JPH11117511A - 床 材 - Google Patents

床 材

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JPH11117511A
JPH11117511A JP28023497A JP28023497A JPH11117511A JP H11117511 A JPH11117511 A JP H11117511A JP 28023497 A JP28023497 A JP 28023497A JP 28023497 A JP28023497 A JP 28023497A JP H11117511 A JPH11117511 A JP H11117511A
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JP
Japan
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weight
support member
powder
molded
alkali metal
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Application number
JP28023497A
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English (en)
Inventor
Masayori Takahashi
正順 高橋
Takeru Koike
長 小池
Michio Hamada
道夫 浜田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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    • C—CHEMISTRY; METALLURGY
    • C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/24—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing alkyl, ammonium or metal silicates; containing silica sols
    • C04B28/26—Silicates of the alkali metals
    • C—CHEMISTRY; METALLURGY
    • C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2111/00—Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
    • C04B2111/60—Flooring materials

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  • Materials Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製造作業性に優れ、かつ、低コストで製造する
ことができるとともに、安全性の高い床材を提供するこ
とを目的としている。 【解決手段】SiO2 −Al2 O3 系粉体、アルカリ金
属珪酸塩および水を主成分とした無機質組成物が成形硬
化された成形硬化体から少なくとも形成されていて、成
形硬化体の表面が中央から周縁に向かって下る勾配を備
えている構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床材に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平7−42349号公報に開示され
ているような床材が従来から上市されている。このよう
な床材は、格子状に形成された基台部と、この基台部の
下面から突出する複数の脚とを備える合成樹脂製の支持
部材(敷枠)と、複数の焼成タイルとからなり、各焼成
タイルが接着剤を介して基台部と一体化されている。
【0003】そして、支持部材に設けられた係合手段を
隣接する床材の支持部材に設けられた係合手段に係合さ
せることによって隣接する床材と連結することができる
とともに、敷設時に脚部が、支持部材本体の下面と敷設
面との間に焼成タイル表面に降った雨水等の流路となる
所定の空間を形成するようになっている。しかし、上記
従来の床材は、表面が焼成タイルで形成されているた
め、雨水等によって濡れると、滑りやすく、歩行時に危
険であるとともに、裸足で歩いたりすると不快感があ
る。
【0004】また、焼成タイルと支持部材とを別個に製
造したのち、この焼成タイルと支持部材とを接着しなけ
ればならず、製造工程の点および製造コストの点で問題
があるとともに、接着剤が高価で、接着剤の養生時間が
長いと言う問題もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて、製造作業性に優れ、かつ、低コストで製
造することができるとともに、安全性の高い床材を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明にかかる床材(以下、「請求
項1の床材」と記す)は、SiO2 −Al2 O3 系粉
体、アルカリ金属珪酸塩および水を主成分とした無機質
組成物が成形硬化された成形硬化体からなり、成形硬化
体の表面が中央から周縁に向かって下る勾配を備えてい
る構成とした。
【0007】一方、請求項2の発明にかかる床材(以
