JPH1098176A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JPH1098176A
JPH1098176A JP8248362A JP24836296A JPH1098176A JP H1098176 A JPH1098176 A JP H1098176A JP 8248362 A JP8248362 A JP 8248362A JP 24836296 A JP24836296 A JP 24836296A JP H1098176 A JPH1098176 A JP H1098176A
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photodiode
region
layer
substrate
semiconductor layer
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JP8248362A
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English (en)
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Ryohei Miyagawa
良平 宮川
Hiroshi Yamashita
浩史 山下
Michio Sasaki
道夫 佐々木
Hidefumi Oba
英史 大場
Nagataka Tanaka
長孝 田中
Keiji Mabuchi
圭司 馬渕
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10FINORGANIC SEMICONDUCTOR DEVICES SENSITIVE TO INFRARED RADIATION, LIGHT, ELECTROMAGNETIC RADIATION OF SHORTER WAVELENGTH OR CORPUSCULAR RADIATION
    • H10F39/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one element covered by group H10F30/00, e.g. radiation detectors comprising photodiode arrays
    • H10F39/10Integrated devices
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    • H10F39/18Complementary metal-oxide-semiconductor [CMOS] image sensors; Photodiode array image sensors
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H10F39/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one element covered by group H10F30/00, e.g. radiation detectors comprising photodiode arrays
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  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】欠陥の多いLOCOS領域の端部の空乏化を防
止し、LOCOS領域の端部の欠陥で発生するリーク電
流を減少させること。 【解決手段】シリコン基板(p型層領域)16の表面部
にこのp型層領域16と共にフォトダイオードを構成す
るn型層領域17が形成されている。また、シリコン基
板16の表面部のp+ 層18上には、素子分離領域(L
OCOS領域)19が、シリコン基板16の一部を酸化
して形成されている。上記n型層領域17とLOCOS
領域19は、所定の距離Lだけ離れて形成されている。
また、n型層領域17とコンタクト20とは、リセット
トランジスタのゲート21の分だけ離間されて形成され
ている。そして、上記コンタクト20には、配線層22
が接続されている。尚、23は平坦化層である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はシリコン基板上に
形成された増幅型固体撮像装置に係わり、特に単位セル
内にあるフォトダイオードがシリコン基板を酸化して形
成したシリコン酸化膜で素子分離された固体撮像装置に
関する。またこの発明は、基板半導体の不純物濃度がフ
ォトダイオード形成する空乏層領域より深い位置で、基
