JPH1067855A - 有機基修飾シリケート及びそのシリケートを成分とする熱硬化性樹脂複合材料 - Google Patents

有機基修飾シリケート及びそのシリケートを成分とする熱硬化性樹脂複合材料

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JPH1067855A
JPH1067855A JP22658896A JP22658896A JPH1067855A JP H1067855 A JPH1067855 A JP H1067855A JP 22658896 A JP22658896 A JP 22658896A JP 22658896 A JP22658896 A JP 22658896A JP H1067855 A JPH1067855 A JP H1067855A
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JP
Japan
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thermosetting resin
organic
modified silicate
functional group
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JP22658896A
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English (en)
Inventor
Takeshi Takeuchi
健 竹内
Sumio Shibahara
澄夫 柴原
Kenichi Yanagisawa
健一 柳沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂に配合し反応させることにより、耐熱
性、耐環境性に優れ、曲げ特性等の機械的強度が高く、
良好な高靱性、熱衝撃性、成形加工性を有する熱硬化性
樹脂複合材料が得られる有機基修飾シリケート及びその
シリケートを成分とする熱硬化性複合材料を提供する。 【解決手段】 アルコキシシラン類(a)、及び少なく
とも1個の特定の官能基を含有し、かつ分子内に少なく
とも2個のSiH基を有するケイ素化合物(b)からな
る系を反応させることにより、特定の官能基を有する有
機基修飾シリケートが得られ、そのシリケートを熱硬化
性樹脂に配合して、更に樹脂と反応させることにより、
耐熱性、耐環境性に優れ、曲げ特性等の機械的強度が高
く、良好な高靱性、熱衝撃性、成形加工性を有する熱硬
化性樹脂複合材料が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱硬化性樹脂に配
合し、更に樹脂と反応させることにより、耐熱性、耐環
境性に優れ、曲げ特性等の機械的強度が高く、良好な高
靱性、熱衝撃性、成形加工性を有する熱硬化性樹脂複合
材料が得られる有機基修飾シリケート及びそのシリケー
トを含有成分とする熱硬化性樹脂複合材料に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】シリカ等の無機充填剤は、ICなどの電
子部品の封止剤として使用される樹脂組成物中に、強
度、耐衝撃性、耐熱性、成形性等の向上及び低コスト化
等の理由からフィラーとして広く用いられている。しか
し、有機物である樹脂と無機充填剤とは親和性が少ない
ので分散しづらく、それぞれが独立して存在しているた
め、熱応力などの外力が加わった際には最も力学的に弱
い部分である樹脂と無機充填剤の界面部分から破壊が起
き、十分な特性向上が計れないという問題がある。従
来、この問題を解決する方法として、カップリング剤を
配合する方法が行われているが、カップリング剤は、条
件を選べば水酸基を有する無機充填剤とは反応するが、
その条件設定が困難であり、十分な特性向上が図れない
のが現状である。又、これらのシリカ粒子の多くは、塩
