JPH1098012A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JPH1098012A JPH1098012A JP8250363A JP25036396A JPH1098012A JP H1098012 A JPH1098012 A JP H1098012A JP 8250363 A JP8250363 A JP 8250363A JP 25036396 A JP25036396 A JP 25036396A JP H1098012 A JPH1098012 A JP H1098012A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 サリサイド構造等におけるシリサイド膜の低
抵抗化を図ると共に、ウェハ上でのシリサイド膜のシー
ト抵抗値のばらつきを少なくする。 【解決手段】 シリサイド形成材としてのコバルト膜2
1の下に予め還元性のチタン膜20を形成し、これによ
って下地の自然酸化膜18を還元してシリコンに戻した
上でコバルト膜21によるシリサイド化を行う。下地に
不均一な膜厚の自然酸化膜18が存在しないので、コバ
ルトシリサイド膜22の膜厚が均一化する。また、予め
自然酸化膜を還元することで、コバルトシリサイド膜2
2中に多量の酸素が取り込まれるのを防止できるため、
コバルトシリサイド膜22の高抵抗化が防止される。
抵抗化を図ると共に、ウェハ上でのシリサイド膜のシー
ト抵抗値のばらつきを少なくする。 【解決手段】 シリサイド形成材としてのコバルト膜2
1の下に予め還元性のチタン膜20を形成し、これによ
って下地の自然酸化膜18を還元してシリコンに戻した
上でコバルト膜21によるシリサイド化を行う。下地に
不均一な膜厚の自然酸化膜18が存在しないので、コバ
ルトシリサイド膜22の膜厚が均一化する。また、予め
自然酸化膜を還元することで、コバルトシリサイド膜2
2中に多量の酸素が取り込まれるのを防止できるため、
コバルトシリサイド膜22の高抵抗化が防止される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板の表層
部にシリサイド膜を有する半導体装置の製造方法に係
り、例えばソース・ドレインのサリサイド化されたMO
SFET等の半導体装置の製造方法に関する。
部にシリサイド膜を有する半導体装置の製造方法に係
り、例えばソース・ドレインのサリサイド化されたMO
SFET等の半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体装置においては、素子微細
化の進展による装置性能の向上や集積度の向上が著しい
が、中でも、0.25〜0.35μm以下という微小な
設計ルールが適用される高速ロジック素子やマイクロプ
ロセッサにおいては、MOSFET(Metal Oxide Semic
onductor - Field Effect Transister) のソース・ドレ
インとなる拡散層の抵抗を減少させる必要性が特に大き
いため、拡散層をサリサイド(SALICIDE ; Self Aligned
Silicide ;自己整合的シリサイド)化して低抵抗化を
図る技術が行われている。このサリサイド技術とは、一
般に、シリコン基板に形成した拡散層の表層部分を、ゲ
ート電極やフィールド酸化膜(素子分離膜)と自己整合
的にシリサイド化(チタン等の金属とシリコンとの化合
物化)し、層間絶縁膜上に形成した配線層とのコンタク
ト抵抗を低減させようとする技術である。
化の進展による装置性能の向上や集積度の向上が著しい
が、中でも、0.25〜0.35μm以下という微小な
設計ルールが適用される高速ロジック素子やマイクロプ
ロセッサにおいては、MOSFET(Metal Oxide Semic
onductor - Field Effect Transister) のソース・ドレ
インとなる拡散層の抵抗を減少させる必要性が特に大き
いため、拡散層をサリサイド(SALICIDE ; Self Aligned
Silicide ;自己整合的シリサイド)化して低抵抗化を
図る技術が行われている。このサリサイド技術とは、一
般に、シリコン基板に形成した拡散層の表層部分を、ゲ
ート電極やフィールド酸化膜(素子分離膜)と自己整合
的にシリサイド化(チタン等の金属とシリコンとの化合
物化)し、層間絶縁膜上に形成した配線層とのコンタク
ト抵抗を低減させようとする技術である。
【0003】ところで、素子微細化の流れの中でゲート
長の縮小が進展すると、拡散層の接合面深さ(シリサイ
ドと拡散層との境界面から拡散層と基板との接合面まで
の距離)が相対的に深くなる。この結果、ショートチャ
ネル効果により横方向(ソース・ドレイン間)のリーク
電流が大きくなり、素子特性の劣化の要因となる。した
がって、ゲート長を小さくする場合には、拡散層の接合
面深さも浅く(シャロウ・ジャンクション化)する必要
がある。
長の縮小が進展すると、拡散層の接合面深さ(シリサイ
ドと拡散層との境界面から拡散層と基板との接合面まで
の距離)が相対的に深くなる。この結果、ショートチャ
ネル効果により横方向(ソース・ドレイン間)のリーク
電流が大きくなり、素子特性の劣化の要因となる。した
がって、ゲート長を小さくする場合には、拡散層の接合
面深さも浅く(シャロウ・ジャンクション化)する必要
がある。
【0004】このような事情から、拡散層をサリサイド
化する際にはシリサイド膜をできるだけ薄く形成して拡
散層の接合面深さを確保することが望ましい。しかしな
がら、例えばチタンを用いて薄いシリサイド層TiSi
2 を形成した場合には、薄膜化に伴って細線効果(線幅
が細くなるにつれてシート抵抗が増大すること)が著し
くなり、その結果、ゲート遅延時間が増大しMOSFE
Tの動作周波数の向上が困難となる。
化する際にはシリサイド膜をできるだけ薄く形成して拡
散層の接合面深さを確保することが望ましい。しかしな
がら、例えばチタンを用いて薄いシリサイド層TiSi
2 を形成した場合には、薄膜化に伴って細線効果(線幅
が細くなるにつれてシート抵抗が増大すること)が著し
くなり、その結果、ゲート遅延時間が増大しMOSFE
Tの動作周波数の向上が困難となる。
【0005】そこで、最近ではシリサイド膜の形成にコ
バルト(Co)を用いる技術が検討されている。このコ
バルトを用いてシリサイド膜を形成した場合には、細線
効果によるシート抵抗の増大がなく、上記の問題に対処
することができる。ところが、コバルトをシリサイド化
