JPH1098274A - 携帯用電子機器 - Google Patents

携帯用電子機器

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JPH1098274A
JPH1098274A JP8274144A JP27414496A JPH1098274A JP H1098274 A JPH1098274 A JP H1098274A JP 8274144 A JP8274144 A JP 8274144A JP 27414496 A JP27414496 A JP 27414496A JP H1098274 A JPH1098274 A JP H1098274A
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JP
Japan
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magnetic material
composite magnetic
portable electronic
electronic device
conductor layer
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JP8274144A
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Mitsuharu Sato
光晴 佐藤
Eikichi Yoshida
栄吉 吉田
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Tokin Corp
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Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子機器内での放射及び反射ノイズを防止
し、シールド板が不要になり、部品点数も減り、工数及
びコストが削減でき、小型、軽量化でき、内外部に対し
ても充分シールドがなされるような安価な電子機器を提
供すること。 【解決手段】 筐体2が軟磁性体粉末と有機結合剤から
なる複合磁性体5又は導電体層6で構成されている電子
機器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯用の電子機器
の内、映像機器、音響機器、情報システム機器、ゲーム
機器等の特に電波を発信する機能を有しない携帯用電子
機器の筐体の構成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、これらの携帯用電子機器の筐体
は、ABS等に代表される樹脂によって形成される。樹
脂製の前記筐体は、成形性に優れ軽量であるため、一般
に多く用いられている。
【0003】近年、携帯電話、コンパクトディスク、ゲ
ーム機器等の持ち運び可能な電子機器が急速に普及して
きた。最近では、携帯電話によるものと思われる医療機
器の誤作動が報告されており、病院内での使用規制が実
施されつつある。航空業界においても、機内持ち込みの
電子機器によるものと考えられる電磁波干渉の問題が報
告され、携帯用電子機器の使用に歯止めをかける動きが
でてきている。
【0004】医療機器にしても航空機にしても、誤作動
が人命に関わる重大な影響を及ぼす結果となるため、携
帯電話やトランシーバー、(赤外線式を除く)ワイヤレ
ス式の電子機器のような明らかに電波を発信する機器に
ついては、ある程度、使用制限があってもやむを得ず、
むしろ制限が無く事故が発生してしまう方が問題であ
る。
【0005】ところが、このような明らかに電波を発信
する機能を持たない機器でも、電磁波干渉を引き起こし
ていることが種々の調査で明らかになってきている。例
えば、CDプレーヤーで巡航中の航空機がコースを外れ
たり、ノートパソコンで、警告灯が点滅したりなどの不
具合が発生している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】携帯用電子機器の良い
ところは、いつでもどこでも使いたいときに使えるとい
う点である。現在、報告されている以外の場所において
も、使用規制が実施されないとも限らない。これらの場
所で使用規制が実施されてしまえば、携帯用電子機器の
最大のメリットが失われかねない。最良の対策は、携帯
用電子機器を原因とする電磁波干渉を引き起こさせない
ことである。
【0007】携帯用に限らず、電子機器においては、あ
らゆるところからノイズが発生しており、多種多様なE
MI対策が採られているにも関わらず、事前に全ての対
策をすることは非常に困難である。特に、当初予想しな
かった部分からのノイズの発生や発生原因が不明である
ものなど対応が難しい。
【0008】これらの事情から、本発明では、電子機器
からノイズを外に出さない手段を考え、発生したノイズ
を吸収する材料により筐体を構成することに想到した。
