JPH106332A - 樹脂含浸方法 - Google Patents

樹脂含浸方法

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JPH106332A
JPH106332A JP16223296A JP16223296A JPH106332A JP H106332 A JPH106332 A JP H106332A JP 16223296 A JP16223296 A JP 16223296A JP 16223296 A JP16223296 A JP 16223296A JP H106332 A JPH106332 A JP H106332A
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JP
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resin varnish
resin
base material
varnish
impregnation
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JP16223296A
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English (en)
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Hironobu Mori
裕信 森
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H1/00Contacts
    • H01H1/60Auxiliary means structurally associated with the switch for cleaning or lubricating contact-making surfaces

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上部を解放系とした含浸槽に、溶剤を含有す
る樹脂ワニスを供給して満たし、その樹脂ワニスに基材
を連続的に浸入させて樹脂ワニスに沈めつつ、連続的に
引き出して含浸する樹脂含浸方法であって、未含浸の部
分が発生しにくく、かつ、外観が優れたプリプレグが得
られる樹脂含浸方法を提供する。 【解決手段】 樹脂ワニスを供給する方法が、樹脂ワニ
スに沈む部分の基材及び樹脂ワニスの液面により囲まれ
た部分に、樹脂ワニスを供給する方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂含浸方法に関
し、例えば電気・電子機器等に使用されるプリント配線
板の製造に用いられるプリプレグの製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント配線板の製造に用いられ
る積層板は、例えばガラスクロス等の基材にエポキシ樹
脂等の樹脂ワニスを含浸した後、乾燥して半硬化させる
ことによってプリプレグを製造し、このプリプレグを所
要枚数重ねるとともに、必要に応じて銅箔等の金属箔を
その片側又は両側に配して積層した後、加熱加圧して製
造されている。
【0003】プリプレグを製造する際の樹脂ワニスを基
材に含浸する方法としては、例えば図5に示すように、
その内部に駆動された含浸ロール11を備え、上部を解
放系とした含浸槽10に、含浸ロール11が十分に浸漬
する程度まで樹脂ワニス12を満たした含浸装置を用い
て、その樹脂ワニス12に基材14を含浸槽10の上部
から供給して、連続的に浸入させて樹脂ワニス12に沈
めた後、含浸ロール11に巻きつけることにより方向を
転換させ、次いで基材14を含浸槽10の上部から引き
出して連続的に含浸する方法が行われている。
【0004】上記樹脂含浸方法に用いる樹脂ワニス12
は、基材14内部にまで含浸するのに適する粘度にする
ため、及び基材14に付着する樹脂量を制御するために
溶剤を含有させて粘度調整することが一般に行われてい
るが、上記のように解放系の含浸槽10を用いた方法で
プリプレグを製造する場合、樹脂ワニス12の上側液面
