JPH1111016A - 感熱記録体 - Google Patents

感熱記録体

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JPH1111016A
JPH1111016A JP9170259A JP17025997A JPH1111016A JP H1111016 A JPH1111016 A JP H1111016A JP 9170259 A JP9170259 A JP 9170259A JP 17025997 A JP17025997 A JP 17025997A JP H1111016 A JPH1111016 A JP H1111016A
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JP
Japan
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heat
recording medium
polystyrene film
sensitive recording
methyl
Prior art date
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JP9170259A
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English (en)
Inventor
Yasuichirou Shiraki
保一郎 白木
Shigekazu Shiku
茂和 珠久
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DIC Corp
New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録画質に優れ、しかも記録後の熱収縮カー
ルが少ない感熱記録体を提供することにある。 【解決手段】 支持体として無延伸ポリスチレンフィル
ムを用いることを特徴とし、その厚みとしては20〜2
00μm程度のものが使用される。かかる無延伸ポリス
チレンフィルムを支持体に用いることにより一般に延伸
されたポリスチレンフィルムに比べ記録画質に優れ、し
かも記録後の熱収縮カールの少ない効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロイコ染料と呈色剤
との発色反応を利用した感熱記録体に関し、特に支持体
にフィルムを用いた感熱記録体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ロイコ染料と呈色剤との発色反応
を利用し、熱により両発色物質を接触せしめて発色像を
得るようにした感熱記録体は良く知られている。かかる
感熱記録体は比較的安価であり、また記録機器がコンパ
クトでかつその保守も比較的容易であるため、ファクシ
ミリや各種計算機などの記録媒体としてのみならず感熱
ラベルなど巾広い分野において使用されている。その中
でプラスチックフィルムや合成紙を支持体として使用し
たものは、耐水性や画質の点で特に優れているため使用
量が著しく増加してきている。
【0003】一方、近年環境問題からプラスチック容器
のリサイクルの要望が出てきており、例えばポリスチレ
ン容器に貼りつけるラベルにおいても容器と同時にリサ
イクルできるポリスチレンフィルムを支持体としたラベ
ルが必要とされている。しかしながら、一般の延伸され
たポリスチレンフィルムを支持体に用いた感熱記録体が
特開平7−242061号公報に記載されているが、か
かる感熱記録体は記録部が収縮してカール(熱による記
録体の不要な歪み)を起こしたり、電子レンジなどの耐
熱性を必要とする用途での熱収縮カールを起こすなどの
問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、記録
画質に優れ、しかも記録後の熱収縮カールが少ない感熱
記録体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】支持体上に、ロイコ染
料、呈色剤および接着剤を含有する感熱記録層、および
顔料と水性樹脂を主成分とする保護層を順次設けた感熱
記録体において、上記の課題を解決するための一つの手
段として、本発明は支持体として、延伸フィルムに比べ
熱収縮性が小さい無延伸ポリスチレンフィルムを用いる
ものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、支持体として無延伸ポ
リスチレンフィルムを用いことを特徴とし、その厚みと
しては20〜200μm程度のものが使用される。かか
る無延伸ポリスリチレンフィルムを支持体に用いること
により一般に延伸されたポリスチレンフィルムに比べ記
録画質に優れ、しかも記録後の熱収縮カールが少ない効
