JPH1063030A - 電子写真用印刷紙 - Google Patents
電子写真用印刷紙Info
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- JPH1063030A JPH1063030A JP8221165A JP22116596A JPH1063030A JP H1063030 A JPH1063030 A JP H1063030A JP 8221165 A JP8221165 A JP 8221165A JP 22116596 A JP22116596 A JP 22116596A JP H1063030 A JPH1063030 A JP H1063030A
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Abstract
ラブルも無く、画像が繊細で、高い光沢の印刷を行なう
ことができる電子写真用印刷紙を提供する。 【構成】 液体トナーを用いる電子写真方式による印刷
機に好適な印刷紙であって、熱可塑性樹脂フィルムの表
面に、下記の変性グラフト共重合体(A)の層を設けた
積層フィルムであることを特徴とする電子写真用印刷
紙。 変性グラフト共重合体(A): スチレン・共役ジエン
ブロック共重合体の水素添加物にα,β−不飽和ジカル
ボン酸をグラフト重合したグラフト共重合体中のグラフ
トしたα,β−不飽和ジカルボン酸の25モル%以上
を、モノアルコールによりハーフエステル化及び/又は
モノ2級アミンによりハーフアミド化されている、変性
グラフト共重合体(A)。
Description
電子写真方式を利用した印刷機にて印刷するのに適した
電子写真用印刷紙に関するものである。
により又は絶縁された無極性液体中に分散したトナー粒
子により現像されている。該乾燥トナー粒子は、これ等
が周囲の大気中に逃散すると空気中に浮遊し人体に入る
と健康に有害であることから、あまり微細にすることが
できなかった。更に、乾燥トナー粒子は、高い温度で溶
融することにより印刷紙に固定しなければならないこと
から、高エネルギー源を必要としている。従って、乾燥
トナーによる静電潜像の現像では望ましい解像度を持た
ない像が生じる。かかる欠点を改良する方法として、液
体トナーを用いる印刷が提案され、実用化されている
(特公平5−87825号公報参照)。
の印刷は、図1の様な方式により行なわれる。具体的に
は、以下に示す方法で行なわれる。 予め、データ入力機2のDTP、CEPS等のプリ
プレスシステムで作製された印刷される画像のデジタル
データを直接オンライン3で電子写真方式の印刷機1の
コントローラー4に読み込むか、或いは、ディスク、テ
ープ等5によってコントローラー4のハードディスクに
受け渡されたデータの中から印刷しようとするジョグを
スクリーニング(データのインプット)し、イメージメ
モリー6に読み込む。 次に、前記スクリーニングにより各色毎に2値化さ
れているイメージメモリー上のデータを、レーザースキ
ャナー7を用いてレーザー光で感光体ドラム8の表面に
書き込み、静電潜像として記録する。
9の対向する間隙に、液体トナータンク10より供給さ
れた液体トナー11をインジエクター12から噴出し、
液体現像を行なう。図1では4色フルカラー現像を1つ
の現像ロール9で行なうものを示すもので、この場合に
おいては、1色づつ順次供給される液体トナーY、M、
C、Bは液体(オイル)Lと混合され、現像ロール9上
で各色毎にワイパーブレード13により掻き取られ、そ
れぞれの色の液体トナータンク20へと回収される。
[現像] 上記感光体ドラム8上の現像画像は、該ドラムと接
して逆方向に回転する60〜120℃に加熱されたブラ
ンケット胴14に転写され、このブランケット胴14の
熱により溶媒が揮散し、トナーが熱溶融して、粘着性を
有するフィルム状物となる。
して回転する圧胴15との間に、印刷紙の収容トレイ1
6より印刷紙17を供給し、印刷紙17の表面に前記粘
着性のフィルム状物を転写し、圧胴15の圧力で印刷紙
17上に定着させる。4色フルカラーの現像を行なう場
合には、印刷紙17は圧胴15上に固定されたまま4回
転して印刷紙17上に1色づつ液体トナーY、M、C、
Bの順に逐次転写される。[転写/定着] 上記転写/定着の工程によって印刷が行なわれた印
刷紙17は圧胴15の回転により排紙され、自然落下
(自重)により圧胴15の斜め下方に設けられた収納ト
レイ18上に蓄積される。また、印刷が行なわれた印刷
紙17はクーラー19で冷却され、印刷(トナー)は圧
胴15及びクーラー19により冷却され、常温固化して
いる。この様に液体トナーは、液体(オイル)L中に含
まれるトナーが空中に浮遊するおそれがないことから、
粒子の大きさを可能な限り微細にすることができるの
で、この様なトナーは粉体トナーよりも解像度の増した
印刷を行なうことができる利点を有している。また、液
体トナーは、粉体トナーに比べて透明性が高いので、カ
ラーOHP原稿にした際に、色彩を鮮やかに再現するこ
とができる。更に、色重ね時の2次色の再現性が良好で
あるとの利点も有している。
ナーを用いる電子写真方式による印刷において用いられ
る印刷用紙としては、パルプ紙を基材とし、この表面に
ピグメントコート層を設けた肉厚が150〜300μm
の上質紙が用いられていた。しかしながら、この上質紙
の表面は、平滑性が低く(ベック平滑度:JISP−8
119で20秒以下)、トナーの転写性、密着性が低か
ったり、高速印刷すると未印刷の部分が生じたり、印刷
後印刷面を擦ると印刷がぼける等の欠点があったために
高速印刷することができないとの欠点があった。また、
印刷された上質紙が、連続印刷中に収納トレイ18に到
達せずに途中で落下してしまったり、印刷機1の壁に付
着するという排紙トラブルがしばしば生じていた。本発
明は、この様な給排紙トラブルが無く、液体トナーを用
いた電子写真用印刷においても、印刷の転写、密着が良
好で、高速印刷可能な印刷紙を提供することを目的とす
るものである。
に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成するに至
ったものである。すなわち、本発明の電子写真用印刷紙
は、コロナ放電処理によって感光体ドラム上に電荷を帯
電させ、その表面にレーザー照射により静電潜像を作画
し、該感光体ドラム上にインクジェクターから液体トナ
ーを吹き付けて現像し、この現像画像を該感光体ドラム
