JPH10316382A - 産業車両のフレーム構造 - Google Patents

産業車両のフレーム構造

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JPH10316382A
JPH10316382A JP12994297A JP12994297A JPH10316382A JP H10316382 A JPH10316382 A JP H10316382A JP 12994297 A JP12994297 A JP 12994297A JP 12994297 A JP12994297 A JP 12994297A JP H10316382 A JPH10316382 A JP H10316382A
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JP
Japan
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mast
stopper plate
reference surface
outer mast
body frame
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JP12994297A
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English (en)
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Katsuo Kajino
勝夫 梶野
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッドガードの支柱を兼ねる荷役装置のアウ
ターマストが傾動しないように車体フレームの前端部等
に固定的に取り付けられる産業車両において、マストを
車体フレームに正確に位置決めして容易に固定可能とす
る。 【解決手段】 左右一対のアウターマスト14のそれぞ
れの側面に、ストッパプレート23が予め溶接等の方法
で取り付けられており、その基準面(例.底辺)をシャ
シーフレーム5側の基準面5a上に隙間なく当接させて
載せると、アウターマスト14の傾斜角や位置が自動的
に決まる。その状態で溶接を行うことによって、アウタ
ーマスト14は容易にシャシーフレーム5と一体化され
る。なお、ストッパプレート23に他の機能を併せて持
たせてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷役装置の一部で
あるマスト(アウターマスト)が傾動することなく車体
フレームに固定されている型の産業車両において、マス
トを車体フレームに対して正確に、且つ容易に位置決め
して固定することができるように改良された産業車両の
フレーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、荷役装置を備えているフォーク
リフトのような産業車両においては、荷役装置の一部と
してフォークを上下方向に移動させるためのガイドレー
ルとなるマスト(アウターマスト)が、車体フレームの
前端部又は後端部から上方に向かって延びるように、且
つ車体フレームに対して傾動可能に設けられていると共
に、落下物等から運転者を保護する目的で、運転席の上
部を覆うヘッドガードの支柱となるフロントピラー或い
はリヤピラーが、やはり車体フレームの前端部又は後端
部から上方に起立して設けられている。この場合、マス
トとフロントピラー或いはリヤピラーがいずれも強度部
材であって、しかも互いに近接して配置されるものであ
っても、それらは全く目的を異にする部材であるため、
それぞれ独立のものとして別に設けられるのが普通であ
る。
【0003】これに対して、本出願人は、先に出願した
特願平9−21415号の発明において、荷役装置のレ
ールとしてのアウターマストを車体フレームの前端部に
対して傾動しないように固定して取り付けることによ
り、その近傍に設けられる筈の支柱としてのフロントピ
ラーを省略し、荷役装置の一部であるアウターマストに
保護装置としてのフロントピラーの機能をも併せて持た
せて、構造を著しく簡略化することにより、軽量化と低
コスト化、車体フレームの強度の向上等を図ることを提
案した。その構造を図4及び図5によって説明する。
【0004】先願発明の一つの実施形態であるフォーク
リフト1が図4に示されている。フォークリフト1にお
いては、フォーク2を上下方向に移動させるために図示
しないインナーマストのガイドレールとなるように、垂
直に起立する左右一対のアウターマスト3の下端部が、
車体フレーム4の下方の部分であるシャシーフレーム5
