JPH1070418A - 多段カスコード増幅器 - Google Patents
多段カスコード増幅器Info
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- JPH1070418A JPH1070418A JP22474196A JP22474196A JPH1070418A JP H1070418 A JPH1070418 A JP H1070418A JP 22474196 A JP22474196 A JP 22474196A JP 22474196 A JP22474196 A JP 22474196A JP H1070418 A JPH1070418 A JP H1070418A
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- level shift
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 広帯域で高周波特性の良く、ばらつきが少な
く、低ノイズでモノリシックICに好適なレベルシフト
回路を有する多段カスコード増幅器得ることにある。 【解決手段】 同一チップ上に形成するPNPトランジ
スタを直流レベルシフト用の利得約1倍のベース接地と
し動作させ、さらに、ベース接地の入力から出力のコレ
クタへ比較的小さな容量のコンデンサを設け、直流から
中域まではベース接地が増幅とレベルシフトを受け持
ち、中域以上の高周波成分は前記コンデンサによってバ
イパスされ、広帯域に渡って安定で低ノイズのレベルシ
フト回路を実現する。
く、低ノイズでモノリシックICに好適なレベルシフト
回路を有する多段カスコード増幅器得ることにある。 【解決手段】 同一チップ上に形成するPNPトランジ
スタを直流レベルシフト用の利得約1倍のベース接地と
し動作させ、さらに、ベース接地の入力から出力のコレ
クタへ比較的小さな容量のコンデンサを設け、直流から
中域まではベース接地が増幅とレベルシフトを受け持
ち、中域以上の高周波成分は前記コンデンサによってバ
イパスされ、広帯域に渡って安定で低ノイズのレベルシ
フト回路を実現する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は広帯域増幅器、特に
モノリシックICに好適な電圧レベルシフト回路に関す
るもので、オシロスコープ用増幅器、ハイビジョンビデ
オ信号増幅器等、広帯域直流増幅器に適したレベルシフ
ト回路をそなえた多段カスコード増幅器に関するもので
ある。
モノリシックICに好適な電圧レベルシフト回路に関す
るもので、オシロスコープ用増幅器、ハイビジョンビデ
オ信号増幅器等、広帯域直流増幅器に適したレベルシフ
ト回路をそなえた多段カスコード増幅器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】オシロスコープなど、直流から広帯域に
渡って増幅する回路としてカスコード差動増幅器が知ら
れており、このカスコード増幅器を多段接続した広帯域
直流差動多段カスコード増幅器の例を図8に示す。
渡って増幅する回路としてカスコード差動増幅器が知ら
れており、このカスコード増幅器を多段接続した広帯域
直流差動多段カスコード増幅器の例を図8に示す。
【0003】同図に、この増幅器は第1段目のカスコー
ド増幅器1aと、レベルシフト回路2、第2段目のカス
コード増幅器1bにより構成される。このような従来の
周知の広帯域直流差動増幅器において、カスコード増幅
器1aに着目すれば、同増幅器は、トランジスタペアQ
4、Q5のトランスコンダクタンス段とそのコレクタに
接続されたベース接地ペアトランジスタQ6、Q7によ
って構成される。
ド増幅器1aと、レベルシフト回路2、第2段目のカス
コード増幅器1bにより構成される。このような従来の
周知の広帯域直流差動増幅器において、カスコード増幅
器1aに着目すれば、同増幅器は、トランジスタペアQ
4、Q5のトランスコンダクタンス段とそのコレクタに
接続されたベース接地ペアトランジスタQ6、Q7によ
って構成される。
【0004】カスコード増幅器はすべてNPN形トラン
ジスタで構成するとトランスコンダクタンス段のトラン
