JPH1095324A - 弁ブロックアッセンブリ - Google Patents

弁ブロックアッセンブリ

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JPH1095324A
JPH1095324A JP25069196A JP25069196A JPH1095324A JP H1095324 A JPH1095324 A JP H1095324A JP 25069196 A JP25069196 A JP 25069196A JP 25069196 A JP25069196 A JP 25069196A JP H1095324 A JPH1095324 A JP H1095324A
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JP
Japan
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passage
valve block
valve
port
solenoid
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JP25069196A
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English (en)
Inventor
Takayuki Yamamoto
貴之 山本
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は弁ブロックアッセンブリに関し、軽
量化と共に良好なエア抜き性が実現された弁ブロックア
ッセンブリを提供することを目的とする。 【解決手段】 弁ブロックアッセンブリ10は、弁ブロ
ック12と、複数のソレノイドとを備えている。ソレノ
イド30、32等は弁ブロック12のソレノイド面12
aに設けられているのに対して、ソレノイド36等はソ
レノイド面12aに隣接する下面12cに設けられてい
る。かかる構成により、弁ブロックアッセンブリ10は
領域Aに相当する分だけ小型化されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弁ブロックアッセ
ンブリに係わり、特に、車両の制動液圧制御装置の小型
化に適した弁ブロックアッセンブリに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、特表平4−5067
89号に開示される如く、弁ブロックと、弁ブロックに
設けられた電磁弁とを備え、車両の制動液圧制御装置を
構成する弁ブロックアッセンブリが知られている。上記
従来の弁ブロックアッセンブリにおいては、電磁弁はそ
の一部が弁ブロックに埋設されるように弁ブロックに装
着されている。そして、弁ブロック内部に各電磁弁のポ
ートを接続する液圧通路が形成されることにより、制動
液圧制御装置が実現されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、アンチロッ
クブレーキ制御等の制動力制御の高度化に伴って、制動
液圧制御装置を構成する電磁弁の個数は増加する傾向に
ある。上記従来の弁ブロックアッセンブリにおいては、
すべての電磁弁が弁ブロックの同一の面に配置されてい
るため、電磁弁の数が増加するのに応じて、その取り付
け面の面積が増大する。その結果、弁ブロックが大型化
し、弁ブロックアッセンブリの重量の増加を招くことに
なる。また、弁ブロックが大型化すると、弁ブロック内
部に形成された液圧通路の長さが増大する。一般に、液
圧通路内にエア等の気体が残留するのを防止するため、
弁ブロックアッセンブリの組み付け時には、エア抜きが
行なわれる。しかしながら、液圧通路が長くなると液圧
通路の容積が増加するため、エア抜き作業に工数がかか
る。このように、上記従来の弁ブロックアッセンブリ
は、軽量化、及び、エア抜き性の点において必ずしも最
適な構成ではなかったことになる。
【0004】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、弁ブロックの小型化により軽量化と共に良好な
エア抜き性を実現することが可能な弁ブロックアッセン
ブリを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、弁ブロックと、少なくとも一部が前記
液圧ユニットに埋設された電磁弁とを備える弁ブロック
アッセンブリにおいて、少なくとも一つの電磁弁をその
軸線が他の電磁弁の軸線に対して垂直となるように設け
た弁ブロックアッセンブリにより達成される。
【0006】本発明において、少なくとも一つの電磁弁
はその軸線が他の電磁弁の軸線に対して垂直となるよう
に設けられる。従って、少なくとも一つの電磁弁は他の
電磁弁の配設面(以下、第1の面と称する)に対して垂
直な面(以下、第2の面と称する)に設けられることに
なる。このため、第1の面の面積は、第1の面に少なく
とも一つの電磁弁が設けられない分だけ低減される。ま
た、電磁弁はその少なくとも一部が弁ブロックに埋設さ
れている。このため、第2の面は、第1の面に設けられ
る他の電磁弁の埋設深さに相当する以上の幅を有してい
る。従って、第2の面の面積を増加させることなく少な
くとも一つの電磁弁を第2の面に設けることができる。
この結果、弁ブロックが小型化されることで、弁ブロッ
クが軽量化されると共に、弁ブロック内の液圧通路の長
さが短縮される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図7を参照して本発
明の一実施例である弁ブロックアッセンブリについて説
明する。本実施例の弁ブロックアッセンブリは車両に搭
載されるものであり、制動液圧の制御を行なう制動液圧
制御装置を構成している。図1は本実施例の弁ブロック
アッセンブリ10を車両前側から見た図である。図1に
示す如く、弁ブロックアッセンブリ10は、弁ブロック
12と、弁ブロック12に一部が埋設された複数のソレ
ノイド30、32、36等と、弁ブロック12のソレノ
イド取付部位を覆うカバー13と、弁ブロック12に装
着されたマスタシリンダ116と、マスタシリンダ11
6に連結されたリザーバタンク117とより構成されて
いる。弁ブロック12はアルミ合金製の直方体ブロック
であり、その表面に穴加工が施されることにより、各ソ
レノイドの取付穴や各液圧通路が形成されている。
【0008】図2は弁ブロック12の斜視透視図を示
