JPH10322079A - ノイズ吸収装置 - Google Patents

ノイズ吸収装置

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JPH10322079A
JPH10322079A JP10036425A JP3642598A JPH10322079A JP H10322079 A JPH10322079 A JP H10322079A JP 10036425 A JP10036425 A JP 10036425A JP 3642598 A JP3642598 A JP 3642598A JP H10322079 A JPH10322079 A JP H10322079A
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noise absorbing
absorbing device
ferrite
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H1/00Constructional details of impedance networks whose electrical mode of operation is not specified or applicable to more than one type of network
    • H03H1/0007Constructional details of impedance networks whose electrical mode of operation is not specified or applicable to more than one type of network of radio frequency interference filters
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K9/00Screening of apparatus or components against electric or magnetic fields
    • H05K9/0066Constructional details of transient suppressor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズ吸収特性に優れ、しかも、ケーブルの
損傷を確実に防止できるノイズ吸収装置を提供する。 【解決手段】 一対のフェライト21、22は、第1の
カバー11及び第2のカバー12のフェライト収納部1
10、120にそれぞれ配置され、相互間にケーブル挿
通路を形成するように組み合わされている。フェライト
収納部110、120の側部にケーブル収納部121を
有する。ケーブル挿通路211、222及びケーブル収
納部121は、連続するケーブル案内路を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パソコンやテレビ
ゲーム機器等の電子機器において、ケーブルに装着して
用いられるノイズ吸収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のノイズ吸収装置としては、例え
ば、実公平6−32718号公報に開示されているよう
に、相互間にケーブル挿入通路を形成するように組み合
わされる一対のフェライトを、カバーで覆うタイプのも
のが知られている。
【0003】この種のノイズ吸収装置において、ユーザ
ーが電気的特性を改善する目的で、ケーブルを1〜2回
巻回することがある。ところが、かかる使用態様を取っ
た場合、カバーの外周部分にケーブルが露出してしま
い、ケーブル露出部分が損傷を受け易くなる。ケーブル
露出部分の損傷を防止する手段として、従来は、カバー
及びケーブル露出部分を熱収縮チューブ等で被覆し、熱
収縮させて固定する方法が用いられていた。
【0004】しかし、ケーブルの両端に外部コネクタが
取り付けられている場合、カバー及びケーブル露出部分
を熱収縮チューブで被覆するためには、熱収縮チューブ
に外部コネクタを通過させる必要があり、熱収縮チュー
ブの内径が外部コネクタの外径よりも小さい場合は、熱
収縮チューブを装着することができない。
【0005】熱収縮チューブの内径を、外部コネクタの
外径よりも大きくすれば、上述した問題は回避できる。
しかし、この場合は、熱収縮チューブの内径が、ノイズ
吸収装置のケーブル露出部分の外径よりもかなり大きく
なってしまい、熱収縮した熱収縮カバーとケーブル露出
