JPH1058844A - 熱転写用受容シート - Google Patents
熱転写用受容シートInfo
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- JPH1058844A JPH1058844A JP8219978A JP21997896A JPH1058844A JP H1058844 A JPH1058844 A JP H1058844A JP 8219978 A JP8219978 A JP 8219978A JP 21997896 A JP21997896 A JP 21997896A JP H1058844 A JPH1058844 A JP H1058844A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】カールが生じにくい熱転写用受容シートを提供
する。 【解決手段】少なくとも裏面に紙基材層を有し、該紙基
材層と表面の染着受容層の間に合成樹脂フィルム層を有
する熱転写用受容シートにおいて、裏面の紙基材層にカ
ール抑制の為の切り込みを設けたことを特徴とする熱転
写用受容シート。
する。 【解決手段】少なくとも裏面に紙基材層を有し、該紙基
材層と表面の染着受容層の間に合成樹脂フィルム層を有
する熱転写用受容シートにおいて、裏面の紙基材層にカ
ール抑制の為の切り込みを設けたことを特徴とする熱転
写用受容シート。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写方式、特に
昇華型熱転写記録方式に適した熱転写用受容シートに関
する。
昇華型熱転写記録方式に適した熱転写用受容シートに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、熱転写方式のカラーハードコピ
ー、特に昇華型熱転写方式のプリンター開発が急速に進
んでいる。昇華型熱転写プリンターでは、3色(イエロ
ー、マゼンタ、シアン)あるいは4色(イエロー、マゼ
ンタ、シアン、ブラック)の昇華染料層を含むリボンを
順番にサーマルヘッドの加熱エネルギーを連続的に制御
して加熱し、それぞれの染料の転写量を変化させること
により、濃度階調のフルカラー画像の転写形成が可能と
なっている。このような熱転写プリンターで、テレビ画
像やビデオカメラで撮影した画像を例えば、はがきタイ
プの受容シートや、ステッカータイプの受容シートにプ
リントする等の用途で一般家庭でも急速に普及してい
る。
ー、特に昇華型熱転写方式のプリンター開発が急速に進
んでいる。昇華型熱転写プリンターでは、3色(イエロ
ー、マゼンタ、シアン)あるいは4色(イエロー、マゼ
ンタ、シアン、ブラック)の昇華染料層を含むリボンを
順番にサーマルヘッドの加熱エネルギーを連続的に制御
して加熱し、それぞれの染料の転写量を変化させること
により、濃度階調のフルカラー画像の転写形成が可能と
なっている。このような熱転写プリンターで、テレビ画
像やビデオカメラで撮影した画像を例えば、はがきタイ
プの受容シートや、ステッカータイプの受容シートにプ
リントする等の用途で一般家庭でも急速に普及してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】受容シートとしては、
従来、上質紙,コート紙,アート紙などの紙基材の表面
に合成樹脂フィルム層を積層した支持体が優れた画質が
得られるので使用されていたが、経時的にカールを生じ
てしまい、熱転写プリンターに適用できないという問題
があった。このため、支持体の裏面に、合成樹脂フィル
ム層を更に積層したコスト高の支持体を使用している。
従来、上質紙,コート紙,アート紙などの紙基材の表面
に合成樹脂フィルム層を積層した支持体が優れた画質が
得られるので使用されていたが、経時的にカールを生じ
てしまい、熱転写プリンターに適用できないという問題
があった。このため、支持体の裏面に、合成樹脂フィル
ム層を更に積層したコスト高の支持体を使用している。
【0004】一方、ステッカータイプの受容シートは、
受容シートの裏面に粘着剤層を介して剥離シートを積層
した構成で、画像出力後、剥離シートを剥がし取り、例
えば名刺、はがき、ノート等の被着体に貼付して使用す
るものである。従来の剥離シートの基体には、上質紙、
コート紙、アート紙、グラシン紙等の紙支持体、ポリエ
チレン等の樹脂を紙支持体にラミネートしたラミネート
