JPH1113151A - 柱・梁間の接合構造 - Google Patents

柱・梁間の接合構造

Info

Publication number
JPH1113151A
JPH1113151A JP16570697A JP16570697A JPH1113151A JP H1113151 A JPH1113151 A JP H1113151A JP 16570697 A JP16570697 A JP 16570697A JP 16570697 A JP16570697 A JP 16570697A JP H1113151 A JPH1113151 A JP H1113151A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
column
joint
plate
wooden
floor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP16570697A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Nishiyama
明博 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP16570697A priority Critical patent/JPH1113151A/ja
Publication of JPH1113151A publication Critical patent/JPH1113151A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)

Abstract

(57)【要約】 柱と梁の加工精度をそれほど必要とすることなく、木質
系三階建ユニット建物や、スパンの長い木質系建物ユニ
ットの構造耐力を確実に補強できる柱・梁間の接合構造
を提供する。 【構成】 梁9の端面板9Aに突起爪91aを有するプ
レート91を設け、プレート91の突起爪91aを、柱
8の接合面8aに当接し、木質柱8の側(接合面8Aに
対して背面となる側)から、ボルト82を、それぞれ、
ボルト挿通孔83,梁9のボルト挿通孔93とに順次通
し、端面板9A裏面の裏ナット93に螺合させて、プレ
ート91の突起爪91aを柱8の接合面8aに食い込ま
せる状態で、柱8と梁9とを接合する。これにより、柱
8と梁9とを接合位置が決定されて緊密に接合される。
また、プレート9の突起爪91aと柱8の接合面8aと
が係止し合うことで、柱・梁間接合部に作用する剪断力
に対抗できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、柱・梁間の接合
構造に係り、特に、木質系ユニット建物の構造耐力を向
上させた木質柱・鉄骨梁間の接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、住宅等の建物の構造にあって
は、床、壁の各枠組に面材を打ち付けて、床パネル、壁
パネルとし、これらの床パネル及び壁パネルを箱形に近
い立体構造に組み上げる壁式工法が知られている。この
壁式工法によれば、柱と梁等とからなる軸組工法による
場合に比して、外力を柱全体、壁全体で均等に支持する
ことによって、高い構造強度が得られる。また、建物の
作る方式にあっては、建物の工業生産化率を高める一方
式として、ユニット建物の方式が知られている。上記壁
式工法をユニット建物に適用する場合には、一棟の建物
を、床パネルに壁パネルを立設してなる複数の建物ユニ
ットと、各建物ユニットの上部に接合される屋根ユニッ
トとに分割し、各ユニットを工場で生産した後、これら
のユニットを建築現場に輸送し、予め準備した基礎の上
に据え付ける方式が採用される。
【0003】ここで、従来の壁式工法による木質系ユニ
ット建物において、下階を構成する下階建物ユニットの
天井部に上階を構成する上階建物ユニットを据え付ける
場合には、上階建物ユニットの床パネルにおける壁パネ
ルが立設されてなる側縁部を下階建物ユニットの壁パネ
ルの上部に直接的に対応載置し、上階建物ユニット及び
屋根ユニットの荷重を下階建物ユニットの対応する各壁
