JPH10340885A - シリコン基板における陽極化成方法 - Google Patents
シリコン基板における陽極化成方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】電流の流れを制御して、無効電流の存在による
電圧降下を抑制し、効率的に選択ポーラス化(選択多孔
質化)でき、多孔質化される範囲を設計領域に抑制する
ことができるシリコン基板の陽極化成方法を提供する。 【解決手段】p型単結晶シリコン基板(シリコン基板)
2には埋め込み層となるp型シリコン層3が形成され、
シリコン基板2の上面にn型シリコン層4が形成されて
いる。n型シリコン層4には開口部形成用のp型シリコ
ン層5が形成され、n型シリコン層4の上面に金属保護
膜14が形成されている。シリコン基板2は、その裏面
側には酸化膜17を介して電極層18が形成されてい
る。p型シリコン層3と相対する部分には接続用開口部
17aを介して、電極層18とシリコン基板2とが電気
的に接続されている。陽極化成時には、電極層18を直
流電源に接続し、対向電極をマイナス端子に接続して行
う。
電圧降下を抑制し、効率的に選択ポーラス化(選択多孔
質化)でき、多孔質化される範囲を設計領域に抑制する
ことができるシリコン基板の陽極化成方法を提供する。 【解決手段】p型単結晶シリコン基板(シリコン基板)
2には埋め込み層となるp型シリコン層3が形成され、
シリコン基板2の上面にn型シリコン層4が形成されて
いる。n型シリコン層4には開口部形成用のp型シリコ
ン層5が形成され、n型シリコン層4の上面に金属保護
膜14が形成されている。シリコン基板2は、その裏面
側には酸化膜17を介して電極層18が形成されてい
る。p型シリコン層3と相対する部分には接続用開口部
17aを介して、電極層18とシリコン基板2とが電気
的に接続されている。陽極化成時には、電極層18を直
流電源に接続し、対向電極をマイナス端子に接続して行
う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリコン基板の陽極化
成方法に関する。
成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からシリコンのマイクロマシニング
において、シリコン基板を陽極化成することが行われて
いる。従来の陽極化成方法の例について説明する。
において、シリコン基板を陽極化成することが行われて
いる。従来の陽極化成方法の例について説明する。
【0003】図5は、加速度センサに使用されるシリコ
ン基板を示している。同図において、面方位(110)
のp型単結晶シリコン基板(以下、シリコン基板とい
う)2は、その表面側の所定領域にシリコン基板2より
も高濃度のp型シリコン層3が形成され、前記シリコン
基板2の上面にn型単結晶シリコンからなるエピタキシ
ャル成長層4が形成されて、同エピタキシャル成長層4
内に前記p型シリコン層3が埋め込み層とされている。
前記エピタキシャル成長層4には開口部形成用のp型シ
リコン層5が形成され、前記p型シリコン層3にまで延
びている。前記エピタキシャル成長層4の上面には、前
記開口部形成用のp型シリコン層5の上面を除いて、層
間絶縁膜として酸化膜(SiO2 )6、アルミニウム等
からなる配線パターン7、表層における絶縁を図るため
のSiNやSi3 N4 などのパッシベーション膜8、及
び耐HF性を有するフォトレジスト等の樹脂保護膜9が
形成されている。
ン基板を示している。同図において、面方位(110)
のp型単結晶シリコン基板(以下、シリコン基板とい
う)2は、その表面側の所定領域にシリコン基板2より
も高濃度のp型シリコン層3が形成され、前記シリコン
基板2の上面にn型単結晶シリコンからなるエピタキシ
ャル成長層4が形成されて、同エピタキシャル成長層4
内に前記p型シリコン層3が埋め込み層とされている。
前記エピタキシャル成長層4には開口部形成用のp型シ
リコン層5が形成され、前記p型シリコン層3にまで延
びている。前記エピタキシャル成長層4の上面には、前
記開口部形成用のp型シリコン層5の上面を除いて、層
間絶縁膜として酸化膜(SiO2 )6、アルミニウム等
からなる配線パターン7、表層における絶縁を図るため
のSiNやSi3 N4 などのパッシベーション膜8、及
び耐HF性を有するフォトレジスト等の樹脂保護膜9が
形成されている。
【0004】このシリコン基板2を図6に示すようにH
F系溶液としてのHF水溶液(フッ酸水溶液)10に浸
漬した状態で、同シリコン基板2を陽極とし、Pt等か
らなる貴金属板にて構成された対向電極11を配置して
電界を印加することにより陽極化成を行う。なお、Vは
直流電源である。そして、前記陽極化成処理によって前
記各p型シリコン層3,5を多孔質シリコン層に変化さ
せ、この多孔質化された部分を後の工程で、アルカリエ
ッチングによって除去することにより、空洞部を形成す
ることが行われる。そして、空洞部の上方に位置するエ
ピタキシャル成長層(n型単結晶シリコン)4が中空ビ
ームとして形成され、加速度センサの構造体とされる。
F系溶液としてのHF水溶液(フッ酸水溶液)10に浸
漬した状態で、同シリコン基板2を陽極とし、Pt等か
らなる貴金属板にて構成された対向電極11を配置して
電界を印加することにより陽極化成を行う。なお、Vは
直流電源である。そして、前記陽極化成処理によって前
記各p型シリコン層3,5を多孔質シリコン層に変化さ
せ、この多孔質化された部分を後の工程で、アルカリエ
ッチングによって除去することにより、空洞部を形成す
ることが行われる。そして、空洞部の上方に位置するエ
ピタキシャル成長層(n型単結晶シリコン)4が中空ビ