の材料として使用する場合には、次のような問題があっ
た。以下、図面を参照してその問題点を説明する。
バルト(Co)を用いる技術が検討されている。このコ
バルトを用いてシリサイド膜を形成した場合には、細線
効果によるシート抵抗の増大がなく、上記の問題に対処
することができる。ところが、コバルトをシリサイド化
の材料として使用する場合には、次のような問題があっ
た。以下、図面を参照してその問題点を説明する。
【0006】図3はソース・ドレインをサリサイド化し
て構成したMOSFETの従来の製造方法を表すもので
ある。まず、図3(a)に示したように、シリコン基板
111上に、通常のLOCOS(Local Oxidation of S
ilicon) プロセスにより、素子分離用のフィールド絶縁
膜112を選択的に形成してMOSFET形成領域を画
定した後、このMOSFET形成領域にゲート絶縁膜1
13を介して多結晶シリコン等からなるゲート電極11
4を選択的に形成する。次に、LDD(LightlyDoped Dr
ain) 構造形成のために、活性領域(シリコン基板11
1表層のソース・ドレイン領域となる領域)に不純物を
イオン注入して低濃度不純物拡散層を形成した後、LD
D構造形成に必要なサイドウォール115をゲート電極
114の側面に形成し、さらに、上記低濃度不純物拡散
層に不純物を選択的にイオン注入して高濃度不純物拡散
層としてのソース領域116およびドレイン領域117
を形成する。この状態では、既にソース領域116、ド
レイン領域117およびゲート電極114の表面に自然
酸化膜(SiO2 )118が形成されている。
て構成したMOSFETの従来の製造方法を表すもので
ある。まず、図3(a)に示したように、シリコン基板
111上に、通常のLOCOS(Local Oxidation of S
ilicon) プロセスにより、素子分離用のフィールド絶縁
膜112を選択的に形成してMOSFET形成領域を画
定した後、このMOSFET形成領域にゲート絶縁膜1
13を介して多結晶シリコン等からなるゲート電極11
4を選択的に形成する。次に、LDD(LightlyDoped Dr
ain) 構造形成のために、活性領域(シリコン基板11
1表層のソース・ドレイン領域となる領域)に不純物を
イオン注入して低濃度不純物拡散層を形成した後、LD
D構造形成に必要なサイドウォール115をゲート電極
114の側面に形成し、さらに、上記低濃度不純物拡散
層に不純物を選択的にイオン注入して高濃度不純物拡散
層としてのソース領域116およびドレイン領域117
を形成する。この状態では、既にソース領域116、ド
レイン領域117およびゲート電極114の表面に自然
酸化膜(SiO2 )118が形成されている。
【0007】ここで、次のシリサイド膜形成工程の前処
理としての基板洗浄を行い、ソース領域116、ドレイ
ン領域117およびゲート電極114の表面に形成され
た自然酸化膜118を除去する。ところが、この洗浄に
よって自然酸化膜は薄くはなるものの、実際上完全には
除去できずに残存し、あるいは洗浄後に再び自然酸化膜
が形成されることもある。このため、図3(b)に示し
たように、シリサイド形成用としてのコバルト膜121
を全面に形成した後においても、コバルト膜121の下
地のシリコン表面(ソース領域116、ドレイン領域1
17)およびゲート電極114の表面に、図3(b)に
示したような自然酸化膜118′が存在することとな
る。
理としての基板洗浄を行い、ソース領域116、ドレイ
ン領域117およびゲート電極114の表面に形成され
た自然酸化膜118を除去する。ところが、この洗浄に
よって自然酸化膜は薄くはなるものの、実際上完全には
除去できずに残存し、あるいは洗浄後に再び自然酸化膜
が形成されることもある。このため、図3(b)に示し
たように、シリサイド形成用としてのコバルト膜121
を全面に形成した後においても、コバルト膜121の下
地のシリコン表面(ソース領域116、ドレイン領域1
17)およびゲート電極114の表面に、図3(b)に
示したような自然酸化膜118′が存在することとな
る。
【0008】次に、図3(c)に示したように、いわゆ
るRTA(Rapid Thermal Annealing) 処理を行うことに
より、ゲート電極114、ソース領域116およびドレ
イン領域117におけるシリコンとコバルト膜121と
を反応させ、シリサイド膜122を形成する。このと
き、シリコン酸化膜とコバルトとは反応しにくいため、
フィールド絶縁膜112およびサイドウォール115上
にはシリサイド膜は形成されない。
るRTA(Rapid Thermal Annealing) 処理を行うことに
より、ゲート電極114、ソース領域116およびドレ
イン領域117におけるシリコンとコバルト膜121と
を反応させ、シリサイド膜122を形成する。このと
き、シリコン酸化膜とコバルトとは反応しにくいため、
フィールド絶縁膜112およびサイドウォール115上
にはシリサイド膜は形成されない。
【0009】次に、図3(d)に示したように、フィー
ルド絶縁膜112およびサイドウォール115上の未反
応のコバルト膜121を選択的エッチングによって除去
した後、さらに、シリサイド膜122の低抵抗化のた
め、第2回目のRTA処理を行う。これにより、ゲート
電極114、ソース領域116およびドレイン領域11
7上にのみ自己整合的にシリサイド膜122が形成され
たサリサイド構造のMOSFETが形成される。
ルド絶縁膜112およびサイドウォール115上の未反
応のコバルト膜121を選択的エッチングによって除去
した後、さらに、シリサイド膜122の低抵抗化のた
め、第2回目のRTA処理を行う。これにより、ゲート
電極114、ソース領域116およびドレイン領域11
7上にのみ自己整合的にシリサイド膜122が形成され
たサリサイド構造のMOSFETが形成される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
3(a)で説明したように、基板洗浄後においてもゲー
ト電極114、ソース領域116およびドレイン領域1
17上には薄い自然酸化膜118′が存在しているた
め、その上にコバルト膜121を形成してサリサイド化
しようとした場合には、ウェハ内にシリサイド化の進行
の程度に不均一性が生ずる。これは、上記のようにシリ
サイド反応はシリコン酸化膜上では起こりにくく、しか
も自然酸化膜118′の膜厚は均一でないからである。
例えば図4に示したように、自然酸化膜118に部分的
に極端に薄い部分やピンホールが存在すると、そのよう
