JPH10266366A - 吸放湿材およびこの吸放湿材を用いた室内の湿度調節方法 - Google Patents
吸放湿材およびこの吸放湿材を用いた室内の湿度調節方法Info
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Abstract
取扱性や施工後の耐久性に優れる吸放湿材この吸放湿材
を用いた湿度調節方法を提供することを目的としてい
る。 【解決手段】SiO2 −Al2 O3 系粉体、アルカリ金
属珪酸塩および水を主成分とした無機質組成物を硬化し
て形成された吸放湿層が、基材の一側面に積層されてい
る構成とした。
Description
の吸放湿材を用いた湿度調節方法に関する。
機や加湿機などの機器を用いて行う方法があるが、この
方法は、機器の設置スペースの確保が必要であるととも
に、機器のイニシャルコストやランニングコストがかか
る等の問題がある。そこで、特開平8−42110号公
報に開示されている、石膏やセメントなどのセメント系
基材中に、シリカゲルAB型等の吸放湿性を備えた粒子
を分散させた内装材や、特開平6−1926号公報に開
示されている、セメント等の水硬性材料に、モンモリロ
ナイトおよひ塩化カルシウム等の無機塩とを添加した塗
料組成物からなる塗材等が提案されたり、市販されたり
している。
記内装材の場合、表面強度、耐衝撃性、曲げ強度等の強
度的に問題があり、搬送時や施工時の取扱い性や施工後
の耐久性に問題がある。また、吸放湿性の粒子としてシ
リカゲルAB型を用いた内装材の場合、吸湿性能も十分
ではなかった。
事情に鑑みて、吸放湿性に優れることは勿論のこと、施
工時の取扱性や施工後の耐久性に優れる吸放湿材この吸
放湿材を用いた湿度調節方法を提供することを目的とし
ている。
は、このような目的を達成するために、SiO2 −Al
2 O3 系粉体、アルカリ金属珪酸塩および水を主成分と
した無機質組成物を硬化して形成された吸放湿層が、基
材の少なくとも一側面に積層されている構成とした。
は、SiO2 :Al2 O3 =1:9〜9:1(重量比)
のものが挙げられるとともに、粉体全体としてはSiO
2 とAl2 O3 とを合わせ50重量%以上含まれている
ものが望ましい。すなわち、50重量%未満の含有量だ
とアルカリ金属珪酸塩水溶液との反応性が低下し、得ら
れる吸放湿層の強度が低下する恐れがある。
しては、たとえば、以下の〜のようなものが挙げら
れ、これらを単独で用いたり、併用することができる。 粒子径10μm以下の粒子を80重量%以上含有す
るフライアッシュ
%以上含有する脱色フライアッシュ フライアッシュや粘土を溶融し気体中に噴霧するこ
とによって得られる無機質粉体
械的エネルギーを作用させて得られる無機質粉体 の粉体を更に100〜750℃で加熱することに
よって得られる無機質粉体
kgの機械的エネルギーを作用させて得られる無機質粉
体 コランダム或いはムライト製造時の電気集塵機の灰
A 6201に規定される、微粉炭燃焼ボイラーから
集塵機で採取する微小な灰の粒子の、SiO2 40%以
上、湿分1%以下、比重1.95以上、比表面積270
0cm2 /g以上、44μm標準ふるいを75%以上通
過するものである。そして、のフライアッシュは、こ
の通常のフライアッシュを、例えば湿式沈降分級、風力
分級、比重による分離等通常行われている分級機を用い
て分級する方法、ジェットミル、ロールミル、ボールミ
ル等の微粉砕機をも用いて粉砕する方法、分級機と粉砕
機の連続システムを用いる方法等の従来公知の方法で処
理することによって得ることができる。
径10μm以下の粒子を80重量%以上含有しなければ
ならない理由は、粒子径10μm以下のフライアッシュ
の量が80重量%を下回るとアルカリ金属珪酸塩水溶液
との反応性が低下し、強度低下を生じたり、硬化不良を
生じる恐れがあるためである。
