JPH10509495A - 燃料噴射弁 - Google Patents

燃料噴射弁

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JPH10509495A
JPH10509495A JP9512291A JP51229196A JPH10509495A JP H10509495 A JPH10509495 A JP H10509495A JP 9512291 A JP9512291 A JP 9512291A JP 51229196 A JP51229196 A JP 51229196A JP H10509495 A JPH10509495 A JP H10509495A
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Abstract

(57)【要約】 少なくとも2つの入口弁を備えた混合気圧縮点火式内燃機関では、アイドリング運転及び下側の部分負荷運転において、内燃機関の各シリンダには、1つの入口弁のみを介して混合気を供給し、第2の入口弁は閉鎖したままにしておくことが有効である。一般に、燃料噴射のためには、2つの別個の燃料噴射流がその都度の各シリンダの入口弁の方向に向けられて噴出する燃料噴射弁が用いられる。このような噴射弁を用いた場合、入口弁の1つを閉鎖時に、この閉じられた入口弁にさらに燃料が噴射されるという不都合が生じる。閉じた入口弁へのこのような燃料噴射は中断されなければならない。本発明による燃料噴射弁(13)はアタッチメント体(42)が設けられており、その内壁内に遮断部材(83)が摺動可能に支承され、該遮断部材(83)の、空気室(67)に向けられた滑動部材(82)には、吸入管内のスロットルバルブ上流側の圧力が作用しており、一方、反対の方向には、スロットルバルブ下流側の吸入管圧力が作用している。圧力差が十分大きくなると、遮断部材(83)は、燃料噴射弁(13)の少なくとも1つの噴射孔(53)と、アタッチメント体(42)内の少なくとも1つの案内通路(78)とを遮断する程度まで、左側へスライドされる。これによって、内燃機関のシリンダの開放されている入口弁のみに、少なくとも1つの開放された噴射孔(53)と開放された案内通路(78)とを介して、燃料が供給される。このような燃料噴射弁は特に混合気圧縮点火式内燃機関の燃料噴射に適している。

Description

【発明の詳細な説明】 燃料噴射弁 背景技術 本発明は、請求項1の上位概念による燃料噴射弁に関する。このような燃料噴 射弁は既にに公知である(米国特許第4982716号明細書)。この公知の燃 料噴射弁では、1つのシリンダの種種異なる複数の入口通路に向けられた燃料噴 射が、常に同時に噴射されるようになっている。しかしながらこのことによって 、次のような不都合が生ずる。すなわち、アイドリング運転や下側の部分負荷運 転のような、内燃機関の所定の運転状態において、燃料消費や排気エミッション に関連して、内燃機関の運転特性を改善するために、少なくとも2つの入口弁の うちの1つが閉鎖される時に、別個の燃料噴射流の少なくとも1つが不都合な形 式で、閉じた入口弁にぶつかってしまう。 このような燃料噴射弁においては、2つの別個の燃料噴射弁は、弁座の下流側 で単独の燃料噴射流が衝突面にぶつかり、そして噴射流分配器によって2つの別 個の燃料噴射流に分けられることによって形成される。 また欧州特許第0242978号明細書によれば、6つの噴射開口が設けられ た孔付き円板が、弁座面下 流側に配置されている燃料噴射弁が公知である。この場合、その都度3つの噴射 開口から噴出する各噴射流は、2つの別個の燃料噴射流が得られるように互いに 調製される。各燃料噴射流は、内燃機関の1つのシリンダの各入口通路に向けら れる。この燃料噴射弁においてもやはり、入口弁の1つが閉じていても、燃料は 2つの別個の燃料噴射流を介して、各エンジンシリンダの2つの入口通路に噴射 される。 