JPH10316757A - 光カチオン重合性有機ケイ素化合物及びその製造方法 - Google Patents

光カチオン重合性有機ケイ素化合物及びその製造方法

Info

Publication number
JPH10316757A
JPH10316757A JP14098497A JP14098497A JPH10316757A JP H10316757 A JPH10316757 A JP H10316757A JP 14098497 A JP14098497 A JP 14098497A JP 14098497 A JP14098497 A JP 14098497A JP H10316757 A JPH10316757 A JP H10316757A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
compound
organosilicon compound
formula
oxetanyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP14098497A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3796906B2 (ja
Inventor
Hiroshi Suzuki
浩 鈴木
Akira Washimi
章 鷲見
Takenao Yamamura
武尚 山村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toagosei Co Ltd
Original Assignee
Toagosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toagosei Co Ltd filed Critical Toagosei Co Ltd
Priority to JP14098497A priority Critical patent/JP3796906B2/ja
Publication of JPH10316757A publication Critical patent/JPH10316757A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3796906B2 publication Critical patent/JP3796906B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的安価な原料及び触媒を用いて製造可能
であり、且つ金属等の無機物質に対する密着性に優れた
光カチオン重合性有機ケイ素化合物及びその製造方法を
提供する。 【解決手段】 本発明の光カチオン重合性有機ケイ素化
合物は、下記式(I)に示す構造式で表されることを特
徴とする。 【化1】 (但し、R0はオキセタニル基をもつ有機官能基であ
り、R1、R2及びR3はいずれもアルキル基、シクロア
ルキル基又はアリール基であり、nは1〜10,000
の正数である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光カチオン重合性
有機ケイ素化合物及びその製造方法に関し、詳しくは、
主鎖がシロキサン結合からなり、その両末端ケイ素原子
にアルコキシ基及びオキセタニル基を有する有機官能基
が結合した、光カチオン重合性有機ケイ素化合物及びそ
の製造方法に関する。本発明の有機ケイ素化合物は、光
カチオン重合用マクロモノマー、ポリマー型シランカッ
プリング剤等として有用である。
【0002】
【従来の技術】紫外線(UV)開始重合又は紫外線開始
硬化の分野においては、多官能アクリレート及び不飽和
ポリエステル等を用いた光開始ラジカル重合が広く検討
され、また工業的に利用されている。しかし、このラジ
カル重合は空気中等の酸素によって阻害されるため、モ
ノマーを速やかに且つ完全に重合させるためには不活性
雰囲気下で重合を行う必要がある。
【0003】これに対して光開始カチオン重合は、上記
光開始ラジカル重合とは異なり酸素による重合阻害を受
けないため、空気中においても完全に重合させることが
可能である。光開始カチオン重合に用いられる代表的な
モノマーとしては、エポキシド及びビニルエーテルが挙
げられる。特に、モノマーとしてエポキシドを用いた場
合には、耐熱性が良く、接着力に優れ、且つ耐薬品性の
良好な硬化物を得ることが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、エポキシド型
の光硬化性モノマーは、エポキシ基の光重合速度が比較
的遅いため、特に紙やプラスチック上にコーティングさ
れる場合のように速やかな光硬化性が要求される用途に
対しては、必ずしも好適とはいい難い。
【0005】一方、通常オキセタニル基の光重合速度は
エポキシ基に比べて明らかに速いため、このオキセタニ
ル基をもつ化合物は光開始カチオン重合用のモノマーと
して有用である。特開平6−16804号公報にはオキ
