若しくは
相当部分を示すものである。
る半導体装置では、IC基板を構成するGaAs基板1
の表面から裏面にかけてバイアホール3aが形成されて
おり、このバイアホール3aの形成領域では実施の形態
1と同様に膜厚0.5μmのAu膜4と、その表面に積
層された膜厚0.5μm程度のNi膜9bとの2層構造
をとり、バイアホール3a以外の領域のGaAs基板1
の裏面にはAu膜4及びNi膜9bに加え、さらに別の
Au膜11が積層された3層構造となっている点に特徴
がある。Au膜11の膜厚は2.0μm程度である。
ついて説明する。まず、実施の形態1において示した図
6(a)の段階までは同様に処理し、バイアホール3a
となるAu膜4とNi系合金無電解メッキ膜であるNi
膜9b(図6(a)においてはNi膜9a)をGaAs
基板1の開口部3の内壁及び底面を含む裏面全面に成膜
する。
bの表面にAu膜11をメッキにより2.0μm程度の
膜厚となるように積層する。その後、図8(b)に示す
ように、GaAs基板1の裏面上にバイアホール3aが
占める領域に相当する開口パターンを有するポジ型フォ
トレジストからなるレジストパターン12をパターニン
グする。
パターン12をエッチングマスクとしてAu膜11に対
して選択的にエッチングを行い、バイアホール3aの形
成領域に位置するAu膜11を除去する。その後、図8
(d)に示すようにエッチングマスクとして用いたレジ
ストパターン12を除去し、IC基板を得る。
ル3aを形成することが可能である。その後、パッケー
ジ基板5の表面とIC基板の裏面をAuSnはんだ6を
用いて接着すると図7に示すような半導体装置を得るこ
とができる。
バイアホール3aの表層にNi膜9bを露出させた状態
で、AuSnはんだ6を用いてパッケージ基板5とを接
着させることが可能となるため、バイアホール3aの内
部にまでAuSnはんだ6が充填されず、はんだ上がり
がない、良好な形状の半導体装置を得ることが可能とな
る。
イアホール3aを作り込む開口部3を形成しているた
め、局部的にGaAs基板1の厚さが小さくならず、ク
ラックの発生を抑制できる。さらに占有面積の小さいバ
イアホール3aを形成することが可能であることは言う
までもない。
板1の膜厚が100μmのものを例として示したが、3
0μmの膜厚のGaAs基板を用いても同様に処理し、
良好な形状の、占有面積の小さなバイアホールを有する
半導体装置を得ることが可能である。
態3の半導体装置の要部断面図を図9に示す。図9にお
いて、11aは蒸着によって成膜したAu膜を示すもの
であり、このAu膜はGaAs基板1の裏面の平坦部分
に主に積層され、バイアホール3a内にはほとんど成膜
されていない。その他、図面に付した符号は、既に説明
のために用いた符号と同一符号は同一、若しくは相当部
分を示すものである。
態1に示した図6(a)の半導体装置の製造方法に従っ
て同様に処理し、バイアホール3aは、膜厚100μm
のGaAs基板1の裏面全面にメッキによってAu膜4
及びNi膜9bを(図6(a)においてはNi膜9aに
相当する。)それぞれ0.5μmの膜厚となるように積
層する。
板1の裏面全面に蒸着法によってAu膜11aを積層
し、GaAs基板1の裏面上にはAu膜4、Ni膜9
b、Au膜11aが積層された3層構造の膜が形成さ
れ、一方、裏面から穿たれた開口部3の内壁及び底面に
はAu膜4及びNi膜9bが積層された2層構造の膜が
形成された状態となる。
膜11aはGaAs基板1の裏面と開口部3の解放され
た端部の近傍にのみ薄く形成され、開口部3の内部には
Au膜11aは成膜されず、その領域においてはNi膜
9bが露出した状態のIC基板を得られる。その後、ダ
イボンドの際にAuSnはんだ6が開口部3内に充填さ
れることがなく、図9に示すように、はんだ上がりの恐
れのない、良好な形状の半導体装置を得ることが可能と
なる。
口部3を開口しているため、占有面積の小さいバイアホ
ール3aを形成することが可能であり、また局部的にG
aAs基板1の膜厚が小さくなる部分がないためクラッ
クの発生を抑制できることは言うまでもない。
板1の膜厚が100μmのものを例として示したが、3
0μmの膜厚のGaAs基板を用いても同様に処理し、
良好な形状の、占有面積の小さなバイアホールを有する
半導体装置を得ることが可能である。
〜3においては、バイアホール3aを作り込む開口部3
は高アスペクト比の円筒状のものであった。この実施の
形態4に示す半導体装置は、バイアホールは円筒状に形
成された開口部内に作り込むのではなく、GaAs基板
1の裏面近傍においては比較的開口径が大きく、GaA
s基板1の表面の近傍においては比較的開口径が小さ
い、開口径の大きさが少なくとも2段階に変化している
開口部に作り込むことを特徴としている。
置の要部断面図を図11に示す。この図11において、
バイアホール3aを作り込む膜厚100μmのGaAs
基板1に形成される開口部3の形状は、GaAs基板1