から溶剤が蒸発して粘度が変わりやすく、樹脂の未含浸
の部分が発生したり、部分的に樹脂付着量の多い部分が
発生して、プリプレグの外観が低化する場合があった。
【0005】そのため、溶剤15を補充することにより
粘度調整した樹脂ワニス12を、含浸槽10の下部にポ
ンプで加圧して連続的又は間欠的に供給し、含浸槽10
の上部より粘度の高い樹脂ワニス12をオーバーフロー
させて取り除くことにより、基材14内部にまで含浸す
るのに適し、かつ、基材14に付着する樹脂量も適した
粘度に調整する方法が検討されている。
【0006】しかし、粘度調整した樹脂ワニス12を含
浸槽10の下部より供給することにより含浸槽10の上
部より樹脂ワニス12をオーバーフローさせる方法で製
造した場合であっても未含浸の部分が発生したり、部分
的に樹脂付着量の多い部分が発生して、プリプレグの外
観が低化する場合があった。そのため、更に未含浸の部
分が発生しにくく、かつ、外観が優れたプリプレグが得
られる樹脂含浸方法が求められている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を改善するために成されたもので、その目的とするとこ
ろは、上部を解放系とした含浸槽に、溶剤を含有する樹
脂ワニスを供給して満たし、その樹脂ワニスに基材を連
続的に浸入させて樹脂ワニスに沈めつつ、連続的に引き
出して含浸する樹脂含浸方法であって、未含浸の部分が
発生しにくく、かつ、外観が優れたプリプレグが得られ
る樹脂含浸方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
樹脂含浸方法は、上部を解放系とした含浸槽に、溶剤を
含有する樹脂ワニスを供給して満たし、その樹脂ワニス
に基材を連続的に浸入させて樹脂ワニスに沈めつつ、連
続的に引き出して含浸する樹脂含浸方法において、樹脂
ワニスを供給する方法が、樹脂ワニスに沈む部分の基材
及び樹脂ワニスの液面により囲まれた部分(以下基材液
面間部分と記す)に、樹脂ワニスを供給する方法である
ことを特徴とする。
【0009】本発明の請求項2に係る樹脂含浸方法は、
請求項1記載の樹脂含浸方法において、基材液面間部分
に樹脂ワニスを供給する方法が、基材液面間部分に開口
部を有する配管を設け、その開口部から樹脂ワニスを流
出することにより供給する方法であることを特徴とす
る。
【0010】本発明の請求項3に係る樹脂含浸方法は、
請求項1記載の樹脂含浸方法において、基材液面間部分
に樹脂ワニスを供給する方法が、基材液面間部分内では
基材の幅方向に流れるように樹脂ワニスを吹き出す吹き
出し口を含浸槽内に設け、その樹脂ワニスの吹き出しに
より供給する方法であることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項4に係る樹脂含浸方法は、
請求項1から請求項3のいずれかに記載の樹脂含浸方法
において、含浸槽内の樹脂ワニスのうち基材液面間部分
の樹脂ワニスと、含浸槽内の樹脂ワニスのうち基材液面
間部分を除く部分の樹脂ワニスの粘度の差が0〜150
センチポイズとなるよう、基材液面間部分に樹脂ワニス
を供給することを特徴とする。
【0012】本発明の請求項5に係る樹脂含浸方法は、
請求項1から請求項4のいずれかに記載の樹脂含浸方法
において、樹脂ワニスに含有する溶剤が、メタノール、
エタノール、メチルエチルケトン、アセトン、ベンゼ
ン、トルエンからなる群の中から選ばれた少なくとも1
種の溶剤を含有することを特徴とする。
【0013】基材液面間部分の樹脂ワニスは、含浸槽内
の樹脂ワニスのうち基材液面間部分を除く部分の樹脂ワ
ニスと比較して、液面から溶剤成分が蒸発して粘度が高
くなったり、基材により持ち込まれた空気が液中に浮遊
してその空気が含浸の妨げとなって含浸性が低下した樹
脂ワニスとなりやすい。しかし本発明によると、基材内
部にまで含浸するのに適し、かつ、基材に付着する樹脂
量も適した粘度に調整された樹脂ワニスや、溶剤成分が
蒸発しにくい含浸槽内の樹脂ワニスのうち基材液面間部
分を除く部分の樹脂ワニス等を基材液面間部分に供給し
て置き換えることができるため、従来の含浸槽の下部か
