JPH11100356A - ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)類の精製方法 - Google Patents

ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)類の精製方法

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JPH11100356A
JPH11100356A JP10212367A JP21236798A JPH11100356A JP H11100356 A JPH11100356 A JP H11100356A JP 10212367 A JP10212367 A JP 10212367A JP 21236798 A JP21236798 A JP 21236798A JP H11100356 A JPH11100356 A JP H11100356A
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amino
bis
hydroxyphenyl
solvent
crude
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JP10212367A
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Junichiro Tomaru
淳一郎 都丸
Kenji Kunikata
賢治 国方
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】粗ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニ
ル)類を簡単な操作で高収率、高純度で精製する方法を
提供する。 【解決手段】粗ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェ
ニル)類を低級アルコール類系溶媒で処理することを特
徴とするビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル類
の精製方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビス(3−アミノ−
4−ヒドロキシフェニル)類の精製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェ
ニル)類、特に2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロ
キシフェニル)ヘキサフルオロプロパンは耐熱性ポリマ
ー等の原料として重要な化合物である。2,2−ビス
(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオ
ロプロパンの製造方法としては、次の方法があるが、そ
れらについては下記のような問題点がある。特開平6−
211752号によると2,2−ビス(3−ニトロ−4
−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロパンをパラ
ジウム−カーボンを触媒とした水素加圧下で接触水素還
元、触媒を濾過後、水あけして晶析して黒灰色の生成物
を得ている。粗製品をさらに酢酸エチルおよびn−ヘキ
サン系の混合液により3回再結晶して2,2−ビス(3
−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプ
ロパンを製造している。この方法では、酢酸エチルおよ
びn−ヘキサンとの混合溶媒を使用する。これらは低沸
点で作業環境への問題があり、着色成分の脱色効率も低
く、さらには溶媒回収費用も高くなり工業的に有利な製
造方法とは言い難い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の2,2
−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサ
フルオロプロパンの精製方法は精製収率が低い、作業環
境への影響、溶媒回収費用も高い、着色成分等の不純物
の除去が困難等の問題点を有する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、従来の方
法の問題点を解決すべく鋭意研究を行なった結果、2,
2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキ
サフロロプロパンに代表される、粗ビス(3−アミノ−
4−ヒドロキシフェニル)類を低級アルコール類を含有
する溶媒で処理することにより高純度、高収率でビス
(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)類が得られる
ことを見出し、本発明に到達したものである。
【0005】即ち、本発明は、(1)粗ビス(3−アミ
ノ−4−ヒドロキシフェニル)類を低級アルコール類を
含む溶媒で処理することを特徴とするビス(3−アミノ
−4−ヒドロキシフェニル)類の精製方法、(2)ビス
(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)類が式(1)
【0006】
【化2】
【0007】 (式中、Xは結合鎖またはフェニル基間の直接結合を表
し、RおよびRは置換基である。)で表される化合
物である(1)に記載の精製方法、(3)Xの結合鎖
が、置換又は無置換アルキレン、アラルキレン、−O
−、−S−、−SO−、−SO2−、−CO−、置換又
は無置換アミノである(2)に記載の精製方法、(4)
およびRの置換基がそれぞれ、水素原子、低級ア
ルキル基、低級アルコキシ基、水酸基、アルキルオキシ
カルボニル基、カルバモイル基、アミノ基、アシルオキ
シ基またはハロゲン原子である(2)又は(3)に記載
の精製方法、(5)式(1)で表される化合物が、2,
2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキ
サフロロプロパンである(2)に記載のビス(3−アミ
ノ−4−ヒドロキシフェニル)類の精製方法、(6)低
級アルコール類を含む溶媒での処理が粗ビス(3−アミ
ノ−4−ヒドロキシフェニル)類を低級アルコール類に
溶解した後、水もしくは炭化水素類を添加することによ
りなされることを特徴とする(1)に記載のビス(3−
アミノ−4−ヒドロキシフェニル)類の精製方法、に関
する。(7)粗ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェ
ニル)類を含有する低級アルコール類を含む混合溶液か
ら所定量の低級アルコール類を含む溶媒を留去すること
により結晶化することを特徴とする(1)に記載のビス
(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)類の精製方
法。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の製造方法を詳細に