な部分ではソース領域116(またはドレイン領域11
7)の表層部分でシリサイド化が大きく進行してシリサ
イド化領域123が拡大し、シリサイド膜厚が厚くなる
一方、そうでない部分ではシリサイド化が進まず、シリ
サイド膜厚が薄くなる。
3(a)で説明したように、基板洗浄後においてもゲー
ト電極114、ソース領域116およびドレイン領域1
17上には薄い自然酸化膜118′が存在しているた
め、その上にコバルト膜121を形成してサリサイド化
しようとした場合には、ウェハ内にシリサイド化の進行
の程度に不均一性が生ずる。これは、上記のようにシリ
サイド反応はシリコン酸化膜上では起こりにくく、しか
も自然酸化膜118′の膜厚は均一でないからである。
例えば図4に示したように、自然酸化膜118に部分的
に極端に薄い部分やピンホールが存在すると、そのよう
な部分ではソース領域116(またはドレイン領域11
7)の表層部分でシリサイド化が大きく進行してシリサ
イド化領域123が拡大し、シリサイド膜厚が厚くなる
一方、そうでない部分ではシリサイド化が進まず、シリ
サイド膜厚が薄くなる。
【0011】以上のような理由から、シリサイド膜12
2の膜厚は不均一となり、しかも、形成されたシリサイ
ド膜中には大量の酸素が含まれることとなるため、全体
としてシリサイド膜122が高抵抗化すると共に、ウェ
ハ上でのシリサイド膜のシート抵抗値が大きくばらつく
ことにもなる。このような現象は、コバルト膜121が
薄い程顕著になり、今後の高集積デバイスにおいては益
々大きな問題となる可能性がある。
2の膜厚は不均一となり、しかも、形成されたシリサイ
ド膜中には大量の酸素が含まれることとなるため、全体
としてシリサイド膜122が高抵抗化すると共に、ウェ
ハ上でのシリサイド膜のシート抵抗値が大きくばらつく
ことにもなる。このような現象は、コバルト膜121が
薄い程顕著になり、今後の高集積デバイスにおいては益
々大きな問題となる可能性がある。
【0012】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、サリサイド構造等におけるシリサイ
ド膜の低抵抗化を図ると共に、ウェハ上でのシリサイド
膜のシート抵抗値のばらつきを少なくすることができる
半導体装置の製造方法を提供することにある。
ので、その目的は、サリサイド構造等におけるシリサイ
ド膜の低抵抗化を図ると共に、ウェハ上でのシリサイド
膜のシート抵抗値のばらつきを少なくすることができる
半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
の製造方法は、半導体基板上に還元性を有する第1の金
属膜を形成し、半導体基板上に形成された自然酸化膜を
還元する工程と、第1の金属膜上にシリサイド形成用の
第2の金属膜を形成する工程と、熱処理により第2の金
属膜と半導体基板とを反応させ、半導体基板の表層部分
に薄いシリサイド膜を形成する工程とを含むものであ
る。第1の金属膜としては例えばチタン膜を用い、その
膜厚は例えば20nm以下とするのが望ましい。また、
第2の金属膜としてはコバルト膜を用い、その膜厚は例
えば10nm以下とするのが望ましい。
の製造方法は、半導体基板上に還元性を有する第1の金
属膜を形成し、半導体基板上に形成された自然酸化膜を
還元する工程と、第1の金属膜上にシリサイド形成用の
第2の金属膜を形成する工程と、熱処理により第2の金
属膜と半導体基板とを反応させ、半導体基板の表層部分
に薄いシリサイド膜を形成する工程とを含むものであ
る。第1の金属膜としては例えばチタン膜を用い、その
膜厚は例えば20nm以下とするのが望ましい。また、
第2の金属膜としてはコバルト膜を用い、その膜厚は例
えば10nm以下とするのが望ましい。
【0014】また、本発明に係る他の半導体装置の製造
方法は、更に、第2の金属膜の形成工程の後、熱処理に
よるシリサイド膜の形成工程の前に、第2の金属膜の上
に第2の金属膜の自然酸化を防止するための保護膜を形
成する工程を行うようにしたものである。保護膜として
は例えばチタン窒化膜が用いられる。
方法は、更に、第2の金属膜の形成工程の後、熱処理に
よるシリサイド膜の形成工程の前に、第2の金属膜の上
に第2の金属膜の自然酸化を防止するための保護膜を形
成する工程を行うようにしたものである。保護膜として
は例えばチタン窒化膜が用いられる。
【0015】本発明による半導体装置の製造方法では、
第2の金属膜の下に予め形成した還元性の第1の金属膜
によって下地の自然酸化膜が還元され、しかるのちシリ
サイド膜が形成される。このため、不均一な膜厚の自然
酸化膜の存在によってシリサイド膜厚までもが不均一化
するという不都合を回避でき、また、シリサイド膜中に
多量の酸素が取り込まれるのを防止できる。
第2の金属膜の下に予め形成した還元性の第1の金属膜
によって下地の自然酸化膜が還元され、しかるのちシリ
サイド膜が形成される。このため、不均一な膜厚の自然
酸化膜の存在によってシリサイド膜厚までもが不均一化
するという不都合を回避でき、また、シリサイド膜中に
多量の酸素が取り込まれるのを防止できる。
【0016】また、本発明による他の半導体装置の製造
方法では、第2の金属膜上に保護膜を形成した上で熱処
理をしてシリサイド形成を行うので、第2の金属膜の酸
化が防止され、シリサイド膜中に酸素が取り込まれるこ
とを確実に阻止できる。
方法では、第2の金属膜上に保護膜を形成した上で熱処
理をしてシリサイド形成を行うので、第2の金属膜の酸
化が防止され、シリサイド膜中に酸素が取り込まれるこ
とを確実に阻止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
て図面を参照して詳細に説明する。
【0018】図1は本発明の一実施の形態に係る半導体
装置の製造方法を表すものである。本実施の形態では、
ソース・ドレインをサリサイド化して構成したnチャネ
ル型のMOSFETの製造に適用する場合について説明
する。
装置の製造方法を表すものである。本実施の形態では、
ソース・ドレインをサリサイド化して構成したnチャネ
ル型のMOSFETの製造に適用する場合について説明
する。
【0019】まず、図1(a)に示したように、通常の
LOCOSプロセスにより、p型のシリコン基板11上
に素子分離用のフィールド絶縁膜12を選択的に形成し
てMOSFET形成領域を画定した後、熱酸化法等によ
り、このMOSFET形成領域のシリコン基板11の表
面を酸化し、ゲート絶縁膜13を形成する。次に、減圧
