JPH11119228A - 液晶表示素子用着色スペーサ及び液晶表示素子 - Google Patents

液晶表示素子用着色スペーサ及び液晶表示素子

Info

Publication number
JPH11119228A
JPH11119228A JP9278620A JP27862097A JPH11119228A JP H11119228 A JPH11119228 A JP H11119228A JP 9278620 A JP9278620 A JP 9278620A JP 27862097 A JP27862097 A JP 27862097A JP H11119228 A JPH11119228 A JP H11119228A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal display
display element
colored
spacer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9278620A
Other languages
English (en)
Inventor
Toichi Yamada
都一 山田
Susumu Tanaka
進 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP9278620A priority Critical patent/JPH11119228A/ja
Publication of JPH11119228A publication Critical patent/JPH11119228A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal Substances (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カーボンブラックが高度に均一に分散され、
黒化度が高く、粒径精度の高い液晶表示素子用スペーサ
及び画像の明視性が高められた液晶表示素子を提供す
る。 【解決手段】 重合性単量体とカーボンブラックと下記
式(1)で表される分散剤とを含む懸濁重合用組成物
を、水性媒体中で懸濁重合してなることを特徴とする液
晶表示素子用着色スペーサ、 〔式(1)において、Rは、アルキル基、アルコキシ
基、置換または未置換の複素環基を表し、nは、1〜6
の整数を表す。〕及び上記液晶表示素子用着色スペーサ
を用いた液晶表示素子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示素子用着
色スペーサ及び液晶表示素子に関し、更に詳しくは遮光
性に優れた液晶表示素子用着色スペーサ及び画像の明視
性が高められた液晶表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子は、パソコン、携帯型電子
機器等々枚挙に暇ない程広く使用されているが、特に着
色画面において、画像のぼやけが発生し易いという問題
点がある。これら画像のぼやけの原因を除去し、表示コ
ントラストを高める等画像の明視性を更に高めることが
望まれている現状にある。特開昭57−189117号
公報には、2枚の電極付き透明基板が対向する液晶セル
中に液晶を封入した液晶表示素子において、液晶に接す
る側の基板全面に、着色されたスペーサを散在させるこ
とにより、画像の表示コントラストの低下を防止しよう
とする技術が開示されている。
【0003】このような高コントラストが求められる液
晶表示素子に用いられる液晶表示素子用スペーサは、入
射光の散乱等を防止するため濃色に着色されていること
が要求される。上記液晶表示素子用着色スペーサは、予
め作製された高分子重合体微粒子を着色する方法、高分
子重合体微粒子を作製する工程で着色を行う方法等によ
って作製することが知られている。
【0004】予め作製された高分子重合体微粒子を着色
する方法としては、例えば、特開平1−144429号
公報には、高分子重合体微粒子を酸で処理し、次いでこ
れを着色する方法が開示されており、特開平1−207
719号公報に、高分子重合体微粒子を200〜700
℃の温度範囲で熱処理することにより耐炎化焼成物とす
る方法が開示されており、特開平5−165033号公
報に、高分子重合体微粒子をポリアセチレン等の共役系
高分子で被覆する方法が開示されている。
【0005】又、特開平4−15623号公報に、高分
子重合体微粒子の表面に黒色の金属酸化物超微粒子を打
ち込む方法が開示されており、特開平3−101713
号公報に、アニオン性官能基を含有する高分子重合体微
粒子を酸化剤溶液中に分散させ、酸化剤を吸着ないしは
含浸させた後、複素五員環化合物及び芳香族炭化水素の
うち少なくとも1種を添加して化学酸化重合させる方法
が開示されており、特公平4−27242号公報に、エ
チレン性不飽和スルホン酸又はその塩を重合して得るこ
とができる水溶性高分子重合体微粒子を、塩基性染料を
用いて染色する方法が開示されている。
【0006】更に、特開平3−351639号公報に、
アミノ樹脂の高分子重合体微粒子を溶剤の存在下に高温
で酸性染料で着色する方法が開示されており、特開平4
−363331号公報に、油性染料の油性溶剤溶液を水
性媒体中に微分散させた染料エマルジョンと、高分子重
合体微粒子エマルジョンとを混合することにより着色す
る方法が開示されている。
【0007】しかし、このような予め作製された高分子
重合体微粒子を着色する方法は、一旦作製された高分子
重合体微粒子に、新たに着色のための複雑な付加工程を
要するものであるので、製造コストが高くなり、又、得
られる着色高分子重合体微粒子の性能や品質の制御も困
難を伴うものである等の問題があった。
【0008】高分子重合体微粒子を作製する工程で着色
を行う方法としては、例えば、特公昭50−33821
号公報に、エステルガム、ロジン、石油樹脂、クマロン