説明する。本発明において、ビス(3−アミノ−4−ヒ
ドロキシフェニル)類は、反応液中より析出したビス
(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)類を単離した
ものもよく、反応液中に残存してもよい。灰白色や淡赤
色等に着色しており(合成法により色相は異なる)、そ
の純度が98%程度(液体クロマト分析値(面積値
%))以下のものである。
【0009】本発明で使用する粗ビス(3−アミノ−4
−ヒドロキシフェニル)類は例えば上記式(1)で表さ
れる化合物があげられる。上記式(1)において、Xは
結合鎖またはフェニル基間の直接結合を表し、Rおよ
びRは置換基である。Xの結合鎖としては、例えば、
置換又は無置換アルキレン、アラルキレン、−O−、−
S−、−SO−、−SO2−、−CO−、置換又は無置
換アミノ等があげられる。置換又は無置換アルキレンと
しては、例えばメチレン、エチレン、トリメチレン、
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン等が
挙げられ、アラルキレンとしては、例えばベンジリデン
が挙げられ、置換又は無置換アミノとしては、例えばア
ミノ、メチルアミノ、エチルアミノ、アニリノ等が挙げ
られる。
【0010】式(1)のRまたはRで表される置換
基としては、例えば水素原子、アルキル基、アルコキシ
基、水酸基、アルキルオキシカルボニル基、カルバモイ
ル基、アミノ基、アシルオキシ基またはハロゲン原子等
があげられる。
【0011】アルキル基としては、例えばメチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブ
チル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチ
ル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、2−
エチルヘキシル、2−エチルデシル、n−デシル、n−
ドデシル等のC1〜C12のアルキル基が挙げられ、ア
ルコキシ基としては、例えばメトキシ、エトキシ、n−
プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブト
キシ、sec−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオ
キシ、オクチルオキシ、2−エチルヘキシルオキシ、デ
シルオキシ、ドデシルオキシ、水酸基等のC1〜C12
のアルコキシ基が挙げられ、アシル基としては、例えば
ホルミル、アセチル、プロパノイル、ブタノイル、ペン
タノイル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、オクタノイル
等のC1〜C10のアシル基が挙げられ、アルキルオキ
シカルボニル基としては、例えばメチルカルボキシレ−
ト、エチルカルボキシレ−ト、プロピルカルボキシレー
ト、ブチルカルボキシレート、ペンチルカルボキシレー
ト、ヘキシルカルボキシレ−ト、2−エチルヘキシルカ
ルボキシレ−ト等が挙げられ、カルバモイル基として
は、例えばカルボキサミド、カルボン酸ジメチルアミ
ド、カルボン酸ジエチルアミド、カルボン酸メチルアミ
ド、カルボン酸エチルアミド等が挙げられ、アミノ基と
しては、例えばアミノ、N−メチルアミノ、N−エチル
アミノ、N,N−ジメチルアミノ、N,N−ジエチルア
ミノ、N,N−メチルエチルアミノ、N,N−ジプロピ
ルアミノ、N,N−ジブチルアミノ、N−モルホリノ等
が挙げられ、アシルオキシ基としては、たとえばアセト
キシ、プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ基等が挙げ
られ、ハロゲン原子としては、例えばフッ素、塩素、臭
素、ヨウ素等が挙げられる。
【0012】本発明に用いる式(1)で表されるビス
(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)類としては、
例えばビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)メ
タン類、2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン類、2,2−ビス(3−アミノ−4−
ヒドロキシフェニル)ヘキサフロロプロパン類、3,3
−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ペンタ
ン類、2,2’−ジアミノ−4,4’−ベンジリデンビ
スフェノール類、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフ
ェニル)エーテル類、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキ
シフェニル)スルフィド類、ビス(3−アミノ−4−ヒ
ドロキシフェニル)スルホン類、ビス(3−アミノ−4
−ヒドロキシフェニル)スルホキシド類、ビス(3−ア
ミノ−4−ヒドロキシフェニル)ケトン類、ビス(3−
アミノ−4−ヒドロキシフェニル)アミン類、3,3’
−ジアミノ−4,4’−ジヒドロキシビフェニル類等が
挙げられる。
【0013】式(1)の化合物の具体例を挙げると、例
えばビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)メタ
ン、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシ−5−エトキシ
フェニル)メタン、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシ
−5−アセトキシフェニル)メタン、ビス(3−アミノ
−4−ヒドロキシ−5−(N,N−ジエチルカルボキサ
ミド)フェニル)メタン、ビス(3−アミノ−4−ヒド
ロキシ−6−フロロフェニル)メタン、ビス(3−アミ
ノ−4,5−ジヒドロキシフェニル)メタン、2,2−
ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフ
ロロプロパン、2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロ
キシ−5−メチルフェニル)ヘキサフロロプロパン、
2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシ−6−プロ
パノイルフェニル)ヘキサフロロプロパン、2,2−ビ
ス(3−アミノ−4−ヒドロキシ−5−(N,N−ジエ
チルアミノ)フェニル)ヘキサフロロプロパン、2,2
−ビス(3−アミノ−4,5−ジヒドロキシフェニル)
ヘキサフロロプロパン、2,2−ビス(3−アミノ−4
−ヒドロキシ−5−ブトキシカルボニルフェニル)ヘキ
サフロロプロパン、2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒ
ドロキシ−6−クロロフェニル)ヘキサフロロプロパ
ン、3,3−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニ
ル)ペンタン、3,3−ビス(3−アミノ−4−ヒドロ
キシ−5−メチルフェニル)ペンタン、3,3−ビス
(3−アミノ−4−ヒドロキシ−5−クロロフェニル)
ペンタン、2,2’−ジアミノ−4,4’−ベンジリデ
ン−ビスフェノール、、2,2’−ジアミノ−4,4’
−ベンジリデン−5,5’−ジメチルビスフェノール、
2,2’−ジアミノ−4,4’−ベンジリデン−5,
5’−ジクロロビスフェノール、2,2’−ジアミノ−
4,4’−ベンジリデン−5,5’−ジエトキシビスフ
ェノール、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニ
ル)エーテル、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシ−5
−メチルフェニル)エーテル、ビス(3−アミノ−4−
ヒドロキシ−5−(N,N−ジエチルアミノ)フェニ
ル)エーテル、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシ−5
−ブチロキシカルボニルフェニル)エーテル、ビス(3
−アミノ−4−ヒドロキシ−6−クロロフェニル)エー
テル、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ス
ルフィド、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシ−5−メ
チルフェニル)スルフィド、ビス(3−アミノ−4,5
−ジヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(3−アミ
ノ−4−ヒドロキシ−5−(N−メチルアミノ)フェニ
ル)スルフィド、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシ−
5−ブロモフェニル)スルフィド、ビス(3−アミノ−
4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(3−アミノ
−4−ヒドロキシ−5−イソブチルフェニル)スルホ
ン、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシ−6−プロパノ
イルフェニル)スルホン、ビス(3−アミノ−4−ヒド
ロキシ−5−(N,N−ジプロピルアミノ)フェニル)
スルホン、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシ−6−メ
チルフェニル)ケトン、ビス(3−アミノ−4−ヒドロ
キシ−5−エトキシフェニル)ケトン、ビス(3−アミ
ノ−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ケトン、ビ
ス(3−アミノ−4−ヒドロキシ−6−メチルフェニ
ル)ケトン、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシ−5−
(N,N−ジプロピルアミノ)フェニル)ケトン、ビス
(3−アミノ−4−ヒドロキシ−5−メトキシフェニ
ル)アミン、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシ−5−
メチルフェニル)アミン、N,N−ジ(3−アミノ−4
−ヒドロキシフェニル)アニリン、3,3’−ジアミノ
−4,4’−ジヒドロキシジフェニル、3,3’−ジア
ミノ−4,4’−ジヒドロキシ−5,5’−ジメチルジ
フェニル、3,3’−ジアミノ−4,4’−ジヒドロキ
シ−5,5’−ジクロロジフェニル等が挙げられる。
【0014】本発明の精製方法は粗ビス(3−アミノ−
4−ヒドロキシフェニル)類を低級アルコール類を含む
溶媒で精製することを特徴とする。ここで使用する低級
アルコール類を含む溶媒としては、低級アルコール類の
他に水や炭化水素類を含有していてもよい。本発明で用
いられる低級アルコール類の具体例としては、例えばメ
タノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパ
ノール、n−ブタノール、イソブタノール、tert−
ブタノール、シクロヘキサノール等のC1〜C6の低級
アルコール類が挙げられ、これらと水や炭化水素類との
混合溶媒等が挙げられる。炭化水素類としては、トルエ
ン、キシレン、メシチレン等の芳香族炭化水素類、n−
ヘキサン、シクロヘキサン、n−ヘプタンまたはn−オ
クタン等の脂肪族炭化水素類、あるいはこれらの混合物
が挙げられる。
【0015】水との混合溶媒の場合、低級アルコール類
の濃度は、30−95容積%、好ましくは、40−80
容積%、より好ましくは、50−60容積%である。そ
れ以下では着色物の除去が出来ない。また95容積%を
越えると、精製収率が低くなり、経済的でない。溶剤の
使用量は、粗ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニ
ル)類に対し、0.3−10倍(v/w)、好ましく
は、0.5−5倍(v/w)、より好ましくは、1.0
−3.0倍(v/w)である。0.5未満だと、流動性
がわるくなり、撹拌、濾過が困難となる。10倍を越え
ると、収率が低くなり、経済的でない。場合により流動
性を高めるために界面活性剤を添加しても良い。界面活
性剤は、粗ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニ
ル)類に対して0.00001〜1.0倍(w/w)、
好ましくは0.0001〜0.1倍(w/w)、特に好
ましくは0.001〜0.01倍(w/w)が使用され
る。これに使用しうる界面活性剤としては、アルキルベ
ンゼンスルフォン酸塩、アルキルナフタレンスルフォン
酸塩、アルキルジフェニルエーテルジスルフォン酸塩、
ナフタレンスルフォン酸ホルマリン縮合物等の陰イオン
性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオ
キシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等の非イオン性
界面活性剤等を挙げることが出来るが、これに限定され
るものではない。尚、水−アルコール以外に、テトラヒ
ドロフラン、アセトニトリル、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン等の水溶性有機溶媒を含んでも良
い。また、ヒドラジン類、硫化ソーダ、ハイドロサルフ
ァイト、ハイドロキノン、メトキノン等の酸化防止剤を
含んでも良い。
【0016】炭化水素類との混合溶媒の場合、低級アル
コール類の濃度は、2−95容積%、好ましくは、10
−70容積%、より好ましくは、15−50容積%、特
に好ましくは、20−40容積%である。2%未満だ
と、着色物の除去が出来ない。95%を越えると、精製
収率が低くなり、経済的でない。溶剤の使用量は、粗ビ
ス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)類に対し、
0.3−10倍(v/w)、好ましくは、0.5−5.