素やナトリウム、ウランやトリウムなどの不純物を含ん
でおり、これらはそれぞれ、配線の腐食やソフトエラー
の原因となることが一般的に知られており、このような
シリカをカップリング処理しても不純物が混入している
以上、物性の向上は図れない。
【0003】一方、ゾルゲル法により球状シリカ粒子を
合成するに際し、有機官能基を有するアルコキシシラン
を添加することにより特定の有機修飾基を有するシリカ
粒子を作製し、これがフィラーとして樹脂製品の特性を
改善する事は特公平6−17476号公報にすでに開示
されているが、ゾルゲル法の原料として用いられるエチ
ルシリケートの配合比率が97%以上と高く無機物に近
い材料であり、それを用いても樹脂との親和性改善効果
が不十分で、得られる樹脂組成物についても、曲げ特性
等の機械特性が不満足なものである。
【0004】又、アルコキシシラン類、少なくとも2個
のSiH基を有するケイ素化合物、及び少なくとも2個
のアルケニル基を有する有機化合物を混合することによ
りケイ素系ハイブリッド材料が得られる事が特開平5−
86192号公報で既に開示されているが、これは、ア
ルケニル基を2個以上含むこと等から、有機と無機が順
次架橋し、それ自体が有機無機ハイブリッド材料となる
ので、シリカを充填した熱硬化性樹脂と比較して成形加
工性が悪く、強度的にも不満足なものである。以上のよ
うに、耐熱性、耐環境性に優れ、曲げ特性等の機械的強
度が高く、良好な高靱性、熱衝撃性、成形加工性を有す
る熱硬化性樹脂複合材料が得られるような有機基修飾シ
リケートは未だ開発されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の無機
充填剤では困難であった問題を解決するためになされた
ものであり、樹脂に配合し、更に反応させることによ
り、分散性及び樹脂との界面強度が良好で、耐熱性、耐
環境性に優れ、曲げ特性等の機械的強度が高く、良好な
高靱性、熱衝撃性、成形加工性を示す熱硬化性樹脂複合
材料が得られる有機基修飾シリケート及びそのシリケー
トを成分とする熱硬化性樹脂複合材料に関するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる実
情に鑑み、鋭意研究を進めた結果、アルコキシシラン類
(a)、及び少なくとも1個の特定の官能基を含有し、
かつ分子内に少なくとも2個のSiH基を有するケイ素
化合物(b)からなる系を反応させることにより、特定
の官能基を有する有機基修飾シリケートが得られるこ
と、得られた有機基修飾シリケートは、それ自体が柔軟
性を持ち、樹脂との親和性も良好で、熱硬化性樹脂組成
物の成分として用いると樹脂製品の特性を著しく改善す
る事を見出し本発明を完成するに至った。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明で(a)成分として用いら
れるアルコキシ基以外の官能基を含有しないアルコキシ
シラン類は、本発明で得られる有機基修飾シリケートを
樹脂に配合したときに、耐熱性、耐燃焼性、高強度を付
与するための成分であって特に制限はなく各種のものを
使用することができるが、式(2)で表されるアルコキ
シシラン類あるいはその加水分解縮合物を好ましく用い
ることができる。 RnSi(OR')4-n (2) Rは炭素数1から50までの1価の有機基で同一であっ
ても異なっていても良い。R'はメチル、エチル、n-プロ
ピルなどの1価の炭化水素基。nは0,1,2,3から
選ばれる整数。
【0008】具体的に例示すれば、オルトメチルシリケ
ート、オルトエチルシリケート、オルトn-プロピルシリ
ケートなどのテトラアルコキシシラン類及びその部分加
水分解縮合物、メチルトリメトキシシラン、メチルトリ
エトキシシラン、フェニルトリメトキシシランなどのト
リアルコキシシラン類及びその部分加水分解縮合物、ジ
メチルジメトキシシラン、フェニルメチルジメトキシシ
