JPH1035634A - ブロー成形容器 - Google Patents

ブロー成形容器

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JPH1035634A
JPH1035634A JP21204396A JP21204396A JPH1035634A JP H1035634 A JPH1035634 A JP H1035634A JP 21204396 A JP21204396 A JP 21204396A JP 21204396 A JP21204396 A JP 21204396A JP H1035634 A JPH1035634 A JP H1035634A
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JP
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blow
heat
resin
container
layer
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JP21204396A
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English (en)
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Tomoaki Sato
智明 佐藤
Hiroyuki Oba
弘行 大場
Hideaki Tanaka
英明 田中
Junji Yoshii
詢二 吉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kureha Corp
Kureha Plastics Co Ltd
Original Assignee
Kureha Corp
Kureha Plastics Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D1/00Rigid or semi-rigid containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material or by deep-drawing operations performed on sheet material
    • B65D1/02Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
    • B65D1/0207Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by material, e.g. composition, physical features

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸素や炭酸ガス等に対する格段に高いバリヤ
ー性を持ち、しかも高湿度下でバリヤー性の低下が小さ
く、耐水性があり、その上、廃棄・焼却する場合に環境
上の問題が少ない、耐熱性の、ブロー成形容器を提供す
ること。 【解決手段】 ポリビニルアルコールおよび(メタ)ア
クリル酸系ポリマーからなる組成物より形成される熱水
難溶性樹脂層と、耐熱性樹脂からなる層とを少なくとも
含むブロー成形容器。ポリビニルアルコール、(メタ)
アクリル酸系ポリマーおよび水酸基含有可塑剤からなる
組成物より形成される熱水難溶性樹脂層と、耐熱性樹脂
からなる層とを少なくとも含むブロー成形容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスバリヤー性に
優れた特定の樹脂層と、耐熱性樹脂層とを少なくとも含
むブロー成形容器に関する。本発明は、酸素や炭酸ガス
等の遮断が必要な食品や医薬品等の密封包装に好適に使
用可能な、ブローボトル等の包装容器に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック製容器は、軽量である、割
れにくい、錆びない等の特徴から、食品を始め医薬品、
化粧品等を包装するための容器として使用されている。
例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)製容器
は、耐熱性、ガスバリヤー性、保香性等に優れた利点を