イアッシュを400〜1000℃で焼成するか、通常の
フライアッシュを400〜1000℃で焼成したのち、
のフライアッシュと同様の方法で得ることができる。
すなわち、フライアッシュは一般に黒色であり、この黒
色のフライアッシュを上記のように400℃以上の温度
での焼成すると、脱色できる。しかし、1000℃を超
える温度で焼成すると、アルカリ金属珪酸塩水溶液との
反応性が低下するので、上記温度範囲で焼成することが
望ましい。
を溶融し、気体中に噴霧することによって得ているが、
気体中に溶融・噴霧する方法として、セラミックコーテ
ィングに適用される溶射技術、好ましくは上記フライア
ッシュ及び粘土が2000〜16000℃の温度で溶融
され、30〜80m/sの速度で噴霧される溶射技術、
具体的には、プラズマ溶射法、高エネルギーガス溶射
法、アーク溶射法などが挙げられる。
粉体は、一般にその比表面積が0.1〜60m2 /gに
コントロールされる。
の原料となる粘土としては、化学組成としてSiO2 ;
5〜85重量%、Al2 O3 ;90〜10重量%を含有
する粘土、例えば、カオリナイト、ディッカイト、ナク
ライト、ハロイサイト等のカオリン鉱物、白雲母、イラ
イト、フェンジャイト、海緑石、セラドナイト、パラゴ
ナイト、ブランマライト等の雲母粘土鉱物、モンモリロ
ナイト、バイデライト、ノントロナイト、サボナイト、
ソーコナイト等のスメクタイト、緑泥岩、パイロフィラ
イト、タルク、ばん土頁岩が挙げられる。
械的エネルギーとは、圧縮力、剪断力、衝撃力を意味
し、これらは単独で作用させてもよいし、2種以上を複
合させてもよい。これらを具体的に作用させる機器とし
ては、例えば、ボールミル、振動ミル、遊星ミル、媒体
攪拌型ミル、ローラミル、乳鉢、ジェット粉粉砕装置等
が挙げられる。
粘土及びメタカオリンの粒子径は特に限定されないが、
機械的エネルギーを有効に作用させるには平均粒子径が
0.01〜500μmが好ましく、更に好ましくは0.
1〜500μmが好ましく、特に好ましくは0.1〜1
00μmである。
械的エネルギーが0.1kwh/kg未満であると、得
られた無機質粉体のアルカリ金属珪酸塩水溶液との反応
性が低下し、30kwh/kgを超えると、上記粉砕装
置への負荷が大きくなり、装置の摩耗、損傷が増大し、
上記粘土への不純物等の問題が発生するので、0.1〜
30kwh/kgに限定され、好ましくは1.0〜26
kwh/kgで作用させる。
械的エネルギーを0.1〜30kwh/kgに限定して
いる理由も上記及びの場合と同様である。なお、機
械的エネルギーを作用させる際に、必要に応じて粉砕助
剤を添加するようにしても構わない。
せる際に粘土乃至メタカオリンの粉体の装置内部への付
着あるいは著しい凝集を防ぐもので、例えば、メチルア
ルコール、エチルアルコール等の、アルコール類、トリ
エタノールアミン等のアルコールアミン類、ステアリン
酸ナトリウム、ステアリン酸カルシウム等の金属石鹸
類、アセトン蒸気等が挙げられる。これらは単独で使用
されてもよいし、2種以上が併用されてもよい。
ルギーを作用させた後、更に、100〜750℃に加熱
して得られるが、これは加熱により、機械的強度の向上
が認められるためで、加熱温度が100℃未満である
と、強度向上が認められなくなり、750℃を超えると
無機質粉体の結晶化が生じ、アルカリ金属珪酸塩水溶液
に対する反応性が低下するので、100〜750℃に限
定され、好ましくは200〜600℃に限定される。ま
た、加熱時間は短くなると、得られる吸放湿層の機械的
強度の向上が小さく、長くなるとエネルギーコストが増
大するので1分〜5時間が望ましい。
060号公報や特公平4−45471号公報に記されて
いるような粉体のことである。のメタカオリンは、市
販のものが使用できる。
酸塩とは、M2 O・nSiO2 (M=K,Na,Liか
