JPH1035257A - 車両用暖房装置 - Google Patents

車両用暖房装置

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JPH1035257A
JPH1035257A JP8191123A JP19112396A JPH1035257A JP H1035257 A JPH1035257 A JP H1035257A JP 8191123 A JP8191123 A JP 8191123A JP 19112396 A JP19112396 A JP 19112396A JP H1035257 A JPH1035257 A JP H1035257A
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cooling water
heating
viscous
rotor
flow rate
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JP8191123A
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Yuji Ito
裕司 伊藤
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Original Assignee
Denso Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/02Heating, cooling or ventilating devices the heat being derived from the propulsion plant
    • B60H1/03Heating, cooling or ventilating devices the heat being derived from the propulsion plant and from a source other than the propulsion plant
    • B60H1/038Heating, cooling or ventilating devices the heat being derived from the propulsion plant and from a source other than the propulsion plant from the cooling liquid of the propulsion plant and from a viscous fluid heater
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24VCOLLECTION, PRODUCTION OR USE OF HEAT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F24V40/00Production or use of heat resulting from internal friction of moving fluids or from friction between fluids and moving bodies

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビスカスヒータ9の使用条件を最適化するこ
とにより、粘性流体の異常加熱を防止して、粘性流体の
粘性の低下による発熱効率の低下を防止することのでき
る車両用空気調和装置1を提供する。 【解決手段】 ビスカスヒータ9とヒータコア15との
間に配されたウォータバルブ16をエアミックスダンパ
31と連動するようにサーボモータ32で駆動するよう
にした。そして、エアミックスダンパ31の目標ダンパ
開度からウォータバルブ16の開度を算出し、このウォ
ータバルブ16の開度からビスカスヒータ9の冷却水路
内を還流する冷却水の流量を算出する。そして、この冷
却水の流量が設定流量より少ない時には、ビスカスクラ
ッチ7の電磁コイル41をオフすることにより、エンジ
ンEからビスカスヒータ9のシャフト8およびロータに
回転動力が伝わらないようにして、粘性流体の異常加熱
を防止するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内燃機関を冷却
した冷却水を、粘性流体の発生熱により加熱する剪断発
熱器を暖房用補助熱源として利用した車両用暖房装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用暖房装置としては、水
冷式のエンジンを冷却した冷却水をダクト内のヒータコ
アに供給し、このヒータコアを通過することにより加熱
された空気を車室内に送り込んで、車室内の暖房を行う
ようにした車両用温水式暖房装置が一般的である。
【0003】近年、車両に搭載されるエンジンは、エン
ジン効率の向上の要望が強いが、エンジン効率が向上す
ると熱損失が減少するので、エンジンを冷却する冷却水
を充分に加熱することができない。また、ディーゼルエ
ンジン車やリーンバーンエンジン車の場合にも、エンジ
ンの発熱量が少なくてエンジンを冷却する冷却水を充分
に加熱することができない。以上のようなエンジンの発
熱量が少ない車両の場合には、ヒータコアに供給される
冷却水の温度を所定冷却水温(例えば80℃)に維持す
ることができないので、車室内の暖房能力が不足すると
いう不具合があった。
【0004】上記のような不具合を解消する目的で、従
来より、特開平2−246823号公報において、エン
ジンからヒータコアに供給される冷却水を加熱する剪断
発熱器を冷却水回路中に設けるようにした車両用暖房装
置が提案されている。ここで、剪断発熱器は、エンジン
の回転動力をベルト伝達機構および電磁クラッチを介し
てシャフトに伝達し、ハウジング内に発熱室を設けて、
その発熱室の外周に冷却水路を形成し、更に発熱室内に
シャフトと一体的に回転するロータを配置すると共に、
ロータの回転によりその発熱室内に封入された高粘性シ
リコンオイル等の粘性流体に剪断力を作用させて熱を発
生させ、その発生熱により冷却水路内を還流する冷却水
を加熱するようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、剪断発熱器
の冷却水路とヒータコアとを接続する冷却水配管の途中
に、ヒータコアの放熱量を調整するウォータバルブが接
続されている場合には、ウォータバルブが閉じている
と、剪断発熱器の冷却水路内に冷却水が還流せず、発熱
室内の粘性流体が異常加熱されるという問題が生じる。
【0006】特に、粘性流体として高粘性シリコンオイ
ルを使用した場合には、高粘性シリコンオイルの物性と
してオイル自体の油温が例えば250℃以上に異常加熱