樹脂、インデン樹脂、エポキシ樹脂、スチレン樹脂等の
水に不溶性の液体樹脂又は水に不溶性の樹脂溶液中に顔
料を分散させ、ついで重合性単量体を加えた溶液を、必
要ならば、非イオン系、陽イオン系、陰イオン系界面活
性剤、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロ
ース、ポリオキシエチレングリコール、アクリル酸ソー
ダ等の公知の水溶性保護コロイド物質、アンモニア、モ
ノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノ
ールアミン等のアンモニア或いはアミン類を用いて水中
に乳化せしめた後、ラジカル開始剤によって重合させる
着色された粉末状被覆組成物の製造法が開示されてい
る。
【0009】しかし、特公昭50−33821号公報に
開示された着色された粉末状被覆組成物の個々の粒子内
における顔料の分散性は、さほど良好なものではなく、
塗料等の被覆組成物であれば、比較的厚膜に塗工される
ものであるので、上記顔料の分散性であっても実用上問
題となるものではないかも知れないが、液晶表示素子用
のスペーサに使用しても、上記画像の明視性を改善する
ことはできない。更に、上記着色された粉末状被覆組成
物の個々の粒子の分布がブロードとなり、液晶表示素子
用のスペーサとしては粒径精度が極めて悪いものであっ
て、到底使用に耐えるものではなく、又、このような粒
径精度の悪い粉末状被覆組成物を分級によって対応し、
液晶表示素子用スペーサとすることは工業的に不可能と
言わざるを得ない。
【0010】又、特公昭56−50883号公報に、重
合性単量体、無機質分散剤及び黒色着色剤からなる重合
性組成物を懸濁重合するに際して、重合性単量体の電荷
と、無機質分散剤の電荷が反対となるように組み合わせ
る等して黒色着色剤を含み均一な粒径分布を有する微細
な球形重合体粒子を製造する方法が開示されている。
【0011】しかし、特公昭56−50883号公報に
開示された黒色着色剤を含み均一な粒径分布を有する微
細な球形重合体粒子の製造方法では、同公報にも記載さ
れているように、重合の進行に伴い重合体粒子の合一を
防ぐことはできるかも知れないが、前記するように液晶
表示素子用着色スペーサとして、重合体粒子内に高濃度
に均一に黒色着色剤を分散させ、画像の明視性を改善す
ることは極めて難しいものである。
【0012】又、特開平4−370160号公報に、カ
ーボンブラックに分子内に少なくとも1個の反応性基を
有する重合体を反応させて得られるカーボンブラックグ
ラフト重合体が、重合体からなる球状微粒子の内部に、
この粒子の表面側部分に局在した状態で分散させた熱可
塑性樹脂組成物、被覆組成物、感熱転写用インクリボン
コート剤、感熱転写用インク、硬化性樹脂組成物、磁気
記録媒体用バックコート剤等の着色剤、艶消し剤及び帯
電制御剤が開示されている。
【0013】特開平4−370160号公報に開示され
ている感熱転写用インクリボンコート剤や磁気記録媒体
用バックコート剤等に用いられる着色剤、艶消し剤及び
帯電制御剤において、強い遮光性を有するカーボンブラ
ックを用いれば、必要遮光度を得るためのカーボンブラ
ックの含有量は少量でよく、得られる被膜の機械的強度
を著しく低下させることがないと期待される。
【0014】しかし、特開平4−370160号公報に
開示されている上記球状微粒子におけるカーボンブラッ
クの分散性は未だ十分なものでなく、遮光性液晶表示素
子用スペーサに用いることは到底できないものである。
上記重合性単量体とカーボンブラックを含む懸濁重合性
単量体組成物を水性媒体中で懸濁重合して上記球状微粒
子を作製するに際して、重合性単量体に対するカーボン
ブラックの分散状態が問題となる。
【0015】即ち、遮光性液晶表示素子用スペーサに用
いられる平均粒径1〜40μmの球状微粒子を得るため
には、カーボンブラックの粒径が、上記重合体球状微粒
子の粒径よりも小さくなっていることが必要である。カ
ーボンブラックの粒径が、上記重合体球状微粒子の粒径
よりも大きければ、水性媒体中で懸濁液滴を作成した場
合に、懸濁液滴中からカーボンブラックが脱離してカー
ボンブラックを全く含まない懸濁液滴を生じたり、カー
ボンブラックの含有量がまちまちの懸濁液滴となって、
その結果得られる重合体球状微粒子は黒化度のバラツキ
が大きく、黒化度が低いものとなって、遮光性液晶表示
素子用スペーサとして使用に耐えないものとなってしま
うのである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、カーボ
ンブラックの高含有量懸濁重合用単量体組成物の懸濁液
滴について鋭意研究し、特開平5−70511号公報の
重合性単量体とカーボンブラックを含む懸濁重合用単量
体組成物におけるカーボンブラックの分散性を高める特
定分散剤、これを用いた懸濁重合トナー及び懸濁重合ト
ナーの製造方法に開示されている異分野の技術を、遮光
性液晶表示素子用スペーサに適用することによって見事
に黒化度が高く、バラツキが小さく、且つ、粒径精度の
高い重合体球状微粒子を得ることに成功し、本発明を完
成するに至ったのである。
【0017】本発明は、カーボンブラックが高度に均一
に分散され、黒化度が高く、粒径精度の高い液晶表示素
子用スペーサ及び画像の明視性が高められた液晶表示素
子を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、重合性単量体
とカーボンブラックと下記式(1)で表される分散剤と
を含む懸濁重合用組成物を、水性媒体中で懸濁重合して
なることを特徴とする液晶表示素子用着色スペーサをそ
の要旨とするものである。
【化2】 〔式(1)において、Rは、アルキル基、アルコキシ
基、置換または未置換の複素環基を表し、nは、1〜6
の整数を表す。〕
【0019】本発明において用いられる重合性単量体