【0009】従来よく採られる方法として、遮蔽が挙げ
られ、通常、電磁波を遮蔽する場合、金属材料によるシ
ールドが行われるが、この方法であると、放射ノイズを
反射して生じるノイズや伝導ノイズがシールドをアンテ
ナとして放射されるノイズなどの、いわゆる2次放射ノ
イズが発生するという問題がある。2次放射ノイズの発
生は、外部に対しては悪影響を及ぼさない場合でも、機
器内部へ悪影響を及ぼす、即ち電子機器自体の誤作動を
招く原因となる。
【0010】そこで、本発明の課題は、2次放射ノイズ
を発生させることなく外部への電磁波の漏洩を防止した
携帯用電子機器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では、近年の電子
機器の高速・高周波・デジタル化も考慮し、従来材料で
はカバーし難い、より高い周波数の電磁波も吸収できる
材料により、携帯用電子機器の筐体を構成するものであ
る。
【0012】即ち、筐体の少なくても一部が軟磁性体粉
末と有機結合剤からなる複合磁性体で構成されることを
特徴とする携帯用電子機器の提供である。前記筐体の少
なくても一部が前記複合磁性体と導電体層との多層構造
を為し、且つ前記携帯用電子機器から見て前記複合磁性
体が常に導電体層の内側にも位置している関係にあるこ
とにより、透過減衰特性を更に向上させることが可能と
なる。これは、複合磁性体の全てが導電体層の内側にあ
るということではなく、例えば、導電体層の内側にも外
側にも存在する関係でも良いが、内側には必ず配置され
るということを意味している。また、材料として前記軟
磁性体粉末が表面に酸化皮膜を有する金属磁性体粉末で
あり、前記複合磁性体の表面抵抗が103Ω以上である
こと、前記複合磁性体が周波数の互いに異なる磁気共鳴
を少なくとも2つ有することを具備する材料を用いれ
ば、より高い周波数で効果的に電磁波を吸収することが
可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態をノ
ートパソコンを例にとって説明する。
【0014】図1は、ノートパソコンの使用時の外観斜
視図である。ノートパソコンは、大きく分けて、CPU
を含む本体回路構成部、ハードディスク、液晶等による
ディスプレー3(駆動回路部を含む)、キーボード4か
らなり、外側は全体が筐体2で被われ、開いたときにデ
ィスプレー3と、キーボード4が前面にくるような折り
畳み構造を取っている。
【0015】従来、ABS等の樹脂で作られていた筐体
2は、本発明により、表面に酸化皮膜を有する金属磁性
体粉末と有機結合剤からなる複合磁性体によって作られ
ている。ここでは、使用時に外部に対して開かれた状態
となるキーボードや画面フレーム等についても筐体の一
部と見なしている。実施の形態として、前記複合磁性体
単独で構成したものと、より電磁波の吸収効果を上げる
ため中間に導電体層を設けた多層構造で構成したものと
がある。
【0016】本発明に用いた軟磁性体粉末と有機結合剤
について表1に示す。軟磁性体粉末は、酸素分圧20%
の窒素−酸素混合ガス雰囲気中で気相酸化し、表面に酸
化皮膜を形成する。これらを加熱混練、加圧成形して成
形体を得た。
【0017】
【0018】この複合磁性体の表面抵抗率を測定した結
果、1×106Ωであった。なお、種々、複合磁性体の
表面抵抗率を検討したところ、図4に示すような表面抵
抗率と透過減衰レベルと結合レベルとの関係が得られ
た。図4より、電磁波を外部に透過させず、かつ、内部
に反射させないためには、複合磁性体の表面抵抗率は、
103Ω以上であればよいことがわかった。Aは結合レ
ベル、Bは透過減衰レベルを示す。
【0019】又、図2は、上記複合磁性体のμ−f特性
を測定した結果である。実線がアニール処理後のμ特
性、破線がアニール処理前のμ特性を示す。アニール処
理前の複合磁性体は、図2に示すように、磁気共鳴に伴
うμ”のピークが現れており、磁気共鳴が2箇所で起こ
っていることが伺える。これをアニール処理すると、
μ”が広い範囲で高い値を示し、μ’も高い周波数で大
きな値を示すようになる。
【0020】
【実施例】
(実施例1)前記複合磁性体で平均肉厚が1.2mmの
筐体を形成した。
【0021】(実施例2)前記複合磁性体を2層として
中間に導電体層としてニッケルメッシュを挟み込み、多
層構造とし、トータルの平均肉厚が1.2mmの筐体を
形成した。ニッケルメッシュは、100メッシュでt=
0.1mmのものを用いた。
【0022】評価は、実施例の筐体の平均肉厚と同じ厚
さ1.2mmの評価試料20を用いて、それぞれ透過減
衰レベル及び結合レベルの測定を行った。測定装置は、
図5(a)、図5(b)に示すように、電磁界波源用発
信器21と電磁界強度測定器(受信用素子)22と、そ
れぞれループ径2mm以下の電磁界送信用微小ループア
ンテナ23及び電磁界受信用微小ループアンテナ24を
接続した装置を用いた。透過減衰レベルの測定は、図5
