JPH10919A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH10919A
JPH10919A JP8155819A JP15581996A JPH10919A JP H10919 A JPH10919 A JP H10919A JP 8155819 A JP8155819 A JP 8155819A JP 15581996 A JP15581996 A JP 15581996A JP H10919 A JPH10919 A JP H10919A
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heat exchanger
foot
bypass
outlet
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康弘 佐藤
Masami Taguchi
雅己 田口
Tetsuya Takechi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前席乗員の暖房感と後席乗員への暖房案とを
近づけることを目的とする。 【解決手段】 温風通路7は、下方から上方に延びるよ
うに形成されている。フット用空気通路11は、温風通
路7の下流側で上方から下方に延びるように形成されて
いる。フット用空気通路11には、前席用フット吹出部
13が形成されており、この前席用フット吹出部13の
下流側には、後席用フット吹出部14が形成されてい
る。そして、バイパス通路15は、一端側がヒーアコア
4の下流側で温風通路7の上流側に連通しており、他端
側がフット用空気通路11の下流側で後席用フット吹出
部14に連通するように形成されている。そして、バイ
パス通路15はバイパスドア16にてフットモードおよ
びフットデフモードにおいてバイパス通路15が開けら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調装置に
おける乗員の暖房感向上に関するものであって、特に後
席乗員の暖房感向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用空調装置100を図5に示
す。この車両用空調装置100は流路をなすケース10
1内にエバポレータ102を配置し、さらにエバポレー
タ102の下流側の流路の一部にヒータコア103が配
置してある。そして、ケース101内には、エバポレー
タ102を通過した冷風がヒータコア103をバイパス
して流れる冷風通路104と、ヒータコア103を通過
した温風が流れる温風通路105とが形成されている。
【0003】これら冷風通路104と温風通路105と
の下流側は3つに分岐しており、車室内に設けられた周
知のフェイス吹出口、フット吹出口、デフロスタ吹出口
のそれぞれに対応して連通するフェイス用空気通路10
6、フット用空気通路107、デフロスタ用空気通路1
08とが形成されている。フット用空気通路107に
は、前席乗員の足元に空調風を送風するための前席用フ
ット吹出部109が形成されており、さらに前席用フッ
ト吹出部110の空気下流側には、後席乗員の足元に空
調風を送風するための後席用フット吹出部110が形成
されている。従って、車室内を暖房するフットモードお
よびフットデフモードにおいては、前席乗員と後席乗員
の足元の両方から空調風を吹き出し、前席乗員および後
席乗員に暖房感を与えるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した温
風通路105はヒータコア103を通過したのち、図中
上方に延びるように流路が形成されており、温風通路1
05の下流側に位置するフット用空気通路108は下方
に延びるように形成されている。従って、例えばフット
モードにおいて、特に後席用フット吹出部110にはヒ
ータコア103を通過した温風が、温風通路105とフ
ット用空気通路107とをUターンするようにして流れ
込むようになっている。
【0005】従って、後席用フット吹出部110に送風
されるまでの流路長が長くなり、通風抵抗が増加して、
後席用フット吹出部11から送風される風量が減少する
とともに、温風通路105およびフット用空気通路10
7とをUターンするように流れる間での熱損失によって
後席用フット吹出部110から吹き出される空調風の温
度が低下してしまい、前席乗員に比較して後席乗員に十
分な暖房感を与えるといったことができないという問題
がある。
【0006】この結果、前席乗員が暑いと感じて、例え
