JPH1051878A - スピーカ装置 - Google Patents
スピーカ装置Info
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- JPH1051878A JPH1051878A JP35458396A JP35458396A JPH1051878A JP H1051878 A JPH1051878 A JP H1051878A JP 35458396 A JP35458396 A JP 35458396A JP 35458396 A JP35458396 A JP 35458396A JP H1051878 A JPH1051878 A JP H1051878A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- primary coil
- coils
- primary
- gap
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- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
- Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 中低音域から高音域にまで渡って周波数特性
が平坦な2ウエイ同軸型スピーカ装置を実現する。 【解決手段】 磁気回路中の空隙GPの近傍に、入力音
声信号に応じた電流が供給される1次コイル24,25
を設ける。空隙GP内に、1次コイルに流れる電流に応
じた電流が誘起されるショートコイルからなり、低音用
振動板29が取り付けられる2次コイル26を設ける。
空隙GP内に、1次コイルに流れる電流に応じた電流が
誘起されるショートコイルからなり、高音用振動板28
が取り付けられる2次コイル27を設ける。1次コイル
24、25をデジタル信号により駆動して、2次コイル
26、27にそれぞれ2次電流を誘起させ、電磁結合型
により、高音だけでなく、低音も放射するようにする。
が平坦な2ウエイ同軸型スピーカ装置を実現する。 【解決手段】 磁気回路中の空隙GPの近傍に、入力音
声信号に応じた電流が供給される1次コイル24,25
を設ける。空隙GP内に、1次コイルに流れる電流に応
じた電流が誘起されるショートコイルからなり、低音用
振動板29が取り付けられる2次コイル26を設ける。
空隙GP内に、1次コイルに流れる電流に応じた電流が
誘起されるショートコイルからなり、高音用振動板28
が取り付けられる2次コイル27を設ける。1次コイル
24、25をデジタル信号により駆動して、2次コイル
26、27にそれぞれ2次電流を誘起させ、電磁結合型
により、高音だけでなく、低音も放射するようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気信号を音響
出力に変換するスピーカ装置に関する。
出力に変換するスピーカ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイナミック形と電磁結合型を組み合わ
せた全帯域スピーカ装置が知られている。このスピーカ
装置は、中低音をダイナミック形とし、低音用ボイスコ
イルで中低音を放射させると共に、低音用ボイスコイル
を1次コイルとして、ショートコイルからなる高音用2
次コイルにより高音を電磁結合型として放射させる、い
わゆる2ウエイ同軸構造である。
せた全帯域スピーカ装置が知られている。このスピーカ
装置は、中低音をダイナミック形とし、低音用ボイスコ
イルで中低音を放射させると共に、低音用ボイスコイル
を1次コイルとして、ショートコイルからなる高音用2
次コイルにより高音を電磁結合型として放射させる、い
わゆる2ウエイ同軸構造である。
【0003】電磁結合型では、1次コイルに流れる信号
電流によって、2次コイルに2次電流が誘起され、磁気
回路の空隙に生じる磁束との相互作用によって、2次コ
イルに2次電流に応じた駆動力を生じて、2次コイルが
固定された振動板が振動する。
電流によって、2次コイルに2次電流が誘起され、磁気
回路の空隙に生じる磁束との相互作用によって、2次コ
イルに2次電流に応じた駆動力を生じて、2次コイルが
固定された振動板が振動する。
【0004】この電磁結合型スピーカは、信号電流が流
れる1次コイルが、鉄などの磁性材料からなるプレート
などに固定されるため、放熱性に優れ、大入力にも耐え
られる利点がある。しかし、磁気回路の空隙の長さを大
きくすると、スピーカの感度が低下するため、1次コイ
ルおよび2次コイルは、ターン数を多くすることができ
ない。
れる1次コイルが、鉄などの磁性材料からなるプレート
などに固定されるため、放熱性に優れ、大入力にも耐え
られる利点がある。しかし、磁気回路の空隙の長さを大
きくすると、スピーカの感度が低下するため、1次コイ
ルおよび2次コイルは、ターン数を多くすることができ
ない。
【0005】そのため、1次コイルおよび2次コイルの
インダクタンスを大きくすることができず、1次コイル
に流れる信号電流によって2次コイルに2次電流が誘起
される電磁結合力が、数kHzないし1kHz以下の低
域で小さくなって、音声の再生に必要な20Hzまでの
再生は不可能である。そのため、電磁結合型スピーカ
は、主として高音再生用のスピーカとして用いられてい
るのである。
インダクタンスを大きくすることができず、1次コイル
に流れる信号電流によって2次コイルに2次電流が誘起
される電磁結合力が、数kHzないし1kHz以下の低
域で小さくなって、音声の再生に必要な20Hzまでの
再生は不可能である。そのため、電磁結合型スピーカ
は、主として高音再生用のスピーカとして用いられてい
るのである。
【0006】図15は、この種の従来の2ウエイ同軸型
スピーカ装置の構造を示すものである。
スピーカ装置の構造を示すものである。
【0007】このスピーカ装置の磁気回路は、ドーナツ
形状のマグネット1と、鉄などの磁性材料からなる第1
および第2の磁気ヨーク2、3と、空隙GPとを含んで
構成される。第1の磁気ヨーク2は、円柱状のセンター
ポール部2aと、このセンターポール部2aに対して直
交する円板状のフランジ部2bとからなっている。第2
の磁気ヨーク3はプレートと呼ばれるもので、その内径
が、センターポール部2aの外周径よりも、後述する空
隙GP分だけ大きい径とされたドーナツ形状とされてい
る。
形状のマグネット1と、鉄などの磁性材料からなる第1
および第2の磁気ヨーク2、3と、空隙GPとを含んで
構成される。第1の磁気ヨーク2は、円柱状のセンター
ポール部2aと、このセンターポール部2aに対して直
交する円板状のフランジ部2bとからなっている。第2
の磁気ヨーク3はプレートと呼ばれるもので、その内径
が、センターポール部2aの外周径よりも、後述する空
隙GP分だけ大きい径とされたドーナツ形状とされてい
る。
【0008】そして、マグネット1の内周中空部および
第2の磁気ヨーク(以下、プレートという)3の内周中
空部内に、センターポール部2aが挿入される状態で、
第1の磁気ヨーク2のフランジ部2bの前面と、プレー
ト3とにより、マグネット1が挟まれて取り付けられ
る。フランジ部2bの前面およびプレート3の面と、マ
グネット1との接触部は接着される。
第2の磁気ヨーク(以下、プレートという)3の内周中
空部内に、センターポール部2aが挿入される状態で、
第1の磁気ヨーク2のフランジ部2bの前面と、プレー
ト3とにより、マグネット1が挟まれて取り付けられ
る。フランジ部2bの前面およびプレート3の面と、マ
グネット1との接触部は接着される。
【0009】この場合、第1の磁気ヨーク2のフランジ
部2bの前面には、センターポール部2aと同心円状の
段差部からなるマグネットガイド2cが形成されてお
り、このマグネットガイド2cによりマグネット1の内
周円のエッジ部分が位置規制されて、マグネット1の内
周面位置と、センターポール部2aの外周面位置とが、
同心円位置となるようにされる。
部2bの前面には、センターポール部2aと同心円状の
段差部からなるマグネットガイド2cが形成されてお
り、このマグネットガイド2cによりマグネット1の内
周円のエッジ部分が位置規制されて、マグネット1の内
周面位置と、センターポール部2aの外周面位置とが、
同心円位置となるようにされる。
【0010】また、所定の治具が用いられて、センター
ポール部2aの外周面と、プレート3の内周面との間
に、所定長の空隙GPが形成されるようにして、プレー
ト3が位置規制されて、マグネット1、磁気ヨーク2、
プレート3が接合される。
ポール部2aの外周面と、プレート3の内周面との間
に、所定長の空隙GPが形成されるようにして、プレー
ト3が位置規制されて、マグネット1、磁気ヨーク2、
プレート3が接合される。
【0011】こうして、マグネット1→プレート3→空
隙GP→センターポール部2a→フランジ部2b→マグ
ネット1の閉ループの磁気回路が形成される。プレート
3の前面には、スピーカフレーム7が取り付けられる。
隙GP→センターポール部2a→フランジ部2b→マグ
ネット1の閉ループの磁気回路が形成される。プレート
3の前面には、スピーカフレーム7が取り付けられる。
【0012】そして、低音用のコイルユニットである低
音用ボイスコイルは、図16に示すように、非導電体で
構成されるボイスコイルボビン4にコイル5が巻回され
て構成される。そして、低音用ボイスコイルは、コイル
5が、図15に示すように、プレート3とセンターポー
ル部2aとの間の空隙GP内に位置するように、配され
る。ボイスコイルボビン4は、緩衝部材(以下ダンパー
という)6を介してスピーカフレーム7に対して取り付
けられている。
音用ボイスコイルは、図16に示すように、非導電体で
構成されるボイスコイルボビン4にコイル5が巻回され
て構成される。そして、低音用ボイスコイルは、コイル
5が、図15に示すように、プレート3とセンターポー
ル部2aとの間の空隙GP内に位置するように、配され
る。ボイスコイルボビン4は、緩衝部材(以下ダンパー
という)6を介してスピーカフレーム7に対して取り付
けられている。
【0013】また、ボイスコイルボビン4には、振動板
としてのコーン紙8が接着されて取り付けられる。コー
ン紙8は、そのエッジ部8eにおいて、ガスケット9に
よりスピーカフレーム7に、取り付けられて固定されて
いる。
としてのコーン紙8が接着されて取り付けられる。コー
ン紙8は、そのエッジ部8eにおいて、ガスケット9に
よりスピーカフレーム7に、取り付けられて固定されて
いる。
【0014】低音用ボイスコイルのコイル5の巻き始め
端および巻き終り端は、図16に示すように、ボイスコ
イルボビン4の部分において、錦糸線10aおよび10
bに、半田付けにより接続される。錦糸線10aおよび
10bは、スピーカフレーム7に取り付けられている入
力端子11に半田付けにより接続されている。
端および巻き終り端は、図16に示すように、ボイスコ
イルボビン4の部分において、錦糸線10aおよび10
bに、半田付けにより接続される。錦糸線10aおよび