ームとして形成され、加速度センサの構造体とされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、陽極
化成処理時には、図5において、矢印で示すように直流
電源Vから流れる電流が、陽極化成に関係のない領域ま
で拡散して流れるため、その電流が拡散された分(無効
電流分)、電圧降下して、陽極化成を行いたい領域の陽
極化成速度が遅くなる問題があった。又、多孔質化(ポ
ーラス化)される範囲も設計領域(p型シリコン層3,
5の領域)よりシリコン基板2にまで広がってしまう問
題があった。このため、後工程で行われるアルカリエッ
チングによって、空洞部が設計領域以上のものができて
しまう問題があった。
化成処理時には、図5において、矢印で示すように直流
電源Vから流れる電流が、陽極化成に関係のない領域ま
で拡散して流れるため、その電流が拡散された分(無効
電流分)、電圧降下して、陽極化成を行いたい領域の陽
極化成速度が遅くなる問題があった。又、多孔質化(ポ
ーラス化)される範囲も設計領域(p型シリコン層3,
5の領域)よりシリコン基板2にまで広がってしまう問
題があった。このため、後工程で行われるアルカリエッ
チングによって、空洞部が設計領域以上のものができて
しまう問題があった。
【0006】本発明は上記の課題を解消するためになさ
れたものであり、その目的は、陽極化成処理時におい
て、電流の流れを制御して、無効電流の存在による電圧
降下を抑制し、効率的に選択ポーラス化(選択多孔質
化)でき、多孔質化される範囲を設計領域に抑制するこ
とができるシリコン基板の陽極化成方法を提供すること
にある。
れたものであり、その目的は、陽極化成処理時におい
て、電流の流れを制御して、無効電流の存在による電圧
降下を抑制し、効率的に選択ポーラス化(選択多孔質
化)でき、多孔質化される範囲を設計領域に抑制するこ
とができるシリコン基板の陽極化成方法を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、p型単結晶シリコン基
板の表面側の所定領域にp型シリコン層が形成され、前
記p型単結晶シリコン基板の上面にn型シリコン層が形
成されて、同n型シリコン層下に前記p型シリコン層が
埋め込み層とされ、前記n型シリコン層には開口部形成
用のp型シリコン層が形成され、n型シリコン層の上面
には、前記開口部形成用のp型シリコン層の表面が露出
された状態で、保護膜が形成され、前記各p型シリコン
層を多孔質シリコン層に変化させるべく前記p型単結晶
シリコン基板を陽極化成する方法であって、前記p型単
結晶シリコン基板は、その裏面側には絶縁膜を介して電
極層が形成され、前記絶縁膜において、前記各p型シリ
コン層と相対する部分には接続用開口部を介して、前記
電極層と前記p型単結晶シリコン基板とが電気的に接続
されており、前記p型単結晶シリコン基板を直流電源の
プラス端子に対して前記電極層を介して電気的に接続
し、p型単結晶シリコン基板に対向して設けた対向電極
を前記直流電源のマイナス端子に接続してHF系溶液内
で陽極化成することを特徴とするシリコン基板における
陽極化成方法をその要旨としている。
めに、請求項1に記載の発明は、p型単結晶シリコン基
板の表面側の所定領域にp型シリコン層が形成され、前
記p型単結晶シリコン基板の上面にn型シリコン層が形
成されて、同n型シリコン層下に前記p型シリコン層が
埋め込み層とされ、前記n型シリコン層には開口部形成
用のp型シリコン層が形成され、n型シリコン層の上面
には、前記開口部形成用のp型シリコン層の表面が露出
された状態で、保護膜が形成され、前記各p型シリコン
層を多孔質シリコン層に変化させるべく前記p型単結晶
シリコン基板を陽極化成する方法であって、前記p型単
結晶シリコン基板は、その裏面側には絶縁膜を介して電
極層が形成され、前記絶縁膜において、前記各p型シリ
コン層と相対する部分には接続用開口部を介して、前記
電極層と前記p型単結晶シリコン基板とが電気的に接続
されており、前記p型単結晶シリコン基板を直流電源の
プラス端子に対して前記電極層を介して電気的に接続
し、p型単結晶シリコン基板に対向して設けた対向電極
を前記直流電源のマイナス端子に接続してHF系溶液内
で陽極化成することを特徴とするシリコン基板における
陽極化成方法をその要旨としている。
【0008】請求項2の発明は、請求項1において、前
記p型単結晶シリコン基板の裏面側には、前記接続用開
口部に臨む電極層に接触するように、p型の不純物拡散
領域が形成されているシリコン基板における陽極化成方
法をその要旨としている。
記p型単結晶シリコン基板の裏面側には、前記接続用開
口部に臨む電極層に接触するように、p型の不純物拡散
領域が形成されているシリコン基板における陽極化成方
法をその要旨としている。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
において、対向電極は、p型単結晶シリコン基板の表面
側に形成された金属薄膜からなる保護膜であるシリコン
基板における陽極化成方法をその要旨としている。
において、対向電極は、p型単結晶シリコン基板の表面
側に形成された金属薄膜からなる保護膜であるシリコン
基板における陽極化成方法をその要旨としている。
【0010】請求項4の発明は、請求項3において、金
属薄膜は、それ自身及び金属シリサイドが耐HF性を有
する金属にて形成されたものであるシリコン基板におけ
る陽極化成方法をその要旨としている。 (作用)請求項1に記載の発明によると、陽極化成を行
うと、前記電極層が、少なくとも埋め込み層であるp型
シリコン層と相対する部分において接続用開口部を介し
て、前記p型単結晶シリコン基板に接触しているため、