ラン、ジフェニルジメトキシシランなどのジアルコキシ
シラン類など、トリメチルメトキシシラン、フェニルジ
メチルメトキシシラン、トリフェニルメトキシシランな
どのモノアルコキシシランなどが挙げられる。中でもテ
トラエチルシリケートが好ましいが、これらのアルコキ
シシラン類は単独で用いても良く、2種以上併用しても
良い。
【0009】本発明で(b)成分として用いられるケイ
素化合物は、少なくとも1個の特定の官能基を含有し、
且つ少なくとも2個のSiH基を有するケイ素化合物で
あり、本発明の有機基修飾シリケートを熱硬化性樹脂に
配合し、反応させて得られる熱硬化性複合材料において
靱性、成形加工性を付与する成分である。特定の官能基
としては、カルボキシル基、酸無水物基、エポキシ基、
アミノ基、又は水酸基が好ましく、特に好ましくは、エ
ポキシ基である。(b)成分としては、特に制限はない
が、具体的に例示するならば
【0010】 等で示される鎖状の有機官能基含有ケイ素化合物。式
中、Rは、メチル基、フェニル基、炭素数2から24の
アルキル基の中から選ばれた1種もしくは2種以上の置
換基、好ましくはメチル基を表し、l,m,nは1から
400の整数である。又、Xはカルボキシル基、酸無水
物基、エポキシ基、アミノ基、又は水酸基の中から選ば
れた少なくとも1個の特定の官能基を含有する有機鎖で
ある。
【0011】又、 等で示される、環状の有機官能基含有ケイ素化合物 式中、Rは、メチル基、フェニル基、炭素数2から24
のアルキル基の中から選ばれた1種もしくは2種以上の
置換基、好ましくはメチル基を表し、lは、0から10
0 mは、1から400 nは、2から400の整数である。又、Xはカルボキシ
ル基、酸無水物基、エポキシ基、アミノ基、又は水酸基
の中から選ばれた少なくとも1個の特定の官能基を含有
する有機鎖である。
【0012】 等で示される、枝分かれ状の有機官能基含有ケイ素化合
物。式中、Rは、メチル基、フェニル基、炭素数2から
24のアルキル基の中から選ばれた1種もしくは2種以
上の置換基、好ましくはメチル基を表し、nは0,1,
2,3から選ばれる整数。Xはカルボキシル基、酸無水
物基、エポキシ基、アミノ基、又は水酸基の中から選ば
れた少なくとも1個の特定の官能基を含有する有機鎖で
ある。
【0013】官能基をケイ素化合物に導入する方法とし
ては、特に制限はなく、例えば、カルボキシル基、酸無
水物基、エポキシ基、アミノ基、又は水酸基の中から選
ばれた少なくとも1個の特定の官能基を有し且つ分子内
にアルケニル基を含有する有機化合物と、少なくとも2
個のSiH基を有するケイ素化合物を混合しアルケニル
基とSiH基とのヒドロシリル化反応を起こすことによ
り官能基を導入する方法などが挙げられる。この場合、
反応後も、少なくとも2個以上のSiH基が残るような
反応条件が好ましい。
【0014】本発明で用いられる(a)成分、(b)成
分の配合比率は、得られる有機基修飾シリケートの特性
を制御する上で非常に重要な指標である。(a)と
(b)の重量比が95:5〜70:30である事が好ま
しく、より好ましくは95:5〜80:20、更に好ま
しくは90:10〜80:20である。(a)の配合比
率が5%より小さいときは、官能基数が少ないため十分
な有機基修飾ができなくなる傾向にあり、得られる有機
基修飾シリケートの柔軟性を十分に付与できなくなる傾
向にある。又、30%よりも大きいと得られる有機基修
飾シリケートが柔らかくなりすぎるて、強度が十分でな
くなる傾向にある。
【0015】アルコキシシリル基及びSiH基の加水分
解・縮合反応には触媒を用いても良い。触媒としては、
特に制限されるものではなく、塩酸、硫酸等のなどの無
機酸類、ジブチルスズジラウレート、ジブチルスズマレ
エートなどのスズカルボン酸塩、水酸化ナトリウム、水
酸化カルシウムなどの無機塩基類などの公知のシラノー
ル縮合触媒等が挙げられる。これらの触媒は単独で用い
ても良く、2種以上併用しても良い。
【0016】本発明の有機基修飾シリケートは、所望の