の前端部付近に溶接によって固定されている。また、運
転席6を覆うヘッドガード7の一部となる天井部8は、
その前端部の各隅部においてアウターマスト3の上端に
取り付けられて支持される。それによって、アウターマ
スト3がヘッドガード7の天井部8とリヤピラー9と共
に車体フレーム4の一部を構成することになるので、車
体フレーム4の強度が従来のものよりも著しく高くな
る。なお、各図中、10はシャシーフレーム5の前部を
支持する前輪を、11は同じく後部を支持する後輪を、
12はシャシーフレーム5の後端部に取り付けられたカ
ウンターウエイトを示している。
【0005】また、図5には先願の発明の第2の実施形
態としてのフォークリフト13が示されているが、この
フォークリフト13が図4に示す前述のフォークリフト
1と異なる点は、アウターマスト14が後傾して固定さ
れていることで、その下端部が初めから90°よりも大
きい一定の後傾角度Fをもってシャシーフレーム5にの
前端部に取り付けられている。その結果、積み荷を載せ
たフォーク2をアウターマスト14に沿って持ち上げた
ときは、積み荷を含む車両全体の重心が後方へ移動する
ので、走行安定性が図4のフォークリフト1よりも高く
なり、許容荷重も若干大きくなるという利点がある。し
かし、それ以外の構成や作用効果においてはフォークリ
フト13はフォークリフト1と実質的に同じであるか
ら、図5においては図4と対応する部分に同じ参照符号
を付している。
【0006】先願発明による産業車両、即ちフォークリ
フト1又はフォークリフト13は、それぞれ前述のよう
な構成を有するから、本来はアウターマスト3又は14
と近接して配置しなければならないヘッドガード7のフ
ロントピラーが、アウターマスト3又は14をヘッドガ
ード7の一部としても使用することによって省略された
結果、アウターマストの他にフロントピラーを別に設け
ている従来のフォークリフトに比べて、フォークリフト
1又は13においてはフレーム構造が著しく簡素化され
て、車体フレーム4の前端部付近から起立している支柱
の数が半減して運転者の前方視界が広くなり、設計が容
易になるとか、コストの低減や軽量化が実現されるだけ
でなく、車体フレーム4の強度が従来一般のものに比べ
て高くなるというような利点を生じる。
【0007】その場合、従来は前後に傾動可能とするの
が普通であったアウターマスト3又は14が車体フレー
ム4に固定される結果、アウターマスト3又は14の傾
斜角度が一定となるので、走行の際等にフォーク2上の
積み荷を安定化させるためにフォーク2を後傾させる必
要があるときは、従来からリーチフォークリフト等にお
いて行われていたように、アウターマスト3又は14の
内部で上下方向に移動する図示しないインナーマスト
と、フォーク2との間に介在するやはり図示しないリフ
トブラケットの部分に小型の油圧シリンダ等からなる傾
動機構を組み込むことによって、任意の時期にフォーク
2に任意の角度の傾斜位置を取らせることができる。従
って、必要があればフォーク2と共に積み荷を後傾させ
得るという点でも、フロントピラーと傾動可能なアウタ
ーマストを併せて設けている従来のフォークリフトに比
べて、実質的に何ら遜色はない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この先願の発明による
図4や図5に示すような産業車両は、前述のような数々
の利点を有する反面、アウターマスト3又は14をシャ
シーフレーム5に溶接その他の方法で永久的に固定する
ものであるため、製造にあたっては、アウターマスト3
又は14の上端部をクレーン等で掴んで吊り上げて、そ
の下端部をシャシーフレーム5の前端部(又は後端部)
に当接させた状態で、図4や図5に示す各部分の寸法や
角度が所定の値になるようにアウターマスト3又は14
の姿勢を調整し、その状態を維持しながら溶接を行う必
要がある。
【0009】なお、図中、Aは前輪10の軸心と直立し
ているアウターマスト3の下端の前面との距離、Bは前
輪10の軸心とアウターマスト3の下端の下面との距
離、Cはアウターマスト3の直角度、Dは前輪10の軸
心と後傾したアウターマスト14の下端の前面との距
離、Eは前輪10の軸心とアウターマスト14の下端の
下面との距離、Fは後傾しているアウターマスト14の
傾斜角をそれぞれ示している。
【0010】これらA〜C或いはD〜Fの値を正確に所
定値に合致させるためには、クレーン等で吊り上げられ
たアウターマスト3又は14を、図示しない治工具を用
いてシャシーフレーム5に対して所定の角度や位置に保
持しながら溶接を行う必要があるので、この作業には専
用の治工具が必須のものとなる。また、アウターマスト
