JPH1033848A - 鋏及び鋏の製造方法 - Google Patents

鋏及び鋏の製造方法

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JPH1033848A
JPH1033848A JP20755396A JP20755396A JPH1033848A JP H1033848 A JPH1033848 A JP H1033848A JP 20755396 A JP20755396 A JP 20755396A JP 20755396 A JP20755396 A JP 20755396A JP H1033848 A JPH1033848 A JP H1033848A
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scissors
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plastic
finger
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Motoji Ogura
元司 小椋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剛性プラスチック製の指掛環の内周に弾性プ
ラスチック製のリングが装着されている鋏について、指
掛環とリングの隙間に汚れが浸入しないものを提供する
ことを課題とする。 【解決手段】 指掛環4を有する柄部3が剛性プラスチ
ックで形成されている鋏であって、剛性プラスチックの
指掛環4の内周面に、前記剛性プラスチックに対し熱融
着性のあるエラストマ−などの弾性プラスチックで形成
されたリング5が機械成形によって密接状態で接合して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、理美容用あるいは
事務用等の鋏に関する。更には、指掛環を有する鋏であ
って指掛環の内周にエラストマ−のリングを設けてある
鋏に関する。
【0002】
【従来の技術】指掛環の内周にリングを設けてある鋏は
従来から存在していた。従来品の構成は、剛性プラスチ
ック製の柄部とエラストマ−製のリングを別々に成形
し、柄部の指掛環にはその内周に沿って突条を延在さ
せ、リングにはその外周に沿って突条の形状に合う条溝
を設け、突条に条溝を係合することによってリングを指
掛環に装着していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来品は上述のような
構成であり、指掛環の突条にリングの条溝を係合するこ
とによってリングを指掛環に装着していた。したがっ
て、指掛環の内周面とリングとの間にわずかではあるが
隙間が生じるので、その隙間に汚れが詰まる虞があり使
用者に不快感を与えていた。本発明は、従来品のそのよ
うな欠点のないリング付き鋏を提供することを課題とし
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、指掛
環を有する柄部が剛性プラスチックで形成され、剛性プ
ラスチックの指掛環の内周面に、前記剛性プラスチック
に対し熱融着性のあるエラストマ−などの弾性プラスチ
ックで形成されたリングが密接状態で接合している鋏を
製造する方法であって、最初に弾性プラスチックでリン
グを成形し、そのリングをあらかじめきつめに形成した
型枠に圧縮状態ではめこんで金属の刃体と共にセット
し、そのあとで柄部となるべき剛性プラスチックを射出
又は押出してリング及び刃体と接合し鋏を成形すること
を特徴とする。
【0005】請求項2の発明は、指掛環を有する柄部が
剛性プラスチックで形成されている鋏であって、剛性プ
ラスチックの指掛環の内周面に、前記剛性プラスチック
に対し熱融着性のあるエラストマ−などの弾性プラスチ
ックで形成されたリングが機械成形によって密接状態で
接合していることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】次に実施の形態について説明す
る。鋏は二枚の刃体1,1が支軸2によって回動可能に
結合されている。刃体1,1の後端に剛性プラスチック
製の柄部3,3が成形によって固着されている。剛性プ
ラスチックとしては、PP樹脂やABS樹脂などの熱可
塑性プラスチックが用いられる。柄部3,3には使用時
に指を通すためにそれぞれ指掛環4,4が設けられてい
る。
【0007】指掛環4,4の内周に沿って弾性プラスチ
ック製のリング5,5が設けられている。弾性プラスチ
ックとしては、種々の熱可塑性エラストマ−などのゴム
状プラスチックが用いられる。リング5を指掛環4に設
ける手段は、従来のような凹凸による係合でなく、また
接着剤を用いた接合でもなく、指掛環4とリング5の二
度成形による接合である。
【0008】本発明の製造方法について説明すると、ま
ず最初に弾性プラスチックでリング5を成形する。その
あとで、あらかじめきつめに形成した型枠にリング5を
圧縮状態ではめこんで金属の刃体と共に金型にセット
し、柄部の材料である剛性プラスチックを射出して鋏に