ジスタQ4、Q5のVbc、ベース接地段のトランジス
タQ6、Q7のVceの分、直流電位が上昇する。
ジスタで構成するとトランスコンダクタンス段のトラン
ジスタQ4、Q5のVbc、ベース接地段のトランジス
タQ6、Q7のVceの分、直流電位が上昇する。
【0005】カスコード増幅器を複数段接続して利得を
稼ぎたい場合、段数分電位が上昇するので、どこかでレ
ベルシフトを行い電位を下げる必要がある。
稼ぎたい場合、段数分電位が上昇するので、どこかでレ
ベルシフトを行い電位を下げる必要がある。
【0006】例えば、図8のカスコード増幅器1bのト
ランジスタQ10、Q11、Q12、Q13をPNPト
ランジスタに変えれば電位を下げることができるが、モ
ノリシックICでは一般に高ft(利得帯域幅積)のP
NPトランジスタを作りにくい。このため、通常は図8
に示すように、すべて、NPNトランジスタで構成す
る。
ランジスタQ10、Q11、Q12、Q13をPNPト
ランジスタに変えれば電位を下げることができるが、モ
ノリシックICでは一般に高ft(利得帯域幅積)のP
NPトランジスタを作りにくい。このため、通常は図8
に示すように、すべて、NPNトランジスタで構成す
る。
【0007】図8の例では、同じ構成のトランジスタか
らなるカスコード増幅器を1a、1bの2段接続してお
り、段間の接続にエミッタフォロアQ1、Q2、ツェナ
ーダイードDz1、Dz2からなるレベルシフト回路2
を使って直流レベルを一端下げている。
らなるカスコード増幅器を1a、1bの2段接続してお
り、段間の接続にエミッタフォロアQ1、Q2、ツェナ
ーダイードDz1、Dz2からなるレベルシフト回路2
を使って直流レベルを一端下げている。
【0008】図9はこのレベルシフト回路2の片方の極
性だけを抜き出し、示したものである。エミッタフォロ
アトランジスタQ1、Q2(図9においては図示せず)
のVbeとツェナーダイオードDz1の分だけ出力電位
を下げているが、ツェナーダイオードがノイズを発生し
やすいことやツェナー電圧がばらつく問題がある。
性だけを抜き出し、示したものである。エミッタフォロ
アトランジスタQ1、Q2(図9においては図示せず)
のVbeとツェナーダイオードDz1の分だけ出力電位
を下げているが、ツェナーダイオードがノイズを発生し
やすいことやツェナー電圧がばらつく問題がある。
【0009】一方、ツェナーダイオードを用いずに抵抗
でレベルシフトする図10に示す周知の方法もある。同
図はレベルシフト回路2の片方の極性だけを抜き出し、
示したものである。抵抗R1に流れる電流でレベルシフ
ト電圧が決まるが、抵抗R1は次段回路や電流源I1の
インピーダンスの容量成分とでローパスフィルタを構成
し、広帯域特性を得難いため、モノリシックIC化に不
利な比較的大きい容量C1を並列に設ける必要がある。
でレベルシフトする図10に示す周知の方法もある。同
図はレベルシフト回路2の片方の極性だけを抜き出し、
示したものである。抵抗R1に流れる電流でレベルシフ
ト電圧が決まるが、抵抗R1は次段回路や電流源I1の
インピーダンスの容量成分とでローパスフィルタを構成
し、広帯域特性を得難いため、モノリシックIC化に不
利な比較的大きい容量C1を並列に設ける必要がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】カスコード増幅器を多
段接続した広帯域直流差動カスコード増幅器のレベルシ
フト回路において、 1.カスコード増幅器を構成するトランジスタにPNP
トランジスタを使用する方法では、レベルシフト回路を
必要としないが、高周波特性の良いトランジスタを作り
にくく、PNPトランジスタの性能がボトルネックにな
る。
段接続した広帯域直流差動カスコード増幅器のレベルシ
フト回路において、 1.カスコード増幅器を構成するトランジスタにPNP
トランジスタを使用する方法では、レベルシフト回路を
必要としないが、高周波特性の良いトランジスタを作り
にくく、PNPトランジスタの性能がボトルネックにな
る。
【0011】2.ツェナーダイオードを使用する方法で
はツェナーダイオードがノイズを発生しやすい点や、ツ
ェナー電圧がばらつきやすく本実施例のような平衡回路
で使用すると、ばらつきにより 電圧オフセットを生じ