特性を得るためには、アルコキシシラン類(a)、官能
基含有ケイ素化合物(b)の基本成分、触媒、水等を出
来るだけ均一系に近い条件で反応させることが望まし
い。反応系が不均一な状態で反応を行うと、各成分濃度
が局所的に高くなり部分的なゲル化が起こり不均質な材
料しか得られない場合が多い。そこで上記成分の均一性
の向上、さらには反応温度制御などのために必要に応じ
て溶剤を用いることができるが、その種類については、
特に制限されるものではない。
【0017】本発明の熱硬化性樹脂複合材料を得る方法
を例示すると、まず、50〜100℃の温度条件下で、
良く攪拌しながらアルコキシシラン類(a)にケイ素化
合物(b)溶液を必要に応じて触媒とともに約1時間か
けて滴下し、さらに1〜3時間反応させ、官能基を含む
有機基修飾シリケートを作製する。次に、得られた特定
の官能基を含有するシリケートに、この官能基と反応し
うる官能基を2個以上有する熱硬化性樹脂を溶解させた
有機溶媒の溶液を添加、混合攪拌し、溶媒を減圧下で除
去した後、熱処理を行うことにより熱硬化性樹脂複合材
料が得られる。熱処理条件としては、70℃〜180℃
で1〜5時間処理が好ましい。
【0018】また、本発明の(c)成分として用いられ
る熱硬化性樹脂は、有機基修飾シリケートの官能基と反
応しうる官能基を分子内に2個以上有するものであれば
公知のものが使用できる。有機基修飾シリケートの官能
基と反応しうる官能基としては、水酸基、アミノ基、エ
ポキシ基、カルボキシル基、メルカプト基、イソシアネ
ート基等があるが、中でもエポキシ基、水酸基、又はア
ミノ基を有するものが好ましい。具体例としては、フェ
ノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、又はエポキシ
樹脂等が挙げられる。
【0019】該有機基修飾シリケートと熱硬化性樹脂と
は、有機基修飾シリケートの官能基と反応しうる熱硬化
性樹脂中の官能基当量(ロ)/有機基修飾シリケートの
官能基当量(イ)が0.1≦官能基当量(ロ)/官能基
当量(イ)≦10、特に0.2≦官能基当量(ロ)/官
能基当量(イ)≦7の範囲内とすることが好ましく、よ
り好ましくは、0.5≦官能基当量(ロ)/官能基当量
(イ)≦5、更に好ましくは、1≦官能基当量(ロ)/
官能基当量(イ)≦4、最も好ましくは、1.5≦官能
基当量(ロ)/官能基当量(イ)≦3である。
【0020】この官能基当量比が0.1未満では、熱硬
化性樹脂比率が低くなるため、流動性、成形加工性が低
下する傾向にあり、10を越えると、有機基修飾シリケ
ートとの化学結合を有さない熱硬化性樹脂が多くなるた
めシリケート粉末の分散性が低下する傾向にあり、又、
樹脂組成物を架橋させて得られる硬化物の各種特性が低
下する傾向にある。このようにして得られた本発明の熱
硬化性樹脂複合材料を従来公知のエポキシ樹脂、フェノ
ール樹脂系成形材料用樹脂組成物等に配合し、この組成
物を硬化させた場合、強度、耐衝撃性、耐熱性、成形性
等の著しい改善が可能となる。この理由として、以下の
ことが考えられる。
【0021】即ち、本発明の熱硬化性樹脂複合材料は、
シリケートに熱硬化性樹脂自体が固定化されているた
め、組成物に配合した際、従来の熱硬化性樹脂組成物に
比べ、シリケートが予め均一に分散しているので、シリ
ケートの配合比率を大幅に増加させることが容易に行え
る。又、従来の熱硬化性樹脂では、有機物である樹脂と
無機物である無機充填剤とは親和性が少ないので分散し
づらく、それぞれが独立して存在しているため、熱応力
等の外力が加わった際には、最も力学的に弱い部分であ
る樹脂と無機充填材の界面部分から破壊が起き、十分な
特性向上が図れないが、本発明の新規な熱硬化性樹脂複
合材料は、シリケート表面に熱硬化性樹脂自体が固定化
されるため、シリケートと熱硬化性樹脂との間の界面が
強固であり、且つ両者の親和性も良好であるため、本発
明の熱硬化性樹脂複合材料を用いた熱硬化性樹脂組成物