ば車室前席に設置された温度コントロールレバーを温度
を下げるように操作すると、後席乗員はまだ十分な暖房
感を得ていないという状態がある。そこで、本発明は前
席乗員の暖房感と、後席乗員の暖房感とを近づけること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1ないし4記載の発明では、一端側が加熱用
熱交換器(4)の下流側、かつターン流路(7、11)
の上流側に連通し、他端側が前席用フット吹出部(1
3)の下流側で、後席用フット吹出部(14)に連通す
るように形成されたバイパス通路(15)と、このバイ
パス通路(15)を開閉するバイパス開閉手段(16)
とを備え、前席用フット吹出部(13)と後席用フット
吹出部(14)とから温風を送風する暖房時には、バイ
パス開閉手段(16)にてバイパス通路(15)を開け
て、このバイパス通路(15)を通じて加熱用熱交換器
(4)を通過した温風の一部を後席用フット吹出部(1
4)に送風することを特徴としている。
【0008】これにより、前席用フット吹出部と前記後
席用フット吹出部とから温風を吹き出す暖房時には、加
熱用熱交換器を通過した一部がUターン流路をバイパス
するバイパス通路を通じて、後席用フット吹出部に送風
されることになる。従って、ターン流路をバイパスする
ことにより、後席用フット吹出部から吹き出される風量
が増加させることができる。また、風量の増加ととも
に、ターン流路の熱損失を無くすことができるの、後席
用フット吹出部からの吹出温度を高くすることができ
る。
【0009】そして、このように後席用フット吹出部と
に送風される風量の増加と、後席用フット吹出部からの
吹出温度を高くすることができるので、後席乗員の暖房
感を向上し、この結果、前席乗員への暖房感と後席乗員
への暖房感とを近づけることができる。また、特に請求
項3記載の発明では、加熱用熱交換器(4)は、内部に
熱源である温水が流れ、加熱用熱交換器(4)は、温水
と空気とを熱交換させる熱交換部(4b)と、この熱交
換部(4b)の一端側に設けられ、熱交換部(4b)の
温水の入口部をなす入口タンク(4c)と、この熱交換
部(4b)の他端側に設けられ、熱交換部(4b)にて
空気と熱交換され、熱交換器の温水の出口部をなす出口
タンク(4d)とを有し、熱交換部(4b)は、温水が
前記入口タンク(4c)から前記出口タンク(4d)に
向かって直線状に流れるように構成されており、バイパ
ス通路の一端側は、熱交換部(4b)のうち入口タンク
(4c)側に開口していることを特徴としている。
【0010】これにより、加熱用熱交換器の熱交換部
が、入口タンクから出口タンクに向かって直線状に流れ
るように構成されているので、熱交換部の入口タンク側
を通過した温風は、熱交換部の出口タンク側を通過した
温風より、高温となる。そして、バイパス通路の一端側
が、熱交換部の入口タンク側に開口しているので、バイ
パス通路を通じて後席用フット吹出部に送風される温風
の温度を高くすることができるので、さらに前席乗員へ
の暖房感と後席乗員への暖房感とを近づけることができ
る。
【0011】また、特に請求項5記載の発明では、車両
後席に乗員がいる旨の信号を発生する後席乗員信号発生
手段(25)とを有し、この後席乗員信号発生手段(2
5)によって、車両後席に乗員がいるという信号が発生
されているときに、バイパス開閉手段(16)にてバイ
パス通路(15)を開けるように構成されていることを
特徴としている。
【0012】これにより、車両後席に乗員がいるとき
に、後席乗員の暖房感を高めることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。 (第1の実施の形態)図1に車両用空調装置1の全体構
成図を示す。図2にこの車両用空調装置1の制御装置2
0の概略図を示す。
【0014】本実施の形態における車両用空調装置1
は、内外気送風ユニット(図示しない)と、後述する空
調用熱交換器を収納するエアコンユニット2とからな
る。内外気送風ユニットは、エアコンユニット2に内気
または外気を送風するためのものである。そして、内外
気送風ユニットには、内気導入口と外気導入口と、これ
ら導入口を選択的に切り換える内外気切換ドアが設けら
れている。そして、内外気送風ユニット内には、上記内
気導入口または外気導入口からエアコンユニット2に内
気または外気を送風するための送風機が設けられてい
る。
【0015】エアコンユニット2は、上記内外気送風ユ
ニットと車両幅方向(図1中紙面表裏方向)に並ぶよう
に配置されており、エアコンユニット2には内外気送風