板の深さの増加に伴い緩やかに増加する領域を有し、半
導体基板内で発生する信号電荷の一部電荷を信号蓄積部
へ集めることで高ダイナミックレンジを有する固体撮像
装置及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、固体撮像装置の1つとして、増幅
型センサを用いた固体撮像装置が提案されている。この
装置は、光電変換蓄積部で検出した光信号を、光電変換
蓄積部のごく近傍で増幅するという特徴を有している。
【0003】図20は、増幅型MOSセンサを用いた従
来の固体撮像装置の回路構成図である。図20に示され
るように、増幅型MOSセンサは、単位画素或いは単位
セル内に、 少なくともフォトダイオード1と該フォトダ
イオード1にシリコン基板内で光電変換され収集された
信号電荷を増幅する増幅トランジスタ2より成る増幅手
段を有している。
【0004】図21は、従来の増幅型MOSセンサの単
位セル内のフォトダイオードを含む部分の断面構造を示
したものである。図21に示されるように、シリコン基
板(p型層領域)3と共にフォトダイオードを構成する
n型層領域4は、素子分離の酸化膜層に自己整合的に作
られている。そして、p+ 層5上の素子分離領域6は、
シリコン基板3の一部を酸化して形成されたシリコン酸
化膜である。このシリコン基板上に部分的に形成された
酸化膜は、一般的にLOCOS(LOCal Oxidentio
n of Silicon)と称されている。尚、7はコンタク
ト、8はこのコンタクトに接続された配線層、9はリセ
ットトランジスタのゲート、10は平坦化層である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところがLOCOS領
域6端部のシリコン基板3内は、シリコン基板3の酸化
時にストレスを受けるために欠陥が生じる。この欠陥で
生成される電流がフォトダイオードのリーク電流となる
という問題があった。
【0006】以下、この問題について、図22を参照し
て説明する。図22は、フォトダイオードとLOCOS
領域の境界部分を拡大して示した図である。図22に示
されるように、n型層領域4の周囲には空乏領域11が
形成されている。また、LOCOS領域6の下部で上記
n型層領域4と接触する部分に、欠陥が多い領域(多欠
陥領域)12が空乏化されている。したがって、この多
欠陥領域12を介して、熱的に電子・正孔対が多く生成
されてしまう。この生成された電子により、フォトダイ
オードに起因するシリコンのバンドギャップ内の欠陥準
位を介して、熱的に電子・正孔対が生成される。する
と、この電子がフォトダイオードに流れ込み、フォトダ
イオードのリーク電流となる。そして、このリーク電流
が生じるために、固体撮像装置としての感度、すなわち
S/N比が低下するという課題があった。
【0007】このように、従来はLOCOS領域と自己
整合的にフォトダイオードを形成していたため、LOC
OS領域端部の欠陥で生成される電流がフォトダイオー
ドのリーク電流になるという課題を有していた。したが
ってこの発明は、フォトダイオードのリーク電流を防止
すると共に感度の低下を防止することのできる固体撮像
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、シ
リコン基板上に少なくとも光電変換領域のためのフォト
ダイオードとシリコン基板が酸化されて形成され、上記
フォトダイオードを素子分離する素子分離領域と上記フ
ォトダイオードで収集された信号電荷を増幅する手段と
を備えた画素の配列から成る固体撮像装置に於いて、上
記フォトダイオードの不純物層は、素子分離領域から所
定感覚をおいてて形成されることを特徴とする。
【0009】またこの発明は、シリコン基板上に少なく
とも光電変換領域のためのフォトダイオードとシリコン
基板が酸化されて形成され、上記フォトダイオードを素
子分離する素子分離領域と上記フォトダイオードで収集
された信号電荷を増幅する手段とを備えた画素の配列か
ら成る固体撮像装置に於いて、少なくとも上記フォトダ
イオードに隣接する素子分離領域の端部に隣接して形成
されるもので、上記フォトダイオードの不純物層と反対
導電型で濃度の高い不純物層を具備することを特徴とす
る。
【0010】更にこの発明は、基板半導体表面層に、基
板界面が空乏化しない高濃度不純物層から成る第1の半
導体層と、この第1の半導体の下層に該第1の半導体層
と異なる導電型の第2の半導体層と、この第2半導体層
の下層に上記第1の半導体層と同じ導電型の第3の半導
体層とが形成されたフォトダイオードを有し、上記第2
の半導体層に信号蓄積領域を具備する固体撮像素子に於
いて、上記第3の半導体層は、該第3の半導体層が有す
るフォトダイオードの空乏層端以外の領域で、上記基板