生かして、食用油や炭酸飲料などの包装容器として、急
速に、その用途を広げつつある。ところが、近年、食生
活の高度化等により、食品等の被包装物をより長期にわ
たり、変質や腐敗等から防止しつつ保存することが求め
られてきており、その対応として、プラスチック製容器
は、今までより、高度のガスバリヤー性を要求されるよ
うになって来た。
【0003】従来、プラスチック製容器にガスバリヤー
性を付与するための手段として、該容器の壁面に、塩
化ビニリデン系共重合体(PVDC)のラテックスやポ
リビニルアルコール(PVA)の水溶液等を塗布して、
ガスバリヤー性の塗膜を形成させる方法、PVDCや
エチレン・ビニルアルコール共重合体(EVOH)など
のガスバリヤー性樹脂を芯層とする、熱可塑性樹脂層と
の多層化による方法、PVDCやEVOHなどのガス
バリヤー性樹脂と熱可塑性樹脂とのアロイを用いて容器
とする方法、該容器に酸化ケイ素等の無機酸化物の薄
膜を蒸着・形成させる方法等が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ガスバ
リヤー性付与層に従来樹脂を使用する上記方法では、得
られるバリヤー性のレベルに限界があること、さらに、
PVAを用いた容器は耐水性に欠ける等の問題や、EV
OH使用容器には高湿度下でガスバリヤー性が大きく低
下する等の難点があること、また、PVDC使用容器
は、廃棄・焼却する上で環境上の問題が発生する場合が
あること、一方、無機酸化物の蒸着法は、技術的に未熟
な段階で実用から程遠いものである等問題がある。この
ような状況から、上記従来法は、格段に高いレベルのバ
リヤー性を得る手段としては、可能性が乏しく、新たな
対応策の検討が急務となっている。
【0005】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
を、確実に、解決するプラスチック製容器、すなわち、
酸素や炭酸ガス等に対する格段に高いバリヤー性を持
ち、しかも高湿度下でバリヤー性の低下が小さく、耐水
性があり、その上、廃棄・焼却する場合に環境上の問題
が少ない、耐熱性の、ブロー成形容器を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究の
結果、耐熱性樹脂からなるブロー成形容器に、特定の組
成物より形成される高バリヤー性樹脂層を形成・塗工さ
せることにより前記課題が解決されることを見い出し
た。本発明は、上記知見に基づくものである。
【0007】すなわち、本発明は、PVAおよび(メ
タ)アクリル酸系ポリマーからなる組成物より形成され
る熱水難溶性樹脂層と、耐熱性樹脂からなる層とを少な
くとも含むブロー成形容器を提供することにある。ま
た、本発明の第2は、PVA、(メタ)アクリル酸系ポ
リマーおよび水酸基含有可塑剤からなる組成物より形成
される熱水難溶性樹脂層と、耐熱性樹脂からなる層とを
少なくとも含むブロー成形容器を提供することにある。
さらに、本発明の第3は、耐熱性樹脂からなるブロー成
形容器の少なくとも片面に前記熱水難溶性樹脂層が塗工
されたブロー成形容器を提供することにある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0009】(熱水難溶性樹脂層)本発明のブロー成形
容器を構成する熱水難溶性樹脂からなる層は、耐水性が
あり、本発明のブロー成形容器に、高度のガスバリヤー
性を付与する役目を担う。本発明において「熱水難溶性
樹脂」とは、該樹脂からなるフイルム状物約1gを、8
0℃の水500cm3中に投入し、10分間浸漬した
後、不溶分を回収し、乾燥した場合に、浸漬する前の質
量の80質量%以上、好ましくは85質量%以上が、不
溶分として回収される樹脂をいう。
【0010】本発明において、熱水難溶性樹脂層は、P
VAおよび(メタ)アクリル酸系ポリマーからなる組成
物より形成される。また、熱水難溶性樹脂層は、PV
A、(メタ)アクリル酸系ポリマーおよび水酸基含有可
塑剤からなる組成物より形成される。
【0011】上記PVAとしては、従来より公知のもの
を用いることが可能であり、(メタ)アクリル酸系ポリ
マーとの組合せにおいて好適なガスバリヤー性を発揮す
る点から、ケン化度が通常95モル%以上であって、平
均重合度が300〜2500の範囲のものが好ましい。
【0012】一方、(メタ)アクリル酸系ポリマーは、