セタニル基を有する種々のモノマーが開示されており、
その一例として下記式(IV)に示す化合物、即ちシリコ
ーンの両末端にオキセタニル基が導入された化合物が示
されている。
【0006】
【化4】 (但し、R2及びR3のそれぞれは例えば1〜4個の炭素
原子を有するアルキル基又はアリール基であり、R4
水素原子、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、フ
ッ素原子、1〜6個の炭素原子を有するフルオロアルキ
ル基、アリル基、アリール基、フリル基又はチエニル基
であり、nは0〜2,000の整数である。)
【0007】しかし、上記化合物からなる組成物の硬化
膜は一般に基材との密着性が低く、特に基材が金属等の
無機物質である場合には実用上十分な密着性を得ること
は困難である。これは、上記化合物はオキセタニル基以
外の官能基をもたないので、無機物質との結合能力に劣
るためと考えられる。また、上記公報においては両末端
ヒドロシリコーンを原料として上記化合物を製造してい
るが、この両末端ヒドロシリコーンは高価であるため材
料費が嵩む。更に、上記公報においてはオキセタニル基
を導入する際の反応触媒としてロジウム触媒を使用して
いるが、このロジウム触媒も高価なものである。
【0008】本発明の他の目的は、比較的安価な原料及
び触媒を用いて製造可能であり、且つ金属等の無機物質
に対する密着性に優れた新規な光カチオン重合性有機ケ
イ素化合物を提供することにある。本発明の更に他の目
的は、上記光カチオン重合性有機ケイ素化合物を製造す
る好適な方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、新規な光
カチオン重合性化合物として、シリコーンの両末端にオ
キセタニル基が導入され且つこのシリコーンの両末端ケ
イ素原子がアルコキシ基をもつ化合物を合成した。そし
て、この化合物はオキセタニル基及びアルコキシ基によ
る速い光カチオン重合速度を有すること、及び、上記式
(IV)に示す化合物等に比べて基材との密着性等に優れ
た硬化膜を与えることを見出した。更に、この化合物を
比較的安価な原料及び触媒を用いて、しかも容易に製造
する方法を見出して、本発明を完成したのである。
【0010】即ち、本発明における第1発明の光カチオ
ン重合性有機ケイ素化合物は、下記式(I) に示す構
造式で表されることを特徴とする。
【0011】
【化5】 (但し、R0はオキセタニル基をもつ有機官能基であ
り、R1、R2及びR3はいずれもアルキル基、シクロア
ルキル基又はアリール基であり、nは1〜10,000
の正数である。)
【0012】上記式(I)で表される有機ケイ素化合物
は、シリコーンの両末端に光カチオン重合速度の大きい
オキセタニル基が導入され、且つこのシリコーンの両末
端ケイ素原子にアルコキシ基が結合した構造を有する。
この化合物は、光カチオン重合性を有する基に加えてア
ルコキシ基を有することにより、剥離用フィルムコーテ
ィング剤、耐汚染性塗膜剤等として有用である。例えば
光カチオン重合性塗料組成物として用いた場合、アルコ
キシ基をもたない点以外は同様の構造を有する有機ケイ
素化合物に比べて基材との密着性に優れた塗膜が得られ
る。また、硬化前及び/又は硬化後において上記アルコ
キシ基同士を縮合させることにより、硬化膜の硬度を向
上させることができる。更に、このアルコキシ基を利用
して化合物又はその硬化物に他の官能基を導入したり、
或いはアルコキシ基の加水分解により硬化膜に水酸基を
導入して親水性を付与することも可能である。
【0013】そして、第2発明のように、R0は下記式
(II)に示す構造式で表される有機官能基であることが
好ましい。このような光カチオン重合性有機ケイ素化合
物は製造が容易であり、且つ上記用途に好適なためであ
る。
【0014】
【化6】 (但し、R4は水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基
であり、R5は炭素数2〜6のアルキレン基である。)
【0015】本発明の第3発明は、第1発明又は第2発
明の有機ケイ素化合物を製造する方法であり、下記式(I
II) に示す構造式で表されるポリシロキサンとアルケ
ニル末端をもつオキセタン化合物とを付加反応させるこ
とを特徴とする。
【0016】
【化7】 (但し、R1、R2及びR3はいずれもアルキル基、シク
ロアルキル基又はアリール基であり、nは1〜10,0
00の正数である。)
【0017】上記式(III)に示す化合物は、両末端ヒド
ロシリコーンに比べて安価に製造することが可能である
ため、原料費が低減されるという利点がある。また、こ
の化合物を原料とすることにより、これとオキセタン化
合物とのヒドロシリレーション反応の際にロジウム触媒
等に比べて安価な白金触媒を用いて、第1発明又は第2
発明の有機ケイ素化合物を得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
尚、本明細書においては、オキセタニル基を有する化合
