JPH108718A - 樹脂製コンクリート型枠用連結クリップ - Google Patents
樹脂製コンクリート型枠用連結クリップInfo
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- JPH108718A JPH108718A JP18270896A JP18270896A JPH108718A JP H108718 A JPH108718 A JP H108718A JP 18270896 A JP18270896 A JP 18270896A JP 18270896 A JP18270896 A JP 18270896A JP H108718 A JPH108718 A JP H108718A
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- JP
- Japan
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- concrete
- straight line
- circular cross
- centers
- shaped
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コンクリート型枠の開発において問題となっ
ている、連結部分の隙間およびコンクリート接触面の段
差の発生を防止するための、優れた連結クリップを提供
する。 【解決手段】 該クリップの形状が、1個のU字形状部
分と1個のL字形状部分がそれぞれの一端で繋がって構
成されており、これらのU字形状部分と1個のL字形状
部分の各部位が所定の形状を有する。
ている、連結部分の隙間およびコンクリート接触面の段
差の発生を防止するための、優れた連結クリップを提供
する。 【解決手段】 該クリップの形状が、1個のU字形状部
分と1個のL字形状部分がそれぞれの一端で繋がって構
成されており、これらのU字形状部分と1個のL字形状
部分の各部位が所定の形状を有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、側面部分を有する
樹脂製コンクリート型枠を、側面部分で2枚以上連結す
る際に使用する連結クリップに関するものであり、施工
時に連結するコンクリート型枠間の隙間を最小限にし、
該隙間からコンクリートスラリーの洩れることを防止
し、側面部分に付着するノロを最小限に抑制し、コンク
リート型枠の施工作業を軽減するものである。
樹脂製コンクリート型枠を、側面部分で2枚以上連結す
る際に使用する連結クリップに関するものであり、施工
時に連結するコンクリート型枠間の隙間を最小限にし、
該隙間からコンクリートスラリーの洩れることを防止
し、側面部分に付着するノロを最小限に抑制し、コンク
リート型枠の施工作業を軽減するものである。
【0002】
【従来の技術】コンクリート型枠としては従来から最も
一般的に使われているものは木製のコンクリート型枠で
ある。しかし、木製のコンクリート型枠の材料は、熱帯
雨林保護の動きから最近は入手について困難が生じ始め
ており、使用についても政府もしくは自治体が制限する
動きが出てきている。また木製のコンクリート型枠は数
回の使用で使い捨てられているのが現状である。さら
に、このような資源問題のみでなく、木材をコンクリー
ト型枠の材料として使用するには熟練作業者による桟木
打ち作業などが必要であり、人手不足問題からコンクリ
ート型枠の一体成形化が望まれている。
一般的に使われているものは木製のコンクリート型枠で
ある。しかし、木製のコンクリート型枠の材料は、熱帯
雨林保護の動きから最近は入手について困難が生じ始め
ており、使用についても政府もしくは自治体が制限する
動きが出てきている。また木製のコンクリート型枠は数
回の使用で使い捨てられているのが現状である。さら
に、このような資源問題のみでなく、木材をコンクリー
ト型枠の材料として使用するには熟練作業者による桟木
打ち作業などが必要であり、人手不足問題からコンクリ
ート型枠の一体成形化が望まれている。
【0003】このため、近年プラスチック製のコンクリ
ート型枠も徐々に普及し始めている。プラスチックは熱
可塑性樹脂と熱硬化性樹脂に大別され、熱可塑性樹脂と
してはポリエチレン、ポリプロピレン等があげられ、射
出成形により最も効率良く樹脂成形物が得られる特徴が
ある。しかしながら、コンクリート型枠などの構造体用
としてはそのままでは剛性が低く、ガラスチョップやガ
ラス繊維により補強がなされている。また、コンクリー
ト型枠のような大型の樹脂製品では、共通の問題とし
て、変形を起こしやすく、ポリプロピレン等ではコンク
リート型枠などの一体成形物は側面部分を切削などによ
り修正等をして使用されている。また射出成形法による
熱可塑性性樹脂の成形では、大型のコンクリート型枠を
作るためには日本でも数少ない大型の射出成形機が必要
なこと、さらに種々の形状のコンクリート型枠作りに対
応するには多種類の高価な金型を必要とすること等の問
題を抱えている。
ート型枠も徐々に普及し始めている。プラスチックは熱
可塑性樹脂と熱硬化性樹脂に大別され、熱可塑性樹脂と
してはポリエチレン、ポリプロピレン等があげられ、射
出成形により最も効率良く樹脂成形物が得られる特徴が
ある。しかしながら、コンクリート型枠などの構造体用
としてはそのままでは剛性が低く、ガラスチョップやガ
ラス繊維により補強がなされている。また、コンクリー
ト型枠のような大型の樹脂製品では、共通の問題とし
て、変形を起こしやすく、ポリプロピレン等ではコンク
リート型枠などの一体成形物は側面部分を切削などによ
り修正等をして使用されている。また射出成形法による
熱可塑性性樹脂の成形では、大型のコンクリート型枠を
作るためには日本でも数少ない大型の射出成形機が必要
なこと、さらに種々の形状のコンクリート型枠作りに対
応するには多種類の高価な金型を必要とすること等の問
題を抱えている。
【0004】一方、熱硬化性樹脂の代表的なものにはウ
レタン樹脂があげられるが構造体としての使用は少な
い。また、ハンドレイアップ工法のFRPの使用も考え
られるが、生産性および品質の均一性などの問題を抱え
ている。
レタン樹脂があげられるが構造体としての使用は少な
い。また、ハンドレイアップ工法のFRPの使用も考え
られるが、生産性および品質の均一性などの問題を抱え
ている。
【0005】これに対して、最近、熱硬化性樹脂として
メタセシス重合触媒系(複分解触媒系ともいう)の触媒
成分を含有するメタセシス重合性環状オレフィンからな
るモノマー液と活性化剤成分を含有するメタセシス重合
性環状オレフィンからなるモノマー液とを混合し、金型
内に注入し、金型内で重合・架橋させて架橋重合体成形
物を製造する方法が提案されている(例えば特公平3−
28451号公報参照)。
メタセシス重合触媒系(複分解触媒系ともいう)の触媒
成分を含有するメタセシス重合性環状オレフィンからな
るモノマー液と活性化剤成分を含有するメタセシス重合
性環状オレフィンからなるモノマー液とを混合し、金型
内に注入し、金型内で重合・架橋させて架橋重合体成形
物を製造する方法が提案されている(例えば特公平3−
28451号公報参照)。
【0006】この反応射出成形法は、入手容易な原料モ
ノマーを使用しうること、モノマーの粘度が低く射出成
形の圧力が低いこと、重合・架橋反応が速く成形サイク
ルが短いこと、大型の成形物を比較的容易に得ることが
できることおよび成形物は剛性と耐衝撃性のバランスが
よいことなどの優れた利点を有しており、注目されてい
る。
ノマーを使用しうること、モノマーの粘度が低く射出成
形の圧力が低いこと、重合・架橋反応が速く成形サイク
ルが短いこと、大型の成形物を比較的容易に得ることが
できることおよび成形物は剛性と耐衝撃性のバランスが
よいことなどの優れた利点を有しており、注目されてい
る。
【0007】また、近年マンション等の住建築物におい
ては、コンクリート壁面は従来の石膏ボードで表面を仕
上げる工法から壁紙を直接コンクリート面に貼りつける
工法に移りつつあるが、木製のコンクリート型枠では、
使用初期においては表面の平滑性を保っているが、数回
使用すると木製合板のコンクリート接触面(以下、コン
クリート型枠が固化形成されるべきコンクリートと直接
接触する面をコンクリート接触面という)にコンクリー
トが食い込みまた木製合板のコンクリート接触面部分が
剥がれ、その部分が突起するなどの異常面が発生する等
の理由で打設されたコンクリート面が荒れ、良好なコン
クリート表面を得るためには手間の掛かる補修を余儀な
くされている。
ては、コンクリート壁面は従来の石膏ボードで表面を仕
上げる工法から壁紙を直接コンクリート面に貼りつける
工法に移りつつあるが、木製のコンクリート型枠では、
使用初期においては表面の平滑性を保っているが、数回
使用すると木製合板のコンクリート接触面(以下、コン
クリート型枠が固化形成されるべきコンクリートと直接
接触する面をコンクリート接触面という)にコンクリー
トが食い込みまた木製合板のコンクリート接触面部分が
剥がれ、その部分が突起するなどの異常面が発生する等
の理由で打設されたコンクリート面が荒れ、良好なコン
クリート表面を得るためには手間の掛かる補修を余儀な
くされている。
【0008】一方、射出成形などによるプラスチック製
コンクリート型枠では、木製コンクリート型枠と異なり
表面の剥がれなどによるコンクリート面の荒れは発生し
ないが、木製コンクリート型枠と比較して硬く、また、
一体成形されたプラスチック製コンクリート型枠では、
機械的切断による木製コンクリート型枠よりも側面部分
の平面性が劣るため、コンクリート型枠間の連結部分に
隙間ができやすく、コンクリートのにじみ出しによりコ
ンクリート型枠の側面部分にノロと呼ばれる固形物(本
願明細書では単にノロという)が固着し、コンクリート
型枠を再度使用するためのノロの除去作業に手間がかか
っている。
コンクリート型枠では、木製コンクリート型枠と異なり
表面の剥がれなどによるコンクリート面の荒れは発生し
ないが、木製コンクリート型枠と比較して硬く、また、
一体成形されたプラスチック製コンクリート型枠では、
機械的切断による木製コンクリート型枠よりも側面部分
の平面性が劣るため、コンクリート型枠間の連結部分に
隙間ができやすく、コンクリートのにじみ出しによりコ
ンクリート型枠の側面部分にノロと呼ばれる固形物(本
願明細書では単にノロという)が固着し、コンクリート
型枠を再度使用するためのノロの除去作業に手間がかか
っている。
【0009】また、壁紙を直接コンクリート面に貼りつ
ける工法では、各コンクリート型枠のコンクリート接触
面に段差があると、壁紙の表面に凹凸を生じ、美感を著
しく損するため、そのような場合には、コンクリートの
壁を形成した後壁紙を貼る前に、当該コンクリートの表
面をなめらかにする補修作業が必要となる。このため、
コンクリート接触面に段差(コンクリート接触面同士が
同一の平面上にないこと)を生じないようにする技術の
開発ニーズも大きくなってきている。
ける工法では、各コンクリート型枠のコンクリート接触
面に段差があると、壁紙の表面に凹凸を生じ、美感を著
