JPH108379A - 織物用経糸 - Google Patents

織物用経糸

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JPH108379A
JPH108379A JP8163988A JP16398896A JPH108379A JP H108379 A JPH108379 A JP H108379A JP 8163988 A JP8163988 A JP 8163988A JP 16398896 A JP16398896 A JP 16398896A JP H108379 A JPH108379 A JP H108379A
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JP
Japan
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warp
yarn
sizing
woven fabric
multifilament yarn
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Withdrawn
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JP8163988A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Ichinomiya
義浩 一宮
Hiroshi Yamamoto
博士 山本
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定した製織性と高品質な織物に有用な、リ
ヨセル繊維マルチフィラメントの糊付けされた織物用経
糸を提供する。 【解決手段】 リヨセル繊維マルチフィラメントの糊付
けされた織物用経糸であって、該経糸が30mm以下の
抱合毛羽長を有し、かつ、糊付着量2〜4重量%の糊付
け糸である織物用経糸。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リヨセル繊維マル
チフィラメント糸で構成された糊付け糸である織物用経
糸に関するものである
【0002】
【従来の技術】従来、セルロース系マルチフィラメント
である銅アンモニア法レーヨン糸条やビスコース法レー
ヨン糸条は、合繊糸条などと比べサイジングでの糊液の
浸透が早く、主としてローラータッチ方式のサイジング
機を用い、経糸に対する糊剤付着量も2.5重量%〜4
重量%程度の範囲で行われ、必ずしも十分でないが、か
なり満足できる製織効率と織物品位を実現している。
【0003】一方、リヨセル繊維マルチフィラメント糸
条を、銅アンモニア法レーヨン糸条やビスコース法レー
ヨン糸条と同様にサイジングした場合、糊液がフィラメ
ント内部まで浸透せず、いわゆるテンプラ状に糊付けさ
れてしまい、製織時に糊落ち、毛羽立ちが発生し、つい
には経糸切れを引き起こし、製織効率が低下すると共に
織物品位にまで悪影響を与えている。
【0004】又、リヨセル繊維マルチフィラメントに5
重量%〜6重量%の非常に多量の糊剤付着をほどこして
も、従来の再生セルロース系マルチフィラメント糸条並
の製織効率を得られないばかりか、コスト的に不利であ
ることの他に、経糸が硬くなることに起因して織物に発
生するチカ欠点や地割れ欠点による著しい経品位の低下
といった問題を生じている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、製織での糊
落ち、毛羽立ちを未然に防止し、更には経品位が良好で
高品質な織物に有用な、リヨセル繊維マルチフィラメン
トの糊付けされた織物用経糸を提供する事を目的とする
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、リヨセル
繊維マルチフィラメントに糊付けを行い製織する過程に
おいて、糊落ち、毛羽立ちと糊付け糸の物性との関係を
徹底して研究した。その結果、糊付け糸の抱合毛羽長と
製織性に密接な関係があり、更には織物の風合い及び品
質とも関連していることを見いだし、また、リヨセル繊
維マルチフィラメントに200t/m〜1000t/m
の撚が入っている場合、更に有効であることを見いだ
し、本発明をなすに至った。
【0007】即ち、本発明は、リヨセル繊維マルチフィ
ラメント糸で構成される織物用経糸であって、該経糸が
30mm以下の抱合毛羽長を有し、かつ、糊付着量2〜
4重量%の糊付け糸であることを特徴とする織物用経糸
に関する。以下、本発明を詳細に説明する。本発明にお
いて、リヨセル繊維とは、有機溶媒と水の混合溶剤にセ
ルロースを溶解させてセルロース溶液となし、この溶液
を紡糸液として湿式紡糸あるいは乾式紡糸することによ
って得られるセルロース繊維を言う。つまり、有機溶媒
紡糸で得られたセルロース繊維であって、セルロース誘
導体の形を経由するものではない。
【0008】例えば、特公昭60−28848号公報に
記載されているように、基本的に有機溶媒に溶解された