同p型シリコン層の領域に電流が集中する。一方、陽極
化成したくない部分に流れる無効電流は抑制される。こ
の結果、選択ポーラス化(選択多孔質化)が良好に進行
する。
属薄膜は、それ自身及び金属シリサイドが耐HF性を有
する金属にて形成されたものであるシリコン基板におけ
る陽極化成方法をその要旨としている。 (作用)請求項1に記載の発明によると、陽極化成を行
うと、前記電極層が、少なくとも埋め込み層であるp型
シリコン層と相対する部分において接続用開口部を介し
て、前記p型単結晶シリコン基板に接触しているため、
同p型シリコン層の領域に電流が集中する。一方、陽極
化成したくない部分に流れる無効電流は抑制される。こ
の結果、選択ポーラス化(選択多孔質化)が良好に進行
する。
【0011】請求項2に記載の発明によると、接続用開
口部にp型の不純物拡散領域が形成されているため、陽
極化成時における電流が同部分において集中し、このこ
とによって、さらに同p型シリコン層の領域に電流が集
中し、一方、陽極化成したくない部分における無効電流
は抑制される。
口部にp型の不純物拡散領域が形成されているため、陽
極化成時における電流が同部分において集中し、このこ
とによって、さらに同p型シリコン層の領域に電流が集
中し、一方、陽極化成したくない部分における無効電流
は抑制される。
【0012】請求項3に記載の発明によると、陽極化成
は、HF系溶液中において、保護膜が対向電極とされ、
シリコン基板が陽極にされて行われる。請求項4に記載
の発明では、金属自身及び当該金属シリサイドがともに
耐HF性を有する金属薄膜として使用される金属は、例
えば、W,Mo等が挙げられる。従って、陽極化成時に
おいて、HF系溶液にシリコン基板が浸されても、HF
系溶液によってシリコン基板が侵されることはないとと
もに、シリコン基板との界面においては、耐HF性の金
属シリサイドが形成される。この金属シリサイドによっ
て、シリコン基板と保護膜との界面がHF系溶液により
侵されることを抑制することができる。
は、HF系溶液中において、保護膜が対向電極とされ、
シリコン基板が陽極にされて行われる。請求項4に記載
の発明では、金属自身及び当該金属シリサイドがともに
耐HF性を有する金属薄膜として使用される金属は、例
えば、W,Mo等が挙げられる。従って、陽極化成時に
おいて、HF系溶液にシリコン基板が浸されても、HF
系溶液によってシリコン基板が侵されることはないとと
もに、シリコン基板との界面においては、耐HF性の金
属シリサイドが形成される。この金属シリサイドによっ
て、シリコン基板と保護膜との界面がHF系溶液により
侵されることを抑制することができる。
【0013】
(第1実施形態)以下、本発明の実施形態を図1及び図
2を参照して説明する。
2を参照して説明する。
【0014】なお、第1実施形態を含む以下の各実施形
態では、前記従来の技術で述べた構成と同一構成又は、
相当する構成については同一符号を付してその説明を省
略する。なお、図1を含め、各図面に示されている膜、
層は、説明の便宜上、拡大されて図示されており、それ
らの実際の厚みの比率関係を正確に示していないものと
する。
態では、前記従来の技術で述べた構成と同一構成又は、
相当する構成については同一符号を付してその説明を省
略する。なお、図1を含め、各図面に示されている膜、
層は、説明の便宜上、拡大されて図示されており、それ
らの実際の厚みの比率関係を正確に示していないものと
する。
【0015】この実施形態では、前記樹脂系の保護膜9
の代わりに、金属薄膜からなる保護膜(以下、金属保護
膜という)14が形成されている。この金属保護膜14
は、パッシベーション膜8の上面を含む、シリコン基板
2の表面を全体的に覆うように、W(タングステン)を
スパッタリングや真空蒸着等の物理的成膜法により形成
される。なお、パッシベーション膜8の開口部の直下に
おいて、金属保護膜14とシリコン基板2のエピタキシ
ャル成長層4とが接している界面においては、Wシリサ
イドが形成される。金属保護膜14を形成しているW
(タングステン)とWシリサイドは、耐HF性を有す
る。なお、金属保護膜14を全体的に被覆した後は、図
1に示されるように、フォトリソグラフィ法とエッチン
グ法を用いて、p型シリコン層5の上面にあたる部分に
開口部15を形成する。
の代わりに、金属薄膜からなる保護膜(以下、金属保護
膜という)14が形成されている。この金属保護膜14
は、パッシベーション膜8の上面を含む、シリコン基板
2の表面を全体的に覆うように、W(タングステン)を
スパッタリングや真空蒸着等の物理的成膜法により形成
される。なお、パッシベーション膜8の開口部の直下に
おいて、金属保護膜14とシリコン基板2のエピタキシ
ャル成長層4とが接している界面においては、Wシリサ
イドが形成される。金属保護膜14を形成しているW
(タングステン)とWシリサイドは、耐HF性を有す
る。なお、金属保護膜14を全体的に被覆した後は、図
1に示されるように、フォトリソグラフィ法とエッチン
グ法を用いて、p型シリコン層5の上面にあたる部分に
開口部15を形成する。
【0016】又、シリコン基板2の裏面には、前記シリ
コン基板2に対してイオン注入等によって不純物として
のほう素が打ち込まれ、そのほう素を熱拡散させたp型
シリコン層16が形成されている。そして、このp型シ
リコン層16は、本発明のp型の不純物拡散領域に相当
し、シリコン基板2よりも電気抵抗が低い低抵抗層とさ
れている。
コン基板2に対してイオン注入等によって不純物として
のほう素が打ち込まれ、そのほう素を熱拡散させたp型
シリコン層16が形成されている。そして、このp型シ
リコン層16は、本発明のp型の不純物拡散領域に相当
