JPH11109574A - カラー画像形成方法及び撮影用カラー写真感光材料 - Google Patents

カラー画像形成方法及び撮影用カラー写真感光材料

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JPH11109574A
JPH11109574A JP10219111A JP21911198A JPH11109574A JP H11109574 A JPH11109574 A JP H11109574A JP 10219111 A JP10219111 A JP 10219111A JP 21911198 A JP21911198 A JP 21911198A JP H11109574 A JPH11109574 A JP H11109574A
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JP10219111A
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Takatoshi Ishikawa
隆利 石川
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な撮影ラチチュードが確保され、ハイラ
イトの階調も優れた高画質のポジ画像が得られ、かつ画
像処理を組み合わせたカラー画像形成方法及びそれに適
したカラーネガフィルムを提供する。さらに、ハロゲン
化銀塗布量を節減したカラーネガフィルムを提供する。 【解決手段】 非画像部の赤、緑、青光濃度がいずれも
0.50以下である現像処理済みのカラーネガフィルム
に記録された画像情報を(イ)光電的に読み取り、
(ロ)読み取った画像情報を電気的なデジタル画像情報
に変換し、(ハ)変換した画像情報に画像処理を施し、
(ニ)プリンターへ出力するカラー画像形成方法。ま
た、これに用いる上記非画像部濃度を有するカラー写真
感光材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影済みの銀塩カ
ラー写真撮影材料からカラープリントを得る画像形成方
法及びこれに用いる撮影用銀塩カラー写真撮影材料(と
くにカラーネガフィルム)に関するものである。さらに
詳しくは、現像処理済みの画像にデジタル画像処理を施
したのちカラー印画紙などのポジ材料にプリントするカ
ラー画像形成方法とそれに適した撮影用カラー写真感光
材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在カラー写真の最も汎用されている形
態は、撮影済みのカラーネガフィルムを現像所で現像処
理し、得られたフィルムの画像を印画紙にプリントして
カラープリントを得るいわゆるネガ・ペーパーシステム
(以下、N/Pシステムと呼ぶ)である。この形態は国
際的に普及しており、各種のサービスも行き届いてユー
ザーにとって便利で一般市場に定着したシステムであ
る。このシステムでは、従来からカラーネガフィルムを
現像し、得られた画像をフレームごとにカラーペーパー
などのポジ材料に一様に焼き付け露光を与えるいわゆる
面露光と呼ばれる焼き付け方式で焼き付けて現像してカ
ラープリントを得てきた。
【0003】これに対して、近年カラーネガフィルムの
画像を光電的にスキヤナーで読み取ることによって、画
像情報を電気信号化し、適宜画像処理を施してからプリ
ントしたり、或いは他の画像メデイアへ出力を行ったり
して画像の多様な利用が行われてきている。ところが現
在のカラーネガフィルムは、上記の面露光方式のシステ
ムに適合するように設計されてきているために、デジタ
ル画像処理を施す新しい画像利用方式には必ずしも写真
特性が適合しているとはいえないことが、本発明者によ
る解析の結果判ってきた。
【0004】そのもっとも顕著な結果は、マスク濃度の
影響の差異である。現在のカラーネガフィルムは、高い
マスク濃度をもっているために非画像部の濃度(以後D
minと呼ぶ)が高く設計されており、その上に階調部
分が乗っているので高濃度部の濃度値は4に近い値であ
る。画像情報をスキヤナで読み取ってそれに画像処理を
加える方式では、画像部の高露光部の濃度値が高すぎる
と、画像濃度読み取り装置の読み取り精度が低下するの
で、読み取り可能濃度には限界がある。
【0005】したがって、マスク濃度が高いと読み取り
可能な最高濃度とDminとの濃度差が小さくなり、従
ってカラーポジ材料上に階調を再現できる露光域つまり
撮影ラチチュード(ダイナミックレンジと同義)が減少
する。画像処理を施さない従来方式では、カラーポジ材
料に再現される画像の彩度を十分なレベルにするには十
分なマスキングにより発色色素の副吸収の補正を行うこ
とが必要であり、そのために高露光部の濃度が高くなっ
ても面露光方式のプリントには、プリント時間の延長で
対応が可能であり、大きな制約とはならなかった。本発
明者は、デジタル画像処理を施せば電気的に彩度を高め
ることが可能なのでマスキングのためにマスク濃度を高
くする必要はないことを見いだしている。
【0006】ここでいう濃度は、写真濃度であり、光学
濃度と同義で、JIS K 7653(=ISO5/
3;濃度測定の分光条件)に規定されたステータスAの
3色分光条件とJIS K 7652(=ISO5/
2;透過濃度測定の幾何条件)又はJIS K 765
4(=ISO5/4;反射濃度測定の幾何条件)に規定
された幾何条件とを満たした拡散透過濃度又は拡散反射
濃度、あるいはそれらと実質的に対応した濃度であっ
て、当業界で普通に用いている濃度を意味している。ま
た、ここで、あえてマスキングについて説明を加えてお
く。カラーネガフィルムにおいて、発色現像の結果生じ
るマゼンタ色素は、本来必要とする550nm付近の分
光吸収スペクトルのほかに440nm付近にも副吸収が
あり、それがカラープリント画像の彩度を低下させる原
因となる。その対策として副吸収スペクトル領域に吸収
を持つカップリング離脱基(アリールアゾ基を含んだ発
色基)を持つマゼンタカプラー即ちマスク付きカプラー
をカラーネガフィルムに添加しておき、発色現像処理に
よってそのカプラーから色素が生成するとその色素によ
って生じる420〜440nm付近の副吸収による濃度
増加と、カプラーのカップリング離脱基の離脱によって
生じる同じスペクトル領域の光吸収の減少つまり濃度低
下とがバランスして、副吸収の色濁りがマスクされてし
まう補償機構であり、従来方式のN/Pシステムではマ
スキングは不可欠であった。撮影ラチチュード(ダイナ
ミックレンジ)の減少は、高いマスク濃度以外の原因で
も起こる。特に、現像処理の品質が工程の変動などの何
らかの理由で低下したときに起こりやすい。例えば残色
(分光増感剤やハレーション防止染料などの洗い出し不
良による)や漂白かぶり(漂白剤の酸化作用によって起
こる好ましくない色素ステイン)などによってもステイ
ン(つまりDmin)が増加して撮影ラチチュードは減
少するという問題が生じる。
【0007】一方、現像処理がたとえば工程の変動など
によって不適切な状況で行われると脱銀不良を生じるこ
とがあるが、そのような場合には、露光量の多い部分で
残留銀がとくに多くそのために高濃度部の濃度がさらに
高くなる。高濃度側の読み取り精度は、濃度値が3.5
を超えると悪くなるが、この精度誤差はプリントのハイ
ライトに反映されるので、プリント画質の重要な部分が
悪影響を被ることになる。したがって特性曲線上の最高
濃度(Dmax)が高いことは画質を高める上で必要な
ことでありながら、一方Dmaxが高すぎると読み取り
精度の不良から画質を低下させる因子が作用するので、
撮影ラチチュードの範囲内の露光領域なら確実に読み取
りが出来るレベルまでDmaxが低く、それでいながら
カラーネガフィルムに記録された情報は確実に読み取る
ことが望まれる。ここで、「最高濃度」という用語は、
読み取り精度維持上の限度である「最高濃度」とカラー
ネガフィルムの特性曲線上の「最高濃度」の2通りに用
いられるが、混乱を招くおそれのある場所では、前者を
「(読み取りの)限界濃度」、後者を「Dmax」と呼
ぶことにする。なお、カラーネガフィルムは、階調域が
長くDmaxが他の写真感光材料のように明確でないこ
とが多いので、最高濃度(Dmax)は、特性曲線の上
限領域の濃度という程度の意味で用いられる。以上述べ
たように、面露光方式の光学露光によって直接ポジ材料
に焼き付けられることを前提に設計されていたカラーネ
ガフィルムは、画像情報をスキヤナーで読み取ってそれ
をデジタル化して各種のプリントやその他のメデイアに
出力する方式に対しては必ずしも最適な設計ではなく、
高いDmin、それに伴う高露光部の高い画像濃度に起
因する撮影ラチチュードの低下や、オーバーネガの画像
情報読み取り欠陥による画質の低下などの欠陥を伴う。
これらのデジタル画像処理利用に伴う欠陥を解決した画
像形成方法が望まれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、以上
述べてきたようにカラーネガフィルムの画像をスキヤナ
ーで読み取って、その画像情報を電気信号化し、適宜画
像処理を施してからプリントしたり、或いは他の画像メ
デイアへ出力する画像形成方法の上記した問題点を解決
することである。具体的には、カラーネガフィルムを現
像して得た画像を画像処理して撮影ラチチュードとハイ
ライト階調を向上させた高画質のポジ画像が得られるカ
ラー画像形成方法及びそれに適したカラーネガフィルム
を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の目的
に対して、現像済み画像のデジタル画像処理に適合する
撮影材料の要件に鋭意検討を加えて本発明に至った。す
なわち、本発明は、次の通りである。
【0010】1. 撮影済みカラー写真感光材料に現像
処理を施し、得られた画像情報をプリンターへ出力する
方法において、(1)現像処理済みの上記カラー写真感
光材料の非画像部の赤、緑、青光濃度がいずれも0.5
0以下であり、(2)上記カラー写真感光材料に記録さ
れた画像情報を(イ)光電的に読み取り、(ロ)読み取
った画像情報を電気的なデジタル画像情報に変換し、
(ハ)変換した画像情報に画像処理を施し、(ニ)プリ
ンターへ出力する、ことを特徴とするカラー画像形成方
法。
【0011】2.カラー写真感光材料を現像処理して得
られる階調が、0.20から0.60の間にあることを
特徴とする上記1記載のカラー画像形成方法。
【0012】3.カラー写真感光材料を現像処理し、記
録された画像情報を読み取って画像処理を施したのち、
その画像情報を銀塩カラー印画紙をポジ材料とするカラ
ープリンタへ出力することを特徴とする上記1又は2に
記載のカラー画像形成方法。
【0013】4.現像処理が発色現像工程を終了してか
ら脱銀、水洗、画像安定化工程を経て乾燥工程に入るま
での時間が30秒乃至210秒の迅速処理であることを
特徴とする上記1〜3のいずれかに記載のカラー画像形
成方法。 5.現像処理を施したときに非画像部の赤、緑、青光濃
度がいずれも0.50以下であることを特徴とする上記
1に記載のカラー画像形成方法に使用する撮影用カラー
写真感光材料。とくに現像処理したときの非画像部の
赤、緑、青光濃度がいずれも0.50以下で、かつ画像
部の階調が、0.20から0.60の間にある上記1の
カラー画像形成方法に用いるカラー写真感光材料。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明は、撮影後現像して得た画
像をデジタル化して画像処理することを骨子とするカラ
ー画像形成方法及びそれに使用するカラー写真感光材料
に関するものである。本発明に最も適したカラー写真感
光材料は、カラーネガフィルムであるので、以下の記述
は主としてカラーネガフィルムについて記すこととす
る。本発明は、上記したように撮影済みのカラーネガフ
ィルムに現像処理を施し、得られた画像情報をプリンタ
ーへ出力する方法において、(1)現像処理後の非画像
部の赤、緑、青光濃度がいずれも0.50以下であるよ
うなカラーネガフィルムを使用し、(2)上記カラーネ
ガフィルムに記録された画像情報を(イ)光電的に読み
取り、(ロ)読み取った画像情報を電気的なデジタル画
像情報に変換し、(ハ)変換した画像情報に画像処理を
施し、(ニ)プリンターへ出力することを特徴とするカ
ラー画像形成方法であるので、これらの構成要件につい
ての説明を行う。
【0015】まず、非画像部の濃度を低減する本発明の
カラーネガフィルムの設計について説明する。従来型カ
ラーネガフィルムの非画像部濃度は、前記したようにマ
スキングが施されているために赤、緑、青光濃度がそれ
ぞれ0.2〜0.3,0.7〜0.8,0.9〜1.0
程度に設計されている。それが画像部では生成した色素
の副吸収に見合う分だけ減少する、つまり副吸収濃度の
補償が行われて優れた色再現が得られる。この非画像部
濃度を、赤、緑、青光濃度をいずれも0.5以下、好ま
しくは0.3 以下、さらに好ましくは0.1〜0.2
にすることが本発明であってそれに読み取り可能な濃度
域が広がって、撮影ラチチュードを十分なレベルに確保
できる。
【0016】非画像部の濃度を下げる手段は、カラーネ
ガフィルムのマスキングの程度を下げる、つまりマスク
カプラ−の添加量を下げることであり、それをもっとも
徹底させてマスクカプラーの添加を行わないと上記のも
っとも好ましい非画像部濃度である0.1〜0.2とい
う非画像部濃度が得られる。マスクレベルを下げること
は当然カラー画像の彩度の低下、混色の増加、色再現性
の低下を伴うことになる。本発明では、この欠点を画像
情報を読み取った後の画像処理によって解決を図るの
で、極端なマスクカプラー減量が可能となる。
【0017】マスクカプラーの減量あるいは不使用によ
る色再現性の低下を、画像処理によって防止するプロセ
スは、原理的にはつぎの通りである。すなわち現像され
たカラーネガフィルムに記録された画像情報は、光電的
に読み取って電気的なデジタル画像情報に変換し、その
変換した画像情報に対して、その画像処理の際に画像色
素の副吸収を補正する処理が行われる。例えば、マゼン
タカラードカプラーの場合には、後に示す画像処理装置
(図2のブロックダイアグラムの5)においてマゼンタ
色素の発色部分の色素濃度に対応する青光のスペクトル
領域(つまりイエロ−色素の光吸収領域)の副吸収分に
よる濃度を消去する方向に画像処理がなされ、青光の波
長領域では、実質的にイエロー色素による青光濃度寄与
分のみが画像濃度に反映される。さらに詳細は、画像処
理装置の項で説明を加える。
【0018】非画像部の濃度は、マスク濃度のほかに水
洗工程で洗い出されずにフィルム中に残存する分光増感
剤、イラジエーション防止やフィルターなどの目的で添
加された染料の寄与、同様に洗い出されなかった着色性
の現像処理剤やその反応生成物の寄与もあるが、カラー
ネガフィルムでは、マスク濃度の寄与が大部分なのでマ
スクカプラーを減量あるいは無添加とする効果が大き
い。
【0019】つぎに階調を軟調にするという本発明のカ
ラーネガフィルムの設計について説明する。本発明で
は、非画像部の濃度を低減させた上でさらにカラーネガ
フィルムの階調を低くすることによって一層発明の効果
を高めることができる。図11は、標準的なカラーネガ
フィルムをカラーネガフィルムの感度決定方法の国際規
格(ISO 5800) に定められた標準光源により、分光的に
中性のカーボン光楔 (濃度勾配0.8/cm) を通して露光
し、国際的にほぼ共通化された現像処理〔C41系(イ
ーストマンコダック社の指定処理、CN16系(富士写
真フィルム(株)の指定処理およびCNK4(コニカ
(株)の指定処理が、これに相当する国際的に実質的に
共通化された現像処理で上記国際規格に規定の現像処理
に相当〕を施して得た特性曲線である。この図に示され
ているように、通常の階調は、ガンマ値(△D/△Lo
gE)で0.6〜0.9である。本発明では、このガン
マ値を0.20〜0.50,好ましくは、0.25〜
0.45,つまり現在市販のカラーネガフィルムのガン
マ値の約2分の1に下げた軟調のフィルムにすることに
よって発明の効果が得られる。
【0020】一例を挙げて、この軟調化によって、読み
取り精度の限界の3.5に到達するまでの露光域、つま
り撮影ラチチュードは、著しく広がることを説明する。
例えば図11において青感層のイエロー特性曲線は、読
み取り精度限界の3.5では、まだ階調があり、撮影ラ
チチュード(=再現ラチチュード)は、特性曲線の短さ
よりも読み取り能力によって制約されていることが判
る。現像処理の変動、特に脱銀不良の場合にはとくにそ
の影響が大きくなることは容易に考えられる。このイエ
ローの特性曲線のガンマ値をを30%低下させて0.7
0にすると高露光域の読み取り可能露光域が、対数露光
量(横軸)で0.5増加する、つまり1〜2絞りほどオ
ーバー露光に強くなることが示される。
【0021】ガンマ値を下げる手段としては、感光乳
剤そのものを軟調化することと、マスクカプラー、D
IRカプラー、色像生成用カプラー及びハロゲン化銀の
フィルムへの塗布量を低減させること、及びその組み合
わせの手段がある。画像情報量の低下があったとしても
少ないの手段すなわち乳剤の軟調化の方が画像品質の
観点からは好ましい。
【0022】ガンマ値を下げるの手段としては、フィ
ルムへのハロゲン化銀塗布量を低減させるのが好まし
い。上記したように本発明では、マスクカプラーを減量
又は無添加とし、それ以上にその他のカプラー類の減量
は行わない態様も本発明の範囲内であり、それだけでも
マスクカプラーのカップリング反応に見合うハロゲン化
銀量は減量されるが、それだけでは上に示した低いガン
マ値は得られない。したがって、本発明のさらなる態様
としては、DIRカプラーも減量あるいは無添加とし
て、それに見合うハロゲン化銀の添加量を下げることで
ある。DIRカプラーは、カラーネガフィルムにおい
て、重層効果による色彩度の向上、フリンジ効果(画像
輪郭部)の強調による画像鮮鋭度の向上及び抑制現像に
よる微粒子化作用を有している。したがって単純にDI
Rカプラーを省くと色再現性、色彩度、鮮鋭度、粒状性
の低下を招く結果となる。本発明においては、画像処理
の中にこの欠点を補正する処理を取り入れて解決を図
る。つまり色再現性や彩度低下という欠点に対しては、
上記と同様、一つの色素の高濃度域においてはその濃度
に対応した大きさのマイナス補正を他の2つの色素濃度
に加える画像処理操作を行う。また、鮮鋭度、粒状性の
低下という欠点に対しては、画像鮮鋭度を向上させる演
算ユニット及び粒状性を改善する演算ユニットを画像処
理装置の中に取り込ませることによってDIRカプラー
の効果の減少は補正できる。これらの内容も後にさらに
説明する。
【0023】マスクカプラー、DIRカプラーを減量ま
たは無添加としてそれに見合うハロゲン化銀量も減量し
た上でさらにガンマ値を下げることが好ましい。つま
り、シアン、マゼンタ、イエローの主カプラーも減量し
てそれに見合うハロゲン化銀の塗布量も低減させるのが
望ましい。通常ハロゲン化銀の塗布量を減量すれば、一
般的には画像情報の減少になるが、減量の程度が一定の
範囲内では画像処理と組み合わせることによって画質へ
の実質的影響を回避できることが見いだされた。おそら
く最低限の記録情報があれば、画像処理を通してその情
報の強調がされるために、カラーネガフィルムに記録さ
れる画像情報の冗長度が画像処理によって広くなるため
であろうと推定している。
【0024】以上のような軟調乳剤の使用によって、又
はカプラー類とハロゲン化銀量の低減によって画像読み
取りを行う撮影ラチチュードを十分なレベルつまりガン
マ値にして赤感光層(シアン)、緑感光層(マゼン
タ)、青感光層(イエロー)がそれぞれ0.2〜0.