パネルに分散する状態で支持としている。
【0004】ところで、上記従来の木質系ユニット建物
(特開昭55−119846号公報参照)にあっては、
上階建物ユニットに加わる荷重を下階建物ユニットに均
一に伝達させる理由から、下階建物ユニットに、上階建
物ユニットの床パネルにおける少なくとも壁パネルが立
設されてなる側縁部に対応する壁パネルを、原則備える
ことを必要とする。そのために、下階建物ユニットの壁
パネルの配置構造が上階建物ユニットの形状に制約され
て複雑になり、間取り構成が難しく、このため、設計上
の自由度が制約されるという問題があった。さらに、上
記従来の壁式工法によるユニット建物を、木質系三階建
ユニット建物や、スパンの長い木質系建物ユニットに適
用する場合には、そのままでは、構造耐力上必要とされ
る剛性及び耐力が得られないので、補強を講じる必要が
あった。
【0005】そこで、このような問題を解消するため
に、特開昭60−238546号公報に記載のユニット
建物では、上階建物ユニットの床パネルにおける一側縁
部を3枚合わせの木質補強梁によって強化すると共に、
上記床パネルの木質補強梁によって強化された一側縁部
の両端部を、下階建物ユニットの相互に対向配置された
壁パネルの上部に載置する工法を採用することにより、
木質補強梁によって強化された床パネルの一側縁部は、
下階建物ユニットの壁パネルの上部に上階建物ユニット
の壁パネルを直接載置されなくても良い構造とした。
【0006】しかし、上階建物ユニットの床パネルの一
側縁部を3枚合わせの木質補強梁で強化するという補強
構造では、上述の問題、すなわち設計上の自由度が制約
されるという問題は解決できても、後者の問題の解決手
段、すなわち木質系三階建ユニット建物や、スパンの長
い木質系建物ユニットの補強手段としては、いまだ、不
充分である。後者の問題では、壁パネルに対する補強も
必要である。
【0007】そこで、この出願人は、木質の柱と鉄骨の
梁との接合構造であって、前記梁の端面に単数又は複数
の嵌合凸部を設け、該嵌合凸部に対応させて柱の接合部
位に嵌合凹部を設けて該嵌合凹部に前記梁の嵌合凸部を
嵌合させた状態で、前記柱と梁の端面とを当接して、固
定具で締結させてなる柱と梁間の接合構造を先に提案し
た。この柱と梁間の接合構造によれば、木質系三階建ユ
ニット建物や、スパンの長い木質系建物ユニットの構造
耐力を充分に補強できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、梁から
柱に力を確実に伝達させるには、嵌合凹部と嵌合凸部が
ほとんど遊びがない状態に精密に嵌合させる必要があ
る。このため、加工精度の高いことが要求される。ま
た、柱が壁パネルの一部として枠組され、梁が床パネル
の一部として枠組みされてその後、壁パネルと床パネル
を接合する場合においても、組立の高い精度が要求され
る。
【0009】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、柱と梁の加工精度をそれほど必要とすることな
く、木質系三階建ユニット建物や、スパンの長い木質系
建物ユニットの構造耐力を確実に補強できる柱・梁間の
接合構造を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、木質の柱の接合部位と鉄骨
の梁の端面とを当接させて固定具の締結によって柱と梁
とを接合した柱と梁の接合構造において、前記梁の端面
に突起爪を有するプレートを設け、該プレートの突起爪
を、前記柱の接合部位に食い込ませる状態で、柱と梁と
を接合してなることを特徴としている。
【0011】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の柱・梁間の接合構造において、前記梁の端面と、該
梁の端面に対応する前記柱の接合部位に、互いに軸心を
共通にする固定具挿通孔がそれぞれ単数又は複数穿設さ
れて、これら固定具挿通孔に挿通された固定具の締結に
より、前記柱と梁とを接合してなることを特徴としてい
る。
【0012】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の柱・梁間の接合構造において、前記梁の端面と、柱
