JPH10510420A - あわヘッドを有する飲料のあわ安定剤としてのペクチン - Google Patents

あわヘッドを有する飲料のあわ安定剤としてのペクチン

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JPH10510420A JP8506417A JP50641796A JPH10510420A JP H10510420 A JPH10510420 A JP H10510420A JP 8506417 A JP8506417 A JP 8506417A JP 50641796 A JP50641796 A JP 50641796A JP H10510420 A JPH10510420 A JP H10510420A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は飲料、特にビ−ル、就中ピルゼンビ−ルでの(一時的)あわヘッドに対する新規あんあわ安定剤としてのペクチン類を提供する。こういったあわ安定剤はビ−ルに不可欠な構成成分であるホップから好ましく得られ、従って特にビ−ルの味に悪影響のないあわ安定剤であるとの利点を有する。好ましくはこのペクチンはホップコ−ンあるいはつるから得られる。ペクチンの荷電基数に関連し、ペクチンを部分鹸化(脱エステル化)することが有利であろう。また本発明はペクチンの製造法ならびに本発明に係るペクチンで安定化された飲料をも提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 名称 あわヘッドを有する飲料のあわ安定剤としてのペクチン 本発明はビ−ルの如き飲料のあわヘッドの安定化にペクチンを使用することに 関する。 また本発明はかかるペクチンならびにかかるペクチンで安定化された飲料の製 造法に関する。 ペクチンは特に双子葉植物の細胞壁中にみられるポリサッカライドである。ペ クチンの主鎖はα−D−ガラクツロン酸を含み、残余はL−ラムノ−ス、D−ガ ラクト−ス、L−アラビノ−ス、D−キシロ−ス、およびL−フコ−スを含む。 植物の種類毎に、原則的には各変種ごとに、類型特異的なペクチンを有し、その 組成は他の型/変種のペクチンの組成とは異なる。 従来ペクチンはジャムあるいは他の果物ジェリ−の様なゼリ−様製品に使用さ れてきた。そこに用いられているペクチンは通常リンゴパルプあるいは柑橘類パ ルプから分離されたものである(例えば米国特許第4,943,443号参照) 。 米国特許第5,008,254号にはてんさいパルプから分離されたペクチ ンで栄養価のような各種特性の改善およびエマルションの粘調性、非吸湿接着性 、安定化等の改善に使用可能なことが記載されている。 同特許明細書の15欄には、こういったペクチンをあわ改善剤として使用するこ とが記載されており、マシマロやイミテ−ション ウイップド クリ−ムが意図 されている。 勿論こういった永続的なあわはビ−ルの如き飲料のあわヘッドと比較すること は出来ない。ビ−ルは他の飲料に比較して特に残存あわヘッドの点で異なる。ビ −ルの天然成分ならびに醸造業者の特殊なノウハウにより良質なあわが得られる 。 かかる泡の最も重要な特性は コンパクトネス ゆっくり、整然とした澄明化 グラス壁への良好な付着 あわ乾燥中の微細にからまったクリングの形成 である。消費者のビ−ル賞味にとって特に重要なこういったパラメ−タ−は、市 販されている測定装置で比較的客観的に決定しうる。 良質な泡を得るため、あわ安定剤が各種ビ−ルに加えられている。 一般にはサブタンス モント−ルが用いられており、またコバルト塩や鉄塩も用 いられている。 おおくの国ではかかる物質の添加は許されていない。というのはそれらはビ−ル の製造に必要なものではなく、またビ−ルに不可欠なものでもないからである。 