しく損するため、そのような場合には、コンクリートの
壁を形成した後壁紙を貼る前に、当該コンクリートの表
面をなめらかにする補修作業が必要となる。このため、
コンクリート接触面に段差(コンクリート接触面同士が
同一の平面上にないこと)を生じないようにする技術の
開発ニーズも大きくなってきている。
【0010】素材としての耐久性および側面部分の精度
の点から言えば金属製のコンクリート型枠が最も優れて
いる。しかし、高価であることと共に、なによりも非常
に重いため組み立てにクレーンなどを必要とし、作業性
が非常に劣っている点等の欠点があり、改良が望まれて
いる。
の点から言えば金属製のコンクリート型枠が最も優れて
いる。しかし、高価であることと共に、なによりも非常
に重いため組み立てにクレーンなどを必要とし、作業性
が非常に劣っている点等の欠点があり、改良が望まれて
いる。
【0011】このように、コンクリート型枠として古く
から一般に広く使われている木材は市場環境の変化から
対応が必要であり、徐々に使われはじめてきたプラスチ
ックもそれぞれの課題があり、また、新たな建築工法の
変化に対応していく上で、金属製のコンクリート型枠も
一般に広く使うためには困難であって、各種の条件を満
足するコンクリート型枠は未だ提供されていないのが現
状である。
から一般に広く使われている木材は市場環境の変化から
対応が必要であり、徐々に使われはじめてきたプラスチ
ックもそれぞれの課題があり、また、新たな建築工法の
変化に対応していく上で、金属製のコンクリート型枠も
一般に広く使うためには困難であって、各種の条件を満
足するコンクリート型枠は未だ提供されていないのが現
状である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等はコンクリ
ート型枠材料として大量に使用されている森林資源を守
り、また、熟練作業者でなくとも組み立てが容易なコン
クリート型枠の開発において問題となっている、連結部
分の隙間およびコンクリート接触面の段差の発生を防止
するための、優れた連結クリップを提供するものであ
る。
ート型枠材料として大量に使用されている森林資源を守
り、また、熟練作業者でなくとも組み立てが容易なコン
クリート型枠の開発において問題となっている、連結部
分の隙間およびコンクリート接触面の段差の発生を防止
するための、優れた連結クリップを提供するものであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記のコン
クリート型枠についての課題を解決するため鋭意研究し
た結果、複分解触媒系を使用して環状オレフィンを金型
内で架橋重合せしめることによって得られた、一体成形
された合成樹脂製コンクリート型枠を提案した(例え
ば、特開平7−108520号公報参照)。このコンク
リート型枠はコンクリート型枠に要求される諸性能、す
なわ打設されるコンクリートの重量に耐える剛性、作業
者が容易に運ぶことができる軽量性、現場組立て時に必
要な釘打ちや鋸切断の容易性、繰り返し使用できる耐久
性にすぐれている。しかし、コンクリート型枠の連結部
分の隙間については木製コンクリート型枠より劣ってお
り、更に、コンクリート接触面における段差といった新
しい問題を解決する必要があった。
クリート型枠についての課題を解決するため鋭意研究し
た結果、複分解触媒系を使用して環状オレフィンを金型
内で架橋重合せしめることによって得られた、一体成形
された合成樹脂製コンクリート型枠を提案した(例え
ば、特開平7−108520号公報参照)。このコンク
リート型枠はコンクリート型枠に要求される諸性能、す
なわ打設されるコンクリートの重量に耐える剛性、作業
者が容易に運ぶことができる軽量性、現場組立て時に必
要な釘打ちや鋸切断の容易性、繰り返し使用できる耐久
性にすぐれている。しかし、コンクリート型枠の連結部
分の隙間については木製コンクリート型枠より劣ってお
り、更に、コンクリート接触面における段差といった新
しい問題を解決する必要があった。
【0014】そこで、この問題の解決について鋭意検討
した結果、この二つの原因がコンクリート型枠同士を連
結する連結クリップの形状に大きく依存するものであ
り、コンクリート型枠としての機密性を確保するための
コンクリート型枠間の連結について把持力の優れた連結
クリップの形状が存在することを見出し、本発明に到達
したものである。
した結果、この二つの原因がコンクリート型枠同士を連
結する連結クリップの形状に大きく依存するものであ
り、コンクリート型枠としての機密性を確保するための
コンクリート型枠間の連結について把持力の優れた連結
クリップの形状が存在することを見出し、本発明に到達
したものである。
【0015】すなわち、本発明は、 1. 樹脂製のコンクリート型枠の2枚以上を連結する
際に用いる連結クリップであって、 1) 該クリップの形状が1個のU字形状部分と1個の
L字形状部分がそれぞれの一端で繋がって構成されてお
り、 2) 該U字形状部分の内腕の部分を成す二つの部分に
ついて、該U字形状部分と該L字形状部分とが繋がって
いる方の部分をイ、もう一つの部分をロとし、該L字形
状部分の内の実質的に直線状を成す二つの部分につい
て、該U字形状部分と該L字形状部分とが繋がっている
方の部分をハ、もう一つの部分をニとした場合に、 3) イ、ロ、ハ、ニの断面がそれぞれ実質的に円形で
あり、 4) イとロとのそれぞれの円形断面の中心を結んで形
成される直線が同一の平面イロ上にあり、 5) イの円形断面の中心を結んで形成される直線を含
む平面であって平面イロと直交する平面Xが、ハ、ニの
円形断面の中心を結んで形成される二つの直線を含む平
面ハニとも直交しており、 6) イとハとのそれぞれの円形断面の中心を結んで形
成される二つの直線を含む平面イハ上で、イとハとのそ
れぞれの円形断面の中心を結んで形成される二つの直線
が成す角度γが90゜〜135゜の間にあり、 7) かつ、イとロとの円形断面の中心を結んで形成さ
れる二つの直線ηとθとの間の間隔が、該U字形状部分
の開口部の方向に向かって狭くなっていることを特徴と
する樹脂製コンクリート型枠用連結クリップ、 2. 上記1.に記載の連結クリップであって、平面イ
ロと平面ハニとが交わってできる直線をヘとした場合
に、該L字形状部分の内ニの円形断面の中心を結んだ直
線δ上でニの長さにおける中点に当たる位置ホから、直
線ヘに垂線を降ろした場合の、位置ホと直線ヘとの間の
距離トが40mm以上であり、ニの円形断面の中心を結
んで形成される直線δが平面イロと成す角度αが±5゜
以内であることを特徴とする樹脂製コンクリート用連結
クリップ、 3. U字形状部分の内、イとロとのそれぞれの円形断
面の中心を結んで形成される二つの直線η、θの成す角
度βが2゜以上であり、該U字形状部分の底の部分の円
形断面の中心を結んで形成されるU字状曲線εの底の部
分チから、直線ヘに垂線を降ろした場合の、底の部分チ
と直線ヘとの間の距離リが50mm以上であることを特
徴とする上記1.または2.に記載の樹脂製コンクリー
ト型枠用連結クリップ、および 4. 樹脂製のコンクリート型枠が、メタセシス重合触
媒系の触媒成分を含有するメタセシス重合性環状オレフ
ィンからなるモノマー液A(溶液A)とメタセシス重合
触媒系の活性化剤成分を含有するメタセシス重合環状オ
レフィンからなるモノマー液(溶液B)とを混合し、そ
の原料混合液を金型内に注入し、その金型内において重
合および架橋反応せしめることによって得られる、一体
成形された側面部分を有する架橋重合体よりなるコンク
リート型枠であることを特徴とする上記1.、2.また
は3.に記載の樹脂製コンクリート型枠用連結クリッ
プ、である。
際に用いる連結クリップであって、 1) 該クリップの形状が1個のU字形状部分と1個の
L字形状部分がそれぞれの一端で繋がって構成されてお
り、 2) 該U字形状部分の内腕の部分を成す二つの部分に
ついて、該U字形状部分と該L字形状部分とが繋がって
いる方の部分をイ、もう一つの部分をロとし、該L字形
状部分の内の実質的に直線状を成す二つの部分につい
て、該U字形状部分と該L字形状部分とが繋がっている
方の部分をハ、もう一つの部分をニとした場合に、 3) イ、ロ、ハ、ニの断面がそれぞれ実質的に円形で
あり、 4) イとロとのそれぞれの円形断面の中心を結んで形
成される直線が同一の平面イロ上にあり、 5) イの円形断面の中心を結んで形成される直線を含
む平面であって平面イロと直交する平面Xが、ハ、ニの
円形断面の中心を結んで形成される二つの直線を含む平
面ハニとも直交しており、 6) イとハとのそれぞれの円形断面の中心を結んで形
成される二つの直線を含む平面イハ上で、イとハとのそ
れぞれの円形断面の中心を結んで形成される二つの直線
が成す角度γが90゜〜135゜の間にあり、 7) かつ、イとロとの円形断面の中心を結んで形成さ
れる二つの直線ηとθとの間の間隔が、該U字形状部分
の開口部の方向に向かって狭くなっていることを特徴と
する樹脂製コンクリート型枠用連結クリップ、 2. 上記1.に記載の連結クリップであって、平面イ
ロと平面ハニとが交わってできる直線をヘとした場合
に、該L字形状部分の内ニの円形断面の中心を結んだ直
線δ上でニの長さにおける中点に当たる位置ホから、直
線ヘに垂線を降ろした場合の、位置ホと直線ヘとの間の
距離トが40mm以上であり、ニの円形断面の中心を結
んで形成される直線δが平面イロと成す角度αが±5゜
以内であることを特徴とする樹脂製コンクリート用連結
クリップ、 3. U字形状部分の内、イとロとのそれぞれの円形断
面の中心を結んで形成される二つの直線η、θの成す角
度βが2゜以上であり、該U字形状部分の底の部分の円
形断面の中心を結んで形成されるU字状曲線εの底の部
分チから、直線ヘに垂線を降ろした場合の、底の部分チ
と直線ヘとの間の距離リが50mm以上であることを特
徴とする上記1.または2.に記載の樹脂製コンクリー
ト型枠用連結クリップ、および 4. 樹脂製のコンクリート型枠が、メタセシス重合触
媒系の触媒成分を含有するメタセシス重合性環状オレフ
ィンからなるモノマー液A(溶液A)とメタセシス重合
触媒系の活性化剤成分を含有するメタセシス重合環状オ
レフィンからなるモノマー液(溶液B)とを混合し、そ
の原料混合液を金型内に注入し、その金型内において重
合および架橋反応せしめることによって得られる、一体
成形された側面部分を有する架橋重合体よりなるコンク
リート型枠であることを特徴とする上記1.、2.また
は3.に記載の樹脂製コンクリート型枠用連結クリッ
プ、である。
【0016】以下、本発明についてさらに具体的に説明
する。本発明のコンクリート型枠を構成する合成樹脂は
ポリエチレン、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂があ
げられる。また、好ましくはメタセシス重合性環状オレ
フィンの架橋重合体があげられる。メタセシス重合性環
状オレフィンとしては、メタセシス重合性シクロアルケ
ン基を分子中に1〜2個含有するものが使用される。好
ましくはノルボルネン骨格を分子中に少なくとも1つ有
する化合物である。これらの具体例としては、ジシクロ