の接合部位に穿設された互いに軸心を共通にする固定具
挿通孔が、前記突起爪を有する単数又は複数のプレート
の軸心を貫く状態に穿設されて、前記単数又は複数の固
定具挿通孔に挿通された固定具の締結により、前記柱と
梁とを接合してなることを特徴としている。
【0013】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載の柱・梁間の接合構造において、前記柱の接合部位に
は、梁の端面部を支持する梁受け切欠凹部が形成されて
なることを特徴としている。
【0014】
【作用】この発明の構成によれば、木質柱と鉄骨梁(例
えば、溝形鋼の端面に端面板を予め嵌合溶着してなる鉄
骨梁)とが突合せの(当接した)状態でボルト等の固定
具を用いて接合されて、鉄骨梁の端面に設けられた突起
爪を有するプレートが、木質柱の接合部位に食い込んで
接合位置が決定され、緊密に接合される。したがって、
柱と梁の加工精度をそれほど正確にしなくても、接合位
置が決定され、またこの柱を一部とする壁パネルと、こ
の梁を一部とする床パネルとを接合する組立位置が正確
に決められる。また、プレートの突起爪と接合部位とが
係止し合うことで、接合部分に作用する剪断力(固定荷
重、積載荷重等の鉛直力、風圧力等の水平力)に対抗で
き、ボルト等の固定具の引張り強度で引き抜き力に対抗
して、高い接合強度が達成される。それゆえ、壁式工法
による木質系の建物ユニットに、この発明の接合構造を
採用することにより、柱と梁との加工精度をそれほど高
い精度でなくとも、壁式工法による木質系ユニット建物
の三階建化、長スパン化を確実に実現できる。
【0015】また、柱の接合部位に梁の端面部を支持す
る梁受け切欠凹部を形成すれば、柱の梁受け切欠凹部で
梁の端面部を直接支持して梁から柱に伝達される長期荷
重である鉛直荷重に対しても対向でき、充分な信頼性を
保証できる。上記突起爪を有するプレートを、4つの角
にそれぞれ突起爪を有する方形状のプレートにすれば、
方形状のプレートの4つの突起爪が柱の接合部位に食い
込んで梁に加わる剪断荷重,捩じれ荷重等の荷重を4つ
角にある突起爪を介して柱側に確実に伝達できる。ボル
ト等の固定具を挿通させる固定具挿通孔は、突起爪を有
するプレートを貫くように設けても良いが、柱と梁側に
のみ設けても良い。また、この発明において、ボルト挿
通孔とは、ナット部の雌ねじ孔をも含む概念である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実子例を用い
て具体的に行う。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例に係る木質三階建ユニッ
ト建物の階層構成を示す分解斜視図、図2は、同実施例
の柱・梁間の接合部の外観(図1のA部)を拡大して示
す拡大斜視図、図3は同接合部の水平断面図であり、同
図(a)は図2のB−B線に沿う水平断面図、同図
(b)は図2のC−C線に沿う水平断面図、図4は、同
接合部の構造を分解して示す分解斜視図、図5は、同接
合部の構造を分解して判り易く示す分解斜視図、また、
図6は、図1のD部を拡大して示す拡大垂直断面図であ
る。
【0017】まず、図1及び図6を参照して、この例に
係る木質三階建ユニット建物の全体的構成について概略
説明する。同木質三階建ユニット建物は、基礎1の上に
据付固定される、建物の一階部分を構成する一階建物ユ
ニット2と、一階建物ユニット2の天井部に据付固定さ
れる、建物の二階部分を構成する二階建物ユニット3
と、二階建物ユニット3の天井部に据付固定される、建
物の三階部分を構成する三階建物ユニット4と、三階建
物ユニット4の天井部に据付固定される、建物の屋根部
分を構成する屋根ユニット5とからなっている。
【0018】各階の建物ユニット2,3,4は、例え
ば、同図に示すように、床パネル6の3つの側縁に沿っ
て、3枚の壁パネル7,7,…が全体としてコの字状に
かつ壁勝ちに立設された木質の壁式構造を主体としてな
り、四隅には、木質の壁式構造を補強するために、製材
又はエンジニアリングウッド(集積材)等の木質柱8,