果が得られる。
【0007】無延伸ポリスチレンフィルム用のポリスチ
レン樹脂としては、ポリスチレン樹脂(GPPS)、重
合時に合成ゴムを添加したりまたは合成ゴムにスチレン
をグラフト共重合させた耐衝撃性ポリスチレン樹脂(H
IPS)、またGPPSとHIPSをブレンドした耐衝
撃性ポリスチレン樹脂(MIPS)、或いはスチレン・
アクリロニトリル共重合体樹脂(AS樹脂)、スチレン
・メタクリル酸メチル共重合体樹脂、スチレン・ブタジ
エン・アクリロニトリル共重合体樹脂(ABS樹脂)な
どである。その中でポリスチレン樹脂はアイゾット衝撃
強度値が一般に1.0〜2.0kg−cm/cmであ
り、該樹脂からなるフィルムは脆く記録画質が低下する
恐れがある。アイゾット衝撃強度値が6.0kg−cm
/cm以上の耐衝撃性ポリスチレン樹脂(MIPS)が
より好ましい。とりわけ8.0kg−cm/cm以上
(HIPS)が好ましい。また、ポリスチレンに添加す
る合成ゴムはスチレンブタジエンゴム、ポリブタジエン
ゴム等がある。特にスチレンブタジエンゴムが好まし
い。添加量はポリスチレン樹脂に対して5〜40重量%
が好ましい。より好ましくは25〜35重量%である。
【0008】無延伸フィルムの製造はインフレーション
法を採用する。インフレーション法は延伸フィルムを製
造するTダイ法に比べフィルムの熱収縮が小さい特徴を
有する。
【0009】また、無延伸ポリスチレンフィルム表面を
コロナ放電処理したり、表面にアンカーコート層を設け
たり、或いはフィルム中に顔料を含有せさることによ
り、感熱記録層用塗液の塗工性と、ポリスチレンフィル
ムと感熱記録層との密着性に優れた効果が得られる。顔
料の使用量としては、ポリスチレンフィルムの全固形量
に対して5〜20重量%が好ましく、より好ましくは1
0〜15重量%である。かかる顔料の具体例としては、
炭酸カルシウム、酸化チタン、無定形シリカ、水酸化ア
ルミニウムなどが挙げられる。フィルム隠蔽性を確保す
るためには酸化チタンがより好ましい。
【0010】感熱記録層に含有されるロイコ染料および
呈色剤としては、各種公知のものが使用可能であり、ロ
イコ染料の具体例としては、例えば下記が例示される。
3,3−ビス(p- ジメチルアミノフェニル)−6−ジ
メチルアミノフタリド、3−(4−ジエチルアミノ−2
−メチルフェニル)−3−(4−ジメチルアミノフェニ
ル)−6−ジメチルアミノフタリド、3−ジエチルアミ
ノ−7−ジベンジルアミノ−ベンゾ〔a〕フルオランな
どの青発色性染料:3−(N−エチル−N−p−トリ
ル)アミノ−7−N−メチルアニリノフルオラン、3−
ジエチルアミノ−7−アニリノフルオランなどの緑発色
性染料:3−ジエチルアミノ−7−メチルフルオラン、
3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン、ロー
ダミン(p−クロロアニリノ)ラクタム、3−(N−エ
チル−p−トルイジノ)−7−メチルフルオラン、3,
3’−ビス(1−n−ブチル−2−メチルインドール−
3−イル)フタリドなどの赤発色性染料:3−(N−エ
チル−N−イソアミル)アミノ−6−メチル−7−アニ
リノフルオラン、3−(N−シクロヘキシル−N−メチ
ル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3
−(N−エチル−N−エトキシプロピルアミノ)−6−
メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジメチルアミノ
−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチル
アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジ
(n−ブチル)アミノ−6−メチル−7−アニリノフル
オラン、3−ジ(n−アミル)アミノ−6−メチル−7
−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(o
−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジ(n−ブチル)
アミノ−7−(o−クロロアニリノ)フルオラン、3−
ジエチルアミノ−7−(o−フルオロアニリノ)フルオ
ラン、3−ジ(n−ブチル)アミノ−7−(o−フルオ
ロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノ−7−
(m−トリフルオロメチルアニリノ)フルオラン、3−
(N−エチル−p−トルイジノ)−6−メチル−7−ア
ニリノフルオラン、3−(N−エチル−p−トルイジ
ノ)−6−メチル−7−(p−トルイジノ)フルオラ
ン、3−ジエチルアミノ−6−クロロ−7−アニリノフ
ルオラン、3−ジ(n−ブチル)アミノ−6−メチル−
