JPH104599A - スピーカ装置 - Google Patents

スピーカ装置

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JPH104599A
JPH104599A JP17703796A JP17703796A JPH104599A JP H104599 A JPH104599 A JP H104599A JP 17703796 A JP17703796 A JP 17703796A JP 17703796 A JP17703796 A JP 17703796A JP H104599 A JPH104599 A JP H104599A
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JP
Japan
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coil
speaker
digital audio
audio signal
bit
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Application number
JP17703796A
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English (en)
Inventor
Takahiro Muraguchi
高弘 村口
Jun Kishigami
純 岸上
Masao Fujihira
正男 藤平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁結合スピーカなどのスピーカの駆動コイ
ルをデジタル音声信号によって駆動する場合において、
装置の高コスト化をきたすことなく、駆動コイルに流れ
る電流をスイッチングするスイッチング素子の破壊を防
止できるようにする。 【解決手段】 電磁結合スピーカのスピーカユニット1
0の一次コイルを16個のコイル1A〜1Qで構成し、
コイル1A〜1Qに対して定電流源61A〜61Qをス
イッチ回路63A〜63Qを介して接続する。スイッチ
回路63A〜63Qは、スイッチング素子64に対し
て、コンデンサと抵抗器からなるスナバ回路65を接続
する。シリアルパラレル変換器220からの、自然2進
符号である16ビットのデジタル音声信号Dpの各ビッ
トの信号によって、スイッチ回路63A〜63Qのスイ
ッチング素子64をスイッチングし、コイル1A〜1Q
に流れる電流をオン・オフする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電磁結合スピー
カなどのスピーカ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】音響再生用のスピーカとして、センター
ポール・ヨークとプレートとによってマグネットを挟ん
で、センターポール・ヨークのセンターポール部とプレ
ートとの間に空隙を有する磁気回路を構成し、その磁気
回路の空隙内においてセンターポール部またはプレート
に、駆動コイルである一次コイルを固定し、これと対向
するように振動板に固定して磁気回路の空隙内に、ショ
ートコイルを構成する二次コイルを配した電磁結合スピ
ーカが知られ、実用化されている。
【0003】この電磁結合スピーカでは、駆動コイルで
ある一次コイルに流れる信号電流によって、ショートコ
イルを構成する二次コイルに二次電流が誘起され、磁気
回路の空隙部に生じる磁束との相互作用によって、フレ
ミングの左手の法則により、二次コイルに二次電流に応
じた駆動力を生じて、二次コイルが固定された振動板が
偏位する。
【0004】この電磁結合スピーカは、信号電流が流れ
る一次コイルが、鉄などの磁性材料からなるセンターポ
ール部またはプレートに固定されるため、放熱性に優
れ、大入力にも耐えられる利点がある。また、ショート
コイルを構成する二次コイルを、非磁性の導電材料、例
えばアルミニウムからなる、1ターン分のパイプないし
円筒体によって構成すれば、歪みを少なくすることがで
きる。
【0005】なお、スピーカとしては、ほかに、磁気回
路の空隙内に、振動板に固定してボイスコイルボビンを
配し、このボイスコイルボビンに、駆動コイルであるボ
イスコイルを巻回したダイナミックスピーカなどが実用
化されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような電磁結合
スピーカで、一次コイルとして、例えばデジタル音声信
号のビット数分のコイルを設けて、それぞれのコイル