ペンタジエン、トリシクロペンタジエン、シクロペンタ
ジエン−メチルシクロペンタジエン共二量体、5−エチ
リデンノルボルネン、ノルボルネン、ノルボルナジエ
ン、5−シクロヘキセニルノルボルネン、1,4,5,
8−ジメタノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a,
−オクタヒドロナフタレン、1,4−メタノ−1,4,
4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレ
ン、6−エチリデン−1,4,5,8−ジメタノ−1,
4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタ
レン、6−エチリデン−1,4−メタノ−1,4,4
a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレン、
1,4,5,8−ジメタノ−1,4,4a,5,8,8
a−ヘキサヒドロナフタレン、エチレンビス(5−ノル
ボルネン)などをあげることができ、これらの混合物も
使用することができる。特にジシクロペンタジエンまた
はそれを50モル%以上、好ましくは70モル%以上含
む混合物が好適に用いられる。
する。本発明のコンクリート型枠を構成する合成樹脂は
ポリエチレン、ポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂があ
げられる。また、好ましくはメタセシス重合性環状オレ
フィンの架橋重合体があげられる。メタセシス重合性環
状オレフィンとしては、メタセシス重合性シクロアルケ
ン基を分子中に1〜2個含有するものが使用される。好
ましくはノルボルネン骨格を分子中に少なくとも1つ有
する化合物である。これらの具体例としては、ジシクロ
ペンタジエン、トリシクロペンタジエン、シクロペンタ
ジエン−メチルシクロペンタジエン共二量体、5−エチ
リデンノルボルネン、ノルボルネン、ノルボルナジエ
ン、5−シクロヘキセニルノルボルネン、1,4,5,
8−ジメタノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a,
−オクタヒドロナフタレン、1,4−メタノ−1,4,
4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレ
ン、6−エチリデン−1,4,5,8−ジメタノ−1,
4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタ
レン、6−エチリデン−1,4−メタノ−1,4,4
a,5,6,7,8,8a−オクタヒドロナフタレン、
1,4,5,8−ジメタノ−1,4,4a,5,8,8
a−ヘキサヒドロナフタレン、エチレンビス(5−ノル
ボルネン)などをあげることができ、これらの混合物も
使用することができる。特にジシクロペンタジエンまた
はそれを50モル%以上、好ましくは70モル%以上含
む混合物が好適に用いられる。
【0017】また、必要に応じて、酸素、窒素などの異
種元素を含有する極性基を有するメタセシス重合性環状
オレフィンを共重合モノマーとして用いることができ
る。掛かる共重合モノマーも、ノルボルネン構造単位を
有するものが好ましく且つ極性基としてはエステル基、
エーテル基、シアノ基、N−置換イミド基、ハロゲン基
などが好ましい。かかる共重合モノマーの具体例として
は、5−メトキシカルボニルノルボルネン、5−(2−
エチルヘキシロキシ)カルボニル−5−メチルノルボル
ネン、5−フェニロキシメチルノルボルネン、5−シア
ノノルボルネン、6−シアノ−1,4,5,8−ジメタ
ノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒド
ロナフタレン、N−ブチルナディック酸イミド、5−ク
ロルノルボルネンなどをあげることができる。
種元素を含有する極性基を有するメタセシス重合性環状
オレフィンを共重合モノマーとして用いることができ
る。掛かる共重合モノマーも、ノルボルネン構造単位を
有するものが好ましく且つ極性基としてはエステル基、
エーテル基、シアノ基、N−置換イミド基、ハロゲン基
などが好ましい。かかる共重合モノマーの具体例として
は、5−メトキシカルボニルノルボルネン、5−(2−
エチルヘキシロキシ)カルボニル−5−メチルノルボル
ネン、5−フェニロキシメチルノルボルネン、5−シア
ノノルボルネン、6−シアノ−1,4,5,8−ジメタ
ノ−1,4,4a,5,6,7,8,8a−オクタヒド
ロナフタレン、N−ブチルナディック酸イミド、5−ク
ロルノルボルネンなどをあげることができる。
【0018】本発明におけるモノマー液A(溶液A)中
には、メタセシス重合触媒系の触媒成分が含有されてい
る。かかる触媒成分としては、タングステン、レニウ
ム、タンタル、モリブデンなどの金属のハライドやアン
モニウムなどの塩類が用いられるが、特にタングステン
化合物が好ましい。かかるタングステン化合物として
は、タングステンヘキサハライド、タングステンオキシ
ハライドなどが好ましく、より具体的にはタングステン
ヘキサクロライド、タングステンオキシクロライドなど
が好ましい。また、有機アンモニウムタングステン酸塩
なども用いることができる。かかるタングステン化合物
は、直接モノマーに添加すると、直ちにカチオン重合を
開始することが分かっており好ましくない。従って、か
かるタングステン化合物は不活性溶媒、例えばベンゼ
ン、トルエン、クロロベンゼンなどに予め懸濁し、少量
のアルコール化合物および/またはフェノール系化合物
を添加することによって可溶化させて使用するのが好ま
しい。さらに上述した如き、好ましくない重合を予防す
るためにタングステン化合物1モルに対し、約1〜5モ
ルのルイス塩基またはキレート化剤を添加することが好
ましい。かかる添加剤としてはアセチルアセトン、アセ
ト酢酸アルキルエステル類、テトラヒドロフラン、ベン
ゾニトリルなどを挙げることができる。極性モノマーを
用いる場合は、前述の如く、そのものがルイス塩基であ
る場合もあり、上記の如き化合物を特に加えなくてもそ
の作用を有している場合もある。前述の如くして、触媒
成分を含むモノマー液A(溶液A)は、実質上十分な安
定性を有することになる。
には、メタセシス重合触媒系の触媒成分が含有されてい
る。かかる触媒成分としては、タングステン、レニウ
ム、タンタル、モリブデンなどの金属のハライドやアン
モニウムなどの塩類が用いられるが、特にタングステン
化合物が好ましい。かかるタングステン化合物として
は、タングステンヘキサハライド、タングステンオキシ
ハライドなどが好ましく、より具体的にはタングステン
ヘキサクロライド、タングステンオキシクロライドなど
が好ましい。また、有機アンモニウムタングステン酸塩
なども用いることができる。かかるタングステン化合物
は、直接モノマーに添加すると、直ちにカチオン重合を
開始することが分かっており好ましくない。従って、か
かるタングステン化合物は不活性溶媒、例えばベンゼ
ン、トルエン、クロロベンゼンなどに予め懸濁し、少量
のアルコール化合物および/またはフェノール系化合物
を添加することによって可溶化させて使用するのが好ま
しい。さらに上述した如き、好ましくない重合を予防す
るためにタングステン化合物1モルに対し、約1〜5モ
ルのルイス塩基またはキレート化剤を添加することが好
ましい。かかる添加剤としてはアセチルアセトン、アセ
ト酢酸アルキルエステル類、テトラヒドロフラン、ベン
ゾニトリルなどを挙げることができる。極性モノマーを
用いる場合は、前述の如く、そのものがルイス塩基であ
る場合もあり、上記の如き化合物を特に加えなくてもそ
の作用を有している場合もある。前述の如くして、触媒
成分を含むモノマー液A(溶液A)は、実質上十分な安
定性を有することになる。
【0019】一方、本発明におけるモノマー液B(溶液
B)中には、メタセシス重合触媒系の活性化剤成分が含
有されている。この活性化剤成分は、周期律表第I〜第
III族の金属のアルキル化物を中心とする有機金属化合
物、特にテトラアルキル錫、アルキルアルミニウム化合
物、アルキルアルミニウムハライド化合物が好ましく、
具体的には塩化ジエチルアルミニウム、ジ塩化エチルア
ルミニウム、トリオクチルアルミニウム、ジオクチルア
ルミニウムアイオダイド、テトラブチル錫などを挙げる
ことができる。これら活性化剤成分としての有機金属化
合物を、モノマーに溶解することにより、モノマー液B
(溶液B)が形成される。
B)中には、メタセシス重合触媒系の活性化剤成分が含
有されている。この活性化剤成分は、周期律表第I〜第
III族の金属のアルキル化物を中心とする有機金属化合
物、特にテトラアルキル錫、アルキルアルミニウム化合
物、アルキルアルミニウムハライド化合物が好ましく、
具体的には塩化ジエチルアルミニウム、ジ塩化エチルア
ルミニウム、トリオクチルアルミニウム、ジオクチルア
ルミニウムアイオダイド、テトラブチル錫などを挙げる
ことができる。これら活性化剤成分としての有機金属化
合物を、モノマーに溶解することにより、モノマー液B
(溶液B)が形成される。
【0020】基本的には前記溶液Aおよび溶液Bを混合
し、金型内に注入することによって、目的とする架橋重
合体の成形物を得ることができるが、上記組成のままで
は、重合反応が非常に速く開始されるので、成形金型に
十分流れ込まない間に硬化が起こることもあり、問題と
なる場合が多い。従って、活性調整剤を用いることが好
ましい。かかる調整剤としては、ルイス塩基類が一般に
用いられ、なかんずく、エーテル類、エステル類、ニト
リル類などが用いられる。具体例としては安息香酸エチ
ル、ブチルエーテル、ジグライムなどを挙げることがで
きる。かかる調節剤は一般的に、有機金属化合物の活性
化剤の成分の溶液(溶液B)の側に添加して用いられ
る。前述と同様にルイス塩基を有するモノマーを使用す
る場合には、それに調節剤の役目を兼ねさせることがで
きる。
し、金型内に注入することによって、目的とする架橋重
合体の成形物を得ることができるが、上記組成のままで
は、重合反応が非常に速く開始されるので、成形金型に
十分流れ込まない間に硬化が起こることもあり、問題と
なる場合が多い。従って、活性調整剤を用いることが好
ましい。かかる調整剤としては、ルイス塩基類が一般に
用いられ、なかんずく、エーテル類、エステル類、ニト
リル類などが用いられる。具体例としては安息香酸エチ
ル、ブチルエーテル、ジグライムなどを挙げることがで
きる。かかる調節剤は一般的に、有機金属化合物の活性
化剤の成分の溶液(溶液B)の側に添加して用いられ
る。前述と同様にルイス塩基を有するモノマーを使用す
る場合には、それに調節剤の役目を兼ねさせることがで
きる。
【0021】メタセシス重合触媒系の使用量は、例えば
触媒成分としてタングステン化合物を用いる場合は、上
記原料モノマーに対するタングステン化合物の比率は、
モル基準で約1,000対1〜15,000対1、好ま
しくは1,500対1〜2,500対1が用いられ、ま
た、活性化剤成分はアルキルアルミニウム類を用いる場
合には、上記原料モノマーに対するアルミニウム化合物