CVD法等を用いて、多結晶シリコン(ポリシリコン)
膜からなるゲート電極層を形成する。なお、ゲート電極
層は、多結晶シリコン上にWSiX (タングステンシリ
サイド)層を積層したポリサイド構造としてもよい。
LOCOSプロセスにより、p型のシリコン基板11上
に素子分離用のフィールド絶縁膜12を選択的に形成し
てMOSFET形成領域を画定した後、熱酸化法等によ
り、このMOSFET形成領域のシリコン基板11の表
面を酸化し、ゲート絶縁膜13を形成する。次に、減圧
CVD法等を用いて、多結晶シリコン(ポリシリコン)
膜からなるゲート電極層を形成する。なお、ゲート電極
層は、多結晶シリコン上にWSiX (タングステンシリ
サイド)層を積層したポリサイド構造としてもよい。
【0020】次に、全面にフォトレジスト膜(図示せ
ず)を形成してフォトリソグラフィ工程によりパターニ
ングし、このフォトレジスト膜をエッチングマスクとし
て、ゲート電極層を選択的にエッチング加工し、ゲート
電極14を形成する。次に、LDD構造形成のために、
活性領域(シリコン基板11表層のソース・ドレイン領
域となる領域)にn- 不純物をイオン注入して低濃度の
n- 不純物拡散層を形成した後、絶縁膜の形成およびそ
の異方性エッチングにより、LDD構造形成に必要なサ
イドウォール15をゲート電極14の側面に形成し、さ
らに、上記のn−不純物拡散層にn+ 不純物を選択的
にイオン注入して高濃度のn+ 不純物拡散層としてのソ
ース領域16およびドレイン領域17を形成する。
ず)を形成してフォトリソグラフィ工程によりパターニ
ングし、このフォトレジスト膜をエッチングマスクとし
て、ゲート電極層を選択的にエッチング加工し、ゲート
電極14を形成する。次に、LDD構造形成のために、
活性領域(シリコン基板11表層のソース・ドレイン領
域となる領域)にn- 不純物をイオン注入して低濃度の
n- 不純物拡散層を形成した後、絶縁膜の形成およびそ
の異方性エッチングにより、LDD構造形成に必要なサ
イドウォール15をゲート電極14の側面に形成し、さ
らに、上記のn−不純物拡散層にn+ 不純物を選択的
にイオン注入して高濃度のn+ 不純物拡散層としてのソ
ース領域16およびドレイン領域17を形成する。
【0021】この状態では、ソース領域16、ドレイン
領域17およびゲート電極14の表面に既に自然酸化膜
(SiO2 )18が形成されているため、次に、その除
去のための基板洗浄を行う。但し、この洗浄によって自
然酸化膜は薄くはなるものの、実際上完全には除去でき
ずに残存し、あるいは洗浄後に再び自然酸化膜が形成さ
れる。
領域17およびゲート電極14の表面に既に自然酸化膜
(SiO2 )18が形成されているため、次に、その除
去のための基板洗浄を行う。但し、この洗浄によって自
然酸化膜は薄くはなるものの、実際上完全には除去でき
ずに残存し、あるいは洗浄後に再び自然酸化膜が形成さ
れる。
【0022】次に、図1(b)に示したように、スパッ
タリングにより、全面に還元性の金属であるチタン(T
i)膜20を10nm程度の膜厚に形成する。この場合
のスパッタ条件は、例えば出力3kW、圧力2mTor
r、温度150°Cとする。さらに、図1(c)に示し
たように、チタン膜20形成に続いて直ちにシリサイド
形成用としてのコバルト膜21を全面に5nm程度の膜
厚に形成する。この場合のスパッタ条件は、例えば出力
0.8kW、圧力2mTorr、温度150°Cとす
る。
タリングにより、全面に還元性の金属であるチタン(T
i)膜20を10nm程度の膜厚に形成する。この場合
のスパッタ条件は、例えば出力3kW、圧力2mTor
r、温度150°Cとする。さらに、図1(c)に示し
たように、チタン膜20形成に続いて直ちにシリサイド
形成用としてのコバルト膜21を全面に5nm程度の膜
厚に形成する。この場合のスパッタ条件は、例えば出力
0.8kW、圧力2mTorr、温度150°Cとす
る。
【0023】チタン膜20を形成すると、次の反応によ
り自然酸化膜18はシリコン(Si)へと還元されて、
図1(c)に示したように自然酸化膜18は消失し、代
わりにチタン膜20が酸化されてチタン酸化膜(TiO
2 )20′が生成される。 Ti+SiO2 → Si+TiO2 もちろん、この反応は、フィールド絶縁膜12およびサ
イドウォール15上でも起こるので、結局、チタン酸化
膜20′は全面に生成されることになる。
り自然酸化膜18はシリコン(Si)へと還元されて、
図1(c)に示したように自然酸化膜18は消失し、代
わりにチタン膜20が酸化されてチタン酸化膜(TiO
2 )20′が生成される。 Ti+SiO2 → Si+TiO2 もちろん、この反応は、フィールド絶縁膜12およびサ
イドウォール15上でも起こるので、結局、チタン酸化
膜20′は全面に生成されることになる。
【0024】次に、図1(d)に示したように、1回目
のRTA処理を行うことにより、ゲート電極14、ソー
ス領域16およびドレイン領域17におけるシリコンと
コバルト膜21とを反応させ、コバルトシリサイド膜2
2を形成する。この場合のRTA処理は、例えば、窒素
100%の雰囲気中で、温度550°C、時間30秒と
いう条件で行う。このとき、シリコン酸化膜とコバルト
とは反応しにくいため、フィールド絶縁膜12およびサ
イドウォール15上にはコバルトシリサイド膜は形成さ
れず、未反応のコバルト膜21が残存する。
のRTA処理を行うことにより、ゲート電極14、ソー
ス領域16およびドレイン領域17におけるシリコンと
コバルト膜21とを反応させ、コバルトシリサイド膜2
2を形成する。この場合のRTA処理は、例えば、窒素
100%の雰囲気中で、温度550°C、時間30秒と
いう条件で行う。このとき、シリコン酸化膜とコバルト
とは反応しにくいため、フィールド絶縁膜12およびサ
イドウォール15上にはコバルトシリサイド膜は形成さ
れず、未反応のコバルト膜21が残存する。
【0025】次に、図示しないが、フィールド絶縁膜1
2およびサイドウォール15上の未反応のコバルト膜2
1とチタン酸化膜20′とを選択的エッチングによって
除去する。このときのエッチングは、例えば、H2 SO
4 (硫酸)とH2 O2 (過酸化水素水)とを4対1の割
合で混合した硫酸過水を用い、ウェットエッチングによ
り行うものとし、例えば温度90°C、時間10分程度
という条件とする。次に、コバルトシリサイド膜22の
低抵抗化のため、第2回目のRTA処理を行う。この場
合のRTA処理は、例えば、窒素100%の雰囲気中