ら供給する場合と比較して、基材液面間部分の樹脂ワニ
スは、溶剤成分が蒸発して粘度が高くなったり、空気が
液中に浮遊して含浸性が低下した樹脂ワニスが減って、
樹脂ワニス基材内部にまで含浸するのに適し、かつ、基
材に付着する樹脂量も適した粘度に調整された樹脂ワニ
スや、含浸槽内の樹脂ワニスのうち基材液面間部分を除
く部分の樹脂ワニス等に成分が近くなり、連続的に含浸
しても未含浸の部分が発生しにくく、かつ、外観が優れ
たプリプレグが得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明に係る樹脂含浸方法を図面
に基づいて説明する。図1は本発明に係る樹脂含浸方法
の第一の実施の形態を説明する一部を破断して示した正
面図であり、図2は本発明に係る樹脂含浸方法の第一の
実施の形態を説明する一部を破断して示した側面図であ
り、図3は本発明に係る樹脂含浸方法の第二の実施の形
態を説明する一部を破断して示した正面図であり、図4
は本発明に係る樹脂含浸方法の第二の実施の形態を説明
する一部を破断して示した側面図である。
【0015】本発明の第一の実施の形態の樹脂含浸方法
は、図1及び図2に示すように、その内部に駆動された
含浸ロール11を備え、上部を解放系とした含浸槽10
に、含浸ロール11が十分に浸漬する程度まで樹脂ワニ
ス12を満たし、含浸槽10の下にオーバーフローした
樹脂ワニス12を受ける樹脂受け槽13を備えた含浸装
置を用いて、その樹脂ワニス12に基材14を含浸槽1
0の上部から供給して、連続的に浸入させて樹脂ワニス
12に沈めた後、含浸ロール11に巻きつけることによ
り方向を転換させ、次いで基材14を含浸槽10の上部
から引き出して含浸を行う。
【0016】そしてこの含浸装置は、基材液面間部分A
(樹脂ワニス12に沈む部分の基材14及び樹脂ワニス
12の液面により囲まれた部分)に開口部21を有する
配管20が設けられており、その開口部21から樹脂受
け槽13の樹脂ワニス12をポンプで加圧して流出させ
ることにより、基材液面間部分Aに樹脂ワニス12を供
給するようになっている。
【0017】なおこの含浸装置は、樹脂受け槽13内の
樹脂ワニス12の粘度を分析しながら溶剤15を補充し
て粘度を調整するようになっており、含浸槽10の上部
よりオーバーフローした比較的粘度の高い樹脂ワニス1
2が加わっても、基材14内部にまで含浸するのに適
し、かつ、基材14に付着する樹脂量も適した粘度にな
るよう調整されている。なお、この樹脂受け槽13に
は、図示しないが、基材14に含浸して持ち出されるこ
とにより減少する樹脂ワニス12の分が補充されるよう
になっており、連続的に含浸しても、含浸槽10の上部
まで樹脂ワニス12を満たすようになっている。
【0018】基材液面間部分Aの樹脂ワニス12は、含
浸槽10内の樹脂ワニス12のうち基材液面間部分Aを
除く部分Bの樹脂ワニス12と比較して、液面から溶剤
成分が蒸発して粘度が高くなったり、基材14により持
ち込まれた空気が液中に浮遊してその空気が含浸の妨げ
となって含浸性が低下した樹脂ワニス12となりやす
い。しかし本発明によると、基材14内部にまで含浸す
るのに適し、かつ、基材14に付着する樹脂量も適した
粘度に調整された樹脂ワニス12を基材液面間部分Aに
供給して置き換えることができるため、従来の含浸槽1
0の下部から供給する場合と比較して、基材液面間部分
Aの樹脂ワニス12は、溶剤成分が蒸発して粘度が高く
なったり、空気が液中に浮遊して含浸性が低下した樹脂
ワニス12が減って、基材14内部にまで含浸するのに
適し、かつ、基材14に付着する樹脂量も適した粘度に
調整された樹脂ワニス12に成分が近くなり、連続的に
含浸しても未含浸の部分が発生しにくく、かつ、外観が
優れたプリプレグが得られる。
【0019】基材液面間部分Aに樹脂ワニス12を供給
する量としては、含浸槽10内の樹脂ワニス12のうち
基材液面間部分Aの樹脂ワニス12と、含浸槽10内の
樹脂ワニス12のうち基材液面間部分Aを除く部分Bの
樹脂ワニス12の粘度の差が0〜150センチポイズと
なるように供給すると好ましい。粘度の差が150セン
チポイズを越えると、未含浸の部分が発生したり、外観