モント−ルはポリプロピレン グリコ−ル アルギネ−ト(β−D−マンヌロン 酸とα−L−グルロン酸の混合物で分子量30,000〜200,000)であ る。この物質は藻類から単離され、特に褐藻ラミナリア ヂギタ−タ およびマ クロシスチス ピリフェ−ラから単離されている。 モント−ルを使用することの公知の欠点は、これがビ−ルに必須のものではない 点は別として、最終製品中に沈殿物が形成されやすくなる点である。 本発明は1種あるいはそれ以上のペクチンを飲料中にその製造中あるいは製造後 に添加し飲料のあわヘッドの安定性を改善する方法を提供する。 好ましくは、ホップあるいは他のビ−ルに必要な出発物質から単離あるいは抽出 されたペクチンを添加することである。というのはこういったペクチンはビ−ル に固有の成分から誘導せられるので、例えば柑橘類からの市販のペクチンの場合 に見られるような味覚に影響を及ぼすことがないからである。 ホップはビ−ル醸造プロセス中にホップコ−ン、ペレット、ホップコンセントレ −ト、あるいは異性化ホップエキストラクトの形で添加されるが、それらがあっ ても最後のビ−ル中にはあわ安定化作用を有するホップからのペクチンは存在し ない。というのは醸造法の処理条件(例えば麦芽汁煮沸中の自然pHでの高温) で例えばアルバ−シャイムによるβ−脱離反応(アルバ−シャイム等、1960 )(カルボキシメチル基に隣接するグリコシド結合の分解)でペクチンが分解す るからである。この分解でそのあわ改善能もまた失われる。 従って、米国特許第3,099,563号は、これは醸造プロセスの残存物から 出発したビ−ルのあわ安定剤に関するものであるが、ホップあるいは他のビ−ル 成分からのペクチンに関するものではない。この米国特許ではどの様な物質が明 細書記載の方法で実際に作られたかは明らかではない。 本発明に従えば、フレッシュなホップあるいはホップ抽出の副生物から単離され たペクチンから出発することが好ましい。 好ましくは、本発明のペクチンはホップコ−ンありはホップ植物のつるから得ら れる。このペクチンは高純度に単離される必要はない。勿論そのほうが好ましく 、特に最終製品の味覚、色あるいは泡安定性に悪影響を及ぼす例えばポリフェノ −ル等が存在する可能性がある場合には好ましい。 本発明に係るペクチンの作用は多分モント−ルの作用と同じ原理に基づくものと 思われる。ペクチンはアルギネ−トと同様ビ−ル中で電荷をもち(ベナ−ド等、 Ann.Fals.Exp.Chim.,1981)ビ−ルプロテインとの相互作用が開始せられ、そ れによりより安定な泡となるのであろう。 もしペクチンのこの荷電がその泡安定化作用の原因であるなら、単離されたペク チンを部分鹸化/脱エステル化反応に付すことが有利であろう。通常の70%の 平均エステル化度はそれにより40−50%に下げられる。 ベナ−ド等の上記文献では存在するかもしれぬペクチンはモント−ル測定中にな んら妨げとならないあと述べられているだけで、こういったペクチンの作用につ いてはなんら記載されていない。 本発明ではペクチンが麦芽汁煮沸終点の約10分前(これは決定的ではない)か ら製造プロセスの終わりまでの任意の所望時点で添加せられる。いずれの場合に も上述の分解が酷く生じることを防止しうる様十分遅い時点で添加される必要が ある。好ましくは、ペクチンはブライトビ−ルろ過の前に加えられる。というの はこのろ過で存在する沈殿物が全て除去せられるからである。醸造プロセスでポ ストホッピング(麦芽汁煮沸の末期にホッププレパレ−ションを添加すること) なる工程が採用される場合、ペクチンプレパレ−ションはこのホッププレパレ− ションに添加されることが好適である。 改善された安定性を達成するために添加さるべきペクチンの量は当業者により容 易に決定せられる。