5,0.2〜0.5,0.2〜0.6、好ましくはそれ
ぞれ0.25〜0.45,0.25〜0.45,0.2
5〜0.5、つまり画像処理しないで面露光方式でカラ
ープリントに出力するのに適した現在市販のカラーネガ
フィルムのほぼ2分の1のガンマ値の軟調化フィルムを
設計することが望ましい。上記のようにマスクカプラ
ー、DIRカプラー及び主カプラーの減量を伴うハロゲ
ン化銀の塗布量の減量により、本発明に係わるカラーネ
ガフィルムの塗布量は銀に換算して0.5〜6.0g/
2 、とりわけ1.0〜5.0g/m2 、より好ましく
は2.0〜4.0g/m2 とすることができるが、本発
明に取って実際に節銀は、結果であって目的ではない。
【0025】非画像部濃度を下げてかつガンマ値も下げ
るとDmaxも低下する。Dmaxの値は1.5〜3.
5好ましくは2.0〜3.0が好ましい。
【0026】本発明において、カラーネガフィルムの現
像処理の迅速化は、発色現像工程の終了以降の工程から
行ってもよい。国際的にほぼ共通な標準的カラーネガフ
ィルムの発色現像工程は、38°Cで195秒現像であ
り、本発明ではこの工程は、標準的な条件に従って行う
が、その工程を終了してから脱銀、水洗(及びリン
ス)、安定化工程を経て乾燥工程に入るまでの時間が3
0秒乃至210秒である迅速処理を行うことができる。
好ましくは漂白工程が10〜120秒、定着工程が10
〜120秒、水洗(及びリンス)工程が5〜60秒、安
定化工程が5〜60秒であり、4工程の合計が210秒
以下である。さらに好ましくは漂白工程が10〜60
秒、定着工程が10〜60秒、水洗(及びリンス)工程
が5〜60秒、安定化工程が5〜60秒で4工程の合計
が210秒以下である。さらに好ましくは各工程が上記
の時間の範囲で行われ、4工程の合計が150秒であ
る。
【0027】本発明のDminが低く、低ガンマ値のカ
ラーネガフィルムでは、画像読み取り範囲に余裕を持た
せてあるので、発色現像工程終了以降の各工程の迅速化
に伴う脱銀不良や分光増感剤などの色素類の洗い出し不
足などに対してDminや、さらには階調も変動する
が、これらの変動は、画像処理によって補償することが
できるので、上記のような大幅な迅速化が可能である。
また、カラーネガフィルムからの画像情報読み取りがで
きれば、その後のフィルムの保存の必要はないというよ
うな場合には、画像読み取り可能な程度に脱銀と水洗が
されていることが最低の必要条件となる。漂白及び定着
のいずれの工程もフィルムが処理液に投入された初期に
漂白或いは定着速度が著しく速いことと本発明に係わる
カラーネガフィルムが前記したように本来処理負荷が少
なく迅速タイプとなっていることとによって、もっとも
迅速化した場合には、漂白、定着工程を各10秒、水洗
と安定化工程を各5秒で行わせることも可能である。
【0028】また、脱銀工程は、漂白及び定着工程に代
えて漂白定着を行ってもよい。その場合の好ましい漂泊
定着時間は、漂白・定着分離工程におけるいずれの処理
時間よりも長いが、両者の合計時間よりも短い。
【0029】迅速現像処理を行うに際して、現像処理装
置は標準発色現像工程を採りうる迅速現像型の現像機を
用いてもよいし、また1台の現像機で標準現像と迅速現
像とを搬送速度を選択して変更できるようにしたタイプ
でもよい。
【0030】以上述べてきたように、本発明の画像形成
方法に適用できるカラーネガフィルムは、マスク濃度を
0.5以下とし、さらに画像部の最大濃度を2.5程度
とする低コントラストのネガフィルムであるが、ハロゲ
ン化銀塗布量を減量したことによる新たな利点も有する
ことは上記した通りである。
【0031】本発明では、現像処理されたカラーネガフ
ィルムから出力される画像情報がデジタル画像情報であ
り、その画像情報を入力するプリンタは、デジタル情報
を入力する任意のポジ画像出力装置であり、それらの装
置で扱われるカラーポジ材料に出力される。好ましいカ
ラーポジ材料は、銀塩カラー印画紙、カラー拡散転写材
料(つまりカラーインスタント写真)、熱現像型カラー
拡散転写材料(商品名「ピクトログラフィ(富士写真フ
ィルム(株)製)」)などの銀塩写真感光材料、インク
ジェット、昇華型感熱色素転写記録材料、熱現像多層ジ
アゾカラー(例えば商品名「サーモオートクローム(富
士写真フイルム(株)製」など)の非銀塩感光材料であ
る。中でも銀塩カラーペーパーが好ましい。
【0032】次に本発明の現像処理されたカラーネガフ
ィルムから画像情報を読み取って、それをデジタル画像
情報に変換して画像処理を行い、ポジ材料に出力する工
程について説明を行う。
【0033】以上で本発明の骨子と本発明に用いられる
カラーネガフィルムの構成要素について説明したので、
つぎに本発明の現像済みフィルムから画像情報を読み取
り、それをデジタル化して画像処理を行い、ポジ画像に
出力する過程の実施の形態について、次の順序で具体的
な例にもとづいて説明を行う。 I.本発明の画像形成方法が行われる現像処理装置内の
フローの概要 II.画像再生装置 1 現像済みフィルムからの画像情報読み取り 2 読み取り画像情報の画像処理 3 画像処理した画像信号のプリンターへの出力 III.出力用ポジ材料 IV.カラ−写真撮影材料(カラーネガフィルム) V.現像処理
【0034】I.本発明の画像形成方法が行われる現像
処理装置内のフローの概要 図1に、本発明の画像形成方法に用いる現像処理及び画
像処理装置とその中の操作の流れを示す。本発明の現像
処理装置においては、発明の構成要件ではないが、その
工程のはじめの段階で撮影済みカラーネガフィルム(以
後単にフィルムと称する)の種類を検知する手段がある
ことが望ましい。フィルムは、このダイヤグラムの左端
から現像処理装置に取り込まれるが、まず、フィルムの
種類が読み取られる(01)。フィルムの種類が本発明
の画像形成方法に適合するフィルムつまり低いマスク濃
度と低い階調(ガンマ値)を持つフィルムであるか、従
来型のフィルムであるかを検知することによって以後の
現像工程の選択又は画像処理条件の設定あるいはその両
方が行われる。現像機が標準タンクと迅速現像タンクを
併せもってフィルムの種類によっていずれで処理を行う
かを選択できる特開平6−51479に開示されたもの
であるならば、やはりこの発色現像以降の処理工程の選
択(図1では非基準現像と記した迅速現像か、基準現像
と記した標準的な現像かの選択)が行われる。また、本
発明に係わるフィルムでも現像処理工程に関しては変更
せず標準処理を行う場合も勿論あるし、また標準的な一
通りの現像処理のみが行われる現像機も用いられる。こ
こで基準現像、標準現像の概念を明確化しておきたい。
基準現像は、その現像所、あるいはその画像処理機能組
み込みの画像形成装置が目標としている写真特性(基準
特性)を実現するための現像処理条件であり、この条件
は、前記した国際的に共通に用いられている現像処理
(具体的には、前記のC41系、CN16系、CNK4
系など国際規格ISO5800で標準現像としている要
件に合う実質的にほぼ共通処理(勿論メーカーによる技
術的な多少の差はあるが、写真特性は共通化を指向した
処理)である。したがって、基準処理による写真特性
は、一般的には、国際的に実質的に共通な標準処理と同
じと解してよい(厳密には、ユーザーの民族的、地域的
な好みの相違はあるが、本発明の上では無視してよ
い)。画像処理条件は、原理的には従来型フィルムと本
発明に係わるフィルムは同じであるが、Dminや階調
が著しく異なるために画像処理装置の中に組み込まれた
基準特性曲線に基づく処理条件設定をフィルム種類の検
知結果によって選べることが望ましい。
【0035】フィルムの種類の検知つまり読み取りは、
フィルムに記されているDXコードと呼ばれている識別
用の穿孔記号によってもよい。また、DXコードが何で
あるかに関わらずオペレーターが既定の基準に従って選
択操作をすることもある(04)。あるいは、本発明の
方法のみが行われる専用装置であってこのような検知と
条件の選択は不必要な場合もある。
【0036】本発明の画像形成方法に用いる現像処理装
置と画像処理装置(一体化されていても分離されていて
もよい)は、本発明用の専用装置であってもよいが、ま
たこのフィルムの種類の検出によって一台の装置で従来
型のフィルムの処理と本発明のフィルムの現像及び画像
処理とを行うこともできる。
【0037】現像条件の選択(02)の後にフィルムは
現像機内の一連の処理槽を通るように搬送される。現像
機は、ローラー搬送方式が好ましく、ローラー搬送速度
の変更や搬送経路の選択によって標準型と発色現像終了
以降迅速型の現像処理を行えるタイプのものであっても
よい(03及び03A)。発色現像、漂白、定着、水洗
又は安定化からなる現像処理がなされたフィルムは、次
に画像情報読み取り工程(1)に移る。
【0038】この工程で現像済みフィルムの画像を構成
する微小面積ユニット(通常画素と呼ばれる)ごとの透
過濃度が測定されて画像情報が画素ごとの濃度として読
み取られる。読み取りの結果、画像情報は濃度値による
電気的画像信号に変換されており、増幅装置17を経て
A/D(アナログ/デジタル)変換部18でデジタル信
号に変換される。この情報信号は、画素ごとの感度バラ
ツキや暗電流の補正などのCCD機能の補正19がされ
たのちログ変換器20をへて画像処理装置5に送られ
る。画像処理装置では、デジタル信号に変換された画像
情報に対して電気的処理が加えられて低階調、低Dmi
nフィルムから標準階調と標準的なDmin(つまり基
準現像の特性)のネガフィルムから得られる筈のデジタ
ル画像信号に変換される。本発明においては、フィルム
や現像条件によるこの主の写真特性の偏りの補正が画像
処理によって行われることが特徴である。ここに述べる
画像処理操作は、特願平8−174022号及び特願平
8−182551号として別に出願中である。
【0039】正常な写真特性値に変換された現像処理フ
ィルムの画像信号は、プリンター(8)へ出力され、そ
の結果正常なポジ画像が得られる。プリンターは電気的
画像信号や光電的画像信号を入力するプリンターならい
ずれでもよいが、特に好ましいプリンターは、カラープ
リント、インスタント写真、熱現像型カラー拡散転写型
などの銀塩カラープリント、インクジェット、昇華型感
熱転写、ワックス型熱転写などの各ポジ画像用のプリン
ターである。低Dminあるいは低階調のフィルムの写
真画像から正常なポジ画像を得る本発明の方法とそれに
用いる装置の概要を述べたので、以下にさらに詳細の説
明を行う。
【0040】本発明に用いるフィルムから得た現像処理
済み画像の画像処理によって正常な写真特性値に変換さ
れるという場合、標準的な現像によって得られる画像情
報(つまり基準現像特性)と同質の画像情報が得られる
ことを意味している。具体的には、画像情報が同質か否
かは、本来写真画像の観察評価によって判断することが
基本であるが、客観性を重視する場合は、写真特性を代
表できる特性値として画像濃度を用いることができる。
より具体的には濃度値が基準値の±10%以内であれ
ば、基準現像処理時の画像情報が得られたと言える。つ
まり、通常の面露光方式のカラープリンターのワンキー
補正量が約8%であり、この範囲内の差は通常許容され
ることから非基準現像処理によって得られた写真特性値
が基準値に対して10%以内であれば許容されると判断
できる。
【0041】II.画像再生装置(迅速現像処理した画像
情報から基準現像処理した画像へ) 迅速現像処理したフィルムの画像情報を読み取り、デジ
タイズしてから画像処理して基準現像処理を行った場合
の画像特性に変換してポジ画像用プリンターへ出力する
工程を1〜3にわたって説明するが、ここでは理解し易
いように特願平8−174022号及び同8−1825
51号各公報に開示された画像再生装置を例にして説明
を加えて行く。しかし、本発明の現像処理装置及び画像
再生方法は、これに限定されない。
【0042】図2は、本発明による画像再生システムの
基本的構成を示すブロックダイアグラムである。図2に
示されるように、画像再生システムは、カラー画像を読
み取ってディジタル化された画像データを生成する画像
読取装置1、画像読取装置1により生成された画像デー
タに所定の画像処理を施す画像処理装置5、および画像
処理装置5により画像処理が施された画像データに基づ
いて、カラー画像を再生する画像出力装置8を備えてい
る。
【0043】1.現像済みフィルムからの画像情報読み
取り 画像読み取りは、主に次の3通りの方法で行うことがで
きる。 (i)回転ドラムにフィルムを巻き付けて色分解フィル
ターと組み合わせた測定光を照射しながら、ドラムを回
転させると同時にドラム方向に副走査を行って各画素の
反射濃度を光電子増倍管で光電変換して電気信号として
読み取って、かつ増幅する方式、(ii) 受光素子を1次
元に並べたラインCCDを使用して現像済みフィルム上
の画像を副走査しながら透過又は反射濃度をラインCC
Dに受けてそれを電気的走査によって電気信号に変換し
て行くラインCCD−走査方式及び,(iii) エリアCC
Dを使用して2次元のまま画素の濃度を読み取り、その
エリアCCDの2次元読み取り画素濃度を電気的走査に
よって時系列的に並べ替えた電気信号に変換して行くエ
リアCCD方式のいずれを採用してもよい。とくに好ま
しいのはエリアCCD方式であり、以後の説明はこの方
式を前提に説明して行くが、他の2方式でも本発明は支
障なく実施できる。また、画像情報の読み取りは、現像
処理済みフィルムの画面からの反射を読み取る反射濃度
読み取り方式を採用してもよい。
【0044】この図2の画像再生システムの外観は図3
に示されるが、この図3に示されるように、実際の画像
再生システムにおいては、画像読取装置1として、フィ
ルムに記録されたカラー画像を光電的に読み取る透過型
画像読取装置10と、カラープリントに記録されたカラ
ー画像を光電的に読み取る反射型画像読取装置30を、
選択的に、画像処理装置5に接続する構成となってお
り、これにより、フィルムに記録されたカラー画像およ
びカラープリントに記録されたカラー画像のいずれを
も、再生することができるようになっているが、ここで
は本発明に関わるカラーネガフィルムについて画像読取
装置の説明を行う。
【0045】図4は、カラー画像に基づき、画像データ
を生成するカラー画像再生システム用の透過型画像読取
装置10の概略図である。図4に示されるように、透過
