JPH1066187A - スピーカ装置 - Google Patents
スピーカ装置Info
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- JPH1066187A JPH1066187A JP35688596A JP35688596A JPH1066187A JP H1066187 A JPH1066187 A JP H1066187A JP 35688596 A JP35688596 A JP 35688596A JP 35688596 A JP35688596 A JP 35688596A JP H1066187 A JPH1066187 A JP H1066187A
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- JP
- Japan
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- gap
- coil
- center pole
- plate
- speaker
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電磁結合スピーカの磁気回路の空隙での磁力
を大きくすることができ、スピーカの感度を高くするこ
とができるようにする。 【解決手段】 センターポール・ヨーク11、後方側マ
グネット21Bおよび後方側プレート22Bによって、
センターポール部12の中央部と後方側プレート22B
との間に後方側空隙23Bを有する後方側磁気回路20
Bを形成する。後方側プレート22B、前方側マグネッ
ト21Fおよび前方側プレート22Fによって、センタ
ーポール部12の先端部と前方側プレート22Fとの間
に前方側空隙23Fを有する前方側磁気回路20Fを形
成する。後方側マグネット21Bと前方側マグネット2
1Fの着磁方向は逆方向とする。センターポール部12
の中央部に一次コイル1を固定する。コーン32に固定
して後方側空隙23B内および前方側空隙23F内に二
次コイル2を配する。二次コイル2の前方側空隙23F
と対向する部分2Fは、ショートコイルを構成しないよ
うにする。
を大きくすることができ、スピーカの感度を高くするこ
とができるようにする。 【解決手段】 センターポール・ヨーク11、後方側マ
グネット21Bおよび後方側プレート22Bによって、
センターポール部12の中央部と後方側プレート22B
との間に後方側空隙23Bを有する後方側磁気回路20
Bを形成する。後方側プレート22B、前方側マグネッ
ト21Fおよび前方側プレート22Fによって、センタ
ーポール部12の先端部と前方側プレート22Fとの間
に前方側空隙23Fを有する前方側磁気回路20Fを形
成する。後方側マグネット21Bと前方側マグネット2
1Fの着磁方向は逆方向とする。センターポール部12
の中央部に一次コイル1を固定する。コーン32に固定
して後方側空隙23B内および前方側空隙23F内に二
次コイル2を配する。二次コイル2の前方側空隙23F
と対向する部分2Fは、ショートコイルを構成しないよ
うにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、音響再生用のス
ピーカ装置に関する。
ピーカ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】音響再生用のスピーカとして、センター
ポール・ヨークとプレートとによってマグネットを挟ん
で、センターポール・ヨークのセンターポール部とプレ
ートとの間に空隙を有する磁気回路を構成し、その磁気
回路の空隙内においてセンターポール部またはプレート
に、駆動コイルである一次コイルを固定し、これと対向
するように振動板に固定して磁気回路の空隙内に、ショ
ートコイルを構成する二次コイルを配した電磁結合(電
磁誘導形)スピーカが知られ、実用化されている。
ポール・ヨークとプレートとによってマグネットを挟ん
で、センターポール・ヨークのセンターポール部とプレ
ートとの間に空隙を有する磁気回路を構成し、その磁気
回路の空隙内においてセンターポール部またはプレート
に、駆動コイルである一次コイルを固定し、これと対向
するように振動板に固定して磁気回路の空隙内に、ショ
ートコイルを構成する二次コイルを配した電磁結合(電
磁誘導形)スピーカが知られ、実用化されている。
【0003】この電磁結合スピーカでは、駆動コイルで
ある一次コイルに流れる信号電流によって、ショートコ
イルを構成する二次コイルに二次電流が誘起され、磁気
回路の空隙に生じる磁束との相互作用によって、フレミ
ングの左手の法則により、二次コイルに二次電流に応じ
た駆動力を生じて、二次コイルが固定された振動板が偏
位する。
ある一次コイルに流れる信号電流によって、ショートコ
イルを構成する二次コイルに二次電流が誘起され、磁気
回路の空隙に生じる磁束との相互作用によって、フレミ
ングの左手の法則により、二次コイルに二次電流に応じ
た駆動力を生じて、二次コイルが固定された振動板が偏
位する。
【0004】この電磁結合スピーカは、信号電流が流れ
る一次コイルが、鉄などの磁性材料からなるセンターポ
ール部またはプレートに固定されるため、放熱性に優
れ、大入力にも耐えられる利点がある。また、ショート
コイルを構成する二次コイルを、非磁性の導電材料、例
えばアルミニウムからなる、1ターン分の円筒体によっ
て構成すれば、歪みを少なくすることができる。
る一次コイルが、鉄などの磁性材料からなるセンターポ
ール部またはプレートに固定されるため、放熱性に優
れ、大入力にも耐えられる利点がある。また、ショート
コイルを構成する二次コイルを、非磁性の導電材料、例
えばアルミニウムからなる、1ターン分の円筒体によっ
て構成すれば、歪みを少なくすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】電磁結合スピーカで
は、従来、駆動コイルである一次コイルが、磁気回路の
空隙内において、センターポール部の外周面またはプレ
ートの内周面に取り付けられている。
は、従来、駆動コイルである一次コイルが、磁気回路の
空隙内において、センターポール部の外周面またはプレ
ートの内周面に取り付けられている。
【0006】すなわち、図5は従来の電磁結合スピーカ
の一例を示し、センターポール・ヨーク11のセンター
ポール部12の先端部の周囲に凹部13が形成され、駆
動コイルである一次コイル1が、この凹部13に嵌め込
まれてセンターポール部12に取り付けられる。
の一例を示し、センターポール・ヨーク11のセンター
ポール部12の先端部の周囲に凹部13が形成され、駆
動コイルである一次コイル1が、この凹部13に嵌め込