す。なお、図2において、左上方が車両前側、右上方が
車両右側、左下方が車両左側、右下方が車両後側に、そ
れぞれ相当している。図3は弁ブロック12を車両左側
の面(以下、ソレノイド面と称する)から見た正面透視
図である。図4は弁ブロック12の上面から見た平面透
視図である。図5は弁ブロック12を車両後側の面から
見た側面透視図である。また、図6は弁ブロック12に
設けられた液圧通路と各ソレノイドとの接続関係を示す
図である。更に、図7は、本実施例の弁ブロックアッセ
ンブリ10により実現される制動液圧制御回路の回路図
を示す。なお、図2、図6及び図7において、互いに対
応する液圧通路には同一の模様を付して示している。
【0009】図2〜図6に示す如く、弁ブロック12に
は、右前輪保持ソレノイド(以下、SFRHと称する)
14、右前輪減圧ソレノイド(以下、SFRRと称す
る)16、左前輪保持ソレノイド(以下、SFLHと称
する)18、左前輪減圧ソレノイド(以下、SFLRと
称する)20、右後輪保持ソレノイド(以下、SRRH
と称する)22、右後輪減圧ソレノイド(以下、SRR
Rと称する)24、左後輪保持ソレノイド(以下、SR
LHと称する)26、左後輪減圧ソレノイド(以下、S
RLRと称する)28、第3アシストソレノイド(以
下、SA-3と称する)30、レギュレータ切替ソレノイ
ド(以下、STRと称する)32が取り付けられている
と共に、これらソレノイドのポートを接続する液圧通路
が弁ブロック12の内部に形成されている。本実施例の
弁ブロックアッセンブリ10は、SA -134及びSA-2
36を弁ブロック12の下面12cに取り付けることに
より、その軸線が、ソレノイド面12aに取り付けられ
たSFRH14、SFRR16、SFLH18、SFL
R20、SRRH22、SRRR24、SRLH26、
SRLR28、SA-330、STR32の軸線に対して
垂直になるように設けた点に特徴を有している。なお、
図6においては、SA-134及びSA-236を実際の配
設位置よりも下方にずらして示している。
【0010】図2及び図3に示す如く、弁ブロック12
のソレノイド面12aには、SFRH14、SFRR1
6、SFLH18、SFLR20、SRRH22、SR
RR24、SRLH26、SRLR28、SA-330、
及びSTR32のそれぞれの取付穴40、42、44、
46、48、50、52、54、56、及び58が設け
られている。また、弁ブロック12の車両右側の面(以
下、マスタシリンダ面12bと称する)には、前輪マス
タシリンダポート60、後輪マスタシリンダポート6
2、右前輪ホイールシリンダポート64、左前輪ホイー
ルシリンダポート66、右後輪ホイールシリンダポート
68、左後輪ホイールシリンダポート70、アキューム
レータポート72、ドレインポート74、76、及びパ
ワーポート78が設けられている。なお、マスタシリン
ダ116は弁ブロック12のマスタシリンダ面12bに
装着されている。
【0011】また、図4に示す如く、弁ブロック12の
下面12cには、SA-134及びSA-236の取付穴8
0、82、及び、圧力スイッチ37、38の取付穴8
4、86が設けられている。更に、弁ブロック12の車
両前側の面(以下、前面12dと称する)には圧力セン
サ39の取付穴88が設けられている。なお、以下、弁
ブロック12の上方の面を上面12eと、車両後側の面
を後面12fと、それぞれ称する。
【0012】以下、図2及び図6を参照して、各ソレノ
イドと弁ブロック12内部に形成された液圧通路との接
続関係、及び各液圧通路の構成について説明する。図6
に示す如く、アキュームレータポート72はアキューム
レータ通路90を介してSTR32の第1ポート32a
に連通されている。図2に示す如く、アキュームレータ
通路90は、弁ブロック12の下面12cから加工さ
れ、STR32の取付穴58を貫通する鉛直方向の通路
穴90-1、マスタシリンダ面12bから加工された水平
方向の通路穴90-2、前面12dから加工された水平方
向の通路穴90-3、及びマスタシリンダ面12bのアキ
ュームレータポート72から加工された水平穴90-4
連通されて構成されている。
【0013】STR32の第2ポート32bは選択液圧
通路92、及び、選択液圧通路92から分岐する分岐通
路92a、92b、92c、92d、92eを介して、
それぞれ、SA-330、SRLH26、SRRH22、
SFLH18、及びSFRH14の第2ポート30b、
26b、22b、18b、及び14bに連通されてい
る。選択液圧通路92は、STR32の取り付け穴58
の底面から加工された水平方向の通路穴92-1、弁ブロ
ック12の前面12dから加工された水平方向の通路穴
92-2、下面12cから加工された鉛直方向の通路穴9
-3、及び、前面12dから加工された水平方向の通路
穴92-4が連通されて構成されている。また、分岐通路
92a、92b、92c、92d、92eは、それぞ
れ、SA-330、SRLH26、SRRH22、SFL
H18、及びSFRH14の取付穴56、52、48、
44、及び40の底面から加工された水平方向の通路穴
より構成されている。
【0014】SA-330の第1ポート30aは後輪マス
タシリンダ通路94を介してパワーポート78に連通さ
れている。また、後輪マスタシリンダ通路94は分岐通
路94aを介して、後輪マスタシリンダポート60に連
通されている。更に、後輪マスタシリンダ通路94は分
岐通路94cを介して圧力センサ39に連通されてい
る。後輪マスタシリンダ通路94は、弁ブロック12の
上面12eから加工された鉛直方向の通路穴94-1、前
面12dから加工された水平方向の通路穴94-2、マス
タシリンダ面12bから加工された水平方向の通路穴9
-3、取付穴88の底面から加工された水平方向の通路
穴94-4、上面12eから加工された鉛直方向の通路穴
94-5、及びパワーポート78から加工された水平方向
の通路穴94-6が連通されて構成されている。また、分
岐通路94aは、弁ブロック12の上面12eから加工
された鉛直方向の通路穴94-7、及び、後輪マスタシリ
ンダポート60から加工された水平方向の通路穴(図示
せず)が連通されて構成されている。
【0015】SRLH26の第1ポート26a1 、26
2 は、それぞれ、左後輪ホイールシリンダ通路96
a、96bを介して左後輪ホイールシリンダポート7
0、及びSRLR28の第1ポート28aに接続されて
いる。左後輪ホイールシリンダ通路96a、96bは、