の裏面から50μm程度の深さまでは開口径100μm
(大径)の円筒状であり、この大径の開口部の底面位置
である50μmの深さからGaAs基板1の表面にかけ
ては開口径60μm(小径)の円筒状の、2段階の開口
径の開口部3から構成されている。
の開口径の開口部3の内壁及び底面とGaAs基板1の
裏面に均一な厚さに積層されたAu膜、9cはAu膜4
aの表面の開口部3の100μm程度の大径の開口部の
内壁及び底面、GaAs基板1の裏面のバイアホール3
aに含まれる領域(開口部3の外周の近傍の領域)に選
択的に成膜されたNi膜を示しており、その他、既に説
明のために用いた符号と同一符号は同一、若しくは相当
部分を示すものである。
3aを作り込む開口部3の開口径が60μmである領域
では、バイアホール3aを構成する物質はAu膜4aの
みであり、開口径が100μmである開口部3の内部と
GaAs基板1の裏面の開口部3の周辺(他の開口径と
同じ点を中心として描いた130μmの径の円内に含ま
れる範囲)では、バイアホール3aを構成する物質はA
u膜4aと、その表面に積層されたNi膜9cからなる
2層構造であることを特徴としている。
いて説明する。まず、図12(a)に示すように、IC
基板を構成するGaAs基板1の表面にTi薄膜とAu
膜を順次積層し、これらの膜を一辺が90μm程度の大
きさの電極パッド2の形状にパターニングする。さらに
電極パッド2が形成されたGaAs基板1の裏面に開口
径100μmの開口パターンを有するポジ型フォトレジ
ストからなるレジストパターン13を形成する。
トパターン13をエッチングマスクとしてGaAs基板
1に対してドライ異方性エッチングを行い、GaAs基
板1の裏面から50μm程度の深さ(GaAs基板1の
厚さの半分程度の深さ)まで掘り下げた形状の開口部3
を形成する。その後、図12(c)に示すように、レジ
ストパターン13を除去する。
ッド2及び開口部3の中央にあたる点を基準として開口
径が60μmである開口パターンを有するレジストパタ
ーン14をGaAs基板1の裏面に形成する。その後、
図12(e)に示すように、このレジストパターン14
をエッチングマスクとしてGaAs基板1に対してドラ
イ異方性エッチングを行い、開口径60μmの大きさの
円筒状の開口部を新たに穿ち、GaAs基板1を貫通す
る2段階の開口径を持つ開口部3を形成する。次に、図
12(f)に示すように、このエッチングマスクとして
用いたレジストパターン14はエッチング除去する。
s基板1の裏面にAu膜4aをメッキする。このAu膜
4aの膜厚は0.5μm程度となるように成長させる。
その後、図12(h)に示すように、GaAs基板1の
裏面に、開口部3を含む開口径130μmの領域に相当
する開口パターンを有するレジストパターン15を形成
する。このレジストパターン15の形成領域がバイアホ
ール3aとなる領域である。
なNiメッキ方法によってGaAs基板1の裏面にNi
膜9c成膜する。このNi膜9cは通常行われているN
iメッキによるものであり、電解メッキ方法を用いても
良い。またNi系合金無電解メッキによりNi膜9cを
得ることも可能であり、この場合においても既に説明し
たように、GaAs基板1の裏面のバイアホール3aに
相当しない領域をレジストパターン15でマスクしてい
ることから、開口径が60μm程度の小径の開口部内に
はNi膜9bのメッキがなされず、開口径が100μm
程度である大径の開口部内と、バイアホール3aに相当
する領域のGaAs基板1の裏面に選択的にNi膜9c
が形成された状態となる。
トパターン15を除去し、IC基板を得る。さらにダイ
ボンド工程を経ることで図11に示すような半導体装置
を得ることが可能である。
いては、バイアホール3aに相当する領域の開口部3の
うち、GaAs基板1の裏面に近い100μm以上の径
の部分に選択的にNi膜9cを成膜することができる。
従って、Ni膜9cの成膜後はGaAs基板1の裏面に
形成していたレジストパターン15を除去する工程を経
るだけでダイボンド工程に移ることが可能である。
実施の形態の場合と同様に、はんだ上がり現象、クラッ
クの発生を抑制することが可能であり、占有面積も、バ
イアホール3aの水平方向の寸法は最大で130μm、
また、開口部3の水平方向の最大開口径は100μmと
比較的小さな寸法とすることが可能となる。さらに、上
記の説明では開口部3の形状のうち、小径の開口部が主
に円筒状であるものについて示したが、その水平方向の
開口形状が完全な円ではなく楕円でも良く、また円柱状
のものとすることも可能である。
ホール3aを作り込む開口部3の小径の開口部の開口径
が60μmである例を示したが、25〜60μmの開口
径とすることでも、同様の効果を奏する半導体装置を形
成することが可能となる。下限値はGaAs基板1に対
する開口とAu膜4aの成膜が可能であり、バイアホー
ルとしての電気特性を良好に確保できる限界値である。
態5の発明について説明する。図13はこの発明の実施