し、シリコン基板2よりも電気抵抗が低い低抵抗層とさ
れている。
【0017】p型シリコン層16の下面には、絶縁膜と
しての酸化膜(SiO2 )17がパターニングして形成
され、さらに、酸化膜17の下面には、アルミニウム薄
膜からなる電極層18が形成されている。アルミニウム
薄膜は、スパッタリングや真空蒸着等の物理的成膜法に
より形成される。なお、酸化膜17の代わりに、SiN
等からなる絶縁膜にて形成してもよい。又、前記酸化膜
17において、埋め込み層であるp型シリコン層3及び
p型シリコン層5と相対する部分には接続用開口部17
aが形成され、同接続用開口部17aを介して、前記電
極層18とp型シリコン層16とが電気的に接続されて
いる。そして、電極層18は、p型シリコン層16を介
してp型シリコン基板2とが電気的に接続されている。
しての酸化膜(SiO2 )17がパターニングして形成
され、さらに、酸化膜17の下面には、アルミニウム薄
膜からなる電極層18が形成されている。アルミニウム
薄膜は、スパッタリングや真空蒸着等の物理的成膜法に
より形成される。なお、酸化膜17の代わりに、SiN
等からなる絶縁膜にて形成してもよい。又、前記酸化膜
17において、埋め込み層であるp型シリコン層3及び
p型シリコン層5と相対する部分には接続用開口部17
aが形成され、同接続用開口部17aを介して、前記電
極層18とp型シリコン層16とが電気的に接続されて
いる。そして、電極層18は、p型シリコン層16を介
してp型シリコン基板2とが電気的に接続されている。
【0018】次に、上記のように構成された、シリコン
基板2を図2に示すように、HF系溶液としてのHF水
溶液10に浸漬する。そして、直流電源vのプラス端子
に電極層18を接続し、対向電極11に直流電源のマイ
ナス端子を接続させることにより、電界を印加させて陽
極化成を行う。
基板2を図2に示すように、HF系溶液としてのHF水
溶液10に浸漬する。そして、直流電源vのプラス端子
に電極層18を接続し、対向電極11に直流電源のマイ
ナス端子を接続させることにより、電界を印加させて陽
極化成を行う。
【0019】この陽極化成処理によって前記各p型シリ
コン層3,5を多孔質シリコン層に変化させる。この陽
極化成において、電流は電極層18から接続用開口部1
7aを介して図1の矢印に示すように拡散せず流れるた
め、p型シリコン層3,5に流入する電流の密度が高め
られる。この結果、各p型シリコン層3,5を多孔質シ
リコン層に変化する陽極化成速度が従来と比較して速く
なるとともに、電流が拡散せず、陽極化成を行いたい、
陽極化成領域であるp型シリコン層3,5に電流が集中
するため、効率的に選択ポーラス化(選択多孔質化)で
きる。
コン層3,5を多孔質シリコン層に変化させる。この陽
極化成において、電流は電極層18から接続用開口部1
7aを介して図1の矢印に示すように拡散せず流れるた
め、p型シリコン層3,5に流入する電流の密度が高め
られる。この結果、各p型シリコン層3,5を多孔質シ
リコン層に変化する陽極化成速度が従来と比較して速く
なるとともに、電流が拡散せず、陽極化成を行いたい、
陽極化成領域であるp型シリコン層3,5に電流が集中
するため、効率的に選択ポーラス化(選択多孔質化)で
きる。
【0020】又、金属保護膜14にて被覆された部分
は、同金属保護膜14にてHF水溶液の侵食が防止され
る。又、開口部15において、金属保護膜14とシリコ
ン基板2のエピタキシャル成長層4との界面において
は、耐HF性のWシリサイドが形成されているため、同
界面から内部にHF水溶液が侵食することはない。
は、同金属保護膜14にてHF水溶液の侵食が防止され
る。又、開口部15において、金属保護膜14とシリコ
ン基板2のエピタキシャル成長層4との界面において
は、耐HF性のWシリサイドが形成されているため、同
界面から内部にHF水溶液が侵食することはない。
【0021】この後、この多孔質化された部分を、TM
AH(テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド)
でアルカリエッチングを行うことによって、異方性エッ
チングする。なお、p型シリコン層3,5は、陽極化成
を経て多孔質化することにより、アルカリに溶解しやす
くなっているそして、前記アルカリエッチングによって
多孔質シリコン層を除去することにより、図示しない空
洞部を形成する。そして、空洞部の上方に位置するエピ
タキシャル成長層(n型単結晶シリコン)4が中空ビー
ムとして形成され、この実施形態では、加速度センサの
構造体とされる。
AH(テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド)
でアルカリエッチングを行うことによって、異方性エッ
チングする。なお、p型シリコン層3,5は、陽極化成
を経て多孔質化することにより、アルカリに溶解しやす
くなっているそして、前記アルカリエッチングによって
多孔質シリコン層を除去することにより、図示しない空
洞部を形成する。そして、空洞部の上方に位置するエピ
タキシャル成長層(n型単結晶シリコン)4が中空ビー
ムとして形成され、この実施形態では、加速度センサの
構造体とされる。
【0022】さて、本実施形態の製造方法によると、次
のような作用効果を奏する。 (1) 本実施形態の陽極化成方法において、電流は電
極層18から接続用開口部17aを介して図1の矢印に
示すように拡散せず流れるため、p型シリコン層3,5
に流入する電流の密度が高まるようにした。この結果、
各p型シリコン層3,5を多孔質シリコン層に変化する
陽極化成速度が従来と比較して速くなるとともに、電流
が拡散せず、陽極化成を行いたい、陽極化成領域である