10bは、スピーカフレーム7に取り付けられている入
力端子11に半田付けにより接続されている。
【0015】高音用のコイルユニットは、低音用のボイ
スコイルを1次コイルとする2次コイルを構成するもの
であり、ショートコイルとされ、一般的にはボビンにコ
イルが巻回されたものとされるが、この例では、図17
にも示すように、導電性を有する非磁性体材料、例えば
アルミニウムが、円筒状に形成されて、1ターンのショ
ートコイル12とされている。すなわち、コイルボビン
が省略され、ショートコイル12のみにより高音用コイ
ルユニットを構成している。そして、このショートコイ
ル12には、図17に示すように、一体的にドーム型の
振動板13が結合されている。
スコイルを1次コイルとする2次コイルを構成するもの
であり、ショートコイルとされ、一般的にはボビンにコ
イルが巻回されたものとされるが、この例では、図17
にも示すように、導電性を有する非磁性体材料、例えば
アルミニウムが、円筒状に形成されて、1ターンのショ
ートコイル12とされている。すなわち、コイルボビン
が省略され、ショートコイル12のみにより高音用コイ
ルユニットを構成している。そして、このショートコイ
ル12には、図17に示すように、一体的にドーム型の
振動板13が結合されている。
【0016】そして、ボイスコイルボビン4と、センタ
ーポール部2aの外周面との間の空隙に、高音用のコイ
ルユニットとしての、このショートコイル12が挿入さ
れる。そして、低音用ボイスコイル部分を覆い隠すよう
に、キャップ14が取り付けられる。
ーポール部2aの外周面との間の空隙に、高音用のコイ
ルユニットとしての、このショートコイル12が挿入さ
れる。そして、低音用ボイスコイル部分を覆い隠すよう
に、キャップ14が取り付けられる。
【0017】このような構成のスピーカ装置において、
入力端子11よりパワーアンプを通じたアナログ音声信
号が供給されると、低音用コイルユニットのコイル5
に、その音声信号に応じた電流が流れ、磁気回路の空隙
において、センターポール部2aとプレート3との間の
磁束との作用(フレミングの左手の法則)により、ボイ
スコイルボビン4は、その中心軸に沿う方向に、電流に
応じて振動する。すなわち、低音用ボイスコイルは、ダ
イナミックスピーカの駆動原理により振動し、これによ
りコーン紙8が振動して中低音を放射する。
入力端子11よりパワーアンプを通じたアナログ音声信
号が供給されると、低音用コイルユニットのコイル5
に、その音声信号に応じた電流が流れ、磁気回路の空隙
において、センターポール部2aとプレート3との間の
磁束との作用(フレミングの左手の法則)により、ボイ
スコイルボビン4は、その中心軸に沿う方向に、電流に
応じて振動する。すなわち、低音用ボイスコイルは、ダ
イナミックスピーカの駆動原理により振動し、これによ
りコーン紙8が振動して中低音を放射する。
【0018】そして、低音用コイルユニットのコイル5
に音声信号電流が流れることにより、この音声信号電流
に応じた2次電流がショートコイル12に誘起され、こ
の誘導電流により、ショートコイル12、したがって、
振動板13が振動し、高音を放射する。すなわち、低音
用ボイスコイルのコイル5を1次コイルとして、2次コ
イルとしてのショートコイル12に電流が流れることに
より、電磁結合型として高音を発する。
に音声信号電流が流れることにより、この音声信号電流
に応じた2次電流がショートコイル12に誘起され、こ
の誘導電流により、ショートコイル12、したがって、
振動板13が振動し、高音を放射する。すなわち、低音
用ボイスコイルのコイル5を1次コイルとして、2次コ
イルとしてのショートコイル12に電流が流れることに
より、電磁結合型として高音を発する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】図15の構成のスピー
カ装置は、ダイナミック型と電磁結合型を組み合わせる
ことにより、スピーカとしての高音域での特性を改善す
る2ウエイ同軸型スピーカを実現することができるが、
中低音域に比べて高音の出力音圧レベルが十分には得ら
れず、周波数特性が高音域まで平坦な特性とすることは
できるないという問題がある。
カ装置は、ダイナミック型と電磁結合型を組み合わせる
ことにより、スピーカとしての高音域での特性を改善す
る2ウエイ同軸型スピーカを実現することができるが、
中低音域に比べて高音の出力音圧レベルが十分には得ら
れず、周波数特性が高音域まで平坦な特性とすることは
できるないという問題がある。
【0020】この発明は、以上の点にかんがみ、中低音
域から高音域にまで渡って周波数特性が平坦な2ウエイ
同軸型スピーカ装置を実現するようにすることを目的と
する。
域から高音域にまで渡って周波数特性が平坦な2ウエイ
同軸型スピーカ装置を実現するようにすることを目的と
する。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明によるスピーカ装置は、磁気回路中の空隙
の近傍に設けられ、入力音声信号に応じた電流が供給さ
れる1次コイルと、前記空隙内に配されて、前記1次コ
イルに流れる電流に応じた電流が誘起されるショートコ
イルからなる第1の2次コイルが形成される第1のコイ
ルユニットと、前記空隙内に配されて、前記1次コイル
に流れる電流に応じた電流が誘起されるショートコイル
からなる第2の2次コイルが形成される第2のコイルユ
ニットと、前記第1のコイルユニットに取り付けられる
低音用振動板と、前記第2のコイルユニットに取り付け
られる高音用振動板と、を備えることを特徴とする。
め、この発明によるスピーカ装置は、磁気回路中の空隙
の近傍に設けられ、入力音声信号に応じた電流が供給さ
れる1次コイルと、前記空隙内に配されて、前記1次コ
イルに流れる電流に応じた電流が誘起されるショートコ
イルからなる第1の2次コイルが形成される第1のコイ
ルユニットと、前記空隙内に配されて、前記1次コイル
に流れる電流に応じた電流が誘起されるショートコイル
からなる第2の2次コイルが形成される第2のコイルユ
ニットと、前記第1のコイルユニットに取り付けられる
低音用振動板と、前記第2のコイルユニットに取り付け
られる高音用振動板と、を備えることを特徴とする。
【0022】そして、前記1次コイルをデジタル信号で
駆動することにより、前記第1および第2の2次コイル
に、前記デジタル信号の各ビットの重みに応じた電流の
総和の電流がそれぞれ誘起され、当該誘起電流と、磁気
回路の空隙の磁束との相互作用により、フレミングの左
手の法則に応じてそれぞれ低音用振動板と、高音用振動
板とが振動し、全周波数帯域に渡って特性が平坦なスピ
ーカ装置が実現される。
駆動することにより、前記第1および第2の2次コイル
に、前記デジタル信号の各ビットの重みに応じた電流の
総和の電流がそれぞれ誘起され、当該誘起電流と、磁気
回路の空隙の磁束との相互作用により、フレミングの左
手の法則に応じてそれぞれ低音用振動板と、高音用振動
板とが振動し、全周波数帯域に渡って特性が平坦なスピ
ーカ装置が実現される。
【0023】音声信号をデジタル化する場合のサンプリ
ング周波数は、44.1kHzまたは48kHzという
ような、可聴周波数の上限と言われる20kHzの2倍
以上の高い周波数とされる。したがって、デジタル化さ
れる前の音声信号の数kHzないし1kHz以下という
ような低域成分も、デジタル音声信号としては20kH
zを超える高い周波数となる。
ング周波数は、44.1kHzまたは48kHzという
ような、可聴周波数の上限と言われる20kHzの2倍
以上の高い周波数とされる。したがって、デジタル化さ
れる前の音声信号の数kHzないし1kHz以下という
ような低域成分も、デジタル音声信号としては20kH
zを超える高い周波数となる。
【0024】また、電磁結合スピーカにおいて、スピー
カ感度の低下を来さないように磁気回路の空隙の長さを
小さくし、1次コイルおよび2次コイルのターン数を少
なくしても、1次コイルに流れる信号電流の周波数が2
0kHzを超えるような高い周波数のときには、その電
磁結合力が低下せず、音声の再生が可能となる。
カ感度の低下を来さないように磁気回路の空隙の長さを
小さくし、1次コイルおよび2次コイルのターン数を少
なくしても、1次コイルに流れる信号電流の周波数が2
0kHzを超えるような高い周波数のときには、その電
磁結合力が低下せず、音声の再生が可能となる。
【0025】そして、上記のように構成された、この発
明のスピーカ装置においては、1次コイルが、デジタル
音声信号によって駆動されるので、デジタル化される前
の音声信号の低域成分も、1次コイルに流れる信号電流
としては20kHzを超える高い周波数となる。したが
って、電磁結合型スピーカによって低域までの再生が可
能となる。
明のスピーカ装置においては、1次コイルが、デジタル
音声信号によって駆動されるので、デジタル化される前
の音声信号の低域成分も、1次コイルに流れる信号電流
としては20kHzを超える高い周波数となる。したが
って、電磁結合型スピーカによって低域までの再生が可
能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明によるスピーカ装
置の実施の形態を、図を参照しながら説明する。
置の実施の形態を、図を参照しながら説明する。
【0027】図1は、この発明によるスピーカ装置の一
実施の形態の構造の断面図を示すものである。この実施
の形態のスピーカ装置は、機構的には、高音だけでな
く、中低音も、電磁結合型により構成する。
実施の形態の構造の断面図を示すものである。この実施
の形態のスピーカ装置は、機構的には、高音だけでな
く、中低音も、電磁結合型により構成する。
【0028】この場合、電磁結合型スピーカ構造におい
て、駆動コイル(1次コイル)にアナログ音声信号を供
給した場合、音声の中低域では、1次コイルと、2次コ
イルとは誘導結合せず、低音は放射しないが、この実施
の形態では、駆動コイルには、可聴周波数以上、望まし
くは、可聴最高周波数の2倍以上のビットレートのデジ
タル音声信号を供給するように構成することにより、中
低音の放射も可能な電磁結合型スピーカ装置を実現する
ようにしている。
て、駆動コイル(1次コイル)にアナログ音声信号を供
給した場合、音声の中低域では、1次コイルと、2次コ
イルとは誘導結合せず、低音は放射しないが、この実施
の形態では、駆動コイルには、可聴周波数以上、望まし
くは、可聴最高周波数の2倍以上のビットレートのデジ
タル音声信号を供給するように構成することにより、中
低音の放射も可能な電磁結合型スピーカ装置を実現する
ようにしている。
【0029】図1に示すように、この例のスピーカ装置
は、円柱状のセンターポール部21aと円板状のフラン
ジ部21bとを備える第1のヨーク21と、第2のヨー
クを構成するドーナツ形状のプレート22と、第1のヨ
ーク21のフランジ部21bとプレート22との間に配
されるドーナツ形状のマグネット23と、プレート22
とセンターポール部21aとの間の空隙GPにより磁気