3又は14は長尺で重量も大きいものであるために、溶
接を行う前にアウターマスト3又は14とシャシーフレ
ーム5を治工具に取り付けたり、溶接が終わった後に治
工具から取り外すための時間を要する。また、治工具を
使用することによって溶接の作業性が多少悪くなるとい
う面もあるので、治工具の製作に要するコストや、溶接
を行う際に要する時間的、或いは労力的なコストという
点に関する限り、先願発明によるフォークリフト1又は
13は、対応する工程を必要としない従来のフォークリ
フトよりも見かけ上はコストが嵩むことになる。従っ
て、先願発明の重要な目的の一つであるコスト低減効果
がその分だけ減少する。
【0011】言うまでもなく、もし、アウターマスト3
又は14のシャシーフレーム5に対する取り付け方向や
位置について高い精度が得られないと、左右一対のアウ
ターマスト3又は14の平行性が失われるので、その内
部を摺動するインナーマストの移動が円滑に行われなく
なるし、左右一対のアウターマスト3又は14の上端が
ヘッドガード7の天井部8の対応する隅部と整合しなく
なるので、ヘッドガード7の外形がいびつになるという
ような問題を生じる恐れがある。
【0012】従って、本発明は、先願の発明における前
述のような問題に対処して、きわめて簡単な手段によっ
て正確に車体フレームに対するマストの位置決めを行う
ことにより、先願の発明による産業車両の独特の構造に
付随する製造工程におけるコストの上昇を抑えて、先願
発明の重要な目的の一つであるコスト低減効果が多少と
も損なわれるのを防止することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するための手段として、特許請求の範囲の各請求項
に記載された産業車両のフレーム構造を提供する。
【0014】より具体的に、本発明の産業車両のフレー
ム構造においては、車体フレームの端部から起立するよ
うに、ヘッドガードの支柱を兼ねると共に荷役装置のガ
イドレールとなる左右一対のマストが傾動しないように
固定的に取り付けられる産業車両において、マストが車
体フレームの端部に取り付けられる前に、予めマストに
ストッパプレートとなる部材が取り付けられ、ストッパ
プレートには基準面が形成されていると共に、基準面と
協働する相手方の基準面が車体フレーム側に形成され
る。例えば、ストッパプレートの底辺に基準面を形成す
ると共に、相手方の基準面を車体フレームの下部となる
シャシーフレームの端部の上面に形成すれば好都合であ
る。
【0015】更に、ストッパプレートを、車両の製造時
においてマストを正確に位置決めして固定するための基
準面を提供するものとしてマストに取り付けるだけでな
く、通常時における他の目的、例えば何かの部分を車両
に取り付けるための支持或いは取付部材としてのブラケ
ットや強度部材等として活用することもできる。
【0016】マストに取り付けるストッパプレートの基
準面は、マストの長手方向に対して垂直となるように形
成するか、或いはマストの長手方向に対して鋭角をなす
ように形成することができる。
【0017】
【作用】本発明の産業車両のフレーム構造においては、
車体フレームの端部から起立しているヘッドガードの支
柱を兼ねる左右一対のマストを、傾動しないように車体
フレームの端部に固定的に取り付けるから、ヘッドガー
ドの支柱を省略して、固定されたマストにその役目を負
わせることができ、それによって部材の数を減らして重
量やコストを低減し、車体フレームの強度を向上させる
ことができるだけでなく、それらのマストには基準面が
形成されたストッパプレートが予め取り付けられている
ので、その基準面を、それと協働する車体フレーム側に
形成された基準面に隙間なく当接させることにより、自
動的にマストの取付位置や姿勢が所定の形に決まる。従
って、その状態を維持しながら溶接を行う等の方法でマ
ストを車体フレームに固定すれば、容易に、且つ正確に
車体フレームに対するマストの取り付けが完了する。
【0018】この場合、例えば、ストッパプレートの底
辺に基準面を形成すると共に、相手方の基準面を車体フ
レームの一部であるシャシーフレームの端部の上面に形
成すれば、ストッパプレートの基準面をシャシーフレー
ム側の基準面上に隙間なく当接するように載せて、マス
トの重量をストッパプレートによって車体フレーム上に
支持しながら、例えば溶接によってマストを固定すれ
ば、一層容易に位置決めと固定を行うことができる。
【0019】更に、ストッパプレートが、車両の製造時
に役立つだけでなく、通常時における他の目的、例えば
何かの部分を車両に取り付けるためのブラケットや、強
度部材として使用することができるようにすれば、スト
ッパプレートを常時効果的に活用することができ、車両
