JPH11107784A - 車両のエンジンブレーキ制御装置 - Google Patents

車両のエンジンブレーキ制御装置

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JPH11107784A
JPH11107784A JP9271750A JP27175097A JPH11107784A JP H11107784 A JPH11107784 A JP H11107784A JP 9271750 A JP9271750 A JP 9271750A JP 27175097 A JP27175097 A JP 27175097A JP H11107784 A JPH11107784 A JP H11107784A
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JP
Japan
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speed
acceleration
engine
shift
throttle opening
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Application number
JP9271750A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Miki
修昭 三木
Shiro Sakakibara
史郎 榊原
Keiichi Kimura
圭一 木村
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AQUEOUS RESERCH KK
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
AQUEOUS RESERCH KK
Aisin AW Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】所望のエンジンブレーキ力を得ることができる
ようにする。 【解決手段】エンジン61と、各変速段ごとの変速比で
変速を行う変速装置10と、前記変速段を選択する選択
手段と、アクセルペダルの踏込みと関係なくスロットル
開度を変更するスロットル開度変更手段と、加速度を検
出する加速度検出手段82と、前記加速度とあらかじめ
設定された目標値とを比較する比較手段83と、該比較
手段83による比較結果に基づいて前記スロットル開度
変更手段を作動させ、前記加速度を目標値に保持する保
持手段84とを有する。この場合、加速度検出手段82
によって検出された加速度と目標値との比較結果に基づ
いて加速度を0に保持することができるので、所望のエ
ンジンブレーキ力を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のエンジンブ
レーキ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動変速機においては、エンジン
によって発生させられた回転を、トルクコンバータを介
して変速装置に伝達し、該変速装置において変速して駆
動輪に伝達するようになっている。そして、前記変速装
置においては、複数の歯車要素から成るギヤユニットが
配設され、クラッチ、ブレーキ等の摩擦係合要素を係脱
し、歯車要素の回転を選択的に出力することによって、
複数の変速段が達成されるようになっている。
【0003】また、運転者がシフトレバーを操作するこ
とによって、パーキングレンジ(P)、リバースレンジ
(R)、ニュートラルレンジ(N)、ドライブレンジ
(D)、セカンドレンジ(S)、ローレンジ(L)等を
選択することができるようになっている。そして、ドラ
イブを選択して車両を走行させている間に、アクセルペ
ダルから足を離しても十分なエンジンブレーキ力が得ら
れない場合は、セカンドレンジ、ローレンジ等を選択す
ることによって、下位の変速段が選択されて十分なエン
ジンブレーキ力を得ることができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の自動変速機においては、各変速段ごとにステップ状
に変速比が設定されているのでエンジンブレーキ力がス
テップ状に変化し、運転者の所望のエンジンブレーキ力
を得ることができないことがある。例えば、カーブを曲
がる場合、長い下り坂において車両を走行させる場合等
においては、3速の変速段では十分なエンジンブレーキ
力を得ることができず、2速の変速段では必要以上に強
いエンジンブレーキ力が得られてしまう。この場合、運
転者は、3速の変速段でエンジンブレーキを効かせなが
らブレーキペダルを踏み込むか、2速の変速段でエンジ
ンブレーキを効かせながらアクセルペダルを踏み込むよ
うにしている。
【0005】また、エンジンブレーキを効かせるため
に、ダウンシフトの変速が行われると、エンジンブレー
キ力がステップ状に変化するのに伴ってショックが発生
し、走行フィーリングが低下してしまう。本発明は、前
記従来の自動変速機の問題点を解決して、所望のエンジ
ンブレーキ力を得ることができ、ショックが発生して走
行フィーリングが低下することがない車両のエンジンブ
レーキ制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の車
両のエンジンブレーキ制御装置においては、エンジン
と、該エンジンによって発生させられた回転を受けて、
各変速段ごとの変速比で変速を行う変速装置と、前記変
速段を選択する選択手段と、アクセルペダルの踏込みと
関係なくスロットル開度を変更するスロットル開度変更
手段と、加速度を検出する加速度検出手段と、前記加速
度とあらかじめ設定された目標値とを比較する比較手段
と、該比較手段による比較結果に基づいて前記スロット
ル開度変更手段を作動させ、前記加速度を目標値に保持
する保持手段とを有する。
【0007】本発明の他の車両のエンジンブレーキ制御
装置においては、エンジンと、該エンジンによって発生