の比率は、モル基準で約100対1〜10,000対
1、好ましくは200対1〜1,000対1が用いられ
る。さらに上述した如き、キレート化剤調節剤について
は、実験によって上記触媒系の使用量に応じて、適時、
調節して用いることができる。
触媒成分としてタングステン化合物を用いる場合は、上
記原料モノマーに対するタングステン化合物の比率は、
モル基準で約1,000対1〜15,000対1、好ま
しくは1,500対1〜2,500対1が用いられ、ま
た、活性化剤成分はアルキルアルミニウム類を用いる場
合には、上記原料モノマーに対するアルミニウム化合物
の比率は、モル基準で約100対1〜10,000対
1、好ましくは200対1〜1,000対1が用いられ
る。さらに上述した如き、キレート化剤調節剤について
は、実験によって上記触媒系の使用量に応じて、適時、
調節して用いることができる。
【0022】本発明によって得られる架橋重合体の成形
物には、実用にあたって、その特性を改良または維持す
るためにさらにその目的に応じた各種添加剤を配合する
ことができる。かかる添加剤としては、充填剤、顔料、
酸化防止剤、光安定剤、難燃剤、高分子改良剤などがあ
る。このような添加剤は、本発明の架橋重合体が成形さ
れた後は添加することが不可能であることから添加する
場合には予め前述した原料溶液に添加しておく必要があ
る。
物には、実用にあたって、その特性を改良または維持す
るためにさらにその目的に応じた各種添加剤を配合する
ことができる。かかる添加剤としては、充填剤、顔料、
酸化防止剤、光安定剤、難燃剤、高分子改良剤などがあ
る。このような添加剤は、本発明の架橋重合体が成形さ
れた後は添加することが不可能であることから添加する
場合には予め前述した原料溶液に添加しておく必要があ
る。
【0023】その最も容易な方法として、前記溶液Aお
よび溶液Bのいずれかまたは両方に前もって添加してお
くを挙げることができるが、その場合、その液中の反応
性の強い触媒成分、活性化剤成分と実用上差し支えある
程度には反応せず、且つ重合を阻害しないものでなくて
はならない。どうしてもその反応が避け得ないものが共
存しても、重合を実質的に阻害しないものあるいは阻害
にある程度の時間を要するものの場合は、モノマーと混
合して、第三液を調製し、重合直前に混合使用すること
もできる。さらに、固体の充填剤の場合であって、両成
分が混合されて、重合反応を開始する直前あるいは重合
しながら、その空隙を充分に埋め得る形状の物について
は、成形金型内に予め充填して置くことも可能である。
添加剤としての補強材または充填剤は、曲げモジュラス
を向上するのに効果がある。かかるものとしては、ガラ
ス繊維、雲母、カーボンブラック、ウオラストナイトな
どが挙げることができる。これらを、いわゆるシランカ
ップラーなどによって表面処理したものを好適に使用で
きる。
よび溶液Bのいずれかまたは両方に前もって添加してお
くを挙げることができるが、その場合、その液中の反応
性の強い触媒成分、活性化剤成分と実用上差し支えある
程度には反応せず、且つ重合を阻害しないものでなくて
はならない。どうしてもその反応が避け得ないものが共
存しても、重合を実質的に阻害しないものあるいは阻害
にある程度の時間を要するものの場合は、モノマーと混
合して、第三液を調製し、重合直前に混合使用すること
もできる。さらに、固体の充填剤の場合であって、両成
分が混合されて、重合反応を開始する直前あるいは重合
しながら、その空隙を充分に埋め得る形状の物について
は、成形金型内に予め充填して置くことも可能である。
添加剤としての補強材または充填剤は、曲げモジュラス
を向上するのに効果がある。かかるものとしては、ガラ
ス繊維、雲母、カーボンブラック、ウオラストナイトな
どが挙げることができる。これらを、いわゆるシランカ
ップラーなどによって表面処理したものを好適に使用で
きる。
【0024】また、本発明による成形物は、酸化防止剤
を添加しておくことが好ましく、そのため、フェノール
系またはアミノ系の酸化防止剤を予め溶液中に加えてお
くことが望ましい。これら酸化防止剤の具体例として
は、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、N,N
´−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、テトラキス
[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
シンナメート)]メタンなどが挙げられる。
を添加しておくことが好ましく、そのため、フェノール
系またはアミノ系の酸化防止剤を予め溶液中に加えてお
くことが望ましい。これら酸化防止剤の具体例として
は、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、N,N
´−ジフェニル−p−フェニレンジアミン、テトラキス
[メチレン(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
シンナメート)]メタンなどが挙げられる。
【0025】また、本発明の成形物は、成形前のモノマ
ー溶液状態の時に他の重合体を添加しておいて得ること
ができる。かかる重合体添加剤としてはエラストマーの
添加が、成形物の耐衝撃性を高めることおよび溶液の粘
度を調節する上で効果がある。かかる目的に用いられる
エラストマーとしては、スチレン−ブタジエン−スチレ
ントリブロックゴム、スチレン−イソプレン−スチレン
トリブロックゴム、ポリブタジエン、ポリイソプレン、
ブチルゴム、エチレン−プロピレン−ジエン−ターポリ
マー、ニトリルゴムなど広範なエラストマーを挙げるこ
とができる。
ー溶液状態の時に他の重合体を添加しておいて得ること
ができる。かかる重合体添加剤としてはエラストマーの
添加が、成形物の耐衝撃性を高めることおよび溶液の粘
度を調節する上で効果がある。かかる目的に用いられる
エラストマーとしては、スチレン−ブタジエン−スチレ
ントリブロックゴム、スチレン−イソプレン−スチレン
トリブロックゴム、ポリブタジエン、ポリイソプレン、
ブチルゴム、エチレン−プロピレン−ジエン−ターポリ
マー、ニトリルゴムなど広範なエラストマーを挙げるこ
とができる。
【0026】本発明のコンクリート型枠を成形するため
に使用される金型の材質としては、スチール、鋳造ある
いは鍛造のアルミニウム、亜鉛合金などの鋳造や溶射、
ニッケルや銅などの電鋳または樹脂などが挙げられる。
また、金型の構造は、成形時に金型内に発生する圧力が
数kg/cm2と他の成形方法に比べて極めて低いの
で、簡単なもので十分であり、従って他の成形方法の金
型に比べて安く作ることができる。
に使用される金型の材質としては、スチール、鋳造ある
いは鍛造のアルミニウム、亜鉛合金などの鋳造や溶射、
ニッケルや銅などの電鋳または樹脂などが挙げられる。
また、金型の構造は、成形時に金型内に発生する圧力が
数kg/cm2と他の成形方法に比べて極めて低いの
で、簡単なもので十分であり、従って他の成形方法の金
型に比べて安く作ることができる。
【0027】本発明のコンクリート型枠は一般にそのま
まコンクリート打設に使われるので、コンクリート接触
面に対して裏側の面には補強用のリブやボスなどが設け
られ、周辺部にコンクリート型枠同士を繋ぎ合わせるた
めの枠(本願明細書では側面部分とも呼ばれる)が設け
られる。枠(側面部分)にはコンクリート型枠同士を連
結する連結クリップ用の穴が設けられている。
まコンクリート打設に使われるので、コンクリート接触
面に対して裏側の面には補強用のリブやボスなどが設け
られ、周辺部にコンクリート型枠同士を繋ぎ合わせるた
めの枠(本願明細書では側面部分とも呼ばれる)が設け
られる。枠(側面部分)にはコンクリート型枠同士を連
結する連結クリップ用の穴が設けられている。
【0028】コンクリート型枠は一般に十数枚をそれぞ
れの側面部分で連結し、コンクリート接触面である表面
を向かい合わせ、通常15cm程度の間隔をとって、2
組の枠として組み立てる。向かい合ったコンクリート型
枠間は間隔を保つためセパレーターと呼ばれる治具で固
定される。また、コンクリート型枠の裏面にはバタ角と
呼ばれる補強骨格が取り付けられる。コンクリートは向
かい合った2組のコンクリート型枠の間に流し込まれ、
コンクリートの固化後にコンクリート型枠が取り除かれ
て、コンクリート壁面が作られる。
れの側面部分で連結し、コンクリート接触面である表面
を向かい合わせ、通常15cm程度の間隔をとって、2
組の枠として組み立てる。向かい合ったコンクリート型
枠間は間隔を保つためセパレーターと呼ばれる治具で固
定される。また、コンクリート型枠の裏面にはバタ角と
呼ばれる補強骨格が取り付けられる。コンクリートは向
かい合った2組のコンクリート型枠の間に流し込まれ、
コンクリートの固化後にコンクリート型枠が取り除かれ
て、コンクリート壁面が作られる。
【0029】このコンクリート型枠同士を側面部分で連
結するためには、通常、連結用クリップが使用される。
コンクリート型枠の組み立て時にコンクリート型枠同士
の密着が充分でないと、流し込まれたコンクリートがそ
の連結部分の隙間から外部に多量に漏出したり、また、
コンクリート型枠の側面部分にノロが付着し、その除去
のための補修を余儀なくされる。
結するためには、通常、連結用クリップが使用される。
コンクリート型枠の組み立て時にコンクリート型枠同士
の密着が充分でないと、流し込まれたコンクリートがそ
の連結部分の隙間から外部に多量に漏出したり、また、
コンクリート型枠の側面部分にノロが付着し、その除去
のための補修を余儀なくされる。
【0030】かかるコンクリート型枠間の連結不良を防
止するためには、成形物における側面精度を向上するた
めの金型に対する配慮も必要ではあるが、それだけでは
限界があり、コンクリート型枠間を連結する連結クリッ
プの性能、とりわけその形状が重要であることが見出さ
れた。
止するためには、成形物における側面精度を向上するた
めの金型に対する配慮も必要ではあるが、それだけでは
限界があり、コンクリート型枠間を連結する連結クリッ
プの性能、とりわけその形状が重要であることが見出さ
れた。
【0031】つぎに、本発明が対象とする連結クリップ
の構造および、一体成形された成形コンクリート型枠の
構造について説明する。
の構造および、一体成形された成形コンクリート型枠の
構造について説明する。
【0032】図1は本発明の連結クリップの1例を示
し、図2は本発明に掛かる連結クリップの各部分の空間
上での関係を示している。図1Aは連結クリップの上面
図であり、U字部分とL字部分が示されている。BはA
の側面図、CはBとは直交する方向から見た側面図を示
す。Dは連結クリップの取付時の一態様を示す斜視図で
ある。
し、図2は本発明に掛かる連結クリップの各部分の空間
上での関係を示している。図1Aは連結クリップの上面
図であり、U字部分とL字部分が示されている。BはA
の側面図、CはBとは直交する方向から見た側面図を示
す。Dは連結クリップの取付時の一態様を示す斜視図で
ある。
【0033】ここで、イはU字形状部分の内で腕の部分