を、デジタル音声信号のそれぞれのビットに対応させ
て、それぞれのビットの信号で駆動することによって、
音声を再生することが考えられる。
【0007】図5は、その考えられるデジタル駆動型の
スピーカ装置を示し、シリアルパラレル変換器220で
は、例えば44.1kHzまたは48kHzのサンプリ
ング周波数で16ビットにデジタル化された、シリアル
データのデジタル音声信号Dsが、パラレルデータのデ
ジタル音声信号Dpに変換される。ただし、この例は、
その16ビットのデジタル音声信号DsおよびDpが、
自然2進符号で、かつ直線的に量子化されたものである
場合である。
【0008】スピーカユニット10は、電磁結合スピー
カで、その駆動コイルである一次コイルを、16個のコ
イル1A〜1N,1P,1Qで構成して、コイル1A
を、デジタル音声信号DpのLSB(最下位ビット)に
対応させ、以下、コイル1B,1C,1D,1E,1
F,1G,1H,1I,1J,1K,1L,1M,1
N,1P,1Qを、15SB,14SB,13SB,1
2SB,11SB,10SB,9SB,8SB,7S
B,6SB,5SB,4SB,3SB,2SB,MSB
(最上位ビット)に対応させる。
【0009】そして、コイル1A〜1N,1P,1Qに
対して、それぞれ定電流源61A〜61N,61P,6
1Qを、それぞれスイッチ回路62A〜62N,62
P,62Qを介して接続し、スイッチ回路62A〜62
N,62P,62Qを、シリアルパラレル変換器220
からのデジタル音声信号Dpの対応するビットの信号に
よってスイッチングする。
【0010】この場合、一例として、コイル1Aを2タ
ーン、コイル1Bを4ターン、コイル1Cを8ターン、
というように、デジタル音声信号Dpの各ビットの重み
に対応させて、それぞれのコイル1A〜1N,1P,1
Qのターン数を、一つ下位のビットに対応するコイルの
ターン数の2倍とするとともに、それぞれの定電流源6
1A〜61N,61P,61Qの電流Ia〜In,I
p,Iqを、互いに等しくする。すなわち、Iq=Ip
=In=……=Iaとする。
【0011】または、コイル1A〜1N,1P,1Q
を、すべて同一のターン数とするとともに、デジタル音
声信号Dpの15SBに対応する定電流源61Bの電流
Ibを、LSBに対応する定電流源61Aの電流Iaの
ルート2倍とし、すなわちIb=21/2Iaとし、以
下、14SB,13SB,12SB…に対応する定電流
源61C,61D,61E…の電流Ic,Id,Ie…
を、電流Ib,Ic,Id…のルート2倍とする。
【0012】電磁結合スピーカの振動系の駆動力Fは、
二次コイルに誘起される二次電流iと、磁気回路の空隙
に生じる磁束の密度Bと、磁気回路の空隙内にある二次
コイルの長さLとの積として、F=BLiで表され、磁
束密度Bおよび長さLは一定であるので、振動系の駆動
力Fは、二次コイルに誘起される二次電流iに比例する
ことになる。そして、二次コイルに誘起される二次電流
iは、一次コイルに流れる信号電流の2乗と一次コイル
のターン数(インピーダンス)との積に比例する。
【0013】したがって、図5のスピーカ装置では、ス
ピーカユニット10において、上述したように二次コイ
ルを固定した振動板が、一方向に、シリアルパラレル変
換器220からのデジタル音声信号Dpの各ビットの重
みに比例した量だけ偏位し、シリアルパラレル変換器2
20からのデジタル音声信号Dpに忠実に音声が再生さ
れる。
【0014】一般に、電磁結合スピーカは、放熱性に優
れ、大入力にも耐えられ、歪みを少なくすることができ
るが、一次コイルに流れる信号電流によって二次コイル
に二次電流が誘起される電磁結合力が、数kHzないし
1kHz以下の低域で小さくなって、音声の再生に必要
な20Hzまでの再生は困難である。そのため、電磁結
合スピーカは、従来、主として高音再生用のスピーカと
して用いられている。
【0015】しかし、図5のシリアルパラレル変換器2
20からのデジタル音声信号Dpは、例えば44.1k
Hzまたは48kHzのサンプリング周波数でデジタル
化されたもので、一次コイル1A〜1Qは、同じサンプ
リング周波数のデジタル信号で駆動されるので、デジタ
ル化される前の音声信号の数kHzないし1kHz以下
というような低域成分も、一次コイル1A〜1Qに流れ
る信号電流としては、20kHzを超える高い周波数と
なる。
【0016】したがって、電磁結合スピーカであるスピ
ーカユニット10によって低域までの再生が可能とな
り、低音から高音までを再生するフルレンジスピーカを
実現することができる。
【0017】しかし、この場合、シリアルパラレル変換