p型シリコン層3,5に電流が集中するため、効率的に
選択ポーラス化(選択多孔質化)できる。
のような作用効果を奏する。 (1) 本実施形態の陽極化成方法において、電流は電
極層18から接続用開口部17aを介して図1の矢印に
示すように拡散せず流れるため、p型シリコン層3,5
に流入する電流の密度が高まるようにした。この結果、
各p型シリコン層3,5を多孔質シリコン層に変化する
陽極化成速度が従来と比較して速くなるとともに、電流
が拡散せず、陽極化成を行いたい、陽極化成領域である
p型シリコン層3,5に電流が集中するため、効率的に
選択ポーラス化(選択多孔質化)できる。
【0023】(2) さらに、シリコン基板2の裏面側
にシリコン基板2の電気抵抗よりも低抵抗であるp型シ
リコン層16を設けたため、電極層18とシリコン基板
2とのコンタクト抵抗を減らすことができる。仮に、こ
のp型シリコン層16が存在しないで陽極化成処理を行
った場合にも、上記(1)の作用効果を奏することがで
きるが、この低抵抗のp型シリコン層16によって、陽
極化成を行いたい、陽極化成領域であるp型シリコン層
3,5にさらに電流を集中することができるため、さら
に効率的に選択ポーラス化(選択多孔質化)を高めるこ
とができる。 (3) W(タングステン)からなる金属保護膜8は、
高融点であり、熱膨張係数がSiNやSi3 N4 などの
パッシベーション膜8及びシリコン基板2のエピタキシ
ャル成長層44と近く、それらとの密着性があるため、
剥離することがない。
にシリコン基板2の電気抵抗よりも低抵抗であるp型シ
リコン層16を設けたため、電極層18とシリコン基板
2とのコンタクト抵抗を減らすことができる。仮に、こ
のp型シリコン層16が存在しないで陽極化成処理を行
った場合にも、上記(1)の作用効果を奏することがで
きるが、この低抵抗のp型シリコン層16によって、陽
極化成を行いたい、陽極化成領域であるp型シリコン層
3,5にさらに電流を集中することができるため、さら
に効率的に選択ポーラス化(選択多孔質化)を高めるこ
とができる。 (3) W(タングステン)からなる金属保護膜8は、
高融点であり、熱膨張係数がSiNやSi3 N4 などの
パッシベーション膜8及びシリコン基板2のエピタキシ
ャル成長層44と近く、それらとの密着性があるため、
剥離することがない。
【0024】(4) 又、金属保護膜14にて被覆され
た部分は、同金属保護膜14にてHF水溶液の侵食が防
止できる。又、開口部15において、金属保護膜14と
シリコン基板2のエピタキシャル成長層4との界面にお
いては、耐HF性のWシリサイドが形成されているた
め、同界面から内部へのHF水溶液の侵食を防止するこ
とができる。
た部分は、同金属保護膜14にてHF水溶液の侵食が防
止できる。又、開口部15において、金属保護膜14と
シリコン基板2のエピタキシャル成長層4との界面にお
いては、耐HF性のWシリサイドが形成されているた
め、同界面から内部へのHF水溶液の侵食を防止するこ
とができる。
【0025】(第2実施形態)次に第2実施形態を図2
を参照して説明する。この実施形態では、図2の対向電
極11の代わりに、金属保護膜14を直流電源のマイナ
ス端子に接続して(図2の二点鎖線で示している)、陽
極化成を行うところが前記第1実施形態と異なってい
る。
を参照して説明する。この実施形態では、図2の対向電
極11の代わりに、金属保護膜14を直流電源のマイナ
ス端子に接続して(図2の二点鎖線で示している)、陽
極化成を行うところが前記第1実施形態と異なってい
る。
【0026】この第2実施形態において、陽極化成を行
うと、下記の利点がある。 (1) 図6に示すように、従来の陽極化成は、HF水
溶液10中にシリコン基板2を陽極にし、Pt(白金)
等の貴金属板11を対向電極にして行っている。この場
合、均一な陽極化成を行うためには対向電極11は、シ
リコン基板2と同等の大面積のものが必要となる。それ
に対して、本実施形態の陽極化成方法によると、金属保
護膜14が対向電極とされているため、高価な貴金属板
からなる対向電極は不要となる利点がある。このため、
従来に比較して、陽極化成を安価に行うことができる。
うと、下記の利点がある。 (1) 図6に示すように、従来の陽極化成は、HF水
溶液10中にシリコン基板2を陽極にし、Pt(白金)
等の貴金属板11を対向電極にして行っている。この場
合、均一な陽極化成を行うためには対向電極11は、シ
リコン基板2と同等の大面積のものが必要となる。それ
に対して、本実施形態の陽極化成方法によると、金属保
護膜14が対向電極とされているため、高価な貴金属板
からなる対向電極は不要となる利点がある。このため、
従来に比較して、陽極化成を安価に行うことができる。
【0027】又、金属保護膜14は、シリコン基板(ウ
エハ)2のほぼ全表面に形成されるため、均一な陽極化
成を行うことができる。さらに、ウエハ(シリコン基板
2)の直近に金属保護膜14が形成されて、同金属保護
膜14を対向電極としているため、HF水溶液10の電
気抵抗を考慮する必要がなくなる。すなわち、ウエハ
(シリコン基板)と対向電極とを離間している例えば、
第1実施形態の場合、HF水溶液10の電気抵抗を考慮
して、直流電源Vを電流制御、或いは電圧制御して陽極
化成を行う必要がある。この実施形態では、HF水溶液
10の抵抗を考慮する必要がなくなるため、陽極化成を
行いやすくすることができる。
エハ)2のほぼ全表面に形成されるため、均一な陽極化
成を行うことができる。さらに、ウエハ(シリコン基板
2)の直近に金属保護膜14が形成されて、同金属保護
膜14を対向電極としているため、HF水溶液10の電