させられた回転を受けて、各変速段ごとの変速比で変速
を行う変速装置と、前記変速段を選択する選択手段と、
アクセルペダルの踏込みと関係なくスロットル開度を変
更するスロットル開度変更手段と、運転者によって減速
操作が行われたかどうかを判断する減速操作判断手段
と、加速度を検出する加速度検出手段と、前記減速操作
判断手段によって所定の減速操作が行われたことが判断
されると、前記加速度とあらかじめ設定された目標値と
を比較する比較手段と、該比較手段による比較結果に基
づいて前記スロットル開度変更手段を作動させ、前記加
速度を目標値に保持する保持手段とを有する。
【0008】本発明の更に他の車両のエンジンブレーキ
制御装置においては、さらに、前記減速操作判断手段
は、アクセルペダルの踏込量を検出するアクセル開度セ
ンサと、前記選択手段によって選択された変速段を検出
する変速段検出手段とを備える。そして、前記アクセル
ペダルが解放されたこと、変速比が一番小さい変速段以
外の変速段が選択されたこと、及びドライブレンジ以外
のレンジが選択されたことのうち少なくとも一つが検出
された場合に所定の減速操作が行われたことを判断す
る。
【0009】本発明の更に他の車両のエンジンブレーキ
制御装置においては、さらに、前記各目標値は各変速段
ごとに設定される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施の形態における車両のエンジンブレーキ制御装置の
ブロック図である。図において、61はエンジン(E/
G)であり、該エンジン61によって発生させられた回
転は変速装置10に伝達され、該変速装置10は各変速
段ごとの変速比で変速を行う。
【0011】また、81は前記変速段及びレンジを選択
する選択手段としてのシフトレバー、74は図示しない
アクセルペダルの踏込みと関係なくスロットル開度を変
更するスロットル開度変更手段としての電子スロットル
バルブ、82は加速度を検出する加速度検出手段であ
る。そして、制御手段86は比較手段83、保持手段8
4及び目標値設定手段85を備え、前記比較手段83
は、前記加速度と、目標値設定手段85によって、車両
の走行状態、走行環境、運転者の操作等に基づいてあら
かじめ設定された目標値とを比較する。また、保持手段
84は前記比較手段83による比較結果に基づいて前記
電子スロットルバルブ74を作動させ、前記加速度を目
標値に保持する。
【0012】図2は本発明の実施の形態における車両の
概念図、図18は本発明の実施の形態におけるシフトレ
バーのレンジ位置及びシフト位置を示す図である。図に
おいて、61はエンジン(E/G)、62は自動変速機
(A/T)、53は前記エンジン61の制御を行うエン
ジン制御装置、31は前記自動変速機62の制御を行う
自動変速機制御装置、65はディファレンシャル装置、
66、67は駆動輪となる後輪、71、72は前輪、7
3は図示しないアクセルペダルに連動して開閉されるス
ロットルバルブ、74は電子スロットルバルブであり、
該電子スロットルバルブ74は、前記エンジン制御装置
53からの制御信号に従ってアクセルペダルの踏込みと
関係なく開閉され、スロットル開度を変更する。また、
自動変速機制御装置31は、制御手段86(図1)を有
し、保持手段84からの作動信号はエンジン制御装置5
3に送られ、電子スロットルバルブ74が開閉させられ
る。
【0013】そして、自動変速機制御装置31は、スロ
ットルバルブ73からのスロットル開度の信号及び自動
変速機62からの車速に基づいて、選択されたレンジに
従い自動変速機62に変速段の変速指令を送る。そのた
めに、図18に示すように、シフトレバー81はパーキ
ングレンジ(P)、リバースレンジ(R)、ニュートラ
ルレンジ(N)、ドライブレンジ(D)(自動変速モー
ド及び手動変速モード)、セカンドレンジ(S)及びロ
ーレンジ(L)の6個を選択することができるようにし
た6ポジションタイプのものであり、ドライブレンジの
自動変速モードが選択されているときに、自動変速機制
御装置31は、4速、3速、2速及び1速の変速段のう
ちの最も適切なものを、スロットル開度及び車速に基づ
いて選択する。
【0014】また、前記自動変速機制御装置31は、セ
カンドレンジが選択されているときに、3速、2速及び
1速の変速段のうちの最も適切なものを、ローレンジが
選択されているときに、2速及び1速の変速段のうちの
最も適切なものを、それぞれスロットル開度及び車速に
基づいて選択する。そして、ドライブレンジにおいて
は、さらに、運転者が、H型にシフトレバー81を摺
(しゅう)動させることによって手動変速モード(1s
tポジション、2ndポジション、3rdポジション及
び4thポジション)を選択することができ、各ポジシ
ョンを任意に選択することにより、それぞれ変速段(1
速、2速、3速及び4速)を選択することができる。
【0015】前記自動変速機62は、前記シフトレバー
81の操作に基づく自動変速機制御装置31からの変速
指令によって変速段を達成する。図3は本発明の実施の
形態における自動変速機の概略図、図4は本発明の実施
の形態における自動変速機の作動を示す図である。な
お、図4において、○は、第1〜第3のソレノイドドル
ブS1〜S3のオン状態を、第1クラッチC1、第2ク
ラッチC2、第3クラッチC0、第1ブレーキB1、第
2ブレーキB2、第3ブレーキB3及び第4ブレーキB
0の係合状態を示し、×は、第1〜第3のソレノイドド
ルブS1〜S3のオフ状態を、第1クラッチC1、第2
クラッチC2、第3クラッチC0、第1ブレーキB1、
第2ブレーキB2、第3ブレーキB3及び第4ブレーキ
B0の解放状態を示す。
【0016】図3において、自動変速機62は、エンジ
ン61(図2)によって発生させられた回転を受けて、
各変速段ごとの変速比で変速を行う変速装置10、及び
トルクコンバータ等の流体伝動装置11から成り、エン
ジン61で発生させられた回転を流体伝動装置11を介
して変速装置10に伝達し、該変速装置10によって変
速を行い後輪66、67に伝達するようになっている。
