JPH1086270A - 無機質系化粧板及びその製造方法 - Google Patents
無機質系化粧板及びその製造方法Info
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- JPH1086270A JPH1086270A JP26536396A JP26536396A JPH1086270A JP H1086270 A JPH1086270 A JP H1086270A JP 26536396 A JP26536396 A JP 26536396A JP 26536396 A JP26536396 A JP 26536396A JP H1086270 A JPH1086270 A JP H1086270A
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- JP
- Japan
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- inorganic
- paper
- pattern
- liquid repellent
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 耐防火性を有し、洗面所、脱衣所等の壁面材
に用いられる、設備面に於いても新たな投資の必要がな
く、安価で、意匠性に優れた無機質系化粧板およびその
製造方法を提供することである。 【解決手段】 無機質系基材の上面に、紙質系基材シー
トと絵柄印刷層と透明樹脂層と凹凸模様層が順次積層さ
れた無機質系化粧板において、前記凹凸模様層が、撥液
剤を含有する塗料を塗工硬化することにより形成された
無機質系化粧板である。
に用いられる、設備面に於いても新たな投資の必要がな
く、安価で、意匠性に優れた無機質系化粧板およびその
製造方法を提供することである。 【解決手段】 無機質系基材の上面に、紙質系基材シー
トと絵柄印刷層と透明樹脂層と凹凸模様層が順次積層さ
れた無機質系化粧板において、前記凹凸模様層が、撥液
剤を含有する塗料を塗工硬化することにより形成された
無機質系化粧板である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築内装材、特
に、洗面所、脱衣所等の壁面材に用いられる、良好な絵
柄模様と凹凸模様を有する無機質系化粧板及びその製造
方法に関する。
に、洗面所、脱衣所等の壁面材に用いられる、良好な絵
柄模様と凹凸模様を有する無機質系化粧板及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来表面に凹凸模様を有する化粧材とし
ては、(1)凹凸模様やハジキ模様の絵柄を印刷した化
粧材、(2)エンボスロールやエンボス型板等でエンボ
ス加工により凹凸を付与した化粧材が知られている。し
かしながら、前記(1)の化粧材においては、絵柄が印
刷形成されているのみのために立体感に乏しく、また
(2)の化粧材はエンボスロールやエンボス型板に微細
且つ複雑な形状の型を表現することが難しいため、得ら
れる化粧材は比較的簡単な凹凸模様になりやすく、また
少量多品種の生産には不適当であり、さらに工程が増加
するため生産効率が悪いといった問題があった。
ては、(1)凹凸模様やハジキ模様の絵柄を印刷した化
粧材、(2)エンボスロールやエンボス型板等でエンボ
ス加工により凹凸を付与した化粧材が知られている。し
かしながら、前記(1)の化粧材においては、絵柄が印
刷形成されているのみのために立体感に乏しく、また
(2)の化粧材はエンボスロールやエンボス型板に微細
且つ複雑な形状の型を表現することが難しいため、得ら
れる化粧材は比較的簡単な凹凸模様になりやすく、また
少量多品種の生産には不適当であり、さらに工程が増加
するため生産効率が悪いといった問題があった。
【0003】上記の欠点を解決するために、直接、合