型画像読取装置10は、フィルムFに記録されたカラー
画像に、光を照射して、フィルムを透過した光を検出す
ることにより、カラー画像を光電的に読取り可能に構成
されており、光源11、光源11から発せられた光の光
量を調整可能な光量調整ユニット12、光源11から発
せられた光を、R(赤)、G(緑)およびB(青)の三
色に分解するための、色分解ユニット13、光源11か
ら発せられた光がフィルムFに一様に照射されるよう
に、光を拡散させる拡散ユニット14、フィルムFを透
過した光を光電的に検出するCCDエリアセンサ15お
よびフィルムFを透過した光をCCDエリアセンサ15
に結像させる電動ズームレンズ16を備えている。この
透過型画像読取装置10は、図示しないフィルムキャリ
アを交換することにより、135ネガフィルム、135
ポジフィルム、アドバンストフォトシステム(APS)
フィルムなど多種のフィルムを読み取ることができる。
【0046】光源11としてはハロゲンランプを用い、
光量調整ユニット12は、2枚の絞り板の移動により、
移動距離に対して指数的に光量が変化するようになって
いる。色分解ユニット13はR、G、B3枚のフィルタ
ーを有する円盤を回転させることにより、順次に3色に
色分解する。また、CCDエリアセンサ15は、たて9
20画素、横1380画素の受光素子を有しており、高
分解能でフィルム上の画像情報を読みとることができ
る。CCDエリアセンサ15は、カラー画像の読取りに
際して、光電的に読み取った画像の奇数行の画像データ
からなる奇数フィールドの画像データと、偶数行の画像
データからなる偶数フィールドの画像データとを、順
次、転送するように構成されている。
【0047】透過型画像読取装置10は、さらに、CC
Dエリアセンサ15により光電的に検出され、生成され
たR、G、Bの画像信号を増幅する増幅器17、画像信
号をディジタル化するA/D変換器18、A/D変換器
18によりディジタル化された画像信号に対して、画素
毎の感度のバラツキや暗電流の補正処理を施すCCD補
正手段19およびR、G、Bの画像データを濃度データ
に変換するログ変換器20を備えている。ログ変換器2
0は、インターフェイス21に接続されている。
【0048】フィルムFは、キャリア22により保持さ
れ、キャリア22に保持されたフィルムFは、モータ2
3により駆動される駆動ローラ24によって、所定の位
置に送られて、停止状態にプレス保持され、1コマのカ
ラー画像の読取りが完了すると、1コマ分、送られるよ
うに構成されている。ネガフィルムを扱うためのオート
キャリアとしては富士フィルム製NC135S等の従来
のミニラボで使用されているものを用いる。フルサイ
ズ、パノラマサイズ、迫力サイズ等、プリント形態に対
応した範囲の画像を読みとることができる。またトリミ
ングキャリアとして従来のミニラボで使用されているも
のを用いると、センターを軸に、約1.4倍の拡大が可
能となる。またリバーサルキャリアとして、特願平7−
271048号、同7−275358号、同7−275
359号、同7−277455号、同7−285015
号に開示するものを用いる。
【0049】また画面検出センサ25は、フィルムFに
記録されたカラー画像の濃度分布を検出し、検出した濃
度信号を透過型画像読取装置10を制御するCPU26
に出力するものであり、この濃度信号に基づき、CPU
26は、フィルムFに記録されたカラー画像の画面位置
を算出し、カラー画像の画面位置が所定の位置に達した
と判定すると、モータ23の駆動を停止させるように構
成されている。画像読み取り装置は、現像機の乾燥部の
入り口または出口、独立の読み取り/画像処理装置ある
いはプリンター部に付属させるなどいずれの場所でもよ
い。
【0050】2.読み取り画像情報の画像処理 以上、図1および図2に示される画像読取装置1につい
て詳細に説明したが、次に同じく図1および図2に示さ
れる画像処理装置5について説明する。
【0051】図5および図6は、画像処理装置5の構成
を示すブロックダイアグラムを2つの図に分けて示した
ものである。これらの図に示されるように、画像処理装
置5は、透過型画像読取装置10のインターフェイス2
1あるいは反射型画像読取装置30のインターフェイス
41と接続可能なインターフェイス48と、画像読取装
置1により生成され、ライン毎に送られて来る画像デー
タの隣接する2つの画素データの値を加算して、平均
し、1つの画素データとする加算平均演算手段49と、
加算平均演算手段49から送られてきた画像データの各
ラインの中の画素データを、交互に記憶する第1のライ
ンバッファ50aおよび第2のラインバッファ50b
と、ラインバッファ50a、50bに記憶されたライン
データが転送され、フィルムF(図4)に記録された1
コマごとのカラー画像に対応する画像データを記憶する
第1のフレームメモリユニット51、第2のフレームメ
モリユニット52および第3のフレームメモリユニッ卜
53を備えている。ここに第1のラインバッファ50a
および第2のラインバッファ50bは、画像データの各
ラインの奇数番目の画素データを一方のラインバッファ
に、偶数番目の画素データを他方のラインバッファに交
互に記憶するように構成されている。
【0052】本実施の形態においては、まず、フィルム
Fに記録された1コマのカラー画像に対し、画像読取装
置1による第1の読取り(以下、先読みという)、およ
び読み取られた画像のディジタル画像データへの変換が
行われる。この際、この先読みによって得られた画像デ
ータに基づいて、画像処理装置5により、次に行う第2
の読取り(以下、本読みという)のための画像読取条件
が設定される。そして、その設定された読取条件に基づ
いて、再度上記カラー画像に対する読取り、すなわち本
読みが実行され、これにより、再生のための画像処理を
施すディジタル画像データが生成される。画像処理装置
5は、このような処理を行うために、先読みにより得ら
れた画像データを第1のフレームメモリユニット51に
記憶し、本読みによって得られた画像データを第2のフ
レームメモリユニット52および第3のフレームメモリ
ユニット53に、それぞれ記憶するように構成されてい
る。
【0053】ここで図5および図6に示される他の構成
要素を説明する前に、これらのフレームメモリユニット
について詳しく説明する。図7は、第1のフレームメモ
リユニット51、第2のフレームメモリユニット52お
よび第3のフレームメモリユニッ卜53の詳細を示すブ
ロックダイアグラムである。図7に示されるように、画
像処理装置5は、カラー画像を読み取って生成された画
像データを処理するため、第1のフレームメモリユニッ
ト51、第2のフレームメモリユニット52および第3
のフレームメモリユニット53は、それぞれ、R
(赤)、G(緑)、B(青)に対応する画像データを記
憶するRデータメモリ51R、Gデータメモリ51Gお
よびBデータメモリ51B、Rデータメモリ52R、G
データメモリ52GおよびBデータメモリ52Bならび
にRデータメモリ53R、Gデータメモリ53Gおよび
Bデータメモリ53Bを備えている。なお、上述のよう
に、第1のフレームメモリユニット51には、先読みに
よって得られた画像データが記憶され、第2および第3
のフレームメモリユニット52には本読み記憶された画
像データが記憶されるが、図7は、入力バス63から第
1のフレームメモリユニット51に先読みによって得ら
れた画像データが入力され、第2のフレームメモリユニ
ット52に記憶された画像データが出力バス64に出力
されている状態が示されている。
【0054】再び図5および図6に基づいて画像処理装
置5の構成について説明する。画像処理装置5は、画像
処理装置5全体を制御するCPU60を備えている。C
PU60は、透過型画像読取装置10を制御するCPU
26(図4)と通信線(図示されない)を介して、通信
可能で、かつ、後述する画像出力装置8を制御するCP
Uと通信線(図示されない)を介して、通信可能に構成
されている。この構成により、CPU60は、第1のフ
レームメモリユニット51に記憶された先読みにより得
られた画像データに基づいてカラー画像の本読みを行う
ための画像読取条件を変更したり、さらに必要に応じて
読取り後の画像に施される画像処理の画像処理条件を変
更したりすることができる。
【0055】すなわち、CPU60は、先読みによって
得られた画像データに基づき、本読みの際、CCDエリ
アセンサ15あるいはCCDラインセンサ35のダイナ
ミックレンジを効率良く利用可能なように、本読みのた
めの画像読取条件を決定して、読取制御信号を、透過型
画像読取装置10のCPU26あるいは(本発明には関
係ないことであるが)反射型画像読取装置30のCPU
46に出力する。この際、透過型画像読取装置10のC
PU26あるいは反射型画像読取装置30のCPU46
は、この読取制御信号が入力されると、光量調整ユニッ
ト12あるいは光量調整ユニット34により調整される
光量およびCCDエリアセンサ15あるいはCCDライ
ンセンサ35の蓄積時間を制御する。同時に、CPU6
0は、得られた画像データに基づいて、最適な濃度、階
調および色調を有するカラー画像をカラーぺーパー上に
再生可能なように、後述する第1の画像処理手段および
第2の画像処理手段による画像処理のパラメータなどの
画像処理条件を変更する制御信号を、必要に応じて、第
1の画像処理手段および第2の画像処理手段に出力す
る。この際、CPU60により決定された画像読取条件
あるいは画像処理条件はメモリ66に記憶される。
【0056】CPU60が上記制御を行うにあたり、オ
ペレータの指示により画像読取条件あるいは画像処理条
件が保持されている場合は、CPU60は上記のような
先読みされた画像データに基づいた条件の決定は行わ
ず、保持された条件に基づいて、各種制御信号を入力す
る。キーボード69等の入力装置によりオペレータは各
種条件を設定し、さらにこれらの保持を指示した場合、
これらの条件はメモリ66に記憶され、その後オペレー
タがこれらの条件の保持の解除を指示した場合、そのメ
モリ66に記憶されている条件は無効となる。したがっ
て、CPU60は上述のような制御を行うにあたり、ま
ずメモリ66に記憶されている条件を参照し、その条件
が記憶されている場合にはそれに従い、記憶されていな
い場合には先読みされた画像データに基づいてこれらの
条件を決定する。したがって、オペレーターは、DXコ
ードから読み取ったり、顧客の特別な注文にしたがって
各フィルムの種類に応じて条件設定の指示を行うことも
できるし、また予めフィルムの種類ごとに条件を設定し
て自動的に指示にしたがった処理が出来るようにしてお
くこともできる。なお、このような条件の保持は、必ず
しも画像読取条件、あるいは画像処理条件といった大き
な単位で行われる必要はなく、メモリ66に上記条件を
記憶させる際の記憶をより詳細な条件毎に行えるように
することにより、例えば彩度の設定は保持し、シャープ
ネスは自動的に決定された条件を用いるというようなこ
とができるようにしてもよい。
【0057】以上、図5に示される範囲の画像処理装置
5の構成について説明した。すなわち画像読取装置1に
おいて生成された画像データがインターフェイス48を
通して画像処理装置5に入力されて、第1から第3のフ
レームメモリユニットに記憶されるまでの間に、この画
像データに対して施される処理について、詳細に説明し
た。
【0058】次に、上述したように、本読みが行われた
結果第2のフレームメモリユニット52および第3のフ
レームメモリユニット53に記憶された画像データに対
して画像処理を施すための画像処理装置5の構成につい
て説明する。
【0059】画像処理装置5は、第2のフレームメモリ
ユニット52および第3のフレームメモリユニット53
に記憶された画像データに、所望の濃度、階調および色
調で、カラーぺーパー上にカラー画像が再生可能なよう
に、ルックアップテーブルやマトリックス演算により、
階調補正、色変換、濃度変換などの画像処理を施す第1
の画像処理手段61(図6)ならびに第1のフレームメ
モリユニット51に記憶された画像データに、所望のよ
うな画質で、後述するCRTの画面にカラー画像が再生
可能なように、ルックアップテーブルやマトリックス演
算により、階調補正、色変換、濃度変換などの画像処理
を施す第2の画像処理手段62(図6)を備えている。
第2のフレームメモリユニット52および第3のフレー
ムメモリユニット53の出力は、セレクタ55に接続さ
れ、セレクタ55により、第2のフレームメモリユニッ
ト52および第2のフレームメモリユニット53のいず
れかに記憶された画像データが選択的に第1の画像処理
手段61に入力されるように構成されている。
【0060】図8は、この第1の画像処理手段61の詳
細を示すブロックダイアグラムである。図8に示される
ように、第1の画像処理手段61は、画像データの濃度
データ、色データおよび階調データを変換する色濃度階
調変換手段100、画像データの彩度データを変換する
彩度変換手段101、画像データの画素データ数を変換
するディジタル倍率変換手段102、画像データに周波
数処理を施す周波数処理手段103および画像データの
ダイナミック・レンジを変換するダイナミック・レンジ
変換手段104を備えている。これらの各変換手段は、
通常パイプライン処理と呼ばれるように、各変換手段が
同時に動作し、一つの変換手段の動作が終了すると、次
の変換手段の処理が施されるように構成されているた
め、高速処理が可能となっている。
【0061】図8に示す画像処理手段により、階調補
正、色変換、濃度変換等の処理ができるだけでなく、さ
らにはフィルムの粒状を抑制しつつ、同時にシャープネ
スを向上させる処理をも施すことができる (この技術
は、特願平7−337510号として出願中) 。またさ
らには、明暗のコントラストの大きい画像に対し、良好
な画像再生をもたらす、自動覆い焼き処理をも施すこと
ができる (この技術も特願平7−165965号として
出願中) 。
【0062】本発明と直接関係することではないが、参
考までに付言すると、オペレータがキーボード69を用
いて、カラー画像を読み取って得た画像データに、デー
タを合成するべき旨の指示信号を入力してあるときは、
CPU60からデータ合成手段75に、データ合成信号
が出力され、データ合成手段75は、合成データメモリ
76から、カラー画像を読み取って得た画像データと合