回路が構成される。
は、円柱状のセンターポール部21aと円板状のフラン
ジ部21bとを備える第1のヨーク21と、第2のヨー
クを構成するドーナツ形状のプレート22と、第1のヨ
ーク21のフランジ部21bとプレート22との間に配
されるドーナツ形状のマグネット23と、プレート22
とセンターポール部21aとの間の空隙GPにより磁気
回路が構成される。
【0030】そして、空隙GPを挟んで互いに対向する
センターポール部21aの外周面部と、プレート22の
内周面部との、どちらか一方あるいは双方に、1次コイ
ルとしての駆動コイルを配する。この実施例では、セン
ターポール部21aの外周面部とプレート22の内周面
部との双方に1次コイル24、25を配する。
センターポール部21aの外周面部と、プレート22の
内周面部との、どちらか一方あるいは双方に、1次コイ
ルとしての駆動コイルを配する。この実施例では、セン
ターポール部21aの外周面部とプレート22の内周面
部との双方に1次コイル24、25を配する。
【0031】この1次コイル24、25は、この例の場
合、その入力デジタル信号のビット数に応じた数のコイ
ル群からなる。例えば、入力デジタル信号が16ビット
/1サンプルであり、最上位ビットMSBがサインビッ
ト(正負ビット)とされている2’コンプリメントコー
ドの場合、基本的には、1次コイルとしてはビット数に
対応して15個のコイルが設けられるが、そのうちの、
例えば上位8ビットのうちのMSBを除く7ビットに対
応する7個のコイルからなる1群が1次コイル24とさ
れ、下位8ビットに対応する8個からなるコイルからな
る1群が1次コイル25として取り付けられる。
合、その入力デジタル信号のビット数に応じた数のコイ
ル群からなる。例えば、入力デジタル信号が16ビット
/1サンプルであり、最上位ビットMSBがサインビッ
ト(正負ビット)とされている2’コンプリメントコー
ドの場合、基本的には、1次コイルとしてはビット数に
対応して15個のコイルが設けられるが、そのうちの、
例えば上位8ビットのうちのMSBを除く7ビットに対
応する7個のコイルからなる1群が1次コイル24とさ
れ、下位8ビットに対応する8個からなるコイルからな
る1群が1次コイル25として取り付けられる。
【0032】そして、15個のコイルのそれぞれは、対
応する各ビットの重みに応じた巻数とされる。デジタル
音声信号が直線量子化されたものであった場合には、1
5個のコイルのターン数は、最下位ビットLSBから最
上位ビットMSBまでの各ビットに対応して等比級数的
に変化するものである。例えば、LSBに対応するコイ
ルが4ターンとした場合には、2SBに対応するコイル
は8ターン、3SBに対応するコイルは16ターン、4
SBに対応するコイルは32ターン、…というようにタ
ーン数が増えるものとなる。
応する各ビットの重みに応じた巻数とされる。デジタル
音声信号が直線量子化されたものであった場合には、1
5個のコイルのターン数は、最下位ビットLSBから最
上位ビットMSBまでの各ビットに対応して等比級数的
に変化するものである。例えば、LSBに対応するコイ
ルが4ターンとした場合には、2SBに対応するコイル
は8ターン、3SBに対応するコイルは16ターン、4
SBに対応するコイルは32ターン、…というようにタ
ーン数が増えるものとなる。
【0033】1次コイル24および25の例を、図2お
よび図3に示す。
よび図3に示す。
【0034】すなわち、図2に示すように、センターポ
ール部21aに設けられた1次コイル24は、それぞれ
ターン数の異なる7個のコイルLA〜LGからなり、各
コイルLA〜LGから、その巻き始めおよび巻き終りの
リード線の対37a〜37gが導出される。これらリー
ド線対37a〜37gは、第1の磁気ヨーク21のフラ
ンジ部21bに設けられた貫通孔34を通って、フラン
ジ部21bの裏側にまで延長される。そして、これらリ
ード線対37a〜37gのそれぞれは、フランジ部21
bの裏側に設けられた7個の入力端子38a〜38g
に、それぞれ接続される。
ール部21aに設けられた1次コイル24は、それぞれ
ターン数の異なる7個のコイルLA〜LGからなり、各
コイルLA〜LGから、その巻き始めおよび巻き終りの
リード線の対37a〜37gが導出される。これらリー
ド線対37a〜37gは、第1の磁気ヨーク21のフラ
ンジ部21bに設けられた貫通孔34を通って、フラン
ジ部21bの裏側にまで延長される。そして、これらリ
ード線対37a〜37gのそれぞれは、フランジ部21
bの裏側に設けられた7個の入力端子38a〜38g
に、それぞれ接続される。
【0035】この場合、リード線対37a〜37gから
の放熱のために、リード線対37a〜37gはセンター
ポール部21aの外表面に接着されて、第1の磁気ヨー
ク21のフランジ部21bの方向に導出される。
の放熱のために、リード線対37a〜37gはセンター
ポール部21aの外表面に接着されて、第1の磁気ヨー
ク21のフランジ部21bの方向に導出される。
【0036】また、図3に示すように、プレート22の
内周面に取り付けられた1次コイル25は、それぞれタ
ーン数の異なる8個のコイル25i〜24pからなり、
各コイルLI〜LPから、その巻き始めおよび巻き終り
のリード線の対37i〜37pが導出される。これらリ
ード線対37i〜37pは、プレート22とマグネット
23との間を通ってプレート22の外周面に取り付けら
れている入力端子38i〜38pに接続される。
内周面に取り付けられた1次コイル25は、それぞれタ
ーン数の異なる8個のコイル25i〜24pからなり、
各コイルLI〜LPから、その巻き始めおよび巻き終り
のリード線の対37i〜37pが導出される。これらリ
ード線対37i〜37pは、プレート22とマグネット
23との間を通ってプレート22の外周面に取り付けら
れている入力端子38i〜38pに接続される。
【0037】この場合も、プレート22およびマグネッ
ト23に接触してリード線対37i〜37pがプレート
22の外周面側に導出されるので、これらリード線対3
7i〜37pからの放熱が良好に行われる。
ト23に接触してリード線対37i〜37pがプレート
22の外周面側に導出されるので、これらリード線対3
7i〜37pからの放熱が良好に行われる。
【0038】そして、この実施の形態においては、空隙
GPの中に、1次コイル24、25と電磁結合する低音
用2次コイル26および高音用2次コイル27が挿入さ
れる。この例の場合、低音用の2次コイル26を構成す
るコイルユニットは、ショートコイル26Cのみからな
る。同じく高音用の2次コイル27を構成するコイルユ
ニットは、ショートコイル27Cのみからなる。この場
合、ショートコイル26Cおよび27Cは、それぞれ非
磁性体であり、かつ導電性の材料、例えばアルミニウム
が、円筒状に形成されて、1ターンのショートコイルと
されている。
GPの中に、1次コイル24、25と電磁結合する低音
用2次コイル26および高音用2次コイル27が挿入さ
れる。この例の場合、低音用の2次コイル26を構成す
るコイルユニットは、ショートコイル26Cのみからな
る。同じく高音用の2次コイル27を構成するコイルユ
ニットは、ショートコイル27Cのみからなる。この場
合、ショートコイル26Cおよび27Cは、それぞれ非
磁性体であり、かつ導電性の材料、例えばアルミニウム
が、円筒状に形成されて、1ターンのショートコイルと
されている。
【0039】すなわち、低音用のショートコイル26C
は、図4に示すようなアルミニウム板の円環により構成
される。また、高音用のショートコイル27Cは、同様
に図5に示すようなアルミニウムの円環により構成され
る。この例では、コイルボビンを省略して、ショートコ
イル26C、27Cのみにより低音用2次コイルユニッ
トおよび高音用2次コイルユニットを構成している。
は、図4に示すようなアルミニウム板の円環により構成
される。また、高音用のショートコイル27Cは、同様
に図5に示すようなアルミニウムの円環により構成され
る。この例では、コイルボビンを省略して、ショートコ
イル26C、27Cのみにより低音用2次コイルユニッ
トおよび高音用2次コイルユニットを構成している。
【0040】そして、低音用のショートコイル26C
は、ダンパー30を介してスピーカフレーム31に取り
付けられる。また、この低音用のショートコイル26C
には、中低音用の振動板の例としてのコーン紙29が取
り付けられる。コーン紙29は、エッジ29eを介し
て、ガスケット32によりスピーカフレーム31に取り
付けられる。
は、ダンパー30を介してスピーカフレーム31に取り
付けられる。また、この低音用のショートコイル26C
には、中低音用の振動板の例としてのコーン紙29が取
り付けられる。コーン紙29は、エッジ29eを介し
て、ガスケット32によりスピーカフレーム31に取り
付けられる。
【0041】また、高音用のショートコイル27Cに
は、図5に示すように、振動板28が取り付けられる。
この振動板28は、ショートコイル27Cと一体に形
成、あるいはショートコイル27Cとは別個のものを接
着や接合することにより、ショートコイル27Cと一体
的に設けられる。
は、図5に示すように、振動板28が取り付けられる。
この振動板28は、ショートコイル27Cと一体に形
成、あるいはショートコイル27Cとは別個のものを接
着や接合することにより、ショートコイル27Cと一体
的に設けられる。
【0042】高音用ショートコイル27Cは、センター
ポール21aの頭頂面に接着された支持ゴム板33に取
り付けられて、センターポール21aの軸方向に移動可
能なように構成される。
ポール21aの頭頂面に接着された支持ゴム板33に取
り付けられて、センターポール21aの軸方向に移動可
能なように構成される。
【0043】なお、紙などの非磁性体、かつ非導電性の
材料によりコイルボビンを構成し、このコイルボビンに
1ターン、あるいは数ターンのコイルを巻回し、そのコ
イル両端をショートするようにして、2次コイル26、
27をそれぞれ形成して、それぞれ2次コイルユニット
を構成したり、非磁性体であり、かつ導電性の材料から
なる円環をボビンに嵌め込んで2次コイルユニットを形
成するようにすることも、もちろんできる。
材料によりコイルボビンを構成し、このコイルボビンに
1ターン、あるいは数ターンのコイルを巻回し、そのコ
イル両端をショートするようにして、2次コイル26、
27をそれぞれ形成して、それぞれ2次コイルユニット
を構成したり、非磁性体であり、かつ導電性の材料から
なる円環をボビンに嵌め込んで2次コイルユニットを形
成するようにすることも、もちろんできる。
【0044】この例のスピーカ装置の組み立て方法につ
いて、以下に説明する。
いて、以下に説明する。
【0045】第2図、第3図に示した1次コイル24、
25を、センターポール部21aの上方の外周面と、プ
レート22の内周面に接着する。
25を、センターポール部21aの上方の外周面と、プ
レート22の内周面に接着する。
【0046】次に、各コイルのリード線対37a〜37