板、ハードボード、珪酸カルシウム板、石綿スレート
板、セメントスレート板等の基材に絵柄模様を印刷し、
該印刷模様の上から撥液剤を含有する塗料を塗工し、表
面に凹凸模様を設けたもの、または転写シートを用い
て、前記基材面に絵柄模様を転写し、同じく印刷模様の
上から撥液剤を含有する塗料を塗工し、表面に凹凸模様
を設けたものが提案されているが、前者の場合、印刷適
性が悪く、細密な絵柄模様の現出が困難で意匠性に劣
り、後者の場合は、意匠性の面では良くなるが、設備面
に於いては特殊な転写設備を必要とし、また、工程が増
加し複雑化するため生産効率が低下し、コスト高になる
という欠点があった。
板、ハードボード、珪酸カルシウム板、石綿スレート
板、セメントスレート板等の基材に絵柄模様を印刷し、
該印刷模様の上から撥液剤を含有する塗料を塗工し、表
面に凹凸模様を設けたもの、または転写シートを用い
て、前記基材面に絵柄模様を転写し、同じく印刷模様の
上から撥液剤を含有する塗料を塗工し、表面に凹凸模様
を設けたものが提案されているが、前者の場合、印刷適
性が悪く、細密な絵柄模様の現出が困難で意匠性に劣
り、後者の場合は、意匠性の面では良くなるが、設備面
に於いては特殊な転写設備を必要とし、また、工程が増
加し複雑化するため生産効率が低下し、コスト高になる
という欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる問題に
鑑みてなされたものであって、その目的とするところ
は、耐防火性を有し、洗面所、脱衣所等の壁面材に用い
られる、設備面に於いても新たな投資の必要がなく、安
価で、意匠性に優れた無機質系化粧板及びその製造方法
を提供することである。
鑑みてなされたものであって、その目的とするところ
は、耐防火性を有し、洗面所、脱衣所等の壁面材に用い
られる、設備面に於いても新たな投資の必要がなく、安
価で、意匠性に優れた無機質系化粧板及びその製造方法
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の解決手段は、無機質系基材の上面に、紙質系
基材シートと絵柄印刷層と透明樹脂層と凹凸模様層が順
次積層された無機質系化粧板において、前記凹凸模様層
が、撥液剤を含有する塗料を塗工硬化することにより形
成された無機質系化粧板とすることである。この構成と
することにより、無機質系基材の上に細密な絵柄印刷層
を形成することができ、また、透明樹脂層を設けた面に
撥液剤を含有する塗料を塗工するため、撥液性が増大さ
れ凹凸形状が強調される。さらに、撥液剤を含有する塗
料による凹凸模様層の凹部における摩擦による耐絵柄摩
耗性が向上し、表面物性に優れた無機質系化粧板とする
ことが可能である。
の本発明の解決手段は、無機質系基材の上面に、紙質系
基材シートと絵柄印刷層と透明樹脂層と凹凸模様層が順
次積層された無機質系化粧板において、前記凹凸模様層
が、撥液剤を含有する塗料を塗工硬化することにより形
成された無機質系化粧板とすることである。この構成と
することにより、無機質系基材の上に細密な絵柄印刷層
を形成することができ、また、透明樹脂層を設けた面に
撥液剤を含有する塗料を塗工するため、撥液性が増大さ
れ凹凸形状が強調される。さらに、撥液剤を含有する塗
料による凹凸模様層の凹部における摩擦による耐絵柄摩
耗性が向上し、表面物性に優れた無機質系化粧板とする
ことが可能である。
【0006】そして、前記撥液剤を含有する塗料が光輝
性を有する顔料を混合してなることを特徴とするもので
ある。こうすることで、立体感の現出に優れた効果を示
し、より意匠性の優れた無機質系化粧板とすることが出
来る。
性を有する顔料を混合してなることを特徴とするもので
ある。こうすることで、立体感の現出に優れた効果を示
し、より意匠性の優れた無機質系化粧板とすることが出
来る。
【0007】紙質系基材シートの一方の面に絵柄印刷層