は、特に限定されるものではないが、例えば、アクリル
酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマ
ル酸、クロトン酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸
類;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
n−プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n
−ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸2−エチ
ルヘキシル、アクリル酸ステアリル等のアクリル酸エス
テル類;メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メ
タクリル酸n−プロピル、メタクリル酸イソプロピル、
メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸t−ブチル、メ
タクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ラウリ
ル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸ドデシル、
メタクリル酸グリシジル、メタクリル酸β−ヒドロキシ
メチル、メタクリル酸β−ヒドロキシエチル等のメタク
リル酸エステル類;スチレン、ビニルトルエン、α−メ
チルスチレン、p−メチルスチレン、t−ブチルスチレ
ン、クロルスチレン等のスチレン系単量体;ブタジエ
ン、イソプレン等のジエン系単量体;エチレン、塩化ビ
ニル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ル、ステアリン酸ビニル、アクリルアミド、メタクリル
アミド、アクリロニトリル、メチロールアクリルアミ
ド、アクリルアセテート、アジピン酸ジアリル、イタコ
ン酸ジメチル、マレイン酸ジエチル、アリルアルコー
ル、ビニルピリジン、N−ビニルピロリドン、N−ヒド
ロキシアクリルアミド、2−ビニル−2−オキサゾリ
ン、2−イソプロペニル−2−オキサゾリン、ジメチル
アミノエチルアクリレート、グリシジルメタクリレー
ト、アリルグリシジルエーテル、モノメチルフマレート
等が挙げられる。これらは単独で使用されてもよく、2
種以上が併用されてもよい。
【0020】上記重合性単量体には、架橋性化合物が添
加されてもよい。上記架橋性化合物は、特に限定される
ものではないが、例えば、ジビニルベンゼン、ジビニル
ナフタレン、これらの誘導体等のジビニル化合物;エチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン
トリ(メタ)アクリレート、1,3−ブタンジオールジ
(メタ)アクリレート等のアルキレン性多塩基性不飽和
カルボン酸エステル;N,N−ジビニルアニリン、ジビ
ニルエーテル、ジビニルサルファイド、ジビニルスルホ
ン酸等のジビニル化合物及び3個以上のビニル基を有す
る化合物等が挙げられる。これらは単独で使用されても
よく、2種以上が併用されてもよい。上記架橋性化合物
の添加量は、好ましくは上記重合性単量体100重量部
に対して、1〜50重量部である。
【0021】上記重合性単量体の配合量は、好ましくは
水性媒体100重量部に対して、1〜200重量部であ
る。上記重合性単量体の配合量が1重量部未満である
と、重合効率が低下し、200重量部を超えると、重合
熱の除去が難しくなる等、いずれも工業的に不利とな
る。
【0022】上記カーボンブラックは、得られる重合体
微粒子の粒径よりも小さい粒径のものであれば特に限定
されるものではないが、例えば、粉体状カーボンブラッ
ク、該粉体状カーボンブラックをシラン系カップリング
剤、チタネート系カップリング剤、アルミニウム系カッ
プリング剤等の表面処理剤で処理された粉体状カーボン
ブラック、上記重合性単量体と共に懸濁重合され、得ら
れる重合体にグラフト処理されたカーボンブラック等が
挙げられる。これらのカーボンブラックのpHは、好ま
しくは6〜10、更に好ましくは7〜9である。上記カ
ーボンブラックのpHが余り低いと、重合反応において
ラジカルがトラップされるため、重合反応を阻害し、上
記重合用組成物をゲル化するおそれがある。
【0023】上記カーボンブラックの配合量は、上記重
合性単量体100重量部に対して、0.1〜200重量
部である。上記カーボンブラックの配合量が0.1重量
部未満であると、得られる液晶表示素子用着色スペーサ
が高黒化度に着色されにくく、200重量部を超える
と、得られる液晶表示素子用着色スペーサの機械的強度
が低下するおそれがある。
【0024】上記重合性単量体にカーボンブラックを均
一に分散させる手段は、特に限定されるものではない
が、例えば、ボールミル、ビーズミル、サンドミル、ア
トライター、サンドグラインダーナノマイザー等を用い
て分散する方法等が挙げられる。上記重合性単量体及び
カーボンブラックを均一に分散するために、上記重合性
単量体とカーボンブラック混合系に分散剤が添加され
る。
【0025】本発明において用いられる分散剤は、上記
式(1)で表される構造を有するものである。上記式
(1)において、Rは、アルキル基、アルコキシ基、置
換または未置換の複素環基を表し、nは、1〜6の整数
を表すものであり、例えば、表1〜表5に示す化合物例
No.1〜No.70等が挙げられる。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【表3】
【0029】
【表4】
【0030】
【表5】
【0031】上記分散剤の含有量は、上記重合性単量体
100重量部に対し、好ましくは0.1〜30重量部で
ある。上記分散剤の含有量が少な過ぎると、分散効果が
小さくなり、多過ぎると、得られる重合体微粒子表面に