【0017】前記流体伝動装置11は、ポンプインペラ
12、タービンランナ13及びステータ14、及び動力
伝達効率を向上させるためのロックアップクラッチ15
を有し、入力部材16の回転を、流体伝動装置11内の
図示しない油の流れによって間接的に、又は前記ロック
アップクラッチ15をロックアップすることによって直
接的に変速装置10の入力軸17に伝達する。
【0018】また、前記変速装置10は、副変速ユニッ
ト18及び主変速ユニット19から成り、前記副変速ユ
ニット18はオーバドライブプラネタリギヤユニット2
0を、主変速ユニット19はフロントプラネタリギヤユ
ニット21及びリヤプラネタリギヤユニット22をそれ
ぞれ有する。ここで、前記オーバドライブプラネタリギ
ヤユニット20は、前記入力軸17に接続され、ピニオ
ンP1 を支持するキャリヤCR1 、入力軸17を包囲す
るサンギヤS1 、及び主変速ユニット19の入力軸23
に連結されたリングギヤR1から成る。また、前記キャ
リヤCR1 とサンギヤS1 との間に、第3クラッチC0
及び第3ワンウェイクラッチF0が、サンギヤS1 とケ
ース24との間には第4ブレーキB0がそれぞれ配設さ
れる。
【0019】次に、フロントプラネタリギヤユニット2
1は、前記主変速ユニット19の出力軸25に接続さ
れ、ピニオンP2 を支持するキャリヤCR2 、出力軸2
5を包囲するとともにリヤプラネタリギヤユニット22
のサンギヤS3 と一体的に形成されたサンギヤS2 、及
び前記入力軸23に第1クラッチC1を介して連結され
たリングギヤR2 から成る。また、前記入力軸23とサ
ンギヤS2 との間には第2クラッチC2が、サンギヤS
2 とケース24との間に、バンドブレーキから成る第1
ブレーキB1、及び第1ワンウェイクラッチF1を介し
て第2ブレーキB2が配設される。
【0020】そして、リヤプラネタリギヤユニット22
は、ピニオンP3 を支持するキャリヤCR3 、サンギヤ
S3 、及び出力軸25に直結されたリングギヤR3 から
成り、前記キャリヤCR3 とケース24との間には第3
ブレーキB3及び第2ワンウェイクラッチF2が並列に
配設される。なお、43は入力回転数センサ、SP1、
SP2は車速センサである。
【0021】前記自動変速機62の第1〜第3のソレノ
イドバルブS1〜S3、第1クラッチC1、第2クラッ
チC2、第3クラッチC0、第1ブレーキB1、第2ブ
レーキB2、第3ブレーキB3及び第4ブレーキB0
は、ドライブレンジ、セカンドレンジ及びローレンジの
各変速段においてそれぞれ図4の作動表のように制御さ
れる。
【0022】すなわち、ドライブレンジの自動変速モー
ド(AUTO.)又はセカンドレンジにおける1速(1
ST)時においては、第1のソレノイドバルブS1だけ
がオン状態になり、その結果、第1クラッチC1及び第
3クラッチC0が係合され、第2ワンウェイクラッチF
2及び第3ワンウェイクラッチF0がロックされ、他は
解放状態にされる。したがって、オーバドライブプラネ
タリギヤユニット20の各要素は、第3クラッチC0及
び第3ワンウェイクラッチF0を介して一体となって直
結状態になり、入力軸17の回転はそのまま主変速ユニ
ット19の入力軸23に伝達される。
【0023】また、主変速ユニット19においては、入
力軸23の回転が第1クラッチC1を介して前記リング
ギヤR2 に伝達され、更にキャリヤCR2 、及び該キャ
リヤCR2 と一体の出力軸25に伝達される。このと
き、サンギヤS2 、S3 を介してリヤプラネタリギヤユ
ニット22のキャリヤCR3 に左方向の回転を伝達しよ
うとするが、第2ワンウェイクラッチF2のロックによ
って回転が阻止されるので、ピニオンP3 は自転して出
力軸25と一体のリングギヤR3 に回転を伝達する。
【0024】また、ドライブレンジの自動変速モードに
おける2速(2ND)時においては、第1のソレノイド
バルブS1及び第2のソレノイドバルブS2だけがオン
状態に切り換わる。これにより、第1クラッチC1、第
3クラッチC0及び第2ブレーキB2が係合され、第1
ワンウェイクラッチF1及び第3ワンウェイクラッチF
0がロックされ、他は解放状態にされる。したがって、
オーバドライブプラネタリギヤユニット20は直結状態
が維持され、入力軸17の回転がそのまま主変速ユニッ
ト19の入力軸23に伝達される。また、前記主変速ユ
ニット19においては、入力軸23の回転が第1クラッ
チC1を介してフロントプラネタリギヤユニット21の
リングギヤR2 に伝達され、ピニオンP2 を介してサン
ギヤS2に左方向の回転を伝達しようとするが、該サン
ギヤS2 は第2ブレーキB2の係合に伴う第1ワンウェ
イクラッチF1のロックによって回転が阻止される。し
たがって、ピニオンP2 を自転させながらキャリヤCR
2 が回転し、フロントプラネタリギヤユニット21だけ
を介して2速の回転が出力軸25に伝達される。
【0025】また、ドライブレンジの自動変速モード及
びセカンドレンジにおける3速(3RD)時において
は、第2のソレノイドバルブS2だけがオン状態にな
り、第1クラッチC1、第2クラッチC2、第3クラッ
チC0及び第2ブレーキB2が係合され、第3ワンウェ
イクラッチF0がロックされ、他は解放状態にされる。
したがって、オーバドライブプラネタリギヤユニット2
0は直結状態が維持され、また、主変速ユニット19
は、第1クラッチC1及び第2クラッチC2の係合によ
ってフロントプラネタリギヤユニット21の各要素が一
体になるため、入力軸23の回転はそのまま出力軸25
に伝達される。
【0026】そして、ドライブレンジの自動変速モード
における4速(4TH)すなわち最高速段においては、
第1〜第3のソレノイドバルブS1〜S3がいずれもオ
フ状態になり、第1クラッチC1、第2クラッチC2、
第2ブレーキB2及び第4ブレーキB0が係合される。
主変速ユニット19は3速時と同様に直結状態にある
が、オーバドライブプラネタリギヤユニット20は、第
3クラッチC0が解放されるとともに第4ブレーキB0