成するべき図形、文字などの画像データとを読み取って
合成し、他方キーボード69に指示信号が入力されてい
ないときは、何の処理も実行しない。その後、画像デー
タは、データ合成手段75から画像出力装置8に出力さ
れる。
【0063】本発明においては、フィルム自身が(i)
階調が軟調つまり低くなっており、(ii)Dminが極
端に低く、(iii) 重層効果による彩度改善効果が少な
く、(iv)DIRカプラーによる微粒状化効果も減少し
た設計になっており、さらに迅速現像処理を選択したフ
ィルムは、それが一層著しくなっている。したがって、
上記した各処理手段では、これらの写真特性に関してデ
ジタル化した読み取り画像情報から標準画質への補正の
画像処理の条件設定が行われ、それに基づいて次項に述
べるように、標準的な写真特性への変換が施され、変換
された画像情報は、一旦ストアされたのち、ポジ画像へ
のプリンターへ出力する段階に進むことになる。
【0064】この一連の画像再生のための画像処理にお
いて特に(i)に挙げた軟調化した階調の補正は、ダイ
ナミックレンジ変換手段104と階調変換手段100の
組み合わせで脚部と高濃度部の特性曲線の形を基準現像
の特性へ近づける方向へ修正することによって行う。同
時に(ii)に述べた低いDminに対しては、統計的に
読み取った画像読み取りデータ群の最低値つまり読み取
ったフィルムのDminをCPU100に組み込まれて
いる基準特性曲線(基準現像の特性曲線)のベ−スライ
ンに合わせる一種の0点調整操作がなされる。(iii)に
関しては、彩度変換手段101の彩度強調化のレベルを
高く設定する。すなわち重層効果の不足に見合う分だけ
La* * 座標系の原点から離れる方向へ入力信号を移
動させる方向つまり彩度の増加方向への補正がなされ
る。感度に直接関わる足伸びも、前記の彩度変換手段1
01の彩度強調化、ダイナミックレンジ変換手段104
と階調変換手段100の組み合わせによって修正され
る。また、周波数処理手段103による高い空間周波数
成分の濃度増幅度の変更と階調処理手段100による階
調調節が組み合わせられて脚部と高濃度部の特性曲線の
形が修正されることによって画像シャープネスが改善さ
れる。この場合も階調の再生(硬調化)と同様すでに設
定された画像処理条件で基準現像処理特性への再生が不
十分ならば画像処理条件の再設定を行う。
【0065】さらに、画像のフリンジを強調する処理、
低濃度部の階調を上げる処理を取り込むことによって全
体的及び微細画像部の画像シャープネスを向上させるこ
ともできるが、これは周波数処理手段103によって行
われる。すなわち画像部の空間周波数が解析され、周波
数が大きく変化するフリンジ部分、周波数が高くなる微
細画像部分に対して強調処理を設定する。以上の画像処
理による画像情報の修正の精度は、前記したように濃度
値として設定した目標値の10%以内であればよく、望
ましくは、8%以内がよい。カラーバランス、階調特性
も濃度値として上記の範囲であれば画像再生ができたと
判断される。標準的な写真特性値への変換は、フィルム
の種類ごとに変換条件を設定しておいて、処理されるフ
ィルムの種類を読み込んでおくことによって自動的に条
件を選んでもよいし、また、オペレーターが処理される
フィルムごとに変換処理条件を指定してもよい。以上の
画像処理に用いられる画像処理装置の作動内容は、特願
平8−174022および8−182551号に開示さ
れている。
【0066】この他、画像処理装置5には、第1のフレ
ームメモリユニット51、第2のフレームメモリユニッ
ト52および第3のフレームメモリユニット53の入力
バス63および出力バス64とは別に、データバス65
が設けられており、データバス65には、カラー画像再
生システム全体を制御するCPU60、CPU60の動
作プログラムあるいは画像処理条件に関するデータなど
を格納したメモリ66、画像データを記憶して、保存可
能なハードディスク67、CRT68、キーボード6
9、他のカラー画像再生システムと通信回線を介して接
続される通信ポート70、透過型画像読取装置10のC
PU26との通信線などが接続されている。
【0067】3.画像処理した画像信号のプリンターへ
の出力 以上、図2および図3に示される画像処理装置5の構成
について詳細に述べた。次に同じく図2および3に示さ
れる画像出力装置8について説明する。本発明におい
て、主な出力対象であるカラーペーパーを中心にして、
画像情報の出力の説明を行うが、本発明における画像情
報の出力の対象は、これに限定されない。図9は、本発
明の好ましい実施の形態にかかる画像処理装置により処
理された画像データに基づき、カラーぺーパー上に、カ
ラー画像を再生するカラー画像再生システム用の画像出
力装置8の概略図である。
【0068】図9において、画像出力装置8は、画像処
理装置5のインターフェイス77と接続可能なインター
フェイス78と、画像出力装置8を制御するCPU79
と、画像処理装置5から入力された画像データを記憶す
る複数のフレームメモリからなる画像データメモリ80
と、画像データをアナログ信号に変換するD/A変換器
81と、レーザ光照射手段82と、レーザ光の強度を変
調させる変調信号を出力する変調器駆動手段83を備え
ている。CPU79は、画像処理装置5のCPU60と
通信線(図示されない)を介して、通信可能に構成され
ている。
【0069】図10は、図9に示されるレーザ光照射手
段82の概略図であり、レーザ光照射手段82は、半導
体レーザ光源84a、84b、84cを備え、半導体レ
ーザ光源84bにより発せられたレーザ光は、波長変換
手段85により、波長532nmの緑色レーザ光に変換さ
れ、半導体レーザ光源84cにより発せられたレーザ光
は、波長変換手段86によって、波長473nmの青色レ
ーザ光に変換される。
【0070】半導体レーザ光源84aから発せられた6
70nmから690nmの間の任意の波長の赤色レーザ光、
波長変換手段85によって、波長が変換された緑色レー
ザ光および波長変換手段86によって、波長が変換され
た青色レーザ光は、それぞれ、音響光学変調器(AO
M)などの光変調器87R、87G、87Bに入射する
ように構成されており、光変調器87R、87G、87
Bには、それぞれ、変調器駆動手段83から変調信号が
入力され、変調信号に応じて、レーザ光の強度が変調さ
れるように構成されている。この際、半導体レーザ光源
84aは、高速動作可能であれば、これを直接変調する
ことにより、光変調器87Rは省略可能である。
【0071】光変調器87R、87G、87Bによっ
て、強度が変調されたレーザ光は、反射ミラー88R、
88G、88Bにより反射されて、ポリゴンミラー89
に入射する。ここでペーパーは毎秒約75mmの速度で搬
送され、走査線密度は1インチあたり600本で、各画
素は100nsec毎に変調される。
【0072】画像出力装置8は、カラーペーパー90を
ロール状に収納したマガジン91を備え、カラーぺーパ
ー90は、所定の搬送経路に沿って副走査方向に毎秒約
110mmの速度で搬送されるように構成されている。カ
ラーぺーパーとしては幅89mmから210mmまでのもの
が使用可能であり、通常のミニラボ等で用いられるカラ
ーぺーパーであってもよいし、レーザー露光特有の高照
度短時間露光に適した、専用カラーぺーパーを用いても
良い。マガジン91としては、通常のミニラボで使用さ
れているもの、たとえば特願平4−317051号に記
載されるものを用いる。カラーぺーパー90の搬送経路
には、カラープリント1枚分の長さに相当する間隔毎
に、カラーぺーパー90の側縁部に、基準孔を穿つ穿孔
手段92が設けられており、画像出力装置8内において
は、この基準孔にしたがって、カラーぺーパー90の搬
送と他の手段の駆動との同期が図られている。
【0073】光変調器87R、87G、87Bにより変
調されたレーザ光は、ポリゴンミラー89によって、主
走査方向に走査され、レンズ93を介して、カラーぺー
パー90を露光する。ここに、カラーペーパー90は、
副走査方向に搬送されているため、その全面が、レーザ
光によって露光される。ここに、副走査方向のカラーペ
ーパー90の搬送速度は、レーザ光の主走査速度、すな
わち、ポリゴンミラー89の回転速度と同期するよう
に、CPU79によって制御されている。
【0074】レーザ光によって露光されたカラーペーパ
ー90は、毎秒約29mmの速度で現像処理部94に送ら
れて、所定の発色現像処理、漂白定着処理、および水洗
処理がなされ、画像処理装置5により画像処理された画
像データに基づいて、カラーぺーパー90上にカラー画
像が再生される。発色現像槽94、漂白定着槽95およ
び水洗槽96によって、発色現像処理、漂白定着処理お
よび水洗処理がなされたカラーぺーパー90は、乾燥部
97に送られ、乾燥された後、カラーペーパー90の側
縁部に穿孔された基準孔に基づいて、カラーペーパー9
0の搬送と同期して駆動されたカッタ98により、1コ
マのフィルムFのあるいは1枚のカラーペーパーPに記
録されたカラー画像に対応する長さに切断され、ソータ
99に送られて、1本のフィルムFに対応する枚数ある
いは顧客毎に、集積されるように構成されている。ソー
タは、別に出願中である(特願平2−332146
号)。
【0075】ここに、発色現像槽94、漂白定着槽9
5、水洗槽96、乾燥部97、カッター98およびソー
タ99としては、通常のミニラボ用自動現像機に使用さ
れているものを利用することができる。本実施の形態で
は処理方式CP47Lが採用されるが、CP40FA、
CP43FA(処理及び感光材料とも富士写真フイルム
(株)製の)に対しても、対応可能であり、またその他の
凡用処理であってもよい。
【0076】さらに本実施の形態では、用いられるカラ
ーペーパーの特性ばらつきや、レーザー光源、変調器お
よび現像処理機の特性ばらつきを吸収し、安定な画像再
生を行うため、画像出力装置のキャリブレーションが行
えるようになっている。まずデジタルデータとして記憶
されている濃度データを、シアン、マゼンタ、イエロー
の三色それぞれ単色および三色を重ね合わせたグレー
で、おのおの複数の濃度ステップパターンで露光し、現
像したのち、濃度計を用いて、現像された濃度をそれぞ
れ自動測定する。目標としていた濃度と、測定された濃
度との差に基づいて再生すべき濃度を得るために露光時
に変調器に与える電気信号の特性値を記憶しているテー
ブルを書き換える。これにより、使用するペーパーや、
装置、環境の変動等の影響を受けることなく、常に安定
に画像を再生することが可能となる。このような画像出
力装置の管理により、常に安定した画像再生が可能とな
る。
【0077】III. 出力用ポジ感材 ポジ画像を得るための出力用材料としては、すでに述べ
たように、インクジェット、昇華型感熱転写、カラー拡
散転写、カラー電子写真、熱現像型銀塩カラー拡散転
写、熱現像型多層カラージアゾ、銀塩カラーペーパーな
ど時系列化した電気または光信号の画像信号を記録でき
る材料であればいずれでもよい。
【0078】その中ではとりわけカラーペーパーが好ま
しい。感光材料中の感光性ハロゲン化銀乳剤はいずれも
塩化銀含有率が少なくとも95モル%で残りが臭化銀で
あり、実質的に沃化銀を含まないハロゲン化銀粒子から
なることが好ましい。ここで「実質的に沃化銀を含まな
い」とは、沃化銀含有率が1モル%以下、好ましくは
0.2モル%以下、更に好ましくは0モル%を意味す
る。また上記のハロゲン化銀乳剤は迅速処理性の観点か
ら、特に塩化銀含有率が98モル%以上のハロゲン化銀
乳剤が好ましい。このようなハロゲン化銀のなかでも塩
化銀粒子の表面に臭化銀局在相を有するものが、高感度
が得られ、しかも写真性能の安定化が図れることから特
に好ましい。
【0079】少なくとも一層の感光性ハロゲン化銀乳剤
層に含有されるハロゲン化銀乳剤は、粒子サイズ分布の
変動係数(粒子サイズ分布の標準偏差を平均粒子サイズ
で除したもの)が15%以下であるものが好ましく、1
0%以下の単分散乳剤がより好ましい。また広いラチチ
ュードを得る目的で上記の単分散乳剤を2種以上同一層
中に混合して使用するのが好ましい。このとき、各々の
単分散乳剤はその平均粒子サイズが15%以上異なるの
が好ましく、20〜60%異なるのがより好ましく、更
には25〜50%異なるのが特に好ましい。また各々の
単分散乳剤の感度差は0.15〜0.50logEである
ことが好ましく、0.20〜0.40logEであること
がより好ましく、0.25〜0.35logEであること
が更に好ましい。本発明の目的の画像階調を得るには、
実質的に沃化銀を含有しない塩化銀含有率95モル%以
上の塩臭化銀に鉄および/またはルテニウムおよび/ま
たはオスミウム化合物をハロゲン化銀1モル当たり1×
10-5〜1×10-3モル含有させ、かつ臭化銀局在相中
にハロゲン化銀1モル当たり1×10-7〜1×10-5
ルのイリジウム化合物を含有するハロゲン化銀乳剤を用
いることが有効である。
【0080】本発明に用いられる出力用ハロゲン化銀写
真感光材料には、従来公知の写真用素材や添加剤を使用
できる。例えば写真用支持体としては、透過型支持体や
反射型支持体を用いることができる。透過型支持体とし
ては、セルロースナイトレートフィルムやポリエチレン
テレフタレートなどの透明フィルム、更には2,6−ナ
フタレンジカルボン酸(NDCA)とエチレングリコー
ル(EG)とのポリエステルやNDCAとテレフタル酸
とEGとのポリエステル等に磁性層などの情報記録層を
設けたものが好ましく用いられる。本発明の目的にとっ
ては、反射型支持体が好ましく、特に複数のポリエチレ
ン層やポリエステル層でラミネートされ、このような耐
水性樹脂層(ラミネート層)の少なくとも一層に酸化チ
タン等の白色顔料を含有する反射支持体が好ましい。
【0081】更に前記の耐水性樹脂層中には蛍光増白剤
を含有するのが好ましい。また、蛍光増白剤は感材の親
水性コロイド層中に分散してもよい。蛍光増白剤とし
て、好ましくは、ベンゾオキサゾール系、クマリン系、
ピラゾリン系が用いる事ができ、更に好ましくは、ベン
ゾオキサゾリルナフタレン系及びベンゾオキサゾリルス
チルベン系の蛍光増白剤である。使用量は、特に限定さ
れないが、好ましくは1〜100mg/m2である。耐水性
樹脂に混合する場合の混合比は、好ましくは樹脂に対し
て0.0005〜3重量%であり、更に好ましくは0.
