JPH1089384A - 電磁クラッチ - Google Patents

電磁クラッチ

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JPH1089384A
JPH1089384A JP8243748A JP24374896A JPH1089384A JP H1089384 A JPH1089384 A JP H1089384A JP 8243748 A JP8243748 A JP 8243748A JP 24374896 A JP24374896 A JP 24374896A JP H1089384 A JPH1089384 A JP H1089384A
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    • F16D27/10—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings
    • F16D27/108—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with axially movable clutching members
    • F16D27/112—Magnetically- or electrically- actuated clutches; Control or electric circuits therefor with an electromagnet not rotating with a clutching member, i.e. without collecting rings with axially movable clutching members with flat friction surfaces, e.g. discs

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャフトシールから漏れ出たオイルのアーマ
チュア・ロータ接合面への侵入を防ぎ、かつアーマチュ
ア吸引時の異音を低減できる電磁クラッチの提供。 【解決手段】 アーマチュア(15)の側端面(26)
に配設する背面カバー(28)の形状を、アーマチュア
の円弧状長穴部(24)を覆う部位をスリット状の開口
部をもつひさし形状(30)とし、長穴部(24)とあ
わせて貫通状態とする。これによりアーマチュア吸引時
に生じる空気の過圧縮を防ぐことができ、空気が放出さ
れる際に生じる衝撃波が抑えられ、吸引時の異音を低減
させることができる。一方、圧縮機のシャフトシール部
(27)より漏洩したオイルは、オーバーフローしてア
ーマチュア(15)の背面カバー(28)上に導かれ
る。アーマチュアの背面カバー(28)に滴下したオイ
ルは、本発明の背面カバーのひさし形状部(30)によ
り、アーマチュア(15)の円弧状長穴部(24)から
のクラッチ接合面へ侵入することなく外部に排出され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動用エンジンと
空調装置用圧縮機との動力の伝達を断続する電磁クラッ
チに関し、特に、ロータとアーマチュアとの間の摩擦面
への圧縮機潤滑オイルの侵入防止に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、駆動用エンジンからの回転駆動力
を空調装置用圧縮機へ断続する電磁クラッチにおいて、
圧縮機のシャフトシールから漏れ出た圧縮機潤滑オイル
が、アーマチュアプレートに形成した円弧状長穴部から
アーマチュアとロータとの間の連結面に侵入し、この連
結面における摩擦係合機能を損なうことを防止すること
を目的として、実公平4−3133号公報に開示された
技術のようにアーマチュアプレートの側端面に背面カバ
ーを配設したものがある。
【0003】この技術は、リングシールドに溜まったオ
イルが漏れ出るか、あるいは回転軸を伝ってきたオイル
が回転軸より飛散しても、アーマチュアプレートの側端
面に配設いた背面カバーがアーマチュアプレートの円弧
状長穴部を閉塞しているので、それまでの背面カバーを
備えていない電磁クラッチでは図6(a)に示すごとく
円弧状長穴部201よりオイルが接合面202に侵入し
てしまっていたのに対して、図6(b)に示すごとく長
穴部201からのオイル侵入を防止することができると
いうものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な構成の電磁クラッチでは励磁コイルへの通電によりア
ーマチュアプレートがロータ側に吸引される際にアーマ
チュア・ロータ間に介在する空気の急激圧縮により発生
する異音が、上記背面カバーを配設したことによる影響
で悪化するという問題が生じている。
【0005】すなわち、アーマチュアがロータ側に吸引
される際、アーマチュアとロータとの間に介在する空気
は急激に圧縮されて圧縮空気となり、アーマチュアとロ
ータとの間の隙間より外部に放出される。この放出され
た圧縮空気は空気中で衝撃波となり衝撃音として耳に伝
達されることになる。上記従来技術においては図7に示
すようにアーマチュアプレート203の側端面に背面カ
バー204を貼付し円弧状長穴部201を塞ぐ構造とし
ているため、背面カバーを備えないものに比べて空気の
過圧縮が増長されるのに加え、空気の逃げ道がアーマチ
ュア・ロータ間の隙間のみとなっているために圧縮空気
のスムーズに抜けず、上述の衝撃波による異音がさらに
悪化してしまうという問題が生じてしまう。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑み圧縮機からの
漏洩オイルのクラッチ接合面への侵入を防止するという
従来からの目的を達成しつつ、圧縮空気によるアーマチ
ュア吸引時の異音を緩和させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、以下の技術的手段を採用する。請求項1の発
明では、アーマチュア(15)のロータ(3)との接合
面とは反対側の側端面に配設する背面カバー(28)の
形状を、図1に示すようにアーマチュアの円弧状長穴部
(24)を覆う部位をスリット状の開口部をもつひさし
形状(30)とし、長穴部(24)とあわせて貫通状態
とする。これによりアーマチュア吸引時に生じる圧縮空
気をアーマチュア・ロータ間の隙間のみならず長穴(2
4)および背面カバー(28)のひさし状スリット部
(30)より逃がすことにより空気の過圧縮を防ぐこと
ができ、空気が放出される際に生じる衝撃波が抑えら
れ、吸引時の異音を低減させることができる。
【0008】一方、圧縮機のシャフトシール部(27)
より漏洩したオイルは、図5に示すようにロータベアリ
ング(5)前方に備えられた環状のリングシールド(1
0)に溜められクラッチ接合面への侵入を妨げられる。
さらにオイルの漏れが増加しリングシールド(10)の
オイル溜限界量を越えると、オイルはオーバーフローし
てアーマチュア(15)の背面カバー(28)上に導か
れる。アーマチュアの背面カバー(28)に滴下したオ
イルは、本発明の背面カバーのひさし形状部(30)に
より、アーマチュア(15)の円弧状長穴部(24)か
らのクラッチ接合面へ侵入することなく外部に排出され
る。
【0009】また、請求項2記載の発明によれば、本発
明の背面カバー(28)の内周部にはアーマチュア(1
5)の内周面に沿うように、すなわちアーマチュア(1
5)の内周面とリングールド(10)の外周面との間に
臨むように折り曲げられた折曲部(35)が形成されて
いるので、この折曲部(35)によりロータ(3)およ
びアーマチュア(15)の内周側からロータ(3)の摩
擦面(17)とアーマチュア(15)の摩擦面(25)
との間へオイルが直接侵入することが防止される。
【0010】このように本発明によれば、アーマチュア
の背面カバーの一部にひさし状のスリット部を形成する
という簡単な構造により、クラッチ吸着時の圧縮空気に
よる作動音の低減と漏洩オイルのクラッチ接合面への侵
入防止という双方の機能を兼ね備えた電磁クラッチを提
供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
1ないし図5に基づいて説明する。図1は、本発明の電
磁クラッチを自動車用空調装置に用いられる圧縮機に適
用した場合の全体図である。1は自動車用空調装置に用
いられる圧縮機のハウジングであり、2は本発明にかか
る電磁クラッチである。電磁クラッチ2は圧縮機と駆動
源である駆動用エンジンとの動力の伝達を断続する。
【0012】3はロータを示し、駆動用エンジンのクラ
ンクシャフトに連結した駆動用ベルトが架け渡されるプ
ーリ4が溶接等により外周部に一体的に連結されてい
る。このロータ3はベアリング圧縮機のハウジング1の
円筒状部6の外周上に回転自在に支持されている。ロー