を成す部分の内L字形状部分と繋がっている方の部分
を、ロはもう一つの部分を意味し、ハはL字形状部分の
内で実質的に直線状を成す二つの部分の内U字形状部分
と繋がっている方の部分を、ニはもう一つの部分を意味
する。イ、ロ、ハ、ニの断面は実質的に円形である。図
2に示す平面イロは、イとロとのそれぞれの円形断面の
中心を結んで形成される直線を含む平面であり、平面X
は、イの円形断面の中心を結んで形成される直線を含む
平面であって平面イロと直交する平面であり、平面ハニ
は、ハとニとのそれぞれの円形断面の中心を結んで形成
される二つの直線を含む平面であり、平面Xは平面イロ
とも、平面ハニとも直交している。記号ヘは平面イロと
平面ハニとが交わってできる直線を示す。
を成す部分の内L字形状部分と繋がっている方の部分
を、ロはもう一つの部分を意味し、ハはL字形状部分の
内で実質的に直線状を成す二つの部分の内U字形状部分
と繋がっている方の部分を、ニはもう一つの部分を意味
する。イ、ロ、ハ、ニの断面は実質的に円形である。図
2に示す平面イロは、イとロとのそれぞれの円形断面の
中心を結んで形成される直線を含む平面であり、平面X
は、イの円形断面の中心を結んで形成される直線を含む
平面であって平面イロと直交する平面であり、平面ハニ
は、ハとニとのそれぞれの円形断面の中心を結んで形成
される二つの直線を含む平面であり、平面Xは平面イロ
とも、平面ハニとも直交している。記号ヘは平面イロと
平面ハニとが交わってできる直線を示す。
【0034】図1Cに示す角度αは、L字形状部分の内
ニの円形断面の中心を結んで形成される直線δが平面イ
ロ(図1Cでは一点鎖線ζで表されている)と成す角度
である。線δと図1Cにおける一点鎖線ζとの交点が図
1Cに向かって図1Cの右側にある場合には、αは+
(プラス)の記号を持ち、逆に左側にある場合には−
(マイナス)の記号を持つ。
ニの円形断面の中心を結んで形成される直線δが平面イ
ロ(図1Cでは一点鎖線ζで表されている)と成す角度
である。線δと図1Cにおける一点鎖線ζとの交点が図
1Cに向かって図1Cの右側にある場合には、αは+
(プラス)の記号を持ち、逆に左側にある場合には−
(マイナス)の記号を持つ。
【0035】また、図1Aに示す角度βは、イとロとの
それぞれの円形断面の中心を結んで形成される二つの直
線ηとθとの成す角度であり、図2に示す角度γは、
イ、ハのそれぞれの円形断面の中心を結んで形成される
二つの直線を含む平面イハ上で、イとハとのそれぞれの
円形断面の中心を結んで形成される二つの直線が成す角
度である。
それぞれの円形断面の中心を結んで形成される二つの直
線ηとθとの成す角度であり、図2に示す角度γは、
イ、ハのそれぞれの円形断面の中心を結んで形成される
二つの直線を含む平面イハ上で、イとハとのそれぞれの
円形断面の中心を結んで形成される二つの直線が成す角
度である。
【0036】記号ヌ、ルは二つのコンクリート型枠の側
面部分(図3に関連して後述する枠3に相当する)であ
る。
面部分(図3に関連して後述する枠3に相当する)であ
る。
【0037】また、図2において線分トは、ニの円形断
面の中心を結んだ直線δ上でニの長さにおける中点に当
たる位置ホから、平面イロと平面ハニとが交わってでき
る直線ヘに垂線を降ろした場合の、位置ホと直線ヘとの
間の距離であり、線分リは、U字形状部分の底の部分の
円形断面の中心を結んで形成されるU字状曲線εの底の
部分チから直線ヘに垂線を降ろした場合の、底の部分チ
と直線ヘとの間の距離である。なお、ニの円形断面の中
心を結んだ直線δ上におけるニの長さは、直線δが部分
ハの円形断面の中心を結んで形成される直線と交わる点
と、直線δが部分ニの自由端(部分ハと繋がっていない
方の端)と交わる点とを結ぶ長さを指す。
面の中心を結んだ直線δ上でニの長さにおける中点に当
たる位置ホから、平面イロと平面ハニとが交わってでき
る直線ヘに垂線を降ろした場合の、位置ホと直線ヘとの
間の距離であり、線分リは、U字形状部分の底の部分の
円形断面の中心を結んで形成されるU字状曲線εの底の
部分チから直線ヘに垂線を降ろした場合の、底の部分チ
と直線ヘとの間の距離である。なお、ニの円形断面の中
心を結んだ直線δ上におけるニの長さは、直線δが部分
ハの円形断面の中心を結んで形成される直線と交わる点
と、直線δが部分ニの自由端(部分ハと繋がっていない
方の端)と交わる点とを結ぶ長さを指す。
【0038】図3は本発明のコンクリート型枠の1例で
一体成形されたコンクリート型枠を示す。Eは平面図、
Fは長手方向の側面図、Gは横方向の側面図、HはEの
XX断面における横断面図を示すものである。図3にお
いて、コンクリート型枠は、平面図Eに示されるような
矩形(長方形)の板状体1であり、その片面には図示さ
れているように、その周辺に沿って枠3(側面部分)が
形成され、長手方向には1本以上(図3では4本)のリ
ブ2を有している。この周囲の枠3および複数のリブ2
が形成されている面と反対の面(図3Eの反対面)はコ
ンクリート接触面であり、図3の場合は平面である(一
般的には平面でなく、曲面であってもかまわない)。
一体成形されたコンクリート型枠を示す。Eは平面図、
Fは長手方向の側面図、Gは横方向の側面図、HはEの
XX断面における横断面図を示すものである。図3にお
いて、コンクリート型枠は、平面図Eに示されるような
矩形(長方形)の板状体1であり、その片面には図示さ
れているように、その周辺に沿って枠3(側面部分)が
形成され、長手方向には1本以上(図3では4本)のリ
ブ2を有している。この周囲の枠3および複数のリブ2
が形成されている面と反対の面(図3Eの反対面)はコ
ンクリート接触面であり、図3の場合は平面である(一
般的には平面でなく、曲面であってもかまわない)。
【0039】本発明のコンクリート型枠の構造は、一般
に木製のコンクリート型枠で使用されている、平面部分
の大きさd×eが900×1800mmあるいは600
×1800mmなどがそのまま適用することができる
が、この形状にとらわれるものではない。またコンクリ
ート接触面を形成する板状体1の厚さ(図3Hのg)は
3〜12mmの範囲が適当である。
に木製のコンクリート型枠で使用されている、平面部分
の大きさd×eが900×1800mmあるいは600
×1800mmなどがそのまま適用することができる
が、この形状にとらわれるものではない。またコンクリ
ート接触面を形成する板状体1の厚さ(図3Hのg)は
3〜12mmの範囲が適当である。
【0040】この周囲に設けられた枠3は、厚さ(図3
Eのf)が5〜10mmの範囲が好ましく、その枠3
(側面部分)の高さ(図3Gのh)は50〜80mmの
範囲が好ましく、一般に木製コンクリート型枠で使用さ
れている関東サイズの60〜62mm、関西サイズの7
0mmなどもそのまま使用される。
Eのf)が5〜10mmの範囲が好ましく、その枠3
(側面部分)の高さ(図3Gのh)は50〜80mmの
範囲が好ましく、一般に木製コンクリート型枠で使用さ
れている関東サイズの60〜62mm、関西サイズの7
0mmなどもそのまま使用される。
【0041】枠3にはコンクリート型枠同士を連結する
ための連結クリップ、ボルト等を通すための穴(図3F
の4)が設けられている。また、枠3には木製枠組み等
に打ち付けるための釘打ち用の小穴5が併設して設けら
れていてもよい。
ための連結クリップ、ボルト等を通すための穴(図3F
の4)が設けられている。また、枠3には木製枠組み等
に打ち付けるための釘打ち用の小穴5が併設して設けら
れていてもよい。
【0042】本発明における連結クリップは、上記のよ
うな樹脂製のコンクリート型枠の2枚以上を連結する際
に用いる連結クリップであって、図1Dによって説明す
れば、L字形状部分のニの部分を、図1Dに示すように
そろえた側面部分ヌ、ルにある連結クリップを通すため
の穴4に挿入し、U字形状部分の底の部分を図1Dの矢
印Yの方向に押し倒すことによって、二つのコンクリー
ト用型枠をその側面部分で連結し、連結クリップを取り
外す際には、U字形状部分の底の部分を、図1DのY方
向とは逆の方向から金槌で叩いて連結を緩めるようにし
て使用するものであり、具体的には、前述の1.の1)
〜7)、2.または3.の形状を有するクリップであ
る。
うな樹脂製のコンクリート型枠の2枚以上を連結する際
に用いる連結クリップであって、図1Dによって説明す
れば、L字形状部分のニの部分を、図1Dに示すように
そろえた側面部分ヌ、ルにある連結クリップを通すため
の穴4に挿入し、U字形状部分の底の部分を図1Dの矢
印Yの方向に押し倒すことによって、二つのコンクリー
ト用型枠をその側面部分で連結し、連結クリップを取り
外す際には、U字形状部分の底の部分を、図1DのY方
向とは逆の方向から金槌で叩いて連結を緩めるようにし
て使用するものであり、具体的には、前述の1.の1)
〜7)、2.または3.の形状を有するクリップであ
る。
【0043】なお、上記の記号は前述の1.の1)から
7)、2.、3.または4.における記号と対応するも
のである。
7)、2.、3.または4.における記号と対応するも
のである。
【0044】上記の内、角度γは、90゜未満の場合に
は、連結クリップの取り外し時にU字形状部分の底の部
分を図1DのY方向とは逆の方向から金槌で叩く際に連
結クリップに挫屈の恐れがあり、また取り外しが困難で
ある。逆に135゜より大きい場合は連結の際に充分な
締め付けを得るために長い連結クリップが必要となる。
したがって、その角度は90゜〜135゜以内が必要で
あり、更に100゜〜130゜の範囲が、取り付け取り
外しの容易さからより望ましい。
は、連結クリップの取り外し時にU字形状部分の底の部
分を図1DのY方向とは逆の方向から金槌で叩く際に連
結クリップに挫屈の恐れがあり、また取り外しが困難で
ある。逆に135゜より大きい場合は連結の際に充分な
締め付けを得るために長い連結クリップが必要となる。
したがって、その角度は90゜〜135゜以内が必要で
あり、更に100゜〜130゜の範囲が、取り付け取り
外しの容易さからより望ましい。
【0045】連結クリップの材質は弾性を有する金属が
一般に使用されるが、好ましくは丸鋼をプレス加工して
使用する。
一般に使用されるが、好ましくは丸鋼をプレス加工して
使用する。
【0046】コンクリート型枠の側面部分に設けられた
連結クリップ用の穴4の直径については、図1Aにおけ
るニの部分が容易に挿入できるように、ニの部分の断面
の最大直径より幾分大きめである必要があり、作業性か
らはニの部分の断面の最大直径より0.5〜1.0mm
だけ大きいのが望ましいことが見出されたが、同時に、
連結クリップを締め付ける際に、連結された二つのコン
クリート型枠のコンクリート接触面に前述したような段
差が生じる場合があることが見出された。
連結クリップ用の穴4の直径については、図1Aにおけ
るニの部分が容易に挿入できるように、ニの部分の断面
の最大直径より幾分大きめである必要があり、作業性か
らはニの部分の断面の最大直径より0.5〜1.0mm
だけ大きいのが望ましいことが見出されたが、同時に、
連結クリップを締め付ける際に、連結された二つのコン
クリート型枠のコンクリート接触面に前述したような段
