JPH103639A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
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- JPH103639A JPH103639A JP15079396A JP15079396A JPH103639A JP H103639 A JPH103639 A JP H103639A JP 15079396 A JP15079396 A JP 15079396A JP 15079396 A JP15079396 A JP 15079396A JP H103639 A JPH103639 A JP H103639A
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- magnetic
- recording medium
- thin film
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 保磁力等の磁気特性と、S/N等のノイズ特
性の両方がバランスが良く向上し、且つ耐食性も良好な
強磁性金属薄膜型の磁気記録媒体を提供する。 【解決手段】 強磁性金属薄膜型の磁性層を有する磁気
記録媒体において、当該磁性層中の非磁性成分の量を2
0〜60体積%とする。
性の両方がバランスが良く向上し、且つ耐食性も良好な
強磁性金属薄膜型の磁気記録媒体を提供する。 【解決手段】 強磁性金属薄膜型の磁性層を有する磁気
記録媒体において、当該磁性層中の非磁性成分の量を2
0〜60体積%とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録媒体に関
する。より詳しくは、本発明は、より高い磁気エネルギ
ーが得られる上に、S/N、耐食性も向上した磁気記録
媒体に関する。
する。より詳しくは、本発明は、より高い磁気エネルギ
ーが得られる上に、S/N、耐食性も向上した磁気記録
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気記録媒体、例えば磁気テープには、
非磁性支持体であるフィルム上に磁性粉をバインダーに
分散させた磁性塗料を塗布してなる塗布型テープと、フ
ィルム上に真空中で強磁性金属を蒸着する真空蒸着法等
を用いてバインダーを全く含まない磁性層を非磁性支持
体上に付着させる強磁性金属薄膜型テープとがある。近
年の磁気記録は高密度記録化の方向にあり、強磁性金属
薄膜型テープは、磁性層にバインダーを含まないことか
ら、単位体積当たりの磁性体の量が多い(すなわち磁性
材料の密度が高い)ため、高密度記録に有望であるとさ
れている。このような金属薄膜を形成する磁性材料とし
ては、Co系、Co−Ni系、Co−Cr系等の強磁性
金属(合金)が用いられている。また、Fe−N系、F
e−C系、Fe−N−O系、Fe−C−O系、Fe−N
−C−O系の磁性膜を形成することも試みられている。
非磁性支持体であるフィルム上に磁性粉をバインダーに
分散させた磁性塗料を塗布してなる塗布型テープと、フ
ィルム上に真空中で強磁性金属を蒸着する真空蒸着法等
を用いてバインダーを全く含まない磁性層を非磁性支持
体上に付着させる強磁性金属薄膜型テープとがある。近
年の磁気記録は高密度記録化の方向にあり、強磁性金属
薄膜型テープは、磁性層にバインダーを含まないことか
ら、単位体積当たりの磁性体の量が多い(すなわち磁性
材料の密度が高い)ため、高密度記録に有望であるとさ
れている。このような金属薄膜を形成する磁性材料とし
ては、Co系、Co−Ni系、Co−Cr系等の強磁性
金属(合金)が用いられている。また、Fe−N系、F
e−C系、Fe−N−O系、Fe−C−O系、Fe−N
−C−O系の磁性膜を形成することも試みられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、強磁性金属薄
膜型の磁気記録媒体は、角型比及び飽和磁化が大きく、
また蒸着中に酸素ガスを導入する等により保磁力を調節
でき、塗布型の磁気記録媒体よりも有利な点が多い。し
かしながら、かかる強磁性金属薄膜型の磁気記録媒体を
実用化するためには、更に保磁力等の磁気特性と、特に
S/N等のノイズ特性の両者のバランスが重要となり、
この両者を共に向上させることが要求される。そして、
強磁性金属薄膜は耐食性の面では塗布型の磁性層に劣る
