JPH1045775A - ビスホスファイト化合物の製造方法 - Google Patents

ビスホスファイト化合物の製造方法

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JPH1045775A
JPH1045775A JP9107326A JP10732697A JPH1045775A JP H1045775 A JPH1045775 A JP H1045775A JP 9107326 A JP9107326 A JP 9107326A JP 10732697 A JP10732697 A JP 10732697A JP H1045775 A JPH1045775 A JP H1045775A
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JP9107326A
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Hisao Urata
尚男 浦田
Hiroaki Itagaki
弘昭 板垣
Eitaro Takahashi
英太郎 高橋
Yasuhiro Wada
康裕 和田
Yoshiyuki Tanaka
善幸 田中
Yasukazu Ogino
康和 荻野
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来合成が困難であったビスホスファイト化
合物の、簡便で工業的に有利な製造方法を提供する。 【解決手段】 特定式を有するジオールのアルカリ金属
又はアルカリ土類金属の塩と、式ClP(OZ41)(O
42)及びClP(OZ43)(OZ44)のリン化合物と
を、20℃以下の温度で1分以上接触させることによ
り、下記一般式(IV)で示されるビスホスファイト化合
物を製造する方法。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビスホスファイト化
合物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】触媒錯体の成分として種々のホスファイ
ト化合物が知られており、これまでにもトリアルキルホ
スファイトやトリアリールホスファイトのような単純な
モノホスファイト類の他に、分子中に複数の配位性リン
原子を有するポリホスファイト類等の種々のホスファイ
ト化合物が提案されている。例えば、特開昭62−11
6587号公報には2つのホスファイト基のうちの1つ
が環状構造を有するビスホスファイト化合物が、また、
特開平6−184036号公報には2つのホスファイト
基が共に環状構造を有するビスホスファイト化合物が開
示されている。他方、特開平5−178779号公報に
は、2つのホスファイト基が共に環化していないビスホ
スファイト化合物が開示されている。該ビスホスファイ
ト化合物において、架橋部分のビスアリーレン基の置換
基は特定されておらず、また、4つのエステル末端基と
しては少なくともオルト位に炭化水素置換基を有するフ
ェニル基或いは少なくとも3位に炭化水素置換基を有す
るβ−ナフチル基が用いられている。該炭化水素置換基
としてはイソプロピル基、第3級ブチル基などの炭素数
3以上の嵩高い有機基が用いられている。
【0003】特開昭平6−184036号及び特開平5
−178779号公報において、上記ビスホスファイト
化合物類は、ピリジンやトリエチルアミン等の含窒素塩
基の存在下に、溶媒中、ビスアリーレンジオール類とビ
スアリーレンクロロホスファイト類或いはビスアリール
クロロホスファイト類等とを反応させ、反応の進行に伴
って副生する塩化水素を含窒素塩基により捕捉すること
により合成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者らが上記の方法で嵩高な基を有する一群のビスホスフ
ァイト化合物を得ようとしたところ、モノホスファイト
が優先的に得られ、ビスホスファイト化合物の収量が皆
無に等しい場合のあることがわかった。従ってこのよう
なビスホスファイト化合物を効率的に合成するために
も、従来の合成方法とは異なる新たな合成方法を開発す
ることが必要となった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
につき鋭意検討を重ねた結果、ビスホスファイト化合物
の骨格構造によって、その製造工程の充分な制御が必要
であることに気付き、ビスホスファイト化合物の合成法
として、原料ジオールを金属塩に変換した後、クロロホ
スファイト類と反応させる際に、反応条件をコントロー
ルしながら反応を行うことが有効であることを見出すに
至った。さらにこの方法により従来合成することのでき
なかった新規ビスホスファイト化合物が得られ、該ホス
ファイト化合物は、例えばヒドロホルミル化反応におけ
る触媒の一成分、即ち触媒の金属成分と共に用いられる
配位子成分として工業的に有用に用いることができるこ
とを見出すに至り、本発明に到達した。即ち、本発明の
要旨は、下記一般式(I)
【0006】
【化11】
【0007】(式中、A及びBはそれぞれ2価の、芳香
族炭化水素基、脂肪族炭化水素基又は脂環族炭化水素基
を表わし、それぞれヘテロ原子を含有していてもよく、
またそれぞれ置換基を有していてもよく、Mはアルカリ
金属又はアルカリ土類金属を表し、nは0又は1の整数
を表す。)で表される化合物と、下記一般式(II)及び
/又は(III)
【0008】
【化12】
【0009】(式中、Z41〜Z44は、それぞれアリール
基、アルキル基、アルキルアリール基、アリールアルキ
ル基及び脂環式基より成る群から選択される基を表わ
し、それぞれ置換基を有していてもよく、Z41とZ42
及びZ43とZ44は、それぞれ互いに結合して環を形成し
ていてもよい。)で表されるリン化合物とを、20℃以
下の温度で1分以上接触させる工程を含むことを特徴と
する、下記一般式(IV)で表されるビスホスファイト化
合物の製造方法、に存する。
【0010】
【化13】
【0011】(式中、A,B及びZ41〜Z44は一般式
(I)〜(III)におけると同義である。)
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明を更に詳細に説明す
る。本発明は、下記一般式(I)で表されるアルカリ金
属又はアルカリ土類金属の塩と下記一般式(II)及び/
又は(III)で表されるリン化合物とを、溶媒中又は無溶
媒下において、20℃以下の温度で1分以上接触させる
ことにより下記一般式(IV)で表されるビスホスファイ
ト化合物を合成するものである。
【0013】
【化14】
【0014】一般式(I)で表されるジオール金属塩
は、下記一般式(I′)で表されるジオールと、n−B
uLi、Na、NaH、KH等のアルカリ金属化合物ま
たは臭化メチルマグネシウム、臭化エチルマグネシウム
等のアルカリ土類金属化合物とを、溶媒中、好ましくは