物を「オキセタン化合物」と表す。本発明の光カチオン
重合性有機ケイ素化合物は、上記式(I)におけるR1
2及びR3がそれぞれアルキル基、シクロアルキル基又
はアリール基である。この「アルキル基」としては、例
えばメチル基、エチル基、n−及びi−プロピル基、n
−、i−及びt−ブチル基等が挙げられる。また、「シ
クロアルキル基」の例としてはシクロヘキシル基等が、
「アリール基」の例としてはフェニル基等が挙げられ
る。
【0019】上記式(I)に示す化合物一分子中には四
つのR1が含まれるが、これらは全て同じ基であっても
よいし二種以上の異なる基であってもよい。また、R2
とR3とは同じ基であってもよいし異なる基であっても
よい。更に、一分子中に含まれるn個のR2は全て同じ
基であっても二種以上の異なる基であってもよく、R3
についても同様である。
【0020】このうち、R1が炭素数1〜3のアルキル
基、即ち、−OR1がメトキシ基、エトキシ基、n−プ
ロポキシ基又はi−プロポキシ基であることが好まし
い。この場合には、両末端のケイ素原子に結合したアル
コキシ基の加水分解性が良好となるので、このアルコキ
シ基を、基材との密着性向上や湿気硬化による膜強度向
上のために有効に利用することができる。
【0021】また、R2及びR3はメチル基又はエチル基
であることが好ましく、R2及びR3が全てメチル基であ
ることが更に好ましい。この場合には、本発明の有機ケ
イ素化合物を安価な原料から製造可能であるとともに、
この有機ケイ素化合物により剥離性、表面潤滑性及び撥
水・撥油性等のいわゆる「シリコーンの特性」を付与し
やすいため好ましい。また、一分子中に存在する四つの
1がそれぞれ同じ基である場合には、本発明の有機ケ
イ素化合物の合成が容易であるため好ましい。また、−
OR1がエトキシ基である場合には、本発明の有機ケイ
素化合物の毒性が低いという利点がある。
【0022】上記式(I)におけるR0は、その一部に
少なくとも一つのオキセタニル環を有する有機官能基で
あれば特に限定されないが、上記式(II)に示す構造式
で表される基であることが好ましい。この式(II)にお
いて、R4は水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基で
あり、R4がエチル基であることが特に好ましい。ま
た、R5は炭素数2〜6のアルキレン基であり、R5がプ
ロピレン基であることが特に好ましい。これは、このよ
うなオキセタン化合物の入手或いは合成が容易なためで
ある。
【0023】また、上記式(I)におけるnは1〜1
0,000の正数である。nが10,000を超える
と、粘度が高すぎて取り扱いが困難となる等の問題を生
じる。この問題を防止する観点からは、nは1,000
以下であることが好ましく、200以下であることがよ
り好ましい。nの好ましい範囲はこの有機ケイ素化合物
の用途によっても異なり、例えば硬化物に高強度が要求
される用途ではnが1〜6であることが好ましく、硬化
物に高引張強度が要求される用途ではnが100〜20
0であることが好ましい。
【0024】本発明の光カチオン重合性有機ケイ素化合
物の製造方法は、上記式(III) に示す構造式で表され
るポリシロキサンとアルケニル末端をもつオキセタン化
合物とを付加反応させるものである。ここで、「アルケ
ニル末端をもつ」とは、オキセタン化合物がその末端に
ビニル基、アリル基、エチニル基、プロパギル基及びイ
ソプロペニル基等のうち少なくとも一つを有することを
いう。これらの中でも、原料の入手及び合成が容易であ
ること、及び、後のヒドロシリル化反応が容易に実施し
やすいこと等の理由から、アルケニル末端がアリル基で
あることが好ましい。また、反応時のゲル化等を防止す
るためには、このオキセタン化合物のもつアルケニル末
端の数は一つであることが好ましい。
【0025】上記式(III) におけるR1、R2、R3及び
nの好ましい範囲並びにその理由は、式(I)の説明に
おいて上述したとおりである。
【0026】次いで、上記式(III) に示す化合物とオ
キセタン化合物とを「付加反応させる」方法について説
明する。これは、上記式(III) に示す化合物の両末端
にあるSi−H基とオキセタン化合物のアルケニル末端
とのヒドロシリル化反応であり、第8族金属触媒の存在
下等において進行する。
【0027】この「第8族金属触媒」としては、コバル
ト、ニッケル、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、イ
リジウム及び白金等の第8族金属の単体、有機金属錯
体、金属塩及び金属酸化物等が挙げられる。これらの中
で、触媒活性の高さが適当であるとともに取り扱いが容
易であり、且つ比較的安価である等の理由から、白金の
金属単体、有機金属錯体、金属塩及び金属酸化物が好ま
しく、有機白金錯体を用いることが特に好ましい。この
触媒は、上記式(III) に示す化合物とオキセタン化合
物との合計量に対して10〜1,000重量ppm用い