まれてセンターポール部12に取り付けられる。
【0007】センターポール・ヨーク11のフランジ部
14には、センターポール部12と近接する位置におい
て、開口15が形成され、フランジ部14の後面には、
端子板16が取り付けられる。そして、一次コイル1の
例えば錦糸線からなるコイル引出線17が、センターポ
ール部12の周面に接着されて開口15に挿入され、端
子板16上の入力端子18に半田付けによって接続され
る。
14には、センターポール部12と近接する位置におい
て、開口15が形成され、フランジ部14の後面には、
端子板16が取り付けられる。そして、一次コイル1の
例えば錦糸線からなるコイル引出線17が、センターポ
ール部12の周面に接着されて開口15に挿入され、端
子板16上の入力端子18に半田付けによって接続され
る。
【0008】センターポール・ヨーク11のフランジ部
14の前面には、マグネット21が接着され、マグネッ
ト21の前面には、プレート22が接着されて、センタ
ーポール部12の先端部の外周面とプレート22の内周
面との間に空隙23を有する磁気回路20が形成され
る。
14の前面には、マグネット21が接着され、マグネッ
ト21の前面には、プレート22が接着されて、センタ
ーポール部12の先端部の外周面とプレート22の内周
面との間に空隙23を有する磁気回路20が形成され
る。
【0009】磁気回路20の空隙23内には、ショート
コイルを構成する二次コイル2が挿入される。二次コイ
ル2は、非磁性の導電材料、例えばアルミニウムからな
る、1ターン分の円筒体とされる。
コイルを構成する二次コイル2が挿入される。二次コイ
ル2は、非磁性の導電材料、例えばアルミニウムからな
る、1ターン分の円筒体とされる。
【0010】二次コイル2には、外周部にエッジ31が
付いたコーン32の内周部、センターキャップ33、お
よびダンパー34の内周部が、取り付けられる。また、
プレート22には、スピーカフレーム35が取り付けら
れ、コーン32の外周部のエッジ31、およびガスケッ
ト36が、スピーカフレーム35に取り付けられるとと
もに、ダンパー34の外周部が、スピーカフレーム35
に取り付けられる。
付いたコーン32の内周部、センターキャップ33、お
よびダンパー34の内周部が、取り付けられる。また、
プレート22には、スピーカフレーム35が取り付けら
れ、コーン32の外周部のエッジ31、およびガスケッ
ト36が、スピーカフレーム35に取り付けられるとと
もに、ダンパー34の外周部が、スピーカフレーム35
に取り付けられる。
【0011】しかしながら、従来の電磁結合スピーカ
は、図5に示したように、磁気回路20の空隙23内に
おいて、センターポール部12の外周面またはプレート
22の内周面に一次コイル1が取り付けられるので、そ
の一次コイル1の厚みの分だけ磁気回路20の空隙23
が広くなり、空隙23での磁力が小さくなって、スピー
カの感度が低くなり、スピーカの出力音圧レベルが小さ
くなる欠点がある。また、電磁結合スピーカでも、外部
に磁力が漏出しない防磁型とすることが望まれる。
は、図5に示したように、磁気回路20の空隙23内に
おいて、センターポール部12の外周面またはプレート
22の内周面に一次コイル1が取り付けられるので、そ
の一次コイル1の厚みの分だけ磁気回路20の空隙23
が広くなり、空隙23での磁力が小さくなって、スピー
カの感度が低くなり、スピーカの出力音圧レベルが小さ
くなる欠点がある。また、電磁結合スピーカでも、外部
に磁力が漏出しない防磁型とすることが望まれる。
【0012】そこで、この発明は、電磁結合スピーカに
おいて、簡単な構成によって、磁気回路の空隙での磁力
を大きくすることができ、これによりスピーカの感度を
高くすることができ、出力音圧レベルを大きくすること
ができるとともに、スピーカを防磁型とすることができ
るようにしたものである。
おいて、簡単な構成によって、磁気回路の空隙での磁力
を大きくすることができ、これによりスピーカの感度を
高くすることができ、出力音圧レベルを大きくすること
ができるとともに、スピーカを防磁型とすることができ
るようにしたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明では、スピーカ
装置を、センターポール・ヨーク、後方側マグネット、
および後方側プレートによって形成されて、前記センタ
ーポール・ヨークのセンターポール部と前記後方側プレ
ートとの間に後方側空隙を有する後方側磁気回路と、前
記後方側プレート、スピーカの前後方向において前記後
方側マグネットとは着磁方向が逆方向の前方側マグネッ
ト、および前方側プレートによって形成されて、前記セ
ンターポール部と前記前方側プレートとの間に前方側空
隙を有する前方側磁気回路と、前記後方側空隙の近傍部
分において、前記センターポール部または前記後方側プ
レートに固定された一次コイルと、振動板に固定され
て、前記後方側空隙内および前記前方側空隙内に配さ
れ、前記後方側空隙と対向する部分ではショートコイル
を構成し、前記前方側空隙と対向する部分ではショート
コイルを構成しない二次コイルと、を備えるものとす
る。
装置を、センターポール・ヨーク、後方側マグネット、
および後方側プレートによって形成されて、前記センタ
ーポール・ヨークのセンターポール部と前記後方側プレ
ートとの間に後方側空隙を有する後方側磁気回路と、前
記後方側プレート、スピーカの前後方向において前記後
方側マグネットとは着磁方向が逆方向の前方側マグネッ
ト、および前方側プレートによって形成されて、前記セ
ンターポール部と前記前方側プレートとの間に前方側空
隙を有する前方側磁気回路と、前記後方側空隙の近傍部
分において、前記センターポール部または前記後方側プ
レートに固定された一次コイルと、振動板に固定され
て、前記後方側空隙内および前記前方側空隙内に配さ
れ、前記後方側空隙と対向する部分ではショートコイル
を構成し、前記前方側空隙と対向する部分ではショート
コイルを構成しない二次コイルと、を備えるものとす
る。
【0014】このように構成した、この発明のスピーカ
装置においては、後方側マグネットの着磁方向と、前方
側マグネットの着磁方向とが、スピーカの前後方向にお
いて互いに逆方向とされるので、後方側空隙では、後方
側磁気回路による磁力と、前方側磁気回路による磁力と
が、同一方向で生じて、両者が加算された強い磁力を生
じる。そして、この後方側空隙の近傍部分に一次コイル
が存在するとともに、この後方側空隙と対向する部分で
二次コイルはショートコイルを構成する。
装置においては、後方側マグネットの着磁方向と、前方
側マグネットの着磁方向とが、スピーカの前後方向にお