ら選ばれる1種以上の金属)で表される珪酸塩であっ
て、nの値は小さくなると良好な外観の吸放湿層が得ら
れず、大きくなるとゲル化が生じ易くなるため、0.0
1〜8が望ましく、更に好ましくは、0.5〜2.5で
ある。また、アルカリ金属珪酸塩水溶液は、吸放湿性を
より向上させることができるため、アルカリ金属がカリ
ウム、もしくはカリウムと他のアルカリ金属を混合した
ものであることが好ましい。
加されることが好ましい。また、水溶液とした時、その
濃度が薄くなるとSiO2 −Al2 O3 粉体との反応性
が低下し、濃度が高くなるとアルカリ金属の塩が生成し
易くなるので、濃度を10〜70重量%とすることが好
ましく、10〜60重量%がより好ましい。すなわち、
濃度が10重量%より下回ると、得られる吸放湿層の強
度が低下し、70重量%よりも濃度が高くなると、アル
カリ金属珪酸塩水溶液の粘度が高くなり、混合・成形時
の作業性が低下する恐れがある。
珪酸塩をそのまま加圧、加熱下で水に溶解してもよい
が、アルカリ金属水酸化物水溶液に珪砂、珪石粉等のS
iO2成分をnが所定の量となるように加圧、加熱下で
溶解してもよいし、市販のアルカリ金属珪酸塩水溶液を
金属水酸化物と水で所定の組成に調整して使用してもよ
い。
Al2 O3 系粉体100重量部に対し1〜300重量部
(水溶液として10〜1300重量部)が好ましく、1
0〜250重量部(水溶液として10〜1000重量
部)がより好ましい。すなわち、添加量が多すぎると吸
放湿層にクラック等が生じる恐れがある。
カリ金属珪酸塩の水溶液として添加されてもよいし、ア
ルカリ金属珪酸塩の水溶液と独立した水の両方の形態で
添加されてもよい。水の配合量は、少なくなると十分に
硬化せず、多くなると吸放湿層の強度が低下するので、
SiO2 −Al2 O3 系粉体100重量部に対し10〜
1000重量部、好ましくは10〜750重量部、更に
好ましくは、50〜500重量部である。
に応じて、吸湿性フィラー、無機質充填材、補強繊維、
軽量骨材、顔料、発泡剤、発泡助剤、起泡剤等を添加す
ることができる。特に吸湿性フィラーを添加することで
より吸放湿性を向上させることができる。
藻土、セピオライト、塩化カルシウム等の無機系吸湿
材、ポリピニルアルコール(PVA)、グリセリン、ジ
エチレングリコール等の水溶性高分子などが挙げられ、
これらが単独であるいは混合して用いられるが、ゼオラ
イトなどのように吸湿性だけでなく放湿性に優れたもの
が好ましい。
2 O3 系粉体100重量部に対し1〜150重量部が好
ましい。すなわち、1重量部を下回ると添加の効果がな
く、150重量部を越えると、強度低下や成形作業性の
低下を招く恐れがある。
(シラス、抗火石等)、珪灰石、炭酸カルシウム、珪石
粉、雲母、マイカ、シリカフューム等が使用できる。配
合量としては、SiO2 −Al2 O3 系粉体100重量
部に対し900重量部以下が望ましい。900重量部を
超えると機械的強度の低下が生じる恐れがある。
使用される補強繊維が使用でき、ポリプロピレン、ビニ
ロン、レーヨン、耐アルカリガラス、炭素、アクリル、
アラミド、アクリロニトリル等の繊維を単独又は混合し
て使用できる。繊維形状としては繊維径1〜500μ
m、繊維長1〜15mmが望ましい。すなわち、繊維径
が1μm未満だと混合時にファイバーボールを形成し、
強度低下を生じやすくなり、500μmを超えたり、繊
維長が1mm未満だと引っ張り強度向上等の補強効果が
期待できない。また、繊維長が15mmを超えると分散
性が低下し、均一な強度を有する吸放湿層が得られなく
なる。
l2 O3 系粉体100重量部に対し、10重量部以下が
望ましい。10重量部を超えると繊維の分散性が低下す
る恐れがある。
ルーン、シリカバルーン、フライアッシュバルーン、シ
ラス発泡体等の無機質発泡体やフェノール樹脂、ウレタ