の各種特性が向上したものと考えられる。
【0022】
【実施例】以下、実施例により、本発明を説明する。 <特定の官能基含有、かつ分子内に少なくとも2個のS
iH基含有ケイ素化合物の合成>
【0023】(ケイ素化合物1)系内を窒素置換したフ
ラスコ内に、ポリメチルハイドロジェンシロキサン(東
レダウコーニングシリコーン株式会社製SH1107)
100.7gと乾燥トルエン100mlを仕込んだ。次
に、攪拌しながら、フラスコを70℃のオイルバスにつ
け、アリルグリシジルエーテル11.2g及び塩化白金
酸触媒溶液(H2PtCl6・6H2O 1.0gをイソプロパノー
ル9gに溶解したもの)300μlをトルエン100m
lに溶解した溶液を約1時間かけて滴下した。更に約1
時間、70℃で反応させて、官能基を含有したケイ素化
合物1の溶液を得た。
【0024】(ケイ素化合物2)系内を窒素置換したフ
ラスコ内に、ポリメチルハイドロジェンシロキサン(東
レダウコーニングシリコーン株式会社製SH1107)
220.3gと乾燥1,4−ジオキサン100mlを仕
込んだ。次に、攪拌しながら、フラスコを70℃のオイ
ルバスにつけ、アリルグリシジルエーテル9.2g及び
塩化白金酸触媒溶液(H2PtCl6・6H2O 1.0gをイソプ
ロパノール9gに溶解したもの)300μlをトルエン
100mlに溶解した溶液を約1時間かけて滴下した。
更に約1時間、70℃で反応させて、官能基を含有した
ケイ素化合物1の溶液を得た。
【0025】(ケイ素化合物3)系内を窒素置換したフ
ラスコ内に、ポリメチルハイドロジェンシロキサン(東
レダウコーニングシリコーン株式会社製SH1107)
118.2gと乾燥1,4−ジオキサン100mlを仕
込んだ。次に、攪拌しながら、フラスコを70℃のオイ
ルバスにつけ、アリルグリシジルエーテル41.3g及
び塩化白金酸触媒溶液(H2PtCl6・6H2O 1.0gをイソ
プロパノール9gに溶解したもの)300μlをトルエ
ン100mlに溶解した溶液を約1時間かけて滴下し
た。更に約1時間、70℃で反応させて、官能基を含有
したケイ素化合物1の溶液を得た。
【0026】(ケイ素化合物4)系内を窒素置換したフ
ラスコ内に、ポリメチルハイドロジェンシロキサン(東
レダウコーニングシリコーン株式会社製SH1107)
32.3gと乾燥1,4−ジオキサン100mlを仕込
んだ。次に、攪拌しながら、フラスコを70℃のオイル
バスにつけ、アリルグリシジルエーテル10.8g及び
塩化白金酸触媒溶液(H2PtCl6・6H2O 1.0gをイソプ
ロパノール9gに溶解したもの)300μlをトルエン
100mlに溶解した溶液を約1時間かけて滴下した。
更に約1時間、70℃で反応させて、官能基を含有した
ケイ素化合物1の溶液を得た。
【0027】(ケイ素化合物5)系内を窒素置換したフ
ラスコ内に、ポリメチルハイドロジェンシロキサン(東
レダウコーニングシリコーン株式会社製SH1107)
289.8gと乾燥1,4−ジオキサン100mlを仕
込んだ。次に、攪拌しながら、フラスコを70℃のオイ
ルバスにつけ、アリルグリシジルエーテル8.6g及び
塩化白金酸触媒溶液(H2PtCl6・6H2O 1.0gをイソプ
ロパノール9gに溶解したもの)300μlをトルエン
100mlに溶解した溶液を約1時間かけて滴下した。
更に約1時間、70℃で反応させて、官能基を含有した
ケイ素化合物1の溶液を得た。
【0028】<熱硬化性複合材料1>系内を窒素置換し
た状態で、70℃に加熱したオイルバス中で、ケイ素化
合物1の溶液に、エチルシリケートを1006g滴下し
て攪拌し、0.5N HCl水溶液30mlを1,4−
ジオキサン10mlに溶解した溶液を攪拌しながら約1
時間かけて滴下を終了した。その後、更に約1時間反応
させ、溶媒を減圧下で除去し有機基修飾シリケートを作
製した。上記の有機基修飾シリケート450g、フェノ
ールノボラック樹脂(住友デュレズ(株)製 PRー5