が係合されるように切り換えられる。したがって、サン
ギヤS1 が第4ブレーキB0の係合によってロックさ
れ、キャリヤCR1が回転しながらピニオンP1 が自転
してリングギヤR1 に動力を伝達し、直結状態にある主
変速ユニット19の入力軸23にオーバドライブの回転
が伝達される。
【0027】一方、ダウンシフト時は、4−3変速の場
合に第3クラッチC0が係合されるとともに第4ブレー
キB0が解放され、また、3−2変速の場合に第2クラ
ッチC2が解放され、2−1変速の場合に第2ブレーキ
B2が解放される。また、セカンドレンジにおける1速
時及び3速時においては、前述したドライブレンジの自
動変速モードにおける1速時及び3速時と同様である。
そして、2速時においては第1クラッチC1、第3クラ
ッチC0、第1ブレーキB1及び第2ブレーキB2が係
合され、主変速ユニット19のサンギヤS2 をロック
し、エンジンブレーキ力を発生させる。
【0028】そして、ローレンジにおける2速時におい
ては前述したセカンドレンジにおける2速時と同様であ
るが、1速時においては第1クラッチC1、第3クラッ
チC0及び第3ブレーキB3が係合され、リヤプラネタ
リギヤユニット22のキャリヤCR3 をロックし、エン
ジンブレーキ力を発生させる。また、ドライブレンジの
手動変速モード(MANU.)における3速時及び4速
時の動作は自動変速モードにおける3速時及び4速時の
動作と、手動変速モードにおける2速時の動作は自動変
速モードにおけるセカンドレンジの2速時の動作と、手
動変速モードにおける1速時の動作は自動変速モードに
おけるローレンジの1速時の動作とそれぞれ同様であ
る。
【0029】次に、本発明の自動変速機制御装置31に
ついて説明する。図5は本発明の実施の形態における自
動変速機制御装置の概略図、図6は本発明の実施の形態
における自動変速機制御装置の入力側ブロック図、図7
は本発明の実施の形態における自動変速機制御装置の出
力側ブロック図、図8は本発明の実施の形態における自
動変速モード用の変速線図である。なお、図8におい
て、横軸に車速vに対応する出力軸25(図3)の回転
数を、縦軸にスロットル開度を採ってある。
【0030】図において、31は自動変速機62の制御
を行う自動変速機制御装置、32はCPU、33はRO
M、34はRAM、35は入力インタフェース回路、3
6は該入力インタフェース回路35に接続され、各信号
の入力処理を行う入力処理回路、37は該入力処理回路
36に接続され、各信号を出力するセンサ類である。そ
して、38は出力インタフェース回路、39は該出力イ
ンタフェース回路38に接続され、各信号の出力処理を
行う駆動回路類、40は該駆動回路類39に接続され、
出力された信号によって駆動されるアクチュエータであ
る。また、前記自動変速機制御装置31に制御手段86
(図1)が配設される。そして、アクチュエータ40は
第1〜第3のソレノイドS1〜S3、リニアソレノイド
バルブSLU、SLN、SLTによって構成される。
【0031】また、43は変速装置10(図2)の第3
クラッチC0の回転数を検出する入力回転数センサ、S
P1、SP2は自動変速機62の出力軸25の回転数を
検出する車速センサであり、該車速センサSP1は、車
速センサSP2が故障したときのバックアップ用とし
て、また、スピードメータ用として使用される。44は
前記変速装置10に配設され、自動変速モードにおいて
シフトレバー81がどのレンジを選択しているかを検出
するシフトポジションセンサ、45はシフトレバー81
の下部に配設され、手動変速モードにおいてシフトレバ
ー81がどの変速段を選択しているかを検出する変速段
検出手段としてのシフトポジションセンサである。
【0032】また、46はエンジン61に配設され、エ
ンジン負荷に対応するスロットル開度を図示しないポテ
ンショメータによって検出するスロットル開度センサ、
47は図示しないブレーキペダルに配設され、ブレーキ
操作を検出するブレーキスイッチ、48は前記スロット
ル開度センサ46に配設され、スロットル開度が0
〔%〕であることを検出するアイドリング(IDL)ス
イッチ、49は図示しないアクセルペダル(又はスロッ
トル開度センサ46)に配設され、スロットル開度が1
00〔%〕にされてキックダウンが要求されていること
を検出するキックダウン(K/D)スイッチ、50は前
記変速装置10に配設され、該変速装置10の油温を検
出する油温センサ、51はエンジン回転数を検出するた
めのエンジン回転数センサである。
【0033】前記各センサ類37は、それぞれ対応する
入力処理回路36に接続される。また、S1は変速用の
第1のソレノイドバルブ、S2は変速用の第2のソレノ
イドバルブ、S3は変速用の第3のソレノイドバルブで
あり、該第1〜第3のソレノイドバルブS1〜S3は、
それぞれ図示しないソレノイドをオン・オフすることに
よって各変速段に対応させて切り換えられる。そして、
SLUはロックアップ用のリニアソレノイドバルブ、S
LNは図示しないアキュムレータの背圧制御用のリニア
ソレノイドバルブ、SLTはライン圧制御用のリニアソ
レノイドバルブである。前記第1〜第3のソレノイドバ
ルブS1〜S3及びリニアソレノイドバルブSLU、S
LN、SLTと前記出力インタフェース回路38との間
には、駆動回路類39のうちのソレノイド駆動回路及び
モニタ回路が配設される。前記ソレノイド駆動回路は、
第1〜第3のソレノイドバルブS1〜S3及びリニアソ
レノイドバルブSLU、SLN、SLTを作動させるた
めの電圧又は電流を発生させ、前記モニタ回路は、第1
〜第3のソレノイドバルブS1〜S3及びリニアソレノ
イドバルブSLU、SLN、SLTの作動状態をチェッ
クし、フェールを判断して自己診断を行う。
【0034】53は前記エンジン61の制御を行うエン
ジン制御装置、54は変速時のショックを緩和するため
に、エンジン61によって発生させられるトルクを一時
的に減小させるための信号を出力するトルクリダクショ
ン入出力処理回路であり、前記エンジン制御装置53