と透明樹脂層を積層した紙質系化粧シートを準備する工
程、無機質系基材の上面にシーラー層を塗装する工程、
前記紙質系化粧シートを接着剤層を介して無機質系基材
のシーラー層面に貼着する工程、前記紙質系化粧シート
の透明樹脂層面に撥液剤を含有する塗料を塗工硬化する
ことにより凹凸模様層を形成する工程からなることを特
徴とする無機質系化粧板の製造方法とすることにより、
特殊な転写設備の投資の必要もなく、また、工程が短縮
され、生産性が向上するため低コストの無機質系化粧板
を作製することが出来、上記のような効果を有する無機
質系化粧板が容易に確実に製造できるものである。
と透明樹脂層を積層した紙質系化粧シートを準備する工
程、無機質系基材の上面にシーラー層を塗装する工程、
前記紙質系化粧シートを接着剤層を介して無機質系基材
のシーラー層面に貼着する工程、前記紙質系化粧シート
の透明樹脂層面に撥液剤を含有する塗料を塗工硬化する
ことにより凹凸模様層を形成する工程からなることを特
徴とする無機質系化粧板の製造方法とすることにより、
特殊な転写設備の投資の必要もなく、また、工程が短縮
され、生産性が向上するため低コストの無機質系化粧板
を作製することが出来、上記のような効果を有する無機
質系化粧板が容易に確実に製造できるものである。
【0008】
【発明の実施の態様】以下、本発明の具体的な実施形態
を図面を参照しながら説明する。図1は本発明の無機質
系化粧板の積層構成を示す断面図、図2は本発明の無機
質系化粧板の製造方法の一例を説明する断面図であり、
1は無機質系化粧板、2は無機質系基材、3はシーラー
層、4は接着剤層、5は紙質系基材シート、6は絵柄印
刷層、6aはベタインキ層、6bは絵柄インキ層、7は
透明樹脂層、8は紙質系化粧シート、9は凹凸模様層を
それぞれ表す。
を図面を参照しながら説明する。図1は本発明の無機質
系化粧板の積層構成を示す断面図、図2は本発明の無機
質系化粧板の製造方法の一例を説明する断面図であり、
1は無機質系化粧板、2は無機質系基材、3はシーラー
層、4は接着剤層、5は紙質系基材シート、6は絵柄印
刷層、6aはベタインキ層、6bは絵柄インキ層、7は
透明樹脂層、8は紙質系化粧シート、9は凹凸模様層を
それぞれ表す。
【0009】本発明の無機質系化粧板1の構成は図1に
示すように、無機質系基材2の上面に設けられたシーラ
ー層3面に、接着剤層4を介して紙質系基材シート5の
上面に絵柄印刷層6および透明樹脂層7を設けた紙質系
化粧シート8を積層し、その上から撥液剤を含有する塗
料により形成された凹凸模様層9が積層された構成から
なり、絵柄印刷層6はベタインキ層6aと絵柄インキ層
6bとで構成されている。
示すように、無機質系基材2の上面に設けられたシーラ
ー層3面に、接着剤層4を介して紙質系基材シート5の
上面に絵柄印刷層6および透明樹脂層7を設けた紙質系
化粧シート8を積層し、その上から撥液剤を含有する塗
料により形成された凹凸模様層9が積層された構成から
なり、絵柄印刷層6はベタインキ層6aと絵柄インキ層
6bとで構成されている。
【0010】本発明の無機質系化粧板1に用いられる無
機質系基材2としては、一般的には珪酸カルシウム板、
石綿スレート板、軽量発泡コンクリート板、中空押出セ
メント板等のセメント板、石膏板、石膏スラグ板等の石
膏系板、パルプセメント板、石綿セメント板、木片セメ
ント板等の繊維セメント板が挙げられる。
機質系基材2としては、一般的には珪酸カルシウム板、
石綿スレート板、軽量発泡コンクリート板、中空押出セ
メント板等のセメント板、石膏板、石膏スラグ板等の石
膏系板、パルプセメント板、石綿セメント板、木片セメ
ント板等の繊維セメント板が挙げられる。
【0011】シーラー層3は、無機質系基材2からのア
ルカリ成分溶出の防止のため、及び紙質系化粧シート8
と無機質系基材2の密着性の向上を目的として設けられ
るものであり、品質性能を高める方法として、アルカリ