と接して逆方向に回転する加熱されたブランケット胴上
に転写し、転写した液体トナーをブランケット胴の熱に
より液体トナーの溶媒を飛散させると共にトナーを熱溶
融させて粘着性のフィルム状物とし、次いで、前記ブラ
ンケット胴に回転する圧胴により給紙された印刷紙を接
触させて前記フィルム状物を印刷紙の表面に二次転写
し、この二次転写されたフィルム状物を定着させること
による液体トナーを用いる電子写真方式の印刷に用いら
れる印刷紙であって、該印刷紙は、熱可塑性樹脂フィル
ム基材の表面に、下記の変性グラフト共重合体(A)の
層を設けた積層フィルムであることを特徴とするもので
ある。 変性グラフト共重合体(A): スチレン・共役ジエン
ブロック共重合体の水素添加物にα,β−不飽和ジカル
ボン酸をグラフト重合したグラフト共重合体中のグラフ
トしたα,β−不飽和ジカルボン酸の25モル%以上
を、モノアルコールによりハーフエステル化及び/又は
モノ2級アミンによりハーフアミド化されている、変性
グラフト共重合体(A)。
も表面の平滑度が優れている熱可塑性樹脂フィルムを用
いることにより、トナーの転写性を向上させ、かつ、こ
の基材の熱可塑性樹脂フィルム上に帯電防止性効果のあ
る前記変性グラフト共重合体(A)の塗工層を設けるこ
とにより、トナーの定着性(密着性)をより強固なもの
とすると共に、帯電による給排紙のトラブルを解消する
ことができる。
ている熱可塑性樹脂フィルム、特にポリオレフィン系合
成紙層と、その表面に塗工され、乾燥して皮膜として形
成された、前記変性グラフト共重合体(A)からなる塗
工層とから構成されるものである。
される熱可塑性樹脂フィルムとしては、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、プロピレン・エチレン共重合体等の
ポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリスチレン、ナイロン‐6等
の熱可塑性樹脂のフィルム、或いは、該熱可塑性樹脂と
無機微細粉末又は有機フィラーとから形成されるフィル
ム層を表面に有するいわゆる合成紙を挙げることができ
る。このような熱可塑性樹脂フィルム、特に合成紙自体
は公知のものであり、その詳細については、特公昭49
−1782号、特開昭56−118437号、特開昭5
7−12642号及び特開昭57−56224号の各公
報等を参照することができる。
が0.05〜10μmの焼成クレー、珪藻土、酸化チタ
ン、パーミキュライト、重質炭酸カルシウム、タルク、
を8〜65重量%含有するポリオレフィンフィルムを一
軸延伸し、それによってこのフィルムの表面に無機微細
粉末粒子を中心として微細の亀裂を生じさせると共に、
フィルム内部に微細なボイドを多数(5個/mm2 以
上)形成した層を表面層として形成し、この表面層に無
機微細粉末を5〜40重量%含有する熱可塑性樹脂フィ
ルムの二軸延伸物よりなる基材層が積層された構造の積
層フィルムからなるもの(特公昭46−40794号公
報参照)や、特開昭61−003748号公報や特公平
1−6041号公報に記載されているような、前記積層
フィルムの表面に、更に無機微粉末を実質的に含有しな
い肉厚0.5〜3μmのポリオレフィンのフィルム層を
形成した複層の合成紙、或いは、無機微細粉末を10〜
40重量%含有する熱可塑性樹脂フィルムの二軸延伸物
よりなるパール調の合成紙、等を挙げることができる。
系フィルム、合成紙は、その表面に塗布剤を施す前に、
コロナ放電処理、フレーム処理、プラズマ処理、オゾン
処理、その他の表面処理を付すことにより塗工層の密着
を強固とすることができる。
工層) (A) 変性グラフト共重合体 帯電防止性とプライマー的性質を有する変性グラフト共
重合体(A)は、スチレン・共役ジエンブロック共重合
体の水素添加物にα,β−不飽和ジカルボン酸をグラフ
ト重合したグラフト共重合体中のグラフトしたα,β−
不飽和ジカルボン酸の25モル%以上、好ましくは40
〜100モル%を、モノアルコールによりハーフエステ
ル化及び/又はモノ2級アミンによりハーフアミド化さ
れているものである。この変性グラフト共重合体(A)
は、スチレン・共役ジエンブロック共重合体の水素添加
物に、α,β−不飽和ジカルボン酸及び/又はその酸無
水物をグラフト重合し、次いでグラフト共重合体とモノ
アルコール及び/又はモノ2級アミンを反応させること
により好適に製造される。変性グラフト共重合体(A)
は、また、予めハーフエステル化及び/又はハーフアミ
ド化されたα,β−不飽和ジカルボン酸を、単独或いは
α,β−不飽和ジカルボン酸と共にスチレン・共役ジエ
ンブロック共重合体の水素添加物にグラフト重合させる
ことによっても得られる。その場合のグラフト重合は、
後述のα,β−不飽和ジカルボン酸のグラフト重合と同
様の条件で実施できる。
合体の水素添加物 スチレン・共役ジエンブロック共重合体の水素添加物と
しては、スチレン・ブタジエンのジブロック共重合体、
トリブロック共重合体、或いは、テトラ以上のマルチブ
ロック共重合体の水素添加物、スチレン・イソプレンの
ジブロック共重合体、トリブロック共重合体、或いは、
テトラ以上のマルチブロック共重合体の水素添加物等を
挙げることができる(特開昭52−15464号、特開
平8−72204号の各公報参照)。これらのブロック
共重合体は、例えば、シェル化学(株)より「クレイト
ン」の商品名で、旭化成(株)より「タフテック」の商
品名で、クラレ(株)より「セプトン」、「ハイブラ
ー」の商品名で販売されているものを好適に使用するこ
とができる。
に、α,β−不飽和ジカルボン酸をグラフト重合されて
なるグラフト共重合体の製造に関しては、例えば、特開
昭61−192743号、特公平5−75016号、特
開平6−10926号の各公報等に開示されており、ス
チレン・共役ジエンブロック共重合体の水素添加物に、
ラジカル重合開始剤の存在下、α,β−不飽和ジカルボ
ン酸をグラフト重合することにより得られる。また、ハ
ーフエステル及び/又はハーフアミドのグラフト重合に
ついても、同様な条件で実施することができる。グラフ
ト重合方法としては、押出機を用いてこれらの原料を溶
融混練し、150〜300℃でグラフト重合させる方法
や、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の有機溶媒