ポリ(メタ)アクリル酸及びその部分中和物からなる群
より選ばれる少なくとも1種のポリマーである。ポリ
(メタ)アクリル酸は、カルボキシル基を2個以上含有
する化合物であり、より具体的には、ポリアクリル酸、
ポリメタクリル酸、アクリル酸とメタクリル酸との共重
合体、あるいはこれらの混合物等が挙げられる。
【0013】また、ポリ(メタ)アクリル酸の部分中和
物は、上記ポリ(メタ)アクリル酸を水酸化ナトリウ
ム、水酸化リチウム、水酸化カリウム及び水酸化アンモ
ニウムの群から選択される少なくとも1種類の塩基性化
合物を用いて部分中和を行ったものが好ましい。 この
ような態様においては、中和度は0を越え20%以下、
好ましくは0を越え18%以下の範囲である。部分中和
物の使用により、熱水難溶性樹脂層のガスバリヤー性が
より向上するとともに、熱分解等によると思われる着色
を減少させることができる。
【0014】ここで中和度は、以下の式より求められ
る。 中和度=(A/B)×100 A:部分中和された(メタ)アクリル酸系ポリマー1g
中の、中和されたカルボキシル基の全モル数。 B:部分中和されるべき(メタ)アクリル酸系ポリマー
1g中の、部分中和前のカルボキシル基の全モル数。 なお、上記した「カルボキシル基のモル数」は、アクリ
ル酸については、アクリル酸のモノマー単位である分子
量72g/モルを用いて、アクリル酸系ポリマーの質量
からモル数を求め、一方、メタクリル酸については、メ
タクリル酸のモノマー単位である分子量86g/モルを
用いて、メタクリル酸系ポリマーの質量からモル数を求
めるものとする。
【0015】PVAと(メタ)アクリル酸系ポリマーと
の配合割合は、ガスバリヤー性、熱安定性、製造性など
の点から、PVA:(メタ)アクリル酸系ポリマー=9
5:5〜5:95の範囲、好ましくは80:20〜5:
95の範囲(質量比)である。PVAの配合割合が、9
5を越えるものや、5未満のものでは、ガスバリヤー性
や耐水性が充分でない。
【0016】本発明において、熱水難溶性の樹脂層に、
柔軟性や低温強度等を付与させる必要がある場合には、
PVAおよび(メタ)アクリル酸系ポリマーからなる組
成物に、水酸基含有可塑剤を含有させることができる。
該可塑剤は、プラスチックの可塑剤として従来知られて
いるものの中で、少なくとも1個の水酸基を有する可塑
剤、好ましくは2個以上の水酸基を有する可塑剤であ
る。分子量に関して、何等制限はないが、得られる熱水
難溶性樹脂のガスバリヤー性などの点から3000以下
の範囲、好ましくは1000以下の範囲、より好ましく
は700以下の範囲が好都合である。
【0017】上記可塑剤の具体例として、エチレングリ
コール、トリメチレングリコール、プロピレングリコー
ル、テトラメチレングリコール、2,3−ブタンジオー
ル、1,3−ブタンジオール、ペンタメチレングリコー
ル、ヘキサメチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、トリメチロールプロパ
ン、ソルビトール、マンニトール、ズルシトール、エリ
トリトール、グリセリンを挙げることができる。これら
は混合物で用いてもよい。これらの中で、グリセリンや
ソルビトールは、熱水難溶性樹脂のガスバリヤー性や製
造性などの点から好ましいものである。
【0018】水酸基含有可塑剤は、PVAおよび(メ
タ)アクリル酸系ポリマーとの合計量100質量部に対
し、1〜50質量部、好ましくは2〜40質量部、より
好ましくは5〜30質量部の範囲である。水酸基含有可
塑剤が1質量部未満では、柔軟性が充分ではなく、逆
に、水酸基含有可塑剤が、50質量部を越えると、熱水
難溶性樹脂層のガスバリヤー性の低下が大きく、しかも
該樹脂層表面にブリードしやすくなり、容器を使用する
上で問題がある。
【0019】本発明は、組成物を、溶剤に溶解あるいは
懸濁させた溶液状態で、塗布液として使用する。このよ
うな溶剤としては、PVA、(メタ)アクリル酸系ポリ
マ−あるいは、水酸基含有可塑剤を溶解あるいは懸濁さ
せるものであれば、何等制限されるものではない。好ま
しい溶剤としては、水、メチルアルコールやエチルアル
コールあるいはイソプロピルアルコール等のアルコー
ル、水と前記アルコールとの混合溶剤などを例示するこ
とができる。中でも、取扱性等から水が好適である。
【0020】上記溶剤は、PVAと(メタ)アクリル酸