器220からのデジタル音声信号Dpの各ビットの信号
によってスイッチ回路62A〜62Qがスイッチングさ
れる際、コイル1A〜1Qに逆起電力を生じて、コイル
1A〜1Qとスイッチ回路62A〜62Qの接続点にス
パイクノイズが発生する。
【0018】デジタル音声信号DpのLSBに対応する
コイル1Aおよびスイッチ回路62Aについて示すと、
コイル1Aに流れる電流は、デジタル音声信号DpのL
SBの値に応じて、図4の上段に示すようにオン・オフ
される。このコイル1Aに流れる電流のオン・オフに応
じて、コイル1Aとスイッチ回路62Aの接続点の電圧
は、図4の下段に示すように、コイル1Aに流れる電流
が0からIaに変化する時点t1で急峻に低下し、コイ
ル1Aに流れる電流がIaから0に変化する時点t2で
急峻に上昇して、コイル1Aとスイッチ回路62Aの接
続点にスパイクノイズが発生する。ただし、Vccは電
源電圧、Rはコイル1Aの抵抗、Lはコイル1Aのイン
ダクタンス、di/dtはコイル1Aに流れる電流の時
間微分値で、時点t1ではdi/dtが正、時点t2で
はdi/dtが負である。
【0019】そして、例えばスイッチ回路62A〜62
QをMOS・FETで構成したとき、上記のスパイク起
電圧がMOS・FETのドレイン・ソース間の許容最大
電圧を超えることによって、MOS・FETが破壊され
るおそれがある。また、その破壊を防止するために、M
OS・FETとして耐圧の大きいものを用いる場合に
は、スピーカ駆動回路40の高コスト化をきたす。ま
た、このスパイク起電圧によって、再生音質が劣化す
る。
【0020】そこで、この発明は、電磁結合スピーカな
どのスピーカの駆動コイルをデジタル音声信号によって
駆動する場合において、装置の高コスト化をきたすこと
なく、駆動コイルに流れる電流をスイッチングするスイ
ッチング素子の破壊を防止することができるとともに、
再生音質を向上させることができるようにしたものであ
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明では、スピーカ
装置を、スピーカユニットと、スピーカ駆動回路とを備
え、前記スピーカ駆動回路が、これに供給される入力デ
ジタル音声信号の最上位ビットを除く各ビット、または
最上位ビットを含む各ビットに対応した定電流源と、前
記入力デジタル音声信号の最上位ビットを除く各ビッ
ト、または最上位ビットを含む各ビットの信号によっ
て、前記定電流源からの電流の前記スピーカユニットの
駆動コイルへの供給をスイッチングするスイッチ回路
と、このスイッチ回路によって前記定電流源からの電流
の前記駆動コイルへの供給をスイッチングする際に前記
駆動コイルに生じる起電圧を減少させる回路とを有す
る、ものとする。
【0022】このように構成した、この発明のスピーカ
装置においては、入力デジタル音声信号の最上位ビット
を除く各ビット、または最上位ビットを含む各ビットの
信号によって、定電流源からの電流の駆動コイルへの供
給がスイッチングされるとき、駆動コイルに生じる起電
圧が減少する。したがって、スイッチ回路を構成するス
イッチング素子の破壊が防止される。また、駆動コイル
に生じる起電圧を減少させる回路は、例えばコンデンサ
と抵抗器によって構成できるので、スイッチング素子と
して耐圧の大きいものを使用する場合に比べて、装置の
低コスト化が実現される。さらに、再生音質が向上す
る。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、この発明のスピーカ装置
の一例を示し、シリアルパラレル変換器220では、例
えば44.1kHzまたは48kHzのサンプリング周
波数で16ビットにデジタル化された、シリアルデータ
のデジタル音声信号Dsが、パラレルデータのデジタル
音声信号Dpに変換される。
【0024】ただし、この例は、その16ビットのデジ
タル音声信号DsおよびDpが、自然2進符号である場
合、または、シリアルパラレル変換器220に供給され
るシリアルデータのデジタル音声信号Dsは、2’コン
プリメントコードで、これがシリアルパラレル変換器2
20において、パラレルデータに変換されるとともに、
自然2進符号に変換されて、シリアルパラレル変換器2
20からのパラレルデータのデジタル音声信号Dpとし
ては、自然2進符号とされる場合である。また、この例
は、デジタル音声信号DsおよびDpが、直線的に量子
化されたものである場合である。
【0025】スピーカユニット10は、電磁結合スピー
カである。図2は、そのスピーカユニット10の一例を
示し、センターポール・ヨーク11のセンターポール部