いて互いに逆方向とされるので、後方側空隙では、後方
側磁気回路による磁力と、前方側磁気回路による磁力と
が、同一方向で生じて、両者が加算された強い磁力を生
じる。そして、この後方側空隙の近傍部分に一次コイル
が存在するとともに、この後方側空隙と対向する部分で
二次コイルはショートコイルを構成する。
【0015】したがって、磁気回路の空隙での磁力が大
きくなり、これによりスピーカの感度が高くなり、出力
音圧レベルが大きくなる。また、後方側磁気回路と前方
側磁気回路は、それぞれのマグネットの着磁方向が互い
に逆方向とされることによって、外部に対しては互いの
磁力をキャンセルするように作用し、防磁型スピーカが
構成される。
きくなり、これによりスピーカの感度が高くなり、出力
音圧レベルが大きくなる。また、後方側磁気回路と前方
側磁気回路は、それぞれのマグネットの着磁方向が互い
に逆方向とされることによって、外部に対しては互いの
磁力をキャンセルするように作用し、防磁型スピーカが
構成される。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、この発明のスピーカ装置
のスピーカユニットの一例を示し、この例のスピーカユ
ニット10では、センターポール・ヨーク11のフラン
ジ部14の前面に後方側マグネット21Bが接着され、
後方側マグネット21Bの前面に後方側プレート22B
が接着されて、センターポール部12の中央部の外周面
と、後方側プレート22Bの内周面との間に、後方側空
隙23Bを有する後方側磁気回路20Bが形成される。
後方側マグネット21Bは、例えば、後方側がN極、前
方側がS極、に着磁される。
のスピーカユニットの一例を示し、この例のスピーカユ
ニット10では、センターポール・ヨーク11のフラン
ジ部14の前面に後方側マグネット21Bが接着され、
後方側マグネット21Bの前面に後方側プレート22B
が接着されて、センターポール部12の中央部の外周面
と、後方側プレート22Bの内周面との間に、後方側空
隙23Bを有する後方側磁気回路20Bが形成される。
後方側マグネット21Bは、例えば、後方側がN極、前
方側がS極、に着磁される。
【0017】さらに、後方側プレート22Bの前面に前
方側マグネット21Fが接着され、前方側マグネット2
1Fの前面に前方側プレート22Fが接着されて、セン
ターポール部12の先端部の外周面と、前方側プレート
22Fの内周面との間に、前方側空隙23Fを有する前
方側磁気回路20Fが形成される。前方側マグネット2
1Fは、後方側マグネット21Bとは逆方向に、すなわ
ちこの例では、前方側がN極、後方側がS極、に着磁さ
れる。
方側マグネット21Fが接着され、前方側マグネット2
1Fの前面に前方側プレート22Fが接着されて、セン
ターポール部12の先端部の外周面と、前方側プレート
22Fの内周面との間に、前方側空隙23Fを有する前
方側磁気回路20Fが形成される。前方側マグネット2
1Fは、後方側マグネット21Bとは逆方向に、すなわ
ちこの例では、前方側がN極、後方側がS極、に着磁さ
れる。
【0018】センターポール部12の中央部、すなわち
後方側空隙23Bと対向する部分の外周面に、駆動コイ
ルである一次コイル1が取り付けられる。例えば、セン
ターポール部12の中央部に凹部が形成されて、この凹
部に一次コイル1が直接巻回される。一次コイル1は、
後方側プレート22Bの厚み位置より幾分、後方側およ
び前方側に延長した巻き幅にされる。
後方側空隙23Bと対向する部分の外周面に、駆動コイ
ルである一次コイル1が取り付けられる。例えば、セン
ターポール部12の中央部に凹部が形成されて、この凹
部に一次コイル1が直接巻回される。一次コイル1は、
後方側プレート22Bの厚み位置より幾分、後方側およ
び前方側に延長した巻き幅にされる。
【0019】センターポール・ヨーク11のフランジ部
14には、センターポール部12と近接する位置におい
て、開口15が形成され、フランジ部14の後面には、
端子板16が取り付けられる。そして、一次コイル1の
例えば錦糸線からなるコイル引出線17が、センターポ
ール部12の外周面に接着されて、開口15に挿入さ
れ、端子板16上の入力端子18に半田付けによって接
続される。
14には、センターポール部12と近接する位置におい
て、開口15が形成され、フランジ部14の後面には、
端子板16が取り付けられる。そして、一次コイル1の
例えば錦糸線からなるコイル引出線17が、センターポ
ール部12の外周面に接着されて、開口15に挿入さ
れ、端子板16上の入力端子18に半田付けによって接
続される。
【0020】コイル引出線17は、一次コイル1の巻き
始め部および巻き終り部に、それぞれ設けられて、それ
ぞれが別個の入力端子に接続される。また、後述するよ
うに一次コイル1が複数のコイルで構成される場合に
は、それぞれのコイルのコイル引出線17が、端子板1
6上の入力端子18に接続される。
始め部および巻き終り部に、それぞれ設けられて、それ
ぞれが別個の入力端子に接続される。また、後述するよ
うに一次コイル1が複数のコイルで構成される場合に
は、それぞれのコイルのコイル引出線17が、端子板1
6上の入力端子18に接続される。
【0021】後方側空隙23B内および前方側空隙23
F内には、二次コイル2が挿入される。二次コイル2
は、非磁性の導電材料、例えばアルミニウムからなる、
1ターン分の円筒体とされる。ただし、二次コイル2の
後方側空隙23Bと対向する部分2Bは、ショートコイ
ルを構成するのに対して、前方側空隙23Fと対向する
部分2Fは、ショートコイルを構成しないものとされ
る。
F内には、二次コイル2が挿入される。二次コイル2
は、非磁性の導電材料、例えばアルミニウムからなる、
1ターン分の円筒体とされる。ただし、二次コイル2の
後方側空隙23Bと対向する部分2Bは、ショートコイ
ルを構成するのに対して、前方側空隙23Fと対向する
部分2Fは、ショートコイルを構成しないものとされ
る。
【0022】そのために、図2に示すように、アルミニ
ウムからなる円筒体である二次コイル2の、前方側空隙
23Fと対向する部分2Fに、その一側においてスリッ
ト2aを形成する。また、このように背の高い円筒体を
円周方向に継ぎ目がないように形成するのが難しい場合
には、図3に示すように、二次コイル2の後方側空隙2
3Bと対向する部分2Bを、アルミニウムからなる背の
低い円筒体2bによって形成し、矩形のアルミニウム板
2cをスリット2dを形成するように円筒状に曲げたも
のを、円筒体2bに接合すればよい。
ウムからなる円筒体である二次コイル2の、前方側空隙
23Fと対向する部分2Fに、その一側においてスリッ
ト2aを形成する。また、このように背の高い円筒体を