中にこれらを加熱溶解して50〜200℃の温度でグラ
フト重合させる方法が良い。
カル開始剤のいずれでも良く、ジターシャリーブチルパ
ーオキシド、ターシャリーブチルハイドロパーオキシド
等のアルキルパーオキシド、ジクミルパーオキシド、ク
ミルハイドロパーオキシド等のアリルパーオキシド、ジ
ラウロイルパーオキシド等のアシルバーオキシド、ジベ
ンゾイルパーオキシド等のアロイルパーオキシド、メチ
ルエチルケトンパーオキシド等のケトンパーオキシド、
パーオキシカーボネート、アゾビスイソブチロニトリル
等のアゾニトリル等を挙げることができる。未反応の
α,β−不飽和ジカルボン酸は、反応混合物を加熱溶融
下に減圧処理するか、或いは、反応混合物をアセトン等
の溶剤で繰り返し洗浄することによって容易に除去でき
るが、また、未精製のままハーフエステル化及び/又は
ハーフアミド化を行なっても良い。α,β−不飽和ジカ
ルボン酸としては、マレイン酸、イタコン酸、シトラコ
ン酸、クロロマレイン酸、ジメチルマレイン酸、及び、
これらの酸無水物が用いられる。変性グラフト共重合体
(A)中のグラフトされてなるα,β−不飽和ジカルボ
ン酸に基づく単位濃度(グラフト率)は0.1〜10重
量%の範囲にあるのが好ましい。グラフト率が0.1重
量%未満の場合は、ポリオレフィンへの付着性は良い
が、トナーの密着性、給排紙性に劣り、一方、グラフト
率が10重量%を超えてもそれ以上のトナーの付着性の
向上は望めず、コスト高となる。
アミド化 グラフト共重合体にグラフトしているα,β−不飽和ジ
カルボン酸の酸無水物のモノアルコールによるハーフエ
ステル化及び/又はモノ2級アミンによるハーフアミド
化の方法としては、グラフト共重合体、モノアルコール
及び/又はモノ2級アミン、及び、必要により触媒を、
押出機を用いて溶融混練して、150〜300℃の温度
で反応させる方法や、トルエン、キシレン、クロロベン
ゼン等の有機溶媒中にこれらの原料を溶解して、0〜2
00℃の温度で反応させる方法が好ましい。
化反応に用いるグラフト共重合体は、未反応のα,β−
不飽和ジカルボン酸を除去したものを用いても、或い
は、除去していないものを用いても良い。ハーフエステ
ル化及び/又はハーフアミド化反応においては、触媒は
必ずしも必須ではないが、トリエチルアミン、トリブチ
ルアミン、ベンジルメチルアミン等のアミン類、臭化テ
トラメチルアンモニウム、塩化ベンジルトリメチルアン
モニウム等の4級アンモニウム塩、塩酸、硫酸、パラト
ルエンスルホン酸等の強酸、酸化亜鉛等の金属酸化物等
の各種触媒を使用しても良い。ただし、強酸を用いる場
合には、ハーフエステル化のみならず、ジエステル化も
容易に起こるために、ハーフエステルがジエステルにな
ってハーフエステル化率が逆に低下する場合があるので
注意を要する。
としては、特に制約はないが、メタノール、エタノー
ル、プロパノール、ブタノール、ヘキサノール、オクタ
ノール、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、
N,N−ジメチルアミノエタノール及びこれらのアルキ
レンオキサイド付加物等を挙げることができる。ハーフ
アミド化に用いるモノ2級アミンとしては、ジメチルア
ミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジブチルア
ミン、N−メチルシクロヘキシルアミン、N−メチルア
ニリン等を挙げることができる。モノアルコール及び/
又はモノ2級アミンの使用量は、α,β−不飽和ジカル
ボン酸及び/又はその酸無水物の合計に対して25モル
%以上使用する必要がある。上限に関しては特に制限は
ないが、これらは一般にグラフト共重合体の貧溶媒であ
ることから、固体が析出しない程度に用いるのが望まし
い。
されているα,β−不飽和ジカルボン酸の合計の25モ
ル%以上が、ハーフエステル化及び/又はハーフアミド
化されるのが好ましい。ハーフエステル化及び/又はハ
ーフアミド化されたα,β−不飽和ジカルボン酸の合計
の25モル%未満の場合は、貯蔵安定性及びトナーの密
着性が不十分である。ハーフエステル化率及び/又はハ
ーフアミド化率とは、グラフトした全α,β−不飽和ジ
カルボン酸、ハーフエステル又はハーフアミド、及び、
ジエステル又はジアミドの合計に占めるハーフエステル
又はハーフアミド量をモル%で示したものである。
体(A)の層を設けるには、この変性グラフト共重合体
を溶媒に溶解させて塗工剤とし、これを塗布し、乾燥さ
せて形成する。 (a) 溶媒(B) ハーフエステル化及び/又はハーフアミド化されてなる
上記変性グラフト共重合体(A)を溶解又は分散させ得
る溶媒(B)としては、トルエン、キシレン、クロロベ
ンゼン等の芳香族炭化水素、テトラリン、ミネラルスピ
リット、ヘプタン、テトラヒドロフラン等が溶解性溶媒
として使用される。また、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、エチレン
グリコールジメチルエーテル、メチルセロソルブアセテ
ート、セロソルブ、エタノール、プロパノール、水等の
各種極性溶媒が分散溶媒或いは前記極性溶媒と併用する
希釈剤として使用することができる。これらの(A)成
分を溶解又は分散させ得る溶媒成分(B)の使用量に特
に制限はないが、取扱いの容易性や作業性等から、通常
(A)成分の濃度が1〜60重量%、好ましくは4〜5
0重量%、(B)成分が99〜40重量%、好ましくは
96〜50重量%の割合で使用するのが望ましいが、も
ちろんこの範囲以外の濃度で使用しても差支えがない。
剤、光安定剤、紫外線吸収剤、チクソトロピー付与剤、
レベリング剤、ブロッキング防止剤、スリップ剤、帯電
防止剤等の各種添加剤を使用することができる。変性グ
ラフト共重合体(A)を含有する上記塗工剤は、基材の
熱可塑性樹脂フィルムの表面又は表裏面上に乾燥皮膜の
厚みが0.01〜15μm、好ましくは0.02〜2μ
mとなるように、スプレー、刷毛、コーター、印刷機等
を用いて塗布され、乾燥されて皮膜を形成する。
帯電防止機能を有し(表面固有抵抗値が1×1010〜9
×1011Ω/□)、給排紙性を良好とするが、これが基
材層の片面にしか設けられないときは、基材の熱可塑性
樹脂フィルムとして帯電防止剤を練り込んだものを使用
するか、該基材フィルムの裏面又は表裏面に帯電防止樹
脂を含有する塗布剤を塗布したものを用いるのが好まし
い。