成分溶出の防止のためにポリイソシアネート系樹脂、湿
気硬化型ウレタン系樹脂、スチレン−アクリル酸エステ
ル共重合樹脂等の硬化性樹脂よりなるシーラー層3が望
ましいものである。
ルカリ成分溶出の防止のため、及び紙質系化粧シート8
と無機質系基材2の密着性の向上を目的として設けられ
るものであり、品質性能を高める方法として、アルカリ
成分溶出の防止のためにポリイソシアネート系樹脂、湿
気硬化型ウレタン系樹脂、スチレン−アクリル酸エステ
ル共重合樹脂等の硬化性樹脂よりなるシーラー層3が望
ましいものである。
【0012】無機質系化粧板1に絵柄印刷層6を形成す
るための紙質系化粧シート8の構成としては、図2
(イ)に示されているように、紙質系基材シート5の片
面にベタインキ層6aと絵柄インキ層6bからなる絵柄
印刷層6を設け、その上から透明樹脂層7を積層したも
のである。紙質系基材シート5としては、秤量23〜6
5g/m2 の建材用プリント紙、純白紙、あるいは熱可
塑性合成樹脂を混抄させて層間強度を強化させた薄葉紙
(いわゆる強化プリント紙)等が使用される。
るための紙質系化粧シート8の構成としては、図2
(イ)に示されているように、紙質系基材シート5の片
面にベタインキ層6aと絵柄インキ層6bからなる絵柄
印刷層6を設け、その上から透明樹脂層7を積層したも
のである。紙質系基材シート5としては、秤量23〜6
5g/m2 の建材用プリント紙、純白紙、あるいは熱可
塑性合成樹脂を混抄させて層間強度を強化させた薄葉紙
(いわゆる強化プリント紙)等が使用される。
【0013】絵柄印刷層6としては、全面ベタ刷りのベ
タインキ層6aと例えば、石目、布目、天然皮革の表面
柄、抽象柄等を表現する絵柄インキ層6bが付されてお
り、それらを設けるインキのビヒクルとしては公知のも
のが使用でき、例えばアクリル系、塩化ビニル系、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩素化ポリオレフィンニ
トロセルロース、ウレタン等の樹脂系からなる単体又は
混合体に、必要に応じて、顔料、染料等の着色剤、体質
顔料、溶剤等を適宜混合したものを用いることができ
る。なかでもニトロセルロース系樹脂にイソシアネート
硬化剤を添加したインキが密着性に優れ好ましいもので
ある。また、ベタインキ層6aに着色顔料とともに光輝
性顔料を含ませることも可能であり、さらに、ベタイン
キ層6aは着色顔料のみを含ませ、光輝性顔料を含ませ
ることなく構成し、絵柄インキ層4bに光輝性顔料を含
ませるように構成することも可能である。そして絵柄イ
ンキ層6bに光輝性顔料を含有させる場合は、絵柄印刷
層6、撥液剤を含有する塗料層9の光輝性顔料の色調を
互いに異ならせることも可能であり、光輝性顔料の色調
を異ならせて互いの模様と関連させることで、特殊な視
覚的効果、立体感を創成することができる。
タインキ層6aと例えば、石目、布目、天然皮革の表面
柄、抽象柄等を表現する絵柄インキ層6bが付されてお
り、それらを設けるインキのビヒクルとしては公知のも
のが使用でき、例えばアクリル系、塩化ビニル系、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩素化ポリオレフィンニ
トロセルロース、ウレタン等の樹脂系からなる単体又は
混合体に、必要に応じて、顔料、染料等の着色剤、体質
顔料、溶剤等を適宜混合したものを用いることができ
る。なかでもニトロセルロース系樹脂にイソシアネート
硬化剤を添加したインキが密着性に優れ好ましいもので
ある。また、ベタインキ層6aに着色顔料とともに光輝
性顔料を含ませることも可能であり、さらに、ベタイン
キ層6aは着色顔料のみを含ませ、光輝性顔料を含ませ
ることなく構成し、絵柄インキ層4bに光輝性顔料を含
ませるように構成することも可能である。そして絵柄イ
ンキ層6bに光輝性顔料を含有させる場合は、絵柄印刷