セルロースと水等の非溶媒を含む溶液を空気中又は非沈
殿性媒体中に紡糸し、その際、紡糸口金から出た繊維形
成溶液を送り出す速度より速い速度で引っ張って、3倍
以上の延伸倍率で延伸した後に非溶液で処理することに
よって得られる。
【0009】有機溶媒は公知の溶媒であっても良く、例
えば、特公昭60−28848号公報に開示されている
下記アミンオキシド類であっても差し支えなく、又別種
の溶媒であってもよい。有機溶媒として使用するアミン
オキシド類には、例えば、第3級アミン−オキシド、例
えば、トリメチルアミンの、トリエチルアミンの、トリ
プロピルアミンの、モノメチルジエチルアミンの、ジメ
チルモノエチルアミンの、モノメチルジプロアミンのオ
キシド;N−ジメチル−、N−ジエチル−、N−ジプロ
ピルシクロヘキシルアミンのオキシド;ピリジンのオキ
シド;N−メチルモルホリンN−オキシド等の環状モノ
(N−メチルアミン−N−オキシド)などが挙げられ
る。なかでも、N−メチルモルホリンN−オキシドの使
用が好ましい。
【0010】リヨセル繊維マルチフィラメント糸条は、
通常、乾強度3g/d以上5g/d以下、乾伸度5%以
上10%以下、好ましくは乾強度3g/d以上4g/d
以下、乾伸度7%以上10%以下である。本発明におい
て、抱合毛羽長は30mm以下であることが必要であ
る。30mmを越えると、製織時に毛羽立ち、経糸切れ
を生じ、製織効率が低下すると共に、織物品位にまで悪
影響を及ぼす。抱合毛羽長は好ましくは5mm〜30m
mである。
【0011】本発明で用いる糊付機は、スクイズローラ
ー方式のサイジング機であり、糊付部で糸条がローラー
と2カ所ニップされているタイプである。一方、主とし
て再生セルロースフィラメントの糊付機として用いられ
るローラータッチ方式のサイジング機を用いると糊液が
糸条内部まで浸透せず、テンプラ状に糊付けされてしま
い抱合毛羽長30mm以下の経糸を得ることは出来な
い。
【0012】尚、用いる糊剤としては、重合度が300
〜2000、ケン化度が75〜90mol%のポリビニ
ールアルコール系糊剤(以下、PVAと記す)を、単独
或いは混合で好適に用いることができ、又、該性状の変
性PVAも好ましく用いられる。又、NaOHによる部
分的加水分解されたアクリル酸エステル供重合体と該P
VA系糊剤等の混合糊剤も好適に用いられる。又、糊剤
と併用して、糊剤純分の5〜20%純分に相当する油剤
を使用しても差し支えない。
【0013】油剤の成分としては、鉱物油、動植物油、
或いは脂肪酸エステル誘導体、パラフィンワックス等を
主体とした液状油に、サイジングローラー面上での糊剤
皮膜切れ防止の為の濡れ性向上成分として、シリコン系
活性剤、フッソ系活性剤、アルコール類等、更に必要に
応じて非イオン活性剤、アニオン活性剤等の乳化分散剤
を配合したものが好ましく用いられる。
【0014】経糸の糊付着量と抱合毛羽長及び織物品位
にも密接な関係があり、付着量は2重量%〜4重量%、
好ましくは3重量%〜3.5重量%である。付着量が2
重量%未満では抱合毛羽長30mm以下を維持するのが
難しく、付着量が4重量%を越えると出来上がった織物
の風合いが硬くなる。サイジング条件としては、通常、
乾燥室の乾燥温度を100℃〜150℃、熱シリンダー
の乾燥温度を100℃〜130℃の範囲で行い、糊付け
部から乾燥室までのストレッチを―1.0%〜3.0%と
した時、十分に乾燥し、安定して巻きとれる速度で行
う。
【0015】本発明において、糊剤付着量とは、前記の
糊剤水溶液に添加された油剤は含まず、すなわちPVA
の対糸重量純分付着率を云う。本発明でいう抱合毛羽長
(L)とは、糊付けした糸をJIS−L−1030に従
い定速伸張型引張試験機を用い破断した時、図1に示す
毛羽の長さをいう。詳しくは後述するが、本発明におい
ては、この測定を20回繰り返し、その平均値を用い
た。
【0016】本発明において、製織用織機は特に限定さ
れるものでなく、有矛織機、レピア織機、グリッパー織
機、ジェットルームいずれにも優れた効果を奏する。本
発明における経糸を用いた織物の緯糸は、特に限定する
必要はなく、有機溶媒で紡糸されたセルロース繊維や従
来の再生セルロース系繊維糸条やポリエステルに代表さ
れる合成繊維糸条のマルチフィラメント糸条及び紡績糸
条、又天然繊維糸条を用いてもよく、更にはこれらの複
合糸条を用いることが出来る。又織物組織も特に限定す
る必要はなく、タフタ、ツイル、サテン組織等で製織す
ることが出来る。
【0017】又、布帛とするに際し、本発明の目的を損
なわない範囲内において、例えば、綿などの天然セルロ
ース繊維や再生セルロース繊維あるいはポリエステルに
代表される合成繊維と混紡してもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例によって具
体的に説明する。下記の製造例で得たリヨセル繊維マル
チフィラメントで、75デニール/50フィラメントの
糸条を使用し、スクイズローラー方式とローラータッチ
方式による比較試験を実施した。尚、糊付け方式以外の