ることが好ましい。ヒドロシリル化反応におけるその他
の反応条件については特に限定されないが、好ましい反
応温度は20〜80℃であり、好適な反応時間は2〜1
0時間である。
【0028】ここで、上記式(III) に示す化合物とは
異なりシリコーンの両末端ケイ素原子がアルキル基をも
つヒドロシリコーン(以下、「両末端アルキルヒドロシ
リコーン」という。)では、アルケニル末端をもつオキ
セタン化合物とのヒドロシリレーション反応において白
金触媒を用いると、オキセタニル基の開環等の副反応が
多く起こるため反応系のゲル化等が生じ、目的の有機ケ
イ素化合物を得ることができない。このため、両末端ア
ルキルヒドロシリコーンを原料とする光カチオン重合性
有機ケイ素化合物の製造においては、触媒として白金触
媒に比べて触媒活性の低いロジウム触媒等を用いる必要
があり、このロジウム触媒が白金触媒に比べて高価であ
るという問題を生じていた。更に、反応系内にロジウム
触媒を均一に存在させるためには溶媒を用いる必要があ
った。
【0029】これに対して、上記式(III) に示す化合
物は、シリコーンの両末端ケイ素原子がアルコキシ基を
有する「両末端アルコキシヒドロシリコーン」であるの
で、反応時に白金触媒を用いてもオキセタニル基が開環
しにくい。従って、ロジウム触媒に比べて安価な白金触
媒を用いて目的の化合物、即ち本発明の有機ケイ素化合
物を得ることができる。また、ロジウム触媒とは異なり
白金触媒は、溶媒を用いなくても反応系に溶解させるか
或いは均一に分散させることができるため、実質的に無
溶剤で反応を行うことが可能である。
【0030】更に、上記式(III)に示す化合物は、例
えば下記式(V)に示す化合物と下記式(VI)に示す化合
物との縮合反応により好適に製造することができる。下
記化合物はいずれも比較的安価であるため、上記式(II
I)に示す化合物は、両末端アルキルヒドロシリコーン
に比べて安価に製造することができる。この縮合反応
は、下記式(VI)に示す化合物が過剰(好ましくは大過
剰)となる条件下で行うことが好ましい。また、反応時
にはp−トルエンスルホン酸又は三フッ化酢酸等のエス
テル交換触媒を用いてもよいが、これらの触媒を使用せ
ずに中性雰囲気下で上記縮合反応を進行させることが好
ましい。
【0031】
【化8】 (但し、R2及びR3はそれぞれアルキル基、シクロアル
キル基又はアリール基であり、nは1〜10,000の
正数である。)
【0032】
【化9】 (但し、R1はアルキル基、シクロアルキル基又はアリ
ール基である。)
【0033】
【実施例】以下、実施例及び比較例により、本発明を更
に具体的に説明する。
【0034】(1)光カチオン重合性有機ケイ素化合物
の合成 (合成例1)これは、本発明の光カチオン重合性有機ケ
イ素化合物の製造方法における原料として用いる、上記
式(III)に示す両末端アルコキシヒドロシリコーンを
合成する例である。下記式(1)に示す反応式により、
上記式(III)におけるR1がエチル基であり、R2及び
3のいずれもがメチル基であり、nが約25である両
末端エトキシヒドロポリジメチルシロキサンを合成し
た。
【0035】
【化10】
【0036】使用した原料は次のとおりである。 〔原料〕 (1) ポリジメチルシロキサン−α,ω−ジオール(チ
ッソ株式会社製、分子量約2,000、商品名「DMS
−S15」) (2) トリエトキシシラン(東亞合成株式会社製、商品
名「トリエス」)
【0037】以下、反応操作を説明する。 攪拌機、温度計及び冷却機を備えた反応器に、ポリジ
メチルシロキサン−α,ω−ジオール157.0g(7
8.5mmol、水酸基として156.1mmol)を
仕込み、真空脱気した後に系内を窒素置換した。 反応装置を60℃に昇温してトリエトキシシラン14
8.9g(908mmol)を加え、系内を60℃に保
ちながら攪拌して反応を進行させた。 ガスクロマトグラフィーにより反応の進行を追跡し、
原料のトリエトキシシランと副生したエタノールとの組
成比が変化しなくなった時点で反応を終了した。 得られた反応液から、過剰のトリエトキシシラン及び
副生したエタノールを減圧下で除去した。更に、加熱真
空雰囲気下において揮発性不純物を除去して、目的物で
ある両末端エトキシヒドロポリジメチルシロキサン17
3.1gを得た。
【0038】(実施例1)下記式(2)に示す反応式に
より、合成例1で得た両末端エトキシヒドロポリジメチ
ルシロキサンに、アルケニル末端をもつオキセタン化合
物を付加させて、上記式(I)及び式(II)におけるR
1がエチル基であり、R2及びR3のいずれもがメチル基
であり、R4がエチル基であり、R5がプロピレン基であ
り、nが約25である、本発明の光カチオン重合性有機
ケイ素化合物を製造した。尚、「アルケニル末端をもつ
オキセタン化合物」としては、3−エチル−3−アリル
オキシメチルオキセタンを用いた。
【0039】
【化11】
【0040】以下、その反応操作を説明する。 攪拌機、温度計及び冷却器を備えた反応器に、3−エ