が低下する場合がある。
【0020】なお図示しないが、含浸槽10内の樹脂ワ
ニス12のうち基材液面間部分Aを除く部分Bの樹脂ワ
ニス12の部分にも樹脂受け槽13内の樹脂ワニス12
を供給する配管を設け、樹脂ワニス12を供給するよう
になっていてもよい。また、樹脂ワニス12を含浸した
基材14を含浸槽10の上部から引き出した後、ロール
に挟んで絞って含浸した樹脂ワニス12の量を調整する
ようになっていてもよい。
【0021】なお、本発明の方法は、樹脂受け槽13内
の樹脂ワニス12の粘度を分析しながら溶剤15を補充
して粘度を調整するものに限定するものではなく、溶剤
15を補充しない場合であっても、基材液面間部分Aに
樹脂ワニス12を供給して、その部分の樹脂ワニス12
を置き換えるため、従来の含浸槽10の下部から供給す
る場合と比較して、空気が液中に浮遊して含浸性が低下
した樹脂ワニス12が減って、基材液面間部分Aの樹脂
ワニス12と、含浸槽10内の樹脂ワニス12のうち基
材液面間部分Aを除く部分Bの樹脂ワニス12との粘度
差が小さくなり、連続的に含浸しても未含浸の部分が発
生しにくく、かつ、外観が優れたプリプレグが得られる
効果が得られる。
【0022】本発明の第二の実施の形態の樹脂含浸方法
は、図3及び図4に示すように、その内部に駆動された
含浸ロール11を備え、上部を解放系とした含浸槽10
に、含浸ロール11が十分に浸漬する程度まで樹脂ワニ
ス12を満たし、含浸槽10の下にオーバーフローした
樹脂ワニス12を受ける樹脂受け槽13を備えた含浸装
置を用いて、その樹脂ワニス12に基材14を含浸槽1
0の上部から供給して、連続的に浸入させて樹脂ワニス
12に沈めた後、含浸ロール11に巻きつけることによ
り方向を転換させ、次いで基材14を含浸槽10の上部
から引き出して含浸を行う。
【0023】そしてこの含浸装置は、基材液面間部分A
内では基材14の幅方向に流れるように樹脂ワニス12
を吹き出す吹き出し口22が含浸槽10内に設けられて
おり、その吹き出し口22から粘度調整された樹脂受け
槽13の樹脂ワニス12をポンプで加圧して吹き出すこ
とにより、基材液面間部分Aに樹脂ワニス12を供給す
るようになっている。
【0024】このように、樹脂ワニス12が基材液面間
部分Aに供給されて置き換えるようになっているため、
従来の含浸槽10の下部から供給する場合と比較して、
基材液面間部分Aの樹脂ワニス12は、溶剤成分が蒸発
して粘度が高くなったり、空気が液中に浮遊して含浸性
が低下した樹脂ワニス12が減って、基材14内部にま
で含浸するのに適し、かつ、基材14に付着する樹脂量
も適した粘度に調整された樹脂ワニス12に成分が近く
なり、連続的に含浸しても未含浸の部分が発生しにく
く、かつ、外観が優れたプリプレグが得られる。
【0025】なお、吹き出し口22から吹き出す樹脂ワ
ニス12は、樹脂受け槽13の樹脂ワニス12に限定す
るものではなく、溶剤成分が蒸発しにくい含浸槽10内
の樹脂ワニス12のうち基材液面間部分Aを除く部分B
の樹脂ワニス12を吸引し、吹き出し口22から吹き出
すようになっていてもよい。この場合も、従来の含浸槽
10の下部から供給する場合と比較して、基材液面間部
分Aの樹脂ワニス12と、含浸槽10内の樹脂ワニス1
2のうち基材液面間部分Aを除く部分Bの樹脂ワニス1
2との粘度差が小さくなり、連続的に含浸しても未含浸
の部分が発生しにくく、かつ、外観が優れたプリプレグ
が得られる効果が得られる。
【0026】本発明に用いられる基材としては、ガラス
等の無機質繊維やポリエステル、ポリアミド、ポリアク
リル、ポリイミド等の有機質繊維や、木綿等の天然繊維
の織布、不織布、紙等を用いることができる。なお、ガ
ラス繊維製の織布(ガラスクロス)を用いると、得られ
る積層板の耐熱性及び耐湿性が優れ好ましい。
【0027】また、本発明に用いられる樹脂ワニスとし
ては、エポキシ樹脂系、フェノール樹脂系、ポリイミド
樹脂系、不飽和ポリエステル樹脂系、ポリフェニレンエ
ーテル樹脂系等の単独、変性物、混合物のように、熱硬
化性樹脂組成物全般を用いることができる。
【0028】この樹脂ワニス中には、熱硬化性樹脂及び
溶剤を必須として含有し、必要に応じてその熱硬化性樹