部分との間に隙間が発生し、熱収縮チューブがノイズ吸
収装置に密着せず、最悪の場合には外れてしまう恐れも
あった。
【0006】また、子供が遊ぶゲーム用コンピュータな
どにおいて、そのケーブルに上述のノイズ吸収装置を装
着した場合、子供のいたずらによって、ノイズ吸収装置
がケーブルから外され、ノイズ吸収装置によるノイズ吸
収作用が損なわれてしまう。一方、ケーブルに装着され
ているノイズ吸収装置をケーブルから取り外す必要が生
じることもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ケー
ブルに対する装着作業を容易、かつ、迅速に実行できる
ノイズ吸収装置を提供することである。
【0008】本発明のもう一つの課題は、ノイズ吸収特
性に優れたノイズ吸収装置を提供することである。
【0009】本発明の更にもう一つの課題は、ケーブル
の損傷を確実に防止できるノイズ吸収装置を提供するこ
とである。
【0010】本発明の更にもう一つの課題は、子供のい
たずら等によりケーブルから外される恐れがないノイズ
吸収装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明に係るノイズ吸収装置は、カバーと、一対
のフェライトとを含む。前記カバーは、第1のカバー
と、第2のカバーとの組み合わせによって構成される。
前記第1のカバー及び前記第2のカバーは、それぞれフ
ェライト収納部と、ケーブル収納部とを含む。前記フェ
ライト収納部は、前記第1のカバー及び前記第2のカバ
ーの内面に形成されている。前記ケーブル収納部は、前
記フェライト収納部と隣接して、その側部に形成されて
いる。前記一対のフェライトは、前記第1のカバー及び
前記第2のカバーの前記フェライト収納部にそれぞれ配
置され、相互間にケーブル挿通路を形成するように組み
合わされる。前記ケーブル挿通路及び前記ケーブル収納
部は、連続するケーブル案内路を構成する。
【0012】上述のように、カバーは、第1のカバー
と、第2のカバーとの組み合わせによって構成される。
第1のカバー及び第2のカバーは、それぞれの内面にフ
ェライト収納部を有している。一対のフェライトは、第
1のカバー及び第2のカバーのフェライト収納部にそれ
ぞれ配置され、相互間にケーブル挿通路を形成するよう
に組み合わされる。この構造によれば、第1のカバーま
たは第2のカバーの何れかのケーブル挿通路にケーブル
を配置し、第1のカバーと、第2のカバーとを閉じ合わ
せることにより、ノイズ吸収装置をケーブルに容易に装
着できる。ケーブルが、既に、パソコンやテレビゲーム
器等の電子機器に接続され、または、既にコネクタが接
続されている場合でも、何ら障害となることがない。
【0013】第1のカバーは、ケーブル収納部を含む。
ケーブル収納部は、フェライト収納部と隣接して、その
側部に形成されている。ケーブル挿通路及びケーブル収
納部は、連続するケーブル案内路を構成する。この構造
によれば、ケーブル案内路に沿って、ケーブル挿通路、
ケーブル収納部、ケーブル挿通路の順にケーブルを案内
して巻回することができる。この場合、単に、ケーブル
をフェライト中を貫通させる場合と異なって、巻き回数
に応じた長さのケーブルがケーブル挿通路を通過する。
このため、ノイズ吸収特性が改善される。
【0014】しかも、ケーブル収納部は第1のカバー及
び第2のカバーの内面に形成されているから、ケーブル
を巻いた場合、ケーブルをカバーの外周部分に露出させ
ず、カバーの内部に収納できる。このため、ケーブルの
損傷を確実に防止できる。
【0015】本発明に係るもう1つのノイズ吸収装置
は、カバーと、一対のフェライトとを含む。前記カバー
は、第1のカバーと、第2のカバーとの組み合わせによ
って構成される。前記第1のカバー及び前記第2のカバ
ーは、それぞれフェライト収納部を含む。前記フェライ
ト収納部は、前記第1のカバー及び前記第2のカバーの
内面に形成されている。前記一対のフェライトは、前記
第1のカバー及び前記第2のカバーの前記フェライト収
納部にそれぞれ配置され、相互間にケーブル挿通路を形
成するように組み合わされる。前記第1のカバー及び前
記第2のカバーは、それぞれの一端縁がヒンジによって
結合されており、前記一端縁と対向する他端縁に掛止機
構を有する。前記掛止機構は、第1の孔と、フックとを
含む。前記第1の孔は、内部に突出する突片を有する。
前記フックは、前記第1の孔内に挿入され、前記突片に
掛け止められる。前記第1の孔は、前記突片により狭小
化された狭小部を有し、前記狭小部の孔径が前記フック
の挿入部の外径よりも小さくなっている。前記突片は、
バネ性を有する。