12の先端部の周囲に凹部13が形成され、駆動コイル
である一次コイル1が、この凹部13に嵌め込まれてセ
ンターポール部12に取り付けられる。
【0026】一次コイル1は、空芯コイルとして巻回さ
れて、凹部13に圧入接着されることにより、センター
ポール部12に取り付けられ、または、図示していない
が、磁性体ボビンに巻回されて、その磁性体ボビンが凹
部13に圧入接着されることにより、センターポール部
12に取り付けられ、または、凹部13に直接、巻回さ
れることにより、センターポール部12に取り付けられ
る。
【0027】センターポール・ヨーク11のフランジ部
14には、センターポール部12と近接する位置におい
て、開口15が形成され、フランジ部14の後面には、
端子板16が取り付けられる。そして、一次コイル1の
例えば錦糸線からなるコイル引出線17が、センターポ
ール部12の周面に接着されて開口15に挿入され、端
子板16上の入力端子18に半田付けによって接続され
る。
【0028】コイル引出線17は、一次コイル1の巻き
始め部および巻き終り部に、それぞれ設けられて、それ
ぞれが別個の入力端子に接続される。また、後述するよ
うに一次コイル1が複数のコイルで構成される場合に
は、それぞれのコイルのコイル引出線17が、センター
ポール部12の周面に接着されて開口15に挿入され、
端子板16上の入力端子18に接続される。
【0029】センターポール・ヨーク11のフランジ部
14の前面には、マグネット21が接着され、マグネッ
ト21の前面には、プレート22が接着されて、センタ
ーポール部12の先端部の外周面とプレート22の内周
面との間に空隙23を有する磁気回路20が形成され
る。
【0030】磁気回路20の空隙23内には、ショート
コイルを構成する二次コイル2が挿入される。二次コイ
ル2は、非磁性の導電材料、例えばアルミニウムからな
る、1ターン分の円筒体とされ、これによって、二次コ
イル2を巻装するボビンを省略することができる。
【0031】二次コイル2には、外周部にエッジ31が
付いたコーン32の内周部、センターキャップ33、お
よびダンパー34の内周部が、取り付けられる。また、
プレート22には、スピーカフレーム35が取り付けら
れ、コーン32の外周部のエッジ31、およびガスケッ
ト36が、スピーカフレーム35に取り付けられるとと
もに、ダンパー34の外周部が、スピーカフレーム35
に取り付けられる。
【0032】ただし、図示していないが、一次コイルの
一部のコイルがセンターポール部12の先端部の周面に
取り付けられ、残りのコイルがプレート22の内周面に
取り付けられてもよい。この場合、プレート22に取り
付けられたコイルのコイル引出線は、例えば、プレート
22とマグネット21との間に挿入されて、プレート2
2の外周面に取り付けられた端子板上の入力端子に接続
される。また、一次コイルがすべてプレート22の内周
面に取り付けられてもよい。
【0033】図1の例では、上記のスピーカユニット1
0の一次コイル1が、16個のコイル1A〜1N,1
P,1Qで構成され、コイル1A〜1N,1P,1Qに
対して、それぞれ定電流源61A〜61N,61P,6
1Qが、それぞれスイッチ回路63A〜63N,63
P,63Qを介して接続され、シリアルパラレル変換器
220からのデジタル音声信号Dpの各ビットの信号に
よって、スイッチ回路63A〜63N,63P,63Q
のスイッチング素子64がスイッチングされる。
【0034】さらに、この例では、スイッチ回路63A
〜63Q内に、それぞれスナバ回路65が接続される。
すなわち、スイッチ回路63A〜63Qは、図3にスイ
ッチ回路63Aに代表させて示すように、スイッチング
素子64としてのMOS・FETと、そのドレイン・ソ
ース間に並列に接続されたスナバ回路65とによって構
成される。スナバ回路65は、コンデンサ66と抵抗器
67が直列に接続されたものである。
【0035】したがって、コンデンサ66の容量と抵抗
器67の抵抗値を選定することによって、シリアルパラ
レル変換器220からのデジタル音声信号Dpの各ビッ
トの信号によって、スイッチ回路63A〜63QのMO
S・FET64がスイッチングされたとき、コイル1A
〜1Qに生じる、すなわちコイル1A〜1QとMOS・
FET64の接続点Xaに生じるスパイク起電圧が、M
OS・FET64のドレイン・ソース間の許容最大電圧
より小さい値に減少する。
【0036】したがって、MOS・FET64として耐
圧の大きいものを使用しなくても、MOS・FET64
の破壊を防止することができる。また、スナバ回路65