る。
はツェナーダイオードがノイズを発生しやすい点や、ツ
ェナー電圧がばらつきやすく本実施例のような平衡回路
で使用すると、ばらつきにより 電圧オフセットを生じ
る。
【0012】3.ツェナーダイオードに替え抵抗を用い
た従来例では、広帯域特性を得るために比較的大きい容
量素子、たとえば、容量値数μFの高容量セラミックコ
ンデンサや、タンタルコンデンサが必須で、チップコン
デンサでは実現不可能であり、モノリシックIC化に不
向きとなる。
た従来例では、広帯域特性を得るために比較的大きい容
量素子、たとえば、容量値数μFの高容量セラミックコ
ンデンサや、タンタルコンデンサが必須で、チップコン
デンサでは実現不可能であり、モノリシックIC化に不
向きとなる。
【0013】等、それぞれに欠点がある。
【0014】本発明の目的は、モノリシックIC化に好
適で、広帯域で高周波特性の良く、ばらつきが少なく、
低ノイズで、例えば、オシロスコープ、ハイビジョンビ
デオ回路に好適な、広帯域直流差動用レベルシフト回路
を得ることにある。
適で、広帯域で高周波特性の良く、ばらつきが少なく、
低ノイズで、例えば、オシロスコープ、ハイビジョンビ
デオ回路に好適な、広帯域直流差動用レベルシフト回路
を得ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、多段カスコード増幅器において、同一チッ
プ上に形成するPNPトランジスタを直流レベルシフト
用の(例えば、利得1倍)ベース接地とし動作させ、さ
らに該ベース接地トランジスタの入力から、出力のコレ
クタへ比較的小さな容量のコンデンサを設けたものであ
る。
成するため、多段カスコード増幅器において、同一チッ
プ上に形成するPNPトランジスタを直流レベルシフト
用の(例えば、利得1倍)ベース接地とし動作させ、さ
らに該ベース接地トランジスタの入力から、出力のコレ
クタへ比較的小さな容量のコンデンサを設けたものであ
る。
【0016】その結果、直流から中域まではベース接地
トランジスタが増幅とレベルシフトを受け持ち、中域以
上の高周波成分はコンデンサによってバイパスされ、結
果的に広帯域に渡って安定なレベルシフト回路を実現で
きる。
トランジスタが増幅とレベルシフトを受け持ち、中域以
上の高周波成分はコンデンサによってバイパスされ、結
果的に広帯域に渡って安定なレベルシフト回路を実現で
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下この発明の一実施例を図面を
用いて説明する。
用いて説明する。
【0018】図1はこの多段カスコード増幅器のレベル
シフト回路の片方の極性だけを抜き出し示したものであ
る。
シフト回路の片方の極性だけを抜き出し示したものであ
る。
【0019】Q20はエミッタフォロアトランジスタ、
Q21はPNPトランジスタである。トランジスタQ2
1はベルシフト用のベース接地トランジスタで、トラン
ジスタQ23は次段とのバッファためのエミッタフォロ
アを構成する。
Q21はPNPトランジスタである。トランジスタQ2
1はベルシフト用のベース接地トランジスタで、トラン
ジスタQ23は次段とのバッファためのエミッタフォロ
アを構成する。
【0020】トランジスタQ21はベースを第1の既定
電位Vb2に接続し、コレクタに接続した抵抗R2は第
2の既定電位V−に接続される。
電位Vb2に接続し、コレクタに接続した抵抗R2は第
2の既定電位V−に接続される。
【0021】さらに、Cは高周波信号を素通りさせるた
めのコンデンサで、比較的小さな容量、例えば、容量値
数5pF、チップサイズ2μm×2μmのコンデンサで
ある。ベース接地トランジスタQ21の利得は抵抗R1
とR2で決まり、この場合、例えば、 R1+re=R2 に選び利得1倍に設定する。
めのコンデンサで、比較的小さな容量、例えば、容量値
数5pF、チップサイズ2μm×2μmのコンデンサで
ある。ベース接地トランジスタQ21の利得は抵抗R1
とR2で決まり、この場合、例えば、 R1+re=R2 に選び利得1倍に設定する。
【0022】ここで、reはトランジスタ21のエミッ
タ動抵抗である。
タ動抵抗である。
【0023】また、レベルシフト後の電圧Vb3はトラ