気抵抗を考慮する必要がなくなる。すなわち、ウエハ
(シリコン基板)と対向電極とを離間している例えば、
第1実施形態の場合、HF水溶液10の電気抵抗を考慮
して、直流電源Vを電流制御、或いは電圧制御して陽極
化成を行う必要がある。この実施形態では、HF水溶液
10の抵抗を考慮する必要がなくなるため、陽極化成を
行いやすくすることができる。
【0028】(第3実施形態)次に第3実施形態を図3
を参照して説明する。なお、この第3実施形態を含む以
下の実施形態においても陽極化成は、HF水溶液にシリ
コン基板2を浸漬して行うものとする。
を参照して説明する。なお、この第3実施形態を含む以
下の実施形態においても陽極化成は、HF水溶液にシリ
コン基板2を浸漬して行うものとする。
【0029】この実施形態では第1実施形態の構成中、
p型シリコン層16の代わりに、p型シリコン領域16
aを設けたところが異なっている。このp型シリコン領
域16aは酸化膜17をパターニングして形成した開口
部17aを介して、シリコン基板2の裏面に対してイオ
ン注入等によって不純物としてのほう素が打ち込まれ、
そのほう素を熱拡散させることにより形成される。そし
て、このp型シリコン領域16aは、本発明のp型の不
純物拡散領域に相当し、前記第1実施形態のp型シリコ
ン層16よりもさらに電気抵抗が低い低抵抗層とされて
いる。
p型シリコン層16の代わりに、p型シリコン領域16
aを設けたところが異なっている。このp型シリコン領
域16aは酸化膜17をパターニングして形成した開口
部17aを介して、シリコン基板2の裏面に対してイオ
ン注入等によって不純物としてのほう素が打ち込まれ、
そのほう素を熱拡散させることにより形成される。そし
て、このp型シリコン領域16aは、本発明のp型の不
純物拡散領域に相当し、前記第1実施形態のp型シリコ
ン層16よりもさらに電気抵抗が低い低抵抗層とされて
いる。
【0030】このp型シリコン領域16aにより、電極
層18とシリコン基板2とのコンタクト抵抗を減らすこ
とができるため、陽極化成処理時には第1実施形態より
もさらにp型シリコン層3,5を流れる電流の密度を高
めることができる。
層18とシリコン基板2とのコンタクト抵抗を減らすこ
とができるため、陽極化成処理時には第1実施形態より
もさらにp型シリコン層3,5を流れる電流の密度を高
めることができる。
【0031】(第4実施形態)次に、第4実施形態を図
4を参照して説明する。この実施形態では、図4に示す
ようにシリコン基板2の表面側にn型単結晶シリコンか
らなるエピタキシャル成長層4A,4Bが2段形成され
ており、各エピタキシャル成長層4A,4Bのそれぞれ
には、埋め込み層であるp型シリコン層3A,3Bが2
段に形成されている。p型シリコン層3A,3Bは、シ
リコン基板2よりも高濃度の不純物であるホウ素を含ん
でいる。なお、前記p型シリコン層3A,3Bは、拡散
によりそれぞれ下方のシリコン基板2、エピタキシャル
成長層4Aの領域まで拡張されている。そして、両p型
シリコン層3A,3Bは互いに接しており、下方に位置
するp型シリコン層3Aは、接続用開口部17aと相対
するように配置されている。又、同接続用開口部17a
に対応したシリコン基板2にはp型シリコン領域16a
が設けられている。
4を参照して説明する。この実施形態では、図4に示す
ようにシリコン基板2の表面側にn型単結晶シリコンか
らなるエピタキシャル成長層4A,4Bが2段形成され
ており、各エピタキシャル成長層4A,4Bのそれぞれ
には、埋め込み層であるp型シリコン層3A,3Bが2
段に形成されている。p型シリコン層3A,3Bは、シ
リコン基板2よりも高濃度の不純物であるホウ素を含ん
でいる。なお、前記p型シリコン層3A,3Bは、拡散
によりそれぞれ下方のシリコン基板2、エピタキシャル
成長層4Aの領域まで拡張されている。そして、両p型
シリコン層3A,3Bは互いに接しており、下方に位置
するp型シリコン層3Aは、接続用開口部17aと相対
するように配置されている。又、同接続用開口部17a
に対応したシリコン基板2にはp型シリコン領域16a
が設けられている。
【0032】又、前記エピタキシャル成長層4Bには開
口部形成用の一対のp型シリコン層5が離間して形成さ
れ、同p型シリコン層5は、前記p型シリコン層3Bに
迄延びている。
口部形成用の一対のp型シリコン層5が離間して形成さ
れ、同p型シリコン層5は、前記p型シリコン層3Bに
迄延びている。
【0033】上記のシリコン基板2を第1実施形態又は
第2実施形態と同様に、対向電極11を使用して、或い
は金属保護膜14を対向電極として使用して陽極化成を
行う。
第2実施形態と同様に、対向電極11を使用して、或い
は金属保護膜14を対向電極として使用して陽極化成を
行う。
【0034】この陽極化成の処理によって前記各p型シ
リコン層3A,3B,5を多孔質シリコン層に変化させ
る。この陽極化成において、p型シリコン領域16aに
より、電極層18とシリコン基板2とのコンタクト抵抗
が低抵抗であり、その結果、電流は電極層18から接続
用開口部17aを介して図4の矢印に示すように拡散せ
ず流れるため、p型シリコン層3A,3B,5に流入す
る電流の密度が高められる。このため、各p型シリコン
層3A,3B,5を多孔質シリコン層に変化する陽極化
成速度が従来と比較して速くなるとともに、電流が拡散
せず、陽極化成を行いたい、陽極化成領域であるp型シ
リコン層3A,3B,5に電流が集中するため、効率的
に選択ポーラス化(選択多孔質化)できる。
リコン層3A,3B,5を多孔質シリコン層に変化させ
る。この陽極化成において、p型シリコン領域16aに
より、電極層18とシリコン基板2とのコンタクト抵抗
が低抵抗であり、その結果、電流は電極層18から接続