脂の硬化剤、硬化促進剤及び無機充填材等を含有するこ
とができる。なおエポキシ樹脂等のように自己硬化性の
低い熱硬化性樹脂は、その樹脂を硬化するための硬化剤
等も含有することが必要である。
【0029】樹脂ワニスに含有する溶剤としては、N,
N−ジメチルホルムアミド等のアミド類、エチレングリ
コールモノメチルエーテル等のエーテル類、アセトン、
メチルエチルケトン等のケトン類、メタノール、エタノ
ール等のアルコール類、ベンゼン、トルエン等の芳香族
炭化水素類等が挙げられる。なお、メタノール、エタノ
ール、メチルエチルケトン、アセトン、ベンゼン、トル
エンからなる群の中から選ばれた少なくとも1種の溶剤
の場合、得られるプリプレグ中の溶剤の残留が少なくな
り好ましい。
【0030】なお、熱硬化性樹脂がエポキシ樹脂系の場
合、電気特性及び接着性のバランスが良好であり好まし
い。エポキシ樹脂系の樹脂ワニスに含有するエポキシ樹
脂としては、例えばビスフェノールA型エポキシ樹脂、
ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型
エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、
ビスフェノールAノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェ
ノールFノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラ
ック型エポキシ樹脂、ジアミノジフェニルメタン型エポ
キシ樹脂、及びこれらのエポキシ樹脂構造体中の水素原
子の一部をハロゲン化することにより難燃化したエポキ
シ樹脂等が挙げられる。また、このエポキシ樹脂系の樹
脂ワニスに含有する硬化剤としては、例えばジシアンジ
アミド、脂肪族ポリアミド等のアミド系硬化剤や、アン
モニア、トリエチルアミン、ジエチルアミン等のアミン
系硬化剤や、フェノールノボラック樹脂、クレゾールノ
ボラック樹脂、p−キシレン−ノボラック樹脂等のフェ
ノール系硬化剤や、酸無水物類等が挙げられる。
【0031】また、樹脂ワニスに含有することができる
無機充填材としては、シリカ、炭酸カルシウム、水酸化
アルミニウム、タルク等の無機質粉末充填材や、ガラス
繊維、パルプ繊維、合成繊維、セラミック繊維等の繊維
質充填材が挙げられる。
【0032】樹脂ワニスを基材に含浸した後、乾燥して
プリプレグを得る。乾燥する条件としては特に限定する
ものではなく、用いた溶剤が蒸発したり、用いた熱硬化
性樹脂が半硬化する条件で乾燥を行う。
【0033】なお、乾燥した後のプリプレグの樹脂量
は、プリプレグの重量100重量部に対し、40〜70
重量部であると好ましい。40重量部未満の場合は、得
られる積層板中に気泡が残留し、電気的特性が低下する
場合があり、70重量部を超える場合は、得られる積層
板の板厚のばらつきが大きくなる場合がある。
【0034】
【実施例】
(実施例1)粘度調整前の一次ワニスとして、下記のエ
ポキシ樹脂2種類、硬化剤、硬化促進剤及び溶剤を配合
した一次ワニスを使用した。 ・エポキシ樹脂1:エポキシ当量が500であるテトラ
ブロモビスフェノールA型エポキシ樹脂[東都化成社
製、商品名YDB−500]を固形分として、94重量
部 ・エポキシ樹脂2:エポキシ当量が220であるクレゾ
ールノボラック型エポキシ樹脂[東都化成社製、商品名
YDCN−220]を固形分として、13重量部 ・硬化剤:ジシアンジアミドを2.8重量部 ・硬化促進剤:2−エチル−4−メチルイミダゾールを
0.1重量部 ・溶剤:N,N−ジメチルホルムアミドを25重量部。
【0035】また、基材として厚さ0.19mmのガラ
スクロス[日東紡績株式会社製、品名 18W]を使用
した。
【0036】また、含浸装置としては、上部を解放系と
し、基材液面間部分に樹脂ワニスを供給する開口部を有
する配管を設け、その開口部から溶剤で粘度調整した樹
脂ワニスを供給するように形成し、かつ、同じ粘度調整
した樹脂ワニスを含浸槽内の基材液面間部分を除く部分
にも供給するように形成した含浸装置を用いて、含浸槽
に樹脂ワニスをその両方から供給して満たし、その樹脂