ンジスタQ20のベース電位Vb1とトランジスタQ2
1のベース電位Vb2と抵抗R1、R2で決まり、 Vb3=(Vb1−Vb2−(Vbe1+Vbe2))
R2/R1+V となる。
ンジスタQ20のベース電位Vb1とトランジスタQ2
1のベース電位Vb2と抵抗R1、R2で決まり、 Vb3=(Vb1−Vb2−(Vbe1+Vbe2))
R2/R1+V となる。
【0024】ここで、コンデンサの容量Cがない場合を
考えてみると、高周波の通過帯域はベース接地のPNP
トランジスタQ21の利得帯域幅積ftで決まるため、
前述したようにプロセス上の制約で高ftのPNPトラ
ンジスタは作りにくく広帯域化は望めない。ところが、
容量素子(コンデンサ)Cを追加することによってこの
欠点をカバーすることができる。この容量素子を設ける
ことにより図4に示すように周波数特性は点線で示す特
性aと一点鎖線で示す特性bの合成特性として実線cの
ようになる。
考えてみると、高周波の通過帯域はベース接地のPNP
トランジスタQ21の利得帯域幅積ftで決まるため、
前述したようにプロセス上の制約で高ftのPNPトラ
ンジスタは作りにくく広帯域化は望めない。ところが、
容量素子(コンデンサ)Cを追加することによってこの
欠点をカバーすることができる。この容量素子を設ける
ことにより図4に示すように周波数特性は点線で示す特
性aと一点鎖線で示す特性bの合成特性として実線cの
ようになる。
【0025】低域の特性aは図2に示す等価回路にな
り、ベース接地トランジスタのコレクタのインピーダン
スがコンデンサCと抵抗R2となりカットオフ周波数は
1/2πC・R2となる。
り、ベース接地トランジスタのコレクタのインピーダン
スがコンデンサCと抵抗R2となりカットオフ周波数は
1/2πC・R2となる。
【0026】また、高域の特性は図3の等価回路のよう
になり、容量Cと抵抗R2で構成された同じくカットオ
フ周波数1/2πC・R2の高域通過フィルタ特性とな
り、高周波ではベース接地はほとんど影響しなくなる。
になり、容量Cと抵抗R2で構成された同じくカットオ
フ周波数1/2πC・R2の高域通過フィルタ特性とな
り、高周波ではベース接地はほとんど影響しなくなる。
【0027】図5は本発明を実施した、直流から広帯域
に渡って入力信号を増幅する広帯域多段カスコード増幅
器の回路図示す。このような広帯域多段カスコード増幅
器は、例えば、オシロスコープなどに使用される。
に渡って入力信号を増幅する広帯域多段カスコード増幅
器の回路図示す。このような広帯域多段カスコード増幅
器は、例えば、オシロスコープなどに使用される。
【0028】同図において、図8と同一物には同じ符号
を付す。
を付す。
【0029】この増幅器は第1段目のカスコード増幅器
1aと、レベルシフト回路3、第2段目のカスコード増
幅器1bにより構成される。
1aと、レベルシフト回路3、第2段目のカスコード増
幅器1bにより構成される。
【0030】次にこの動作を説明する。
【0031】第1段目カスコード増幅器1aのトランジ
スタQ6、Q7はレベルシフト回路3に入力する。トラ
ンジスタQ20、Q24に入力した差動信号は増幅(た
だし、利得1倍)され、そのエミッタ出力は抵抗R1、
R4を介してトランジスタQ21、Q25のエミッタに
入力し、入力信号の低域成分はコレクタに出力する。こ
のとき高域成分はコンデンサC2、C3を通過し、トラ
ンジスタQ23、Q26のベースに入力する。このトラ
ンジスタQ23、Q26のエミッタ出力は次段のカスコ
ード増幅器1bのトランジスタQ10、Q11のベース
に出力される。
スタQ6、Q7はレベルシフト回路3に入力する。トラ
ンジスタQ20、Q24に入力した差動信号は増幅(た
だし、利得1倍)され、そのエミッタ出力は抵抗R1、
R4を介してトランジスタQ21、Q25のエミッタに
入力し、入力信号の低域成分はコレクタに出力する。こ
のとき高域成分はコンデンサC2、C3を通過し、トラ
ンジスタQ23、Q26のベースに入力する。このトラ
ンジスタQ23、Q26のエミッタ出力は次段のカスコ
ード増幅器1bのトランジスタQ10、Q11のベース
に出力される。
【0032】次に、本発明の広帯域直流差動増幅器をデ
ジタルオシロスコープに実施した例を図6、図7を用い
