JPH107996A - 粘着テープ用基材 - Google Patents

粘着テープ用基材

Info

Publication number
JPH107996A
JPH107996A JP16441096A JP16441096A JPH107996A JP H107996 A JPH107996 A JP H107996A JP 16441096 A JP16441096 A JP 16441096A JP 16441096 A JP16441096 A JP 16441096A JP H107996 A JPH107996 A JP H107996A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive tape
resin
pressure
sensitive adhesive
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16441096A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Fukushima
孝弘 福島
Satoshi Sawada
聡 澤田
Mitsuo Obata
光生 小畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP16441096A priority Critical patent/JPH107996A/ja
Publication of JPH107996A publication Critical patent/JPH107996A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリエチレンからなる粘着テープ基材に弛み
やカール等を発生させることなく、溶剤型の粘着剤や離
型剤のダイレクト塗工工程、ロール搬送による乾燥工程
等の簡単な粘着テープ製造手段により良好な品質の粘着
テープを安定して製造することを可能ならしめる粘着テ
ープ用基材を提供する。 【解決手段】 少なくとも一面にポリエチレン層を有す
るシート基材の該ポリエチレン層表面もしくは両面に、
アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ビニル系樹脂、ニトロ
セルロース系樹脂、ウレタン系樹脂からなる群より選ば
れる厚み0.5〜20μmの樹脂層が積層されているこ
とを特徴とする粘着テープ用基材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は粘着テープ用基材に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、柔軟性等の風合いの良さや耐候性
その他の化学的特性ないしは機械的強度に優れることか
ら軟質塩化ビニル樹脂フィルムが粘着テープ用基材とし
て汎用されてきた。然るに、上記塩化ビニル樹脂フィル
ムは、使用後廃棄物として焼却されるとき、塩化水素等
の有害ガスを発生すること等から使用が制限され、これ
に替わってポリエチレン等のオレフィン系樹脂フィルム
が粘着テープ用基材として使用されることが多くなって
きている。これらの例としては、塗装鋼板、表面処理ア
ルミニウム板等の金属板やアクリル樹脂板、ポリカーボ
ネト樹脂板等の合成樹脂板等の表面保護用に用いられる
表面保護フィルムとして、ポリエチレンフィルム単体で
粘着テープ用基材として用いられるものもあれば、目の
粗い織布の一面にポリエチレン等のオレフィン系樹脂フ
ィルムをラミネートした所謂手切れ性の良好な梱包用粘
着テープとして他の基材と複合されて粘着テープ用基材
として用いられるものもある。
【0003】しかし、上記ポリエチレンフィルムを粘着
テープ用基材として用いる場合、これらの粘着テープ用
基材に塗布されるゴム系粘着剤やポリエチレンイミン系
離型剤、シリコーン系離型剤等の離型剤には、主として
トルエン等の芳香族炭化水素系の溶剤が用いられてお
り、これらの芳香族炭化水素系の溶剤はポリエチレンフ
ィルムを膨潤もしくは溶解し易いものである。更に、上
記ポリエチレンフィルムは、その成形時に残存する成形
歪みによって熱収縮し易いものであるので、上記トルエ
ン等の芳香族炭化水素系の溶剤を含む粘着剤や離型剤の
塗工時に、ポリエチレンフィルムを用いた粘着テープ用
基材は、上記溶剤によって膨潤もしくは溶解し、更に、
乾燥工程における加熱によって、弛んだりカールして塗
工時のトラブルの原因となり、又、粘着テープ製品とな
った後も、粘着剤層や離型剤層中の残留溶剤が粘着テー
プ用基材へ移行し、ポリエチレンフィルム層が膨潤し、
粘着テープ表層を凹凸とする等外観を著しく悪くすると
いう問題点があった。
【0004】従来、上記ポリエチレンフィルムの塗工時
の弛みやカール等の問題に対して、ポリエチレンフィル
ムが膨潤もしくは溶解しにくい粘着剤や離型剤を使用し