傾向があり、前記した酸素ガスの導入等によりある程度
の耐食性の向上は達成されるが、実用的には更なる向上
が望まれる。
膜型の磁気記録媒体は、角型比及び飽和磁化が大きく、
また蒸着中に酸素ガスを導入する等により保磁力を調節
でき、塗布型の磁気記録媒体よりも有利な点が多い。し
かしながら、かかる強磁性金属薄膜型の磁気記録媒体を
実用化するためには、更に保磁力等の磁気特性と、特に
S/N等のノイズ特性の両者のバランスが重要となり、
この両者を共に向上させることが要求される。そして、
強磁性金属薄膜は耐食性の面では塗布型の磁性層に劣る
傾向があり、前記した酸素ガスの導入等によりある程度
の耐食性の向上は達成されるが、実用的には更なる向上
が望まれる。
【0004】このようなことから、本発明の目的は、高
い磁気エネルギー(特に保磁力)が得られ、且つS/N
に優れ、しかも耐食性の良好な強磁性金属薄膜型の磁気
記録媒体を提供することにある。
い磁気エネルギー(特に保磁力)が得られ、且つS/N
に優れ、しかも耐食性の良好な強磁性金属薄膜型の磁気
記録媒体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記のよ
うな状況に鑑み鋭意研究した結果、磁気特性とノイズ特
性を向上させ且つ両者をバランスをとり、更に耐食性も
向上させるためには、強磁性金属薄膜型の磁性層中に非
磁性成分を特定の割合で含ませることが有効であること
を見出し、本発明を完成するに至った。
うな状況に鑑み鋭意研究した結果、磁気特性とノイズ特
性を向上させ且つ両者をバランスをとり、更に耐食性も
向上させるためには、強磁性金属薄膜型の磁性層中に非
磁性成分を特定の割合で含ませることが有効であること
を見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち本発明は、支持体と、該支持体上
に形成された磁性層とを有する磁気記録媒体であって、
前記磁性層が強磁性薄膜からなり、且つ当該強磁性薄膜
中の非磁性成分の割合が20〜60体積%であること特
徴とする磁気記録媒体を提供するものである。
に形成された磁性層とを有する磁気記録媒体であって、
前記磁性層が強磁性薄膜からなり、且つ当該強磁性薄膜
中の非磁性成分の割合が20〜60体積%であること特
徴とする磁気記録媒体を提供するものである。
【0007】本発明の磁気記録媒体において、磁性層は
強磁性金属薄膜型のものであり、金属薄膜は、通常の蒸
着やスパッタ等の方法により形成される。金属薄膜型の
磁性層を形成する磁性材料としては、通常の金属薄膜型
の磁気記録媒体の製造に用いられる強磁性金属材料が挙
げられ、例えばCo、Ni、Fe等の強磁性金属、ま
た、Fe−Co、Fe−Ni、Co−Ni、Fe−Co
−Ni、Fe−Cu、Co−Cu、Co−Au、Co−
Y、Co−La、Co−Pr、Co−Gd、Co−S
m、Co−Pt、Ni−Cu、Mn−Bi、Mn−S
b、Mn−Al、Fe−Cr、Co−Cr、Ni−C
r、Fe−Co−Cr、Ni−Co−Cr等の強磁性合
金が挙げられる。また、Feの蒸着中に酸素、窒素、二
酸化炭素等のガスやこれらの混合ガスをイオン化して照
射する、いわゆるイオンアシストによる蒸着法により、
Fe−N系、Fe−C系、Fe−N−O系、Fe−C−
O系、Fe−N−C−O系の磁性膜を形成してもよい。
強磁性金属薄膜型のものであり、金属薄膜は、通常の蒸
着やスパッタ等の方法により形成される。金属薄膜型の
磁性層を形成する磁性材料としては、通常の金属薄膜型
の磁気記録媒体の製造に用いられる強磁性金属材料が挙
げられ、例えばCo、Ni、Fe等の強磁性金属、ま
た、Fe−Co、Fe−Ni、Co−Ni、Fe−Co
−Ni、Fe−Cu、Co−Cu、Co−Au、Co−
Y、Co−La、Co−Pr、Co−Gd、Co−S
m、Co−Pt、Ni−Cu、Mn−Bi、Mn−S
b、Mn−Al、Fe−Cr、Co−Cr、Ni−C
r、Fe−Co−Cr、Ni−Co−Cr等の強磁性合
金が挙げられる。また、Feの蒸着中に酸素、窒素、二
酸化炭素等のガスやこれらの混合ガスをイオン化して照
射する、いわゆるイオンアシストによる蒸着法により、
Fe−N系、Fe−C系、Fe−N−O系、Fe−C−
O系、Fe−N−C−O系の磁性膜を形成してもよい。
【0008】高密度記録のためには磁気記録媒体の磁性
層は、斜め蒸着により基材上に形成することが好まし
い。斜め蒸着の方法は特に限定されず、従来公知の方法