はコンデンサ66と抵抗器67によって構成できるの
で、MOS・FET64として耐圧の大きいものを使用
する場合に比べて、装置の低コスト化を実現することが
できる。さらに、再生音質が向上する。
【0037】なお、スイッチ回路63A〜63Qのスイ
ッチング素子64としては、MOS・FET以外のもの
を使用することもでき、その場合でも、同様の作用によ
って同様の効果が得られる。
【0038】上述したように、電磁結合スピーカである
スピーカユニット10の振動系の駆動力Fは、二次コイ
ル2に誘起される二次電流iに比例し、その二次電流i
は、一次コイル1に流れる信号電流の2乗と一次コイル
1のターン数(インピーダンス)との積に比例する。
【0039】そして、図1の例のスピーカ装置では、一
例として、コイル1Aが2ターン、コイル1Bが4ター
ン、コイル1Cが8ターン、というように、デジタル音
声信号Dpの各ビットの重みに対応して、それぞれのコ
イル1A〜1N,1P,1Qのターン数が、一つ下位の
ビットに対応するコイルのターン数の2倍とされるとと
もに、それぞれの定電流源61A〜61N,61P,6
1Qの電流Ia〜In,Ip,Iqが、互いに等しくさ
れる。すなわち、Iq=Ip=In=…=Iaとされ
る。
【0040】または、コイル1A〜1N,1P,1Q
が、すべて同一のターン数とされるとともに、デジタル
音声信号Dpの15SBに対応する定電流源61Bの電
流Ibが、LSBに対応する定電流源61Aの電流Ia
のルート2倍とされ、すなわちIb=21/2Iaとさ
れ、以下、14SB,13SB,12SB…に対応する
定電流源61C,61D,61E…の電流Ic,Id,
Ie…が、電流Ib,Ic,Id…のルート2倍とされ
る。
【0041】したがって、図1の例のスピーカ装置にお
いては、スピーカユニット10において、コーン32
が、一方向に、シリアルパラレル変換器220からのデ
ジタル音声信号Dpの各ビットの重みに比例した量だけ
偏位し、シリアルパラレル変換器220からのデジタル
音声信号Dpに忠実に音声が再生される。
【0042】なお、一般のスピーカと同様に、スピーカ
ユニット10の振動系は、高域には反応しにくく、特に
20kHzを超えるような高い周波数の成分はほとんど
再生しない。したがって、一次コイル1が44.1kH
zまたは48kHzのサンプリング周波数のデジタル信
号で駆動されても、そのサンプリング周波数成分はほと
んど再生されない。かりに微小な音圧で再生されても、
20kHzを超える音は人間の耳でほとんど聞き取るこ
とができないので、音楽を聴く時などでも支障を生じな
い。また、20kHz以上を阻止帯域とするメカニカル
フィルタを、意図的に形成して、スピーカユニット10
に組み込むことも容易である。
【0043】しかも、D/A変換器およびパワーアンプ
を使用しないで、デジタル音声信号によって直接、音声
を再生する、歪みの小さい、最大出力の大きいスピーカ
装置を実現することができる。
【0044】そして、図1の例のスピーカ装置では、ス
イッチ回路63A〜63Qのスイッチング素子64に対
してスナバ回路65が接続されるので、上述したように
スイッチング素子64として耐圧の大きいものを使用し
なくても、スイッチング素子64の破壊を防止すること
ができるとともに、スイッチング素子64として耐圧の
大きいものを使用する場合に比べて、装置の低コスト化
を実現することができる。
【0045】なお、スナバ回路は、それぞれ一次コイル
1A〜1Qと並列に接続してもよい。また、上述したス
ピーカ装置は、スピーカ駆動回路40とスピーカユニッ
ト10を、一体化し、または別体とすることができる。
【0046】上述した例は、デジタル音声信号Dsおよ
びDpが直線的に量子化されていて、コイル1A〜1Q
のターン数、または定電流源61A〜61Qの電流値
が、等比級数的に変えられる場合であるが、デジタル音
声信号DsおよびDpが非直線的に量子化されている場
合には、その量子化の態様に応じて、コイル1A〜1Q
のターン数、または定電流源61A〜61Qの電流値を
変えればよい。
【0047】また、上述した例は、一次コイル1が16
個のコイル1A〜1Qで構成される場合であるが、一次
コイル1はシリアルパラレル変換器220からのデジタ
ル音声信号Dpの各ビットに共通の1個のコイルで構成
してもよい。もちろん、その場合には、定電流源61A
〜61Qの電流Ia〜Iqを上述したように変える必要
がある。
【0048】さらに、一次コイル1を、それぞれシリア
ルパラレル変換器220からのデジタル音声信号Dpの
一部の複数ビットずつに共通の、複数のコイルで構成す