て説明する。
ジタルオシロスコープに実施した例を図6、図7を用い
て説明する。
【0033】図6は本発明のカスコード増幅回路をデジ
タルオシロスコープのA/D変換器の前記増幅器に使用
した例である。
タルオシロスコープのA/D変換器の前記増幅器に使用
した例である。
【0034】同図において、4は被観測信号の入力端
子、5はバッファアンプを含む第1アッテネータ、6は
第2アッテネータでこの第2アッテネータは先に説明し
たカスコード増幅器1aに対応するもので、図7にその
詳細回路図を示す。12はA/D変換回路、13はメモ
リ、14はLCD、CRTまたはEL等の表示器を含む
表示回路、15はトリガ回路、16はタイムべース回
路、17はCPUである。その他の符号は図5と同一物
を示す。なお、A/D変換器12、トリガ回路15以下
の構成は周知のデジタルオシロスコープと同一であるた
め、ここでの説明は省略する。
子、5はバッファアンプを含む第1アッテネータ、6は
第2アッテネータでこの第2アッテネータは先に説明し
たカスコード増幅器1aに対応するもので、図7にその
詳細回路図を示す。12はA/D変換回路、13はメモ
リ、14はLCD、CRTまたはEL等の表示器を含む
表示回路、15はトリガ回路、16はタイムべース回
路、17はCPUである。その他の符号は図5と同一物
を示す。なお、A/D変換器12、トリガ回路15以下
の構成は周知のデジタルオシロスコープと同一であるた
め、ここでの説明は省略する。
【0035】次にこの動作を説明する。
【0036】入力端子4に入力した被観測信号は、図示
しないバッファアンプを含む第1アッテネータ回路5で
粗い間隔の減衰比で減衰される。次に、被観測信号をさ
らに小さな間隔の減衰比で減衰比を設定するため、第2
アッテネータ回路6を用いる。このように、オシロスコ
ープの入力回路は、入力部インピーダンス変換回路の前
段に設けた高インピーダンス系の第1アッテネータ回路
5と、インピーダンス変換回路以降に設けた第2アッテ
ネータ回路6に分けており、それらの減衰比率の組み合
わせで例えば40mVから40Vフルスケールといった
広範囲の信号を扱えるようになっている。第1アッテネ
ータ回路5は扱う信号の電圧が高く、高耐圧であるため
リレーなどメカニカルスイッチを使うのが一般的であ
る。その減衰比は例えば1:1/10:1/100であ
る。一方、第2アッテネータ回路6はインピーダンスも
低く、扱う電圧も低いので図7の例に示すようにトラン
ジスタなどによって電子スイッチ化されている。つぎに
この動作を説明する。
しないバッファアンプを含む第1アッテネータ回路5で
粗い間隔の減衰比で減衰される。次に、被観測信号をさ
らに小さな間隔の減衰比で減衰比を設定するため、第2
アッテネータ回路6を用いる。このように、オシロスコ
ープの入力回路は、入力部インピーダンス変換回路の前
段に設けた高インピーダンス系の第1アッテネータ回路
5と、インピーダンス変換回路以降に設けた第2アッテ
ネータ回路6に分けており、それらの減衰比率の組み合
わせで例えば40mVから40Vフルスケールといった
広範囲の信号を扱えるようになっている。第1アッテネ
ータ回路5は扱う信号の電圧が高く、高耐圧であるため
リレーなどメカニカルスイッチを使うのが一般的であ
る。その減衰比は例えば1:1/10:1/100であ
る。一方、第2アッテネータ回路6はインピーダンスも
低く、扱う電圧も低いので図7の例に示すようにトラン
ジスタなどによって電子スイッチ化されている。つぎに
この動作を説明する。
【0037】第2アッテネータ6の入力信号はトランス
コンダクタンス段トランジスタQ68/Q69で電流に
変換する。この電流は、ベース接地対トランジスタQ6
3/Q67、Q62/Q65、Q61/Q64のいずれ
かのベース電位を高く上げることによりONとなったコ
レクタ間につながる抵抗R11からR16に流れる。こ
の抵抗を流れる電流の和によって、レベルシフト回路3
のトランジスタQ20/Q24間に発生する電圧を制御
するようにしている。
コンダクタンス段トランジスタQ68/Q69で電流に
変換する。この電流は、ベース接地対トランジスタQ6
3/Q67、Q62/Q65、Q61/Q64のいずれ
かのベース電位を高く上げることによりONとなったコ