窒素等の不活性ガス雰囲気下で反応させることにより合
成することができる。
【0015】
【化15】
【0016】上記アルカリ金属又はアルカリ土類金属の
化合物の使用量は、一般式(I′)で表されるジオール
1モルに対して通常、2モルあれば充分であるが、所望
によりそれ以上用いてもよい。溶媒としてはテトラヒド
ロフラン、ジエチルエーテル等のエーテル類、ヘキサ
ン、トルエン等の炭化水素類、ピリジン、トリエチルア
ミン、N,N,N′,N′−テトラメチルエチレンジア
ミン等の含窒素化合物及びこれらの混合物が好適に用い
られる。反応温度は、−70℃〜溶媒の沸点、好ましく
は−70〜20℃の範囲で適宜選択することができる
が、反応の開始時は−30℃〜10℃の間で行い、その
後徐々に溶媒の沸点まで上げるといった方法を採用する
こともできる。上記金属化合物としてn−BuLi又は
NaHを用い、溶媒としてテトラヒドロフランを用い
て、反応を行うことが反応操作の点から好ましい。反応
時間は通常1分〜48時間の範囲を選択することができ
るが、10分から4時間程度が好ましい。このようにし
て合成された一般式(I)で示される化合物は、次の行
程では特に精製することなく反応液をそのまま用いても
かまわないが、予め貧溶媒による洗浄や再結晶操作によ
る単離等の処理を行なってもよい。
【0017】一般式(I)で表されるジオール金属塩と
しては、下記一般式(I−1)で示される置換基を有し
ていてもよい金属ビスアリールオキシドが挙げられる。
【0018】
【化16】
【0019】上記式中、Ar1 及びAr2 はフェニレン
基、ナフチレン基等の2価の芳香族炭化水素基を表わ
し、互いに同一でも異なっていてもよく、それぞれ置換
基を有していてもよい。置換基は、1〜20個の炭素原
子を含有する、アルキル基、アルコキシ基、シクロアル
キル基、シクロアルコキシ基、ジアルキルアミノ基、ア
リール基、アリールオキシ基、アルキルアリール基、ア
ルキルアリールオキシ基、アリールアルキル基、アリー
ルアルコキシ基、シアノ基、ヒドロキシ基及びハロゲン
原子よりなる群から選択され、相互に同一でも異なって
いてもよい。このような金属塩のアルコール成分の具体
例としては例えば4,4′−ビフェニルジオール、3,
3′−ジ−t−ブチル−4,4′−ビフェニルジオー
ル、3,3′−ジ−t−ブチル−2,4′−ビフェニル
ジオール等が挙げられる。
【0020】一般式(I−1)で表されるジオール金属
塩の例としては、下記一般式(I−2)で表されるビフ
ェニルジオールの金属塩、一般式(I−3)及び一般式
(I−4)で表されるビナフトールの金属塩が挙げられ
る。
【0021】
【化17】
【0022】(式中、R51〜R54はそれぞれ水素原子、
1〜20個の炭素原子を含有する、アルキル基、アルコ
キシ基、シクロアルキル基、シクロアルコキシ基、ジア
ルキルアミノ基、アリール基、アリールオキシ基、アル
キルアリール基、アルキルアリールオキシ基、アリール
アルキル基、アリールアルコキシ基、シアノ基、ヒドロ
キシ基及びハロゲン原子よりなる群から選択される基を
表す。)
【0023】
【化18】
【0024】(式中、R61〜R66はそれぞれ一般式(I
−2)中のR51〜R54と同義である。)
【0025】
【化19】
【0026】(式中、R71〜R76は一般式(I−2)中
のR51〜R54と同義である。) このような金属塩のアルコール成分の具体例としては、
例えば、2,2′−ビフェニルジオール、3,3′−ジ
メトキシ−5,5′−ジメチル−2,2′−ビフェニル
ジオール、3,3′,5,5′−テトラメチル−2,
2′−ビフェニルジオール、3,3′−ジ−t−ブチル
−5,5′−ジメチル−2,2′−ビフェニルジオー
ル、3,3′,5,5′−テトラ−t−ブチル−2,
2′−ビフェニルジオール、3,3′,5,5′−テト
ラ−t−ブチル−6,6′−ジメチル−2,2′−ビフ
ェニルジオール、3,3′,5,5′−テトラ−t−ペ
ンチル−2,2′−ビフェニルジオール、3,3′,
5,5′−テトラ−t−ヘキシル−2,2′−ビフェニ
ルジオール、3,3′−ジ−t−ブチル−5,5′−ジ
メトキシ−2,2′−ビフェニルジオール、3,3′−
ジ−t−ブチル−5,5′−ジエトキシ−2,2′−ビ
フェニルジオール、3,3′−ジ−t−ブチル−5,
5′−ジ−t−ブトキシ−2,2′−ビフェニルジオー
ル、3,3′,5,5′−テトラシクロオクチル−2,
2′−ビフェニルジオール、1,1′−ビナフチル−
2,2′−ジオール、3,3′−ビナフチル−2,2′
−ジオール、3,3′,6,6′−テトラ−t−ブチル
−1,1′−ビナフチル−2,2′−ジオール、1,
1′,7,7′−テトラ−t−ブチル−3,3′−ビナ
フチル−2,2′−ジオール等が挙げられる。また、一
般式(I)で表されるジオール金属塩の別の例として
は、下記一般式(I−5)及び一般式(I−6)で示さ
れる置換基を有していてもよい芳香族炭化水素アルコー
ルの金属塩が挙げられる。
【0027】
【化20】
【0028】(式中、Ar1 及びAr2 はフェニレン
基、ナフタレン基等の2価の芳香族炭化水素基を表し、
それぞれ置換基を有していてもよい。該置換基は、1〜
20個の炭素原子を含有する、アルキル基、アルコキシ
基、シクロアルキル基、シクロアルコキシ基、ジアルキ
ルアミノ基、アリール基、アリールオキシ基、アルキル
アリール基、アルキルアリールオキシ基、アリールアル
キル基、アリールアルコキシ基、シアノ基、ヒドロキシ
基及びハロゲン原子よりなる群から選択される。Dは−
CR1 2 −、−O−、−S−及び−CO−から成る群
から選ばれるものを表し、R1 及びR2 は各々水素原
子、アルキル基、アリール基、アリールアルキル基、ア
ルキルアリール基及びシクロアルキル基から成る群から
選ばれるものを表す。)
【0029】このような金属塩のアルコール成分の具体
例としては例えば、2,5−ジ−t−ブチルヒドロキノ
ン、2,5−ジ−t−ペンチルヒドロキノン、2,5−
ジメチルヒドロキノン、4,6−ジ−t−ブチルレゾル
シノール、ビスフェノールA、4,4′−メチレンビス
(2−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4′
−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノ
ール)、4,4′−チオビス(2−メチル−6−t−ブ
チルフェノール)、4,4′−オキソビス(3−メチル
−6−イソプロピルフェノール)、2,2′−ジヒドロ
キシジフェニルメタン、2,2′−メチレンビス(4−
メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2′−メチ
レンビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、
1,1′−メチレンビス(2−ナフトール)、2,2′
−チオビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル)、2,2′−チオビス(4−t−ブチル−6−メチ
ルフェノール)、1,1′−チオビス(2−ナフトー
ル)、カテコール、2,3−ジヒドロキシナフタレン、
1,8−ジヒドロキシナフタレン、1,4−ジヒドロキ
シナフタレン等が挙げられる。また、一般式(I)で表
されるジオール金属塩の別の例として、下記一般式(I
−2)及び一般式(I−8)で示される置換基を有して
いてもよい脂肪族炭化水素アルコールの金属塩が挙げら
れる。
【0030】
【化21】
【0031】式中、Rは2価の脂肪族炭化水素基又は脂
環族炭化水素基を表し、置換基を有していてもよい。R
の炭素数は、脂肪族炭化水素基の場合は1〜10、好ま
しくは1〜6であり、脂環族炭化水素基の場合は4〜2
2、好ましくは4〜12である。置換基としては、1〜
20個の炭素原子を含有する、アルキル基、アルコキシ
基、シクロアルキル基、シクロアルコキシ基、ジアルキ
ルアミノ基、アリール基、アリールオキシ基、アルキル
アリール基、アルキルアリールオキシ基、アリールアル
キル基、アリールアルコキシ基、アシル基、アルコキシ
カルボニル基、アシロキシ基、シアノ基、ヒドロキシ
基、ハロゲン原子等が挙げられる。また、Eは−(CR
3 4 n −、−O−及び−S−から成る群から選ばれ
る基を表し、R3 及びR4 はそれぞれ水素原子、アルキ
ル基、シクロアルキル基から成る群から選ばれるものを
表す。nは0又は1の整数であり、n=0とは、2つの
脂肪族炭化水素基又は脂環族炭化水素基が直接共有結合
を介して架橋されていることを表わす。
【0032】このような金属塩のアルコール成分の具体
例としては、例えば、エチレングリコール、1,3−プ
ロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,4−ブ
タンジオール、trans−1,2−シクロヘキサンジ
オール、cis−1,2−シクロヘキサンジオール、c
is−1,2−シクロヘキサンジメタノール、cis−
1,2−シクロドデカンジオール等が挙げられる。
【0033】また、一般式(I)で表されるジオール金
属塩の別の例として、下記一般式(I−9)で示される
置換基を有していても良いアルコールの金属塩が挙げら
れる。
【0034】
【化22】
【0035】(式中、Aはアリーレン基、Bはアルキレ
ン基又はアルケニレン基を表わし、それぞれ置換基を有
していてもよく、置換基としては、1〜20個の炭素原
子を含有する、アルキル基、アルコキシ基、シクロアル
キル基、シクロアルコキシ基、ジアルキルアミノ基、ア
リール基、アリールオキシ基、アルキルアリール基、ア
ルキルアリールオキシ基、アリールアルキル基、アリー
ルアルコキシ基、シアノ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原
子等が挙げられる。)
【0036】このようなアルコール金属塩の具体例とし
ては例えば、2−ヒドロキシメチルフェノール、2−ヒ
ドロキシメチル−5−t−ブチルフェノール、2−ヒド
ロキシメチル−4,6−ジメチルフェノール、2−(2
−ヒドロキシエチル)フェノール、2−(2−ヒドロキ
シエチル)−4,6−ジメチルフェノール等が挙げられ
る。
【0037】一般式(II)及び(III)で示されるクロロ
ホスファイト類は、通常三塩化リン(PCl3 )と、Z
41−OH及びZ42−OH、並びにZ43−OH及びZ44
OH(式中、Z41〜Z44は一般式(II)及び(III)のZ
41〜Z44と同義)で表されるアルコール類及び/又はフ
ェノール類とを、塩基の存在下又は不在下、好ましくは
窒素のような不活性ガス雰囲気下、溶媒中、又は無溶媒
下で、反応を行うことにより合成することができる。Z
41とZ42またはZ43とZ44が同一である場合は容易に合
成できることから好ましく、従ってZ41とZ42、Z43
44の双方がそれぞれに同一である場合がより好まし
い。特にZ41,Z42,Z43及びZ44の全てが同一である
場合がより容易に合成できるという点で望ましい。
【0038】上記リン化合物を製造する際に使用する塩
基としては、ピリジン、トリエチルアミン、ジエチルア
ミン等の含窒素塩基、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等
の無機塩基が例示される。反応操作の容易さから含窒素
塩基が好んで用いられる。塩基の使用量は、PCl3
対して2当量用いるのが普通である。塩基の量が多すぎ
たり少なすぎたりすると、不必要なP(OZ412 (O
42)、P(OZ41)(OZ422 、P(OZ413
P(OZ423 等のホスファイトやCl2 P(OZ41
のようなジクロロ化合物の副生量が増えて好ましくな
い。一般式(II)及び(III)で示されるリン化合物の合
成反応は任意の温度を選択することができるが、例えば
含窒素塩基を用いる場合では0〜5℃の温度下で行うこ
とが好ましい。反応時間は1分から48時間の任意の時
間を選択することができるが、5分から10時間程度の
反応時間が好ましい。
【0039】塩基存在下で上記リン化合物の合成反応を
行った際、反応の進行に伴い副生する塩化水素と塩基と
の塩は、通常固体として反応溶液中に存在し、これを、
好ましくは窒素等の不活性ガス雰囲気下で、濾過する等
の方法で反応系から除去することができる。塩基不在下
で反応を行う場合は、窒素ガスやアルゴンガスのような
不活性ガスを反応系中にバブルすることにより、副生す
る塩化水素を反応系から除去する方法等が例示される。
【0040】一般式(II)及び(III)で表されるクロロ
ホスファイト類は、通常上記で示した不必要なホスファ
イト類、及びジクロロ化合物の混合物として得られる場
合があるが、これらと特に分離することなく次の工程に
進んでもかまわない。一般式(II)と(III)の化合物を
これらの副生物から分離する方法としては、ヘキサン、
ヘプタン等の脂肪族炭化水素溶媒を用いた再結晶化によ
る方法及び蒸留等が挙げられる。
【0041】また、例えばZ41とZ42が同一の場合にお
ける上記リン化合物の製造時においては、PCl3 、C
2 P(OZ41)、ClP(OZ412 、P(OZ41
3 の混合物が得られる場合がある。この様な場合反応液
を下記に示す不均化触媒の存在下又は不存在下、溶媒の
沸点あるいはそれ以下の温度に保ち不均化反応を行うこ
とにより、所望のClP(OZ412 の収率が増える場
合があるのでこの方法を用いても良い。さらに、特公昭
63−42629号公報に示されるようにPCl3 とP
(OZ413 を好ましくは1:2の割合で混合し、室温
あるいは加熱条件下で、ε−カプロラクタムを触媒とし
て用い、不均化反応によりClP(OZ 412 を製造し
ても良い。不均化触媒としては、特開昭52−4282
2号公報に示されるような酸アミド(HMPA)、特開
昭52−42823号公報に示されるようなホスホニウ
ム塩、特開昭53−23930号公報に示されるような