チル−3−アリルオキシメチルオキセタン50.4g
(322.6mmol)及び合成例1で得た両末端エト
キシヒドロポリジメチルシロキサン114.2g(5
1.9mmol、但し分子量2,200として)を仕込
んだ。 系内を70〜80℃に昇温した後、PtCl2(C6
5CN)2の0.05Mベンゾニトリル溶液500μlを
加えた。その後、系内を70〜80℃に保ちながら反応
を進行させた。系内の温度上昇により反応の進行を確認
した。 反応終了後、加熱真空雰囲気下において過剰の3−エ
チル−3−アリルオキシメチルオキセタン及びベンゾニ
トリル等の揮発性物質を留去し、更に触媒残渣を除去し
て、無色透明の目的物、即ち本発明の光カチオン重合性
有機ケイ素化合物A−1を得た。
【0041】この有機ケイ素化合物A−1の構造を下記
式(VII)に示す。また、この化合物A−1のIRチャ
ートを図1に、NMRチャートを図2に示す。尚、図1
のIRチャートにおける1260cm-1のピークはジメ
チルシロキサン鎖のSi−CH3結合に、また1000
〜1100cm-1のピークはジメチルシロキサン鎖のS
i−O−Si結合に帰属される。また、図2のNMRチ
ャートにおける0.3ppmのピークはジメチルシロキ
サン鎖のケイ素に結合したメチル基の水素原子に、1.
2ppm及び3.8ppmのピークは両末端ケイ素原子
に結合したエトキシ基の水素原子に、4.3ppm及び
4.4ppmのピークはオキセタン環における−CH2
−の水素原子に帰属される。
【0042】
【化12】
【0043】(比較例1)下記の方法により、上記式
(I)におけるR1、R2、R3及びnは実施例1の有機
ケイ素化合物A−1と同じであるが、R0がオキセタニ
ル基ではなくエポキシ基をもつ有機官能基である有機ケ
イ素化合物B−1を製造した。即ち、3−エチル−3−
アリルオキシメチルオキセタンに代えてアリルグリシジ
ルエーテルを用いた他は実施例1と同様の方法により、
シリコーンの両末端にアルコキシ基及びエポキシ基を有
する、比較例1の有機ケイ素化合物B−1を得た。この
有機ケイ素化合物B−1の構造を下記式(VIII)に示
す。
【0044】
【化13】
【0045】(比較例2)実施例1と同様の操作によ
り、両末端にオキセタニル基を有するが、シリコーンの
両末端ケイ素がアルコキシ基ではなくアルキル基をもつ
有機ケイ素化合物を製造することを試みた。即ち、窒素
置換した反応器に、実施例1で用いた3−エチル−3−
アリルオキシメチルオキセタン6.3g(40.3mm
ol)と、シリコーンの両末端ケイ素原子がアルコキシ
基をもたない両末端ヒドロポリジメチルシロキサン(チ
ッソ株式会社製、商品名「DMS−H21」、分子量6
00)6.0g(10.0mmol)とを仕込んだ。系
内を系内を70℃に昇温した後、PtCl2(C65
N)2の0.05Mベンゾニトリル溶液100μlを加
えた。その結果、しばらくすると系内の温度及び粘度が
急激に上昇した。最終的に系内はゲル状に固化し、この
固化物を分析したところオキセタンの開環重合が観測さ
れた。
【0046】(2)光カチオン重合性有機ケイ素化合物
の評価 (2−1)光カチオン重合速度の比較 実施例1により得られたオキセタニル基及びアルコキシ
基をもつ有機ケイ素化合物A−1、及び、比較例1によ
り得られたエポキシ基及びアルコキシ基をもつ有機ケイ
素化合物B−1について、その不粘着化エネルギー
(T.F.E.)を測定した。測定には、コンベア型の
UV照射装置(アイグラフィックス株式会社製、機種名
「アイ紫外線硬化用電源装置」)を使用した。測定結果
を下記表1に示す。ここで、表1における単位「mJ/
cm2」は、平方センチメートル当たりの硬化に要する
最小エネルギーを表す。即ち、この値が小さいほど光硬
化性が高いことを意味する。
【0047】
【表1】
【0048】表1から判るように、オキセタニル基をも
つ有機ケイ素化合物A−1は、エポキシ基をもつ有機ケ
イ素化合物B−1に比べて光硬化性が著しく高い。
【0049】(2−2)密着性及び硬度の評価 オキセタニル基及びアルコキシ基をもつ有機ケイ素化合
物A−1、及び、オキセタニル基をもつがアルコキシ基
をもたない有機ケイ素化合物C−1について、基材との
密着性を評価した。尚、この有機ケイ素化合物C−1
は、PtCl2(C65CN)2に代えてロジウム触媒を
用いるとともに溶媒としてトルエンを使用し、その他の
点については比較例2の方法により製造したものであ
る。この有機ケイ素化合物C−1の構造を下記式(IX)
に示す。
【0050】
【化14】
【0051】密着性の評価は以下の方法により行った。
即ち、下記表2に示す基材上に各化合物をバーコーター
により塗布し、以下の条件でUVを照射して硬化させ
た。この硬化膜について、JIS K 5400の「碁
盤目テープ法」により密着性を評価した。尚、評価は照
射による硬化直後の硬化膜、及び、硬化後50℃、湿度
90%の室内において5日間の湿気曝露を行った硬化膜