は、前記トルクリダクション入出力処理回路54からの
信号を受け、点火時期遅角、燃料カット等を行う。ま
た、55は電子スロットルバルブ74を開閉するための
信号を出力する電子スロットルバルブ信号出力処理回路
である。
【0035】56は、前記変速装置10、エンジン制御
装置53等のフェール時に、図示しないO/Dオフイン
ジケータランプ等によって自己診断結果を出力するDG
CHECKER、57は該DG CHECKER56
に自己診断結果を出力するDG入出力処理回路、58は
前記変速装置10の状態を表示する図示しないモード選
択ランプ、O/Dオフインジケータランプ等の表示装
置、59は該表示装置58を作動させるための表示駆動
回路である。
【0036】ところで、図8には、各シフトアップ及び
各シフトダウンの変速を行うための変速線が示されてい
る。前記自動変速機制御装置31は、前記変速線を参照
し、車速センサSP2によって検出された出力軸25の
回転数、及びスロットル開度に対応する変速段を選択す
る。なお、図8において、1→2、2→3、3→4、4
←3、3←2及び1←2は、それぞれ1−2変速、2−
3変速、3−4変速、4−3変速、3−2変速及び2−
1変速を表す。
【0037】次に、前記構成の車両におけるエンジン6
1の特性について説明する。図9は本発明の実施の形態
におけるエンジンの出力トルク特性と電子スロットルバ
ルブのスロットル開度との関係図、図10は本発明の実
施の形態におけるエンジンブレーキ特性を示す図であ
る。なお、図9において、横軸にエンジン回転数N
E を、縦軸にエンジントルクTE を、図10において、
横軸に車速vを、縦軸にエンジンブレーキ力FB (図9
において電子スロットル開度が0〔%〕であるときのエ
ンジンブレーキ力FB )を採ってある。
【0038】図9において、α1〜α5は電子スロット
ルバルブ74(図2)のスロットル開度を表し、スロッ
トル開度α1〜α5、「0%」及び「100%」が付与
された各ラインは、それぞれ電子スロットルバルブ74
のスロットル開度をα1〜α5にしたときの、また、ス
ロットルバルブ73のスロットル開度を0〔%〕又は1
00〔%〕としたときのエンジン61が発生させる出力
トルクを示す。図10において、1STは1速のエンジ
ンブレーキ力FB を、2NDは2速のエンジンブレーキ
力FB を、3RDは3速のエンジンブレーキ力FB を、
4THは4速のエンジンブレーキ力FB を表すラインで
ある。
【0039】図示しないアクセルペダルから足を離す
と、スロットルバルブ73のスロットル開度が0〔%〕
になるが、この状態でエンジン回転数NE をアイドル回
転数以上にしようとすると、図9から分かるように、エ
ンジン61に外から駆動力、すなわち、エンジンブレー
キ力FB を加える必要がある。なお、エンジンブレーキ
はこの特性を利用したものである。
【0040】ところで、前記構成の自動変速機62にお
いては、各変速段ごとにステップ状に変速比が設定され
ているので、アクセルペダルから足を離し、スロットル
開度が0〔%〕である場合に発生するエンジンブレーキ
力FB は、1速〜4速の各変速段で車速に応じて一意的
にステップ状に変化する。したがって、所望のエンジン
ブレーキ力FB を得ることができない場合もある。
【0041】そこで、本実施の形態においては、エンジ
ンブレーキを効かせた状態で電子スロットルバルブ74
が制御され、スロットル開度が所定の開度にされ、図1
0の斜線部分をエンジンブレーキ可能範囲にしている。
なお、1速及び2速の場合、エンジン回転限界による制
約が生じるので、エンジンブレーキ可能範囲は制限され
る。なお、詳細については後述する図13において説明
する。
【0042】次に、前記電子スロットルバルブ74のス
ロットル開度を変化させたときのエンジンブレーキ力F
B の変化について説明する。図11は本発明の実施の形
態におけるエンジンブレーキの作動図である。なお、図
において、横軸に各変速段を、縦軸に電子スロットルバ
ルブ74(図2)のスロットル開度及びエンジンブレー
キ力FB を採ってある。
【0043】図において、L1は、1速〜4速の各変速
段においてステップ状に変化する調整前のエンジンブレ
ーキ力FB を示すライン、L2は電子スロットルバルブ
74のスロットル開度を制御することによって得られた
本発明による調整後のエンジンブレーキ力FB を示すラ
インである。したがって、変速比が無段階に制御される
ので、所望のエンジンブレーキ力FB を得ることができ
る。
【0044】この場合、各変速段において、電子スロッ
トルバルブ74のスロットル開度を制御することによっ
て、エンジンブレーキ力FB を最も小さくすると、1段
上の変速段における最大のエンジンブレーキ力FB と等
しくなる。図12は本発明の実施の形態におけるエンジ
ンブレーキの他の作動図である。なお、図において、横
軸に各変速段を、縦軸に電子スロットルバルブ74(図
2)のスロットル開度及びエンジンブレーキ力FB を採
ってある。
【0045】図において、L3は、1速〜4速の各変速
段においてステップ状に変化する調整前のエンジンブレ
ーキ力FB を示すライン、L4は電子スロットルバルブ
74のスロットル開度を制御することによって得られた
調整後のエンジンブレーキ力FB を示すラインである。
この場合、各変速段において、電子スロットルバルブ7
4のスロットル開度を制御することによって、エンジン
ブレーキ力FB を小さくしていくと、複数段上位の変速
段におけるエンジンブレーキ力FB を達成することがで
きる。そして、電子スロットルバルブ74のスロットル
開度を制御するだけで、所定のエンジンブレーキ力FB
を達成することができるので、変速の頻度を低くするこ
とができる。したがって、ショックが発生して走行フィ
ーリングが低下することがなくなるだけでなく、変速を
行うのに必要なクラッチ、ブレーキ等の摩擦係合要素の
耐久性を向上させることができる。
【0046】次に、実際の制御内容に関して説明する。
前記構成の自動変速機62において、例えば、手動変速
