JPH1077570A - セルロースマルチフィラメントと綿とを含有する繊維構造物の製法 - Google Patents
セルロースマルチフィラメントと綿とを含有する繊維構造物の製法Info
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- JPH1077570A JPH1077570A JP8235639A JP23563996A JPH1077570A JP H1077570 A JPH1077570 A JP H1077570A JP 8235639 A JP8235639 A JP 8235639A JP 23563996 A JP23563996 A JP 23563996A JP H1077570 A JPH1077570 A JP H1077570A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 綿とセルロースマルチフィラメントとを含有
した、表面品位に優れ、さらにセルロースフィラメント
特有の光沢や風合いをもった繊維構造物を後加工で晒処
理する製法を提供する。 【解決手段】 セルロースフィラメントと綿とを含む繊
維構造物を晒処理する方法において、セルロースとして
乾強度3〜5g/d、乾伸度5〜10%のリヨセル繊維
マルチフィラメントを20重量%以上含有させ、綿を3
0重量%以上含有させ、塩素晒処理する製法。
した、表面品位に優れ、さらにセルロースフィラメント
特有の光沢や風合いをもった繊維構造物を後加工で晒処
理する製法を提供する。 【解決手段】 セルロースフィラメントと綿とを含む繊
維構造物を晒処理する方法において、セルロースとして
乾強度3〜5g/d、乾伸度5〜10%のリヨセル繊維
マルチフィラメントを20重量%以上含有させ、綿を3
0重量%以上含有させ、塩素晒処理する製法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルロースマルチ
フィラメントと綿とを含有した繊維構造物の製法に関す
る。
フィラメントと綿とを含有した繊維構造物の製法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、綿製品にセルロースフィラメ
ント特有の光沢感、風合いを与えるために、綿と再生セ
ルロースマルチフィラメントとの複合が行われている。
しかしながら、綿の綿殻除去を目的として塩素漂白を行
うと、繊維構造物の表面品位を向上させることはできる
が、再生セルロースマルチフィラメントの強度が低下
し、実用上、問題があった。
ント特有の光沢感、風合いを与えるために、綿と再生セ
ルロースマルチフィラメントとの複合が行われている。
しかしながら、綿の綿殻除去を目的として塩素漂白を行
うと、繊維構造物の表面品位を向上させることはできる
が、再生セルロースマルチフィラメントの強度が低下
し、実用上、問題があった。
【0003】また、再生セルロースマルチフィラメント
の強度を保つために、次亜塩素酸ソーダや亜塩素酸ソー
ダの濃度を下げたり、過酸化水素による漂白を行ったも
のは、繊維構造物の表面の品位が充分なものを得ること
ができず、更に、先晒した綿との複合では、コストが非
常に高く、量的にも限られており、汎用的な商品になり
にくいため、後加工で晒処理が可能な繊維構造物が要求
されている。
の強度を保つために、次亜塩素酸ソーダや亜塩素酸ソー
ダの濃度を下げたり、過酸化水素による漂白を行ったも
のは、繊維構造物の表面の品位が充分なものを得ること
ができず、更に、先晒した綿との複合では、コストが非
常に高く、量的にも限られており、汎用的な商品になり
にくいため、後加工で晒処理が可能な繊維構造物が要求
されている。
【0004】従来、後加工で晒処理され、表面品位に優
れ、さらにセルロースフィラメント特有の光沢や風合い
をもったセルロースマルチフィラメントと綿とを含有し
た繊維構造物は得られていない。
れ、さらにセルロースフィラメント特有の光沢や風合い
をもったセルロースマルチフィラメントと綿とを含有し
た繊維構造物は得られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、セル