下、「請求項2の床材」と記す)は、SiO2 −Al2
O3 系粉体、アルカリ金属珪酸塩および水を主成分とし
た無機質組成物が成形硬化された成形硬化体から少なく
とも形成されているとともに、成形硬化体の表面に目地
溝が形成されており、この目地溝が成形硬化体の周縁に
向かって下る勾配を備えている構成とした。
【0008】また、上記請求項1および請求項2の床材
は、請求項3のように、成形硬化体の下面側に一部が埋
没して成形硬化体と固着されているとともに、敷設面に
接地して成形硬化体と敷設面との間に所定の空間を形成
する複数の脚が下方に突設している支持部材を備えてい
る構成にしてもよい。さらに、請求項3の床材におい
て、請求項4のように、支持部材が、隣接する床材の支
持部材に設けられた係合部と係合し、隣接する床材同士
を連結する係合構造を備えている構成とすることが好ま
しい。
【0009】本発明において、SiO2 −Al2 O3 系
粉体としては、SiO2 :Al2 O 3 =1:9〜9:1
(重量比)のものが挙げられるとともに、粉体全体とし
てはSiO2 とAl2 O3 とを合わせ50重量%以上含
まれているものが望ましい。すなわち、50重量%未満
の含有量だとアルカリ金属珪酸塩水溶液との反応性が低
下し、得られる成形硬化体の強度が低下する恐れがあ
る。
【0010】このようなSiO2 −Al2 O3 系粉体と
しては、たとえば、以下の〜のようなものが挙げら
れ、これらを単独で用いたり、併用することができる。 粒子径10μm以下の粒子を80重量%以上含有す
るフライアッシュ
【0011】 粒子径10μm以下の粒子を80重量
%以上含有する脱色フライアッシュ フライアッシュや粘土を溶融し気体中に噴霧するこ
とによって得られる無機質粉体
【0012】 粘土に0.1〜30kwh/kgの機
械的エネルギーを作用させて得られる無機質粉体 の粉体を更に100〜750℃で加熱することに
よって得られる無機質粉体
【0013】 メタカオリンに0.1〜30kwh/
kgの機械的エネルギーを作用させて得られる無機質粉
体 コランダム或いはムライト製造時の電気集塵機の灰
【0014】 粉砕仮焼ボーキサイト メタカオリン
【0015】なお、通常のフライアッシュとは、JIS
A 6201に規定される、微粉炭燃焼ボイラーから
集塵機で採取する微小な灰の粒子の、SiO2 40%以
上、湿分1%以下、比重1.95以上、比表面積270
0cm2 /g以上、44μm標準ふるいを75%以上通
過するものである。
【0016】そして、のフライアッシュは、この通常
のフライアッシュを、例えば湿式沈降分級、風力分級、
比重による分離等通常行われている分級機を用いて分級
する方法、ジェットミル、ロールミル、ボールミル等の
微粉砕機をも用いて粉砕する方法、分級機と粉砕機の連
続システムを用いる方法等の従来公知の方法で処理する
ことによって得ることができる。
【0017】また、のフライアッシュのように、粒子
径10μm以下の粒子を80重量%以上含有しなければ
ならない理由は、粒子径10μm以下のフライアッシュ
の量が80重量%を下回るとアルカリ金属珪酸塩水溶液
との反応性が低下し、強度低下を生じたり、硬化不良を
生じる恐れがあるためである。
【0018】上記の脱色フライアッシュは、のフラ
イアッシュを400〜1000℃で焼成するか、通常の
フライアッシュを400〜1000℃で焼成したのち、
のフライアッシュと同様の方法で得ることができる。
すなわち、フライアッシュは一般に黒色であり、この黒
色のフライアッシュを上記のように400℃以上の温度
での焼成すると、脱色できる。しかし、1000℃を超
える温度で焼成すると、アルカリ金属珪酸塩水溶液との
反応性が低下するので、上記温度範囲で焼成することが
望ましい。
【0019】の無機質粉体は、フライアッシュや粘土
を溶融し、気体中に噴霧することによって得ているが、
気体中に溶融・噴霧する方法として、セラミックコーテ
ィングに適用される溶射技術、好ましくは上記フライア
ッシュ及び粘土が2000〜16000℃の温度で溶融
され、30〜80m/sの速度で噴霧される溶射技術、
具体的には、プラズマ溶射法、高エネルギーガス溶射
法、アーク溶射法などが挙げられる。
【0020】上記溶射技術によって得られるの無機質
粉体は、一般にその比表面積が0.1〜60m2 /gに
コントロールされる。
【0021】上記の無機質粉体およびの無機質粉体
の原料となる粘土としては、化学組成としてSiO2 ;
5〜85重量%、Al2 O3 ;90〜10重量%を含有
する粘土、例えば、カオリナイト、ディッカイト、ナク
ライト、ハロイサイト等のカオリン鉱物、白雲母、イラ
イト、フェンジャイト、海緑石、セラドナイト、パラゴ
ナイト、ブランマライト等の雲母粘土鉱物、モンモリロ
ナイト、バイデライト、ノントロナイト、サボナイト、
ソーコナイト等のスメクタイト、緑泥岩、パイロフィラ
イト、タルク、ばん土頁岩が挙げられる。
【0022】〜の無機質粉体製造時に用いられる機
械的エネルギーとは、圧縮力、剪断力、衝撃力を意味
し、これらは単独で作用させてもよいし、2種以上を複
合させてもよい。これらを具体的に作用させる機器とし
ては、例えば、ボールミル、振動ミル、遊星ミル、媒体
攪拌型ミル、ローラミル、乳鉢、ジェット粉粉砕装置等
が挙げられる。
【0023】上記〜の無機質粉体製造に使用される
粘土及びメタカオリンの粒子径は特に限定されないが、
機械的エネルギーを有効に作用させるには平均粒子径が
0.01〜500μmが好ましく、更に好ましくは0.