の製造完了後は無用のものとなることがない。
【0020】マストに取り付けるストッパプレートの基
準面を、マストの長手方向に対して垂直となるように形
成すると、マストを車体フレームに取り付けたときに、
マストがシャシーフレーム或いは地面に対して自動的に
垂直となるように、マストが容易に位置決めされる。こ
れに対して、ストッパプレート側の基準面をマストの長
手方向に対して鋭角をなすように形成すると、マストを
車体フレームに取り付けたときに、マストがシャシーフ
レーム或いは地面に対して所定の角度Fだけ後傾するよ
うに、自動的にマストの傾斜角度が決まる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態としてのフ
ォークリフト15を図1に示す。本発明の第1実施形態
は、図4に示すと共に先に説明した先願の発明における
第1の実施形態を改良したものであって、それらのフォ
ークリフト1及び15において相互に対応している構造
の各部分は同じものであってよいから、図1においては
図4に示した参照符号と同じ符号をそのまま使用してい
る。即ち、2はフォーク、3はアウターマスト、4は車
体フレーム、5はシャシーフレーム、6は運転席、7は
ヘッドガード、8はその天井部、9はリヤピラー、10
は前輪、11は後輪、12はカウンターウエイトをそれ
ぞれ示している。
【0022】そして、図1に示す本発明の第1実施形態
においては、図4に示す先願の発明の第1の実施形態と
同様に、ヘッドガード7のフロントピラーを兼ねるアウ
ターマスト3は、下端部においてシャシーフレーム5の
前端部に対して溶接によって固定されており、そのアウ
ターマスト3はシャシーフレーム5或いは地面に対して
垂直に直立している。
【0023】図1に示す本発明の第1実施形態の特徴
は、図3の(a)及び(c)にも詳細に示したように、
アウターマスト3をシャシーフレーム5に溶接する前
に、部材としてのアウターマスト3の外側面の所定の位
置に、或いは、左右一対のアウターマスト3を複数個の
マストタイビーム17,18,19によって結合してア
ウターマストのアッセンブリ20を形成した状態におい
て、左右のアウターマスト3の外側面の所定の位置に、
厚肉の金属板のような材料からなる長方形のブロック
を、ストッパプレート16として予め溶接や接着、或い
は螺着等の方法で取り付けていることである。
【0024】ストッパプレート16の平面形状は長方形
のほか正方形や三角形など任意の形とすることができる
が、ストッパプレート16の基準面となる底辺16aは
直線状の平面であって、それを相手方の基準面となるシ
ャシーフレーム5の前端部分の上面5aに隙間なく当接
させたときに、図4に示す所定の寸法Bと、直角である
角度Cが自動的に形成されるように、ストッパプレート
16を各アウターマスト3の外側面の所定の位置に予め
取り付けてある。
【0025】アウターマスト3の外側面の所定の位置に
予めストッパプレート16を取り付ける作業は、部材と
してのアウターマスト3、或いはアウターマストのアッ
センブリ20を横に寝かせた状態で、アウターマスト3
の外側面となる面上に小さなストッパプレート16を載
せて摺動させながら採寸を行って、所定の位置で溶接等
を行えばよいので、特に熟練者による高度の技術や大き
な労力等を要することもなく、きわめて容易に、且つ高
精度にストッパプレート16をアウターマスト3の外側
面上に取り付けることができる。
【0026】このように、アウターマスト3の外側面の
所定の位置に予めストッパプレート16を取り付けてお
くことにより、アウターマストのアッセンブリ20の上
端をクレーン等によって吊り上げて、フォークリフト1
5のシャシーフレーム5上に降ろし、各ストッパプレー
ト16の底辺の基準面16aを、シャシーフレーム5側
の基準面5aに対して隙間なく当接させると共に、寸法
Aだけを棒状の物差しや簡単な治具等によって所定値に
合わせれば、寸法Bと角度C(直角)が自動的に所定値
となる。そして、シャシーフレーム5の基準面5a上に
ストッパプレート16の基準面16aが載ることによっ
て、アウターマスト3が安定に支持されている状態で、
アウターマスト3の下端部をシャシーフレーム5に溶接
すれば、両者が自動的に正確な位置関係を保って相手に
対して固定される。なお、図示例ではシャシーフレーム
5の基準面5aにフェンダー21の前端部も取り付けら
れていて、フェンダー21はそこから後方へ延びてい
る。
【0027】次に、図2と図3の(b)は、本発明の第
2実施形態としてのフォークリフト22を示すものであ
る。図5に示す先願の発明の第2の実施形態と同様に、
第2実施形態のフォークリフト22におけるアウターマ