層6、撥液剤を含有する塗料層9の光輝性顔料の色調を
互いに異ならせることも可能であり、光輝性顔料の色調
を異ならせて互いの模様と関連させることで、特殊な視
覚的効果、立体感を創成することができる。
【0014】透明樹脂層7は絵柄印刷層6と撥液剤を含
有する塗料による凹凸模様層9との間に設け耐摩耗性を
向上させるものであり、絵柄印刷層6の表面を透明な合
成樹脂層で被覆することによって、凹凸模様層の凹部に
おける摩擦による絵柄の消失を防止するものである。透
明樹脂層7に用いられる樹脂としては、ウレタン系樹
脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂等の硬化性合
成樹脂が適し、特に2液硬化型アクリルウレタン系樹脂
が好ましく用いられる。膜厚としては、凹凸模様層の凹
部における摩擦による絵柄の消失を防止する点より、5
μm以上とすることが好ましいものである。
有する塗料による凹凸模様層9との間に設け耐摩耗性を
向上させるものであり、絵柄印刷層6の表面を透明な合
成樹脂層で被覆することによって、凹凸模様層の凹部に
おける摩擦による絵柄の消失を防止するものである。透
明樹脂層7に用いられる樹脂としては、ウレタン系樹
脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂等の硬化性合
成樹脂が適し、特に2液硬化型アクリルウレタン系樹脂
が好ましく用いられる。膜厚としては、凹凸模様層の凹
部における摩擦による絵柄の消失を防止する点より、5
μm以上とすることが好ましいものである。
【0015】所望の凹凸模様を有する塗膜層9を形成す
る撥液剤を含有する塗料は、公知の熱可塑性樹脂、熱硬
化性樹脂、電離放射線硬化性樹脂等をビヒクルとし、該
ビヒクルに撥液剤を添加してなるものであり、更に必要
に応じてその他の添加剤、例えば、顔料、染料等の着色
剤、体質顔料、溶剤、安定剤、可塑剤、硬化剤等を適宜
混合したものが使用できる。撥液効果に富み、意匠的に
良好なものとしては、ビヒクルにアクリルポリオール系
樹脂と無黄変タイプイソシアネート架橋剤を混合したも
のが好ましい。
る撥液剤を含有する塗料は、公知の熱可塑性樹脂、熱硬
化性樹脂、電離放射線硬化性樹脂等をビヒクルとし、該
ビヒクルに撥液剤を添加してなるものであり、更に必要
に応じてその他の添加剤、例えば、顔料、染料等の着色
剤、体質顔料、溶剤、安定剤、可塑剤、硬化剤等を適宜
混合したものが使用できる。撥液効果に富み、意匠的に
良好なものとしては、ビヒクルにアクリルポリオール系
樹脂と無黄変タイプイソシアネート架橋剤を混合したも
のが好ましい。
【0016】撥液性塗料に用いる撥液剤としては、公知
のもの、例えば、シリコーン、ポリエチレンワックス、
パラフィンワックス、アマイドワックス、ろうワック
ス、フッ化ビニル化合物等の撥液性物質を使用すること
ができ、好ましくはシリコーンである。その添加量とし
ては、0.01〜10重量%であり、好ましくは0.2
〜2.0重量%である。
のもの、例えば、シリコーン、ポリエチレンワックス、
パラフィンワックス、アマイドワックス、ろうワック
ス、フッ化ビニル化合物等の撥液性物質を使用すること
ができ、好ましくはシリコーンである。その添加量とし
ては、0.01〜10重量%であり、好ましくは0.2
〜2.0重量%である。
【0017】撥液性塗料に添加される顔料は、通常使用
される有機又は無機系の顔料及び光輝性顔料が使用でき
る。そして、立体感をより現出するためには、光輝性顔
料を用いることが好ましい。光輝性顔料としては、例え
ば、パール顔料と称するもので、具体的には貝殻の内部
や真珠を粉砕したもの、マイカの微粒子に酸化チタンま
たは酸化鉄を焼き付けたもの、金属粉(例えば銅、アル
ミニウム、真鍮、青銅、金、銀等)の好ましくは1〜1
20μmの微粒子、蒸着されたプラスチックの破片、例
えばポリエチレンテレフタレートフイルムに上記のよう