差が生じる場合があることが見出された。
【0047】そこで、この防止について検討した結果、
コンクリート接触面における段差の生じる原因がL字形
状部分の内ニの部分が連結クリップ用の穴を貫通する際
に、ニの円形断面の中心を結んで形成される直線δが当
該穴の中心線に沿っていない場合に当該二つのコンクリ
ート型枠の側面部分を相互にずらす力が働き、具体的に
は、ニの円形断面の中心を結んで形成される直線δが平
面イロと成す角度αが±5゜の範囲を越えていると、こ
のずれの力によってコンクリート型枠同士の側面部分の
ずれ、すなわち、前述のようなコンクリート接触面にお
ける段差が発生すること、逆にこの角度αを±5゜以内
に保てば前述のようなコンクリート接触面における段差
を防止できることが見出された。
コンクリート接触面における段差の生じる原因がL字形
状部分の内ニの部分が連結クリップ用の穴を貫通する際
に、ニの円形断面の中心を結んで形成される直線δが当
該穴の中心線に沿っていない場合に当該二つのコンクリ
ート型枠の側面部分を相互にずらす力が働き、具体的に
は、ニの円形断面の中心を結んで形成される直線δが平
面イロと成す角度αが±5゜の範囲を越えていると、こ
のずれの力によってコンクリート型枠同士の側面部分の
ずれ、すなわち、前述のようなコンクリート接触面にお
ける段差が発生すること、逆にこの角度αを±5゜以内
に保てば前述のようなコンクリート接触面における段差
を防止できることが見出された。
【0048】U字形状部分については、連結する2枚の
コンクリート型枠の側面部分を重ねてU字形状部分に挟
み込みコンクリート型枠同士を締め付ける役目を有す
る。
コンクリート型枠の側面部分を重ねてU字形状部分に挟
み込みコンクリート型枠同士を締め付ける役目を有す
る。
【0049】本発明ではコンクリート型枠の締付時にお
いて、コンクリート型枠の側面部分を効率的に締め付け
るために、上記1.の7)のように、イとロとの円形断
面の中心を結んで形成される二つの直線ηとθとの間の
間隔が、該U字形状部分の開口部の方向に向かって狭く
なっていることも特徴としている。
いて、コンクリート型枠の側面部分を効率的に締め付け
るために、上記1.の7)のように、イとロとの円形断
面の中心を結んで形成される二つの直線ηとθとの間の
間隔が、該U字形状部分の開口部の方向に向かって狭く
なっていることも特徴としている。
【0050】一般に合成樹脂製のコンクリート型枠は成
形後の収縮や熱歪みのため側面部分に変形をすることが
多い。メタセシス重合性環状オレフィンからなる架橋重
合体の一体成形されたコンクリート型枠においても変形
が起こり、その変形は、図4に示すように、側面部分が
外側に「く」の字状に変曲していることが多い。ここで
図4は二つのコンクリート型枠をその長手方向の側面部
分を互いに接するようにして並べた場合における、図3
Hの断面図に相当する断面の一部を示したものであり、
側面部分が外側に「く」の字状に変曲してため番号8で
示すような隙間が生じることになる。このためその変曲
点(図4における番号6)よりもコンクリート接触面に
近い側面部分(例えば図4における番号7)を締め付け
なければ、コンクリート型枠の側面部分同士を充分密着
させることはできない。従って、このためには、連結ク
リップのU字形状部分の開口部の方がU字形状部分の底
側の部分よりも狭くなっている必要があり、締め付け時
にコンクリート型枠表面の傷つきや歪みがあるため、上
記3.のように、U字形状部分のイとロとの円形断面の
中心を結んで形成される二つの直線ηとθの成す角度β
が最低でも2゜以上であることがより望ましいことが見
出された。
形後の収縮や熱歪みのため側面部分に変形をすることが
多い。メタセシス重合性環状オレフィンからなる架橋重
合体の一体成形されたコンクリート型枠においても変形
が起こり、その変形は、図4に示すように、側面部分が
外側に「く」の字状に変曲していることが多い。ここで
図4は二つのコンクリート型枠をその長手方向の側面部
分を互いに接するようにして並べた場合における、図3
Hの断面図に相当する断面の一部を示したものであり、
側面部分が外側に「く」の字状に変曲してため番号8で
示すような隙間が生じることになる。このためその変曲
点(図4における番号6)よりもコンクリート接触面に
近い側面部分(例えば図4における番号7)を締め付け
なければ、コンクリート型枠の側面部分同士を充分密着
させることはできない。従って、このためには、連結ク
リップのU字形状部分の開口部の方がU字形状部分の底
側の部分よりも狭くなっている必要があり、締め付け時
にコンクリート型枠表面の傷つきや歪みがあるため、上
記3.のように、U字形状部分のイとロとの円形断面の
中心を結んで形成される二つの直線ηとθの成す角度β
が最低でも2゜以上であることがより望ましいことが見
出された。
【0051】また、コンクリート型枠には関東タイプと
関西タイプの二つがあり、コンクリート型枠の側面部分
の高さ(図3Gにおけるh)が、前者では60〜62m
m、後者では70mmと異なっているが、この両者のい
ずれに使用しても上記のように、「く」の字状に変曲し
ているその変曲点(図4における番号6)よりもコンク
リートと接触する面に近い側面部分(例えば図4におけ
る番号7)を締め付けられるようにするには、図2にお
ける距離トが40mm以上であり、距離リが50mm以
上が必要であることも見出された。
関西タイプの二つがあり、コンクリート型枠の側面部分
の高さ(図3Gにおけるh)が、前者では60〜62m
m、後者では70mmと異なっているが、この両者のい
ずれに使用しても上記のように、「く」の字状に変曲し
ているその変曲点(図4における番号6)よりもコンク
リートと接触する面に近い側面部分(例えば図4におけ
る番号7)を締め付けられるようにするには、図2にお
ける距離トが40mm以上であり、距離リが50mm以
上が必要であることも見出された。
【0052】尚、本発明の連結クリップは環状オレフィ
ンの架橋重合体からなるコンクリート型枠ばかりでな
く、他の樹脂製コンクリート型枠、例えばポリエチレ
ン、ポリプロピレンや不飽和ポリエステル樹脂製のコン
クリート型枠にも有効である。
ンの架橋重合体からなるコンクリート型枠ばかりでな
く、他の樹脂製コンクリート型枠、例えばポリエチレ
ン、ポリプロピレンや不飽和ポリエステル樹脂製のコン
クリート型枠にも有効である。
【0053】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明を説明する。実
施例は説明のためのものであって、本発明はこれらに限
定されるわけではない。なお、以下の例および表におい
て、角度αについては、先述のごとく、線δと図1Cに
おける一点鎖線ζとの交点が図1Cに向かって図1Cの
右側にある場合には+(プラス)の記号を持ち、逆に左
側にある場合には−(マイナス)の記号を持つ。また、
角度βについては、二つの直線ηとθとの間の間隔がU
字形状部分の開口部の方向に向かって狭くなっている場
合には+(プラス)の記号を持ち、逆に広くなっている
場合には−(マイナス)の記号を持つ。
施例は説明のためのものであって、本発明はこれらに限
定されるわけではない。なお、以下の例および表におい
て、角度αについては、先述のごとく、線δと図1Cに
おける一点鎖線ζとの交点が図1Cに向かって図1Cの
右側にある場合には+(プラス)の記号を持ち、逆に左
側にある場合には−(マイナス)の記号を持つ。また、
角度βについては、二つの直線ηとθとの間の間隔がU
字形状部分の開口部の方向に向かって狭くなっている場
合には+(プラス)の記号を持ち、逆に広くなっている
場合には−(マイナス)の記号を持つ。
【0054】[参考例1] (溶液Aの調製)六塩化タングステン28重量部を窒素
気流中下で乾燥トルエン80重量部に添加し、次いでt
−ブタノール1.3重量部をトルエン1重量部に溶解し
た溶液を加え1時間攪拌し、次いでノニルフェノール1
8重量部およびトルエン14重量部よりなる溶液を添加
し5時間窒素気流下攪拌した。さらにアセチルアセトン
14重量部を加えた。副生する塩化水素ガスを追い出し
ながら窒素気流下に一晩攪拌を継続し、重合用触媒溶液
を調製した。
気流中下で乾燥トルエン80重量部に添加し、次いでt
−ブタノール1.3重量部をトルエン1重量部に溶解し
た溶液を加え1時間攪拌し、次いでノニルフェノール1
8重量部およびトルエン14重量部よりなる溶液を添加
し5時間窒素気流下攪拌した。さらにアセチルアセトン
14重量部を加えた。副生する塩化水素ガスを追い出し
ながら窒素気流下に一晩攪拌を継続し、重合用触媒溶液
を調製した。
【0055】次いで精製ジシクロペンタジエン(純度9
9.7重量%、以下同様)95重量部、精製エチリデン
ノルボルネン(純度99.5重量%、以下同様)5重量
部よりなるモノマー混合物に対し、エチレン含有70モ
ル%のエチレン−プロピレン−エチリデンノルボルネン
共重合ゴム3重量部、酸化安定剤としてエタノックス7
02を2重量部を加えた溶液に上記重合用触媒溶液をタ
ングステン含量が0.01M/Lになるように加えて触
媒成分を含有するモノマー液A(溶液A)を調製した。
9.7重量%、以下同様)95重量部、精製エチリデン
ノルボルネン(純度99.5重量%、以下同様)5重量
部よりなるモノマー混合物に対し、エチレン含有70モ
ル%のエチレン−プロピレン−エチリデンノルボルネン
共重合ゴム3重量部、酸化安定剤としてエタノックス7
02を2重量部を加えた溶液に上記重合用触媒溶液をタ
ングステン含量が0.01M/Lになるように加えて触
媒成分を含有するモノマー液A(溶液A)を調製した。
【0056】[参考例2] (溶液Bの調製)精製ジシクロペンタジエン95重量
部、精製エチリデンノルボルネン5重量部よりなるモノ
マー混合物に対し、エチレン含有70モル%のエチレン
−プロピレン−エチリデンノルボルネン共重合ゴム3重
量部を溶解した溶液に、トリオクチルアルミニウム8
5、ジオクチルアルミニウムアイオダイド15、ジグラ
イム100のモル割合で混合調製した重合用活性化剤混
合液をアルミニウム含量が0.03M/Lになる割合で
添加し、活性化剤成分を含有するモノマー液B(溶液
B)を調製した。
部、精製エチリデンノルボルネン5重量部よりなるモノ
マー混合物に対し、エチレン含有70モル%のエチレン
−プロピレン−エチリデンノルボルネン共重合ゴム3重
量部を溶解した溶液に、トリオクチルアルミニウム8
5、ジオクチルアルミニウムアイオダイド15、ジグラ
イム100のモル割合で混合調製した重合用活性化剤混
合液をアルミニウム含量が0.03M/Lになる割合で
添加し、活性化剤成分を含有するモノマー液B(溶液
B)を調製した。
【0057】[実施例1] (成形)図3に示す形状の架橋重合体製コンクリート型
枠が得られるキャビティを有する鍛造アルミニウム製の
金型を成形用に使用した。この金型の寸法は次のとおり
であった(記号は図3の記載による)。 板状体の形状について 横方向の長さ(d) =600mm 長手方向の長さ(e) =2062mm 板状体1の厚さ(g) =4mm 板状体の周囲の枠3について 枠3の厚さ(f) =8mm 枠3の高さ(h) =62mm 長手方向のリブについて(4本) リブの厚さ(i) =8mm リブの高さ(h) =62mm