系ポリマーとの合計量100質量部に対し100〜50
00質量部、好ましくは200〜2000質量部の範囲
である。溶剤量が、100質量部未満では、厚さの均一
性良く、容器に塗布することが困難であり、一方、50
00質量部を越えると溶液の濃度が低くなるため、製造
コストが増大する等問題がある。
【0021】組成物の調製は、上記各成分を添加して混
合する方法、PVAや水酸基含有可塑剤を溶剤に溶解ま
たは懸濁させた後、(メタ)アクリル酸あるいはその部
分中和物を添加して重合させる方法等、適宜、選択すれ
ばよい。さらに、必要とするなら、上記組成物に、本発
明の目的を阻害させない範囲内で、各種の添加剤を添加
することができる。特に、組成物より熱水難溶性の樹脂
層の形成を促進させたり、熱水難溶性樹脂の着色を低減
できる等の観点から、次亜リン酸ナトリウムなどの無機
塩の添加が好ましい。その添加量は、PVAと(メタ)
アクリル酸系ポリマーの合計量(100質量部)に対
し、20質量部以下が好適である。
【0022】上記組成物からの熱水難溶性樹脂層の形成
・塗工は、組成物からなる溶液を塗布し、塗膜を形成さ
せ、次いで、乾燥等により該塗膜から溶剤を除去し、そ
の後、熱風吹付け等により熱処理を行なうことにより、
好適に、実施する(後述する)ことができる。
【0023】(耐熱性樹脂層)本発明のブロー成形容器
を構成する一方の層は、耐熱性樹脂からなる層である。
この樹脂は、ブロー成形が可能な樹脂であれば良く、ま
た、耐熱性としては、容器を殺菌処理等する際の熱や、
組成物より熱水難溶性樹脂層を形成・塗工させる工程
(後述する)での乾燥や熱処理の熱に耐えられる樹脂で
あれば、何等、制限されるものではない。
【0024】耐熱性樹脂の具体例としては、PET、ポ
リエチレンナフタレート(PEN)、ポリカーボネー
ト、ポリフェニレンサルファイド、ポリフェニレンオキ
サイド、ポリエーテルケトン、ポリアリレート、ポリ4
−メチルペンテン−1、あるいはこれらの混合物を好ま
しいものとして挙げることができる。なお、本発明で使
用する耐熱性樹脂には、上記耐熱性樹脂としての要件を
阻害しない範囲内であれば、熱安定剤、滑剤、可塑剤、
充填剤、顔料等の各種添加剤を添加することができる。
【0025】(ブロー成形容器の製法)本発明のブロー
成形容器を製造する方法は、特段制限されるものではな
いが、好適な態様は、耐熱性樹脂を用いてブロー成形
体を製造する工程、および該成形体の壁面の少なくと
も片面に熱水難溶性樹脂層を形成・塗工させる工程、を
少なくとも含むものである。ここで、「ブロー成形体」
とはブロー成形により製造される容器だけでなく、容器
を製造するための前駆体である、パリソンやプリフォー
ム(試験管状の有底パリソン)をも含むものとする。
【0026】ブロー成形体は、前記耐熱性樹脂を、ダイ
レクトブロー、インジェクションブロー、延伸ブロー等
の公知の方法で成形することにより、製造することがで
きる。これら成形方法は、ブロー成形体が最終製品とな
る用途に応じて、適宜選択すればよい。
【0027】上記ブロー成形体は、耐熱性樹脂からなる
単独の層であってもよいし、多層であってもよい。多層
成形体の例としては、PET層とポリアリレート層から
なるものが好適である。また、耐熱性樹脂と、ポリアミ
ドやオレフィン系樹脂等の従来公知の熱可塑性樹脂との
多層成形体であってもよい。
【0028】ブロー成形体への熱水難溶性樹脂層の形成
・塗工は、ブロー成形体の壁面の少なくとも片面(すな
わち、ブロー成形体の片壁面あるいは両壁面)に、組成
物を溶剤に溶解あるいは懸濁させた溶液(塗布液)を、
塗布または粉霧(スプレー)する方法、あるいはブロー
成形体を該溶液に浸漬する方法等によって、まず、塗膜
を形成させ、次いで、乾燥等により該塗膜から溶剤を除
去し、その後、熱風吹付け等により熱処理(好ましくは
160〜300℃、より好ましくは180〜260℃の
範囲)を行ない、好適に、実施することができる。上記
熱処理により、組成物より形成される樹脂層は、前記し
た「熱水難溶性樹脂」の樹脂層となる。
【0029】なお、ブロー成形体に熱水難溶性樹脂層を
形成・塗工させる際に、乾燥や熱処理等の熱によるブロ
ー成形体の収縮を防止し、寸法安定性を向上させる為
に、前記ブロー成形体を製造する工程に引き続いて、ブ
ロー成形体を熱固定処理するための工程を入れてもよ
い。上記熱固定は、公知な方法で行うことができる。