【0016】カバーは、第1のカバーと、第2のカバー
との組み合わせによって構成される。第1のカバー及び
第2のカバーは、それぞれフェライト収納部を含む。フ
ェライト収納部は、第1のカバー及び第2のカバーの内
面に形成されている。一対のフェライトは、第1のカバ
ー及び第2のカバーのフェライト収納部にそれぞれ配置
され、相互間にケーブル挿通路を形成するように組み合
わされる。この構造によれば、第1のカバーまたは第2
のカバーの何れかのケーブル挿通路にケーブルを配置
し、第1のカバーと、第2のカバーとを閉じ合わせるこ
とにより、ノイズ吸収装置をケーブルに容易に装着でき
る。ケーブルが、既に、パソコンやテレビゲーム器等の
電子機器に接続され、または、既にコネクタが接続され
ている場合でも、何ら障害となることがない。
【0017】更に、第1のカバー及び第2のカバーは、
それぞれの一端縁がヒンジによって結合されており、一
端縁と対向する他端縁に掛止機構を有する。このため、
上に述べた、ノイズ吸収装置をケーブルに装着する作業
において、ヒンジと掛止機構とにより、第1のカバーと
第2のカバーを容易に結合することができる。
【0018】しかも、掛止機構は、第1の孔と、フック
とを含む。第1の孔は、内部に突出する突片を有する。
フックは、第1の孔内に挿入され、突片に掛け止められ
る。第1の孔は、突片により狭小化された狭小部を有
し、狭小部の孔径がフックの挿入部の外径よりも小さく
なっている。突片は、バネ性を有する。
【0019】したがって、掛止機構において、フックを
第1の孔内に挿入するとき、狭小部の孔径がフックの挿
入部の外径よりも小さいにもかかわらず、突片のバネ性
を利用して突片に撓みを生じさせ、フックの挿入部を第
1の孔内に押し込み、突片にフックを掛け止めることが
できる。
【0020】突片はバネ性を有するので、フックが突片
に掛け止められた後は、突片は原形に復帰する。突片が
原形に復帰したとき、第1の孔では狭小部の孔径がフッ
クの挿入部の外径よりも小さいので、フックが、突片か
ら外れることも、また、第1の孔から抜け出ることもで
きない。このため、子供のいたずら等によって、突片か
らフックが外される恐れはない。
【0021】本発明の他の目的、構成及び利点について
は、実施例である添付図面を参照して、更に詳しく説明
する。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るノイズ吸収装
置の分解斜視図、図2は図1に示したノイズ吸収装置の
組立状態を示す斜視図、図3は図1及び図2に示したノ
イズ吸収装置の平面図、図4は図3の4−4線に沿った
断面図である。図1〜図4に示すように、本発明に係る
ノイズ吸収装置は、カバー1と、一対のフェライト2
1、22とを含む。
【0023】カバー1は、第1のカバー11と、第2の
カバー12との組み合わせによって構成される。第1の
カバー11及び第2のカバー12は、共に、弾力性のあ
るプラスチック等の材料よりなるのが好ましい。
【0024】第1のカバー11は、フェライト収納部1
10と、ケーブル収納部111とを有する。フェライト
収納部110は、第1のカバー11の内面に形成され、
四隅部にフェライト21の端部を受ける4つの受け部1
12を有している。受け部112は突出して設けられて
いる。ケーブル収納部111は、フェライト収納部11
0と隣接して、その側部に形成されている。図示では、
ケーブル収納部111は、受け部112をケーブル案内
部とし、その外側に形成されている。
【0025】第2のカバー12も、第1のカバー11と
同様に、フェライト収納部120と、ケーブル収納部1
21とを含む。フェライト収納部120は、第2のカバ
ー12の内面に形成され、四隅部にフェライト21の端
部を受ける4つの受け部122を有している。受け部1
22は突出して設けられている。ケーブル収納部121
は、フェライト収納部120と隣接して、その側部に形
成されている。ケーブル収納部121は、受け部122
をケーブル案内部とし、その外側に形成されている。ケ
ーブル収納部121には、先端がフック状になっている
ケーブル押さえ片163が備えられている。従って、実
施例の場合、第2のカバー12に設けられたケーブル収
納部121が実質的なケーブル収納部として働く。
【0026】第1のカバー11及び第2のカバー12
は、さらに、ヒンジ部13、14によって一体的に結合
されている。ヒンジ部13、14は、第1のカバー11
及び第2のカバー12と同体であり、その厚み選定によ
って可撓性が付与されている。
【0027】第1のカバー11は、ヒンジ部13、14
のある辺と対向する側に、第1の孔151、152を備