1470;OH当量105)50g、触媒としてトリフ
ェニルホスフィン1gを配合した後、小型のヘンシェル
ミキサーに投入し、500〜700rpmで攪拌しなが
ら、さらに温度80℃〜150℃で1〜3時間反応させ
て本発明の熱硬化性樹脂複合材料を得た。得られた熱硬
化性樹脂複合材料を赤外線吸収スペクトル、固体NMR
でチェックした結果、フェノール樹脂の水酸基と有機基
修飾シリケートのエポキシ基が反応していることが確認
できた。ここで、この熱硬化性樹脂複合材料の水酸基の
官能基当量を調べると1086.3であった。
【0029】<熱硬化性複合材料2>系内を窒素置換し
た状態で、70℃に加熱したオイルバス中で、ケイ素化
合物2の溶液に、エチルシリケートを600g滴下して
攪拌し、0.5N HCl水溶液30mlを1,4−ジ
オキサン10mlに溶解した溶液を攪拌しながら約1時
間かけて滴下を終了した。その後、更に約1時間反応さ
せ、溶媒を減圧下で除去し有機基修飾シリケートを作製
した。上記の有機基修飾シリケート450g、フェノー
ルノボラック樹脂(住友デュレズ(株)製 PRー51
470;OH当量105)50g、触媒としてトリフェ
ニルホスフィン1gを配合した後、小型のヘンシェルミ
キサーに投入し、500〜700rpmで攪拌しなが
ら、さらに温度80℃〜150℃で1〜3時間反応させ
て本発明の熱硬化性樹脂複合材料を得た。得られた熱硬
化性樹脂複合材料を赤外線吸収スペクトル、固体NMR
でチェックした結果、フェノール樹脂の水酸基と有機基
修飾シリケートのエポキシ基が反応していることが確認
できた。ここで、この熱硬化性樹脂複合材料の水酸基の
官能基当量を調べると1073.8であった。
【0030】<熱硬化性複合材料3>系内を窒素置換し
た状態で、70℃に加熱したオイルバス中で、ケイ素化
合物3の溶液に、エチルシリケートを507.2g滴下
して攪拌し、0.5N HCl水溶液30mlを1,4
−ジオキサン10mlに溶解した溶液を攪拌しながら約
1時間かけて滴下を終了した。その後、更に約1時間反
応させ、溶媒を減圧下で除去し有機基修飾シリケートを
作製した。上記の有機基修飾シリケート450g、フェ
ノールノボラック樹脂(住友デュレズ(株)製 PRー
51470;OH当量105)50g、触媒としてトリ
フェニルホスフィン1gを配合した後、小型のヘンシェ
ルミキサーに投入し、500〜700rpmで攪拌しな
がら、さらに温度80℃〜150℃で1〜3時間反応さ
せて本発明の熱硬化性樹脂複合材料を得た。得られた熱
硬化性樹脂複合材料を赤外線吸収スペクトル、固体NM
Rでチェックした結果、フェノール樹脂の水酸基と有機
基修飾シリケートのエポキシ基が反応していることが確
認できた。ここで、この熱硬化性樹脂複合材料の水酸基
の官能基当量を調べると1306.5であった。
【0031】<熱硬化性複合材料4>((a)/{(a)+(b)}
の重量比が0.05未満の場合) 系内を窒素置換した状態で、70℃に加熱したオイルバ
ス中で、ケイ素化合物4の溶液に、エチルシリケートを
1034g滴下して攪拌し、0.5N HCl水溶液3
0mlを1,4−ジオキサン10mlに溶解した溶液を
攪拌しながら約1時間かけて滴下を終了した。その後、
更に約1時間反応させ、溶媒を減圧下で除去し有機基修
飾シリケートを作製した。上記の有機基修飾シリケート
450g、フェノールノボラック樹脂(住友デュレズ
(株)製 PRー51470;OH当量105)50
g、触媒としてトリフェニルホスフィン1gを配合した
後、小型のヘンシェルミキサーに投入し、500〜70
0rpmで攪拌しながら、さらに温度80℃〜150℃
で1〜3時間反応させて本発明の熱硬化性樹脂複合材料
を得た。得られた熱硬化性樹脂複合材料を赤外線吸収ス
ペクトル、固体NMRでチェックした結果、フェノール
樹脂の水酸基と有機基修飾シリケートのエポキシ基が反
応していることが確認できた。ここで、この熱硬化性樹
脂複合材料の水酸基の官能基当量を調べると1083.