1〜500μmが好ましく、特に好ましくは0.1〜1
00μmである。
【0024】〜の無機質粉体製造時に加えられる機
械的エネルギーが0.1kwh/kg未満であると、得
られた無機質粉体のアルカリ金属珪酸塩水溶液との反応
性が低下し、30kwh/kgを超えると、上記粉砕装
置への負荷が大きくなり、装置の摩耗、損傷が増大し、
上記粘土への不純物等の問題が発生するので、0.1〜
30kwh/kgに限定され、好ましくは1.0〜26
kwh/kgで作用させる。
【0025】又、上記のメタカオリンに作用させる機
械的エネルギーを0.1〜30kwh/kgに限定して
いる理由も上記及びの場合と同様である。なお、機
械的エネルギーを作用させる際に、必要に応じて粉砕助
剤を添加するようにしても構わない。
【0026】粉砕助剤とは、機械的エネルギーを作用さ
せる際に粘土乃至メタカオリンの粉体の装置内部への付
着あるいは著しい凝集を防ぐもので、例えば、メチルア
ルコール、エチルアルコール等の、アルコール類、トリ
エタノールアミン等のアルコールアミン類、ステアリン
酸ナトリウム、ステアリン酸カルシウム等の金属石鹸
類、アセトン蒸気等が挙げられる。これらは単独で使用
されてもよいし、2種以上が併用されてもよい。
【0027】の無機質粉体は、粘土に蒸気機械的エネ
ルギーを作用させた後、更に、100〜750℃に加熱
して得られるが、これは加熱により、機械的強度の向上
が認められるためで、加熱温度が100℃未満である
と、強度向上が認められなくなり、750℃を超えると
無機質粉体の結晶化が生じ、アルカリ金属珪酸塩水溶液
に対する反応性が低下するので、100〜750℃に限
定され、好ましくは200〜600℃に限定される。ま
た、加熱時間は短くなると、得られる吸放湿層の機械的
強度の向上が小さく、長くなるとエネルギーコストが増
大するので1分〜5時間が望ましい。
【0028】およびの無機質粉体は、特公平3−9
060号公報や特公平4−45471号公報に記されて
いるような粉体のことである。のメタカオリンは、市
販のものが使用できる。
【0029】本発明において使用されるアルカリ金属珪
酸塩とは、M2 O・nSiO2 (M=K,Na,Liか
ら選ばれる1種以上の金属)で表される珪酸塩であっ
て、nの値は小さくなると良好な外観の吸放湿層が得ら
れず、大きくなるとゲル化が生じ易くなるため、0.0
1〜8が望ましく、更に好ましくは、0.5〜2.5で
ある。また、アルカリ金属珪酸塩水溶液は、吸放湿性を
より向上させることができるため、アルカリ金属がカリ
ウム、もしくはカリウムと他のアルカリ金属を混合した
ものであることが好ましい。
【0030】アルカリ金属珪酸塩は水溶液の形にして添
加されることが好ましい。また、水溶液とした時、その
濃度が薄くなるとSiO2 −Al2 O3 粉体との反応性
が低下し、濃度が高くなるとアルカリ金属の塩が生成し
易くなるので、濃度を10〜70重量%とすることが好
ましく、10〜60重量%がより好ましい。すなわち、
濃度が10重量%より下回ると、得られる吸放湿層の強
度が低下し、70重量%よりも濃度が高くなると、アル
カリ金属珪酸塩水溶液の粘度が高くなり、混合・成形時
の作業性が低下する恐れがある。
【0031】アルカリ金属珪酸塩水溶液はアルカリ金属
珪酸塩をそのまま加圧、加熱下で水に溶解してもよい
が、アルカリ金属水酸化物水溶液に珪砂、珪石粉等のS
iO2成分をnが所定の量となるように加圧、加熱下で
溶解してもよいし、市販のアルカリ金属珪酸塩水溶液を
金属水酸化物と水で所定の組成に調整して使用してもよ
い。
【0032】アルカリ金属珪酸塩の添加量はSiO2 −
Al2 O3 系粉体100重量部に対し1〜300重量部
(水溶液として10〜1300重量部)が好ましく、1
0〜250重量部(水溶液として10〜1000重量
部)がより好ましい。すなわち、添加量が多すぎると成
形硬化体にクラック等が生じる恐れがある。
【0033】本発明で使用される水は、全配合量をアル
カリ金属珪酸塩の水溶液として添加されてもよいし、ア