7−m−トルイジノフルオラン、3−ピペリジノ−6−
メチル−7−アニリノフルオランなどの黒発色性染料な
ど。
【0011】呈色剤の具体例としては、例えば4,4’
−イソプロピリデンジフェノール、1,1−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)−4−メチルペンタン、4
−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、4,4’−ジヒドロキ
シジフェニルスルホン、2,4’−ジヒドロキシジフェ
ニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−イソプロピルオ
キシジフェニルスルホン、ビス(3−アリル−4−ヒド
ロキシフェニル)スルホン、4−ヒドロキシ−4’−メ
チルジフェニルスルホン、4−ヒドロキシフェニル−
4’−ベンジルオキシフェニルスルホン、1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、
1,4−ビス〔α−メチル−α−(4’−ヒドロキシフ
ェニル)エチル〕ベンゼン、1,3−ビス〔α−メチル
−α−(4’−ヒドロキシフェニル)エチル〕ベンゼ
ン、ジ(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)スルフ
ィド、2,2’−チオビス(3−tert−オクチルフ
ェノール)、2,4−ジヒドロキシ−2’−メトキシベ
ンズアニリドなどのフェノール性化合物:4,4’−ビ
ス(p−トリルスルホニルアミノカルボニルアミノ)ジ
フェニルメタン、N−p−トリルスルホニル−N’−フ
ェニル尿素などのスルホ尿素系化合物:p−クロロ安息
香酸亜鉛、4−〔2−(p−メトキシフェノキシ)エチ
ルオキシ〕サリチル酸亜鉛、4−〔3−(p−トリルス
ルホニル)プロピルオキシ〕サリチル酸亜鉛、5−〔p
−(2−p−メトキシフェノキシエトキシ)クミル〕サ
リチル酸亜鉛などの芳香族カルボン酸の亜鉛塩などが挙
げられる。感熱記録層中のロイコ染料と呈色剤の使用比
率は特に限定するものではないが、一般にロイコ染料1
重量部に対して1〜7重量部、好ましくは1〜4重量部
程度の呈色剤が使用される。
【0012】感熱記録層には必要により、記録感度を高
めるための増感剤、および記録像の保存性を高めるため
の保存性改良剤を用いることができる。増感剤の具体例
としては、例えばp−ベンジルビフェニル、ジベンジル
テレフタレート、シュウ酸ジベンジル、シュウ酸ジ−p
−クロルベンジル、シュウ酸ジ−p−メチルベンジル、
テレフタル酸ジブチル、アジピン酸ジ−o−クロルベン
ジル、1,2−ジフェノキシエタン、1,2−ジ(3−
メチルフェノキシ)エタン、1−フェノキシ−2−(4
−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ビス(3,4−
ジメチルフェニル)エタン、p−キシレングリコールビ
ス(p−トリルオキシメチル)エーテル、1,4−ビス
(p−トリルオキシ)ベンゼン、1,2−ジ(3−メチ
ルフェノキシ)エタン、3−フェニル−1,1’−ビフ
ェニル、ジフェニルスルホン、炭酸ジフェニル、ステア
リン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド、メチ
ロールベヘン酸アミド、オレイン酸アミド、パルミチン
酸アミドなどが挙げられる。
【0013】保存性改良剤の具体例としては、例えば
1,4−ジグリシジルオキシベンゼン、4,4’−ジグ
リシジルオキシジフェニルスルホン、4−ベンジルオキ
シ−4’−(2−メチル−2,3−エポキシプロピルオ
キシ)ジフェニルスルホン、ビスフェノールA型エポキ
シ樹脂などのエポキシ化合物:2,2’−メチレンビス
(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、
2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−tert−
ブチルフェノール)、2,2’−エチリデンビス(4,
6−ジ−tert−ブチルフェノール)、4,4’−チ
オビス(3−メチル−6−tert−ブチルフェノー
ル)、4,4’−チオビス(2−メチル−6−tert
−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(6
−tert−ブチル−m−クレゾール)、1,1,3−
トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキ
シルフェニル)ブタン、1,1,3−トリス(2−メチ
ル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)
ブタン、4,4’−チオビス(3−メチルフェノー