円周方向に継ぎ目がないように形成するのが難しい場合
には、図3に示すように、二次コイル2の後方側空隙2
3Bと対向する部分2Bを、アルミニウムからなる背の
低い円筒体2bによって形成し、矩形のアルミニウム板
2cをスリット2dを形成するように円筒状に曲げたも
のを、円筒体2bに接合すればよい。
【0023】いずれの場合にも、二次コイル2の後方側
空隙23Bと対向する部分2Bは、ショートコイルを構
成し、前方側空隙23Fと対向する部分2Fは、スリッ
ト2aまたは2dの存在によって、ショートコイルを構
成しないものとなる。
空隙23Bと対向する部分2Bは、ショートコイルを構
成し、前方側空隙23Fと対向する部分2Fは、スリッ
ト2aまたは2dの存在によって、ショートコイルを構
成しないものとなる。
【0024】したがって、図1に示すように、後方側磁
気回路20Bによって、後方側空隙23Bで一次コイル
1および二次コイル2をよぎる磁力Hbを生じ、前方側
磁気回路20Fによって、前方側空隙23Fで二次コイ
ル2をよぎり、後方側空隙23Bで一次コイル1および
二次コイル2をよぎる磁力Hfを生じるとき、後方側空
隙23Bでの磁力Hbの方向と、前方側空隙23Fでの
磁力Hfの方向とが、二次コイル2に対しては互いに逆
方向となることから、二次コイル2の後方側空隙23B
と対向する部分2Bと、前方側空隙23Fと対向する部
分2Fとで、互いに打ち消すような逆方向のショート電
流が流れることがなく、後方側空隙23Bと対向する部
分2Bにおいてのみ、ショート電流である二次電流が流
れるようになる。
気回路20Bによって、後方側空隙23Bで一次コイル
1および二次コイル2をよぎる磁力Hbを生じ、前方側
磁気回路20Fによって、前方側空隙23Fで二次コイ
ル2をよぎり、後方側空隙23Bで一次コイル1および
二次コイル2をよぎる磁力Hfを生じるとき、後方側空
隙23Bでの磁力Hbの方向と、前方側空隙23Fでの
磁力Hfの方向とが、二次コイル2に対しては互いに逆
方向となることから、二次コイル2の後方側空隙23B
と対向する部分2Bと、前方側空隙23Fと対向する部
分2Fとで、互いに打ち消すような逆方向のショート電
流が流れることがなく、後方側空隙23Bと対向する部
分2Bにおいてのみ、ショート電流である二次電流が流
れるようになる。
【0025】二次コイル2には、外周部にエッジ31が
付いたコーン32の内周部、センターキャップ33、お
よびダンパー34の内周部が、取り付けられる。また、
プレート22には、スピーカフレーム35が取り付けら
れ、コーン32の外周部のエッジ31、およびガスケッ
ト36が、スピーカフレーム35に取り付けられるとと
もに、ダンパー34の外周部が、スピーカフレーム35
に取り付けられる。
付いたコーン32の内周部、センターキャップ33、お
よびダンパー34の内周部が、取り付けられる。また、
プレート22には、スピーカフレーム35が取り付けら
れ、コーン32の外周部のエッジ31、およびガスケッ
ト36が、スピーカフレーム35に取り付けられるとと
もに、ダンパー34の外周部が、スピーカフレーム35
に取り付けられる。
【0026】この例のスピーカユニット10では、後方
側空隙23Bでは、後方側磁気回路20Bによる磁力H
bと、前方側磁気回路20Fによる磁力Hfとが、同一
方向で生じて、両者が加算された強い磁力を生じる。そ
して、この後方側空隙23B内に一次コイル1が存在す
るとともに、この後方側空隙23Bと対向する部分2B
で二次コイル2はショートコイルを構成する。
側空隙23Bでは、後方側磁気回路20Bによる磁力H
bと、前方側磁気回路20Fによる磁力Hfとが、同一
方向で生じて、両者が加算された強い磁力を生じる。そ
して、この後方側空隙23B内に一次コイル1が存在す
るとともに、この後方側空隙23Bと対向する部分2B
で二次コイル2はショートコイルを構成する。
【0027】したがって、スピーカの感度が高くなり、
出力音圧レベルが大きくなる。また、後方側磁気回路2
0Bと前方側磁気回路20Fは、外部に対しては互いの
磁力をキャンセルするように作用するので、防磁型スピ
ーカが構成される。
出力音圧レベルが大きくなる。また、後方側磁気回路2
0Bと前方側磁気回路20Fは、外部に対しては互いの
磁力をキャンセルするように作用するので、防磁型スピ
ーカが構成される。
【0028】上述したスピーカユニット10は、以下の
ような方法によって組み立てることができる。まず、上
述したように、センターポール・ヨーク11のセンター
ポール部12の中央部の外周面に、一次コイル1を取り
付けて、そのコイル引出線17を、センターポール部1
2の外周面に接着して、開口15に挿入し、入力端子1
8に接続する。
ような方法によって組み立てることができる。まず、上
述したように、センターポール・ヨーク11のセンター
ポール部12の中央部の外周面に、一次コイル1を取り
付けて、そのコイル引出線17を、センターポール部1
2の外周面に接着して、開口15に挿入し、入力端子1
8に接続する。
【0029】次に、センターポール・ヨーク11のフラ
ンジ部14の前面に、接着剤を塗布して、後方側マグネ
ット21Bを乗せる。このとき、後方側マグネット21
Bの内径が、センターポール・ヨーク11に設けられた
マグネットガイド14aの外径に入るようにする。さら
に、後方側マグネット21Bの前面に、接着剤を塗布し
て、後方側プレート22Bを乗せ、後方側マグネット2
1Bを着磁するとともに、後方側プレート22Bの前面
に、接着剤を塗布して、逆極性に着磁した前方側マグネ
ット21Fを乗せ、前方側マグネット21Fの前面に、
接着剤を塗布して、前方側プレート22Fを乗せる。
ンジ部14の前面に、接着剤を塗布して、後方側マグネ
ット21Bを乗せる。このとき、後方側マグネット21
Bの内径が、センターポール・ヨーク11に設けられた
マグネットガイド14aの外径に入るようにする。さら
に、後方側マグネット21Bの前面に、接着剤を塗布し
て、後方側プレート22Bを乗せ、後方側マグネット2
1Bを着磁するとともに、後方側プレート22Bの前面
に、接着剤を塗布して、逆極性に着磁した前方側マグネ
ット21Fを乗せ、前方側マグネット21Fの前面に、
接着剤を塗布して、前方側プレート22Fを乗せる。
【0030】前方側プレート22Fには、あらかじめス
ピーカフレーム35を、カシメなどの手段によって取り
付けておく。あるいは、後方側磁気回路20Bおよび前
方側磁気回路20Fの完成後に、前方側プレート22F
にスピーカフレーム35を、ネジなどの手段によって取
り付けてもよい。以下の方法は、あらかじめスピーカフ
レーム35を前方側プレート22Fに取り付けておく場
合である。
ピーカフレーム35を、カシメなどの手段によって取り