ルカリ金属珪酸塩の水溶液と独立した水の両方の形態で
添加されてもよい。水の配合量は、少なくなると十分に
硬化せず、多くなると吸放湿層の強度が低下するので、
SiO2 −Al2 O3 系粉体100重量部に対し10〜
1000重量部、好ましくは10〜750重量部、更に
好ましくは、50〜500重量部である。
【0034】また、本発明の無機質組成物中には、必要
に応じて、無機質充填材、補強繊維、軽量骨材、顔料、
発泡剤、発泡助剤、起泡剤等を添加することができる。
【0035】無機質充填材としては、岩石粉末、火山灰
(シラス、抗火石等)、珪灰石、炭酸カルシウム、珪石
粉、雲母、マイカ、シリカフューム等が使用できる。配
合量としては、SiO2 −Al2 O3 系粉体100重量
部に対し900重量部以下が望ましい。900重量部を
超えると機械的強度の低下が生じる恐れがある。
【0036】補強繊維としては、通常のセメント製品に
使用される補強繊維が使用でき、ポリプロピレン、ビニ
ロン、レーヨン、耐アルカリガラス、炭素、アクリル、
アラミド、アクリロニトリル等の繊維を単独又は混合し
て使用できる。繊維形状としては繊維径1〜500μ
m、繊維長1〜15mmが望ましい。すなわち、繊維径
が1μm未満だと混合時にファイバーボールを形成し、
強度低下を生じやすくなり、500μmを超えたり、繊
維長が1mm未満だと引っ張り強度向上等の補強効果が
期待できない。また、繊維長が15mmを超えると分散
性が低下し、均一な強度を有する成形硬化体が得られな
くなる。
【0037】補強繊維の添加量としては、SiO2 −A
l2 O3 系粉体100重量部に対し、10重量部以下が
望ましい。10重量部を超えると繊維の分散性が低下す
る恐れがある。
【0038】軽量骨材としては、パーライト、ガラスバ
ルーン、シリカバルーン、フライアッシュバルーン、シ
ラス発泡体等の無機質発泡体やフェノール樹脂、ウレタ
ン樹脂、ポリエチレン、ポリスチレン等の有機質発泡体
が使用できる。軽量骨材の添加量としては、SiO2 −
Al2 O3 系粉体100重量部に対し、150重量部以
下が望ましい。150重量部を超えると強度低下や表面
平滑性の低下あるいは成形作業性の低下が生じる恐れが
ある。
【0039】顔料としては酸化鉄や酸化チタン、酸化コ
バルト等の金属酸化物系顔料やカーボンブラックが望ま
しい。顔料の添加量としては、SiO2 −Al2 O3 系
粉体100重量部に対し、50重量部以下が望ましい。
50重量部を超えても、隠蔽力が向上せず不経済であ
る。
【0040】発泡剤としては、Mg、Ca、Cr、M
n、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Al、Ga、S
n、Si、フェロシリコン等の金属系粉末、過酸化水素
水や過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過硼酸ナトリ
ウム等の過酸化物系粉末が挙げられ、コスト、安全性、
入手の容易さ、混合の容易さ等を考慮すると、Al、過
酸化水素水が好ましい。
【0041】発泡剤の粉末としては、1〜200μmの
粒子径のものが望ましい。すなわち、粒子径が1μmよ
りも小さいと分散性が低下するとともに、急速発泡して
しまい、200μmよりも大きいと反応性が低下してし
まう恐れがある。発泡剤の添加量(溶液は100%換
算)は、SiO2 −Al2 O3 系粉体100重量部に対
し、5重量部以下が望ましい。すなわち、5重量部を超
えると強度の低下が著しく、成形硬化体のハンドリング
等ができなくなる。
【0042】起泡剤としては、高級アルコール硫酸エス
テル塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩、芳香族誘導
体スルホン酸塩、イミダゾリン誘導体、脂肪酸アミド、
動物蛋白系が使用できる。起泡剤の添加量としては、S
iO2 −Al2 O3 系粉体100重量部に対し10重量