スト14は後傾していて、シャシーフレーム5或いは地
面に対する角度Fが90°以上となっている。それ以外
の点では、フォークリフト22は実質的に第1実施形態
のフォークリフト15と同様な構成を有する。
【0028】アウターマスト14を所定の角度Fまで後
傾させた状態で自動的に位置決めするために、第2実施
形態においては、アウターマスト14の外側面の所定の
位置に、予め図3の(b)に示したような梯形形状のス
トッパプレート23が取り付けられている。ストッパプ
レート23の底辺である基準面23aはアウターマスト
14の長手方向と直交する直線に対して任意の鋭角であ
る角度θだけ傾斜しているので、その基準面23aをシ
ャシーフレーム5の前端部の上面の基準面5aに対して
隙間なく当接させると、アウターマスト14が自動的に
所定の角度Fまで後傾することになる。後傾角度Fを変
更する必要がある場合は、左右一対のアウターマスト1
4のストッパプレート23を角度θの異なるものと交換
するだけでよい。
【0029】第2実施形態の場合も、図2に示す寸法
D、即ち、アウターマスト14の下端の前端部と前輪1
0の軸心との距離だけを、例えば物差しや簡単な治具等
によって設定すれば、後はストッパプレート23の作用
によって、シャシーフレーム5に対するアウターマスト
14の位置が正確に定まるので、アウターマスト14の
重量をシャシーフレーム5の基準面5a上に載っている
ストッパプレート23によって支持させている状態で、
アウターマスト14の下端部をシャシーフレーム5の前
端部に溶接して固定すれば、アウターマスト14とシャ
シーフレーム5の取り付けが簡単に終了する。
【0030】以上の各例では、ストッパプレート16の
基準面16aやストッパプレート23の基準面23a
を、それぞれのストッパプレートの底辺として形成し、
それらと係合する相手方の基準面をシャシーフレーム5
の前端部の上面に形成したが、本発明はそのような実施
形態に限らず、アウターマスト3又は14側に取り付け
られたストッパプレートの上辺を基準面とすると共に、
それに対してシャシーフレーム5側の何らかの部分の下
面を基準面として、アウターマスト3又は14を持ち上
げるようにして、それらの基準面を隙間なく当接させな
がら溶接を行う場合でも概ね同様な効果が得られる。
【0031】また、以上の各例ではいずれも、基準面1
6a或いは23aを形成されたストッパプレート16或
いは23を予めアウターマスト3又は14に取り付ける
ことによって、寸法合わせを行うと共に、溶接を行う際
にストッパプレート16或いは23にアウターマスト3
又は14の重量を支持させるか、或いはストッパプレー
ト16或いは23を一方向にシャシーフレーム5に押し
つけるという作用をさせているが、それだけではストッ
パプレート16或いは23が車両の製造完了後は何の働
きもしないことになるので、ストッパプレート16或い
は23にそのような製造時の機能以外の通常時の機能を
併せて持たせるとか、既存の何らかの構造部分にストッ
パプレート16或いは23と同様な基準面を形成するこ
とにより専用のストッパプレートを設ける必要をなくし
て、それらの基準面形成部材を作用効果上、更に有益な
ものとすることもできる。
【0032】その例の1つを本発明の第3実施形態とし
て図6に示している。この例はアウターマスト3の外側
面の所定の位置に溶接等によって予め取り付けられたL
形の金具24の底辺24aを、アウターマスト3側の基
準面として、例えば図1に示すシャシーフレーム5の基
準面5aに係合させるもので、L形の金具24の横方向
に曲げた自由端には、例えば照明用のランプ25等を取
り付けて、L形の金具24をストッパプレートを兼ねた
ランプブラケットとして製造完了後も有効に利用する。
【0033】また、図7に示した他の例は、本発明の第
4実施形態を示すもので、この例においては、図3の
(a)や(c)にも示されているようなマストタイビー
ム18をストッパプレートとして利用して、その底辺1
8aをアウターマスト3側の基準面として使用してい
る。マストタイビーム18の両端は本来アウターマスト
3に溶接されるものであるから、アウターマストのアッ
センブリ20を形成するときに、マストタイビーム18
の両端の底辺の位置を正確に決めて溶接すれば、底辺1
8aをストッパプレートの基準面として活用することが
できる。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、車体フレームに対する
マストの位置決めと固定を、予めマスト側に取り付けら
れたストッパプレートによってきわめて簡単に、且つ正
確に行うことができるので、車体フレームにマストを固
定するという特異な構成を有する先願の発明による産業