で、温度700°C、時間30秒という条件で行う。
2およびサイドウォール15上の未反応のコバルト膜2
1とチタン酸化膜20′とを選択的エッチングによって
除去する。このときのエッチングは、例えば、H2 SO
4 (硫酸)とH2 O2 (過酸化水素水)とを4対1の割
合で混合した硫酸過水を用い、ウェットエッチングによ
り行うものとし、例えば温度90°C、時間10分程度
という条件とする。次に、コバルトシリサイド膜22の
低抵抗化のため、第2回目のRTA処理を行う。この場
合のRTA処理は、例えば、窒素100%の雰囲気中
で、温度700°C、時間30秒という条件で行う。
【0026】このようにして、ゲート電極14、ソース
領域16およびドレイン領域17にのみ自己整合的にコ
バルトシリサイド膜22が形成されたサリサイド構造の
nチャネルMOSFETが形成される。なお、その後、
図示しないが、層間絶縁膜、配線層および基板配線間コ
ンタクト等を形成したのち、保護膜を形成して全工程を
完了する。
領域16およびドレイン領域17にのみ自己整合的にコ
バルトシリサイド膜22が形成されたサリサイド構造の
nチャネルMOSFETが形成される。なお、その後、
図示しないが、層間絶縁膜、配線層および基板配線間コ
ンタクト等を形成したのち、保護膜を形成して全工程を
完了する。
【0027】上記のように(図1(a))、基板洗浄後
においてもゲート電極14、ソース領域16およびドレ
イン領域17上にはシリサイド化に障害となる薄い自然
酸化膜18が存在しているが、本実施の形態では、その
上に還元性のあるチタン膜20を形成して自然酸化膜1
8を還元してシリコンに戻した上でコバルト膜21のシ
リサイド化反応を行うようにしているので、従来のよう
に不均一な膜厚の自然酸化膜の存在によってウェハ内で
シリサイド化の進行程度に不均一性が生じてしまうとい
うことがない。また、コバルトシリサイド膜22の生成
時に多量の酸素が膜中に取り込まれることもなく、シリ
サイド膜の高抵抗化が防止される。
においてもゲート電極14、ソース領域16およびドレ
イン領域17上にはシリサイド化に障害となる薄い自然
酸化膜18が存在しているが、本実施の形態では、その
上に還元性のあるチタン膜20を形成して自然酸化膜1
8を還元してシリコンに戻した上でコバルト膜21のシ
リサイド化反応を行うようにしているので、従来のよう
に不均一な膜厚の自然酸化膜の存在によってウェハ内で
シリサイド化の進行程度に不均一性が生じてしまうとい
うことがない。また、コバルトシリサイド膜22の生成
時に多量の酸素が膜中に取り込まれることもなく、シリ
サイド膜の高抵抗化が防止される。
【0028】次に、本発明の他の実施の形態を説明す
る。
る。
【0029】図2は本発明の他の実施の形態に係る半導
体装置の製造方法を表すものである。本実施の形態で
は、チタン膜20の形成までの工程(図2(a),
(b))は上記実施の形態(図1(a),(b))と同
じなので、説明を省略する。
体装置の製造方法を表すものである。本実施の形態で
は、チタン膜20の形成までの工程(図2(a),
(b))は上記実施の形態(図1(a),(b))と同
じなので、説明を省略する。
【0030】本実施の形態では、図2(c)に示したよ
うに、チタン膜20の形成に続いて直ちにシリサイド形
成用としてのコバルト膜21を全面に5nm程度の膜厚
に形成した後、さらに、その上にキャップメタル(保護
膜)としてチタン窒化膜(TiN膜)24を形成する。
このチタン窒化膜24は、その後のRTA処理工程にお
いてコバルト膜21が酸化されるのを防止するためのも
のである。ここで、コバルト膜21の形成時のスパッタ
条件は上記実施の形態と同じである。また、チタン窒化
膜24の形成時のスパッタは、例えば出力6.5kW、
圧力4.5mTorr、温度150°Cという条件下
で、窒素を135sccm程度、アルゴンを15scc
m程度導入して行う。
うに、チタン膜20の形成に続いて直ちにシリサイド形
成用としてのコバルト膜21を全面に5nm程度の膜厚
に形成した後、さらに、その上にキャップメタル(保護
膜)としてチタン窒化膜(TiN膜)24を形成する。
このチタン窒化膜24は、その後のRTA処理工程にお
いてコバルト膜21が酸化されるのを防止するためのも
のである。ここで、コバルト膜21の形成時のスパッタ
条件は上記実施の形態と同じである。また、チタン窒化
膜24の形成時のスパッタは、例えば出力6.5kW、
圧力4.5mTorr、温度150°Cという条件下
で、窒素を135sccm程度、アルゴンを15scc
m程度導入して行う。
【0031】その後の工程および作用は、上記の実施の
形態の場合と同様である。すなわち、チタン膜20を形
成すると、自然酸化膜18はシリコンへと還元されて、
図2(c)に示したように自然酸化膜18はシリコンに
戻り、代わりにチタン酸化膜20′が生成される。
形態の場合と同様である。すなわち、チタン膜20を形
成すると、自然酸化膜18はシリコンへと還元されて、
図2(c)に示したように自然酸化膜18はシリコンに
戻り、代わりにチタン酸化膜20′が生成される。
【0032】次に、図2(d)に示したように、RTA
処理を行うことにより、ゲート電極14、ソース領域1
6およびドレイン領域17におけるシリコンとコバルト
膜21とを反応させ、コバルトシリサイド膜22を形成
する。この場合のRTA処理の条件も、上記の実施の形
態の場合と同様である。このとき、シリコン酸化膜とコ
バルトとは反応しにくいため、フィールド絶縁膜12お
よびサイドウォール15上にはコバルトシリサイド膜は
形成されず、未反応のコバルト膜21が残存する。
処理を行うことにより、ゲート電極14、ソース領域1
6およびドレイン領域17におけるシリコンとコバルト
膜21とを反応させ、コバルトシリサイド膜22を形成
する。この場合のRTA処理の条件も、上記の実施の形
態の場合と同様である。このとき、シリコン酸化膜とコ
バルトとは反応しにくいため、フィールド絶縁膜12お
よびサイドウォール15上にはコバルトシリサイド膜は
形成されず、未反応のコバルト膜21が残存する。
【0033】次に、図示しないが、チタン窒化膜24
と、フィールド絶縁膜12およびサイドウォール15上
の未反応のコバルト膜21と、チタン酸化膜20′とを
順次選択的エッチングによって除去する。このときのチ
タン窒化膜24のエッチングには、例えば、NH3 (ア
ンモニア)とH2 O2 (過酸化水素水)とを4対1の割
合で混合したアンモニア過水を用い、未反応のコバルト
膜21のエッチングには、上記の実施の形態の場合と同