がトナー印刷される反対面に配合されていることが給排
紙性及び多色オフセット印刷、多色スクリーン印刷性の
面から好ましい。 成分: 水溶性の第四級窒素含有ポリマーよりなる帯電防止剤 100重量部 成分: ポリエチレンイミン、アルキル変性ポリエチレンイミン、ポリ(エチ レンイミン−尿素)及びポリアミンポリアミドのエチレンイミン付加物からなる 群より選ばれたポリエチレンイミン系重合体 10〜200重量部 成分: ポリアミンポリアミドのエピクロルヒドリン付加物 10〜200重量部 必要により、 成分: アルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩 80重量部以下 を配合してなるもの。
剤(成分) 上記成分として用いられる帯電防止剤の具体例として
は、例えば、特開昭59−43065号公報に記載され
るように、対応含窒素単量体の重合及び必要な場合に生
成した三級窒素含有重合体を四級化することによって製
造することができる。本発明において用いられる好適な
四級含窒素単量体の具体例を挙げれば、例えば、下記の
(イ)〜(ニ)の化学式で表わされるものを挙げること
ができる。 化学式(イ)
1は水素原子又はメチル基、R2及びR3はそれぞれ低
級アルキル基(特に炭素数が1〜4、就中炭素数が1〜
2)、R4は炭素数1〜22の飽和又は不飽和アルキル
基若しくはシクロアルキル基、X−は四級化されたN+
の対アニオン(例えば、ハライド(特にクロライド)、
Mはアルカリ金属イオン(特にナトリウム、カリウム又
はリチウム)、Aは炭素数2〜6のアルキレン基を表わ
す。〕 上記化学式(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)で表わされ
る四級窒素含有単量体の重合体は、その前駆体の四級窒
素含有単量体を重合させてから、アルキルハライド、ジ
メチル硫酸、モノクロロ酢酸エステル等のカチオン化剤
により四級化することによって重合体中に存在させるこ
とができることはいうまでもない。本発明では帯電防止
剤は水溶性であることが必要であるが、過度に水溶性で
あることは望ましくない。従って、成分の四級窒素含
有重合体は、疎水性単量体との共重合体であることが望
ましい。疎水性単量体としては、スチレン又はその核な
いし側鎖置換体、アクリルないしメタクリル酸エステ
ル、ハロゲン化ビニル、その他がある。
体は、下記の(i)〜(iii)成分の共重合体からな
るものである。 (i)成分:化学式(イ)〜(ニ)で表わされる四級窒素含有単量体 20〜40重量% (ii)成分:一般式
1〜22のアルキル基、炭素数が7〜22のアラルキル
基、若しくは炭素数が5〜22のシクロアルキル基を、
それぞれ表わす。〕 (iii)成分: 他の疎水性ビニル単量体 0〜20重量%
は、(a)成分の四級窒素含有単量体が前記の単量体
(イ)においてX−がCl−であるものである。また、
成分は特開平6−25447号号公報に記載されるよ
うに、 (i´) 一般式
水素原子若しくはメチル基を表わし、R6は炭素数が2
〜4のアルキレン基若しくは−CH2−CH(OH)−
CH2−を表わし、R7、R8、R9及びR10は同一で
あっても、異なっていても良い炭素数が1〜3のアルキ
ル基を表わし、R11は炭素数が1〜10のアルキル基若
しくは炭素数が7〜10のアラルキル基を表わし、nは
1〜3の整数を表わし、Xは塩素原子、臭素原子又は沃
素原子を表わす。〕、 (ii) 一般式
が1〜22のアルキル基、炭素数が7〜22のアラルキ
ル基、若しくは炭素数が5〜22のシクロアルキル基を
表わす。〕、及び、 (iii) 他の疎水性ビニル単量体 0〜40重量% を共重合させて得られた第四級アンモニウム塩型共重合
体も好ましい。上記(i´)の単量体の具体例として
は、例えば、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジエ
チルアミノエチルアクリレート、及び、これらのメタク
リレート相当物、ジメチルアミノプロピルアクリルアミ
ド、及び、これらのメタクリレート相当物等の下記一般
式[IV]で示される第三級アミン含有単量体を、3‐
クロロ‐2‐ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウ
ムクロリド等の下記一般式[VI]で表わされる変性剤
で、重合前に若しくは重合後に変性することによって得
ることができる。 一般式[IV]
れぞれ下記の意味を持つ。Aは−O−若しくは−NH−
で表わされるもの、R1は水素原子又はメチル基で表わ
されるもの、R6は炭素数が2〜4のアルキレン基若し
くは一般式[V]
っても、異なっていても良く、炭素数が1〜3のアルキ
ル基で表わされるもの、Xは塩素原子、臭素原子又は沃
素原子で表わされるものである。) 一般式[VI]
ぞれ下記の意味を持つ。R9、R10は同一であって
も、異なっていても良く炭素数が1〜3のアルキル基で
表わされるもの、R11は炭素数が1〜10のアルキル
基もしくはアラルキル基で表わされるもの、nは1〜3
の整数、Xは塩素原子、臭素原子又は沃素原子で表わさ
れるものである。) 上記(ii)成分の疎水性単量体単位としては、メチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アク
リレート、ターシャリーブチル(メタ)アクリレート、
シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2‐エチルヘキ
シル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレ
ート、トリデシル(メタ)アクリレート、ステアリル
(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)アクリレー
トを挙げることができる。また、必要によって使用され
る上記(i)又は(i´)及び(ii)成分と共重合可
能な(iii)成分の他の単量体単位としては、スチレ
ン、ビニルトルエン、酢酸ビニル等の疎水性単量体や、
ビニルピロリドン、(メタ)アクリルアミド等の親水性
単量体を挙げることができる。
を得るための重合方法としては、ラジカル開始剤を用い
た、塊状重合、溶液重合、乳化重合等の公知の重合方法
を採用することができる。これらの中で好ましい重合方
法としては溶液重合法であり、該重合は各単量体を溶媒