モードの2速の変速段で走行しているときに、所定の車
速v 1 において連続的にエンジンブレーキ力FB を制御
する原理について説明する。図13は本発明の実施の形
態におけるエンジン特性と電子スロットルバルブのスロ
ットル開度との関係を示すエンジン特性マップを示す
図、図14は本発明の実施の形態におけるエンジンブレ
ーキ力と電子スロットルバルブのスロットル開度との関
係図である。なお、図13において、横軸に車速vを、
縦軸に駆動力F F 及びエンジンブレーキ力FB を、図1
4において、横軸にスロットル開度を、縦軸にエンジン
ブレーキ力FB を採ってある。
【0047】まず、CPU32(図5)は、図示しない
減速操作判断手段によって減速操作が行われたかどうか
を判断する。そのために、該減速操作判断手段は、図示
しないアクセルペダルが解放されたかどうか、すなわ
ち、アクセルオフであるかどうかを図示しないアクセル
開度センサによって検出されたアクセルペダルの踏込量
に基づいて判断する。アクセルオフである場合、前記減
速操作判断手段は、手動変速モードにおいて、変速比が
一番小さい最上位の変速段以外の変速段が選択されてい
るかどうか、すなわち、1速、2速又は3速の変速段が
選択されているかどうかを判断する。なお、前記減速操
作判断手段によって、ドライブレンジ以外のセカンドレ
ンジ、ローレンジ等が選択されたかどうかを判断するこ
ともできる。
【0048】そして、前記減速操作判断手段は、運転者
が、アクセルペダルを解放したり、1速、2速又は3速
の変速段を選択したりしたときに、所定のエンジンブレ
ーキ力FB が発生したかどうかを判断する。ここで、カ
ーブを曲がるとき、長い下り坂において車両を3速で走
行させるときにおいて、3速の変速段では十分なエンジ
ンブレーキ力FB を得ることができないが、2速の変速
段では必要以上に強いエンジンブレーキFB が得られて
しまう場合について説明する。
【0049】まず、前記CPU32は、加速度検出手段
82(図1)によって車両の加速度β β={NO (t)−NO (t−Δt)}/Δt NO (t):タイミングtにおける自動変速機62の出
力軸25の回転数 を検出し、比較手段83によって前記加速度βと目標値
としての0とを比較し、加速度βが、 β>0 であるかどうかを判断する。なお、前記加速度βを図示
しない加速度センサによって検出することもできる。
【0050】この場合、3速の変速段が選択されている
ので、十分なエンジンブレーキ力F B を得ることができ
ず、加速度βは0より大きくなる。したがって、運転者
が2速の変速段を選択するのを待機する。そして、運転
者が2速の変速段を選択すると、2速の変速段では必要
以上に強いエンジンブレーキが効かされてしまうので、
加速度βは0以下になる。したがって、前記CPU32
は、電子スロットルバルブ74のスロットル開度を制御
することによってエンジンブレーキ力FB を弱め、減速
を弱める。
【0051】例えば、2速の変速段でエンジンブレーキ
を効かせる場合、エンジン61は図13に示すような特
性で駆動される。なお、各変速段ごとに図13に示すよ
うなエンジン特性マップがあらかじめ図示しない記憶装
置に格納されている。すなわち、アクセルペダルから足
を離すと、スロットルバルブ73(図2)のスロットル
開度が0〔%〕になり、エンジンブレーキ力FB が負の
駆動力FF としてエンジン61に加わる。なお、前記エ
ンジンブレーキ力FB は車速vが低くなると小さくな
る。
【0052】そして、アクセルペダルから足を離した状
態で電子スロットルバルブ74を開いていき、スロット
ル開度がα1からα5に大きくなるに従い、図14に示
すようにエンジンブレーキ力FB は小さくなる。また、
下り坂を走行する場合、駆動力FF が発生しているのと
等価になり、道路の傾斜度がr1 からr3 と大きくなる
に従い、駆動力FF は大きくなる。
【0053】そして、例えば、車速v1 で傾斜度r2 の
道路を2速の変速段で走行している場合にアクセルペダ
ルから足を離すと、駆動力FF の値はFF2になるととも
に、エンジンブレーキ力FB の値はFB0になる。したが
って、値FB0とFF2との差(FB0−FF2)で車両が減速
させられることになる。そこで、電子スロットルバルブ
74のスロットル開度をα4にすると、駆動力FF とエ
ンジンブレーキ力FB とが等しくなり、前記差(FB0−
FF2)を0にすることができる。
【0054】すなわち、CPU32の保持手段84は、
各変速段ごとに設定されたエンジン特性マップを参照
し、駆動力FF とエンジンブレーキ力FB とが等しくな
るような電子スロットルバルブ74のスロットル開度を
算出し、加速度βが、 β=0 であるかどうかを判断する。なお、実際は、 β≒0 であるかどうかを判断する。
【0055】このように、駆動力FF とエンジンブレー
キ力FB とが等しくなるような電子スロットルバルブ7
4のスロットル開度を算出し、加速度βを0に保持する
ようになっているので、所望のエンジンブレーキ力FB
を得ることができる。また、エンジンブレーキを効かせ
る際に、変速比がステップ状に変化しないので、ショッ
クが発生して走行フィーリングが低下することがない。
【0056】なお、この判断を行うための加速度βの閾
(しきい)値は、車両の規格、センサ精度、試験評価等
を考慮して設定される。本実施の形態においては、加速
度βが0より大きいかどうかを判断し、電子スロットル
バルブ74のスロットル開度を制御して加速度βを0に
保持しているが、加速度βが0とは異なる目標値β0 よ
り大きいかどうかを判断し、電子スロットルバルブ74
のスロットル開度を制御して加速度βを目標値β0 に保
持することもできる。また、前記加速度β及び目標値β
0 を車両の走行状態、走行環境、運転者の操作等に基づ
いて設定することもできる。
【0057】そして、前記目標値β0 を各変速段ごとに
異ならせて設定することもできる。さらに、前記目標値
β0 を運転者が操作キー、操作スイッチ等を操作するこ
とによって設定することもできる。なお、目標値β0 は