さらに別の公知の燃料噴射弁(SAE Technical Paper Series 920294,1992;Dev elopement of Air-Asisted Injector System;1992年刊,SAEテクニカルペー パーシリーズ920294号;エアアシステッドインジェクタシステムの開発) には、噴射流分配器を備えたアダプタが設けられており、この噴射流分配器によ って、噴射弁から噴射された燃料は2つの燃料噴射流に分けられ、各噴射流に空 気通路を介して、混合気形成のための空気が供給される。この空気は、内燃機関 の吸入管内のスロットルバルブの周囲でバイパス導管から分岐している制御弁に よって制御可能である。この制御弁は、一方の閉鎖部材によって、燃料噴射弁に 対して空気導管を開閉し、他方の閉鎖部材によって、燃料噴射弁に対してスロッ トルバルブの周囲のバイパス導管を開閉する。 本発明の利点 これに対して、請求項1の特徴を有する、本発明による燃料噴射弁は以下の利 点を持つ。すなわち、簡単な形式で、アイドリング運転や下側の部分負荷運転の ような内燃機関の所定の運転状態において、開放された単独の入口弁もしくは開 放された複数の入口弁をのみ介して燃料が、内燃機関の各シリンダに供給され、 一方、この所定の運転状態において、閉じた複数の入口弁もしくは閉じた単独の 入口弁の前には燃料は存在しない。これによって燃料消費量とともに排ガスの有 害成分も減少され、運転状態間の移行特性も改良される。 請求項2以下に記載の措置によって、請求項1に記載した燃料噴射弁の有利な 変化実施例と改良が可能である。 特に有利には、燃料噴射弁にアタッチメント体が配置されており、このアタッ チメント体内に、遮断部材が移動可能に支承されている。これによってしかし、 既に存在する燃料噴射弁の構造を変える必要はなく、その都度の燃料噴射弁に適 したアタッチメント体を適合させるだけでよい。同様に有利には、遮断部材が、 噴射された燃料と混合するために燃料噴射弁に供給される空気によって摺動され るようになっている。また同様に有利には、遮断部材に通じている空気導管内に 制御弁が組み込まれており、この制御弁によって、内燃機関のその都度の必要に 応じ遮断部材を正確に操作 するために、空気導管を部分的にまたは全部、閉鎖することができる。 図面 以下に図面に概略的に示した本発明の実施例について詳しく説明する。第1a 図は、制御弁を備えた空気導管が接続されている、内燃機関の入口通路に配置さ れた燃料噴射弁、第1b図は、内燃機関のシリンダの2つの入口通路内での、燃 料噴射弁による噴射流の概略図、第2a図から第2c図までは種種異なった切換位 置にある制御弁、第3図は本発明に従って形成された、遮断部材が遮断位置にな い状態の燃料噴射弁の第1実施例、第4図は、第3図のIVーIV線に沿った断面図 、第5図は、第3図の第1実施例による、遮断位置にある遮断部材を備えた燃料 噴射弁、第6図は、第5図のVIーVI線に沿った断面図を、第7図は、本発明に従 って遮断部材を備えた燃料噴射弁の第2実施例で、該燃料噴射弁の遮断部材が遮 断位置にある状態、第8図は第7図のVIIIーVIII線に沿った断面図を示している 。 実施例の説明 第1a図では、混合気圧縮火花点火燃焼機関を示し、この燃焼機関は、入口弁 3によって開閉される少なくとも1つの入口開口2を有している。内燃機関の効 率アッと、また、特に希薄運転および層状給気による内燃機関の排ガス成分減少 のために、現在では、内燃機関のシリンダはしばしば2つ以上の入口弁ならびに 出 口弁を備えている。第1b図は2つの入口開口2を備えたシリンダを示している が、簡略に図示するため、入口弁3は省略してある。点火プラグ5はシリンダ1 内の圧縮燃料空気混合物の点火に用いられ、また、ここでは図示していない出口 弁によって制御される2つの出口開口6は内燃機関の排ガス導管7へ通じている 。入口通路10は仕切壁9に仕切られて各入口開口へと通じ、この際、両通路は 、その都度のシリンダに配属されたひとつの単独吸入管11にまとめられている 。