8,…や溝形鋼の鉄骨梁9が組み込まれている。床パネ
ル6は、根太(短根太)61,61,…や端根太(長根
太)62によって方形に組み立てられた床枠組の上面に
構造用合板やパーティクルボード等の面材63(図6)
を取り付けることによって床構面として構成されてい
る。各壁パネル7は、寸法形式404材又は406材
(JAS)の上枠71、縦枠72,72,…、及び下枠7
3によって組み立てられた壁枠組の内外両面に石膏ボー
ドや硬質木片セメント板等の面材74を取り付けること
によって耐力壁として構成されている。
【0019】ここで、木質柱8,8,…は、垂直荷重を
支えるための例えば厚さが略90mm、幅90mmの補
強用垂直材であり、床パネル6の四隅に配設されてい
る。したがって、各壁パネル7は、床パネル6の3つの
側縁に沿って、かつ、木質柱8と木質柱8との間に立設
されることとなる。また、鉄骨梁9は、曲げ剛性を受け
持つ例えば高さ250mm、幅3.5mmの補強用水平
材であり、下階の壁パネル7,7,…(又は基礎1)の
上面に直接載置されない上階(又は一階)の床パネル6
の側縁部に沿って、木質柱8と木質柱8との間に架け渡
されている。この鉄骨梁9の溝部には、図6に示すよう
に、床枠組を構成する多数の根太61の木口部が挿入さ
れ、鉄骨梁9のウェブに溶接により固定された梁内床受
け部材64の上面に載置されている。また、屋根ユニッ
ト5は、相対向する2枚の妻トラス梁51,51と、こ
れらの妻トラス梁51,51間に架設された桁梁、継梁
52と、これらの梁51,52の上面に設けられた屋根
板53とから構成されている。
【0020】次に、図2乃至図5を参照して、この例の
柱・梁間の接合部の構造について説明する。該当する木
質柱8の下端部(床パネル6の高さに概略相当する部
分)において、鉄骨梁9の端面が突合せの状態で当接す
る接合面8Aには、鉄骨梁9の端面部を支持するための
凹状に切欠した切欠凹部81が形成されている。この切
欠凹部81は、例えば切欠深さが略15mmになってい
る。この切欠凹部81の軸中心の上下2箇所には、接合
面8Aの背面側からボルト82を挿通させるためのボル
ト挿通孔83,83が穿設されている。
【0021】また、鉄骨梁9は、開端面を閉塞してジョ
イントピースとして機能する端面板9Aを有している。
この端面板9Aは、方形のペンタイト鋼板(厚さ略3.
2mm)からなり、鉄骨梁9を構成する溝形鋼のコ字型
開端部に嵌合した状態で、溶接により固定されている。
また、端面板9Aには、上記木質柱8の切欠凹部81に
穿設されているボルト挿通孔83,83に対応して上下
の2箇所には、ボルト挿通孔93,93が穿設されてい
る。また、端面板9Aのボルト挿通孔93,93がある
表面の位置には、それぞれ4つの角にそれぞれ突起爪9
1aを有する方形のプレート(ネールプレート)91が
溶接(溶着)されて、各プレート91、91の中央に
は、上記端面板9Aに穿設されたボルト挿通孔93,9
3とそれぞれ軸心を同じくするボルト挿通孔93,93
が穿設されている。
【0022】また、端面板9Aの裏面には、裏ナット9
2,92が、対応するボルト挿通孔93,93と軸心を
共通にして溶接により固定されている。そして、上下に
突起爪91aを有する方形のプレート91を設けた鉄骨
梁9の端面板9Aを、木質柱8の切欠凹部81に突き当
てて係合支持させた状態で、例えばM12×20のボル
ト82,82が木質柱8の側から挿通して、端面板9A
に取り付けられた裏ナット92,92に螺合されること
でこの例の柱・梁間の接合構造が具現される。
【0023】上記構成の建物ユニット2,3,4は、工
場で生産された後、建築現場に輸送され、予め準備した
基礎の上に据付・組立される。各建物ユニット2,3,
4を工場で生産する際において、上記鉄骨梁9を木質柱
8に取付固定するには、図4及び図5に示すように、ま
ず、木質柱8の接合面8Aに鉄骨梁9の端面板9Aを当
てがう状態に近づけ、鉄骨梁9の突起爪91aを有する
方形のプレート91を取り付けた端面板9Aを、木質柱
8の切欠凹部81に突き当てて係合支持させる。この状
態で、次に、木質柱8の接合面8Aに対して背面となる
側から、ボルト82,82を、それぞれ、バネ座金8