タ3の円環板部7には、4極磁路を形成するためのスリ
ット8、9を軸方向に、かつ周状に列設している。また
円環板部7の内周部には、オイル溜めであるリングシー
ルド10が取り付けられている。
【0013】ロータ3の凹部11の空間には、微小間隙
を介して断面コの字形状のステータハウジング12が収
納されている。このステータハウジング12は円環板状
の固定プレート13aおよびサークリップ13bを介し
て圧縮機のハウジング1に固定されている。ステータハ
ウジング12内に設けられた励磁コイル14は、通電時
にアーマチュア15をロータ3に吸着移動させて、アー
マチュア15をロータ3に動力伝達可能に摩擦連結させ
る。
【0014】ロータ3は側端面16に周状摩擦面17を
有しており、この摩擦面17に微小間隙を介してアーマ
チュア15が対向配置されている。またこの摩擦面17
には環状の摩擦材18が接着等により固定されている。
アーマチュア15は、鉄系の磁性材料で円環板状に形成
されており、スプライン19およびボルト20により圧
縮機の回転シャフト21に固定されたハブ22に対し、
ブッシュゴム23を介して軸方向に移動可能なように弾
性支持されている。またアーマチュア15にはロータの
スリット8、9に対応して等間隔に磁路を形成するため
の円弧状長穴部24を軸方向に、かつ周状に列設してい
る。円弧状長穴部24はアーマチュア15の摩擦面25
と側端面26とを貫通して3本形成されている。
【0015】アーマチュア15の側端面26にはシャフ
トシール27から漏れ出たオイルの侵入防止用の背面カ
バー28が接着シート29により貼付されている。図3
に示すように背面カバー28は円環板状でありアーマチ
ュアの円弧状長穴部24を覆う部位には、径方向外方に
向かってひさし状のスリット部30が隙間31を設けア
ーマチュアの円弧状長穴部24を貫通状態にしている。
なお、32はハブ22とアーマチュア15とを接続する
リベット33が貫通するためのリベット穴である。背面
カバー28の外周部はアーマチュア15の外周部の一部
を覆うように折り曲げた折曲部34が形成されている。
また背面カバー28の内周部にはアーマチュア15の内
周面に沿うように、すなわちアーマチュア15の内周面
とリングールド10の外周面との間に臨むように折り曲
げられた折曲部35が形成されており、この折曲部35
によりロータ3およびアーマチュア15の内周側からロ
ータ3の摩擦面17とアーマチュア15の摩擦面25と
の間へオイルが直接侵入することが防止される。
【0016】そして、これらのロータ3、ステータハウ
ジング12およびアーマチュア15により励磁コイル1
4の磁気回路が構成される。次に、本発明の電磁クラッ
チの作動を図に基づき説明する。励磁コイル14に電圧
が印加され、この励磁コイル14が磁束を発生すると、
アーマチュア15がブッシュゴム23の付勢力に打ち勝
ってロータ3の摩擦面17に吸着される。これにより、
ロータ3の回転運動がアーマチュア15→リベット33
→ハブ22に伝達される。一方、励磁コイル14への通
電を遮断すれば、ブッシュゴム23の付勢力によりアー
マチュア15がロータ3より離脱して、図1に示す位置
に復帰するため、圧縮機の回転シャフト21への回転運
動が遮断される。
【0017】ここで、電磁クラッチ2は、長期間使用す
るとシャフトシール27よりオイルが漏れ出て、圧縮機
のハウジング1を経てリングシールド10に溜まったオ
イルが漏れ出るか、あるいは圧縮機の回転シャフト21
の先端部より飛散し、アーマチュア15の側端面26お
よび内周面に付着する。従来の電磁クラッチでは図6
(a)に示すようにアーマチュアの円弧状長穴部からこ
の漏れ出たオイルがクラッチ接合面に侵入してしまうと
いう不具合があったが、本実施例における電磁クラッチ
2では、アーマチュアの側端面16に円弧状長穴部24
を覆うように背面カバー28を配設し、さらにこの背面
カバー28の前記円弧状長穴部24を覆う部位にはひさ
し状スリット30を径方向外方に向けて形成したので、
漏れ出たオイルは図5(a)、(b)に示すように、背
面カバー28の上部に滴下し、さらにこの背面カバー2
8を伝って圧縮機の外部に排出されることになる、この
とき、アーマチュア15の円弧状長穴部24はひさし状
スリット30により覆われており、しかもこのひさし状
スリット30は背面カバー28の中央から径方向外方に
向けて突出するように切り欠かれているので、回転シャ