ン樹脂、ポリエチレン、ポリスチレン等の有機質発泡体
が使用できる。軽量骨材の添加量としては、SiO2 −
Al2 O3 系粉体100重量部に対し、150重量部以
下が望ましい。150重量部を超えると強度低下や表面
平滑性の低下あるいは成形作業性の低下が生じる恐れが
ある。
バルト等の金属酸化物系顔料やカーボンブラックが望ま
しい。顔料の添加量としては、SiO2 −Al2 O3 系
粉体100重量部に対し、50重量部以下が望ましい。
50重量部を超えても、隠蔽力が向上せず不経済であ
る。
n、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Al、Ga、S
n、Si、フェロシリコン等の金属系粉末、過酸化水素
水や過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過硼酸ナトリ
ウム等の過酸化物系粉末が挙げられ、コスト、安全性、
入手の容易さ、混合の容易さ等を考慮すると、Al、過
酸化水素水が好ましい。
粒子径のものが望ましい。すなわち、粒子径が1μmよ
りも小さいと分散性が低下するとともに、急速発泡して
しまい、200μmよりも大きいと反応性が低下してし
まう恐れがある。発泡剤の添加量(溶液は100%換
算)は、SiO2 −Al2 O3 系粉体100重量部に対
し、5重量部以下が望ましい。すなわち、5重量部を超
えると強度の低下が著しく、成形体のハンドリング等が
できなくなる。
テル塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩、芳香族誘導
体スルホン酸塩、イミダゾリン誘導体、脂肪酸アミド、
動物蛋白系が使用できる。起泡剤の添加量としては、S
iO2 −Al2 O3 系粉体100重量部に対し10重量
部以下が望ましい。10重量部よりも多くなると硬化不
良を生じ易くなる。
ト、活性炭、アルミナゲル等の多孔質粉体やステアリン
酸金属塩、パルミチン酸金属塩などの金属石鹸が挙げら
れる。発泡助剤の添加量としては、SiO2 −Al2 O
3 系粉体100重量部に対し10重量部以下が望まし
い。10重量部よりも多くなると破泡等を生じる恐れが
ある。
ドル回転型混合機、揺動式混合機、スクリュー式混合機
等の通常の混合機が使用できる。混合方法としては、粉
体原料を乾式混合しておいて、得られた混合物にさらに
アルカリ金属珪酸塩水溶液を添加し混合する方法、全原
料を同時に供給して混合する方法、アルカリ金属珪酸塩
水溶液と一部粉体原料を混合し、順次残りの原料を添加
して混合する方法のいずれでも構わない。
混合を行ったほうが作業性や気泡の安定性の面で有利で
ある。起泡剤を用いた場合は、起泡剤を最後に添加する
か或いは起泡剤以外の原料でスラリーを作り、起泡剤と
水で気泡を生成させた水溶液と混合する方法が好まし
い。水溶液として使用する場合の起泡剤濃度0.1〜5
%が望ましい。0.1%よりも少ないと泡の安定性が悪
く破泡してしまい、5%よりも多いと硬化不良を生じ
る。
えば、セメント抄造板、石膏ボード、木質板等が挙げら
れる。基材と吸放湿層との積層方法は、特に限定されな
いが、たとえば、基材の表面に吸放湿層を形成するスラ
リー状の無機質組成物を塗布する方法、型にスラリー状
の無機質組成物を吸放湿層の厚み分だけ充填し、この充
填された無機質組成物上に基材を載せた状態で無機質組
成物を硬化させる方法、予め吸放湿層となる無機質組成
物の硬化体を得たのち、この硬化体と基材とを接着剤を
介して積層する方法などが挙げられる。
は、自然落下式でもよいし、ポンプ等によって強制的に
行ってもよい。スラリー充填中或いは充填後にスラリー
のレベリングや脱泡等のため振動を付与してもよい。ま
た、スラリーの粘度が高い時にはプレス成形するように
しても構わない。型としては、特に限定されず、材質と
して金属、樹脂、ゴム等が挙げられ、型面に凹凸模様を