の双方について行った。 [UV照射条件] ランプ:80W/cm高圧水銀ランプ ランプ高さ:10cm コンベアスピード:10m/min 照射雰囲気:大気中 パス回数:5回 開始剤:ビス(ドデシルフェニル)ヨードニウムヘキサ
フルオロアンチモネート(2.5wt%使用)
【0052】また、上記硬化直後及び湿気曝露後の硬化
膜について、JIS K 5400に準じて表面の鉛筆
硬度を測定した。これらの測定結果を下記表2に示す。
【0053】
【表2】
【0054】表2から判るように、本発明の有機ケイ素
化合物A−1は、硬化直後においても各種基材に対する
密着性が良好であり、特に鉄及びガラスに対する密着性
では比較例の有機ケイ素化合物C−1に比べて明らかに
優れている。これは、塗布後又は光カチオン重合時等
に、化合物A−1の有するアルコキシ基の少なくとも一
部が基材表面の水酸基と反応する等の理由によると考え
られる。また、湿気曝露による物性の変化をみると、ア
ルコキシ基をもつA−1は湿気曝露により密着性及び硬
度がいずれも向上しているが、アルコキシ基をもたない
C−1ではあまり変化していないことが判る。
【0055】尚、本発明においては、前記具体的実施例
に示すものに限られず、目的、用途に応じて本発明の範
囲内で種々変更した実施例とすることができる。
【0056】
【発明の効果】本発明の光カチオン重合性有機ケイ素化
合物は、光カチオン重合速度の大きいオキセタニル基を
有するので、エポキシド型のモノマーに比べて光カチオ
ン重合性に優れる。また、オキセタニル基に加えてアル
コキシ基を有するので、硬化前及び/又は硬化後におい
て、上記アルコキシ基と基材又は基材表面の水酸基等と
を反応させて密着性を向上させたり、或いは上記アルコ
キシ基同士を縮合させて硬化膜の硬度を向上させたりす
ることができる。更に、このアルコキシ基を利用して化
合物又はその硬化物に他の官能基を導入したり、或いは
アルコキシ基の加水分解により硬化膜に水酸基を導入し
て親水性を付与することも可能である。更に、本発明の
有機ケイ素化合物は、本発明の製造方法により、安価な
原料及び触媒を用いて容易に製造可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1により製造された、本発明の光カチオ
ン重合性有機ケイ素化合物のIRチャートである。
【図2】実施例1により製造された、本発明の光カチオ
ン重合性有機ケイ素化合物のNMRチャートである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記式(I) に示す構造式で表される
    ことを特徴とする光カチオン重合性有機ケイ素化合物。 【化1】 (但し、R0はオキセタニル基をもつ有機官能基であ
    り、R1、R2及びR3はいずれもアルキル基、シクロア
    ルキル基又はアリール基であり、nは1〜10,000
    の正数である。)
  2. 【請求項2】 R0が下記式(II)に示す構造式で表さ
    れる有機官能基である、請求項1記載の光カチオン重合
    性有機ケイ素化合物。 【化2】 (但し、R4は水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基
    であり、R5は炭素数2〜6のアルキレン基である。)
  3. 【請求項3】 下記式(III) に示す構造式で表される
    ポリシロキサンとアルケニル末端をもつオキセタン化合
    物とを付加反応させることを特徴とする、請求項1又は
    2記載の光カチオン重合性有機ケイ素化合物の製造方
    法。 【化3】 (但し、R1、R2及びR3はいずれもアルキル基、シク
    ロアルキル基又はアリール基であり、nは1〜10,0
    00の正数である。)
JP14098497A 1997-05-14 1997-05-14 光カチオン重合性有機ケイ素化合物及びその製造方法、光カチオン重合性塗料組成物、並びに剥離用フィルムコーティング剤 Expired - Fee Related JP3796906B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14098497A JP3796906B2 (ja) 1997-05-14 1997-05-14 光カチオン重合性有機ケイ素化合物及びその製造方法、光カチオン重合性塗料組成物、並びに剥離用フィルムコーティング剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14098497A JP3796906B2 (ja) 1997-05-14 1997-05-14 光カチオン重合性有機ケイ素化合物及びその製造方法、光カチオン重合性塗料組成物、並びに剥離用フィルムコーティング剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10316757A true JPH10316757A (ja) 1998-12-02
JP3796906B2 JP3796906B2 (ja) 2006-07-12