たり、溶剤を用いないホットメルト粘着剤を選択した
り、上記ポリエチレンフィルムを予め熱処理を施し熱収
縮しにくくしたり、粘着剤を工程紙上に塗工して溶剤を
揮散させた後粘着テープ用基材へ転写する後転写方式を
採ったり、塗工後、粘着テープを可及的低テンションで
搬送するために搬送ベルトを用いたり、更には、夏場等
の高温時の粘着テープの保管に冷房倉庫を用いる等の対
策が採られてきた(例えば、特開昭63−130689
号公報記載の粘着テープ及びその製造方法)。
【0005】しかしながら、上記の各対策共、粘着剤も
しくは離型剤に含まれるトルエン等の芳香族炭化水素系
の溶剤によるポリエチレンフィルムの膨潤もしくは溶解
を防止することはできず、又、ポリエチレンフィルムの
熱収縮率を低下させるための熱処理にも、熱処理設備と
これに伴う余計な工程を付加しなければならないもので
ある。上記のように、ポリエチレンフィルムを粘着テー
プ基材に用いることによって、粘着剤及び離型剤の良溶
媒であるトルエン等の芳香族炭化水素系の溶剤の使用が
できない等溶剤の選択が制限され、そのために粘着剤及
び離型剤の塗工方式をより複雑なものにしている。この
ような塗工方式の工夫にも拘らず、粘着テープ製品の品
質低下は避けられず粘着テープ製品の使用範囲(主とし
て使用環境温度)が狭くなる等の問題点を残すものであ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事実
に鑑みなされたものであって、その目的とするところ
は、ポリエチレンからなる粘着テープ基材に弛みやカー
ル等を発生させることなく、溶剤型の粘着剤や離型剤の
ダイレクト塗工工程、ロール搬送による乾燥工程等の簡
単な粘着テープ製造手段により良好な品質の粘着テープ
を安定して製造することを可能ならしめる粘着テープ用
基材を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも一
面にポリエチレン層を有するシート基材の該ポリエチレ
ン層表面もしくは両面に、アクリル樹脂、ポリアミド樹
脂、ビニル系樹脂、ニトロセルロース系樹脂、ウレタン
系樹脂からなる群より選ばれる厚み0.5〜20μmの
樹脂層が積層されていることを特徴とする粘着テープ用
基材をその要旨とするものである。
【0008】本発明の粘着テープ用基材に用いられるシ
ート基材は、少なくとも一面にポリエチレン層を有する
ものである。上記粘着テープ用基材は、ポリエチレン層
単体からなるもの(例えば、絆創膏用ポリエチレン粘着
テープ等)であってもよく、又、目の粗い織布の少なく
とも一面にポリエチレン層を有するもの(例えば、梱包
用布粘着テープ等)であってもよい。
【0009】又、上記シート基材のポリエチレン層表面
に積層されるアクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ビニル系
樹脂、ニトロセルロース系樹脂、ウレタン系樹脂からな
る群より選ばれる厚み0.5〜20μmの樹脂層は、粘
着剤塗布面であってもよく、離型剤塗布面であってもよ
い。又、上記シート基材のポリエチレン層表面及び反対
の面の両面に、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ビニル
系樹脂、ニトロセルロース系樹脂、ウレタン系樹脂から
なる群より選ばれる厚み0.5〜20μmの樹脂層が積
層される場合、上記シート基材のポリエチレン層が設け
られている反対の面は、同様にポリエチレン層が設けら
れていてもよく、又、ポリエチレン層以外の、例えば、
目の粗い織布等のシート基材からなるものであってもよ
い。
【0010】又、上記シート基材に積層されるアクリル
樹脂、ポリアミド樹脂、ビニル系樹脂、ニトロセルロー
ス系樹脂、ウレタン系樹脂からなる群より選ばれる樹脂
層は、必要に応じてイソシアネート系硬化剤等の硬化剤
を用いて架橋し、硬化させてもよい。
【0011】又、上記シート基材に積層されるアクリル
樹脂、ポリアミド樹脂、ビニル系樹脂、ニトロセルロー
ス系樹脂、ウレタン系樹脂からなる群より選ばれる樹脂
層の厚みは、0.5〜20μm、好ましくは1〜10μ
mである。上記樹脂層の厚みが、0.5μm未満では、
塗工時の溶剤の浸入防止効果や熱収縮防止効果が充分に
得られない。又、上記樹脂層の厚みが、20μmを超え
ると、粘着テープ用基材の柔軟性が低下する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に実施例を掲げて、本発明を
更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限
定されるものではない。 (実施例1〜5、比較例1〜3)タテ糸が60デニー
ル、ヨコ糸が85デニールのポリエステル糸を打込本数
がタテ/ヨコ=50/40(本/インチ)の織布の一面
に、厚み60μmのポリエチレン層を押出ラミネート法