001〜0.5重量%である。また、支持体上に、白色
顔料を含有する親水性コロイド層を塗設したものでもよ
い。また、反射型支持体は、鏡面反射性または第2種拡
散反射性の金属表面をもつ支持体であってもよい。
【0082】本発明の画像再生システムをコンパクト
で、安価なものにするために半導体レーザーあるいは固
体レーザーと非線形光学結晶を組合わせた第二高調波発
生光源(SHG)を使用することが好ましい。特にコン
パクトで、安価、更に寿命が長く安定性が高い装置を設
計するためには半導体レーザーの使用が好ましく、露光
光源の少なくとも一つは半導体レーザーを使用すること
が好ましい。
【0083】このような走査露光光源を使用する場合、
出力用カラー感光材料の分光感度極大波長は使用する走
査露光用光源の波長により任意に設定することができ
る。半導体レーザーを励起光源に用いた固体レーザーあ
るいは半導体レーザーと非線形光学結晶を組合わせて得
られるSHG光源では、レーザーの発振波長を半分にで
きるので、青色光、緑色光が得られる。従って、感光材
料の分光感度極大は通常の青、緑、赤の3つの波長領域
に持たせることが可能である。このような走査露光にお
ける露光時間は、画素密度を400dpiとした場合の画
素サイズを露光する時間として定義すると、好ましい露
光時間としては10-4秒以下、更に好ましくは10-6
以下である。
【0084】IV.カラ−ネガフィルム 本発明に用いられるカラーネガフィルムについてマスク
濃度の低減を始めとすDminの低減、階調の軟調化と
Dmaxの低減に関しては、その手段としてのカプラー
類の添加量の減量などについてすでに述べたので、その
他の本発明に用いるカラーネガフィルムについての補足
的な説明を行う。本発明のカラーネガフィルムは、一般
に市中で販売されている各メーカーからの凡用カラーネ
ガフィルムの階調、Dmax,Dmin変更タイプであ
る。
【0085】本発明のカラーネガフィルムの典型的な例
としては支持体上に、実質的に感色性は同じであるが感
光度の異なる複数のハロゲン化銀乳剤層から成る感光性
層を少なくとも1つ有するハロゲン化銀写真感光材料で
ある。該感光性層は青色光、緑色光、および赤色光の何
れかに感色性を有する単位感光性層であり、多層ハロゲ
ン化銀カラー写真感光材料においては、一般に単位感光
性層の配列が、支持体側から順に赤感色性層、緑感色性
層、青感色性層の順に設置される。しかし、目的に応じ
て上記設置順が逆であっても、また同一感色性層中に異
なる感光性層が挟まれたような設置順をもとり得る。上
記のハロゲン化銀感光性層の間および最上層、最下層に
は非感光性層を設けてもよい。これらには、後述のカプ
ラー、DIR化合物、混色防止剤等が含まれていてもよ
い。各単位感光性層を構成する複数のハロゲン化銀乳剤
層はDE1,121,470号あるいはGB923,0
45号に記載されているように、たとえば、高感度乳剤
層、低感度乳剤層の2層を、支持体に向かって順次感光
度が低くなる様に配列するのが好ましい。また、特開昭
57−112751号、同62−200350号、同6
2−206541号、62−206543号に記載され
ているように支持体より離れた側に低感度乳剤層、支持
体に近い側に高感度乳剤層を設置してもよい。
【0086】具体例として支持体から最も遠い側から、
低感度青感光性層(BL)/高感度青感光性層(BH)
/高感度緑感光性層(GH)/低感度緑感光性層(G
L)/高感度赤感光性層(RH)/低感度赤感光性層
(RL)の順、またはBH/BL/GL/GH/RH/
RLの順、またはBH/BL/GH/GL/RL/RH
の順等に設置することができる。また特公昭55−34
932号公報に記載されているように、支持体から最も
遠い側から青感光性層/GH/RH/GL/RLの順に
配列することもできる。また特開昭56−25738
号、同62−63936号に記載されているように、支
持体から最も遠い側から青感光性層/GL/RL/GH
/RHの順に配列することもできる。また特公昭49−
15495号に記載されているように上層を最も感光度
の高いハロゲン化銀乳剤層、中層をそれよりも低い感光
度のハロゲン化銀乳剤層、下層を中層よりも更に感光度
の低いハロゲン化銀乳剤層を配置し、支持体に向かって
感光度が順次低められた感光度の異なる3層から構成さ
れる配列が挙げられる。このような感光度の異なる3層
から構成される場合でも、特開昭59−202464号
に記載されているように、同一感色性層中において支持
体より離れた側から中感度乳剤層/高感度乳剤層/低感
度乳剤層の順に配置されてもよい。その他、高感度乳剤
層/低感度乳剤層/中感度乳剤層、あるいは低感度乳剤
層/中感度乳剤層/高感度乳剤層の順に配置されていて
もよい。また、4層以上の場合にも、上記の如く配列を
変えてよい。色再現性を改良するために、US4,66
3,271号、同4,705,744号、同4,70
7,436号、特開昭62−160448号、同63−
89850号の明細書に記載の、BL,GL,RLなど
の主感光層と分光感度分布が異なる重層効果のドナー層
(CL)を主感光層に隣接もしくは近接して配置するこ
とが好ましい。
【0087】本発明に用いられる好ましいハロゲン化銀
は約30モル%以下のヨウ化銀を含む、ヨウ臭化銀、ヨ
ウ塩化銀、もしくはヨウ塩臭化銀である。特に好ましい
のは約2モル%から約10モル%までのヨウ化銀を含む
ヨウ臭化銀もしくはヨウ塩臭化銀である。写真乳剤中の
ハロゲン化銀粒子は、立方体、八面体、十四面体のよう
な規則的な結晶を有するもの、球状、板状のような変則
的な結晶形を有するもの、双晶面などの結晶欠陥を有す
るもの、あるいはそれらの複合形でもよい。ハロゲン化
銀の粒径は、約0.2μm以下の微粒子でも投影面積直
径が約10μmに至るまでの大サイズ粒子でもよく、多
分散乳剤でも単分散乳剤でもよい。本発明に使用できる
ハロゲン化銀写真乳剤は例えばリサーチ・ディスクロー
ジャー(以下、RDと略す)No.17643(197
8年12月),22〜23頁,“I.乳剤製造(Emulsi
on preparation and types)”、および同No.187
16(1979年11月),648頁、同No.307
105(1989年ll月),863〜865頁、およ
びグラフキデ著「写真の物理と化学」、ポールモンテル
社刊(P.Glafkides, Chemie et Phisique Photographiq
ue, Paul Montel、1967)、ダフィン著「写真乳剤
化学」、フォーカルプレス社刊(G.F.Duffin, Photogra
phic Emulsion Chemistry, Focal Press,1966)、
ゼリグマンら著「写真乳剤の製造と塗布」フォーカルプ
レス社刊(V.L.Zelikman,et al., Making and Coating
Photographic Emulsion, Focal Press,1964)など
に記載された方法を用いて調製することができる。
【0088】US3,574,628号、同3,65
5,394号およびGB1,413,748号に記載さ
れた単分散乳剤も好ましい。また、アスペクト比が約3
以上であるような平板状粒子も本発明に使用できる。平
板状粒子はガトフ著、フォトグラフィック・サイエンス
・アンド・エンジニアリング(Gutoff, Photographic S
cience and Engineering)、第14巻248〜257頁
(1970年);US4,434,226号、同4,4
14,310号、同4,433,048号、同4,43
9,520号およびGB2,112,157号に記載の
方法により簡単に調製することができる。
【0089】ハロゲン化銀乳剤は通常、物理熟成、化学
熟成および分光増感を行ったものを使用する。このよう
な工程で使用される添加剤はRD No.17643、
同No.18716および同No.307105に記載
されており、その該当箇所を後掲の表にまとめた。本発
明の感光材料には感光性ハロゲン化銀乳剤の粒子サイ
ズ、粒子サイズ分布、ハロゲン組成、粒子の形状、感度
の少なくとも1つの特性の異なる2種類以上の乳剤を、
同一層中に混合して使用することができる。US4,0
82,553号に記載の粒子表面をかぶらせたハロゲン
化銀粒子、US4,626,498号、特開昭59−2
14852号に記載の粒子内部をかぶらせたハロゲン化
銀粒子、コロイド銀を目的に応じて感光性ハロゲン化銀
乳剤層および/または実質的に非感光性の親水性コロイ
ド層に適用することもできる。粒子内部または表面をか
ぶらせたハロゲン化銀粒子とは感光材料の未露光部およ
び露光部を問わず一様に(非像様に)現像が可能となる
ハロゲン化銀粒子のことをいい、その調製法はUS4,
626,498号、特開昭59−214852号に記載
されている。粒子内部がかぶらされたコア/シェル型ハ
ロゲン化銀粒子の内部核を形成するハロゲン化銀は、ハ
ロゲン組成が異なっていてもよい。粒子内部または表面
をかぶらせたハロゲン化銀としては塩化銀、塩臭化銀、
沃臭化銀、塩沃臭化銀のいずれをも用いることができ
る。これらのかぶらされたハロゲン化銀粒子の平均粒子
サイズとしては0.01〜0.75μm、特に0.05
〜0.6μmが好ましい。
【0090】本発明に係わるカラーネガフィルムは非感
光性微粒子ハロゲン化銀を使用することもできる。非感
光性微粒子ハロゲン化銀とは色素画像を得るための像様
露光時においては感光せずに、その現像処理において実
質的に現像されないハロゲン化銀微粒子であり、あらか
じめカブラされていないほうが好ましい。微粒子ハロゲ
ン化銀は、臭化銀の含有率が0〜100モル%であり、
必要に応じて塩化銀および/または沃化銀を含有しても
よい。好ましくは沃化銀を0.5〜10モル%含有する
ものである。微粒子ハロゲン化銀は平均粒径(投影面積
の円相当直径の平均値)が0.01〜0.5μmが好ま
しく、0.02〜0.2μmがより好ましい。微粒子ハ
ロゲン化銀は通常の感光性ハロゲン化銀と同様の方法で
調製できる。
【0091】本発明に係わるカラーネガフィルムに使用
できる写真用添加剤もRDに記載されており、下記の表
1に関連する記載箇所を示した。
【0092】
【表1】
【0093】本発明のカラーネガフィルムには種々の色
素形成カプラーを使用することができるが、以下のカプ
ラーが特に好ましい。 イエローカプラー:EP502,424Aの式(I),
(II)で表わされるカプラー;EP513,496Aの
式(1), (2)で表わされるカプラー(特に18頁のY
−28);EP568,037Aのクレーム1の式
(I)で表わされるカプラー;US5,066,576
のカラム1の45〜55行の一般式(I)で表わされる
カプラー;特開平4−274425の段落0008の一
般式(I)で表わされるカプラー;EP498,381
A1の40頁のクレーム1に記載のカプラー(特に18
頁のD−35);EP447,969A1の4頁の式
(Y)で表わされるカプラー(特にY−1(17頁),
Y−54(41頁));US4,476,219号のカ
ラム7の36〜58行の式(II)〜(IV)で表わされる
カプラー(特にII−17,19(カラム17),II−2
4(カラム19))。 マゼンタカプラー;特開平3−39737号(L−57
(11頁右下),L−68(12頁右下),L−77
(13頁右下);EP456,257号のA−4−63
(134頁),A−4−73,−75(139頁);E
P486,965号のM−4,−6(26頁),M−7
(27頁);EP571,959AのM−45(19
頁);特開平5−204106号の(M−1)(6頁);
特開平4−362631号の段落0237のM−22。
【0094】シアンカプラー:特開平4−204843
のCX−1,3,4,5,11,12,14,15(1
4〜16頁);特開平4−43345のC−7,10
(35頁),34,35(37頁), (I−1), (I−1
7)(42〜43頁);特開平6−67385の請求項
1の一般式(Ia)または(Ib)で表わされるカプラ
ー。 ポリマーカプラー:特開平2−44345のP−1,P
−5(11頁)。
【0095】発色色素が適度な拡散性を有するカプラー
としては、US4,366,237、GB2,125,
570、EP96,873B、DE3,234,533
に記載のものが好好ましい。発色色素の不要吸収を補正
するためのカプラーはEP456,257A1の5頁に
記載の式(CI), (CII), (CIII), (CIV)で表わさ
れるイエローカラードシアンカプラー(特に84頁のY
C−86)、該EPに記載のイエローカラードマゼンタ
カプラーExM−7(202頁)、EX−1(249
頁)、EX−7(251頁)、US4,833,069
に記載のマゼンタカラードシアンカプラーCC−9(カ
ラム8)、CC−13(カラム10)、US4,83
7,136の(2)(カラム8)、WO92/1157
5のクレーム1の式(A)で表わされる無色のマスキン
グカプラー(特に36〜45頁の例示化合物)が好まし
い。現像主薬酸化体と反応して写真的に有用な化合物残
基を放出する化合物(カプラーを含む)としては以下の
ものが挙げられる。
【0096】現像抑制剤放出化合物:EP378,23
6A1の11頁に記載の式(I), (II), (III), (IV)
で表わされる化合物(特にT−101(30頁),T−
104(31頁),T−113(36頁),T−131
(45頁),T−144(51頁),T−158(58
頁)),EP436,938A2の7頁に記載の式
(I)で表わされる化合物(特にD−49(51
頁))、EP568,037Aの式(1)で表わされる
化合物(特に(23)(11頁))、EP440,19
5A2の5〜6頁に記載の式(I), (II), (III)で表
わされる化合物(特に29頁のI−(1));
【0097】漂白促進剤放出化合物:EP310,12
5A2の5頁の式(I), (I′)で表わされる化合物
(特に61頁の(60), (61))及び特開平6−59
411の請求項1の式(I)で表わされる化合物(特に
(7)(7頁);リガンド放出化合物:US4,55
5,478のクレーム1に記載のLIG−Xで表わされ
る化合物(特にカラム12の21〜41行目の化合
物);ロイコ色素放出化合物:US4,749,641
のカラム3〜8の化合物1〜6;蛍光色素放出化合物:
US4,774,181のクレーム1のC0UP−DY
Eで表わされる化合物(特にカラム7−10の化合物1
−11);
【0098】現像促進剤又はカブラセ剤放出化合物:U
S4,656,123のカラム3の式(1)、(2)、
(3)で表わされる化合物(特にカラム25の(I−2
2))及びEP450,637A2の75頁36〜38
行目のExZK−2;離脱して初めて色素となる基を放
出する化合物:US4,857,447のクレーム1の
式(I)で表わされる化合物(特にカラム25〜36の
Y−1〜Y−19)。
【0099】カプラー以外の添加剤としては以下のもの
が好ましい。 油溶性有機化合物の分散媒:特開昭62−215272
のP−3,5,16,19,25,30,42,49,
54,55,66,81,85,86,93(140〜
144頁);油溶性有機化合物の含浸用ラテックス:U
S4,199,363に記載のラテックス;現像主薬酸
化体スカベンジャー:US4,978,606のカラム
2の54〜62行の式(I)で表わされる化合物(特に
I−,(1), (2), (6), (12)(カラム4〜5)、
US4,923,787のカラム2の5〜10行の式
(特に化合物1(カラム3);ステイン防止剤:EP2
98321Aの4頁30〜33行の式(I)〜(II
I),特にI−47,72,III−l,27(24〜48
頁);褪色防止剤:EP298321AのA−6,7,
20,21,23,24,25,26,30,37,4
0,42,48,63,90,92,94,164(6
9〜118頁),US5,122,444のカラム25
〜38のII−1〜III−23,特にIII−10,EP47
1347Aの8〜12頁のI−1〜III−4,特にII−
2,US5,139,931のカラム32〜40のA−
1〜48,特にA−39,42;
【0100】発色増強剤または混色防止剤の使用量を低
減させる素材:EP411324Aの5〜24頁のI−
1〜II−15,特にI−46;ホルマリンスカベンジャ
ー:EP477932Aの24〜29頁のSCV−1〜
28,特にSCV−8;硬膜剤:特開平1−21484
5の17頁のH−1,4,6,8,14,US4,61
8,573のカラム13〜23の式(VII)〜(XII)で
表わされる化合物(H−1〜54),特開平2−214
852の8頁右下の式(6)で表わされる化合物(H−
1〜76),特にH−14,US3,325,287の
クレーム1に記載の化合物;現像抑制剤プレカーサー:
特開昭62−168139のP−24,37,39(6
〜7頁);US5,019,492のクレーム1に記載
の化合物,特にカラム7の28,29;防腐剤、防黴
剤:US4,923,790のカラム3〜15のI−1
〜III−43,特にII−1,9,10,18,III−2
5;安定剤、かぶり防止剤:US4,923,793の
カラム6〜16のI−1〜(14),特にI−1,6
0,(2), (13),US4,952,483のカラム
25〜32の化合物1〜65,特に36:
【0101】化学増感剤:トリフェニルホスフィン セ
レニド,特開平5−40324の化合物50;染料:特
開平3−156450の15〜18頁のa−1〜b−2
0,特にa−1,12,18,27,35,36,b−
5,27〜29頁のV−1〜23,特にV−1,EP4
45627Aの33〜55頁のF−I−1〜F−II−4
3,特にF−I−11,F−II−8,EP457153
Aの17〜28頁のIII−1〜36,特にIII−1,3,
WO88/04794の8〜26のDye−1〜124
の微結晶分散体,EP319999Aの6〜11頁の化
合物1〜22,特に化合物l,EP519306Aの式
(1)ないし(3)で表わされる化合物D−1〜87
(3〜28頁),US4,268,622の式(I)で
表わされる化合物1〜22(カラム3〜10),US
4,923,788の式(I)で表わされる化合物
(1)〜(31)(カラム2〜9);
【0102】UV吸収剤:特開昭46−3335の式
(1)で表わされる化合物(18b)〜(18r),1
01〜427(6〜9頁),EP520938Aの式
(I)で表わされる化合物(3)〜(66)(10〜4
4頁)及び式(III)で表わされる化合物HBT−1〜
10(14頁),EP521823Aの式(1)で表わ
される化合物(1)〜(31)(カラム2−9)。
【0103】本発明のカラーネガフイルムは、また、特
公平2−32615、実公平3−39784に記載され
ているレンズ付きフィルムユニット用であってもよい。
本発明に使用できる適当な支持体は、例えば前述のR
D.No.17643の28頁、同No.18716の
647頁右欄から648頁左欄、および同No.307
105の879頁に記載されているが、ポリエステル支
持体を用いるのが好ましい。
【0104】本発明に使用されるカラーネガフィルム
は、磁気記録層を有する場合が好ましい。本発明に用い
られる磁気記録層について説明する。本発明に用いられ
る磁気記録層とは、磁性体粒子をバインダー中に分散し
た水性もしくは有機溶媒系塗布液を支持体上に塗設した
ものである。本発明で用いられる磁性体粒子は、γFe
23などの強磁性酸化鉄、Co被着γFe23、Co被
着マグネタイト、Co含有マグネタイト、強磁性二酸化
クロム、強磁性金属、強磁性合金、六方晶系のBaフェ