ホスフィン、ホスフィンオキサイド等が例示される。
【0042】一般式(IV)のビスホスファイト化合物を
合成するには、一般式(I)と一般式(II)及び/又は
(III)とを溶媒中又は無溶媒下において、20℃以下の
温度で接触させる。反応は窒素等の不活性ガス雰囲気下
で行うのが好ましく、一般式(I)の化合物と、一般式
(II)及び/または(III)の化合物とを、好ましくは0
℃以下、更に好ましくは−30℃以下、最も好ましくは
−50℃以下の反応温度で混合し、1分以上、好ましく
は3分から60分間その温度を維持した後、徐々に温度
を上げて行く方法により目的のビスホスファイト化合物
を合成することができる。温度の上昇速度としては、
0.1℃/分〜20℃/分の間を適宜選択することがで
きるが、0.5℃/分〜10℃/分の速度が好ましい。
反応溶媒としては、テトラヒドロフラン、ジエチルエー
テル、ジオキサン等のエーテル類、ヘキサン、トルエン
等の炭化水素類、ピリジン、トリエチルアミン、N,
N,N′,N′−テトラメチルエチレンジアミンのよう
な含窒素化合物類、及びこれらの混合物を使用すること
ができる。溶媒の量は生成する目的物の溶解に必要な最
少量を用いるのが望ましいが、それ以上の量を用いても
差し支えない。
【0043】一般式(IV)で表されるビスホスファイト
化合物の精製方法としては、カラム(クロマトグラフィ
ー)展開による方法、懸洗による方法、及び再結晶化に
よる方法等が挙げられる。カラム展開による方法で用い
る充填剤としてはシリカゲル、酸化アルミナ等が挙げら
れる。またカラムの展開溶液としてはテトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等のエーテル類、ヘキサン、ヘプタン等
の脂肪族炭化水素類、トルエン、キシレン等の芳香族炭
化水素類、酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル類、ク
ロロホルム、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素類
が挙げられ、これらの溶液は目的物の精製に適するよ
う、単一溶媒、或いは2種類以上の溶液を任意に混合し
て用いられる。また、懸洗による精製方法としては、ビ
スホスファイト化合物の合成反応終了後、濾別、或いは
水等の極性溶媒により副生したアルカリ金属又はアルカ
リ土類金属の塩化物を反応溶液から除去した後、溶液を
蒸発乾涸し、残留物をアセトニトリルの他、ヘキサン、
ヘプタン等の脂肪族炭化水素類、アセトン、ジエチルケ
トン等のケトン類、メタノール、エタノール等のアルコ
ール類等の溶媒中で攪拌することにより、目的物をこれ
らの溶媒に溶解させることなく、不要物を溶媒に溶解さ
せる方法により目的物を精製することができる。再結晶
化による精製方法としては、ビスホスファイト化合物の
合成反応終了後、濾別、或いは水等の極性溶媒により副
生した塩化物を反応溶液から除去した後、溶液を蒸発乾
涸し、残留物を溶解し得る最少量の溶媒に溶解させた
後、冷却する方法、及び、残留物を溶解し得る溶媒に溶
解した後、目的物のビスホスファイト化合物に不溶もし
くは難溶の溶媒を添加し、所望により冷却する方法等に
より固体を析出させ、固体を濾過等の方法により分離
し、さらに固体に不溶の溶媒で洗浄する方法等が挙げら
れる。ビスホスファイト化合物が可溶な溶媒としては、
ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、
テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類が挙げ
られ、難溶な溶媒としては、アセトニトリルの他、ヘキ
サン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類、アセトン、ジエ
チルケトン等のケトン類、メタノール、エタノール等の
アルコール類が例示される。
【0044】一般式(I)で表される化合物を用いるこ
の合成方法は、一般式(IV)中で、A及びB内の酸素原
子に結合する炭素原子に隣接する炭素原子にt−ブチル
基等の立体的に嵩高い置換基を有する場合に有効であ
り、さらに下記一般式(IV−2)、(IV−3)及び(IV
−4)で示されるようなA及びBに結合する2つの酸素
原子が空間的に近傍になり得、且つA及びB内の酸素原
子に結合する炭素原子に隣接する炭素原子にt−ブチル
基等の立体的に嵩高い置換基を有する場合に特に有効で
ある。
【0045】
【化23】
【0046】上記一般式(IV−2)〜(IV−4)中、R
51、R61及びR71は、例えばn−プロピル基、i−プロ
ピル基、s−ブチル基、t−ブチル基、イソペンチル
基、ネオペンチル基、t−ペンチル基、t−ヘキシル基
等の炭素数3〜20の直鎖あるいは分岐鎖のアルキル基
であり、中でも炭素数3〜10のものが好ましく、更に
芳香環と結合する炭素原子が第3級のものが好ましく、
t−ブチル基、t−ペンチル基、t−ヘキシル基等が例
示される。またこのほかR51、R61及びR71は、シクロ
ヘキシル基、シクロオクチル基、アダマンチル基等の炭
素数6〜14、好ましくは6〜10のシクロアルキル基
を表す。
【0047】式(IV−2)中のR52〜R54、式(IV−
3)中のR62〜R66及び式(IV−4)中のR72〜R
76は、水素原子の他、例えばメチル基、エチル基、n−
プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、s−ブチ
ル基、t−ブチル基、n−ペンチル基、イソペンチル
基、ネオペンチル基、t−ペンチル基、t−ヘキシル
基、シクロヘキシル基、シクロオクチル基、アダマンチ
ル基等の炭素数1〜20個の鎖状或いは環状のアルキル
基、フェニル基、ナフチル基等のアリール基、メトキシ
基、エトキシ基、イソプロポキシ基、t−ブトキシ基等
の炭素数1〜12のアルコキシ基、ジメチルアミノ基、
ジエチルアミノ基の様なジアルキルアミノ基、フェノキ
シ基、ナフトキシ基等のアリールオキシ基、ベンジル基
等のアリールアルキル基、p−トリル基、o−トリル基
の様なアルキルアリール基の他、シクロペンチルオキシ
基等のシクロアルコキシ基、2,3−キシレノキシ基等
のアルキルアリールオキシ基、2−(2−ナフチル)エ
トキシ基等のアリールアルコキシ基、シアノ基、ヒドロ
キシ基、フルオロ基、クロロ基、ブロモ基等のハロゲン
原子等が挙げられ、相互に同一でも異なってもよい。
【0048】一般式(IV〜2)〜(IV〜4)のビスアリ
ーレン基として好適なものとしては、3,3′−ジ−t
−ブチル−5,5′−ジメチル−1,1′−ビフェニル
−2,2′−ジイル基、3,3′,5,5′−テトラ−
t−ブチル−1,1′−ビフェニル−2,2′−ジイル
基、3,3′,5,5′−テトラ−t−ブチル−6,
6′−ジメチル−1,1′−ビフェニル−2,2′−ジ
イル基、3,3′,5,5′−テトラ−t−ペンチル−