前記目標値設定手段85によって設定される。次に、フ
ローチャートについて説明する。
【0058】図15は本発明の実施の形態における自動
変速機制御装置の動作を示す第1のフローチャート、図
16は本発明の実施の形態における自動変速機制御装置
の動作を示す第2のフローチャート、図17は本発明の
実施の形態における自動変速機制御装置の動作を示す第
3のフローチャートである。 ステップS1 プログラムを開始するに当たり、すべて
の条件について初期設定を行う。 ステップS2 入力回転数センサ43(図6)及び車速
センサSP1、SP2からの信号によって、現在の変速
装置10(図3)の入力軸17、及び出力軸25の回転
数を計算する。 ステップS3 シフトポジションセンサ44からの信号
によってレンジを検出する。また、同時にニュートラル
スタートスイッチ(N.S.S.W.)のフェールを判
断する。 ステップS4 スロットル開度センサ46からの信号に
基づいてスロットル開度を検出する。 ステップS5 油温センサ50からの信号に基づいて変
速装置10の油温を検出する。 ステップS6 シフトポジションセンサ45からの信号
によって変速段を検出する。
【0059】この場合、シフトポジションセンサ45
は、各シフト位置に手動変速スイッチを有している。 ステップS7 前記手動変速スイッチのいずれか一つが
オンになっているかどうかを判断する。手段変速スイッ
チのいずれか一つがオンになっている場合はステップS
13に、手段変速スイッチがいずれもオンになっていな
い場合はステップS8に進む。 ステップS8 手動変速モードフラグがオンになってい
るかどうかを判断する。手動変速モードフラグがオンに
なっている場合はステップS16に、オンになっていな
い場合はステップS9に進む。 ステップS9 図8に示す自動変速モード用の変速線図
の変速点データMSLに自動変速用データDをセットす
る。 ステップS10 自動変速モード用のロックアップ線図
のロックアップ点データMSLPに自動変速用データD
をセットする。 ステップS11 ステップS9、S10において読み込
んだ各自動変速用データD及び先に計算した各種走行条
件に基づいて自動変速モードにおける変速(A/T変
速)判断及びロックアップ(L−up)判断を行う。 ステップS12 ステップS11において行った変速判
断及びロックアップ判断のタイミング判断を行う。 ステップS13 手動変速モードフラグをオンにし、手
動変速モードにする。 ステップS14 図示しない自動変速モード復帰用のタ
イマの値をリセットする。 ステップS15 手動変速(M/T)マップ選択処理を
行い、手動変速モード用の変速線図及びロックアップ線
図を選択し、変速点データMSL及びロックアップ点デ
ータMSLPに手動変速用データをセットする。 ステップS16 自動変速モード復帰用タイマが計時し
た時間tが設定値t1 より長いかどうかを判断する。時
間tが設定値t1 より長い場合はステップS17に、時
間tが設定t1 以下の場合はステップS15に進む。 ステップS17 手動変速モードフラグをオフにする。 ステップS18 ステップS15において読み込んだ手
動変速用データ及び先に計算した各種走行条件に基づい
て手動変速モードにおける変速(M/T変速)判断及び
ロックアップ判断を行う。 ステップS19 ステップS18において行った変速判
断及びロックアップ判断のタイミング判断を行う。 ステップS20 シフトポジションセンサ45からの信
号に基づいて検出したシフト位置、出力要求に対応する
変速段等によって、エンジンブレーキを効かせるために
変速用の第3のソレノイドバルブS3(図7)を制御す
るかどうかの判断処理を行う。 ステップS21 ステップS11、S12、S18〜S
20における判断に従って変速出力又はエンジンブレー
キ出力を発生させ、第1〜第3のソレノイドバルブS1
〜S3を作動させて変速を開始するかエンジンブレーキ
を効かせる。 ステップS22 手動変速モードにおける変速過渡時
に、一時的にライン圧を昇圧させてタイムラグを短縮さ
せるかどうかの判断処理を行う。 ステップS23 ステップS22における判断処理の結
果、ライン圧制御用のリニアソレノイドバルブSLTを
制御する。 ステップS24 変速過渡時のショックを防止するため
に、手動変速用のアキュムレータの背圧の制御を行う
か、又は自動変速用のアキュムレータの背圧の制御を行
うかを判断し、アキュムレータの背圧の制御処理を行
う。 ステップS25 リニアソレノイドバルブSLU、SL
N、SLTの制御を行う。 ステップS26 アクセルオフであるかどうかを判断す
る。アクセルオフである場合はステップS27に進み、
アスクセルオフでない場合はステップS2に戻る。 ステップS27 選択された変速段が1速、2速又は3
速であるかどうかを判断する。変速段が1速、2速又は
3速である場合はステップS28に進み、1速、2速又
は3速でない場合はステップS2に戻る。 ステップS28 加速度βが0より大きいどうかを判断
する。加速度βが0より大きい場合はステップS2に戻
り、加速度βが0以下である場合はステップS29に進
む。 ステップS29 電子スロットルバルブ74のスロット
ル開度を制御する。 ステップS30 加速度βがほぼ0であるかどうかを判
断する。加速度βがほぼ0である場合はステップS2
に、加速度βがほぼ0でない場合はステップS29に戻
る。
【0060】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、車両のエンジンブレーキ制御装置においては、エ
ンジンと、該エンジンによって発生させられた回転を受
けて、各変速段ごとの変速比で変速を行う変速装置と、
前記変速段を選択する選択手段と、アクセルペダルの踏
込みと関係なくスロットル開度を変更するスロットル開
度変更手段と、加速度を検出する加速度検出手段と、前
記加速度とあらかじめ設定された目標値とを比較する比
較手段と、該比較手段による比較結果に基づいて前記ス
ロットル開度変更手段を作動させ、前記加速度を目標値