枠が得られるキャビティを有する鍛造アルミニウム製の
金型を成形用に使用した。この金型の寸法は次のとおり
であった(記号は図3の記載による)。 板状体の形状について 横方向の長さ(d) =600mm 長手方向の長さ(e) =2062mm 板状体1の厚さ(g) =4mm 板状体の周囲の枠3について 枠3の厚さ(f) =8mm 枠3の高さ(h) =62mm 長手方向のリブについて(4本) リブの厚さ(i) =8mm リブの高さ(h) =62mm
【0058】当該成形用アルミニウム金型をキャビティ
型90℃、コア型70℃に加熱し、金型を閉じて後、こ
の中へRIM成形機を利用してミキシングヘッド中で参
考例1の溶液Aと参考例2の溶液Bを等量衝突混合し注
入した。液注入充填後5分で金型を開き架橋重合体製コ
ンクリート型枠を取り出した。
型90℃、コア型70℃に加熱し、金型を閉じて後、こ
の中へRIM成形機を利用してミキシングヘッド中で参
考例1の溶液Aと参考例2の溶液Bを等量衝突混合し注
入した。液注入充填後5分で金型を開き架橋重合体製コ
ンクリート型枠を取り出した。
【0059】取り出された架橋重合体製コンクリート型
枠の側面部分(枠3)はコンクリート接触面側から約3
5mmの付近まで外側に向けて開いた形で、図4のよう
に「く」の字状に変曲しており、この35mm付近(図
4における変曲点6)から外側(図4における変曲点6
に関してコンクリート接触面とは反対側)は軽い円弧を
描いて、コンクリート接触面に対してほぼ垂直に延びて
いた。
枠の側面部分(枠3)はコンクリート接触面側から約3
5mmの付近まで外側に向けて開いた形で、図4のよう
に「く」の字状に変曲しており、この35mm付近(図
4における変曲点6)から外側(図4における変曲点6
に関してコンクリート接触面とは反対側)は軽い円弧を
描いて、コンクリート接触面に対してほぼ垂直に延びて
いた。
【0060】平面上に二枚のコンクリート型枠をコンク
リート接触面を下に向けて側面部分同士を密着させたと
ころ、コンクリート接触面の位置における側面部分間の
隙間(図4の番号8に相当する)はコンクリート接触面
部分では1mmの隙間ができていた。
リート接触面を下に向けて側面部分同士を密着させたと
ころ、コンクリート接触面の位置における側面部分間の
隙間(図4の番号8に相当する)はコンクリート接触面
部分では1mmの隙間ができていた。
【0061】上記の架橋重合体製コンクリート型枠の側
面部分に、図3Fの穴4に示すようにクリップを通すた
めの直径14mmの穴を、コンクリート接触面から35
mmの位置に穴の中心が来るようにして、コンクリート
型枠の長手方向に5個等間隔に設け、図1、2に示す形
状の連結クリップで二枚のコンクリート型枠の側面部分
で密着固定した結果、コンクリート接触面の位置におけ
る側面部分間の隙間(図4の番号8に相当する)は0.
1mm以下であった。使用した連結クリップの寸法は下
記の通りであった(記号は図1、2の記載による)。 連結クリップの寸法 部分イ、ロ、ハ、ニのそれぞれの直径 =13mmφ 部分イの長さ =34mm 部分ロの長さ =34mm 部分ハの長さ =50mm 部分ニの長さ =20mm 距離ト =50mm 距離リ =80mm 角度α =+1゜ 角度β =+3゜ 角度γ =110゜
面部分に、図3Fの穴4に示すようにクリップを通すた
めの直径14mmの穴を、コンクリート接触面から35
mmの位置に穴の中心が来るようにして、コンクリート
型枠の長手方向に5個等間隔に設け、図1、2に示す形
状の連結クリップで二枚のコンクリート型枠の側面部分
で密着固定した結果、コンクリート接触面の位置におけ
る側面部分間の隙間(図4の番号8に相当する)は0.
1mm以下であった。使用した連結クリップの寸法は下
記の通りであった(記号は図1、2の記載による)。 連結クリップの寸法 部分イ、ロ、ハ、ニのそれぞれの直径 =13mmφ 部分イの長さ =34mm 部分ロの長さ =34mm 部分ハの長さ =50mm 部分ニの長さ =20mm 距離ト =50mm 距離リ =80mm 角度α =+1゜ 角度β =+3゜ 角度γ =110゜
【0062】(コンクリート型枠としての評価)上記に
よって連結されたコンクリート型枠二枚(以後型枠組と
呼ぶ)を二組、コンクリート型枠の長手方向を上下とし
て、二組の型枠組の表面(コンクリート接触面)同士が
間隔150mmで互いに向かい合わせに且つ平行に位置
するように並べ、この型枠組のコンクリート接触面同士
の間隔にコンクリートを流し込んだ場合にコンクリート
が流れ出ないように、型枠組の左右を木製合板でふさい
だ。こののち、該隙間の中へ上方からコンクリートを注
ぎ込んだ。
よって連結されたコンクリート型枠二枚(以後型枠組と
呼ぶ)を二組、コンクリート型枠の長手方向を上下とし
て、二組の型枠組の表面(コンクリート接触面)同士が
間隔150mmで互いに向かい合わせに且つ平行に位置
するように並べ、この型枠組のコンクリート接触面同士
の間隔にコンクリートを流し込んだ場合にコンクリート
が流れ出ないように、型枠組の左右を木製合板でふさい
だ。こののち、該隙間の中へ上方からコンクリートを注
ぎ込んだ。
【0063】この結果、コンクリートの打ち込み時にコ
ンクリート型枠の移動(コンクリート型枠の位置がずれ
ること)やはらみ(図3における板状体1がコンクリー
トの圧力で膨らむこと)などの変形は発生しなかった。
コンクリートの硬化後、型枠を容易に剥がすことがで
き、コンクリート表面の変色や硬化不良も認められず、
コンクリート型枠の連結部分の隙間へのコンクリートの
はみ出しも極小量で粉状の付着物が認められるのみで、
拭き取る程度の作業で容易に除去できた。また、コンク
リート型枠のコンクリート接触面の段差もほとんど認め
られず、後に壁紙をコンクリート面に直接張り付けるに
当たって予めコンクリートの表面を均す必要はなかっ
た。
ンクリート型枠の移動(コンクリート型枠の位置がずれ
ること)やはらみ(図3における板状体1がコンクリー
トの圧力で膨らむこと)などの変形は発生しなかった。
コンクリートの硬化後、型枠を容易に剥がすことがで
き、コンクリート表面の変色や硬化不良も認められず、
コンクリート型枠の連結部分の隙間へのコンクリートの
はみ出しも極小量で粉状の付着物が認められるのみで、
拭き取る程度の作業で容易に除去できた。また、コンク
リート型枠のコンクリート接触面の段差もほとんど認め
られず、後に壁紙をコンクリート面に直接張り付けるに
当たって予めコンクリートの表面を均す必要はなかっ
た。
【0064】[比較例1] (型枠の連結)実施例1の架橋重合体製コンクリート型
枠を使用し、下記の仕様の連結クリップを使用してコン
クリート型枠の連結を実施例1と同様に行った。この時
のコンクリート接触面の位置における側面部分間の隙間
(図4の番号8に相当する)は1mmであった。 連結クリップの寸法 部分イ、ロ、ハ、ニのそれぞれの太さ =13mmφ 部分イの長さ =27mm 部分ロの長さ =27mm 部分ハの長さ =36mm 部分ニの長さ =20mm 距離ト =37mm 距離リ =48mm 角度α =+6.5゜ 角度β =+1.5゜ 角度γ =145゜
枠を使用し、下記の仕様の連結クリップを使用してコン
クリート型枠の連結を実施例1と同様に行った。この時
のコンクリート接触面の位置における側面部分間の隙間
(図4の番号8に相当する)は1mmであった。 連結クリップの寸法 部分イ、ロ、ハ、ニのそれぞれの太さ =13mmφ 部分イの長さ =27mm 部分ロの長さ =27mm 部分ハの長さ =36mm 部分ニの長さ =20mm 距離ト =37mm 距離リ =48mm 角度α =+6.5゜ 角度β =+1.5゜ 角度γ =145゜
【0065】(コンクリート型枠としての評価)上記の
連結された型枠組を二組使用し、実施例1と同様にコン
クリート壁の打設を行った。コンクリートの硬化後に取
り外されたコンクリート型枠の連結部分の隙間には、は
み出したコンクリートのノロが分厚く付着し、金槌で強
く叩いて少しづつ除去せざるをえなかった。また、コン
クリート型枠の連結部分に対応するコンクリート表面に
はコンクリートの突起ができ、時間をかけて補修作業を
行う必要があった。また、コンクリート型枠のコンクリ
ート接触面における段差も0.5〜1mmあり、このた
め、これに対応してコンクリート面にも段差が発生し、
壁紙を直接コンクリート面に貼るためには予め表面を削
って均す必要があった。
連結された型枠組を二組使用し、実施例1と同様にコン
クリート壁の打設を行った。コンクリートの硬化後に取
り外されたコンクリート型枠の連結部分の隙間には、は
み出したコンクリートのノロが分厚く付着し、金槌で強
く叩いて少しづつ除去せざるをえなかった。また、コン
クリート型枠の連結部分に対応するコンクリート表面に
はコンクリートの突起ができ、時間をかけて補修作業を
行う必要があった。また、コンクリート型枠のコンクリ
ート接触面における段差も0.5〜1mmあり、このた
め、これに対応してコンクリート面にも段差が発生し、
壁紙を直接コンクリート面に貼るためには予め表面を削
って均す必要があった。
【0066】[比較例2、3]表1に示す値を使用した
以外は比較例1と同様にして、型枠の連結およびコンク
リート型枠としての評価を行った。結果は、表2に示す
ように、実施例に比較して、ノロが多かったり、段差が
発生したりした。
以外は比較例1と同様にして、型枠の連結およびコンク
リート型枠としての評価を行った。結果は、表2に示す
ように、実施例に比較して、ノロが多かったり、段差が
発生したりした。
【0067】
【表1】
【0068】
【表2】
【0069】
【発明の効果】本発明のコンクリート型枠用締め付け連
結クリップは、一体成形されて、取扱い易く、軽量で多
数回の繰り返し使用に対する耐久性にも優れている合成
樹脂製コンクリート型枠用として作業性に優れているだ
けでなく、コンクリート型枠の組み立て精度に優れ、良
好なコンクリート壁面を得ることが可能になる。従っ
て、合成樹脂製コンクリート型枠の普及を促進し、天然
資源の保護、熟練作業者不足への対応、市場が要求する
種々の形状と大きさへの対応等、市場からの強い要望を
満たすことが可能となる。
結クリップは、一体成形されて、取扱い易く、軽量で多
数回の繰り返し使用に対する耐久性にも優れている合成
樹脂製コンクリート型枠用として作業性に優れているだ
けでなく、コンクリート型枠の組み立て精度に優れ、良
好なコンクリート壁面を得ることが可能になる。従っ
て、合成樹脂製コンクリート型枠の普及を促進し、天然
資源の保護、熟練作業者不足への対応、市場が要求する
種々の形状と大きさへの対応等、市場からの強い要望を
満たすことが可能となる。
【図1】本発明の樹脂製コンクリート型枠用の連結クリ
ップの1例を示すものである。Aは上面図、Bは側面
図、CはBと直交する方向の側面図を示す。Dは連結ク
リップの使用態様を示す。
ップの1例を示すものである。Aは上面図、Bは側面
図、CはBと直交する方向の側面図を示す。Dは連結ク
リップの使用態様を示す。