にて積層したシート基材のポリエチレン層表面に、表1
に示す樹脂種類と厚みの樹脂層を、各々積層して粘着テ
ープ用基材を作製した。
【0013】(カール発生状況評価)上記実施例1〜5
及び比較例1〜3で得られた粘着テープ用基材の性能を
評価するため、先ず、表1に示す樹脂層が積層されてい
る面に、トルエンを溶剤とする固形分濃度0.5重量%
のポリエチレンイミン系離型剤を塗布量50cc/m 2
で塗布したときの各粘着テープ用基材のカールの発生の
有無を観察した。観察結果は、カールの発生の有るも
の:×、カールの発生の無いもの:○、の2段階で評価
した。
【0014】(粘着テープの変形評価)次いで、上記離
型剤層が設けられた各粘着テープ用基材の反対面(ポリ
エステル繊維織布側)に、天然ゴム100重量部、粘着
付与樹脂(ヤシハラケミカル社製、商品名「YSPX1
000」)85重量部、プロセスオイル8重量部及びト
ルエン1250重量部を攪拌混合して調製した粘着剤を
乾燥後の厚みが50μmとなるように塗布し、乾燥して
直径3インチの紙芯に長さ50mを巻き取って梱包用布
粘着テープを作製した。得られた梱包用布粘着テープ巻
重体を40℃の雰囲気に30分間放置した後、の表面及
び該粘着テープを巻き戻し、溶剤の膨潤等による表面の
変形の有無を観察した。観察結果は、表面の変形の有る
もの:×、表面の変形の無いもの:○、の2段階で評価
した。
【0015】(粘着テープの手切れ性評価)更に、上記
粘着テープを幅方向に手で裂く手切れ性について、梱包
作業に習熟している評価者によって試験を行い、裂き易
い:○、裂きにくい:×、の2段階で評価した。評価結
果は各々表1に示した。
【0016】
【表1】
【0017】表1に示される如く、実施例1〜5の梱包
用粘着テープは、粘着テープの塗工時にカールすること
が少なく、カールの程度も小さいので、粘着テープ用基
材の折込みによる塗工トラブルが実質的になく、安定し
た生産を可能ならしめる。又、得られる粘着テープは、
高温環境においても形状変化がなく良好な品質を安定し
て維持することがが判る。更に、上記樹脂層の積層にも
拘らず粘着テープの手切れ性は良好に保持されており、
梱包作業性に何らの影響を与えることもない。これに対
し、比較例6〜8の梱包用粘着テープは、カール発生状
況において、比較例7を除きカールの発生が大きく、ギ
ャザリング現象を起こしており、又、比較例7は、樹脂
層が厚過ぎるため、柔軟性を欠き、段ボール箱等の梱包
作業性を著しく悪くするものであった。
【0018】(実施例6)30番手のスフ糸を打込本数
がタテ/ヨコ=45/33(本/25mm)の織布の両
面に、ポリエチレン層を押出ラミネート法にて積層した
厚み200μmのシート基材の一面に、大日精化社製、
商品名「VM−ALメジウム」(アクリルポリオールと
硝化綿を主成分とし、酢酸エチルとメチルエチルケトン
を主溶剤とした濃度29重量%の溶液)100重量部、
イソシアネート系硬化剤(大日精化社製、商品名「VM
−AL−L−8」、75重量%酢酸エチル溶液)8重量
部、大日精化社製、商品名「SSテープ添加剤」(塩化
ビニル系樹脂の38重量%メチルエチルケトン溶液)1
0重量部、酢酸エチル180重量部及びメチルエチルケ
トン20重量部を混合してなるメジウムインキをグラビ
ア方式の塗布機によって塗布し、厚み2μmの樹脂層を
積層して粘着テープ用基材を作製した。
【0019】(比較例4)30番手のスフ糸を打込本数
がタテ/ヨコ=45/33(本/25mm)の織布の一
面に、ポリエチレン層を押出ラミネート法にて積層した
厚み200μmの実施例6のシート基材を、実施例6と
同様にして粘着テープ用基材として作製した。
【0020】(カール角度及び塗工工程の巻取り時の折
れ皺評価)実施例6と比較例4で得られた粘着テープ用
基材の性能を評価するため、先ず、実施例6の粘着テー
プ用基材にはメジウムインキによって形成された樹脂層
上に、比較例4の粘着テープ用基材にはポリエチレン層
上に、各々有機離型剤(一方社油脂社製、商品名「ピー
ロイル1010」)を50℃の熱トルエンに溶解させた
0.1重量%のトルエン溶液(溶液の温度50℃)を、
メイヤバーコーターを用いて20g/m2 塗布し、乾燥
して離型剤層を設けた。上記離型剤層の塗工工程におい
て、離型剤塗布後、乾燥装置出口に至る間の最も粘着テ
ープ用基材がカールし易い場所を定め、約500m毎に
長さ1mの粘着テープ用基材が通過する10点につい
て、目視にて観察し、サンプル両側端のカールの状態を
観察すると共に、サンプリング期間の粘着テープ用基材
7000mに離型剤を塗工する過程で、巻取り時に側端
部が折れ込んだ時発生する、折れ皺の発生の回数を、上
記目視によりカールの状態を観察した長さ1mのサンプ
ルを1単位として10個のサンプルについて目視により
計数した。
【0021】尚、粘着テープ用基材の端部のカールの状