様に硫酸過水を用いる。なお、アンモニア過水によるエ
ッチングの際には、チタン窒化膜24のほか、ソース・
ドレイン領域のチタン酸化膜20′も除去されるが、フ
ィールド絶縁膜12およびサイドウォール15上には未
反応のコバルト膜21が存在するため、これらの領域の
コバルト膜21の下層のチタン酸化膜20′はアンモニ
ア過水では除去されず、硫酸過水によるエッチングによ
り除去される。
と、フィールド絶縁膜12およびサイドウォール15上
の未反応のコバルト膜21と、チタン酸化膜20′とを
順次選択的エッチングによって除去する。このときのチ
タン窒化膜24のエッチングには、例えば、NH3 (ア
ンモニア)とH2 O2 (過酸化水素水)とを4対1の割
合で混合したアンモニア過水を用い、未反応のコバルト
膜21のエッチングには、上記の実施の形態の場合と同
様に硫酸過水を用いる。なお、アンモニア過水によるエ
ッチングの際には、チタン窒化膜24のほか、ソース・
ドレイン領域のチタン酸化膜20′も除去されるが、フ
ィールド絶縁膜12およびサイドウォール15上には未
反応のコバルト膜21が存在するため、これらの領域の
コバルト膜21の下層のチタン酸化膜20′はアンモニ
ア過水では除去されず、硫酸過水によるエッチングによ
り除去される。
【0034】次に、コバルトシリサイド膜22の低抵抗
化のため、第2回目のRTA処理を行う。この場合のR
TA処理は、上記実施の形態における第2回目のRTA
処理の実施の形態と同様である。
化のため、第2回目のRTA処理を行う。この場合のR
TA処理は、上記実施の形態における第2回目のRTA
処理の実施の形態と同様である。
【0035】このようにして、ゲート電極14、ソース
領域16およびドレイン領域17にのみ自己整合的にコ
バルトシリサイド膜22が形成されたサリサイド構造の
nチャネルMOSFETが形成される。なお、その後、
図示しないが、層間絶縁膜、配線層および基板配線間コ
ンタクト等を形成したのち、保護膜を形成して全工程を
完了する。
領域16およびドレイン領域17にのみ自己整合的にコ
バルトシリサイド膜22が形成されたサリサイド構造の
nチャネルMOSFETが形成される。なお、その後、
図示しないが、層間絶縁膜、配線層および基板配線間コ
ンタクト等を形成したのち、保護膜を形成して全工程を
完了する。
【0036】上記のように、本実施の形態においても、
チタン膜20を形成して自然酸化膜18を還元して消滅
させた上でコバルト膜21のシリサイド化反応を行うよ
うにしているので、均一な膜厚分布のコバルトシリサイ
ド膜を形成することができる。しかも、本実施の形態で
は、コバルト膜21の上に酸化保護膜としてのチタン窒
化膜24を形成した状態で第1回目のRTA処理を行う
ようにしたので、コバルトシリサイド膜22の生成時に
多量の酸素が膜中に取り込まれるのを確実に回避でき、
シリサイド膜の高抵抗化の防止に一層の効果がある。
チタン膜20を形成して自然酸化膜18を還元して消滅
させた上でコバルト膜21のシリサイド化反応を行うよ
うにしているので、均一な膜厚分布のコバルトシリサイ
ド膜を形成することができる。しかも、本実施の形態で
は、コバルト膜21の上に酸化保護膜としてのチタン窒
化膜24を形成した状態で第1回目のRTA処理を行う
ようにしたので、コバルトシリサイド膜22の生成時に
多量の酸素が膜中に取り込まれるのを確実に回避でき、
シリサイド膜の高抵抗化の防止に一層の効果がある。
【0037】図5および図6は、従来方法および本発明
による方法によってコバルトシリサイド膜を形成した場
合における8インチウェハ上でのシリサイド膜厚分布の
均一性を比較したものである。
による方法によってコバルトシリサイド膜を形成した場
合における8インチウェハ上でのシリサイド膜厚分布の
均一性を比較したものである。
【0038】このうち、図5(a)は、コバルト膜21
を150°Cでスパッタした場合において、シンター処
理(第1回目のRTA処理)を行う前のコバルトシリサ
イド膜22の膜厚分布の均一性を表し、図5(b)は、
450°Cでスパッタした場合において、シンター処理
を行う前のコバルトシリサイド膜22の膜厚分布の均一
性を表すものである。これらの図で、横軸は形成したコ
バルト膜21の膜厚を表し、縦軸は各コバルト膜厚に対
するウェハ内でのコバルトシリサイド膜22の膜厚分布
の均一性を表す。また、■印はコバルト膜21のみ形成
した場合(従来法)の結果を示し、▲印はコバルト膜2
1下にチタン膜20を形成した場合(図1の方法)の結
果を示し、◆印はコバルト膜21下にチタン膜20を形
成すると共にコバルト膜21上にキャップメタルとして
のチタン窒化膜24を形成した場合(図2の方法)の結
果を示す。なお、●印は参考データとして、コバルト膜
下にはチタン膜を形成せずコバルト膜上にキャップメタ
ルとしてのチタン窒化膜を形成した場合の結果を示す。
を150°Cでスパッタした場合において、シンター処
理(第1回目のRTA処理)を行う前のコバルトシリサ
イド膜22の膜厚分布の均一性を表し、図5(b)は、
450°Cでスパッタした場合において、シンター処理
を行う前のコバルトシリサイド膜22の膜厚分布の均一
性を表すものである。これらの図で、横軸は形成したコ
バルト膜21の膜厚を表し、縦軸は各コバルト膜厚に対
するウェハ内でのコバルトシリサイド膜22の膜厚分布
の均一性を表す。また、■印はコバルト膜21のみ形成
した場合(従来法)の結果を示し、▲印はコバルト膜2
1下にチタン膜20を形成した場合(図1の方法)の結
果を示し、◆印はコバルト膜21下にチタン膜20を形
成すると共にコバルト膜21上にキャップメタルとして
のチタン窒化膜24を形成した場合(図2の方法)の結
果を示す。なお、●印は参考データとして、コバルト膜
下にはチタン膜を形成せずコバルト膜上にキャップメタ
ルとしてのチタン窒化膜を形成した場合の結果を示す。
【0039】一方、図6(a)および(b)は、図5
(a),(b)にそれぞれ対応したもので、それぞれの
シンター処理後におけるコバルトシリサイド膜22の膜
厚分布の均一性を表すものである。なお、縦軸、横軸、
および各印(■,▲,◆,●印)の意味するところは図
5の場合と同様である。
(a),(b)にそれぞれ対応したもので、それぞれの
シンター処理後におけるコバルトシリサイド膜22の膜
厚分布の均一性を表すものである。なお、縦軸、横軸、
および各印(■,▲,◆,●印)の意味するところは図
5の場合と同様である。
【0040】図5から明らかなように、シンター処理前