すると、ロータの剪断力による機械的劣化および熱劣化
が発生する可能性がある。このように機械的劣化および
熱劣化が1度発生してしまうと、粘性流体の粘性が低下
する。これにより、その後はロータにより粘性流体に剪
断力を作用させても発熱効率が低下することにより、車
室内の暖房が必要な時に充分な暖房能力が得られないと
いう問題が生じる。
【0007】
【発明の目的】本発明の目的は、剪断発熱器の使用条件
を最適化することにより、粘性流体の異常加熱を防止す
ることのできる車両用暖房装置を提供することにある。
また、車室内の暖房が必要な時に充分な暖房能力を得る
ことのできる車両用暖房装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、物理量検出手段で検出した、剪断発熱器の冷却
水路内を還流する冷却水の流量に関連する物理量が設定
値より小さい場合には、クラッチ手段を制御して内燃機
関からロータへの回転動力の伝達を遮断することによ
り、ロータの回転を停止する。それによって、発熱室内
の粘性流体にロータの剪断力が加わらないので、剪断発
熱器の冷却水路内を還流する冷却水の流量が所定の流量
よりも少ない場合でも、発熱室内の粘性流体の異常加熱
を防止することができる。これにより、粘性流体の機械
的劣化および熱劣化が発生しないので、粘性流体の粘性
が低下することはない。このため、粘性流体の発熱効率
が低下することはないので、車室内の暖房が必要な時に
充分な暖房能力を得ることができる。また、この時、冷
却水の流量が少ないということは、すなわち必要な暖房
能力も少なくて良いということであり、剪断発熱器を停
止しても暖房能力を損なうことはない。
【0009】また、物理量検出手段で検出した、剪断発
熱器の冷却水路内を還流する冷却水の流量に関連する物
理量が設定値以上の場合には、クラッチ手段を制御して
内燃機関の回転動力をロータへ伝達することにより、ロ
ータが回転する。それによって、発熱室内の粘性流体に
ロータの剪断力が加わり、剪断発熱器の冷却水路を還流
する冷却水が加熱されるので、ヒータコアに供給される
冷却水が充分加熱され、車室内の暖房能力の低下を抑え
ることができる。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、冷却水温
検出手段で検出した冷却水の温度が設定温度以下の場合
でも、剪断発熱器の冷却水路内を還流する冷却水の流量
に関連する物理量が設定値より小さい場合には、クラッ
チ手段を制御して内燃機関からロータへの回転動力の伝
達を遮断することにより、ロータの回転を停止する。そ
れによって、請求項1と同一の効果が得られる。
【0011】請求項3に記載の発明によれば、弁開度検
出手段で検出した流量調整弁の開度に基づいて、剪断発
熱器の冷却水路内を還流する冷却水の流量を算出し、こ
の算出した冷却水の流量が設定流量より小さい場合に
は、クラッチ手段を制御して内燃機関からロータへの回
転動力の伝達を遮断することにより、ロータの回転を停
止する。それによって、請求項1と同一の効果が得られ
る。
【0012】請求項4に記載の発明によれば、物理量検
出手段で検出した、剪断発熱器の冷却水路内を還流する
冷却水の流量に関連する物理量が設定値より小さい場合
には、駆動源を制御してロータの回転を停止する。それ
によって、請求項1と同一の効果が得られる。また、物
理量検出手段で検出した、剪断発熱器の冷却水路内を還
流する冷却水の流量に関連する物理量が設定値以上の場
合には、駆動源を制御して駆動源の回転動力をロータへ
伝達することにより、ロータを回転させる。それによっ
て、請求項1と同一の効果が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態の構成〕図1ないし図10は本発明の第
1実施形態を示したもので、図1は車両用空気調和装置
の全体構造を示した図で、図2はエンジンとベルト伝動
機構を示した図である。
【0014】車両用空気調和装置1は、エアミックス温
度コントロール方式を採用しており、水冷式のディーゼ
ルエンジン(以下エンジンと略す)E、車室内を空調す
る空気調和装置(室内空調ユニット、以下エアコンと呼
ぶ)2、エンジンEを冷却した冷却水を暖房用熱源とし
て利用する冷却水回路3、エンジンEを冷却する冷却水
を加熱する剪断発熱装置4、エアコン2を制御するエア
コンECU100、およびエンジンEを制御するエンジ
ンECU200等を備えている。
【0015】エンジンEは、車両のエンジンルームに設
置された内燃機関であって、剪断発熱装置4を回転駆動
する駆動源を兼ねている。このエンジンEの出力軸(ク
ランク軸)11には、後記するVベルト6に連結するク
ランクプーリ12が取り付けられている。そして、エン
ジンEは、シリンダブロックとシリンダヘッドの回りに
ウォータジャケット13を設けている。そのウォータジ
ャケット13は、エンジンEを冷却する冷却水を循環さ
せる冷却水回路3中に設けられている。
【0016】冷却水回路3には、冷却水を強制循環させ
るウォータポンプ14、冷却水と空気とを熱交換して冷
却水を空冷するラジエータ(図示せず)、冷却水と空気
とを熱交換して空気を加熱するヒータコア15、および
このヒータコア15への冷却水の供給および遮断を司る
ウォータバルブ16等が取り付けられている。ウォータ
ポンプ14は、エンジンEのウォータジャケット13よ
りも上流側に設置され、エンジンEの出力軸11により
回転駆動される。
【0017】ウォータバルブ16は、本発明の流量調整
弁であって、図7の特性図に示したように、後記するエ
アミックスダンパ31の目標ダンパ開度SWに応じて、
ヒータコア15へ冷却水を供給する冷却水配管(冷却水
流路)の開口度合(開度)を調整する温水弁である。な
お、本実施形態のウォータバルブ16は、後記するエア
ミックスダンパ31と連動するように、そのエアミック
スダンパ31のサーボモータ32に1個か複数個のリン
クプレートを介して連結されている。
【0018】エアコン2は、ダクト21、ブロワ22、
冷凍サイクル、およびヒータコア15等から構成されて
いる。ダクト21の風上側には、外気吸込口24aおよ
び内気吸込口24bを選択的に開閉して吸込口モードを
切り替える内外気切替ダンパ24が回動自在に取り付け
られている。ダクト21の風下側には、デフロスタ吹出
口25a、フェイス吹出口25bおよびフット吹出口2
5cを選択的に開閉して吹出口モードを切り替えるモー
ド切替ダンパ25が回動自在に取り付けられている。
【0019】ブロワ22は、ブロワモータ23により回
転駆動されて、ダクト21内に車室内へ向かう空気流を
発生する送風手段である。冷凍サイクルは、コンプレッ
サ(冷媒圧縮機)、コンデンサ(冷媒凝縮器)、レシー
バ(気液分離器)、エキスパンション・バルブ(膨張