な金属(通常はアルミニウム)を蒸着して粉砕したもの
(銀色粉)、蒸着の後透明な黄色塗装を行って粉砕した
もの(金色粉)等がある。撥液剤を含有する塗料に混合
する光輝性顔料の添加量は1〜10重量%が好ましい。
即ち顔料添加量が1重量%未満と低い場合は、はじき模
様の凹凸感が強調されにくく、顔料添加量が10重量%
以上と高い場合は、印刷模様を隠蔽してしまい意匠的に
劣るものとなる。
される有機又は無機系の顔料及び光輝性顔料が使用でき
る。そして、立体感をより現出するためには、光輝性顔
料を用いることが好ましい。光輝性顔料としては、例え
ば、パール顔料と称するもので、具体的には貝殻の内部
や真珠を粉砕したもの、マイカの微粒子に酸化チタンま
たは酸化鉄を焼き付けたもの、金属粉(例えば銅、アル
ミニウム、真鍮、青銅、金、銀等)の好ましくは1〜1
20μmの微粒子、蒸着されたプラスチックの破片、例
えばポリエチレンテレフタレートフイルムに上記のよう
な金属(通常はアルミニウム)を蒸着して粉砕したもの
(銀色粉)、蒸着の後透明な黄色塗装を行って粉砕した
もの(金色粉)等がある。撥液剤を含有する塗料に混合
する光輝性顔料の添加量は1〜10重量%が好ましい。
即ち顔料添加量が1重量%未満と低い場合は、はじき模
様の凹凸感が強調されにくく、顔料添加量が10重量%
以上と高い場合は、印刷模様を隠蔽してしまい意匠的に
劣るものとなる。
【0018】塗工方法としてはグラビア印刷法、ロール
コート法、リバースロールコート法スポンジロールコー
ト法等の公知の塗工手段を用いることができる。塗工量
としては、10〜100g/m2 (ウエット状態)であ
り、好ましくは20〜50g/m2 (ウエット状態)で
ある。塗工量が20g/m2 未満と少ない場合は、塗工
ムラ或いは撥液部を凹部として形成するのが困難になり
意匠的に劣る。逆に塗工量が50g/m2 以上と多い場
合には撥液部の塗料をはじいて凹部が充分に形成され
ず、また該層が必要以上に厚く形成されてしまい、コス
ト的にも不利になるばかりでなく、下層の絵柄印刷層も
見えにくくなり意匠的に劣るものとなる。
コート法、リバースロールコート法スポンジロールコー
ト法等の公知の塗工手段を用いることができる。塗工量
としては、10〜100g/m2 (ウエット状態)であ
り、好ましくは20〜50g/m2 (ウエット状態)で
ある。塗工量が20g/m2 未満と少ない場合は、塗工
ムラ或いは撥液部を凹部として形成するのが困難になり
意匠的に劣る。逆に塗工量が50g/m2 以上と多い場
合には撥液部の塗料をはじいて凹部が充分に形成され
ず、また該層が必要以上に厚く形成されてしまい、コス
ト的にも不利になるばかりでなく、下層の絵柄印刷層も
見えにくくなり意匠的に劣るものとなる。
【0019】次に、本発明の無機質系化粧板1の製造方
法の一例について図面を用いて説明する。先ず、図2
(イ)に示すように、紙質系基材シート5の上面にベタ
インキ層6aと絵柄インキ層6bよりなる絵柄印刷層6
及び透明樹脂層7が設けられた紙質系化粧シート8を準
備する。次に図2(ロ)に示すように、無機質系基材2
の表面にシーラー層3を設ける。次いで図2(ハ)に示
すように、無機質系基材2のシーラー層3面に接着剤層
4を介して紙質系化粧シート8を貼着する。さらに図2
(ニ)に示すように、該絵柄印刷層6を含む透明樹脂層
7の上面に撥液剤を含有する塗料を塗工し、硬化させる
ことによって、凹凸模様層9を有する無機質系化粧板1
が得られる。
法の一例について図面を用いて説明する。先ず、図2
(イ)に示すように、紙質系基材シート5の上面にベタ
インキ層6aと絵柄インキ層6bよりなる絵柄印刷層6
及び透明樹脂層7が設けられた紙質系化粧シート8を準
備する。次に図2(ロ)に示すように、無機質系基材2
の表面にシーラー層3を設ける。次いで図2(ハ)に示
すように、無機質系基材2のシーラー層3面に接着剤層