半導体表面からの距離が長くなるに従って緩やかな濃度
勾配を有して深さ方向に緩やかに下降する不純物濃度分
布を有し、該第3の半導体層で生成された信号電荷が上
記濃度勾配により分配され、該信号電荷の一部が上記第
2の半導体層内の信号蓄積部に拡散して蓄積され、上記
信号電荷の残りの電荷が上記基板半導体内に拡散排出さ
れることを特徴とする。
【0011】この発明は、上記固体撮像装置の上記第3
の半導体層を形成する固体撮像装置の製造方法に於い
て、上記第3の半導体層の不純物濃度分布は、該不純物
の注入深さ分布の中心がフォトダイオードより十分深い
位置となる高加速度イオン注入で導入され、熱拡散によ
り上記基板半導体表面方向に緩やかに下降した濃度分布
を形成することを特徴とする。
【0012】またこの発明は、第1導電型の半導体基板
上に上記第1導電型と反対導電型の第2導電型ウェルを
形成し、該ウェル内にフォトダイオードとこのフォトダ
イオードの信号を容量に転送する転送トランジスタと、
容量に接続されたゲートから成る増幅トランジスタと、
該増幅トランジスタを活性化するアドレス手段と、上記
フォトダイオードの信号を排出するリセット手段とを有
する単位セルを行列2次元状に配列して成る固体撮像装
置に於いて、上記ウェルの濃度の最も高い部分が上記半
導体基板表面から少なくとも2μmの位置に形成されて
いることを特徴とする。
【0013】この発明は、欠陥の多いLOCOS領域の
端部からフォトダイオードを離して形成すると共に、欠
陥の多いLOCOS領域の端部のフォトダイオードと反
対導電型の不純物濃度を大きくする。
【0014】この発明は、吸収減衰する入射光が有効な
範囲でフォトダイオード構造を完全空乏化した構造を改
め、有効距離内に完全空乏領域と空乏化しない信号蓄積
領域をおき、空乏化しない半導体不純物層の不純物濃度
を、隣接画素間乃至は基板深部に対して緩やかに増加さ
せた構造とすることで、空乏化していない領域で生成し
た信号電荷がこの緩やかな濃度勾配により信号電荷がよ
り多く蓄積部側へ流入する構造を形成し、この空乏化し
ていない領域で生成した信号電荷を分配してその一部電
荷のみを蓄積する。
【0015】更にこの発明は、フォトダイオードを囲う
不純物半導体の不純物濃度に緩やかな濃度勾配をおくこ
とで、入射光に対する光電変換された電荷信号を効率よ
く蓄積領域に集め、尚かつ高輝度信号の多量発生する信
号を一部捨てる構造にすることで高ダイナミックレンジ
を得る。
【0016】この発明によれば、基板半導体の不純物濃
度がフォトダイオードの空乏層領域より深い位置で基板
の深さ方向に緩やかに増加する領域を設けることで、半
導体基板内で発生する信号電荷の一部電荷は効率よく蓄
積部に集まる。その結果、高輝度光により発生した信号
電荷の一部電荷は蓄積され、残り電荷は拡散により基板
側に排出されるために、高ダイナミックレンジの撮像が
可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を説明する。尚、以下に述べる実施の形態に
於いて、同一の構成要素には同一の参照番号を付してそ
の説明は省略するものとする。
【0018】図1は、この発明の固体撮像装置の第1の
実施形態で、増幅型MOSセンサの単位セル内のフォト
ダイオードを含む部分の断面図である。図1に於いて、
シリコン基板(p型層領域)16の表面部にこのp型層
領域16と共にフォトダイオードを構成するn型層領域
17が形成されている。また、シリコン基板16の表面
部のp+ 層18上には、素子分離領域(LOCOS領
域)19が、シリコン基板16の一部を酸化して形成さ
れている。
【0019】上記n型層領域17とLOCOS領域19
は、所定の距離Lだけ離れて形成されている。また、n
型層領域17とコンタクト20とは、リセットトランジ
スタのゲート21の分だけ離間されて形成されている。
そして、上記コンタクト20には、配線層22が接続さ
れている。尚、23は平坦化層である。
【0020】このような構成に於いて、フォトダイオー
ドのn型層領域17がLOCOS領域に自己整合的に形
成されていない点が従来と異なっている。従来は、LO
COS領域自体をマスクとして、n型不純物をイオン注
入することによりLOCOS領域に自己整合的にフォト
ダイオードを形成していた。しかしながら、この第1の
実施の形態では、LOCOS領域19を含む部分の上に
レジスト層(図示せず)を形成し、n型不純物をイオン
注入することによってフォトダイオードを形成してい
る。
【0021】したがって、フォトダイオードのn型層領
域17は、LOCOS領域19の端部より距離Lだけ離
間されている。このため、LOCOS領域19端部に形
成される多欠陥領域が空乏化することを防止することが
できる。それ故、LOCOS領域19端部の欠陥で生成