の形態5による半導体装置の要部断面図であり、GaA
s基板1に設けられた開口部3の形状は実施の形態4に
示した開口部3の形状と同様であり、大径と小径の開口
部から構成されている。この実施の形態5による半導体
装置の特徴は、バイアホール3aを構成する導電膜にあ
り、GaAs基板1の裏面に成膜されるAu膜4bと、
このAu膜4bの表面に積層されるNi膜9dが、Ga
As基板1の裏面全面(開口部3の内壁を含む)に成膜
されていることであり、さらにバイアホール3a以外の
領域にはNi膜9cの表面にAu膜11bがさらに積層
されているという点である。
板1の膜厚が100μmのものを例として示したが、3
0μmの膜厚のGaAs基板を用いても同様に処理し、
良好な形状の、占有面積の小さなバイアホールを有する
半導体装置を得ることが可能である。
ず、実施の形態4の図12(a)〜(f)に従って、G
aAs基板1の裏面から50μm程度の深さまでの10
0μmの径の開口部3を形成する。その後、GaAs基
板1の表面まで達する60μmの径の開口部3を形成
し、GaAs基板1の裏面全面にAu膜4bをメッキす
る。さらに、実施の形態2の図8(a)〜(d)に相当
する製造方法に従い、Au膜4b上の全面に無電解Ni
合金膜メッキによりNi膜9d(Ni膜9dは、図8に
おいてはNi膜9bに相当する。)を成膜し、さらにG
aAs基板1の裏面全面にAu膜11b(Au膜11b
は、図8においてはAu膜11に相当する。)をメッキ
し、バイアホール3aとなる領域に成膜されたAu膜1
1bを選択的に除去することでIC基板を得、さらにダ
イボンドを行うことで図13に示すような半導体装置を
得ることが可能となる。
の際にバイアホール3aに相当する領域の表面にNi膜
9dを選択的に露出させることが可能であるため、ダイ
ボンドによるはんだ上がり現象を抑制でき、また、Ga
As基板1が局部的に薄膜化することを抑制できるた
め、良好な形状のバイアホール3aを得ることが可能と
なる。
イアホール3aを構成するNi膜9dの形成方法とし
て、GaAs基板1の裏面全面を無電解メッキすること
を示しているが、一般的なNiメッキ方法を用いてNi
膜9dを成膜することも可能である。一般的なNiメッ
キ方法によって得られるNi膜9dは開口径60μmの
小径の開口部の内壁及び底面には成膜されないが、大径
の開口部内には成膜される。よってダイボンドを行った
際もはんだ上がりのない良好な形状のバイアホールを得
ることが可能である。
説明する。図14はこの発明の実施の形態6による半導
体装置の要部断面図であり、図において4cはGaAs
基板1の裏面全面にメッキされたAu膜、9dはバイア
ホール3aを作り込むために開口された開口部のうち開
口径が60μm程度以上の大きさである領域に、Au膜
4c上にメッキされたNi膜をそれぞれ示しており、そ
の他、既に説明のために用いた符号と同一符号は同一、
若しくは相当部分を示すものである。
ール3aを作り込む開口部3は開口径の異なる段差のあ
る形状であり、開口部3はドライ異方性エッチングによ
って形成していたが、この実施の形態6による半導体装
置の開口部3は、ウェット等方性エッチングとドライ異
方性エッチングとの組み合わせによるものであり、Ga
As基板1の裏面から基板の膜厚の半分程度の深さまで
の位置に、大径(60μmよりも大きな開口径)の開口
部をウェット等方性エッチングにより形成し、この大径
の開口部の底面からGaAs基板1の表面にかけて形成
される小径(60μm以下の開口径)の開口部はドライ
異方性エッチングによって形成する。
方法について説明する。まず、図15(a)に示すよう
に、GaAs基板1の表面に電極パッド2をパターニン
グし、GaAs基板1の裏面の、電極パッド2の形成位
置の裏側に相当する部分に60μmの径の開口パターン
を有するレジストパターン16をパターニングする。
ストパターン16をエッチングマスクとしてGaAs基
板1に対してウェット等方性エッチングを行い、GaA
s基板1の膜厚の半分程度の位置までエッチングする。
このエッチング処理が等方性エッチングであるため、G
aAs基板1の裏面での開口部3の開口径は110μm
程度の大きさとなる。
ウェット等方性エッチングの処理時に用いたレジストパ
ターン16を再度エッチングマスクとして用い、ドライ
異方性エッチングを行い、GaAs基板1の膜厚の半分
程度の位置からGaAs基板1の表面に至る開口径60
μmの円筒状の開口部を形成し、GaAs基板1の表面
にパターニングした電極パッド2の裏面を露出させる。
1の裏面からGaAs基板1の半ばの厚さの位置までに
かけて徐々に開口径が小さくなり、さらにGaAs基板
1の表面までの位置においては開口径60μmの小径の
開口部が形成された状態となる。エッチングマスクとし
て用いたレジストパターン16は除去する。
As基板1の開口部3の内壁及び底面を含む裏面全面に
Au膜4cをメッキする。このAu膜4cの膜厚は0.