紙やコートしたレジンコート紙、あるいは、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエステル,ナイロン,ポリオレ
フィン(例えばポリプロピレン)のフィルム等が使用さ
れている。
受容シートの裏面に粘着剤層を介して剥離シートを積層
した構成で、画像出力後、剥離シートを剥がし取り、例
えば名刺、はがき、ノート等の被着体に貼付して使用す
るものである。従来の剥離シートの基体には、上質紙、
コート紙、アート紙、グラシン紙等の紙支持体、ポリエ
チレン等の樹脂を紙支持体にラミネートしたラミネート
紙やコートしたレジンコート紙、あるいは、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエステル,ナイロン,ポリオレ
フィン(例えばポリプロピレン)のフィルム等が使用さ
れている。
【0005】しかし、上記の紙支持体、ラミネート紙、
レジンコート紙などの紙基材を用いると、湿度変化や時
間の経過に伴い受容シート全体のカールが著しく大きく
なったり、変動するといった問題があった。このため、
高価であるポリエチレンテレフタレートなどのフィルム
基材を使用している。
レジンコート紙などの紙基材を用いると、湿度変化や時
間の経過に伴い受容シート全体のカールが著しく大きく
なったり、変動するといった問題があった。このため、
高価であるポリエチレンテレフタレートなどのフィルム
基材を使用している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、このよう
な状況に鑑み、裏面にフィルムを用いない受容シートに
ついて鋭意研究の結果、裏面に紙基材を用いた場合、湿
度変化や時間の経過によって紙基材の水分量が徐々に変
化していき、この水分変化によって紙基材が伸縮するた
め、紙基材が徐々に伸縮することとなり、低湿度下では
紙基材側にカールが成長していき、高湿度下では受容層
側にカールが成長していくことがわかった。本発明者等
は、紙基材層にスリットを入れることによって、湿度変
化や時間の経過に伴う紙基材層の見かけの伸縮変化が抑
制され、低湿度〜高湿度環境下において、プリンター等
に適用しうる受容シートを得ることに成功し、本発明を
完成したのである。
な状況に鑑み、裏面にフィルムを用いない受容シートに
ついて鋭意研究の結果、裏面に紙基材を用いた場合、湿
度変化や時間の経過によって紙基材の水分量が徐々に変
化していき、この水分変化によって紙基材が伸縮するた
め、紙基材が徐々に伸縮することとなり、低湿度下では
紙基材側にカールが成長していき、高湿度下では受容層
側にカールが成長していくことがわかった。本発明者等
は、紙基材層にスリットを入れることによって、湿度変
化や時間の経過に伴う紙基材層の見かけの伸縮変化が抑
制され、低湿度〜高湿度環境下において、プリンター等
に適用しうる受容シートを得ることに成功し、本発明を
完成したのである。
【0007】(1)本発明は、少なくとも裏面に紙基材
層を有し、該紙基材層と表面の染着受容層の間に合成樹
脂フィルム層を有する熱転写用受容シートにおいて、裏
面の紙基材層にカール抑制の為の切り込みを設けたこと
を特徴とする熱転写用受容シートである。 (2)また、本発明は、紙基材層が、剥離剤層を有する
剥離紙であり、粘着剤を介して積層されている(1)記
載の熱転写用受容シートである。
層を有し、該紙基材層と表面の染着受容層の間に合成樹
脂フィルム層を有する熱転写用受容シートにおいて、裏
面の紙基材層にカール抑制の為の切り込みを設けたこと
を特徴とする熱転写用受容シートである。 (2)また、本発明は、紙基材層が、剥離剤層を有する
剥離紙であり、粘着剤を介して積層されている(1)記
載の熱転写用受容シートである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明でいう切り込みとは、受容
シートのカール抑制できればよく、その深さは紙基材層
を貫通してもよいし、紙基材層を貫通していなくてもよ
い。紙基材の厚みの30〜80%程度の切り込みが好ま
しい目安である。切り込みの形状は、直線状、曲線状、
ミシン目状など任意であり、例えば、紙基材の抄紙方向
に、抄紙方向に対して直角方向に、抄紙方向に対して斜
め方向に、或いはこれらを組み合わせた直線状、ミシン
目状の切り込みが設けるとよい。更には、通常シール等
の打ち抜きに使われるもの刃を代用して設けることもで
きる。また切り込みの加工は、紙基材層を受容シートと
して積層する前に形成してもよいが、受容シートとして
積層した後に形成してもよい。
シートのカール抑制できればよく、その深さは紙基材層
を貫通してもよいし、紙基材層を貫通していなくてもよ
い。紙基材の厚みの30〜80%程度の切り込みが好ま
しい目安である。切り込みの形状は、直線状、曲線状、
ミシン目状など任意であり、例えば、紙基材の抄紙方向
に、抄紙方向に対して直角方向に、抄紙方向に対して斜
め方向に、或いはこれらを組み合わせた直線状、ミシン
目状の切り込みが設けるとよい。更には、通常シール等
の打ち抜きに使われるもの刃を代用して設けることもで
きる。また切り込みの加工は、紙基材層を受容シートと
して積層する前に形成してもよいが、受容シートとして
積層した後に形成してもよい。
【0009】紙基材が剥離紙の場合、接合前に切り込み
を形成しても良いし、一度接合したものから剥離紙を剥
離して切り込みを形成し、再度接合しても良い。また、
接合した状態でハーフカット処理(本発明のハーフカッ
ト処理とは、剥離紙のみに切れ込みを入れ、粘着剤層よ
り受容層側は切れ込みを入れない処理をいう)を施して
も良い。なお、切り込みは、紙の伸縮は抄紙方向に直角
方向が大きいことから、抄紙方向に適当な間隔で直線状
に設けること(スリット)が、最も効果的である。スリ
ットの間隔としては、特に限定しないが、1〜10cm程
度で受容シートの大きさによって適当な間隔に入れる。
あまり間隔が狭すぎると、例えばシールとして貼着すべ
く剥離紙を剥がし取る際に、剥離するシートが多量にな
り、ゴミが多量に発生したり、剥離し難くなったりす
る。
を形成しても良いし、一度接合したものから剥離紙を剥
離して切り込みを形成し、再度接合しても良い。また、
接合した状態でハーフカット処理(本発明のハーフカッ
ト処理とは、剥離紙のみに切れ込みを入れ、粘着剤層よ
り受容層側は切れ込みを入れない処理をいう)を施して
も良い。なお、切り込みは、紙の伸縮は抄紙方向に直角
方向が大きいことから、抄紙方向に適当な間隔で直線状
に設けること(スリット)が、最も効果的である。スリ
ットの間隔としては、特に限定しないが、1〜10cm程
度で受容シートの大きさによって適当な間隔に入れる。
あまり間隔が狭すぎると、例えばシールとして貼着すべ
く剥離紙を剥がし取る際に、剥離するシートが多量にな
り、ゴミが多量に発生したり、剥離し難くなったりす
る。
【0010】受容シートの紙基材としては、セルロース
パルプを主成分とする原紙を用いたものであり、例えば
上質紙,中質紙,コート紙,アート紙,グラシン紙,ク
ラフト紙等の公知の紙支持体、ポリエチレン等の樹脂を
紙支持体にラミネートしたラミネート紙やコートしたレ
ジンコート紙が使用できる。剥離紙の場合は、上記基材
に剥離剤層を設けたものが使用できるが、剥離剤の支持
体へのしみ込みが防止できるラミネート紙やレジンコー
ト紙が好ましい。
パルプを主成分とする原紙を用いたものであり、例えば
上質紙,中質紙,コート紙,アート紙,グラシン紙,ク
ラフト紙等の公知の紙支持体、ポリエチレン等の樹脂を
紙支持体にラミネートしたラミネート紙やコートしたレ
ジンコート紙が使用できる。剥離紙の場合は、上記基材
に剥離剤層を設けたものが使用できるが、剥離剤の支持
体へのしみ込みが防止できるラミネート紙やレジンコー
ト紙が好ましい。
【0011】セルロースパルプは特に限定されないが、
例えば、広葉樹や針葉樹に化学的処理や機械的処理を施
して得られる木材パルプ、古紙パルプ、麻や綿等の非木
材天然パルプ等を挙げることができる。これらのパルプ
を単独で使用してもよく、あるいは数種のものを組み合
わせて使用してもよい。特に、広葉樹の化学パルプを用
いることが好ましい。また、ポリエチレンやポリプロピ
レン等を原料とした合成パルプ等を併用することができ
る。さらに上記のパルプの他に、アクリル繊維やレーヨ
ン繊維、フェノール繊維、ポリアミド繊維、ポリエステ
ル繊維等の有機繊維、ガラス繊維や炭素繊維、アルミナ
繊維等の無機繊維等、各種の繊維を混抄してもよいが、
抄紙適性の観点より、パルプを50重量%以上配合した
シートの方が好ましく、これによりすぐれたシートの地
合い、および強度を得ることができる。
例えば、広葉樹や針葉樹に化学的処理や機械的処理を施
して得られる木材パルプ、古紙パルプ、麻や綿等の非木
材天然パルプ等を挙げることができる。これらのパルプ
を単独で使用してもよく、あるいは数種のものを組み合
わせて使用してもよい。特に、広葉樹の化学パルプを用
いることが好ましい。また、ポリエチレンやポリプロピ
レン等を原料とした合成パルプ等を併用することができ
る。さらに上記のパルプの他に、アクリル繊維やレーヨ
ン繊維、フェノール繊維、ポリアミド繊維、ポリエステ
ル繊維等の有機繊維、ガラス繊維や炭素繊維、アルミナ
繊維等の無機繊維等、各種の繊維を混抄してもよいが、
抄紙適性の観点より、パルプを50重量%以上配合した
シートの方が好ましく、これによりすぐれたシートの地
合い、および強度を得ることができる。
【0012】上記紙基材を抄紙する工程で、各種のアニ
オン性、ノニオン性、カチオン性、あるいは両性部留ま
り向上剤、紙力増強剤、サイズ剤や填料を適宜選択して
添加してもよく、さらに、染料やpH調整剤、スライム
コントロール剤、消泡剤等も必要に応じて添加してもよ
い。紙基材の坪量に特に制限はないが、剥離紙として積
層する場合、60〜250g/m2 程度である。坪量が
60g/m2 未満であると、プリント後のカールの抑制
が困難となり、250g/m2 を越えるとプリンター走
行性に支障をきたす。また、単に合成樹脂フィルムと積
層して使用する場合、50〜300g/m2程度の坪量
である。坪量が50g/m2 未満であると、プリンター
内でジャミングが生じやすくなり、300g/m2 を越
えるとプリンター走行性に支障をきたす。
オン性、ノニオン性、カチオン性、あるいは両性部留ま
り向上剤、紙力増強剤、サイズ剤や填料を適宜選択して
添加してもよく、さらに、染料やpH調整剤、スライム
コントロール剤、消泡剤等も必要に応じて添加してもよ
い。紙基材の坪量に特に制限はないが、剥離紙として積
層する場合、60〜250g/m2 程度である。坪量が
60g/m2 未満であると、プリント後のカールの抑制
が困難となり、250g/m2 を越えるとプリンター走
行性に支障をきたす。また、単に合成樹脂フィルムと積
層して使用する場合、50〜300g/m2程度の坪量
である。坪量が50g/m2 未満であると、プリンター
内でジャミングが生じやすくなり、300g/m2 を越
えるとプリンター走行性に支障をきたす。
【0013】剥離紙として構成する場合、上記紙基材へ
の剥離剤の塗工方法は、グラビアコーターやバーコータ
ー等の通常の塗工機によって行うことができ、この場合
の塗工量は、固形分で0.3〜1.5g/m2 、好まし
くは、0.5〜1.2g/m 2 が適当である。0.3g
/m2 未満では、剥離性能のバラツキが大きく、また、
1.5g/m2 を越えると経済性の面から必要性に乏し
い。この剥離紙は、粘着剤を介して表面に染着受容層を
有する合成樹脂フィルムと積層される。合成樹脂フィル
ムとしては、PET基材、発泡PET基材、複合フィル
ムなどの合成紙等の単層又は積層フィルムの中から適宜
選択され一層又は複数層積層される。画質等の品質から
考えると発泡PET基材やボイド層を持つ複合フィルム
が好ましい。
の剥離剤の塗工方法は、グラビアコーターやバーコータ
ー等の通常の塗工機によって行うことができ、この場合
の塗工量は、固形分で0.3〜1.5g/m2 、好まし
くは、0.5〜1.2g/m 2 が適当である。0.3g
/m2 未満では、剥離性能のバラツキが大きく、また、
1.5g/m2 を越えると経済性の面から必要性に乏し
い。この剥離紙は、粘着剤を介して表面に染着受容層を
有する合成樹脂フィルムと積層される。合成樹脂フィル
ムとしては、PET基材、発泡PET基材、複合フィル
ムなどの合成紙等の単層又は積層フィルムの中から適宜
選択され一層又は複数層積層される。画質等の品質から
考えると発泡PET基材やボイド層を持つ複合フィルム
が好ましい。
【0014】粘着剤としては、アクリル系、合成ゴム
系、天然ゴム系、シリコーン系等の公知の粘着剤を使用
できる。粘着剤は剥離紙の剥離剤層表面に塗工し乾燥し
た後、これを、表面側に受像層を有する支持体シートの
裏面に貼り合わせしてもよいし、シール部裏面に粘着剤
を塗工乾燥後、これに剥離紙の離型剤層表面を貼り合わ
せてもよい。粘着剤には、必要に応じて、架橋剤や充填
剤を添加することができる。
系、天然ゴム系、シリコーン系等の公知の粘着剤を使用
できる。粘着剤は剥離紙の剥離剤層表面に塗工し乾燥し
た後、これを、表面側に受像層を有する支持体シートの
裏面に貼り合わせしてもよいし、シール部裏面に粘着剤
を塗工乾燥後、これに剥離紙の離型剤層表面を貼り合わ
せてもよい。粘着剤には、必要に応じて、架橋剤や充填
剤を添加することができる。
【0015】粘着剤層は、合成樹脂フィルム部と剥離紙
部が剥離して生じるプリンター内での走行上のトラブル
を防止し、且つ、プリント後の合成樹脂フィルム部の剥
離を困難としないため、合成樹脂フィルムと剥離紙との
剥離力が、90mm/分の剥離スピードで測定した場合、
2〜15g/20mm(受容シートを20mm幅に切断し、
合成樹脂フィルムを剥離紙から180°の引っ張り角度
にてひき剥したときにかかる負荷)となるような塗布量
であればよく、10〜30g/m2 の塗布量(固形分)
で形成されることが好ましい。10g/m2 未満では粘
着効果が乏しく、また30g/m2 を越えると経済性の
面から必要性に乏しい。
部が剥離して生じるプリンター内での走行上のトラブル
を防止し、且つ、プリント後の合成樹脂フィルム部の剥
離を困難としないため、合成樹脂フィルムと剥離紙との
剥離力が、90mm/分の剥離スピードで測定した場合、
2〜15g/20mm(受容シートを20mm幅に切断し、
合成樹脂フィルムを剥離紙から180°の引っ張り角度
にてひき剥したときにかかる負荷)となるような塗布量
であればよく、10〜30g/m2 の塗布量(固形分)
で形成されることが好ましい。10g/m2 未満では粘
着効果が乏しく、また30g/m2 を越えると経済性の
面から必要性に乏しい。
【0016】一方、紙基材を単に合成樹脂フィルムと積
層して構成する場合,上記紙基材と合成樹脂フィルムを
ドライラミネート、ウェットラミネート等のラミネート
法により積層される。なお、合成樹脂フィルムとして
は、PET基材、発泡PET基材、複合フィルムなどの
合成紙等の単層又は積層フィルムの中から適宜選択され
一層又は複数層積層される。画質等の品質から考えると
発泡PET基材やボイド層を持つ複合フィルムが好まし
い。
層して構成する場合,上記紙基材と合成樹脂フィルムを
ドライラミネート、ウェットラミネート等のラミネート
法により積層される。なお、合成樹脂フィルムとして
は、PET基材、発泡PET基材、複合フィルムなどの
合成紙等の単層又は積層フィルムの中から適宜選択され
一層又は複数層積層される。画質等の品質から考えると
発泡PET基材やボイド層を持つ複合フィルムが好まし
い。
【0017】本発明の受容シートにおいて、表面に設け
られる染料受容層は、インクリボンから転写される昇華
性染料を染着し得る昇華受容性樹脂を主成分として形成
される。このような染着性樹脂としては、ポリエステル
樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、アクリル樹脂、セルロース誘導体等が例
示される。画像受容層の塗工量は、1〜12g/m2 で
あることが好ましく、より好ましくは3〜10g/m2
である。染料受容層が1g/m2 未満では、画像が劣化
したり、プリント面の光沢が低下する等の欠点が生ずる
ことがある。また、染料受容層が12g/m2 を越える
と効果が飽和し不経済であるばかりか、プリント濃度が
低下することがある。
られる染料受容層は、インクリボンから転写される昇華
性染料を染着し得る昇華受容性樹脂を主成分として形成
される。このような染着性樹脂としては、ポリエステル
樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、アクリル樹脂、セルロース誘導体等が例
示される。画像受容層の塗工量は、1〜12g/m2 で
あることが好ましく、より好ましくは3〜10g/m2
である。染料受容層が1g/m2 未満では、画像が劣化
したり、プリント面の光沢が低下する等の欠点が生ずる
ことがある。また、染料受容層が12g/m2 を越える
と効果が飽和し不経済であるばかりか、プリント濃度が
低下することがある。
【0018】上記の染料受容層には、プリントの際にサ
ーマルヘッドの加熱によるインクリボンとの融着を防ぐ
目的で、架橋剤や、滑り剤、剥離剤等を必要に応じて添
加されていることが好ましい。また、必要に応じ、受容
層中に蛍光染料、可塑剤、酸化防止剤、顔料、紫外線吸
収剤等を添加してもよい。これらの添加剤は、受容層の
主成分と混合し塗工されてもよいし、別の被覆層として
受容層の上および/または下に塗工されていてもよい。
本発明の染料受容層は、バーコーター、グラビアコータ
ー、コンマコーター、ブレードコーター、エアーナイフ
コーター等のコーターを使い、常法に従って受容層形成
用塗液を塗工、乾燥して形成することができる。
ーマルヘッドの加熱によるインクリボンとの融着を防ぐ
目的で、架橋剤や、滑り剤、剥離剤等を必要に応じて添
加されていることが好ましい。また、必要に応じ、受容
層中に蛍光染料、可塑剤、酸化防止剤、顔料、紫外線吸
収剤等を添加してもよい。これらの添加剤は、受容層の
主成分と混合し塗工されてもよいし、別の被覆層として
受容層の上および/または下に塗工されていてもよい。
本発明の染料受容層は、バーコーター、グラビアコータ
ー、コンマコーター、ブレードコーター、エアーナイフ
コーター等のコーターを使い、常法に従って受容層形成
用塗液を塗工、乾燥して形成することができる。
【0019】プリンター内を受容シートが走行すると
き、静電気による走行トラブルの発生を防ぐため、受容
シートの表面および/または裏面に、少なくとも一層以
上の帯電防止層を設けることができる。例えば、バイン
ダー樹脂と帯電防止剤を主成分として含む帯電防止層を
裏面塗工しても良い。バインダー樹脂としては、公知の
高分子バインダーを任意に選択して使用でき、ポリエス
テル系、ポリウレタン系、メラミン系、アクリル系、フ
ェノール系、尿素系の各バインダーの他、酢酸ビニル樹
脂エマルジョン、アクリルエマルジョン、ポリオレフィ
ン系エマルジョン、セルロース誘導体、ポリビニルアル
コールなどが例示される。
き、静電気による走行トラブルの発生を防ぐため、受容
シートの表面および/または裏面に、少なくとも一層以
上の帯電防止層を設けることができる。例えば、バイン
ダー樹脂と帯電防止剤を主成分として含む帯電防止層を
裏面塗工しても良い。バインダー樹脂としては、公知の
高分子バインダーを任意に選択して使用でき、ポリエス
テル系、ポリウレタン系、メラミン系、アクリル系、フ
ェノール系、尿素系の各バインダーの他、酢酸ビニル樹
脂エマルジョン、アクリルエマルジョン、ポリオレフィ
ン系エマルジョン、セルロース誘導体、ポリビニルアル
コールなどが例示される。
【0020】帯電防止剤としては、陽イオン型界面活性
剤である第四級アンモニウム塩、ポリアミン誘導体や、
陰イオン型界面活性剤であるアルキルベンゼンスルホネ
ート、アルキル硫酸エステルナトリウム塩や、両性イオ
ン型界面活性剤、もしくは非イオン型界面活性剤などの
各種界面活性剤が例示される。裏面塗工層の塗工量は、
0.3〜1.5g/m2 の範囲内にあることが好まし
い。この塗工量が0.3g/m2 未満であると、受容層
と裏面とが擦り合ったとき受容層の傷つきを十分に防止
できないことがあり、またそれが1.5g/m2 をこえ
ると、効果が飽和し不経済である。
剤である第四級アンモニウム塩、ポリアミン誘導体や、
陰イオン型界面活性剤であるアルキルベンゼンスルホネ
ート、アルキル硫酸エステルナトリウム塩や、両性イオ
ン型界面活性剤、もしくは非イオン型界面活性剤などの
各種界面活性剤が例示される。裏面塗工層の塗工量は、
0.3〜1.5g/m2 の範囲内にあることが好まし
い。この塗工量が0.3g/m2 未満であると、受容層
と裏面とが擦り合ったとき受容層の傷つきを十分に防止
できないことがあり、またそれが1.5g/m2 をこえ
ると、効果が飽和し不経済である。
【0021】
【実施例】下記実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明の範囲はこれらに限定されるものではない。
なお、実施例において、特に断らない限り「%」および
「部」はすべて「重量%」および「重量部」を示す。
が、本発明の範囲はこれらに限定されるものではない。
なお、実施例において、特に断らない限り「%」および
「部」はすべて「重量%」および「重量部」を示す。
【0022】実施例1 厚さ50μmの発泡PET(東レ製,商標:ルミラーE
60)を用い、その一方の面に、飽和ポリエステル樹脂
(東洋紡製,商標:バイロン200)100部、および
シリコーン樹脂(トーレダウコーニングシリコーン製,
商標:SH3746)5部からなる成分をトルエン/メ
チルエチルケトン=5/1の混合溶剤で18%に希釈し
た塗液を、固形分8g/m2 の割合でダイコーティング
法により塗工、乾燥し、合成樹脂フィルムの片面に染料
画像受容層を形成した。
60)を用い、その一方の面に、飽和ポリエステル樹脂
(東洋紡製,商標:バイロン200)100部、および
シリコーン樹脂(トーレダウコーニングシリコーン製,