車両の作用効果を更に高めることができ、先願発明の重
要な目的の一つであるコスト低減効果が、マストの位置
決めと溶接作業の困難性によって多少でも損なわれるの
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としてのフォークリフト
を示す側面図である。
【図2】本発明の第2実施形態としてのフォークリフト
を示す側面図である。
【図3】本発明の特徴であるストッパプレートをアウタ
ーマストに取り付けた状態を示すもので、(a)は第1
実施形態に対応する側面図、(b)は第2実施形態に対
応する部分的側面図、(c)は第1実施形態に対応する
正面図である。
【図4】先願の発明の第1の実施形態としてのフォーク
リフトを示す側面図である。
【図5】先願の発明の第2の実施形態としてのフォーク
リフトを示す側面図である。
【図6】本発明の第3実施形態として、基準面を形成す
るための要部のみを例示する斜視図である。
【図7】本発明の第4実施形態として、基準面を形成す
るための他の要部のみを例示する斜視図である。
【符号の説明】 1…先願の発明のフォークリフト 2…フォーク 3…アウターマスト 4…車体フレーム 5…シャシーフレーム 5a…車体側の基準面 7…ヘッドガード 10…前輪 13…先願の発明のフォークリフト 14…後傾したアウターマスト 15…フォークリフト(第1実施形態) 16…ストッパプレート 16a…基準面 17,18,19…マストタイビーム 18a…基準面 20…アウターマストのアッセンブリ 22…フォークリフト(第2実施形態) 23…ストッパプレート 23a…基準面 24…L形の金具 24a…基準面 25…照明用のランプ θ…鋭角の角度 F…後傾角

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームの端部から起立するよう
    に、ヘッドガードの支柱を兼ねると共に荷役装置のガイ
    ドレールとなる左右一対のマストが傾動しないように固
    定的に取り付けられる産業車両において、前記マストが
    前記車体フレームの端部に取り付けられる前に、予め前
    記マストにストッパプレートとなる部材が取り付けら
    れ、前記ストッパプレートには基準面が形成されている
    と共に、前記基準面と協働する相手方の基準面が前記車
    体フレーム側に形成されていることを特徴とする、産業
    車両のフレーム構造。
  2. 【請求項2】 前記ストッパプレートの底辺に前記基準
    面が形成されていると共に、前記相手方の基準面が前記
    車体フレームの下部となるシャシーフレームの端部の上
    面に形成されていることを特徴とする、請求項1に記載
    された産業車両のフレーム構造。
  3. 【請求項3】 前記ストッパプレートが、車両の製造時
    において前記マストを正確に位置決めして固定するため
    の基準面を提供するだけでなく、通常時における他の使
    用目的をも有していることを特徴とする、請求項1又は
    2に記載された産業車両のフレーム構造。
  4. 【請求項4】 前記マストに取り付けられるストッパプ
    レートの前記基準面が、前記マストの長手方向に対して
    垂直に形成されていることを特徴とする、請求項1ない
    し3のいずれかに記載された産業車両のフレーム構造。
  5. 【請求項5】 前記マストに取り付けられるストッパプ
    レートの前記基準面が、前記マストの長手方向に対して
    鋭角をなすように形成されていることを特徴とする、請
    求項1ないし3のいずれかに記載された産業車両のフレ
    ーム構造。
JP12994297A 1997-05-20 1997-05-20 産業車両のフレーム構造 Pending JPH10316382A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2785276A1 (fr) * 1998-11-04 2000-05-05 Toyoda Automatic Loom Works Vehicule industriel et structure de chassis d'un vehicule industriel
JP2017024878A (ja) * 2015-07-27 2017-02-02 ユニキャリア株式会社 産業車両の車体懸吊装置
CN110667919A (zh) * 2019-11-20 2020-01-10 河南中烟工业有限责任公司 包装机烟包分离鼓轮模盒校正工装

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