ることもできる。
【0049】なお、デジタル音声信号DsおよびDp
が、2’sコンプリメントコードである場合、または、
シリアルパラレル変換器220に供給されるシリアルデ
ータのデジタル音声信号Dsは、自然2進符号で、これ
がシリアルパラレル変換器220において、パラレルデ
ータに変換されるとともに、2’sコンプリメントコー
ドに変換されて、シリアルパラレル変換器220からの
パラレルデータのデジタル音声信号Dpとしては、2’
sコンプリメントコードとされる場合には、デジタル音
声信号DpのMSBに対応する定電流源61Qおよびス
イッチ回路63Qを無くすとともに、下位ビット(LS
B〜2SB)に対応する定電流源61A〜61Pとし
て、それぞれデジタル音声信号DpのMSBの値に応じ
て、MSBが0であるときには、対応する下位ビットが
アクティブのときに一次コイルにプラス方向の電流を供
給し、MSBが1であるときには、対応する下位ビット
がアクティブのときに一次コイルにマイナス方向の電流
を供給するものを用いればよい。
【0050】これによって、スピーカユニット10にお
いては、コーン32が、シリアルパラレル変換器220
からのデジタル音声信号DpのMSBの値に応じた方向
に、MSBを除く各ビットの重みに比例した量だけ偏位
し、シリアルパラレル変換器220からのデジタル音声
信号Dpに忠実に音声が再生される。
【0051】なお、上述した例は、電磁結合スピーカの
駆動コイルである一次コイルをデジタル音声信号によっ
て駆動する場合であるが、この発明は、ダイナミックス
ピーカなどの他のスピーカの駆動コイルをデジタル音声
信号によって駆動する場合にも適用することができる。
【0052】
【発明の効果】上述したように、この発明によれば、電
磁結合スピーカなどのスピーカの駆動コイルをデジタル
音声信号によって駆動する場合において、装置の高コス
ト化をきたすことなく、駆動コイルに流れる電流をスイ
ッチングするスイッチング素子の破壊を防止することが
できるとともに、再生音質を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のスピーカ装置の一例を示す接続図で
ある。
【図2】図1のスピーカ装置のスピーカユニットの一例
を示す断面図である。
【図3】図1のスピーカ装置のスイッチ回路の一例を示
す接続図である。
【図4】考えられるスピーカ装置の動作の説明に供する
図である。
【図5】考えられるスピーカ装置の一例を示す接続図で
ある。
【符号の説明】
10…スピーカユニット、1,1A〜1N,1P,1Q
…一次コイル、2…二次コイル、11…センターポール
・ヨーク、12…センターポール部、14…フランジ
部、16…端子板、17…コイル引出線、18…入力端
子、20…磁気回路、21…マグネット、22…プレー
ト、23…空隙、32…コーン、40…スピーカ駆動回
路、61A〜61N,61P,61Q…定電流源、63
A〜63N,63P,63Q…スイッチ回路、64…ス
イッチング素子、65…スナバ回路、66…コンデン
サ、67…抵抗器、220…シリアルパラレル変換器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スピーカユニットと、スピーカ駆動回路と
    を備え、 前記スピーカ駆動回路は、 これに供給される入力デジタル音声信号の最上位ビット
    を除く各ビット、または最上位ビットを含む各ビットに
    対応した定電流源と、 前記入力デジタル音声信号の最上位ビットを除く各ビッ
    ト、または最上位ビットを含む各ビットの信号によっ
    て、前記定電流源からの電流の前記スピーカユニットの
    駆動コイルへの供給をスイッチングするスイッチ回路
    と、 このスイッチ回路によって前記定電流源からの電流の前
    記駆動コイルへの供給をスイッチングする際に前記駆動
    コイルに生じる起電圧を減少させる回路とを有する、 スピーカ装置。
  2. 【請求項2】請求項1のスピーカ装置において、 前記スピーカユニットは、空隙が形成された磁気回路の
    前記空隙の近傍部分に、前記駆動コイルとして一次コイ
    ルが固定され、振動板に固定されて前記空隙内に、ショ
    ートコイルを構成する二次コイルが配された、電磁結合
    スピーカであるスピーカ装置。
JP17703796A 1996-06-17 1996-06-17 スピーカ装置 Pending JPH104599A (ja)

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