付けておく。あるいは、後方側磁気回路20Bおよび前
方側磁気回路20Fの完成後に、前方側プレート22F
にスピーカフレーム35を、ネジなどの手段によって取
り付けてもよい。以下の方法は、あらかじめスピーカフ
レーム35を前方側プレート22Fに取り付けておく場
合である。
【0031】次に、後方側プレート22Bおよび前方側
プレート22Fの内径と、センターポール部12の外径
とが、同心円状になるように、図示していないギャップ
ガイドをセンターポール部12に差し込み、接着剤の乾
燥後、ギャップガイドをセンターポール部12から抜き
取る。
プレート22Fの内径と、センターポール部12の外径
とが、同心円状になるように、図示していないギャップ
ガイドをセンターポール部12に差し込み、接着剤の乾
燥後、ギャップガイドをセンターポール部12から抜き
取る。
【0032】次に、二次コイル2と、図示していないコ
イルスペーサとを用意して、二次コイル2の内径にコイ
ルスペーサを差し込み、後方側空隙23Bおよび前方側
空隙23Fの所定位置に二次コイル2が位置するよう
に、センターポール部12にコイルスペーサを差し込
む。
イルスペーサとを用意して、二次コイル2の内径にコイ
ルスペーサを差し込み、後方側空隙23Bおよび前方側
空隙23Fの所定位置に二次コイル2が位置するよう
に、センターポール部12にコイルスペーサを差し込
む。
【0033】次に、ダンパー34の外周部をスピーカフ
レーム35に、内周部を二次コイル2に、それぞれ接着
するとともに、外周部にエッジ31が付いたコーン32
の外周部のエッジ31、およびガスケット36を、スピ
ーカフレーム35に取り付け、コーン32の内周部を、
二次コイル2に取り付ける。
レーム35に、内周部を二次コイル2に、それぞれ接着
するとともに、外周部にエッジ31が付いたコーン32
の外周部のエッジ31、およびガスケット36を、スピ
ーカフレーム35に取り付け、コーン32の内周部を、
二次コイル2に取り付ける。
【0034】次に、接着剤の乾燥後、コイルスペーサを
センターポール部12から抜き取って、センターキャッ
プ33を、コーン32の内周部または二次コイル2の先
端部に接着する。その接着剤が乾燥すれば、スピーカユ
ニット10の組み立てが完了する。
センターポール部12から抜き取って、センターキャッ
プ33を、コーン32の内周部または二次コイル2の先
端部に接着する。その接着剤が乾燥すれば、スピーカユ
ニット10の組み立てが完了する。
【0035】一次コイルは、後方側プレート22Bの内
周面に取り付けてもよい。この場合、その一次コイルの
コイル引出線は、例えば、後方側プレート22Bと、後
方側マグネット21Bまたは前方側マグネット21Fと
の間に挿入して、後方側プレート22Bの外周面に取り
付けた端子板上の入力端子に接続することができる。ま
た、一次コイルは、後方側空隙23B内でなくても、要
は後方側空隙23Bの近傍部分に取り付ければよく、例
えばセンターポール部12のフランジ部14側の外周面
に取り付けてもよい。
周面に取り付けてもよい。この場合、その一次コイルの
コイル引出線は、例えば、後方側プレート22Bと、後
方側マグネット21Bまたは前方側マグネット21Fと
の間に挿入して、後方側プレート22Bの外周面に取り
付けた端子板上の入力端子に接続することができる。ま
た、一次コイルは、後方側空隙23B内でなくても、要
は後方側空隙23Bの近傍部分に取り付ければよく、例
えばセンターポール部12のフランジ部14側の外周面
に取り付けてもよい。
【0036】図4は、上述したスピーカユニット10の
一次コイル1をデジタル音声信号によって駆動する、こ
の発明のスピーカ装置の一例を示し、シリアルパラレル
変換器220では、例えば44.1kHzまたは48k
Hzのサンプリング周波数で16ビットにデジタル化さ
れた、シリアルデータのデジタル音声信号Dsが、パラ
レルデータのデジタル音声信号Dpに変換される。
一次コイル1をデジタル音声信号によって駆動する、こ
の発明のスピーカ装置の一例を示し、シリアルパラレル
変換器220では、例えば44.1kHzまたは48k
Hzのサンプリング周波数で16ビットにデジタル化さ
れた、シリアルデータのデジタル音声信号Dsが、パラ
レルデータのデジタル音声信号Dpに変換される。
【0037】ただし、この例は、その16ビットのデジ
タル音声信号DsおよびDpが、自然2進符号である場
合、または、シリアルパラレル変換器220に供給され
るシリアルデータのデジタル音声信号Dsは、2’コン
プリメントコードで、これがシリアルパラレル変換器2
20において、パラレルデータに変換されるとともに、
自然2進符号に変換されて、シリアルパラレル変換器2
20からのパラレルデータのデジタル音声信号Dpとし
ては、自然2進符号とされる場合である。また、この例
は、デジタル音声信号DsおよびDpが、直線的に量子
化されたものである場合である。
タル音声信号DsおよびDpが、自然2進符号である場
合、または、シリアルパラレル変換器220に供給され
るシリアルデータのデジタル音声信号Dsは、2’コン
プリメントコードで、これがシリアルパラレル変換器2
20において、パラレルデータに変換されるとともに、
自然2進符号に変換されて、シリアルパラレル変換器2
20からのパラレルデータのデジタル音声信号Dpとし
ては、自然2進符号とされる場合である。また、この例
は、デジタル音声信号DsおよびDpが、直線的に量子
化されたものである場合である。
【0038】スピーカユニット10は、図1に示したよ
うな電磁結合スピーカで、この例では、上記の一次コイ
ル1が16個のコイル1A〜1N,1P,1Qで構成さ
れ、コイル1A〜1N,1P,1Qに対して、それぞれ
定電流源61A〜61N,61P,61Qが、それぞれ
スイッチ回路62A〜62N,62P,62Qを介して
接続され、シリアルパラレル変換器220からのデジタ
ル音声信号Dpの各ビットの信号によって、スイッチ回
路62A〜62N,62P,62Qが切り換えられる。
うな電磁結合スピーカで、この例では、上記の一次コイ
ル1が16個のコイル1A〜1N,1P,1Qで構成さ
れ、コイル1A〜1N,1P,1Qに対して、それぞれ
定電流源61A〜61N,61P,61Qが、それぞれ
スイッチ回路62A〜62N,62P,62Qを介して
接続され、シリアルパラレル変換器220からのデジタ
ル音声信号Dpの各ビットの信号によって、スイッチ回
路62A〜62N,62P,62Qが切り換えられる。
【0039】電磁結合スピーカの振動系の駆動力Fは、
二次コイルに誘起される二次電流iと、磁気回路の空隙
に生じる磁束の密度Bと、磁気回路の空隙内にある二次