条件は同じにした。尚、本実施例で用いた評価方法は以
下の通りである。 (抱合毛羽長)糊付けした糸をJIS−L−1030に
従い定速伸張型引張試験機を用い破断した時、図1に示
す毛羽の長さをいう。更に具体的に説明すると、糊付け
した糸を破断した場合、フィラメントの収束している部
分から枝分かれするように単糸がばらける。ばらけた単
糸の長さが同じではない場合、最も長く枝分かれしてい
る単糸の枝分かれ開始点から、破断した先端部分までの
長さを測定する。
【0019】抱合毛羽長は、この測定を20回実施しそ
の平均値の値である。 (経糸因停台)織機3台を用い、24hr×10日間製
織し、この時の糊落ちを肉眼観察すると共に、経糸因停
台(毛羽立ち、経糸切れ)を1台/1日当たりに換算し
たもの。
【0020】*1回/1日以下を良好とする。 (織物経品位)精錬仕上げ加工を行った織物を手触りで
官能評価し、又チカ欠点や地割れ欠点、経切れ欠点の発
生も考慮した上で、1級=非常に良好、2級=やや良
好、3級=ふつう、4級=やや悪い、5級=悪いの5段
階の評価基準に基ずき、5人でランク付けして、その平
均値で表した。
【0021】
【製造例】(リヨセル繊維の製造) 特公昭60―28848号公報に記載されている製造方
法に従い、パルプとN―メチルモルホリンN―オキシド
水溶液を混合漕に入れ減圧下で混合し、セルロース濃度
10.0%のセルロース溶液を製造した。該セルロース
溶液を124℃の吐出温度でエアギャップ紡糸を行う。
紡糸された糸は水洗によって精練し、乾燥した後、原糸
油剤を付与し無撚のままチーズ状に巻き取る。
【0022】
【実施例】製造例で得たリヨセル繊維マルチフィラメン
トを用いた。 (サイジング条件) サイザー:河本製作所、KFW型(スクイズローラ方式) クリール糸数:800本 糊剤 :PVA 乾燥温度 :乾燥室;120℃/120℃ シリンダー;110℃/110℃ 卷取り速度 :100m/分 (製織条件) 経糸密度 :102本/吋 緯糸密度 :70本/吋 織物規格 :130cm 幅 織 機 :津田駒製作所AJL、ZA―100型 600rpmで運転 評価の結果を表1に示す。
【0023】
【比較例1】糊付着量を変えたこと以外は、実施例と同
様にして行った。評価の結果を表2に示す。表2から判
るように、スクイズローラ方式でも、糊付着量が2.0
重量%未満であると、抱合毛羽長が長くなり、製織時の
経糸因停台が高く、織物に経糸切れの欠点も目につい
た。また、糊付着量が4.0重量%を越えると、抱合毛
羽長が30mm以下でも、織物に地割れ欠点が目立ち始
め、織物経品位が低下した。
【0024】
【比較例2】実施例と同じリヨセル繊維マルチフィラメ
ントを用い、糊処方、乾燥条件等を同様にし、ローラー
タッチ方式のサイジング機を用いて行った。 (サイジング条件) サイザー:津田駒製作所、G−3型(ローラタッチ方式) クリール糸数:800本 糊剤 :PVA、P−AB 乾燥温度 :乾燥室;120℃/120℃ シリンダー;110℃/110℃ 卷取り速度 :100m/分 (製織条件) 経糸密度 :102本/吋 緯糸密度 :70本/吋 織物規格 :130cm 幅 織 機 :津田駒製作所AJL、ZA―100型 600rpmで運転 評価の結果を表3に示す。
【0025】表3から判るように、糊濃度を上げても、
抱合毛羽長は短くならず、糊付着量4.0%より高くな
ると、地割れ欠点が発生し織物経品位が低下した。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【表3】
【0029】
【発明の効果】本発明の織物用経糸により、安定した製
織及び良好な品位の織物を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】糸を、定速伸張型引張試験機を用い破断した時
の、抱合毛羽長(L)を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リヨセル繊維マルチフィラメント糸で構
    成される織物用経糸であって、該経糸が30mm以下の
    抱合毛羽長を有し、かつ、糊付着量2〜4重量%の糊付
    け糸であることを特徴とする織物用経糸。
JP8163988A 1996-06-25 1996-06-25 織物用経糸 Withdrawn JPH108379A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8163988A JPH108379A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 織物用経糸

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JP8163988A JPH108379A (ja) 1996-06-25 1996-06-25 織物用経糸

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Effective date: 20030902