【0030】ブロー成形体への熱水難溶性樹脂層の形成
・塗工は、具体的には、パリソンやプリフォームの壁面
の少なくとも片面に組成物からなる塗布液の塗膜を形成
させた後、ブロー成形し、成形と熱処理を行う方法、ブ
ロー成形容器の壁面の少なくとも片面に組成物からなる
塗布液の塗膜を形成させ、乾燥や熱処理を行う方法等に
より、好適に、実施することができる。
【0031】特に、得られるブロー成形体の耐熱性の観
点から、インジェクションブロー成形により、耐熱性樹
脂からなるプリフォームを製造し、該プリフォームを最
終製品のブロー成形容器より大き目にブロー成形(一次
成形)し、次いで、得られた一次成形物の壁面の少なく
とも片面に組成物からなる塗布液の塗膜を形成させ、該
塗膜が形成された成形物を、オーブン中で熱固定処理お
よび熱処理(通常、この処理の間に成形物は、収縮す
る)後、金型に入れ、再度ブロー成形(二次成形)し、
熱水難溶性樹脂層が形成・塗工されたブロー成形容器と
する方法(ダブルブロー方法)が好ましい。
【0032】ブロー成形体への熱水難溶性樹脂層の形成
・塗工にあたって、ブロー成形体の壁面と熱水難溶性樹
脂層との接着性をより緊密にさせる必要がある場合に
は、ブロー成形体の壁面に公知の接着剤を塗工したり、
あるいは、コロナ放電処理などの公知の表面改質処理を
行なった後に、熱水難溶性樹脂層を形成・塗工させるこ
とができる。また、ブロー成形体に形成・塗工された熱
水難溶性樹脂層を保護する目的から、前記耐熱性樹脂や
ポリアミドやオレフィン系樹脂等の公知の熱可塑性樹脂
を溶剤に溶解もしくは懸濁させた溶液を、該熱水難溶性
樹脂層の面上に塗工させることもできる。
【0033】(ガスバリヤー性)本発明のブロー成形容
器を構成する熱水難溶性樹脂層は、耐水性があり、酸素
や炭酸ガス等のバリヤー性に優れる特徴がある。特に、
ブロー成形容器が、高い酸素バリヤー性を必要とする用
途に使用される場合には、熱処理条件をコントロールす
ることにより、熱水難溶性樹脂層(厚さ3μm)の30
℃、80%RHでの酸素透過度を、概ね、100cm3
/m2・day・atm以下、更には80cm3/m2
day・atm以下に調整することが好ましい。
【0034】(各層の厚み)本発明のブロー成形容器を
構成する各層の厚さは、該容器に付与すべき各種の物性
(例えば、酸素ガスバリヤー性、剛性等)、ないしは各
層の材料に応じて適宜選択することが可能であるが、通
常は、下記のような厚みであることが好ましい。 耐熱性樹脂層 10〜3000μm、好ましくは50〜1500μm 熱水難溶性樹脂層 0.1〜30μm、好ましくは0.2〜10μm 以下、実施例により本発明を更に具体的に説明する。
【0035】
【実施例】
[実施例1〜5、比較例1〜5] (ブロー成形容器の製造)耐熱性樹脂として、東レ
(株)製のPET(J055;固有粘度(IV値)=
0.7)を使用し、インジェクション成形によりプリフ
ォームを作成し、次いで、該プリフォームを縦方向およ
び横方向に延伸させながら、最終製品である容器の約
1.5倍量の容積にまでブロー成形(一次成形)した成
形体を得た。その後、該成形体を、225℃に調節した
オーブン中に保ち熱固定処理を行なった(熱固定処理の
間に成形体は最終製品である容器の約0.9倍量の容積
まで収縮した)後、再度金型に入れ、ブロー成形(二次
成形)し、2軸延伸PETボトル(容量=500ml、
直胴部径=100mm、直胴部のPET層の厚み=25
0μm)を製造した。
【0036】(ブロー成形容器への熱水難溶性樹脂層の
形成・塗工)ポリアクリル酸(PAA)として、和光純
薬工業(株)製のPAA(粘度=8〜12Pa・s、3
0℃;数平均分子量=150000)の25質量%水溶
液を用い、水で希釈して20質量%水溶液を調製した。
この20質量%水溶液に、PAAのカルボキシル基のモ
ル数に対し、計算量の水酸化ナトリウムを添加、溶解
し、中和度が10%の部分中和物(PAANa)水溶液
を調製した。一方、PVAとして、クラレ(株)製のポ
バール105(ケン化度=98.5モル%;平均重合度
=500)を用い、水で希釈して20質量%水溶液を調
製した。上記のPAANa水溶液とPVA水溶液とを、
表1に示す質量比(固形分)となるように混合し、混合
物の20質量%水溶液を調製した。次いで、上記混合物
水溶液を、前記PETボトルの外壁面に塗布し、100