ロースマルチフィラメントと綿とを含有する繊維構造物
を、後加工で晒処理する製法を提供しようとする点にあ
る。
ロースマルチフィラメントと綿とを含有する繊維構造物
を、後加工で晒処理する製法を提供しようとする点にあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、セルロースマ
ルチフィラメントと綿とを含有した繊維構造物を晒処理
する製法において、上記セルロースマルチフィラメント
として乾強度が3〜5g/d、乾伸度が5〜10%のリ
ヨセル繊維を20重量%以上含有させ、上記綿を30重
量%以上含有させて繊維構造物とし、次いで塩素晒処理
することを特徴とするセルロースマルチフィラメントと
綿とを含有する繊維構造物の製法、である。
ルチフィラメントと綿とを含有した繊維構造物を晒処理
する製法において、上記セルロースマルチフィラメント
として乾強度が3〜5g/d、乾伸度が5〜10%のリ
ヨセル繊維を20重量%以上含有させ、上記綿を30重
量%以上含有させて繊維構造物とし、次いで塩素晒処理
することを特徴とするセルロースマルチフィラメントと
綿とを含有する繊維構造物の製法、である。
【0007】本発明は、乾強度が3〜5g/d、乾伸度
が5〜10%のリヨセル繊維のマルチフィラメントを用
いることによってのみ上記目的が達成される。さらに好
ましくは、リヨセル繊維は、乾強度が3〜4g/d、乾
伸度が7〜10%である。リヨセル繊維のマルチフィラ
メントが、乾強度3g/d未満で且つ乾伸度10%を越
えると、繊維構造物の漂白時にリヨセル繊維の強度が低
下してしまい好ましくない。また、リヨセル繊維のマル
チフィラメントが、乾強度5g/dを越え且つ乾伸度5
%未満では糸切れが多く発生し、繊維構造物の構成や製
造工程上好ましくない。
が5〜10%のリヨセル繊維のマルチフィラメントを用
いることによってのみ上記目的が達成される。さらに好
ましくは、リヨセル繊維は、乾強度が3〜4g/d、乾
伸度が7〜10%である。リヨセル繊維のマルチフィラ
メントが、乾強度3g/d未満で且つ乾伸度10%を越
えると、繊維構造物の漂白時にリヨセル繊維の強度が低
下してしまい好ましくない。また、リヨセル繊維のマル
チフィラメントが、乾強度5g/dを越え且つ乾伸度5
%未満では糸切れが多く発生し、繊維構造物の構成や製
造工程上好ましくない。
【0008】本発明においてリヨセル繊維とは、有機溶
媒にセルロースを溶解してセルロース溶液とし、この溶
液を紡糸溶液として用いる湿式紡糸又は乾式紡糸によっ
て得られるセルロース繊維をいう。リヨセル繊維は、例
えば、特公昭60ー28848号公報に記載されるよう
に、有機溶媒に溶解されたセルロースと水等の非溶媒を
含む溶液を空気中又は非沈殿性媒体中に紡糸し、紡糸口
金から出た繊維形成溶液を紡糸速度より速く引張って、
3倍以上の延伸倍率で延伸した後に非溶液で処理するこ
とにより得られる。
媒にセルロースを溶解してセルロース溶液とし、この溶
液を紡糸溶液として用いる湿式紡糸又は乾式紡糸によっ
て得られるセルロース繊維をいう。リヨセル繊維は、例
えば、特公昭60ー28848号公報に記載されるよう
に、有機溶媒に溶解されたセルロースと水等の非溶媒を
含む溶液を空気中又は非沈殿性媒体中に紡糸し、紡糸口
金から出た繊維形成溶液を紡糸速度より速く引張って、
3倍以上の延伸倍率で延伸した後に非溶液で処理するこ
とにより得られる。
【0009】本発明に用いるリヨセル繊維は、セルロー
スの有機溶媒が公知の溶媒であってよく、例えば特公昭
60−28848号公報に開示されているアミンオキシ
ド類が挙げられるが、別種の溶媒であってもよい。リヨ
セル繊維の製造において、有機溶媒として使用するアミ
ンオキシド類には、例えばN−メチルモルホリンN−オ
キシド等の環状モノ(N−メチルアミン−N−オキシ
ド);第3級アミンN−オキシド(例えばトリメチルア
ミンの、トリエチルアミンの、トリプロピルアミンの、
モノメチルジエチルアミンの、ジメチルモノメチルアミ
ンの、モノメチルジプロピルアミンのオキシド);N−
ジメチル−、N−ジエチル−、N−ジプロピルシクロヘ
キシルアミンのオキシド;ピリジンのオキシドなどが挙
げられる。N−メチルモルホリンN−オキシドの使用が
好ましい。