えている。第2のカバー12は、ヒンジ部13、14の
ある辺と対向する側であって、第1の孔151、152
と対応する位置に、フック161、162を備えてい
る。掛止機構は、第1の孔151、152と、フック1
61、162とを含む。第1の孔151、152は、内
部に突出する突片153、154を有する。フック16
1、162は、第1の孔151、152内に挿入され、
突片153、154に掛け止められる。
【0028】第1の孔151、152は、突片153、
154により狭小化された狭小部155、156を有
し、狭小部155、156の孔径Dcがフックの先端部
の外径Dfよりも小さくなっている。突片153、15
4は、薄くなっていて、バネ性を有する。
【0029】更に、第2のカバー12は、ヒンジ部1
3、14のある辺と対向する側であって、突片153、
154と対応する位置に、第2の孔164、165を備
えている(図3など参照)。第2の孔164、165
は、第2のカバー12を貫通している。
【0030】掛止機構は、更に、第2の孔164、16
5を含む。第2の孔164、165は、フック161、
162が、第1の孔151、152内に挿入され、突片
153、154に掛け止められるときに、突片153、
154に対向する位置に、設けられている。
【0031】更に、第1のカバー11は、ヒンジ部1
3、14のある辺と対向する側に、ケーブル押さえ片1
7を備えている。また、第1のカバー11及び第2のカ
バー12は底部にバネ片171、172を備えている
(図4参照)。図1〜図4に示す実施例では、バネ片1
71、172は、中央から両端方向に延びているが、両
側から中央方向に延びるように形成してもよい。
【0032】フェライト21は第1のカバー11のフェ
ライト収納部110に配置され、フェライト22は第2
のカバー12のフェライト収納部120に配置されてい
る。フェライト21は、半割円筒状となっていて、その
中央部に、その長さ方向に沿って、凹溝211が設けら
れ、凹溝211の両側が平面度の高い接触面212、2
13となっている。凹溝211の内周面は半円状となっ
ていて、その軸方向の両端側に、接触面212、213
から落ち込む4つの凹部214が設けられている。
【0033】更に、第1のカバー11の受け部112の
内側には、凹部214に掛け止められる4つの爪片19
1が突設されている。
【0034】フェライト22も、半割円筒状となってい
て、その中央部に、その長さ方向に沿って、凹溝221
が設けられている。フェライト22は、凹溝221の両
側が平面度の高い接触面222、223となっている。
凹溝221の内周面は半円状となっていて、その軸方向
の両端側に、接触面222、223から落ち込む凹部2
24が設けられている。
【0035】第2のカバー12の受け部122の内側に
は、フェライト22に形成された凹部224に掛け止め
られる爪片192が突設されている。
【0036】本実施例において、凹部214、224及
び爪片191、192は、第1のカバー11及び第2の
カバー12のそれぞれにつき、4個設けられているが、
これ以上の個数であってもよいし、これ以下の個数であ
ってもよい。個数を減らす場合、第1のカバー11及び
第2のカバー12のそれぞれにおいて、凹部及び爪片に
よる掛け止めが、少なくとも対角位置に配置されるよう
にするのが有効である。また、長さ方向の両端ではな
く、幅方向の両側に設けることもできる。
【0037】第1のカバー11は、その長さ方向の両端
に切欠181、182を備え、第2のカバー12は、そ
の長さ方向の両端に切欠183、184を備えている。
これらの切欠181〜184は、第1のカバー11及び
第2のカバー12を閉じた際、凹溝211、221によ
るケーブル挿通路に連なる開口部を構成する。
【0038】図5は本発明に係るノイズ吸収装置の使用
状態を示す斜視図、図6は図5の6−6線に沿った断面
図、図7は開いた状態の平面図、図8は図7の8ー8線
に沿った断面図である。
【0039】図5及び図6に示すように、コネクタ4
1、42等を装着したケーブル3に、本発明に係るノイ
ズ吸収装置5を装着する場合、図7に示すように、第1
のカバー11及び第2のカバー12を開いた状態で、フ
ェライト21の凹溝211とフェライト22の凹溝22
1によって構成されるケーブル挿通路20、第2のカバ
ー12のケーブル収納部121、ケーブル挿通路20の
順にケーブル3を引き回す。この後に、第1のカバー1
1及び第2のカバー12を互いに結合する。従って、ケ
ーブル3にコネクタ41、42を取り付けてあっても、
ケーブル3に対して、ノイズ吸収装置5を容易に装着す