部以下が望ましい。10重量部よりも多くなると硬化不
良を生じ易くなる。
【0043】発泡助剤としては、シリカゲル、ゼオライ
ト、活性炭、アルミナゲル等の多孔質粉体やステアリン
酸金属塩、パルミチン酸金属塩などの金属石鹸が挙げら
れる。発泡助剤の添加量としては、SiO2 −Al2 O
3 系粉体100重量部に対し10重量部以下が望まし
い。10重量部よりも多くなると破泡等を生じる恐れが
ある。
【0044】スラリー状の無機質組成物を混合して得る
には、パドル回転型混合機、揺動式混合機、スクリュー
式混合機等の通常の混合機が使用できる。混合方法とし
ては、粉体原料を乾式混合しておいて、得られた混合物
にさらにアルカリ金属珪酸塩水溶液を添加し混合する方
法、全原料を同時に供給して混合する方法、アルカリ金
属珪酸塩水溶液と一部粉体原料を混合し、順次残りの原
料を添加して混合する方法のいずれでも構わない。
【0045】発泡剤を使用する場合、混合工程の最後に
混合を行ったほうが作業性や気泡の安定性の面で有利で
ある。起泡剤を用いた場合は、起泡剤を最後に添加する
か或いは起泡剤以外の原料でスラリーを作り、起泡剤と
水で気泡を生成させた水溶液と混合する方法が好まし
い。水溶液として使用する場合の起泡剤濃度0.1〜5
%が望ましい。0.1%よりも少ないと泡の安定性が悪
く破泡してしまい、5%よりも多いと硬化不良を生じ
る。
【0046】なお、スラリー状の無機質組成物の型への
充填は、自然落下式でもよいし、ポンプ等によって強制
的に行ってもよい。スラリー充填中或いは充填後にスラ
リーのレベリングや脱泡等のため振動を付与してもよ
い。また、スラリーの粘度が高い時にはプレス成形する
ようにしても構わない。型としては、特に限定されず、
材質として金属、樹脂、ゴム等が挙げられ、型面に凹凸
模様を形成しておけば、型面の凹凸に応じた装飾性に優
れた表面形状の成形硬化体を得ることができる。
【0047】無機質組成物の養生硬化の条件としては、
雰囲気温度を常温〜100℃の間で、5分〜12時間保
持して行うのが好ましい。加熱方法は特に限定されない
が、例えばオーブンが挙げられる。加熱温度が高くなれ
ば硬化時間が短くなるのはいうまでもない。また、加熱
硬化を終了すれば脱型を行う。
【0048】支持部材としては、特に限定されないが、
軽量化や耐蝕性を考慮すると、合成樹脂が好ましい。支
持部材を構成する合成樹脂としては、特に限定されない
が、たとえば、ポリ塩化ビニル,ABS,ポリプロピレ
ン,ポリエチレン等が挙げられる。
【0049】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面を参照しつつ詳しく説明する。図1および図2は、
請求項1の床材の実施の形態をあらわしている。
【0050】図1および図2に示すように、この床材A
は、支持部材1aと成形硬化体2aとを備えている。支
持部材1aは、図3および図4に示すように、合成樹脂
で成形され、基台部11と、複数の係合部12・・・1
2,13・・・13と、複数の脚14・・・14と、埋
め込み突部15・・・15とを備えている。
【0051】基台部11は、等ピッチに交差する格子1
1aを備えた板状をしている。脚14・・・14は基台
部11の格子11aの各交点において、基台部11の裏
面に突設されていて、その中央に、後述する製造方法を
実施する際の支持部材1aの蓋への固定時に用いられる
ねじ穴14aが穿設されている。係合部12・・・12
は、脚14・・・14との同じ高さをしていて、基台部
11の1つのコーナーを挟む2辺に突起状に設けられて
いる。
【0052】一方、係合部13・・・13は、他の基台
部11の他の2辺の係合部12・・・12と対称位置
に、基台部11の側縁から少し外側にはみ出るように設
けられていて、係合部12・・・12と同じ高さになっ
ているとともに、はみ出た部分の中央に、係合部12が
係合する係合孔13aを備えている。埋め込み突部15
・・・15は、図5に示すように、基台部11の表面か
ら突設された筒状をし、筒の上端部内周面に突条15a