態は、カールの角度が30度未満のもの、30度〜90
度未満のもの、90度〜180度未満のもの、180度
超(カールして先端が粘着テープ用基材の内面に接触し
ているもの及びそれ以上にくるくるとカールしているも
の)の4段階に区分して計数した。又、折れ皺の発生の
回数は、折れ皺の大きさや折れ皺の発生個数に関係なく
折れ皺の有無を上記長さ1mのサンプルを1単位として
計数した。計数結果は各々表2に示す。
【0022】
【表2】
【0023】表1に示される如く、実施例6の梱包用粘
着テープは、粘着テープの塗工時にカールすることが少
なく、カールの程度も小さいので、粘着テープ用基材の
折込みによる塗工トラブルが実質的になく、安定した生
産を可能ならしめる。これに対し、比較例4の梱包用粘
着テープは、カール発生状況において、被検サンプルの
30%が90度以上のカールを示し、いずれも離型剤及
び粘着剤の塗工工程において、巻取り時の折れ皺が発生
し、工程をストップさせた。
【0024】(実施例7)実施例6の粘着テープ用基材
の商品名「VM−ALメジウム」を含む樹脂溶液を塗布
して形成されたの樹脂層の厚み2μmを3μmに変更し
たこと以外、実施例6と同様にして粘着テープ用基材を
作製した。実施例6においては、上記粘着テープ用基材
は、上記樹脂層上に熱トルエンに溶解した50℃の離型
剤溶液を塗布して離型剤層を形成したが、本実施例で
は、常温のトルエンに溶解した離型剤溶液を用い、上記
樹脂層が積層されていない粘着テープ用基材の反対の面
のポリエチレン層上に離型剤層を実施例6と同じ厚みで
形成した。次いで、上記樹脂層が積層されてる粘着テー
プ用基材の反対の面に、実施例1の粘着剤を用いて実施
例1と同様に粘着剤層を塗工して梱包用粘着テープを作
製した。
【0025】(比較例5)実施例7の商品名「VM−A
Lメジウム」を含む樹脂溶液を塗布して形成されたの樹
脂層を設けなかったこと以外、実施例7と同様にして粘
着テープ用基材を作製した。得られた粘着テープ用基材
に、実施例7と同様にして離型剤層及び粘着剤層を塗工
して梱包用粘着テープを作製した。
【0026】実施例7及び比較例5で得られた粘着テー
プ用基材の性能を評価するため、上記粘着テープ用基材
に離型剤層及び粘着剤層を塗工して得られた上記各梱包
用粘着テープを試料として、外観評価及びカール度合評
価を以下に示す方法で行った。評価結果は表3に示す。
【0027】(外観評価)上記実施例7及び比較例5で
得られた各梱包用粘着テープを巻重体の状態で、40℃
の雰囲気下に10日間暴露した後、上記粘着テープ巻重
体が部分的に収縮したり、膨大したりしてその側面が恰
も菊花状に見える所謂ギャザリング現象の発生の有無を
目視により観察し、○:ギャザリング現象の発生なし、
×:ギャザリング現象の発生あり、の2段階で評価し
た。
【0028】(カール度合評価)前項の外観評価で、4
0℃の雰囲気下に10日間暴露した上記粘着テープ巻重
体から粘着テープを1m巻き戻し、該巻き戻した粘着テ
ープを下に垂らして、該粘着テープの長さ方向のカール
の度合を、該粘着テープの端部のカール部分が粘着テー
プの垂下した面に対してなす角度を測定して示し、幅方
向のカールの度合を、上記粘着テープの垂下した面に対
して直交する方向に前後に突き出した幅(カールの厚
さ)を測定して示した。
【0029】
【表3】
【0030】表3に示される如く、実施例7の梱包用粘
着テープは、粘着テープの塗工時にカールすることが少
なく、カールの程度も小さいので、粘着テープ用基材の
折込みによる塗工トラブルが実質的になく、安定した生
産を可能ならしめる。又、得られる粘着テープは、高温
環境においてもギャザリング現象を起こしていないの
で、良好な品質を安定して長期保管することができるこ
とが判る。これに対し、比較例5の梱包用粘着テープ
は、カール度合評価において、粘着テープの長さ方向の
カール、幅方向のカールの両方共、大きく、且つ、被検
サンプルの90%がギャザリング現象を起こしており、
粘着テープの塗工時に粘着テープ用基材の折込みによる
塗工トラブルが多いことが予想され、且つ、得られる粘
着テープは、保存中にギャザリング現象を起こし、使用
に供し得ないものとなることが予想される。
【0031】(実施例8〜12)、(比較例6〜8) 厚み65μmのポリエチレンフィルムに、表4に示す樹
脂種類と厚みの樹脂層を、各々表4に示す表面に積層し
て粘着テープ用基材を作製した。
【0032】(カール発生状況評価)上記実施例8〜1
2及び比較例6〜8で得られた粘着テープ用基材の性能
を評価するため、先ず、表4に示す樹脂層が積層されて
いる面に、トルエンを溶剤とする固形分濃度0.5重量
%のポリエチレンイミン系離型剤を塗布量50cc/m
2 で塗布したときの各粘着テープ用基材のカールの発生
の有無を観察した。観察結果は、カールの発生の有るも
の:×、カールの発生の無いもの:○、の2段階で評価
した。