ることができる。コネクタ41、42がパソコンやゲー
ム機器等の電子装置に接続されている場合も同様であ
る。
【0040】しかも、単に、ケーブル3を、フェライト
中を貫通させる場合(単純貫通型)と比較して、2倍の
長さのケーブル3がケーブル挿通路20を通過する。こ
れは、単純貫通型ノイズ吸収装置をケーブルに4個装着
した場合と、ほぼ同等の特性改善効果が得られることを
意味する。
【0041】さらに、ケーブル収納部121は第2のカ
バー12の内面に形成されているから、ケーブル3を巻
いた場合、ケーブル3をカバー1の外周部分に露出させ
ず、カバー1の内部に収納できる。このため、ケーブル
3の損傷を確実に防止できる。
【0042】本実施例では、ケーブル3の巻数は1回で
あるが、ケーブル挿通路20の内径及びケーブル収納部
111、ケーブル収納部121の拡大等によって、巻き
上げ回数を多くすることも可能である。
【0043】さらに本実施例では、第1の孔151、1
52と、フック161、162とを含む掛止機構を有す
る。第1の孔151、152は、内部に突出する突片1
53、154を有する。この掛止機構においては、フッ
ク161、162が、第1の孔151、152内に挿入
され、突片153、154に掛け止められる。 図9
は、フック161が挿入される第1の孔151と、フッ
ク161との関係を拡大して示す断面図である。図示を
省略するが、フック162が挿入される第1の孔152
と、フック162との関係も同様である。第1の孔15
1、152は、突片153、154により狭小化された
狭小部155、156を有し、狭小部155、156の
孔径Dcがフック161、162の先端部の外径Dfよ
りも小さくなっている。突片153、154は、バネ性
を有する。
【0044】このため、図10及び図11に示すよう
に、フック161、162を第1の孔151、152内
に挿入する場合、狭小部155、156の孔径Dcがフ
ック161、162の挿入部の外径Dfよりも小さいに
もかかわらず、突片153、154のバネ性を利用し
て、突片153、154に撓みを生じさせ、フック16
1、162の先端部の挿入部を第1の孔151、152
内に押し込み、図12及び図13に示すように、突片1
53、154にフック161、162を掛け止めること
ができる。
【0045】突片153、154はバネ性を有するの
で、フック161、162が突片153、154に掛け
止められた後は、突片153、154は原形に復帰す
る。突片153、154が原形に復帰したとき、狭小部
155、156での孔径Dcがフック161、162の
挿入部の外径Dfよりも小さいので、フック161、1
62が、突片153、154から外れることも、また、
第1の孔151、152から抜け出ることもできない。
このため、子供のいたずら等によって、第1の孔15
1、152からフック161、162が外される恐れは
ない。したがって、本発明に係るノイズ吸収装置を、子
供が遊ぶゲーム機器などのケーブルに装着した場合で
も、本発明に係るノイズ吸収装置が子供のいたずら等に
よりケーブルから外される恐れはない。
【0046】第1の孔151、152では、フック16
1、162の挿入口の端縁157、158が丸みを帯び
ていることが望ましい(図9など参照)。挿入口の端縁
157、158が丸みを帯びていれば、フック161、
162が第1の孔151、152に挿入されるとき、フ
ック161、162は、端縁157、158に引っかか
る恐れがなくなり、スムーズに挿入される。また、挿入
口の端縁157、158が面どりされていても良く、同
様の効果が得られる。
【0047】フック161、162の端縁は半径Rを持
つ曲線状の端縁にすることが望ましい(図13など参
照)。曲線状の端縁であれば、フック161、162を
第1の孔151、152内に押し込む時の抗力が、直線
の場合よりも著しく小さくなるので、掛止作業が容易に
なる。しかも、曲線状端縁の再突端部が突片153、1
54に確実に掛止られるので、第1の孔151、152
からフック161、162が抜け出ることもない。
【0048】本実施例では、掛止機構は、更に、第2の
孔164、165を含む。第2の孔164、165は、
フック161、162が第1の孔151、152内に挿
入され突片153、154に掛け止められるときに、突
片153、154に対向する位置に、設けられている。
第2の孔164、165が設けられることによる作用効
果は、ノイズ吸収装置をケーブル3から取り外す場合に
生じる。
【0049】ここで、ノイズ吸収装置をケーブル3から
取り外す場合を説明する。この取り外し作業では、外し