弁、減圧装置)、エバポレータ(冷媒蒸発器)26およ
びこれらを環状に接続する冷媒配管等からなる。
【0020】コンプレッサは、電磁クラッチ(以下エア
コンクラッチと呼ぶ)27を備え、エバポレータ26よ
り吸入した冷媒を圧縮してコンデンサへ吐出する。エア
コンクラッチ27は、Vベルト6を介してエンジンEの
出力軸11に取り付けられたクランクプーリ12(図2
参照)に駆動連結され、電磁コイルへの通電により入力
部(ロータ)に出力部(アーマチャ、インナーハブ)が
吸着することによりエンジンEの回転動力をコンプレッ
サに伝達する。エバポレータ26は、ダクト21内に設
置され、ダクト21内を流れる空気を冷却する冷却手段
である。
【0021】ヒータコア15は、本発明の暖房用熱交換
器であって、ダクト21内においてエバポレータ26よ
りも空気の流れ方向の下流側(風下側)に設置され、且
つ冷却水回路3において剪断発熱装置4よりも冷却水の
流れ方向の下流側に接続されている。このヒータコア1
5は、エバポレータ26を通過した空気と冷却水とを熱
交換して空気を加熱する加熱手段である。
【0022】なお、ヒータコア15の風上側には、エア
ミックスダンパ31が回動自在に取り付けられている。
このエアミックスダンパ31は、ヒータコア15を通過
する空気量(温風量)とヒータコア15を迂回する空気
量(冷風量)との風量調節を行って車室内に吹き出す空
気の温度を調節する吹出温度調節手段である。そして、
エアミックスダンパ31は、1個か複数個のリンクプレ
ートを介してサーボモータ32等のアクチュエータ(ダ
ンパ駆動手段)により駆動される。
【0023】次に、剪断発熱装置4を図1ないし図4に
基づいて簡単に説明する。ここで、図3および図4は剪
断発熱装置4を示した図である。剪断発熱装置4は、エ
ンジンEの出力軸11に駆動連結されたベルト伝動機構
5、およびシャフト8を有する剪断発熱器(以下ビスカ
スヒータと呼ぶ)9とからなる。
【0024】ベルト伝動機構5は、図1および図2に示
したように、エンジンEの出力軸11に取り付けられた
クランクプーリ12に掛け渡された多段式のVベルト
6、およびこのVベルト6を介して出力軸11(クラン
クプーリ12)に駆動連結された電磁クラッチ(以下ビ
スカスクラッチと呼ぶ)7を有する動力伝達機構であ
る。
【0025】Vベルト6は、ビスカスクラッチ7を介し
てエンジンEの回転動力(駆動力)をビスカスヒータ9
のシャフト8に伝えるベルト伝動手段である。なお、本
実施形態のVベルト6は、エアコンクラッチ27とビス
カスクラッチ7とに共掛けされている。
【0026】ビスカスクラッチ7は、エンジンEの出力
軸11からビスカスヒータ9のシャフト8への回転動力
の伝達を断続するクラッチ手段である。そして、ビスカ
スクラッチ7は、図3に示したように、通電されると起
磁力を発生する電磁コイル41、エンジンEによって回
転駆動されるロータ42、電磁コイル41の起磁力によ
ってロータ42に吸着するアーマチャ43、このアーマ
チャ43に板ばね44を介して連結され、ビスカスヒー
タ9のシャフト8に回転動力を与えるインナーハブ45
等から構成されている。
【0027】電磁コイル41は、絶縁皮膜を施した導電
線を巻回したもので、鉄等の磁性材料で形成されたステ
ータ46内に収容され、エポキシ系樹脂によってステー
タ46内にモールド固定されている。なお、ステータ4
6は、ビスカスヒータ9のハウジング10の前面に固定
されている。
【0028】ロータ42は、外周にVベルト6(図1参
照)が掛け渡されるVプーリ47が溶接等の接合手段に
より接合され、Vベルト6を介して伝達されたエンジン
Eの回転動力によって常時回転する回転体(ビスカスク
ラッチ7の入力部)である。また、ロータ42は、鉄等
の磁性材料により断面コの字形状に形成された第1摩擦
部材であって、内周側に設けたベアリング48を介して
ビスカスヒータ9のハウジング10の外周に回転自在に
支持されている。
【0029】アーマチャ43は、ロータ42の円環板形
状の摩擦面に軸方向のエアギャップ(例えば0.5mm
の隙間)を隔てて対向する円環板形状の摩擦面を有し、
鉄等の磁性材料で円環板形状に形成された第2摩擦部材
である。なお、アーマチャ43は、電磁コイル41の起
磁力によりロータ42の摩擦面に吸着(係合)されると
ロータ42からエンジンEの回転動力が伝達される。
【0030】板ばね44は、外周側がアーマチャ43に
リベット等の固定手段により固定され、内周側がインナ
ーハブ45にリベット等の固定手段により固定されてい
る。この板ばね44は、電磁コイル41の通電停止時に
アーマチャ43をロータ42の摩擦面から離脱(解放)
させる方向(図示左方向)へ変位させて初期位置に戻す
弾性部材である。インナーハブ45は、入力側が板ばね
44を介してアーマチャ43に駆動連結し、出力側がビ
スカスヒータ9のシャフト8にスプライン嵌合により駆
動連結したビスカスクラッチ7の出力部である。
【0031】ビスカスヒータ9は、暖房用熱源であるエ
ンジンEに対して暖房用補助熱源を構成するもので、V
ベルト6およびビスカスクラッチ7を介してエンジンE
の回転動力が与えられるシャフト8、このシャフト8を
回転自在に支持するハウジング10、このハウジング1
0の内部空間を発熱室50と冷却水路51とに2分割す
るセパレータ52、およびハウジング10内に回転可能
に配されたロータ53等から構成されている。
【0032】シャフト8は、ビスカスクラッチ7のイン
ナーハブ45にボルト等の締結部材54により締め付け
固定され、アーマチャ43と一体的に回転する入力軸で
ある。このシャフト8は、ベアリング55およびシール
材56を介してハウジング10の内周に回転自在に支持
されている。なお、シール材56には粘性流体の漏れを
防ぐオイルシールが利用されている。
【0033】ハウジング10は、アルミニウム合金等の
金属部材よりなり、後端部に円環板形状のカバー57を
ボルトやナット等の締結部材58により締め付け固定し
ている。なお、ハウジング10とカバー57との接合面
には、セパレータ52およびシール材59が装着されて
いる。そのシール材59には冷却水の漏れを防ぐOリン
グが利用されている。
【0034】セパレータ52は、アルミニウム合金等の
熱伝導性に優れた金属部材よりなり、外周部がハウジン
グ10の円筒状部とカバー57の円筒状部とに挟み込ま
れた仕切り部材である。セパレータ52の前端面とハウ
ジング10の後端面との間には、剪断力が作用すると発
熱する粘性流体(例えばシリコンオイル等)が封入され
た発熱室50が形成されている。
【0035】そして、セパレータ52の後端面とカバー
57の内部には、外部と液密的に区画され、エンジンE
を冷却する冷却水が還流する冷却水路51が形成されて
いる。さらに、セパレータ52の下方側の後端面には、
粘性流体の熱を冷却水に効率良く伝達するための略円弧