弁ブロック12の下面12cから加工され、SRLR2
8及びSRLH26の取付穴54及び52を貫通する鉛
直方向の通路穴96-1、及び左後輪ホイールシリンダポ
ート70から加工された水平方向の通路穴96-2が連通
されて構成されている。
【0016】SRRH22の第1ポート22a1 、22
2 は、それぞれ、右後輪ホイールシリンダ通路98
a、98bを介して右後輪ホイールシリンダポート6
8、及びSRRR24の第1ポート24aに接続されて
いる。右後輪ホイールシリンダ通路98a、98bは、
弁ブロック12の下面12cから加工され、SRRR2
4及びSRRH22の取付穴50及び48を貫通する鉛
直方向の通路穴98-1、及び左後輪ホイールシリンダポ
ート68から加工された水平方向の通路穴98-2が連通
されて構成されている。
【0017】SFLH18及びSFRH14の第1ポー
ト18a及び14aは、それぞれ、前輪切替通路99及
び100を介してSFLR20及びSFRR16の第1
ポート20a1 及び16aに接続されている。SFLR
20の第1ポート20a2 は前輪切替通路101を介し
てSA-236の第1ポート36aに接続されている。ま
た、前輪切替通路100は前輪切替通路102を介して
SA-134の第1ポート34aに連通されている。
【0018】前輪切替通路99及び101は、弁ブロッ
ク12の下面12cから加工され、SFLR20の取付
穴46を貫通する鉛直方向の通路穴101-1、マスタシ
リンダ面12から加工された水平方向の通路穴10
-2、後面12fから加工された水平方向の通路穴10
-3、及びソレノイド面12aから加工された水平方向
の通路穴104-4が連通されて構成されている。前輪切
替通路100は、弁ブロック12の下面12cから加工
され、SFRR16の取付穴42を貫通してSFLH1
8の取付穴44の側面に開口する鉛直方向の通路穴10
-1より構成されている。また、前輪切替通路102
は、弁ブロック12のマスタシリンダ面12bから加工
された水平方向の通路穴102-1、下面12cから加工
された鉛直方向の通路穴102-2、後面12fから加工
され、通路穴100-1と連通する水平方向の通路穴10
-3が連通されて構成されている。
【0019】SRLR28、SRRR24、SFLR2
0、及びSFRR16の第2ポート28b、24b、2
0b、及び16bには、リザーバ通路104から分岐す
る分岐通路104a、104b、104c、104dが
接続されている。リザーバ通路104は、ドレインポー
ト74と76とを接続している。リザーバ通路104
は、弁ブロック12のドレインポート74から加工され
た水平方向の通路穴104-1、下面12cから加工され
た鉛直方向の通路穴104-2、後面12fから加工され
た水平方向の通路穴104-3、及びドレインポート76
から加工された水平方向の通路穴104-2が連通されて
構成されている。また、分岐通路104a、104b、
104c、104dは、それぞれ、SRLR28、SR
RR24、SFLR20、及びSFRR16の取付穴5
4、50、46、及び42の底面から加工された水平方
向の通路穴より構成されている。
【0020】SA-134及びSA-236の第2ポート3
4b及び36bは、それぞれ右前輪ホイールシリンダ通
路106及び左前輪ホイールシリンダ通路108を介し
て、右前輪ホイールシリンダポート64及び左前輪ホイ
ールシリンダポート66に接続されている。右前輪ホイ
ールシリンダ通路106は、弁ブロック12のソレノイ
ド面12aから加工された水平方向の通路穴106-1
下面12cから加工された鉛直方向の通路穴106-2
及び右前輪ホイールシリンダポート64から加工された
水平方向の通路穴106-3が連通されて構成されてい
る。また、左前輪ホイールシリンダ通路108は、弁ブ
ロック12のソレノイド面12aから加工された水平方
向の通路穴108-1、下面12cから加工された鉛直方
向の通路穴108-2、及び左前輪ホイールシリンダポー
ト66から加工された水平方向の通路穴108-3が連通
されて構成されている。
【0021】SA-134及びSA-236の第3ポート3
4c及び36cには、それぞれ前輪マスタシリンダ通路
110及び112が接続されている。前輪マスタシリン
ダ通路110及び112は、前輪マスタシリンダ通路1
14を介して前輪マスタシリンダポート60に接続され
ている。前輪マスタシリンダ通路110、112、及び
114は、SA-134の取付穴80の底面から加工され
た鉛直方向の通路穴110-1、後面12fから加工され
た水平方向の通路穴110-2、SA-236の取付穴82
から加工された鉛直方向の通路穴112-1、及び、前輪
マスタシリンダポート60から加工された水平方向の通
路穴114-1が連通されて構成されている。
【0022】なお、上記した通路穴の弁ブロック12の
表面への開口部分には、液圧通路内のブレーキフルード
が流通しない不要の領域を閉塞するように、所要の深さ
まで盲栓が装着される。図7に示す如く、前輪マスタシ
リンダポート60及び後輪マスタシリンダポート62に
はそれぞれマスタシリンダ116の第1液室116a及
び第2液室116bが接続される。また、右前輪ホイー
ルシリンダポート64、左前輪ホイールシリンダポート
66、右後輪ホイールシリンダポート68、及び左後輪
ホイールシリンダポート70には、それぞれ、右前輪の
ホイールシリンダ118、左前輪のホイールシリンダ1
20、右後輪のホイールシリンダ122、及び左後輪の
ホイールシリンダ124が接続される。更に、アキュー
ムレータポート72には、ポンプ通路126を介してポ
ンプ128の吐出口が接続され、ポンプ通路126には
アキュームレータ130が配設される。また、ポンプ1
28の吸入口はリザーバタンク132に接続される。
【0023】上記したSRRH22、SRLH26、及
びSA-330は常開の2位置開閉弁であり、SFRH1
4、SFRR16、SFLH18、SFLR20、SR
RR24、SRLR28、及びSTR32は常閉の2位
置開閉弁である。また、SA1-134及びSA-236は
2位置3方弁である。以下、各型式の弁を代表してSR
RH22、SRRR24、及びSA-134の構成につい
て説明する。
【0024】図8は、弁ブロック12をSRRH22及
びSRRR24の軸線を通る平面で切断した際の断面部
分図である。図8に示す如くSRRH22はスリーブ2
02を備えている。スリーブ202は一端(図1におい