単独吸入管11内には燃料噴射弁の噴射端部が部分的に突出しており、この噴 射端部は、ふたつの別個の燃料噴流14を噴射するが、これらの燃料噴射流はそ の都度、入口通路10もしくは入口開口2の方向へ向けられる。第1a図におい ても、第1b図に示されているように、シリンダ1は2つの入口弁3と2つの入 口開口2を有しており、これらの入口開口2には各燃料噴射弁によって燃料が供 給される。別の実施例ではシリンダ1は1つの入口弁3と1つの入口開口2だけ を有していてもよいが、一方、燃料噴射弁13はそれにもかかわらず、少なくと も2つの別個の燃料噴射流を入口通路10もしくは入口開口2へ噴射するように 構成されている。この場合、別個の燃料噴射流14の方向は各々非常に正確に選 択され、また、内燃機関のそれぞれ所望の運転状態に合わせることができる。 単独吸入管11は分配器より延びており、ここからまた、内燃機関の、ここで は図示していない別のシリンダに分岐している。分配器の上流側には、スロット ルバルブ15を備えた吸入管17が存在しており、このスロットルバルブ15は 、ここでは図示していないアクセルによって運転者が動かすことができる。スロ ットルバルブの上流側には、吸入管17から、空気バイパス19が分岐しており 、この空気バイパス19内に制御弁21が配置されていて、この制御弁21の制 御体は、空気バイパス19を閉鎖し、空気バイパスを、燃料噴射弁13に通じる 空気導管23に接続し、それと同時にこれに続いて同時に空気バイパスを、スロ ットルバルブ18の下流がわで吸入管17に通じる流入導管25接続し、また、 これに続いて、空気導管23との接続を完全に遮断し、流入導管との接続だけを 開放状態に保つために連続的に種種異なった位置を占めることができる。制御弁 21は、例えば電動モータによって動かされ、電子制御器26により電気的な線 路を介して制御される。電子制御器26により、同様に電気的な線路を介して、 電磁石式に操作される燃料噴射弁13の制御も行われる。内燃機関の、電気信号 に変換された運転パラメータ測定値、例えば回転数27、スロットバルブの回転 角度に応じた負荷28、内燃機関の温度29、排ガス導管中の酸素濃度30及び その他は電子制御器に供給される。第2a図、第2b図 、第2c図において、回転弁として形成されていて、例えば電動機で駆動される 第1a図に示した制御弁21がさらに簡略化されて、種種異なった位置で示され ているが、この場合、第1a図において選択された符号が使用されている。回転 弁として形成された制御体22は、図示していない電動機によって回転可能であ って、その横断面が凹部32を備えた円の切片の形状を有しており、この凹部3 2は、制御体22の第1のシールリップ33と第2のシールリップ34によって 制限されている。制御体22が時計回り方向に回転するとき、第1のシールリッ プは第2のシールリップの先を動く。この際、制御体22は、作業室36内で、 回転可能に支承されており、該作業室36に空気バイパス19、空気導管23、 及び流入導管25が接続されている。空気バイパス19は、その作業室36に通 じる開口部が、第1のシール綿37と、続いて時計回り方向に第2のシール面3 8によっって制限される。第2のシール面38は同時に、作業室36内に通じる 空気導管23の開口部を制限しており、この開口部は時計回り方向で第3のシー ル面39によって制限される。第2a図において、制御体22は、第1のシール リップ33が部分的に第2のシール面38と第3のシール面39とを覆い、第2 のシールリップ34が第1のシール面37を部分的に覆う位置を占めるので、空 気バイパス19と、空気導管23及び流入導管25との接続 はその都度中断される。さて、内燃機関のアイドリングおよび下側の部分負荷運 転においては、制御体22は時計回り方向に回転するので、まず第2のシールリ ップ34が第1のシール面37をさらに覆っていき、一方、第1のシールリップ 33は第2のシール面38から離れ、これによって凹部32を介して空気バイパ ス19と空気導管23との接続を開放する。