4,84と突起爪85aを有する角座金85,85と、
ボルト挿通孔83,83,93,93とに順次通し、端
面板9A裏面の裏ナット92,92に螺合させる。な
お、ボルト82,82と裏ナット92,92との締結
後、その緩みを防止するため、接着剤充填孔86からエ
ポキシ樹脂等の接着剤を充填してボルト82,82を固
着する。
【0024】このようにすれば、先に提案したように、
柱側に嵌合凹部を設け、梁側に嵌合凸部を設けて柱と梁
の接合位置をそれほぞ正確に合わせなくとも、ボルト8
2,82とナット93,93の締結によって、プレート
91の各突起爪91aが木質柱8側の切欠凹部81面に
食い込んで接合位置が決まる。したがって、木質柱8と
鉄骨梁9の加工精度,結合位置精度及び壁パネルと床パ
ネルの組立精度をそれほど正確度を必要としない。つま
り、接合位置精度及び組立精度がボルト82,82とナ
ット92,92の締結位置によって決定されて接合位置
精度及び組立精度が緩和される。それゆえに、ボルト径
及びボルト挿通孔を大きくすることもでき、大きな径の
ボルトにより、強度の高い接合が得られる。
【0025】また、上記構成にすれば、鉄骨梁9側の突
起爪91aを有する方形のプレート91を取り付けた端
面板9Aを、木質柱8側の接合面8Aに形成された切欠
凹部81に係合支持させるため、鉄骨梁9にかかる鉛直
荷重を切欠凹部81を介して木質柱8側に直接伝達でき
る。加えて、鉄骨梁9側の突起爪91aを有する方形の
プレート91の各突起爪91aが木質柱8側の切欠凹部
81面に食い込んで緊密に係合し、上記鉄骨梁9側の端
面板9Aと鉄骨梁9側の切欠凹部81との係合支持作用
が相俟って、柱・梁間接合部に作用する剪断力(固定荷
重、積載荷重等の鉛直力、風圧力等の水平力)に対抗
し、また、ボルト82,82の引張り強度で引き抜き力
に対抗して、高い接合強度が達成される。したがって、
木質質系三階建ユニット建物の構造を確実に補強でき
る。また、柱と梁の接合構造において、同強度を得るに
は、鉄骨梁の方が、木質梁に較べて安価であるので、コ
スト面でも有利である。
【0026】◇第2実施例 次に、この発明の第2実施例について説明する。図7
は、この発明の第2実施例である柱・梁間の接合部の構
造を分解して示す分解斜視図、また、図8は、同接合部
の構造を分解して判り易く示す分解斜視図である。この
第2実施例は、適用するユニット建物においては、第1
実施例と略同様であるので、ここでは、図7及び図8を
参照して、この例の柱・梁間の接合部の構造についての
み説明する。木質柱80の下端部(床パネル6(図1)
の高さに概略相当する部分)において、鉄骨梁9の端面
が突合せの状態で当接する接合面8Aには、鉄骨梁9の
端面部を支持するための凹状に切欠した例えば切欠深さ
が略15mmの切欠凹部81が形成されている。この切
欠凹部81の軸中心の上下2箇所には、接合面8Aの背
面側からボルト82を挿通させるためのボルト挿通孔8
3,83が穿設されている。
【0027】一方、鉄骨梁9は、開端面を閉塞してジョ
イントピースとして機能する端面板9Aを有している。
この端面板9Aは、例えば、厚さ略3.2mmの方形の
ペンタイト鋼板からなり、鉄骨梁9を構成する溝形鋼の
コ字型開端部に嵌合した状態で、溶接により固定されて
いる。また、端面板9Aには、上記木質柱8の切欠凹部
81に穿設されているボルト挿通孔83,83に対応し
て上下の2箇所には、ボルト挿通孔93,93が穿設さ
れている。また、端面板9Aに穿設された上下のボルト
挿通孔93,93がある表面の中央位置には、4つの角
にそれぞれ突起爪91aを有する方形のプレート91が
溶着されている。また、端面板9Aの裏面には、裏ナッ
ト92,92が、対応するボルト挿通孔93,93と軸
心を共通にして溶接により固定されている。そして、突
起爪91aを有する方形のプレート91を設けた鉄骨梁
9の端面板9Aを、木質柱8の切欠凹部81に突き当て
て係合支持させた状態で、例えばM12×20のボルト
82,82が木質柱8の側から挿通して、端面板9Aに
取り付けられた裏ナット92,92に螺合されること
で、この例の柱・梁間の接合構造が具現される。
【0028】この第2実施例の構成によれば、第1実施