ては上端)が閉じた円状の非磁性部材である。スリーブ
202の開口端には、端部側ほど大きな開口径を有する
スカート部202aが形成されている。スリーブ202
の内部には、閉じ側端部から順に、プランジャ204、
及びコア206が挿入されている。
【0025】プランジャ204は、磁性材料で構成され
た部材であり、スリーブ202の内部をスリーブ202
の長手方向に変位することができる。コア206は磁性
材料で構成された部材であり、スリーブ202の内部に
圧入固定されている。コア206は、その中央部に貫通
孔206aを備えていると共に、その外周面に、スリー
ブ202のスカート部202aと係合するテーパ部20
6bを備えている。コア206は、スリーブ202の開
口端側から、テーパ部206bがスカート部202aに
当接するまでスリーブ202の内部に圧入されている。
かかる状態において、コア206とプランジャ204と
の間には所定長のエアギャップが形成されている。従っ
て、プランジャ204のスリーブ202内部での変位
は、前記所定のエアギャップ長の範囲内に規制されてい
る。また、プランジャ204には、コア206の貫通孔
206aを貫通するシャフト208が固定されている。
【0026】コア206の一端(図1においては下端)
には円筒部206cが形成されている。また、コア20
6には、円筒部206cの内部空間と円筒部206cの
外部空間とを連通する流体通路206dが設けられてい
る。コア206の円筒部206cの内部には、図8中下
端側からバルブシート210が圧入されている。バルブ
シート210の中央部には流体通路210aが設けられ
ている。また、流体通路210aの、コア206の円筒
部206cの内部に連通する側の端部には、オリフィス
210bが設けられている。更に、バルブシート210
の、コア206の端面より図8中下方の部位には他部位
に比して大径に形成されたフランジ部210cが形成さ
れている。
【0027】オリフィス210bの、コア206の円筒
部206c内部への開口部には、シャフト208の一端
(図1においては下端)に設けられたポペット212が
対向している。オリフィス210bの開口部とポペット
212との間には、所定のクリアランスが設けられてお
り、オリフィス210bはポペット212により開閉さ
れるように構成されている。また、バルブシート210
とシャフト208との間には、シャフト208を図1上
方に向けて付勢するスプリング214が配設されてい
る。このため、後述する励磁コイル228が通電されて
いない状態では、オリフィス210bの開口部とポペッ
ト212との間にクリアランスが確保され、オリフィス
210bは開状態とされている。
【0028】弁ブロック12のSRRH22取付穴48
には、その内部側から順に、円筒状の流体通路216及
び218、及び、バックアップスプリング収納スペース
220が、互いに同軸に設けられている。流体通路21
6は、コア206の円筒部206c、及びバルブシート
210のフランジ部210cの外径に比して僅かに大径
となるように形成されている。また、流体通路218は
流体通路216に比して更に大径に形成されている。更
に、バックアップリング収納スペース220は、流体通
路218に比して大径に、かつ、弁ブロック12のソレ
ノイド面12aに開口するように設けられている。
【0029】流体通路218とバックアップリング収納
スペース220との境界の段差面には、コア206のテ
ーパ部206bと円筒部206cとの境界の段差面が係
合している。これにより、コア206は流体通路218
を閉塞している。また、スリーブ202のスカート部2
02aの周囲には、バックアップリング222が掛止さ
れている。バックアップリング222は、所定の弾性を
有する部材であり、バックアップリング収納スペース2
20内にかしめ固定されている。これにより、SRRH
22が弁ブロック12に固定されると共に、バックアッ
プリング222の弾性復元力によりコア206が流体通
路218の深さ方向に押圧されることで、流体通路21
8とバックアップリング収納スペース220との間に、
流体通路218に導かれる流体圧力に対する十分なシー
ル性が確保されている。
【0030】流体通路216は、図8においてSRRH
22の下方に延びる分岐通路92cに連通している。ま
た、流体通路218は図8においてSRRH22の左右
に延びる右後輪ホイールシリンダ通路98a及び98b
に連通している。バルブシート210の外周にはカップ
シール224が装着されている。カップシール224
は、バルブシート210に嵌挿された円筒部224a
と、円筒部224aの一端から円筒部224aの外側に
折り返されるように延びる傘部224bとからなる弾性
部材である。カッブシール224は、外力が作用しない
状態では、傘部224bの外周が流体通路216の内壁
と接するように構成されている。かかる構成によれば、
流体通路218側に流体通路216に比して高い流体圧
力が作用すると、この流体圧力は、カップシール224
に対して傘部224bを内側に閉じさせる向きに作用す
る。この場合、傘部224bの外周と流体通路216の
内壁との間に隙間が生じ、かかる隙間を経由して流体通
路218から流体通路216へ向かう向きの流体の流れ
が許容される。一方、流体通路216側に流体通路21
8に比して高い流体圧力が作用すると、この流体圧力
は、カップシール224に対して傘部224bを外側に
開かせる向きに作用する。この場合、カップシール22
4の外周と流体通路216の内壁との間の密着性が高め
られ、流体通路216から流体通路218へ向かう向き
の流体の流れは阻止される。即ち、カップシール224
は、右前輪ホイールシリンダ通路98a、98bから分
岐通路92cへ向かう方向の流れのみを許容する逆止弁
として機能している。
【0031】スリーブ202の弁ブロック12から突出
した部位の周囲にはヨーク226が配設されている。ヨ
ーク226は、略円筒状の磁性部材であり、その軸方向
両端部が内側に折り返されている。ヨーク226の内周
面には励磁コイル228が設けられている。励磁コイル
228の巻線の両端部は、ヨーク226に設けられた開
口226a及び226bを介して、ケース13の表面上
に設けられた外部端子230及び232に接続されてい
る。
【0032】上述したSRRH22の構成によれば、励
磁コイル228に通電されていない場合には、上述の如
く、オリフィス210bが開状態とされることで、流体
通路210aと流体通路206dとが連通された状態と