この量は特にペクチンプレパレ−ションの純度およびこのプ レパレ−ションを添加すべきビ−ルの種類によりことなる。一般に添加量は0. 5〜20g/hl,好ましくは約3g/hlである。 原則として本発明はあわヘッドが望まれるあらゆる型のビ−ルに適用可能である 。本発明は特にピルゼンビ−ル(特徴的なホップテ−ストを有する底面醗酵、ゴ −ルドカラ−ビ−ル)に好適である。 本発明に従えば、ホップから単離されたペクチンを使用し少なくともモント−ル ヲ用いて得られるあわ安定性と同じ良好なあわ安定性が得られ、しかもモント− ル使用の場合の欠点は無く、またペクチン純度が十分に高ければ、さらに驚くほ ど良好なあわ安定性が得られる。 以下実施例により本発明を説明する。 実施例1 ペクチンでのあわ安定化は多分ペクチンがビ−ル中で電荷を帯びることに基づく ものであろう。その結果あわフィルムの表面に種々の化合物が出来るものと考え られる。ホップは1−3%(d.s.)ペクチンを含む。そこでペクチンをホップか ら分離しクエスト インタ- ナショナルからの市販のペクチンと比較した。 結果: ペクチンをビ−ルに添加すると瓶をシェ−キングで2日培養後、あわ安定性の改 善が事実上認められた。あわ数値を下記表1に示す。 1.ペクチンはビ−ル中5 g/hl の用量で良好な泡安定化特性をしめした。 2.ホップ成分のあわ安定化特性はビタ−物質の特性のみならず、ホップからの ペクチンの特性によるものである。 方法: ホップコ−ンの水抽出物からペクチン(1-3% d.s.)が下記方法で抽出された。 1.抽出物を0.3NHClを用い70℃で4時間インキュベ−トした。次にp Hを炭酸ソ−ダで3に調整した後遠心分離した。 2.次に Al2(SO4)3を加え、pHをNa2CO3で4に調整し、沈殿物を遠心分離で分離 した。 3.次いで Al2(SO4)3を加え、pHをNa2CO3で4に調整し、沈殿物を遠心分離で分 離した。 このペクチンを瓶づめビ−ルに第1表の量で添加した。その後瓶を2日間室温で ゆっくりシェ−クした。最後に工場であわ安定性を2回測定した。 実施例2 2.1 材料 実験をノ−ザンブル−ウア−A,BおよびC(ダッチ ホップ)を用い実施した 。 4種類の他の品種(ジャ−マン ホップ)を用い実験を繰り返した。ノ−ザンブ ル−ウア−A,Bは同じ場所から、またノ−ザンブル−ウア−Cはべつの場所か ら得た。 比較のため、泡安定化試験を市販の柑橘類ペクチン(DE67%)およびモント −ルを用いても実施した。あわ試験にピルゼンビ−ルを使用した。 2.2 方法 1)ペクチン抽出 ホップ植物の別々の部分(つる、コ−ン、葉およびウエ−スト)をpH2に酸 性化した水で抽出してペクチンを単離した。使用せる方法は付属書1に示す。 2)AUA含量およびエステル化度の測定 単離せるペクチンフラクションの純度は滴定/鹸化/滴定方法で決定 JECFA:コムペンヂアム オブ フッド アヂテイブ スペシフィケ−ショ ン第2巻、フッド アンド アグリカルチュアル オルガニゼ−ション オブ ザ ユナイテッド ネイション、 ロ−ム 1992、1055頁) AUA(アンヒドロガラクツロン酸)含量とフラクションのエステル化度(DE )を決定した。 3)ペクチンのあわに対する影響の測定 精製ペクチンフラクションをビ−ルに添加してあわ安定性についてのその影響を 調べた。方法は付属書2に示す。 2.3 結果 ダッチホップ植物を、植物の成育度による変化を調べるため2時期にわけて収穫 した 。第1回は収穫の好適時期で、ホップコ−ンは十分な成育に達した時期で あり(植物A),第2回は収穫の適当な時期から約3週後で、葉、コ−ンおよび つるはしぼんでいた(植物BおよびC)。第3表に抽出ペクチンフラクションの 収量を示してある。すべての植物の葉はペクチン収量が少なく、従ってこれは以 下考慮せぬこととした。 