gおよび37i〜37pを、ヨーク21の裏面側および
プレート22の下側に引き出して、入力端子38a〜3
8gおよび38i〜38pに半田付けし、また、リード
線をヨーク21および22に接着剤で固定する。以上の
2個の1次コイル24、25の固定は磁気回路の組立の
前工程で行うようにする。
gおよび37i〜37pを、ヨーク21の裏面側および
プレート22の下側に引き出して、入力端子38a〜3
8gおよび38i〜38pに半田付けし、また、リード
線をヨーク21および22に接着剤で固定する。以上の
2個の1次コイル24、25の固定は磁気回路の組立の
前工程で行うようにする。
【0047】次に、ヨーク21のフランジ部21bの前
面に接着剤を塗布し、マグネット23を乗せ、マグネッ
ト23の内径と、フランジ部21の前面の段差として形
成されているマグネットガイド35の外径とが係合する
ようにして、センターポール部21aとマグネット23
の中心がほぼ一致するようにする。
面に接着剤を塗布し、マグネット23を乗せ、マグネッ
ト23の内径と、フランジ部21の前面の段差として形
成されているマグネットガイド35の外径とが係合する
ようにして、センターポール部21aとマグネット23
の中心がほぼ一致するようにする。
【0048】次に、マグネット23の上面に接着剤を塗
布してプレート22を乗せる。そして、プレート22の
内径とセンターポール部21aの外径が同心円状になる
ようにギャップガイドと呼ばれる治具を入れる。
布してプレート22を乗せる。そして、プレート22の
内径とセンターポール部21aの外径が同心円状になる
ようにギャップガイドと呼ばれる治具を入れる。
【0049】スピーカフレーム31は、あらかじめプレ
ート22にカシメなどの手段にて取り付けておく。ある
いは、磁気回路の完成後に、ネジなどの手段にて、スピ
ーカフレーム31をプレート22に取り付けても良い。
ート22にカシメなどの手段にて取り付けておく。ある
いは、磁気回路の完成後に、ネジなどの手段にて、スピ
ーカフレーム31をプレート22に取り付けても良い。
【0050】プレート22とマグネット23との間の接
着剤の乾燥後、ギャップガイドをセンターポール部21
aより引き抜く。これでスピーカの本体は完成である。
着剤の乾燥後、ギャップガイドをセンターポール部21
aより引き抜く。これでスピーカの本体は完成である。
【0051】次に、低音用の2次コイル26を構成する
ショートコイル26Cと、コイルスペーサと呼ばれる治
具を用意し、低音用ショートコイル26Cの内径にコイ
ルスペーサを差し込んで、低音用ショートコイル26の
位置が磁気回路の空隙GP内の所定の位置にくるように
調整して、低音用ショートコイル26Cを入れたまま、
コイルスペーサをセンターポール部21aに差し込む。
ショートコイル26Cと、コイルスペーサと呼ばれる治
具を用意し、低音用ショートコイル26Cの内径にコイ
ルスペーサを差し込んで、低音用ショートコイル26の
位置が磁気回路の空隙GP内の所定の位置にくるように
調整して、低音用ショートコイル26Cを入れたまま、
コイルスペーサをセンターポール部21aに差し込む。
【0052】この状態でダンパー30の外周部をスピー
カフレーム31に接着すると共に、ダンパー30の内周
部を低音用ショートコイル26Cの外径に接着する。そ
して、エッジ29e付きのコーン紙29の外周部をガス
ケット32を介してスピーカフレーム31の外周部に接
着する。また、コーン紙29の内周部を低音用ショート
コイル26Cの外径部に接着する。そして、接着剤が乾
燥した後、コイルスペーサをセンターポール部21aか
ら引き抜く。
カフレーム31に接着すると共に、ダンパー30の内周
部を低音用ショートコイル26Cの外径に接着する。そ
して、エッジ29e付きのコーン紙29の外周部をガス
ケット32を介してスピーカフレーム31の外周部に接
着する。また、コーン紙29の内周部を低音用ショート
コイル26Cの外径部に接着する。そして、接着剤が乾
燥した後、コイルスペーサをセンターポール部21aか
ら引き抜く。
【0053】次に、高音用振動板28と高音用ショート
コイル27Cが一体になっている部品の内側の所定の位
置に支持ゴム板33を接着する。そして、高音用ショー
トコイル27Cの外側と低音用ショートコイル26Cの
内側に入るコイルスペーサを用意し、センターポール部
21aの頭頂部上に接着剤を塗布した状態で、高音用シ
ョートコイル27Cの外径側にコイルスペーサを入れた
ものを、高音用ショートコイル27Cが空隙GPの所定
の位置にくるように調整して低音用ショートコイル26
Cの内側に入れ、接着剤を乾燥させる。
コイル27Cが一体になっている部品の内側の所定の位
置に支持ゴム板33を接着する。そして、高音用ショー
トコイル27Cの外側と低音用ショートコイル26Cの
内側に入るコイルスペーサを用意し、センターポール部
21aの頭頂部上に接着剤を塗布した状態で、高音用シ
ョートコイル27Cの外径側にコイルスペーサを入れた
ものを、高音用ショートコイル27Cが空隙GPの所定
の位置にくるように調整して低音用ショートコイル26
Cの内側に入れ、接着剤を乾燥させる。
【0054】接着剤の乾燥後、コイルスペーサを抜い
て、キャップ36をコーン紙29の頂部か、或いは低音
用ショートコイル26Cの先端に接着する。キャップ3
6は振動板28から高音が放射されるので、通気性の良
い材質で構成されており、例えば、薄い布製とされてい
る。接着剤の乾燥後、マグネット23が着磁されて、ス
ピーカ装置は完成となる。
て、キャップ36をコーン紙29の頂部か、或いは低音
用ショートコイル26Cの先端に接着する。キャップ3
6は振動板28から高音が放射されるので、通気性の良
い材質で構成されており、例えば、薄い布製とされてい
る。接着剤の乾燥後、マグネット23が着磁されて、ス
ピーカ装置は完成となる。
【0055】このスピーカ装置の入力端子38a〜38
gおよび38i〜38pに、デジタル信号の各ビットに
応じた信号入力を加えれば、1次コイル24、25に流
れる電流に応じて、2次コイルとしてのショートコイル
26C、27Cに電流が誘起され、空隙GP内の磁束と
の相互作用により、フレミングの左手の法則によって2
次コイル26、27が上下に振動する。この場合、デジ
タル信号の変化周期は、そのサンプリング周波数である
44.1kHzまたは48kHzであり、低音用の2次
コイル26と1次コイル24、25との誘導結合力は、
低下せず、低音の再生が可能である。そして、この場合
のスピーカ装置は、低中音と高音とが、共に電磁結合型
で構成されており、低音から高音まで、周波数特性が平
坦なスピーカ装置が実現できる。
gおよび38i〜38pに、デジタル信号の各ビットに
応じた信号入力を加えれば、1次コイル24、25に流
れる電流に応じて、2次コイルとしてのショートコイル
26C、27Cに電流が誘起され、空隙GP内の磁束と
の相互作用により、フレミングの左手の法則によって2
次コイル26、27が上下に振動する。この場合、デジ
タル信号の変化周期は、そのサンプリング周波数である
44.1kHzまたは48kHzであり、低音用の2次
コイル26と1次コイル24、25との誘導結合力は、
低下せず、低音の再生が可能である。そして、この場合
のスピーカ装置は、低中音と高音とが、共に電磁結合型
で構成されており、低音から高音まで、周波数特性が平
坦なスピーカ装置が実現できる。
【0056】次に、この発明によるスピーカ装置を用い
た音声再生システムの一例を、図6に示す。この図6の
例は、デジタル音声出力装置からのデジタル音声信号に
よって音声を再生する場合である。
た音声再生システムの一例を、図6に示す。この図6の
例は、デジタル音声出力装置からのデジタル音声信号に
よって音声を再生する場合である。
【0057】デジタル音声出力装置210は、CDプレ
ーヤやDAT(デジタルオーディオテープレコーダ)な
どで、そのデジタル出力端子から、例えば44.1kH
zまたは48kHzのサンプリング周波数で16ビット
にデジタル化された、左右チャンネルの音声信号からな
るステレオ音声信号が、左右の音声データにつき1サン
プルごとに交互に、シリアルデータとして出力される。
ーヤやDAT(デジタルオーディオテープレコーダ)な
どで、そのデジタル出力端子から、例えば44.1kH
zまたは48kHzのサンプリング周波数で16ビット
にデジタル化された、左右チャンネルの音声信号からな
るステレオ音声信号が、左右の音声データにつき1サン
プルごとに交互に、シリアルデータとして出力される。
【0058】このデジタル音声出力装置210からのシ
リアルデータの16ビットのデジタル音声信号が、シリ
アルパラレル変換器220に供給されて、シリアルパラ
レル変換器220において、左右チャンネルのデジタル
音声信号が分離されるとともに、それぞれがパラレルデ
ータに変換され、そのパラレルデータとされた16ビッ
トの左右のデジタル音声信号が、左右チャンネル用のス
ピーカ装置100L,100Rに供給される。
リアルデータの16ビットのデジタル音声信号が、シリ
アルパラレル変換器220に供給されて、シリアルパラ
レル変換器220において、左右チャンネルのデジタル
音声信号が分離されるとともに、それぞれがパラレルデ
ータに変換され、そのパラレルデータとされた16ビッ
トの左右のデジタル音声信号が、左右チャンネル用のス
ピーカ装置100L,100Rに供給される。
【0059】なお、図示しなかったが、シリアルパラレ
ル変換器220では、ビットレートのクロックが得ら
れ、このビットレートのクロックがデコーダ70に供給
されている。
ル変換器220では、ビットレートのクロックが得ら
れ、このビットレートのクロックがデコーダ70に供給
されている。
【0060】スピーカ装置100L,100Rは、この
例では、それぞれ、デコーダ70、スピーカ駆動回路4
0およびスピーカユニット110を備える。スピーカユ
ニット110は、前述の図1〜図5を用いて説明したス
ピーカ装置が用いられる。
例では、それぞれ、デコーダ70、スピーカ駆動回路4
0およびスピーカユニット110を備える。スピーカユ
ニット110は、前述の図1〜図5を用いて説明したス
ピーカ装置が用いられる。
【0061】そして、この例の場合、スピーカ装置10
0L,100Rにおいては、それぞれ、デコーダ70に
おいて、シリアルパラレル変換器220からのパラレル
データとされた16ビットの左右のデジタル音声信号か
ら、後述するような制御信号が生成され、その制御信号
がスピーカ駆動回路40に供給されて、スピーカ駆動回
路40により、スピーカユニット110の1次コイル2
4,25が駆動される。
0L,100Rにおいては、それぞれ、デコーダ70に
おいて、シリアルパラレル変換器220からのパラレル
データとされた16ビットの左右のデジタル音声信号か
ら、後述するような制御信号が生成され、その制御信号
がスピーカ駆動回路40に供給されて、スピーカ駆動回
路40により、スピーカユニット110の1次コイル2
4,25が駆動される。
【0062】そして、1次コイル24、25を複数のコ