【図2】本発明に掛かる連結クリップの各部分の空間上
での関係を示したものである。
での関係を示したものである。
【図3】本発明で使用したコンクリート型枠の1例を示
すものである。Eは平面図、Fは長手方向の側面図、G
は横方向の側面図、HはEのXX断面の横断面図を示
す。
すものである。Eは平面図、Fは長手方向の側面図、G
は横方向の側面図、HはEのXX断面の横断面図を示
す。
【図4】一体成形されたコンクリート型枠の「く」の字
状に変曲した側面部分を示す断面図。
状に変曲した側面部分を示す断面図。
イ U字形状部分の内で腕の部分を成す部分の内L字
形状部分と繋がっている方の部分 ロ U字形状部分の内で腕の部分を成す部分の内イと
は異なる方の部分 ハ L字形状部分の内で実質的に直線状を成す二つの
部分の内U字形状部分と繋がっている方の部分 ニ L字形状部分の内で実質的に直線状を成す二つの
部分の内ハとは異なる方の部分 イロ イとロとのそれぞれの円形断面の中心を結んで形
成される二つの直線を含む平面 X イの円形断面の中心を結んで形成される直線を含
む平面であって平面イロと直交する平面(平面ハニとも
直交する。) ハニ ハ、ニのそれぞれの円形断面の中心を結んで形成
される二つの直線を含む平面 イハ イ、ハのそれぞれの円形断面の中心を結んで形成
される二つの直線を含む平面 ホ L字形状部分の内ニの円形断面の中心を結んだ直
線δ上でニの長さにおける中点に当たる位置 ヘ 平面イロと平面ハニとが交わってできる直線 ト 位置ホから、直線ヘに垂線を降ろした場合の、位
置ホと直線ヘとの間の距離 チ U字形状部分の底の部分の円形断面の中心を結ん
で形成されるU字状曲線εの底の部分 リ チから直線ヘに垂線を降ろした場合のチと直線ヘ
との間の距離 ヌ コンクリート型枠の側面部分 ル コンクリート型枠の側面部分 α ニの円形断面の中心を結んで形成される直線δが
平面イロと成す角度 β 直線η、θの成す角度 γ 平面イハ上で、イとハとのそれぞれの円形断面の
中心を結んで形成される二つの直線が成す角度 δ ニの円形断面の中心を結んで形成される直線 ε U字形状部分の底の部分の円形断面の中心を結ん
で形成されるU字状曲線 ζ 平面イロをその平面に沿って見た場合に生じる線 η イの円形断面の中心を結んで形成される直線 θ ロの円形断面の中心を結んで形成される直線 1 板状体 2 リブ 3 枠 4 連結クリップ用穴 5 小穴 6 屈曲点 7 屈曲点よりコンクリート接触面に近い側面部分の
例 8 コンクリート接触面の位置における側面部分間の
隙間 d 板状体の横方向の長さ e 板状体の長手方向の長さ f 枠3の厚さ g 板状体1の厚さ h 枠3(側面部分)の高さ i 枠3のリブの厚さ
形状部分と繋がっている方の部分 ロ U字形状部分の内で腕の部分を成す部分の内イと
は異なる方の部分 ハ L字形状部分の内で実質的に直線状を成す二つの
部分の内U字形状部分と繋がっている方の部分 ニ L字形状部分の内で実質的に直線状を成す二つの
部分の内ハとは異なる方の部分 イロ イとロとのそれぞれの円形断面の中心を結んで形
成される二つの直線を含む平面 X イの円形断面の中心を結んで形成される直線を含
む平面であって平面イロと直交する平面(平面ハニとも
直交する。) ハニ ハ、ニのそれぞれの円形断面の中心を結んで形成
される二つの直線を含む平面 イハ イ、ハのそれぞれの円形断面の中心を結んで形成
される二つの直線を含む平面 ホ L字形状部分の内ニの円形断面の中心を結んだ直
線δ上でニの長さにおける中点に当たる位置 ヘ 平面イロと平面ハニとが交わってできる直線 ト 位置ホから、直線ヘに垂線を降ろした場合の、位
置ホと直線ヘとの間の距離 チ U字形状部分の底の部分の円形断面の中心を結ん
で形成されるU字状曲線εの底の部分 リ チから直線ヘに垂線を降ろした場合のチと直線ヘ
との間の距離 ヌ コンクリート型枠の側面部分 ル コンクリート型枠の側面部分 α ニの円形断面の中心を結んで形成される直線δが
平面イロと成す角度 β 直線η、θの成す角度 γ 平面イハ上で、イとハとのそれぞれの円形断面の
中心を結んで形成される二つの直線が成す角度 δ ニの円形断面の中心を結んで形成される直線 ε U字形状部分の底の部分の円形断面の中心を結ん
で形成されるU字状曲線 ζ 平面イロをその平面に沿って見た場合に生じる線 η イの円形断面の中心を結んで形成される直線 θ ロの円形断面の中心を結んで形成される直線 1 板状体 2 リブ 3 枠 4 連結クリップ用穴 5 小穴 6 屈曲点 7 屈曲点よりコンクリート接触面に近い側面部分の
例 8 コンクリート接触面の位置における側面部分間の
隙間 d 板状体の横方向の長さ e 板状体の長手方向の長さ f 枠3の厚さ g 板状体1の厚さ h 枠3(側面部分)の高さ i 枠3のリブの厚さ
フロントページの続き (72)発明者 吉清 暢男 東京都千代田区内幸町2丁目1番1号 帝 人メトン株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 樹脂製のコンクリート型枠の2枚以上を
連結する際に用いる連結クリップであって、 1) 該クリップの形状が1個のU字形状部分と1個の
L字形状部分がそれぞれの一端で繋がって構成されてお
り、 2) 該U字形状部分の内腕の部分を成す二つの部分に
ついて、該U字形状部分と該L字形状部分とが繋がって
いる方の部分をイ、もう一つの部分をロとし、該L字形
状部分の内の実質的に直線状を成す二つの部分につい
て、該U字形状部分と該L字形状部分とが繋がっている
方の部分をハ、もう一つの部分をニとした場合に、 3) イ、ロ、ハ、ニの断面がそれぞれ実質的に円形で
あり、 4) イとロとのそれぞれの円形断面の中心を結んで形
成される直線が同一の平面イロ上にあり、 5) イの円形断面の中心を結んで形成される直線を含
む平面であって平面イロと直交する平面Xが、ハ、ニの
円形断面の中心を結んで形成される二つの直線を含む平
面ハニとも直交しており、 6) イとハとのそれぞれの円形断面の中心を結んで形
成される二つの直線を含む平面イハ上で、イとハとのそ
れぞれの円形断面の中心を結んで形成される二つの直線
が成す角度γが90゜〜135゜の間にあり、 7) かつ、イとロとの円形断面の中心を結んで形成さ
れる二つの直線ηとθとの間の間隔が、該U字形状部分
の開口部の方向に向かって狭くなっていることを特徴と
する樹脂製コンクリート型枠用連結クリップ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の連結クリップであっ
て、平面イロと平面ハニとが交わってできる直線をヘと
した場合に、該L字形状部分の内ニの円形断面の中心を
結んだ直線δ上でニの長さにおける中点に当たる位置ホ
から、直線ヘに垂線を降ろした場合の、位置ホと直線ヘ
との間の距離トが40mm以上であり、ニの円形断面の
中心を結んで形成される直線δが平面イロと成す角度α
が±5゜以内であることを特徴とする樹脂製コンクリー
ト用連結クリップ。 - 【請求項3】 U字形状部分の内、イとロとのそれぞれ
の円形断面の中心を結んで形成される二つの直線η、θ
の成す角度βが2゜以上であり、該U字形状部分の底の
部分の円形断面の中心を結んで形成されるU字状曲線ε
の底の部分チから、直線ヘに垂線を降ろした場合の、底
の部分チと直線ヘとの間の距離リが50mm以上である
ことを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂製コン
クリート型枠用連結クリップ。 - 【請求項4】 樹脂製のコンクリート型枠が、メタセシ
ス重合触媒系の触媒成分を含有するメタセシス重合性環
状オレフィンからなるモノマー液A(溶液A)とメタセ
シス重合触媒系の活性化剤成分を含有するメタセシス重
合環状オレフィンからなるモノマー液(溶液B)とを混
合し、その原料混合液を金型内に注入し、その金型内に
おいて重合および架橋反応せしめることによって得られ
る、一体成形された側面部分を有する架橋重合体よりな
るコンクリート型枠であることを特徴とする請求項1、
2または3に記載の樹脂製コンクリート型枠用連結クリ
ップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18270896A JPH108718A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 樹脂製コンクリート型枠用連結クリップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18270896A JPH108718A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 樹脂製コンクリート型枠用連結クリップ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH108718A true JPH108718A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=16123053
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18270896A Pending JPH108718A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | 樹脂製コンクリート型枠用連結クリップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH108718A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012033463A1 (en) * | 2010-09-09 | 2012-03-15 | Buildgreen (Asia) Pte Ltd | Accessories for modular wall construction and method for constructing a modular wall |
| CN112459479A (zh) * | 2020-11-16 | 2021-03-09 | 晟通科技集团有限公司 | 连接件及模板框架 |
-
1996
- 1996-06-25 JP JP18270896A patent/JPH108718A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012033463A1 (en) * | 2010-09-09 | 2012-03-15 | Buildgreen (Asia) Pte Ltd | Accessories for modular wall construction and method for constructing a modular wall |
| CN112459479A (zh) * | 2020-11-16 | 2021-03-09 | 晟通科技集团有限公司 | 连接件及模板框架 |
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