Family

ID=15281435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14098497A Expired - Fee Related JP3796906B2 (ja) 1997-05-14 1997-05-14 光カチオン重合性有機ケイ素化合物及びその製造方法、光カチオン重合性塗料組成物、並びに剥離用フィルムコーティング剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3796906B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11199673A (ja) * 1998-01-13 1999-07-27 Toagosei Co Ltd 光カチオン硬化性樹脂組成物
JP2000212443A (ja) * 1999-01-27 2000-08-02 Toagosei Co Ltd 光カチオン硬化性樹脂組成物
JP2000247981A (ja) * 1999-02-26 2000-09-12 Toagosei Co Ltd ケイ素化合物の製造方法
JPWO2004076534A1 (ja) * 2003-02-27 2006-06-01 東亞合成株式会社 カチオン硬化性含ケイ素化合物の製造方法
JP2014167091A (ja) * 2013-01-29 2014-09-11 Shin Etsu Chem Co Ltd ポリオルガノシロキサンの製造方法及び新規オルガノポリシロキサン
CN112111063A (zh) * 2019-06-21 2020-12-22 湖北固润科技股份有限公司 含多硅的氧杂环丁烷类单体及其制备和应用
WO2024067719A1 (zh) * 2022-09-30 2024-04-04 湖北固润科技股份有限公司 三氟甲基有机硅氧杂环烷烃单体及其制备和应用
US12305071B2 (en) 2018-07-27 2025-05-20 Fujifilm Corporation Hardcoat film and article and image display device having hardcoat film
WO2026061412A1 (zh) * 2024-09-18 2026-03-26 湖北固润科技股份有限公司 碱溶性氧杂环丁烷基含硅单体及其制备方法和应用