なる。この場合、右前輪ホイールシリンダ通路98a、
98bと分岐通路92cとがSRRH22を介して連通
されることになる。一方、励磁コイル228に通電され
ると、励磁コイル228が発生する磁束はヨーク22
6、プランジャ204、及びコア206からなる磁気回
路を循環し、かかる磁束により、プランジャ204に、
プランジャ204とコア206との間のエアギャップを
減少させる向きの電磁力が作用する。この電磁力は、ス
プリング214の付勢力に抗して、シャフト208を介
してポペット212に伝達され、ポペット212をオリ
フィス210bに向けて押圧する。この場合、オリフィ
ス210bが閉状態とされることで、流体通路210a
と流体通路206dとの連通が遮断された状態となり、
右前輪ホイールシリンダ通路98a、98bと分岐通路
92cとの連通は遮断される。このように、SRRH2
2は、励磁コイル228への通電状態によって右前輪ホ
イールシリンダ通路98a、98bと分岐通路92cと
の間の連通状態を制御しうる常開の制御弁として機能す
る。なお、右前輪ホイールシリンダ98a及び98bの
流体通路218への開口部が、それぞれSRRH22の
第1ポート22a1 、22a2 に相当し、分岐通路92
cの流体通路216への開口部がSRRH22の第2ポ
ート22bに相当している。
【0033】次に、SRRR24の構成について説明す
る。SRRR24において、スリーブ252はSRRH
22のスリーブ202と同様の構成を有している。スリ
ーブ252の内部には、閉じ側端部から順に、第1コア
254、プランジャ256、及び第2コア258が挿入
されている。第1コア254及び第2コア258は、ス
リーブ252の内部に圧入固定されている。第2コア2
58は、中央を貫通する貫通孔258aを備えていると
共に、外周面にテーパ部258bを備えている。第2コ
ア258は、テーパ部258bがスリーブ252のスカ
ート部252aに当接するまで、スリーブ252内部に
圧入されている。一方、プランジャ256は、スリーブ
252の内部をその長手方向に変位できるように挿入さ
れている。
【0034】第1コア254は、図8中下向きに開口す
る円筒開口254aを備えている。円筒開口254aに
は、プランジャ256を図8における下方に向けて付勢
するスプリング260が配設されている。これにより、
第1コア254とプランジャ256との間には所定長の
エアギャップが形成されている。従って、プランジャ2
54のスリーブ252内部での変位は、前記所定のエア
ギャップ長の範囲内に規制されている。プランジャ25
6には、第2コア258の貫通孔258aを貫通するシ
ャフト262が固定されている。
【0035】第2コア258の一端(図8においては下
端)には、円筒部258cが形成されている。円筒部2
58cの内部には、図8中下端側からバルブシート26
4が圧入されている。バルブシート264の中央部には
流体通路264aが設けられている。流体通路264a
の、第2コア258の円筒部258cの内部に連通する
側の端部には、オリフィス264bが設けられている。
また、第2コア258には、円筒部258cの内部空間
と円筒部258cの外部空間とを連通する流体通路25
8dが設けられている。
【0036】オリフィス264bの、第2コア258の
円筒部258c内部への開口部には、シャフト262の
一端(図8中下端)に設けられたポペット266が対向
している。後述する励磁コイル280に通電されない状
態では、プランジャ256がスプリング260により図
8における下方に向けて付勢されることにより、ポペッ
ト266はオリフィス264bの開口部に向けて押圧さ
れている。従って、かかる状態では、オリフィス264
bは閉状態とされている。
【0037】弁ブロック12のSRRR24の取付穴5
0には、その内部側から順に、円筒状の流体通路268
及び270、及び、バックアップリング収納スペース2
72が、互いに同軸に設けられている。流体通路270
は流体通路268に比して大径に形成され、更に、バッ
クアップリング収納スペース272は流体通路270に
比して大径に形成されている。バルブシート264の外
周面と流体通路268の内周面との間にはOリング27
4が配設されている。Oリング274により、第2コア
258の円筒部258c、及びバルブシート264の外
部における、流体通路268と流体通路270との間の
シール性が確保されている。
【0038】流体通路268は、図8において電磁弁1
6の下方に延びる分岐通路104bに連通している。ま
た、流体通路270は右後輪ホイールシリンダ通路98
bに連通している。SRRR24は、バックスプリング
収容スペース272にバックアップリング276が掛止
されることにより、弁ブロック12に固定されている。
スリーブ252の周囲にはヨーク278及び励磁コイル
280が配設されている。また、励磁コイル280の巻
線は、外部端子282、284に接続されている。これ
らの構成は、上記した、SRRH22のヨーク226、
励磁コイル228、及び外部端子230、232の構成
と同一であり、その説明を省略する。
【0039】上述したSRRR24の構成によれば、励
磁コイル280に通電されていない場合には、上述の如
くオリフィス264dが閉状態とされることで、流体通
路264aと流体通路258dとが遮断された状態とな
る。この場合、分岐通路92aと液圧通路96との間の
連通はSRRR24により遮断されることになる。一
方、励磁コイル280に通電されると、励磁コイル28
0が発生する磁束は、ヨーク278、第1コア254、
プランジャ256、及び第2コア258からなる磁気回
路を循環し、かかる磁束により、プランジャ256に、
プランジャ256と第1コア254との間のエアギャッ
プを減少させる向きの電磁力が作用する。この電磁力
は、スプリング260の付勢力に抗して、シャフト26
2を介してポペット266に伝達され、ポペット266
をオリフィス264bから離脱する方向に付勢する。こ
のため、オリフィス264bが開状態とされることで流
体通路264aと流体通路258dとが連通された状態
となり、分岐通路104aと右後輪ホイールシリンダ通
路98bとが連通される。このように、SRRR24
は、励磁コイル280への通電状態により分岐通路10
4aと右後輪ホイールシリンダ通路98bとの間の連通
状態を制御し得る常閉の制御弁として機能する。なお、
右後輪ホイールシリンダ通路98bの流体通路270へ