するリーク電流を防止することができる。
【0022】尚、図1に示されるLOCOS領域19の
端部からフォトダイオード(n型層領域)17までの距
離Lは、0.1μm以上に設定すればLOCOS領域1
9端部でのリーク電流は低減される。
【0023】次に、この発明の第2の実施形態について
説明する。図2は、第2の実施の形態による増幅型MO
Sセンサの単位セル内のフォトダイオードを含む部分の
断面図である。
【0024】上述した第1の実施の形態と異なるのは、
フォトダイオードのn型層領域17とLOCOS領域1
9との間は離間されていないものの、LOCOS領域1
9の端部のフォトダイオードと接するようにフォトダイ
オードのn型層領域17の表面に、該n型層領域17と
反対導電型であるp型の不純物濃度の大きいp++型層で
構成される欠陥シールド層24が形成されている点であ
る。
【0025】このp++型層の欠陥シールド層24は、L
OCOS領域19をマスクとしてp型不純物のイオン注
入により自己整合的に形成されている。この第2の実施
の形態では、LOCOS領域19の端部が不純物濃度の
濃いp++型層となっているので、LOCOS領域19端
部の多欠陥領域が空乏化することを防止することができ
る。したがって、LOCOS領域19端部の欠陥にて生
成されるリーク電流を防ぐことができる。
【0026】図3は、この発明の第3の実施の形態を示
した増幅型MOSセンサの単位セル内のフォトダイオー
ドを含む部分の断面図である。上述した第2の実施の形
態と異なるのは、p++型層で構成される欠陥シールド層
25が、フォトダイオードのn型層領域17の全面に接
するように形成されている点である。この欠陥シールド
層25をフォトダイオードのn型層領域17の全面に接
するようにした理由は、シリコン基板16と酸化膜表面
に存在する界面準位に対して、LOCOS領域19の欠
陥シールド層25をn型層領域17上全面に延ばしてシ
ールドし、上記界面準位を介して発生するリーク電流を
防ぐためである。
【0027】この場合も、上述した第2の実施の形態と
同様で、LOCOS領域19の端部が不純物濃度の濃い
++層となっているので、LOCOS領域19端部の多
欠陥領域が空乏化する事を防ぐことができる。したがっ
て、LOCOS領域19端部の欠陥で生成するリーク電
流を防止することができる。
【0028】図4は、この発明の第4の実施の形態を示
した増幅型MOSセンサの単位セル内のフォトダイオー
ドを含む部分の断面図である。この第4の実施の形態の
構成は、上述した第3の実施の形態とほぼ同じである。
すなわち、第3の実施の形態と異なる点は、第1にフォ
トダイオードのp++型層25が、上述した第1の実施の
形態と同様に、LOCOS領域19端部より離れている
ことと、第2にp++型層で構成される欠陥シールド層2
6が、界面準位をシールドするp++型層25とは別に形
成されている点である。
【0029】第4の実施の形態に於いても、LOCOS
領域19の端部が不純物濃度の濃いp++型層となってい
て、且つフォトダイオードのn型層領域17はLOCO
S領域19の端部より離れて形成されている。したがっ
て、LOCOS領域19端部の多欠陥領域が空乏化する
ことを防ぐことができる。このため、LOCOS領域1
9端部の欠陥で生成するリーク電流を防止することがで
きる。
【0030】図5は、この発明の第5の実施の形態を示
した増幅型MOSセンサの単位セル内のフォトダイオー
ドを含む部分の断面図である。この第5の実施の形態
は、上述した第2の実施の形態とほぼ同じである。
【0031】つまり、第2の実施形態ではp++型層の欠
陥シールド層24がLOCOS領域19端部でLOCO
S領域19の外側に形成されていたが、この第5の実施
の形態ではp++型層の欠陥シールド層27は、LOCO
S領域19端部で且つLOCOS領域19の下部に形成
されている。
【0032】これは、LOCOS領域19は、通常Si
N膜がLOCOS領域19以外の部分に先ず形成され、
その後該SiN膜をマスクとして高温で酸素或いはH2
Oによりシリコン基板16を酸化して形成される。そし
て、素子分離領域であるため、p+ 型層で構成される素
子分離層は、シリコン基板16の酸化前にSiN膜をマ
スクとしてp型不純物がイオン注入されて形成される。
【0033】図5に示されるp++型層の欠陥シールド層
27は、p+ 型素子分離層同様にシリコン基板16の酸
化前にSiNをマスクとしてp型不純物がイオン注入さ
れて形成される。但し、p+ 型素子分離層の形成と異な
る部分は、SiN膜とは別にフォトダイオードに隣接す
る部分以外のLOCOS領域となる部分をレジスト層で
覆い、このレジスト層とSiN膜をマスクとしてp型不
純物をイオン注入して、図5に示されたような形状に形