スの有機溶媒が公知の溶媒であってよく、例えば特公昭
60−28848号公報に開示されているアミンオキシ
ド類が挙げられるが、別種の溶媒であってもよい。リヨ
セル繊維の製造において、有機溶媒として使用するアミ
ンオキシド類には、例えばN−メチルモルホリンN−オ
キシド等の環状モノ(N−メチルアミン−N−オキシ
ド);第3級アミンN−オキシド(例えばトリメチルア
ミンの、トリエチルアミンの、トリプロピルアミンの、
モノメチルジエチルアミンの、ジメチルモノメチルアミ
ンの、モノメチルジプロピルアミンのオキシド);N−
ジメチル−、N−ジエチル−、N−ジプロピルシクロヘ
キシルアミンのオキシド;ピリジンのオキシドなどが挙
げられる。N−メチルモルホリンN−オキシドの使用が
好ましい。
【0010】又、本発明に用いるリヨセル繊維は、複数
本の単繊維からなるフィラメントであり、単繊維の太
さ、断面形状などについては特に制限されることはな
い。一般的に繊維構造物として用いられるフィラメント
のトータルデニールは、20dから300dの範囲であ
り、単繊維デニールでは0.5〜10dであることが好
ましく、さらに好ましくは1〜2.5dの範囲であり、
マルチフィラメントの単繊維本数は、ハイマルチといわ
れるものよりもフィラメント数の少ないものの方が光沢
感の富んだものが得られる。
本の単繊維からなるフィラメントであり、単繊維の太
さ、断面形状などについては特に制限されることはな
い。一般的に繊維構造物として用いられるフィラメント
のトータルデニールは、20dから300dの範囲であ
り、単繊維デニールでは0.5〜10dであることが好
ましく、さらに好ましくは1〜2.5dの範囲であり、
マルチフィラメントの単繊維本数は、ハイマルチといわ
れるものよりもフィラメント数の少ないものの方が光沢
感の富んだものが得られる。
【0011】本発明においてリヨセル繊維を含有させる
率は、繊維構造物の少なくとも20重量%以上70重量
%以下であり、好ましくは30重量%以上60重量%以
下、更に好ましくは40重量%以上50重量%以下であ
る。20重量%以上であれば、セルロースマルチフィラ
メントの特徴、例えば、光沢感、シャリ感等をもつ繊維
構造物を得ることができる。
率は、繊維構造物の少なくとも20重量%以上70重量
%以下であり、好ましくは30重量%以上60重量%以
下、更に好ましくは40重量%以上50重量%以下であ
る。20重量%以上であれば、セルロースマルチフィラ
メントの特徴、例えば、光沢感、シャリ感等をもつ繊維
構造物を得ることができる。
【0012】綿は、未晒綿、未シルケット綿、シルケッ
ト綿、カード綿、コーマー綿などいずれも用いることが
でき、繊維の太さ、番手、紡績条件などは特に制限され
ることはない。 光沢、膨らみの風合いが求められる場
合は、シルケット綿が好ましい。また、綿を含有させる
率は、晒を行う必要がありかつ綿のもつ特徴を発揮でき
る効果がある範囲、すなわち30重量%以上80重量%
以下、好ましくは40重量%以上70重量%以下、更に
好ましくは50重量%以上60重量%以下である。30
重量%以上占めていれば、綿特有の効果、例えば膨らみ
感等を有する繊維構造物を得ることができる。
ト綿、カード綿、コーマー綿などいずれも用いることが
でき、繊維の太さ、番手、紡績条件などは特に制限され
ることはない。 光沢、膨らみの風合いが求められる場
合は、シルケット綿が好ましい。また、綿を含有させる
率は、晒を行う必要がありかつ綿のもつ特徴を発揮でき
る効果がある範囲、すなわち30重量%以上80重量%
以下、好ましくは40重量%以上70重量%以下、更に
好ましくは50重量%以上60重量%以下である。30
重量%以上占めていれば、綿特有の効果、例えば膨らみ
感等を有する繊維構造物を得ることができる。
【0013】また、本発明において繊維構造物には、必
要に応じて、先晒した綿を含有させてもよい。しかしな
がら、先晒綿が再度漂白されることによって、強度低下
を起こす可能性があるので、繊維構造物自体の強度を低
下させない程度の含有量にとどめることが好ましい。含
有させる方法に特に制限はない。本発明においてセルロ
ースマルチフィラメントと綿とを含有させる方法は、複
合紡績、例えば精紡交撚、混繊、例えばインターレース