用開口部17aを介して図4の矢印に示すように拡散せ
ず流れるため、p型シリコン層3A,3B,5に流入す
る電流の密度が高められる。このため、各p型シリコン
層3A,3B,5を多孔質シリコン層に変化する陽極化
成速度が従来と比較して速くなるとともに、電流が拡散
せず、陽極化成を行いたい、陽極化成領域であるp型シ
リコン層3A,3B,5に電流が集中するため、効率的
に選択ポーラス化(選択多孔質化)できる。
【0035】この結果、この実施形態では、図面中央の
エピタキシャル成長層4B部分を中空構造にすることが
できる。本発明の実施形態は、上記実施形態以外に次の
ように変更することも可能である。
エピタキシャル成長層4B部分を中空構造にすることが
できる。本発明の実施形態は、上記実施形態以外に次の
ように変更することも可能である。
【0036】(1) p型単結晶シリコン基板2として
面方位(110)以外の基板、例えば(111)基板や
(100)基板等を使用してもよい。 (2) TMAH以外のアルカリ系エッチャントとし
て、例えばKOH、ヒドラジン、EPW(エチレンジア
ミン−ピロカテコール−水)等を使用してもよい。
面方位(110)以外の基板、例えば(111)基板や
(100)基板等を使用してもよい。 (2) TMAH以外のアルカリ系エッチャントとし
て、例えばKOH、ヒドラジン、EPW(エチレンジア
ミン−ピロカテコール−水)等を使用してもよい。
【0037】(3) 前記第1実施形態では、p型シリ
コン層16を設けたが、p型シリコン層16を省略した
構成としてもよい。又、第3実施形態及び第4実施形態
では、p型シリコン領域16aを設けたが、p型シリコ
ン領域16aを省略した構成としてもよい。
コン層16を設けたが、p型シリコン層16を省略した
構成としてもよい。又、第3実施形態及び第4実施形態
では、p型シリコン領域16aを設けたが、p型シリコ
ン領域16aを省略した構成としてもよい。
【0038】ここで、特許請求の範囲に記載された技術
的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される
技術的思想をその効果とともに以下に挙げる。 (1) 請求項4において、金属薄膜からなる保護膜
は、タングステン又はモリブデンにて形成されたもので
ある。タングステン又はモリブデンにて形成すると、請
求項4の作用効果を得ることができる。
的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される
技術的思想をその効果とともに以下に挙げる。 (1) 請求項4において、金属薄膜からなる保護膜
は、タングステン又はモリブデンにて形成されたもので
ある。タングステン又はモリブデンにて形成すると、請
求項4の作用効果を得ることができる。
【0039】なお、本明細書中において使用した技術用
語を次のように定義する。 「陽極化成: 電解液中で基板を陽極として電流を流す
ことにより、その基板に多孔質層を形成する一括改質加
工をいう。」
語を次のように定義する。 「陽極化成: 電解液中で基板を陽極として電流を流す
ことにより、その基板に多孔質層を形成する一括改質加
工をいう。」
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1乃至4に
記載の発明によれば、陽極化成処理時において、電流の
流れを制御して、無効電流の存在による電圧降下を抑制
し、効率的に選択ポーラス化(選択多孔質化)でき、多
孔質化される範囲を設計領域に抑制することができる。
記載の発明によれば、陽極化成処理時において、電流の
流れを制御して、無効電流の存在による電圧降下を抑制
し、効率的に選択ポーラス化(選択多孔質化)でき、多
孔質化される範囲を設計領域に抑制することができる。
【0041】請求項2に記載の発明によると、接続用開
口部にp型の不純物拡散領域が形成されているため、陽
極化成時における電流が同部分において集中し、このこ
とによって、さらに同p型シリコン層の領域に電流が集
中し、一方、陽極化成したくない部分には無効電流を抑
制することができる。
口部にp型の不純物拡散領域が形成されているため、陽
極化成時における電流が同部分において集中し、このこ
とによって、さらに同p型シリコン層の領域に電流が集
中し、一方、陽極化成したくない部分には無効電流を抑
制することができる。
【0042】請求項3に記載の発明によると、従来に比
較して、陽極化成を安価に行うことができる。又、保護
膜は、シリコン基板(ウエハ)のほぼ全表面に形成され
るため、均一な陽極化成を行うことができ、さらに、ウ
エハ(シリコン基板)の直近に金属薄膜が形成されて、
対向電極としているため、HF系溶液の抵抗を考慮する
必要がなくなり、陽極化成を行いやすくすることができ
る。
較して、陽極化成を安価に行うことができる。又、保護
膜は、シリコン基板(ウエハ)のほぼ全表面に形成され
るため、均一な陽極化成を行うことができ、さらに、ウ
エハ(シリコン基板)の直近に金属薄膜が形成されて、
対向電極としているため、HF系溶液の抵抗を考慮する
必要がなくなり、陽極化成を行いやすくすることができ
る。
【0043】請求項4に記載の発明では、金属薄膜は、
金属自身及び当該金属シリサイドがともに耐HF性を有
するため、陽極化成時において、HF系溶液にシリコン
基板が浸されても、HF系溶液によってシリコン基板が
侵されることはないとともに、シリコン基板との界面に
おいては、耐HF性の金属シリサイドが形成されため、
シリコン基板と金属薄膜との界面がHF系溶液により侵
されることを抑制することができる。
金属自身及び当該金属シリサイドがともに耐HF性を有