形成しておけば、型面の凹凸に応じた装飾性に優れた表
面形状の吸放湿材を得ることができる。
気温度を常温〜100℃の間で、5分〜12時間保持し
て行うのが好ましい。加熱方法は特に限定されないが、
例えばオーブンが挙げられる。加熱温度が高くなれば硬
化時間が短くなるのはいうまでもない。また、加熱硬化
を終了すれば脱型を行う。吸放湿材の形状は、特に限定
されないが、たとえば、パネル状、タイル状のものなど
が挙げられる。
内を構成する壁面の少なくとも一部に沿って本発明の吸
放湿材を、吸放湿層を室内面側に向けて配設するように
した。上記方法において、室内を構成する壁面とは、立
面壁のみだけでなく、天井、床、および、出入口の扉な
ども含む。
定されないが、たとえば、パネル状やタイル状にした吸
放湿材を壁として直接敷設する方法が挙げられる。
面を参照しつつ詳しく説明する。図1は本発明にかかる
吸放湿材の実施の形態をあらわしている。図1に示すよ
うに、この吸放湿材1は、基材3の一側面に吸放湿層2
が積層されている。
体、少なくもカリウムをアルカリ金属として含むアルカ
リ金属珪酸塩水溶液を主成分としする無機質組成物がパ
ネル状に成形硬化されていて、表面に装飾が施されてい
る。基材3は、石膏ボードまたはセメント抄造板から形
成されている。
ので、吸放湿層2側を室内壁面側にして吸放湿材1によ
って室内を囲む壁面を形成すると、吸放湿層2が室内湿
度の高い時に、室内の湿気を吸収して、室内の湿度を下
げ、室内湿度の低い時に、吸放湿層2内に吸収されてい
た水分が室内に放散され、室内の湿度を上昇させる。
用いるだけで、室内の雰囲気を快適な湿度に保持するこ
とができる。また、吸放湿層2が上記無機質組成物の硬
化体で形成されているので、硬度が高く、耐久性に優れ
ている。しかも、吸放湿層2が脱臭効果も備えている。
る。
ト社製、商品名:SATENTONE SP33、平均粒径3.3μ
m、 BET比表面積:5.8cm2 /g)100重量部および
トリエタノールアミン25重量%とエタノール75重量
%の混合溶液0.5重量部を、ウルトラファインミル
(三菱重工社製、ジルコニアボール10mm使用、ボール
充填率85体積%)に供給し、10kwh/kgの機械的エネ
ルギーを作用させてSiO2 −Al2 O 3 系粉体を得
た。なお、作用させた機械的エネルギーは、上記ウルト
ラファインミルに供給した電力を処理粉体単位重量で除
してあらわした。
系粉体100重量部、無機質粉体としてのマイカ(レプ
コ社製 M−100)20重量部、タルク(日本タルク
社製タクルS)30重量部、ワラストナイト(土屋カオ
リン社製 ケモリットA−60)57.5重量部と、補
強繊維としてのビニロン繊維(クラレ社製 RM182
−3)0.5重量部とをアイリッヒミキサーに供給して
5分間乾式混合し、混合組成物Aを得た。
金属珪酸塩水溶液(日本化学工業社製〔SiO2 :25
%、Na2 O:17%、水:58%〕のもの)75重量
部とをオムニミキサー(千代田技研工業社製)に供給
し、2分間混合しスラリー状の無機質組成物を得た。こ
のスラリー状の無機質組成物を基材としてのセメント抄
造板(厚さ10mm、比重1.2)に2mmの厚さになるよ
うに塗布したのち、これを85℃のオーブンに3時間入
れて無機質組成物を硬化させて、吸放湿層が基材の一側
面に2mmの厚みで形成された吸放湿材を得た。
石膏社製、厚さ15mm、比重0.8)を用いた以外は、
実施例1と同様にして吸放湿材を得た。
例1としての実施例1で基材として用いたセメント抄造
板、比較例2としての実施例2で基材として用いた石膏
ボード、比較例3としての市販吸放湿ボード(大建工業
社製)をそれぞれ100×100mmの大きさにサンプル
として切取り側面をシール剤でシーリング処理したの
ち、各サンプルを恒温恒湿機内につり下げ、恒温恒湿機