イルで構成する場合、16ビットのデジタル音声信号
が、図7に示すような2’コンプリメントコードである
ときには、そのMSB(最上位ビット)をサインビット
として、前述したように、また、図7および図8に示す
ように、1次コイル24、25を15個のコイル1A〜
1G,1O〜1Pで構成する。そして、コイルLAをL
SB(最下位ビット)に対応させて、例えば2ターンと
し、以下、コイルLB,LC,LD,LE,LF,L
G,LI,LJ,LK,LL,LM,LN,LO,LP
を、15SB,14SB,13SB,12SB,11S
B,10SB,9SB,8SB,7SB,6SB,5S
B,4SB,3SB,2SBに対応させて、それぞれ4
ターン、8ターン、16ターン…というように、一つ下
位のビットに対応するコイルのターン数の2倍のターン
数とする。
イルで構成する場合、16ビットのデジタル音声信号
が、図7に示すような2’コンプリメントコードである
ときには、そのMSB(最上位ビット)をサインビット
として、前述したように、また、図7および図8に示す
ように、1次コイル24、25を15個のコイル1A〜
1G,1O〜1Pで構成する。そして、コイルLAをL
SB(最下位ビット)に対応させて、例えば2ターンと
し、以下、コイルLB,LC,LD,LE,LF,L
G,LI,LJ,LK,LL,LM,LN,LO,LP
を、15SB,14SB,13SB,12SB,11S
B,10SB,9SB,8SB,7SB,6SB,5S
B,4SB,3SB,2SBに対応させて、それぞれ4
ターン、8ターン、16ターン…というように、一つ下
位のビットに対応するコイルのターン数の2倍のターン
数とする。
【0063】なお、アナログ音声信号が非直線量子化さ
れて、デジタル音声信号に変換された場合には、1次コ
イル24、25を構成する複数のコイルのターン数は、
前記のように、等比級数的に変化するのではなく、当該
非直線量子化の非直線特性に応じて変化するものとす
る。
れて、デジタル音声信号に変換された場合には、1次コ
イル24、25を構成する複数のコイルのターン数は、
前記のように、等比級数的に変化するのではなく、当該
非直線量子化の非直線特性に応じて変化するものとす
る。
【0064】図9は、図6に示したデコーダ70および
スピーカ駆動回路40の部分の一例を示し、スピーカ駆
動回路40は、1次コイル24、25の15個のコイル
LA〜LG,LI〜LPに対応して15個のコイル駆動
回路40A〜40G,40I〜40Pを有する。
スピーカ駆動回路40の部分の一例を示し、スピーカ駆
動回路40は、1次コイル24、25の15個のコイル
LA〜LG,LI〜LPに対応して15個のコイル駆動
回路40A〜40G,40I〜40Pを有する。
【0065】そして、それぞれのコイル駆動回路40A
〜40G,40I〜40Pは、定電流源41と、それぞ
れスイッチング素子としての4個のFET51〜54
と、対応するコイルとがブリッジ接続されて構成され、
FET51,53がオン、FET52,54がオフとさ
れるときには、定電流源41の電流Iaが、対応する1
次コイルにプラス方向に流れ、FET51,53がオ
フ、FET52,54がオンとされるときには、定電流
源41の電流Iaが、対応する1次コイルにマイナス方
向に流れるようにされる。
〜40G,40I〜40Pは、定電流源41と、それぞ
れスイッチング素子としての4個のFET51〜54
と、対応するコイルとがブリッジ接続されて構成され、
FET51,53がオン、FET52,54がオフとさ
れるときには、定電流源41の電流Iaが、対応する1
次コイルにプラス方向に流れ、FET51,53がオ
フ、FET52,54がオンとされるときには、定電流
源41の電流Iaが、対応する1次コイルにマイナス方
向に流れるようにされる。
【0066】コイル駆動回路40A〜40G,40I〜
40Pの定電流源41の電流は、すべて電流Iaで示す
ように等しい電流値にされる。同一のコイル駆動回路に
おいて、FET51〜54がすべてオンまたはオフとさ
れるときには、対応するコイルに電流は流れない。
40Pの定電流源41の電流は、すべて電流Iaで示す
ように等しい電流値にされる。同一のコイル駆動回路に
おいて、FET51〜54がすべてオンまたはオフとさ
れるときには、対応するコイルに電流は流れない。
【0067】デコーダ70は、1次コイル24、25の
15個のコイルLA〜LG,LI〜LPに対応して、す
なわちデジタル音声信号のMSBを除く15ビットに対
応して、15個の制御信号生成回路70A〜70G,7
0I〜70Pを有し、それぞれの制御信号生成回路70
A〜70G,70I〜70Pからは、シリアルパラレル
変換器220からのパラレルデータとされたデジタル音
声信号のMSBと、それぞれの制御信号生成回路70A
〜70G,70I〜70Pに対応する下位ビット(LS
B〜2SB)とから、それぞれ後述するような4個の制
御信号G1〜G4が得られ、その制御信号G1〜G4
が、スピーカ駆動回路40の対応するコイル駆動回路の
FET51〜54のゲートに供給される。
15個のコイルLA〜LG,LI〜LPに対応して、す
なわちデジタル音声信号のMSBを除く15ビットに対
応して、15個の制御信号生成回路70A〜70G,7
0I〜70Pを有し、それぞれの制御信号生成回路70
A〜70G,70I〜70Pからは、シリアルパラレル
変換器220からのパラレルデータとされたデジタル音
声信号のMSBと、それぞれの制御信号生成回路70A
〜70G,70I〜70Pに対応する下位ビット(LS
B〜2SB)とから、それぞれ後述するような4個の制
御信号G1〜G4が得られ、その制御信号G1〜G4
が、スピーカ駆動回路40の対応するコイル駆動回路の
FET51〜54のゲートに供給される。
【0068】4個の制御信号G1〜G4は、入力デジタ
ル音声信号のMSBが0で、対応する下位ビットが1の
ときには、制御信号G1,G3がFET51,53をオ
ンにするレベル、制御信号G2,G4がFET52,5
4をオフにするレベルとなり、対応する1次コイルに、
プラス方向に電流Iaが流れる。一方、デジタル音声信
号のMSBが1で、対応する下位ビットが0のときに
は、制御信号G1,G3がFET51,53をオフにす
るレベル、制御信号G2,G4がFET52,54をオ
ンにするレベルとなり、対応する1次コイルには、上記
と逆向きのマイナス方向に電流Iaが流れる。
ル音声信号のMSBが0で、対応する下位ビットが1の
ときには、制御信号G1,G3がFET51,53をオ
ンにするレベル、制御信号G2,G4がFET52,5
4をオフにするレベルとなり、対応する1次コイルに、
プラス方向に電流Iaが流れる。一方、デジタル音声信
号のMSBが1で、対応する下位ビットが0のときに
は、制御信号G1,G3がFET51,53をオフにす
るレベル、制御信号G2,G4がFET52,54をオ
ンにするレベルとなり、対応する1次コイルには、上記
と逆向きのマイナス方向に電流Iaが流れる。
【0069】また、デジタル音声信号のMSBが0で、
対応する下位ビットも0のとき、または、MSBが1
で、対応する下位ビットも1のときには、制御信号G1
〜G4がFET51〜54をオフにするレベルとなり、
1次コイルには電流は流れない。
対応する下位ビットも0のとき、または、MSBが1
で、対応する下位ビットも1のときには、制御信号G1
〜G4がFET51〜54をオフにするレベルとなり、
1次コイルには電流は流れない。
【0070】なお、制御信号G1〜G4がFET51〜
54をすべてオンとすることにより、1次コイルに電流
を流さないようにすることもできる。その場合には、回
路には常時電流が流れることになり、安定な動作を行う
ことができる。
54をすべてオンとすることにより、1次コイルに電流
を流さないようにすることもできる。その場合には、回
路には常時電流が流れることになり、安定な動作を行う
ことができる。
【0071】電磁結合スピーカの振動系の駆動力Fは、
2次コイルに誘起される2次電流iと、磁気回路の空隙
に生じる磁束の密度Bと、磁気回路の空隙内にある2次
コイルの長さLとの積として、F=BLiで表され、磁
束密度Bおよび長さLは一定であるので、振動系の駆動
力Fは、2次コイルに誘起される2次電流iに比例する
ことになる。そして、2次コイルに誘起される2次電流
iは、1次コイルに流れる信号電流と1次コイルのター
ン数との積に比例する。
2次コイルに誘起される2次電流iと、磁気回路の空隙
に生じる磁束の密度Bと、磁気回路の空隙内にある2次
コイルの長さLとの積として、F=BLiで表され、磁
束密度Bおよび長さLは一定であるので、振動系の駆動
力Fは、2次コイルに誘起される2次電流iに比例する
ことになる。そして、2次コイルに誘起される2次電流
iは、1次コイルに流れる信号電流と1次コイルのター
ン数との積に比例する。
【0072】そして、上述した例では、1次コイル2
4、25の各コイルLA〜LG,LI〜LPのターン数
が、入力デジタル音声信号のMSBを除く各ビットの重
みに比例したターン数とされることにより、ある1次コ
イルに信号電流として電流Iaが流れるとき、2次コイ
ル26、27を構成するショートコイル26C、27C
には、デジタル音声信号のMSBの値に応じた方向の、
その1次コイルに対応するビットの重みに比例した電流
値の2次電流が誘起される。
4、25の各コイルLA〜LG,LI〜LPのターン数
が、入力デジタル音声信号のMSBを除く各ビットの重
みに比例したターン数とされることにより、ある1次コ
イルに信号電流として電流Iaが流れるとき、2次コイ
ル26、27を構成するショートコイル26C、27C
には、デジタル音声信号のMSBの値に応じた方向の、
その1次コイルに対応するビットの重みに比例した電流
値の2次電流が誘起される。
【0073】したがって、2次コイルであるショートコ
イル26が固定された振動板であるコーン紙29および
2次コイルであるショートコイル27に固定された振動
板28が、入力デジタル音声信号のMSBの値に応じた
方向に、その1次コイルに対応するビットの重みに比例
した量だけ振動し、スピーカユニット110において、
入力デジタル音声信号に忠実に音声が再生されることに
なる。
イル26が固定された振動板であるコーン紙29および
2次コイルであるショートコイル27に固定された振動
板28が、入力デジタル音声信号のMSBの値に応じた
方向に、その1次コイルに対応するビットの重みに比例
した量だけ振動し、スピーカユニット110において、
入力デジタル音声信号に忠実に音声が再生されることに
なる。
【0074】この場合、入力デジタル音声信号は、4
4.1kHzまたは48kHzのサンプリング周波数で
デジタル化されたもので、1次コイル24、25の各コ
イルLA〜LG,LI〜LPは、同じサンプリング周波
数のデジタル信号で駆動されるので、デジタル化される
前の音声信号の低域成分も、1次コイル24、25の各
コイルLA〜LG,LI〜LPに流れる信号電流として
は20kHzを超える高い周波数となる。したがって、