ユニットからの送風空気を取り入れるための空気取入口
5が形成されている。エアコンユニット2内には、通過
する空気を冷却するエバポレータ3(冷却用熱交換器)
と、通過する空気を冷却するヒータコア4(加熱用熱交
換器)とが車両前後方向に並ぶように配置されており、
内外気送風ユニット1から送風空気は、車両前方から車
両後方に向かってエバポレータ3、ヒータコア4の順に
送風されるようになっている。
【0016】なお、エバポレータ3は、周知の冷凍サイ
クル装置の一構成部をなすものであり、ここでは詳細は
省略する。また、ヒータコア4は、エンジン冷却水(以
下、温水)を熱源とするもので、詳しい説明は後です
る。また、ヒータコア4は、エバポレータ3の空気下流
側流路の一部に配置されている。これにより、エアコン
ユニット2内には、エバポレータ3にて冷却された冷風
がヒータコア4をバイパスする冷風通路6と、ヒータコ
ア4にて加熱された温風が流れる温風通路7とが形成さ
れている。
【0017】そして、この冷風通路6と温風通路7と
は、天地方向に並ぶように形成されており、ヒータコア
4がエアコンユニット2内の下方部位に配置されている
ことから、冷風通路6が温風通路7の上方に位置するよ
うになっている。そして、これら冷風通路6と温風通路
7との風量割合は、混合割合調節ドアでるエアミックス
ドア8にて調節され、このエアミックスドア8にて空調
風の温度が所望の温度に調節される。なお、本実施の形
態では、このエアミックスドア8は、駆動手段としてサ
ーボモータ8a(図2参照)にて回動するようになって
いる。
【0018】また、図1に示すように温風通路7は、上
方に向かって延びるように形成されており、この理由と
しては冷風通路6を流れる冷風と温風通路7とを流れる
温風とを直交するようにぶつけることで、冷風と温風と
を良好に混合させるためである。冷風通路6および温風
通路7との下流側には、車室内に設置された各吹出口に
対応して設けられた空気通路9〜11が形成されてい
る。具体的には、車両の窓ガラスの内面に向かって空調
風を送風するためのデフロスタ用空気通路9と、前席乗
員の上半身に向かって空調風を送風するためのフェイス
用空気通路10と、前席および後席の乗員の足元に向か
って空調風を送風するためのフット用空気通路11とが
形成されている。
【0019】また、フット用空気通路11は、上方から
下方に向けて空調風が流れるように形成されており、前
席乗員の足元に空調風を送風するための前席用フット吹
出部13が形成されている。そして、さらに前席用フッ
ト吹出部13の下流側には後席乗員の足元に空調風を送
風するための後席用フット吹出部14が形成されてい
る。
【0020】従って、前席用フット吹出部13と後席用
フット吹出部14とに、ヒータコア4を通過した温風が
送風される場合、この温風は温風通路7にて下方から上
方に流れたのちにUターンするようにしてフット用空気
通路11に送風されるようになっている。そして、上記
後席用フット吹出部14は、Uターンした後の流路であ
るフット用空気通路11の下流側に形成されている。
【0021】また、後席用フット吹出部14には、車両
前後方向に延びるように配置される延長ダクト(図示し
ない)が接続されることで、車室内の後部に設けられた
後席用フット吹出口(図示しない)に連通するようにな
っている。そして、これら空気通路9〜11の開閉は、
吹出切換ドア12、13にて切り換えられる。また、こ
れら吹出切換ドア12、13は駆動手段としてサーボモ
ータ12a、13aにて回動するようになっている(図
2参照)。また、これら吹出切換ドア12、13によっ
て後述する所定の吹出モードが切り換えられる。
【0022】そして、本実施の形態では図に示すように
エアコンユニット2には、一端側がヒータコア4の下流
側、かつ温風通路7の空気上流側に連通するとともに、
他端側がフット用空気通路11の下流側かつ前席用フッ
ト吹出部13の下流側で後席用フット吹出部14に連通
して、温風通路7とフット用空気通路11とをバイパス
するようにバイパス通路15が形成されている。
【0023】バイパス通路15は、車両前方側から車両
後方側に延びるように形成されていおり、丁度ヒータコ
ア4の車両後方側に配置されたバイパスドア16にて開
閉されるようになっている。また、このバイパスドア1
6は、駆動手段として例えばサーボモータ16aにて開
閉される(図2参照)。次に簡単に図2に示す車両用空
調装置1の制御装置20を説明する。制御装置20は、
周知のRAM、ROM等のコンヒュータ手段を有するも
ので、空調環境に応じて上記エアミックスドア8の回動