は、150°Cスパッタの場合には各方法ともコバルト
シリサイド膜22の膜厚分布の均一性に大差はなく、ま
た、450°Cスパッタの場合にはコバルト膜単層によ
る方法やコバルト膜にチタン窒化膜を付けた方法の方が
却って膜厚分布の均一性が良好である。これに対して、
シンター処理後は、図6から明らかなように、150°
Cスパッタおよび450°Cスパッタのいずれの場合に
おいても、コバルト膜下にチタン膜を形成する方法(図
1)や、コバルト膜下にチタン膜を形成すると共にコバ
ルト膜上にチタン窒化膜を形成する方法(図2)による
方が膜厚分布の均一性は格段に良好である。特に、図6
(a)に示したように、150°Cスパッタの場合にお
いて、コバルト膜下にチタン膜を形成すると共にコバル
ト膜上にチタン窒化膜を形成する方法(図2)を用いれ
ば、10%以下という均一な膜厚分布特性が得られ、中
でも、コバルト膜21の膜厚を10nm以下とした場合
には、膜厚分布の均一性は5%以下となる。また、図6
(b)に示したように、450°Cスパッタの場合にお
いても、コバルト膜21の膜厚を10nm以下とすれ
ば、図1、図2のいずれの方法でも、10%以下という
均一な膜厚分布特性が得られる。
は、150°Cスパッタの場合には各方法ともコバルト
シリサイド膜22の膜厚分布の均一性に大差はなく、ま
た、450°Cスパッタの場合にはコバルト膜単層によ
る方法やコバルト膜にチタン窒化膜を付けた方法の方が
却って膜厚分布の均一性が良好である。これに対して、
シンター処理後は、図6から明らかなように、150°
Cスパッタおよび450°Cスパッタのいずれの場合に
おいても、コバルト膜下にチタン膜を形成する方法(図
1)や、コバルト膜下にチタン膜を形成すると共にコバ
ルト膜上にチタン窒化膜を形成する方法(図2)による
方が膜厚分布の均一性は格段に良好である。特に、図6
(a)に示したように、150°Cスパッタの場合にお
いて、コバルト膜下にチタン膜を形成すると共にコバル
ト膜上にチタン窒化膜を形成する方法(図2)を用いれ
ば、10%以下という均一な膜厚分布特性が得られ、中
でも、コバルト膜21の膜厚を10nm以下とした場合
には、膜厚分布の均一性は5%以下となる。また、図6
(b)に示したように、450°Cスパッタの場合にお
いても、コバルト膜21の膜厚を10nm以下とすれ
ば、図1、図2のいずれの方法でも、10%以下という
均一な膜厚分布特性が得られる。
【0041】以上、実施の形態を挙げて本発明を説明し
たが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではな
く、その均等の範囲で種々変形可能である。例えば、上
記の各実施の形態では、チタン膜20の膜厚を10nm
程度としたが、この膜厚は20nmを上限として変更可
能である。また、コバルト膜21の膜厚を5nmとした
が、この膜厚は10nmを上限として変更可能である。
たが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではな
く、その均等の範囲で種々変形可能である。例えば、上
記の各実施の形態では、チタン膜20の膜厚を10nm
程度としたが、この膜厚は20nmを上限として変更可
能である。また、コバルト膜21の膜厚を5nmとした
が、この膜厚は10nmを上限として変更可能である。
【0042】また、上記の各実施の形態ではnチャネル
型のMOSFETについて説明したが、pチャネル型の
MOSFETやCMOS (相補型MOS) FETにも適
用できるのはもちろんであり、さらに、一般に、MIS
(Metal Insulater Semiconductor) 型構造のデバイスに
も適用可能である。
型のMOSFETについて説明したが、pチャネル型の
MOSFETやCMOS (相補型MOS) FETにも適
用できるのはもちろんであり、さらに、一般に、MIS
(Metal Insulater Semiconductor) 型構造のデバイスに
も適用可能である。
【0043】また、上記の各実施の形態では、サリサイ
ド構造を有するデバイスの製造に適用するものとした
が、本発明は必ずしもサリサイド構造には限定されず、
一般的にシャロウジャンクション化の進んだデバイスに
おいてシリコン基板上にシリサイド膜を形成する場合に
も適用できる。
ド構造を有するデバイスの製造に適用するものとした
が、本発明は必ずしもサリサイド構造には限定されず、
一般的にシャロウジャンクション化の進んだデバイスに
おいてシリコン基板上にシリサイド膜を形成する場合に
も適用できる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項5のいずれか1に記載の半導体装置の製造方法によ
れば、シリサイド形成材としての第2の金属膜の下に予
め還元性の第1の金属膜を形成し、これによって下地の
自然酸化膜を還元した上で第2の金属膜によるシリサイ
ド化を行うようにしたので、不均一な膜厚の自然酸化膜
の存在によってシリサイド膜厚までもが不均一化すると
いう不都合を回避できる。特に、第1の金属膜としてチ
タン膜を用い、第2の金属膜として細線効果のないコバ
ルト膜を用いた場合には、コバルト膜の膜厚を10nm
以下とすることにより、シリサイド膜のシート抵抗を小
さくできると共に、ウェハ内におけるシリサイド膜厚を
十分均一化できる。すなわち、ウェハ内でのシリサイド
膜のシート抵抗のばらつきを小さくできる。また、予め
自然酸化膜を還元することで、シリサイド膜中に多量の
酸素が取り込まれるのを防止できるため、この点でもシ
リサイド膜の低抵抗化を図ることができる。したがっ
て、今後、ソース・ドレインをサリサイド化したMOS
FETのシャロウ・ジャンクション化が進んでも、これ
に対応してシリサイド膜を薄く均一に形成することがで
き、コンタクト抵抗の低減等を図る上で極めて有効であ
る。
求項5のいずれか1に記載の半導体装置の製造方法によ
れば、シリサイド形成材としての第2の金属膜の下に予
め還元性の第1の金属膜を形成し、これによって下地の
自然酸化膜を還元した上で第2の金属膜によるシリサイ
ド化を行うようにしたので、不均一な膜厚の自然酸化膜
の存在によってシリサイド膜厚までもが不均一化すると
いう不都合を回避できる。特に、第1の金属膜としてチ
タン膜を用い、第2の金属膜として細線効果のないコバ
ルト膜を用いた場合には、コバルト膜の膜厚を10nm
以下とすることにより、シリサイド膜のシート抵抗を小
さくできると共に、ウェハ内におけるシリサイド膜厚を