形状のフィン部52aが多数一体成形されている。
【0036】なお、フィン部52aの代わりにセパレー
タ52の後端面を凸凹にしたり、コルゲートフィンや微
細ピンフィン等の熱伝達促進部材をカバー57の外壁面
に設けたりしても良い。また、セパレータ52とロータ
53との間でラビリンスシールを形成して、そのラビリ
ンスシールを発熱室50としても良い。
【0037】セパレータ52の後端面からは、冷却水路
51を上流側水路51aと下流側水路51bとに区画す
るように仕切り壁52bが膨出形成されている。そし
て、カバー57の仕切り壁52b付近の外壁部には、冷
却水路51内に冷却水を流入させる入口側冷却水配管5
7a、および冷却水路51より冷却水を流出させる出口
側冷却水配管57bが接続されている。
【0038】ロータ53は、発熱室50内に回転可能に
配され、シャフト8の後端部の外周に固定されている。
このロータ53の外周面または両側壁面には、複数の溝
部(図示せず)が形成され、隣設する溝部間に突起部
(歯部)が形成されている。そして、ロータ53は、シ
ャフト8にエンジンEの回転動力が与えられるとシャフ
ト8と一体的に回転して発熱室50内に封入されている
粘性流体に剪断力を作用させる。
【0039】次に、エアコンECU100を図1、図
5、図7および図8に基づいて簡単に説明する。ここ
で、図5は車両用空気調和装置1の電子回路を示した図
である。エアコンECU100は、本発明の暖房制御装
置、物理量検出手段、流量算出手段であって、エアコン
2のコンプレッサおよびビスカスヒータ9等の冷暖房機
器をコンピュータ制御するエアコン制御システム用の電
子回路である。このエアコンECU100は、それ自体
はCPU、ROM、RAMを内蔵したマイクロコンピュ
ータである。
【0040】エアコンECU100は、ビスカススイッ
チ70、イグニッションスイッチ71、温度設定器7
2、内気温センサ73、外気温センサ74、日射センサ
75、冷却水温センサ76、エバ後温度センサ77およ
びエンジンECU200より入力する入力信号と予め記
憶された制御プログラム(図6参照)に基づいて、ビス
カスクラッチ7の電磁コイル41、エアミックスダンパ
31のサーボモータ32、エアコンクラッチ27の電磁
コイル等の冷暖房機器を制御して車室内の空調制御を行
う。
【0041】ビスカススイッチ70は、ビスカスヒータ
9を用いた車室内暖房を希望する暖房優先スイッチであ
って、投入(オン)されるとエアコンECU100に暖
房優先信号を出力する。また、ビスカススイッチ70
は、エンジンEの燃料消費率(燃料経済性)の向上を優
先させる燃費優先スイッチであって、オフされるとエア
コンECU100に燃費優先信号を出力する。イグニッ
ションスイッチ71は、OFF、ACC、STおよびI
Gの各端子を有する。STはスタータへの通電を行うス
タータ通電端子で、エアコンECU100にスタータ通
電信号を出力する。
【0042】温度設定器72は、車室内の温度を所望の
温度に設定する温度設定手段であって、エアコンECU
100に設定温度信号を出力する。内気温センサ73
は、例えばサーミスタが使用され、車両の車室内の空気
温度(内気温)を検出する内気温検出手段であって、エ
アコンECU100に内気温検出信号を出力する。外気
温センサ74は、例えばサーミスタが使用され、車両の
車室外の空気温度(外気温)を検出する外気温検出手段
であって、エアコンECU100に外気温検出信号を出
力する。
【0043】日射センサ75は、例えばフォトダイオー
ドが使用され、車室内に入射する日射量を検出する日射
検出手段であって、エアコンECU100に日射検出信
号を出力する。冷却水温センサ76は、例えばサーミス
タが使用され、冷却水回路3中の冷却水の温度(本実施
形態ではビスカスヒータ9の冷却水路51の出口側冷却
水配管57bの冷却水温)を検出する冷却水温検出手段
であって、エアコンECU100に冷却水温検出信号を
出力する。
【0044】エバ後温度センサ77は、例えばサーミス
タが使用され、エバポレータ26より吹出した空気の温
度(エバ後温度)を検出するエバ後温度検出手段であっ
て、エアコンECU100にエバ後温度検出信号を出力
する。なお、環境条件検出手段として上記の内気温セン
サ73、外気温センサ74、日射センサ75、冷却水温
センサ76、エバ後温度センサ77の他に、ダクト21
のいずれかの吹出口に車室内に吹き出す空気の吹出温度
を検出する吹出温度センサ(吹出温度検出手段)等を追
加しても良い。
【0045】次に、本実施形態のエアコンECU100
のビスカスヒータ制御を図1ないし図7に基づいて簡単
に説明する。ここで、図6はエアコンECU100の制
御プログラムの一例を示したフローチャートである。
【0046】先ず、各種センサ信号やスイッチ信号等の
入力信号を読み込む(物理量検出手段、環境条件検出手
段、冷却水温検出手段:ステップS1)。次に、ビスカ
ススイッチ70が投入(ON)されているか否かを判定
する。すなわち、暖房優先信号を入力しているか燃費優
先信号を入力しているかを判定する(ビスカススイッチ
判定手段:ステップS2)。この判定結果がNOの場合
には、車室内の暖房が不要でエンジンEの燃料消費率の
向上を優先させるため、ビスカスクラッチ7の電磁コイ
ル41をオフ(OFF)、つまりビスカスクラッチ7の
電磁コイル41の通電を停止することによりビスカスヒ
ータ9の作動を停止させる(ステップS3)。次に、ス
テップS1の処理に移行する。
【0047】また、ステップS2の判定結果がYESの
場合には、記憶回路(例えばROM)に予め記憶された
下記の数1の式に基づいて目標吹出温度TAOを算出す
る(吹出温度算出手段:ステップS4)。
【数1】TAO=Kset ・Tset −Kr ・Tr −Kam・
Tam−Ks ・Ts +C
【0048】ここで、Kset は温度設定ゲイン、Tset
は温度設定器72で設定した設定温度、Kr は内気温ゲ
イン、Tr は内気温センサ73で検出した内気温、Kam
は外気温ゲイン、Tamは外気温センサ74で検出した外
気温、Ks は日射ゲイン、Ts は日射センサ75で検出
した日射量、Cは補正定数である。
【0049】次に、記憶回路(例えばROM)に予め記
憶された下記の数2の式に基づいて目標ダンパ開度SW
を算出する(ダンパ開度算出手段:ステップS5)。
【数2】SW={(TAO−TE)/(TW−TE)}
×100(%) ここで、TAOはステップS4で算出した目標吹出温
度、TEはエバ後温度センサ77で検出したエバ後温
度、TWは冷却水温センサ76で検出した冷却水温であ
る。
【0050】次に、記憶回路(例えばROM)に予め記
憶された目標ダンパ開度SWに基づくウォータバルブ制
御の特性図(図7参照)に応じてウォータバルブ16の