第2b図には、制御体22によって 、空気バイパス19と空気導管23との接続流路が開放される位置が示されてい るが、第2のシールリップ34はまだちようど、空気バイパス19から流入導管 25へ空気流が流入しない程度に第1のシール面37を覆っている。制御体22 が第2b図において示されている位置を越えて、さらに時計回り方向に回転する と、第2のシールリップ34は第1のシール面37を離れ、こうして、空気バイ パス19から空気導管23への流れに加えてさらに、空気バイパス19から流通 導管25への流れ経路も開放される。制御体22のこのような位置は第2c図に 示されてている。電子制御器内、または電気的な線路もしくは電動機エラーが生 じた時に、内燃機関がいわゆる緊急作動においてひき続き運転を確実に行うため には、次のようにするとよい。すなわち、ここでは示されていない戻しばねによ って制御体22を、第2a図の位置から逆時計回り方向に、第1のシールリップ 33が第3のシール面39から離れた位置に、あるいは第2の シールリップ34が、第1のシール面37から離れた位置に、または第1のシー ルリップ33が第3のシール面39から離れた位置に、しかも第2のシールリッ プ34が第1のシール面37から離れた位置に達するまで回転させ、これによっ て、空気バイパス19から空気導管23へ通じる、または流入導管25へ通じる 継続流路、あるいはこれら空気導管23及び流入導管25の両方に通じる接続流 路が形成されるようにするとよい。 第3図は、混合気圧縮火花点火式内燃機関の燃料噴射装置に用いられる通常既 に公知の燃料噴射弁13を部分的に例示しており、この燃料噴射弁はその噴射端 部41に、例えばプラスチック製の作られたアタッチメント体42を装着してい る。燃料噴射弁13の噴射端面41はノズル体43の中に形成されている。この ノズル体は長手方向に延びている案内通路45を備えていて、この案内通路の中 に可動な弁閉鎖部材46、例えば弁針等が滑動可能に支承されている。噴射端面 41に向けて、案内通路45が弁座面47に移行しているが、この弁座面は弁閉 鎖部材46と協慟する。弁座面47は流れ方向で、流出開口49内に移行してお り、流出開口はノズル体端面50まで延びている。図示の実施例ではノズル体端 面50に噴射孔付き円板51が当接し、例えば、環状に延びるシール継ぎ目によ って、流出開口49に対して半径方向で間隔を保って 密接に結合されている。第3図の実施例では流出開口49を覆う噴射孔付き円板 51の箇所には例えば少なくとも2つの噴射孔53が設けられており、これらの 噴射孔53は下部端面まで通じている。噴射孔付き円板51に少なくとも2つの 噴射孔が形成されていなければならないということはない。図示していない形式 では噴射孔付き円板51にも1つだけの噴射孔53を形成してもよい。この場合 は、既に冒頭で述べた前書きで触れた燃料噴射弁によって公知であるように、1 つの噴射孔から出た燃料は、噴射流方向で、噴射分配器によって、2つの別個の 噴射流に分けられる。噴射孔付き円板51も、これに限定されるものではない。 その代わり、噴射孔付き円板が設けられておらず、流出開口49、又は流出開口 49に接続し、ノズル体端面50に形成された少なくとも2つの噴射孔を介して 、燃料が噴射される燃料噴射弁が使用されてもよい。燃料噴射弁の操作には、公 知の形式例えば電磁石式に行われる。弁閉鎖部材46を軸方向で移動させ、ひい てはここでは図示されていない戻りばねのばね力に抗して、もしくは燃料噴射弁 の閉鎖力に抗して、燃料噴射弁を開放させるために、ここでは図示されていない 磁気コイルと可動子及びコアを備えた電磁回路が用いられる。可動子は弁座面4 7とは反対側に向いた、弁閉鎖部材46の端部に接続され、コアの位置に合わせ られている。 アタッチメント体は、例えば段つけされ管状に成形された空気案内管55と噴 射体57とから成っている。噴射体57は鉢状に形成され、底部58を備えてお り、該底部58に、燃料噴射弁13の噴射端部41を取り囲む環状縁部59が接 続している。