が設けられ、断面鉤状になっている。
【0053】成形硬化体2aは、SiO2 −Al2 O3
系粉体、アルカリ金属珪酸塩および水を主成分とした無
機質組成物を硬化させた板状の成形硬化体であって、図
2に示すように、基台部11によってその下面が下側か
ら受けられているとともに、基台部11の表面に設けら
れた埋め込み突部15が内部に埋没した状態になってい
る。また、成形硬化体2aの表面は、中央部から周縁に
向かって徐々に下がるとともに、小さな凹凸(エンボ
ス)模様に形成された勾配面23,23,23,23を
有している。
【0054】つぎに、この床材Aの製造方法を詳しく説
明する。図6に示すように、型4aと、この型4aの開
口部を閉じる蓋5aとを用意する。すなわち、型4a
は、図6(b)に示すように、その底面が、周縁から中
央に向かって徐々に下がる勾配を有しているとともに、
細かい凹凸模様になっている。
【0055】そして、図6(a)に示すように、蓋5の
裏面に脚14・・・14が密着するように支持部材1a
を配置し、脚14・・・14に設けられたねじ穴14a
に蓋5越しにビス51・・・51を螺合し、蓋5に支持
部材1aを固定する。
【0056】つぎに、図6(b)に示すように、スラリ
ー状の無機質組成物6を型4a内に流し込んだのち、図
6(c)に示すように、型4aの開口部を蓋5aによっ
て閉じる。すなわち、上述のように、蓋5aの裏面に固
定された支持部材1aの基台部11の表面に無機質組成
物6が接する位置までスラリー状の無機質組成物6が型
4a内に入っているので、蓋5aによって型4aの開口
部を閉じると、埋め込み突部15・・・15が根元まで
完全にスラリー状の無機質組成物6内に沈み込む。
【0057】つぎに、蓋5aを閉じたまま、スラリー状
の無機質組成物6を養生硬化させたのち、蓋5aを開放
し型4aから取り出してビス51・・・51を取り除
き、蓋5aから取り外すことで上記床材Aを得ることが
できる。
【0058】この床材Aは、以上のように、スラリー状
の無機質組成物6を成形硬化させて成形硬化体2aを得
ると同時に、支持部材1aと成形硬化体2aとを一体化
できる。したがって、製造工程が簡略化できる。また、
高価な接着剤による接着も不要になるため、製品コスト
を低減できる。しかも、成形硬化体2aの表面に勾配面
23,23,23,23を備えているので、成形硬化体
2a表面に降った雨水等がこの勾配面23に沿って素早
く成形硬化体2aの周縁側に流れ、成形硬化体2a上に
水がたまたりすることがない。また、勾配面23が凹凸
模様に形成されているので滑りにくくより安全性が高
い。
【0059】また、断面鉤状部を備えた埋め込み突部1
5・・・15が成形硬化体2a内に埋没しているので、
支持部材1aと成形硬化体2aとの接合強度に優れてい
る。さらに、支持部材1aの周縁部に設けられた係合部
12を隣接するユニット床材Aの周縁部に設けられた係
合部13の係合孔13aに係合させるようにすれば、隣
接する同形のユニット床材Aとしっかりと連結すること
ができ、敷設時に、ユニット床材Aがずれ動いたりする
ことを防止できる。
【0060】また、係合部12・・・12,13・・・
13が脚14・・・14と同じ高さになっているため、
係合部12・・・12,13・・・13および脚14・
・・14によって基台部11の裏面と敷設面との間に係
合部12・・・12,13・・・13および脚14・・
・14の高さ分の空間を形成することができる。したが
って、成形硬化体2a表面に降った雨水等がユニット床
材Aとユニット床材Aの間から敷設面側に流れ込んで
も、この空間が流路となってスムーズに排出することが
できる。
【0061】また、上記製造方法によれば、支持部材1
aを蓋5aに固定した状態で、埋め込み突部15・・・
15部分を型4a内のスラリー状の無機質組成物6中に
沈めるようになっているので、蓋5aの重量が支持部材
1aに加わり、スラリー状の無機質組成物6が粘度が高
かったり、固形分が多いものであってもスムーズに沈め