5μm程度の膜厚とする。
s基板1の裏面のバイアホール3aとなる領域以外の領
域にレジストパターン17をパターニングする。バイア
ホール3aとなる領域とは開口部3を含み、その径が1
50μm程度の大きさの領域である。その後、レジスト
パターン17をマスクとしてGaAs基板1の裏面にN
i膜(Ni系合金無電解膜)9eをメッキにより形成す
る。
の裏面全面をメッキしていないことから、バイアホール
3aに相当する部分をNiメッキ液に完全に浸した状態
で処理しても、ドライ異方性エッチングによって開口さ
れた小径の開口部3の内壁及び底面にはNi膜9eは成
膜されず、ウェット等方性エッチングによって開口され
た大径の開口部3の内壁及び底面、GaAs基板1の裏
面の開口部3の外周近傍の、バイアホール3aに相当す
る領域に選択的にNi膜9eが成膜された状態となる。
その後、マスクとして用いたレジストパターン17を除
去し、IC基板を得る。
出部分とパッケージ基板5をAuSnはんだ6を介して
接着し、図14に示すような半導体装置を得る。このよ
うに形成した半導体装置においては、バイアホール3a
の占有面積は150μmの径が占める範囲と、比較的小
さく、また開口部3の開口径が60μm以上の領域には
選択的にNi膜9eを成膜していることから、ダイボン
ドの際にAuSnはんだ6が開口部3の内部に充填され
ることがなく、はんだ上がりを抑制することが可能であ
る。
口部3は、開口部をウェット等方性エッチングのみによ
って形成されたものではなく、ドライ異方性エッチング
を組み合わせて形成したものであり、GaAs基板1の
表面近傍においては円筒状の開口部の形状となっている
ことから、GaAs基板1の膜厚が局部的に薄くなるこ
とがないため、クラックの発生を抑制することができ
る。
において、開口部3に用いるエッチングマスクであるレ
ジストパターン16はウェット等方性エッチング、及び
次工程のドライ異方性エッチングにも用いることがで
き、エッチング工程の度にエッチングマスクを形成しな
くても良いため、製造工程を簡略化することが可能であ
る。
ホール3aを作り込む開口部3の小径の開口部の開口径
が60μmである例を示したが、25μmから60μm
の開口径とすることでも、同様の効果を奏する半導体装
置を形成することが可能となる。下限値はGaAs基板
1に対する開口とAu膜4cの成膜が可能であり、バイ
アホールとしての電気特性を良好に確保できる限界値で
ある。
態7の半導体装置について説明する。図16はこの発明
の実施の形態7の半導体装置の要部断面図であり、この
図において、符号9fはGaAs基板1の開口部3の内
壁及び底面を含む裏面にメッキされた状態のNi膜、ま
た11cはGaAs基板1の裏面のバイアホール3a以
外の領域に積層されたNi膜をそれぞれ示している。そ
の他、既に説明のために用いた符号と同一符号は同一、
若しくは相当部分を示している。
GaAs基板1内に形成された開口部3の表面にAu膜
4cとメッキにより形成されたNi膜9fが積層された
2層構造であり、バイアホール3a以外の領域のGaA
s基板1の裏面には、Au膜4cとNi膜9fに加え、
Au膜11cが積層された3層構造となっている。
実施の形態2及び6を引用して説明する。まず、実施の
形態6の製造工程に従い、図15(a)〜(e)に示す
ように処理し、GaAs基板1の裏面からウェット等方
性エッチングとドライ異方性エッチングの組み合わせ
で、大径及び小径の開口径を持つ開口部3を形成し、そ
の開口部3の内壁及び底面を含むGaAs基板1の裏面
にAu膜4cを成膜する。
(d)に相当する処理を行い、GaAs基板1の裏面全
面に対してNi膜9fを成膜する(Ni膜9fは、図8
においてはNi膜9bに相当する。)。このとき、Ga
As基板1の裏面全面においてNi系無電解メッキ反応
が起こるため、開口径60μmのGaAs基板1の表面
近傍の開口部3内にもNi膜9fを均一な膜厚(0.5
μm程度)に成膜することが可能である。その後、Ga
As基板1の裏面に、0.5μm程度の膜厚のAu膜1
1c(Au膜11cは、図8においてはAu膜11に相
当する。)をメッキにより成膜する。
ール3a以外の領域をレジストパターン等のマスク材に
よってマスクし、これをエッチングマスクとしてバイア
ホール3aに相当する領域のAu膜11cを選択的にエ
ッチング除去する。さらにエッチングマスクを除去する
ことで図16に示すようなバイアホール3aを有する半
導体装置を得ることが可能となる。
の際にバイアホール3aに相当する領域の表面にNi膜
9fを選択的に露出させることが可能であるため、ダイ
ボンドによるはんだ上がり現象を抑制できる。さらに、
GaAs基板1が局部的に薄膜化することを抑制できる
ため、良好な形状のバイアホール3aを得ることが可能
となる。
イアホール3aを構成するNi膜9fの形成方法とし
て、GaAs基板1の裏面全面を無電解メッキすること
を示しているが、一般的なNiメッキ方法を用いてNi
膜9fを成膜することも可能である。一般的なNiメッ
キ方法によって得られるNi膜9fは開口径60μmの