位置(以下、開度)や、切換ドア12、13、およびバ
イパスドア16の回動位置(以下、開度)を自動的に調
節、切り換えるものである。
【0024】そして、制御装置20の入力端子として
は、車室内の設定温度を設定する温度設定器21、外気
温度を検出する外気センサ22、車室内温度を検出する
内気センサ23、ヒータコア4に流入するエンジン冷却
水の温度を検出する水温センサ24等が接続されてい
る。なお、図2中点線で囲む入力端子は、後述の他の実
施形態にて使用するものであって、本実施の形態とは関
係無い。
【0025】一方、制御装置20の出力端子としては、
上述したサーボモータ8a、12a、13a、16aが
接続されている。そして、制御装置20は、上記入力端
子からの情報に基づいてエアミックスドア8の開度を制
御するのであるが、このエアミックスドア8の開度制御
は、周知のものであって簡単に説明する。
【0026】制御装置20は、上記入力端子からの空調
情報に基づいて車室内へ吹き出される空調風の目標温度
である目標吹出温度を算出する。そして、この目標吹出
温度が低くなるほど車室内の冷房負荷が大きいと判断
し、エアミックスドア8が調節する冷風温風混合割合
を、冷風の方が大きくなるように制御する。一方、制御
装置20は、上記目標吹出温度が高くなるほど車室内の
暖房負荷が大きいと判断し、エアミックスドア8が調節
する冷風温風混合割合を、温風の方が大きくなるように
制御する。
【0027】そして、さらに制御装置20は、上記目標
吹出温度に応じて吹出モードを決定するのであるが、こ
れも簡単に説明すると上記目標吹出温度が高くなるにつ
れて後述のフェイスモードと、バイレベルモードと、フ
ットモードと、フットデフモードとの順に自動的に吹出
モードを切り換える。以下、上記所定の吹出モードにお
ける吹出切換ドア12、13、およびバイパスドア16
の作動、および空調風を流れ方を説明する。
【0028】フェイスモード フェイスモードでは、吹出切換ドア12を図1中aで示
す回動位置として、デフロスタ用空気通路9の空気取入
口を全閉すると共に、吹出切換ドア13を図1中dで示
す回動位置とし、フェイス用空気通路10を全開し、フ
ット用空気通路11の空気取入口を全閉する。また、バ
イパスドア16は、図中iで示す回動位置とし、バイパ
ス通路15を閉塞する回動位置とする。
【0029】これにより、エアミックスドア8にて温調
された空調風は、フェイス用空気通路10のみを流れる
ようになる。 バイレベルモード バイレベルモードは、春秋等の中間期にて乗員の温感で
ある頭寒足熱を達成するために、フェイス用空気通路1
0には冷風をフット用空気通路11には温風を送風する
吹出モードである。
【0030】そして、バイレベルモードでは、吹出切換
ドア13を図1中fで示す中間回動位置として、フェイ
ス用空気通路10およびフット用空気通路11の空気取
入口を開口する。また、吹出切換ドア12を図1中aで
中間回動位置とし、デフロスタ用空気通路9の空気取入
口を全閉する。また、バイパスドア16は、図中iで示
す回動位置としバイパス通路15を閉塞する回動位置と
する。
【0031】これにより、エアミックスドア8にて温調
された空調風は、約半分図ずつフェイス用空気通路10
とフット用空気通路11とに送風されるようになる。 フットモード フットモードでは、吹出切換ドア13を図1中cで示す
回動位置としてフェイス用空気通路10の空気取入口を
閉塞するともに、フット用空気通路11の空気取入口を
全開する。そして、吹出切換ドア12を図1中gで示す
中間回動位置とする。また、バイパスドア16は、図1
中kで示す回動位置としてバイパス通路15を全開す
る。
【0032】これにより、エアミックスドア8にて温調
された空調風のうち、大部分(約9割)がフット用空気
通路11に送風され、残りの空調風がデフロスタ用空気
通路9に送風されるようになる。詳しく説明すると、フ
ットモードにおいては、バイパスドア16によって、バ
イパスドア16の先端部がヒータコア4の下流側の通風
面4aと当接してヒータコア4を通過した温風が、バイ
パス通路15と温風通路7との2つに分流するようにな
る。
【0033】つまり、フットモードにおいては、前席用
フット吹出部13と後席用フット吹出部14への空調風
の流れ方が上記バイレベルモードとは異なる。そして、
フットモードでは、デフロスタ用空気通路9とフット用
空気通路11には、図1中矢印A、Bで示すようにヒー
タコア4の上方側に位置する通風面4aから吹き出され
た温風が流れ込む。一方、バイパス通路15には、ヒー
タコア4の下方側に位置する通風面4aから吹き出され