分散剤がブリードアウトしてくるおそれがある。上記分
散剤に、高分子量ポリカルボン酸無機塩類、長鎖ポリア
ミノアミド酸無機塩類、長鎖ポリアミノアミド酸エステ
ル類、高分子量不飽和ポリカルボン酸類、高分子量不飽
和酸エステル類、ポリアミド類、高分子量共重合体類、
高級アルコールのエステル類等の従来より知られている
他の分散剤が添加されてもよい。上記他の分散剤が併用
される場合の分散剤の合計含有量は、上記式(1)で示
される分散剤を単独で含有する場合と同様、上記重合性
単量体100重量部に対し、好ましくは0.1〜30重
量部である。又、上記他の分散剤の含有量は、好ましく
は、上記式(1)で示される分散剤の1/2量以下であ
る。
【0032】上記水性媒体は、特に限定されるものでは
ないが、例えば、水;ポリビニルアルコール、ポリアク
リル酸、ポリメタクリル酸、ゼラチン、メチルセルロー
ス、ポリメタクリルアミド、ポリエチレングリコール、
ポリエチレンオキサイドモノステアレート、ソルビタン
テトラオレエート、グリセリンモノオレエート、ドデシ
ルベンゼンスルホン酸等の水溶液が挙げられる。
【0033】上記水性媒体に、重合性単量体とカーボン
ブラックと上記式(1)で表される分散剤からなる懸濁
重合用組成物は微粒子状に懸濁される。上記懸濁重合用
組成物の微粒子状懸濁手段は、特に限定されるものでは
ないが、例えば、ホモジナイザー等を用いて分散する方
法等が挙げられる。
【0034】上記懸濁重合用組成物の微粒子状懸濁に際
して、懸濁安定剤が添加されてもよい。上記懸濁安定剤
としては、特に限定されるものではないが、例えば、ポ
リビニルアルコール、デンプン、メチルセルロース、カ
ルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロー
ス、ポリメタクリル酸ナトリウム等の水溶性高分子;硫
酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸アルミニウム、炭酸
カルシウム、リン酸カルシウム、タルク、粘土、ケイソ
ウ土、その他金属酸化物粉末等が挙げられる。上記懸濁
安定剤の添加量は、好ましくは上記重合性単量体に対し
て、0.01〜20重量%程度である。
【0035】上記分散によって、重合性単量体とカーボ
ンブラックを含む懸濁重合用組成物中にカーボンブラッ
クは、微分散し、一次粒子ないしはこれに近い粒径0.
05〜0.5μm程度の小粒径にまで均質に分散してい
るので、該懸濁重合用組成物を水性媒体中に懸濁したと
きには、小粒径の懸濁液滴中には確実に取り込まれ、高
濃度に均質にカーボンブラックが分散して含有されるこ
とになる。
【0036】次いで、上記重合性単量体とカーボンブラ
ックと上記式(1)で表される分散剤とを含む懸濁重合
用組成物を、水性媒体中で懸濁重合され、微球状の液晶
表示素子用着色スペーサが作製される。
【0037】上記懸濁重合に用いられる重合開始剤は、
特に限定されるものではないが、例えば、2,2’−ア
ゾビスイソブチロニトリル、2,’2−アゾビス−2,
4’−ジメチルバレロニトリル、2,2’−アゾビス−
メチルブチロニトリル、2,2’−アゾビス−メチルヘ
プトニトリル、2,2’−アゾビス−2,3−ジメチル
ブチロニトリル、2,2’−アゾビス−2,3,3−ト
リメチルブチロニトリル、4,4’−アゾビス−4−シ
アノバレリン酸、ジメチル−2,2’−アゾビスイソブ
チレート等のアゾ系化合物;過酸化アセチル、過酸化デ
カノイル、過酸化ラウロイル、過酸化ベンゾイル、過酸
化オクタノイル、o−メトキシ過酸化ベンゾイル、過酸
化p−クロロベンゾイル、過酸化2,4−ジクロロベン
ゾイル、過酸化アセチルシクロヘキシルスルホニル、過
イソ酪酸t−ブチル、過ビバリン酸t−ブチル、過酸化
2−エチルヘキサン酸t−ブチル、過酸化ジt−ブチ
ル、過酸化ジt−ブチルクミル、過酸化ジクミル、メチ
リエチルケトンパーオキサイド、クメンハイドロパーオ
キサイド、t−ブチルハイドロパーオキサイド等の単官
能過酸化物;t−ブチルパーオキシ−3,5,5−トリ
メチルヘキサノエート、ジブチルパーオキシヘキサヒド
ロテレフタレート、ビス(t−ブチルパーオキシ)イソ
フタレート、ジ−t−ブチルパーオキシトリメチルアジ
ペート、3,3,4,4−テトラ(t−ブチルパーオキ
シカルボニル)ベンゾフェノン、2,5−ジメチル−
2,5−ジメチル−2,5−ビス(m−トルオイルパー
オキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ビス
(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル
−2,5−ビス(エチルヘキサノイルパーオキシ)ヘキ
サン、1,6−ビス(t−ブチルパーオキシカルボニロ
キシ)ヘキサン、1,1−ビス(t−ヘキシルパーオキ
シ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−
ビス(t−ヘキシルパーオキシ)シクロヘキサン、1,
1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、ジ
−t−ブチルパーオキシ−2−メチルシクロヘキサン、
ジ−3−メトキシブチルパーオキシジカーボネート、ジ
−2−エチルヘキシルパーオキシジカーボネート、ビス
(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボ
ネート、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ
エチレングリコール−ビス(t−ブチルパーカーボネー
ト)等の2官能以上の過酸化物の有機過酸化物等が挙げ
られる。
【0038】上記重合開始剤の添加量は、重合性単量体
100重量部に対して、好ましくは0.25〜3重量部
である。上記重合開始剤の添加量が0.25重量部未満