小径の開口部の内壁及び底面には成膜されないが、大径
の開口部内には成膜される。よってダイボンドを行った
際もはんだ上がりのない良好な形状のバイアホールを得
ることが可能である。
いて記載する。この発明の請求項1の半導体装置は、G
aAs基板の裏面から表面にかけて形成された筒状の開
口部を含むバイアホールとなる領域に、Au膜を介して
選択的にNi系合金無電解メッキ膜を成膜することによ
り、このようなIC基板にダイボンドを行った際におい
ても良好な形状とすることが可能となる。またバイアホ
ールの占有面積を小さくすることができる。
は、GaAs基板の裏面(開口部の内壁及び底面を含
む)全面に第一のAu膜、Ni系合金無電解メッキ膜を
積層し、さらにバイアホール以外の領域には第二のAu
膜が形成された状態とすることで、バイアホールとなる
領域の表面に選択的にNi系合金無電解メッキ膜を露出
させることが可能であり、このようなIC基板にダイボ
ンドを行った際においても良好な形状とすることが可能
となる。またバイアホールの占有面積を小さくすること
ができる。
は、GaAs基板の裏面全面に積層されたNi膜上の、
バイアホール以外の領域に形成する第二のAu膜は、メ
ッキ法、若しくは蒸着法のいずれの方法によって成膜し
ても請求項2に対応する効果と同じ効果を奏するもので
ある。
は、段差を有する開口部内にバイアホールを形成するこ
とで、GaAs基板の裏面全面にAu膜を成膜後、この
裏面に、選択的に一般的なNiメッキを行うことでバイ
アホールとなる領域の大径の開口部の内壁及び底面にN
iメッキ膜を成膜でき、このようなIC基板にダイボン
ドを行った際においても良好な形状とすることが可能で
ある。また従来の技術にあるように、ウェット等方性エ
ッチングのみによって開口部を形成する場合よりもバイ
アホールの占有面積を小さくすることができる。
は、段差を有する開口部内にバイアホールを形成し、さ
らにGaAs基板の裏面(開口部の内壁及び底面を含
む)全面に第一のAu膜、Niメッキ膜を積層し、さら
にバイアホール以外の領域には第二のAu膜が形成され
た状態とすることで、バイアホールとなる領域の表面に
選択的にNiメッキ膜を露出させることが可能であり、
このようなIC基板にダイボンドを行った際においても
良好な形状とすることが可能となる。またバイアホール
の占有面積を小さくすることができる。
は、バイアホールを作り込む開口部のうち大径の開口部
はドライ異方性エッチングによっても、ウェット等方性
エッチングのいずれのエッチング方法によっても得るこ
とができ、請求項4、5にそれぞれ対応する効果と同一
の効果を得ることが可能である。
は、請求項1〜5において示したIC基板を鑞材を介し
てパッケージ基板に接着しても、良好な形状とすること
が可能となる。
は、請求項1、2において示したIC基板を構成するバ
イアホールを作り込む開口部のアスペクト比を1以上1
0/3以下とする場合において、この開口部の内壁及び
底面にGaAs基板の裏面全面に対してNi系合金無電
解メッキ膜を成膜することができ、IC基板に対してダ
イボンドを行った際においても良好な形状とすることが
可能となる。またバイアホールの占有面積を小さくする
ことができる。
は、請求項4、5において示したIC基板を構成するバ
イアホールを作り込む小径の開口部の開口寸法が25〜
60μmの場合においても、この開口部の内壁及び底面
にGaAs基板の裏面全面に対してNiメッキ膜を成膜
することができ、ダイボンドを行った際においても良好
な形状とすることが可能となる。また従来の技術にある
ように、ウェット等方性エッチングのみによって開口部
を形成する場合よりもバイアホールの占有面積を小さく
することができる。
の製造方法は、バイアホールを作り込むGaAs基板の
裏面に高アスペクト比の開口部内にNi系合金無電解メ
ッキ膜を成膜する際に、開口部の内壁及び底面を含むG
aAs基板の裏面全面に対してメッキ処理を行うこと
で、高アスペクト比の開口部の内壁及び底面にもNi系
合金無電解メッキ膜を成膜でき、得られるIC基板はダ
イボンドを行った際においても良好な形状とすることが
可能となる。またバイアホールの占有面積を小さくする
ことができる。
置の製造方法は、GaAs基板の裏面全面に成膜したN
i系合金無電解メッキ膜のうち、ビアホール以外の領域
にいする部分を除去する際に硫酸(96wt%)、硝酸
(70wt%)、純水の割合が1:1:3である硫硝酸を
用いてエッチングを行うか、若しくはイオンミリングに
よってエッチングを行うことで、良好なエッチングが可
能となる。
の製造方法は、GaAs基板の裏面(開口部の内壁及び
底面を含む)全面に第一のAu膜、Ni系合金無電解メ
ッキ膜、第二のAu膜を順次積層し、さらにバイアホー
ルとなる領域に位置する第二のAu膜を選択的に除去す
ることで、バイアホールとなる領域の表面に選択的にN
i系合金無電解メッキ膜を露出させる工程を含んでお
り、このようなIC基板にダイボンドを行った際におい
ても良好な形状とすることが可能となる。またバイアホ