た温風が流れ込む。
【0034】この結果、後席用フット吹出部14には、
上記バイレベルモードのように温風通路7を通過した温
風と、冷風通路6を流れる冷風とが混合されて、ヒータ
コア4を通過した空調風が温風通路7およびフット用空
気通路11にてUターンするようにして送風されるので
なく、バイパス通路14によってヒータコア4を通過し
た温風が冷風と混じらずに図1中矢印Cで示すように直
接、後席用フット吹出部14に送風される。
【0035】このようにした理由としては、後席用フッ
ト吹出部14には上述したように延長ダクトが接続され
るので、実際に後席から吹き出される空調風の温度は、
この延長ダクトでの熱損失によって前席用フット吹出部
13から吹き出される空調風の温度より低くなる。ま
た、さらにバイパス通路15を設けずに、後席用フット
吹出部14に温風通路7とフット用空気通路11とを通
じてUターンするように空調風を送風すると、通風抵抗
の増加によって後席用フット吹出部14に送風される風
量が低下すると共に、温風通路7とフット用空気通路1
1との熱損失によって後席用フット吹出部14へ送風さ
れる空調風の温度が低下してしまう。
【0036】そこで、本実施の形態では、温風通路7と
フット用空気通路11とをバイパスするようにバイパス
通路15を通じて、ヒータコア4を通過した温風を後席
用フット吹出部13に直接吹き出すようにしたので、後
席用フット吹出部13からの風量を増加させることがで
きると共に、温風通路7とフット用空気通路11での熱
損失を無くすことができる。これにより、後席用フット
吹出部13から吹き出される空調風の温度を高くするこ
とができる。
【0037】この結果、前席乗員への暖房感と後席乗員
への暖房感とを近づけることができる。 フットデフモード フットデフモードでは、吹出切換ドア13を図1中cで
示す回動位置としてフェイス用空気通路10の空気取入
口を閉塞するとともに、吹出切換ドア12を図1中eで
示す中間回動位置として、フット用空気通路11および
デフロスタ用空気通路9の空気取入口を開けるようにす
る。また、バイパスドア16は、フットモードと同様に
図中kで示す回動位置としバイパス通路15を全開させ
る。
【0038】これにより、エアミックスドア8にて温調
された空調風は、デフロスタ用空気通路9とフット用空
気通路11との双方に送風されるようになっている。な
お、このフットデフモードでは、エアミックスドア8に
て温調された空調風のうち約半分をフット用空気通路1
1に送風し、残りの半分をデフロスタ用空気通路9に送
風するようになっている。
【0039】そして、このフットデフモードにおいて
も、バイパス通路15が開いているので、フットモード
と同様に前席乗員への暖房感と後席乗員への暖房感とを
近づけることができる。なお、本実施の形態ではフット
モードおよびフットデフモードにおいて、バイパス通路
15を全開するようにすると説明したが、これは制御装
置20よって自動的に行うようにすれば良い。具体的に
は上記入力端子からの空調情報に基づいて吹出モードが
決定されるようになっているので、制御装置20にて吹
出モードがフットモードもしくはフットデフモードとな
る信号が発生したときに、バイパスドア16にてバイパ
ス通路15を全開するような信号をサーボモータ16a
に出力してやれば良い。
【0040】デフロスタモード デフロスタモードでは、吹出切換ドア12を図1中bで
示す回動位置としてフェイス用空気通路10およびフッ
ト用空気通路11の空気取入口を閉塞する。また、バイ
パスドア16を図1中iで示す回動位置としてバイパス
通路15を閉じておく。
【0041】これにより、エアミックスドア8にて温調
された空調風は、デフロスタ用空気通路9だけを流れる
ようになる。なお、このデフロスタモードは、車室内に
設けられたデフロスタスイッチ(図示しない)をオンさ
れないことには、切り換わらないようになっている。と
ころで、本実施の形態ではさらに前席乗員の暖房感と後
席乗員の暖房感とを近づけるために、ヒータコア4に対
するバイパス通路15の一端側(空気取入口)の開口位
置に特徴がある。
【0042】つまり、ヒータコア4の構成を簡単に説明
すると、ヒータコア4は、アルミニウム等の金属にて形
成されている。そして、ヒータコア4は、内部に温水が
流れ、この温水とエバポレータ3を通過した空気とを熱
交換させる熱交換部4bと、、この熱交換部4bの一端
側に設けられ、熱交換部4bの温水の入口部をなす入口
タンク4cと、熱交換部4bの他端側に設けられ熱交換
鵜4bの温水の出口部をなす出口タンク4dとを有す