用治具6を使用する。外し用治具6は、例えば、マイナ
スドライバーが適している。
【0050】この取り外し作業を始めるときは、図12
及び図13に示すように、ノイズ吸収装置がケーブル3
に装着されており、フック161、162が、第1の孔
151、152内に挿入され、突片153、154に掛
け止められている。
【0051】ここで、外し用治具6の先端部を第2の孔
164、165に挿入する。第1の孔151、152の
突片153、154はバネ性を有する。このため、図1
4及び図15に示すように、外し用治具6により突片1
53、154に力Fを加え、突片153、154をフッ
ク161、162から外れる向きに歪ませ、狭小部15
5、156での孔径Dcをフック161、162の外径
Dfに等しくなるまで拡大することができる。このよう
に、外し用治具6を使用すれば、フック161、162
が突片153、154から外され、ノイズ吸収装置は、
図10及び図11に示す状態に戻る。その後、図7に示
すように、第1のカバー11及び第2のカバー12を開
き、凹溝211と凹溝221によって構成されるケーブ
ル挿通路20と、第2のカバー12のケーブル収納部1
21とから、ケーブル3を取り出す。
【0052】以上のように、本発明に係るノイズ吸収装
置は、外し用治具6の使用によってケーブル3から強制
的に取り外すことができる。しかも、前述したように、
本発明に係るノイズ吸収装置は、子供のいたずら等によ
りケーブルから外される恐れがない。
【0053】さらに、ケーブル3にコネクタ41、42
が取り付けられている場合でも、同様に、本発明に係る
ノイズ吸収装置は、外し用治具6の使用によってケーブ
ル3から強制的に取り外すことができる。コネクタ4
1、42がパソコンやゲーム機器等の電子装置に接続さ
れている場合も同様である。
【0054】本発明に係るノイズ吸収装置においては、
ケーブル収納部と、掛止機構とを同時に持つ必要はな
い。何れか一方を備えれば良い。
【0055】さらに本実施例では、第2のカバー12は
ケーブル収納部121にケーブル押さえ片163を有す
る。ケーブル押さえ片163は、先端がフック状になっ
ている。この構造によれば、ノイズ吸収装置5のケーブ
ル3に対する装着作業時に、ケーブル3がケーブル収納
部121から浮き上がることはない。従って、ケーブル
3の巻き付け作業が容易になる。
【0056】第1のカバー11は、底部にバネ片171
を備え、第2のカバー12は、底部にバネ片172を備
えている。この構造によれば、ケーブル3を、フェライ
ト21の凹溝211またはフェライト22の凹溝221
に配置した状態で、第1のカバー11及び第2のカバー
12を、ヒンジ部13、14を支点にして相対的に回転
させ、第1の孔151、152にフック161、162
を掛け止めた場合、バネ片171、172の有する弾力
により、一対のフェライト21、22の接触面(21
2、213)、(222、223)が実質的に閉磁路を
形成するように密着し、フェライト21、22を巡る磁
路の磁気抵抗が低下し、優れたノイズ吸収作用が得られ
る。
【0057】第1のカバー11の側面の内側には、フェ
ライト21に形成された凹部214に掛け止められる爪
片191が突設されている。第2のカバー12の側面の
内側にも、フェライト22に形成された凹部224に掛
け止められる爪片192が突設されている。この構造に
よれば、フェライト21を第1のカバー11の内部に挿
入し、フェライト22を第2のカバー12の内部に挿入
すると、爪片191、192が自己の弾力性、可撓性等
で曲って、フェライト21を第1のカバー11内に導
き、フェライト22を第2のカバー12内に導く。そし
て、フェライト21が第1のカバー11内に完全に挿入
されると、爪片191、192は自己の弾力性により復
元し、凹部214、224に掛け止められる。フェライ
ト22が第2のカバー12内に完全に挿入されると、爪
片191、192は自己の弾力性により復元し、凹部2
14、224に掛け止められる。従って、フェライト2
1、22は、上面となる接触面側から押えられるので、
その回転揺動及び脱落が阻止される。
【0058】図16は本発明に係るノイズ吸収装置の別
の実施例を示す平面図である。図において、図1〜図1
5と同一の構成部分には、同一の参照符号を付して、説
明は省略する。この実施例では、ケーブル収納部は、第
1のカバー11及び第2のカバー12に2つ設けられて
いる。即ち、第1のカバー11では、フェライト収納部
110の両側に2つのケーブル収納部111、111が
設けられ、第2のカバー12ではフェライト収納部12
0の両側に2つのケーブル収納部121、121が設け