電磁結合スピーカであるスピーカユニット110によっ
て低域までの再生が可能となり、第1および第2の2次
コイル26、27により、2ウエイ同軸スピーカ構造で
あるこの例のスピーカ装置により、低音から高音までの
周波数特性が平坦なスピーカ装置を実現することができ
る。
4.1kHzまたは48kHzのサンプリング周波数で
デジタル化されたもので、1次コイル24、25の各コ
イルLA〜LG,LI〜LPは、同じサンプリング周波
数のデジタル信号で駆動されるので、デジタル化される
前の音声信号の低域成分も、1次コイル24、25の各
コイルLA〜LG,LI〜LPに流れる信号電流として
は20kHzを超える高い周波数となる。したがって、
電磁結合スピーカであるスピーカユニット110によっ
て低域までの再生が可能となり、第1および第2の2次
コイル26、27により、2ウエイ同軸スピーカ構造で
あるこの例のスピーカ装置により、低音から高音までの
周波数特性が平坦なスピーカ装置を実現することができ
る。
【0075】一般のスピーカと同様に、スピーカユニッ
ト110の振動系は、高域には反応しにくく、特に20
kHzを超えるような高い周波数の成分はほとんど再生
しない。したがって、1次コイル24、25の各コイル
LA〜LG,LI〜LPが44.1kHzまたは48k
Hzのサンプリング周波数のデジタル信号で駆動されて
も、そのサンプリング周波数成分はほとんど再生されな
い。かりに微小な音圧で再生されても、20kHzを超
える音は人間の耳でほとんど聞き取ることができないの
で、音楽を聴く時などでも支障を生じない。
ト110の振動系は、高域には反応しにくく、特に20
kHzを超えるような高い周波数の成分はほとんど再生
しない。したがって、1次コイル24、25の各コイル
LA〜LG,LI〜LPが44.1kHzまたは48k
Hzのサンプリング周波数のデジタル信号で駆動されて
も、そのサンプリング周波数成分はほとんど再生されな
い。かりに微小な音圧で再生されても、20kHzを超
える音は人間の耳でほとんど聞き取ることができないの
で、音楽を聴く時などでも支障を生じない。
【0076】また、20kHz以上を阻止帯域とするメ
カニカルフィルタを、意図的に形成して、スピーカユニ
ット110に組み込むことも容易である。
カニカルフィルタを、意図的に形成して、スピーカユニ
ット110に組み込むことも容易である。
【0077】しかも、D/A変換器およびパワーアンプ
を使用しないで、デジタル音声信号によって直接、音声
を再生する、歪みの小さい、最大出力の大きいスピーカ
装置を実現することができる。
を使用しないで、デジタル音声信号によって直接、音声
を再生する、歪みの小さい、最大出力の大きいスピーカ
装置を実現することができる。
【0078】なお、コイル駆動回路40A〜40G,4
0I〜40Pのスイッチング素子としては、FETに限
らず、高速で動作する他の素子を用いることができる。
0I〜40Pのスイッチング素子としては、FETに限
らず、高速で動作する他の素子を用いることができる。
【0079】上述した例は、1次コイル24、25を構
成する各コイルLA〜LG,LI〜LPのターン数を、
入力デジタル音声信号のMSBを除く各ビットの重みに
比例したターン数とすることによって、入力デジタル音
声信号の各ビットの重みの違いを再生する場合である
が、各コイルLA〜LG,LI〜LPのターン数は同一
にして、これに対応する各コイル駆動回路40A〜40
G,40I〜40Pの定電流源の電流値を変えることに
よって、入力デジタル音声信号の各ビットの重みの違い
を再生することもできる。
成する各コイルLA〜LG,LI〜LPのターン数を、
入力デジタル音声信号のMSBを除く各ビットの重みに
比例したターン数とすることによって、入力デジタル音
声信号の各ビットの重みの違いを再生する場合である
が、各コイルLA〜LG,LI〜LPのターン数は同一
にして、これに対応する各コイル駆動回路40A〜40
G,40I〜40Pの定電流源の電流値を変えることに
よって、入力デジタル音声信号の各ビットの重みの違い
を再生することもできる。
【0080】図10は、この場合の例を示し、1次コイ
ル24、25を構成する15個のコイルLA〜LG,L
I〜LPは、すべて同一のターン数、例えば50ターン
とされるとともに、コイルLA〜LG,LI〜LPに対
応するコイル駆動回路40A〜40G,40I〜40P
の定電流源4LA〜41G,41I〜41Pの電流Ia
〜Ig,Ii〜Ipが後述するように変えられる。その
ほかは、図9の例と同じである。
ル24、25を構成する15個のコイルLA〜LG,L
I〜LPは、すべて同一のターン数、例えば50ターン
とされるとともに、コイルLA〜LG,LI〜LPに対
応するコイル駆動回路40A〜40G,40I〜40P
の定電流源4LA〜41G,41I〜41Pの電流Ia
〜Ig,Ii〜Ipが後述するように変えられる。その
ほかは、図9の例と同じである。
【0081】上述したように、スピーカユニット110
の振動系の駆動力Fは、2次コイルに誘起される2次電
流iに比例し、その2次電流iは、1次コイルに流れる
信号電流と1次コイルのターン数(インピーダンス)と
の積に比例する。
の振動系の駆動力Fは、2次コイルに誘起される2次電
流iに比例し、その2次電流iは、1次コイルに流れる
信号電流と1次コイルのターン数(インピーダンス)と
の積に比例する。
【0082】そのため、この例では、図10では省略し
ているが、図7および図8に示したようにデジタル音声
信号の15SBに対応するコイルLBに対応するコイル
駆動回路の定電流源の電流Ibは、デジタル音声信号の
LSBに対応するコイルLAに対応するコイル駆動回路
40Aの定電流源41Aの電流Iaの2倍とされる。す
なわち、Ib=2・Iaとされる。
ているが、図7および図8に示したようにデジタル音声
信号の15SBに対応するコイルLBに対応するコイル
駆動回路の定電流源の電流Ibは、デジタル音声信号の
LSBに対応するコイルLAに対応するコイル駆動回路
40Aの定電流源41Aの電流Iaの2倍とされる。す
なわち、Ib=2・Iaとされる。
【0083】以下、デジタル音声信号の14SB,13
SB,12SB,…に対応するコイルLC,LD,L
E,…に対応するコイル駆動回路の定電流源の電流I
c,Id,Ie,…は、電流Ib,Ic,Id,…の2
倍とされる。
SB,12SB,…に対応するコイルLC,LD,L
E,…に対応するコイル駆動回路の定電流源の電流I
c,Id,Ie,…は、電流Ib,Ic,Id,…の2
倍とされる。
【0084】したがって、図9の例と同様に、スピーカ
ユニット110において、振動板29、28が、デジタ
ル音声信号のMSBの値に応じた方向に、信号電流が流
れる1次コイルに対応するビットの重みに比例した量だ
け振動し、入力デジタル音声信号に忠実に音声が再生さ
れる。
ユニット110において、振動板29、28が、デジタ
ル音声信号のMSBの値に応じた方向に、信号電流が流
れる1次コイルに対応するビットの重みに比例した量だ
け振動し、入力デジタル音声信号に忠実に音声が再生さ
れる。
【0085】さらに、このように定電流源の電流値を変
えることによってデジタル音声信号の各ビットの重みの
違いを再生する場合には、1次コイルとしての駆動コイ
ルを一つにすることができる。この場合の1次コイル
は、センターポール部21aあるいはプレート22のど
ちらか一方に取り付けられる。
えることによってデジタル音声信号の各ビットの重みの
違いを再生する場合には、1次コイルとしての駆動コイ
ルを一つにすることができる。この場合の1次コイル
は、センターポール部21aあるいはプレート22のど
ちらか一方に取り付けられる。
【0086】図11は、その場合の例を示す。ただし、
この例は、入力デジタル音声信号、すなわち、シリアル
パラレル変換器220からのパラレルデータとされた1
6ビットのデジタル音声信号が自然2進符号である場合
である。
この例は、入力デジタル音声信号、すなわち、シリアル
パラレル変換器220からのパラレルデータとされた1
6ビットのデジタル音声信号が自然2進符号である場合
である。
【0087】この例では、1次コイル111が1個のコ
イルで構成されるとともに、その1次コイル111に対
して、それぞれ後述するような電流Ia,Ib,…,I
pの定電流源61A,61B,…,61Pが、それぞれ
スイッチ回路62A,62B,…,62Pを介して接続
され、スイッチ回路62A,62B,…,62Pが、シ
リアルパラレル変換器220からのデジタル音声信号の
対応するビットのデータによって切り換えられる。
イルで構成されるとともに、その1次コイル111に対
して、それぞれ後述するような電流Ia,Ib,…,I
pの定電流源61A,61B,…,61Pが、それぞれ
スイッチ回路62A,62B,…,62Pを介して接続
され、スイッチ回路62A,62B,…,62Pが、シ
リアルパラレル変換器220からのデジタル音声信号の
対応するビットのデータによって切り換えられる。
【0088】すなわち、入力デジタル音声信号の、ある
ビットが1のときには、対応するスイッチ回路がオンと
なって、1次コイル111に、対応する定電流源の電流
が流れる。そして、定電流源61Bの電流Ibは、定電
流源61Aの電流Iaの2倍とされ、以下、デジタル音
声信号の各ビットに対応する定電流源の電流は、一つ下
位のビットに対応する定電流源の電流の2倍とされる。
ビットが1のときには、対応するスイッチ回路がオンと
なって、1次コイル111に、対応する定電流源の電流
が流れる。そして、定電流源61Bの電流Ibは、定電
流源61Aの電流Iaの2倍とされ、以下、デジタル音
声信号の各ビットに対応する定電流源の電流は、一つ下
位のビットに対応する定電流源の電流の2倍とされる。
【0089】したがって、この例では、スピーカユニッ
ト110において、振動板28、29が、一方向に、入
力デジタル音声信号の各ビットの重みに比例した量だけ
振動し、入力デジタル音声信号に忠実に音声が再生され
る。
ト110において、振動板28、29が、一方向に、入
力デジタル音声信号の各ビットの重みに比例した量だけ
振動し、入力デジタル音声信号に忠実に音声が再生され
る。
【0090】なお、1次コイル111は一個ではなく、
ターン数が同じコイルを2個以上設け、16ビットの各
ビットに対応する電流を、対応する個数のグループに分
け、各グループの電流を、一つのコイルに対して流すよ
うに構成することもできる。例えば、センターポール部
21aに設けた1個のコイルと、プレート22に設けた
1個のコイルとにより、1次コイルを構成し、一方、デ
ジタル信号を上位8ビットと下位8ビットとに分けて、
それぞれに対応する電流のグループを、前記の2つのコ
イルに流すような構成とすることができる。
ターン数が同じコイルを2個以上設け、16ビットの各
ビットに対応する電流を、対応する個数のグループに分
け、各グループの電流を、一つのコイルに対して流すよ
うに構成することもできる。例えば、センターポール部
21aに設けた1個のコイルと、プレート22に設けた