ることができ、作業時間が短縮できるとともに、支持部
材1aの位置決めも容易である。
【0062】図7および図8は、請求項2の実施の形態
をあらわしている。図7および図8に示すように、この
床材Bは、SiO2 −Al2 O3 系粉体、アルカリ金属
珪酸塩および水を主成分とした無機質組成物が成形硬化
された成形硬化体のみからなり、表面に目地7が形成さ
れ、この目地7の底面71が床材Bの周縁に向かって徐
々に下る勾配面となっている。
【0063】また、図8に示すように、床材Bの裏面に
は、四隅に係合凹部72が形成されている。そして、こ
の床材Bは、図9に示すように、底面43に底面43中
央で十字に交差し交差部から周縁に向かって高さが高く
なる目地形成用突条44を備える型4bに、スラリー状
の無機質組成物6を充填したのち、裏面に係合凹部形成
用突起52が形成された蓋5bによって型4bの開口部
を閉じる。
【0064】すなわち、蓋5bによって型4bの開口部
を閉じると、図9に示すように、係合凹部形成用突起5
2が無機質組成物6内に入り込む。つぎに、この状態で
スラリー状の無機質組成物6を養生硬化させたのち、成
形硬化体を型4bから取り出すことによって得ることが
できる。
【0065】この床材Bは、以上のように、表面に目地
7を備え、目地7の底面71が周縁に向かって徐々に下
る勾配面となっているので、表面に降った雨水等が目地
7に入り込みただちに周縁から排出される。したがっ
て、安全である。また、四隅部に係合凹部72を備えて
いるので、図10に示すような受面81に係合凹部72
に係合する係合突起82を備えた3種類の支持台8a,
8b,8cを用いれば、床材Bと敷設面Fとの間に支持
台8a(8b,8c)の厚み分の空間を設けた状態で敷
設することができる。
【0066】そして、図11に示すように、隣接する2
枚あるいは4枚の床材B間に跨がるように支持台8b
(8c)を用いるようにすれば、隣接する2枚あるいは
4枚の床材Bを支持台8b(8c)を介して連結するこ
とができる。
【0067】本発明にかかる床材およびその製造方法
は、上記の実施の形態に限定されない。たとえば、上記
の実施の形態では、突部15が成形硬化体2aに埋設さ
れることによって支持部材1aと成形硬化体2aとが固
着されていたが、基台部表面に突部を設けず、基台部を
断面逆台形の格子状に形成し、この格子の一部または全
部を成形硬化体に埋設するようにしても構わない。
【0068】上記の実施の形態では、係合部12および
係合部13を脚としても使用するようになっているが、
係合部は、基台部の側面に別途係合構造を設けるように
しても構わない。また、成形硬化体中には、必要に応じ
て金網や合成樹脂製の網などの補強材を埋設するように
しても構わない。さらに、必要に応じて型と蓋とに位置
決め用の嵌合構造を設けるようにしても構わない。
【0069】上記床材A,Bは、いずれも係合構造を備
えているが、係合構造はなくても構わない。
【0070】
【実施例】以下に、本発明の実施例をより詳しく説明す
る。
【0071】(実施例1)メタカオリン(エンゲルハー
ト社製、商品名:SATENTONE SP33、平均粒径3.3μ
m、 BET比表面積:5.8cm2 /g)100重量部および
トリエタノールアミン25重量%とエタノール75重量
%の混合溶液0.5重量部を、ウルトラファインミル
(三菱重工社製、ジルコニアボール10mm使用、ボール
充填率85体積%)に供給し、10kwh/kgの機械的エネ
ルギーを作用させてSiO2 −Al2 O 3 系粉体を得
た。なお、作用させた機械的エネルギーは、上記ウルト
ラファインミルに供給した電力を処理粉体単位重量で除
してあらわした。
【0072】このようにして得たSiO2 −Al2 O3
系粉体100重量部、無機質粉体としてのマイカ(レプ
コ社製 M−100)20重量部、タルク(日本タルク
社製タクルS)30重量部、ワラストナイト(土屋カオ
リン社製 ケモリットA−60)57.5重量部と、補
強繊維としてのビニロン繊維(クラレ社製 RM182