収穫の好時期にはそれより約3週後よりもつるおよびコ−ンからより多くのペク チンが単離せられた。特につるは収穫時期に敏感であった(抽出ペクチン量は7 5−85%減少する)。フラクションの純度も減少した(AUA%は80から7 0に減少)。コ−ンおよびつるのエステル化度は収穫時期の違いでも一定でいず れも75%であった。 添付図の第1図はビ−ルのあわ安定性についてのホップペクチン影響を示し、尚 比較のため市販の柑橘類ペクチン(DE67%)とモント−ルのあわ安定効果も 示してある(付属書3にはこれらの結果を表でしめした)。ペクチンフラクショ ンの使用量については100%純度のものと仮定した。しがしながらつるAおよ びコ−ンAのAUA含量は80%で、つるBおよびCとコ−ンBおよびCのAU A含量は70%であるから、モント−ルとの比較ではこの点を考慮すべきである 。これはダッチホップをもちいた実験では修正されておらず、ジャ−マンホップ をもちいた実験では修正されている。 5g/hlの濃度まではつる/コ−ンペクチン(AおよびB)のあわ安定化作用 はモント−ルの作用と同等である。高濃度ではペクチンの作用はモント−ルに比 して劣っていた(これはフラクションの純度が70−80%であることによるも のと思われる。植物Cからの抽出つる/コ−ンペクチンは違ったパタ−ンを示し ている。コ−ンペクチンはあわ安定化にネガチブの結果を示し、つるペクチンは 植物AおよびBのつるペクチンに比較してあわ安定化に非常に有効な効果をゆう していた。コ−ンペクチンの場合(植物C),ポリフェノ−ルの様なあわにネガ チブな成分が多量に抽出されたものと考えられる。 2.3.2 ジャ−マンホップ 4種類のジャ−マンホップのつる、コ−ンおよびウエ−ストからペクチンを抽出 した。これらの収量は第4表に示されている。実験において葉はダッチホップの 場合にペクチン収量が少なかったことに鑑み考慮しなかった。 ウエ−ストは収穫後畑に残されたままのつる、葉およびコ−ンの混合物である。 ジャ−マンホップからのほうが、ダッチホップからよりもより多くのペクチンフ ラクションが抽出された。しかしながらこれらプレパレ−ションの純度はダッチ ホップからのものより低かった。これはジャ−マンホップの場合、多くの物質が 同時に精製された事実によるものであろう。AUA含量を第2図に、またその結 果を付属書6に表示した。 これらフラクションの平均純度は約60%であり、また全ての単離ペクチンフラ クションのエステル化度は約70%であった。(付属書6に結果が表示されてい る。) 第3〜5図は標準ビ−ル(ピルゼンビ−ル)のあわ安定化に対する種々のホップ ペクチンフラクションの影響を、市販の柑橘類ペクチン(DE67%)およびモ ント−ルと比較して示す(付属書4にそれらの結果が表示されている)。これら の図に於いて、ペクチンフラクションの純度は60%とされている。従って添加 モント−ルの濃度も60%とし、比較が容易になるようにした。 つるペクチン、ホップコ−ンペクチンおよびモント−ルはいずれもビ−ルに加え た後殆ど同等なあわ安定性をしめした。3g/hlの添加であわ改善度は約40 秒であった。3g/hlの添加量でウエ−ストペクチンは平均35秒のわ改善度 を示した。あらゆるペクチンフラクションにとって、安定化は種類によることが 判つた。ペクチンフラクションの用量を1、5および10gAUA/hlになる ように調整しても、泡安定化効果は比例して増加は示さなかった。(第6図参照 、付属書5に結果を表示)。これらフラクションの純度は平均して60%でしか なく、残りの40%はあわにネガチブの成分からなるものであろう。ペクチンフ ラクションの使用量を増やすと、あわにネガチブの成分の量も最終ビ−ル中に増 えることになる。この問題点を解決するため、フラクションの純度をさらに増大 させる必要がある。 