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11199673A (ja) * 1998-01-13 1999-07-27 Toagosei Co Ltd 光カチオン硬化性樹脂組成物
JP2000212443A (ja) * 1999-01-27 2000-08-02 Toagosei Co Ltd 光カチオン硬化性樹脂組成物
JP2000247981A (ja) * 1999-02-26 2000-09-12 Toagosei Co Ltd ケイ素化合物の製造方法
JPWO2004076534A1 (ja) * 2003-02-27 2006-06-01 東亞合成株式会社 カチオン硬化性含ケイ素化合物の製造方法
JP2014167091A (ja) * 2013-01-29 2014-09-11 Shin Etsu Chem Co Ltd ポリオルガノシロキサンの製造方法及び新規オルガノポリシロキサン
US9751901B2 (en) 2013-01-29 2017-09-05 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Method for preparing a polyorganosiloxane and a polyorganosiloxane
US12305071B2 (en) 2018-07-27 2025-05-20 Fujifilm Corporation Hardcoat film and article and image display device having hardcoat film
CN112111063A (zh) * 2019-06-21 2020-12-22 湖北固润科技股份有限公司 含多硅的氧杂环丁烷类单体及其制备和应用
WO2020253840A1 (zh) * 2019-06-21 2020-12-24 湖北固润科技股份有限公司 含多硅的氧杂环丁烷类单体及其制备和应用
WO2024067719A1 (zh) * 2022-09-30 2024-04-04 湖北固润科技股份有限公司 三氟甲基有机硅氧杂环烷烃单体及其制备和应用
WO2026061412A1 (zh) * 2024-09-18 2026-03-26 湖北固润科技股份有限公司 碱溶性氧杂环丁烷基含硅单体及其制备方法和应用

Also Published As

Publication number Publication date
JP3796906B2 (ja) 2006-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7202253B2 (ja) 放射線硬化性オルガノポリシロキサン組成物並びに剥離シート
JP3308985B2 (ja) エポキシ官能性フルオロシリコ―ン
JPH08259574A (ja) 脂環式エポキシ基含有ラジカル重合性オリゴシロキサンおよびその製造方法
EP0161830B1 (en) Siloxane photoinitiators with aryoyl formate groups
JPH11315144A (ja) (メタ)アクリレ―ト基を含有するオルガノポリシロキサン、その製造方法及びその使用
US20090192282A1 (en) Synthetic method for preparing dual curable silicone compositions
JP3598749B2 (ja) 光カチオン硬化性組成物の製造方法及び光カチオン硬化性ハードコート剤組成物
IE901940A1 (en) Novel highly reactive silicon-containing epoxides
JPH10501022A (ja) 官能化ポリオルガノシロキサン及びその一つの製造方法
JPH1087834A (ja) ポリオルガノシルセスキオキサン、その製造方法並びに該化合物を含有する樹脂組成物
JPH06128354A (ja) 一液型紫外硬化性エポキシシリコーン組成物
US6121342A (en) Photocationically curable compositions and process for producing the same
JP3796906B2 (ja) 光カチオン重合性有機ケイ素化合物及びその製造方法、光カチオン重合性塗料組成物、並びに剥離用フィルムコーティング剤
JP3653976B2 (ja) 光カチオン硬化性樹脂組成物
JP3843575B2 (ja) 光カチオン硬化性樹脂組成物
JP3661810B2 (ja) ヒドロキシル基含有シロキサン化合物の製造方法
US5981679A (en) Organopolysiloxane
JPH08127657A (ja) ジフェニルシロキサン硬化物の製法及び硬化物
CN104812807A (zh) 含光二聚化官能团的有机聚硅氧烷、活化能辐射可固化有机聚硅氧烷组合物及其固化产物
KR20050106458A (ko) 양이온 경화성 규소 함유 화합물의 제조 방법
JP3724137B2 (ja) 光カチオン重合性シリカ微粒子及びその製造方法、並びに光カチオン硬化性樹脂組成物
JP4016495B2 (ja) 硬化性樹脂の製造方法
JP2009242558A (ja) シロキサンプレポリマー、シリコーン樹脂及びその製造方法
JPS62292867A (ja) コ−テイング剤およびその製造方法
Chujo et al. Synthesis and application of polymerizable silicone oligomers from water glass

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051027

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060410

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090428

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090428

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100428

Year of fee payment: 4

R255 Notification of exclusion from application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R2525

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100428

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100428

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110428

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110428

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130428

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130428

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees