JPH1062929A - ハロゲン化銀カラー感光材料を用いたカラー画像信号出力方法および装置 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー感光材料を用いたカラー画像信号出力方法および装置

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JPH1062929A
JPH1062929A JP8220856A JP22085696A JPH1062929A JP H1062929 A JPH1062929 A JP H1062929A JP 8220856 A JP8220856 A JP 8220856A JP 22085696 A JP22085696 A JP 22085696A JP H1062929 A JPH1062929 A JP H1062929A
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JP
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image
color
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frequency component
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Withdrawn
Application number
JP8220856A
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Inventor
Shigeo Hirano
茂夫 平野
Jun Arakawa
純 荒河
Keizo Kimura
桂三 木村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 カラー画像作成方法において、迅速処理に適
するとともに、色バランスに優れかつ粒状性および鮮鋭
度に優れたカラー画像を実現する。 【解決手段】 像露光されたハロゲン化銀カラー写真感
光材料を下記の一般式で表される発色現像主薬を含む処
理液により現像し、得られた画像を撮像装置で読み取っ
て得た画像信号にディジタル画像処埋を施して出力カラ
ー画像信号を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカラー画像信号を得
る方法および装置、詳しくはハロゲン化銀カラー写真感
光材料を発色現像処理して得たカラー画像を読み取って
画像信号を得、その画像信号にディジタル画像処埋を施
して出力カラー画像信号を得るカラー画像信号出力方法
及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のカラー写真の最も一般的な方式
は、カラーネガフィルムとカラーぺーパーを組み合わせ
た方法である。ここで用いられるカラーネガフィルムお
よびカラーぺーパーは、青色、緑色および赤色の3種の
分光感度でそれぞれ黄色、マゼンタ色およびシアン色に
発色する減色法で構成される。カラーネガフィルムで撮
影されたネガ像はそれぞれ3色のカラーフィルターを通
してカラーぺーパーヘ3回面露光することによりポジ画
像を得ている。カラーネガの発色現像においてカブリが
低く迅速処理可能な現像主薬として、テトラヒドロキノ
リン系化合物が特開平7−287370号に開示されて
いる。しかしながらこれと従来のカプラーとの組み合わ
せでは粒状性は良化するものの鮮鋭度が悪化するため、
この点に改良が求められていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑みてなされたもので、その目的は、迅速処理に適する
とともに、色バランスに優れかつ粒状性および鮮鋭度に
優れたカラー画像を得る方法を実現するカラー画像信号
の出力方法および装置を提供することにある。
【0004】すなわち本発明は、発色現像処理により得
られたネガ像を撮像装置で読み取りディジタル画像処理
を施した後に、その処理済画像信号をポジ像に出力する
カラー画像信号出力方法および装置を提供しようとする
もので、そのとき色バランスに優れかつ粒状性および鮮
鋭度に優れたカラー画像を実現するカラー画像信号の出
力方法および装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、優れ
たカラー画像を得るためのカラー画像信号の出力方法お
よび装置を提供することを特徴するものである。
【0006】前記の課題は、請求項1ないし7に記載さ
れたハロゲン化銀カラー画像信号出力方法及び装置によ
って達成された。すなわち、 (1)像露光されたハロゲン化銀カラー写真感光材料
を、下記一般式(D)で表される発色現像主薬の少なく
とも1種を含む処理液により現像し、該発色現像処理に
より得られた画像を撮像装置で読み取り、読み取って得
た画像信号にディジタル画像処埋を施して出力カラー画
像信号を得るカラー画像信号出力方法。
【0007】一般式(D)
【0008】
【化2】
【0009】(式中R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R
6 は同一でも異なっていてもよく、各々水素原子または
置換基を表す。ただしR1 とR2 、R3 とR4 およびR
5 とR6 の各々の組み合わせからなる群において、その
少なくとも一組は共に置換基である。R7 はアルキル
基、アリール基またはヘテロ環基を表す。R8 は置換基
を表し、mは0から3の整数を表す。) (2)上記(1)において、前記発色現像処理の処理時
間が90秒以内であることを特徴とするカラー画像信号
出力方法。
【0010】(3)上記(1)において、発色現像処理
された画像を読み取る際に使用する青色、緑色および赤
色フィルターの透過極大波長が、それぞれ450〜47
0nm、550〜580nmおよび660〜700nm
の範囲にあることを特徴とするカラー画像信号出力方
法。
【0011】(4)上記(1)において、読み取って得
た画像信号を低周波数成分、中間周波数成分および高周
波数成分に分解し、高周波数成分を強調するとともに中
問周波数を抑制する周波数強調抑制処埋を行った後、周
波数強調抑制処理後の中間周波数成分および高周波数成
分と前記低周波数成分とを合成して前記出力カラー画像
信号を得ることを特徴とするカラー画像信号出力方法。
【0012】(5)像露光されたハロゲン化銀カラー写
真感光材料を、上記一般式(D)で表される発色現像主
薬の少なくとも1種を含む処理液により現像する発色現
像処理手段と、該発色現像処理手段により現像処理され
た画像を読み取る撮像装置と、該撮像装置により読み取
って得た画像信号にディジタル画像処埋を施してカラー
画像信号を出力する画像処埋手段とを備えてなるカラー
画像信号出力装置。
【0013】(6)上記(5)において、前記撮像装置
が使用する青色、緑色および赤色フィルターの透過極大
波長が、それぞれ450〜470nm、550〜580
nmおよび660〜700nmの範囲にあることを特徴
とするカラー画像信号出力装置。
【0014】(7)上記(5)おいて、前記画像処埋手
段が、読み取って得た画像信号を低周波数成分、中間周
波数成分および高周波数成分に分解し、高周波数成分を
強調するとともに中問周波数を抑制する周波数強調抑制
処埋を行い、周波数強調抑制処理後の中間周波数成分お
よび高周波数成分と前記低周波数成分とを合成する画像
処理を行うものであることを特徴とするカラー画像信号
出力装置。
【0015】本発明において前記一般式(D)にて表さ
れる化合物中のR1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6
7 、R8 及びmについて次に詳しく述べる。
【0016】R1 、R2 、R3 及びR4 は同一でも異な
っていてもよく、各々水素原子または置換基を表す。更
に詳しくはR1 、R2 、R3 及びR4 は水素原子または
置換基であり、置換基の例としてはハロゲン原子、アル
キル基、アリール基、ヘテロ環基、シアノ基、ニトロ
基、ヒドロキシル基、カルボキシル基、スルホ基、アル
コキシ基、アリールオキシ基、アシルアミノ基、アミノ
基、アルキルアミノ基、アニリノ基、ウレイド基、スル
ファモイルアミノ基、アルキルチオ基、アリールチオ
基、アルコキシカルボニルアミノ基、スルホンアミド
基、カルバモイル基、スルファモイル基、スルホニル
基、アルコキシカルボニル基、ヘテロ環オキシ基、アゾ
基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、シリル
基、シリルオキシ基、アリールオキシカルボニルアミノ
基、イミド基、ヘテロ環チオ基、スルフィニル基、ホス
ホニル基、アリールオキシカルボニル基、アシル基であ
る。これらはアルキル基、アルケニル基、アルキニル
基、アリール基、ヒドロキシル基、ニトロ基、シアノ
基、ハロゲン原子またはその他酸素原子、窒素原子、イ
オウ原子もしくは炭素原子で形成される置換基で置換さ
れていてもよい。
【0017】更に詳しくR1 、R2 、R3 及びR4 の置
換基の例を示す。ハロゲン原子としては例えば、弗素原
子、塩素原子である。アルキル基としては炭素数1〜2
5、好ましくは炭素数1〜15の直鎖、分岐鎖または環
状のアルキル基であり、例えばメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、t−ブチル、2−ヒドロキシエチ
ル、3−ヒドロキシプロピル、ベンジル、2−メタンス
ルホンアミドエチル、3−メタンスルホンアミドプロピ
ル、2−メタンスルホニルエチル、2−メトキシエチ
ル、シクロペンチル、2−アセトアミドエチル、ヒドロ
キシメチル、2−カルボキシルエチル、2−カルバモイ
ルエチル、3−カルバモイルプロピル、2,3−ジヒド
ロキシプロピル、3,4−ジヒドロキシブチル、メタン
スルホンアミドメチル、n−ヘキシル、2−ヒドロキシ
プロピル、4−ヒドロキシブチル、2−カルバモイルア
ミノエチル、3−カルバモイルアミノプロピル、4−カ
ルバモイルアミノブチル、4−カルバモイルブチル、2
−カルバモイル1−メチルエチル、カルバモイルアミノ
メチル、4−ニトロブチル、2−(2−ヒドロキシエト
キシ)エチル、2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)
エトキシ]エチル、2−(2−[2−(2−ヒドロキシ
エトキシ)エトキシ]エトキシ)エルチ、2−[2−
(2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エ
トキシ)エトキシ]エルチ、2−(2−メトキシエトキ
シ)エチル、2−[2−(2−メトキシエトキシ)エト
キシ]エチル、2−(2−[2−(2−メトキシエトキ
シ)エトキシ]エトキシ)エチル、2−[2−(2−
[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エトキシ)
エトキシ]エチル、2−(2−エトキシエトキシ)メチ
ル、2−[2−(2−ブトキシエトキシ)エトキシ]エ
チルである。
【0018】アリール基としては炭素数6〜24のアリ
ール基で例えば、フェニル、ナフチル、p−メトキシフ
ェニルである。ヘテロ環基としては炭素数1〜5の酸素
原子、窒素原子、もしくは硫黄原子を1個以上含む5員
または6員環の飽和または不飽和のヘテロ環であって環
を構成するヘテロ原子の数及び元素の種類は1つでも複
数であっても良く、例えば、2−フリル、2−チエニ
ル、2−ピリミジニル、2−ベンゾトリアゾリル、イミ
ダゾリル、ピラゾリルである。
【0019】アルコキシ基としては炭素数1〜16、好
ましくは炭素数1〜6のアルコキシ基で例えば、メトキ
シ、エトキシ、2−メトキシエトキシ、2−メタンスル
ホニルエトキシである。アリールオキシ基としては炭素
数6〜24のアリールオキシ基で例えば、フェノキシ、
p−メトキシフェノキシ、m−(3−ヒドロキシプロピ
オンアミド)フェノキシである。アシルアミノ基として
は炭素数1〜16、好ましくは炭素数1〜6のアシルア
ミノ基で例えば、アセトアミド、2−メトキシプロピオ
ンアミド、p−ニトロベンゾイルアミドである。
【0020】アルキルアミノ基としては炭素数1〜1
6、好ましくは炭素数1〜6のアルキルアミノ基で例え
ば、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、2−ヒドロキシ
エチルアミノである。アニリノ基としては炭素数6〜2
4のアニリノ基で例えばアニリノ、m−ニトロアニリ
ノ、N−メチルアニリノである。ウレイド基としては炭
素数1〜16、好ましくは炭素数1〜6のウレイド基で
例えば、ウレイド、メチルウレイド、N,N−ジエチル
ウレイド、2−メタンスルホンアミドエチルウレイドで
ある。
【0021】スルファモイルアミノ基としては炭素数0
〜16、好ましくは炭素数0〜6のスルファモイルアミ
ノ基で例えば、ジメチルスルファモイルアミノ、メチル
スルファモイルアミノ、2−メトキシエチルスルファモ
イルアミノである。アルキルチオ基としては炭素数1〜
16、好ましくは炭素数1〜6のアルキルチオ基で例え
ば、メチルチオ、エチルチオ、2−フェノキシエチルチ
オである。アリールチオ基としては炭素数6〜24のア
リールチオ基でこれらは例えば、フェニルチオ、2−カ
ルボキシフェニルチオ、4−シアノフェニルチオであ
る。アルコキシカルボニルアミノ基としては炭素数2〜
16、好ましくは炭素数2〜6のアルコキシカルボニル
アミノ基で例えば、メトキシカルボニルアミノ、エトキ
シカルボニルアミノ、3−メタンスルホニルプロポキシ
カルボニルアミノである。
【0022】スルホンアミド基としては炭素数1〜1
6、好ましくは炭素数1〜6のスルホンアミド基で例え
ば、メタンスルホンアミド、p−トルエンスルホンアミ
ド、2−メトキシエタンスルホンアミドである。カルバ
モイル基としては炭素数1〜16、好ましくは炭素数1
〜6のカルバモイル基で例えば、カルバモイル、N,N
−ジメチルカルバモイル、N−エチルカルバモイルであ
る。スルファモイル基としては炭素数0〜16、好まし
くは炭素数0〜6のスルファモイル基で例えば、スルフ
ァモイル、ジメチルスルファモイル、エチルスルファモ
イルである。
【0023】スルホニル基としては炭素数1〜16、好
ましくは炭素数1〜6の脂肪族または芳香族のスルホニ
ル基で例えば、メタンスルホニル、エタンスルホニル、
2−クロロエタンスルホニルである。アルコキシカルボ
ニル基としては炭素数1〜16、好ましくは炭素数1〜
6のアルコキシカルボニル基で例えば、メトキシカルボ
ニル、エトキシカルボニル、t−ブトキシカルボニルで
ある。ヘテロ環オキシ基としては炭素数1〜5の酸素原
子、窒素原子、もしくは硫黄原子を1個以上含む5員ま
たは6員環の飽和または不飽和のヘテロ環オキシ基であ
って環を構成するヘテロ原子の数及び元素の種類は1つ
でも複数であっても良く例えば、1−フェニルテトラゾ
リル−5−オキシ、2−テトラヒドロピラニルオキシ、
2−ピリジルオキシである。
【0024】アゾ基としては炭素数1〜16、好ましく
は炭素数1〜6のアゾ基で例えば、フェニルアゾ、2−
ヒドロキシ−4−プロパノイルフェニルアゾ、4−スル
ホフェニルアゾである。アシルオキシ基としては炭素数
1〜16、好ましくは炭素数1〜6のアシルオキシ基で
例えば、アセトキシ、ベンゾイルオキシ、4−ヒドロキ
シブタノイルオキシである。カルバモイルオキシ基とし
ては炭素数1〜16、好ましくは炭素数1〜6のカルバ
モイルオキシ基で例えば、N,N−ジメチルカルバモイ
ルオキシ、N−メチルカルバモイルオキシ、N−フェニ
ルカルバモイルオキシである。
【0025】シリル基としては炭素数3〜16、好まし
くは炭素数3〜6のシリル基で例えば、トリメチルシリ
ル、イソプロピルジエチルシリル、t−ブチルジメチル
シリルである。シリルオキシ基としては炭素数3〜1
6、好ましくは炭素数3〜6のシリルオキシ基で例え
ば、トリメチルシリルオキシ、トリエチルシリルオキ
シ、ジイソプロピルエチルシリルオキシである。アリー
ルオキシカルボニルアミノ基としては炭素数7〜24の
アリールオキシカルボニルアミノ基で例えば、フェノキ
シカルボニルアミノ、4−シアノフェノキシカルボニル
アミノ、2、6−ジメトキシフェノキシカルボニルアミ
ノである。
【0026】イミド基としては炭素数4〜16のイミド
基で例えば、N−スクシンイミド、N−フタルイミドで
ある。ヘテロ環チオ基としては炭素数1〜5の酸素原
子、窒素原子、もしくは硫黄原子を1個以上含む5員ま
たは6員環の飽和または不飽和のヘテロ環チオ基であっ
て環を構成するヘテロ原子の数及び元素の種類は1つで
も複数であっても良く例えば、2−ベンゾチアゾリルチ
オ、2−ピリジルチオである。
【0027】スルフィニル基としては炭素数1〜16、
好ましくは炭素数1〜6のスルフィニル基で例えば、メ
タンスルフィニル、ベンゼンスルフィニル、エタンスル
フィニルである。ホスホニル基としては炭素数2〜1
6、好ましくは炭素数2〜6のホスホニル基で例えば、
メトキシホスホニル、エトキシホスホニル、フェノキシ
ホスホニルである。アリールオキシカルボニル基として
は炭素数7〜24のアリールオキシカルボニル基で例え
ば、フェノキシカルボニル、2−メチルフェノキシカル
ボニル、4−アセトアミドフェノキシカルボニルであ
る。アシル基としては炭素数1〜16、好ましくは炭素
数1〜6のアシル基で例えば、アセチル、ベンゾイル、
4−クロロベンゾイルである。
【0028】R5 、R6 は水素原子または置換基を表
し、この場合置換基とはアルキル基、アリール基または
ヘテロ環基を表す。その詳細は、R1 、R2 、R3 及び
4 にて説明したものに同義である。但し、R5 、R6
がヘテロ環基である場合、該ヘテロ環基のヘテロ環を構
成する炭素原子と結合している。
【0029】R7 はアルキル基、アリール基またはヘテ
ロ環基を表す。その詳細は、R1 、R2 、R3 及びR4
にて説明したものに同義である。但し、R7 がアルキル
基である場合、R7 中の炭素原子のうち、一般式(D)
中の窒素原子に直接結合している炭素原子には、水素原
子と炭素原子の2つの元素以外の元素が結合しているこ
とはない。R7 がヘテロ環基である場合、R7 が結合す
る一般式(D)中の窒素原子とは該ヘテロ環基のヘテロ
環を構成する炭素原子と連結している。R8 は置換基を
表す。その詳細は、R1 、R2 、R3 及びR4 にて説明
したものに同義である。mは0から3の整数を表す。
【0030】一般式(D)で表される化合物の中でも、
以下の一般式(DD1−)および(DD−2)で表され
る化合物が特に好ましい。
【0031】一般式(DD−1)
【0032】
【化3】
【0033】式中、R11、R12、R13、R14、R15、R
16は同一でも異なっていてもよく、各々水素原子または
置換基を表す。但し、R11とR12、R13とR14、R15
16の各々の組み合わせからなる群において、その少な
くとも一つは共に置換基である。R17はアルキル基、ア
リール基またはヘテロ環基を表わす。R18は水素原子ま
たは置換基を表す。
【0034】一般式(DD−2)
【0035】
【化4】
【0036】式中、R21、R22、R23、R24、R25、R
26は同一でも異なっていてもよく、各々水素原子または
置換基を表す。但し、R21とR22、R23とR24、R25
26の各々の組み合わせからなる群において、その少な
くとも一つは共に置換基である。R9 およびR28は水素
原子または置換基を表し、nは2〜8の整数を表す。
【0037】一般式(DD−1)中のR11、R12
13、R14、R15、R16、R17及びR18について以下に
その好ましい組み合わせについて述べる。
【0038】R18は水素原子、アルキル基またはアルコ
キシ基であり、R17はアルキル基であり、R11、R12
13、R14、R15及びR16は各々水素原子またはアルキ
ル基である組合せが好ましい。ここで、アルキル基、ア
ルコキシ基は、他の置換基によって置換されたものも含
む。
【0039】この組合せにおいて、R11、R12、R13
14、R15、R16、R17及びR18のうち少なくとも一つ
が水溶性基で置換されたアルキル基であることがより好
ましく、更にヒドロキシル基、カルボキシル基、スルホ
基、アルコキシ基、アシルアミノ基、アミノ基、アルキ
ルアミノ基、ウレイド基、スルファモイルアミノ基、ス
ルホンアミド基、カルバモイル基、スルファモイル基、
またはスルホニル基で置換されたアルキル基であること
が好ましく、特にヒドロキシル基、カルボキシル基、ウ
レイド基、スルホンアミド基で置換されたアルキル基で
あることが好ましい。
【0040】更に好ましい組み合わせとしては、R18
水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、または炭素数1
〜6のアルコキシ基であり、R17は炭素数1〜6のアル
キル基であり、R11、R12、R13、R14、R15及びR16
は各々水素原子または炭素数1〜3のアルキル基である
という組合せが好ましい。
【0041】この組み合わせにおいてR11、R12
13、R14、R15、R16、R17及びR18のうち少なくと
も一つが水溶性基で置換されたアルキル基であることが
より好ましく、更にヒドロキシル基、カルボキシル基、
スルホ基、アルコキシ基、アシルアミノ基、アミノ基、
アルキルアミノ基、ウレイド基、スルファモイルアミノ
基、スルホンアミド基、カルバモイル基、スルファモイ
ル基、またはスルホニル基で置換されたアルキル基であ
ることが好ましく、特にヒドロキシル基、カルボキシル
基、ウレイド基、スルホンアミド基で置換されたアルキ
ル基であることが好ましい。
【0042】更に好ましい組み合わせとしては、R18
炭素数1〜6のアルキル基であり、R17は炭素数1〜6
のアルキル基であり、R11、R12、R13、R14、R15
びR16は各々水素原子または炭素数1〜3のアルキル基
であるという組合せが好ましい。
【0043】この組み合わせにおいてR11、R12
13、R14、R15、R16、R17及びR18のうち少なくと
も一つが水溶性基で置換されたアルキル基であることが
より好ましく、更にヒドロキシル基、カルボキシル基、
スルホ基、アルコキシ基、アシルアミノ基、アミノ基、
アルキルアミノ基、ウレイド基、スルファモイルアミノ
基、スルホンアミド基、カルバモイル基、スルファモイ
ル基、またはスルホニル基で置換されたアルキル基であ
ることが好ましく、特にヒドロキシル基、カルボキシル
基、ウレイド基、スルホンアミド基で置換されたアルキ
ル基であることが好ましい。
【0044】更に好ましい組み合わせとしては、R18
メチル基及びイソプロピル基であり、R17は炭素数1〜
6のアルキル基であり、R11、R12、R13、R14、R15
及びR16は各々水素原子または炭素数1〜3のアルキル
基であるという組合せが好ましい。
【0045】この組み合わせにおいてR11、R12
13、R14、R15、R16及びR17のうち少なくとも一つ
が水溶性基で置換されたアルキル基であることがより好
ましく、更にヒドロキシル基、カルボキシル基、スルホ
基、アルコキシ基、アシルアミノ基、アミノ基、アルキ
ルアミノ基、ウレイド基、スルファモイルアミノ基、ス
ルホンアミド基、カルバモイル基、スルファモイル基、
またはスルホニル基で置換されたアルキル基であること
が好ましく、特にヒドロキシル基、カルボキシル基、ウ
レイド基、スルホンアミド基で置換されたアルキル基で
あることが好ましい。
【0046】一般式(DD−2)中のR21、R22
23、R24、R25、R26、R9 及びR28について以下に
その好ましい組み合わせについて述べる。
【0047】R28は水素原子、アルキル基またはアルコ
キシ基であり、R9 は水素原子、アルキル基、アリール
基またはヘテロ環基であり、R21、R22、R23、R24
25及びR26は各々水素原子またはアルキル基である組
合せが好ましい。ここでアルキル基、アルコキシ基、ア
リール基及びヘテロ環基は他の置換基によって置換され
たものも含む。置換基としてはヒドロキシル基、カルボ
キシル基、スルホ基、アルコキシ基、アシルアミノ基、
アミノ基、アルキルアミノ基、ウレイド基、スルファモ
イルアミノ基、スルホンアミド基、カルバモイル基、ス
ルファモイル基またはスルホニル基が好ましく、特にヒ
ドロキシル基、カルボキシル基、ウレイド基、スルホン
アミド基が好ましい。
【0048】さらに好ましい組合せとしては、R28は水
素原子、炭素数1〜6のアルキル基、または炭素数1〜
6のアルコキシ基であり、R9 は水素原子または炭素数
1〜6のアルキル基であり、R21、R22、R23、R24
25及びR26は各々水素原子または炭素数1〜3のアル
キル基であるという組合せが好ましい。ここでアルキル
基及びアルコキシ基は他の置換基によって置換されたも
のも含む。置換基としてはヒドロキシル基、カルボキシ
ル基、スルホ基、アルコキシ基、アシルアミノ基、アミ
ノ基、アルキルアミノ基、ウレイド基、スルファモイル
アミノ基、スルホンアミド基、カルバモイル基、スルフ
ァモイル基またはスルホニル基が好ましく、特にヒドロ
キシル基、カルボキシル基、ウレイド基、スルホンアミ
ド基が好ましい。
【0049】さらに好ましい組合せとしては、R28は水
素原子、炭素数1〜6のアルキル基であり、R9 は水素
原子、または炭素数1〜6のアルキル基であり、R21
22、R23、R24、R25及びR26は各々水素原子または
炭素数1〜3のアルキル基であるという組合せが好まし
い。ここでアルキル基は他の置換基によって置換された
ものも含む。置換基としてはヒドロキシル基、カルボキ
シル基、スルホ基、アルコキシ基、アシルアミノ基、ア
ミノ基、アルキルアミノ基、ウレイド基、スルファモイ
ルアミノ基、スルホンアミド基、カルバモイル基、スル
ファモイル基またはスルホニル基が好ましく、特にヒド
ロキシル基、カルボキシル基、ウレイド基、スルホンア
ミド基が好ましい。
【0050】さらに好ましい組合せとしては、R28はメ
チル基及びイソプロピル基であり、R9 は水素原子及び
メチル基であり、R21、R22、R23、R24、R25及びR
26は各々水素原子または炭素数1〜3のアルキル基であ
るという組合せが好ましい。ここでアルキル基は他の置
換基によって置換されたものも含む。置換基としてはヒ
ドロキシル基、カルボキシル基、スルホ基、アルコキシ
基、アシルアミノ基、アミノ基、アルキルアミノ基、ウ
レイド基、スルファモイルアミノ基、スルホンアミド
基、カルバモイル基、スルファモイル基またはスルホニ
ル基が好ましく、特にヒドロキシル基、カルボキシル
基、ウレイド基、スルホンアミド基が好ましい。
【0051】次に本発明における一般式(D)で表され
る代表的現像主薬の具体例を示すが、これらによって限
定されるものではない。
【0052】
【化5】
【0053】
【化6】
【0054】
【化7】
【0055】
【化8】
【0056】
【化9】
【0057】
【化10】
【0058】
【化11】
【0059】
【化12】
【0060】
【化13】
【0061】
【化14】
【0062】
【化15】
【0063】
【化16】
【0064】
【化17】
【0065】
【化18】
【0066】
【化19】
【0067】
【化20】
【0068】
【化21】
【0069】
【化22】
【0070】
【化23】
【0071】
【化24】
【0072】
【化25】
【0073】
【化26】
【0074】
【化27】
【0075】
【化28】
【0076】
【化29】
【0077】
【化30】
【0078】一般式(D)で示される化合物は、遊離ア
ミンとして保存する場合には非常に不安定であるため、
一般には無機酸、有機酸の塩として製造、保存し、処理
液に添加するときに始めて遊離アミンとなるようにする
場合が好ましい。一般式(D)の化合物を造塩する無
機、有機の酸としては例えば塩酸、硫酸、燐酸、p−ト
ルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、ナフタレン−
1,5−ジスルホン酸等が挙げられる。これらの中で硫
酸、p−トルエンスルホン酸の塩とすることが好まし
く、硫酸との塩として造塩することが最も好ましい。
【0079】本発明の発色現像主薬は、例えばジャーナ
ル・オブ・ジ・アメリカン・ケミカル・ソサエテイ73
巻、3100頁(1951年)や特開平7−28737
0号、特願昭8−121472号に記載の方法に準じて
容易に合成することが出来る。
【0080】本発明の発色現像主薬は単独または他の公
知のp−フェニレンジアミン誘導体と併用して使用する
こともできる。組み合わせる化合物の代表例を以下に示
すがこれらに限定されるものではない。
【0081】 P−1 N,N−ジエチル−p−フェニレンジアミン P−2 4−アミノ−3−メチル−N,N−ジエチルア
ニリン P−3 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−
(3−ヒドロキシプロピル)アニリン P−4 4−アミノ−N−エチル−N−(2−ヒドロキ
シエチル)アニリン P−5 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−
(2−ヒドロキシエチル)アニリン P−6 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−
(2−メタンスルホンアミドエチル)アニリン P−7 N−(2−アミノ−5−N、N−ジエチルアミ
ノフェニルエチル)メタンスルホンアミド P−8 N,N−ジメチル−p−フェニレンジアミン P−9 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−
(2−メトキシエチル)アニリン P−10 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−
(4−ヒドロキシブチル)アニリン P−11 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−
(2−ブトキシエチル)アニリン 組み合わせる化合物として上記p−フェニレンジアミン
誘導体のうち特に好ましくはP−3、P−5、P−6あ
るいはP−10である。また、これらのp−フェニレン
ジアミン誘導体と硫酸塩、塩酸塩、亜硫酸塩、p−トル
エンスルホン酸塩、硝酸塩、ナフタレン−1、5−ジス
ルホン酸塩などの塩で使用されるのが一般的である。
【0082】本発明において、処理組成物とは、液体状
であっても固体状(例えば、粉末状、顆粒状)であって
もよい。
【0083】これらの化合物は目的に応じ2種以上併用
することもできる。芳香族第一級アミン現像主薬の使用
量はカラー現像液1リットル当り好ましくは0.001
モル〜0.2モル、さらに好ましくは0.005モル〜
0.1モルである。
【0084】本発明のカラー現像液には、前記芳香族第
一級アミンカラー現像主薬を直接保恒する化合物とし
て、特開昭63−5341号、同63−106655号
あるいは特開平4−144446号に記載の各種ヒドロ
キシルアミン類、特開昭63−43138号に記載のヒ
ドロキサム酸類、同63−146041号に記載のヒド
ラジン類やヒドラジド類、同63−44657および同
63−58443号に記載のフエノール類、同63−4
4656号に記載のα−ヒドロキシケトン類やα−アミ
ノケトン類、同63−36244号記載の各種糖類など
を含有することができる。また、上記化合物と併用し
て、特開昭63−4235号、同63−24254号、
同63−21647号、同63−146040号、同6
3−27841号および同63−25654号等に記載
のモノアミン類、同63−30845号、同63−14
640号、同63−43139号等に記載のジアミン
類、同63−21647号、同63−26655号およ
び同63−44655号に記載のポリアミン類、同63
−53551号に記載のニトロキシラジカル類、同63
−43140号及び同63−53549号に記載のアル
コール類、同63−56654号に記載のオキシム類お
よび同63−239447号に記載の3級アミン類を使
用することができる。
【0085】その他保恒剤として、特開昭57−441
48号および同57−53749号に記載の各種金属
類、同59−180588号に記載のサリチル酸類、同
54−3582号に記載のアルカノールアミン類、同5
6−94349号に記載のポリエチレンイミン類、米国
特許第3,746,544号に記載の芳香族ポリヒドロ
キシ化合物等を必要に応じて含有しても良い。特にヒド
ロキシルアミン類を使用する場合は、上記のアルカノー
ルアミン類や芳香族ポリヒドロキシ化合物の併用が好ま
しい。
【0086】特に好ましい保恒剤としては、特開平3−
144446号の一般式(I)で表されるヒドロキシル
アミン類であり、中でもメチル基、エチル基あるいはス
ルホ基やカルボキシ基を有する化合物が好ましい。これ
らの保恒剤の添加量としてはカラー現像液1リットル当
り20ミリモル〜200ミリモル、好ましくは30ミリ
モル〜150ミリモルである。
【0087】その他本発明のカラー現像液には、上記特
開平3−144446号に記載の各種添加剤を使用でき
る。例えば、pHを保持するための緩衝剤として同特許
(9)ページの炭酸類、リン酸類、ホウ酸類、ヒドロキ
シ安息香酸類などを使用できる。カラー現像液はこれら
の緩衝剤を用いてpHを9.0〜12.5に維持するこ
とが好ましい。より好ましくは9.5〜11.5であ
る。
【0088】カブリ防止剤としては同(10)ページに
記載のハロゲン化物イオン、有機カブリ防止剤が上げら
れる。特にカラー現像液中の現像主薬濃度が20ミリモ
ル/リットル以上の高い時や40℃以上の高温処理する
場合には、臭化物イオン濃度はある程度高い方が好まし
く、17ミリモル/リットル以上60ミリモル以下が好
ましい。また必要に応じてイオン交換樹脂やイオン交換
膜を用いてハロゲンを除去して好ましい濃度範囲にコン
トロールすることもできる。
【0089】キレート剤としては、アミノポリカルボン
酸、アミノポリホスホン酸、アルキルホスホン酸、ホス
ホノカルボン酸が好ましく使用される。例えば、エチレ
ンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、ジエチレントリア
ミン五酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸、ヒドロキ
シエチルイミノジ酢酸、1−ヒドロキシエチリデン−
1,1−ジホスホン酸、ニトリロ−N,N,N−トリメ
チレンホスホン酸、エチレンジアミン−N,N,N,N
−テトラメチレンホスホン酸、エチレンジアミン−ジ
(o−ヒドロキシフェニル酢酸)及びそれらの塩を代表
例とした化合物が使用できる。また好ましいキレート剤
としては生分解性を有する化合物があげられる。この例
としては特開昭63−146998号、特開昭63−1
99295号、特開昭63−267750号、特開昭6
3−267751号、特開平2−229146号、特開
平3−186841号、独国特許3739610、欧州
特許468325号等が挙げられる。
【0090】更に、ベンズイミダゾール類、ベンゾチア
ゾール類もしくはメルカプト化合物のような現像抑制
剤、ベンジルアルコール、ポリエチレングリコール、四
級アンモニウム塩、アミン類のような現像促進剤、色素
形成カプラー、競争カプラー、1−フェニル−3−ピラ
ゾリドンのような補助現像主薬、粘性付与剤、あるいは
アルキルスルホン酸、アリールスルホン酸、脂肪族カル
ボン酸、芳香族カルボン酸等の各種界面活性剤を必要に
応じて添加してもよい。
【0091】本発明のカラー現像液の補充量は、撮影用
感光材料の場合1m2 当り550ml以下が好ましく、
450ml以下がより好ましく、400ml以下、80
ml以上が最も好ましい。補充液中の臭化物イオン濃度
を低減するかあるいは含有させないことで、300ml
以下にすることもできる。
【0092】カラー現像液の処理温度としては35℃以
上が好ましく、更に好ましくは40℃以上50℃以下で
ある。
【0093】カラー現像液の処理時間は3分15秒以下
が好ましく、30秒〜2分30秒がより好ましい。
【0094】また液の蒸発、空気酸化を防止することが
好ましい。処理槽での写真処理液と空気との接触面積
は、以下に定義する開口率で表わすことができる。すな
わち 開口率=[処理液と空気との接触面積(cm2) ]÷[処理
液の容量(cm3) ] 上記の開口率(cm-1)は0.05以下であることが好ま
しく、より好ましくは0.0005〜0.01である。
このように開口率を低減させる方法としては、処理槽の
写真処理液面に浮き蓋等の遮蔽物を設けるほかに、特開
平1−82033号に記載された可動蓋を用いる方法、
特開昭63−216050号に記載されたスリット現像
処理法を挙げることができる。またカラー現像液の補充
タンクや処理層中の処理液は高沸点有機溶媒や高分子化
合物などでシールドし、空気との接触面積を低減させる
ことが好ましい。特に、流動パラフィンやオルガノシロ
キサン等が好ましい。
【0095】開口率を低減させることは、発色現像及び
黒白現像の両工程のみならず、後続の諸工程例えば、漂
白、漂白定着、定着、水洗、安定化などの全ての工程に
おいて適用できる。
【0096】現像液は再生して使用することができる。
現像液の再生とは、使用済みの現像液をアニオン交換樹
脂や電気透析を行ったり、あるいは再生剤と呼ばれる処
理薬品を加えることにより現像液の活性を上げ、再び処
理液として使用することである。この場合、再生率(補
充液中のオーバーフロー液の割合)は、50%以上が好
ましく、特に70%以上が好ましい。
【0097】再生の方法としては、アニオン交換樹脂を
用いるの好ましい。特に好ましいアニオン交換樹脂の組
成及び樹脂の再生方法に関しては、三菱化成工業(株)
発行のダイアイオン・マニュアル(I)(1986年第
14版)に記載のものをあげることができる。また、ア
ニオン交換樹脂のなかでは特開平2−952号や特開平
1−281152号に記載された組成の樹脂が好まし
い。
【0098】本発明において、カラー現像された感光材
料は、脱銀処理される。ここでいう脱銀処理とは、基本
的には漂白処理と定着処理からなるが、これらを同時に
行う漂白定着処理及びこれらの処理を組み合わせて構成
される。
【0099】漂白剤としては、前述の特開平3−144
446号(11)ページに記載の様にアミノポリカルボ
ン酸第2鉄塩又はその塩が好ましく用いられる。例えば
エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢
酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸、メチルイミノ二酢
酸、1,3−ジアミノプロパン四酢酸、グリコールエー
テルジアミン四酢酸などの第2鉄塩が上げられる。その
他漂白剤として、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸などの錯
塩などを用いることができる。これらのうちエチレンジ
アミン四酢酸鉄(III) 錯塩、及び1,3−ジアミノプロ
パン四酢酸鉄(III) 錯塩を始めとするアミノポリカルボ
ン酸鉄(III) 錯塩が特に好ましい。これらのアミノポリ
カルボン酸鉄(III) 錯塩は漂白液においても、漂白定着
液においても特に有用である。
【0100】漂白液、漂白定着液及びそれらの前浴に
は、必要に応じて漂白促進剤を使用することができる。
有用な漂白促進剤の具体例は、次の明細書に記載されて
いる:米国特許第3,893,858号、西独特許第
1,290,812号、同2,059,988号、特開
昭53−32736号、同53−57831号、同53
−37418号、同53−72623号、同53−95
630号、同53−95631号、同53−10423
2号、同53−124424号、同53−141623
号、同53−28426号、リサーチ・ディスクロージ
ャーNo.17129号(1978年7月)などに記載の
メルカプト基またはジスルフィド基を有する化合物;特
開昭50−140129号に記載のチアゾリジン誘導
体;特公昭45−8506号、特開昭52−20832
号、同53−32735号、米国特許第3,706,5
61号に記載のチオ尿素誘導体;西独特許第1,12
7,715号、特開昭58−16235号に記載の沃化
物塩;西独特許第966,410号、同2,748,4
30号に記載のポリオキシエチレン化合物類;特公昭4
5−8836号記載のポリアミン化合物;その他特開昭
49−40943号、同49−59644号、同53−
94927号、同54−35727号、同55−265
06号、同58−163940号記載の化合物;臭化物
イオン等が使用できる。なかでもメルカプト基またはジ
スルフィド基を有する化合物が促進効果が大きい観点で
好ましく、特に米国特許第3,893,858号、西独
特許第1,290,812号、特開昭53−95630
号に記載の化合物が好ましい。さらに、米国特許第4,
552,834号に記載の化合物も好ましい。これらの
漂白促進剤は感材中に添加してもよい。撮影用のカラー
感光材料を漂白定着するときにこれらの漂白促進剤は特
に有効である。
【0101】本発明の脱銀処理浴には漂白剤の他に特開
平3−144446号(12)ページに記載の再ハロゲ
ン化剤、pH緩衝剤及び公知の添加剤を使用できる。
【0102】漂白液や漂白定着液には上記の化合物の他
に、漂白ステインを防止する目的で有機酸を含有させる
ことが好ましい。特に好ましい有機酸は、酸解離定数
(pka)が2〜6である化合物で、具体的には酢酸、
プロピオン酸、ヒドロキシ酢酸コハク酸、マレイン酸、
グルタル酸、フマル酸、マロン酸、アジピン酸などが挙
げられるが、特に好ましくはコハク酸、マレイン酸、グ
ルタル酸である。
【0103】漂白液又は漂白定着液のpHは通常4.0
〜8.0であるが、処理の迅速化のために、さらに低い
pHで処理することもできる。
【0104】定着液や漂白定着液に用いられる定着剤と
しては、チオ硫酸塩、チオシアン酸塩、チオエーテル系
化合物、チオ尿素類、多量の沃化物塩等を挙げることが
できるが、チオ硫酸塩の使用が一般的であり、特にチオ
硫酸アンモニウムが最も広範に使用できる。また、チオ
硫酸塩とチオシアン酸塩、チオエーテル系化合物、チオ
尿素などとの併用も好ましい。
【0105】定着液や漂白定着液の保恒剤としては、亜
硫酸塩、重亜硫酸塩、カルボニル重亜硫酸付加物あるい
は欧州特許第294769A号に記載のスルフィン酸化
合物が好ましい。さらに液の安定化の目的で各種アミノ
ポリカルボン酸類や、有機ホスホン酸類等のキレート剤
の添加が好ましい。好ましいキレート剤としては1−ヒ
ドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸、エチレン
ジアミン−N,N,N’,N’−テトラキス(メチレン
ホスホン酸)、ニトリロトリメチレンホスホン酸、エチ
レンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五酢酸、シ
クロヘキサンジアミン四酢酸、1,2−プロピレンジア
ミン四酢酸をあげることができる。この中でも、1−ヒ
ドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸及びエチレ
ンジアミン四酢酸が特に好ましい。
【0106】定着液や漂白定着液には、pH調整のため
にpKaが6.0〜9.0の化合物を含有させることが
好ましい。例えばイミダゾール、1−メチルイミダゾー
ル、1−エチルイミダゾール、2−メチルイミダゾール
の如きイミダゾール類を0.1〜10モル/リットル添
加することが好ましい。
【0107】イミダゾール化合物とは、イミダゾール及
びその誘導体を表し、イミダゾールの好ましい置換基と
しては、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、ア
ミノ基、ニトロ基、ハロゲン原子等を挙げることができ
る。また、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基
は、更にアミノ基、ニトロ基、ハロゲン原子等で置換さ
れていてもよい。イミダゾールの置換基の好ましい総炭
素数は1〜6であり、最も好ましい置換基はメチル基で
ある。
【0108】以下に、イミダゾール化合物の具体例を挙
げるが、これらに限定されるものではない。
【0109】イミダゾール 1−メチルイミダゾール 2−メチルイミダゾール 4−メチルイミダゾール 4−(2−ヒドロキシエチル)−イミダゾール 2−エチルイミダゾール 2−ビニルイミダゾール 4−プロピルイミダゾール 4−(2−アミノエチル)イミダゾール 2,4−ジメチルイミダゾール 2−クロロイミダゾール これらの内、好ましい化合物はイミダゾール、2−メチ
ル−イミダゾール、4−メチル−イミダゾールであり、
最も好ましい化合物はイミダゾールである。
【0110】本発明の処理において補充方式を採用する
場合の定着液または漂白定着液の補充量としては感光材
料1m2 あたり100〜3000mlが好ましいが、よ
り好ましくは300〜1800mlである。漂白定着液
の補充は漂白定着補充液として補充してもよいし、特開
昭61−143755号や特願平2−216389号記
載のように漂白液と定着液のオーバーフロー液を使用し
て行ってもよい。
【0111】本発明において漂白、漂白定着、定着の組
合せよりなる脱銀工程の全処理時間の合計は、好ましく
は30秒〜3分、さらに好ましくは45秒〜2分である。ま
た、処理温度は30〜60℃、好ましくは35〜55℃
である。
【0112】本発明の漂白能を有する処理液は、処理に
際し、エアレーションを実施することが写真性能をきわ
めて安定に保持するので特に好ましい。エアレーション
には当業界で公知の手段が使用でき、漂白能を有する処
理液中への、空気の吹き込みやエゼクターを利用した空
気の吸収などが実施できる。
【0113】空気の吹き込みに際しては、微細なポアを
有する散気管を通じて、液中に空気を放出させることが
好ましい。このような散気管は、活性汚泥処理における
曝気槽等に、広く使用されている。エアレーションに関
しては、イーストマン・コダック社発行のZ−121、
ユージング・プロセス・C−41第3版(1982
年)、BL−1〜BL−2頁に記載の事項を利用でき
る。本発明の漂白能を有する処理液を用いた処理に於い
ては、攪拌が強化されていることが好ましく、その実施
には特開平3−33847号公報の第8頁、右上欄、第
6行〜左下欄、第2行に記載の内容が、そのまま利用で
きる。
【0114】本発明の定着能を有する処理液は公知の方
法で銀回収を行うことができ、このような銀回収を施し
た再生液を使用することができる。銀回収法としては、
電気分解法(仏国特許第2,299,667号記載)、
沈澱法(特開昭52−73037号、独国特許第2,3
31,220号記載)、イオン交換法(特開昭51−1
7114号、独国特許第2,548,237号記載)及
び金属置換法(英国特許第1,353,805号記載)
等が有効である。これらの銀回収法はタンク液中からイ
ンラインで行うと迅速処理適性が更に良好となるため好
ましい。
【0115】また、本発明の漂白能を有する処理液は、
処理に使用後のオーバーフロー液を回収し、成分を添加
して組成を修正した後、再利用することが出来る。この
ような使用方法は、通常、再生と呼ばれるが、本発明は
このような再生も好ましくできる。再生の詳細に関して
は、富士写真フイルム株式会社発行の富士フイルム・プ
ロセシングマニュアル、フジカラーネガティブフィル
ム、CN−16処理(1990年8月改訂)第39頁〜
40頁に記載の事項が適用できる。
【0116】本発明の漂白能を有する処理液を調整する
ためのキットは、液体でも粉体でも良いが、アンモニウ
ム塩を排除した場合、ほとんどの原料が粉体で供給さ
れ、また吸湿性も少ないことから、粉体を作るのが容易
になる。
【0117】上記再生用のキットは、廃液量削減の観点
から、余分な水を用いず、直接添加できることから、粉
体が好ましい。
【0118】漂白能を有する処理液の再生に関しては、
前述のエアレーションの他、「写真工学の基礎−銀塩写
真編−」(日本写真学会編、コロナ社発行、1979
年)等に記載の方法が使用できる。具体的には電界再生
の他、臭素酸や亜鉛素酸、臭素、臭素プレカーサー、過
硫酸塩、過酸化水素、触媒を利用した過酸化水素、亜臭
素酸、オゾン等による漂白液の再生方法が挙げられる。
【0119】電解による再生においては、陰極及び陽極
を同一漂白浴に入れたり、或いは隔膜を用いて陽極槽と
陰極槽を別浴にして再生してりするほか、やはり隔膜を
用いて漂白液と現像液及び/又は定着液を同時に再生処
理したりすることができる。定着液、漂白定着液の再生
は、蓄積する銀イオンを電解還元することでおこなわれ
る。その他、蓄積するハロゲンイオンを陰イオン交換樹
脂により除去することも、定着性能を保つ上で好まし
い。
【0120】脱銀工程においては、攪拌ができるだけ強
化されていることが好ましい。攪拌強化の具体的な方法
としては特開昭62−183460号に記載の感光材料
の乳剤面に処理液の噴流を衝突させる方法や、特開昭6
2−183461号の回転手段を用いて攪拌効果を上げ
る方法、さらには液中に設けられたワイパーブレードと
乳剤面を接触させながら感光材料を移動させ、乳剤表面
を乱流化することによってより攪拌効果を向上させる方
法、処理液全体の循環流量を増加させる方法があげられ
る。このような攪拌向上手段は漂白液、漂白定着液、定
着液のいずれにおいても有効である。攪拌の向上は乳剤
膜中への漂白剤、定着剤の供給を速め、結果として脱銀
速度を高めるものと考えられる。また前記の攪拌向上手
段は、漂白促進剤を使用した場合により有効であり、促
進効果を著しく増加させたり漂白促進剤による定着阻害
作用を解消させることができる。
【0121】本発明の感光材料に用いられる自動現像機
は、特開昭 60-191257号、同 60-191258号、同 60-1912
59号に記載の感光材料搬送手段を有していることが好ま
しい。前記の特開昭 60-191257号に記載のとおり、この
ような搬送手段は前浴から後浴への処理液の持込みを著
しく削減でき、処理液の性能劣化を防止する効果が高
い。このような効果は各工程における処理時間の短縮
や、処理液補充量の低減に特に有効である。
【0122】定着能を有する処理工程の後には、通常、
水洗処理工程を行う。定着能を有する処理液で処理後、
実質的な水洗を行わず、安定液を用いた安定化処理を行
う簡便な処理方法を用いることもできる。
【0123】水洗工程での水洗水量は、感光材料の特性
(例えばカプラー等使用素材による)、用途、更には水
洗水温、水洗タンクの数(段数)、向流、順流等の補充
方式、その他種々の条件によって広範囲に設定し得る。
このうち、多段向流方式における水洗タンク数と水量の
関係は、Journ-al of the Society of MotionPicturean
d Tele- vision Engineers 第64巻、P. 248〜253 (1955
年5月号)に記載の方法で、求めることができる。段
数としては2〜4段が好ましい。補充量としては単位面
積当り前浴からの持込量の1〜50倍、好ましくは1〜
30倍、より好ましくは1〜10倍である。さらに補充
量を効率よく低減する方法として、水洗タンクあるいは
安定浴を隔壁で分割し、ワイパーブレード等のスリット
部を通って感光材料が空気中に出ることなく液中で処理
されるいわゆる多室水洗あるいは安定処理が好ましく用
いられる。
【0124】上記の多段向流方式あるいは多室水洗方式
によれば、水洗水量を大幅に減少し得るが、タンク内に
おける水の滞留時間の増加により、バクテリアが繁殖
し、生成した浮遊物が感光材料に付着する等の問題が生
じる。本発明のカラー感光材料の処理において、このよ
うな問題が解決策として、特開昭62-288,838号に記載の
カルシウムイオン、マグネシウムイオンを低減させる方
法を極めて有効に用いることができる。また、特開昭57
-8,542号に記載のイソチアゾロン化合物やサイアベンダ
ゾール類、塩素化イソシアヌール酸ナトリウム等の塩素
系殺菌剤、その他ベンゾトリアゾール等、堀口博著「防
菌防黴剤の化学」(1986年)三共出版、衛生技術会編
「微生物の滅菌、殺菌、防黴技術」(1982年)工業技術
会、日本防菌防黴学会編「防菌防黴剤事典」(1986年)
に記載の殺菌剤を用いることもできる。
【0125】本発明の感光材料の処理における水洗水お
よび安定液のpHは、4〜9であり、好ましくは5〜8で
ある。又、温度、時間も、感光材料の特性、用途等で種
々設定し得るが、一般には、15〜45℃で20秒〜10分、好
ましくは25〜40℃で30秒〜5分の範囲が選択される。更
に、本発明の感光材料は、上記水洗に代り、直接安定液
によって処理することもできる。このような安定化処理
においては、特開昭57-8543 号、同58-14834号、同60-2
20345 号に記載の公知の方法はすべて用いることができ
る。
【0126】また、安定液には色素画像を安定化させる
化合物、例えば、ホルマリン、m−ヒドロキシベンズア
ルデヒド等のベンズアルデヒド類、ホルムアルデヒド重
亜硫酸付加物、ヘキサメチレンテトラミン及びその誘導
体、ヘキサヒドロトリアジン及びその誘導体、ジメチロ
ール尿素、N−メチロールピラゾールなどのN−メチロ
ール化合物、有機酸やpH緩衝剤等が含まれる。これら
の化合物の好ましい添加量は安定液1リットルあたり
0.001〜0.02モルであるが、安定液中の遊離ホ
ルムアルデヒド濃度は低い方がホルムアルデヒドガスの
飛散が少なくなるため好ましい。このような点から色素
画像安定化剤としては、m−ヒドロキシベンズアルデヒ
ド、ヘキサメチレンテトラミン、N−メチロールピラゾ
ールなどの特開平4−270344号記載のN−メチロ
ールアゾール類、N,N′−ビス(1,2,4−トリア
ゾール−1−イルメチル)ピペラジン等の特開平4−3
13753号記載のアゾリルメチルアミン類が好まし
い。特に特開平4−359249号(対応、欧州特許公
開第519190A2号)に記載の1,2,4−トリア
ゾールの如きアゾール類と、1,4−ビス(1,2,4
−トリアゾール−1−イルメチル)ピペラジンの如きア
ゾリルメチルアミン及びその誘導体の併用が、画像安定
性が高く、且つホルムアルデヒド蒸気圧が少なく好まし
い。また、その他必要に応じて塩化アンモニウムや亜硫
酸アンモニウム等のアンモニウム化合物、Bi、Alな
どの金属化合物、蛍光増白剤、硬膜剤、米国特許4,7
86,583号に記載のアルカノールアミンや、前記の
定着液や漂白定着液に含有することができる保恒剤、例
えば、特開平1−231051号公報に記載のスルフィ
ン酸化合物を含有させることも好ましい。
【0127】水洗水及び安定液には処理後の感光材料の
乾燥時の水滴ムラを防止するため、種々の界面活性剤を
含有することができる。中でもノニオン性界面活性剤を
用いるのが好ましく、特にアルキルフェノールエチレン
オキサイド付加物が好ましい。アルキルフェノールとし
ては特にオクチル、ノニル、ドデシル、ジノニルフェノ
ールが好ましく、またエチレンオキサイドの付加モル数
としては特に8〜14が好ましい。さらに消泡効果の高
いシリコン系界面活性剤を用いることも好ましい。
【0128】水洗水及び安定液中には、各種キレート剤
を含有させることが好ましい。好ましいキレート剤とし
ては、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン
五酢酸などのアミノポリカルボン酸や1−ヒドロキシエ
チリデン−1,1−ジホスホン酸、N,N,N′−トリ
メチレンホスホン酸、ジエチレントリアミン−N,N,
N′,N′−テトラメチレンホスホン酸などの有機ホス
ホン酸、あるいは、欧州特許345,172A1号に記
載の無水マレイン酸ポリマーの加水分解物などをあげる
ことができる。
【0129】上記水洗及び/又は安定液の補充に伴うオ
ーバーフロー液は脱銀工程等他の工程において再利用す
ることもできる。
【0130】自動現像機などを用いた処理において、上
記の各処理液が蒸発により濃縮化する場合には、蒸発に
よる濃縮を補正するために、適当量の水または補正液な
いし処理補充液を補充することが好ましい。水補充を行
う具体的方法としては、特に制限はないが、中でも特開
平1−254959号、同1−254960号公報記載
の、漂白槽とは別のモニター水槽を設置し、モニター水
槽内の水の蒸発量を求め、この水の蒸発量から漂白槽に
おける水の蒸発量を算出し、この蒸発量に比例して漂白
槽に水を補充する方法や特開平3−248155号、同
3−249644号、同3−249645号、同3−2
49646号公報記載の液レベルセンサーやオーバーフ
ローセンサーを用いた蒸発補正方法が好ましい。各処理
液の蒸発分を補正するための水は、水道水を用いてもよ
いが上記の水洗工程に好ましく使用される脱イオン処理
した水、殺菌された水とするのがよい。
【0131】本発明における各種処理液は10℃〜50℃に
おいて使用される。通常は33℃〜38℃の温度が標準的で
あるが、より高温にして処理を促進し処理時間を短縮し
たり、逆により低温にして画質の向上や処理液の安定性
の改良を達成することができる。
【0132】本発明に用いられる入力用カラーネガフィ
ルムは、従来公知のカラーネガフィルムを用いることが
できるが、階調が比較的軟調で広いラチチュードを有す
ることが好ましく、このような階調は通常、感度の異な
る複数のハロゲン化銀乳剤の感度を調節する事、および
ハロゲン化銀乳剤やカプラーの塗布量を調節することに
よって達成される。
【0133】更に、この階調を実現するためには、特開
平1−304459号、特開平4−93941号、特開
平4−40446号に開示されているように、平均粒径
の異なる、少なくとも2種以上の単分散ハロゲン化銀乳
剤を同一感光性層、又は同一感色性層の分層全てに含有
することが好ましい。
【0134】同じくこの階調を実現するためには、米国
特許第4,301,242号に開示されているように、
ロジウム含有率の異なる幾つかの同じ粒径の乳剤を混合
して階調をつくる方法も好ましく使用される。また、こ
こで、ロジウム以外でも特願平8−8082号などに記
載されている減感剤、例えば第7族、第8族、第9族の
第四周期、第五周期、第六周期の金属イオンやかぶり防
止剤、安定剤、減感色素なども好ましく用いることがで
きる。
【0135】前記入力用カラーネガ感材の現像処理後の
画像中の最低濃度、即ち未露光部の濃度が0.2以下で
あることが好ましい。更に好ましくは0.1以下であ
る。
【0136】現像処理後の画像濃度は、マクベス濃度計
ステータスMで測定される。
【0137】未露光部の濃度は、支持体の着色、マスキ
ング用のカラードカプラー、ハロゲン化銀乳剤によるカ
ブリや種々の目的で添加される染料などに起因する。
【0138】特にカラーネガをCCDエリア・センサー
で光電的に読み取る場合、上記未露光部の濃度が高い
と、得られる信号のS/N比が悪くなり、最終的に得ら
れる再生画像の画質が劣化することが明らかになった。
【0139】これは、イエロー、マゼンタ、シアンいず
れの場合も同様であるが、中でもイエロー画像、即ちブ
ルーフィルターを通して読み取る場合に特にS/N比に
対する影響が大きいことが分かった。
【0140】従ってイエローの最低濃度は低いほど更に
好ましいと言える。
【0141】また、前記入力用カラー感材の標準白色光
源露光における階調度γR、γG、γBがいずれも0.
35以上0.90以下のカラーネガであることが好まし
い。更に好ましくは0.40以上0.80以下である。
【0142】標準白色光源における階調度は以下のよう
にして求められる。先ず、標準白色光源、例えばその感
材がデイライトタイプの感材であれば、黒体輻射の5,
500°Kのエネルギー分布を有する光源で入力用の未
現像感材をウエッジ露光し、本発明の処理液を用いた現
像処理を行った後、それぞれ約483nm、547nmおよ
び689nmに透過極大を有する赤、緑、青フィルターを
通してそれぞれ濃度測定をし、露光量の対数を横軸にと
り、縦軸に濃度を与えるグラブ上で、カブリ+0.4、
0.6、0.8、1.0の濃度を与える値をプロット
し、これらの点を最小二乗法で直線近似し、横軸からの
角度θに対し、tan θをこの感材のγR、γG、γBと
決定した。
【0143】また、デイライトタイプでない感材(例え
ばタングステンタイプの感材)に対しては黒体輻射の3
200°Kのエネルギー分布を有する光源で露光する以
外は上記と同様の方法で階調度が求められる。
【0144】スキャナーを使って画像を読み取る場合、
画像についた圧力かぶりは最終的な再現画像に非常に重
大な影響を及ぼす。特に現像処理以前に取り扱った際に
フィルムが折り曲げられて出来るクニック状のかぶり
や、カメラ内やスプライサー、処理機等のラボ機器内で
ハンドリング中に発生する擦り傷、掻き傷による圧力か
ぶりの発生は時に最終画像に対するダメージが大きいこ
とが分かっている。
【0145】この影響を極力減らすべく従来からも種々
の方法で進められていたが、デジタルフォトプリンタを
用いた画像再現システムに対しては充分な効果をあげて
いるとは言い難かった。そこでいろいろ検討した結果、
使用するハロゲン化銀の量を減らし、塗布銀量に換算し
て5g/m2以下にすると効果があることがわかった。次
に入力用カラー写真感光材料に用いられる平板状ハロゲ
ン化銀乳剤粒子について説明する。
【0146】平板粒子は、平均アスペクト比が3以上で
あることが望ましい。アスペクト比とは、2つの対向す
る平行な主平面の円相当直径(該主平面と同じ投影面積
を有する円の直径)を主平面の距離(すなわち粒子の厚
み)で割った値として定義され、平均アスペクト比は個
々の粒子のアスペクト比の数平均の値である。
【0147】平板粒子は粒子サイズ分布の変動係数が2
0%以下の単分散のものも好ましい。ここでいう変動係
数とは、該平板粒子の投影面積の円相当直径のバラツキ
(標準偏差)を、該平均粒子の投影面積の円相当直径の
平均値で割った値に100を乗じた値である。
【0148】ハロゲン化銀粒子の粒子形態が揃い、かつ
粒子サイズのバラツキが小さい粒子群からなるハロゲン
化銀乳剤の粒子サイズ分布はほとんど正規分布を示し、
標準偏差を容易に求めることができる。本発明の平板粒
子の粒子サイズ分布は、変動係数で20%以下であり、
好ましくは15%以下、より好ましくは12%以下1%
以上である。
【0149】平板粒子の直径(円相当)は一般に0.2
〜5μm 、好ましくは0.3〜3.0μm 、さらに好ま
しくは0.3〜2.0μm である。
【0150】粒子厚みは、0.05〜0.5μm である
ことが好ましく、0.08〜0.3μm であることがさ
らに好ましい。
【0151】前記の粒子直径や粒子厚みは米国特許第
4,434,226号に記載の方法の如く粒子の電子顕
微鏡写真より求めることができる。
【0152】本発明に用いられる入力用カラー写真感光
材料は、支持体上に少なくとも1層の感光性層が設けら
れていればよい。典型的な例としては、支持体上に、実
質的に感色性は同じであるが感光度の異なる複数のハロ
ゲン化銀乳剤層から成る感光性層を少なくとも1つ有す
るハロゲン化銀写真感光材料である。該感光性層は青色
光、緑色光、および赤色光の何れかに感色性を有する単
位感光性層であり、多層ハロゲン化銀カラー写真感光材
料においては、一般に単位感光性層の配列が、支持体側
から順に赤感色性層、緑感色性層、青感色性層の順に設
置される。しかし、目的に応じて上記設置順が逆であっ
ても、また同一感色性層中に異なる感光性層が挟まれた
ような設置順をもとり得る。上記のハロゲン化銀感光性
層の間および最上層、最下層には非感光性層を設けても
よい。これらには、後述のカプラー、DIR化合物、混
色防止剤等が含まれていてもよい。各単位感光性層を構
成する複数のハロゲン化銀乳剤層は、DE1,121,470ある
いはGB923,045に記載されているように高感度乳剤層、
低感度乳剤層の2層を、支持体に向かって順次感光度が
低くなる様に配列するのが好ましい。また、特開昭57-1
12751、同62-200350、同62-206541、62-206543に記載さ
れているように支持体より離れた側に低感度乳剤層、支
持体に近い側に高感度乳剤層を設置してもよい。
【0153】具体例として支持体から最も遠い側から、
低感度青感光性層(BL)/高感度青感光性層(BH)/高
感度緑感光性層(GH)/低感度緑感光性層(GL)/高感
度赤感光性層(RH)/低感度赤感光性層(RL)の順、ま
たはBH/BL/GL/GH/RH/RLの順、またはBH/BL/GH/
GL/RL/RHの順等に設置することができる。
【0154】また特公昭55-34932公報に記載されている
ように、支持体から最も遠い側から青感光性層/GH/RH
/GL/RLの順に配列することもできる。また特開昭56-2
5738、同62-63936に記載されているように、支持体から
最も遠い側から青感光性層/GL/RL/GH/RHの順に配列
することもできる。
【0155】また特公昭49-15495に記載されているよう
に上層を最も感光度の高いハロゲン化銀乳剤層、中層を
それよりも低い感光度のハロゲン化銀乳剤層、下層を中
層よりも更に感光度の低いハロゲン化銀乳剤層を配置
し、支持体に向かって感光度が順次低められた感光度の
異なる3層から構成される配列が挙げられる。このよう
な感光度の異なる3層から構成される場合でも、特開昭
59-202464に記載されているように、同一感色性層中に
おいて支持体より離れた側から中感度乳剤層/高感度乳
剤層/低感度乳剤層の順に配置されてもよい。
【0156】その他、高感度乳剤層/低感度乳剤層/中
感度乳剤層、あるいは低感度乳剤層/中感度乳剤層/高
感度乳剤層の順に配置されていてもよい。また、4層以
上の場合にも、上記の如く配列を変えてよい。
【0157】色再現性を改良するために、US4,663,27
1、同4,705,744、同4,707,436、特開昭62-160448、同63
-89850の明細書に記載の、BL,GL,RLなどの主感光層と
分光感度分布が異なる重層効果のドナー層(CL)を主感
光層に隣接もしくは近接して配置することが好ましい。
【0158】本発明に用いられる好ましいハロゲン化銀
は約30モル%以下のヨウ化銀を含む、ヨウ臭化銀、ヨ
ウ塩化銀、もしくはヨウ塩臭化銀である。特に好ましい
のは約2モル%から約10モル%までのヨウ化銀を含む
ヨウ臭化銀もしくはヨウ塩臭化銀である。
【0159】写真乳剤中のハロゲン化銀粒子は、立方
体、八面体、十四面体のような規則的な結晶を有するも
の、球状、板状のような変則的な結晶形を有するもの、
双晶面などの結晶欠陥を有するもの、あるいはそれらの
複合形でもよい。
【0160】ハロゲン化銀の粒径は、約0.2μm以下
の微粒子でも投影面積直径が約10μmに至るまでの大
サイズ粒子でもよく、多分散乳剤でも単分散乳剤でもよ
い。
【0161】本発明に使用できるハロゲン化銀写真乳剤
は、例えばリサーチ・ディスクロージャー(以下、RD
と略す)No. 17643(1978年12月),22〜23
頁,“I.乳剤製造(Emulsion preparation and type
s)”、および同No. 18716(1979年11月),6
48頁、同No. 307105(1989年11月),863〜
865頁、およびグラフキデ著「写真の物理と化学」,
ポールモンテル社刊(P.Glafkides,Chemie et Phisique
Photographique, Paul Montel, 1967)、ダフィン著
「写真乳剤化学」,フォーカルプレス社刊(G. F. Duff
in, Photographic Emulsion Chemistry, Focal Press,
1966)、ゼリクマンら著「写真乳剤の製造と塗布」、フ
ォーカルプレス社刊(V. L. Zelikman, et al., Making
and CoatingPhotographic Emulsion, Focal Press, 19
64 )などに記載された方法を用いて調製することがで
きる。
【0162】US 3,574,628、同 3,655,394およぴGB 1,4
13,748に記載された単分散乳剤も好ましい。
【0163】結晶構造は一様なものでも、内部と外部と
が異質なハロゲン組成からなるものでもよく、層状構造
をなしていてもよい。エピタキシャル接合によって組成
の異なるハロゲン化銀が接合されていてもよく、例えば
ロダン銀、酸化鉛などのハロゲン化銀以外の化合物と接
合されていてもよい。また種々の結晶形の粒子の混合物
を用いてもよい。
【0164】上記の乳剤は潜像を主として表面に形成す
る表面潜像型でも、粒子内部に形成する内部潜像型でも
表面と内部のいずれにも潜像を有する型のいずれでもよ
いが、ネガ型の乳剤であることが必要である。内部潜像
型のうち、特開昭63- 264740に記載のコア/シェル型内
部潜像型乳剤であってもよく、この調製方法は特開昭59
- 133542に記載されている。この乳剤のシェルの厚みは
現像処理等によって異なるが、3〜40nmが好まし
く、5〜20nmが特に好ましい。
【0165】ハロゲン化銀乳剤は、通常、物理熟成、化
学熟成および分光増感を行ったものを使用する。このよ
うな工程で使用される添加剤はRDNo. 17643、同No. 1
8716および同No. 307105に記載されており、その該当箇
所を後掲の表にまとめた。
【0166】本発明に用いられる感光材料には、感光性
ハロゲン化銀乳剤の粒子サイズ、粒子サイズ分布、ハロ
ゲン組成、粒子の形状、感度の少なくとも1つの特性の
異なる2種類以上の乳剤を、同一層中に混合して使用す
ることができる。
【0167】US 4,082,553に記載の粒子表面をかぶらせ
たハロゲン化銀粒子、US 4,626,498、特開昭59- 214852
に記載の粒子内部をかぶらせたハロゲン化銀粒子、コロ
イド銀を感光性ハロゲン化銀乳剤層および/または実質
的に非感光性の親水性コロイド層に適用するこどが好ま
しい。粒子内部または表面をかぷらせたハロゲン化銀粒
子とは、感光材料の未露光部およぴ露光部を問わず、一
様に(非像様に)現像が可能となるハロゲン化銀粒子の
ことをいい、その調製法は、US 4,626,498、特開昭 59-
214852に記載されている。粒子内部がかぶらされたコア
/シェル型ハロゲン化銀粒子の内部核を形成するハロゲ
ン化銀は、ハロゲン組成が異なっていてもよい。粒子内
部または表面をかぷらせたハロゲン化銀としては、塩化
銀、塩臭化銀、沃臭化銀、塩沃臭化銀のいずれをも用い
ることができる。これらのかぶらされたハロゲン化銀粒
子の平均粒子サイズとしては0.01〜0.75μm、
特に0.05〜0.6μmが好ましい。また、粒子形状
は規則的な粒子でもよく、多分散乳剤でもよいが、単分
散性(ハロゲン化銀粒子の重量または粒子数の少なくと
も95%が平均粒子径の±40%以内の粒子径を有する
もの)であることが好ましい。
【0168】本発明には、非感光性徴粒子ハロゲン化銀
を使用することが好ましい。非感光性微粒子ハロゲン化
銀とは、色素画像を得るための像様露光時においては感
光せずに、その現像処理において実質的に現像されない
ハロゲン化銀微粒子であり、あらかじめカブラされてい
ないほうが好ましい。微粒子ハロゲン化銀は、臭化銀の
含有率が0〜100モル%であり、必要に応じて塩化銀
および/または沃化銀を含有してもよい。好ましくは沃
化銀を0.5〜10モル%含有するものである。微粒子
八ロゲン化銀は、平均粒径(投影面積の円相当直径の平
均値)が0.01〜0.5μmが好ましく、0.02〜
0.2μmがより好ましい。
【0169】微粒子ハロゲン化銀は、通常の感光性ハロ
ゲン化銀と同様の方法で調製できる。ハロゲン化銀粒子
の表面は、光学的に増感される必要はなく、また分光増
感も不要である。ただし、これを塗布液に添加するのに
先立ち、あらかじめトリアゾール系、アザインデン系、
ベンゾチアゾリウム系、もしくはメルカプト系化合物ま
たは亜鉛化合物などの公知の安定剤を添加しておくこと
が好ましい。この微粒子ハロゲン化銀粒子含有層に、コ
ロイド銀を含有させることができる。
【0170】本発明に使用できる写真用添加剤もRDに
記載されており、下記の表に関連する記載箇所を示し
た。
【0171】 添加剤の種類 RD17643 RD18716. RD307105 1.化学増感剤 23頁 648頁右欄 866頁 2.感度上昇剤 648頁右欄 3.分光増感剤、 23〜24頁 648頁右欄 866〜868頁 強色増感剤 〜649頁右欄 4.増 白 剤 24頁 647頁右欄 868頁 5.光吸収剤、 25〜26頁 649頁右欄 873頁 フィルター 〜650頁左欄 染料、紫外 線吸収剤 6.バインダー 26頁 651頁左欄 873〜874頁 7.可塑剤、 27頁 650頁右欄 876頁 潤滑剤 8.塗布助剤、 26〜27頁 650頁右欄 875〜876頁 表面活性剤 9.スタチツク 27頁 650頁右欄 876〜877頁 防止剤 10.マツト剤 878〜879頁 本発明に用いられる感光材料には種々の色素形成カプラ
ーを使用することができるが、以下のカプラーが特に好
ましい。
【0172】イエローカプラー:EP502,424A
の式(I),(II)で表わされるカプラー;EP513,496A
の式(1),(2)で表わされるカプラー(特に18頁
のY−28);EP568,037Aのクレーム1の式(I)で表
わされるカプラー;US5,066,576のカラム1の45〜5
5行の一般式(I)で表わされるカプラー;特開平4-27
4425の段落0008の一般式(I)で表わされるカプラ
ー;EP498,381A1の40頁のクレーム1に記載のカプラ
ー(特に18頁のD−35);EP 447,969A1の4頁の式
(Y)で表わされるカプラー(特にY−1(17頁),
Y‐54(41頁));US4,476,219のカラム7の36
〜58行の式(II)〜(IV)で表わされるカプラー(特
にII-17,19(カラム17),II−24(カラム1
9))。
【0173】マゼンタカプラー;特開平 3-39737(L−
57(11頁右下),L−68(12頁右下),L−7
7(13頁右下);EP456,257の〔A‐4〕−63(1
34頁),〔A‐4〕−73,−75(139頁);EP
486,965のM−4,−6(26頁),M−7(27
頁);EP571,959AのM−45(19頁);特開平5-2041
06の(M−1)(6頁);特開平4-362631の段落023
7のM−22。
【0174】シアンカプラー:特開平4-204843のCX‐
1,3,4,5,11,12,14,15(14〜16
頁):特開平4-43345のC−7,10(35頁),3
4,35(37頁),(I−1),(I−17)(42
〜43頁);特開平6−67385の請求項1の一般式
(Ia)または(Ib)で表わされるカプラー。
【0175】ポリマーカプラー:特開平2-44345のP−
1,P−5(11頁)。
【0176】発色色素が適度な拡散性を有するカプラー
としては、US4,366,237、GB2,125,570、EP96,873B、DE
3,234,533に記載のものが好ましい。
【0177】発色色素の不要吸収を補正するためのカプ
ラーは、EP456,257A1の5頁に記載の式(CI),(CI
I),(CIII),(CIV)で表わされるイエローカラー
ドシアンカプラー(特に84頁のYC−86)、該EP
に記載のイエローカラードマゼンタカプラーExM−7
(202頁)、EX‐1(249頁)、EX−7(25
1頁)、US4,833,069に記載のマゼンタカラ
ードシアンカプラーCC−9(カラム8)、CC−13
(カラム10)、US4,837,136の(2)(カラム8)、
W092/11575のクレーム1の式(A)で表わさ
れる無色のマスキングカプラー(特に36〜45頁の例
示化合物)が好ましい。
【0178】現像主薬酸化体と反応して写真的に有用な
化合物残基を放出する化合物(カプラーを含む)として
は、以下のものが挙げられる。現像抑制剤放出化合物:
EP378,236A1 の11頁に記載の式(I),(II),(II
I),(IV)で表わされる化合物(特にT−101(3
0頁),T−104(31頁),T−113(36
頁),T−131(45頁),T−144(51頁,T
−158(58頁)),EP 436,938A2の7頁に記載の式
(I)で表わされる化合物(特にD−49(51
頁))、EP 568,037Aの式(1)で表わされる化合物
(特に(23)(11頁))、EP 440,195A2の5〜6頁
に記載の式(I),(II),(III)で表わされる化合
物(特に29頁のI−(1));漂白促進剤放出化合
物:EP 310,125A2の5頁の式(I),(I’)で表わさ
れる化合物(特に61頁の(60),(61))及び特
開平6-59411 の講求項1の式(I)で表わされる化合物
(特に(7)(7頁);リガンド放出化合物:US 4,55
5,478のクレーム1に記載のLIG−Xで表わされる化
合物(特にカラム12の21〜41行目の化合物);ロ
イコ色素放出化合物:US4,749,641のカラム3〜8の化
合物1〜6;蛍光色素放出化合物:US4,774,181のクレ
ーム1のCOUP−DYEで表わされる化合物(特にカ
ラム7〜10の化合物1〜11);現像促進剤又はカブ
ラセ剤放出化合物:US 4,656,123のカラム3の式
(1)、(2)、(3)で表わされる化合物(特にカラ
ム25の(I−22))及びEP450,637A2の
75頁36〜38行目のExZX−2;離脱して初めて
色素となる基を放出する化合物:US 4,857,447のクレー
ム1の式(I)で表わされる化合物(特にカラム25〜
36のY−1〜Y−19)。
【0179】カプラー以外の添加剤としては、以下のも
のが好ましい。
【0180】油溶性有機化合物の分散媒:特開昭 62-21
5272のP−3,5,16,19,25,30,42,4
9,54,55,66,81,85,86,93(14
0〜144頁);油溶性有機化合物の含浸用ラテック
ス:US 4,199,363に記載のラテックス;現像主薬酸化体
スカベンジャー:US 4,978,606のカラム2の54〜62
行の式(I)で表わされる化合物(特にI−(1),
(2),(6),(12)(カラム4〜5)、US 4,92
3,787のカラム2の5〜10行の式(特に化合物1(カ
ラム3);ステイン防止剤:EP 298321Aの4頁30〜3
3行の式(I)〜(III),特にI−47,72,III−
I,27(24〜48頁);褪色防止剤:EP 298321Aの
A−6,7,20,21,23,24,25,26,3
0,37,40,42,48,63,90,92,9
4,164(69〜118頁),US 5,122,444のカラム
25〜38のII−1〜III−23,特にIII−10,EP 4
71347Aの8〜12頁のI−1〜III−4,特にII−2,U
S5,139,931のカラム32〜40のA−1〜4
8,特にA−39,42;発色増強剤または混色防止剤
の使用量を低減させる素材:EP 411324Aの5〜24頁の
I−1〜II−15,特にI−46;ホルマリンスカベン
ジャー:EP 477932Aの24〜29頁のSCV−1〜2
8,特にSCV−8;硬膜剤:特開平1-214845の17頁
のH−1,4,6,8,14,US 4,618,573のカラム1
3〜23の式(VII)〜(XII)で表わされる化合物
(H−1〜54),特開平2-214852の8頁右下の式
(6)で表わされる化合物(H−1〜76),特にH−
14,US 3,325,287のクレーム1に記載の化合物;現像
抑制剤プレカーサー:特開昭62-168139のP−24,3
7,39(6〜7頁);US5,019,492のクレ
ーム1に記載の化合物,特にカラム7の28,29;防
腐剤、防黴剤:US 4,923,790のカラム3〜15のI−1
〜III−43,特にII−1,9,10,18,III −2
5;安定剤、かぶり防止剤:US 4,923,793のカラム6〜
16のI−1〜(14),特にI−1,60,(2),
(13),US 4,952,483のカラム25〜32の化合物1
〜65,特に36:化学増感剤:トリフェニルホスフィ
ン セレニド,特開平 5-40324の化合物50;染料:特
開平3-156450の15〜18頁のa−1〜b−20,特に
a−1,12,18,27,35,36,b−5,27
〜29頁のV−1〜23,特にV−1,EP 445627Aの3
3〜55頁のF−I−1〜F−II−43,特にF−I−
11,F−II−8,EP457153Aの17〜28頁のIII−1
〜36,特にIII−1,3,W088/04794の8
〜26のDye−1〜124の微結晶分散体,EP 31999
9Aの6〜11頁の化合物1〜22,特に化合物1,EP51
9306Aの式(1)ないし(3)で表わされる化合物D‐
1〜87(3〜28頁),US 4,268,622の式(I)で表
わされる化合物1〜22(カラム3〜10),US 4,92
3,788の式(I)で表わされる化合物(1)〜(31)
(カラム2〜9);UV吸収剤:特開昭 46-3335の式
(1)で表わされる化合物(18b)〜(18r),1
01〜427(6〜9頁),EP 52 0938Aの式(I)で
表わされる化合物(3)〜(66)(10〜44頁)及
び式(III )で表わされる化合物HBT−1〜10(1
4頁),EP521823Aの式(1)で表わされる化合物
(1)〜(31)(カラム2〜9)。
【0181】本発明には入力用感光材料として、一般用
もしくは映画用のカラーネガフィルム、スライド用もし
くはテレビ用のカラー反転フィルムのような種々のカラ
ー感光材料を用いることができる。また、特公平2-3261
5、実公平3-39784に記載されているレンズ付きフィルム
ユニット用も好適に用いることができる。
【0182】本発明に使用できる適当な支持体は、例え
ば、前述のRD.No.17643の28頁、同No.18716の64
7頁右欄から648頁左欄、および同No. 307105の87
9頁に記載されている。
【0183】本発明に用いられる感光材料は、乳剤層を
有する側の全親水性コロイド層の膜厚の総和が28μm
以下であることが好ましく、23μm以下がより好まし
く、18μm以下が更に好ましく、16μm以下が特に
好ましい。また膜膨潤速度T1/2 は30秒以下が好まし
く、20秒以下がより好ましい。T1/2 は、発色現像液
で30℃、3分15秒処理した時に到達する最大膨潤膜
厚の90%を飽和膜厚としたとき、膜厚そのが1/2に
到達するまでの時間と定義する。膜厚は、25℃相対湿
度55%調湿下(2日)で測定した膜厚を意味し、T
1/2 は、エー・グリーン(A. Green)らのフォトグラフ
ィック・サイエンス・アンド・エンジニアリング(Phot
ogr. Sci. Eng.),19巻、2,124〜129頁に記
載の型のスエロメーター(膨潤計)を使用することによ
り測定できる。T1/2 は、バインダーとしてのゼラチン
に硬膜剤を加えること、あるいは塗布後の経時条件を変
えることによって調整することができる。また、膨潤率
は150〜400%が好ましい。膨潤率とは、さきに述
べた条件下での最大膨潤膜厚から、式:(最大膨潤膜厚
−膜厚)/膜厚により計算できる。
【0184】本発明に用いられる感光材料は、乳剤層を
有する側の反対側に、乾燥膜厚の総和が2μm〜20μ
mの親水性コロイド層(バック層と称す)を設けること
が好ましい。このバック層には、前述の光吸収剤、フィ
ルター染料、紫外線吸収剤、スタチック防止剤、硬膜
剤、バインダー、可塑剤、潤滑剤、塗布助剤、表面活性
剤を含有させることが好ましい。このバック層の膨潤率
は150〜500%が好ましい。
【0185】本発明に用いられる感光材料はバック層に
磁気記録層を有することが好ましい。
【0186】本発明に用いられる磁気記録層とは、磁性
体粒子をバインダー中に分散した水性もしくは有機溶媒
系塗布液を支持体上に塗設したものである。
【0187】本発明で用いられる磁性体粒子は、γFe
2 3 なとの強磁性酸化鉄、Co被着γFe2 3 、C
o被着マグネタイト、Co含有マグネタイト、強磁性二
酸化クロム、強磁性金属、強磁性合金、六方晶系のBa
フェライト、Srフェライト、Pbフェライト、Caフ
ェライトなどを使用できる。Co被着γFe2 3 など
のCo被着強磁性酸化鉄が好ましい。形状としては針
状、米粒状、球状、立方体状、板状等いずれでもよい。
比表面積ではSBET で20m2 /g以上が好ましく、3
0m2 /g以上が特に好ましい。強磁性体の飽和磁化
(σs)は、好ましくは3.0×104 〜3.0×10
5 A/mであり、特に好ましくは4.0×104 〜2.
5×105 A/mである。強磁性体粒子を、シリカおよ
び/またはアルミナや有機素材による表面処理を施して
もよい。さらに、磁性体粒子は特開平6-161032に記載さ
れた如くその表面にシランカップリング剤又はチタンカ
ップリング剤で処理されてもよい。又特開平 4-25991
1、同5-81652号に記載の表面に無機、有機物を披覆した
磁性体粒子も使用できる。
【0188】次に、出力用感光材料について説明する。
カラーペーパー等の公知のプリント用感材などを用いる
ことができる。
【0189】出力用感光材料中の感光性ハロゲン化銀乳
剤はいずれも塩化銀含有率が少なくとも95モル%で残
りが臭化銀であり、実質的に沃化銀を含まないハロゲン
化銀粒子からなることが好ましい。ここで「実質的に沃
化銀を含まない」とは、沃化銀含有率が1モル%以下、
好ましくは0.2モル%以下、更に好ましくは0モル%
を意味する。また上記のハロゲン化銀乳剤は迅速処理性
の観点から、特に塩化銀含有率が98モル%以上のハロ
ゲン化銀乳剤が好ましい。このようなハロゲン化銀のな
かでも塩化銀粒子の表面に臭化銀局在相を有するもの
が、高感度が得られ、しかも写真性能の安定化が図れる
ことから特に好ましい。
【0190】少なくとも一層の感光性ハロゲン化銀乳剤
層に含有されるハロゲン化銀乳剤は、粒子サイズ分布の
変動係数(粒子サイズ分布の標準偏差を平均粒子サイズ
で除したもの)が15%以下であるものが好ましく、1
0%以下の単分散乳剤がより好ましい。また広いラチチ
ュードを得る目的で上記の単分散乳剤を2種以上同一層
中に混合して使用するのが好ましい。このとき、各々の
単分散乳剤はその平均粒子サイズが15%以上異なるの
が好ましく、20〜60%異なるのがより好ましく、更
には25〜50%異なるのが特に好ましい。また各々の
単分散乳剤の感度差は0.15〜0.50 logE である
ことが好ましく、0.20〜0.40 logE であること
がより好ましく、0.25〜0.35 logE であること
が更に好ましい。
【0191】出力用ハロゲン化銀写真感光材料が露光時
間0.1秒で得られる特性曲線上で最少発色濃度から
0.1高い濃度を与える点の露光量の10倍の露光量に
おけるポイントガンマに対し、露光時間10-4秒で得ら
れた特性曲線において前記露光量におけるポイントガン
マの比が0.7以上1.3以下となるようにするために
は例えば、実質的に沃化銀を含有しない塩化銀含有率9
5モル%以上の塩臭化銀に鉄および/またはルテニウム
および/またはオスミウム化合物をハロゲン化銀1モル
当たり1×10-5〜1×10-3モル含有させ、かつ臭化
銀局在相中にハロゲン化銀1モル当たり1×10-7〜1
×10-5モルのイリジウム化合物を含有するハロゲン化
銀乳剤を用いることが有効である。
【0192】本発明に用いられる出力用ハロゲン化銀写
真感光材料には、従来公知の写真用素材や添加剤を使用
できる。
【0193】例えば写真用支持体としては、透過型支持
体や反射型支持体を用いることができる。透過型支持体
としては、セルロースナイトレートフィルムやポリエチ
レンテレフタレートなどの透明フィルム、更には2,6
−ナフタレンジカルボン酸(NDCA)とエチレングリ
コール(EG)とのポリエステルやNDCAとテレフタ
ル酸とEGとのポリエステル等に磁性層などの情報記録
層を設けたものが好ましく用いられる。本発明の目的に
とっては、反射型支持体が好ましく、特に複数のポリエ
チレン層やポリエステル層でラミネートされ、このよう
な耐水性樹脂層(ラミネート層)の少なくとも一層に酸
化チタン等の白色顔料を含有する反射支持体が好まし
い。
【0194】更に前記の耐水性樹脂層中には蛍光増白剤
を含有するのが好ましい。また、蛍光増白剤は感材の親
水性コロイド層中に分散してもよい。蛍光増白剤とし
て、好ましくは、ベンゾオキサゾール系、クマリン系、
ピラゾリン系が用いる事ができ、更に好ましくは、ベン
ゾオキサゾリルナフタレン系及びベンゾオキサゾリルス
チルベン系の蛍光増白剤である。使用量は、特に限定さ
れないが、好ましくは1〜100mg/m2である。耐水性
樹脂に混合する場合の混合比は、好ましくは樹脂に対し
て0.0005〜3重量%であり、更に好ましくは0.
001〜0.5重量%である。
【0195】また、反射型支持体としては、透過型支持
体、または上記のような反射型支持体上に、白色顔料を
含有する親水性コロイド層を塗設したものでもよい。
【0196】また、反射型支持体は、鏡面反射性または
第2種拡散反射性の金属表面をもつ支持体であってもよ
い。
【0197】前記の反射型支持体やハロゲン化銀乳剤、
更にはハロゲン化銀粒子中にドープされる異種金属イオ
ン種、ハロゲン化銀乳剤の保存安定剤またはカブリ防止
剤、化学増感法(増感剤)、分光増感法(分光増感
剤)、シアン、マゼンタ、イエローカプラーおよびその
乳化分散法、色像保存性改良剤(ステイン防止剤や褪色
防止剤)、染料(着色層)、ゼラチン種、感材の層構成
や感材の被膜pHなどについては、表1の特許に記載の
ものが本発明に好ましく適用できる。
【0198】
【表1】
【0199】出力用感光材料(例.カラーペーパー)に
用いうるシアン、マゼンタおよびイエローカプラーとし
ては、その他、特開昭62−215272号の第91頁
右上欄4行目〜121頁左上欄6行目、特開平2−33
144号の第3頁右上欄14行目〜18頁左上欄末行目
と第30頁右上欄6行目〜35頁右下欄11行目、やE
P0355,660A2号の第4頁15行目〜27行
目、5頁30行目〜28頁末行目、45頁29行目〜3
1行目、47頁23行目〜63頁50行目に記載のカプ
ラーも有用である。
【0200】出力用カラー感光材料に用いうる防菌・防
黴剤としては特開昭63−271247号に記載のもの
が有用である。
【0201】本発明のカラー画像信号出力装置をコンパ
クトで、安価なものにするために半導体レーザーあるい
は固体レーザーと非線形光学結晶を組合わせた第二高調
波発生光源(SHG)を使用することが好ましい。特に
コンパクトで、安価、更に寿命が長く安定性が高い装置
を設計するためには半導体レーザーの使用が好ましく、
露光光源の少なくとも一つは半導体レーザーを使用する
ことが好ましい。
【0202】このような走査露光光源を使用する場合、
出力用カラー感光材料の分光感度極大波長は使用する走
査露光用光源の波長により任意に設定することができ
る。半導体レーザーを励起光源に用いた固体レーザーあ
るいは半導体レーザーと非線形光学結晶を組合わせて得
られるSHG光源では、レーザーの発振波長を半分にで
きるので、青色光、緑色光が得られる。従って、感光材
料の分光感度極大は通常の青、緑、赤の3つの波長領域
に持たせることが可能である。
【0203】このような走査露光における露光時間は、
画素密度を400dpi とした場合の画素サイズを露光す
る時間として定義すると、好ましい露光時間としては1
-4秒以下、更に好ましくは10-6秒以下である。
【0204】本発明に適用できる好ましい走査露光方式
については、前記の表に掲示した特許に詳しく記載され
ている。
【0205】また出力用カラー感光材料を処理するに
は、特開平2−207250号の第26頁右下欄1行目
〜34頁右上欄9行目、及び特開平4−97355号の
第5頁左上欄17行目〜18頁右下欄20行目に記載の
処理素材や処理方法が好ましく適用できる。また、この
現像液に使用する保恒剤としては、前記の表に掲示した
特許に記載の化合物が好ましく用いられる。
【0206】出力用カラー感光材料を露光後、現像する
方法としては、例えば従来のアルカリ剤と発色現像主薬
を含む現像液で現像する方式および発色現像主薬(発色
用還元剤)を感光材料に内蔵し、現像主薬を含まないア
ルカリ液等のアクチベーター液で現像する方式がある。
【0207】特に、アクチベーター処理方式は、発色用
現像主薬を処理液に含まないため、処理液の管理や取り
扱いが容易であり、また廃液処理の負荷が少なく、環境
保全上の点で好ましい方式である。
【0208】アクチベーター処理方式では、発色用現像
主薬またはその前駆体を内蔵した感光材料が用いられ、
例えば特願平7−63572号、同7−334190
号、同7−334192号、同7−334197号、同
7−344396号に記載の発色用現像主薬としてヒド
ラジン型化合物を含有する感光材料が好ましい。また低
銀量の感光材料を、過酸化水素を用い画像増幅(補力処
理)する方法も好ましく用いられ、例えば特願平7−6
3587号、同7−334202号に記載の過酸化水素
を含むアクチベーター液を用いた画像形成法が好ましく
用いられる。
【0209】アクチベーター処理後は通常脱銀処理され
るが、低銀量の感光材料を用いた画像増幅処理では、脱
銀処理が不要であるため、アクチベーター処理後、水洗
または安定化処理の簡易な処理が好ましい。
【0210】本発明で用いられうるアクチベーター液、
脱銀液、水洗および安定化液の処理素材や方法について
は、詳しくは特願平7− 63572号、リサーチ・ディスク
ロージャー Item 36544 (1994年9月) 536頁〜 541頁
に記載されている。
【0211】また、本発明のカラー画像信号出力方法に
おいて、画像情報の読取りを行い、出力された画像信号
をプリントに再生する装置としては、特開平8− 16238
号の第5頁〜12頁や図1〜2に記載されたデジタル写
真プリンタが好ましく用いられる。特に画像記録部の光
ビームの強度変調には従来よく知られており、また容易
に入手できる音響光学素子を用いるのが好ましい。
【0212】本発明のカラー画像信号出力方法および装
置の構成について、以下その好ましい実施の形態を図面
を参照して更に詳細に説明する。
【0213】図1は、本発明による画像形成システムの
基本的構成を示すブロックダイアグラムである。図1に
示されるように、カラー画像信号出力装置は、カラー画
像を読み取り、ディジタル化された画像データを生成す
る画像読取装置1と、画像読取装置1により生成された
画像データに所定の画像処理を施し出力する画像処理装
置5とから構成されている。この装置には、図2に示す
ように、この画像処理装置5により画像処理が施され出
力された出力画像信号に基づいて、カラー画像を再生す
る画像出力装置8が接続され、カラープリントが再生さ
れる。
【0214】この画像出力装置8を含んだ画像形成シス
テムの概観は図3に示されるが、この図3に示されるよ
うに、実際の画像形成システムにおいては、画像読取装
置1として、ネガフィルムあるいはリバーサルフィルム
などのフィルムに記録されたカラー画像を光電的に読み
取る画像読取装置10を、画像処理装置5に接続する構成
となっており、これにより、ネガフィルムあるいはリバ
ーサルフィルムなどのフィルムに記録されたカラー画像
を再生することができるようになっている。
【0215】次にこの画像読取装置について説明する。
図4は、カラー画像に基づき、画像データを生成するカ
ラー画像再生システム用の画像読取装置10の概略図であ
る。図3に示されるように、画像読取装置10は、ネガフ
ィルムあるいはリバーサルフィルムなどのフィルムFに
記録されたカラー画像に、光を照射して、フィルムを透
過した光を検出することにより、カラー画像を光電的に
読取り可能に構成されており、光源11、光源11から発せ
られた光の光量を調整可能な光量調整ユニット12、光源
11から発せられた光を、R(赤)、G(緑)およびB
(青)の三色に分解するための、色分解ユニット13、光
源11から発せられた光がフィルムFに一様に照射される
ように、光を拡散させる拡散ユニット14、フィルムFを
透過した光を光電的に検出するCCDエリアセンサ15お
よびフィルムFを透過した光をCCDエリアセンサ15に
結像させる電動ズームレンズ16を備えている。この透過
型画像読取装置10は、図示しないフィルムキャリアを交
換することにより、135ネガフィルム、135ポジフ
ィルム、アドバンストフォトシステム(APS)フィル
ムなど多種のフィルムを読み取ることができる。
【0216】光源11としてはハロゲンランプを用い、光
量調整ユニット12は、2枚の絞り板の移動により、移動
距離に対して指数的に光量が変化するようになってい
る。色分解ユニット13はR、G、B3枚のフィルターを
有する円盤を回転させることにより、面順次に3色に色
分解する。また、CCDエリアセンサ15は、たて920
画素、横1380画素の受光素子を有しており、高分解
能でフィルム上の画像情報を読みとることができる。C
CDエリアセンサ15は、カラー画像の読取りに際して、
光電的に読み取った画像の奇数行の画像データからなる
奇数フィールドの画像データと、偶数行の画像データか
らなる偶数フィールドの画像データとを、順次、転送す
るように構成されている。
【0217】画像読取装置10は、さらに、CCDエリア
センサ15により光電的に検出され、生成されたR、G、
Bの画像信号を増幅する増幅器17、画像信号をディジタ
ル化するA/D変換器18、A/D変換器18によりディジ
タル化された画像信号に対して、画素毎の感度のバラツ
キや暗電流の補正処理を施すCCD補正手段19および
R、G、Bの画像データを濃度データに変換するログ変
換器20を備えている。ログ変換器20は、インターフェイ
ス21に接続されている。
【0218】フィルムFは、キャリア22により保持さ
れ、キャリア22に保持されたフィルムFは、モータ23に
より駆動される駆動ローラ24によって、所定の位置に送
られて、停止状態にプレス保持され、1コマのカラー画
像の読取りが完了すると、1コマ分、送られるように構
成されている。ネガフィルムを扱うためのオートキャリ
アとしては富士フィルム製NC135S等の従来のミニ
ラボで使用されているものを用いる。フルサイズ、パノ
ラマサイズ、迫力サイズ等、プリント形態に対応した範
囲の画像を読みとることができる。またトリミングキャ
リアとして従来のミニラボで使用されているものを用い
ると、センターを軸に、約1.4倍の拡大が可能とな
る。またリバーサルキャリアとして、特願平7-271048
号、同7-275358号、同7-275359号、同7-277455号、同7-
285015号に開示するものを用いる。
【0219】また画面検出センサ25は、フィルムFに記
録されたカラー画像の濃度分布を検出し、検出した濃度
信号を透過型画像読取装置10を制御するCPU26に出力
するものであり、この濃度信号に基づき、CPU26は、
フィルムFに記録されたカラー画像の画面位置を算出
し、カラー画像の画面位置が所定の位置に達したと判定
すると、モータ23の駆動を停止させるように構成されて
いる。
【0220】以上、図1および図2に示される画像読取
装置1について詳細に説明したが、次に同じく図1およ
び図2に示される画像処理装置5について説明する。
【0221】図5および図6は、画像処理装置5の構成
を示すブロックダイアグラムを2つの図に分けて示した
ものである。これらの図に示されるように、画像処理装
置5は、透過型画像読取装置10のインターフェイス21あ
るいは反射型画像読取装置30のインターフェイス41と接
続可能なインターフェイス48と、画像読取装置1により
生成され、ライン毎に送られて来る画像データの隣接す
る2つの画素データの値を加算して、平均し、1つの画
素データとする加算平均演算手段49と、加算平均演算手
段49から送られてきた画像データの各ラインの中の画素
データを、交互に記憶する第1のラインバッファ50a お
よび第2のラインバッファ50b と、ラインバッファ50a
、50b に記憶されたラインデータが転送され、フィル
ムF(図3)に記録された1コマのカラー画像あるいは
1枚のカラープリントP(図4)に記録されたカラー画
像に対応する画像データを記憶する第1のフレームメモ
リユニット51、第2のフレームメモリユニット52および
第3のフレームメモリユニット53を備えている。ここに
第1のラインバッファ50a および第2のラインバッファ
50b は、画像データの各ラインの奇数番目の画素データ
を一方のラインバッファに、偶数番目の画素データを他
方のラインバッファに交互に記憶するように構成されて
いる。
【0222】本実施の形態においては、まず、フィルム
Fに記録された1コマのカラー画像あるいは1枚のカラ
ープリントPに記録されたカラー画像に対し、画像読取
装置1による第1の読取り(以下、先読みという)、お
よび読み取られた画像のディジタル画像データへの変換
が行われる。この際、この先読みによって得られた画像
データに基づいて、画像処理装置5により、次に行う第
2の読取り(以下、本読みという)のための画像読取条
件が設定される。そして、その設定された読取条件に基
づいて、再度上記カラー画像に対する読取り、すなわち
本読みが実行され、これにより、再生のための画像処理
を施すディジタル画像データが生成される。画像処理装
置5は、このような処理を行うために、先読みにより得
られた画像データを第1のフレームメモリユニット51に
記憶し、本読みによって得られた画像データを第2のフ
レームメモリユニット52および第3のフレームメモリユ
ニット53に、それぞれ記憶するように構成されている。
【0223】ここで図5および図6に示される他の構成
要素を説明する前に、これらのフレームメモリユニット
について詳しく説明する。図7は、第1のフレームメモ
リユニット51、第2のフレームメモリユニット52および
第3のフレームメモリユニット53の詳細を示すブロック
ダイアグラムである。図7に示されるように、画像処理
装置5は、カラー画像を読み取って生成された画像デー
タを処理するため、第1のフレームメモリユニット51、
第2のフレームメモリユニット52および第3のフレーム
メモリユニット53は、それぞれ、R(赤)、G(緑)、
B(青)に対応する画像データを記憶するRデータメモ
リ51R、Gデータメモリ51GおよびBデータメモリ51
B、Rデータメモリ52R、Gデータメモリ52GおよびB
データメモリ52BならびにRデータメモリ53R、Gデー
タメモリ53GおよびBデータメモリ53Bを備えている。
なお、上述のように、第1のフレームメモリユニット51
には、先読みによって得られた画像データが記憶され、
第2および第3ののフレームメモリユニット52には本読
み記憶された画像データが記憶されるが、図7は、入力
バス63から第1のフレームメモリユニット51に先読みに
よって得られた画像データが入力され、第2のフレーム
メモリユニット52に記憶された画像データが出力バス64
に出力されている状態が示されている。
【0224】再び図5および図6に基づいて画像処理装
置5の構成について説明する。画像処理装置5は、画像
処理装置5全体を制御するCPU60を備えている。CP
U60は、透過型画像読取装置10を制御するCPU26(図
3)あるいは反射型画像読取装置30を制御するCPU46
と通信線(図示されない)を介して、通信可能で、か
つ、後述する画像出力装置8を制御するCPUと通信線
(図示されない)を介して、通信可能に構成されてい
る。この構成により、CPU60は、第1のフレームメモ
リユニット51に記憶された先読みにより得られた画像デ
ータに基づいてカラー画像の本読みを行うための画像読
取条件を変更したり、さらに必要に応じて読取り後の画
像に施される画像処理の画像処理条件を変更したりする
ことができる。
【0225】すなわち、CPU60は、先読みによって得
られた画像データに基づき、本読みの際、CCDエリア
センサ15あるいはCCDラインセンサ35のダイナミック
レンジを効率良く利用可能なように、本読みのための画
像読取条件を決定して、読取制御信号を、透過型画像読
取装置10のCPU26あるいは反射型画像読取装置30のC
PU46に出力する。この際、透過型画像読取装置10のC
PU26あるいは反射型画像読取装置30のCPU46は、こ
の読取制御信号が入力されると、光量調整ユニット12あ
るいは光量調整ユニット34により調整される光量および
CCDエリアセンサ15あるいはCCDラインセンサ35の
蓄積時間を制御する。同時に、CPU60は、得られた
画像データに基づいて、最適な濃度、階調および色調を
有するカラー画像をカラーペーパー上に再生可能なよう
に、後述する第1の画像処理手段および第2の画像処理
手段による画像処理のパラメータなどの画像処理条件を
変更する制御信号を、必要に応じて、第1の画像処理手
段および第2の画像処理手段に出力する。この際、CP
U60により決定された画像読取条件あるいは画像処理
条件はメモリ66に記憶される。
【0226】CPU60が上記制御を行うにあたり、オペ
レータの指示により画像読取条件あるいは画像処理条件
が保持されている場合は、CPU60は上記のような先読
みされた画像データに基づいた条件の決定は行わず、保
持された条件に基づいて、各種制御信号を出力する。キ
ーボード69等の入力装置によりオペレータが各種条件を
設定し、さらにこれらの保持を指示した場合、これらの
条件はメモリ66に記憶され、その後オペレータがこれら
の条件の保持の解除を指示した場合、そのメモリ66に記
憶されている条件は無効となる。したがって、CPU60
は上述のような制御を行うにあたり、まずメモリ66に記
憶されている条件を参照し、その条件が記憶されている
場合にはそれに従い、記憶されていない場合には先読み
された画像データに基づいてこれらの条件を決定する。
なお、このような条件の保持は、必ずしも画像読取条
件、あるいは画像処理条件といった大きな単位で行われ
る必要はなく、メモリ66に上記条件を記憶する際の記憶
あるいはそれらの参照等をより詳細な条件毎に行えるよ
うにすることにより、例えば彩度の設定は保持し、シャ
ープネスは自動的に決定された条件を用いるというよう
なことができるようにしてもよい。
【0227】以上、図5に示される範囲の画像処理装置
5の構成について説明したが、ここで画像読取装置1に
おいて生成された画像データがインターフェイス48を通
して画像処理装置5に入力されて、第1から第3のフレ
ームメモリユニットに記憶されるまでの間に、この画像
データに対して施される処理について、詳細に説明す
る。
【0228】上述したように、先読みによって得られる
画像データは、もっぱら、本読みのための画像読取条件
および読取後の画像処理における画像処理条件を決定す
るために使用されるものである。したがって、先読みに
よって得られる画像データは、再生のための画像処理を
施すことを目的として得られる画像データ、すなわち本
読みによって得られる画像データに比べて、少ないデー
タ量でよい。本実施の形態においては、後述のように、
先読みにより得られた画像データに基づき、カラー画像
をCRT68に再生して、再生されたカラー画像を観察す
ることにより、オペレータが画像処理条件を設定した
り、あるいはその条件を後続の再生にも適用すべく保持
したりすることができるように構成されている。したが
って、先読みにより得られる画像データのデータ量は、
CRT68にカラー画像を再生するのに十分なデータ量で
あればよく、本実施の形態では先読みにより得られるデ
ータ量は減少させられて、第1のフレームメモリユニッ
ト51に記憶される。
【0229】具体的には、透過型画像読取装置10におい
ては、先読み時に、CCDエリアセンサ15が奇数フィー
ルドあるいは偶数フィールドの画像データのみを転送
し、また、反射型画像読取装置30においては、先読み時
に、光源31およびミラー32の移動速度、すなわち、副走
査速度を2倍にすることによって、本読みの場合に比し
て、読み取る画像データのデータ量が1/2になるよう
に、画像読取装置1が構成されている。
【0230】さらに、画像処理装置5の加算平均演算手
段49が、ライン毎に送られて来た画像データの隣接する
2つの画素データの値を加算して、平均し、1つの画素
データとすることにより、画像データの各ラインの画素
データ数を1/2に減らすように構成されている。ま
た、先読み時には、加算平均演算手段49により、画素デ
ータ数が1/2に減少させられた画像データの奇数ライ
ンおよび偶数ラインの画素データの一方のみを、第1の
ラインバッファ50a および第2のラインバッファ50b に
交互に転送することにより、画像データのライン数を1
/2に減少するように構成されている。すなわち、奇数
ラインおよび偶数ラインの画素データの一方を、第1の
ラインバッファ50a および第2のラインバッファ50b に
転送し、他方はラインバッファ50a 、50b に転送しない
ことにより、画像データのライン数を1/2に減少させ
る。このとき、ラインバッファ50a 、50b に転送される
各ラインの奇数番目の画素データは、第1のラインバッ
ファ50a および第2のラインバッファ50b の一方に、各
ラインの偶数番目の画素データは、第1のラインバッフ
ァ50a および第2のラインバッファ50b の他方に記憶さ
せられる。従って、各ラインバッファ50a 、50b のそれ
ぞれには、奇数ラインまたは偶数ラインの1つおきの画
素データが記憶させられることになる。
【0231】さらに、第1のラインバッファ50a および
第2のラインバッファ50b の一方に記憶された画像デー
タのみ(即ち、1つおきの画素データのみ)を、第1の
フレームメモリユニット51に記憶させることによって、
各ラインの中の画素データ数をさらに1/2に減少させ
ている。この結果、最終的に、先読みにより得られた画
像データの画素データの数は1/16に減少させられ
て、第1のフレームメモリユニット51に記憶される。
【0232】なお、先読み時には、以上のようにして、
画像データの中の画素データの数が減少させられるの
で、本読みによって得られる画像データを記憶する第2
のフレームメモリユニット52および第3のフレームメモ
リユニット53は、ネガフィルムあるいはリバーサルフィ
ルムなどのフィルムFに記録された1コマ分のカラー画
像あるいは1枚のカラープリントPに記録されたカラー
画像を読み取って得た画像データを記憶することのでき
る容量を有しているが、先読みによって得られた画像デ
ータを記憶する第1のフレームメモリユニット51として
は、第2のフレームメモリユニット52および第3のフレ
ームメモリユニット53よりも、はるかに容量の小さいも
のが用いられている。
【0233】次に、上述したように、本読みが行われた
結果第2のフレームメモリユニット52および第3のフレ
ームメモリユニット53に記憶された画像データに対して
画像処理を施すための画像処理装置5の構成について説
明する。
【0234】画像処理装置5は、第2のフレームメモリ
ユニット52および第3のフレームメモリユニット53に記
憶された画像データに、所望の濃度、階調および色調
で、カラーペーパー上にカラー画像が再生可能なよう
に、ルックアップテーブルやマトリックス演算により、
階調補正、色変換、濃度変換などの画像処理を施す第1
の画像処理手段61(図6)ならびに第1のフレームメモ
リユニット51に記憶された画像データに、所望のような
画質で、後述するCRTの画面にカラー画像が再生可能
なように、ルックアップテーブルやマトリックス演算に
より、階調補正、色変換、濃度変換などの画像処理を施
す第2の画像処理手段62(図6)を備えている。第2の
フレームメモリユニット52および第3のフレームメモリ
ユニット53の出力は、セレクタ55に接続され、セレクタ
55により、第2のフレームメモリユニット52および第2
のフレームメモリユニット53のいずれかに記憶された画
像データが選択的に第1の画像処理手段61に入力される
ように構成されている。
【0235】図8は、この第1の画像処理手段61の詳細
を示すブロックダイアグラムである。図8に示されるよ
うに、第1の画像処理手段61は、画像データの濃度デー
タ、色データおよび階調データを変換する色濃度階調変
換手段100 、画像データの彩度データを変換する彩度変
換手段101 、画像データの画素データ数を変換するディ
ジタル倍率変換手段102 、画像データに周波数処理を施
す周波数処理手段103および画像データのダイナミック
・レンジを変換するダイナミック・レンジ変換手段104
を備えている。これらの各変換手段は、通常パイプライ
ン処理と呼ばれるように、各処理手段が同時に動作し、
動作終了後、次の処理が施されるように構成されている
ため、高速処理が可能となっている。
【0236】図8に示す画像処理手段により、階調補
正、色変換、濃度変換等の処理ができるだけでなく、さ
らには特願平7-337510号に示すような、フィルムの粒状
を抑制しつつ、同時にシャープネスを向上させる処理を
も施すことができる。またさらには特願平7-165965号に
示すような、明暗のコントラストの大きい画像に対し、
良好な画像再生をもたらす、自動覆い焼き処理をも施す
ことができる。
【0237】この第1の画像処理手段61は、図6のデー
タ合成手段75に接続され、データ合成手段75には、合成
データメモリ76が接続されている。合成データメモリ76
は、R(赤)、G(緑)、B(青)に対応する図形、文
字などの画像データを記憶するRデータメモリ76R、G
データメモリ76GおよびBデータメモリ76Bを備えてお
り、フィルムF(図3)あるいはカラープリントP(図
4)に記録されたカラー画像を読み取って得た画像デー
タと合成して、後述する画像出力装置8によって、カラ
ーペーパー上に、カラー画像が再生されるときに、カラ
ー画像と合成されるべき図形、文字などの画像データを
記憶している。データ合成手段75は、インターフェイス
77に接続されている。
【0238】この他、画像処理装置5には、第1のフレ
ームメモリユニット51、第2のフレームメモリユニット
52および第3のフレームメモリユニット53の入力バス63
および出力バス64とは別に、データバス65が設けられて
おり、データバス65には、カラー画像再生システム全体
を制御するCPU60、CPU60の動作プログラムあるい
は画像処理条件に関するデータなどを格納したメモリ6
6、画像データを記憶して、保存可能なハードディスク6
7、CRT68、キーボード69、他のカラー画像再生シス
テムと通信回線を介して接続される通信ポート70、透過
型画像読取装置10のCPU26あるいは反射型画像読取装
置30のCPU46との通信線などが接続されている。
【0239】以上、図1および図2に示される画像処理
装置5の構成について詳細に述べた。次に同じく図1お
よび2に示される画像出力装置8について説明する。図
9は、本発明の好ましい実施の形態にかかる画像処理装
置により処理された画像データに基づき、カラーペーパ
ー上に、カラー画像を再生するカラー画像再生システム
用の画像出力装置8の概略図である。
【0240】図9において、画像出力装置8は、画像処
理装置5のインターフェイス77と接続可能なインターフ
ェイス78と、画像出力装置8を制御するCPU79と、画
像処理装置5から入力された画像データを記憶する複数
のフレームメモリからなる画像データメモリ80と、画像
データをアナログ信号に変換するD/A変換器81と、レ
ーザ光照射手段82と、レーザ光の強度を変調させる変調
信号を出力する変調器駆動手段83を備えている。CPU
79は、画像処理装置5のCPU60と通信線(図示されな
い)を介して、通信可能に構成されている。
【0241】図10は、図9に示されるレーザ光照射手段
82の概略図であり、レーザ光照射手段82は、半導体レー
ザ光源84a 、84b 、84c を備え、半導体レーザ光源84b
により発せられたレーザ光は、波長変換手段85により、
波長532nmの緑色レーザ光に変換され、半導体レー
ザ光源84c により発せられたレーザ光は、波長変換手段
86によって、波長473nmの青色レーザ光に変換され
る。
【0242】半導体レーザ光源84a から発せられた67
0nmから690nmの間の任意の波長の赤色レーザ
光、波長変換手段85によって、波長が変換された緑色レ
ーザ光および波長変換手段86によって、波長が変換され
た青色レーザ光は、それぞれ、音響光学変調器(AO
M)などの光変調器87R、87G、87Bに入射するように
構成されており、光変調器87R、87G、87Bには、それ
ぞれ、変調器駆動手段83から変調信号が入力され、変調
信号に応じて、レーザ光の強度が変調されるように構成
されている。この際、半導体レーザ光源84a は、高速動
作可能であれば、これを直接変調することにより、光変
調器87Rは省略可能である。
【0243】光変調器87R、87G、87Bによって、強度
が変調されたレーザ光は、反射ミラー88R、88G、88B
により反射されて、ポリゴンミラー89に入射する。ここ
でペーパーは毎秒約75mmの速度で搬送され、走査線
密度は1インチあたり600本で、各画素は100ns
ec毎に変調される。
【0244】画像出力装置8は、カラーペーパー90をロ
ール状に収納したマガジン91を備え、紙幅のカラーペー
パー90は、所定の搬送経路に沿って副走査方向に毎秒約
110mmの速度で搬送されるように構成されている。
カラーペーパーとしては幅89mmから210mmまで
ののものが使用可能であり、通常のミニラボ等で用いら
れるカラーペーパーであってもよいし、レーザー露光特
有の高照度短時間露光に適した、専用カラーペーパーを
用いても良い。マガジン91としては、通常のミニラボで
使用されているもの、たとえば特願平4-317051号に記載
されるものを用いる。カラーペーパー90の搬送経路に
は、カラープリント1枚分の長さに相当する間隔毎に、
カラーペーパー90の側縁部に、基準孔を穿つ穿孔手段92
が設けられており、画像出力装置8内においては、この
基準孔にしたがって、カラーペーパー90の搬送と他の手
段の駆動との同期が図られている。搬送手段としては、
特願平2-272722号に示すものを用いる。処理タンクとし
ては、特願平2-280228号に示すものを用いる。
【0245】光変調器87R、87G、87Bにより変調され
たレーザ光は、ポリゴンミラー89によって、主走査方向
に走査され、fθレンズ93を介して、カラーペーパー90
を露光する。ここに、カラーペーパー90は、副走査方向
に搬送されているため、その全面が、レーザ光によって
露光される。ここに、副走査方向のカラーペーパー90の
搬送速度は、レーザ光の主走査速度、すなわち、ポリゴ
ンミラー89の回転速度と同期するように、CPU79によ
って制御されている。
【0246】レーザ光によって露光されたカラーペーパ
ー90は、毎秒約29mmの速度で現像処理部94に送られ
て、所定の発色現像処理、漂白定着処理、および水洗処
理がなされ、画像処理装置5により画像処理された画像
データに基づいて、カラーペーパー90上にカラー画像が
再生される。発色現像槽94、漂白定着槽95および水洗槽
96によって、発色現像処理、漂白定着処理および水洗処
理がなされたカラーペーパー90は、乾燥部97に送られ、
乾燥された後、カラーペーパー90の側縁部に穿孔された
基準孔に基づいて、カラーペーパー90の搬送と同期して
駆動されたカッタ98により、1コマのフィルムFのある
いは1枚のカラーペーパーPに記録されたカラー画像に
対応する長さに切断され、ソータ99に送られて、1本の
フイルムFに対応する枚数あるいは顧客毎に、集積され
るように構成されている。ソータとしては、特願平2-33
2146号に示すものを用いる。
【0247】ここに、発色現像槽94、漂白定着槽95、水
洗槽96、乾燥部97、カッター98およびソータ99として
は、通常のミニラボ用自動現像機に使用されているもの
を利用することができる。本実施の形態では処理方式C
P47Lが採用されるが、CP40FA、CP43FA
に対しても、対応可能である。
【0248】さらに本実施の形態では、用いられるカラ
ーペーパーの特性ばらつき、特性変動、レーザー光源、
変調器、現像処理機の特性ばらつきを吸収し、安定な画
像再生をおこなうため、キャリブレーションが行えるよ
うになっている。まずディジタルデータとして記憶され
ている濃度データを、シアン、マゼンタ、イエローの三
色それぞれ単色で、および三色を重ね合わせたグレー
で、おのおの複数の濃度ステップについて図11に示すよ
うなパターンで露光し、現像したのち、濃度計をもちい
て、現像された濃度をそれぞれ自動測定する。目標とし
ていた濃度と、測定された濃度との差から、再生すべき
濃度データに対して、露光時に変調器に与える電気信号
の特性を記憶しているテーブルを書き換える。これによ
り、使用するペーパーや、装置、環境の変動等の影響を
受けることなく、常に安定に画像を再生する事が可能と
なる。入力機は、ハロゲンランプ光源の交換等にともな
う特性変動を一定の状態に吸収するため、これとは独立
に特性を一定に保つキャリブレーション機能を持つ。こ
のように、入力機と出力機を独立に管理することによ
り、常に安定した画像再生が可能となる。
【0249】次に本発明による画像処理について説明す
る。
【0250】一般的に、撮像装置によりデジタル信号に
変換し出力を行う画像処理システムにおいては、入力お
よび出力系の周波数特性の制限により画像のシャープネ
スが劣化する。したがって、出力前にシャープネス強調
処理が行われる。
【0251】シャープネス強調処理は、一般的にはアン
シャープマスク処理など、高周波帯域の画像データを強
めることにより行われる。しかしながら、シャープネス
強調処理を行うと、同じ周波数領域にある粒状などの好
ましくない情報も強調してしまうという欠点がある。こ
のため、従来のシャープネス強調は、粒状悪化が目立た
ない程度に控えめに行うという方法が取られていた。ま
た、一部には特定領域の画像情報によりシャープネス強
調の程度を変えるなどの適合的シャープネス強調も行わ
れているが、シャープネス強調の程度は余り上げられな
い点では同様であった。
【0252】本発明におけるシャープネス強調は、これ
らの欠点を解決した画期的な方法である。実施例におい
て詳細に説明を行うが、以下の方法により粒状を抑制し
ながらシャープネス強調を行う方法である(特願平7−
021842号参照)。
【0253】1.周波数帯域で画像分離を行う。具体的
には、まず、低周波成分と高中周波成分に分割する。
【0254】2.前記1で得られた高中周波成分には
R、G、Bの3成分が含まれているが、これを輝度成分
の1チャンネルに変換する。
【0255】3.前記2で得られた輝度情報のみ含む高
中周波成分を高周波成分と中周波成分に分割する。
【0256】4.前記1で得られた高中周波成分より、
R、G、Bの相関を求め、粒状領域か画像信号領域かの
重み係数を求める。
【0257】5.最後に前記1の低周波成分の画像に、
前記3の高周波成分および前記4の低周波成分を4のR
GB相関を参照しながら強弱の処理を行い、粒状を抑制
しながらシャープネスが強調された画像を得る。
【0258】以下にさらに詳細に画像処理方法について
説明する。
【0259】また画像読取装置により得られる画像デー
タに対して、画像処理装置により、自動的または手動的
に設定された画像処理条件に基づいて画像処理を施し、
画像出力装置により記録材料上に再生する画像再生シス
テムにおいて、前記画像処理装置が上記自動設定(オー
ト・セット・アップ)または手動設定された画像処理条
件を保持する手段を備えることにより、自動設定された
画像処理条件、およびそれを手動的に変更することによ
り設定した画像処理条件を、後に再利用できるようにな
る。
【0260】これは、条件設定に要する時間を大幅に短
縮して作業効率を向上させ、大量の画像の最適な画像処
理条件での迅速な再生を可能にするものである。自動設
定手段や手動設定手段の詳細については、特願平8−1
5161号に記載されている。
【0261】また、光電的に読み取った画像情報を処理
するに際して覆い焼き処理する場合、その処理方法とし
ては特願平7−165965号に記載の方法を用いるこ
とが好ましい。
【0262】以下に更に詳細に画像処理方法について説
明する。
【0263】図12は本発明による画像処理装置を内包
したカラー写真から画像を読み取って記録材料に画像を
形成するようにしたシステムのブロック図である。図1
2に示すように本発明による画像処理装置を内包したシ
ステムは、カラー写真から画像を読み取る読取手段1
と、読取手段1により得られたカラー写真の画像を表す
画像信号に対して画像処理を施す画像処理手段2と、画
像処理手段2により画像処理が施された画像信号を可視
像として記録材料に記録する再生手段3とからなるもの
である。
【0264】読取手段1はネガフイルムあるいはリバー
サルフイルム等のカラー画像4からカラー画像信号R,
G,Bを光電的に読み取るためのCCDエリア・センサ
ー5を有し、このCCDエリア・センサー5にカラー画
像4からの光を結像させるための結像レンズ6を有する
ものである。本実施例においてCCDエリア・センサー
5は2760×1840画素からなり、赤(R)、緑(G)およ
び(B)青の3色の色分解フィルタが装置されたフィル
タタレット30を回転させながら、画像データのスキャン
を行うことにより、フルカラー画像が面順次で得られる
ものとなっている。さらにCCDエリア・センサー5は
このCCDエリア・センサー5により検出されたカラー
画像を表す画像信号をデジタル変換するA/D変換手段
7と、CCDエリア・センサー5の補正を行うCCD補
正手段8と、CCD補正手段8により補正されたカラー
画像を表す画像信号を対数変換するルックアップテーブ
ルを内蔵した対数変換手段9とを有するものである。こ
の読取手段1は、RGB3つの画像信号を得る前にまず
カラー画像4を粗めの走査間隔で光電的に読み取ってカ
ラー画像4の概略を読み取るプレスキャンを行ってプレ
スキャンデータSPを得、その後細かい走査間隔で読み
取るファインスキャンを行ってファインキャンデータS
F を得るように構成されているものである。
【0265】画像処理手段2は、プレスキャンデータS
P に基づいてファインスキャンの際の階調処理等のパラ
メータを設定するオートセットアップ演算手段10と、こ
のオートセットアップ演算手段10により設定されたパラ
メータに基づいて、ファイスキャンデータSF の色・階
調処理を行う色・階調処理手段14と、プレスキャンデー
タSP を可視像として再生するCRT11およびオートセ
ットアップ演算部10を接続するためのモニタ表示アンド
ユーザインターフェイス12と、本発明の特徴であるカラ
ー画像信号に対して粒状抑制処理および鮮鋭度強調処理
を行う処理手段13とからなるものである。
【0266】さらに、再生手段3はカラー画像信号を記
録材料16に記録するプリンタ15を有するものである。
【0267】以下、各手段の作用について説明する。
【0268】まず、読取手段1によりネガフイルムある
いはリバーサルフイルム等のカラー画像4から粗めの走
査間隔によりカラー画像4の概略を読み取るプレスキャ
ンを行う。このプレスキャンにより得られた3色のプレ
スキャンデータSP は、A/D変換手段7によりデジタ
ルデータに変換され、CCD補正手段8により補正がな
されて対数変換手段9により対数増幅されて画像処理手
段2のオートセットアップ演算部10およびモニタ表示ア
ンドユーザインターフェイス(以下インターフェイスと
する)12に入力される。インターフェイス12に入力され
たプレスキャンデータSP はCRT11に可視像として表
示され、CRT11上に可視像とは別に表示された鮮鋭度
処理メニュー11Aをユーザが選択することによりこの選
択した結果を表す信号S1 がインターフェイス12に入力
され、さらにこの信号S1 はオートセットアップ演算部
10に入力される。オートセットアップ演算部10において
は、プレスキャンデータおよび信号S1 に基づいて、後
に色・階調処理手段14により行われる色・階調処理のた
めのパラメータが設定される。また、このパラメータの
一部は後述する処理手段13に入力される。
【0269】ここで、パラメータ設定の詳細について説
明する。オートセットアップ演算部10においては入力さ
れたプレスキャンデータSP に基づいてカラー画像4の
濃度域およびプリントサイズが求められ、さらにCRT
11からインターフェイス12を経由して入力された信号S
1 に基づいて後述する処理手段13において行われる強調
抑制処理において中間周波数成分に乗じられるゲインM
および高周波数成分に乗じられるゲインHが求められ
る。さらに、色・階調処理手段14において行われる色・
階調処理のためのパラメータも求められ、処理手段13お
よび色・階調処理手段14に入力される。
【0270】次いで読取手段1においては、カラー画像
4を細かい走査間隔で読み取るファインスキャンが行わ
れ、3色のファインスキャンデータSF がカラー画像信
号として得られる。ファインスキャンデータSF はA/
D変換手段7によりデジタルデータに変換され、CCD
補正手段8により補正がなされて対数変換手段9により
対数増幅されて、色・階調処理手段14に入力される。色
・階調処理手段14においてはファインスキャンデータS
F に色・階調処理が施され、処理手段13に入力される。
以下、この処理手段13において行われる処理について説
明する。
【0271】図13は処理手段13で行われる処理の詳細を
説明するためのブロック図である。図13に示すように、
ファインスキャンデータSF (RGB)に対して以下に
示す9×9のローパスフィルタ20によりフィルタリング
処理が施され、ファインスキャンデータSF (RGB)
の低周波数成分RL ,GL ,BL が抽出される。
【0272】
【数1】
【0273】そしてファインスキャンデータSF から低
周波数成分RL ,GL ,BL を減算して中間・高周波数
成分RMH,GMH,BMHを抽出する。このように抽出され
た後の低周波数成分RL ,GL ,BL はカラー画像中の
エッジや細かいテクスチャやフイルムの粒状によるざら
つきを含まないものである。一方、中間周波数成分
M ,GM ,BM にはフイルムの粒状によるざらつきを
含み、高周波数成分RH ,GH ,BH はカラー画像中の
エッジや細かいテクスチャを含むものである。
【0274】ここで、ファインスキャンデータの低周波
数成分、中間周波数成分および高周波数成分とは、図14
に示すように分布される後述する中間・高周波数成分に
乗じるゲインM,Hを1.0 とした場合の周波数成分のこ
とをいうものであり、中間周波数成分RM ,GM ,BM
は、処理後のデータを可視像として再生する際の出力の
ナイキスト周波数fs /2の1/3付近にピークを持っ
て分布HM となる周波数成分をいうものであり、低周波
数成分RL ,GL ,BL とは、0周波数にピークを持っ
て分布HL となる成分をいい、高周波数成分RH
H ,BH とは出力のナイキスト周波数fs /2にピー
クを持って分布HH となる成分をいうものである。な
お、本実施例においてナイキスト周波数は、記録媒体16
への記録が300dpiで行われる場合のナイキスト周波数を
いうものである。ここで、図14においては、各周波数に
おいて周波数成分の和は1となっている。
【0275】次いで分解された中間・高周波数成分
MH,GMH,BMHから輝度成分が抽出される。この輝度
成分の抽出はファインスキャンデータSF の中間・高周
波数成分RMH,GMH,BMHをYIQ規定に変換した際の
成分YMHがデータの輝度成分を表すものである。ここ
で、YIQ規定への変換は下記の式
【0276】
【数2】
【0277】により行う。
【0278】YIQ規定に変換後の色成分である成分I
MHおよび成分QMHはフイルム粒状に起因する色のざらつ
きを含むものであるため、成分IMHおよび成分QMHはこ
こでは0とおいてフイルム粒状に起因する色のざらつき
を抑制する。ここで、色成分である成分IMHおよび成分
MHは一般の被写体を写した画像の場合は殆ど成分を持
たないことが経験的に分かっている。したがって、成分
MHおよび成分QMHはフイルム粒状に起因する色のざら
つきとみなして0とおくことにより、ざらつきを抑制し
た良好な再生画像を得ることができる。
【0279】次いで成分YMHに対してゲイン処理部21に
おいて以下に示すような5×5のローパスフィルタ22に
よりフィルタリング処理を施して、成分YMHの中間周波
数成分YM を得る。
【0280】
【数3】
【0281】さらに成分YMHから中間周波数成分YM
減算することにより成分YMHの高周波数成分YH を得
る。
【0282】次いで、前述したオートセットアップ演算
手段10において求められたゲインMおよびゲインHが以
下の式(1)に示すようにそれぞれ成分YM ,YH に乗
じられて処理済成分YM ′,YH ′が得られ、さらに処
理済成分YM ′,YH ′が合成されて成分YMH′が得ら
れる。
【0283】 YMH′=ゲインM×YM +ゲインH×YH …(1) (YM ′=ゲインM×YM ,YH ′=ゲインH×YH ) ここで、ゲインMとゲインHとはオートセットアップ演
算手段10において、ゲインM<ゲインHとなるように設
定される。すなわち、フイルム粒状に基づく輝度成分の
ざらつきは中間周波数成分に比較的多く含まれているた
め、成分YM のゲインを比較的低く設定することによ
り、ざらつき感を抑えることができるものである。ま
た、画像の鮮鋭度は輝度成分の高周波数成分に依存する
ため、輝度成分の高周波数成分YH のゲインHを比較的
大きくすることにより、処理済画像の鮮鋭度を強調する
ことができるものである。
【0284】ここで、オートセットアップ演算手段10に
おいては、例えば、カラー画像4がアンダーネガの場合
は、フイルム粒状に起因するざらつきが目立つうえに、
階調特性を改善するために階調を立てた場合に粒状がか
なり悪い画像となってしまうため、ゲインMがかなり低
く設定される。そしてこれにより、粒状を強く抑制する
ことができる。また、プリントサイズに依存しても最適
なゲインMおよびゲインHが設定される。さらに、前述
したようにユーザがいくつかの鮮鋭度強調処理メニュー
から所望とするメニューを選択する場合には、このメニ
ューに応じたゲインMおよびゲインHをテーブルとして
記憶しておき、メニュー選択に応じて最適なゲインMお
よびゲインHを選択できるようにしておくことが好まし
い。これにより、画像ごとにあるいはユーザの好みに応
じた処理を行うことができるようになる。
【0285】そしてこのようにして得られた成分YMH
を前述したファインスキャンデータSF の低周波数成分
L ,GL ,BL と合成して処理済信号R′,G′,
B′を得る。この際、前述した成分IMHおよび成分QMH
の値は0とされているため、処理された輝度成分YMH
を逆変換してRGBのデータに対応させると、RGB3
つのデータは全て成分YMH′と同一の値となる。したが
って、処理された輝度成分YMH′を逆変換しなくても合
成した結果は、逆変換した場合と同一となる。よって、
処理を簡便なものとするために処理された輝度成分
MH′を逆変換しないで合成するようにしているのであ
る。
【0286】その後処理済信号R′,G′,B′は再生
手段3に入力され、プリンタ15により記録材料16に可視
像として再生される。
【0287】このようにして再生された画像は、フイル
ム粒状に起因するざらつきを含むデータの中間・高周波
数成分の色成分が0とされており、さらに、中間・高周
波数成分の輝度成分のうち中間周波数成分YM のゲイン
Mが抑制され、高周波数成分YH のゲインHが強調され
ているため、鮮鋭度が強調されるとともにフイルム粒状
に起因するざらつきが抑制された画像となる。
【0288】次いで、本発明の第2実施形態について説
明する。
【0289】図15は本発明の第2実施形態による画像処
理装置の処理手段13において行われる処理の詳細を説明
するためのブロック図である。図15に示すように本発明
の第2実施例による画像処理装置の処理手段13は、図13
に示す処理手段に特定色抽出ゲイン算出手段23を備えて
なるものである。この特定色抽出ゲイン算出手段23にお
いては、カラー画像4から特定色部分を抽出し、この部
分についてのみ前述した輝度成分YMHに乗じるゲインM
およびゲインHの値を変化させるものである。特定色抽
出ゲイン算出手段23においては図16に示すような処理が
なされる。すなわち、ファインスキャンデータSF の低
周波数成分RL ,GL ,BL に対してYIQ規定に変換
する処理を施し、さらに前述した5×5のローパスフィ
ルタ22によりフィルタリング処理を施して成分YL 、成
分IL および成分QL の低周波数成分を得る。ここで、
低周波数成分RL ,GL ,BL の成分YL 、成分IL
よび成分QL に対してローパスフィルタによりフィルタ
リングするのは以下の理由によるものである。すなわ
ち、低周波数成分RL ,GL ,BL の成分YL 、成分I
L および成分QL の周波数特性は図6に示すように、成
分IL および成分QLは主に低周波数帯域に信号があ
り、成分YL は高周波数帯域まで成分を有するものであ
る。そして成分YL の高周波数帯域(図17の斜線部分)
にはノイズ成分を比較的多く含んでいるものである。し
たがって、このノイズ成分を除去して後に行う色抽出の
精度を向上させるために、ローパスフィルタ22によりフ
ィルタリングをしてノイズを除去するものである。
【0290】そしてこのようにして抽出された成分
L ,IL ,QL のうち、成分IL および成分QL を用
いて特定色の検出を行う。なお。本実施例においては肌
色の検出を行うものとする。この肌色検出は図7に示す
ように色成分である成分QL と成分IL とをそれぞれ横
軸、縦軸にとったQI平面において色相角θとなる色を
中心とした所定範囲(図の斜線部分)の信号値を有する
とともに、所定の閾値よりも大きい信号値を有する画素
を肌色の領域として検出するものである。ここで、閾値
処理を行うのは、肌色検出を行う場合に検出されるのは
主として人間の顔であり、この部分の信号値は他の領域
と比べてかなり大きくなるものである。したがって、他
の肌色っぽい部分が抽出されることを防止してこの顔の
領域を検出し易くするために閾値処理を行うものであ
る。
【0291】そしてこのようにして肌色の領域が検出さ
れた後、この肌色領域に対するゲインMおよびゲインH
の値を変化させるものである。すなわち、図19(a) に示
すように、図18に示す斜線部に対応する色相角の部分を
強調する重み関数W(θ)を定め、そしてこの重み関数
W(θ)に応じて図8(b) に示すようにゲインMおよび
ゲインHを変化させるものである。この色相角θにおけ
るゲインM(θ)およびゲインH(θ)を以下の式(2)
に示す。
【0292】 ゲインM(θ)=ゲインMh −W(θ)・(ゲインMh −ゲインMl ) ゲインH(θ)=ゲインHh −W(θ)・(ゲインHh −ゲインHl ) …(2) 但し、ゲインMh ,ゲインHh :ゲインM,Hの最高値 ゲインMl ,ゲインHl :ゲインM,Hの最低値 式(2) により、図19(b) に示すように肌色領域に対応
するゲインM,Hの値は他の色領域のゲインM,Hと比
較して小さく設定される。
【0293】このようにしてゲインM(θ)およびゲイ
ンH(θ)を求めた後、このゲインM(θ)およびゲイ
ンH(θ)に基づいて前述した輝度成分YMHの中間周波
数成分YM および高周波数成分YH にゲインを乗じる。
そしてゲインを乗じた中間周波数成分YM ′および高周
波数成分YH ′を合成して処理済輝度成分YMH′を得、
さらに低周波数成分RL ,GL ,BL と合成して処理済
画像信号R′,G′,B′を得る。
【0294】このように画像から特定色領域を検出して
その領域について乗じるゲインを変化させることによ
り、フイルム粒状に起因するざらつきが気になる肌色の
領域のざらつきをさらに抑制することができるため、よ
り高画質の再生画像を得ことができる。
【0295】なお、上述した本発明の第2実施形態にお
いては肌色の領域の検出について説明したが、カラー画
像においては空色の領域におけるざらつきも比較的目立
つため、空色領域についてゲインM,Hを変化させる処
理を施すようにしてもよい。なお、空色はQI平面にお
いて、図18の破線斜線部に示す部分となる。
【0296】次いで本発明による画像処理装置の第3実
施形態について説明する。
【0297】図20は本発明の第3実施形態による画像処
理装置の処理手段13において行われる処理の詳細を説明
するためのブロック図である。図20に示すように本発明
の第3実施例による画像処理装置の処理手段13は、図13
に示す処理手段13にRGB3色間の相関値を算出する相
関値算出手段30を備えてなるものである。この相関値算
出手段30においては、ファインスキャンデータSF の中
間・高周波数成分RMH,GMH,BMHの各色間の相関値ε
が算出され、この算出されたεに基づいてルックアップ
テーブル31を参照してゲインMの値が求められるもので
ある。以下相関値εの算出の詳細について説明する。
【0298】一般に、確率変数X,Yの相互相関は、 E{(X−Xm )・(Y−Ym )} Xm ,Ym :平均値 で表され、図21に示すように3通りに分類することがで
きる。すなわち、図10(a) に示すように、 E{(X−Xm )・(Y−Ym )}=0 の場合はXとYとには相関関係がなく、図21(b) に示す
ように, E{(X−Xm )・(Y−Ym )}>0 であり、絶対値が大きい場合は、XとYとの相関は大き
く、さらに図21(c) に示すように、 E{(X−Xm )・(Y−Ym )}<0 であり、絶対値が大きい場合は、XとYとの相関は大き
なものとなる。
【0299】相関値にはこのような関係があることを前
提として、中間・高周波数成分RMH,GMH,BMHの各色
間の相関値εRG,εGB,εBRを下記の式(3) により求め
る。
【0300】
【数4】
【0301】但し、εRG:RG間の相関値 εGB:GB間の相関値 εBR:BR間の相関値 m:相関値を求めるためのマスクの大きさ(m=1,
2,3,4程度) なお、ここでは、中間・高周波数成分RMH,GMH,BMH
の平均値を求めると略0となるため、各信号値から平均
値を減算することを省略することができる。
【0302】ここで、各色間の相関値を求めると以下の
ようになる。すなわち図22に示すように成分RMHと成分
MHとの相関値を求めてみると、フイルム粒状に起因す
るノイズが多い平坦部33は、各成分とも信号がランダム
に現れるため、相関値は略0となる。また、エッジ部分
34は各成分とも同様に信号が現れるため、相関値は大き
な値となる。また、前述した図21(c) に示すように相関
値が負となる場合は図23に示すような信号間の相関であ
り、画像信号のエッジでは有り得ないため、本発明実施
例においてはこの場合は0とみなす。したがって、各相
関値εRG,εGB,εBRが所定の閾値より小さい値であっ
た場合は、その相関値が得られた部分は粒状に起因する
ノイズが多い平坦部であり、相関値が所定の閾値より大
きい場合はその相関値が得られた部分はエッジ部である
とみなすことができる。
【0303】次いで、前述した式(3) において、m=1
とした場合の各相関値εRG,εGB,εBRの算出およびゲ
インの算出の詳細について説明する。図24に示すよう
に、まず成分RMH,GMH,BMHの相関値が求められる。
なお図24においてはテーブル36を参照して、相関値
εRG,εGB,εBRが負となった場合に相関値を0として
いる。中間・高周波数成分RMH,GMH,BMHの成分
MH、成分GMHおよび成分BMHの上記式(3) においてm
=1とした場合のそれぞれの信号間の相関値は以下の式
(4) によって求められる。
【0304】
【数5】
【0305】そしてこの式(4) により求められた相関値
εRG,εGB,εBRを以下の式(5) により加算する。
【0306】 ε=εRG+εGB+εBR …(5) そしてこのようにして求められたεから、図25(a) ,
(b) に示すようなルックアップテーブルを参照して各画
素の相関値に応じたゲインMの値を求める。すなわち、
相関値εが所定の閾値Th より小さいときはゲインMの
値を小さくし、相関値εが閾値Th より大きいときはゲ
インMの値を大きくするものである。そしてこのように
して求められたゲインMを前述した中間・高周波数成分
MH,GMH,BMHの輝度成分YMHの中間周波数成分YM
に乗じ、そしてゲインMが乗じられた中間周波数成分Y
M ′とゲインHが乗じられた高周波数成分YH ′とを合
成し、そしてファインスキャンデータSF の低周波成分
L ,GL ,BL と合成して処理済画像信号R′,
G′,B′を得る。
【0307】このように信号間の各色R,G,Bの相関
値εを算出して、その相関値εに応じてゲインMの値を
変化させることにより、フイルム粒状に起因するノイズ
が目立つ領域については相関値εが小さいことからゲイ
ンMをさらに小さくしてざらつきをさらに抑制して、よ
り高画質の再生画像を得ることができる。
【0308】以下、本実施形態による相関値に応じてゲ
インを変化させる方法と、特表平3-502975号に記載され
た分散に応じてゲインを変化させる方法とを比較して説
明する。
【0309】特表平3-502975号に記載された方法は、画
像のフイルム粒状に起因する雑音が多い平坦部、テクス
チャおよびエッジ部分についての出現数に対してプロッ
トした局所分散値を求め、ボケマスク処理の式S′=S
org +K・(Sorg −Sus)における係数Kをこの局所
分散値の関数として設定する方法である。すなわち、通
常の画像においては、平坦部、テクスチャおよびエッジ
部分の局所分散値は図26に示すようなものとなる。ここ
で、平坦部の画像信号の局所分散値σN にのみ着目する
と、図27に示すようにフイルムの粒状に応じて分散
σNa,σNb,σNcの値は変化してしまうものである。す
なわち、フイルム粒状が大きくなるにつれて分散σのピ
ークの値も大きくなるものである(図27においてはσNa
はフイルム粒状が小さい低感度フイルムの分散、σNb
フイルム粒状が中位の中感度フイルムの分散、σNcはフ
イルム粒状が大きい高感度フイルムの分散を示す)。こ
のように、画像信号の分散値はフイルム粒状により変化
してしまい、しかもフイルム粒状によっては平坦部の分
散とテクスチャの分散とが分離しにくくなるため、ゲイ
ンの設定が非常に複雑なものとなる。
【0310】これに対し、相関値の分布は図28に示すよ
うに分散の分布と類似したものとなるが、平坦部の相関
値σN のピークはフイルム粒状によらず常に0となる。
すなわち、図18に示すように全ての粒状についてピーク
は0となり、分布の裾部分εNa,εNb,εNcの大きさが
変化するのみである。しかも図30に示すように前述した
式(3) におけるmの値を大きくすることにより、データ
点数が多くなって分散のばらつきが小さくなるためこの
裾部分を小さくすることが可能である。したがって、相
関値に基づいて画像の各領域に乗じるゲインを求めるこ
とにより、分散に基づいてゲインを求める場合と比較し
て、平坦部、テクスチャ、エッジの分離が容易となるた
め、より画像の領域の色に応じたゲインを求めることが
できることとなる。なお、mの値は大きい程、より精度
良く相関値を求めることができる。
【0311】なお上述した本発明の第3実施形態におい
ては、中間・高周波数成分RMH,GMH,BMHの各色間の
相関値εに基づいて輝度成分YMHの中間周波数成分YM
に乗じるゲインMの値を変化させるようにしているが、
この相関値に基づいて輝度成分YMHの高周波数成分YH
に乗じるゲインHの値を変化させるようにしてもよい。
すなわち、図31に示すようにゲインH用のルックアップ
テーブル32をさらに設け、各色間の相関値εが所定の閾
値より小さい場合に、その相関値が得られた画素につい
て、他の画素と比較して高周波数成分の強調の度合を小
さくすることにより、高周波成分の強調度を大きく設定
した場合に、画像の平坦部について輝度成分に起因する
粒状が強調されることを防止することができる。
【0312】また、上述した本発明の第3実施形態にお
いては、各色間の相関値εRG,εGB,εBRの和の相関値
εに基づいてゲインM,Hを変化させるようにしている
が、多少精度は劣るものの各色間の相関値εRG,εGB
εBRのうちのいずれか1つあるいは2つの相関値の和に
基づいてゲインM,Hを変化させるようにしてもよいも
のである。これにより、相関値の計算を簡略化すること
ができ、処理装置の規模を縮小することができる。
【0313】なお、上述した実施例においては、中間・
高周波数成分RMH,GMH,BMHをYIQ基底に変換して
ゲイン処理を行うようにしているが、YIQ基底に変換
する必要はなく、中間・高周波数成分RMH,GMH,BMH
を中間周波数成分RM ,GM,BM および高周波数成分
H ,GH ,BH に分解し、各成分をYIQ基底に変換
することなくゲイン処理を施すようにしてもよいもので
ある。但し、YIQ基底に変換後に、輝度成分にのみ基
づいてゲイン処理を施した方が、フイルム粒状に起因す
るざらつきを大きく抑制することができる。
【0314】
【実施例】以下に、本発明を実施例により、さらに詳細
に説明するが、本発明は、これらに限定されるものでは
無い。
【0315】実施例1 多層カラー感光材料の作成 以下に示すような組成の各層を塗布し、多層カラー感光
材料である試料101を作成した。
【0316】(感光層組成)各層に使用する素材の主な
ものは下記のように分類されている; ExC:シアンカプラー UV :紫外線吸収剤 ExM:マゼンタカプラー HBS:高沸点有機溶剤 ExY:イエローカプラー H :ゼラチン硬化剤 ExS:増感色素 各成分に対応する数字は、g/m2単位で表した塗布量を
示し、ハロゲン化銀については、銀換算の塗布量を示
す。ただし増感色素については、同一層のハロゲン化銀
1モルに対する塗布量をモル単位で示す。
【0317】(試料101) 第1層(ハレーション防止層) 黒色コロイド銀 銀 0.18 ゼラチン 1.60 ExM−1 0.11 ExF−1 3.4×10-3 ExF−2(固体分散染料) 0.03 ExF−3(固体分散染料) 0.04 HBS−1 0.16 第2層(中間層) ExC−2 0.055 UV−1 0.011 UV−2 0.030 UV−3 0.053 HBS−1 0.05 HBS−2 0.02 ポリエチルアクリレートラテックス8.1 ×10-2 ゼラチン 1.75 第3層(低感度赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤A 銀 0.43 ExS-1 5.0×10-4 ExS−2 1.8×10-5 ExS−3 5.0×10-4 ExC−1 0.16 ExC−3 0.045 ExC−5 0.0050 ExC−7 0.001 ExC−8 0.010 Cpd−2 0.005 HBS−1 0.090 ゼラチン 0.87 第4層(中感度赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤D 銀 0.68 ExS−1 3.0×10-4 ExS−2 1.2×10-5 ExS−3 4.0×10-4 ExC−1 0.22 ExC−2 0.055 ExC−5 0.007 ExC−8 0.009 Cpd−2 0.036 HBS−1 0.11 ゼラチン 0.70 第5層(高感度赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤E 銀 1.57 ExS−1 2.0×10-4 ExS−2 1.0×10-5 ExS−3 3.0×10-4 ExC−1 0.133 ExC-3 0.040 ExC−6 0.040 ExC−8 0.014 Cpd−2 0.050 HBS−1 0.22 HBS−2 0.10 ゼラチン 0.85 第6層(中間層) Cpd−1 0.07 ExF−4 0.03 HBS−1 0.04 ポリエチルアクリレートラテックス 0.19 ゼラチン 2.30 第7層(低感度緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤A 銀 0.24 沃臭化銀乳剤B 銀 0.10 沃臭化銀乳剤C 銀 0.14 ExS−4 4.0×10-5 ExS−5 1.8×10-4 ExS−6 6.5×10-4 ExM−1 0.005 ExM−2 0.30 ExM−3 0.09 ExY−1 0.015 HBS−1 0.26 HBS−3 0.006 ゼラチン 0.80 第8層(中感度緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤D 銀 0.91 ExS-4 2.0×10-5 ExS−5 1.4×10-4 ExS−6 5.4×10-4 ExM−2 0.16 ExM−3 0.045 ExY−1 0.008 ExY−5 0.030 HBS−1 0.14 HBS−3 8.0×10-3 ゼラチン 0.90 第9層(高感度緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤E 銀 1.32 ExS−4 3.7×10-5 ExS−5 8.1×10-5 ExS−6 3.2×10-4 ExC−4 0.011 ExM−1 0.016 ExM−4 0.046 ExM−5 0.023 Cpd−3 0.050 HBS−1 0.20 HBS−2 0.08 ポリエチルアクリレートラテックス 0.26 ゼラチン 0.82 第10層(イエローフィルター層) 黄色コロイド銀 銀 0.010 Cpd−1 0.10 ExF−5(固体分散染料) 0.06 ExF−6(固体分散染料) 0.06 ExF−7(油溶性染料) 0.005 HBS−1 0.055 ゼラチン 0.70 第11層(低感度青感乳剤層) 沃臭化銀乳剤A 銀 0.25 沃臭化銀乳剤C 銀 0.25 沃臭化銀乳剤D 銀 0.10 ExS−7 8.0×10-4 ExY−1 0.010 ExY−2 0.70 ExY−3 0.055 ExY−4 0.006 ExY−6 0.075 ExC−7 0.040 HBS−1 0.25 ゼラチン 1.60 第12層(高感度青感乳剤層) 沃臭化銀乳剤F 銀 1.27 ExS−7 3.0×10-4 ExY−2 0.15 ExY−3 0.06 HBS−1 0.070 ゼラチン 1.13 第13層(第1保護層) UV−2 0.08 UV−3 0.11 UV−4 0.26 HBS−1 0.09 ゼラチン 1.20 第14層(第2保護層) 沃臭化銀乳剤G 銀 0.10 H−1 0.30 B−1(直径 1.7 μm) 5.0×10-2 B−2(直径 1.7 μm) 0.10 B−3 0.10 S−1 0.20 ゼラチン 1.75 さらに、各層に適宜、保存性、処理性、圧力耐性、防黴
・防菌性、帯電防止性及び塗布性をよくするために、W
−1ないしW−3、B−4ないしB−6、F−1ないし
F−17及び鉄塩、鉛塩、金塩、白金塩、イリジウム
塩、パラジウム塩、ロジウム塩が含有されている。
【0318】
【表2】
【0319】表2において、 (1)乳剤A〜Fは特開平2-191938号の実施例に従い、
二酸化チオ尿素とチオスルフォン酸を用いて粒子調製時
に還元増感されている。
【0320】(2)乳剤A〜Fは特開平3-237450号の実
施例に従い、各感光層に記載の分光増感色素とチオシア
ン酸ナトリウムの存在下に金増感、硫黄増感とセレン増
感が施されている。
【0321】(3)平板状粒子の調製には特開平1-1584
26号の実施例に従い、低分子量ゼラチンを使用してい
る。
【0322】(4)平板状粒子には特開平3-237450号に
記載されているような転位線が高圧電子顕微鏡を用いて
観察されている。
【0323】有機固体分散染料の分散物の調製下記、E
xF−2を次の方法で分散した。即ち、水21.7mlお
よび5%水溶液のp−オクチルフェノキシエトキシエタ
ンスルホン酸ソーダ3ml並びに5%水溶液のp−オクチ
ルフェノキシポリオキシエチレンエーテル(重合度1
0)0.5gとを700mlのポットミルに入れ、染料E
xF−2を5.0gと酸化ジリコニウムビーズ(直径1
mm)500mlを添加して、内容物を2時間分散した。こ
の分散には、中央工機製のBO型振動ボートミルを用い
た。分散後、内容物を取り出し、12.5%ゼラチン水
溶液8gに添加し、ビーズを濾過して除き、染料のゼラ
チン分散物を得た。染料微粒子の平均粒径は0.44μ
m であった。
【0324】同様にして、ExF−3、ExF−4及び
ExF−6の固体分散物を得た。染料微粒子の平均粒径
は、それぞれ0.24μm 、0.45μm 、0.52μ
m であった。ExF−5は、欧州特許出願公開(EP)
第0,549,489A号明細書の実施例1に記載の微
小析出(Microprecipitation) 分散方法により分散し
た。平均粒径は0.06μm であった。
【0325】
【化31】
【0326】
【化32】
【0327】
【化33】
【0328】
【化34】
【0329】
【化35】
【0330】
【化36】
【0331】
【化37】
【0332】
【化38】
【0333】
【化39】
【0334】
【化40】
【0335】
【化41】
【0336】
【化42】
【0337】
【化43】
【0338】
【化44】
【0339】
【化45】
【0340】
【化46】
【0341】
【化47】
【0342】
【化48】
【0343】
【化49】
【0344】以上の如くのカラー写真感光材料を露光し
たのち、富士写真フイルム(株)製ネガプロセサー F
P−350を用い、以下に記載の方法で(液の累積補充
量がその母液タンク容量の3倍になるまで)処理した。
【0345】 (処理方法) 工程 処理時間 処理温度 補充量 発色現像 3分30秒 40℃ 45ミリリットル 漂 白 1分00秒 38℃ 20ミリリットル 漂白液オーバーフローは漂 白定着液タンクに全量流入 漂白定着 3分15秒 38℃ 30ミリリットル 水洗 (1) 40秒 35℃ (2)から(1) へ の向流配管方式 水洗 (2) 1分00秒 35℃ 30ミリリットル 安 定 40秒 38℃ 20ミリリットル 乾 燥 1分15秒 55℃ * 補充量は35mm巾1.1m長さ当たり(24Ex.1本相当) 次に、処理液の組成を記す。
【0346】 (発色現像液) タンク液(g) 補充液(g) ジエチレントリアミン五酢酸 1.0 1.1 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸 2.0 2.0 亜硫酸ナトリウム 4.0 4.4 炭酸カリウム 30.0 37.0 臭化カリウム 1.4 3.3 ヨウ化カリウム 1.5 mg − ジナトリウムN,N−ビス(スルホナートエチル) ヒドロキシルアミン 8.0 9.3 4−〔N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチル) アミノ〕−2−メチルアニリン(P−5)硫酸塩 4.5 5.5
水を加えて 1.0 リットル 1.0 リットル pH(水酸化カリウムと硫酸にて調整) 10.05 10.10 (漂白液) タンク液、補充液共通(単位g) エチレンジアミン四酢酸第二鉄アンモニウム二水塩 120.0 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 10.0 臭化アンモニウム 100.0 硝酸アンモニウム 10.0 漂白促進剤 0.005 モル (CH3)2N-CH2-CH2-S-S-CH2-CH2-N(CH3)2 ・2HCl アンモニア水(27%) 15.0 ミリリットル 水を加えて 1.0 リットル pH(アンモニア水と硝酸にて調整) 6.3 (漂白定着液) タンク液(g) 補充液(g) エチレンジアミン四酢酸第二鉄アンモニウム 二水塩 50.0 − エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 5.0 2.0 亜硫酸ナトリウム 12.0 20.0 チオ硫酸アンモニウム水溶液(700g/リットル) 240.0 ミリリットル 400.0 ミリリットル アンモニア水(27%) 6.0 ミリリットル − 水を加えて 1.0 リットル 1.0 リットル pH(アンモニア水と酢酸にて調整) 7.2 7.3 (水洗液) タンク液、補充液共通 水道水をH型強酸性カチオン交換樹脂(ロームアンドハ
ース社製アンバーライトIR−120Bと、OH型アニ
オン交換樹脂(同アンバーライトIR−400)を充填
した混床式カラムに通水してカルシウム及びマグネシウ
ムイオン濃度を3mg/リットル以下に処理し、続いて二
塩化イソシアヌール酸ナトリウム20mg/リットルと硫
酸ナトリウム0.15g/リットルを添加した。この液
のpHは6.5〜7.5の範囲にあった。
【0347】 (安定液) タンク液、補充液共通(単位g) P−トルエンスルフィン酸ナトリウム 0.03 ポリオキシエチレン−p−モノノニルフェニルエーテル (平均重合度10) 0.2 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 0.05 1,2,4−トリアゾール 1.3 1,4−ビス(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル) ピペラジン 0.75 水を加えて 1.0 リットル pH 8.5 このようにして得られたランニング処理液を処理151
とする。次に発色現像液中の発色現像主薬P−5硫酸塩
を等モル量の、比較用並びに本発明の化合物に変更する
以外は同様の発色現像液を調製し、同様の連続処理を行
うことにより各ランニング処理液(処理152〜17
0)を得た。処理の迅速性は以下のように評価した。ま
ず、試料を135サイズで24枚取りパトローネ入りの
形態に加工を施したものを多数用意し、各々をニコンF
IVで標準露出で、人物とマクベスカラーチェッカーチ
ャートを同時撮影した。これらの露光済み試料を各処理
液151〜170で現像時間を変えて処理を行い、処理
後のネガ濃度を測定した。各処理液で処理した場合につ
いて、マクベスカラーチェッカーチャートのWhite 部分
のネガ(のヴィジュアル)濃度が処理液151で195
秒処理とほぼ同等になる処理時間を求めた。また、その
時の未露光部分のかぶり濃度も合わせて測定した。
【0348】上記濃度のほぼ合った処理時間の処理済み
ネガについて、フジプリンターFAP−3500でフジ
FAカラーペーパーに通常のプリントを行った(非ディ
ジタル処理)。
【0349】また、同じ処理済みネガを用いて前述の第
3の実施形態、即ち、画像の読取りから出力までの全体
のシステムは図12にしたがい、この中の粒状抑制シャ
ープネス強調処理13は図20のアルゴリズムを使って
実施した。また出力感材としてはフジカラーレーザーペ
ーパーを用いてディジタルプリントを行った(ディジタ
ル処理)。
【0350】こうして得られた両者のプリントを、無作
為に選定した被験者10で視覚評価を行った。評価は、
粒状性と鮮鋭性について10段階評価し(数字が大きい
方が良い)、10人の平均を求めた。
【0351】この結果を表3に示した。
【0352】比較用発色現像主薬
【0353】
【化50】
【0354】
【表3】
【0355】表3より、本発明の現像主薬で発色現像し
た後、得られたネガ像を、ディジタルプリントした本発
明の方が非ディジタル処理もしくは比較化合物を用いた
プリントに比し粒状性および鮮鋭性の点ですぐれている
ことは明らかである。
【0356】実施例2 実施例1中の試料101を露光した後、発色現像液中の
発色現像主薬に本発明の例示化合物(D−18)を用い
以下の処理方法にて現像処理を行ったところ、60秒と
いう短い発色現像時間ながら所望の階調を得ることがで
き、かつカブリ濃度も低い好ましいものであった。この
ようにして得たネガを用いて、実施例1と同様にプリン
トを作成して、実施例1と同様な結果を得た。また、例
示化合物(D−18)の代わりに例示化合物(D−3
0)、(D−39)、(D−78)、(D−93)また
は(D−107)を用いても、同様な結果を得ることが
できた。
【0357】現像処理工程および処理液組成 処理工程 温度 時間 発色現像 45℃ 60秒 漂白定着 45℃ 60秒 水洗 (1) 40℃ 15秒 水洗 (2) 40℃ 15秒 水洗 (3) 40℃ 15秒 安 定 40℃ 15秒 乾 燥 80℃ 30秒 (水洗は(3) から(1) への3タンク向流方式とした。) 液組成 (発色現像液) タンク液(g) ジエチレントリアミン五酢酸 4.0 1−ヒドロキシエチリデン−1,1ジホスホン酸 3.0 亜硫酸ナトリウム 4.0 炭酸カリウム 50.0 臭化カリウム 4.0 沃化カリウム 1.3 mg ヒドロキシルアミン硫酸塩 4.0 前述の主薬 18.0 水を加えて 1.0 リットル pH(水酸化カリウムと硫酸にて調製) 10.05 (漂白定着液) (単位モル) 式Aで表されるキレート剤 0.17 硝酸第二鉄九水和物 0.15 チオ硫酸アンモニウム 1.25 亜硫酸アンモニウム 0.10 メタカルボキシベンゼンスルフィン酸 0.05 水を加えて 1.0 リットル pH(酢酸とアンモニアで調製) 5.8
【0358】
【化51】
【0359】(水洗水)水道水をH型強酸性カチオン交
換樹脂(ロームアンドハース社製アンバーライトIR−
120B)と、OH型アニオン交換樹脂(同アンバーラ
イトIR−400)を充填した混床式カラムに通水して
カルシウム及びマグネシウムイオン濃度を3mg/リット
ル以下に処理し、続いて二塩化イソシアヌール酸ナトリ
ウム20mg/リットルと硫酸ナトリウム0.15g/リ
ットルを添加した。この液のpHは6.5〜7.5の範
囲にあった。
【0360】 (安定液) タンク液(g) 1、2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン 0.1 ポリオキシエチレン−p−モノノニル 0.2 フェニルエーテル (平均重合度 10) 水を加えて 1.0リットル pH〔アンモニア水、 塩酸で調整〕 8.50 実施例3 実施例1中の試料101を露光した後、発色現像液中の
発色現像主薬に本発明の例示化合物(D−18)を用い
以下に記載の方法で(液の累積補充量がその簿液タンク
容量の3倍になるまで)処理した。
【0361】 (処理工程) 工程 処理時間 処理温度 補充量* タンク容量 発色現像 1分30秒 45.0℃ 200ミリリットル 2.0リットル 漂 白 30秒 45.0℃ 130ミリリットル 0.7リットル 定 着(1) 30秒 45.0℃ 100ミリリットル 0.7リットル 定 着(2) 30秒 45.0℃ 70ミリリットル 0.7リットル 水 洗(1) 15秒 45.0℃ − 0.4リットル 水 洗(2) 15秒 45.0℃ − 0.4リットル 水 洗(3) 15秒 45.0℃ 400ミリリットル 0.4リットル 乾 燥 20秒 80 ℃ * 補充量は感光材料1m2当たり (水洗(3) から定着(2) までは4タンク向流多段カスケード) (定着(2) から定着(1) までは2タンク向流多段カスケード) 以下に処理液の組成を示す。 (発色現像液) タンク液(g) 補充液(g) ジエチレンジアミン四酢酸 4.0 4.0 4,5−ジヒドロキシベンゼン−1,3− ジスルホン酸ナトリウム 0.5 0.5 亜硫酸ナトリウム 3.9 6.5 炭酸カリウム 37.5 39.0 臭化カリウム 2.7 − 沃化カリウム 1.3 mg − N-メチルヒドロキシルアミン塩酸塩 4.5 5.5 前述の主薬 8.0 12.0 水を加えて 1.0 リットル 1.0 リットル pH(水酸化カリウムと硫酸にて調製) 10.05 10.25 (漂白液) タンク液(モル) 補充液(モル) 1,3−ジアミノプロパン四酢酸第二鉄 塩アンモニウム一水塩 0.33 0.50 硝酸第二鉄九水和物 0.30 4.5 臭化アンモニウム 0.80 1.20 硝酸アンモニウム 0.20 0.30 酢酸 0.67 1.0 水を加えて 1.0 リットル 1.0 リットル pH〔アンモニア水で調製〕 4.5 4.0 (定着液) タンク液、補充液共通(g) 亜硫酸アンモニウム 28 チオ硫酸アンモニウム水溶液( 700g/リットル) 280 ミリリットル イミダゾール 15 エチレンジアミン四酢酸 15 水を加えて 1.0 リットル pH〔アンモニア水、酢酸で調製〕 5.8 (水洗水)タンク液、補充液共通 水道水をH型強酸性カチオン交換樹脂(ロームアンドハ
ース社製アンバーライトIR−120B)と、OH型ア
ニオン交換樹脂(同アンバーライトIR−400)を充
填した混床式カラムに通水してカルシウム及びマグネシ
ウムイオン濃度を3mg/リットル以下に処理し、続いて
二塩化イソシアヌール酸ナトリウム20mg/リットルと
硫酸ナトリウム0.15g/リットルを添加した。この
液のpHは6.5〜7.5の範囲にあった。
【0362】 (安定液)タンク液、補充液共通 1、2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン 0.1 ポリオキシエチレン−p−モノノニル 0.2 フェニルエーテル (平均重合度 10) 水を加えて 1.0リットル pH〔アンモニア水、 塩酸で調整〕 8.50 このランニング処理液を用い、試料101を露光、処理
したところ1分30秒という短い発色現像時間ながら所
望の階調を得ることができ、かつカブリ濃度も低い好ま
しいものであった。このようにして得たネガを用いて、
実施例1と同様にプリントを作成して、実施例1と同様
な結果を得た。また、例示化合物(D−18)の代わり
に例示化合物(D−30)、(D−39)、(D−7
8)、(D−93)または(D−107)を用いても、
同様な結果を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー画像信号出力方法および装置の
基本的構成を示すブロックダイアグラム
【図2】本発明のカラー画像信号出力を含んだ画像形成
システムの構成を示すブロックダイアグラム
【図3】本発明のカラー画像信号出力装置に画像出力装
置を組み合わせた画像形成システムの概観を示す斜視図
【図4】画像読取装置の概略を示す図
【図5】図1に示される画像処理装置5の構成の一部を
示すブロックダイアグラム
【図6】図1に示される画像処理装置5の構成の図5に
示されない他の部分を示すブロックダイアグラム
【図7】図5に示される第1のフレームメモリユニッ
ト、第2のフレームメモリユニットおよび第3のフレー
ムメモリユニットの詳細を示すブロックダイアグラム
【図8】図6に示される第1の画像処理手段の詳細を示
すブロックダイアグラム
【図9】図1に示される画像出力装置の概略を示す図
【図10】図9の画像出力装置のレーザ光照射手段の概
略を示す図
【図11】図9の画像出力装置におけるキャリブレーシ
ョンのためのプリントパターンの一例を示す図
【図12】本発明による画像処理装置を適用したシステ
ムを表すブロック図
【図13】本発明による画像処理装置の第1実施形態を
表すブロック図
【図14】低・中間・高周波数成分の分布を表すグラフ
【図15】本発明による画像処理装置の第2実施形態を
表すブロック図
【図16】特定色抽出ゲイン算出部の詳細を説明するた
めのブロック図
【図17】Y成分、I成分およびQ成分の周波数特性を
表すグラフ
【図18】QI平面を表すグラフ
【図19】ゲインM,Hの重みを表すグラフ
【図20】本発明による画像処理装置の第3実施形態を
表すブロック図
【図21】相関を説明するためのグラフ
【図22】平坦部、エッジ部の相関を説明するための図
【図23】相関値が負となる場合を説明するための図
【図24】相関値算出手段で行われる処理の詳細を説明
するためのブロック図
【図25】相関値に応じたゲインを表すグラフ
【図26】平坦部、テクスチャおよびエッジ部の局所分
散を表す図
【図27】フイルムの種類による平坦部の局所分散の変
化を表す図
【図28】平坦部、テクスチャおよびエッジ部の相関値
の分布を表す図
【図29】フイルムの種類による平坦部の相関値の分布
の変化を表す図
【図30】mの大きさによる平坦部の相関値の分布の変
化を表す図
【図31】本発明の第3実施例において相関値に応じて
ゲインHを変化させるようにした画像処理装置のブロッ
ク図
【符号の説明】
図1〜図11における符号の説明 F フィルム P カラープリント 1 画像読取装置 5 画像処理装置 8 画像出力装置 10 透過型画像読取装置 11 光源 12 光量調整ユニット 13 色分解ユニット 14 拡散ユニット 15 CCDエリアセンサ 16 レンズ 17 増幅器 18 A/D変換器 19 CCD補正手段 20 ログ変換器 21 インターフェイス 22 キャリア 23 モータ 24 駆動ローラ 25 画面検出センサ 26 CPU 30 反射型画像読取装置 31 光源 32 ミラー 33 カラーバランスフイルタ 34 光量調整ユニット 35 CCDエリアセンサ 36 レンズ 37 増幅器 38 A/D変換器 39 CCD補正手段 40 ログ変換器 41 インターフェイス 46 CPU 48 インターフェイス 49 加算平均演算手段 50a 第1のラインバッファ 50b 第2のラインバッファ 51 第1のフレームメモリユニット 51R Rデータメモリ 51G Gデータメモリ 51B Bデータメモリ 52 第2のフレームメモリユニット 52R Rデータメモリ 52G Gデータメモリ 52B Bデータメモリ 53 第3のフレームメモリユニット 53R Rデータメモリ 53G Gデータメモリ 53B Bデータメモリ 55 セレクタ 60 CPU 61 第1の画像処理手段 62 第2の画像処理手段 63 入力バス 64 出力バス 65 データバス 66 メモリ 67 ハードディスク 68 CRT 69 キーボード 70 通信ポート 75 データ合成手段 76 合成データメモリ 76R Rデータメモリ 76G Gデータメモリ 76B Bデータメモリ 77 インターフェイス 78 インターフェイス 79 CPU 80 画像データメモリ 81 D/A変換器 82 レーザ光照射手段 83 変調器駆動手段 84a、84b、84c 半導体レーザ光源 85、86 波長変換手段 87R、87G、87B 光変調器 88R、88G、88B 反射ミラー 89 ポリゴンミラー 90 カラーペーパー 91 マガジン 92 穿孔手段 93 fθレンズ 94 発色現像槽 95 漂白定着槽 96 水洗槽 97 乾燥部 98 カッタ 99 ソータ 100 色濃度階調変換手段 101 彩度変換手段 102 ディジタル倍率変換手段 103 周波数処理手段 104 ダイナミック・レンジ変換手段 図12〜図31における符号の説明 1 読取手段 2 画像処理装置 3 再生手段 4 カラー画像 5 CCDアレイ 6 集光レンズ 7 A/D変換手段 8 CCD補正手段 9 対数変換手段 10 オートセットアップ演算部 11 CRT 12 モニタ表示アンドユーザインターフェイス 13 処理手段 14 色・階調処理手段 15 プリンタ 16 記録媒体 20,22,35 ローパスフィルタ 21 ゲイン処理手段 23 特定色抽出ゲイン算出手段 30 相関値算出手段 31,32 ルックアップテーブル 33 平坦部 34 エッジ部 36 テーブル 51 平坦部の分散 52 テクスチャの分散 53 エッジ部の分散
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/46 H04N 1/46 Z

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像露光されたハロゲン化銀カラー写真感
    光材料を、下記一般式(D)で表される発色現像主薬の
    少なくとも1種を含む処理液により現像し、該発色現像
    処理により得られた画像を撮像装置で読み取り、読み取
    って得た画像信号にディジタル画像処埋を施して出力カ
    ラー画像信号を得るカラー画像信号出力方法。 一般式(D) 【化1】 (式中R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 は同一でも
    異なっていてもよく、各々水素原子または置換基を表
    す。ただしR1 とR2 、R3 とR4 およびR5 とR6
    各々の組み合わせからなる群において、その少なくとも
    一組は共に置換基である。R7 はアルキル基、アリール
    基またはヘテロ環基を表す。R8 は置換基を表し、mは
    0から3の整数を表す。)
  2. 【請求項2】 前記発色現像処理により得られた画像を
    読み取る際に使用する青色、緑色および赤色フィルター
    の透過極大波長が、それぞれ450〜470nm、55
    0〜580nmおよび660〜700nmの範囲にある
    ことを特徴とする請求項1記載のカラー画像信号出力方
    法。
  3. 【請求項3】 前記読み取って得た画像信号を低周波数
    成分、中間周波数成分および高周波数成分に分解し、該
    高周波数成分を強調するとともに該中問周波数を抑制す
    る周波数強調抑制処埋を行い、該周波数強調抑制処理後
    の前記中間周波数成分および高周波数成分と前記低周波
    数成分とを合成して前記出力カラー画像信号を得ること
    を特徴とする請求項1記載のカラー画像信号出力方法。
  4. 【請求項4】 像露光されたハロゲン化銀カラー写真感
    光材料を、下記一般式(D)で表される発色現像主薬の
    少なくとも1種を含む処理液により現像する発色現像処
    理手段と、 該発色現像処理手段により現像処理された画像を読み取
    る撮像装置と、 該撮像装置により読み取って得た画像信号にディジタル
    画像処埋を施してカラー画像信号を出力する画像処埋手
    段とを備えてなるカラー画像信号出力装置。 一般式(D) 【化1】 (式中R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 は同一でも
    異なっていてもよく、各々水素原子または置換基を表
    す。ただしR1 とR2 、R3 とR4 およびR5 とR6
    各々の組み合わせからなる群において、その少なくとも
    一組は共に置換基である。R7 はアルキル基、アリール
    基またはヘテロ環基を表す。R8 は置換基を表し、mは
    0から3の整数を表す。)
  5. 【請求項5】 前記撮像装置が、青色、緑色および赤色
    フィルターを使用するものであり、該青色、緑色および
    赤色フィルターの透過極大波長が、それぞれ450〜4
    70nm、550〜580nmおよび660〜700n
    mの範囲にあることを特徴とする請求項1記載のカラー
    画像信号出力装置。
  6. 【請求項6】 前記画像処埋手段が、読み取って得た画
    像信号を低周波数成分、中間周波数成分および高周波数
    成分に分解し、該高周波数成分を強調するとともに該中
    問周波数を抑制する周波数強調抑制処埋を行い、該周波
    数強調抑制処理後の前記中間周波数成分および高周波数
    成分と前記低周波数成分とを合成する画像処理を行うも
    のであることを特徴とする請求項1記載のカラー画像信
    号出力装置。
JP8220856A 1996-08-22 1996-08-22 ハロゲン化銀カラー感光材料を用いたカラー画像信号出力方法および装置 Withdrawn JPH1062929A (ja)

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