水およびビ−ルに添加後、モント−ルテストで単離ペクチンフラクションが検出 されるか否か検討した。スタンダ−ドとしてマヌロン酸も含めた。第7図はその クロマトグラムを示す。その結果、この試験ではペクチンは検出されなかった。 標準ビ−ルはホップペクチンを添加した場合の標準ビ−ルと同じものであった。 2.4 結論 ペクチンはホップ植物の種々の部位(つる、コ−ン)から抽出され得る。葉から のペクチン収量は実験に供するには少なすぎた。しかし収穫後に畑に残されたウ エ−ストからは十分な量のペクチンが抽出された。ペクチンフラクションの純度 (AUA含量)は収穫時期、精製量およびホップ品種に依存することが判明した 。ダッチホップ植物の平均エステル化度は75%で、ジャ−マンホップ植物の場 合は70%であった。つる、コ−ンあるいはウエ−ストで幾分の差異が認められ た。ピルゼン標準ビ−ルに添加した後、つるおよびホップコ−ンペクチンは最良 のあわ改善効果を示し、この結果はモント−ル添加と匹敵するものであった。1 hl当たり3gのペクチンあるいはモント−ルの添加で約40秒のあわ改善が得ら れた。 実施例2の付属書 付属書1 ホップからのペクチン抽出 1 区分けしたホップパ−ツ(コ−ン、つるおよびウエ−スト)を予め窒素で冷 凍させ、粉砕 2 HClでpH 2にした温水を添加 3 攪拌を続けながら80℃で2時間保持 4 チ−ズクロスでろ過 5 上澄液を中和せずに96%アルコ−ルと(1:2)で混合 6 チ−ズクロスでろ過 7 沈殿を60%アルコ−ルで2回洗浄 沈殿を96%アルコ−ルで1回洗浄、ウルトラツラクスで直ちに微粉砕 8 チ−ズクロスでろ過 9 ペトリ−皿で1夜乾燥 付属書2 ペクチンのあわに対する影響の測定 1 乾燥ペクチンを粉砕し、5ml の水に加熱下に溶解。ビ−ルに3mg/瓶(約 1g/hl),15mg/瓶(約5g/hl),30mg/瓶(約10g/hl)の割合で添加 する。これはペクチンフラクションが100%純度と推定しての割合である。実 験ではペクチンフラクションの実際の純度に基づいて添加量をきめた。瓶はダッ チホップの場合48時間、ジャ−マンホップの場合60時間50rpm でシェ−ク した。ニベムメ−タ−によりあわ安定性を測定した。 付属書3 ビ−ルにペクチン(ダッチホップからの抽出物)を添加(100%純 度換算)した際のあわ安定化効果 付属書4 ビ−ルにペクチン(ジャ−マンホップからの抽出物)を添加(100 %純度換算)した際のあわ安定化効果 付属書5 ビ−ルにペクチン(ジャ−マンホップからのペクチン)を添加(測定 純度のもの)した際のあわ安定化効果 付属書6 各種ジャ−マンホップのペクチンフラクションの純度(AUA含量) ならびにエステル化度(DE) 実施例3 3.1 材料 下記のホップ抽出残渣を使用した。 A エタノ−ル抽出残渣 B CO2抽出残渣 C CO2抽出残渣 D ヘキサン抽出残渣 比較のため、市販の柑橘類ペクチン(DE67%),モント−ルおよびホップの つるおよびホップコ−ンからの精製ペクチンフラクション(実施例2)を用いた あわ安定化試験も実施した。これらの試験には標準ビ−ルを使用した。 3.2 方法 3.2.1 ペクチン抽出 粉砕残渣を水(pH2まで酸性化)で抽出してペクチンを単離させた。使用せる 手順は付属書1に記載の通り。 3.2.2 ペクチンのあわに対する影響の測定 精製ペクチンフラクションのあわ安定化効果をみるため、該フラクションをビ− ルに添加した。方法は付属書2に記載の通り。 3.3 結果 種々のホップサプライヤ−から、ホップ抽出物製造後に残った抽出残渣を得た。 これら抽出残渣からペクチンを単離した。収率は第5表に示した。これら残渣か らのペクチンの収率はフレッシュ材料(コ−ンおよびつる)からの収率に匹敵す るものであった。CO2抽出の残渣は2ケ所のサプライヤ−から入手したが、それ ぞれペクチン収率は異なった。