JPH1096035A - 管楽器用材料 - Google Patents

管楽器用材料

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Publication number
JPH1096035A
JPH1096035A JP24972296A JP24972296A JPH1096035A JP H1096035 A JPH1096035 A JP H1096035A JP 24972296 A JP24972296 A JP 24972296A JP 24972296 A JP24972296 A JP 24972296A JP H1096035 A JPH1096035 A JP H1096035A
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JP
Japan
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wind instruments
wind instrument
alloy
pure
wind
Prior art date
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Pending
Application number
JP24972296A
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English (en)
Inventor
Kiichi Kono
喜一 河野
Katsuyuki Takarasawa
勝幸 宝沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Original Assignee
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 純Ag特有の輝きを損なうことなく軽量で適
度に硬く、ろう付け性、研摩性もよく、耐食性にすぐれ
た管楽器用材料を提供する。 【解決手段】 少なくともPtを 0.5〜10%含有するA
g合金より成る管楽器用材料。好適にはPtが1〜3%
で、残りがAgのAg合金より成る管楽器用材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Ag系の管楽器用
材料に係り、特に耐食性がよく、ろう付け性にすぐれた
Ag系の管楽器用材料に関する。
【0002】
【従来の技術】純Agのもつ輝きと高温耐酸化性は、古
くから親しまれ、Agが貴金属として尊ばれてきた所以
であるが、反面純Agは軟らかく、加工硬化したもので
も常温で軟化する性質があり、管楽器等の使用には適さ
ない為、止むを得ず代替材料としてCuを少量添加した
Ag−Cu 7.5%、Ag−Cu10%等が使用されてきて
いる。Ag−Cu 7.5%は、スターリングシルバーとも
呼ばれ、銀器等にも多用され、Ag系楽器の代表的な材
料である。
【0003】ところで、Ag−Cu合金は、大気中で酸
化し易く、特にろう付け等の目的で加熱すると、茶褐色
に変色する。また、常温でも湿度が高い所では黄色に変
色する欠点がある。一方、純Agでは前述の通り軟らか
い為に、応力伝達部品では変形し易く、管材料としても
使用中の楽器組立作業、その他人の手で押したり曲げた
りした時に簡単に変形する為、使用に耐え得ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、従来
のAg−Cu 7.5%や純Agの管楽器用材料に代替でき
るすぐれた性質を備えた、即ち、純Ag特有の輝きを損
なうことなく、軽量で適度に硬く、ろう付け性、研摩性
もよく、耐食性にすぐれた管楽器用材料を提供しようと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、A
gの欠点である軟らかさを改善し、その特有の白い輝き
を損なわず、さらに耐食性を増す材料としてAg−Pt
合金を検討した。純度99.995%のAgに、同じく純度9
9.995%のPtを添加し、大気中、高周波溶解炉にてA
g−Pt1%、Ag−Pt2%、Ag−Pt3%、Ag
−Pt5%の4種類のAg−Pt合金を作成し、各々
1.1kgのインゴットを厚さ 2.0mmまで冷間圧延し、 700
℃で熱処理した材料を圧延加工し、加工率とビッカース
硬さの関係、及びさらに加工率75%の材料を元の試料と
して焼鈍温度とビッカース硬さの関係を調べた。その結
果を下記の表1及び表2に示す。またそのグラフを図1
及び図2に示す。この結果より明らかなように、Ptの
添加量を多くするにしたがって、材料の硬さは硬くなる
傾向が見られ、また表2より材料の軟化開始温度はPt
の添加量が多くなるにしたがって少しずつ高くなる傾向
が見られ、特に純Agと比べると明らかに高い値を示し
ている。このことは、材料をろう付けした時に、ろう付
け部が焼鈍されて軟化することにより、材料の強度が弱
まることになるが、この傾向はPtを添加することによ
り改善されることを明白に示している。
【0006】
【表1】
【0007】
【表2】
【0008】本発明は、この点に着目してなされたもの
で、その管楽器用材料は少なくともPtを 0.5〜10%含
有するAg合金より成るものである。
【0009】この管楽器用材料に於いては、Ptが1〜
3%で、残りがAgのAg合金より成ると材料がもろく
なることが少なくさらに好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の管楽器用材料の実施形態
と従来例について説明する。本発明の管楽器用材料のう
ち、Ag−Pt1%合金及びAg−Pt5%合金を用い
て各々内径19mm、外径19.8mm、長さ 300mmの管楽器用パ
イプを作成し、フルートを組み立てて、材料の加工性を
評価した結果、Ag−Pt5%合金では硬さは出易い
が、Ag−Pt1%合金に比べて若干もろくなり、穴の
展延加工には割れが出易くなる傾向があることが判っ
た。また、ろう付け部分の硬さを測定した結果、Ag−
Pt1%合金ではHv(0.2)100、Ag−Pt5%合金で
はHv(0.2)105となっており、ろう付けされていない部
分の硬さとあまり大きな差は見られず、十分使用に耐え
られることが判った。次にろう付け部を#800 、#1200
のサンドペーパーで研摩後、バフ研摩してその表面を観
察した処、段差を生じることなく平坦に美しく仕上がっ
た。さらに、ろう付け部を切断し、その端部を指で押圧
した処、変形量が少なく、楽器として十分使用に耐える
ものであることが判った。また、ろう付け部は変色が少
なく、酸処理等の後工程も必要なく美しく仕上がった。
【0011】一方、従来例として、99.995%の純Agを
用いて内径19mm、外径19.8mm、長さ150mmの管楽器用パ
イプを作成し、このパイプ2本を用いて 450℃にてろう
付け加工を行い、ろう付け部分のAgの硬さを測定した
結果、Hv(0.2) 45であった。次にろう付け部を仕上げ
る為に、サンドペーパーで研摩し、その後バフ研摩を行
った結果、ろう材とAgとの境界に段差が生じた。この
現象はAgが軟らかい為にろう材よりも周りのAgが多
く削られる為に見られる現象で、管楽器のような外観を
重視する製品では不具合である。さらに、ろう付け部で
切断し、その端部を指で押圧した処、大きく変形してし
まい、前記のビッカース硬さ45でも判るように軟らかく
実用できないことが判った。
【0012】
【発明の効果】以上の説明で判るように本発明の管楽器
用材料は、純Ag特有の輝きを有し、耐食性にすぐれ、
ろう付け性、研摩性もよく、その上適度な硬さと重量感
を有するので、管楽器用材料として、特にフルート、ピ
ッコロ等に用いる材料としてすぐれている。
【図面の簡単な説明】
【図1】Ag−Pt合金の加工率とビッカース硬さの関
係を示すグラフである。
【図2】Ag−Pt合金の焼鈍温度とビッカース硬さの
関係を示すグラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともPtを 0.5〜10%含有するA
    g合金より成る管楽器用材料。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の管楽器用材料に於いて、
    Ptが1〜3%で、残りがAgのAg合金より成ること
    を特徴とする管楽器用材料。
JP24972296A 1996-09-20 1996-09-20 管楽器用材料 Pending JPH1096035A (ja)

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JP24972296A JPH1096035A (ja) 1996-09-20 1996-09-20 管楽器用材料

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JPH1096035A true JPH1096035A (ja) 1998-04-14

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