(a)に示すように、電磁界送信用微小ループアンテナ
23と電磁界受信用微小ループアンテナ24との間に試
料を位置させた。
【0023】結合レベルの測定では、図5(b)のよう
に、試料の一面と電磁界送信用微小ループアンテナ23
及び電磁界受信用微小ループアンテナ24とを対向させ
た。電磁界強度測定器22には、図示しないスペクトラ
ムアナライザが接続されており、試料が存在しない状態
での電磁界強度を基準として測定を行った。
【0024】前述の方法で測定した透過減衰レベルを図
3(a)に、結合レベルを図3(b)に示す。実施例1
が、実施例2が、比較例としてt=0.3mmのス
テンレス板がで示してある。これによると、実施例1
では、透過減衰レベル、結合レベルは共に減少してい
る。また、実施例2では、透過減衰レベルがいっそう減
少し、遮蔽吸収効果が高まっていることが分かる。結合
レベルは、実施例1ほどではないが、これも減少してい
ることが分かる。これに対して、比較例では、透過減衰
レベルは非常に減少しているが、結合レベルが高くなっ
ているのが分かる。以上の結果から、本発明による筐体
は、反射による2次放射ノイズを引き起こすことなく効
果的に放射ノイズを除去することができた。
【0025】本実施例では、ニッケルメッシュを挟み込
むことで導電体層を設けたが、金属箔の挟み込み、無電
解メッキや蒸着による導電体膜を形成する方法、導電体
粉末と有機結合剤を混練して導電性複合体を作り複合磁
性体層との多層構造を実現する方法など、導電体層との
多層化の方法は様々有り、表層に導電体層を設けるので
なければ、どの方法を採っても良い。更に、通常の樹脂
層、導電体層、複合磁性体層を順次積層して多層化する
ような導電体層、複合磁性体層以外の層を設けても差し
支えない。また、層数も実施例の3に限定するものでは
ない。
【0026】本発明の実施の形態をノートパソコンを例
にとって説明したが、ビデオカメラ、CDプレーヤー、
携帯情報端末(PDA)、携帯テレビ、携帯ゲーム等に
おいても、同様の効果が得られている。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、携帯用電子機器に求め
られる、小型、軽量化を損なわずに、2次放射ノイズの
発生をも抑制し、外部への電磁波の漏洩を低減できる。
電磁波の漏洩を低減することにより、携帯用電子機器の
使用可能範囲が拡大され、「携帯用」の利点が活かされ
ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のノートパソコンを説明する図。図1
(a)は外観斜視図、図1(b)は、筐体に使用する複
合磁性体の多層構造の場合の断面拡大図。
【図2】本発明に使用する複合磁性体のμ−f特性図。
【図3】本発明の実施例の効果を示す図。図3(a)
は、透過減衰レベルを示す図、図3(b)は結合レベル
を示す図。
【図4】表面抵抗率と結合レベル、及び透過減衰レベル
の関係を示す図。
【図5】評価方法の説明図。図5(a)は、透過減衰レ
ベルの測定方法を示す説明図、図5(b)は、結合レベ
ルの測定方法を示す説明図。
【符号の説明】
1 携帯用電子機器 2 筐体 3 ディスプレイ画面 4 キーボード 5 複合磁性体 6 導電体層 20 評価試料 21 電磁界波源用発信器 22 電磁界強度測定器 23 電磁界送信用微小ループアンテナ 24 電磁界受信用微小ループアンテナ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体の少なくても一部が軟磁性体粉末と
    有機結合剤からなる複合磁性体で構成されることを特徴
    とする携帯用電子機器。
  2. 【請求項2】 前記筐体の少なくても一部が前記複合磁
    性体と導電体層との多層構造を為し、且つ前記携帯用電
    子機器から見て、前記複合磁性体が常に導電体層の内側
    にも位置している関係にあることを特徴とする請求項1
    項記載の携帯用電子機器。
  3. 【請求項3】 前記軟磁性体粉末が表面に酸化皮膜を有
    する金属磁性体粉末からなる、前記複合磁性体の表面抵
    抗率が103Ω以上であることを特徴とする請求項1項
    または2項記載の携帯用電子機器。
  4. 【請求項4】 周波数の互いに異なる磁気共鳴を少なく
    とも2つ以上有する複合磁性体を用いることを特徴とす
    る請求項1項ないし3項のいずれかに記載の携帯用電子
    機器。
JP8274144A 1996-09-24 1996-09-24 携帯用電子機器 Pending JPH1098274A (ja)

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Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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