ライト、Srフェライト、Pbフェライト、Caフェラ
イトなどを使用できる。Co被着γFe23などのCo
被着強磁性酸化鉄が好ましい。形状としては針状、米粒
状、球状、立方体状、板状等いずれでもよい。比表面積
ではSBETで20m2/g以上が好ましく、30m2/g以上が
特に好ましい。強磁性体の飽和磁化(σs)は、好まし
くは3.0×104〜3.0×105A/mであり、特に
好ましくは4.0×104〜2.5×105A/mであ
る。強磁性体粒子を、シリカおよび/またはアルミナや
有機素材による表面処理を施してもよい。さらに、磁性
体粒子は特開平6−161032に記載された如くその
表面にシランカップリング剤又はチタンカップリング剤
で処理されてもよい。又特開平4−259911、同5
−81652号に記載の表面に無機、有機物を被覆した
磁性体粒子も使用できる。
【0105】磁性体粒子に用いられるバインダーは、特
開平4−219569に記載の熱可塑性樹脂、熱硬化性
樹脂、放射線硬化性樹脂、反応型樹脂、酸、アルカリ又
は生分解性ポリマー、天然物重合体(セルロース誘導
体、糖誘導体など)およびそれらの混合物を使用するこ
とができる。上記の樹脂のTgは−40℃〜300℃、
重量平均分子量は0.2万〜100万である。例えばビ
ニル系共重合体、セルロースジアセテート、セルロース
トリアセテート、セルロースアセテートプロピオネー
ト、セルロースアセテートブチレート、セルローストリ
プロピオネートなどのセルロース誘導体、アクリル樹
脂、ポリビニルアセタール樹脂を挙げることができ、ゼ
ラチンも好ましい。特にセルロースジ(トリ)アセテー
トが好ましい。バインダーは、エポキシ系、アジリジン
系、イソシアネート系の架橋剤を添加して硬化処理する
ことができる。イソシアネート系の架橋剤としてはトリ
レンジイソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジ
イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、キ
シリレンジイソシアネート、などのイソシアネート類、
これらのイソシアネート類とポリアルコールとの反応生
成物(例えば、トリレンジイソシアナート3molとトリ
メチロールプロパン1molの反応生成物)、及びこれら
のイソシアネート類の縮合により生成したポリイソシア
ネートなどがあげられ、例えば特開平6−59357に
記載されている。
【0106】磁気記録層に、潤滑性向上、カール調節、
帯電防止、接着防止、ヘッド研磨などの機能を合せ持た
せてもよいし、別の機能性層を設けて、これらの機能を
付与させてもよく、粒子の少なくとも1種以上がモース
硬度が5以上の非球形無機粒子の研磨剤が好ましい。非
球形無機粒子の組成としては酸化アルミニウム、酸化ク
ロム、二酸化珪素、二酸化チタン等の酸化物、炭化珪
素、炭化チタン等の炭化物、ダイアモンド等の微粉末が
好ましい。これらの研磨剤はその表面をシランカップリ
ング剤又はチタンカップリング剤で処理されてもよい。
これらの粒子は磁気記録層に添加してもよく、また磁気
記録層上にオーバーコート(例えば保護層、潤滑剤層な
ど)しても良い。この時使用するバインダーは前述のも
のが使用でき、好ましくは磁気記録層のバインダーと同
じものがよい。磁気記録層を有する感材についてはUS
5,336,589、同5,250,404、同5,2
29,259、同5,215,874、EP466,1
30に記載されている。
【0107】本発明に用いられるポリエステル支持体に
ついて記すが、後述する感材、処理、カートリッジ及び
実施例なども含め詳細については公開技報、公技番号9
4−6023(発明協会;1994.3.15.)に記
載されている。本発明に用いられるポリエステルはジオ
ールと芳香族ジカルボン酸を必須成分として形成され、
芳香族ジカルボン酸として2,6−、1,5−、1,4
−、及び2,7−ナフタレンジカルボン酸、テレフタル
酸、イソフタル酸、フタル酸、ジオールとしてジエチレ
ングリコール、トリエチレングリコール、シクロヘキサ
ンジメタノール、ビスフェノールA、ビスフェノールが
挙げられる。この重合ポリマーとしてはポリエチレンテ
レフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリシクロ
ヘキサンジメタノールテレフタレート等のホモポリマー
を挙げることができる。特に好ましいのは2,6−ナフ
タレンジカルボン酸を50モル%〜100モル%含むポ
リエステルである。中でも特に好ましいのはポリエチレ
ン 2,6−ナフタレートである。平均分子量の範囲は
約5,000ないし200,000である。本発明のポ
リエステルのTgは50℃以上であり、さらに90℃以
上が好ましい。
【0108】また本発明においては帯電防止剤が好まし
く用いられる。それらの帯電防止剤としては、カルボン
酸及びカルボン酸塩、スルホン酸塩を含む高分子、カチ
オン性高分子、イオン性界面活性剤化合物を挙げること
ができる。帯電防止剤として最も好ましいものはZn
O、TiO2、SnO2、Al23、In23、Si
2、MgO、BaO、MoO3、V25の中から選ばれ
た少くとも1種の体積抵抗率が107Ω・cm以下、より
好ましくは105Ω・cm以下である粒子サイズ0.00
1〜1.0μm結晶性の金属酸化物あるいはこれらの複
合酸化物(Sb,P,B,In,S,Si,Cなど)の
微粒子、更にはゾル状の金属酸化物あるいはこれらの複
合酸化物の微粒子である。感材への含有量としては5〜
500mg/m2が好ましく特に好ましくは10〜350mg/
m2である。導電性の結晶性酸化物又はその複合酸化物と
バインダーの量の比は1/300〜100/1が好まし
く、より好ましくは1/100〜100/5である。
【0109】本発明の感材には滑り性があることが好ま
しい。滑り剤含有層は感光層面、バック面ともに設ける
ことが好ましい。好ましい滑り性としては動摩擦係数で
0.25以下0.01以上である。この時の測定は直径
5mmのステンレス球に対し、60cm/分で搬送した時の
値で表す(25℃、60%RH)。この評価において相
手材をバック面から感光層面に置き換えてもほぼ同レベ
ルの値となる。本発明に使用可能な滑り剤としてはポリ
オルガノシロキサン、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸金
属塩、高級脂肪酸と高級アルコールのエステル等であ
り、その添加層としては、乳剤層の最外層やバック層が
好ましい。
【0110】V.本発明の現像処理の補足説明 本発明のこれまでの説明は、標準現像処理はCN16
系、C41系などの国際的凡用、共通処理を前提にして
きたが、本発明の画像形成方法が適用できる現像処理
は、必ずしもこの国際共通処理に限定されない。以下、
本発明が適用されるカラー現像処理について補足する。
【0111】本発明のカラーネガフィルムの現像処理に
使用されるカラー現像タンク液やカラー現像補充液は、
芳香族第一級アミン系発色現像主薬を主成分とするアル
カリ性水溶液である。この発色現像主薬としては、アミ
ノフェノール系化合物も有用であるが、p−フェニレン
ジアミン系化合物が好ましく使用され、その代表例とし
ては3−メチル−4−アミノ−N,Nジエチルアニリ
ン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−N−β−ヒ
ドロキシエチルアニリン、3−メチル−4−アミノ−N
−エチル−N−β−メタンスルホンアミドエチルアニリ
ン、3−メチル−4−アミノ−N−エチル−β−メトキ
シエチルアニリン、4−アミノ−3−メチル−N−メチ
ル−N−(3−ヒドロキシプロピル)アニリン、4−ア
ミノ−3−メチル−N−エチル−N−(3−ヒドロキシ
プロピル)アニリン、4−アミノ−3−メチル−N−エ
チル−N−(2−ヒドロキシプロピル)アニリン、4−
アミノ−3−エチル−N−エチル−N−(3−ヒドロキ
シプロピル)アニリン、4−アミノ−3−メチル−N−
プロピル−N−(3−ヒドロキシプロピル)アニリン、
4−アミノ−3−プロピル−N−メチル−N−(3−ヒ
ドロキシプロピル)アニリン、4−アミノ−3−メチル
−N−メチル−N−(4−ヒドロキシブチル)アニリ
ン、4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−(4−
ヒドロキシブチル)アニリン、4−アミノ−3−メチル
−N−プロピル−N−(4−ヒドロキシブチル)アニリ
ン、4−アミノ−3−エチル−N−エチル−N−(3−
ヒドロキシ−2−メチルプロピル)アニリン、4−アミ
ノ−3−メチル−N,N−ビス(4−ヒドロキシブチ
ル)アニリン、4−アミノ−3−メチル−N,N−ビス
(5−ヒドロキシペンチル)アニリン、4−アミノ−3
−メチル−N−(5−ヒドロキシペンチル)−N−(4
−ヒドロキシブチル)アニリン、4−アミノ−3−メト
キシ−N−エチル−N−(4−ヒドロキシブチル)アニ
リン、4−アミノ−3−エトキシ−N,N−ビス(5−
ヒドロキシペンチル)アニリン、4−アミノ−3−プロ
ピル−N−(4−ヒドロキシブチル)アニリン、及びこ
れらの硫酸塩、塩酸塩もしくはp−トルエンスルホン酸
塩などが挙げられる。これらの中で、特に、3−メチル
−4−アミノ−N−エチル−N−β−ヒドロキシエチル
アニリン、4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−
(3−ヒドロキシプロピル)アニリン、4−アミノ−3
−メチル−N−エチル−N−(4−ヒドロキシブチル)
アニリン、及びこれらの塩酸塩、p−トルエンスルホン
酸塩もしくは硫酸塩が好ましい。これらの化合物は目的
に応じ2種以上併用することもできる。
【0112】芳香族第一級アミン現像主薬の使用量はカ
ラ−現像液1リットル当たり好ましくは0.0002モ
ル〜0.2モル、さらに好ましくは0.001モル〜
0.1モルである。
【0113】カラ−現像液(発色現像液)は、アルカリ
金属の炭酸塩、ホウ酸塩もしくはリン酸塩、5−スルフ
ォサリチル酸塩のようなpH緩衝剤、塩化物塩、臭化物
塩、沃化物塩、ベンズイミダゾ−ル類、ベンゾチアゾ−
ル類もしくはメルカプト化合物のような現像抑制剤また
はカブリ防止剤などを含むのが一般的である。また必要
に応じて、ヒドロキシルアミン、ジエチルヒドロキシル
アミンの他、特開平3−144446号の一般式(I)
で表されるヒドロキシルアミン類、亜硫酸塩、N,N−
ビスカルボキシメチルヒドラジンの如きヒドラジン類、
フェニルセミカルバジド類、トリエタノ−ルアミン、カ
テコールスルホン酸類の如き各種保恒剤、エチレングリ
コール、ジエチレングリコールのような有機溶剤、ベン
ジルアルコール、ポリエチレングリコール、四級アンモ
ニウム塩、アミン類のような現像促進剤、色素形成カプ
ラー、競争カプラー、1−フェニル−3−ピラゾリドン
のような補助現像主薬、粘性付与剤、アミノポリカルボ
ン酸、アミノポリホスホン酸、アルキルホスホン酸、ホ
スホノカルボン酸に代表されるような各種キレ−ト剤、
例えば、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三酢酸、ジ
エチレントリアミン五酢酸、シクロヘキサンジアミン四
酢酸、ヒドロキシエチルイミノジ酢酸、1−ヒドロキシ
エチリデン−1,1−ジホスホン酸、ニトリロ−N,
N,N−トリメチレンホスホン酸、エチレンジアミン−
N,N,N,N−テトラメチレンホスホン酸、エチレン
ジアミン−ジ(o−ヒドロキシフェニル酢酸)及びそれ
らの塩等に代表される各種配合材を含むことができる。
【0114】上記のうち、保恒剤としては無置換ヒドロ
キシルアミンや置換ヒドロキシルアミンが最も好まし
く、中でもジエチルヒドロキシルアミン、モノメチルヒ
ドロキシルアミン或いはスルホ基やカルボキシ基、水酸
基などの水溶性基で置換されたアルキル基を置換基とし
て有するものが好ましい。最も好ましい例としては、
N,N−ビス(2−スルホエチル)ヒドロキシルアミン
及びそのアルカリ金属塩である。
【0115】また、キレ−ト剤としては生分解性を有す
る化合物が好ましい。この例としては、特開昭63−1
46998号、同63−199295号、同63−26
7750号、同63−267751号、特開平2−22
9146号、同3−186841号、独国特許第3,7
39,610号、欧州特許第468,325号等に記載
のキレ−ト剤を挙げることができる。
【0116】発色現像液の補充タンクの処理液は高沸点
有機溶剤などの液剤でシールドし、空気との接触面積を
減少させることが好ましい。この液体シールド剤として
は流動パラフィンが最も好ましい。
【0117】発色現像液での処理温度は20〜55℃、
好ましくは30〜55℃である。処理時間は30秒〜4
分、好ましくは45秒〜3分20秒である。最も好まし
くは60秒〜3分15秒の範囲である。
【0118】この処埋方法において、感光材料は、カラ
−現像の後、脱銀処理される。以下、脱銀工程について
詳細を説明する。
【0119】脱銀工程においては、漂白工程、漂白定着
工程、定着工程を有することが一般的であり、冬種工程
が存在する。具体的な工程を以下に示すが、これらに限
定されるものではない。
【0120】 (工程1) 漂白定着 (工程2) 漂白−漂白定着 (工程3) 漂白−漂白定着−定着 (工程4) 定着−漂白定着 (工程5) 漂白−定着 上記記載の各処理浴は、必要に応じて2浴以上に分割さ
れてもよく、カスケード法にて補充されても良い。
【0121】漂白能を有する処理液に用いられる漂白剤
としては、アミノポリカルボン酸鉄(III)錯体、過硫
酸塩、臭素酸塩、過酸化水素、及び赤血塩等が用いられ
るが、アミノポリカルボン酸鉄(III)錯体を最も好ま
しく用いることができる。
【0122】この処理方法で使用される第二鉄錯塩は、
予め錯形成された鉄錯塩として添加して溶解してもよ
く、また、錯形成化合物と第二鉄塩(例えば、硫酸第二
鉄、塩化第二鉄、臭化第二鉄、硝酸鉄(III)、硫酸鉄
(III)アンモニウムなど)とを共存させて漂白能を有
する液中で錯塩を形成させてもよい。
【0123】錯形成化合物は、第二鉄イオンとの錯形成
に必要とする量よりもやや過剰にしてもよく、過剰に添
加するときには通常0.01〜10%の範囲で過剰にす
ることが好ましい。
【0124】なお、漂白能を有する液中の第二鉄錯塩を
形成する化合物としては、エチレンジアミン四酢酸(E
DTA)、1,3−プロパンジアミン四酢酸(1,3−
PDTA)、ジエチレントリアミン五酢酸、1,2−シ
クロヘキサンジアミン四酢酸、イミノ二酢酸、メチルイ
ミノ二酢酸、N−(2−アセトアミド)イミノ二酢酸、
ニトリロ三酢酸、N−(2−カルボキシエチル)イミノ
二酢酸、N−(2−カルボキシメチル)イミノジプロピ
オン酸、β−アラニンジ酢酸、α−メチル−ニトリロ三
酢酸、1,4−ジアミノブタン四酢酸、グリコールエー
テルジアミン四酢酸、N−(2−カルボキシフェニル)
イミノジ酢酸、エチレンジアミン−N−(2−カルボキ
シフェニル)−N,N′、N′−三酢酸、エチレンジア
ミン−N,N′−ジコハク酸、1,3−ジアミノプロパ
ン−N,N′−ジコハク酸、エチレンジアミン−N,
N′−ジマロン酸、1,3−ジアミノプロパン−N,
N′−ジマロン酸等が挙げられるが、特にこれらに限定
されるものではない。
【0125】漂白能を有する処理液における第二鉄錯塩
の濃度としては、0.005〜1.0モル/リットルの
範囲が適当であり、0.01〜0.50モル/リットル
の範囲が好ましく、より好ましくは、0.02〜0.3
0モル/リットルの範囲である。
【0126】また漂白能を有する処理液の補充液中の第
2鉄錯塩の濃度としては、好ましくは、0.005〜2
モル/リットル、より好ましくは0.01〜1.0モル
/リットルである。
【0127】漂白能を有する浴またはこれらの前浴に
は、漂白促進剤として種々の化合物を用いることができ
る。例えば、米国特許第3,893,858号明細書、
ドイツ特許第1,290,812号明細書、特開昭53
−95630号公報、リサーチディスクロージャー第1
7129号(1978年7月号)に記載のメルカプト基
またはジスルフィド結合を有する化合物や、特公昭45
−8506号、特開昭52−20832号、同53−3
2735号、米国特許3,706,561号等に記載の
チオ尿素系化合物、あるいは沃素、臭素イオン等のハロ
ゲン化物が漂白能に優れる点で好ましい。
【0128】その他、漂白能を有する浴には、臭化物
(例えば、臭化カリウム、臭化ナトリウム、臭化アンモ
ニウム)、又は塩化物(例えば、塩化カリウム、塩化ナ
トリウム、塩化アンモニウム)、又は沃化物(例えば、
沃化アンモニウム)等の再ハロゲン化剤を含むことがで
きる。必要に応じ棚砂、メタホウ酸ナトリウム、酢酸、
酢酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、亜燐
酸、燐酸、燐酸ナトリウム、クエン酸、クエン酸ナトリ
ウム、酒石酸、マロン酸、コハク酸、グルタール酸など
のpH緩衝能を有する1種類以上の無機酸、有機酸およ
びこれらのアルカリ金属またはアンモニウム塩、又は、
硝酸アンモニウム、グアニジンなどの腐蝕防止剤などを
添加することができる。
【0129】また漂白能を有する浴には、その他各種の
蛍光増白剤や消泡剤あるいは界面活性剤、ポリビニルピ
ロリドン、メタノール等の有機溶媒を含有させることが
できる。
【0130】漂白定着液中や定着液中の定着剤成分は、
チオ硫酸塩を用いる場合が好ましい。チオ硫酸塩はチオ
硫酸ナトリウム、チオ硫酸カリウム、チオ硫酸アンモニ
ウム等を挙げることができる。その他公知の定着剤、チ
オシアン酸ナトリウム、チオシアン酸アンモニウムなど
のチオシアン酸塩;エチレンビスチオグリコール酸、
3,6−ジチア−1,8−オクタンジオールなどのチオ
エーテル化合物、メソイオン化合物、およびチオ尿素類
などの水溶性のハロゲン化銀溶解剤も使用することもで
きる。本発明においては、チオ硫酸塩、特にチオ硫酸ア
ンモニウム塩、チオ硫酸カリウム塩及びチオ硫酸ナトリ
ウム塩の使用が好ましい。1リットルあたりの定着剤の
総量は、0.3〜3.0モルが好ましく、更に好ましく
は0.5〜2.0モルの範囲である。
【0131】漂白定着液や定着液には保恒剤として、亜
硫酸塩(或いは重亜硫酸塩やメタ重亜硫酸塩類)を含有
するのが望ましいが、とりわけ0.03〜0.5モル/
リットル、更に好ましくは0.05〜0.3モル/リッ
トル含有することが好ましい。
【0132】漂白定着液や定着液は、保恒剤として前述
した亜硫酸塩(例えば、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリ
ウム、亜硫酸アンモニウム)、重亜硫酸塩(例えば、重
亜硫酸アンモニウム、重亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸カ
リウム)、メタ重亜硫酸塩(例えば、メタ重亜硫酸カリ
ウム、メタ重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸アンモニ
ウム)等の亜硫酸イオン放出化合物を含有する以外に、
アルデヒド類(ベンズアルデヒド、アセトアルデヒド
等)、ケトン類(アセトン等)、アスコルビン酸類、ヒ
ドロキシルアミン類、ベンゼンスルフィン酸類、アルキ
ルスルフィン酸類等を必要に応じて添加することができ
る。特に、ベンゼンスルフィン酸、p−メチルベンゼン
スルフィン酸、p−アミノベンゼンスルフィン酸等の使
用も好ましい。好ましい添加量は0.005モル〜0.