ールの占有面積を小さくすることができる。
置の製造方法は、GaAs基板の裏面(開口部の内壁及
び底面を含む)全面に第一のAu膜、Ni系合金無電解
メッキ膜を順次積層し、さらに第二のAu膜を蒸着法に
より成膜することで、バイアホールとなる領域以外の領
域に選択的に第二のAu膜を成膜し、バイアホールとな
る領域に選択的にNi系合金無電解メッキ膜を露出させ
る工程を含んでおり、このようなIC基板にダイボンド
を行った際においても良好な形状とすることが可能とな
る。またバイアホールの占有面積を小さくすることがで
きる。
の製造方法は、GaAs基板の裏面から大径の開口部を
穿ち、さらにこの大径の開口部の底面からGaAs基板
の表面にかけて小径の開口部を穿つことで段差のある開
口部を形成し、GaAs基板の裏面全面にAu膜を成膜
後、バイアホールに相当する領域の大径の開口部の内壁
及び底面に選択的に、一般的なNiメッキ膜を成膜する
工程を含んでいる。このような半導体装置の製造方法に
よれば、このようなIC基板にダイボンドを行った際に
おいても良好な形状とすることが可能となる。また従来
の技術にあるように、ウェット等方性エッチングのみに
よって開口部を形成する場合よりもバイアホールの占有
面積を小さくすることができる。
置の製造方法は、GaAs基板の裏面から大径の開口部
を穿ち、さらにこの大径の開口部の底面からGaAs基
板の表面にかけて小径の開口部を穿つことで段差のある
開口部を形成し、GaAs基板の裏面全面に第一のAu
膜、Niメッキ膜を成膜後、選択的にバイアホールに相
当しない領域に第二のAu膜を成膜することで、バイア
ホールの、少なくとも大径の開口部内にはNiメッキ膜
が成膜された状態となり、このようなIC基板にダイボ
ンドを行った際においても良好な形状とすることが可能
となる。また従来の技術にあるように、ウェット等方性
エッチングのみによって開口部を形成する場合よりもバ
イアホールの占有面積を小さくすることができる。
の製造方法は、請求項14、15の製造過程において、
第一の開口部の形成はドライ異方性エッチングによるも
のでも、ウェット等方性エッチングによるものでも良
く、いずれの場合においても、得られるIC基板にダイ
ボンドを行った際においても良好な形状とすることが可
能となる。また従来の技術にあるように、ウェット等方
性エッチングのみによって開口部を形成する場合よりも
バイアホールの占有面積を小さくすることができる。
置の製造方法は、請求項16記載の半導体装置の製造方
法で、第一の開口部の開口をウェット等方性エッチング
によって行った場合は、その後の第二の開口部の開口も
同じエッチングマスクを用いることが可能であり、製造
工程の簡略化が可能となる。
の製造方法は、請求項10、12〜15の記載の半導体
装置の製造方法に加え、パッケージ基板と得られるIC
基板との接着を鑞材によって行う工程を含んでおり、こ
のようなダイボンドを行った際においても良好な形状と
することが可能となる。
ントを用いることによって、Ni系合金無電解メッキ膜
のエッチングを良好に行うことが可能となる。
な図である。
な図である。
な図である。
な図である。
図である。
である。
図である。
である。
図である。
図である。
す図である。
図である。
す図である。
す図である。
図である。
す図である。
c.Au膜 5.パッケージ基板 6.AuSnはんだ 7.はんだ上がり 8、10、12、13、14、15、16、17.レジ
ストパターン 9、9a、9b、9c、9d、9e、9f.Ni膜
装置は、半導体基板、上記半導体基板の表面に形成され
た電極パッド、上記半導体基板の裏面から穿たれた大径
の第一の開口部と、上記第一の開口部の底面から上記表
面にかけて穿たれた小径の筒状である第二の開口部から
構成される開口部の内壁及び底面を含む上記半導体基板
の裏面に順次積層された第一のAu膜とNiメッキ膜、
上記Niメッキ膜上の、上記開口部を含むバイアホール
となる領域以外の領域に成膜された第二のAu膜を含
み、上記Niメッキ膜はNi系合金無電解メッキ膜であ
るものである。
体装置の製造方法は、半導体基板の表面に電極パッドを
形成する工程、上記半導体基板の裏面からエッチング
し、大径の開口寸法の第一の開口部を形成する工程、上
記第一開口部の底面から上記半導体基板の表面にかけて
ドライ異方性エッチングを行い、小径の開口寸法の第二
の開口部を形成し、上記第一、第二の開口部によって構
成される開口部を得る工程、上記開口部の内壁及び底面
を含む上記半導体基板の裏面全面にメッキにより第一の
Au膜を成膜する工程、上記第一のAu膜上にNi膜を
メッキする工程、上記開口部を含むバイアホールとなる
領域以外の上記Ni膜上に第二のAu膜を選択的に形成
し、上記バイアホールに相当する領域の少なくとも上記
第一の開口部の内壁及び底面に相当する領域の上記Ni
膜を選択的に露出させる工程を含み、上記Ni膜はNi
系合金無電解メッキ膜であるものである。
態5の発明について説明する。図13はこの発明の実施
の形態5による半導体装置の要部断面図であり、GaA