混繊、交編織、不織布同士のニードルパンチやスパンレ
ース複合、セルロースフィラメント不織布と綿スライバ
ーのスパンレース複合等のいずれでもよい。
要に応じて、先晒した綿を含有させてもよい。しかしな
がら、先晒綿が再度漂白されることによって、強度低下
を起こす可能性があるので、繊維構造物自体の強度を低
下させない程度の含有量にとどめることが好ましい。含
有させる方法に特に制限はない。本発明においてセルロ
ースマルチフィラメントと綿とを含有させる方法は、複
合紡績、例えば精紡交撚、混繊、例えばインターレース
混繊、交編織、不織布同士のニードルパンチやスパンレ
ース複合、セルロースフィラメント不織布と綿スライバ
ーのスパンレース複合等のいずれでもよい。
【0014】本発明において繊維構造物とは、糸、不織
布、編織物等をいう。本発明のセルロースマルチフィラ
メントと綿とを含有する繊維構造物を晒処理する製法で
は、セルロースマルチフィラメントを20重量%以上、
綿を30重量%以上含有させてあれば、必要に応じて繊
維構造物に、アセテート、エステル、ナイロン、アクリ
ル、ポリウレタン系弾性繊維、ポリプロピレン、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、抗ピル性等を改質した
繊維等の、再生セルロースを除く従来公知の各種繊維の
1種以上を混紡、複合紡績、交撚、交編織等によって含
有させていてもよい。
布、編織物等をいう。本発明のセルロースマルチフィラ
メントと綿とを含有する繊維構造物を晒処理する製法で
は、セルロースマルチフィラメントを20重量%以上、
綿を30重量%以上含有させてあれば、必要に応じて繊
維構造物に、アセテート、エステル、ナイロン、アクリ
ル、ポリウレタン系弾性繊維、ポリプロピレン、ポリ塩
化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、抗ピル性等を改質した
繊維等の、再生セルロースを除く従来公知の各種繊維の
1種以上を混紡、複合紡績、交撚、交編織等によって含
有させていてもよい。
【0015】本発明の製法における、塩素晒処理する条
件について述べる。塩素晒処理する処理剤には、亜塩素
酸ソーダ、次亜塩素酸ソーダを用いることが好ましく、
さらに次亜塩素酸ソーダを用いることが好ましい。次亜
塩素酸ソーダは、繊維構造物の表面品位を向上させやす
く、又、使用可能な濃度範囲が広く、管理しやすい。
件について述べる。塩素晒処理する処理剤には、亜塩素
酸ソーダ、次亜塩素酸ソーダを用いることが好ましく、
さらに次亜塩素酸ソーダを用いることが好ましい。次亜
塩素酸ソーダは、繊維構造物の表面品位を向上させやす
く、又、使用可能な濃度範囲が広く、管理しやすい。
【0016】本発明の塩素晒処理における処理剤の濃度
は、塩素晒後の染色工程での色の濃淡によって左右され
る。例えば、白、淡色の色調で特に白度が要求されるも
のや綿殻の完全除去が要求されるものでは、処理剤の濃
度は、10g/リットル以上30g/リットル以下が好
ましく、更に好ましくは15g/リットル以上30g/
リットル以下で、高濃度の方が特に効果を発揮する。
は、塩素晒後の染色工程での色の濃淡によって左右され
る。例えば、白、淡色の色調で特に白度が要求されるも
のや綿殻の完全除去が要求されるものでは、処理剤の濃
度は、10g/リットル以上30g/リットル以下が好
ましく、更に好ましくは15g/リットル以上30g/
リットル以下で、高濃度の方が特に効果を発揮する。
【0017】塩素晒の処理温度は20℃以上60℃以下
が好ましく、更に好ましくは30℃〜50℃、処理時間
は15分以上120分以下が好ましく、更に好ましくは
30分以上90分以下である。この範囲を超える温度、
時間ではリヨセル繊維、綿共に強度低下を起こす惧れが
あり、この範囲より低い温度、処理時間だと、晒効果を
充分発揮しない。
が好ましく、更に好ましくは30℃〜50℃、処理時間
は15分以上120分以下が好ましく、更に好ましくは
30分以上90分以下である。この範囲を超える温度、
時間ではリヨセル繊維、綿共に強度低下を起こす惧れが
あり、この範囲より低い温度、処理時間だと、晒効果を
充分発揮しない。