の開口部がSRRR24の第1ポート2.aに相当し、
分岐通路104aの流体通路268への開口部がSRR
R24の第2ポート24bに相当している。
【0040】次に、図9を参照してSA-134について
説明する。図9は、SA-134の構成を模式図的に示し
ている。図9に示す如く、SA-134は弁ブロック12
の底面の設けられた取付穴80に取り付けられている。
取付穴80は、その内側から円筒状の流体通路300、
302、及び304を備えている。流体通路302は流
体通路300及び304に比して小径に形成されてい
る。流体通路304と流体通路302との境界部、及
び、流体通路300と流体通路302との境界部には、
それぞれ、第1弁座306、及び第2弁座308が形成
されている。また、流体通路304、302、及び30
0には、それぞれ第1ポート34a、第2ポート34
b、及び第3ポート34が開口している。
【0041】流体通路304の内部には第1弁体310
が配設されている。第1弁体310は、弁ブロック12
から突出するように設けられたプランジャ312と一体
に形成されている。また、流体通路300の内部には第
2弁体314が配設されている。第1弁体310と第2
弁体314とは、流体通路302を貫通するロッド31
6により互いに連結されている。
【0042】第1弁体310の周囲には、第1弁体31
0及びプランジャ312を図9中下方に向けて付勢する
スプリング318が配設されている。また、第2弁体3
14と流体通路300の底面との間には、第2弁体31
4を図9中下方に向けて付勢するスプリング320が配
設されている。従って、後述する励磁コイル322に通
電されない状態では、第1弁体310が第1弁座306
から離間されると共に第2弁体314が第2弁座308
に向けて押圧されることにより、第1ポート34aと第
2ポート34bとが連通されると共に、第2ポート34
bと第3ポート34cとの連通が遮断されている。
【0043】プランジャ312の周囲には励磁コイル3
22が配設されている。励磁コイル322に通電される
と、励磁コイル322の発する電磁力により、プランジ
ャ312は図9中上方に向けて、スプリング318及び
320の付勢力に抗して付勢される。この場合、第1弁
体310が第1弁座306に向けて押圧されると共に、
第2弁体314が第2弁座308から離間されることに
より、第1ポート34aと第2ポート34bとの連通が
遮断されると共に、第2ポート34bと第3ポート34
cとが連通された状態となる。このように、SA-134
は励磁コイル322への通電状態により、第2ポート3
4bの連通先を、第1ポート34a又は第3ポート34
cの何れか一方に切り換える2位置3方弁として機能す
る。
【0044】上述の如く、SA-134の第1ポート34
a、第2ポート34b、第3ポート34には、それぞ
れ、前輪切替通路102、右前輪ホイールシリンダ通路
106、及び、前輪マスタシリンダ通路110が接続さ
れている。従って、前輪マスタシリンダ通路110は、
励磁コイル322に通電されない状態では右前輪ホイー
ルシリンダ通路106に連通され、励磁コイル322に
通電された状態では前輪切替通路102に連通される。
SA-236についても同様に、前輪マスタシリンダ通路
112は、SA-236の励磁コイルに通電されない状態
では左前輪ホイールシリンダ通路108に連通され、励
磁コイルに通電された状態では前輪切替通路101に連
通される。
【0045】次に、図7を参照して弁ブロックアッセン
ブリ10により実現される液圧制御装置の動作の概略を
説明する。図7に示す如く、何れのソレノイドにも通電
されない状態では、マスタシリンダ116の第1液圧室
116aは右前輪ホイールシリンダ118及び左前輪ホ
イールシリンダ120に連通されると共に、第2液圧室
116bは右後輪ホイールシリンダ122及び左後輪ホ
イールシリンダ124に連通されている。従って、かか
る状態では、各ホイールシリンダ118〜124にはマ
スタシリンダの第1液圧室116a及び第2液圧室11
6bに発生される液圧が付与される。
【0046】かかる状態から、SA-330、STR3
2、SA-134、及びSA-236に通電されると、マス
タシリンダ116の第1液圧室116a及び第2液圧室
116bとホイールシリンダ118〜124との連通が
遮断されると共に、アキュームレータ130とホイール
シリンダ118〜124が連通された状態となる。即
ち、SA-330、STR32、SA-134、及びSA-2
36の通電状態を制御することにより、ホイールシリン
ダ118〜124への液圧の供給が、マスタシリンダ1
16の第1液圧室116a及び第2液圧室116bから
行なわれる状態と、アキュームレータ130から行なわ
れる状態とを選択的に実現することができる。なお、圧
力スイッチ37、38は、アキュームレータ通路90の
液圧が所定値を越えた場合には、アキュームレータ通路
90内のブレーキフルードをリザーバ136に逃がすよ
うに構成されている。従って、アキュームレータ130
からホイールシリンダ118〜124への液圧の供給が
行なわれる場合にも、アキュームレータ130の圧力の
変動にかかわらず、ホイールシリンダ118〜124に
は常に一定の液圧が供給される。
【0047】また、SFRH14、SFRR16、SF
LH18、SFLR20、SRRH22、SRRR2
4、及びSRLR28が通電された状態では、ホイール
シリンダ118〜124がリザーバ136に連通される
ことで、ホイールシリンダ118〜124が減圧される
減圧モードが実現される。また、上述の如く、SFRH
14、SFRR16、SFLH18、SFLR20、S
RRH22、SRRR24、及びSRLR28の何れも
通電されない状態では、マスタシリンダ118〜124
にマスタシリンダ116の第1餌気圧室116a及び第
2液圧室116b、又はアキュームレータ126の液圧
が供給される増圧モードが実現される。更に、SFRH
14、SFLH18、SRRH22、及びSRLH26
が通電され、SFRR16、SFLR20、SRRR2
4、及びSRLR28が通電されない状態では、ホイー
ルシリンダ118〜124の液圧が保持される保持モー
ドが実現される。
【0048】このように、SA-330、STR32、S
-134、及びSA-236への通電状態により液圧供給
源をマスタシリンダ116又はアキュームレータ130
の何れかに切り換えると共に、SFRH14、SFRR
16、SFLH18、SFLR20、SRRH22、S