商標:SH3746)5部からなる成分をトルエン/メ
チルエチルケトン=5/1の混合溶剤で18%に希釈し
た塗液を、固形分8g/m2 の割合でダイコーティング
法により塗工、乾燥し、合成樹脂フィルムの片面に染料
画像受容層を形成した。
【0023】一方、上質紙の片面にポリエチレン系樹脂
をラミネートしたラミネート紙を用い、ラミネート面
に、シリコン系離型剤(信越化学工業製,商標:KS−
830)を固形分で0.6g/m2 となるように、グラ
ビアコーティング法で塗工、乾燥して離型剤層を形成し
た。また、反対面には、アクリル樹脂(中央理化工業
製,商標:リカボンドSA−R615A)100部、エ
ポキシ硬化剤(中央理化工業製,商標:リカボンドSA
−R615B)5部、導電剤(三菱油化製,商標:ST
−2000H)75部、およびシリカ顔料(水沢化学
製,商標:P78A)30部からなる成分を変性イソプ
ロピルアルコール/水=8/2の混合溶液で12%に希
釈した塗液を、固形分0.5g/m2 の割合でバーコー
ティング法で塗工、乾燥して帯電防止層を形成し、剥離
紙とした。
をラミネートしたラミネート紙を用い、ラミネート面
に、シリコン系離型剤(信越化学工業製,商標:KS−
830)を固形分で0.6g/m2 となるように、グラ
ビアコーティング法で塗工、乾燥して離型剤層を形成し
た。また、反対面には、アクリル樹脂(中央理化工業
製,商標:リカボンドSA−R615A)100部、エ
ポキシ硬化剤(中央理化工業製,商標:リカボンドSA
−R615B)5部、導電剤(三菱油化製,商標:ST
−2000H)75部、およびシリカ顔料(水沢化学
製,商標:P78A)30部からなる成分を変性イソプ
ロピルアルコール/水=8/2の混合溶液で12%に希
釈した塗液を、固形分0.5g/m2 の割合でバーコー
ティング法で塗工、乾燥して帯電防止層を形成し、剥離
紙とした。
【0024】剥離紙の離型剤層の上に粘着剤(東洋イン
キ製,商標:オリバインBPS−4891)を、固形分
塗布量が18g/m2 となるように塗布し、合成樹脂フ
ィルムの染着受容層を設けていない面と重ね合わせて接
合し、これをA6判に断裁した。その後、剥離紙部が貫
通しないように2cm間隔で抄紙方向にスリットをカッタ
ーを用いて入れて熱転写用受容シートを得た。
キ製,商標:オリバインBPS−4891)を、固形分
塗布量が18g/m2 となるように塗布し、合成樹脂フ
ィルムの染着受容層を設けていない面と重ね合わせて接
合し、これをA6判に断裁した。その後、剥離紙部が貫
通しないように2cm間隔で抄紙方向にスリットをカッタ
ーを用いて入れて熱転写用受容シートを得た。
【0025】実施例2 合成樹脂フィルムとして、厚さ55μmの複合フィルム
(モービル社製,商標:モービルパール260LL−2
02)を用いた以外は実施例1と同様にして、熱転写用
受容シートを得た。
(モービル社製,商標:モービルパール260LL−2
02)を用いた以外は実施例1と同様にして、熱転写用
受容シートを得た。
【0026】実施例3 スリットを、貼着後、合成樹脂フィルム部と剥離紙部を
一旦剥離し、2cm間隔で抄紙方向にスリットが剥離紙部
を貫通するようにカッターを用いて入れた後、再度貼着
し、最後に受容シートを、A6サイズに断裁した以外は
実施例と同様にして熱転写用受容シートを得た。
一旦剥離し、2cm間隔で抄紙方向にスリットが剥離紙部
を貫通するようにカッターを用いて入れた後、再度貼着
し、最後に受容シートを、A6サイズに断裁した以外は
実施例と同様にして熱転写用受容シートを得た。
【0027】比較例1 実施例1と同様にして、熱転写用受容シートを作製し
た。但し、剥離紙部にスリットは入れなかった。
た。但し、剥離紙部にスリットは入れなかった。
【0028】比較例2 実施例2と同様にして、熱転写用受容シートを作製し
た。但し、剥離紙部にスリットは入れなかった。
た。但し、剥離紙部にスリットは入れなかった。
【0029】評価方法 上記熱転写用受容シートをA6判に断裁したものを平置
きし、温度22.5±2.5℃、湿度20,40,6
0,80%RHの各条件で、カールが安定するまで経時
的に観察しで評価した。
きし、温度22.5±2.5℃、湿度20,40,6
0,80%RHの各条件で、カールが安定するまで経時
的に観察しで評価した。
【0030】〔カール測定〕受容シートを上記の4条件
下で水平な机上平置きし、受容シートのカールを測定し