レクタ間につながる抵抗R11からR16に流れる。こ
の抵抗を流れる電流の和によって、レベルシフト回路3
のトランジスタQ20/Q24間に発生する電圧を制御
するようにしている。
【0038】例えば、本例では、 (1)制御電圧源VLAを5V、VLBを0V、VLC
を0Vに設定したときは利得Avは最大となり、 Av=Vc/VIN =(R11+R12+R13+R14+R15+R1
6)/(R5+R6+2re)=400/(39+r
e)となる。
を0Vに設定したときは利得Avは最大となり、 Av=Vc/VIN =(R11+R12+R13+R14+R15+R1
6)/(R5+R6+2re)=400/(39+r
e)となる。
【0039】(2)制御電圧源VLAを0V、VLBを
5V、VLCを0Vに設定したときは利得Avは中間と
なり、 Av=Vc/VIN =(R12+R13+R14+R15)/(R5+R6+2re) =200/(39+re)となる。
5V、VLCを0Vに設定したときは利得Avは中間と
なり、 Av=Vc/VIN =(R12+R13+R14+R15)/(R5+R6+2re) =200/(39+re)となる。
【0040】(3)制御電圧源VLAを0V、VLBを
0V、VLCを5Vに設定したときは利得Avは最小と
なり、 Av=Vc/VIN=(R13+R14)/(R5+R6+2re) =100/(39+re)となる。
0V、VLCを5Vに設定したときは利得Avは最小と
なり、 Av=Vc/VIN=(R13+R14)/(R5+R6+2re) =100/(39+re)となる。
【0041】この様に、最大時の利得を1とすると順に
減衰する比率1:(1/2):(1/4)のアッテネー
タを実現できる。この第2アッテネータ回路6の出力電
圧は次段の本発明によるレベルシフト回路3のエミッタ
フォロアQ20/Q24及び次段の増幅回路Q21、Q
23、Q25、Q26でを経て、カスコード増幅器1b
に伝達される。
減衰する比率1:(1/2):(1/4)のアッテネー
タを実現できる。この第2アッテネータ回路6の出力電
圧は次段の本発明によるレベルシフト回路3のエミッタ
フォロアQ20/Q24及び次段の増幅回路Q21、Q
23、Q25、Q26でを経て、カスコード増幅器1b
に伝達される。
【0042】以下、この出力は周知のデジタルオシロス
コープの回路を経由して、表示回路14の図示しない表
示器に入力信号の波形が表示される。本実施の形態によ
る表示波形は、回路内のノイズが少なく、オフセットの
ずれも少ないため、高品位のものとなる。また、形状を
小型化することも可能なため、ポータブルタイプのデジ
タルオシロスコープに実施することにより、より大きな
効果を発揮する。
コープの回路を経由して、表示回路14の図示しない表
示器に入力信号の波形が表示される。本実施の形態によ
る表示波形は、回路内のノイズが少なく、オフセットの
ずれも少ないため、高品位のものとなる。また、形状を
小型化することも可能なため、ポータブルタイプのデジ
タルオシロスコープに実施することにより、より大きな
効果を発揮する。
【0043】
【発明の効果】このように、本発明によれば、その高周
波特性はベース接地に依存しないため、PNPトランジ
スタの利得帯域幅積ftの制約はなく、容量Cと抵抗R
2を適当に選ぶことで簡単に広帯域な周波数特性をもつ
レベルシフト回路を実現し、高性能な多段カスコード増
幅器を提供することができる。
波特性はベース接地に依存しないため、PNPトランジ
スタの利得帯域幅積ftの制約はなく、容量Cと抵抗R
2を適当に選ぶことで簡単に広帯域な周波数特性をもつ
レベルシフト回路を実現し、高性能な多段カスコード増
幅器を提供することができる。
【0044】また、コンデンサはカットオフ周波数の選
び方を最適化するとチップ上に形成可能な数pFの容量
でも可能となるのでモノリシックIC化にも適してい
る。このため、回路を小型化できる。
び方を最適化するとチップ上に形成可能な数pFの容量
でも可能となるのでモノリシックIC化にも適してい
る。このため、回路を小型化できる。
【0045】また、このレベルシフト回路はツェナーダ
イオードを使用しないため、ノイズの発生は少なく、シ
フト電圧もベース接地のベース電圧と同一チップ上では