成する。
【0034】この場合でもLOCOS領域の端部が不純
物濃度の濃いp++層となっているのでLOCOS領域端
部の欠陥の多い部分が空亡化する事が防がれる。このた
め、LOCOS領域端部の欠陥で生成するリーク電流が
防がれる。
【0035】第5の実施の形態では、LOCOS領域で
のフォトダイオードのリーク電流を防ぐために、単純に
+ 型の素子分離層のp型不純物濃度を大きくしている
ものではない。その理由は、単純にp+ 型の素子分離層
のp型不純物濃度を大きくすると、フォトダイオード以
外の、例えば図5に示されるn型層領域17が濃度の高
いp++型層の不純物拡散で浸食されてしまう。そして、
極端な場合は、p型層がコンタクト20にまで達して、
コンタクト部でのリークの原因となってしまう。そのた
め、第5の実施の形態にあるように、p++型の欠陥シー
ルド層27をフォトダイオードに隣接する部分のみに形
成することが望ましい。
【0036】ところで、基本的な固体撮像装置のフォト
ダイオードは、電荷蓄積層領域を形成する第1の不純物
半導体層(p+ 層)と、この第1の不純物半導体層と導
電型を異にする第2の不純物半導体層(n+ 層)で形成
されている。また、基板側へ飽和信号を排出する構造を
有する種類のフォトダイオードでは、上記第2の不純物
半導体層下部に第1の不純物半導体層と導電型が同じで
ある第3の不純物半導体層(p+ 層)を有している(図
6参照)。
【0037】基板に入射する光は、主に、第1の不純物
半導体層と第2の不純物半導体層間の空乏層領域または
第2の不純物半導体層と第3の不純物半導体層の間の空
乏層領域で光電変換される。
【0038】そして、空乏層内の電位勾配により、第1
の不純物半導体層と第2の不純物半導体層間の信号電荷
は、フォトダイオード内に集まって蓄積され、フォトダ
イオードに蓄積される信号電荷が第2の不純物半導体層
の障壁で決まる飽和信号レベルを超えると、基板側へ排
出して廃棄される。
【0039】このようなフォトダイオード構造では、信
号電荷は主に基板内の空乏層領域で発生し、第2の不純
物半導体層で形成される信号障壁層の上部領域で生成さ
れた信号電荷は、全てフォトダイオード内に蓄積され
る。そして、信号電荷の総量が飽和レベルに達すると、
余剰信号は全て障壁層を越えて基板へ排出される(図7
参照)。そのため、高輝度光が入射すると蓄積部に貯ま
る信号電荷はこの飽和レベルで一定となり、入射光に対
応して出力信号が得られなくなる。
【0040】また、上記構造以外のフォトダイオードで
は、隣接オーバーフロードレイン構造のフォトダイオー
ドも含め、フォトダイオード下層の第2の不純物半導体
層の不純物分布形成工程が、基板表面に不純物を導入し
て行われ、その導入不純物の熱拡散を経て形成される。
したがって、このフォトダイオード下層の第2の半導体
層の不純物濃度分布は、基板内側に対して緩やかに低下
する構造または平坦な分布構造をとっている(図8参
照)。
【0041】こうした構造のフォトダイオードでは、信
号電荷の内でフォトダイオード下部の第1の不純物半導
体層で光電変換した信号が不純物濃度勾配に従い基板内
へ排出され易くなっている(図9参照)。したがって、
信号の多くは、信号電荷蓄積部へ分配されずに捨てられ
てしまう。
【0042】このため、隣接画素間への信号の流失を抑
え、同時に基板内で光電変換する信号電荷がフォトダイ
オード蓄積部に貯まり、フォトダイオード下部の非空乏
化不純物半導体領域で発生した信号は拡散により、その
一部信号電荷がフォトダイオード蓄積部に分配されて、
信号として蓄積されるフォトダイオード構造にし、尚且
つ低輝度光では少ない信号電荷がより多く蓄積部に流
れ、高輝度光入射時の大量生成する信号電荷を拡散によ
りその一部信号を蓄積部に貯めることで高ダイナミック
レンジが可能な固体撮像装置を必要としていた。
【0043】以下に述べる実施の形態は、こうした高ダ
イナミックレンジが可能な固体撮像装置を実現するため
の例である。図10乃至図13を参照して、この発明の
第6の実施の形態について説明する。
【0044】フォトダイオードを形成する基板半導体
は、その基板の信号障壁層を形成する深さに、不純物の
高加速度イオン注入が行われる。図11に示される破線
は、不純物を導入した直後の不純物分布を示したもので
ある。不純物導入がなされたこの基板に熱拡散処理が施
されることで、障壁層を形成する不純物濃度の分布が、
図11の実線で示されるような、信号蓄積部に向かって
なだらかに低下する構造に形成される。そして、このよ
うに形成された基板に、信号蓄積領域となるフォトダイ
オードの不純物領域を形成することで、不純物濃度分布
が図12に示される特性となる。
【0045】図10に於いて、基板31内の信号電荷障