られている。ケーブル収納部121、121には、ケー
ブル押さえ片163がそれぞれ1つずつ備えられてい
る。
【0059】図16に示す構造の場合、図17に示すよ
うに、ケーブル3のターン数を増大できるので、さらに
優れたノイズ吸収特性を得ることができる。
【0060】図18は本発明に係るノイズ吸収装置の更
に別の実施例を示す平面図、図19は図18の19−1
9線に沿った断面図である。図において、図1〜図15
と同一の構成部分には、同一の参照符号を付して、説明
は省略する。図18〜19に示す実施例では、ケーブル
収納部が設けられていない。このようにケーブル収納部
がなくても、掛止機構は、図1〜図15に示した実施例
と同様な作用効果を奏する。
【0061】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果が得られる。 (a)ケーブルに対する装着作業を容易、かつ、迅速に
実行できるノイズ吸収装置を提供できる。 (b)ノイズ吸収特性に優れたノイズ吸収装置を提供で
きる。 (c)ケーブルの損傷を確実に防止できるノイズ吸収装
置を提供できる。 (d)子供のいたずら等によりケーブルから外される恐
れがないノイズ吸収装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るノイズ吸収装置の分解斜視図であ
る。
【図2】図1に示したノイズ吸収装置の組立状態を示す
斜視図である。
【図3】図1及び図2に示したノイズ吸収装置の平面図
である。
【図4】図3の4−4線に沿った断面図である。
【図5】本発明に係るノイズ吸収装置の使用状態を示す
斜視図である。
【図6】図5の6−6線に沿った断面図である。
【図7】本発明に係るノイズ吸収装置を開いて示した平
面図である。
【図8】図7の8ー8線に沿った断面図である。
【図9】フック161が挿入される第1の孔151と、
フック161との関係を拡大して示す断面図である。
【図10】本発明に係るノイズ吸収装置の掛止プロセス
を説明する断面図である。
【図11】図10に示した状態における孔とフックとの
関係を示す図である。
【図12】図10に示したプロセスを経て掛け止められ
た状態を示す断面図である。
【図13】図12に示した掛止状態における孔とフック
との関係を示す図である。
【図14】本発明に係るノイズ吸収装置の取り外しプロ
セスを説明する断面図である。
【図15】図14に示した状態における孔とフックとの
関係を示す図である。
【図16】本発明に係るノイズ吸収装置の別の実施例を
示す平面図である。
【図17】図16に示したノイズ吸収装置の使用状態を
示す平面図である。
【図18】本発明に係るノイズ吸収装置の更に別の実施
例を示す平面図である。
【図19】図18の19−19線に沿った断面図であ
る。
【符号の説明】
1 カバー 11 第1のカバー 12 第2のカバー 21、22 フェライト 20 ケーブル挿通路 110、120 フェライト収納部 111、121 ケーブル収納部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カバーと、一対のフェライトとを含むノ
    イズ吸収装置であって、 前記カバーは、第1のカバーと、第2のカバーとの組み
    合わせによって構成されており、 前記第1のカバー及び前記第2のカバーは、それぞれフ
    ェライト収納部と、ケーブル収納部とを含み、 前記フェライト収納部は、前記第1のカバー及び前記第
    2のカバーの内面に形成されており、 前記ケーブル収納部は、前記フェライト収納部と隣接し
    て、その側部に形成されており、 前記一対のフェライトは、前記第1のカバー及び前記第
    2のカバーの前記フェライト収納部にそれぞれ配置さ
    れ、相互間にケーブル挿通路を形成するように組み合わ
    されており、 前記ケーブル挿通路及び前記ケーブル収納部は、連続す
    るケーブル案内路を構成するノイズ吸収装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたノイズ吸収装置で
    あって、 前記フェライト収納部は、四隅部に前記フェライトの端
    部を受ける受け部を有しており、前記受け部は突出して
    設けられており、 前記ケーブル収納部は、前記受け部をケーブル案内部と
    し、その外側に形成されているノイズ吸収装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載されたノイズ吸収装置で
    あって、 前記ケーブル収納部は、前記第1のカバー及び前記第2