RRR24、及びSRLR28への通電状態を切り換え
ることにより上記増圧モード、減圧モード、及び保持モ
ードを切り換えることで、ホイールシリンダ118〜1
24へ付与する制動液圧の制御を行なうことができ、こ
れにより、アンチロックブレーキ制御等の制動力制御を
実現することができる。
【0049】ところで、上記図8からわかるように、ソ
レノイドの弁ブロック12から突出した部分(以下、突
出部分と称する)の周囲には励磁コイルが設けられる。
このため、弁ブロック12の同一面に複数のソレノイド
を取り付ける場合、ソレノイドの間隔の下限は励磁コイ
ルの厚みにより規制される。即ち、ソレノイドを一定以
上接近して設けることができないため、ソレノイドの個
数が増加すると、その個数に応じて弁ブロック12は大
型化されてしまうことになる。
【0050】一方、ソレノイドの弁ブロック12の内部
に位置する部分(以下、弁体部分と称する)には、励磁
コイルが設けられないため、励磁コイルの分だけ突出部
分に比して小径とされている。従って、ソレノイドを、
できるだけ狭い間隔で突出部分が互いに密に隣接するよ
うに設けたとしても、ソレノイドの弁体部分の間には大
きな間隔が生じてしまう。即ち、弁ブロックのソレノイ
ド取付面の表面上にソレノイドが高密度で設けられてい
ても、弁ブロックの内部におけるソレノイドの密度は低
く、弁ブロックのスペースが効率的に利用されないこと
になる。
【0051】図10に、本実施例の弁ブロックアッセン
ブリ10により実現される液圧制御回路と同一の回路
を、従来の如く、全てのソレノイドを同一の面に配置す
ることにより実現する弁ブロック1012の斜視透視図
を示す。図10に示す如く、SA-134、SA-236を
含む全てのソレノイドがソレノイド面1012aに設け
られることで、ソレノイド面1012aの面積が増大
し、弁ブロック1012は本実施例の弁ブロック12に
比して大型となる一方、弁ブロック1012の内部にお
いては、液圧通路、及び、各ソレノイドの取付穴の存在
密度は比較的低く、弁ブロック1012内のスペースが
有効に利用されていないことがわかる。
【0052】これに対して、本実施例の弁ブロックアッ
センブリ10においては、ソレノイドSA-134及びS
-236を弁ブロック12の下面12cに取り付けるこ
とにより、その軸線を他のソレノイドの軸線に対して垂
直に設けることとしている。そして、SA-134の弁体
部分を、SFRH14及びSFRR16の弁体部分と、
SFLH18及びSFLR20の弁体部分との間に配置
すると共に、SA-236の弁体部分を、SFLH18及
びSFLR20の弁体部分と、SRRH22及びSRR
R24の弁体部分との間に配置している。
【0053】かかる構成によれば、ソレノイド面12a
に設けられた上記ソレノイド14〜24の弁体部分間の
スペースがSA-134及びSA-236の弁体部分の配設
スペースとして利用されることで、弁ブロック12のソ
レノイド面12aにSA-134及びSA-236を取り付
けるスペースを設けることなく、かつ、弁ブロック12
の下面12cの面積を増加させることなく、SA-134
及びSA-236を装着することが可能とされている。即
ち、本実施例の弁ブロックアッセンブリ10において
は、従来の如くすべてのソレノイドを同一面に配置した
場合に比して、図1に斜線を付して示す領域Aに相当す
る寸法が減少されていることになる。このように、本実
施例によれば、弁ブロック12が小型化されることで、
弁ブロックアッセンブリ10の小型化及び軽量化が実現
されている。
【0054】また、本実施例においては、弁ブロック1
2が小型化されることで、弁ブロック12内に形成され
る液圧通路の全体的な長さが短縮されている。更に、本
実施例においては、SA-134の弁体部分が、SFRR
16及びSFLR20の弁体部分の間から、SFRH1
4及びSFLH18の弁体部分の間に達するように設け
られ、また、SA-236の弁体部分が、SFLR20及
びSRRR24の弁体部分の間から、SFLH18及び
SRRH22の弁体部分の間に達するように設けられて
いることにより、SA-134及びSA-236の各ポート
と、SFRH14、SFRR16、SFLH18、及び
SFLR20の各ポートとが接近されている。このた
め、SA-134の第1ポート34aと、SFRH14及
びSFRR16の第1ポート14a及び16aとを接続
する前輪切替通路102、及び、SA-236の第1ポー
ト36aと、SFLR20の第1ポート20a2 とを接
続する前輪切替通路101の長さが短縮されている。即
ち、本実施例においては、弁ブロック12の小型化によ
る液圧通路の短縮効果に加えて、ソレノイドの軸線が互
いに直交することでソレノイドが互いに接近されること
による液圧通路の短縮効果を得ることができる。このよ
うに、本実施例においては、液圧通路の長さが短縮され
ることにより、液圧通路の加工コストが低減されると共
に、液圧の伝達応答性が向上されている。
【0055】ところで、上述の如く、弁ブロック12内
部への通路の形成は、弁ブロック12の何れかの面から
通路穴を加工した後、ブレーキフルードの流通しない不
要部分を、開口部分に盲栓を設けることによって閉塞す
ることにより行なわれる。しかしながら、一般に、液圧
通路内のブレーキフルードが流通しない部分の閉塞を完
全に行なうことは困難であるため、盲栓を設けるのみで
は液圧通路内に空洞が生ずることになる。液圧通路内に
空洞が生じた状態でブレーキフルードが加圧された場
合、空洞内の空気が圧縮されることでブレーキフルード
の液圧の上昇が抑制され、所要の制動液圧をホイールシ
リンダに供給することができなくなってしまう。
【0056】かかる不都合を回避するため、弁ブロック
アッセンブリ10の組み付けにあたっては、盲栓を装着
する際に、液圧通路にブレーキフルードを充填した状態
で、開口部からブレーキフルードを吸い出すことによ
り、液圧通路内に空洞が生ずるのを防止するエア抜きが
行なわれる。しかしながら、液圧通路が長くなると、液
圧通路内の容積が大きくなるため、エア抜きの工数が増
加してしまう。これに対して、本実施例においては、上
述の如く、弁ブロック12内の液圧通路の長さが短縮さ
れていることで、エア抜きをより容易に行なうことが可
能とされている。即ち、本実施例においては、エア抜き
性の点においても優れた効果を有する弁ブロックアッセ
ンブリ10が実現されている。
【0057】また、液圧通路内のブレーキフルードは重