【0018】脱塩素は、ハイドロサルファイトやチオ硫
酸ソーダを用いることが好ましい。濃度は1〜5g/リ
ットルが好ましく、更に好ましくは1.5〜3g/リッ
トル、温度は20〜50℃程度の低温が好ましく、更に
好ましくは30〜45℃で、10〜30分程度の処理が
好ましい。本発明の製法は、綿とリヨセル繊維のマルチ
フィラメントとを混合した糸条に次亜塩素酸ソーダで塩
素晒処理を行い、次いで編織物等にしても、編織物に次
亜塩素酸ソーダで塩素晒処理を行っても、同様の効果が
得られる。
酸ソーダを用いることが好ましい。濃度は1〜5g/リ
ットルが好ましく、更に好ましくは1.5〜3g/リッ
トル、温度は20〜50℃程度の低温が好ましく、更に
好ましくは30〜45℃で、10〜30分程度の処理が
好ましい。本発明の製法は、綿とリヨセル繊維のマルチ
フィラメントとを混合した糸条に次亜塩素酸ソーダで塩
素晒処理を行い、次いで編織物等にしても、編織物に次
亜塩素酸ソーダで塩素晒処理を行っても、同様の効果が
得られる。
【0019】また過酸化水素で、再漂白を行えば、更に
繊維構造物の表面品位が向上する。濃度は1〜2g/リ
ットル、処理温度80〜95℃、処理時間30〜60分
が好ましく、強度低下を引き起こすことなく表面品位の
向上が可能である。また、本発明の製法は、塩素晒処理
の前工程として、例えば毛焼、シルケット加工、精練等
を行っても、何ら影響されることはなく、晒以降の染色
仕上加工においても、悪影響を及ぼすことはない。
繊維構造物の表面品位が向上する。濃度は1〜2g/リ
ットル、処理温度80〜95℃、処理時間30〜60分
が好ましく、強度低下を引き起こすことなく表面品位の
向上が可能である。また、本発明の製法は、塩素晒処理
の前工程として、例えば毛焼、シルケット加工、精練等
を行っても、何ら影響されることはなく、晒以降の染色
仕上加工においても、悪影響を及ぼすことはない。
【0020】又、本発明の製法で得られる繊維構造物の
用途としては、肌着等のインナーウエア、インチメイト
ア・パアレル、アウターウエア、靴下、タオル、敷物、
シーツ、シーツカバー、化粧用のパフ、ガーゼ、手袋、
白衣、包帯、フィルター、産業用衛生着、毛布、マフラ
ー等が挙げられる。
用途としては、肌着等のインナーウエア、インチメイト
ア・パアレル、アウターウエア、靴下、タオル、敷物、
シーツ、シーツカバー、化粧用のパフ、ガーゼ、手袋、
白衣、包帯、フィルター、産業用衛生着、毛布、マフラ
ー等が挙げられる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例で具体的に
説明する。なお、物性評価は以下の如く行った。 (1)糸の強伸度;JIS−L−1013に従い測定し
た。 (2)黄色度;JIS−K−7103に従い測定した。
説明する。なお、物性評価は以下の如く行った。 (1)糸の強伸度;JIS−L−1013に従い測定し
た。 (2)黄色度;JIS−K−7103に従い測定した。
【0022】(3)織物の引裂強度;JIS−L−10
97に従い測定した。
97に従い測定した。
【0023】
【実施例1】まず、リヨセル繊維は、特公昭60ー28
848号公報の実施例1に記載されている製造方法に準
じて製造した。パルプとN−モルホリンN−オキシド水
溶液を混合槽にいれて、減圧下で混合し、セルロース濃
度10.0%のセルロース溶液を製造した。該セルロー
ス溶液を124℃の吐出温度で、表1の条件によってエ
アギャップ紡糸を行った。紡糸された糸は水洗によって
精練を行い、乾燥、巻取を経て表1に示す物性値をもつ
75d/50fのマルチフィラメントを得た。
848号公報の実施例1に記載されている製造方法に準
じて製造した。パルプとN−モルホリンN−オキシド水
溶液を混合槽にいれて、減圧下で混合し、セルロース濃
度10.0%のセルロース溶液を製造した。該セルロー
ス溶液を124℃の吐出温度で、表1の条件によってエ
アギャップ紡糸を行った。紡糸された糸は水洗によって
精練を行い、乾燥、巻取を経て表1に示す物性値をもつ
75d/50fのマルチフィラメントを得た。
【0024】得られた表1記載のマルチフィラメント
(試験糸)を経糸に、綿番手の30'Sの綿紡績糸を緯糸
にして、経密度150本/吋、緯密度55本/吋の平織