であると、重合速度が小さくなり、又、3重量部を超え
る添加は不要である。
【0039】上記懸濁重合の重合温度は、余り低いと重
合速度が小さくなり、余り高いと重合反応を制御しにく
くなるので、好ましくは20〜100℃である。又、上
記重合温度範囲において、重合時間が余り短いと、重合
率が低下するので、好ましくは1〜50時間程度であ
る。50時間を超える必要はない。
【0040】上記懸濁重合によって得られた微球状の液
晶表示素子用着色スペーサは、濾過、遠心分離等の手段
により反応生成物スラリーより分離される。分離された
微球状の液晶表示素子用着色スペーサは、水等で洗浄さ
れた後、加熱もしくは減圧等により乾燥される。乾燥さ
れた微球状の液晶表示素子用着色スペーサは、必要に応
じ、分級して、更に粒径分布を狭くすることができる。
【0041】本発明の液晶表示素子用着色スペーサは、
好ましくはその平均粒径が0.5〜50μm、より好ま
しくは1〜40μmである。上記平均粒径が0.5μm
未満であると、凝集し易くなり、又、50μmを超える
用途は稀である。
【0042】本発明の液晶表示素子用着色スペーサは、
好ましくはその粒径の変動係数が20%以下、より好ま
しくは10%以下である。上記粒径の変動係数が20%
を超えると、粒径分布が広くなり過ぎ、液晶表示素子用
着色スペーサとしての性能が低下するおそれがある。
【0043】本発明の液晶表示素子用着色スペーサは、
必要に応じてシランカップリング剤等のコーティング剤
で被覆されてもよい。上記コーティング剤による被覆
は、これらのコーティング剤の単分子膜等の薄膜で被覆
されることが好ましい。
【0044】上記シランカップリング剤としては、例え
ば、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β−
(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン、3−〔N−アリル−N−(2−アミノエチル)〕
アミノプロピルトリメトキシシラン、3−(N−アリル
−N−グリシジル)アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、3−(N−アリル−N−メタクリル)アミノプロピ
ルトリメトキシシラン、3−(N,N−ジグリシジル)
アミノプロピルトリメトキシシラン等のアミノ系シラン
カップリング剤;N,N−ビス〔3−(メチルジメトキ
シシリル)プロピル〕アミン、N,N−ビス〔3−(ト
リメトキシシリル)プロピル〕アミン、N,N−ビス
〔3−(メチルジメトキシシリル)プロピル〕エチレン
ジアミン、N,N−ビス〔3−(トリメトキシシリル)
プロピル〕エチレンジアミン、N−グリシジル−N,N
−ビス〔3−(メチルジメトキシシリル)プロピル〕ア
ミン、N−グリシジル−N,N−ビス〔3−(トリメト
キシシリル)プロピル〕アミン等のアミド系シランカッ
プリング剤;ビニルトリエトキシシラン、ビニル−トリ
ス(2−メトキシエトキシ)シラン等のビニル系シラン
カップリング剤;γ−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシラン等のメタクリル系シランカップリング剤;γ
−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン等のグリシ
ジル系シランカップリング剤;γ−メルカプトプロピル
トリメトキシシラン等のメルカプト系シランカップリン
グ剤等が挙げられる。
【0045】上記コーティング剤による液晶表示素子用
着色スペーサの被覆手段は、特に限定されるものではな
く、例えば、上記コーティング剤と液晶表示素子用着色
スペーサとを水やアルコール等の無機溶媒又は有機溶媒
中で混合し、攪拌下に加熱して液晶表示素子用着色スペ
ーサ上に被膜を形成し、然る後、余剰のコーティング剤
と共に無機溶媒又は有機溶媒をデカンテーション等によ
り除去し、減圧乾燥する方法、上記コーティング剤と液
晶表示素子用着色スペーサとを混合し、加熱攪拌して液
晶表示素子用着色スペーサ上に被膜を形成する方法等が
挙げられる。
【0046】請求項2記載の発明は、請求項1記載の液
晶表示素子用着色スペーサが、対向する2枚の電極付き
透明基板間に介在されてなることを特徴とする液晶表示
素子をその要旨とするものである。
【0047】本発明において用いられる透明基板は、特
に限定されるものではなく、液晶表示素子の表示モー
ド、駆動方式等により、例えば、ソーダライムガラス基
板、無アルカリガラス基板、ホウケイ酸ガラス基板、石
英ガラス基板、シリコン基板等が挙げられる。これらの
透明基板の厚さは、一般に1.1mm、0.7mm、
0.5mm、0.4mm等が用いられるが、これに限定
されるものではない。又、上記透明基板の外形寸法は、
液晶表示素子の用途に応じて種々の寸法に切断される。
【0048】又、これらの透明基板表面は、平滑であ
り、請求項1記載の液晶表示素子用着色スペーサを2枚
の基板間に介在させたとき、同一厚さの液晶充填空間が
形成され得る平行度を保持し、表面の傷、泡及び異物の
実質的に存在しないものであり、JIS規格にて表現さ
れる表面粗度を有し、うねり、そりのないものであっ
て、液晶の配向、パターンエッジの切れ等に影響を与え
ることのないものであることが要求される。上記透明基
板にはその他、耐熱性、耐熱衝撃性、熱伸縮性、熱膨張
率等の熱的特性、清浄度等が要求される。
【0049】又、上記電極は、透明導電膜からなり、例
えば、酸化錫をドープした酸化インジウム膜と酸化錫膜
等が挙げられ、上記透明基板上に蒸着法、スパッタ法、
熱スプレイ法などによって結晶質の透明な膜として液晶
表示用の電極として高抵抗域(200Ω/□以上)から
低抵抗域(10Ω/□)まで幅広く使用し得るものであ
る。
【0050】このようにして得られた対向する2枚の電
極付き透明基板間に、請求項1記載の液晶表示素子用着