例と同様に、ボルト83,83とナット93,93によ
り、木質柱8と鉄骨梁9とを締結すれば、プレート91
の各突起爪91aが木質柱8側の切欠凹部81面に食い
込んで接合位置が決まり、したがって、木質柱8と鉄骨
梁9の加工精度,接合位置精度及び壁パネルと床パネル
の組立精度をそれほど正確でなくても、木質柱8と鉄骨
梁9とを正確に結合することができる。つまり、接合位
置精度及び組立精度がボルト82,82とナット92,
92の締結位置によって決定されて接合位置精度及び組
立精度が緩和される。それゆえに、ボルト径及びボルト
挿通孔が大きくでき、強度の高い接合が得られる。
【0029】また、上記構成にすれば、鉄骨梁9側の突
起爪91aを有する方形のプレート91を取り付けた端
面板9Aを、木質柱8側の接合面8Aに形成された切欠
凹部81に係合支持させるため、鉄骨梁9にかかる鉛直
荷重を切欠凹部81を介して木質柱8側に直接伝達で
き、鉄骨梁9側の突起爪91aを有する方形のプレート
91の各突起爪91aが木質柱8側の切欠凹部81面に
食い込んで緊密に係合し、鉄骨梁9側の端面板9Aと鉄
骨梁9側の切欠凹部との係合支持作用が相俟って、柱・
梁間接合部に作用する剪断力(固定荷重、積載荷重等の
鉛直力、風圧力等の水平力)に対抗し、また、ボルト8
2,82の引張り強度で引き抜き力に対抗して、高い接
合強度が達成される。
【0030】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、勿論、具体的な構成はこの実施例に限られ
るものではない。したがって、この発明の要旨を逸脱し
ない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる
ことは言うまでもない。例えば、突起爪を有するプレー
トは、4つ角にそれぞれ突起爪を有する方形状のプレー
トに限らず、三角形以上の多角形(四角形を除く)の角
にそれぞれ突起爪を有する三角形以上(四角形を除く)
のプレートであっても良い。例えば、プレートが三角形
の場合には、3つの角に突起爪が設けられることにな
り、プレートが5角形の場合には、5つの角にそれぞれ
突起爪が設けられることになる。また、突起爪を有する
プレート(ネールプレート)のプレートの形状は、多角
形に限定されない。勿論、プレートに設ける突起爪も角
に限定されない。この突起爪を有するプレートは、鉄骨
梁の端面に溶接で固定するが、カシメ等によって固着し
ても良い。また、固定具はボルトに限らず、タッピング
ビスやリベットを使用しても良い。使用するボルトの個
数は、適宜増減できる。ナットは、前板部に予め溶着し
なくても良い。角座金は、突起爪を有するものが柱の接
合面の背面に食い込むので、有利であるが、突起爪を有
しない単なる角座金でも良い。鉄骨梁は、溝形鋼に限ら
ない。
【0031】また、建物ユニットは、壁パネルが床パネ
ルの三方の側縁に立設されてなるコの字壁状のユニット
に限らず、床パネルの相交差する側縁に壁パネルを立設
してなるL字壁状のユニットや、床パネルの相対向する
側縁に壁パネルを立設してなる二の字壁状のユニットに
も適用できる。また、上述の実施例では、柱の下端部と
床梁間との接合構造について述べたが、この発明は、こ
れに限らず、柱の上端部と天井梁間との接合構造にも適
用できる。また、この発明は、木質系三階建ユニット建
物に限らず、例えばスパンの長い木質系二階建ユニット
の補強手段として用いても好適である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、木質柱と鉄骨梁(例えば、溝形鋼の端面に端面板を
予め嵌合溶着してなる鉄骨梁)とが突合せの状態でボル
ト等の固定具を用いて接合されて、鉄骨梁の端面に設け
られた突起爪を有するプレートが、木質柱の接合部位に
食い込んで接合位置が決定され、緊密に接合される。し
たがって、柱と梁の加工精度をそれほど正確にしなくて
も、接合位置が決定され、またこの柱を一部とする壁パ
ネルと、この梁を一部とする床パネルとを接合する組立
位置が正確に決定される。また、プレートの突起爪と接
合部位とが係止し合うことで、接合部分に作用する剪断
力(固定荷重、積載荷重等の鉛直力、風圧力等の水平