物を製織し、下記条件により塩素晒処理を行った。 塩素晒処理条件 前精練:非イオン系界面活性剤2g/リットル、80
℃、20分 塩素晒:次亜塩素酸ソーダ20g/リットル、30
℃、60分、浴比1:20 水洗 脱塩素:チオ硫酸ソーダ2.0g/リットル、40
℃、15分 水洗 塩素晒処理後の織物の黄色度は1〜3で、また綿殻も完
全に除去されていた。次いで、下記の条件により染色
後、乾燥を行った。
(試験糸)を経糸に、綿番手の30'Sの綿紡績糸を緯糸
にして、経密度150本/吋、緯密度55本/吋の平織
物を製織し、下記条件により塩素晒処理を行った。 塩素晒処理条件 前精練:非イオン系界面活性剤2g/リットル、80
℃、20分 塩素晒:次亜塩素酸ソーダ20g/リットル、30
℃、60分、浴比1:20 水洗 脱塩素:チオ硫酸ソーダ2.0g/リットル、40
℃、15分 水洗 塩素晒処理後の織物の黄色度は1〜3で、また綿殻も完
全に除去されていた。次いで、下記の条件により染色
後、乾燥を行った。
【0025】 染色加工条件 染料:ビニルスルホン系反応染料Sumifix Navy Blue GS 1%owf 硫酸ナトリウム: 50g/リットル 炭酸ソーダ: 15g/リットル 温度: 60℃ 浴比: 1:15 時間: 60分 得られた織物の経方向の引裂強度を測定したところ、1
500gと全く問題がなく、セルロースフィラメントの
風合いと光沢感が得られた。
500gと全く問題がなく、セルロースフィラメントの
風合いと光沢感が得られた。
【0026】
【実施例2】実施例1で得られた75d/50fのマル
チフィラメントの撚数1200T/mのS撚とZ撚の糸
をS、S、Z、Zの順の配列で経糸に、30'Sの綿紡績
糸を緯糸にして経密度130本/吋、緯密度60本/吋
の平織物を製織し、実施例1と同様の条件で塩素晒処理
を行った。
チフィラメントの撚数1200T/mのS撚とZ撚の糸
をS、S、Z、Zの順の配列で経糸に、30'Sの綿紡績
糸を緯糸にして経密度130本/吋、緯密度60本/吋
の平織物を製織し、実施例1と同様の条件で塩素晒処理
を行った。
【0027】塩素晒処理された織物の黄色度は、1〜3
で、また綿殻も完全に除去されていた。次いで実施例1
と同様の条件で染色し、乾燥を行った。得られた織物の
経方向の引裂強度は1900gで、実用上、全く問題な
く、セルロースフィラメントのシャリ感のある風合いと
光沢感とをもったものが得られた。
で、また綿殻も完全に除去されていた。次いで実施例1
と同様の条件で染色し、乾燥を行った。得られた織物の
経方向の引裂強度は1900gで、実用上、全く問題な
く、セルロースフィラメントのシャリ感のある風合いと
光沢感とをもったものが得られた。
【0028】
【比較例1】実施例1で得られた織物を下記の条件によ
り過酸化水素晒を行った。 過酸化水素晒条件 前精練:非イオン系界面活性剤2g/リットル、80
℃、20分 過酸化水素晒:過酸化水素 5g/リットル、苛性ソ
ーダ2g/リットル、ボイル、60分、浴比1:20 水洗 脱水素:酢酸 3g/リットル、60℃、20分 水洗 晒処理された織物の黄色度は10で、また綿殻も所々残
っていた。
り過酸化水素晒を行った。 過酸化水素晒条件 前精練:非イオン系界面活性剤2g/リットル、80
℃、20分 過酸化水素晒:過酸化水素 5g/リットル、苛性ソ
ーダ2g/リットル、ボイル、60分、浴比1:20 水洗 脱水素:酢酸 3g/リットル、60℃、20分 水洗 晒処理された織物の黄色度は10で、また綿殻も所々残
っていた。
【0029】次いで、実施例1と同様の条件で染色し、
乾燥を行った。得られた織物の経方向の引裂強度を測定
したところ、1000gと問題がなく、セルロースフィ
ラメント特有の風合いと光沢感が得られたが、綿殻は表
面に残留していた。
乾燥を行った。得られた織物の経方向の引裂強度を測定
したところ、1000gと問題がなく、セルロースフィ
ラメント特有の風合いと光沢感が得られたが、綿殻は表
面に残留していた。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】本発明の製法は、綿を後晒する方法にも
かかわらず、従来の方法に較べて、セルロースフィラメ