コイルの長さLとの積として、F=BLiで表され、磁
束密度Bおよび長さLは一定であるので、振動系の駆動
力Fは、二次コイルに誘起される二次電流iに比例する
ことになる。そして、二次コイルに誘起される二次電流
iは、一次コイルに流れる信号電流と一次コイルのター
ン数(インピーダンス)との積に比例する。
二次コイルに誘起される二次電流iと、磁気回路の空隙
に生じる磁束の密度Bと、磁気回路の空隙内にある二次
コイルの長さLとの積として、F=BLiで表され、磁
束密度Bおよび長さLは一定であるので、振動系の駆動
力Fは、二次コイルに誘起される二次電流iに比例する
ことになる。そして、二次コイルに誘起される二次電流
iは、一次コイルに流れる信号電流と一次コイルのター
ン数(インピーダンス)との積に比例する。
【0040】そして、図4の例のスピーカ装置では、一
例として、コイル1Aが1ターン、コイル1Bが2ター
ン、コイル1Cが4ターン、というように、デジタル音
声信号Dpの各ビットの重みに対応して、それぞれのコ
イル1A〜1N,1P,1Qのターン数が、一つ下位の
ビットに対応するコイルのターン数の2倍とされるとと
もに、それぞれの定電流源61A〜61N,61P,6
1Qの電流Ia〜In,Ip,Iqが、互いに等しくさ
れる。すなわち、Iq=Ip=In=…=Iaとされ
る。
例として、コイル1Aが1ターン、コイル1Bが2ター
ン、コイル1Cが4ターン、というように、デジタル音
声信号Dpの各ビットの重みに対応して、それぞれのコ
イル1A〜1N,1P,1Qのターン数が、一つ下位の
ビットに対応するコイルのターン数の2倍とされるとと
もに、それぞれの定電流源61A〜61N,61P,6
1Qの電流Ia〜In,Ip,Iqが、互いに等しくさ
れる。すなわち、Iq=Ip=In=…=Iaとされ
る。
【0041】または、コイル1A〜1N,1P,1Q
が、すべて同一のターン数とされるとともに、デジタル
音声信号Dpの15SBに対応する定電流源61Bの電
流Ibが、LSBに対応する定電流源61Aの電流Ia
の2倍とされ、すなわちIb=2Iaとされ、以下、1
4SB,13SB,12SB…に対応する定電流源61
C,61D,61E…の電流Ic,Id,Ie…が、電
流Ib,Ic,Id…の2倍とされる。
が、すべて同一のターン数とされるとともに、デジタル
音声信号Dpの15SBに対応する定電流源61Bの電
流Ibが、LSBに対応する定電流源61Aの電流Ia
の2倍とされ、すなわちIb=2Iaとされ、以下、1
4SB,13SB,12SB…に対応する定電流源61
C,61D,61E…の電流Ic,Id,Ie…が、電
流Ib,Ic,Id…の2倍とされる。
【0042】したがって、図4の例のスピーカ装置にお
いては、スピーカユニット10において、コーン32
が、一方向に、シリアルパラレル変換器220からのデ
ジタル音声信号Dpの各ビットの重みに比例した量だけ
偏位し、シリアルパラレル変換器220からのデジタル
音声信号Dpに忠実に音声が再生される。
いては、スピーカユニット10において、コーン32
が、一方向に、シリアルパラレル変換器220からのデ
ジタル音声信号Dpの各ビットの重みに比例した量だけ
偏位し、シリアルパラレル変換器220からのデジタル
音声信号Dpに忠実に音声が再生される。
【0043】一般に、電磁結合スピーカは、放熱性に優
れ、大入力にも耐えられ、歪みを少なくすることができ
るが、一次コイルに流れる信号電流によって二次コイル
に二次電流が誘起される電磁結合力が、数kHzないし
1kHz以下の低域で小さくなって、音声の再生に必要
な20Hzまでの再生は困難である。そのため、電磁結
合スピーカは、従来、主として高音再生用のスピーカと
して用いられている。
れ、大入力にも耐えられ、歪みを少なくすることができ
るが、一次コイルに流れる信号電流によって二次コイル
に二次電流が誘起される電磁結合力が、数kHzないし
1kHz以下の低域で小さくなって、音声の再生に必要
な20Hzまでの再生は困難である。そのため、電磁結
合スピーカは、従来、主として高音再生用のスピーカと
して用いられている。
【0044】しかし、図4のシリアルパラレル変換器2
20からのデジタル音声信号Dpは、例えば44.1k
Hzまたは48kHzのサンプリング周波数でデジタル
化されたもので、コイル1A〜1Qは、同じサンプリン
グ周波数のデジタル信号で駆動されるので、デジタル化
される前の音声信号の数kHzないし1kHz以下とい
うような低域成分も、コイル1A〜1Qに流れる信号電
流としては20kHzを超える高い周波数となる。
20からのデジタル音声信号Dpは、例えば44.1k
Hzまたは48kHzのサンプリング周波数でデジタル
化されたもので、コイル1A〜1Qは、同じサンプリン
グ周波数のデジタル信号で駆動されるので、デジタル化
される前の音声信号の数kHzないし1kHz以下とい
うような低域成分も、コイル1A〜1Qに流れる信号電
流としては20kHzを超える高い周波数となる。
【0045】したがって、電磁結合スピーカであるスピ
ーカユニット10によって低域までの再生が可能とな
り、低音から高音までを再生するフルレンジスピーカを
実現することができる。
ーカユニット10によって低域までの再生が可能とな
り、低音から高音までを再生するフルレンジスピーカを
実現することができる。
【0046】一般のスピーカと同様に、スピーカユニッ
ト10の振動系は、高域には反応しにくく、特に20k
Hzを超えるような高い周波数の成分はほとんど再生し
ない。したがって、コイル1A〜1Qが44.1kHz
または48kHzのサンプリング周波数のデジタル信号
で駆動されても、そのサンプリング周波数成分はほとん
ど再生されない。かりに微小な音圧で再生されても、2
0kHzを超える音は人間の耳でほとんど聞き取ること
ができないので、音楽を聴く時などでも支障を生じな
い。また、20kHz以上を阻止帯域とするメカニカル
フィルタを、意図的に形成して、スピーカユニット10
に組み込むことも容易である。
ト10の振動系は、高域には反応しにくく、特に20k
Hzを超えるような高い周波数の成分はほとんど再生し
ない。したがって、コイル1A〜1Qが44.1kHz
または48kHzのサンプリング周波数のデジタル信号
で駆動されても、そのサンプリング周波数成分はほとん
ど再生されない。かりに微小な音圧で再生されても、2
0kHzを超える音は人間の耳でほとんど聞き取ること
ができないので、音楽を聴く時などでも支障を生じな
い。また、20kHz以上を阻止帯域とするメカニカル
フィルタを、意図的に形成して、スピーカユニット10
に組み込むことも容易である。
【0047】しかも、D/A変換器およびパワーアンプ
を使用しないで、デジタル音声信号によって直接、音声