燃料噴射弁13の噴射端部41には、円環状の係止溝61が形成さ れており、該係止溝61内において、少なくとも部分的に円環状の係止突起が、 環状縁部59の内壁に係止し、これによって噴射体57を燃料噴射弁の噴射端部 41に固定する。噴射体57の周囲にあるリング溝63内に弾性的なシールリン グ65が配置されており、該シールリングに、半径方向で押しつけながら空気案 内体55の段付き内壁66が密に接している。空気案内体55は軸方向でリング 縁59を越えて、さらに部分的にケーシングを越えて延びているが、このケーシ ングには、空気案内体55が、ここでは示していない形式で密閉されて接してい る。空気案内体55の内壁66が、シールリング65と燃料噴射弁13のケーシ ングの周囲とにおける密閉された位置を除いて、噴射体57と燃料噴射弁のケー シングに対して半径方向で間隔を取ることにより、内壁66と、燃料噴射弁並び にリング縁59の間に環状の空気室67が形成されており、該空気室67は空気 管片69を介して空気導管23に接続されている。軸方向でほぼ噴射体57の底 部58領域において、空気案内体55の周囲にリング 溝70が形成されており、該リング溝70内に弾性的なシールリング71が配置 されているが、このシールリング71は、燃料噴射弁13が、該燃料噴射弁13 に配置されたアタッチメント体とともに、単独吸入管11の内壁の弁通路73( 第1図a)に挿入される際に、吸入管の雰囲気を外部に対してシールする。噴射 体57の底部58は噴射孔付き円板の方向に盛り上がったドーム74を有し、該 ドーム74の、噴射孔付き円盤51の方向に向いた端面75と、噴射孔付き円盤 の下部端面54との間にギャップ76が形成されている。ドーム74の端面75 から、噴射体57の底部58を通って、少なくとも2つの案内通路78が延びて おり、これらの案内通路78は、配属された噴射孔53にほぼ整列されていて、 流れ方向で、弁縦軸線79に対する間隔並びに案内通路相互の間隔が広がってい くように互いに傾いて延びている。図示の実施例では2つの案内通路78が設け られており、噴出孔53から出た燃料噴射流14は各案内通路を通って、一点鎖 線で示したように沿って噴射される。各燃料噴射流14は1つ1つの噴射孔から 出た2つまたはそれ以上の燃料噴射流をまとめることによっても形成される。噴 射体57内にはさらに燃料噴射流を形成するために少なくともの案内通路78を 設けてもよい。弁縦軸線79に対して横方向に滑動通路80が、噴射体57の環 状縁59を貫通しており、該滑動通路80の中に、遮断 部材83の滑動区分82が、ほぼ気密に、しかしながら、摺動可能に支承されて いる。遮断部材83はさらに、舌片状のウェブ区分84を有し、該ウェブ区分8 4は、直方体状の滑動区分82と接続されており、また、このウェブ区分にはシ ール区分86が形成されている。端面75の方向に開放して、弁縦軸線79のほ ぼ下から、ドームの周囲まで、ドーム溝87が延びており、該ドーム溝87は、 ウェブ区分84の位置に合わせられていて、このドーム溝に、ウェブ区分84の 、噴射孔付き円板51とは反対側に向いた下側の面94が当接している。つまり 遮断していない初期位置であり、案内通路78へ突出していない。この初期位置 においては、ドーム溝87と反対方向に形成されたシール区分86も同様に、噴 射孔付き円板51の下側の端面54に接してはいるが、噴射孔53を覆っていな い位置にある。ウェブ区分84には、例えば第4図に示すように、互いに向き合 った2つのばねアーム88が接続されており、これらのばねアーム88は、環状 縁に形成された案内溝90内に滑動可能に支承されている。ばねアーム88は戻 し力を惹起するが、この戻し力は、第3図及び第4図のように、遮断部材が右か ら左へ移動することに抗して働く。遮断部材83の移動は、空気室67にある空 気の、滑動区分82に作用する、空気圧が、ばねアーム88の力と、案内通路7 8及びギャップ76とを介して噴射体57の内部で遮 断部材83にかかる空気圧との合計よりも大きい時に、空気圧力によって行われ る。