1個のコイルとにより、1次コイルを構成し、一方、デ
ジタル信号を上位8ビットと下位8ビットとに分けて、
それぞれに対応する電流のグループを、前記の2つのコ
イルに流すような構成とすることができる。
【0091】なお、入力デジタル音声信号が2’コンプ
リメントコードである場合でも、図10に示したような
コイル駆動回路40A〜40P自体が、デジタル音声信
号の対応するビットのデータによって切り換えられるよ
うにすることによって、一次コイル111を一つにする
ことができる。
リメントコードである場合でも、図10に示したような
コイル駆動回路40A〜40P自体が、デジタル音声信
号の対応するビットのデータによって切り換えられるよ
うにすることによって、一次コイル111を一つにする
ことができる。
【0092】さらに、複数の1次コイルのターン数の違
いと複数の定電流源の電流値の違いとの組み合わせによ
って、デジタル音声信号の各ビットの重みの違いを再生
することもできる。
いと複数の定電流源の電流値の違いとの組み合わせによ
って、デジタル音声信号の各ビットの重みの違いを再生
することもできる。
【0093】図12は、その場合の例を示す。ただし、
この例は、入力デジタル音声信号、すなわち、シリアル
パラレル変換器220からのパラレルデータとされた1
6ビットのデジタル音声信号が自然2進符号である場合
である。
この例は、入力デジタル音声信号、すなわち、シリアル
パラレル変換器220からのパラレルデータとされた1
6ビットのデジタル音声信号が自然2進符号である場合
である。
【0094】この例では、1次コイルが後述するような
ターン数比の4個のコイル111S,111T,111
U,111Vで構成され、それぞれのコイル111S,
111T,111U,111Vに対して駆動ブロック
S,T,U,Vが設けられるとともに、それぞれの駆動
ブロックS,T,U,Vは、それぞれ電流Ia,Ib,
Ic,Idの定電流源が、それぞれスイッチ回路を介し
て、対応するコイル111S,111T,111Uまた
は111Vに接続されて構成される。
ターン数比の4個のコイル111S,111T,111
U,111Vで構成され、それぞれのコイル111S,
111T,111U,111Vに対して駆動ブロック
S,T,U,Vが設けられるとともに、それぞれの駆動
ブロックS,T,U,Vは、それぞれ電流Ia,Ib,
Ic,Idの定電流源が、それぞれスイッチ回路を介し
て、対応するコイル111S,111T,111Uまた
は111Vに接続されて構成される。
【0095】すなわち、駆動ブロックSでは、定電流源
61A,61B,61C,61Dが、それぞれスイッチ
回路62A,62B,62C,62Dを介して、対応す
るコイル111Sに接続され、駆動ブロックTでは、定
電流源61E,61F,61G,61Hが、それぞれス
イッチ回路62E,62F,62G,62Hを介して、
対応するコイル111Tに接続され、駆動ブロックUで
は、定電流源61I,61J,61K,61Lが、それ
ぞれスイッチ回路62I,62J,62K,62Lを介
して、対応するコイル111Uに接続され、駆動ブロッ
クVでは、定電流源61M,61N,61O,61P
が、それぞれスイッチ回路62M,62N,62O,6
2Pを介して、対応するコイル111Vに接続されて構
成され、スイッチ回路62A,62B…62N,62
O,62Pが、入力デジタル音声信号の対応するビット
のデータによって切り換えられる。
61A,61B,61C,61Dが、それぞれスイッチ
回路62A,62B,62C,62Dを介して、対応す
るコイル111Sに接続され、駆動ブロックTでは、定
電流源61E,61F,61G,61Hが、それぞれス
イッチ回路62E,62F,62G,62Hを介して、
対応するコイル111Tに接続され、駆動ブロックUで
は、定電流源61I,61J,61K,61Lが、それ
ぞれスイッチ回路62I,62J,62K,62Lを介
して、対応するコイル111Uに接続され、駆動ブロッ
クVでは、定電流源61M,61N,61O,61P
が、それぞれスイッチ回路62M,62N,62O,6
2Pを介して、対応するコイル111Vに接続されて構
成され、スイッチ回路62A,62B…62N,62
O,62Pが、入力デジタル音声信号の対応するビット
のデータによって切り換えられる。
【0096】コイル111S,111T,111U,1
11Vのターン数比は、1:16:162 :163 とさ
れる。定電流源61A,61B,61C,61Dの電流
Ia,Ib,Ic,Idの比は、1:2:22 :23 と
される。すなわち、 Ib=2・Ia, Ic=22 ・Ia, Id=23 ・Ia とされる。
11Vのターン数比は、1:16:162 :163 とさ
れる。定電流源61A,61B,61C,61Dの電流
Ia,Ib,Ic,Idの比は、1:2:22 :23 と
される。すなわち、 Ib=2・Ia, Ic=22 ・Ia, Id=23 ・Ia とされる。
【0097】上述したように、スピーカユニット110
の振動系の駆動力Fは、2次コイルに誘起される2次電
流iに比例し、その2次電流iは、1次コイルに流れる
信号電流の2乗と1次コイルのターン数との積に比例す
る。
の振動系の駆動力Fは、2次コイルに誘起される2次電
流iに比例し、その2次電流iは、1次コイルに流れる
信号電流の2乗と1次コイルのターン数との積に比例す
る。
【0098】したがって、この例では、デジタル音声信
号の、あるビットが1となることにより、スイッチ回路
62A,62B…62Pの対応するものがオンとなっ
て、1次コイル111S,111T,111Uまたは1
11Vに、電流Ia,Ib,IcまたはIdが流れるこ
とにより、2次コイルに誘起される2次電流の比は、デ
ジタル音声信号の各ビットの重みの比に一致する。
号の、あるビットが1となることにより、スイッチ回路
62A,62B…62Pの対応するものがオンとなっ
て、1次コイル111S,111T,111Uまたは1
11Vに、電流Ia,Ib,IcまたはIdが流れるこ
とにより、2次コイルに誘起される2次電流の比は、デ
ジタル音声信号の各ビットの重みの比に一致する。
【0099】したがって、図11の例と同様に、スピー
カユニット110において、振動板28、29が、一方
向に、デジタル音声信号の各ビットの重みに比例した量
だけ変移し、入力デジタル音声信号に忠実に音声が再生
される。
カユニット110において、振動板28、29が、一方
向に、デジタル音声信号の各ビットの重みに比例した量
だけ変移し、入力デジタル音声信号に忠実に音声が再生
される。
【0100】そして、この例では、最小のターン数の1
次コイル111Sと最大のターン数の1次コイル24、
25Vとの間のターン数の比を、1:163 =1:212
というように小さくすることができるとともに、最小の
電流値Iaと最大の電流値Idとの間の電流値の比を、
1:23 というように著しく小さくすることができる。
次コイル111Sと最大のターン数の1次コイル24、
25Vとの間のターン数の比を、1:163 =1:212
というように小さくすることができるとともに、最小の
電流値Iaと最大の電流値Idとの間の電流値の比を、
1:23 というように著しく小さくすることができる。
【0101】なお、図示していないが、1次コイルをタ
ーン数の比が1:2:4:8の4個のコイルで構成する
とともに、それぞれのコイルに対して、それぞれスイッ
チ回路を介して、電流値の比が1:16:162 :16
3 の4個の定電流源を接続して、電流値が最小の4個の
定電流源と各コイルとの組み合わせを、それぞれ入力デ
ジタル音声信号のLSB,2SB,3SB,4SBに対
応させ、電流値が2番目に小さい4個の定電流源と各コ
イルとの組み合わせを、それぞれ入力デジタル音声信号
の5SB,6SB,7SB,8SBに対応させ、電流値
が2番目に大きい4個の定電流源と各コイルとの組み合
わせを、それぞれ入力デジタル音声信号の9SB,10
SB,11SB,12SBに対応させ、電流値が最大の
4個の定電流源と各コイルとの組み合わせを、それぞれ
デジタル音声信号の13SB,14SB,15SB,M
SBに対応させるようにしてもよく、これによれば、最
小のターン数の1次コイルと最大のターン数の1次コイ
ルとの間のターン数の比を、1:8というように著しく
小さくすることができるとともに、最小の電流値と最大
の電流値との間の電流値の比を、1:163 というよう
に著しく小さくすることができる。
ーン数の比が1:2:4:8の4個のコイルで構成する
とともに、それぞれのコイルに対して、それぞれスイッ
チ回路を介して、電流値の比が1:16:162 :16
3 の4個の定電流源を接続して、電流値が最小の4個の
定電流源と各コイルとの組み合わせを、それぞれ入力デ
ジタル音声信号のLSB,2SB,3SB,4SBに対
応させ、電流値が2番目に小さい4個の定電流源と各コ
イルとの組み合わせを、それぞれ入力デジタル音声信号
の5SB,6SB,7SB,8SBに対応させ、電流値
が2番目に大きい4個の定電流源と各コイルとの組み合
わせを、それぞれ入力デジタル音声信号の9SB,10
SB,11SB,12SBに対応させ、電流値が最大の
4個の定電流源と各コイルとの組み合わせを、それぞれ
デジタル音声信号の13SB,14SB,15SB,M
SBに対応させるようにしてもよく、これによれば、最
小のターン数の1次コイルと最大のターン数の1次コイ
ルとの間のターン数の比を、1:8というように著しく
小さくすることができるとともに、最小の電流値と最大
の電流値との間の電流値の比を、1:163 というよう
に著しく小さくすることができる。
【0102】こうして、低音から高音までを平坦な周波
数特性で再生することが可能であって、D/A変換器や
パワーアンプを使用しないで、デジタル音声信号から直
接音声を再生する、歪みの少ない、最大出力の大きいス
ピーカ装置が実現できる。
数特性で再生することが可能であって、D/A変換器や
パワーアンプを使用しないで、デジタル音声信号から直
接音声を再生する、歪みの少ない、最大出力の大きいス
ピーカ装置が実現できる。
【0103】図13は、この発明のスピーカ装置の他の
例を示す。この例では、カセットプレーヤやFMチュー
ナなどのアナログ音声出力装置510からのアナログ音
声信号Aoが、チョッパ回路520に供給されて、チョ
ッパ回路520において、図14のアナログ音声信号A
cで示すように、可聴周波数より高い周波数、すなわち
可聴周波数の上限と言われる20kHzを超える周波数
fcで、チョッピングされる。
例を示す。この例では、カセットプレーヤやFMチュー
ナなどのアナログ音声出力装置510からのアナログ音
声信号Aoが、チョッパ回路520に供給されて、チョ
ッパ回路520において、図14のアナログ音声信号A
cで示すように、可聴周波数より高い周波数、すなわち
可聴周波数の上限と言われる20kHzを超える周波数
fcで、チョッピングされる。
【0104】ただし、そのチョッピング周波数fcは、
20kHzの2倍前後の高い周波数とされることが望ま
しく、例えば40kHzとされる。また、チョッピング