しかしながらこの2ケ所のサプライヤ−での抽出 法は完全には知らされておらず、またそれぞれ異なるホップ種が使用されていた 。実施例2は品種により単離せられるペクチン量が異なることを示している。 第8図はピルゼンビ−ルのあわ安定化に対する残渣ペクチンの影響を市販の柑橘 類ペクチン、モント−ルおよびつるペクチン(実施例2)と対比して示している 。その結果が付属書3に表示されている。ペクチンフラクションの使用量は10 0%純度の表示が望ましい。しかし残渣ペクチンのAUA含量は低いであろう( 測定されていない)。モント−ルとの比較ではこの点が考慮さるべきである。エ タノ−ルおよびヘキサン抽出残渣からのペクチンのあわ安定化効果はあまり大で はない。こういったペクチンを加えたビ−ルは実質的にコントロ−ルビ−ルと同 等のあわ安定性を示すに過ぎない。CO2抽出残渣からのペクチンを添加した場 合には効果があった。10g/hlの添加量であわ改善度は26秒であった。し かしながらフラクションの純度の修正なしに、つるおよびコ−ンからのペクチン (前述の実施例)は40秒であった。 実施例3への付属書1 ホップからのペクチン抽出 1 各種抽出物(予め窒素で凍結)の粉砕 2 HCLでpH2に酸性化した温水を加える、水:粉砕物の比は表4.1参照 3 攪拌を続けながら80℃に2時間保持。 チ−ズクロスでろ過。中和するこ となく上澄液を96%アルコ−ルと混合(1:1.5) 4 チ−ズクロスでろ過 5 沈殿物を96%アルコ−ルで3回洗浄 6 チ−ズクロスでろ過 7 ペトリ−皿で1夜乾燥 実施例3への付属書2 ペクチンのあわ安定化効果の測定 1 乾燥ペクチンを粉砕し、5ml の水に加熱下に溶解。ビ−ルに15mg/瓶( 約5g/hl),30mg/瓶(約10g/hl)の割合で添加する。これはペクチ ンフラクションが100%純度と推定しての割合である 2 瓶を室温で60時間50rpmでシェ−クする 3 泡安定化度をニベムメ−タ−で測定 実施例3への付属書3 各種ペクチンフラクションを添加したビ−ルのあわ安定性
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TT, UA,UG,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.飲料製造プロセスの前、中途あるいは後に1種あるいはそれ以上のペクチン を添加する、飲料のあわヘッドの安定性を改善する方法 2.ホップから得られる1種あるいはそれ以上のペクチン抽出物を使用する請求 項1記載の方法 3.抽出物がホップ植物のつるおよび/またはコ−ンから得られるものである請 求項2記載の方法 4.飲料がビ−ルである請求項1〜3記載のいずれかの方法 5.ペクチンが製造プロセス中、麦芽汁煮沸の終了30分前から、煮沸中にあわ 安定化作用があまり失われることが無いように添加される請求項4記載の方法 6.ペクチンがブライトビ−ルろ過の前に添加される請求項5記載の方法 7.ビ−ル1ヘクトリットル当たり0.5〜30gのペクチンが添加される請求 項4〜6のいずれかに記載の方法 8.ビ−ル1ヘクトリットル当たり約 3〜10gのペクチンが添加される請求 項7記載の方法 9.請求項1〜8のいずれかに記載の方法で得られる安定化されたあわヘッドを 有する飲料 10.請求項1〜8のいずれかに記載の方法で得られる安定化されたあわヘッド を有するビ−ル 11.請求項1〜8のいずれかに記載の方法で得られるビ−ル 12.飲料のあわヘッドに対するあわ安定剤としてのホップペクチンの使用 13.ホップ植物あるいはそのパ−ツを水性溶液中、温度50〜100℃、pH 1〜3.5で抽出する、ホップからのペクチン抽出方法
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