色スペーサが介在することによって、液晶表示素子用セ
ルが形成され、該液晶表示素子用着色スペーサによって
形成された平行空間に液晶が充填され、その他、偏光
子、バックライト、駆動IC等の必要部品が装着され、
液晶表示素子が作製される。
【0051】請求項1記載の発明の液晶表示素子用着色
スペーサは、上述のように、重合性単量体とカーボンブ
ラックと上記式(1)で表される分散剤とを含む懸濁重
合用組成物を、水性媒体中で懸濁重合してなるものであ
り、重合体の個々の粒子内にカーボンブラックが高濃度
に含有され、且つ、均一に分散されているので黒化度が
高く、黒化度のバラツキが極めて小さく、更に、粒径分
布がシャープな高精度の粒径の液晶表示素子用着色スペ
ーサを構成するものである。
【0052】請求項2記載の発明の液晶表示素子は、上
記する請求項1記載の発明の液晶表示素子用着色スペー
サを用いるものであるので、入射光の散乱等が防止され
て画像がぼやけることもなく、且つ、画像の歪みを発生
させる光の屈折もすくないので、多色に着色される画像
を極めて忠実に画面に高いコントラストをもって映し出
すことができるものである。
【0053】
【発明の実施の形態】以下に実施例を掲げて本発明を更
に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定
されるものではない。
【0054】(実施例1)テトラメチロールメタントリ
アクリレート60重量部、ジビニルベンゼン20重量部
及びアクリロニトリル20重量部を均一に混合し、該混
合物に、ポリエチレンで表面被覆されたカーボンブラッ
ク5重量部を表1に示す化合物例No.7の分散剤0.
2重量部と共に添加し、ビーズミルを用いて48時間均
一に混合し、分散させ、カーボンブラックを含む着色懸
濁重合用組成物を得た。
【0055】得られたカーボンブラックを含む着色懸濁
重合用組成物に、過酸化ベンゾイル2重量部を添加して
均一に混合し、これを、懸濁安定剤としてポリビニルア
ルコールを濃度3重量%で含有するポリビニルアルコー
ル水溶液850重量部に投入し、十分攪拌した後、ホモ
ジナイザーを用いて上記着色懸濁重合用組成物液滴の粒
径が3〜10μmの範囲の微粒状になるまで攪拌して着
色懸濁重合用組成物の懸濁液を調製した。
【0056】得られた着色懸濁重合用組成物の懸濁液
を、温度計、攪拌機及び還流冷却器を備えた2リットル
のセパラブルフラスコに移し、窒素雰囲気中で攪拌しな
がら85℃に昇温し、同温度で7時間加熱し、更に、9
0℃に昇温して同温度で3時間加熱して重合反応を行っ
た。その後、上記重合反応液を冷却し、生成した着色微
粒子を濾過、水洗及び乾燥の工程に次いで、粗粒のみを
分級して除去し、平均粒径5.55μm、粒径の変動係
数2.48%の液晶表示素子用着色スペーサ120重量
部を得た。
【0057】厚さ0.7mmのガラス板上に、低温スパ
ッタ法によって厚さ500Åの酸化インジウム−酸化錫
系の透明導電膜を形成した後、フォトリソグラフィーに
より所定の電極パターンを形成した。次いで、上記電極
パターン上より、ガラス板に配向剤を塗布し、加熱して
配向制御膜を形成した後裁断し、5cm×12.5cm
の電極付き透明基板を作製し、該電極付き透明基板の4
周縁に沿ってスクリーン印刷によってガラスファイバー
スペーサを混入したエポキシ系接着剤を幅1mmで印刷
し、該エポキシ系接着剤で囲まれたガラス板上に、得ら
れた液晶表示素子用着色スペーサを、加圧窒素ガスを用
いて噴霧法により約150個/mm2 になるように均一
に散布した。
【0058】上記液晶表示素子用着色スペーサが散布さ
れた電極付き透明基板に、新たな電極付き透明基板を重
ね合わせ、プレス機で1kg/cm2 の荷重を電極付き
透明基板全面に均一に負荷し、同時に温度160℃で2
0分間加熱して上記エポキシ系接着剤を硬化させ、液晶
表示素子用セルを作製した。
【0059】得られた液晶表示素子用セルの上記エポキ
シ系接着剤のシール部の一部に設けられた注入孔から真
空ポンプを用いて吸引し、内部を真空とした後、液晶を
充填して上記液晶表示素子用セル内圧力が大気圧より
0.6気圧低い状態で上記シール部を封止し、次いで、
注入した液晶について決まる所定温度に加熱して、該液
晶の再配向処理を行いTN型液晶表示素子を作製した。
【0060】(実施例2〜4)実施例1の重合性単量体
の組成及び分散剤の種類を表6に示すように変更したこ
と以外、実施例1と同様にして液晶表示素子用着色スペ
ーサ及び液晶表示素子を作製した。
【0061】(比較例1)実施例1のカーボンブラック
に替えて、表面にポリエチレンの被覆されていないカー
ボンブラックを用い、分散剤を高級アルコールのエステ
ル類(花王社製、ポリオキシエチレンラウリルエーテ
ル、商品名「エマルゲン104P」)に変更したこと以
外、実施例1と同様にして液晶表示素子用着色スペーサ
及び液晶表示素子を作製した。
【0062】(比較例2)実施例1のカーボンブラック
を用いなかったこと、及び、分散剤をアジン系化合物
(オリエント化学工業社製、ニグロシン、商品名「ボン
トロンN−04」)に変更したこと以外、実施例1と同
様にして液晶表示素子用着色スペーサ及び液晶表示素子
を作製した。
【0063】実施例1〜4及び比較例1〜2で得られた
液晶表示素子用着色スペーサ及び液晶表示素子の性能を
評価するため、〔1〕液晶表示素子用着色スペーサの
平均粒径、粒径の変動係数、黒色度(光線透過率)
及び不純物濃度(a)ナトリウムイオン、(b)カリ
ウムイオン、(c)塩素イオン、(d)硫酸イオン、
〔2〕液晶表示素子の平均セルギャップ、色むらの
有無、遮光性に就いて、以下に示す方法で試験した。
試験結果は表6に示す。
【0064】〔1〕液晶表示素子用着色スペーサの品
質: 平均粒径:コールターカウンターBZ/C−1000
型(コールター社製)を用いて粒径を測定し、平均粒径
を算出した。
【0065】粒径の変動係数:前項の粒径測定結果よ