ワニスに基材を連続的に浸入させて樹脂ワニスに沈めつ
つ、連続的に引き出して含浸する方法により基材に樹脂
ワニスを含浸した後、ロールに挟んで絞って含浸した樹
脂ワニスの量を調整し、次いで最高温度180℃で加熱
乾燥して、乾燥後の樹脂量が52重量%のプリプレグを
作製した。
【0037】なお、スタート時含浸槽に満たした樹脂ワ
ニス、及び粘度調整して供給した樹脂ワニスは、上記一
次ワニスにメチエチルケトンを追加したり、オーバーフ
ローした樹脂ワニスにメチエチルケトンを追加して粘度
が300センチポイズになるよう調整して用いた。
【0038】(実施例2)含浸装置として、上部を解放
系とし、基材液面間部分内では基材の幅方向に流れるよ
うに樹脂ワニスを吹き出す吹き出し口を含浸槽内に設
け、その吹き出し口から溶剤で粘度調整した樹脂ワニス
を吹き出して供給するよう形成し、かつ、同じ粘度調整
した樹脂ワニスを含浸槽内の基材液面間部分を除く部分
にも供給するように形成した含浸装置を用いてその両方
から供給したこと以外は実施例1と同様にしてプリプレ
グを得た。
【0039】(実施例3)含浸装置として、上部を解放
系とし、溶剤で粘度調整した樹脂ワニスを含浸槽内の基
材液面間部分を除く部分に供給するようにし、かつ、基
材液面間部分内では基材の幅方向に流れるように樹脂ワ
ニスを吹き出す吹き出し口を含浸槽内に設け、その吹き
出し口から含浸槽内の樹脂ワニスのうち基材液面間部分
を除く部分の樹脂ワニスを吸引して吹き出すよう形成し
た含浸装置を用いたこと以外は実施例1と同様にしてプ
リプレグを得た。
【0040】(比較例1)含浸装置として、上部を解放
系とし、溶剤で粘度調整した樹脂ワニスを含浸槽内の基
材液面間部分を除く部分に供給するようにした含浸装置
を用いたこと以外は実施例1と同様にしてプリプレグを
得た。
【0041】(評価、結果)実施例1〜3及び比較例1
の方法で1時間連続して含浸し、5分後、30分後、6
0分後の、基材液面間部分内の樹脂ワニス、及び含浸槽
内の基材液面間部分を除く部分の樹脂ワニスをサンプリ
ングして粘度を評価した。また、5分後及び60分後に
得られたプリプレグについて、含浸性及び外観を評価し
た。
【0042】樹脂ワニスの粘度は、E型粘度計を用いて
25℃で測定した。含浸性は、プリプレグを10×10
cmに切断した後、163℃の電気炉内で15分間吊し
て加熱し、次いで冷却した後、ガラスクロスの糸と糸の
隙間で樹脂が浸入していない部分の有無を10倍の拡大
鏡で評価し、樹脂が浸入していない部分がないものを○
とし、樹脂が浸入していない部分があるものを×とし
た。外観は、樹脂付着量の多い部分や少ない部分が発生
して外観が低下した部分の有無を目視で評価し、外観が
低下した部分がないものを○とし、外観が低下した部分
があるものを×とした。
【0043】結果は表1に示した通り、実施例1〜3は
比較例1と比べ、基材液面間部分内の樹脂ワニスの粘度
と、基材液面間部分を除く部分の樹脂ワニスの粘度の差
が小さく、かつ、基材液面間部分内の樹脂ワニスの粘度
は、連続に含浸しても、含浸開始時の粘度と差が小さい
ことが確認された。また、実施例1〜3は比較例1と比
べ、得られたプリプレグの含浸性及び外観が優れること
が確認された。
【0044】
【表1】
【0045】
【発明の効果】本発明の樹脂含浸方法は、樹脂ワニスを
含浸槽に供給する方法が、基材液面間部分(樹脂ワニス
に沈む部分の基材及び樹脂ワニスの液面により囲まれた
部分)に、樹脂ワニスを供給する方法であるため、基材
液面間部分の樹脂ワニスを置き換えることができ、溶剤
成分が蒸発して粘度が高くなったり空気が液中に浮遊し
て含浸性が低下した樹脂ワニスが基材液面間部分から減
って、含浸槽内の樹脂ワニスのうち基材液面間部分を除
く部分の樹脂ワニス等に成分が近くなる。そのため、本
発明に係る樹脂含浸方法によると、連続的に含浸しても
未含浸の部分が発生しにくく、かつ、外観が優れたプリ
プレグが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る樹脂含浸方法の第一の実施の形態
を説明する一部を破断して示した正面図である。