3モル/リットル程度である。
【0133】さらに、漂白液、漂白定着液、定着液に
は、緩衝剤、蛍光増白剤、キレート剤、消泡剤、防カビ
剤等を必要に応じて添加しても良い。
【0134】漂白液、漂白定着液、定着液において、好
ましいpH領域は、4〜8であり、更には4.5〜6.
5が好ましい。
【0135】漂白液、漂白定着液、定着液への補充量は
感光材料1m2当たり、50〜2000ミリリットルで
ある。また、後浴である水洗水や安定浴のオーバーフロ
ー液を、必要に応じて補充しても良い。
【0136】漂白液、漂白定着液、定着液の処理温度は
20〜50℃であり、好ましくは30〜45℃である。
各工程の処理時間は10秒〜3分、好ましくは20秒〜
2分である。本発明においては、脱銀工程と水洗(安定
化)工程の和が30秒〜3分30秒程度の迅速処理にお
いて、顕著な効果を発揮する。
【0137】漂白能を有する処理液は、処理に際し、エ
アレーションを実施することが写真性能をきわめて安定
に保持するため特に好ましい。エアレーションには当業
界で公知の手段が使用でき、漂白能を有する処理液中へ
の、空気の吹き込みやエゼクターを利用した空気の吸収
などが実施できる。
【0138】エアレーションは直接処理タンク内で実施
してもよいが、コンタミ防止のために、ストックタンク
内でエアレーションを実施するのが好ましい態様であ
る。
【0139】空気の吹き込みに際しては、微細なポアを
有する散気管を通じて、液中に空気を放出させることが
好ましい。このような散気管は、活性汚泥処理における
曝気槽等に、広く使用されている。エアレーションに関
しては、イーストマン・コダック社発行のZ−121、
ユージング・プロセス・C−41第3版(1982
年)、BL−1〜BL−2頁に記載の事項を利用でき
る。本発明の漂白能を有する処理液を用いた処理におい
ては、攪拌が強化されていることが好ましく、その実施
には特開平3−33847号公報の第8頁、右上欄、第
6行〜左下欄、第2行に記載の内容が、そのまま利用で
きる。
【0140】本発明の現像処理装置において、エアレー
ションを行う場合には、循環系やストックタンク等で行
うことが好ましい。
【0141】感光材料は、脱銀処理後、水洗及び/又は
安定工程を経るのが一般的である。水洗及び/又は安定
工程においては、処理済感光材料の残存チオ硫酸濃度が
30〜1500マイクロモル/m2になるように調整す
ることが必要である。
【0142】具体的には、最終浴のチオ硫酸塩の濃度
が、0.001〜0.04モル/リットル程度になるよ
うに調整するのが望ましい。即ち、最終浴に上記濃度を
添加しても良いし、定着成分としてチオ硫酸塩を使用し
ている場合には、後続する水洗や安定工程の補充量を低
減して、最終浴が上記濃度になるように調製すること
も、望ましい態様である。
【0143】具体的な補充量は、定着工程のチオ硫酸塩
の濃度、水洗工程や安定工程の浴数等により異なるが、
大略、感光材料1m2あたり、100〜1000ミリリ
ットル、好ましくは130〜700ミリリットル程度で
ある。
【0144】また、水洗工程での水洗水量においては、
多段向流方式における水洗タンク数と水量の関係は、Jo
urnal of the Society of Motion Picture and Televis
ionEngineers 第64巻、P.248〜253(195
5年5月号)に記載の方法で、求めることができる。前
記文献に記載の多段向流方式によれば、水洗水量を大幅
に減少し得るが、タンク内における水の滞留時間の増加
により、バクテリアが繁殖し、生成した浮遊物が感光材
料に付着する等の問題が生じる。
【0145】カラー感光材料の処理において、このよう
な問題の解決策として、特開昭62−288,838号
に記載のカルシウムイオン、マグネシウムイオンを低減
させる方法を極めて有効に用いることができる。また、
特開昭57−8,542号に記載のイソチアゾロン化合
物やサイアベンダゾール類、塩素化イソシアヌール酸ナ
トリウム等の塩素系殺菌剤、その他ベンゾトリアゾール
等、堀口博著「防菌防黴剤の化学」(1986年)三共
出版、衛生技術会編「微生物の滅菌、殺菌、防黴技術」
(1982年)工業技術会、日本防菌防黴学会編「防菌
防黴剤事典」(1986年)に記載の殺菌剤を用いるこ
ともできる。
【0146】感光材料の処理における最終浴のpHは、
いかなる値にも設定できるが、好ましくは3.5〜8、
更に好ましくは4〜7である。上記pHは、処理済感光
材料の膜pHに反映するように設定するのが好ましく、
その目的で各種緩衝剤を用いることもできる。具体的に
は、酢酸、マロン酸、コハク酸、リンゴ酸、マレイン
酸、フタール酸等を挙げることができる。
【0147】また、水洗水温、水洗時間も、感光材料の
特性、用途等で種々設定し得るが、一般には、20〜4
5℃で20秒〜5分、好ましくは25〜40℃で30秒
〜3分の範囲が選択される。特に本発明においては、前
の脱銀工程と、本水洗(又は安定化)工程の処理時間の
和が、30秒〜3分30秒、より好ましくは60秒〜2
分30秒において顕著な効果を発揮する。更に、本発明
の感光材料は、上記水洗に代わり、直接安定液によって
処理することもできる。このような安定化処理において
は、特開昭57−8543号、同58−14834号、
同60−220345号に記載の公知の方法はすべて用
いることができる。
【0148】また、安定液には色素画像を安定化させる
化合物、例えば、ホルマリン、m−ヒドロキシベンズア
ルデヒド等のベンズアルデヒド類、ホルムアルデヒド重
亜硫酸付加物、ヘキサメチレンテトラミン及びその誘導
体、ヘキサヒドロトリアジン及びその誘導体、ジメチロ
ール尿素、N−メチロールピラゾールなどのN−メチロ
ール化合物、有機酸やpH緩衝剤等が含まれる。これら
の化合物の好ましい添加量は安定液1リットルあたり
0.001〜0.02モルであるが、安定液中の遊離ホ
ルムアルデヒド濃度は低い方がホルムアルデヒドガスの
飛散が少なくなるため好ましい。このような点から色素
画像安定化剤としては、m−ヒドロキシベンズアルデヒ
ド、へキサメチレンテトラミン、N−メチロールピラゾ
ールなどの特開平4−270344号記載のN−メチロ
ールアゾール類、N,N′−ビス(1,2,4−トリア
ゾール−1−イルメチル)ピペラジン等の特開平4−3
13753号記載のアゾリルメチルアミン類が好まし
い。特に特開平4−359249号(対応、欧州特許公
開第519190A2号)に記載の1,2,4−トリア
ゾールの如きアゾール類と、1,4−ビス(1,2,4
−トリアゾール−1−イルメチル)ピペラジンの如きア
ゾリルメチルアミン及びその誘導体の併用が、画像安定
性が高く、旦つホルムアルデヒド蒸気圧が少なく好まし
い。また、その他必要に応じて塩化アンモニウムや亜硫
酸アンモニウム等のアンモニウム化合物、Bi、Alな
どの金属化合物、蛍光増白剤、硬膜剤、米国特許4,7
86,583号に記載のアルカノールアミンや、前記の
定着液や漂白定着液に含有することができる保恒剤、例
えば、特開平1−31051号公報に記載のスルフィン
酸化合物を含有させることも好ましい。
【0149】水洗水及び/又は安定液には処理後の感光
材料の乾燥時の水滴ムラを防止するため、種々の界面活
性剤を含有することができる。中でもノニオン性界面活
性剤を用いるのが好ましく、特にアルキルフェノールエ
チレンオキサイド付加物が好ましい。アルキルフェノー
ルとしては特にオクチル、ノニル、ドデシル、ジノニル
フェノールが好ましく、またエチレンオキサイドの付加
モル数としては特に8〜14が好ましい。さらに消泡効
果の高いシリコン系界面活性剤を用いることも好まし
い。
【0150】水洗水及び/又は安定液中には、各種キレ
ート剤を含有させることが好ましい。好ましいキレート
剤としては、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリ
アミン五酢酸などのアミノポリカルボン酸や1−ヒドロ
キシエチリデン−1,1−ジホスホン酸、N,N,N′
−トリメチレンホスホン酸、ジエチレントリアミン−
N,N,N′,N′−テトラメチレンホスホン酸などの
有機ホスホン酸、あるいは、欧州特許345,172A
1号に記載の無水マレイン酸ポリマーの加水分解物など
を挙げることができる。
【0151】
【実施例】以下に本発明を実施例により説明する。 実施例−1
【0152】1.カラーネガフィルム 下塗りを施した三酢酸セルロースフィルム支持体上に、
下記に示すような組成の各層を重層塗布し、撮影用ネガ
型多層カラー感光材料を作製した。 (感光層組成)各層に使用する素材の主なものは下記の
ように分類されている; ExC:シアンカプラー UV :紫外線吸収剤 ExM:マゼンタカプラー HBS:高沸点有機溶剤 ExY:イエローカプラー H :ゼラチン硬化剤 ExS:増感色素 各成分に対応する数字し、g/m2単位で表した塗布量を示
し、ハロゲン化銀については、銀換算の塗布量を示す。
ただし増感色素については、同一層のハロゲン化銀1モ
ルに対する塗布量をモル単位で示す。
【0153】〔比較試料101〕この試料は、市販され
て世界各地の現像所で現像される凡用のカラーネガフィ
ルムと実質的に同じタイプのカラーネガフィルムで、し
たがってマスク濃度(Dmin)も階調も凡用フィルム
と同等である。 第1層(ハレーション防止層) 黒色コロイド銀 銀 0.09 ゼラチン 1.60 ExM−1 0.12 ExF−1 2.0×10-3 固体分散染料ExF−2 0.030 固体分散染料ExF−3 0.040 HBS−1 0.15 HBS−2 0.02
【0154】 第2層(中間層) 沃臭化銀乳剤M 銀 0.065 ExC−2 0.04 ポリエチルアクリレートラテックス 0.20 ゼラチン 1.04
【0155】 第3層(低感度赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤A 銀 0.25 沃臭化銀乳剤B 銀 0.25 ExS−1 6.9×10-5 ExS−2 1.8×10-5 ExS−3 3.1×10-4 ExC−1 0.17 ExC−3 0.030 ExC−4 0.10 ExC−5 0.020 ExC−6 0.010 Cpd−2 0.025 HBS−1 0.10 ゼラチン 0.87
【0156】 第4層(中感度赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤C 銀 0.70 ExS−1 3.5×10-4 ExS−2 1.6×10-5 ExS−3 5.1×10-4 ExC−1 0.13 ExC−2 0.060 ExC−3 0.0070 ExC−4 0.090 ExC−5 0.015 ExC−6 0.0070 Cpd−2 0.023 HBS−1 0.10 ゼラチン 0.75
【0157】 第5層(高感度赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤D 銀 1.40 ExS−1 2.4×10-4 ExS−2 1.0×10-4 ExS−3 3.4×10-4 ExC−1 0.10 ExC−3 0.045 ExC−6 0.020 ExC−7 0.010 Cpd−2 0.050 HBS−1 0.22 HBS−2 0.050 ゼラチン 1.10
【0158】 第6層(中間層) Cpd−1 0.090 固体分散染料ExF−4 0.030 HBS−1 0.050 ポリエチルアクリレートラテックス 0.15 ゼラチン 1.10
【0159】 第7層(低感度緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤E 銀 0.15 沃臭化銀乳剤F 銀 0.10 沃臭化銀乳剤G 銀 0.10 ExS−4 3.0×10-5 ExS−5 2.1×10-4 ExS−6 8.0×10-4 ExM−2 0.33 ExM−3 0.086 ExY−1 0.015 HBS−1 0.30 HBS−3 0.010 ゼラチン 0.73
【0160】 第8層(中感度緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤H 銀 0.80 ExS−4 3.2×10-5 ExS−5 2.2×10-4 ExS−6 8.4×10-4 ExC−8 0.010 ExM−2 0.10 ExM−3 0.025 ExY−1 0.018 ExY−4 0.010 ExY−5 0.040 HBS−1 0.13 HBS−3 4.0×10-3 ゼラチン 0.80
【0161】 第9層(高感度緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤I 銀 1.25 ExS−4 3.7×10-5 ExS−5 8.1×10-5 ExS−6 3.2×10-4 ExC−1 0.10 ExM−1 0.020 ExM−4 0.025 ExM−5 0.040 Cpd−3 0.040 HBS−1 0.25 ポリエチルアクリレートラテックス 0.15 ゼラチン 1.33
【0162】 第10層(イエローフィルター層) 黄色コロイド銀 銀 0.015 Cpd−1 0.16 固体分散染料ExF−5 0.060 固体分散染料ExF−6 0.060 油溶性染料ExF−7 0.010 HBS−1 0.60 ゼラチン 0.60
【0163】 第11層(低感度青感乳剤層) 沃臭化銀乳剤J 銀 0.09 沃臭化銀乳剤K 銀 0.09 ExS−7 8.6×10-4 ExC−8 7.0×10-3 ExY−1 0.050 ExY−2 0.22 ExY−3 0.50 ExY−4 0.020 Cpd−2 0.10 Cpd−3 4.0×10-3 HBS−1 0.28 ゼラチン 1.20
【0164】 第12層(高感度青感乳剤層) 沃臭化銀乳剤L 銀 1.00 ExS−7 4.0×10-4 ExY−2 0.10 ExY−3 0.10 ExY−4 0.010 Cpd−2 0.10 Cpd−3 1.0×10-3 HBS−1 0.070 ゼラチン 0.70
【0165】 第13層(第1保護層) UV−1 0.19 UV−2 0.075 UV−3 0.065 HBS−1 5.0×10-2 HBS−4 5.0×10-2 ゼラチン 1.8
【0166】 第14層(第2保護層) 沃臭化銀乳剤M 銀 0.10 H−1 0.40 B−1(直径1.7μm) 5.0×10-2 B−2(直径1.7μm) 0.15 B−3 0.05 S−1 0.20 ゼラチン 0.70
【0167】更に、各層に適宜、保存性、処理性、圧力
耐性、防黴・防菌性、帯電防止性及び塗布性をよくする
ためにW−1ないしW−3、B−4ないしB−6、F−
1ないしF−17及び、鉄塩、鉛塩、金塩、白金塩、パ
ラジウム塩、イリジウム塩、ロジウム塩が含有されてい
る。
【0168】
【表2】
【0169】表2において、 (1)乳剤J〜Lは特開平2−191938号の実施例
に従い、二酸化チオ尿素とチオスルフォン酸を用いて粒
子調製時に還元増感されている。 (2)乳剤A〜Iは特開平3−237450号の実施例
に従い、各感光層に記載の分光増感色素とチオシアン酸
ナトリウムの存在下に金増感、硫黄増感とセレン増感が
施されている。 (3)平板状粒子の調製には特開平1−158426号
の実施例に従い、低分子量ゼラチンを使用している。 (4)平板状粒子には特開平3−237450号に記載
されているような転位線が高圧電子顕微鏡を用いて観察
されている。 (5)乳剤Lは特開昭60−143331号に記載され
ている内部高ヨードコアーを含有する二重構造粒子であ
る。
【0170】(有機固体分散染料の分散物の調製)下
記、ExF−2を次の方法で分散した。即ち、水21.