−3)0.5重量部とをアイリッヒミキサーに供給して
5分間乾式混合し、混合組成物Aを得た。
【0073】この混合組成物A100重量部とアルカリ
金属珪酸塩水溶液(日本化学工業社製〔SiO2 :25
%、Na2 O:17%、水:58%〕のもの)75重量
部とをオムニミキサー(千代田技研工業社製)に供給
し、2分間混合しスラリー状の無機質組成物を得た。こ
のスラリー状の無機質組成物を図6に示すような型4a
内に自然流下で流し込んだのち、支持部材1aを裏面に
固定した蓋5aを閉じて支持部材1aの突部15が完全
に沈み込むまで無機質組成物6に沈み込ませた。
【0074】つぎに、蓋5aを閉じた状態で型4aを8
5℃のオーブンに3時間入れて成形材料を硬化させて、
床材Aを得た。得られた床材Aは、支持部材1aの突部
15が成形硬化体2a内に完全に埋没しており、成形硬
化体2aと支持部材1aとがしっかりと一体化されてい
た。
【0075】また、成形硬化体2a表面に水をかけたと
ころ勾配面23に沿って周縁にスムーズにながれた。
【0076】
【発明の効果】請求項1および2の床材は、以上のよう
に構成されているので、製造作業性に優れ、かつ、低コ
ストで製造することができるとともに、表面に水が溜ま
らず安全性が高い。また、請求項3のような構成にすれ
ば、成形硬化体と支持部材とがよりしっかりと一体化さ
れる。
【0077】特に、請求項4のようにすれば、隣接する
同形の床材としっかりと接続することができ、敷設時
に、床材がずれ動いたすることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1の床材の実施の形態をあらわ
す斜視図である。
【図2】図1の床材の断面図である。
【図3】図1の床材の支持部材を裏面側から見た斜視図
である。
【図4】図1の床材の支持部材を表面側から見た斜視図
である。
【図5】図4の支持部材の突部部分の拡大断面斜視図で
ある。
【図6】図1の床材の製造方法を工程順にあらわす説明
図である。
【図7】本発明の請求項2の床材の実施の形態をあらわ
す斜視図である。
【図8】図7の床材のX−X線断面図である。
【図9】図7の床材の製造方法を説明する断面図であ
る。
【図10】図7の床材の敷設に用いる支持台の斜視図で
ある。
【図11】図10の支持台を用いた図7の床材の敷設方
法を説明する断面図である。
【符号の説明】
A,B 床材 1a, 支持部材 11 基台部 11a 格子 12,13 係合部 14 脚 15 埋め込み突部 2a 成形硬化体 4a,4b 型 5a,5b 蓋 6 スラリー状の無機質組成物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】SiO2 −Al2 O3 系粉体、アルカリ金
    属珪酸塩および水を主成分とした無機質組成物が成形硬
    化された成形硬化体から少なくとも形成されていて、成
    形硬化体の表面が中央から周縁に向かって下る勾配を備
    えている床材。
  2. 【請求項2】SiO2 −Al2 O3 系粉体、アルカリ金
    属珪酸塩および水を主成分とした無機質組成物が成形硬
    化された成形硬化体から少なくとも形成されているとと
    もに、成形硬化体の表面に目地溝が形成されており、こ
    の目地溝が成形硬化体の周縁に向かって下る勾配を備え
    ている床材。
  3. 【請求項3】成形硬化体の下面側に一部が埋没して成形
    硬化体と固着されているとともに、敷設面に接地して成
    形硬化体と敷設面との間に所定の空間を形成する複数の
    脚が下方に突設している支持部材を備えている請求項1
    または請求項2に記載の床材。
  4. 【請求項4】支持部材が、隣接する床材の支持部材に設
    けられた係合部と係合し、隣接する床材同士を連結する
    係合構造を備えている請求項3に記載の床材。
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