た。カールの程度は、サンプルの4隅について机からの
高さを測定し、それらの最大値(mm)とした。尚、シ
ール側にカールしたものをT(トップ),剥離紙部側に
カールしたものをB(バック)とした。
下で水平な机上平置きし、受容シートのカールを測定し
た。カールの程度は、サンプルの4隅について机からの
高さを測定し、それらの最大値(mm)とした。尚、シ
ール側にカールしたものをT(トップ),剥離紙部側に
カールしたものをB(バック)とした。
【0031】
【表1】
【0032】実施例1〜3では、剥離紙部にスリットを
入れることにより、時間の経過に伴うカール変化が抑制
され、更に湿度変化におけるカールの大きさの幅も抑制
されている。
入れることにより、時間の経過に伴うカール変化が抑制
され、更に湿度変化におけるカールの大きさの幅も抑制
されている。
【0033】
【発明の効果】本発明の熱転写用受容シートは、剥離紙
部にスリットを入れ、紙基材の湿度変化や時間の経過に
伴う紙基材の水分変化に依る伸縮変化を抑制することに
よって、低湿度〜高湿度環境下において、安定して良好
なカールとなる剥離紙部に紙基材を用いた熱転写用受容
シートを得た。剥離紙部に紙基材を用いたときの大きな
欠点である、湿度変化や時間の経過に伴うカールを安定
して良好なものとした受容シートであり、コスト面に有
利で、なお実用的価値の高いものである。
部にスリットを入れ、紙基材の湿度変化や時間の経過に
伴う紙基材の水分変化に依る伸縮変化を抑制することに
よって、低湿度〜高湿度環境下において、安定して良好
なカールとなる剥離紙部に紙基材を用いた熱転写用受容
シートを得た。剥離紙部に紙基材を用いたときの大きな
欠点である、湿度変化や時間の経過に伴うカールを安定
して良好なものとした受容シートであり、コスト面に有
利で、なお実用的価値の高いものである。
Claims (2)
- 【請求項1】少なくとも裏面に紙基材層を有し、該紙基
材層と表面の染着受容層の間に合成樹脂フィルム層を有
する熱転写用受容シートにおいて、裏面の紙基材層にカ
ール抑制の為の切り込みを設けたことを特徴とする熱転
写用受容シート。 - 【請求項2】紙基材層が、剥離剤層を有する剥離紙であ
り、粘着剤を介して積層されている請求項1記載の熱転
写用受容シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8219978A JPH1058844A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 熱転写用受容シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8219978A JPH1058844A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 熱転写用受容シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1058844A true JPH1058844A (ja) | 1998-03-03 |
Family
ID=16744015
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8219978A Pending JPH1058844A (ja) | 1996-08-21 | 1996-08-21 | 熱転写用受容シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1058844A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009216749A (ja) * | 2008-03-07 | 2009-09-24 | Nippon Carbide Ind Co Inc | レーザー印字用脆質積層ラベル |
-
1996
- 1996-08-21 JP JP8219978A patent/JPH1058844A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009216749A (ja) * | 2008-03-07 | 2009-09-24 | Nippon Carbide Ind Co Inc | レーザー印字用脆質積層ラベル |
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