℃に調整したオーブン中で水を蒸発・除去させ、乾燥皮
膜が形成されたPETボトルを得た。その後、230℃
に調整したオーブン中に上記PETボトルを30秒間保
持して熱処理を行い、PETボトルの外壁面に熱水難溶
性の樹脂層(厚み=3μm)が形成・塗工された本発明
のブロー成形容器(実施例1〜5)を得た。
【0037】このようにして製造したブロー成形容器の
胴部から、試料を切り取り、Modern Contr
ol社製のOX−TRAN2/20を用いて、酸素透過
度(30℃、80%RH)を測定した。結果を表1に示
した。また、上記ブロー成形容器から熱水難溶性樹脂層
を削り取り、その約1gを、80℃の水500cm3
に投入し、10分間浸漬した後、不溶分を回収し、その
割合(質量%)を測定した結果を表1に示した。
【0038】一方、比較例として、PETボトル(比較
例1)、PETボトルの外壁面にPAA単独からなる樹
脂層を形成・塗工させたもの(比較例2)、PETボト
ルの外壁面にPAANa単独からなる樹脂層を形成・塗
工させたもの(比較例3)、PETボトルの外壁面にP
VA単独からなる樹脂層を形成・塗工させたもの(比較
例4)、PETボトルの外壁面にPAANaとPVAか
らなる混合物水溶液を塗布し、100℃に調整したオー
ブン中で水を蒸発・除去して、乾燥皮膜を形成させ、そ
の後の熱処理(230℃、30秒)を行わなかったもの
(比較例5)の酸素透過度を測定し、表1に示した。ま
た、比較例2〜5で塗膜の樹脂層を削り取り、80℃の
水に対する不溶分を測定した結果を表1に示した。
【0039】
【表1】 ────────────────────────────────── 塗膜(樹脂)層の組成(*1) 酸素透過度(*2) 耐水性(*3) ─────────────── PAA PAANa PVA ────────────────────────────────── 実施例1 − 30 70 2.7 85 実施例2 − 50 50 0.6 90 実施例3 − 70 30 0.1 95 実施例4 − 80 20 0.5 90 実施例5 − 90 10 2.4 85 比較例1 − − − 6.0 − 比較例2 100 − − 6.0 0 比較例3 − 100 − 6.0 0 比較例4 − − 100 6.0 0 比較例5 − 70 30 6.0 0 ────────────────────────────────── (*1)単位:質量部 (*2)単位:cm3/m2・day・atm;30℃、80%RHで測定 (*3)単位:質量%
【0040】[実施例6〜9、比較例6]表2に示した
中和度を持ったポリアクリル酸の部分中和物(PAAN
a)または未中和のポリアクリル酸(PAA)と、PV
Aとを70:30の質量比(固形分)で含有する水溶液
(濃度 20質量%)を調製し、この水溶液を用いて、
実施例1〜5と同様にして、PETボトルの外壁面に熱
水難溶性の樹脂層が形成・塗工された本発明のブロー成
形容器(実施例6〜9)を得た。このようにして得られ
たブロー成形容器を用いて、実施例1〜5と同様にし
て、酸素透過度を測定した。結果を表2に示した。ま
た、上記ブロー成形容器から熱水難溶性樹脂層を削り取
り、80℃の水に対する不溶分を測定した結果を表2に
示した。
【0041】一方、比較例として、中和度が50%のP
AANaを用い、実施例7〜9と同様にしてPAANa
とPVAとを70:30の質量比(固形分)で含有する
水溶液(濃度 20質量%)を調製した。次いで、この
水溶液を用いて、PETボトルの外壁面に樹脂層が形成
・塗工されたブロー成形容器(比較例6)を得た。この
酸素透過度の測定結果を表2に示した。また、比較例6
の塗膜の樹脂層を削り取り、80℃の水に対する不溶分
を測定した結果を表2に示した。
【0042】
【表2】 ────────────────────────────────── 塗膜(樹脂)層の組成(*1) 酸素透過度(*2) 耐水性(*3) ─────────────── PAANa PVA ────────────────────────────────── 実施例6 70(中和度=0%) 30 4.4 85 実施例7 70(中和度=5%) 30 0.6 90 実施例8 70(中和度=10%)30 0.1 95 実施例9 70(中和度=15%)30 2.4 85 比較例6 70(中和度=50%)30 6.0 70 ────────────────────────────────── (*1)単位:質量部 (*2)単位:cm3/m2・day・atm;30℃、80%RHで測定 (*3)単位:質量%