壁層32を形成するのに先立ち、基板表面Aに素子分離
のためのLOCOS層33が形成される。LOCOS層
33の膜厚は、その周辺部から緩やかに増加し、素子間
分離の中心位置で最も厚くなる。
【0046】LOCOS層33の形成後に、基板奥の信
号電荷障壁層を形成するための不純物を高加速イオン注
入34がなされる。これにより、LOCOS層33が加
速イオンを減速させるマスク材となり、LOCOS層3
3の下方の障壁層32は浅くなる。
【0047】上述したように、図11に示される不純物
濃度の分布図を参照すると、LOCOS層33の下方で
は素子間に障壁層32が形成される。そして、この障壁
層32によって、信号電荷を蓄積部に貯まりやすく、且
つ隣接画素への信号の混在を防ぐ構造とすることができ
る。
【0048】このような不純物濃度分布を有する構造の
フォトダイオードに於いて、入射された光h により、
空乏層以下での領域で光電変換された信号電荷は、図1
3に示されるように、基板表面Aからの深さA′から、
拡散によって基板内部のA″に行くものと、信号蓄積部
に流れるものに分配される。
【0049】したがって、図12に示される不純物濃度
分布を有する構造のフォトダイオードでは、信号電荷の
少ないとき、より多くの電荷が蓄積部へ流れる。これに
対して、高輝度光入射時では、光の深さ方向への減衰に
より信号電荷の勾配が基板側に薄くなる。このため、よ
り基板側へ拡散排出するために、入射光に対して蓄積部
の信号は飽和しにくくなり、入射光量に応じて蓄積信号
が応答して増加する範囲、つまりダイナミックレンジが
増す。
【0050】尚、この第6の実施の形態に於いては、L
OCOS層を減速マスク材として使用しているが、他の
マスク材を使用しても良い。次に、この発明の第7の実
施の形態を説明する。
【0051】図14に於いて、より浅い領域に障壁層を
構成するために、加速度の遅い不純物イオン注入35が
フォトレジストマスク36で規定する素子間領域32に
選択的に注入される。尚、37は、素子間分離のために
注入されたイオンを表している。
【0052】その後、素子間領域32の表面部にフォト
ダイオードを形成すべく半導体層38及び39と、ソー
ス/ドレイン半導体活性化領域40が形成される。また
基板31表面の上部には、トランジスタゲート41、4
2が形成される。
【0053】このように構成することで、上述した第6
の実施の形態と同じ効果を得ることができる。また、基
板表面と底部障壁層との中間深さに不純物導入すること
により、画素隣接間領域に最も効率良く障壁層を設ける
ことができる。
【0054】このように、第6及び第7の実施の形態に
よれば、基板半導体深部で光電変換した信号電荷の一部
はなだらかな拡散によって、蓄積部を兼ねる上部フォト
ダイオード領域に流れて信号電荷となる。また、フォト
ダイオード下部で生成された電荷は周囲の高濃度不純物
領域により拡散が抑制されるので、隣接画外の信号の流
失を抑えることができる。
【0055】ところで、増幅型の固体撮像装置のセルの
微細化に於いては、MOSトランジスタの数をできるだ
け減らすことが望ましいものであったが、リセット用ト
ランジスタの存在が微細化を妨げるものとなっている。
したがって、リセット用トランジスタを不要にしてフォ
トダイオードの感度の低下を防止することも考えられ
る。
【0056】第8の実施の形態は、こうしたリセット用
トランジスタを不要にするための構造例である。この第
8の実施の形態は、高加速度イオン注入した後ウェル拡
散を行う例である。こ図16(a)はこの発明の第8の
実施の形態に於ける固体撮像装置の層構造を示した図、
図16(b)は同図(a)の基板内の不純物濃度分布図
である。
【0057】n基板41上のpウェル42の拡散電位勾
配によるフォトダイオードの感度低下の対策として、電
子が基板側に排出されることに対する電位障壁が設けら
れる。この電位障壁は、pウェル42の濃度が最も高い
部分を、基板の表面から深い位置に形成することによっ
て形成される。この場合、pウェルの濃度の最も高い部
分の基板表面からの深さは、少なくとも2μmである
(図16(b)参照)。尚、43はn型拡散層である。
【0058】これにより、pウェル42の濃度の最も濃
度の高い部分が基板深部に作成され、ここからフォトダ
イオードが形成されている基板表面まで光電子を基板表
面側に集めるような拡散電位勾配が形成される。したが
って、光電子が基板側に排出される確率を減少せしめ、
反対に基板表面のフォトダイオードに入る確率を増加さ
せ、感度を向上させることができる。
【0059】また、基板(Si)に於いて、可視光の光
電変換はおよそ深さ2μm以内で行われるので、pウェ
ルの最も濃度の高い部分を2μm以上の深さにして形成
すれば良い。
【0060】図17(a)はこの発明の第9の実施の形