内を25℃の恒温に保ちつつ、90%RH24時間→5
0%RH24時間→90%RH24時間の条件で高湿・
低湿を繰り返してサンプルの重量変化を測定し、その結
果を図2に示した。
湿ボードと同等程度の吸放湿性を備え、石膏ボード、抄
造スレート板に比べ優れた吸放湿性を備えていることが
よくわかる。
よび比較例1のセメント抄造板、比較例2の石膏ボー
ド、比較例3の吸放湿ボードに付いて表面側(室内側に
用いられる側)の硬度をそれぞれビッカース硬度計(明
石製作所製 ビッカース硬度計MVK−50 荷重50
0g)で測定し、その結果を表1に示した。
面硬度が高く、耐久性に優れることがよくわかる。ま
た、実施例1および実施例2の吸放湿材は、脱臭性も認
められた。
に構成されているので、吸放湿性に優れている。しか
も、施工時や搬送時の取扱い性や施工後の耐久性にも優
れている。そして、この吸放湿材を室内を構成する壁面
の少なくとも一部に沿って配設するようにすれば、除湿
機や加湿機などの機器を用いなくても、室内の雰囲気の
湿度の調節を行うことができる。
す断面図である。
の吸放湿性能の比較グラフである。
Claims (2)
- 【請求項1】SiO2 −Al2 O3 系粉体、アルカリ金
属珪酸塩および水を主成分とした無機質組成物を硬化し
て形成された吸放湿層が、基材の少なくとも一側面に積
層されている吸放湿材。 - 【請求項2】室内を構成する壁面の少なくとも一部に沿
って請求項1に記載の吸放湿材を、吸放湿層を室内面側
に向けて配設する室内の湿度調節方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7230897A JPH10266366A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 吸放湿材およびこの吸放湿材を用いた室内の湿度調節方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7230897A JPH10266366A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 吸放湿材およびこの吸放湿材を用いた室内の湿度調節方法 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008103846A Division JP2008215070A (ja) | 2008-04-11 | 2008-04-11 | 吸放湿材およびこの吸放湿材を用いた室内の湿度調節方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10266366A true JPH10266366A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=13485522
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7230897A Pending JPH10266366A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 吸放湿材およびこの吸放湿材を用いた室内の湿度調節方法 |
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|---|---|
| JP (1) | JPH10266366A (ja) |
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1997
- 1997-03-25 JP JP7230897A patent/JPH10266366A/ja active Pending
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