するため、陽極化成時において、HF系溶液にシリコン
基板が浸されても、HF系溶液によってシリコン基板が
侵されることはないとともに、シリコン基板との界面に
おいては、耐HF性の金属シリサイドが形成されため、
シリコン基板と金属薄膜との界面がHF系溶液により侵
されることを抑制することができる。
【図1】シリコン基板の概略断面図。
【図2】同じく陽極化成の説明図。
【図3】他の実施形態のシリコン基板の概略断面図。
【図4】他の実施形態のシリコン基板の概略断面図。
【図5】従来のシリコン基板の概略断面図。
【図6】陽極化成の説明図。
2…p型単結晶シリコン基板、3…p型シリコン層、
4,4A,4B…エピタキシャル成長層(n型シリコン
層)、5…p型シリコン層、6…酸化膜、9…保護膜、
10…HF水溶液、17…酸化膜、17a……接続用開
口部、18…電極層。
4,4A,4B…エピタキシャル成長層(n型シリコン
層)、5…p型シリコン層、6…酸化膜、9…保護膜、
10…HF水溶液、17…酸化膜、17a……接続用開
口部、18…電極層。
Claims (4)
- 【請求項1】 p型単結晶シリコン基板(2)の表面側
の所定領域にp型シリコン層(3)が形成され、前記p
型単結晶シリコン基板(2)の上面にn型シリコン層
(4)が形成されて、同n型シリコン層(4)下に前記
p型シリコン層(3)が埋め込み層とされ、前記n型シ
リコン層(4)には開口部形成用のp型シリコン層
(5)が形成され、n型シリコン層(4)の上面には、
前記開口部形成用のp型シリコン層(5)の表面が露出
された状態で、保護膜(14)が形成され、前記各p型
シリコン層(3,5)を多孔質シリコン層に変化させる
べく前記p型単結晶シリコン基板(2)を陽極化成する
方法であって、 前記p型単結晶シリコン基板(2)は、その裏面側には
絶縁膜(17)を介して電極層(18)が形成され、前
記絶縁膜(17)において、前記少なくとも埋め込み層
であるp型シリコン層(3)と相対する部分には接続用
開口部(17a)を介して、前記電極層(18)と前記
p型単結晶シリコン基板(2)とが電気的に接続されて
おり、 前記p型単結晶シリコン基板(2)を直流電源(V)の
プラス端子に対して前記電極層(18)を介して電気的
に接続し、p型単結晶シリコン基板(2)に対向して設
けた対向電極(11,14)を前記直流電源(V)のマ
イナス端子に接続してHF系溶液内で陽極化成すること
を特徴とするシリコン基板における陽極化成方法。 - 【請求項2】 前記p型単結晶シリコン基板(2)の裏
面側には、前記接続用開口部(17a)に臨む電極層
(18)に接触するように、p型の不純物拡散領域(1
6,16a)が形成されていることを特徴とする請求項
1に記載のシリコン基板における陽極化成方法。 - 【請求項3】 対向電極は、p型単結晶シリコン基板
(2)の表面側に形成された金属薄膜からなる保護膜
(14)である請求項1又は請求項2に記載のシリコン
基板における陽極化成方法。 - 【請求項4】 金属薄膜は、それ自身及び金属シリサイ
ドが耐HF性を有する金属にて形成されたものである請
求項3に記載のシリコン基板における陽極化成方法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9149511A JPH10340885A (ja) | 1997-06-06 | 1997-06-06 | シリコン基板における陽極化成方法 |
| US09/341,323 US6362079B1 (en) | 1997-06-06 | 1998-06-05 | Semiconductor device and method of anodization for the semiconductor device |
| PCT/JP1998/002507 WO1998056036A1 (en) | 1997-06-06 | 1998-06-05 | Semiconductor device and method of anodization for the semiconductor device |
| EP98923150A EP0987743A4 (en) | 1997-06-06 | 1998-06-05 | SEMICONDUCTOR ARRANGEMENT AND ANODIZING METHOD FOR THE SAME |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9149511A JPH10340885A (ja) | 1997-06-06 | 1997-06-06 | シリコン基板における陽極化成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10340885A true JPH10340885A (ja) | 1998-12-22 |
Family
ID=15476749
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9149511A Pending JPH10340885A (ja) | 1997-06-06 | 1997-06-06 | シリコン基板における陽極化成方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6362079B1 (ja) |
| EP (1) | EP0987743A4 (ja) |
| JP (1) | JPH10340885A (ja) |
| WO (1) | WO1998056036A1 (ja) |
Cited By (1)
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