態に於ける固体撮像装置の層構造を示した図、図17
(b)は同図(a)の基板内の不純物濃度分布図であ
る。この第9の実施の形態は、通常のウェルを形成した
後、MeVイオン注入によって深い部分に光電子に対す
る電位障壁を形成するものである。これによっても、光
電子がn基板側に排出される確率を減少させ、フォトダ
イオードの感度を向上させることができる。
【0061】このように、VOD構造にして信号電荷を
基板側に排出することによって、リセット用トランジス
タを不要にすることができる。これは、CCDのVOD
構造とは異なり、セルのアドレスキャパシタを用いて検
出部の電位を操作することによって電荷を排出する。
【0062】図18は、リセットを基板側に排出するセ
ル構造をとったときのセル部の回路構成の一例である。
以下、図19に示された検出部の電位図を参照して説明
する。
【0063】図19に於いて、単位セル45は、フォト
ダイオード46と、キャパシタ47と転送トランジスタ
48とにより構成されている。上記キャパシタ47は、
転送トランジスタ48のゲートとアドレス線Ad間に接
続されている。尚、49は検出部である。
【0064】いま、拡散層43、pウェル42、基板4
1の電位関係を図19(a)〜(c)のように表す。図
18の検出部49に光電子が導入された状態は、図19
(a)に示されるようになっている。これをリセットす
るには、図19(b)に示されるようにアドレス線Ad
を“L(ローレベル)”にしなければならない。この
時、上記検出部49がpウェル42に対して逆バイアス
されるので、検出部49から電子がpウェル42を通し
てn基板41に掃き出される。この後、アドレス線Ad
の電位を戻してリセットが完了する(c)。このよう
に、リセット用トランジスタを不要にすることで、フォ
トダイオードの感度を向上させることができるうえ、微
細なセルを構成することができる。
【0065】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、フォト
ダイオードのリーク電流を防止すると共に感度の低下を
防止することのできる固体撮像装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の固体撮像装置の第1の実施形態で、
増幅型MOSセンサの単位セル内のフォトダイオードを
含む部分の断面図である。
【図2】第2の実施の形態による増幅型MOSセンサの
単位セル内のフォトダイオードを含む部分の断面図であ
る。
【図3】この発明の第3の実施の形態を示した増幅型M
OSセンサの単位セル内のフォトダイオードを含む部分
の断面図である。
【図4】この発明の第4の実施の形態を示した増幅型M
OSセンサの単位セル内のフォトダイオードを含む部分
の断面図である。
【図5】この発明の第5の実施の形態を示した増幅型M
OSセンサの単位セル内のフォトダイオードを含む部分
の断面図である。
【図6】基本的な固体撮像装置のフォトダイオードに於
ける基板表面からの深さと不純物濃度の分布を表した図
である。
【図7】基本的な固体撮像装置のフォトダイオードに於
ける基板表面からの深さと電位との関係を表した図であ
る。
【図8】基本的な他の固体撮像装置のフォトダイオード
に於ける基板表面からの深さと不純物濃度の分布を表し
た図である。
【図9】基本的な他の固体撮像装置のフォトダイオード
に於ける基板表面からの深さと電位との関係を表した図
である。
【図10】この発明の第6の実施の形態を示すもので、
固体撮像装置の基板の層構造を示した図である。
【図11】第6の実施の形態を示すもので、不純物が導
入された直後と所定時間経過後の不純物濃度の分布を表
した図である。
【図12】第6の実施の形態を示すもので、基板表面か
らの深さと不純物濃度の分布を表した図である。
【図13】第6の実施の形態を示すもので、基板表面か
らの深さと電位との関係を表した図である。
【図14】この発明の第7の実施の形態を示すもので、
高加速度イオン注入時の固体撮像装置の基板の層構造を
示した図である。
【図15】この発明の第7の実施の形態を示すもので、
高加速度イオン注入後の固体撮像装置の基板の層構造を
示した図である。
【図16】(a)はこの発明の第8の実施の形態に於け
る固体撮像装置の層構造を示した図、(b)は同図
(a)の基板内の不純物濃度分布図である。
【図17】(a)はこの発明の第9の実施の形態に於け
る固体撮像装置の層構造を示した図、(b)は同図
(a)の基板内の不純物濃度分布図である。
【図18】リセットを基板側に排出するセル構造をとっ
たときのセル部の回路構成の一例を示した図である。
【図19】図19に示された検出部の電位図である。
【図20】増幅型MOSセンサを用いた従来の固体撮像
装置の回路構成図である。