開度を決定する(開度決定手段:ステップS6)。ここ
で、エアミックスダンパ31の現在の開度を直接検出す
るポテンショメータの出力値、またはサーボモータ32
への出力値に基づいて、そのエアミックスダンパ31と
連動するウォータバルブ16の現在の開度を決定しても
良い。
【0051】次に、ステップS6で決定したウォータバ
ルブ16の開度を検出する(物理量検出手段、弁開度検
出手段:ステップS7)。次に、ステップS7で検出し
たウォータバルブ16の開度に応じて、冷却水路51内
を還流する冷却水の流量Qを算出する(物理量検出手
段、流量算出手段:ステップS8)。
【0052】次に、ステップS8で算出した冷却水の流
量Qが設定流量QS以上であるか否かを判定する(流量
判定手段:ステップS9)。この判定結果がNOの場合
には、ステップS3の処理に移行し、ビスカスクラッチ
7の電磁コイル41をOFFする。ここで、設定流量Q
Sは、エアミックスダンパ31の開度が設定ダンパ開度
(例えば15%)、ウォータバルブ16の開度が設定バ
ルブ開度(例えば70%〜80%)の時の循環流量(例
えば4リットル/分)に設定されている。このステップ
S9の判定結果がNOの場合には、ステップS3の処理
に移行し、ビスカスクラッチ7の電磁コイル41をOF
Fする。
【0053】また、ステップS9の判定結果がYESの
場合には、記憶回路(例えばROM)に予め記憶された
冷却水温に基づくビスカスヒータ制御の特性図(図8参
照)に応じてビスカスクラッチ7の電磁コイル41のオ
ン、オフを判定する。すなわち、冷却水温センサ76で
検出した冷却水温が設定冷却水温(設定値)以上の高温
であるか低温であるかを判定する(冷却水温判定手段:
ステップS10)。
【0054】具体的には、設定冷却水温としては、図8
の特性図に示したように、設定冷却水温(A:例えば8
0℃)と設定冷却水温(B:例えば70℃)とでヒステ
リシスを持たせており、この設定冷却水温以上の高温の
ときにビスカスクラッチ7の電磁コイル41をOFF
し、この設定冷却水温以下の低温のときにビスカスクラ
ッチ7の電磁コイル41をONする。なお、図8の特性
図にはヒステリシスを設けたが、ヒステリシスを設けな
くても良い。このステップS10の判定結果が高温の場
合には、ステップS3の処理に移行し、ビスカスクラッ
チ7の電磁コイル41をOFFする。
【0055】また、ステップS10の判定結果が低温の
場合には、エンジンECU200との通信(送信および
受信)を行う(ステップS11)。次に、ビスカスクラ
ッチ7の電磁コイル41をONすることを許可する許可
信号をエンジンECU200より受信しているか否かを
判定する(許可信号判定手段:ステップS12)。この
判定結果がNOの場合には、ステップS3の処理に移行
し、ビスカスクラッチ7の電磁コイル41をOFFす
る。
【0056】また、ステップS12の判定結果がYES
の場合には、最大暖房時の暖房能力の不足を補うため、
ビスカスクラッチ7の電磁コイル41をオン(ON)、
つまりビスカスクラッチ7の電磁コイル41を通電する
ことによりビスカスヒータ9を作動させる(ビスカスヒ
ータ駆動手段:ステップS13)。次に、ステップS1
の処理に移行する。
【0057】次に、エンジンECU200を図1および
図5に基づいて簡単に説明する。エンジンECU200
は、エンジンEをコンピュータ制御するエンジン制御シ
ステム用の電子回路で、それ自体はCPU、ROM、R
AMを内蔵したマイクロコンピュータである。
【0058】このエンジンECU200は、エンジン回
転速度センサ81、車速センサ82、スロットル開度セ
ンサ83およびエアコンECU100より入力した入力
信号と予め記憶された制御プログラムに基づいて、エン
ジンEのアイドル回転速度制御(アイドルアップ制
御)、燃料噴射量制御、燃料噴射時期制御、吸気絞り制
御、グロープラグ通電制御等のエンジン制御を行うと共
に、エアコンECU100の処理に必要な信号をエアコ
ンECU100に送る。
【0059】エンジン回転速度センサ81は、エンジン
Eの出力軸の回転速度を検出するエンジン回転速度検出
手段で、エンジン回転速度信号をエンジンECU200
に出力する。車速センサ82は、例えばリードスイッチ
式車速センサ、光電式車速センサ、MRE(磁気抵抗素
子)式車速センサ等が用いられ、車両の速度を検出する
車速検出手段で、車速信号をエンジンECU200に出
力する。スロットル開度センサ83は、エンジンEの吸
気管内に設けられたスロットルバルブの開度を検出する
スロットル開度検出手段で、スロットル開度信号をエン
ジンECU200に出力する。
【0060】次に、エンジンECU200のビスカスヒ
ータ制御を図1および図5に基づいて簡単に説明する。
【0061】エンジンECU200は、先ず最初に、エ
ンジン回転速度センサ81、車速センサ82およびスロ
ットル開度センサ83等からの各種センサ信号を読み込
む(車速検出手段、スロットル開度検出手段、エンジン
回転速度検出手段)。そして、これら各センサ信号に基
づいて、エアコンECU100へ許可信号(ビスカスク
ラッチ7の電磁コイル41をONすることを許可する信
号)を送信するか、不許可信号(ビスカスクラッチ7の
電磁コイル41をONすることを許可しない信号)を送
信するかを判定する。ここで、許可信号を送信すると判
定されたときには、吸入空気量を増加してアイドル回転
速度をステップ的に上げる制御、所謂アイドルアップ制
御を行う。
【0062】次に、本実施形態の車両用空気調和装置1
の作動を図1ないし図8に基づいて簡単に説明する。
【0063】エンジンEが始動することにより出力軸1
1が回転し、ベルト伝動機構5のVベルト6を介してロ
ータ42にエンジンEの回転動力が伝達されるが、少な
くともウォータバルブ16が開かれておらず、ビスカス
ヒータ9の冷却水路51内を還流する冷却水の流量Qが
設定流量(例えば4リットル/分)QSより少ない時に
はビスカスクラッチ7の電磁コイル41がオフされる。
すなわち、電磁コイル41がオフされるので、アーマチ
ャ43がロータ42の摩擦面に吸着されず、エンジンE
の回転動力がインナーハブ45およびシャフト8に伝達
されない。
【0064】これにより、シャフト8およびロータ53
が回転しないので、発熱室50内の粘性流体に剪断力が
作用せず、粘性流体が発熱しない。したがって、エンジ
ンEのウォータジャケット13内で加熱された冷却水
は、ビスカスヒータ9の冷却水路51を通っても、加熱
されることなく、ヒータコア15に供給される。このた
め、小さい暖房能力で車室内の暖房が開始される。
【0065】また、ビスカススイッチ70が投入され、
ウォータバルブ16が開かれてビスカスヒータ9の冷却
水路51内を還流する冷却水の流量Qが設定流量(例え
ば4リットル/分)QS以上で、冷却水温が設定冷却水
温(設定値)よりも低温で、且つエンジンECU200