ル)、4,4’−ジヒドロキシ−3,3’,5,5’−
テトラブロモジフェニルスルホン、4,4’−ジヒドロ
キシ−3,3’,5,5’−テトラメチルジフェニルス
ルホン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブ
ロモフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シ−3,5−ジクロロフェニル)プロパン、2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)プロ
パンなどのヒンダードフェノール化合物:1−〔α−メ
チル−α−(4’−ヒドロキシフェニル)エチル〕−4
−〔α’,α’−ビス(4”−ヒドロキシフェニル)エ
チル〕ベンゼン、N,N’−ジ−2−ナフチル−p−フ
ェニレンジアミン、2,2’−メチレンビ(4,6−ジ
−tert−ブチルフェニル)リン酸の金属塩などが挙
げられる。かかる増感剤および保存性改良剤の使用量と
しては、ロイコ染料1重量部に対してそれぞれ4重量部
以下である。
【0014】感熱記録層は、例えば水を分散媒体とし、
ロイコ染料、呈色剤、および必要により増感剤、保存性
改良剤などを別々に、或いは一緒にボールミル、アトラ
イター、サンドミルなどの粉砕機により、平均粒子径が
0.1〜3μm程度となるように微分散した後、下記の
接着剤を撹拌機により混合撹拌しながら添加して調製さ
れた感熱記録層用塗液を無延伸ポリスチレンフィルム上
に塗布乾燥して形成される。
【0015】感熱記録層に含有される接着剤の具体例と
しては、例えばスチレン−ブタジエン系ラテックス、酢
酸ビニル−塩化ビニル−エチレン共重合体系ラテック
ス、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合系ラテッ
クスなどの水分散性樹脂、およびデンプン類、ヒドロキ
シエチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロース、ゼラチン、カゼイン、アラビアゴム、
完全(部分)ケン化ポリビニルアルコール、アセトアセ
チル基変性ポリビニルアルコール、ケイ素変性ポリビニ
ルアルコール、カルボキシル基変性ポリビニルアルコー
ル、ジイソブチレン−無水マレイン酸共重合体塩、スチ
レン−無水マレイン酸共重合体塩、エチレン−アクリル
酸共重合体塩、スチレン−アクリル酸共重合体塩などの
水溶性樹脂が挙げられる。かかる接着剤の使用量として
は、感熱記録層の全固形量に対して5〜40重量%程度
である。
【0016】さらに、感熱記録層用塗液中には必要に応
じて各種の助剤を適宜添加することができ、例えばジオ
クチルスルフォコハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼン
スルフォン酸ナトリウム、ポリスチレンスルホン酸ナト
リウム、ラウリルアルコール硫酸エステル−ナトリウム
塩、アルギン酸塩、脂肪酸金属塩などの界面活性剤、炭
酸カルシウム、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、二酸化チ
タン、無定形シリカ、水酸化アルミニウム、硫酸バリウ
ム、タルク、カオリン、クレー、焼成クレー、ナイロン
フィラー、尿素ホルマリン樹脂フィラーなどの顔料、お
よび消泡剤、蛍光染料、着色染料、架橋剤などが挙げら
れる。
【0017】感熱記録層の形成方法は特に限定されるも
のではなく、従来から周知慣用の技術に従って、例えば
バーコーティング、エアーナイフコーティング、ロッド
ブレードコーティング、ピュアーブレードコーティン
グ、ショートデュエルコーティング、グラビアコーティ
ングなどの塗布方法により形成される。また、感熱記録
層用塗液の塗布量についても特に限定されるものではな
いが、通常乾燥重量で2〜20g/m2 、好ましくは3
〜15g/m2 程度である。
【0018】本発明の感熱記録体では、かくして得られ
た感熱記録層上に、成膜性の水性接着剤を含有する保護
層を設けるものであるが、保護層に用いられる水性接着
剤としては、例えば完全(部分)ケン化ポリビニルアル
コール、アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール、
カルボキシル基変性ポリビニルアルコール、オレフィン
変性ポリビニルアルコール、アミド変性ポリビニルアル
コール、ピロリドン変性ポリビニルアルコール、メチル
セルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロース等のセルロース誘
導体、カゼイン、アラビアゴム、酸化澱粉、エーテル化
澱粉、ジアルデヒド澱粉、エステル化澱粉等の澱粉類、
アクリル系ラテックス、ポリエステル−ポリウレタン系
ラテックス、ポリエーテル−ポリウレタン系ラテックス