期間の時間幅は、チョッピング周期Tcに比べて十分短
くされる。
20kHzの2倍前後の高い周波数とされることが望ま
しく、例えば40kHzとされる。また、チョッピング
期間の時間幅は、チョッピング周期Tcに比べて十分短
くされる。
【0105】そして、このチョッパ回路520からのチ
ョッピングされたアナログ音声信号Acが、パワーアン
プ530で増幅されて、上述したスピーカユニット11
0の1次コイル111に供給される。この場合、スピー
カユニット110は、1次コイル111が一つのもので
ある。1次コイル111に音声信号電流が供給される結
果、低音用と高音用の2個の2次コイルに2次電流が誘
起され、低音用振動板および高音用振動板が、それぞれ
振動する。
ョッピングされたアナログ音声信号Acが、パワーアン
プ530で増幅されて、上述したスピーカユニット11
0の1次コイル111に供給される。この場合、スピー
カユニット110は、1次コイル111が一つのもので
ある。1次コイル111に音声信号電流が供給される結
果、低音用と高音用の2個の2次コイルに2次電流が誘
起され、低音用振動板および高音用振動板が、それぞれ
振動する。
【0106】上述したように、電磁結合スピーカである
スピーカユニット110は、1次コイル111に流れる
信号電流によって、2次コイルに2次電流iが誘起され
る電磁結合力が、数kHzないし1kHz以下の低域で
小さくなる。
スピーカユニット110は、1次コイル111に流れる
信号電流によって、2次コイルに2次電流iが誘起され
る電磁結合力が、数kHzないし1kHz以下の低域で
小さくなる。
【0107】しかし、図13の例によれば、アナログ音
声信号が、可聴周波数より高い周波数fcで断続され
て、スピーカユニット110の一次コイル111に供給
されるので、アナログ音声信号の低域成分も、一次コイ
ル111に流れる信号電流としては20kHzを超える
ような高い周波数となる。したがって、電磁結合スピー
カであるスピーカユニット110によって低域までの再
生が可能となる。
声信号が、可聴周波数より高い周波数fcで断続され
て、スピーカユニット110の一次コイル111に供給
されるので、アナログ音声信号の低域成分も、一次コイ
ル111に流れる信号電流としては20kHzを超える
ような高い周波数となる。したがって、電磁結合スピー
カであるスピーカユニット110によって低域までの再
生が可能となる。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、低音用の振動板と、高音用の振動板とをそれぞれ電
磁結合型で実現すると共に、この電磁結合スピーカの1
次コイルを、デジタル音声信号で駆動することにより、
または電磁結合スピーカの1次コイルに供給されるアナ
ログ音声信号を可聴周波数より高い周波数で断続するこ
とにより、低音域から高音域まで周波数特定が平坦であ
る、特性の良好なスピーカ装置を実現することができ
る。
ば、低音用の振動板と、高音用の振動板とをそれぞれ電
磁結合型で実現すると共に、この電磁結合スピーカの1
次コイルを、デジタル音声信号で駆動することにより、
または電磁結合スピーカの1次コイルに供給されるアナ
ログ音声信号を可聴周波数より高い周波数で断続するこ
とにより、低音域から高音域まで周波数特定が平坦であ
る、特性の良好なスピーカ装置を実現することができ
る。
【図1】この発明によるスピーカ装置の一実施の形態の
構造の断面図である。
構造の断面図である。
【図2】図1のスピーカ装置に用いられる1次コイルの
例を示す図である。
例を示す図である。
【図3】図1のスピーカ装置に用いられる1次コイルの
例を示す図である。
例を示す図である。
【図4】図1のスピーカ装置に用いられる低音用の2次
コイルの例を示す図である。
コイルの例を示す図である。
【図5】図1のスピーカ装置に用いられる高音用の2次
コイルの例を示す図である。
コイルの例を示す図である。
【図6】この発明によるスピーカ装置の一例を用いた音
声再生システムの一例を示す図である。
声再生システムの一例を示す図である。
【図7】入力デジタル信号を説明するための図である。
【図8】この発明によるスピーカ装置の駆動原理を説明
するための図である。
するための図である。
【図9】図6の一部回路の具体例を示す回路図である。
【図10】この発明によるスピーカ装置の他の例を用い
た音声再生システムの一例を示す図である。
た音声再生システムの一例を示す図である。
【図11】この発明によるスピーカ装置の他の例を用い
た音声再生システムの一例を示す図である。
た音声再生システムの一例を示す図である。
【図12】この発明によるスピーカ装置の他の例を用い
た音声再生システムの一例を示す図である。
た音声再生システムの一例を示す図である。
【図13】この発明によるスピーカ装置の他の例を用い
た音声再生システムの一例を示す図である。
た音声再生システムの一例を示す図である。
【図14】図13の例の説明のための図である。
【図15】従来のスピーカ装置の構造の断面図である。
【図16】図15の従来のスピーカ装置の低音用ボイス
コイルの例を示す図である。
コイルの例を示す図である。
【図17】図15の従来のスピーカ装置の高音用ショー
トコイル(2次コイル)の例を示す図である。
トコイル(2次コイル)の例を示す図である。
21…第1の磁気ヨーク、21a…センターポール部、
21b…フランジ部、22…第2の磁気ヨーク(プレー
ト)、23…マグネット、24,25…駆動コイル(1
次コイル)、26…低音用の2次コイルとしてのショー
トコイル、27…高音用の2次コイルとしてのショート
コイル、28…高音用振動板、29…低音用の振動板の
例としてのコーン紙、30…ダンパー、31…スピーカ
フレーム、32…ガスケット、33…支持板、34…貫
通孔、35…マグネットガイド、36…キャップ、37
a〜37gおよび37i〜37p…リード線対、38a
〜38gおよび38i〜38p…入力端子
21b…フランジ部、22…第2の磁気ヨーク(プレー
ト)、23…マグネット、24,25…駆動コイル(1
次コイル)、26…低音用の2次コイルとしてのショー
トコイル、27…高音用の2次コイルとしてのショート
コイル、28…高音用振動板、29…低音用の振動板の
例としてのコーン紙、30…ダンパー、31…スピーカ
フレーム、32…ガスケット、33…支持板、34…貫
通孔、35…マグネットガイド、36…キャップ、37
a〜37gおよび37i〜37p…リード線対、38a
〜38gおよび38i〜38p…入力端子
Claims (4)
- 【請求項1】磁気回路中の空隙の近傍に設けられ、入力
音声信号に応じた電流が供給される1次コイルと、 前記空隙内に配されて、前記1次コイルに流れる電流に
応じた電流が誘起されるショートコイルからなる第1の
2次コイルが形成される第1のコイルユニットと、 前記空隙内に配されて、前記1次コイルに流れる電流に
応じた電流が誘起されるショートコイルからなる第2の
2次コイルが形成される第2のコイルユニットと、 前記第1のコイルユニットに取り付けられる低音用振動
板と、 前記第2のコイルユニットに取り付けられる高音用振動
板と、 を備えるスピーカ装置。 - 【請求項2】柱状の磁気ヨーク部材からなるセンターポ
ール部と、前記センターポール部の外周側面と、前記空
隙を介して対向する内周側面を有する磁気ヨーク部材か
らなるプレート部とを備えると共に、前記1次コイル
は、前記空隙の近傍であって、前記センターポール部と
前記プレート部の一方または双方に設けられ、 前記磁気回路は、センターポール部と、前記プレート部
と、前記空隙と、前記1次コイルを含んで構成され、 前記第2の2次コイルは、前記第1の2次コイルと前記
センターポール部との間の空隙内において、前記第1の
2次コイルとは同心状に設けられてなる請求項1に記載
のスピーカ装置。 - 【請求項3】前記1次コイルには、可聴周波数以上のレ
ートで変化する信号が供給されてなる請求項1に記載の
スピーカ装置。 - 【請求項4】前記1次コイルは、1または複数個のコイ
ルから構成されており、音声信号の1サンプルが複数ビ
ットで表されたデジタル信号により、前記1次コイルが
駆動されて、前記第1および第2の2次コイルに、前記
デジタル信号の各ビットの重みに応じた電流の総和の電
流が誘起されることを特徴とする請求項1に記載のスピ
ーカ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35458396A JPH1051878A (ja) | 1996-05-28 | 1996-12-19 | スピーカ装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15617996 | 1996-05-28 | ||
| JP8-156179 | 1996-05-28 | ||
| JP35458396A JPH1051878A (ja) | 1996-05-28 | 1996-12-19 | スピーカ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1051878A true JPH1051878A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=26483992
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35458396A Pending JPH1051878A (ja) | 1996-05-28 | 1996-12-19 | スピーカ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1051878A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2794604A1 (fr) * | 1999-06-04 | 2000-12-08 | Pierre Piccaluga | Transformateur electro acoustique pour la reproduction du son |
-
1996
- 1996-12-19 JP JP35458396A patent/JPH1051878A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2794604A1 (fr) * | 1999-06-04 | 2000-12-08 | Pierre Piccaluga | Transformateur electro acoustique pour la reproduction du son |
| WO2000076270A3 (fr) * | 1999-06-04 | 2001-06-21 | Claude Annie Perrichon | Transducteurs haute definition |
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