1,1′−ビフェニル−2,2′−ジイル基、3,
3′,5,5′−テトラ−t−ヘキシル−1,1′−ビ
フェニル−2,2′−ジイル基、3,3′−ジ−t−ブ
チル−5,5′−ジメトキシ−1,1′−ビフェニル−
2,2′−ジイル基、3,3′−ジ−t−ブチル−5,
5′−ジエトキシ−1,1′−ビフェニル−2,2′−
ジイル基、3,3′−ジ−t−ブチル−5,5′−ジ−
t−ブトキシ−1,1′−ビフェニル−2,2′−ジイ
ル基、3,3′,5,5′−テトラ−シクロオクチル−
1,1′−ビフェニル−2,2′−ジイル基、3,
3′,6,6′−テトラ−t−ブチル−1,1′−ビナ
フチル−2,2′−ジイル基、1,1′,7,7′−テ
トラ−t−ブチル−3,3′−ビナフチル−2,2′−
ジイル基等が挙げられる。
【0049】一般式(IV〜2)〜(IV〜4)のZ41〜Z
44はそれぞれ置換基を有していてもよいアリール基を表
し、それぞれ同一又は異なっていてもよい。但し、Z41
〜Z 44中の酸素原子と結合する炭素原子に隣接するアリ
ール基中の炭素原子の置換基は、それぞれメチル基、エ
チル基、トリフルオロメチル基、シアノ基、ニトロ基等
の炭素数0〜2個の基からなる群から選ばれる。
【0050】その他の位置のZ41〜Z44の置換基として
は、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピ
ル基、n−ブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、n
−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、t−
ペンチル基等の炭素数1〜12、好ましくは1〜8の直
鎖あるいは分岐のアルキル基、メトキシ基、エトキシ基
等の炭素数1〜12、好ましくは1〜8のアルコキシ基
及びフェニル基、ナフチル基等の炭素数6〜18、好ま
しくは6〜10のアリール基が挙げられ、他に、ハロゲ
ン原子、シアノ基、ニトロ基、トリフルオルメチル基、
ヒドロキシル基、アミノ基、アシル基、カルボニルオキ
シ基、オキシカルボニル基、アミド基、スルホニル基、
スルフィニル基、シリル基、チオニル基等が挙げられ
る。これらの置換基は一つのZに対して1〜5個置換し
ていてもよい。
【0051】Z41〜Z44として好適なものとしては、フ
ェニル基、1−ナフチル基、2−ナフチル基、p−トリ
フルオロメチル基、2−エチルフェニル基、2−メチル
フェニル基、3−メチルフェニル基、4−メチルフェニ
ル基、2,3−ジメチルフェニル基、2,4−ジメチル
フェニル基、2,5−ジメチルフェニル基、3,4−ジ
メチルフェニル基、3,5−ジメチルフェニル基、2−
クロロフェニル基、3−クロロフェニル基、4−クロロ
フェニル基、2,3−ジクロロフェニル基、2,4−ジ
クロロフェニル基、2,5−ジクロロフェニル基、3,
4−ジクロロフェニル基、3,5−ジクロロフェニル
基、2−メトキシフェニル基、3−メトキシフェニル
基、4−メトキシフェニル基、2,3−ジメトキシフェ
ニル基、3,4−ジメトキシフェニル基、3,5−ジメ
トキシフェニル基、4−シアノフェニル基、4−ニトロ
フェニル基、4−フェニルフェニル基、5,6,7,8
−テトラヒドロ−1−ナフチル基、5,6,7,8−テ
トラヒドロ−2−ナフチル基、2−メチル−1−ナフチ
ル基、4−クロロ−1−ナフチル基、2−ニトロ−1−
ナフチル基、7−メトキシ−2−ナフチル基等が挙げら
れる。
【0052】上記した一般式(IV〜2)〜(IV〜4)で
示されるビスホスファイト化合物の例を次に示す。
【0053】
【化24】
【0054】
【化25】
【0055】
【化26】
【0056】
【化27】
【0057】
【化28】
【0058】
【化29】
【0059】
【化30】
【0060】
【化31】
【0061】
【化32】
【0062】
【化33】
【0063】
【化34】
【0064】
【化35】
【0065】
【化36】
【0066】
【化37】
【0067】
【化38】
【0068】
【化39】
【0069】
【化40】
【0070】
【化41】
【0071】
【化42】
【0072】
【化43】
【0073】
【化44】
【0074】
【化45】
【0075】
【化46】
【0076】
【化47】
【0077】
【化48】
【0078】
【化49】
【0079】
【化50】
【0080】
【化51】
【0081】
【化52】
【0082】
【化53】
【0083】
【化54】
【0084】
【化55】
【0085】
【化56】
【0086】本発明の方法により得られたビスフォスフ
ァイト化合物は、水素化、ヒドロホルミル化、ヒドロシ
アノ化、ヒドロカルボキシル化、ヒドロアミド化、ヒド
ロエステル化、アルドール縮合等の種々の有機反応にお
いて、均一系金属触媒の構成要素として使用することが
可能であるが、特に、ヒドロホルミル化反応において、
第8族金属と共に用いると、高い活性と極めて優れた生
成アルデヒドの異性体選択性を示す錯体触媒の構成要素
として使用できる。
【0087】
【実施例】次に本発明の具体的態様を、実施例により更
に詳細に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限
り、以下の実施例によって限定されるものではない。
【0088】実施例−1 三塩化リン(4.64g、33.8ミリモル)のトルエ
ン(約400ミリリットル)溶液に、フェノール(6.
36g、67.6ミリモル)及びピリジン(5.35
g、67.6ミリモル)のトルエン(約200ミリリッ
トル)溶液を窒素雰囲気下、0℃にて約2.5時間かけ
て攪拌しつつ滴下した。次いで、副生した固体のピリジ
ン塩酸塩を濾別した後、溶媒留去により濾液を約50ミ
リリットルまで濃縮し、ClP(OPh)2 を含むトル
エン溶液を得た。他方、3,3′,5,5′−テトラ−
t−ブチル−2,2′−ビフェニルジオール(6.94
g、16.9ミリモル)のテトラヒドロフラン(約50
ミリリットル)溶液にヘキサンに溶解したn−ブチルリ
チウム(20.1ミリリットル、33.8ミリモル)を
窒素雰囲気下、0℃にて滴下し、次いで約1時間沸騰還
流し、3,3′,5,5′−テトラ−t−ブチル−2,
2′−ビフェニルジオールのジリチウム塩を得た。次
に、先のClP(OPh)2 を含むトルエン液に、テト
ラヒドロフランに溶解した3,3′,5,5′−テトラ
−t−ブチル−2,2′−ビフェニルジオールのジリチ
ウム塩を窒素雰囲気下、−70℃にて、約30分かけて
攪拌しつつ滴下した。滴下後、約1.2℃/分の温度上
昇速度で反応溶液を0℃まで戻した後、副生した固体の
LiClの濾別及び濾液の真空留去を行い、残留液体物
を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開液:トルエン/ヘキサン=約1/5)により、ビ
スホスファイト(1)のみを含む溶液を分取し、溶媒を
真空留去させて無色粉末固体を3.06g(収率21.