る。
【0043】そして、熱交換部4bは、流路が直線的に
形成された偏平チューブ(図示しない)が図1中紙面表
裏方向に積層されるように構成されると共に、偏平チュ
ーブ間には熱交換効率を高めるためのコルゲートフィン
(図示しない)が設けられている。また、本実施の形態
では、入口タンク4cと出口タンク4dとは図1に示す
ように入口タンク4cが出口タンク4dより上方に位置
するように配置されている。そして、熱交換部4bは、
上述の偏平チューブを入口タンク4cから出口タンク4
dに向かって直線的に流れるように構成されている。
【0044】従って、このようなヒーアコア4は、入口
タンク4c側に位置する熱交換部4bの通風面4aから
吹き出される温風の温度は、出口タンク4d側に位置す
る津風面4aから吹き出される温風の温度より高くな
る。そこで、本実施の形態では図1に示すようにバイパ
ス通路15の一端側(空気取入口)を入口タンク4c側
に開口させることで、より高い温度の温風をバイパス通
路15に送風することができ、さらに前席乗員の暖房感
と後席乗員の暖房感とを近づけることができる。
【0045】なお、バイパス通路15の一端側を入口タ
ンク4c側に開口させるという意味は、ヒータコア4を
通過してバイパス通路15に送風される温風の温度が、
ヒータコア4を通過して上方に向かって流れる温風の温
度より高くなっているということであり、バイパス通路
15の一端側の開口位置は、図1に示すものに限らず、
例えば図1よりも若干上方にあっても良い。
【0046】(第2の実施の形態)上記第1の実施の形
態では、フットモードもしくはフットデフモードにおい
て、バイパス通路15を単に全開するようにして前席乗
員への暖房感と後席乗員への暖房感とを近づけたが、上
記制御装置20にてさらに後席乗員の温感に応じたきめ
細かいバイパス通路15の開閉制御を自動的に行うよう
にした例を図3のフローチャートを用いて説明する。
【0047】また、本実施の形態では、図2中点線で囲
むように、制御装置20の入力端子として後席乗員の有
無に応じて上記バイパスドア15の制御内容を変更する
後席乗員有無スイッチ25と、前席乗員より後席乗員の
暖房感を高めるための後席優先スイッチ26が接続され
ている。先ず、ステップS100では、吹出モードが制
御装置20の入力端子からの空調情報に基づいてフット
モードもしくはフットデフモードが選択されているか否
かを判定し、フットモードもしくはフットデフモードで
ないときには、ステップS400に進んで、バイパスド
ア15にてバイパス通路15を閉じておく。
【0048】ステップS100にてフットモードもしく
はフットデフモードであると判定されると、ステップS
200にて後席乗員有無スイッチ25がオンされている
か否かを判定する。そして、後席乗員有無スイッチ25
がオンされていない、つまり、後席乗員がいないときに
はステップS400に進み、フットモードであっても後
席の乗員が居なければ、バイパス通路15を開けて後席
用フット吹出部14から吹き出される空調風の温度を高
くしたり、風量を増加させる必要はないので、バイパス
ドア16を閉として、バイパス通路15を閉じた状態と
しておく。
【0049】一方、後席乗員有無スイッチ25がオンさ
れており、後席に乗員がいるという信号が発生している
ときには、ステップS300に進んで、さらに後席優先
スイッチ26がオンされているか否かを判定する。そし
て、後席優先スイッチ26がオンされていると判定され
ると、ステップS500に進んで、バイパスドア制御1
とする。
【0050】また、後席優先スイッチ26がオンされて
いないと判定されると、ステップS600に進んで、バ
イパスドア制御2とする。以下、上記バイパスドア制御
1とバイパスドア制御2とを図4に基づいて説明する
と、本例におけるバイパスドア16は、エアミックスド
ア8の開度に応じてバイアスドア16を制御しており、
図4に示すようにエアミックスドア8の開度がマックス
クール(MAXCOOL、エバポレータ3を通過した空
気が全てヒータコア4に送風される状態、冷房状態と言
える)からマックスホット(MAXHOT、エバポレー
タ3を通過した空気が全てヒータコア4を通過する状
態、暖房状態といえる)側に回動するにつれて(図1中
矢印D方向に回動するにつれて)、バイパス通路15を
図1中矢印E方向へ回動させて、バイパス通路15が序
々に開けられるように制御する。
【0051】そして、さらに本例では、上記後席優先ス
イッチ26の状態に応じて、エアミックスドア8の開度
に対するバイパスドア16の開度が異なるように設定さ