4を介して紙質系化粧シート8を貼着する。さらに図2
(ニ)に示すように、該絵柄印刷層6を含む透明樹脂層
7の上面に撥液剤を含有する塗料を塗工し、硬化させる
ことによって、凹凸模様層9を有する無機質系化粧板1
が得られる。
【0020】
実施例1 秤量30g/m2 の薄葉紙にニトロセルローズ系樹脂に
イソシアネート硬化剤を添加したインキを用いてグラビ
ア輪転印刷機にてベタインキ層および所望の絵柄インキ
層を印刷し、さらに該絵柄印刷層面に透明樹脂層として
2液硬化型アクリルウレタン系樹脂を20g/m2 (ウ
エット)塗装し紙質系化粧シートを作製した。別途、厚
さ3mmの珪酸カルシウム板にシーラー層としてポリイ
ソシアネート系樹脂塗料を30g/m2 塗布し80℃で
20分間乾燥して準備した。次いで、前記珪酸カルシウ
ム板のシーラー層面に2液硬化型尿素樹脂系接着剤を介
して上記で得た紙質系化粧シートを貼合せた後、該透明
樹脂層面に撥液剤を含有する2液硬化型アクリルウレタ
ン塗料(大阪ワニス(株)製、NO. 220ブライトーン
シルバー)を塗布量が40g/m2 (ウエット)になる
ようにスポンジロールコーターを用いて塗布し、80
℃、20分間乾燥硬化させ表面に凹凸模様が形成された
無機質系化粧板を得た。
イソシアネート硬化剤を添加したインキを用いてグラビ
ア輪転印刷機にてベタインキ層および所望の絵柄インキ
層を印刷し、さらに該絵柄印刷層面に透明樹脂層として
2液硬化型アクリルウレタン系樹脂を20g/m2 (ウ
エット)塗装し紙質系化粧シートを作製した。別途、厚
さ3mmの珪酸カルシウム板にシーラー層としてポリイ
ソシアネート系樹脂塗料を30g/m2 塗布し80℃で
20分間乾燥して準備した。次いで、前記珪酸カルシウ
ム板のシーラー層面に2液硬化型尿素樹脂系接着剤を介
して上記で得た紙質系化粧シートを貼合せた後、該透明
樹脂層面に撥液剤を含有する2液硬化型アクリルウレタ
ン塗料(大阪ワニス(株)製、NO. 220ブライトーン
シルバー)を塗布量が40g/m2 (ウエット)になる
ようにスポンジロールコーターを用いて塗布し、80
℃、20分間乾燥硬化させ表面に凹凸模様が形成された
無機質系化粧板を得た。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、絵柄印刷
層が設けられた紙質系化粧シートを無機質系基材の表面
に接着剤層を介して貼着しているため、細密な絵柄模様
が現出でき、また、絵柄印刷層の上面に設けられた透明
樹脂層面に撥液剤を含有する塗料を塗工するため、撥液
性が増大され凹凸形状が強調され、非常にリアルな意匠
性を有する無機質系化粧板を得ることが出来る。
層が設けられた紙質系化粧シートを無機質系基材の表面
に接着剤層を介して貼着しているため、細密な絵柄模様
が現出でき、また、絵柄印刷層の上面に設けられた透明
樹脂層面に撥液剤を含有する塗料を塗工するため、撥液
性が増大され凹凸形状が強調され、非常にリアルな意匠
性を有する無機質系化粧板を得ることが出来る。
【0022】また、絵柄印刷層及び透明樹脂層を設けた
紙質系化粧シートを用いることにより、工程が簡略化さ
れることになり、生産効率が向上し、転写基材シートの
ような廃棄する資材も不要となるため、コストの低減が
はかられ安価な無機質系化粧板を得ることが可能となっ
た。
紙質系化粧シートを用いることにより、工程が簡略化さ
れることになり、生産効率が向上し、転写基材シートの
ような廃棄する資材も不要となるため、コストの低減が
はかられ安価な無機質系化粧板を得ることが可能となっ
た。
【0023】さらに、撥液剤を含有する塗料に光輝性顔
料を混合した塗料を用いることにより、凹凸模様のコン
トラストをさらに強調できて十分に深みを出すことがで
き、高級感をより一層付与することができる。
料を混合した塗料を用いることにより、凹凸模様のコン
トラストをさらに強調できて十分に深みを出すことがで