7ミリリットル及び5%水溶液のp−オクチルフェノキ
シエトキシエトキシエタンスルホン酸ソーダ3ミリリッ
トル並びに5%水溶液のp−オクチルフェノキシポリオ
キシエチレンエーテル(重合度10)0.5gとを70
0ミリリットルのポットミルに入れ、染料ExF−2を
5.0gと酸化ジルコニウムビーズ(直径1mm)500
ミリリットルを添加して内容物を2時間分散した。この
分散には中央工機製のBO型振動ボールミルを用いた。
分散後、内容物を取り出し、12.5%ゼラチン水溶液
8gに添加し、ビーズを濾過して除き、染料のゼラチン
分散物を得た。染料微粒子の平均粒径は0.44μmで
あった。
【0171】同様にして、ExF−3、ExF−4及び
ExF−6の固体分散物を得た。染料微粒子の平均粒径
はそれぞれ、0.24μm、0.45μm、0.52μ
mであった。ExF−5は欧州特許出願公開(EP)第
549,489A号明細書の実施例1に記載の微小析出
(Microprecipitation)分散方法により分散した。平均
粒径は0.06μmであった。
【0172】
【化1】
【0173】
【化2】
【0174】
【化3】
【0175】
【化4】
【0176】
【化5】
【0177】
【化6】
【0178】
【化7】
【0179】
【化8】
【0180】
【化9】
【0181】
【化10】
【0182】
【化11】
【0183】
【化12】
【0184】
【化13】
【0185】
【化14】
【0186】
【化15】
【0187】
【化16】
【0188】〔試料102〕次に試料101のマスク濃
度を低下させた本発明の試料102は、試料101にお
けるカラードカプラーExC−2,ExC−5,ExM
−1,ExM−3の添加を行わない以外は、試料101
と同様にして作成した。
【0189】〔試料103〕また、試料102におい
て、表2に示した乳剤を表3に示す乳剤に変更し、その
他は表102と同じ条件でマスク濃度が低くかつ階調も
軟調な本発明の試料103を作成した。
【0190】
【表3】
【0191】下記に示した標準的なカラーネガフィルム
用の現像処理処方で現像して得た写真特性値(Dmin
とガンマ値)は、つぎの表の通りであった。 写真特性値 試料番号 Dmin ガンマ値 B G R B G R 101 0.90 0.58 0.24 0.90 0.68 0.68 102 0.25 0.21 0.21 0.90 0.68 0.68 103 0.25 0.20 0.20 0.45 0.42 0.40
【0192】2.現像処理 試験に用いたカラーネガ用現像処理の処理工程及び処理
液組成を以下に示す。
【0193】 (処理工程) 工 程 処理時間 処理温度 補充量* タンク容量 発色現像 3分 5秒 38.0℃ 20ミリリットル 17リットル 漂 白 30秒 38.0℃ 5ミリリットル 5リットル 定 着(1) 30秒 38.0℃ − 5リットル 定 着(2) 30秒 38.0℃ 8ミリリットル 5リットル 水 洗 20秒 38.0℃ 17ミリリットル 3.5リットル 安 定(1) 20秒 38.0℃ − 3リットル 安 定(2) 20秒 38.0℃ 15ミリリットル 3リットル 乾 燥 1分30秒 60℃ *補充量は感光材料35mm巾1.1m当たり(24Ex.1本相当)
【0194】安定液は(2)から(1)への向流方式で
あり、水洗水のオーバーフロー液は全て定着(2)へ導
入した。また、定着液も(2)から(1)へ向流配管で
接続されている。尚、現像液の漂白工程への持ち込み
量、漂白液の定着工程への持ち込み量及び定着液の水洗
工程への持ち込み量は感光材料35mm巾1.1m当た
りそれぞれ2.5ミリリットル、2.0ミリリットル、2.0ミリリットル
であった。また、クロスオーバーの時間はいずれも6秒
であり、この時間は前工程の処理時間に包含される。
【0195】以下に処理液の組成を示す。 (発色現像液) タンク液(g) 補充液(g) ジエチレントリアミン五酢酸 2.0 2.0 1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸 2.0 2.0 亜硫酸ナトリウム 3.9 5.3 炭酸カリウム 37.5 39.0 臭化カリウム 1.4 0.4 沃化カリウム 1.3mg − ジナトリウム−N,N−ビス(スルホナートエチル) ヒドロキシルアミン 2.0 2.0 ヒドロキシルアミン硫酸塩 2.4 3.3 2−メチル−4−〔N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチル) アミノ〕アニリン硫酸塩 4.5 6.4 水を加えて 1.0リットル 1.0リットル pH(水酸化カリウムと硫酸にて調整) 10.05 10.18
【0196】 (漂白液) タンク液(g) 補充液(g) 1,3−ジアミノプロパン四酢酸第二鉄アンモニウム一水塩 118 180 臭化アンモニウム 80 115 硝酸アンモニウム 14 21 コハク酸 40 60 マレイン酸 33 50 水を加えて 1.0リットル 1.0リットル pH〔アンモニア水で調整〕 4.4 4.0
【0197】 (定着液) タンク液(g) 補充液(g) メタンスルフィン酸アンモニウム 10 30 メタンチオスルホン酸アンモニウム 4 12 チオ硫酸アンモニウム水溶液(700g/リットル) 280ミリリットル 840ミリリットル イミダゾール 7 20 エチレンジアミン四酢酸 15 45 水を加えて 1.0リットル 1.0リットル pH〔アンモニア水、酢酸で調整〕 7.4 7.45
【0198】(水洗水)水道水をH型強酸性カチオン交
換樹脂(ロームアンドハース社製アンバーライトIR−
120B)と、OH型強塩基性アニオン交換樹脂(同ア
ンバーライトIR−400)を充填した混床式カラムに
通水してカルシウム及びマグネシウムイオン濃度を3mg
/リットル以下に処理し、続いて二塩化イソシアヌール
酸ナトリウム20mg/リットルと硫酸ナトリウム150
mg/リットルを添加した。この液のpHは6.5〜7.
の範囲にあった。
【0199】 (安定液) タンク液、補充液共通 (単位g) p−トルエンスルフィン酸ナトリウム 0.03 ポリオキシエチレン−p−モノノニルフェニルエーテル (平均重合度10) 0.2 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 0.05 1,2,4−トリアゾール 1.3 1,4−ビス(1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル) ピペラジン 0.75 1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン 0.10 水を加えて 1.0リットル pH 8.5
【0200】3.画像処理と出力装置 FP560Bを改造した現像処理機で上記の現像処理を
行った画像を入力して電気的画像信号に変換して画像処
理を行うには、市販の高速スキヤナー/画像ワークステ
ーションSP−1000(富士写真フイルム(株)製)
を使用し、それを出力してカラープリントを得るのに市
販の市販のプリンターであるレーザープリンター/ペー
パープロセサーLP−1000P(富士写真フイルム
(株)製)を使用した。いずれもカラーペーパーは、市
販のフジカラーペパースーパーFA5(富士写真フイル
ム(株)製)を使用し、現像処理は一般汎用のCP47
L処方(カラーペーパー用現像処理処方及び処理剤、富
士写真フイルム(株)製)にしたがって行った。
【0201】4.試験結果 試料101の35ミリ幅、1.1m長に加工したロール
フィルムに画像露光を行い、20日間にわたって200
0本の現像処理を行って現像処理条件を定常化したの
ち、試料101、102及び103を用いてマクベスチ
ャートを含んだ被写体を露光した。露光条件は、マイナ
ス3絞り(3絞りアンダ−)、標準、プラス3絞り(3
絞りオーバー)、プラス6絞りと露光量を不足から過剰
へ段階的に変化させて撮影した。各試料を上記の高速ス
キヤナー/画像ワークステーションSP−1000(富
士写真フイルム(株)製)とレーザープリンター/ペー
パープロセサーLP−1000P(富士写真フイルム
(株)製)を使用して市販のフジカラーペーパースーパ
ーFA5(富士写真フイルム(株)製)にて得たプリン
トの白地濃度と最高濃度(ネガフィルムのDmax,D
minとの混乱を避けるためにプリントのDmin,D
maxを白地濃度と最高濃度と呼ぶこととする)を標準
露光プリント(表4では、Nと表示)からの差で相対的
に表4に示した。
【0202】
【表4】
【0203】以上のように、本発明の試料102及び1
03はいずれも、白地部分、最高濃度部分共に標準条件
のプリントからの差が少なく、つまり撮影条件が偏って
もその影響を受けにくく安定して優れたプリントを作る
ことが出来ることを示した。特に、dminのみでなく
階調も軟調化させた試料103は、その効果が大きい。
一方、比較試料である市販の凡用カラーネガ並のDmi
nと階調(ガンマ値)を有する比較試料101は、露光
過度の場合には、画像処理では救済しきれず白地濃度の
増加と最高濃度の低下が著しいことが示される。
【0204】
【発明の効果】非画像部の濃度を0.5以下であるカラ
ーネガフィルムを現像処理して得た画像を読み取って光
又は電気的にデジタル画像信号変換し、画像処理してポ
ジ材料に出力することによって画像読み取り精度が確保
され、オーバー露光の撮影条件でもその影響が少なく安
定して優れた画質のポジ画像を出力することができる。
また、Dminが低い上にさらに階調も軟調であるカラ
ーネガフィルムでは、上記に関して一層大きい効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる画像形成方法と装置の基本構成
と全体の流れを示すブロックダイアグラム
【図2】本発明に係わる画像再生システムの基本構成を
示すブロックダイアグラム
【図3】本発明に係わる画像再生システムの一実施形態
における外観を示す図
【図4】透過型画像読み取り装置の概略を示す図
【図5】図2に示される画像処理装置5の構成の一部を
示すブロックダイアグラム
【図6】図2に示される画像処理装置5の構成の図5に
示されない他の部分を示すブロックダイアグラム
【図7】図5に示される第1のフレームメモリユニッ
ト、第2のフレームメモリユニット及び第3のフレーム
メモリユニットの詳細を示すブロックダイアグラム
【図8】図6に示される第1の画像処理手段の詳細を示
すブロックダイアグラム
【図9】図2に示される画像出力装置の概略を示す図
【図10】図9に示される画像出力装置のレーザー光照
射手段
【図11】図11は、本発明の目的と効果の説明のため
に示したカラーネガフィルムの標準的な特性曲線を示
す。
【符号の説明】
図1〜11における符号の説明 F フィルム P カラープリント又はカラーペーパー 01 DXコード 03 現像過程 04 マニユアル現像選択 1 画像読み取り装置 5 画像処理装置 8 画像出力装置 10 透過型画像読み取り装置 11 光源 12 光量調節ユニット 13 色分解ユニット 14 拡散ユニット 15 CCDエリアセンサー 16 レンズ 17 増幅器 18 A/D変換器 19 CCD補正手段 20 ログ変換器 21 インターフェイス 22 キヤリア 23 モーター 24 駆動ローラ 25 画面検出センサー 26 CPU 48 インターフェイス 49 加算平均演算手段 50a第1のラインバッファ 50b第2のラインバッファ 51 第1のフレームメモリユニット 51R Rデータメモリ 51G Gデータメモリ 51B Bデータメモリ 52 第2のフレームメモリユニット 52R Rデータメモリ 52G Gデータメモリ 52B Bデータメモリ 53 第3のフレームメモリユニット 53R Rデータメモリ 53G Gデータメモリ 53B Bデータメモリ 55 セレクタ 60 CPU 61 第1の画像処理手段 62 第2の画像処理手段 63 入力バス 64 出力バス 65 データバス 66 メモリ 67 ハードデイスク 68 CRT 69 キーボード 70 通信ポート 75 データ合成手段 76 合成データメモリ 76R Rデータメモリ 76G Gデータメモリ 76B Bデータメモリ 77 インターフェイス 78 インターフェイス 79 CPU 80 画像データメモリ 81 D/A変換器 82 レーザー光照射手段 83 変調器駆動手段 84a,b,c 半導体レーザー光源 85 波長変換手段 86 波長変換手段 87R,G,B 光変調器 88R,G,B 反射ミラー 89 ポリゴンミラー 90 カラーペーパー 91 マガジン 92 穿孔手段 94 発色現像槽 95 漂白定着槽 96 水洗槽 97 乾燥部 98 カッター 99 ソータ 100 色濃度階調変換手段 101 彩度変換手段 102 デジタル倍率変換手段 103 周波数処理手段 104 ダイナミックレンジ変換手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/60 H04N 1/40 D 1/48 1/46 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影済みカラー写真感光材料に現像処理
    を施し、得られた画像情報をプリンターへ出力する方法
    において、 1)現像処理済みの上記カラー写真感光材料の非画像部
    の赤、緑、青光濃度がいずれも0.50以下であり、 2)上記カラー写真感光材料に記録された画像情報を
    (イ)光電的に読み取り、(ロ)読み取った画像情報を
    電気的なデジタル画像情報に変換し、(ハ)変換した画
    像情報に画像処理を施し、(ニ)プリンターへ出力す
    る、ことを特徴とするカラー画像形成方法。
  2. 【請求項2】 カラー写真感光材料を現像処理して得ら
    れる階調が、0.20から0.60の間にあることを特
    徴とする請求項1記載のカラー画像形成方法。
  3. 【請求項3】 カラー写真感光材料を現像処理し、記録
    された画像情報を読み取って画像処理を施したのち、そ
    の画像情報を銀塩カラー印画紙をポジ材料とするプリン
    ターへ出力することを特徴とする請求項1〜2のいずれ
    かに記載のカラー画像形成方法。
  4. 【請求項4】 現像処理が発色現像工程を終了してから
    脱銀、水洗、画像安定化工程を経て乾燥工程に入るまで
    の時間が30秒乃至210秒の迅速処理であることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のカラー画像形
    成方法。
  5. 【請求項5】 現像処理を施したときに非画像部の赤、
    緑、青光濃度がいずれも0.5以下であることを特徴と
    する請求項1に記載のカラー画像形成方法に使用する撮
    影用カラー写真感光材料
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