に溶解し、ラジカル重合開始剤を添加して窒素気流下に
おいて加熱攪拌することにより実施される。溶媒は水、
メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロピルア
ルコール等のアルコール類等が好ましく、また、これら
の溶媒を混合使用して実施しても良い。重合開始剤は過
酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル等の過酸化物、アゾ
ビスイソブチロニトリル、アゾビスバレロニトリル等の
アゾ化合物が好適に用いられる。単量体濃度は通常10
〜60重量%であり、重合開始剤の濃度は単量体に対し
て通常0.1〜10重量%である。第四級アンモニウム
塩型共重合体の分子量は、重合温度、重合開始剤の種類
及び量、溶剤使用量、連鎖移動剤等の重合条件により任
意のレベルとすることができる。一般には得られる重合
体の分子量は1,000〜1,000,000である
が、中でも1,000〜500,000の範囲が好まし
い。
分) 上記塗布剤層には、上記第四級窒素含有ポリマーに加え
て、インキの密着性、特に紫外線硬化型オフセット印刷
インクの密着性に寄与する成分として、ポリエチレンイ
ミン系重合体が添加される。このようなポリエチレンイ
ミン系重合体としては、ポリエチレンイミン、ポリ(エ
チレンイミン−尿素)、ポリアミンポリアミドのポリエ
チレンイミン付加体、ポリエチレンイミンのアルキル
(好ましくは炭素数が1〜8のアルキル基)化物(特開
平1−141736号公報参照)等を挙げることができ
る。これらの中でも、ポリエチレンイミン或いはポリア
ミンポリアミドのポリエチレンイミン付加体に炭素数が
1〜24のハロゲン化アルキル、ハロゲン化アルケニ
ル、ハロゲン化シクロアルキル、ハロゲン化ベンジルに
よって変性した変性ポリエチレンイミンを使用すること
が、オフセットインキとの密着性、転移性の向上の観点
から好ましい。ここで、ポリエチレンイミンの重合度は
任意のものが使用されるが、好ましくは20〜300の
ものである。
ドリン付加物(成分) 成分のポリアミンポリアミドのエピクロルヒドリン付
加物としては、炭素数が3〜10の飽和二塩基性カルボ
ン酸とポリアルキレンポリアミンとからのポリアミドを
エピクロルヒドリンと反応させて得た水溶性で陽イオン
の熱硬化性樹脂である。このような樹脂の詳細について
は特公昭35−3547号公報等に詳細に述べられてい
る。炭素数が3〜10の飽和二塩基性カルボン酸の具体
例としては、炭素数が4〜8のジカルボン酸、特にアジ
ピン酸であり、ポリアルキレンポリアミンの具体例とし
てはポリエチレンポリアミン、特にエチレンジアミン、
ジエチレントリアミン及びトリエチレンタトラミン、就
中ジエチレントリアミンである。ポリアミド生成反応で
のポリアルキレンポリアミン対二塩基酸のモル比は0.
9:1〜1.2程度が普通である。このポリアミンポリ
アミドとエピクロルヒドリンとの反応では、ポリアミド
中の各第二アミン基に対してエピクロルヒドリンを約
0.5〜約1.8モル使用するのが普通である。このも
のはインキとの耐水接着性の改良に寄与することができ
る。
塩(成分) 任意成分である成分のアルカリ金属塩又はアルカリ土
類金属塩からなる水溶性無機塩としては、例えば、炭酸
ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、亜硫
酸ナトリウム、その他のアルカリ性塩、及び、塩化ナト
リウム、硫酸ナトリウム、硝酸ナトリウム、トリポリ燐
酸ナトリウム、ピロ燐酸ナトリウム、その他の中性塩等
のアルカリ金属塩や、塩化ベリリウム、塩化マグネシウ
ム、塩化カルシウム、塩化ストロンチウム、硝酸バリウ
ム等のアルカリ土類金属塩を挙げることができる。塗布
剤層が無機塩を含んでいるときは、帯電防止性が向上
し、またトナーの乾燥速度が大きくなる。ただし、水溶
性の無機塩の存在はインキの耐水密着性を低下させるの
で、過度に多く存在させることは好ましくない。
重合体、微細粉末物質、その他の補助材を含むことがで
きる。
重量部に対する成分、成分、成分及び成分の使
用量比が以下の通りである。 成分:100重量部 成分:10〜100重量部、好ましくは 50〜10
0重量部、 成分:10〜100重量部、好ましくは 50〜 8
0重量部、 成分: 0〜 80重量部、好ましくは 10〜 3
0重量部、 成分: 0〜100重量部、好ましくは 5〜 7
0重量部、
水、或いは、メチルアルコール、エチルアルコール、イ
ソプロピルアルコール等の親水性溶剤に溶解させてから
用いられるものであるが、中でも水溶液の形態で用いる
のが普通である。溶液濃度は通常0.5〜3重量%、好
ましくは1〜2重量%程度である。
塗布される塗布剤の塗工方法としては、ロールコータ
ー、ブレードコーター、エアーナイフコーター、サイズ
プレスコーター等により行なわれ、それを乾燥すること
により皮膜が形成される。塗布量は、固形分として一般
に0.01〜8g/m2 、好ましくは0.05〜3g/
m2 で、ある。
μm、好ましくは200〜400μmで、そのクラーク
剛度(JIS−P8116に準拠)が60〜500、好
ましくは80〜300μmのものが給排紙性の面で好ま
しい。 [2] 平滑度 また、変性グラフト共重合体(A)を含有する塗工層の
ベック平滑度(JIS−P8119)は100〜1,0
00秒、好ましくは200〜800秒がトナーの密着力
の面から好ましい。
ては、トルエン、ミネラルスピリット等の無極性有機溶
媒中に、電気泳動により移動できるトナー粒子を0.2
〜20重量%の割合で含むもので、該トナーは顔料、染
料を重合体中に分散したものである。
ブルーG(C.I.ピグメント・ブルー15C.I.7
4160番)、トルイジン・レッドY(C.I.ピグメ
ント・レッド3)、キンド・マゼランタ(ピグメント・
レッド122)、インドウ・ブリリアント・スカーレッ
ト・トナー(ピグメント・レッド123C.I.711
45番))、トルイジン・レッドB(C.I.ピグメン
ト・レッド3)、ウオッチング・レッドB(C.I.ピ
グメント・レッド48)、パーマネント・ルーバインF
6B13−1731(ピグメント・レッド184)、ハ
ンサ・イエロー(ピグメント・レッド98)、グラマー
・イエロー(ピグメント・イエロー74、C.I.11
741番)、)トルイジン・イエローG(C.I.ピグ
メント・イエロー1)、モナトスラル・ブルーB(C.