り、粒径の標準偏差を平均粒径で除した値を%で表し
た。
【0066】黒色度(光線透過率):液晶表示素子用
スペーサと同一組成の重合性単量体及び着色物質の混合
体からなる重合用組成物を同様な条件で重合させてなる
厚さ1mmの板状体を作製し、該板状体を分光光度計を
用いて波長400〜700nmの可視域全波長における
分光透過率を測定し、その最大値を、液晶表示素子用ス
ペーサの黒色度とした。
【0067】不純物濃度:得られた液晶表示素子用ス
ペーサ10gを、混合溶剤(水/イソプロパノール=7
/3容量比)330mlに攪拌しつつ投入し、室温で1
週間放置した(その間、1日1回攪拌した。)。最後の
2日間は静置し、液晶表示素子用スペーサを沈降させ
た。上澄液を濾過し、該濾液を30mlに濃縮して分析
に供した。ナトリウムイオン及びカリウムイオンについ
ては、SPQ8000型原子吸光光度計(ジャーレル.
アッシュ社製)を用いて分析した。塩素イオン及び硫酸
イオンについては、2010I型イオンクロマトグラフ
ィ分析計(ダイオネックス社製)を用いて分析した。
【0068】〔2〕液晶表示素子の品質: 平均セルギャップ:液晶セルギャップ測定装置TFM
−120AFT型(オーク製作所社製)を用いて液晶セ
ルギャップを測定し、平均セルギャップを算出した。
【0069】色むらの有無:得られたTN型液晶表示
素子に、当てた光の反射光の色調がオリーブ色を呈する
ようにTN型液晶表示素子の両面に偏光シートを重ね、
該TN型液晶表示素子の色むらの有無を目視により観察
し、◎:色むらが全く認められないもの、○:条件によ
っては多少色むらが認められるが、実用上問題とならな
い程度のもの、×:色むらが認められ、実用上許容でき
ない程度のもの、の3段階で評価した。
【0070】遮光性:得られたTN型液晶表示素子に
貼付する偏光シートをノーマルブラックモードに設定
し、駆動電圧OFFの状態で液晶表示素子用スペーサ中
心部の黒さと、スペーサの存在しない液晶部分の黒さと
を、倍率200倍の透過型顕微鏡で観察者10人で比較
観察し、上記液晶表示素子用スペーサ中心部の黒さがス
ペーサの存在しない液晶部分の黒さより黒いか又は同等
であると認識した人数が、◎:8人以上のもの、○:7
人のもの、△:5〜6人のもの、×:4人以下のもの、
の4段階で評価した。
【0071】
【表6】
【0072】
【発明の効果】請求項1記載の発明の液晶表示素子用着
色スペーサは、上述のように、重合体の個々の粒子内に
カーボンブラックが高濃度に含有され、且つ、均一に分
散されているので黒化度が高く、黒化度のバラツキが極
めて小さく、更に、粒径分布がシャープで高精度であ
る。
【0073】請求項2記載の発明の液晶表示素子は、上
記する請求項1記載の発明の液晶表示素子用着色スペー
サを用いるものであるので、入射光の散乱等が防止され
て画像がぼやけることもなく、且つ、画像の歪みを発生
させる光の屈折もすくないので、多色に着色される画像
を極めて忠実に画面に高いコントラストをもって映し出
すことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示素子の一例を示す断面図であ
る。
【符合の説明】
1 透明基板 2 透明電極 3 配向制御膜 4 液晶表示素子用着色スペーサ 5 シール部材 6 ネマチック液晶 7 偏光シート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重合性単量体とカーボンブラックと下記
    式(1)で表される分散剤とを含む懸濁重合用組成物
    を、水性媒体中で懸濁重合してなることを特徴とする液
    晶表示素子用着色スペーサ。 【化1】 〔式(1)において、Rは、アルキル基、アルコキシ
    基、置換または未置換の複素環基を表し、nは、1〜6
    の整数を表す。〕
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液晶表示素子用着色スペ
    ーサが、対向する2枚の電極付き透明基板間に介在され
    てなることを特徴とする液晶表示素子。
JP9278620A 1997-10-13 1997-10-13 液晶表示素子用着色スペーサ及び液晶表示素子 Pending JPH11119228A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9278620A JPH11119228A (ja) 1997-10-13 1997-10-13 液晶表示素子用着色スペーサ及び液晶表示素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9278620A JPH11119228A (ja) 1997-10-13 1997-10-13 液晶表示素子用着色スペーサ及び液晶表示素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11119228A true JPH11119228A (ja) 1999-04-30

Family

ID=17599823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9278620A Pending JPH11119228A (ja) 1997-10-13 1997-10-13 液晶表示素子用着色スペーサ及び液晶表示素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11119228A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008222599A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Nippon Oil Corp 新規ディスコティック液晶性化合物