0倍(v/w)、特に好ましくは、1.0−3.0倍
(v/w)である。0.5倍(v/w)未満だと、流動
性がわるくなり、撹拌、濾過が困難となる。10.0倍
を越えると、収率が低くなり、経済的でない。尚、ヒド
ラジン類、硫化ソーダ、ハイドロサルファイト、ハイド
ロキノン、メトキノン等の酸化防止剤を含んでも良い。
【0017】粗ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェ
ニル)類を低級アルコールを含む溶媒で処理する方法と
しては、例えば再結晶法、洗浄法等が挙げられる。洗浄
法は、例えば粗ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェ
ニル)類の結晶に低級アルコールを含む混合溶媒を接触
させることにより行われる。接触法としては、例えば該
結晶ケーキ中に該混合溶媒を通過させる方法や該結晶を
該混合溶媒中に分散させる方法等があげられる。ここで
使用される混合溶媒としては、上記の水−低級アルコー
ル系混合溶媒や炭化水素類−低級アルコール系混合溶媒
があげられる。
【0018】再結晶法は、例えば低級アルコール類に粗
ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)類を加熱
もしくは常温下に溶解させた後、冷却、溶媒留去、水や
炭化水素類等の貧溶媒の添加等の方法により、又はこれ
らの方法を組み合わせて結晶を析出させることにより行
われる。
【0019】この再結晶法をさらに具体的に説明する。
貧溶媒として水を使用する方法を実施するには、例えば
次のようにすればよい。即ち、無水または含水していて
もよい粗ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)
類に低級アルコール類を加え、粗ビス(3−アミノ−4
−ヒドロキシフェニル)類を溶解、あるいは分散させた
後、水を加え又は該溶解液を充分に撹拌する。また、粗
ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)類を水中
に添加分散させた後、少量の低級アルコール類を加えて
も良い。また、粗ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフ
ェニル)類を水−低級アルコール類からなる精製溶媒に
加えても良い。粗ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフ
ェニル)類、水、低級アルコール類を加える順番は、特
に限定しない。析出している結晶を濾別し、乾燥して、
高純度のビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)
類を得る。低級アルコール類は、最初、過剰に加えて、
粗ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)類を、
分散、あるいは溶解し、加熱し、減圧あるいは常圧下、
低級アルコール類を一部留去して低級アルコール類の量
を、アルコール比率は50−60重量%になるように調
節し、次いで熱時水を加えて低級アルコール類を含む混
合溶媒の量を粗ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェ
ニル)類に対し1.0−3.0倍(v/w)にしてもよ
い。結晶を析出させた後、ゆっくり冷却して結晶を成長
させてもよい。加える水の量は粗ビス(3−アミノ−4
−ヒドロキシフェニル)類に対し0.3−5.0倍(v
/w)、好ましくは0.5−3.0倍(v/w)、特に
好ましくは1.0−2.0倍(v/w)である。結晶の
採取は結晶を析出させた後に熱時濾過しても良いし、氷
冷下冷却後、濾過しても良い。濾過ケーキは、さらに含
水低級アルコール類で洗浄してもよい。
【0020】貧溶媒として炭化水素類を使用する方法を
実施するには、例えば次のようにすればよい。即ち、無
水または含水していてもよい粗ビス(3−アミノ−4−
ヒドロキシフェニル)類に低級アルコール類を加え、粗
ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)類を溶
解、あるいは分散させ、さらに、炭化水素類を加え、充
分に撹拌する。先に炭化水素類を加えた後、低級アルコ
ール類を加えても良いし、予め、調節した炭化水素類、
低級アルコール類を含有する精製溶媒を加えても良い。
また、粗ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)
類を精製溶媒に加えても良い。粗ビス(3−アミノ−4
−ヒドロキシフェニル)類、炭化水素類、低級アルコー