を再生する、歪みの小さいスピーカ装置を実現すること
ができる。そして、図4の例のスピーカ装置では、上述
したように、スピーカユニット10の感度を高くするこ
とができ、出力音圧レベルを大きくすることができる。
を使用しないで、デジタル音声信号によって直接、音声
を再生する、歪みの小さいスピーカ装置を実現すること
ができる。そして、図4の例のスピーカ装置では、上述
したように、スピーカユニット10の感度を高くするこ
とができ、出力音圧レベルを大きくすることができる。
【0048】図4の例は、デジタル音声信号Dsおよび
Dpが直線的に量子化されていて、コイル1A〜1Qの
ターン数、または定電流源61A〜61Qの電流Ia〜
Iqが、等比級数的に変えられる場合であるが、デジタ
ル音声信号DsおよびDpが非直線的に量子化されてい
る場合には、その量子化の態様に応じて、コイル1A〜
1Qのターン数、または定電流源61A〜61Qの電流
Ia〜Iqを変えればよい。
Dpが直線的に量子化されていて、コイル1A〜1Qの
ターン数、または定電流源61A〜61Qの電流Ia〜
Iqが、等比級数的に変えられる場合であるが、デジタ
ル音声信号DsおよびDpが非直線的に量子化されてい
る場合には、その量子化の態様に応じて、コイル1A〜
1Qのターン数、または定電流源61A〜61Qの電流
Ia〜Iqを変えればよい。
【0049】また、図4の例は、一次コイルが16個の
コイル1A〜1Qで構成される場合であるが、一次コイ
ルはシリアルパラレル変換器220からのデジタル音声
信号Dpの各ビットに共通の1個のコイルで構成しても
よい。もちろん、その場合には、定電流源61A〜61
Qの電流Ia〜Iqを上述したように変える必要があ
る。
コイル1A〜1Qで構成される場合であるが、一次コイ
ルはシリアルパラレル変換器220からのデジタル音声
信号Dpの各ビットに共通の1個のコイルで構成しても
よい。もちろん、その場合には、定電流源61A〜61
Qの電流Ia〜Iqを上述したように変える必要があ
る。
【0050】さらに、一次コイルを、それぞれがシリア
ルパラレル変換器220からのデジタル音声信号Dpの
一部の複数ビットに共通の複数のコイルで、例えば、そ
れぞれ8ビットに共通の2個のコイル、または4ビット
に共通の4個のコイルで、構成することもできる。
ルパラレル変換器220からのデジタル音声信号Dpの
一部の複数ビットに共通の複数のコイルで、例えば、そ
れぞれ8ビットに共通の2個のコイル、または4ビット
に共通の4個のコイルで、構成することもできる。
【0051】なお、デジタル音声信号DsおよびDp
が、2’sコンプリメントコードである場合、または、
シリアルパラレル変換器220に供給されるシリアルデ
ータのデジタル音声信号Dsは、自然2進符号で、これ
がシリアルパラレル変換器220において、パラレルデ
ータに変換されるとともに、2’sコンプリメントコー
ドに変換されて、シリアルパラレル変換器220からの
パラレルデータのデジタル音声信号Dpとしては、2’
sコンプリメントコードとされる場合には、デジタル音
声信号DpのMSBに対応する定電流源61Qおよびス
イッチ回路62Qを無くすとともに、下位ビット(LS
B〜2SB)に対応する定電流源61A〜61Pとし
て、それぞれデジタル音声信号DpのMSBの値に応じ
て、MSBが0であるときには、対応する下位ビットが
アクティブのときに一次コイルにプラス方向の電流を供
給し、MSBが1であるときには、対応する下位ビット
がアクティブのときに一次コイルにマイナス方向の電流
を供給するものを用いればよい。
が、2’sコンプリメントコードである場合、または、
シリアルパラレル変換器220に供給されるシリアルデ
ータのデジタル音声信号Dsは、自然2進符号で、これ
がシリアルパラレル変換器220において、パラレルデ
ータに変換されるとともに、2’sコンプリメントコー
ドに変換されて、シリアルパラレル変換器220からの
パラレルデータのデジタル音声信号Dpとしては、2’
sコンプリメントコードとされる場合には、デジタル音
声信号DpのMSBに対応する定電流源61Qおよびス
イッチ回路62Qを無くすとともに、下位ビット(LS
B〜2SB)に対応する定電流源61A〜61Pとし
て、それぞれデジタル音声信号DpのMSBの値に応じ
て、MSBが0であるときには、対応する下位ビットが
アクティブのときに一次コイルにプラス方向の電流を供
給し、MSBが1であるときには、対応する下位ビット
がアクティブのときに一次コイルにマイナス方向の電流
を供給するものを用いればよい。
【0052】これによって、スピーカユニット10にお
いては、コーン32が、シリアルパラレル変換器220
からのデジタル音声信号DpのMSBの値に応じた方向
に、MSBを除く各ビットの重みに比例した量だけ偏位
し、シリアルパラレル変換器220からのデジタル音声
信号Dpに忠実に音声が再生される。
いては、コーン32が、シリアルパラレル変換器220
からのデジタル音声信号DpのMSBの値に応じた方向
に、MSBを除く各ビットの重みに比例した量だけ偏位
し、シリアルパラレル変換器220からのデジタル音声
信号Dpに忠実に音声が再生される。
【0053】図1に示したようなスピーカユニット10
の一次コイル1を、アナログ音声信号によって駆動する
こともできる。ただし、電磁結合スピーカは、上述した
ように数kHzないし1kHz以下の低域で電磁結合力
が小さくなる。
の一次コイル1を、アナログ音声信号によって駆動する
こともできる。ただし、電磁結合スピーカは、上述した
ように数kHzないし1kHz以下の低域で電磁結合力
が小さくなる。
【0054】そこで、スピーカユニット10の一次コイ
ル1をアナログ音声信号によって駆動する場合には、入
力アナログ音声信号を、可聴周波数より高い周波数、す
なわち可聴周波数の上限と言われる20kHzを超える
周波数、具体的には20kHzの2倍前後の高い周波数
でチョッピングし、パワーアンプで増幅して、スピーカ
ユニット10の一次コイル1に供給することが望まし
い。この場合、チョッピング期間の時間幅は、チョッピ
ング周期に比べて十分短くし、例えばチョッピング周期
の1/10ないしそれ以下とする。
ル1をアナログ音声信号によって駆動する場合には、入
力アナログ音声信号を、可聴周波数より高い周波数、す
なわち可聴周波数の上限と言われる20kHzを超える
周波数、具体的には20kHzの2倍前後の高い周波数
でチョッピングし、パワーアンプで増幅して、スピーカ
ユニット10の一次コイル1に供給することが望まし
い。この場合、チョッピング期間の時間幅は、チョッピ
ング周期に比べて十分短くし、例えばチョッピング周期
の1/10ないしそれ以下とする。