などが挙げられる。これらの水性接着剤の中でも各種変
性ポリビニルアルコール、セルロース誘導体及びカゼイ
ンが好ましく、特にアセトアセチル化ポリビニルアルコ
ール及びカルボキシ変性ポリビニルアルコールが耐熱性
やバリアー性の点でより好ましい。
【0019】かかる水性接着剤の使用量については、特
に限定されるものではないが保護層固形量に対して10
〜90重量%、好ましくは20〜60重量%程度であ
る。
【0020】保護層には、記録走行性を高めるのに顔料
を含有させることもできる。顔料の具体例としては、例
えば炭酸カルシウム、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、二
酸化チタン、無定形シリカ、水酸化アルミニウム、硫酸
バリウム、タルク、カオリン、クレー、焼成クレー、ナ
イロンフィラー、尿素−ホルマリン樹脂フィラーなどの
顔料が挙げられる。なお、その使用量については保護層
の全固形量に対して5〜80重量%、好ましくは30〜
70重量%程度である。
【0021】保護層は、一般に水を分散媒体として、プ
ロペラ撹拌機、ミキサー、アトライター、ボールミル、
ロールミルなどの混合・撹拌機によって、接着剤と必要
により顔料が混合撹拌された保護層用塗液を上記感熱記
録層と同様の塗布方法により感熱記録層上に乾燥後の塗
布量が0.1〜10g/m2 、好ましくは0.5〜6g
/m2 程度となるように塗布乾燥して形成される。塗布
後、紫外線や電子線を照射して接着剤の硬化性を高める
こともできる。
【0022】さらに、保護層用塗液中にはグリオキサー
ル、メチロールメラミン、過硫酸カリウム、過硫酸アン
モニウム、過硫酸ソーダ、炭酸ジルコニウムアンモニウ
ム、ホウ酸、ホウ砂、ポリアミドエピクロヒドリンなど
の架橋剤、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸アミド、ステアリルリン酸カリウム、
ポリエチレンワックス、カルナバロウ、パラフィンワッ
クス、エステルワックスなどの滑剤、ジオクチルスルホ
コハク酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルフォン酸ナ
トリウム、ラウリルアルコール硫酸エステル・ナトリウ
ム塩、アルギン酸塩などの界面活性剤、消泡剤、蛍光染
料、着色染料などの各種助剤を適宜添加することもでき
る。
【0023】また、必要に応じて感熱記録層および保護
層の形成後スーパーキャレンダーなどで平滑化処理をし
たり、感熱記録体の裏面に導電処理を施したり、感熱記
録体裏面に粘着剤処理を施し粘着ラベルに加工するな
ど、感熱記録体製造分野における各種の公知技術が付加
され得るものである。
【0024】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明をより具体的に
説明するが、勿論これらに限定されるものではない。な
お、例中の「部」および「%」は特に断らない限りそれ
ぞれ「重量部」および「重量%」を示す。
【0025】(実施例1) A液調製 ロイコ染料として3−ジ(n−ブチル)アミノ−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン30部、メチルセルロー
スの5%水溶液5部および水65部からなる組成物をサ
ンドミルで平均粒子径が1μmになるまで粉砕してA液
を得た。
【0026】 B液調製 呈色剤として1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
−1−フェニルエタン30部、メチルセルロースの5%
水溶液5部および水65部からなる組成物をサンドミル
で平均粒子径が1μmになるまで粉砕してB液を得た。
【0027】 C液調製 増感剤として1,2−ジ(3−メチルフェノキシ)エタ
ン30部、メチルセルロースの5%水溶液5部および水
65部からなる組成物をサンドミルで平均粒子径が1μ
mになるまで粉砕してC液を得た。
【0028】 感熱記録層用塗液の調製 A液50部、B液150部、C液50部、ポリビニルア
ルコール(商品名:PVA105、クラレ社製)の15
%水溶液20部、固形濃度48%のスチレン−ブタジエ
ン系ラテックス(商品名:ポリラック750K、三井東
圧化学社製)60部、ジ−2−エチルヘキシルスルホコ
ハク酸ナトリウムの5%水溶液5部および水80部から
なる組成物を混合撹拌して感熱記録層用塗液を得た。
【0029】 無延伸ポリスチレンフィルムの製膜 アイゾット衝撃強度値が8.0kg−cm/cmの耐衝
撃性ポリスチレン樹脂(商品名:ディックスチレンGH
−8300、HIPS、大日本インキ化学工業社製)8
0部と酸化チタンを50重量%含有するポリスチレンコ
ンパウンド(商品名:プラマスターホワイトSH、大日
本インキ化学工業社製)20部からなる組成物(すなわ