力の影響で下方に留まろうとするため、特に液圧通路内
の上方の部位に空洞が生じやすい。従って、液圧通路を
構成する鉛直方向の通路穴が上方から加工された場合に
は、その開口部近傍において空洞が生じ易く、かかる部
位において十分なエア抜き行なうことは特に困難とな
る。このため、良好なエア抜き性を実現するという観点
から、液圧通路の形成にあたっては弁ブロック12の上
面12eから加工される鉛直方向の通路穴の数をできる
限り小さく抑制することが望ましい。
【0058】これに対して、本実施例においては、SA
-134及びSA-236が弁ブロック12の下面12cに
設けられることで、SA-134及びSA-236の第3ポ
ート34c及び36cに連通する前輪マスタシリンダ通
路110及び112を、SA -134及びSA-236の取
付穴80及び82の底面から加工することが可能とされ
ている。即ち、垂直に延びる前輪マスタシリンダ通路1
10及び112を、弁ブロック12の上面12eから加
工することなく形成することができることにより、上面
12eから加工すべき鉛直の通路穴の数が低減されてい
る。
【0059】また、本実施例においては、SA-134及
びSA-236の第1ポート34a、36a及び第2ポー
ト34b、36bに対して、前輪切替通路101、10
2、右前輪ホイールシリンダ通路106、左前輪ホイー
ルシリンダ通路108は水平方向に接続されることにな
るため、これらの液圧通路のSA-134及びSA-236
への接続部分に対して鉛直方向の通路穴を設けることは
不要である。この場合、前輪切替通路101、102、
右前輪ホイールシリンダ通路106、左前輪ホイールシ
リンダ通路108は鉛直方向に延びる部分を有している
が、かかる鉛直部分についてはソレノイドSA-134、
SA-236の位置に対して比較的自由にその位置を設計
できるため、弁ブロック12の下面12cから加工され
る通路穴101-1、102-2、106-2、108-2より
構成することが可能とされている。
【0060】この結果、図2に示す如く、本実施例の弁
ブロック12においては、弁ブロック12の上面12e
から加工される液圧通路は、液圧通路94-5、94-7
及び94-1の3個に抑制されている。これに対して、図
10に示す従来の弁ブロック1012においては、SA
-134、SA-236に接続される液圧通路のうち5個が
上面1012eから加工される通路穴より構成される等
のため、上面1012eから加工される通路穴の数は9
個となっている。このように、本実施例においては、S
-134及びSA-236を弁ブロック12の下面12c
に配置することにより他のソレノイドに対して垂直に設
けることで、上面12eから加工される通路穴の数を抑
制することが可能とされている。これにより、弁ブロッ
クアッセンブリ10のエア抜き性は更に向上されてい
る。
【0061】また、弁ブロック12は鋳造されたアルミ
のインゴットを引抜き加工、あるいは押し出し加工する
ことにより成形される。かかる加工成形を行なう場合、
弁ブロック12の断面積が小さいほど、その加工性は向
上される。従って、本実施例においては、弁ブロック1
2のソレノイド面12aの面積が減少されることで、成
形加工性が向上され、これにより、弁ブロック12の製
造コストが低減されている。
【0062】なお、本発明は、弁ブロックアッセンブリ
の液圧回路の構成によっては、更なる効果を奏すること
ができる。即ち、例えば、図11に示す如く、弁ブロッ
ク400の下面400aに設けられた2位置3方弁であ
るソレノイド402の第1ポート402aが、弁ブロッ
クの正面400bから設けられたソレノイド404に接
続され、また、ソレノイド402の第3ポート402c
が、弁ブロックの正面400bから設けられたソレノイ
ド406に接続される場合、これらソレノイド間の接続
を直線的な液圧通路408、410により行なうことが
できる。このように、互いに直交し、かつ、隣接するソ
レノイドのポートが互いに直接接続される場合には、か
かる接続を行なう液圧通路を直線的に設けることができ
るため、この液圧通路を構成する通路穴の数を低減する
ことができ、従って、液圧通路の加工コストを抑制する
ことができる。
【0063】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、弁ブロッ
クの小型化により弁ブロックアッセンブリを軽量化する
ことができる。更に、弁ブロックの小型化により、液圧
通路の長さを短縮させることができ、これにより、液圧
通路の加工コストを低減することができると共に、エア
抜き性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である弁ブロックアッセンブ
リを車両前方から見た図である。
【図2】本実施例の弁ブロックアッセンブリの弁ブロッ
クの斜視透視図である。
【図3】図2に示す弁ブロックの正面透視図である。
【図4】図2に示す弁ブロックの側面透視図である。
【図5】図2に示す弁ブロックの平面透視図である。
【図6】本実施例の弁ブロックアッセンブリのソレノイ
ドと液圧通路との接続関係を示す図である。
【図7】本実施例の弁ブロックアッセンブリの液圧回路
図である。
【図8】本実施例の弁ブロックアッセンブリをSRRH
及びSRRRの軸線を通る平面で切断した際の断面部分
図である。
【図9】本実施例のソレノイドSA-1の構成図である。
【図10】従来の弁ブロックアッセンブリを構成する弁
ブロックの斜視透視図である。
【図11】本発明が更に効果的に適用される例を示す図
である。
【符号の説明】
10 弁ブロックアッセンブリ 12 弁ブロック 34 SA-1 36 SA-2

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁ブロックと、少なくとも一部が前記液
    圧ユニットに埋設された電磁弁とを備える弁ブロックア
    ッセンブリにおいて、 少なくとも一つの電磁弁をその軸線が他の電磁弁の軸線
    に対して垂直となるように設けたことを特徴とする弁ブ
    ロックアッセンブリ。
JP25069196A 1996-09-20 1996-09-20 弁ブロックアッセンブリ Pending JPH1095324A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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