    のカバー毎に1つ設けられているノイズ吸収装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載されたノイズ吸収装置で
    あって、 前記ケーブル収納部は、前記第1のカバー及び前記第2
    のカバー毎に2つ設けられているノイズ吸収装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載されたノイズ吸収装置で
    あって、 前記第1のカバー及び前記第2のカバーは、それぞれの
    一端縁がヒンジによって結合されており、前記一端縁と
    対向する他端縁に掛止機構を有するノイズ吸収装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載されたノイズ吸収装置で
    あって、 前記掛止機構は、第1の孔と、フックとを含み、 前記第1の孔は、内部に突出する突片を有し、 前記フックは、前記第1の孔内に挿入され、前記突片に
    掛け止められるノイズ吸収装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載されたノイズ吸収装置で
    あって、 前記第1の孔は、前記突片により狭小化された狭小部を
    有し、前記狭小部の孔径が前記フックの挿入部の外径よ
    りも小さくなっており、前記突片は、バネ性を有するノ
    イズ吸収装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載されたノイズ吸収装置で
    あって、 前記掛止機構は、更に、第2の孔を含み、 前記第2の孔は、前記フックが前記第1の孔内に挿入さ
    れ前記突片に掛け止められるときに前記突片と対向する
    位置に設けられているノイズ吸収装置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載されたノイズ吸収装置で
    あって、 前記第1のカバーまたは前記第2のカバーの何れかは、
    前記ケーブル収納部に少なくとも1つのケーブル押さえ
    片を有しており、 前記ケーブル押さえ片は、先端がフック状になっている
    ノイズ吸収装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9の何れかに記載された
    ノイズ吸収装置であって、 更に、ケーブルを含んでおり、 前記ケーブルは、前記ケーブル挿通路を通った後、前記
    ケーブル収納部に導かれ、更に前記ケーブル挿通路に戻
    るように案内されるノイズ吸収装置。
  11. 【請求項11】 カバーと、一対のフェライトとを含む
    ノイズ吸収装置であって、 前記カバーは、第1のカバーと、第2のカバーとの組み
    合わせによって構成されており、 前記第1のカバー及び前記第2のカバーは、それぞれフ
    ェライト収納部を含み、 前記フェライト収納部は、前記第1のカバー及び前記第
    2のカバーの内面に形成されており、 前記一対のフェライトは、前記第1のカバー及び前記第
    2のカバーの前記フェライト収納部にそれぞれ配置さ
    れ、相互間にケーブル挿通路を形成するように組み合わ
    されており、 前記第1のカバー及び前記第2のカバーは、それぞれの
    一端縁がヒンジによって結合されており、前記一端縁と
    対向する他端縁に掛止機構を有し、 前記掛止機構は、第1の孔と、フックとを含み、 前記第1の孔は、内部に突出する突片を有し、 前記フックは、前記第1の孔内に挿入され、前記突片に
    掛け止められ、 前記第1の孔は、前記突片により狭小化された狭小部を
    有し、前記狭小部の孔径が前記フックの挿入部の外径よ
    りも小さくなっており、 前記突片は、バネ性を有するノイズ吸収装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載されたノイズ吸収装
    置であって、 前記掛止機構は、更に、第2の孔を含み、 前記第2の孔は、前記フックが前記第1の孔内に挿入さ
    れ前記突片に掛け止められるときに前記突片と対向する
    位置に設けられているノイズ吸収装置。
  13. 【請求項13】 請求項11乃至12の何れかに記載さ
    れたノイズ吸収装置であって、 更に、ケーブルを含んでおり、 前記ケーブルは、前記ケーブル挿通路を通るように案内
    されるノイズ吸収装置。
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