【図2】本発明に係る樹脂含浸方法の第一の実施の形態
を説明する一部を破断して示した側面図である。
【図3】本発明に係る樹脂含浸方法の第二の実施の形態
を説明する一部を破断して示した正面図である。
【図4】本発明に係る樹脂含浸方法の第二の実施の形態
を説明する一部を破断して示した側面図である。
【図5】従来の樹脂含浸方法を説明する一部を破断して
示した側面図である。
【符号の説明】
10 含浸槽 11 含浸ロール 12 樹脂ワニス 13 樹脂受け槽 14 基材 15 溶剤 20 配管 21 開口部 22 吹き出し口 A 基材液面間部分(樹脂ワニスに沈む部分の基材及び
樹脂ワニスの液面により囲まれた部分)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部を解放系とした含浸槽に、溶剤を含
    有する樹脂ワニスを供給して満たし、その樹脂ワニスに
    基材を連続的に浸入させて樹脂ワニスに沈めつつ、連続
    的に引き出して含浸する樹脂含浸方法において、樹脂ワ
    ニスを供給する方法が、樹脂ワニスに沈む部分の基材及
    び樹脂ワニスの液面により囲まれた部分に、樹脂ワニス
    を供給する方法であることを特徴とする樹脂含浸方法。
  2. 【請求項2】 樹脂ワニスに沈む部分の基材及び樹脂ワ
    ニスの液面により囲まれた部分に樹脂ワニスを供給する
    方法が、樹脂ワニスに沈む部分の基材及び樹脂ワニスの
    液面により囲まれた部分に開口部を有する配管を設け、
    その開口部から樹脂ワニスを流出することにより供給す
    る方法であることを特徴とする請求項1記載の樹脂含浸
    方法。
  3. 【請求項3】 樹脂ワニスに沈む部分の基材及び樹脂ワ
    ニスの液面により囲まれた部分に樹脂ワニスを供給する
    方法が、樹脂ワニスに沈む部分の基材及び樹脂ワニスの
    液面により囲まれた部分内では基材の幅方向に流れるよ
    うに樹脂ワニスを吹き出す吹き出し口を含浸槽内に設
    け、その樹脂ワニスの吹き出しにより供給する方法であ
    ることを特徴とする請求項1記載の樹脂含浸方法。
  4. 【請求項4】 含浸槽内の樹脂ワニスのうち樹脂ワニス
    に沈む部分の基材及び樹脂ワニスの液面により囲まれた
    部分の樹脂ワニスと、含浸槽内の樹脂ワニスのうち樹脂
    ワニスに沈む部分の基材及び樹脂ワニスの液面により囲
    まれた部分を除く部分の樹脂ワニスの粘度の差が0〜1
    50センチポイズとなるよう、樹脂ワニスに沈む部分の
    基材及び樹脂ワニスの液面により囲まれた部分に樹脂ワ
    ニスを供給することを特徴とする請求項1から請求項3
    のいずれかに記載の樹脂含浸方法。
  5. 【請求項5】 樹脂ワニスに含有する溶剤が、メタノー
    ル、エタノール、メチルエチルケトン、アセトン、ベン
    ゼン、トルエンからなる群の中から選ばれた少なくとも
    1種の溶剤を含有することを特徴とする請求項1から請
    求項4のいずれかに記載の樹脂含浸方法。
JP16223296A 1996-06-21 1996-06-21 樹脂含浸方法 Pending JPH106332A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008222546A (ja) * 2007-03-08 2008-09-25 Special Coating Lab Internatl 液体中の成分の濃度調節装置、特に、光学ガラスまたは他の基板用のワニスタンクに入れるワニスの組成に含まれるアルコールの濃度調節装置

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JP2008222546A (ja) * 2007-03-08 2008-09-25 Special Coating Lab Internatl 液体中の成分の濃度調節装置、特に、光学ガラスまたは他の基板用のワニスタンクに入れるワニスの組成に含まれるアルコールの濃度調節装置

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