ントの強度低下がなく、表面品位に優れ、さらにセルロ
ースフィラメント特有の光沢や風合いをもったセルロー
スフィラメントと綿とを含有する繊維構造物を得ること
ができる。
かかわらず、従来の方法に較べて、セルロースフィラメ
ントの強度低下がなく、表面品位に優れ、さらにセルロ
ースフィラメント特有の光沢や風合いをもったセルロー
スフィラメントと綿とを含有する繊維構造物を得ること
ができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 セルロースマルチフィラメントと綿とを
含有した繊維構造物を晒処理する製法において、上記セ
ルロースマルチフィラメントとして乾強度が3〜5g/
d、乾伸度が5〜10%のリヨセル繊維を20重量%以
上含有させ、上記綿を30重量%以上を含有させて繊維
構造物とし、次いで塩素晒処理することを特徴とするセ
ルロースマルチフィラメントと綿とを含有する繊維構造
物の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8235639A JPH1077570A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | セルロースマルチフィラメントと綿とを含有する繊維構造物の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8235639A JPH1077570A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | セルロースマルチフィラメントと綿とを含有する繊維構造物の製法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1077570A true JPH1077570A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=16989007
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8235639A Withdrawn JPH1077570A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | セルロースマルチフィラメントと綿とを含有する繊維構造物の製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1077570A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0989224A1 (en) * | 1998-09-21 | 2000-03-29 | Warwick International Group Limited | Lyocell bleaching process |
| WO2009107637A1 (ja) * | 2008-02-25 | 2009-09-03 | 国立大学法人東京大学 | セルロース繊維の親水性化処理方法、親水性セルロース繊維、処理剤、及び繊維製品 |
-
1996
- 1996-09-05 JP JP8235639A patent/JPH1077570A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0989224A1 (en) * | 1998-09-21 | 2000-03-29 | Warwick International Group Limited | Lyocell bleaching process |
| WO2009107637A1 (ja) * | 2008-02-25 | 2009-09-03 | 国立大学法人東京大学 | セルロース繊維の親水性化処理方法、親水性セルロース繊維、処理剤、及び繊維製品 |
| JP5436407B2 (ja) * | 2008-02-25 | 2014-03-05 | 国立大学法人 東京大学 | セルロース繊維の親水性化処理方法、親水性セルロース繊維、処理剤、及び繊維製品 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031202 |