ち全固形分に対して酸化チタンは10重量%)をインフ
レーション法で白色65μの無延伸ポリスチレンフィル
ムを得た。
【0030】 感熱記録層の形成 上記の無延伸ポリスチレンフィルム上にで得た感熱記
録層用塗液をグラビアコーティング法により25g/m
2 塗布後、乾燥後の塗布量が5g/m2 となるようにバ
ーにより塗布面をスムージングしながら塗布乾燥して感
熱記録層を形成した。
【0031】 保護層の形成 アセトアセチル基変性ポリビニルアルコール(商品名:
ゴーセファイマー Z−200、日本合成化学工業社
製)の10%水溶液100部、カオリン(商品名:UW
−90、エンゲルハード社製)の60%分散液30部、
グリオキサールの5%水溶液2部および水40部からな
る組成物を混合撹拌して得られた保護層用塗液を上記の
感熱記録層上に、乾燥後の塗布量が3g/m2 となるよ
うに塗布乾燥して保護層を形成した後、スーパーキャレ
ンダー処理して感熱記録体を得た。
【0032】(実施例2)実施例1の無延伸ポリスチレ
ンフィルムの製膜において、アイゾット衝撃強度値が
6.0kg−cm/cmの耐衝撃性ポリスチレン樹脂
(商品名:ディックスチレンMH−6100、MIP
S、大日本インキ化学工業社製)を使用して白色65μ
の無延伸ポリスチレンフィルムを得た。それ以外は、実
施例1と同様にして感熱記録体を得た。
【0033】(実施例3)実施例1の無延伸ポリスチレ
ンフィルムの製膜において、酸化チタンを50重量%含
有するポリスチレンコンパウンドを使用せずに透明65
μの無延伸ポリスチレンフィルムを得た。それ以外は、
実施例1と同様にして感熱記録体を得た。
【0034】(実施例4)実施例1の無延伸ポリスチレ
ンフィルムの製膜において、アイゾット衝撃強度強度値
が1.5kg−cm/cmのポリスチレン樹脂(商品
名:ディックスチレンCR−3500、GPPS、大日
本インキ化学工業社製)を使用して白色65μの無延伸
ポリスチレンフィルムを得た。それ以外は、実施例1と
同様にして感熱記録体を得た。
【0035】(比較例1)実施例1の無延伸ポリスチレ
ンフィルムの製膜において、インフレーション法でなく
Tダイ法による白色65μの二軸延伸ポリスチレンフィ
ルムを得た。それ以外は、実施例1と同様にして感熱記
録体を得た。
【0036】かくして得られた感熱記録体について以下
の評価試験を行い、その結果を表1に示した。 〔フィルムの脆さ〕ポリスチレンフィルムを手で裂く。
判定基準は以下のとおり。
【0037】 ◎:非常に裂けにくい ○:裂にくい △:少し裂けやすい
【0038】〔感熱記録層用塗液のポリスチレンフィル
ムへの密着性〕ポリスチレンフィルム上に塗工した感熱
記録層の表面にセロハンテープを圧着し、セロハンテー
プを剥して感熱記録層がポリスチレンフィルムから取れ
るかどうかを下記の如く目視判定した。判定基準 ◎:全く取れない ○:一部分取れる
【0039】〔発色性〕15cm×15cmの各感熱記
録体を感熱記録用評価機(商品名:TM−PMD型、大
倉電気社製)を用いて、印加エネルギー0.4mJ/d
otで12cm×12cm記録させ、得られた記録像の
記録濃度をマクベス濃度計(商品名:RD−914型、
マクベス社製)のビジュアルモードで測定した。
【0040】〔記録画質〕上記の発色性の評価試験で得
られた記録像の記録画質を下記の如く目視判定した。 判定基準 ◎:記録画質が非常に優れている ○:記録画質に優れている
【0041】〔記録後のカール〕上記の発色性の評価試
験で得られた記録後の感熱記録体のカールの状態を下記
の如く目視判定した。 判定基準 ◎:記録後のカールが全くない ×:記録後のカールが強い
【0042】
【表1】
【0043】
【発明の効果】表1の結果から明らかなように、本発明
の感熱記録体は、記録画質に優れ、しかも記録後のカー
ル少ないものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に、ロイコ染料、呈色剤および
    接着剤を含有する感熱記録層、および顔料と水性樹脂を
    主成分とする保護層を順次設けた感熱記録体において、
    支持体が無延伸ポリスチレンフィルムであることを特徴
    とする感熱記録体。
  2. 【請求項2】 無延伸ポリスチレンフィルムに使用する
    ポリスチレン樹脂のアイゾット衝撃強度値が6.0kg
    −cm/cm以上である請求項1に記載の感熱記録体。
  3. 【請求項3】 無延伸ポリスチレンフィルム中に顔料を
    含有させた請求項1または2に記載の感熱記録体。
JP9170259A 1997-06-26 1997-06-26 感熱記録体 Pending JPH1111016A (ja)

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