【0033】次いで、上記離型剤層が設けられた各粘着
テープ用基材の反対面に、実施例1の粘着剤を乾燥後の
厚みが50μmとなるように塗布し、乾燥して直径3イ
ンチの紙芯に長さ50mを巻き取って梱包用布粘着テー
プを作製した。得られた梱包用布粘着テープ巻重体を4
0℃の雰囲気に30分間放置した後、の表面及び該粘着
テープを巻き戻し、溶剤の膨潤等による表面の変形の有
無を観察した。観察結果は、表面の変形の有るもの:
×、表面の変形の無いもの:○、の2段階で評価した。
【0034】更に、上記粘着テープを段ボール箱の封緘
時の梱包作業性に影響を与える粘着テープの柔軟性につ
いて、梱包作業に習熟している評価者によって試験を行
い、柔軟性良好:○、硬くて使用しずらい:×、の2段
階で評価した。評価結果は各々表4に示した。
【0035】
【表4】
【0036】表4に示される如く、実施例8〜12の梱
包用粘着テープは、粘着テープの塗工時にカールするこ
とが少なく、カールの程度も小さいので、粘着テープ用
基材の折込みによる塗工トラブルが実質的になく、安定
した生産を可能ならしめる。又、得られる粘着テープ
は、高温環境においても形状変化がなく良好な品質を安
定して維持することがが判る。更に、上記樹脂層の積層
にも拘らず粘着テープの柔軟性は良好に保持されてお
り、梱包作業性に何らの影響を与えることもない。これ
に対し、比較例6〜8の梱包用粘着テープは、カール発
生状況において、比較例7を除きカールの発生が大き
く、ギャザリング現象を起こしており、又、比較例7
は、樹脂層が厚過ぎるため、柔軟性を欠き、段ボール箱
等の梱包作業性を著しく悪くするものであった。
【0037】
【発明の効果】本発明の粘着テープ用基材は、叙上の如
く構成されているので、溶剤型の粘着剤や離型剤のダイ
レクト塗布手段やロール搬送による粘着剤や離型剤の乾
燥手段による塗工に対しても、粘着テープ用基材が中央
部の弛みや端縁部のカールを発生させたり、乾燥時の加
熱によって熱収縮等の変形を起こすことなく、安定した
粘着テープの製造を可能にするものである。又、本発明
の粘着テープ用基材を用いて製造された粘着テープは、
粘着剤層や離型剤層に残存する微量の溶剤の影響を受け
ることなく、高温環境における長期の保存に対しても、
良好な品質を保持し得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/32 B32B 27/32 Z 27/34 27/34 27/40 27/40

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一面にポリエチレン層を有す
    るシート基材の該ポリエチレン層表面もしくは両面に、
    アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ビニル系樹脂、ニトロ
    セルロース系樹脂、ウレタン系樹脂からなる群より選ば
    れる厚み0.5〜20μmの樹脂層が積層されているこ
    とを特徴とする粘着テープ用基材。
JP16441096A 1996-06-25 1996-06-25 粘着テープ用基材 Pending JPH107996A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16441096A JPH107996A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 粘着テープ用基材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16441096A JPH107996A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 粘着テープ用基材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH107996A true JPH107996A (ja) 1998-01-13

Family

ID=15792622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16441096A Pending JPH107996A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 粘着テープ用基材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH107996A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008143921A (ja) * 2006-12-05 2008-06-26 Furukawa Electric Co Ltd:The 表面保護テープおよびそれを用いた半導体チップの製造方法