力)に対抗でき、ボルト等の固定具の引張り強度で引き
抜き力に対抗して、高い接合強度が達成される。それゆ
え、壁式工法による木質系の建物ユニットに、この発明
の接合構造を採用することにより、柱と梁との加工精度
をそれほど高い精度でなくとも、壁式工法による木質系
ユニット建物の三階建化、長スパン化を確実に実現でき
る。
【0033】また、柱の接合部位に梁の端面部を支持す
る梁受け切欠凹部を形成するため、突起爪を有するプレ
ートが、木質柱の接合部位に食い込んで高い接合強度が
達成されることが相俟って、柱の梁受け切欠凹部で梁の
端面部を直接支持して梁から柱に伝達される長期荷重で
ある鉛直荷重に対しても対向でき、充分な信頼性を保証
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係る木質三階建ユニッ
ト建物の階層構成を示す分解斜視図である。
【図2】同実施例の柱・梁間の接合部の構造(図1のA
部)を拡大して示す拡大斜視図である。
【図3】同接合部分の水平断面図であり、同図(a)は
図2のB−B線に沿う水平断面図、同図(b)は図2の
C−C線に沿う水平断面図である。
【図4】同接合部分の構造を分解して示す分解斜視図で
ある。
【図5】同接合部分の構造を分解して判り易く示す分解
斜視図である。
【図6】図1のD部を拡大して示す拡大垂直断面図であ
る。
【図7】この発明の第2実施例である柱・梁間の接合部
の構造を分解して示す分解斜視図である。
【図8】同接合部分の構造を分解して判り易く示す分解
斜視図である。
【符号の説明】
8 木質柱(木質の柱) 8A 木質柱の接合面(接合部位) 81 切欠凹部 82 ボルト(固定具) 83 木質柱側のボルト挿通孔(固定具挿通孔) 9 鉄骨梁(鉄骨の梁) 9A 端面板(端面) 91 プレート 91a 突起爪 92 裏ナット 93 鉄骨梁側のボルト挿通孔(固定具挿通孔)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質の柱の接合部位と鉄骨の梁の端面と
    を当接させて固定具の締結によって柱と梁とを接合した
    柱と梁の接合構造において、 前記梁の端面に突起爪を有するプレートを設け、該プレ
    ートの突起爪を、前記柱の接合部位に食い込ませる状態
    で、柱と梁とを接合してなることを特徴とする柱・梁間
    の接合構造。
  2. 【請求項2】 前記梁の端面と、該梁の端面に対応する
    前記柱の接合部位に、互いに軸心を共通にする固定具挿
    通孔がそれぞれ単数又は複数穿設されて、 これら固定具挿通孔に挿通された固定具の締結により、
    前記柱と梁とを接合してなることを特徴とする請求項1
    記載の柱・梁間の接合構造。
  3. 【請求項3】 前記梁の端面と、柱の接合部位に穿設さ
    れた互いに軸心を共通にする固定具挿通孔が、前記突起
    爪を有する単数又は複数のプレートの軸心を貫く状態に
    穿設されて、前記単数又は複数の固定具挿通孔に挿通さ
    れた固定具の締結により、前記柱と梁とを接合してなる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の柱・梁間の接合
    構造。
  4. 【請求項4】前記柱の接合部位には、梁の端面部を支持
    する梁受け切欠凹部が形成されてなることを特徴とする
    請求項1,2又は3記載の柱・梁間の接合構造。
JP16570697A 1997-06-23 1997-06-23 柱・梁間の接合構造 Withdrawn JPH1113151A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16570697A JPH1113151A (ja) 1997-06-23 1997-06-23 柱・梁間の接合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16570697A JPH1113151A (ja) 1997-06-23 1997-06-23 柱・梁間の接合構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1113151A true JPH1113151A (ja) 1999-01-19