ル類を加える順番は、特に限定しない。析出した結晶を
濾別し、低級アルコール類を含有する炭化水素類、ある
いは炭化水素類で洗浄し、また場合によっては、その
後、水で洗浄し、乾燥して、高純度のビス(3−アミノ
−4−ヒドロキシフェニル)類を得る。低級アルコール
類は、最初、過剰に加えて、粗ビス(3−アミノ−4−
ヒドロキシフェニル)類を、分散、あるいは溶解し、加
熱し、減圧あるいは常圧下、低級アルコール類を一部留
去して、低級アルコール類の比率を粗ビス(3−アミノ
−4−ヒドロキシフェニル)類に対して40−60重量
%になるように調節し、次いで熱時炭化水素類を加えて
結晶を析出させた後、ゆっくり冷却して結晶を成長させ
てもよい。加える炭化水素類の量は、粗ビス(3−アミ
ノ−4−ヒドロキシフェニル)類に対して0.3−1
0.0倍(v/w)、好ましくは、0.5−5.0倍
(v/w)、特に好ましくは、1.0−3.0倍(v/
w)である。溶媒中の低級アルコール類の濃度は、2−
95容積%、好ましくは、10−70容積%、より好ま
しくは、15−50容積%、特に好ましくは、20−4
0容積%である。留去後の低級アルコールの量が少ない
場合は、留去段階で結晶は析出する。結晶の採取は結晶
を析出させた後に熱時濾過しても良いし、氷冷下冷却
後、濾過しても良い。炭化水素類を加えた後、更に溶剤
を留去して、低級アルコール類の濃度を調節しても良
い。水が含有している状態でも良いし、炭化水素類を加
え、水を共沸蒸留して、大部分を除去後、低級アルコー
ル類を加えても良い。
【0021】また、低級アルコール類を反応溶媒とした
粗ビス(3−ニトロ−4−ヒドロキシフェニル)類を還
元した含水反応液中より結晶化しても良い。例えば、反
応液を加熱し、減圧あるいは常圧下、低級アルコール類
を含む溶媒の所定量を留去する。溶媒留去後の終点温度
は75−85℃であり、留去後に残る低級アルコール類
を含む含水溶媒の量を粗ビス(3−アミノ−4−ヒドロ
キシフェニル)類に対して粗ビス(3−アミノ−4−ヒ
ドロキシフェニル)類に対し、0.3−10倍(v/
w)、好ましくは、0.5−5倍(v/w)、より好ま
しくは、1.0−3.0倍(v/w)である。得られた
含水溶媒中の低級アルコール類の濃度は30−80容積
%、好ましくは40−70容積%、特に好ましくは50
−60容積%とする。溶媒を留去後、徐冷しながら自然
晶析、または種晶を添加することで晶析を行なった。晶
析時の液温は70−80℃が特に好ましい。結晶の採取
は結晶を析出させた後に熱時濾過しても良いし、氷冷下
冷却後、濾過しても良い。好ましくは、徐冷して十分に
晶析したほうが良い。析出した結晶を濾別し、低級アル
コール類を含有する溶剤で洗浄し、またはその後、水で
洗浄し、乾燥して、高純度のビス(3−アミノ−4−ヒ
ドロキシフェニル)類を得る。低級アルコール類を含有
する洗浄溶剤中の低級アルコール類の濃度は、10−9
0容積%、好ましくは30−70容積%、特に好ましく
は40−60容積%とする。その洗浄液の量は、ビス
(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)類に対して
0.3−10.0倍(w/w)、好ましくは0.5−
5.0倍(w/w)、特に好ましくは1.0−3.0倍
(w/w)とする。
【0022】本発明で使用する粗ビス(3−アミノ−4
−ヒドロキシフェニル)類は、ビス(3−ニトロ−4−
ヒドロキシフェニル)類を、水素加圧、触媒存在下、還
元する事により、又鉄粉還元、亜鉛還元、ヒドラジン還
元等により得ることができる。還元法の具体例を以下に
挙げる。
【0023】(1)ラネーニッケルを触媒とする水素添
加による製造方法。 ビス(3−ニトロ−4−ヒドロキシフェニル)類、反応
溶剤、ラネーニッケルを、オートクレーブに加え、水素
を導入して還元する。また、反応溶剤、ラネーニッケル
をオートクレーブに加え、水素加圧下、所定温度に保
ち、ビス(3−ニトロ−4−ヒドロキシフェニル)類を
反応溶剤に溶解、あるいは、分散させ、連続的にあるい
は断続的に仕込んで、反応させてもよい。ラネーニッケ
ルの使用量は、メタルとして、ビス(3−ニトロ−4−
ヒドロキシフェニル)類に対し、1−30重量%、より
好ましくは、5−10重量%である。反応溶剤として
は、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソ
プロパノール等の低級アルコール類等を挙げる事が出来
る。使用量は、ビス(3−ニトロ−4−ヒドロキシフェ
ニル)類に対し、0.5−20倍(v/w)、より好ま
しくは、2−5倍(v/w)である。反応温度は、0−
150℃、より好ましくは、40−80℃である。水素