フト側から漏れ出たオイルはひさし部30aに乗り上げ
るようにして下方に導かれ滴下するため、円弧状長穴部
24にオイルが侵入することが防がれる。
【0018】また、先の従来技術の欄で述べた実公平4
−3133号公報記載の円環板状プレートと異なり、本
願発明の背面カバー28は、アーマチュア15の円弧状
長穴部24をひさし状スリット30で覆っており、円弧
状長穴部24を貫通状態としいる。このため、アーマチ
ュア15とロータ3との間に介在する空気が、アーマチ
ュア15の吸引時に急激に圧縮された際でも、この圧縮
された空気をアーマチュア・ロータ間の隙間だけでなく
貫通している円弧状長穴部24からも逃がすことができ
るので、空気が圧縮される際の圧力を低下させる効果が
得られ、空気が放出される際の衝撃波を抑えることがで
きるとともに、圧縮された空気をスムーズに外部に逃が
すことができるので、アーマチュア吸引時の圧縮空気に
よる異音を低減させることができる。
【0019】なお、本発明の実施の形態では、本発明を
駆動用エンジンと車両用空調装置の圧縮機との動力の伝
達を断続する電磁クラッチとしたが、本発明をその他の
駆動源と非駆動部材との動力の伝達を断続する電磁クラ
ッチとして使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁クラッチの全体を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の電磁クラッチを軸方向から見た側面図
である。
【図3】本発明の背面カバーの単体を示す図である。
【図4】本発明の電磁クラッチの要部を示す拡大図であ
る。
【図5】本発明の電磁クラッチにおいてオイルが排出さ
れる様子を説明するための図である。
【図6】従来の電磁クラッチにおいてオイルが流れる様
子を説明するための図である。
【図7】従来技術の電磁クラッチの要部を示す拡大図で
ある。
【符号の説明】
2 電磁クラッチ 3 ロータ 10 リングシールド 14 励磁コイル 15 アーマチュア 24 アーマチュアの円弧状長穴部 25 アーマチュアの摩擦面 26 アーマチュアの側端面 28 背面カバー 30 ひさし状スリット 35 折曲部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸回りに回転自在に配設され、側端
    面に摩擦面を有する環状のロータと、 前記ロータ摩擦面に対向して配設され、このロータ摩擦
    面と摩擦係合する摩擦面を有し、さらに磁路を形成する
    複数の円弧状長穴部を有する円板状のアーマチュアと、 通電時に、前記アーマチュアを前記ロータに吸着移動さ
    せる励磁コイルと、 前記ロータおよび前記アーマチュアの内周側に設けら
    れ、シャフトシールから漏れ出たオイルを溜めるリング
    シールドと、 前記アーマチュアの前記摩擦面とは反対側の側端面に配
    され、前記アーマチュアの円弧状長穴部を覆い、前記リ
    ングシールドから漏れ出たオイルが前記アーマチュアの
    円弧状長穴部を介して前記両摩擦面間の接合部位に侵入
    するのを防ぐ円環板状の背面カバーとを備えており、 前記背面カバーの前記円弧状長穴部を覆う部位には、径
    方向外方に向かってひさし状のスリットが形成されてい
    ることを特徴とする電磁クラッチ。
  2. 【請求項2】 前記背面カバーの内周部には前記アーマ
    チュアの内周面と前記リングールドの外周面との間に臨
    むように折り曲げられた折曲部が形成されていること特
    徴とする請求項1記載の電磁クラッチ。
  3. 【請求項3】 前記リングシールドから漏れ出たオイル
    は、前記背面カバーの前記ひさし状のスリットを乗り上
    げるようにして下方に導かれ滴下し外部に排出されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の電磁クラッチ。
  4. 【請求項4】 前記アーマチュアと前記ロータとの間に
    介在する空気は、前記アーマチュアの吸引時に圧縮され
    る際、前記アーマチュアと前記ロータとの間の隙間およ
    び前記ひさし状のスリットにより開口されている前記ア
    ーマチュアの円弧状長穴部を介して外部に放出されるこ
    と特徴とする請求項1記載の電磁クラッチ。
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