JP2010523007A (ja) * 2007-03-30 2010-07-08 オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 電磁放射を放出するオプトエレクトロニクス素子およびオプトエレクトロニクス素子の製造方法
US8476655B2 (en) 2005-09-30 2013-07-02 Osram Opto Semiconductors Gmbh Electromagnetic-radiation-emitting optoelectronic component and method for producing an optoelectronic component
EP3677619A4 (en) * 2017-09-01 2021-04-21 Sekisui Chemical Co., Ltd. COMPOSITE PARTICLES, COMPOSITE PARTICLE POWDER AND LIGHT MODULATING MATERIAL

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8476655B2 (en) 2005-09-30 2013-07-02 Osram Opto Semiconductors Gmbh Electromagnetic-radiation-emitting optoelectronic component and method for producing an optoelectronic component
JP2008222599A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Nippon Oil Corp 新規ディスコティック液晶性化合物
JP2010523007A (ja) * 2007-03-30 2010-07-08 オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 電磁放射を放出するオプトエレクトロニクス素子およびオプトエレクトロニクス素子の製造方法
US8378366B2 (en) 2007-03-30 2013-02-19 Osram Opto Semiconductors Gmbh Electromagnetic radiation emitting optoelectronic component and method for manufacturing an optoelectronic component
EP3677619A4 (en) * 2017-09-01 2021-04-21 Sekisui Chemical Co., Ltd. COMPOSITE PARTICLES, COMPOSITE PARTICLE POWDER AND LIGHT MODULATING MATERIAL

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4780118B2 (ja) 表示用粒子の製造方法
JP4088343B2 (ja) 液晶表示素子用スペーサ及び液晶表示素子
JPWO1997030374A1 (ja) 液晶表示素子用スペーサ及び液晶表示素子
CN101221324B (zh) 液晶显示装置的制造方法
US7855829B2 (en) Particles for display, particle dispersion for display, display medium and display device
CN102341462A (zh) 颜料分散组合物
JPH11119228A (ja) 液晶表示素子用着色スペーサ及び液晶表示素子
US6765713B2 (en) Electrophoretic composition, image display medium using same and image display device
JP2009210871A (ja) 着色塗布液組成物、カラーフィルタ、および液晶表示装置
JPH072913A (ja) 着色重合体微粒子及びその製造方法並びに液晶表示素子用スペーサー及び液晶表示素子
JP4504741B2 (ja) 液晶表示装置の製造方法
JP2005321540A (ja) 液晶表示装置の製造方法
JP5499438B2 (ja) 表示用粒子及びその製造方法、表示用粒子分散液、表示媒体、並びに、表示装置
JPH11133435A (ja) 液晶表示素子用着色スペーサ及び液晶表示素子
JP2001139607A (ja) 着色樹脂エマルジョン、その製造方法、着色樹脂エマルジョンインク、及び、カラーフィルターの製造方法
JPH09208607A (ja) 着色微粒子及びその製造方法、並びに、液晶表示素子用スペーサー及び液晶表示素子
JP2006003919A (ja) 液晶表示素子用スペーサ及び液晶表示素子
JPH10324706A (ja) 液晶表示素子用スペーサの製造方法
JP2012203146A (ja) カラーフィルター用インク、該インクを用いたカラーフィルター及びその製造方法、表示装置
JPH095512A (ja) カラーフィルター
JPH09325343A (ja) 液晶表示素子及び遮光性スペーサ
JP3157110B2 (ja) 着色微粒子、液晶表示素子用スペーサ及び液晶表示素子
JPH1048637A (ja) 液晶表示素子用スペーサ及び液晶表示素子
JP2012203144A (ja) カラーフィルター用インク、該インクを用いたカラーフィルター及びその製造方法、表示装置
JPH09221507A (ja) 高分子重合体着色微粒子及びその製造方法、並びに、液晶表示用スペーサ及び液晶表示素子

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060125

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060524