5%)得た。
【0089】実施例−2 実施例−1において、フェノール(6.36g、67.
6ミリモル)の代わりに2−メチルフェノール(6.8
7g、59.9ミリモル)を用い、三塩化リンを4.3
6g(31.8ミリモル)、ピリジンを5.02g(5
9.9ミリモル)、3,3′,5,5′−テトラ−t−
ブチル−2,2′−ビフェニルジオールを6.52g
(15.9ミリモル)、ヘキサンに溶解したn−ブチル
リチウムを18.8ミリリットル(31.8ミリモ
ル)、シリカゲルカラムクロマトグラフィーの展開液の
混合比をトルエン/ヘキサン=約1/10にしたこと以
外は同様の操作で、白色粉末固体であるビスホスファイ
ト(2)を3.88g(収率27.2%)得た。
【0090】実施例−3 実施例−1において、フェノール(6.36g、67.
6ミリモル)の代わりに3−メチルフェノール(7.5
4g、69.7ミリモル)を用い、三塩化リンを4.7
9g(34.9ミリモル)、ピリジンを5.51g(7
1.8ミリモル)、3,3′,5,5′−テトラ−t−
ブチル−2,2′−ビフェニルジオールを7.16g
(17.4ミリモル)、ヘキサンに溶解したn−ブチル
リチウムを20.6ミリリットル(34.9ミリモ
ル)、シリカゲルカラムクロマトグラフィーの展開液の
混合比をトルエン/ヘキサン=約1/4にしたこと以外
は同様の操作で、透明オイル状液体であるビスホスファ
イト(3)を1.96g(収率12.5%)得た。
【0091】実施例−4 実施例−1において、フェノール(6.36g、67.
6ミリモル)の代わりに4−メチルフェノール(6.7
6g、62.6ミリモル)を用い、三塩化リンを4.3
0g(31.3ミリモル)、ピリジンを4.95g(6
2.6ミリモル)、3,3′,5,5′−テトラ−t−
ブチル−2,2′−ビフェニルジオールを6.42g
(15.6ミリモル)、ヘキサンに溶解したn−ブチル
リチウムを18.5ミリリットル(31.3ミリモ
ル)、シリカゲルカラムクロマトグラフィーの展開液の
混合比をトルエン/ヘキサン=約1/4にしたこと以外
は同様の操作で、透明オイル状液体であるビスホスファ
イト(4)を2.04g(収率14.5%)得た。
【0092】実施例−5 実施例−1において、フェノール(6.36g、67.
6ミリモル)の代わりに2,5−ジメチルフェノール
(8.77g、71.8ミリモル)を用い、三塩化リン
を4.93g(35.9ミリモル)、ピリジンを5.6
8g(71.8ミリモル)、3,3′,5,5′−テト
ラ−t−ブチル−2,2′−ビフェニルジオールを7.
37g(18.0ミリモル)、ヘキサンに溶解したn−
ブチルリチウムを21.2ミリリットル(35.9ミリ
モル)にしたこと以外は同様の操作で、白色粉末固体で
あるビスホスファイト(5)を1.80g(収率10.
5%)得た。
【0093】実施例−6 実施例−1において、フェノール(6.36g、67.
6ミリモル)の代わりに3,5−ジメチルフェノール
(8.81g、72.1ミリモル)を用い、三塩化リン
を4.95g(36.1ミリモル)、ピリジンを5.7
1g(72.1ミリモル)、3,3′,5,5′−テト
ラ−t−ブチル−2,2′−ビフェニルジオールを7.
40g(18.0ミリモル)、ヘキサンに溶解したn−
ブチルリチウムを21.3ミリリットル(36.1ミリ
モル)、シリカゲルカラムクロマトグラフィーの展開液
の混合比をトルエン/ヘキサン=約1/4にしたこと以
外は同様の操作で、白色粉末固体であるビスホスファイ
ト(6)を4.24g(収率20.8%)得た。
【0094】実施例−7 実施例−1において、フェノール(6.36g、67.
6ミリモル)の代わりに4−フェニルフェノール(1
0.80g、63.4ミリモル)を用い、三塩化リンを
4.36g(31.7ミリモル)、ピリジンを5.02
g(63.4ミリモル)、3,3′,5,5′−テトラ
−t−ブチル−2,2′−ビフェニルジオールを6.5
1g(15.9ミリモル)、ヘキサンに溶解したn−ブ
チルリチウムを18.8ミリリットル(31.7ミリモ
ル)、シリカゲルカラムクロマトグラフィーの展開液の
混合比をトルエン/ヘキサン=約1/3にしたこと以外
は同様の操作で、白色粉末固体であるビスホスファイト
(7)を2.16g(収率12.0%)得た。
【0095】実施例−8 実施例−1において、フェノール(6.36g、67.
6ミリモル)の代わりに2−ナフトール(9.44g、
65.5ミリモル)を用い、三塩化リンを4.50g
(32.8ミリモル)、ピリジンを5.18g(65.
5ミリモル)、3,3′,5,5′−テトラ−t−ブチ
ル−2,2′−ビフェニルジオールを6.73g(1
6.4ミリモル)、ヘキサンに溶解したn−ブチルリチ
ウムを19.4ミリリットル(32.8ミリモル)にし
たこと以外は同様の操作で、白色粉末固体であるビスホ
スファイト(8)を2.50g(収率14.6%)得
た。
【0096】実施例−9 実施例−1において、フェノール(6.36g、67.
6ミリモル)の代わりに1−ナフトール(10.26
g、71.1ミリモル)を用い、三塩化リンを4.88
g(35.6ミリモル)、ピリジンを5.63g(7
1.1ミリモル)、3,3′,5,5′−テトラ−t−
ブチル−2,2′−ビフェニルジオールを7.30g
(17.8ミリモル)、ヘキサンに溶解したn−ブチル
リチウムを21.0ミリリットル(35.6ミリモル)
にしたこと以外は同様の操作で、白色粉末固体であるビ
スホスファイト(9)を6.90g(収率37.2%)
得た。
【0097】実施例−10 実施例−1において、フェノール(6.36g、67.