に保持する保持手段とを有する。
【0061】この場合、加速度検出手段によって検出さ
れた加速度と前記目標値とが比較され、比較結果に基づ
いて前記スロットル開度変更手段を作動させて加速度を
0に保持することができる。したがって、所望のエンジ
ンブレーキ力を得ることができる。また、エンジンブレ
ーキを効かせる際に、エンジンブレーキ力がステップ状
に変化しないので、ショックが発生して走行フィーリン
グが低下することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における車両のエンジンブ
レーキ制御装置のブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態における車両の概念図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態における自動変速機の概略
図である。
【図4】本発明の実施の形態における自動変速機の作動
を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態における自動変速機制御装
置の概略図である。
【図6】本発明の実施の形態における自動変速機制御装
置の入力側ブロック図である。
【図7】本発明の実施の形態における自動変速機制御装
置の出力側ブロック図である。
【図8】本発明の実施の形態における自動変速モード用
の変速線図である。
【図9】本発明の実施の形態におけるエンジンの出力ト
ルク特性と電子スロットルバルブのスロットル開度との
関係図である。
【図10】本発明の実施の形態におけるエンジンブレー
キ特性を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態におけるエンジンブレー
キの作動図である。
【図12】本発明の実施の形態におけるエンジンブレー
キの他の作動図である。
【図13】本発明の実施の形態におけるエンジン特性と
電子スロットルバルブのスロットル開度との関係を示す
エンジン特性マップを示す図である。
【図14】本発明の実施の形態におけるエンジンブレー
キ力と電子スロットルバルブのスロットル開度との関係
図である。
【図15】本発明の実施の形態における自動変速機制御
装置の動作を示す第1のフローチャートである。
【図16】本発明の実施の形態における自動変速機制御
装置の動作を示す第2のフローチャートである。
【図17】本発明の実施の形態における自動変速機制御
装置の動作を示す第3のフローチャートである。
【図18】本発明の実施の形態におけるシフトレバーの
レンジ位置及びシフト位置を示す図である。
【符号の説明】
10 変速装置 31 自動変速機制御装置 45 シフトポジションセンサ 61 エンジン 74 電子スロットルバルブ 81 シフトレバー 82 加速度検出手段 83 比較手段 84 保持手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02D 41/12 310 F02D 41/12 310 (72)発明者 木村 圭一 東京都千代田区外神田2丁目19番12号 株 式会社エクォス・リサーチ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと、該エンジンによって発生さ
    せられた回転を受けて、各変速段ごとの変速比で変速を
    行う変速装置と、前記変速段を選択する選択手段と、ア
    クセルペダルの踏込みと関係なくスロットル開度を変更
    するスロットル開度変更手段と、加速度を検出する加速
    度検出手段と、前記加速度とあらかじめ設定された目標
    値とを比較する比較手段と、該比較手段による比較結果
    に基づいて前記スロットル開度変更手段を作動させ、前
    記加速度を目標値に保持する保持手段とを有することを
    特徴とする車両のエンジンブレーキ制御装置。
  2. 【請求項2】 エンジンと、該エンジンによって発生さ
    せられた回転を受けて、各変速段ごとの変速比で変速を
    行う変速装置と、前記変速段を選択する選択手段と、ア
    クセルペダルの踏込みと関係なくスロットル開度を変更
    するスロットル開度変更手段と、運転者によって減速操
    作が行われたかどうかを判断する減速操作判断手段と、
    加速度を検出する加速度検出手段と、前記減速操作判断
    手段によって所定の減速操作が行われたことが判断され
    ると、前記加速度とあらかじめ設定された目標値とを比
    較する比較手段と、該比較手段による比較結果に基づい
    て前記スロットル開度変更手段を作動させ、前記加速度
    を目標値に保持する保持手段とを有することを特徴とす
    る車両のエンジンブレーキ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記減速操作判断手段は、アクセルペダ
    ルの踏込量を検出するアクセル開度センサと、前記選択
    手段によって選択された変速段を検出する変速段検出手
    段とを備え、前記アクセルペダルが解放されたこと、変
    速比が一番小さい変速段以外の変速段が選択されたこ
    と、及びドライブレンジ以外のレンジが選択されたこと
    のうち少なくとも一つが検出された場合に所定の減速操
    作が行われたことを判断する請求項2に記載の車両のエ
    ンジンブレーキ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記各目標値は各変速段ごとに設定され
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両のエンジン
    ブレーキ制御装置。
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Cited By (5)

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