より許可信号を受信している場合には、ビスカスクラッ
チ7の電磁コイル41がオンされる。すなわち、電磁コ
イル41がオンされるので、電磁コイル41の起磁力に
よってアーマチャ43がロータ42の摩擦面に吸着し、
エンジンEの回転動力がインナーハブ45およびシャフ
ト8に伝達される。
【0066】これにより、シャフト8と一体的にロータ
53が回転するので、発熱室50内の粘性流体に剪断力
が作用することにより、粘性流体が発熱する。したがっ
て、エンジンEのウォータジャケット13内で加熱され
た冷却水は、ビスカスヒータ9の冷却水路51を通過す
る際に、セパレータ52に一体成形された多数のフィン
部52aを介して粘性流体の発生熱を吸熱することによ
り加熱される。そして、このビスカスヒータ9で加熱さ
れた冷却水がヒータコア15に供給されることにより、
大きい暖房能力で車室内の暖房が行われる。
【0067】なお、ビスカスヒータ9の発熱能力は発熱
室50内に封入された粘性流体の粘性係数により予め任
意に設定することができる。すなわち、粘性係数の高い
粘性流体程、ロータ53の回転により作用する剪断力が
大きくなるため、ビスカスヒータ9の発熱能力が高くな
り、エンジンEの負荷および燃料消費率が大きくなる。
一方、粘性係数の低い粘性流体程、ロータ53の回転に
より作用する剪断力が小さくなるため、ビスカスヒータ
9の発熱能力が低くなり、エンジンEの負荷および燃料
消費率が小さくなる。
【0068】〔第1実施形態の効果〕以上のように、本
実施形態では、ビスカスヒータ9の冷却水路51内を還
流する冷却水の流量Qが設定流量(例えば4リットル/
分)QS以上の場合には、ビスカスクラッチ7の電磁コ
イル41がオンされるので、ベルト伝動機構5およびビ
スカスクラッチ7を介してビスカスヒータ9にエンジン
Eの回転動力が伝わる。これにより、ビスカスヒータ9
が作動されることにより、ビスカスヒータ9の冷却水路
51を還流して粘性流体の発生熱を吸熱した冷却水がヒ
ータコア15に供給される。
【0069】それによって、ヒータコア15内に流入す
る冷却水温が上昇することにより、冷却水回路3内の冷
却水温を所定冷却水温(例えば80℃)程度に維持でき
るようになる。したがって、ヒータコア15の放熱量が
多くなることにより、ヒータコア15を通過する際に充
分加熱された空気が車室内に吹き出されるので、車室内
の暖房能力の低下を防止することができる。
【0070】また、本実施形態では、ウォータバルブ1
6の開度が設定バルブ開度(例えば70%〜80%)よ
り大きく(室内暖房が必要であれば)、ビスカスヒータ
9の冷却水路51内を還流する冷却水の流量Qが設定流
量(例えば4リットル/分)QSより少ない場合には、
ビスカスクラッチ7の電磁コイル41がオフされるの
で、ロータ53にエンジンEの回転動力が伝達されな
い。したがって、発熱室50内の粘性流体として高粘性
シリコンオイルを使用している場合でも、ロータ53か
ら粘性流体に剪断力が作用しないので、粘性流体が例え
ば250℃以上に異常加熱することはない。これによ
り、粘性流体の機械的劣化および熱劣化が発生しないの
で、粘性流体の粘性および発熱効率が低下することはな
いので、車室内の暖房が必要な時に充分な暖房能力を得
ることができる。
【0071】そして、本実施形態の車両用空気調和装置
1は、エアコンECU100がエンジンECU200か
ら許可信号を受信していない時には、ビスカスクラッチ
7の電磁コイル41をオフすることにより、エンジンE
の負荷およびベルト伝動機構5の負荷を軽減することが
できると共に、車両の走行性および運転性(ドライバビ
リティ)を向上することができる。
【0072】〔第2実施形態〕図9および図10は本発
明の第2実施形態を示したもので、図9は車両用空気調
和装置の電気回路を示した図で、図10はコントロール
パネルと温度コントロールレバーを示した図である。
【0073】本実施形態では、車両用空気調和装置とし
てマニュアルエアコンを採用している。そして、車両用
空気調和装置1の電気回路には、第1実施形態のエアコ
ンECU100の代わりに、エアコン2をアナログ制御
するエアコンアナログ回路(暖房制御装置)101、お
よびビスカスクラッチ7をアナログ制御するビスカスア
ナログ回路(暖房制御装置)102が設けられている。
【0074】ビスカスアナログ回路102の入力部に
は、ビスカススイッチ70、イグニッションスイッチ7
1のST端子およびIG端子、冷却水温スイッチ91、
タッチスイッチ92、エアコンクラッチ27の電磁コイ
ルおよびエンジンECU200が接続されている。ま
た、ビスカスアナログ回路102の出力部には、エンジ
ンECU200およびビスカスクラッチ7の電磁コイル
が接続されている。
【0075】冷却水温スイッチ91は、本発明の冷却水
温検出手段であって、冷却水回路3中の冷却水温(本実
施形態ではビスカスヒータ9の冷却水路51の出口側冷
却水配管57bの冷却水温)が所定温度A(例えば80
℃)よりも高温の時に開き、冷却水温が所定温度Aまた
は所定温度B(例えば70℃〜75℃)よりも低温の時
に閉じる。
【0076】タッチスイッチ92は、本発明の物理量検
出手段、弁開度検出手段であって、温度コントロールレ
バー85の変動範囲内に設けられ、ウォータバルブ16
の開度(実際の開度)が設定バルブ開度(例えば70%
〜80%)以上、およびエアミックスダンパ31の開度
(実際の開度)が設定ダンパ開度(例えば15%)以上
となるように手動操作された時、すなわち、ビスカスヒ
ータ9の冷却水路51内を還流する冷却水の流量が設定
流量(例えば4リットル/分)より少なくなった時に閉
成(ON)し、それ以外のレバーポジションの時に開成
(OFF)する。
【0077】なお、温度コントロールレバー85のレバ
ーポジションを検出する位置検出手段として、タッチス
イッチ92の代わりに、マイクロスイッチやリミットス
イッチ等の有接触位置センサを用いても良く、近接スイ
ッチや光電スイッチ等の非接触位置センサや変位センサ
を用いても良い。
【0078】温度コントロールレバー85は、支軸86
を中心にしてMAX・COOLとMAX・HOTとの間
の変動範囲内で回動するように、コントロールパネル8
7に設けられている。この温度コントロールレバー85
は、ワイヤーケーブル88や1個または2個のリンクプ
レート(図示せず)を介してウォータバルブ16および
エアミックスダンパ31を直接駆動する。
【0079】また、エンジンECU200は、ビスカス
アナログ回路102がビスカスクラッチ7をONすると
判定した場合に送信されるON信号を受信すると、エン
ジン回転速度、車速、スロットル開度または冷却水温に
基づいて演算や判定を行いエアコン2やビスカスヒータ
9をONすることを許可する許可信号また不許可信号を