に準ずる。蒸着の際の真空度は10-4〜10-7Torr
程度である。蒸着による磁性層は単層構造でも多層構造
の何れでも良く、特に、酸化性ガスを導入して磁性層表
面に酸化物を形成することにより、耐久性の向上を図る
ことができる。金属薄膜型の磁性層の厚さは限定されな
いが、500〜5000Åが好ましく、特に800〜3
000Åが好ましい。また金属薄膜型の磁性層は一層で
も多層構造でもよい。
層は、斜め蒸着により基材上に形成することが好まし
い。斜め蒸着の方法は特に限定されず、従来公知の方法
に準ずる。蒸着の際の真空度は10-4〜10-7Torr
程度である。蒸着による磁性層は単層構造でも多層構造
の何れでも良く、特に、酸化性ガスを導入して磁性層表
面に酸化物を形成することにより、耐久性の向上を図る
ことができる。金属薄膜型の磁性層の厚さは限定されな
いが、500〜5000Åが好ましく、特に800〜3
000Åが好ましい。また金属薄膜型の磁性層は一層で
も多層構造でもよい。
【0009】本発明の強磁性金属薄膜型の磁性層は、非
磁性成分を20〜60体積%含むものである。本発明に
おいて「非磁性成分」とは、反強磁性体、常磁性体など
のような磁性を持たない物質をいう。例えば、Fe、C
o、Niなどは磁性を持つが、Al、Zn、Mn、Cu
などは非磁性である。また、Feの場合、α−Fe、γ
−Fe2O3 、Fe3O4 は磁性を持つが、α−Fe
2O3、FeO、γ−Feなどは非磁性である。同様に、
その他の金属についても、炭化、窒化等或いは合金化に
より、磁性を持つものと持たないものとが存在すること
が知られている。
磁性成分を20〜60体積%含むものである。本発明に
おいて「非磁性成分」とは、反強磁性体、常磁性体など
のような磁性を持たない物質をいう。例えば、Fe、C
o、Niなどは磁性を持つが、Al、Zn、Mn、Cu
などは非磁性である。また、Feの場合、α−Fe、γ
−Fe2O3 、Fe3O4 は磁性を持つが、α−Fe
2O3、FeO、γ−Feなどは非磁性である。同様に、
その他の金属についても、炭化、窒化等或いは合金化に
より、磁性を持つものと持たないものとが存在すること
が知られている。
【0010】本発明において、磁性層中の非磁性成分の
割合は、例えば以下ようて方法で測定することができ
る。 (1)磁性層の断面TEM像を撮り、次いでその像の各
所に電子スポットを当て、回折像を求め、比を求める。
具体的には、1nmに絞った電子ビームを200点当て
て200点の回折像を求める。例えば、後述の実施例1
のようにCoとAlにより磁性層を形成する場合、Co
は六方晶系(hcp)、Alは立方晶面心(fcc)で
あるから、fccの回折像はAl、即ち非磁性成分の存
在を示す。従って、hcpとfccの比率が非磁性成分
の割合となり、体積%を算出できる。この方法では、同
じ結晶構造でも、回折像パターンの面間隔から物質を同
定することができる。
割合は、例えば以下ようて方法で測定することができ
る。 (1)磁性層の断面TEM像を撮り、次いでその像の各
所に電子スポットを当て、回折像を求め、比を求める。
具体的には、1nmに絞った電子ビームを200点当て
て200点の回折像を求める。例えば、後述の実施例1
のようにCoとAlにより磁性層を形成する場合、Co
は六方晶系(hcp)、Alは立方晶面心(fcc)で
あるから、fccの回折像はAl、即ち非磁性成分の存
在を示す。従って、hcpとfccの比率が非磁性成分
の割合となり、体積%を算出できる。この方法では、同
じ結晶構造でも、回折像パターンの面間隔から物質を同
定することができる。
【0011】(2)また、磁性層の断面にスポットの電
子線を照射し、放出されるX線量を測定する電子線プロ
ーブ微小分析法(EPMA)により物質を同定し、その
割合から非磁性成分の体積%を算出することもできる。
子線を照射し、放出されるX線量を測定する電子線プロ
ーブ微小分析法(EPMA)により物質を同定し、その
割合から非磁性成分の体積%を算出することもできる。
【0012】本発明において、磁性層中の非磁性成分の
割合は、20〜60体積%、好ましくは30〜55体積
%である。非磁性成分の割合が20体積%未満であると
耐食性が低下する。一方60体積%を超えると飽和磁束
密度(Bs)が低下し、C−S/Nが低下する。
割合は、20〜60体積%、好ましくは30〜55体積
%である。非磁性成分の割合が20体積%未満であると