s基板1に設けられた開口部3の形状は実施の形態4に
示した開口部3の形状と同様であり、大径と小径の開口
部から構成されている。この実施の形態5による半導体
装置の特徴は、バイアホール3aを構成する導電膜にあ
り、GaAs基板1の裏面に成膜されるAu膜4bと、
このAu膜4bの表面に積層されるNi膜(Ni系合金
無電解メッキ膜)9dが、GaAs基板1の裏面全面
(開口部3の内壁を含む)に成膜されていることであ
り、さらにバイアホール3a以外の領域にはNi膜9d
の表面にAu膜11bがさらに積層されているという点
である。
態7の半導体装置について説明する。図16はこの発明
の実施の形態7の半導体装置の要部断面図であり、この
図において、符号9fはGaAs基板1の開口部3の内
壁及び底面を含む裏面にメッキされた状態のNi膜(N
i系合金無電解メッキ膜)、また11cはGaAs基板
1の裏面のバイアホール3a以外の領域に積層されたA
u膜をそれぞれ示している。その他、既に説明のために
用いた符号と同一符号は同一、若しくは相当部分を示し
ている。
Claims (19)
- 【請求項1】 半導体基板、上記半導体基板の表面に形
成された電極パッド、上記半導体基板の裏面から上記表
面にかけて穿たれた筒状の開口部の内壁及び底面を含む
上記半導体基板の裏面全面に成膜されたAu膜、上記A
u膜上の、上記開口部を含むバイアホールとなる領域に
成膜されたNi系合金無電解メッキ膜を含む半導体装
置。 - 【請求項2】 半導体基板、上記半導体基板の表面に形
成された電極パッド、上記半導体基板の裏面から表面に
かけて穿たれた筒状の開口部の内壁及び底面を含む上記
半導体基板の裏面全面に順次積層された第一のAu膜と
Ni系合金無電解メッキ膜、上記Ni系合金無電解メッ
キ膜上の、上記開口部を含むバイアホールとなる領域以
外の領域に成膜された第二のAu膜を含む半導体装置。 - 【請求項3】 第二のAu膜はメッキ法若しくは蒸着法
によって成膜された膜であることを特徴とする請求項2
記載の半導体装置。 - 【請求項4】 半導体基板、上記半導体基板の表面に形
成された電極パッド、上記半導体基板の裏面から穿たれ
た大径の第一の開口部と、上記第一の開口部の底面から
上記表面にかけて穿たれた小径の筒状である第二の開口
部から構成される、段差を有する開口部の内壁及び底面
含む上記半導体基板の裏面に成膜されたAu膜、上記開
口部を含むバイアホールとなる領域のうち、上記第二の
開口部以外の領域の上記Au膜上に成膜されたNiメッ
キ膜を含む半導体装置。 - 【請求項5】 半導体基板、上記半導体基板の表面に形
成された電極パッド、上記半導体基板の裏面から穿たれ
た大径の第一の開口部と、上記第一の開口部の底面から
上記表面にかけて穿たれた小径の筒状である第二の開口
部から構成される開口部の内壁及び底面含む上記半導体
基板の裏面に順次積層された第一のAu膜とNiメッキ
膜、上記Niメッキ膜上の、上記開口部を含むバイアホ
ールとなる領域以外の領域に成膜された第二のAu膜を
含む半導体装置。 - 【請求項6】 大径の第一の開口部は、ドライ異方性エ
ッチングによって形成された筒状の開口部、若しくはウ
ェット等方性エッチングによって形成され、半導体基板
の裏面の開口径が上記大径に相当する大きさであり、上
記半導体基板の深さに依存して上記開口径が減少する開
口部であることを特徴とする請求項4又は5記載の半導
体装置。 - 【請求項7】 Au膜、若しくは第二のAu膜の表面に
鑞材を介して接着されたパッケージ基板を含み、上記A
u膜、若しくは上記第二のAu膜のうち、バイアホール
となる領域以外の領域に位置する上記Au膜若しくは上
記第二のAu膜と上記パッケージ基板とが上記鑞材を介
して接着されることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
か一項記載の半導体装置。 - 【請求項8】 開口部のアスペクト比は1以上10/3
以下であることを特徴とする請求項1、2のいずれか一
項記載の半導体装置。 - 【請求項9】 第二の開口部は、開口径が25μm以上
60μm以下であることを特徴とする請求項4、5のい
ずれか一項記載の半導体装置。 - 【請求項10】 半導体基板の表面に電極パッドを形成
する工程、上記半導体基板の裏面から上記表面にかけて
ドライ異方性エッチングによって筒状の開口部を形成す
る工程、上記開口部の内壁及び底面を含む上記裏面の全
面にメッキによりAu膜を成膜する工程、上記Au膜上
に、上記裏面の全面にメッキによりNi系合金無電解メ
ッキ膜を成膜する工程、上記開口部を含むバイアホール
となる領域を覆うマスクを形成する工程、上記マスクを
エッチングマスクとして上記Ni系合金無電解メッキ膜
をエッチングし、上記バイアホールに相当する領域のみ
に選択的に上記Ni系合金無電解メッキ膜を残す工程、
上記マスクを除去する工程を含むことを特徴とする半導
体装置の製造方法。 - 【請求項11】 Ni系合金無電解メッキ膜をエッチン
グする際に、エッチャントとして、硫酸(96wt%)、