ビスカスアナログ回路102に送信する。
【0080】本実施形態では、ビスカススイッチ70お
よび冷却水温スイッチ91が共にオン(閉成)で、さら
にエンジンECU200より許可信号を受信していて
も、温度コントロールレバー85がMAX・HOT側か
らMAX・COOL側に操作されてタッチスイッチ92
がオフ(開成)した時点で、すなわち、ビスカスヒータ
9の冷却水路51内を還流する冷却水の流量が設定流量
より少なくなった時点で、ビスカスアナログ回路102
によってビスカスクラッチ7の電磁コイル41がオフさ
れる。これにより、第1実施形態と同様な効果を備え
る。
【0081】〔第3実施形態〕図11は本発明の第3実
施形態を示したもので、エンジンとヒータコアとを接続
する冷却水回路を示した図である。
【0082】車両用空気調和装置1は、温調式温度コン
トロール方式が採用されている。本実施形態では、ウォ
ータバルブ16でヒータコア15より流出した冷却水と
エンジンEのウォータジャケット13より流出した冷却
水との混合比を変更して、ヒータコア15内に流入する
冷却水の温度を調整している。そして、ビスカスヒータ
9の冷却水路51内を還流する冷却水の流量は、ウォー
タバルブ16のヒータコア15側の出口流路17の開度
に基づいて算出するようにしている。なお、冷却水路5
1内を還流する冷却水の流量を流量計で直接計っても良
い。
【0083】〔第4実施形態〕図12は本発明の第4実
施形態を示したもので、エンジンとヒータコアとを接続
する冷却水回路を示した図である。
【0084】車両用空気調和装置1は、流量式温度コン
トロール方式が採用されている。本実施形態では、冷却
水回路3にウォータバルブ16を流出した冷却水をビス
カスヒータ9およびヒータコア15から迂回させてエン
ジンEのウォータジャケット13に戻すためのバイパス
流路18を設けている。ウォータバルブ16は、ビスカ
スヒータ9の冷却水路51およびヒータコア15を還流
する冷却水の流量を変更して、ヒータコア15の放熱量
を調整している。そして、ビスカスヒータ9の冷却水路
51内を還流する冷却水の流量は、ウォータバルブ16
のヒータコア15側の出口流路17の開度に基づいて算
出するようにしている。なお、冷却水路51内を還流す
る冷却水の流量を流量計で直接計っても良い。
【0085】〔第5実施形態〕図13は本発明の第5実
施形態を示したもので、車両用空気調和装置の電子回路
を示した図である。
【0086】本実施形態では、ビスカスヒータ9のシャ
フト8およびロータ53を回転駆動する駆動源としての
エンジンE(ベルト伝動機構5)の代わりに、電動モー
タ(以下ビスカスモータと呼ぶ)Mを利用している。そ
して、ウォータバルブ16の開度が設定バルブ開度(例
えば70%〜80%)より大きく(室内暖房が必要であ
れば)、ビスカスヒータ9の冷却水路51内を還流する
冷却水の流量Qが設定流量(例えば4リットル/分)Q
Sより少ない場合に、ビスカスモータMをオフすること
により、ロータ53が駆動されず、粘性流体が異常加熱
することを防止している。これにより、第1実施形態と
同様な効果を備える。
【0087】〔第6実施形態〕図14は本発明の第6実
施形態を示したもので、車両用空気調和装置の電気回路
を示した図である。
【0088】本実施形態では、ビスカスヒータ9のシャ
フト8およびロータ53を回転駆動する駆動源としての
エンジンE(ベルト伝動機構5)の代わりに、ビスカス
モータMを利用している。本実施形態では、第2実施形
態と同様にして、ビスカススイッチ70および冷却水温
スイッチ91が共にオン(閉成)で、さらにエンジンE
CU200より許可信号を受信していても、温度コント
ロールレバー85(図10参照)がMAX・HOT側か
らMAX・COOL側に操作されてタッチスイッチ92
がオフ(開成)した時点で、すなわち、ビスカスヒータ
9の冷却水路51内を還流する冷却水の流量が設定流量
より少なくなった時点で、ビスカスアナログ回路102
によってビスカスモータMがオフされ、ロータ53から
粘性流体に剪断力が作用せず、粘性流体が異常加熱する
ことを防止している。これにより、第2実施形態と同様
な効果を備える。
【0089】〔他の実施形態〕上記各実施形態では、エ
ンジンEの出力軸11にベルト伝動機構5およびビスカ
スクラッチ7を駆動連結してビスカスヒータ9のシャフ
ト8を駆動したが、エンジンEの出力軸11にビスカス
クラッチ7を直接連結してビスカスヒータ9のシャフト
8を駆動しても良い。また、エンジンEの出力軸11と
ビスカスクラッチ7との間、あるいはビスカスクラッチ
7とビスカスヒータ9のシャフト8との間に一段以上の
歯車変速機やVベルト式無段変速機等の伝動機構(動力
伝達手段)を連結しても良い。なお、クラッチ手段とし
て、油圧多板式クラッチ等の他のクラッチ手段を用いて
も良い。
【0090】上記各実施形態では、ビスカスクラッチ7
とエアコンクラッチ27とをベルト伝動機構5のVベル
ト6に共掛けしたが、ウォータポンプ14、パワーステ
アリングの油圧ポンプ、自動変速機に作動油を供給する
油圧ポンプ、エンジンEや変速機に潤滑油を供給する油
圧ポンプ、または車載バッテリを充電するオルタネータ
(交流発電機)等のエンジン補機とビスカスクラッチ7
とをベルト伝動機構5のVベルト6に共掛けしても良
い。
【0091】上記各実施形態では、内燃機関として水冷
式のディーゼルエンジンを用いたが、エンジンとしてガ
ソリンエンジン等の他の水冷式内燃機関(水冷式エンジ
ン)を用いても良い。また、内燃機関として暖房用熱源
として利用しない水冷式のエンジンや空冷式のエンジン
などのその他の駆動源によりビスカスヒータ9のロータ
53を回転駆動しても良い。上記各実施形態では、本発
明を車室内の暖房と冷房とを行うことが可能な車両用空
気調和装置に適用したが、本発明を車室内の暖房のみを
行うことが可能な車両用温水式暖房装置に適用しても良
い。
【0092】上記各実施形態では、冷却水温検出手段と
してビスカスヒータ9の冷却水路51の出口側冷却水配
管57bの冷却水温を検出する冷却水温センサ76を用
いたが、冷却水温検出手段としてヒータコア15の入口
側の冷却水温を検出する冷却水温センサや冷却水温スイ
ッチを用いても良い。また、エンジンEの出口側の冷却
水温を検出する冷却水温センサや冷却水温スイッチを用
いても良い。さらに、冷却水温センサや冷却水温スイッ
チをエンジンECU200に接続して通信によりエアコ
ンECU100に冷却水温信号を読み込むようにしても
良い。
【0093】第1、第5実施形態において、エアコンE
CU100に、ウォータバルブ16を駆動するバルブ駆
動手段へ出力する制御信号を検出する制御信号検出手段
を設けることにより、制御信号検出手段でバルブ駆動手
段へ出力する制御信号がビスカスヒータ9の冷却水路5
1内を還流する冷却水の流量が設定流量に相当する制御