耐食性が低下する。一方60体積%を超えると飽和磁束
密度(Bs)が低下し、C−S/Nが低下する。
【0013】また、非磁性成分を含む磁性層を形成する
方法としては、非磁性成分の種類や量にもよるが、例え
ば磁性金属の蒸着と同時に非磁性金属を蒸着する方法
や、蒸着又はスパッタ中などに同時に酸化や炭化や窒化
を行い、磁性層中に非磁性の酸化物、炭化物、窒化物な
どを混入させる方法が挙げられる。これらの方法では、
非磁性成分の割合の調節が容易である。このように、磁
性層中に非磁性成分が含まれることにより磁気分離が行
われ、高Hc、高S/Nが得られる。
方法としては、非磁性成分の種類や量にもよるが、例え
ば磁性金属の蒸着と同時に非磁性金属を蒸着する方法
や、蒸着又はスパッタ中などに同時に酸化や炭化や窒化
を行い、磁性層中に非磁性の酸化物、炭化物、窒化物な
どを混入させる方法が挙げられる。これらの方法では、
非磁性成分の割合の調節が容易である。このように、磁
性層中に非磁性成分が含まれることにより磁気分離が行
われ、高Hc、高S/Nが得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の磁気記録媒体は、強磁性
金属薄膜型の磁性層中に非磁性成分を上記の範囲で含む
ことを特徴とし、その他の構成については公知の強磁性
金属薄膜型の磁気記録媒体に準ずる。
金属薄膜型の磁性層中に非磁性成分を上記の範囲で含む
ことを特徴とし、その他の構成については公知の強磁性
金属薄膜型の磁気記録媒体に準ずる。
【0015】本発明の磁気記録媒体においては、磁性層
上に適当な保護層を形成してもよい。特に、ダイヤモン
ドライクカーボン薄膜からなる保護層を形成することが
好ましい。ダイヤモンドライクカーボン薄膜は、RFプ
ラズマCVD法或いはECRプラズマCVD法等の汎用
の手法により形成できる。ダイヤモンドライクカーボン
薄膜からなる保護層の厚さは50〜200Åが好まし
い。
上に適当な保護層を形成してもよい。特に、ダイヤモン
ドライクカーボン薄膜からなる保護層を形成することが
好ましい。ダイヤモンドライクカーボン薄膜は、RFプ
ラズマCVD法或いはECRプラズマCVD法等の汎用
の手法により形成できる。ダイヤモンドライクカーボン
薄膜からなる保護層の厚さは50〜200Åが好まし
い。
【0016】また、本発明の磁気記録媒体においては、
磁性層又は保護層上に適当な潤滑剤からなる潤滑剤層を
形成してもよい。潤滑剤層は潤滑剤を適当な溶剤に溶解
させたものを塗布して形成してもよいし、真空中で潤滑
剤を噴霧する方法により形成してもよい。潤滑剤を噴霧
により形成する場合、超音波発振器を備えた噴霧器(以
下、超音波噴霧器という)により支持体上に形成された
磁性層上に噴霧するのが好ましい。潤滑剤としては、塗
布或いは噴霧いずれの場合も、パーフルオロポリエーテ
ル等のフッ素系潤滑剤が好ましく、具体的には、パーフ
ルオロポリエーテルとしては、分子量2000〜500
0のものが好適であり、例えば「FOMBLIN Z
DIAC」〔カルボキシル基変性、モンテカチーニ
(株) 製〕、「FOMBLIN Z DOL」〔アルコ
ール変性、モンテカチーニ (株) 製〕「デムナムSA」
(ダイキン工業製)などの商品名で市販されているもの
が使用できる。潤滑剤の噴霧量は、磁気記録媒体の用途
や潤滑剤の種類等を考慮して適宜決定すればよいが、形
成された潤滑剤層の厚さは10〜200Å程度である。
なお、CVD法やPVD法を用いて潤滑層を形成しても
よい。
磁性層又は保護層上に適当な潤滑剤からなる潤滑剤層を
形成してもよい。潤滑剤層は潤滑剤を適当な溶剤に溶解
させたものを塗布して形成してもよいし、真空中で潤滑
剤を噴霧する方法により形成してもよい。潤滑剤を噴霧
により形成する場合、超音波発振器を備えた噴霧器(以
下、超音波噴霧器という)により支持体上に形成された
磁性層上に噴霧するのが好ましい。潤滑剤としては、塗
布或いは噴霧いずれの場合も、パーフルオロポリエーテ
ル等のフッ素系潤滑剤が好ましく、具体的には、パーフ
ルオロポリエーテルとしては、分子量2000〜500
0のものが好適であり、例えば「FOMBLIN Z
DIAC」〔カルボキシル基変性、モンテカチーニ
(株) 製〕、「FOMBLIN Z DOL」〔アルコ
ール変性、モンテカチーニ (株) 製〕「デムナムSA」
(ダイキン工業製)などの商品名で市販されているもの
が使用できる。潤滑剤の噴霧量は、磁気記録媒体の用途