き、高級感をより一層付与することができる。
【図1】本発明の無機質系化粧板の積層構成を示す断面
図である。
図である。
【図2】本発明の無機質系化粧板の製造方法の一例を説
明する断面図である。
明する断面図である。
1 無機質系化粧板 2 無機質系基材 3 シーラー層 4 接着剤層 5 紙質系基材シート 6 絵柄印刷層 6a ベタインキ層 6b 絵柄インキ層 7 透明樹脂層 8 紙質系化粧シート 9 凹凸模様層
Claims (3)
- 【請求項1】 無機質系基材の上面に、紙質系基材シー
トと絵柄印刷層と透明樹脂層と凹凸模様層が順次積層さ
れた無機質系化粧板において、前記凹凸模様層が、撥液
剤を含有する塗料を塗工硬化することにより形成された
ことを特徴とする無機質系化粧板。 - 【請求項2】 前記撥液剤を含有する塗料が光輝性を有
する顔料を混合してなることを特徴とする請求項1記載
の無機質系化粧板。 - 【請求項3】 紙質系基材シートの一方の面に絵柄印刷
層と透明樹脂層を積層した紙質系化粧シートを準備する
工程、無機質系基材の上面にシーラー層を塗装する工
程、前記紙質系化粧シートを接着剤層を介して無機質系
基材のシーラー層面に貼着する工程、前記紙質系化粧シ
ートの透明樹脂層面に撥液剤を含有する塗料を塗工硬化
することにより凹凸模様層を形成する工程からなること
を特徴とする無機質系化粧板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26536396A JPH1086270A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 無機質系化粧板及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26536396A JPH1086270A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 無機質系化粧板及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1086270A true JPH1086270A (ja) | 1998-04-07 |
Family
ID=17416145
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26536396A Withdrawn JPH1086270A (ja) | 1996-09-13 | 1996-09-13 | 無機質系化粧板及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1086270A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001248096A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-09-14 | Ibiden Co Ltd | 化粧板 |
| JP2015009402A (ja) * | 2013-06-27 | 2015-01-19 | 株式会社エフコンサルタント | 化粧板 |
-
1996
- 1996-09-13 JP JP26536396A patent/JPH1086270A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001248096A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-09-14 | Ibiden Co Ltd | 化粧板 |
| JP2015009402A (ja) * | 2013-06-27 | 2015-01-19 | 株式会社エフコンサルタント | 化粧板 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031202 |