ばらつきが小さいベース−エミッタ電圧Vbeで決まる
ため安定にでき、平衡回路に使用してもオフセットのず
れる量も少なくすることができる。
イオードを使用しないため、ノイズの発生は少なく、シ
フト電圧もベース接地のベース電圧と同一チップ上では
ばらつきが小さいベース−エミッタ電圧Vbeで決まる
ため安定にでき、平衡回路に使用してもオフセットのず
れる量も少なくすることができる。
【図1】本発明の多段カスコード増幅器のレベルシフト
回路の実施例の回路図。
回路の実施例の回路図。
【図2】本発明の実施例の低域動作を示す等価回路図。
【図3】本発明の実施例の高域動作を示す等価回路図。
【図4】本発明の実施例の周波数特性図。
【図5】本発明の多段カスコード増幅器の実施例の回路
図。
図。
【図6】本発明のオシロスコープにおける実施例のブロ
ック図。
ック図。
【図7】本発明のオシロスコープにおける実施例の回路
ブロック図。
ブロック図。
【図8】多段カスコード増幅器の従来例技術を示す回路
図。
図。
【図9】従来例技術の多段カスコード増幅器のレベルシ
フト回路の回路図。
フト回路の回路図。
【図10】従来例技術の多段カスコード増幅器のレベル
シフト回路の回路図。
シフト回路の回路図。
1a、1b:カスコード増幅器、2:レベルシフト回
路、Q1〜Q26:トランジスタ、R1〜R16、R
s:抵抗、C:コンデンサ、4:入力端子、5:第1ア
ッテネータ回路、6:第2アッテネータ回路、12:A
/D変換器、13:メモリ、14:表示回路、15:ト
リガ回路、16:タイムベース回路、17:CPU
路、Q1〜Q26:トランジスタ、R1〜R16、R
s:抵抗、C:コンデンサ、4:入力端子、5:第1ア
ッテネータ回路、6:第2アッテネータ回路、12:A
/D変換器、13:メモリ、14:表示回路、15:ト
リガ回路、16:タイムベース回路、17:CPU
Claims (5)
- 【請求項1】 PNPトランジスタを直流レベルシフト
用のベース接地とし動作させ、さらに該ベース接地トラ
ンジスタの入力から出力のコレクタへ容量素子を設け、
直流から中域までは前記PNPベース接地トランジスタ
が増幅とレベルシフトを受け持ち、中域以上の高周波成
分は前記容量素子によってバイパスすることを特徴とす
るレベルシフト回路を有する多段カスコード増幅器。 - 【請求項2】 ベースを第1の既定電位に接続し、コレ
クタを出力端子としたベース接地トランジスタと、一方
の端子を入力端子とし、他方の端子を前記ベース接地ト
ランジスタのエミッタに接続した抵抗と、一方の端子を
第2の既定電位に接続し、他方の端子を前記ベース接地
トランジスタのコレクタに接続した抵抗と、前記入力端
子から前記出力端子へ接続したコンデンサで構成したレ
ベルシフト回路を有することを特徴とする多段カスコー
ド増幅器。 - 【請求項3】 請求範囲2項に記載のレベルシフト回路
において、前記ベース接地トランジスタの入力端子にエ
ミッタを接続し、ベースを入力端子とするエミッタフォ
ロアバッファトランジスタを設けたレベルシフト回路を
有することを特徴とする多段カスコード増幅器。 - 【請求項4】 前段カスコード増幅器の出力信号をベー
ス入力とし、コレクタを既定電位に接続し、エミッタを
出力とするエミッタフォロアバッファトランジスタと、 ベースを既定電位に接続し、コレクタを出力端子とした
ベース接地トランジスタと、該ベース接地トランジスタ
のエミッタと前記エミッタフォロアトランジスタの間に
接続された抵抗と、一方の端子を既定電位に接続し、他
方の端子を前記ベース接地トランジスタのコレクタに接
続した抵抗と、前記エミッタフォロアバッファトランジ
スタのエミッタ出力端子と前記ベース接地トランジスタ
のコレクタ出力端の間に接続したコンデンサで構成した
レベルシフト回路と、次段の多段カスコード増幅器より
成ることを特徴とする多段カスコード増幅器。 - 【請求項5】 請求項4の前段多段カスコード増幅器は
アッテネータ−回路を従属接続して成ることを特徴とす