硝酸(70wt%)、純水の割合が1:1:3である硫硝
酸を用いてエッチングを行うか、若しくはイオンミリン
グによってエッチングを行うことを特徴とする請求項1
0記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項12】 半導体基板の表面に電極パッドを形成
する工程、上記半導体基板の裏面から上記表面にかけて
ドライ異方性エッチングによって筒状の開口部を形成す
る工程、上記開口部の内壁及び底面を含む上記裏面の全
面にメッキにより第一のAu膜を成膜する工程、上記第
一のAu膜上に、上記裏面の全面にメッキによりNi系
合金無電解メッキ膜を成膜する工程、上記裏面の全面に
メッキにより第二のAu膜を成膜する工程、上記開口部
を含むバイアホールとなる領域以外の領域にマスクを形
成する工程、上記マスクをエッチングマスクとして上記
第二のAu膜をエッチングし、上記バイアホールに相当
する領域の上記Ni系合金無電解メッキ膜を選択的に露
出させる工程、上記マスクを除去する工程を含むことを
特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項13】 半導体基板の表面に電極パッドを形成
する工程、上記半導体基板の裏面から上記表面にかけて
ドライ異方性エッチングによって筒状の開口部を形成す
る工程、上記開口部の内壁及び底面を含む上記裏面の全
面にメッキにより第一のAu膜を成膜する工程、上記第
一のAu膜上に、上記裏面の全面にメッキによりNi系
合金無電解メッキ膜を成膜する工程、上記Ni系合金無
電解メッキ膜の表面の上記開口部以外の領域に蒸着によ
り第二のAu膜を成膜し、バイアホールとなる上記開口
部の表面には上記Ni系合金無電解メッキ膜を選択的に
露出させる工程を含むことを特徴とする半導体装置の製
造方法。 - 【請求項14】 半導体基板の表面に電極パッドを形成
する工程、上記半導体基板の裏面からエッチングし、大
径の開口寸法の第一の開口部を形成する工程、上記第一
開口部の底面から上記半導体基板の表面にかけてドライ
異方性エッチングを行い、小径の開口寸法の第二の開口
部を形成し、上記第一、第二の開口部によって構成され
る開口部を得る工程、上記開口部の内壁及び底面を含む
上記半導体基板の裏面全面にメッキによりAu膜を成膜
する工程、上記開口部を含むバイアホールとなる領域以
外の上記半導体基板の裏面にマスクを形成する工程、上
記半導体基板の裏面にNiをメッキし、上記第一の開口
部の内壁及び底面に付着するNi膜を得る工程、上記マ
スクを除去する工程を含むことを特徴とする半導体装置
の製造方法。 - 【請求項15】 半導体基板の表面に電極パッドを形成
する工程、上記半導体基板の裏面からエッチングし、大
径の開口寸法の第一の開口部を形成する工程、上記第一
開口部の底面から上記半導体基板の表面にかけてドライ
異方性エッチングを行い、小径の開口寸法の第二の開口
部を形成し、上記第一、第二の開口部によって構成され
る開口部を得る工程、上記開口部の内壁及び底面を含む
上記半導体基板の裏面全面にメッキにより第一のAu膜
を成膜する工程、上記第一のAu膜上にNi膜をメッキ
する工程、上記開口部を含むバイアホールとなる領域以
外の上記Ni膜上に第二のAu膜を選択的に形成し、上
記バイアホールに相当する領域の少なくとも上記第一の
開口部の内壁及び底面に相当する領域の上記Ni膜を選
択的に露出させる工程を含むことを特徴とする半導体装
置の製造方法。 - 【請求項16】 第一の開口部はウェット等方性エッチ
ング若しくはドライ異方性エッチングにより穿つことを
特徴とする請求項14、15のいずれか一項記載の半導
体装置の製造方法。 - 【請求項17】 第一の開口部がウェット等方性エッチ
ングにより穿たれる場合、上記第一の開口部の形成に用
いるエッチングマスクと、第二の開口部の形成に用いる
エッチングマスクは同一のマスクであり、上記エッチン
グマスクは、上記第二の開口部の開口寸法に相当する開
口パターンを有することを特徴とする請求項16記載の
半導体装置の製造方法。 - 【請求項18】 半導体基板の裏面に露出した状態のA
u膜若しくは第二のAu膜と、パッケージ基板の表面
を、鑞材であるAuSnはんだにより接着する工程を含
むことを特徴とする請求項10、12〜15のいずれか
一項記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項19】 硫酸(96wt%)、硝酸(70wt
%)、純水の割合が1:1:3である硫硝酸からなるN
i系合金のエッチャント。
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| JP10752897A JP3724110B2 (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | 半導体装置の製造方法 |
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