6ミリモル)と3,3′,5,5′−テトラ−t−ブチ
ル−2,2′−ビフェニルジオール(6.94g、1
6.9ミリモル)の代わりに2−メチルフェノール
(3.47g、32.0ミリモル)と 3,3′,5,
5′−テトラ−t−ブチル−6,6′−ジメチル−2,
2′−ビフェニルジオール(3.51g、8.0ミリモ
ル)を用い、三塩化リンを2.20g(16.0ミリモ
ル)、ピリジンを2.53g(32.0ミリモル)、ヘ
キサンに溶解したn−ブチルリチウムを9.5ミリリッ
トル(16.0ミリモル)、シリカゲルカラムクロマト
グラフィーの展開液の混合比をトルエン/ヘキサン=約
1/10にしたこと以外は同様の操作で、白色粉末固体
であるビスホスファイト(10)を0.9g(収率1
2.1%)得た。
【0098】実施例−11 実施例−1において、フェノール(6.36g、67.
6ミリモル)と3,3′,5,5′−テトラ−t−ブチ
ル−2,2′−ビフェニルジオール(6.94g、1
6.9ミリモル)の代わりに1−ナフトール(9.18
g、63.6ミリモル)と 3,3′,5,5′−テト
ラ−t−ブチル−6,6′−ジメチル−2,2′−ビフ
ェニルジオール(6.98g、15.9ミリモル)を用
い、三塩化リンを4.37g(31.8ミリモル)、ピ
リジンを5.03g(63.6ミリモル)、ヘキサンに
溶解したn−ブチルリチウムを18.8ミリリットル
(31.8ミリモル)にしたこと以外は同様の操作で、
白色粉末固体であるビスホスファイト(11)を6.3
g(収率36.9%)得た。
【0099】実施例−12 三塩化リン(11.92g、86.8ミリモル)のトル
エン(約170ミリリットル)溶液に、2−ナフトール
(25.00g、173.5ミリモル)及びピリジン
(13.72g、173.5ミリモル)のトルエン(約
340ミリリットル)溶液を窒素雰囲気下、0℃にて約
1.0時間かけて攪拌しつつ滴下した。次いで、副生し
た固体のピリジン塩酸塩を濾別した後、溶媒留去、減圧
乾燥し、白色固体(30g)を得た。この固体を300
ミリリットルのヘキサンに加熱溶解した後室温まで冷却
し、クロロ−ジ−2−ナフチロキシホスフィンを精製し
た(純度98.8%、16.9%g)。他方3,3′,
6,6′−テトラ−t−ブチル−1,1′−ビナフチル
−2,2′−ジオール(9.00g、17.6ミリモ
ル)のテトラヒドロフラン(100ミリリットル)溶液
にヘキサンに溶解したn−ブチルリチウム(21.9ミ
リリットル、37.0ミリモル)を窒素雰囲気下、室温
にて滴下し、次いで約12時間沸騰還流した。次に室温
まで放冷後上澄みを捨て、沈殿をテトラヒドロフランで
3回洗浄、減圧乾燥し、淡黄色固体の3,3′,6,
6′−テトラ−t−ブチル−1,1′−ビナフチル−
2,2′−ジオールのジリチウム塩を得た。次に、先の
クロロジ−2−ナフチルオキシ−ホスフィン(2.70
g、7.65ミリモル)のテトラヒドロフラン溶液(1
6ミリリットル)にN,N,N′,N′−テトラメチル
エチレンジアミン(16ミリリットル)に溶解した3,
3′,6,6′−テトラ−t−ブチル−1,1′−ビナ
フチル−2,2′−ジオールのジリチウム塩(2.11
g、4.04ミリモル)を窒素雰囲気下、−78℃に
て、約60分かけて攪拌しつつ滴下した。滴下後、約
1.2℃/分の温度上昇速度で反応溶液を15℃まで戻
した後、濾液の真空留去を行い残留液体物を得た。これ
をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開液:トル
エン/ヘキサン=約1/9)により、ビスホスファイト
(12)のみを含む溶液を分取し、溶媒を真空留去させ
白色粉末固体を0.57g(収率12.3%)得た。
【0100】実施例−13 実施例−1において、フェノール(6.36g、67.
6ミリモル)と3,3′,5,5′−テトラ−t−ブチ
ル−2,2′−ビフェニルジオール(6.94g、1
6.9ミリモル)の代わりに、2−ナフトール(10.
60g、73.5ミリモル)と3,3′−ジ−t−ブチ
ル−5,5′−ジメトキシ−2,2′−ビフェニルジオ
ール(4.66g、13.0ミリモル)を用い、三塩化
リンを5.10g(37.1ミリモル)、ピリジンを
5.80g(73.3ミリモル)、ヘキサンに溶解した
n−ブチルリチウムを15.4ミリリットル(26.0
ミリモル)を用い、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーの展開液の混合比をクロロホルム/ヘキサン=約1/
1にしたこと以外は同様の操作で、白色粉末固体である
ビスホスファイト(13)を1.30g(収率10.2
%)得た。
【0101】実施例−14 実施例−1において、フェノール(6.36g、67.
6ミリモル)と3,3′,5,5′−テトラ−t−ブチ
ル−2,2′−ビフェニルジオール(6.94g、1
6.9ミリモル)の代わりに、1−ナフトール(8.6
1g、59.8ミリモル)と3,3′−ジ−t−ブチル
−5,5′−ジメトキシ−2,2′−ビフェニルジオー
ル(5.35g、14.9ミリモル)を用い、三塩化リ
ンを4.10g(29.9ミリモル)、ピリジンを4.
72g(59.8ミリモル)、ヘキサンに溶解したn−
ブチルリチウムを17.7ミリリットル(29.9ミリ
モル)を用い、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開液:トルエン/ヘキサン=約1/5)による精製
ではなく、水洗後メタノールで懸洗し、溶媒を濾別した
後真空乾燥により白色粉末固体であるビスホスファイト
(14)を2.44g(収率16.5%)得た。
【0102】実施例−15 実施例−1において、フェノール(6.36g、67.