るオシロスコープ用多段カスコード増幅器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22474196A JPH1070418A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 多段カスコード増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22474196A JPH1070418A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 多段カスコード増幅器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1070418A true JPH1070418A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=16818519
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22474196A Pending JPH1070418A (ja) | 1996-08-27 | 1996-08-27 | 多段カスコード増幅器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1070418A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005184628A (ja) * | 2003-12-22 | 2005-07-07 | Yokogawa Electric Corp | 入力回路 |
| JP2006311542A (ja) * | 2005-04-29 | 2006-11-09 | Tektronix Inc | マルチ帯域増幅器回路、デジタル化方法及び測定機器 |
| JP2011097638A (ja) * | 2006-02-27 | 2011-05-12 | Mitsubishi Electric Corp | 可変利得増幅器 |
| JP2012249206A (ja) * | 2011-05-31 | 2012-12-13 | Onkyo Corp | 増幅回路 |
| JP6336217B1 (ja) * | 2017-03-02 | 2018-06-06 | 三菱電機株式会社 | ポリフェーズフィルタ |
| US10531655B2 (en) | 2011-12-02 | 2020-01-14 | The Regents Of The University Of California | Reperfusion protection solution and uses thereof |
| JP2021082983A (ja) * | 2019-11-21 | 2021-05-27 | 住友電気工業株式会社 | トランスインピーダンスアンプ |
-
1996
- 1996-08-27 JP JP22474196A patent/JPH1070418A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005184628A (ja) * | 2003-12-22 | 2005-07-07 | Yokogawa Electric Corp | 入力回路 |
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| JP6336217B1 (ja) * | 2017-03-02 | 2018-06-06 | 三菱電機株式会社 | ポリフェーズフィルタ |
| WO2018158902A1 (ja) * | 2017-03-02 | 2018-09-07 | 三菱電機株式会社 | ポリフェーズフィルタ |
| US10763826B2 (en) | 2017-03-02 | 2020-09-01 | Mitsubishi Electric Corporation | Polyphase filter |
| JP2021082983A (ja) * | 2019-11-21 | 2021-05-27 | 住友電気工業株式会社 | トランスインピーダンスアンプ |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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