れている。つまり、バイパスドア制御1とバイパスドア
制御2とは、エアミックスドア8の開度に対するバイパ
ス通路15が開けられる時期が異なるものであって、バ
イパスドア制御1は、図4中一点鎖線で示すようにバイ
パスドア制御2(図4中二点鎖線で示す)より早くバイ
パス通路15が開けるようにしてある。
【0052】すなわち、バイパスドア制御1とは、後席
優先スイッチ26がオンされているので、前席乗員より
後席乗員への暖房感を重視し、例えばエアミックスドア
8の開度が図4中Dで示す冷風と温風とを混合するエア
ミックス領域であっても、バイパス通路15を若干開け
ておく。すると、図1に示すように前席用フット吹出部
13には冷風通路6と温風通路7とを流れた冷風と温風
とが混合された空調風が送風されるのであるが、後席用
フット吹出部14には、冷風と温風とが混合された空調
風以外に、バイパス通路15からヒータコア4を通過し
た温風が直接送風されることになる。
【0053】この結果、バイパス通路15が閉塞してい
るときに比較して、後席用フット吹出部14には高温の
空調風が送風されることになり、エアミックスドア8の
開度に係わらず、後席乗員に優先して暖房感を与えるこ
とができる。また、この際、車室内の暖房負荷が大きく
なるほど、後席乗員が暖房感の不足を感じやすくなるの
で暖房負荷が大きい、つまりエアミックスドア8がマッ
クスホット側に回動するにつれてバイパスドア16の開
度を大きくするようにしてある。
【0054】また、バイパス制御1では、後席乗員の暖
房感を前席乗員の暖房感より優先せずに、フットモード
もしくはフットデフモードにおいてエアミックスドア8
の開度に係わらず、前席乗員の暖房感と後席乗員の暖房
感とがほぼ同じになるように調整してある。以上、本発
明の実施の形態を説明したが、本発明は以下に述べるよ
うな変形例にも適用できる。
【0055】上記実施の形態では、吹出モードを自動的
に切り換えるものに適用したが、例えば吹出口切換レバ
ー等にて乗員の操作力によって吹出モードを切り換える
マニュアルタイプの車両用空調装置に適用してもよい。
なお、この場合は、例えば吹出口切換レバーとバイパス
ドア16とを連動させて、吹出口切換レバーの操作位置
が、フットモードまたはフットデフモードであるとき
に、バイパス通路15を全開するようにすれば良い。
【0056】また、バイパス通路15の一端側(空気取
入口)を、ヒータコア4の入口タンク4d側に開口する
ようにしても良い。また、本発明は、エバポレータ3と
ヒータコア4との配置構造を限定するものではなく、ど
のような配置構造であっても適用できる。また、上記第
1の実施の形態において、フットモードにおいてエアミ
ックス8の開度がマックスクール側からマックスホット
側になるにつれて、バイパスドア16がバイパス通路1
5を序々に開けるようにしても勿論良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における車両用空調装置の
全体構成図である。
【図2】上記実施の形態における車両用空調装置の制御
装置の構成図、および本発明の他の実施の形態における
車両用空調装置の制御装置の構成図である。
【図3】本発明の他の実施の形態におけるバイパスドア
16の作動を表すフローチャートである。
【図4】上記たの実施の形態におけるバイパスドア16
の開度とエアミックスドア8との開度との相関関係を表
す図である。
【図5】従来の車両用空調装置の全体構成図である。
【符号の説明】
3…エバポレータ、4…ヒータコア、7…温風通路、1
1…フット用空気通路、13…前席用フット吹出部、1
4…後席用フット吹出部、15…バイパス通路、16…
バイパスドア

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却用熱交換器(3)にて冷却された冷
    風と、加熱用熱交換器(4)を通過して加熱された温風
    とを混合領域にて混合して空調風の温度を調節し、前記
    加熱用熱交換器(4)の下流側に前記加熱用熱交換器
    (4)を通過した温風が前記混合領域を経由して、前席
    乗員の足元に空調風を送風するための前席用フット吹出
    部が導かれるターン流路(7、11)を設け、 さらに前記ターン流路(7、11)の下流側で、後席乗
    員の足元に空調風を送風するための後席用フット吹出部
    (14)とが設けられた車両用空調装置において、 一端側が前記加熱用熱交換器(4)の下流側、かつ前記
    ターン流路(7、11)の上流側に連通し、他端側が前
    記前席用フット吹出部(13)の下流側で、前記後席用