6ミリモル)と3,3′,5,5′−テトラ−t−ブチ
ル−2,2′−ビフェニルジオール(6.94g、1
6.9ミリモル)の代わりに、1−メチル−2−ナフト
ール(3.81g、24.1ミリモル)と3,3′,
5,5′−テトラ−t−ブチル−6,6′−ジメチル−
2,2′−ビフェニルジオール(2.64g、6.0ミ
リモル)を用い、三塩化リンを1.74g(12.7ミ
リモル)、ピリジンを2.18g(27.6ミリモ
ル)、ヘキサンに溶解したn−ブチルリチウムを7.9
ミリリットル(12.3ミリモル)にしたこと以外は同
様の操作で、白色粉末固体であるビスホスファイト(1
57)を2.3g(収率33.7%)得た。
【0103】実施例−1〜15で得られたビスホスファ
イト化合物が下記構造(1)〜(14)及び(157)
であることは、リン31−核磁気共鳴分光光度法、プロ
トン核磁気共鳴分光光度法(バリアン社製ユニティー3
00型)又は元素分析法を用いて確認した。分析値を表
−1及び表−2にまとめた。
【0104】
【化57】
【0105】
【化58】
【0106】
【化59】
【0107】
【化60】
【0108】
【表1】
【0109】
【表2】
【0110】
【表3】
【0111】比較例−1 実施例−12で精製したクロロジ−2−ナフチルオキシ
ホスフィン(4.03g、11.4ミリモル)のテトラ
ヒドロフラン(19ミリリットル)溶液に3,3′,
6,6′−テトラ−t−ブチル−2,2′−ビナフチル
−2,2,′−ジオール(2.90g、5.67ミリモ
ル)及びピリジン(9.01g、113.4ミリモル)
のテトラヒドロフラン(39ミリリットル)溶液を0℃
にて約20分かけて攪拌しつつ滴下した。滴下後、室温
にて2時間攪拌し、副生した固体のLiClの濾別及び
濾液の真空留去を行い、残留液体物を得た。しかしこの
残留液体物にビスホスファイト(12)は全く含まれて
おらず、代わりに下記化合物(B)(収率21%)、
(C)(収率22%)、及び(D)(収率57%)が得
られた。
【0112】
【化61】
【0113】
【発明の効果】本発明の方法により、従来法では十分な
収率で得ることができなかったビスホスファイト化合物
をも、簡単な操作で工業的有利に製造することが可能と
なった。また、本発明の方法により、水素化、ヒドロホ
ルミル化、ヒドロシアノ化、ヒドロカルボキシル化、ヒ
ドロアミド化、ヒドロエステル化、アルドール縮合等の
種々の有機反応において、均一系金属触媒の構成要素と
して使用することが可能である新規なビスホスファイト
化合物を得ることが可能となる。
フロントページの続き (72)発明者 和田 康裕 神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1000番地 三菱化学株式会社横浜総合研究所内 (72)発明者 田中 善幸 神奈川県横浜市青葉区鴨志田町1000番地 三菱化学株式会社横浜総合研究所内 (72)発明者 荻野 康和 岡山県倉敷市潮通3丁目10番地 三菱化学 株式会社水島事業所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I) 【化1】 (式中、A及びBはそれぞれ2価の、芳香族炭化水素
    基、脂肪族炭化水素基又は脂環族炭化水素基を表わし、
    それぞれヘテロ原子を含有していてもよく、またそれぞ
    れ置換基を有していてもよく、Mはアルカリ金属又はア
    ルカリ土類金属を表し、nは0又は1の整数を表す。)
    で表される化合物と、下記一般式(II)及び/又は(II
    I) 【化2】 (式中、Z41〜Z44は、それぞれアリール基、アルキル
    基、アルキルアリール基、アリールアルキル基及び脂環
    式基より成る群から選択される基を表わし、それぞれ置
    換基を有していてもよく、Z41とZ42、及びZ43とZ44
    は、それぞれ互いに結合して環を形成していてもよ
    い。)で表されるリン化合物とを、20℃以下の温度で
    1分以上接触させる工程を含むことを特徴とする、下記
    一般式(IV)で表されるビスホスファイト化合物の製造
    方法。 【化3】 (式中、A,B及びZ41〜Z44は一般式(I)〜(III)
    におけると同義である。)
  2. 【請求項2】 一般式(I)で表される化合物が、下記
    一般式(I−1)で表される金属ビスアリールオキシド
    であり、一般式(II)および一般式(III)のZ41〜Z44
    がそれぞれアリール基である請求項1に記載のビスホス
    ファイト化合物の製造方法。 【化4】 (式中、Ar1 及びAr2 はそれぞれ2価の芳香族炭化
    水素基を表わし、それぞれ置換基を有していてもよい。
  3. 【請求項3】 一般式(I)で表される化合物が、下記
    一般式(I−2)で表される金属ビスフェノキシドであ
    り、一般式(II)および一般式(III)のZ41〜Z44がそ
    れぞれアリール基である請求項2に記載のビスホスファ
    イト化合物の製造方法。 【化5】 (式中、R51〜R54はそれぞれ水素原子又は置換基を表
    す。)
  4. 【請求項4】 一般式(I)で表される化合物が、下記
    一般式(I−3)で表される金属ビスナフトキシドであ
    り、一般式(II)および一般式(III)のZ41〜Z44がそ
    れぞれアリール基である請求項2に記載のビスホスファ
    イト化合物の製造方法。 【化6】 (式中、R61〜R66はそれぞれ水素原子又は置換基を表
    す。)
  5. 【請求項5】 一般式(I)で表される化合物が、下記
    一般式(I−4)で表される金属ビスナフトキシドであ
    り、一般式(II)および一般式(III)のZ41〜Z44がそ
    れぞれアリール基である請求項2に記載のビスホスファ
    イト化合物の製造方法。 【化7】 (式中、R71〜R76はそれぞれ水素原子又は置換基を表
    す。)
  6. 【請求項6】 一般式(I)で表される化合物が、下記
    一般式(I−5)又は一般式(I−6)で表される化合
    物であり、一般式(II)および一般式(III)のZ41〜Z
    44がそれぞれアリール基である請求項1に記載のビスホ
    スファイト化合物の製造方法。 【化8】 (式中、Ar1 及びAr2 はそれぞれ2価の芳香族炭化
    水素基を表わし、それぞれ置換基を有していてもよく、
    Dは−CR1 2 −、−O−、−S−及び−CO−から
    成る群から選ばれるものを表し、R1 及びR2 はそれぞ
    れ水素原子、アルキル基、アリール基、アリールアルキ
    ル基、アルキルアリール基及びシクロアルキル基から成
    る群から選ばれるものを表す。)
  7. 【請求項7】 一般式(I)で表される化合物が、下記
    一般式(I−7)又は一般式(I−8)で表される化合
    物であり、一般式(II)および一般式(III)のZ41〜Z
    44がそれぞれアリール基である請求項1に記載のビスホ
    スファイト化合物の製造方法。 【化9】 (式中、Rはそれぞれ2価の脂肪族炭化水素基又は脂環
    族炭化水素基を表わし、それぞれ置換基を有してもよ
    く、Eは−(CR3 4 )n−、−O−及び−S−から
    成る群から選ばれる基を表し、R3 及びR4 はそれぞれ
    水素原子、アルキル基、シクロアルキル基から成る群か
    ら選ばれるものを表し、nは0又は1の整数である。
  8. 【請求項8】 一般式(I)で表される化合物が、下記
    一般式(I−9)で表される化合物であり、一般式(I
    I)および一般式(III)のZ41〜Z44がそれぞれアリー
    ル基である請求項1に記載のビスホスファイト化合物の
    製造方法。 【化10】 (式中、Aはアリーレン基、Bはアルキレン基又はアル
    ケニレン基を表わし、それぞれ置換基を有していても良
    い。)
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