ばねアーム88のばね力を適切に選択することによって、以下のことが達成 される。すなわち、内燃機関のアイドリング運転と下側の部分負荷運転とにおい て、単独吸入管11と吸入管17との間の空気圧差が、スロットルバルブ18の 上流で移動のために十分な大きさである時にのみ、遮断部材83は、少なくとも 1つの噴射孔53と1つの案内通路78を遮断する位置に、左方向へ移動するの である。第1a図に示すように、空気室67はスロットルバルブ18の上流で吸 入管17と接続しており、従ってほぼ雰囲気圧下ある。スロットルバルブ18を 、内燃機関出力を高めるために開放方向でより強く回転させると、スロットルバ ルブ18下流の圧力が上昇するが、ひいては同様に単独吸入管11の圧力も上昇 し、これによって遮断部材83に作用する戻し力が強まり、該遮断部材は右方向 へその初期位置に押し戻されるので、燃料は再び全ての噴射孔を介して支障なく 噴射される。遮断部材83の遮断位置から遮断部材の始発位置への、正確な移行 点及びひいては単独の燃料噴射流から少なくともさらに1つの別の燃料噴射流を 噴射する作業、またそれとは逆の作業の正確な移行点を規定するためには、空気 導管23内に制御弁21を配置するとよい。そのような制御弁はすでに第1a図 並びに第2a図から第2c図までに示されている。第2a図に 示す遮断位置から始まって第2b図に示す位置に達するまで、制御弁21は常に 、空気バイパス19を空気導管23に対して開放しており、これによって、遮断 部材83に十分に大きな空気力がかかり、該遮断部材83は、左へ、少なくとも 1つの噴射孔83及びひいては1つの燃料噴射流を中断させる位置に移動する。 制御弁21が、第2b図に示した位置を越えてさらに時計回り方向に回転すると 、流入通路10内の空気圧力が上昇し、遮断部材83は右方向へ、その開口位置 に押しずらされる。前記の形式では、遮断部材83の操作は空気による1つの可 能性しか示されていない。しかしながら同じ形式で、前述の空気による操作では なく、第4図に破線で示した、電子制御器26により制御される電磁石91によ って直接遮断部材83を操作することも可能である。遮断部材83がその遮断位 置にあると、電子制御器26を介して、燃料噴射弁の噴射時間の延長が制御され る。 続く第5図から第8図までは、同じ働きを有する部分には、同じ符号を使用さ れている。第5図及び第6図は、第3図及び第4図による実施例が示されていて 遮断位置に遮断部材83有しており、該遮断部材83は左側の位置にあり、これ によって少なくとも1つの噴射孔53と1つの案内通路78とを遮断している。 矢印92は空気流を示しており、この空気流は空気室67を出て、滑動通路80 から噴射体57の内部へス ライドした滑動区分82を通過して、ギャップ76に達し、遮断されていない左 側の案内通路78内において、少なくとも1つの遮断されていない噴射孔から噴 射された燃料噴射流14と集合され、この燃料噴射流14と混合されて噴射され る。 第7図及び第8図は、第5図及び第6図同様に、前述のアタッチメント体42 と、遮断位置にある遮断部材83とを備えた燃料噴射弁を示しているが、この第 7図及び第8図の実施例では、ドーム74はドーム溝87の外側で噴射孔付き円 板51の下側の端面54に当接する程度に構成されており、一方、ウェブ区分8 4の下側の面94とドーム溝87との間には軸方向で溝ギャップ95が形成され ており、遮断部材83が遮断位置にある状態で、空気室67から噴射体57の内 部へ流れ込んだ空気は、前記溝ギャップ95を介して、遮断された噴射孔53に 対応配置された案内通路78に流れることができる。このような構成は噴射され た燃料噴射流が「細い」ひも状噴射流(ペンシルストリーム;pencil-stream)、 つまり非常に小さな噴射円錐角を有している場合に有利である。