圧は、特に限定しないが、通常、0−9kg/cm
(ゲージ圧力)である。
【0024】(2)ヒドラジン還元による製造法。 ビス(3−ニトロ−4−ヒドロキシフェニル)類を、反
応溶剤に溶解又は分散して、触媒存在下、ヒドラジン類
を添加することにより還元する。または、反応溶剤、触
媒およびヒドラジン類を加え、所定温度に保ち、ビス
(3−ニトロ−4−ヒドロキシフェニル)類を固体粉末
で又は、反応溶剤に溶解後、又は分散して連続的にある
いは断続的に仕込んで反応させる。ヒドラジン類として
は、例えばヒドラジン、ヒドラジン一水和物、メチルヒ
ドラジン、または、ヒドラジニウム塩、例えば、ヒドラ
ジニウムクロライドおよびヒドラジニウムサルフェート
等が挙げられる。これらの還元剤は、溶液、例えば、水
溶液、アルコール溶液、エーテル溶液として用いること
が出来、好ましくは30〜90重量%であり、より好ま
しくは60〜80重量%のヒドラジン一水和物の水溶液
を用いるのがよい。また、ヒドラジン類の使用量はビス
(3−ニトロ−4−ヒドロキシフェニル)類1モル当た
り3.0〜20.0モル倍、好ましくは3.0〜5.0
モル倍使用される。
【0025】触媒としては、ハロゲン化鉄類/活性炭、
ラネーニッケル、Pd/活性炭、Ru/活性炭等が挙げ
られる。ハロゲン化鉄触媒としては、例えば塩化第一
鉄、塩化第二鉄、臭化第一鉄、臭化第二鉄の水和物およ
び無水物等が挙げられる。ハロゲン化鉄の使用量はビス
(3−ニトロ−4−ヒドロキシフェニル)類の1モルに
対し0.01〜0.5モル、好ましくは0.02〜0.
1モルである。また併用する活性炭は、含水物でも乾燥
品でも良く、ビス(3−ニトロ−4−ヒドロキシフェニ
ル)類の100重量部に対し0.1〜1000重量部、
好ましくは10〜100重量部である。
【0026】ラネーニッケルの使用量は、ビス(3−ニ
トロ−4−ヒドロキシフェニル)類に対し、1−30重
量%、好ましくは、5−10重量%である。白金、パラ
ジウムは活性炭、シリカゲル、アルミナ、硫酸バリウ
ム、炭酸カルシウム、軽石、多孔質珪藻土、グラファイ
ト、活性白土、酸化マグネシウムおよび/または酸化ア
ルミニウム等の担体上に分散させて使用してもよい。ま
た、酸化物で使用することも出来、酸化白金、酸化パラ
ジウムを使用しうる具体例として挙げる事ができる。
貴金属対ジニトロ芳香族の重量比については、ビス(3
−ニトロ−4−ヒドロキシフェニル)類基準で0.01
〜10.0重量%、好ましくは0.1〜0.5重量%を
使用するのがよい。反応溶媒としては、例えば、メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール等の低級脂肪族ア
ルコール類、およびこれらと水との混合溶媒等が挙げら
れる。好ましい溶媒としてはメタノール、イソプロパノ
ールであり、より好ましくはメタノールが挙げられる。
【0027】
【実施例】次に実施例によって本発明を更に具体的に説
明するが、本発明がこれらの具体例にのみ限定されるも
のではない。
【0028】実施例1 攪拌機付きの500ccオートクレーブに、NDT−9
0(商品名、ラネーニッケル触媒、川研ファインケミカ
ル(株)製)24.4g(合金換算)、メタノール30
0cc、2,2−ビス(3−ニトロ−4−ヒドロキシフ
ェニル)ヘキサフロロプロパン100.0gを入れ、窒
素ついで水素で十分に置換した。水素圧3.0kg/c
まで昇圧し、反応温度を室温から開始した。攪拌開
始と共に自然に60℃まで昇温、反応中水素は連続的に
供給を行い3.0kg/cmを保持、水素の吸収が停
止した後、さらに30分間攪拌後、冷却し静置する。反
応液から触媒を濾別した後、得られた反応液中に80%
ヒドラジン一水和物水溶液(純正化学(株))3.7g
を加えて十分に攪拌した後、太閤活性炭−SA(商品
名、活性炭、二村化学工業(株))10gを加え、25
℃〜30℃下、20分間攪拌後静置する。反応液から活
性炭を濾別した後、反応溶媒を回収、濃縮、乾固したと
ころ、粗製品84.5g、粗収率98.3%、液体クロ
マト分析値98.1%(面積%)で灰白色の粗2,2−
ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフ
ロロプロパンを得た。
【0029】次に温度計、ジムロート冷却器および攪拌
機を備えた300cc四つ口フラスコに、得られた粗
2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)
ヘキサフロロプロパン84.5g、イソプロピルアルコ
ール120ccを加え、還流状態で粗2,2−ビス(3
−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフロロプロ
パンが溶解する。赤褐色の均一溶液とした後、系内から
イソプロピルアルコール80ccを留去した。晶析しな
がら還流状態を保持、トルエン125ccを徐々に加
え、トルエンの滴下を終了した後、15分間還流温度で
攪拌を続けた。その後、1時間かけて室温まで徐冷、更
に氷水冷却下0〜5℃で30分間攪拌した。十分に結晶
を析出させた後、ヌッチェ上にて結晶と精製溶媒を分
離、結晶を濾過し、さらに10%イソプロピルアルコー
ルおよびトルエンの混合溶液500ccで洗浄した。ケ
ーキを十分に風乾した。高純度の白色結晶、精製収率9
0.0%、収量77.3g、液体クロマト分析値99.
9%(面積%)を得た。
【0030】実施例2 温度計、ジムロート冷却器および攪拌機を備えた200
0cc四つ口フラスコに、2,2−ビス(3−ニトロ−
4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフロロプロパン40
0.0g、メタノール1200ccを加え、20分間撹
拌、次いでE196R/W5%Pd(商品名、5%パラ
ジウム−カーボン触媒、デグサジャパン(株)製)2
0.0g(ドライ換算)を加え、攪拌しながら加熱、液
温60℃〜65℃に保ち、60%ヒドラジン一水和物の
水溶液313.2gを4時間かけて滴下した。ヒドラジ
ンの仕込み終了後、30分間反応を継続し、室温まで徐
冷し、触媒を濾過後、エバポレーターにて反応液から溶
媒を回収、濃縮、乾固したところ粗収量336.8g、
粗収率98%、液体クロマト分析値97.9%(面積
%)で淡赤色の粗2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒド
ロキシフェニル)ヘキサフロロプロパンを得た。
【0031】次に温度計、ジムロート冷却器および攪拌
機を備えた2000cc四つ口フラスコに、得られた粗
2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)
ヘキサフロロプロパン336g、メタノール415cc
を加え、還流状態で粗2,2−ビス(3−アミノ−4−
ヒドロキシフェニル)ヘキサフロロプロパンが溶解する
まで加熱する。赤褐色の均一溶液とした後、水255c
cを徐々に加え、滴下を終了した後、15分間還流温度
で攪拌を続けた。その後、1時間かけて室温まで徐冷、
更に氷水冷却下0〜5℃で30分間攪拌した。十分に結
晶を析出させた後、ヌッチェ上にて結晶と精製溶媒を分
離、ヌッチェ上に残った結晶を予め5℃に冷却しておい
た水500ccで十分に洗浄、濾液を置換し、更に十分
に風乾した。高純度の白色結晶、収率89.3%、収量
306.9g、液体クロマト分析値99.9%(面積
%)を得た。
【0032】実施例3 温度計、ジムロート冷却器および攪拌機を備えた200
cc四つ口フラスコに水を35%含む2,2−ビス(3
−ニトロ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフロロプロ
パン39.4g、メタノール77ccを加え、20分間
撹拌、次いでE106B/W5%Pd(商品名、5%パ
ラジウム−カーボン触媒、デグサジャパン(株)製)
0.51g(ドライ換算)を加え、攪拌しながら加熱還
流、初期液温69℃〜73℃に保ち、60%ヒドラジン
一水和物の水溶液20.0gを4時間かけて滴下した。
ヒドラジンの仕込み終了後、30分間反応を継続し、室
温まで徐冷し反応を終了、液体クロマト分析値97.9
%(面積%)で粗2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒド
ロキシフェニル)ヘキサフロロプロパンを得た。
【0033】次に温度計、ジムロート冷却器および攪拌
機を備えた200cc四つ口フラスコに、触媒を濾過後
に得られた粗2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキ
シフェニル)ヘキサフロロプロパン22g、常圧下加熱
して反応液から所定量の溶媒を回収、濃縮、初期液量1
28gより溶媒を57g回収、溶媒留去終了温度79℃
までとしたところで留去を終了とし、種を入れて晶析、
同液温79℃を30分間保持した。その後、1時間かけ
て室温まで徐冷、更に氷水冷却下0〜5℃で30分間攪
拌した。十分に結晶を析出させた後、ヌッチェ上にて結
晶と精製溶媒を分離、ヌッチェ上に残った結晶を予め5
℃に冷却しておいた50%メタノール水溶液45g、更
にイオン交換水100gで十分に洗浄し、引ききりを1
時間、更に十分に乾燥した。高純度の白色結晶、収率8
8.3%、収量19.4g、液体クロマト分析値99.