【0055】これによれば、アナログ音声信号の低域成
分も、スピーカユニット10の一次コイル1に流れる信
号電流としては、20kHzを超えるような高い周波数
となる。したがって、電磁結合スピーカであるスピーカ
ユニット10によって低域までの再生が可能となる。
分も、スピーカユニット10の一次コイル1に流れる信
号電流としては、20kHzを超えるような高い周波数
となる。したがって、電磁結合スピーカであるスピーカ
ユニット10によって低域までの再生が可能となる。
【0056】
【発明の効果】上述したように、この発明によれば、簡
単な構成によって、電磁結合スピーカの磁気回路の空隙
での磁力を大きくすることができ、これによりスピーカ
の感度を高くすることができ、出力音圧レベルを大きく
することができるとともに、スピーカを防磁型とするこ
とができる。
単な構成によって、電磁結合スピーカの磁気回路の空隙
での磁力を大きくすることができ、これによりスピーカ
の感度を高くすることができ、出力音圧レベルを大きく
することができるとともに、スピーカを防磁型とするこ
とができる。
【図1】この発明のスピーカ装置のスピーカユニットの
一例を示す断面図である。
一例を示す断面図である。
【図2】図1のスピーカユニットの二次コイルの一例を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図3】図1のスピーカユニットの二次コイルの他の例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図4】この発明のスピーカ装置の一例を示す接続図で
ある。
ある。
【図5】電磁結合スピーカの一例を示す断面図である。
10…スピーカユニット、1,1A〜1N,1P,1Q
…一次コイル、2…二次コイル、2B…ショートコイル
部分、2F…非ショートコイル部分、11…センターポ
ール・ヨーク、12…センターポール部、14…フラン
ジ部、16…端子板、17…コイル引出線、18…入力
端子、20B…後方側磁気回路、20F…前方側磁気回
路、21B…後方側マグネット、21F…前方側マグネ
ット、22B…後方側プレート、22F…前方側プレー
ト、23B…後方側空隙、23F…前方側空隙、32…
コーン、40…スピーカ駆動回路、61A〜61N,6
1P,61Q…定電流源、62A〜62N,62P,6
2Q…スイッチ回路、220…シリアルパラレル変換器
…一次コイル、2…二次コイル、2B…ショートコイル
部分、2F…非ショートコイル部分、11…センターポ
ール・ヨーク、12…センターポール部、14…フラン
ジ部、16…端子板、17…コイル引出線、18…入力
端子、20B…後方側磁気回路、20F…前方側磁気回
路、21B…後方側マグネット、21F…前方側マグネ
ット、22B…後方側プレート、22F…前方側プレー
ト、23B…後方側空隙、23F…前方側空隙、32…
コーン、40…スピーカ駆動回路、61A〜61N,6
1P,61Q…定電流源、62A〜62N,62P,6
2Q…スイッチ回路、220…シリアルパラレル変換器
Claims (2)
- 【請求項1】センターポール・ヨーク、後方側マグネッ
ト、および後方側プレートによって形成されて、前記セ
ンターポール・ヨークのセンターポール部と前記後方側
プレートとの間に後方側空隙を有する後方側磁気回路
と、 前記後方側プレート、スピーカの前後方向において前記
後方側マグネットとは着磁方向が逆方向の前方側マグネ
ット、および前方側プレートによって形成されて、前記
センターポール部と前記前方側プレートとの間に前方側
空隙を有する前方側磁気回路と、 前記後方側空隙の近傍部分において、前記センターポー
ル部または前記後方側プレートに固定された一次コイル
と、 振動板に固定されて、前記後方側空隙内および前記前方
側空隙内に配され、前記後方側空隙と対向する部分では
ショートコイルを構成し、前記前方側空隙と対向する部
分ではショートコイルを構成しない二次コイルと、 を備えるスピーカ装置。 - 【請求項2】スピーカユニットと、スピーカ駆動回路と
を備え、 前記スピーカユニットは、 センターポール・ヨーク、後方側マグネット、および後
方側プレートによって形成されて、前記センターポール
・ヨークのセンターポール部と前記後方側プレートとの
間に後方側空隙を有する後方側磁気回路と、 前記後方側プレート、スピーカの前後方向において前記
後方側マグネットとは着磁方向が逆方向の前方側マグネ
ット、および前方側プレートによって形成されて、前記
センターポール部と前記前方側プレートとの間に前方側
空隙を有する前方側磁気回路と、 前記後方側空隙の近傍部分において、前記センターポー
ル部または前記後方側プレートに固定された一次コイル
と、 振動板に固定されて、前記後方側空隙内および前記前方
側空隙内に配され、前記後方側空隙と対向する部分では
ショートコイルを構成し、前記前方側空隙と対向する部
分ではショートコイルを構成しない二次コイルと、 を備え、 前記スピーカ駆動回路は、前記スピーカユニットの前記
一次コイルをデジタル音声信号によって駆動する、 スピーカ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35688596A JPH1066187A (ja) | 1996-06-11 | 1996-12-26 | スピーカ装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8-171835 | 1996-06-11 | ||
| JP17183596 | 1996-06-11 | ||
| JP35688596A JPH1066187A (ja) | 1996-06-11 | 1996-12-26 | スピーカ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1066187A true JPH1066187A (ja) | 1998-03-06 |
Family
ID=26494420
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35688596A Pending JPH1066187A (ja) | 1996-06-11 | 1996-12-26 | スピーカ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1066187A (ja) |
-
1996
- 1996-12-26 JP JP35688596A patent/JPH1066187A/ja active Pending
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