I.ピグメント・ブルー15)、モナトスラル・グリー
ンB(C.I.ピグメント・グリーン7)、ピグメント
・スカーレット(C.I.ピグメント・レッド60)、
オーリック・ブラウン(C.I.ピグメント・ブラウン
6)、モナトスラル・グリーンG(ピグメント・グリー
ン7)、カーボンブラック及びスターリングNSN77
4(ピグメント・ブラック7、C.I.77266番)
がある。
顔料として使っても良い。約40ないし約80重量%の
マピコ・ブラックが好適であり、65%のマピコ・ブラ
ックが最適であるが、他の適当な材料、例えば、鉄とコ
バルトトナーニッケルとFe2O3、Fe3O4及びそ
の他の磁性酸化物からなる数種の磁性酸化物とを含む金
属、又は、亜鉛、カドミウム、バリウム、マンガンのよ
うな若干のフェライト、又は、二酸化クロム、又は、コ
バルト−燐、コバルト−ニッケル及びその類似物のよう
な数種のパーマロイ及びその他の合金、又は、これらの
うちの任意のものの混合物を使っても良い。重合体とし
ては、エチレン・ビニルアセテート共重合体、エチレン
・エチルアクリレート共重合体、ポリプロピレン、ポリ
ブチレンテレフタレート、ポリブチルメタクリレート等
であり、必要により、ジオクチルテレフタレートの様な
可塑剤、カルナウバ臘、シリカ粉末を加えても良い。液
体トナー中の分散しているトナー粒子の粒径は、一般に
0.1〜5μmが好ましい。液体トナーの詳しい製造方
法としては、特公平5−87825号公報に記載されて
いる。市場からはイスラエル国のインディゴ社よりE−
Print INKのブラック、マゼンダ、シアン、ユ
エロー又は東洋インキ製造(株)より電子写真方式印刷
機用の液体トナー「Electro ink」(商品
名)のブラック、マゼンダ、シアン、ユエローとして入
手可能である。
詳細に説明する。 〔I〕 基材層の製造合成紙の製造 例1 合成紙(P−1) (1) メルトフローレート(MFR)0.8g/10分
のポリプロピレン(融点164℃)84重量部に、平均
粒径1.5μmの重質炭酸カルシウム16重量部(ポリ
プロピレンとの合計重量基準)を混合した組成物を、2
70℃に設定した押出機にて混練した後、シート状に押
し出してから、冷却ロールにより冷却して、無延伸シー
トを得た。このシートを再度150℃の温度に加熱した
後、縦方向に5倍延伸させた。 (2) MFRが4.0g/10分のポリプロピレン49
重量部とマレイン酸含量が0.5%のマレイン酸(改質
単量体)変性ポリプロピレン5重量部と、酸化チタン1
重量部、平均粒径1.5μmの炭酸カルシウム45重量
部とを混合した組成物(A)を、270℃に設定した押
出機により溶融混練したものをダイよりシート状に押し
出し、上記(1)で得られた縦方向5倍延伸シートの両
側に共押出して3層積層物(A/B/A)を得た。次い
で、この3層の積層物を158℃に加熱した後、横方向
に7.5倍の延伸を行ない、次いで、両面をコロナ放電
処理して、3層の延伸積層物である合成紙(P−1)を
得た。このものの密度は1.01g/cm3 、ベック平
滑度は220秒で、各層の肉厚は(A/B/A=50μ
m/100μm/50μm)であった。また、クラーク
剛度(S値)は縦方向190、横方向260であった。
リプロピレン(融点164℃)84重量部に、平均粒径
1.5μmの重質炭酸カルシウム16重量部(ポリプロ
ピレンとの合計重量基準)を混合した組成物(B)を、
270℃に設定した押出機にて混練した後、シート状に
押し出してから、冷却ロールにより冷却して、無延伸シ
ートを得た。このシートを再度140℃の温度に加熱し
た後、縦方向に5倍延伸させた。 (2) MFR4.0g/10分のポリプロピレン49重
量部と高密度ポリエチレン5重量部と、酸化チタン1重
量部、平均粒径1.5μmの炭酸カルシウム45重量部
とを混合した組成物(A)を、270℃に設定した押出
機により溶融混練したものをダイよりシート状に押し出
し、上記(1)で得られた縦方向5倍延伸シートの両側
に共押出して3層積層物(A/B/A)を得た。次い
で、この3層の積層物を155℃に加熱した後、横方向
に7.5倍の延伸を行なった後、コロナ放電処理して、
3層の延伸積層物である合成紙(P−2)を得た。この
ものの密度は0.76g/cm3 、ベック平滑度は45
0秒で、各層の肉厚は(A/B/A=50μm/100
μm/50μm)であった。また、クラーク剛度(S
値)は縦方向128、横方向260であった。
たガラスフラスコに水添スチレン・ブタジエン・スチレ
ンブロック共重合体(以下、単に「SEBS」と略記す
る。)100重量部(クレイトンG−1652、シェル
化学(株)製)、キシレン300重量部を仕込み、系内
を窒素置換し125℃に昇温した後、無水マレイン酸1
0重量部とジクミルパーオキシド1gをキシレン200
重量部に溶解した溶液を10時間かけて滴下した。反応
終了後、系を室温付近まで冷却し、アセトンを加えてマ
レイン化SEBSを再沈殿し、続いて、瀘別及び乾燥す
ると白色粉状のグラフト樹脂が得られた。このグラフト
変性樹脂の赤外線吸収スペクトル測定及び中和滴定の結
果からして、無水マレイン酸の含有量は4.2重量%で
あった。次いで、このグラフト樹脂20重量部をトルエ
ン60重量部、キシレン10重量部及びメチルエチルケ
トン10重量部の混合溶媒に溶解してグラフト共重合体
の20%溶液を得た。この無水マレイン酸グラフト共重