JP2012214937A (ja) * 2011-04-01 2012-11-08 Daio Paper Corp 両面テープ用芯材
JP2014094752A (ja) * 2012-11-07 2014-05-22 Fumakilla Ltd 薬剤収容具
CN106536658A (zh) * 2014-07-31 2017-03-22 东亚合成株式会社 带粘合剂层的层叠体以及使用其的柔性覆铜层叠板及柔性扁平线缆

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008143921A (ja) * 2006-12-05 2008-06-26 Furukawa Electric Co Ltd:The 表面保護テープおよびそれを用いた半導体チップの製造方法
JP2012214937A (ja) * 2011-04-01 2012-11-08 Daio Paper Corp 両面テープ用芯材
JP2014094752A (ja) * 2012-11-07 2014-05-22 Fumakilla Ltd 薬剤収容具
CN106536658A (zh) * 2014-07-31 2017-03-22 东亚合成株式会社 带粘合剂层的层叠体以及使用其的柔性覆铜层叠板及柔性扁平线缆
KR20170040184A (ko) * 2014-07-31 2017-04-12 도아고세이가부시키가이샤 접착제층을 갖는 적층체, 및 이것을 사용한 플렉시블 동장 적층판 및 플렉시블 플랫 케이블
JP2018150541A (ja) * 2014-07-31 2018-09-27 東亞合成株式会社 接着剤層付き積層体、並びに、これを用いたフレキシブル銅張積層板及びフレキシブルフラットケーブル
JP2018150542A (ja) * 2014-07-31 2018-09-27 東亞合成株式会社 接着剤層付き積層体、並びに、これを用いたフレキシブル銅張積層板及びフレキシブルフラットケーブル
US10875283B2 (en) 2014-07-31 2020-12-29 Toagosei Co., Ltd. Adhesive layer-equipped laminate, and flexible copper-clad laminate sheet and flexible flat cable using same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1816088A1 (en) Water-soluble film roll and method for paying out water-soluble film
EP2231802B1 (en) Stretchable, hand-tearable, conformable, and cinchable reinforced adhesive tape articles
CN100443297C (zh) 防止胶带卷的端面发粘的方法
US4851166A (en) Process of producing an oriented silicone resin coated polymeric film
US11673379B2 (en) Heat sealable thermo-printable tape
JPH107996A (ja) 粘着テープ用基材
US4211021A (en) Engine compartment label
US6899934B2 (en) Multi-layered renewable sticky surface bulletin board
JPH1192725A (ja) シートまたはフィルムの接続用粘着テープ
JPH08211829A (ja) 水溶性粘着ラベル
JPH05117602A (ja) 積層体
JP2000204328A (ja) 反転印字装置用無支持体両面テ―プ
HUT64097A (en) Impressible self-adhesive product and process for producing same
JP2000160116A (ja) 装飾用粘着シート
JP3690891B2 (ja) 粘着テープ及びその製造方法
KR102394263B1 (ko) 양면 이질 코팅된 박리지를 포함하는 양면 점착 시트 및 그 양면 점착 시트의 제조 방법
JPS6311228B2 (ja)
JPH05273545A (ja) 粘着シートロール及びその製造方法
JPH1135908A (ja) コールドシールタイプ包装材料のロール状物
JP5641280B2 (ja) 表示ラベル
JP2000178514A (ja) 粘着シート
JPH0987594A (ja) 粘着テープ
JPH02127488A (ja) 接着テープの製造方法
JPH069931A (ja) ポリスチレン粘着テープ
JPH057302B2 (ja)