や潤滑剤の種類等を考慮して適宜決定すればよいが、形
成された潤滑剤層の厚さは10〜200Å程度である。
なお、CVD法やPVD法を用いて潤滑層を形成しても
よい。
【0017】更に、支持体の磁性層を形成する面と反対
の面に更にバックコート層を形成することができる。バ
ックコート層はカーボンブラック等と結合剤とを分散さ
せた塗料を0.3〜1.0μm程度の厚さ(乾燥後)と
なるように塗布して形成してもよいし、蒸着等により金
属又は半金属を支持体に付着させて形成してもよい。バ
ックコート層として付着する金属としては、いろいろ考
えられるが、Al、Cu、Zn、Sn、Ni、Agなど
及びこれらの合金が用いられ、Cu−Al合金が好適で
ある。また、バックコート層を形成する半金属として
は、Si、Ge、As、Sc、Sbなどが用いられ、S
iが好適である。なお、金属もしくは半金属の蒸着中
に、同時に酸化、炭化、窒化などを行い、酸化膜、炭化
膜、窒化膜及びそれらの複合物等のようにセラミックス
化したものも特に好適である。金属薄膜型のバックコー
ト層の厚さは、0.05〜1.0μm程度である。
の面に更にバックコート層を形成することができる。バ
ックコート層はカーボンブラック等と結合剤とを分散さ
せた塗料を0.3〜1.0μm程度の厚さ(乾燥後)と
なるように塗布して形成してもよいし、蒸着等により金
属又は半金属を支持体に付着させて形成してもよい。バ
ックコート層として付着する金属としては、いろいろ考
えられるが、Al、Cu、Zn、Sn、Ni、Agなど
及びこれらの合金が用いられ、Cu−Al合金が好適で
ある。また、バックコート層を形成する半金属として
は、Si、Ge、As、Sc、Sbなどが用いられ、S
iが好適である。なお、金属もしくは半金属の蒸着中
に、同時に酸化、炭化、窒化などを行い、酸化膜、炭化
膜、窒化膜及びそれらの複合物等のようにセラミックス
化したものも特に好適である。金属薄膜型のバックコー
ト層の厚さは、0.05〜1.0μm程度である。
【0018】本発明の磁気記録媒体の支持体の材料とし
ては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフ
タレートのようなポリエステル;ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等のポリオレフィン; セルローストリアセテー
ト、セルロースジアセテート等のセルロース誘導体;ポ
リカーボネート;ポリ塩化ビニル;ポリイミド;芳香族
ポリアミド等のプラスチック等が使用される。これらの
基材の厚さは3〜50μm程度である。
ては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフ
タレートのようなポリエステル;ポリエチレン、ポリプ
ロピレン等のポリオレフィン; セルローストリアセテー
ト、セルロースジアセテート等のセルロース誘導体;ポ
リカーボネート;ポリ塩化ビニル;ポリイミド;芳香族
ポリアミド等のプラスチック等が使用される。これらの
基材の厚さは3〜50μm程度である。
【0019】
【実施例】以下実施例にて本発明を説明するが、本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。
はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0020】実施例1 (1)磁気テープの製造 厚さ6.3μmのPETフィルムを図1の装置にセット
して強磁性金属薄膜型の磁性層を形成した。図1中、1
は凸状フィルム、2は巻出ロール、3はキャンロール、
4は巻取ロール、5はボンバード処理手段、6、6’は
エクスパンダーロール、7は酸素ガス導入管、8は金属
蒸気の領域を規制する遮蔽板、9は電子銃、10はルツ
ボである。ルツボ10にはCoとAlがそれぞれ別々に
収容されている。これらは図示しない真空容器内に配置
されており、該真空容器の内部は1×10-4〜1×10
-6Torr程度の真空度に保たれている。フィルム1は
巻出ロール2からキャンロール3上を経て巻取ロール4
へ搬送される(フィルムの走行速度1.5m/分)。電
子銃9から電子ビームをルツボ10に収容されたCoに
照射してCo及びAlを気化し、キャンロール3上を搬
送されるフィルム1にCoとAlを含む磁性層を形成し
た。また蒸着時には、蒸着領域中に酸素ガス導入管7か
ら酸素ガスを導入(10SCCM)した。このようにし