合体の20%溶液100重量部とエタノール2重量部を
反応器に仕込み、約80℃の温度で12時間加熱反応さ
せることにより、ハーフエステル化反応を行なった。反
応終了後、反応液に大量のアセトンを加えて、析出した
固体を瀘過、乾燥することにより無水マレイン酸の約8
5%がハーフエステル化された変性グラフト共重合体
(A−1)を得た。なお、ハーフエステル化率は(A−
1)の赤外線吸収スペクトル測定により測定した。次
に、変性グラフト共重合体(A−1)20重量部をトル
エン60重量部、キシレン10重量部、メチルエチルケ
トン10重量部の混合溶媒中に加熱溶解することによ
り、固形分20重量%の塗工用樹脂溶液(A−1−I)
を得た。
レン・イソプレン・スチレンブロック共重合体(以下、
単に「SEPS」と略記する。)(「セプトン200
2」、クラレ(株)製)100重量部に代え、また、無
水マレイン酸の量を5重量部に変更した以外は製造例1
と同じ方法で合成して、無水マレイン酸が2.4%グラ
フトしたグラフト共重合体の40%溶液が得られた。こ
のグラフト共重合体100重量部にN−メチルシクロヘ
キシルアミン3重量部を加え十分に混合の後、室温下に
3日間放置して、無水マレイン酸のグラフト率が2.4
%で、無水マレイン酸の約95%がハーフアミド化され
た変性グラフト共重合体(A−2)が40%の塗工用樹
脂溶液(A−2−I)を得た。
ブロック共重合体(以下、単に「SEB」と略記す
る。)を主成分とする樹脂(シェル化学(株)製「クレ
イトンG1726」)に、無水マレイン酸の量を20重
量部に変えて製造例1と同様にグラフト反応を行なっ
た。反応液の少量を取り出しグラフト共重合体を精製し
分析したところ、無水マレイン酸のグラフト率は5.8
%であった。次いで、この反応液中に、n−ブタノール
30重量部を加えて、更に100〜105℃の温度で2
時間反応させた。その後、製造例1と同様の後処理を行
なって、グラフトしていない無水マレイン酸及びマレイ
ン酸モノブチルエステルが除去された。無水マレイン酸
のグラフト率が5.8%で、その内の約40%がハーフ
エステル化された変性グラフト共重合体(A−3)が3
0%の塗工用樹脂溶液(A−3−I)を得た。
置を取り付けた4つ口フラスコに、ジメチルアミノエチ
ルメタクリレート:35重量部、エチルメタクリレー
ト:20重量部、シクロヘキシルメタクリレート20重
量部、ステアリルメタクリレート:25重量部、エチル
アルコール150重量部と、アゾビスイソブチロニトリ
ル1重量部を添加し、窒素気流下に80℃の温度で6時
間重合反応を行なった。次いで、3‐クロロ‐2‐ヒド
ロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドの60
%水溶液:70重量部を加え、更に80℃の温度で15
時間反応させた後、水を滴下しながらエチルアルコール
を留去し、最終固形分として20%の第四級アンモニウ
ム塩型共重合体(i−1)を得た。(i−2)の製造 三菱化学(株)製の下記の基を有する水溶性アクリル系
帯電防止剤“サフトマーST 1100B”(商品名)
を用いた。
リミンSN”(ポリアミドアミンのポリエチレンイミン
付加体)を使用した。(iii) ポリアミンポリアミド・エピクロルヒドリ
ン付加物 ポリアミンポリアミド・エピクロルヒドリン付加物とし
て、日本PMC(株)製「WS−570」(商品名)を
使用した。(iv) アルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩 アルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩として、Na2
CO3を使用した。上記方法により製造した配合成分
を、塗布液100重量部中に配合し、各成分の有効成分
量が下記の配合組成になるように水で希釈し、充分攪拌
して塗布液を調製した。
で0.2g/m2となるようにロールで塗布した後、6
5℃の温度で乾燥して皮膜を形成せしめ、更に、この被
膜の表面に塗工剤(A−1−I)を乾燥固形量で0.2
5g/m2となるようにロールで塗布した後、80℃の
温度で乾燥して皮膜を形成せしめ、これを巻き取り印刷
紙とした(ベック平滑度230秒、クラーク剛度は縦方
向190、横方向260)。この印刷紙[(A−1−
I)/(I)/(P−1)/(I)]を用い、インディ
ゴ社製の電子写真方式のデジタルオフセットカラー印刷
機「E−Print100」(商品名)を用い、かつ、
液体トナーとして東洋インキ製造(株)製の「Elec
tro ink、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シ
アン(C)、ブラック(B)」を用い、風景写真をイメ
ージで読み取り文字をパソコンで入植したファイルをメ
モリーにインプットしたもののフルカラー印刷を行なっ
た(1,000枚/時間)。得られた印刷の転写性、ト
ナーの密着性、給排紙性の結果を表2に示す。
光沢も高く、高精細な画像となっている。 ○: 四色を用いた印刷が印刷し全面になされている
が、印刷の光沢が低く、かつ、線の太い部分と細い部分
があるが、実用上は問題がない。 △: 四色の印刷がなされているが、ところどころ白抜
きの部分があり、実用上問題がある。 ×: 最初の黄色のトナーしか転写されず、実用上問題
がある。密着性 ○: 印刷面を指で擦っても印刷が剥げ落ちない。 ×: 印刷面を指で擦ると、トナー面が引き伸ばされ、