【0043】[実施例10]中和度10%のPAANa
とPVAとを70:30の質量比(固形分)で含有する
水溶液(濃度 20質量%)に水酸基含有可塑剤として
グリセリンを、PAANaとPVAの合計量(固形分)
100質量部に対し20質量部添加した水溶液を調製し
た。次に、この水溶液を、実施例1〜5で作成した一次
成形体(プリフォームを縦方向および横方向に延伸させ
ながら、最終製品である容器の約1.5倍量の容積にま
でブロー成形した成形体)の外壁面に塗布し、その後、
該成形体を100℃に調整したオーブン中に保ち水を蒸
発・除去させた。次いで230℃に調整したオーブン中
で30秒間保持して熱固定処理と熱処理を行なった(こ
の処理の間に成形体は最終製品である容器の約0.8倍
量の容積にまで収縮した)後、再度金型に入れ、ブロー
成形(二次成形)し、熱水難溶性樹脂層(厚み=3μ
m)が形成・塗工された、本発明のブロー成形容器であ
る2軸延伸PETボトル(容量=500ml、直胴部径
=100mm、直胴部のPET層の厚み=250μm)
を製造した。なお、得られたPETボトルの熱水難溶性
樹脂が塗工された面には、亀裂等は発生していなかっ
た。次いで、実施例1〜5と同様にして、酸素透過度を
測定した。結果は、3.8cm3/m2・day・atm
であった。また、熱水難溶性樹脂層の80℃の水に対す
る不溶分を測定した結果は、85質量%であった。
【0044】上記実施例から明らかなように、本発明の
組成物より形成される熱水難溶性樹脂層が塗工されたP
ETボトル(実施例1〜10)は、ガスバリヤー性や耐
水性に優れていることがわかる。一方、本発明の熱水難
溶性樹脂層を塗工していないPETボトル(比較例2〜
6)は、ガスバリヤー性や耐水性に劣るものであった。
【0045】
【発明の効果】本発明は、特定の組成物より形成される
樹脂層と、耐熱性樹脂層とを少なくとも含むブロー成形
容器に関するもので、該容器は、酸素や炭酸ガス等に対
する格段に高いバリヤー性を持ち、しかも高湿度下でバ
リヤー性の低下が小さく、耐水性に優れる特徴がある。
その上、廃棄・焼却する場合に環境への影響が少ない特
徴も併せ持っている。本発明のブロー成形容器は、酸素
や炭酸ガス等の遮断が必要な食品や医薬品等の密封包装
に好適に使用可能である。
フロントページの続き (72)発明者 大場 弘行 茨城県新治郡玉里村大字上玉里18−13 呉 羽化学工業株式会社樹脂加工技術センター 内 (72)発明者 田中 英明 茨城県新治郡玉里村大字上玉里18−13 呉 羽化学工業株式会社樹脂加工技術センター 内 (72)発明者 吉井 詢二 千葉県野田市日の出町20−20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリビニルアルコールおよび(メタ)ア
    クリル酸系ポリマーからなる組成物より形成される熱水
    難溶性樹脂層と、耐熱性樹脂からなる層とを少なくとも
    含むブロー成形容器。
  2. 【請求項2】 組成物が、水酸基含有可塑剤を含有する
    ものである請求項1記載の容器。
  3. 【請求項3】 耐熱性樹脂からなるブロー成形容器の少
    なくとも片面に前記熱水難溶性樹脂層が塗工されたもの
    である請求項1ないし2のいずれか1項記載の容器。
JP21204396A 1996-07-23 1996-07-23 ブロー成形容器 Pending JPH1035634A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008179137A (ja) * 2006-12-25 2008-08-07 Sumitomo Chemical Co Ltd 成形体及びブロー容器、並びにブロー容器の製造方法

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JP2008179137A (ja) * 2006-12-25 2008-08-07 Sumitomo Chemical Co Ltd 成形体及びブロー容器、並びにブロー容器の製造方法

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