十分均一化できる。すなわち、ウェハ内でのシリサイド
膜のシート抵抗のばらつきを小さくできる。また、予め
自然酸化膜を還元することで、シリサイド膜中に多量の
酸素が取り込まれるのを防止できるため、この点でもシ
リサイド膜の低抵抗化を図ることができる。したがっ
て、今後、ソース・ドレインをサリサイド化したMOS
FETのシャロウ・ジャンクション化が進んでも、これ
に対応してシリサイド膜を薄く均一に形成することがで
き、コンタクト抵抗の低減等を図る上で極めて有効であ
る。
【0045】また、請求項6記載の半導体装置の製造方
法によれば、さらに、第2の金属膜の形成後、熱処理に
よるシリサイド膜の形成前に、第2の金属膜上に保護膜
を形成するようにしたので、第2の金属膜の酸化を防止
し、シリサイド膜中に酸素が取り込まれるのを確実に阻
止できる。このため、シリサイド膜の低抵抗化を図る上
で一層の効果がある。
法によれば、さらに、第2の金属膜の形成後、熱処理に
よるシリサイド膜の形成前に、第2の金属膜上に保護膜
を形成するようにしたので、第2の金属膜の酸化を防止
し、シリサイド膜中に酸素が取り込まれるのを確実に阻
止できる。このため、シリサイド膜の低抵抗化を図る上
で一層の効果がある。
【図1】本発明の一実施の形態に係る半導体装置の製造
方法の要部工程を表す素子断面図である。
方法の要部工程を表す素子断面図である。
【図2】本発明の他の実施の形態に係る半導体装置の製
造方法の要部工程を表す素子断面図である。
造方法の要部工程を表す素子断面図である。
【図3】従来の半導体装置の製造方法の要部工程を表す
素子断面図である。
素子断面図である。
【図4】図3の要部断面の拡大図である。
【図5】従来法と本発明による方法との比較を表す図で
ある。
ある。
【図6】従来法と本発明による方法との比較を表す図で
ある。
ある。
11…シリコン基板、12…フィールド絶縁膜、13…
ゲート絶縁膜、14…ゲート電極、16…ソース領域、
17…ドレイン領域、18,18′…自然酸化膜、20
…チタン膜(第1の金属膜)、20′…チタン酸化膜、
21…コバルト膜(第2の金属膜)、22…コバルトシ
リサイド膜、24…チタン窒化膜(保護膜)
ゲート絶縁膜、14…ゲート電極、16…ソース領域、
17…ドレイン領域、18,18′…自然酸化膜、20
…チタン膜(第1の金属膜)、20′…チタン酸化膜、
21…コバルト膜(第2の金属膜)、22…コバルトシ
リサイド膜、24…チタン窒化膜(保護膜)
Claims (7)
- 【請求項1】 半導体基板上に還元性を有する第1の金
属膜を形成し、半導体基板上に形成された自然酸化膜を
還元する工程と、 前記第1の金属膜上にシリサイド形成用の第2の金属膜
を形成する工程と、 熱処理により前記第2の金属膜と半導体基板とを反応さ
せ、半導体基板の表層部分に薄いシリサイド膜を形成す
る工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方
法。 - 【請求項2】 前記第1の金属膜はチタン膜であること
を特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 前記第2の金属膜はコバルト膜であるこ
とを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記チタン膜の膜厚は20nm以下とす
ることを特徴とする請求項2記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項5】 前記コバルト膜の膜厚は10nm以下と
することを特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造
方法。 - 【請求項6】 さらに、前記第2の金属膜の形成工程の
後、前記熱処理によるシリサイド膜の形成工程の前に、
前記第2の金属膜の上に第2の金属膜の自然酸化を防止
するための保護膜を形成する工程を行うようにしたこと
を特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】 前記保護膜はチタン窒化膜からなること
を特徴とする請求項6記載の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8250363A JPH1098012A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8250363A JPH1098012A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1098012A true JPH1098012A (ja) | 1998-04-14 |
Family
ID=17206814
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8250363A Pending JPH1098012A (ja) | 1996-09-20 | 1996-09-20 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1098012A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6764948B2 (en) | 2001-01-19 | 2004-07-20 | Sharp Kabushiki Kaisha | Method of manufacturing a semiconductor device and the semiconductor device manufactured by the method |
| JP2005057233A (ja) * | 2003-08-02 | 2005-03-03 | Samsung Electronics Co Ltd | 半導体素子の製造方法及びそれによって製造された半導体素子 |
| JP2005123626A (ja) * | 2003-10-17 | 2005-05-12 | Interuniv Micro Electronica Centrum Vzw | 半導体の接続領域の接触抵抗を低減する方法 |
-
1996
- 1996-09-20 JP JP8250363A patent/JPH1098012A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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