【図21】従来の増幅型MOSセンサの単位セル内のフ
ォトダイオードを含む部分の断面構造を示した図であ
る。
【図22】図21のフォトダイオードとLOCOS領域
の境界部分を拡大して示した図である。
【符号の説明】
16 シリコン基板(p型層領域)、 17 n型層領域、 18 p+ 層、 19 素子分離領域(LOCOS領域)、 20 コンタクト、 21 ゲート、 22 配線層、 23 平坦化層、 24、25、26、27 欠陥シールド層、 31 基板、 32 信号電荷障壁層、 33 LOCOS層、 34 高加速イオン注入。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大場 英史 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 田中 長孝 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 馬渕 圭司 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板上に少なくとも光電変換領
    域のためのフォトダイオードとシリコン基板が酸化され
    て形成され、上記フォトダイオードを素子分離する素子
    分離領域と上記フォトダイオードで収集された信号電荷
    を増幅する手段とを備えた画素の配列から成る固体撮像
    装置に於いて、 上記フォトダイオードの不純物層は、素子分離領域から
    所定感覚をおいてて形成されることを特徴とする固体撮
    像装置。
  2. 【請求項2】 シリコン基板上に少なくとも光電変換領
    域のためのフォトダイオードとシリコン基板が酸化され
    て形成され、上記フォトダイオードを素子分離する素子
    分離領域と上記フォトダイオードで収集された信号電荷
    を増幅する手段とを備えた画素の配列から成る固体撮像
    装置に於いて、 少なくとも上記フォトダイオードに隣接する素子分離領
    域の端部に隣接して形成されるもので、上記フォトダイ
    オードの不純物層と反対導電型で濃度の高い不純物層を
    具備することを特徴とする固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 基板半導体表面層に、基板界面が空乏化
    しない高濃度不純物層から成る第1の半導体層と、この
    第1の半導体の下層に該第1の半導体層と異なる導電型
    の第2の半導体層と、この第2半導体層の下層に上記第
    1の半導体層と同じ導電型の第3の半導体層とが形成さ
    れたフォトダイオードを有し、上記第2の半導体層に信
    号蓄積領域を具備する固体撮像素子に於いて、 上記第3の半導体層は、該第3の半導体層が有するフォ
    トダイオードの空乏層端以外の領域で、上記基板半導体
    表面からの距離が長くなるに従って緩やかな濃度勾配を
    有して深さ方向に緩やかに下降する不純物濃度分布を有
    し、該第3の半導体層で生成された信号電荷が上記濃度
    勾配により分配され、該信号電荷の一部が上記第2の半
    導体層内の信号蓄積部に拡散して蓄積され、上記信号電
    荷の残りの電荷が上記基板半導体内に拡散排出されるこ
    とを特徴とする固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の固体撮像装置の上記第
    3の半導体層を形成する固体撮像装置の製造方法に於い
    て、 上記第3の半導体層の不純物濃度分布は、該不純物の注
    入深さ分布の中心がフォトダイオードより十分深い位置
    となる高加速度イオン注入で導入され、熱拡散により上
    記基板半導体表面方向に緩やかに下降した濃度分布を形
    成することを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 第1導電型の半導体基板上に上記第1導
    電型と反対導電型の第2導電型ウェルを形成し、該ウェ
    ル内にフォトダイオードとこのフォトダイオードの信号
    を容量に転送する転送トランジスタと、容量に接続され
    たゲートから成る増幅トランジスタと、該増幅トランジ
    スタを活性化するアドレス手段と、上記フォトダイオー
    ドの信号を排出するリセット手段とを有する単位セルを
    行列2次元状に配列して成る固体撮像装置に於いて、 上記ウェルの濃度の最も高い部分が上記半導体基板表面
    から少なくとも2μmの位置に形成されていることを特
    徴とする固体撮像装置。
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