成形する。リング5の型枠をきつめにして圧縮状態では
めこむことができるのは、リングの材料が弾性プラスチ
ックであって圧縮変形が容易なためである。
【0009】リング5を最初に成形して圧縮状態で型枠
にはめこんでおけば、そのあとで柄部材料である剛性プ
ラスチックを射出したときに、溶融した剛性プラスチッ
クがリング5と型枠の隙間に浸入する虞がなく、したが
って柄部成形後の鋏を金型から取り出したときにバリが
リングの表面に生じないという効果がある。もしも剛性
プラスチックの柄部を先に成形し、あとから弾性プラス
チックを射出すると、柄部の表面に弾性プラスチックの
バリが生じることになり、それをあとから取り除かなけ
ればならない。
【0010】上述のように最初に弾性プラスチックでリ
ング5を成形し、あとから剛性プラスチックを射出して
柄部を成形するという二度成形によって、リング5と柄
部3の接触面は接着剤を用いなくても熱融着性により強
力に接合するのである。ただし、両プラスチックに相性
があって、熱融着性により接合する組合せとそうでない
組合せが存在する。本発明では、熱融着性により接合す
るプラスチックの組合せを採用することは勿論である。
【0011】熱融着性により接合するプラスチックの組
合せとしては、剛性プラスチックがPP樹脂であるとき
に弾性プラスチックがオレフィン系エラストマ−の組合
せである。また剛性プラスチックがABS樹脂であると
きに弾性プラスチックがスチレン系エラストマ−、ポリ
ウレタン系エラストマ−、ポリエステル系エラストマ−
あるいはポリアミド系エラストマ−などの組合せであ
る。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上のような構成であって、剛
性プラスチックの指掛環の内周面に、前記剛性プラスチ
ックに対し熱融着性のあるエラストマ−などの弾性プラ
スチックで形成されたリングが機械成形によって密接状
態で接合している。したがって指掛環の内周面とリング
との接触部分に隙間が生じないので、その部分に汚れが
詰まる虞がない。もしも、その部分を接着剤で接合した
ときには接着剤が接合部分からわずかではあるがもれる
ので、後ではみ出した接着剤を除去する必要があるが、
本発明ではそのような手間がない。また、接着剤で接合
するときには指掛環とリングがずれる虞があるが、本発
明では必要があれば指掛環とリングの境目を完全な平面
状とすることが可能である。更に、本発明の製造につい
ては、最初に弾性プラスチックでリングを成形し、その
リングをあらかじめきつめに形成した型枠に圧縮状態で
はめこんで金属の刃体と共にセットし、そのあとで柄部
となるべき剛性プラスチックを射出又は押出してリング
及び刃体と接合し鋏を成形することを特徴とする。した
がって、型枠とはめこまれたリングとの間に隙間が生じ
ないので、あとから剛性プラスチックを射出又は押出し
てもその隙間に剛性プラスチックが浸入することがな
く、鋏の成形後にバリを生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の正面図
【図2】 本発明の一方の柄部の断面図
【図3】 従来品の柄部の断面図
【符号の説明】
1 刃体 2 支軸 3 柄部 4 指掛環 5 リング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指掛環を有する柄部が剛性プラスチック
    で形成され、剛性プラスチックの指掛環の内周面に、前
    記剛性プラスチックに対し熱融着性のあるエラストマ−
    などの弾性プラスチックで形成されたリングが密接状態
    で接合している鋏を製造する方法であって、最初に弾性
    プラスチックでリングを成形し、そのリングをあらかじ
    めきつめに形成した型枠に圧縮状態ではめこんで金属の
    刃体と共にセットし、そのあとで柄部となるべき剛性プ
    ラスチックを射出又は押出してリング及び刃体と接合し
    鋏を成形することを特徴とする鋏の製造方法
  2. 【請求項2】 指掛環を有する柄部が剛性プラスチック
    で形成されている鋏であって、剛性プラスチックの指掛
    環の内周面に、前記剛性プラスチックに対し熱融着性の
    あるエラストマ−などの弾性プラスチックで形成された
    リングが機械成形によって密接状態で接合していること
    を特徴とする鋏
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011182820A (ja) * 2010-03-04 2011-09-22 Kai R & D Center Co Ltd 手動利器及び手動利器の柄の製造方法
JP2017217519A (ja) * 2013-12-26 2017-12-14 株式会社レイメイ藤井 ハサミ
JP7740588B1 (ja) * 2025-03-27 2025-09-17 株式会社貝印刃物開発センター キッチン用ハサミ

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