Family

ID=15817517

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16570697A Withdrawn JPH1113151A (ja) 1997-06-23 1997-06-23 柱・梁間の接合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1113151A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008088744A (ja) * 2006-10-03 2008-04-17 Nitto Mokuzai Sangyo Kk 木造建築物の部材接合構造
CN110258905A (zh) * 2019-06-20 2019-09-20 重庆大学 一种建筑材料角部拼接节点连接结构的箱式模块

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008088744A (ja) * 2006-10-03 2008-04-17 Nitto Mokuzai Sangyo Kk 木造建築物の部材接合構造
CN110258905A (zh) * 2019-06-20 2019-09-20 重庆大学 一种建筑材料角部拼接节点连接结构的箱式模块

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080047225A1 (en) Construction Configurations and Construction Methods of Steel Houses
JP2020122313A (ja) 壁パネルの設置施工方法
JPH094052A (ja) 柱頭柱脚間接合構造及び柱脚基礎間接合構造並びにユニット建物
JP4904100B2 (ja) 建物ユニットと基礎との連結構造、建物ユニットと基礎との連結方法及びユニット建物
JP2883655B2 (ja) 建築用水平耐力部材
JP5142575B2 (ja) 木造建築物及び木造建築物の耐震補強方法
JP2010106626A (ja) 柱と梁の接合部構造
JP3192439B2 (ja) 建築用構成部材の接合構造
JPH108557A (ja) 木造建築物の接合構造
JPH1144000A (ja) 柱頭柱脚梁接合金物及び該金物を用いた柱頭柱脚梁接合構造並びに該構造を有する建物ユニット
JP2006307568A (ja) 梁と柱との接合構造及び梁と柱との接合方法
JPH0921178A (ja) 柱・梁間の接合構造
JP4972363B2 (ja) 柱梁接合構造及び柱梁接合方法
JP2024035048A (ja) 建物
JP2000234407A (ja) 木造門型フレームを用いた耐震壁構造
JP2026018334A (ja) 構造・耐力壁ユニット
JPH11229503A (ja) 柱脚金物及び柱脚金物の取付構造
JPH0518404Y2 (ja)
JP2918260B2 (ja) 建築用耐力パネルおよび建築軸組構造
JPH07145639A (ja) 三階建ユニット建物
JP2000226897A (ja) 門型フレーム
JP2837072B2 (ja) 建物ユニット
JP2002339483A (ja) プレハブ耐力壁パネルとこれを用いた建物の施工方法
JP2022051464A (ja) 壁面構造
JP2007085061A (ja) 木造建築物の軸組構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040317

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20050808

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050817

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20050922