6であった。
【0032】<熱硬化性複合材料5>((a)/{(a)+(b)}
の重量比が0.3以上の場合) 系内を窒素置換した状態で、70℃に加熱したオイルバ
ス中で、ケイ素化合物3の溶液に、エチルシリケートを
557.1g滴下して攪拌し、0.5N HCl水溶液
30mlを1,4−ジオキサン10mlに溶解した溶液
を攪拌しながら約1時間かけて滴下を終了した。その
後、更に約1時間反応させ、溶媒を減圧下で除去し有機
基修飾シリケートを作製した。上記の有機基修飾シリケ
ート450g、フェノールノボラック樹脂(住友デュレ
ズ(株)製 PRー51470;OH当量105)50
g、触媒としてトリフェニルホスフィン1gを配合した
後、小型のヘンシェルミキサーに投入し、500〜70
0rpmで攪拌しながら、さらに温度80℃〜150℃
で1〜3時間反応させて本発明の熱硬化性樹脂複合材料
を得た。得られた熱硬化性樹脂複合材料を赤外線吸収ス
ペクトル、固体NMRでチェックした結果、フェノール
樹脂の水酸基と有機基修飾シリケートのエポキシ基が反
応していることが確認できた。ここで、この熱硬化性樹
脂複合材料の水酸基の官能基当量を調べると1070.
0であった。
【0033】《実施例1〜3及び比較例1〜4》第1〜
3表に示す配合原料を混合、混練、粉砕してエポキシ樹
脂成形材料を得、該成形材料をトランスファー成形して
成形品を得た。その成形品の評価結果も合わせて第1〜
3表に示す。尚、得られた成形品の特性評価は、下記の
方法で行った。 (1)ヒートサイクル:30×25×5mmの成形品の
底面に25×25×3mmの銅板を埋め込み、−40℃
と+200℃の恒温槽に約30分ずつ入れ、100サイ
クル繰り返した後の樹脂クラックを調べた。 (2)曲げ強さ:JIS K6911に準じて測定し
た。 (3)スパイラルフロー:EMMI規格に準じた金型を
使用し、約175℃、70kg/cm2の条件で測定し
た。 (4)成形外観(成形品表面を目視で判定した。成形品
の表面が平滑な場合は○、凹凸が生じたものは×とし
た。)
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
【表3】
【0037】
【発明の効果】本発明により、樹脂に配合し、反応させ
ることにより、耐熱性、耐燃焼性に優れ、曲げ特性等の
機械的強度が高く、良好な高靱性、熱衝撃性、成形加工
性を有する熱硬化性樹脂複合材料が得られる有機基修飾
シリケート及びそのシリケートを成分とする熱硬化性複
合材料が得られる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルコキシシラン類(a)、及び少なく
    とも1個の特定の官能基を含有し、かつ分子内に少なく
    とも2個のSiH基を有するケイ素化合物(b)からな
    る系を反応させてなることを特徴とする有機基修飾シリ
    ケート。
  2. 【請求項2】 特定の官能基が、カルボキシル基、酸無
    水物基、エポキシ基、アミノ基、又は水酸基である請求
    項1記載の有機基修飾シリケート。
  3. 【請求項3】 反応が、アルコキシシリル基、およびS
    iH基の加水分解と縮合反応である請求項1又は2記載
    の有機基修飾シリケート。
  4. 【請求項4】 アルコキシシラン類(a)が、テトラエ
    チルシリケートである請求項1、2又は3記載の有機基
    修飾シリケート。
  5. 【請求項5】 特定の官能基を含有し、かつ分子内に少
    なくとも2個のSiH基を有するケイ素化合物(b)
    が、エポキシ基を含有するポリメチルハイドロジェンシ
    ロキサン誘導体である請求項1、2、3又は4記載の有
    機基修飾シリケート。
  6. 【請求項6】 (a)と(b)との重量比が95:5〜
    70:30である請求項1、2、3、4又は5記載の有
    機基修飾シリケート。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5又は6記載の
    有機基修飾シリケートと反応可能な官能基を2個以上有
    する熱硬化性樹脂(c)を混合し、反応させることによ
    り得られることを特徴とする熱硬化性樹脂複合材料。
JP22658896A 1996-08-28 1996-08-28 有機基修飾シリケート及びそのシリケートを成分とする熱硬化性樹脂複合材料 Pending JPH1067855A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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