9%(面積%)で白色の2,2−ビス(3−アミノ−4
−ヒドロキシフェニル)ヘキサフロロプロパンを得た。
【0034】実施例4 温度計、ジムロート冷却器および攪拌機を備えた500
cc四つ口フラスコに水を30%含む2,2−ビス(3
−ニトロ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフロロプロ
パン120.9g、メタノール250ccを加え、20
分間撹拌、次いでE106B/W5%Pd 1.67g
(ドライ換算)を加え、攪拌しながら加熱還流、初期液
温69℃〜73℃に保ち、60%ヒドラジン一水和物の
水溶液66.8gを4時間かけて滴下した。ヒドラジン
の仕込み終了後、30分間反応を継続し、室温まで徐冷
し反応を終了、液体クロマト分析値97.3%(面積
%)で粗2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフ
ェニル)ヘキサフロロプロパンを得た。
【0035】次に温度計、ジムロート冷却器および攪拌
機を備えた500cc四つ口フラスコに、触媒を濾過後
に得られた粗2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキ
シフェニル)ヘキサフロロプロパン365g、常圧下加
熱して反応液から所定量の溶媒を回収、濃縮、初期液量
365gより溶媒を190g回収、溶媒留去終了温度7
9℃までとしたところで留去を終了とし、種を入れて晶
析、同液温79℃を30分間保持した。その後、1時間
かけて室温まで徐冷、更に氷水冷却下0〜5℃で30分
間攪拌した。十分に結晶を析出させた後、ヌッチェ上に
て結晶と精製溶媒を分離、ヌッチェ上に残った結晶を予
め5℃に冷却しておいた50%メタノール水溶液150
g、更にイオン交換水300gで十分に洗浄し、引きき
りを1時間、更に十分に乾燥した。高純度の白色結晶、
収率87%、収量63.3g、液体クロマト分析値9
9.9%(面積%)で白色の2,2−ビス(3−アミノ
−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフロロプロパンを得
た。
【0036】
【発明の効果】本発明によると、ビス(3−アミノ−4
−ヒドロキシフェニル)類、特に耐熱性ポリマー等の原
料、特に電子材料用の耐熱性ポリマー等の原料として有
用な化合物である2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒド
ロキシフェニル)ヘキサフロロプロパンを高収率で効率
よく精製することができるという効果を奏す。又、ハロ
ゲンイオン等の無機イオンや金属イオンの含有量を減少
させることもできる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粗ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェ
    ニル)類を低級アルコール類を含む溶媒で処理すること
    を特徴とするビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニ
    ル)類の精製方法。
  2. 【請求項2】ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニ
    ル)類が式(1) 【化1】 (式中、Xは結合鎖またはフェニル基間の直接結合を表
    し、RおよびRは置換基である。)で表される化合
    物である請求項1に記載の精製方法。
  3. 【請求項3】Xの結合鎖が、置換又は無置換アルキレ
    ン、アラルキレン、−O−、−S−、−SO−、−SO
    2−、−CO−、置換又は無置換アミノである請求項2
    に記載の精製方法。
  4. 【請求項4】RおよびRの置換基がそれぞれ、水素
    原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、水酸基、ア
    ルキルオキシカルボニル基、カルバモイル基、アミノ
    基、アシルオキシ基またはハロゲン原子である請求項2
    又は3に記載の精製方法。
  5. 【請求項5】式(1)で表される化合物が、2,2−ビ
    ス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフロ
    ロプロパンである請求項2に記載のビス(3−アミノ−
    4−ヒドロキシフェニル)類の精製方法。
  6. 【請求項6】低級アルコール類を含む溶媒での処理が粗
    ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)類を低級
    アルコール類に溶解した後、水もしくは炭化水素類を添
    加することによりなされることを特徴とする請求項1に
    記載のビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)類
    の精製方法。
  7. 【請求項7】粗ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェ
    ニル)類を含有する低級アルコール類を含む混合溶液か
    ら所定量の低級アルコール類を含む溶媒を留去すること
    により結晶化することを特徴とする請求項1に記載のビ
    ス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)類の精製方
    法。
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