信号である時にクラッチ手段(ビスカスクラッチ7の電
磁コイル41)または駆動源(ビスカスモータM)をオ
ンしても良い。
【0094】第2、第6実施形態において、温度コント
ロールレバー85がMAX・HOT側(ウォータバルブ
16の開度が設定バルブ開度を越える側)に操作された
時のワイヤーケーブル88の張力を検出したときに、ビ
スカスヒータ9の冷却水路51内を還流する冷却水の流
量が設定流量以上に到達していると判定しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用空気調和装置の全体構造を示した概略図
である(第1実施形態)。
【図2】エンジンとベルト伝動機構を示した概略図であ
る(第1実施形態)。
【図3】ビスカスクラッチとビスカスヒータを示した断
面図である(第1実施形態)。
【図4】ビスカスヒータを示した断面図である(第1実
施形態)。
【図5】車両用空気調和装置の電子回路を示したブロッ
ク図である(第1実施形態)。
【図6】エアコンECUの制御プログラムの一例を示し
たフローチャートである(第1実施形態)。
【図7】エアコンECUの目標ダンパ開度に基づくウォ
ータバルブ制御を示した特性図である(第1実施形
態)。
【図8】エアコンECUの冷却水温に基づくビスカスヒ
ータ制御を示した特性図である(第1実施形態)。
【図9】車両用空気調和装置の電気回路を示したブロッ
ク図である(第2実施形態)。
【図10】コントロールパネルと温度コントロールレバ
ーを示した斜視図である(第2実施形態)。
【図11】冷却水回路を示した概略図である(第3実施
形態)。
【図12】冷却水回路を示した概略図である(第4実施
形態)。
【図13】車両用空気調和装置の電子回路を示したブロ
ック図である(第5実施形態)。
【図14】車両用空気調和装置の電気回路を示したブロ
ック図である(第6実施形態)。
【符号の説明】
E エンジン(内燃機関) M ビスカスモータ(駆動源) 1 車両用空気調和装置(車両用暖房装置) 2 エアコン 3 冷却水回路 4 剪断発熱装置 5 ベルト伝動機構(動力伝達手段) 6 Vベルト(ベルト伝動手段) 7 ビスカスクラッチ(クラッチ手段) 8 シャフト 9 ビスカスヒータ(剪断発熱器) 11 出力軸 15 ヒータコア(暖房用熱交換器) 16 流量調整弁(ウォータバルブ) 21 ダクト 31 エアミックスダンパ 50 発熱室 51 冷却水路 53 ロータ 76 冷却水温センサ(冷却水温検出手段) 91 冷却水温スイッチ(冷却水温検出手段) 92 タッチスイッチ(物理量検出手段、弁開度検出手
段) 100 エアコンECU(暖房制御装置、物理量検出手
段、弁開度検出手段、流量算出手段) 101 エアコンアナログ回路(暖房制御装置) 102 ビスカスアナログ回路(暖房制御装置)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)水冷式の内燃機関を冷却した冷却水
    と空気とを熱交換して車室内の暖房を行う暖房用熱交換
    器と、 (b)内燃機関の回転動力が加わると回転するロータ、
    このロータに回転動力が加わると剪断力が作用されて熱
    を発生する粘性流体を内部に収納した発熱室、および前
    記内燃機関から前記暖房用熱交換器へ供給する冷却水が
    還流する冷却水路を有し、前記発熱室内の粘性流体の発
    生熱により前記冷却水路内を還流する冷却水を加熱する
    剪断発熱器と、 (c)前記内燃機関から前記ロータへの回転動力の伝達
    を断続するクラッチ手段と、 (d)前記剪断発熱器の冷却水路内を還流する冷却水の
    流量に関連する物理量を検出する物理量検出手段を有
    し、 この物理量検出手段で検出した物理量が設定値以上のと
    きには前記内燃機関の回転動力を前記ロータへ伝達する
    ように前記クラッチ手段を制御し、 前記物理量検出手段で検出した物理量が設定値より小さ
    いときには前記内燃機関から前記ロータへの回転動力の
    伝達を遮断するように前記クラッチ手段を制御する暖房
    制御装置とを備えた車両用暖房装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の車両用暖房装置におい
    て、 前記内燃機関を冷却した冷却水の温度を検出する冷却水
    温検出手段を備え、 前記暖房制御装置は、前記冷却水温検出手段で検出した
    冷却水の温度が設定温度以下のときには前記内燃機関の
    回転動力を前記ロータへ伝達するように前記クラッチ手
    段を制御し、 前記冷却水温検出手段で検出した冷却水の温度が設定温
    度より上昇しているときには前記内燃機関から前記ロー
    タへの回転動力の伝達を遮断するように前記クラッチ手
    段を制御することを特徴とする車両用暖房装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の車両用暖
    房装置において、 前記暖房制御装置は、前記剪断発熱器の冷却水路内を還
    流する冷却水の流量を調整する流量調整弁の開度を検出
    する弁開度検出手段、およびこの弁開度検出手段で検出
    した前記流量調整弁の開度に基づいて、前記剪断発熱器
    の冷却水路内を還流する冷却水の流量を算出する流量算
    出手段を有し、 この流量算出手段で算出した冷却水の流量が設定流量よ
    り小さいときには前記内燃機関から前記ロータへの回転
    動力の伝達を遮断するように前記クラッチ手段を制御す
    ることを特徴とする車両用暖房装置。
  4. 【請求項4】(a)水冷式の内燃機関を冷却した冷却水
    と空気とを熱交換して車室内の暖房を行う暖房用熱交換
    器と、 (b)駆動源の回転動力が加わると回転するロータ、こ
    のロータに回転動力が加わると剪断力が作用されて熱を
    発生する粘性流体を内部に収納した発熱室、および前記
    内燃機関から前記暖房用熱交換器へ供給する冷却水が還
    流する冷却水路を有し、前記発熱室内の粘性流体の発生
    熱により前記冷却水路内を還流する冷却水を加熱する剪
    断発熱器と、 (c)前記剪断発熱器の冷却水路内を還流する冷却水の
    流量に関連する物理量を検出する物理量検出手段を有
    し、 この物理量検出手段で検出した物理量が設定値以上のと
    きには前記ロータを回転させるように前記駆動源を制御
    し、 前記物理量検出手段で検出した物理量が設定値より小さ
    いときには前記ロータの回転を停止させるように前記駆
    動源を制御する暖房制御装置とを備えた車両用暖房装
    置。
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