て得られた磁性層の厚さは1900Åであった。この磁
性層中の非磁性成分の割合を前記した(1)の方法で測
定したところ、非磁性成分の割合は40体積%であっ
た。また、磁性層の保磁力Hcは1670(Oe)、飽
和磁束密度(Bs)は6200(G)であった。
して強磁性金属薄膜型の磁性層を形成した。図1中、1
は凸状フィルム、2は巻出ロール、3はキャンロール、
4は巻取ロール、5はボンバード処理手段、6、6’は
エクスパンダーロール、7は酸素ガス導入管、8は金属
蒸気の領域を規制する遮蔽板、9は電子銃、10はルツ
ボである。ルツボ10にはCoとAlがそれぞれ別々に
収容されている。これらは図示しない真空容器内に配置
されており、該真空容器の内部は1×10-4〜1×10
-6Torr程度の真空度に保たれている。フィルム1は
巻出ロール2からキャンロール3上を経て巻取ロール4
へ搬送される(フィルムの走行速度1.5m/分)。電
子銃9から電子ビームをルツボ10に収容されたCoに
照射してCo及びAlを気化し、キャンロール3上を搬
送されるフィルム1にCoとAlを含む磁性層を形成し
た。また蒸着時には、蒸着領域中に酸素ガス導入管7か
ら酸素ガスを導入(10SCCM)した。このようにし
て得られた磁性層の厚さは1900Åであった。この磁
性層中の非磁性成分の割合を前記した(1)の方法で測
定したところ、非磁性成分の割合は40体積%であっ
た。また、磁性層の保磁力Hcは1670(Oe)、飽
和磁束密度(Bs)は6200(G)であった。
【0021】次いで、この磁性層上にECRプラズマC
VD法により厚さが100Åのダイヤモンドライクカー
ボン薄膜からなる保護層を形成した。更に、この保護層
上に極性基である−OH基を持つパーフルオロポリエー
テル〔デムナムSA:ダイキン工業製〕を厚さが20Å
となるように付着して潤滑剤層を形成した。
VD法により厚さが100Åのダイヤモンドライクカー
ボン薄膜からなる保護層を形成した。更に、この保護層
上に極性基である−OH基を持つパーフルオロポリエー
テル〔デムナムSA:ダイキン工業製〕を厚さが20Å
となるように付着して潤滑剤層を形成した。
【0022】上記により得られた、磁性層、ダイヤモン
ドライクカーボン保護層及びフッ素系潤滑層が形成され
たフィルムを8mm巾に裁断し、カセットケースにロー
ディングし8mmビデオテープを得た。
ドライクカーボン保護層及びフッ素系潤滑層が形成され
たフィルムを8mm巾に裁断し、カセットケースにロー
ディングし8mmビデオテープを得た。
【0023】(2)性能評価 上記で得られた8mmビデオテープについて、耐食性と
S/Nを以下の方法で評価した。その結果を表1に示
す。 耐食性 耐食性は、8mmビデオテープを70℃、80%RHの
環境下に2週間放置し、前後の飽和磁束密度(Bs)の
減少率(ΔBs)で評価した。 S/N S/Nは市販の8mmVTRにノイズメーターを接続
し、Y−S/N及びC−S/Nを測定した。なお、S/
Nは後述の比較例1を基準(0dB)とする相対評価と
した。
S/Nを以下の方法で評価した。その結果を表1に示
す。 耐食性 耐食性は、8mmビデオテープを70℃、80%RHの
環境下に2週間放置し、前後の飽和磁束密度(Bs)の
減少率(ΔBs)で評価した。 S/N S/Nは市販の8mmVTRにノイズメーターを接続
し、Y−S/N及びC−S/Nを測定した。なお、S/
Nは後述の比較例1を基準(0dB)とする相対評価と
した。
【0024】実施例2 実施例1において、アルミニウムの蒸着量と酸素ガスの
導入量を調節して、非磁性成分の割合を20体積%とし
た以外は同様にして8mmビデオテープを作製し、実施
例1と同様の評価を行なった。その結果を表1に示す。
導入量を調節して、非磁性成分の割合を20体積%とし
た以外は同様にして8mmビデオテープを作製し、実施
例1と同様の評価を行なった。その結果を表1に示す。
【0025】実施例3 実施例1において、アルミニウムの蒸着量と酸素ガスの
導入量を調節して、非磁性成分の割合を60体積%とし
た以外は同様にして8mmビデオテープを作製し、実施
例1と同様の評価を行なった。その結果を表1に示す。
導入量を調節して、非磁性成分の割合を60体積%とし
た以外は同様にして8mmビデオテープを作製し、実施
例1と同様の評価を行なった。その結果を表1に示す。
【0026】比較例1 実施例1において、Alを用いずに磁性層を形成した。