    フット吹出部(14)に連通して前記ターン流路(7、
    11)をバイパスするように形成されたバイパス通路
    (15)と、 このバイパス通路(15)を開閉するバイパス開閉手段
    (16)とを備え、 前記前席用フット吹出部(13)と前記後席用フット吹
    出部(14)とから温風を送風する暖房時には、前記バ
    イパス開閉手段(16)にて前記バイパス通路(15)
    を開けて、このバイパス通路(15)を通じて前記加熱
    用熱交換器(4)を通過した温風の一部を前記後席用フ
    ット吹出部(14)に送風することを特徴とする車両用
    空調装置。
  2. 【請求項2】 通過する空気を冷却する冷却用熱交換器
    (3)と、この冷却用熱交換器(3)を通過した空気を
    加熱する加熱用熱交換器(4)とを車両前後方向に配置
    し、冷却用熱交換器(3)を通過して前記加熱用熱交換
    器(4)をバイパスする冷風と前記加熱用熱交換器
    (4)を通過した温風とを混合することで空調風の温度
    を調整するように構成され、 前記加熱用熱交換器(4)の下流側には、上方に延びた
    のちに下方へ延びると共に、前席乗員の足元に向けて空
    調風を送風するための前席用フット吹出部(14)が設
    けられたUターン状のターン流路(7、11)が形成さ
    れ、 前記ターン流路の下流側に、後席乗員の足元に空調風を
    送風するための後席用フット吹出部(14)とが形成さ
    れた車両用空調装置において、 一端側が前記加熱用熱交換器(4)の下流側、かつ前記
    ターン流路(7、11)の上流側に連通し、他端側が前
    記前席用フット吹出部(13)の下流側で、前記前席用
    フット吹出部(14)に連通して前記ターン流路(7、
    11)をバイパスするように形成されたバイパス通路
    (15)と、 このバイパス通路(15)を開閉するバイパス開閉手段
    (16)とを備え、 前記前席用フット吹出部(13)と前記後席用フット吹
    出部(14)とから温風を送風する暖房時には、前記バ
    イパス開閉手段(16)にて前記バイパス通路(15)
    を開けて、このバイパス通路(15)を通じて前記加熱
    用熱交換器(4)を通過した温風の一部を前記後席用フ
    ット吹出部(14)に送風することを特徴とする車両用
    空調装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱用熱交換器(4)は、内部に熱
    源である温水が流れ、 前記加熱用熱交換器(4)は、 前記温水と空気とを熱交換させる熱交換部(4b)と、 この熱交換部(4b)の一端側に設けられ、前記熱交換
    部(4b)の前記温水の入口部をなす入口タンク(4
    c)と、 この熱交換部(4b)の他端側に設けられ、前記熱交換
    部(4b)にて空気と熱交換され、前記熱交換器の温水
    の出口部をなす出口タンク(4d)とを有し、 前記熱交換部(4b)は、温水が前記入口タンク(4
    c)から前記出口タンク(4d)に向かって直線状に流
    れるように構成されており、 前記バイパス通路(15)の一端側は、前記熱交換部
    (4b)のうち前記入口タンク(4c)側に開口してい
    ることを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両
    用空調装置。
  4. 【請求項4】 前記冷風と前記温風との混合割合を調節
    して空調風の温度を調節する混合割合調節ドア(8)を
    有し、 前記混合割合調節ドア(8)による混合割合が、温風の
    方が大きくなるほど、前記バイパス開閉手段(16)に
    て前記バイパス通路(15)を開けるように構成されて
    いることを特徴とする請求項1ないし請求項3いずれか
    一つに記載の車両用空調装置。
  5. 【請求項5】 車両後席に乗員がいる旨の信号を発生す
    る後席乗員信号発生手段(25)とを有し、 この後席乗員信号発生手段(25)によって、車両後席
    に乗員がいるという信号が発生されているときに、前記
    バイパス開閉手段(16)にて前記バイパス通路(1
    5)を開けるように構成されていることを特徴とする請
    求項1ないし請求項4いずれか一つに記載の車両用空調
    装置。
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