印刷がぼける。耐水密着性 トナー印刷面に水滴を落とし、この水滴面を指で擦った
時、 ○: 印刷が剥げ落ちない。 ×: トナー面が引き伸ばされ、印刷がぼける。給排紙性 ○: 1時間の連続印刷で、印刷紙の給排紙がスムーズ
に行なわれた。 ×: 1時間の連続印刷で、印刷紙の給紙或いは印刷後
の排紙が十分でなく、運転が中断された(1時間に3〜
12回の中断)。
紙:坪量230g/m2:比較例1)又は塗工層を設け
なかったパルプ紙(普通紙:坪量210g/m2:比較
例2)を用いる以外は実施例1と同様にして評価した。
結果を表2に示す。
0.2g/m2となるようにロールで塗布した後、65
℃の温度で乾燥して皮膜を形成せしめ、更に、この被膜
の表面に塗工剤(A−1−I)を乾燥固形量で0.25
g/m2となるようにロールで塗布した後、80℃の温
度で乾燥して皮膜を形成せしめ、これを巻き取り印刷紙
とした(ベック平滑度230秒、クラーク剛度は縦方向
190、横方向260)。この印刷紙[(II)/(P
−1)/(II)]を用い、インディゴ社製の電子写真
方式のデジタルオフセットカラー印刷機「E−Prin
t 100」(商品名)を用い、かつ、液体トナーとし
て東洋インキ製造(株)製の「Electro in
k、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、
ブラック(B)」を用い、風景写真をイメージで読み取
り文字をパソコンで入植したファイルをメモリーにイン
プットしたもののフルカラー印刷を行なった(1,00
0枚/時間)。得られた印刷の転写性、トナーの密着
性、給排紙性の結果を表2に示す。
燥固形量で0.045g/m2となるように変更した以
外は実施例1と同様の方法で印刷紙を得た。これを評価
した。その結果を表2に示す。
い、この両面又は片面に、塗工剤IかIIを乾燥固形量
で0.2g/m2となるように塗布し、更に、表2に示
す塗工層を設け、電子写真用印刷紙を得て、これを評価
した。その結果を表2に示す。なお、塗工剤、塗布剤を
塗布しても表面のベック平滑度、印刷紙のクラーク剛度
はほとんど変化がなかった。
トナーを用いる電子写真方式を利用した印刷機にて印刷
を行なった場合でも、トナーの転写性や密着性に優れ、
給排紙のトラブルも無く、トナー粒子の大きさを微細に
することができるので画像が繊細で、高い光沢の印刷を
行なうことができる。
刷機を用いてフルカラー印刷を行なうためのデータ入力
機と電子写真用印刷機の概略図である。
Claims (5)
- 【請求項1】コロナ放電処理によって感光体ドラム上に
電荷を帯電させ、その表面にレーザー照射により静電潜
像を作画し、該感光体ドラム上にインクジェクターから
液体トナーを吹き付けて現像し、この現像画像を該感光
体ドラムと接して逆方向に回転する加熱されたブランケ
ット胴上に転写し、転写した液体トナーをブランケット
胴の熱により液体トナーの溶媒を飛散させると共にトナ
ーを熱溶融させて粘着性のフィルム状物とし、次いで、
前記ブランケット胴に回転する圧胴により給紙された印
刷紙を接触させて前記フィルム状物を印刷紙の表面に二
次転写し、この二次転写されたフィルム状物を定着させ
ることによる液体トナーを用いる電子写真方式の印刷に
用いられる印刷紙であって、該印刷紙は、熱可塑性樹脂
フィルム基材の表面に、下記の変性グラフト共重合体
(A)の層を設けた積層フィルムであることを特徴とす
る電子写真用印刷紙。 変性グラフト共重合体(A): スチレン・共役ジエン
ブロック共重合体の水素添加物にα,β−不飽和ジカル
ボン酸をグラフト重合したグラフト共重合体中のグラフ
トしたα,β−不飽和ジカルボン酸の25モル%以上
が、モノアルコールによりハーフエステル化及び/又は
モノ2級アミンによりハーフアミド化されたもの。 - 【請求項2】変性グラフト共重合体(A)の原料のスチ
レン・共役ジエンブロック共重合体の水素添加物が、ス
チレン重合体のブロック部と、ブタジエン及び/又はイ
ソプレンの重合体のブロック部を有するブロック共重合
体の水素添加物であり、α,β−不飽和ジカルボン酸が
無水マレイン酸であり、モノアルコールが炭素数1〜8
の脂肪族又は脂環式アルコールであり、モノ2級アミン
がN−メチルシクロヘキシルアミンである請求項1に記
載の電子写真用印刷紙。 - 【請求項3】変性グラフト共重合体(A)の原料の、ス
チレン・共役ジエンブロック共重合体の水素添加物に
α,β−不飽和ジカルボン酸をグラフト重合したグラフ
ト共重合体に占めるα,β−不飽和ジカルボン酸に基づ
く単位濃度(グラフト率)が0.1〜10重量%である
請求項1に記載の電子写真用印刷紙。 - 【請求項4】熱可塑性樹脂フィルム基材の裏面又は変性
グラフト共重合体(A)層が積層される側の表面に帯電
防止性樹脂層が設けられいる請求項1に記載の電子写真
用印刷紙。 - 【請求項5】印刷紙は、肉厚が100〜1,000μm
で、そのクラーク剛度(S値)(JIS−P8116)
が60〜500、ベック平滑度が100〜1,000秒
である請求項1又は4に記載の電子写真用印刷紙。
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|---|---|---|---|
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