それ以外は実施例1と同様にして8mmビデオテープを
作製し、実施例1と同様の評価を行なった。その結果を
表1に示す。なお、この8mmビデオテープのHcは1
120(Oe)、Bsは7600(G)、非磁性成分の
割合は10体積%であった。
それ以外は実施例1と同様にして8mmビデオテープを
作製し、実施例1と同様の評価を行なった。その結果を
表1に示す。なお、この8mmビデオテープのHcは1
120(Oe)、Bsは7600(G)、非磁性成分の
割合は10体積%であった。
【0027】比較例2 実施例1において、アルミニウムの蒸着量と酸素ガスの
導入量を調節して、非磁性成分の割合を10体積%とし
た以外は同様にして8mmビデオテープを作製し、実施
例1と同様の評価を行なった。その結果を表1に示す。
導入量を調節して、非磁性成分の割合を10体積%とし
た以外は同様にして8mmビデオテープを作製し、実施
例1と同様の評価を行なった。その結果を表1に示す。
【0028】比較例3 実施例1において、アルミニウムの蒸着量と酸素ガスの
導入量を調節して、非磁性成分の割合を70体積%とし
た以外は同様にして8mmビデオテープを作製し、実施
例1と同様の評価を行なった。その結果を表1に示す。
なお、この8mmビデオテープのBsは4000(G)
であった。
導入量を調節して、非磁性成分の割合を70体積%とし
た以外は同様にして8mmビデオテープを作製し、実施
例1と同様の評価を行なった。その結果を表1に示す。
なお、この8mmビデオテープのBsは4000(G)
であった。
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、磁気特性(保磁力等)
とノイズ特性(S/N)の両方がバランスが良く向上
し、且つ耐食性も良好な強磁性金属薄膜型の磁気記録媒
体が得られる。
とノイズ特性(S/N)の両方がバランスが良く向上
し、且つ耐食性も良好な強磁性金属薄膜型の磁気記録媒
体が得られる。
【図1】本発明の磁気記録媒体を製造するための蒸着装
置の例を示す概略図
置の例を示す概略図
1 凸状フィルム 3 キャンロール 9 電子ビーム銃 10 ルツボ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水野谷 博英 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 遠藤 克巳 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】 支持体と、該支持体上に形成された磁性
層とを有する磁気記録媒体であって、前記磁性層が強磁
性薄膜からなり、且つ当該強磁性薄膜中の非磁性成分の
割合が20〜60体積%であること特徴とする磁気記録
媒体。 - 【請求項2】 前記磁性層が二層以上形成され、全磁性
層中の非磁性成分の割合が40〜60体積%である請求
項1記載の磁気記録媒体。 - 【請求項3】 非磁性成分として、非磁性金属を含む請
求項1又は2記載の磁気記録媒体。 - 【請求項4】 非磁性金属がAl、Zn、Mn及びCu
から選ばれる1種又は2種以上である請求項1又は2記
載の磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15079396A JPH103639A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15079396A JPH103639A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH103639A true JPH103639A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15504564
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15079396A Pending JPH103639A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH103639A (ja) |
-
1996
- 1996-06-12 JP JP15079396A patent/JPH103639A/ja active Pending
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