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 (53)と、アタッチメント体(42)内の少なくとも 1つの案内通路(78)とを遮断する程度まで、左側へ スライドされる。これによって、内燃機関のシリンダの 開放されている入口弁のみに、少なくとも1つの開放さ れた噴射孔(53)と開放された案内通路(78)とを 介して、燃料が供給される。このような燃料噴射弁は特 に混合気圧縮点火式内燃機関の燃料噴射に適している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 内燃機関に燃料を噴射するための燃料噴射弁であって、少なくとも2つ の別個の燃料噴射流が、内燃機関のシリンダの、複数の入口通路に、またはシリ ンダの入口弁によって制御される複数の入口開口の方向、とりわけ1つのシリン ダの、種種異なった複数の入口通路または複数の入口開口に向けられる形式のも のにおいて、 内燃機関(1)の運転条件に関連して、燃料噴射流(14)の少なくとも1つ を中断する位置に移動可能な遮断部材(83)が設けられていることを特徴とす る、燃料噴射弁。 2. 遮断部材(83)が、燃料噴射弁(13)の噴射端面(41)に配置さ れたアタッチメント体(42)内で、移動可能に支承されている、請求項1記載 の燃料噴射弁。 3. 遮断部材(83)が燃料噴射弁(13)の噴射端面(41)に当接する シール区分を有している、請求項2記載の燃料噴射弁。 4. 遮断部材(83)が弁縦軸線(79)に対して横方向に摺動可能である 、請求項2または3記載の燃料噴射弁。 5. 少なくとも1つの燃料噴射流(14)を中断する方向への、遮断部材( 83)の摺動が、戻し力に抗 して流体によって、または電磁石によって行われる、請求項4記載の燃料噴射弁 。 6. 遮断部材(83)に一体成形されたばねアーム(88)が戻し力として 用いられる、請求項5記載の燃料制御弁。 7. ばねアーム(88)が、アタッチメント体(42)の案内溝(90)内 に突出している、請求項6記載の燃料噴射弁。 8. 遮断部材(83)が、アタッチメント体(42)内でガイドされる滑動 区分(82)を有する、請求項3記載の燃料噴射弁。 9. 空気導管(23)が、内燃機関の吸入管(17)からスロットルバルブ 上流でアタッチメント体(42)に通じ、遮断部材(83)が空気によって移動 可能である、請求項2記載の燃料噴射弁。 10. 少なくとも1つの燃料噴射流(14)を中断する位置に遮断部材(8 3)を移動させる空気が、アタッチメント体(42)内で導かれ、この空気が少 なくとも1つの中断されていない燃料噴射流(14)に集合される、請求項9記 載の燃料噴射弁。 11. 空気導管(23)が、制御弁(21)によって部分的にまたは全部、 閉鎖可能である、請求項10記載の燃料噴射弁。 12. 燃料噴射弁(13)の噴射端部(41)に、少なくとも2つの燃料噴 射を形成する、少なくとも2 つの噴射孔(53)を備えた噴射孔付き円板(51)が設けられており、該噴射 孔付き円板(51)の下流で案内通路(78)がアタッチメント体(42)を貫 通し、これら案内通路(78)によってそれぞれ1つの燃料噴射流(14)が噴 射可能である、請求項9記載の燃料噴射弁。 13. 遮断部材(83)によって、噴射孔付き円板(51)の少なくとも1 つの噴射孔(53)と、アタッチメント体(42)内の少なくとも1つの案内通 路(78)とが、同時に閉鎖可能である、請求項12記載の燃料噴射弁。 14. 遮断部材(83)によって、噴射孔付き円板(51)の少なくとも1 つの噴射孔(53)が閉鎖可能であり、該噴射孔(53)に対応配置された案内 通路(78)のみを介して、空気が導入可能である、請求項12記載の燃料噴射 弁。 15. 内燃機関(1)のアイドリング運転制御のためにスロットルバルブ( 18)の周りの空気バイパス(19)を制御する、アイドリング運転制御弁が制 御弁(21)として用いられる、請求項11記載の燃料噴射弁。
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