JPH1113829A - 免震装置 - Google Patents
免震装置Info
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- JPH1113829A JPH1113829A JP18579197A JP18579197A JPH1113829A JP H1113829 A JPH1113829 A JP H1113829A JP 18579197 A JP18579197 A JP 18579197A JP 18579197 A JP18579197 A JP 18579197A JP H1113829 A JPH1113829 A JP H1113829A
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims abstract description 61
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims abstract description 57
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims abstract description 16
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- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 6
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 6
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- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
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- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 構造が簡単で組立、施工が容易且つ精度よく
行えると共に高さの低い安定した免震装置を提供する。 【解決手段】 水平桁材の長辺側両縁部に突設した側壁
部に長さ方向に一定間隔を存して凹弧状のローラ案内面
を形成し、この水平桁材を並設してその両端間を連結フ
レーム材で一体に連結することにより矩形枠状の挟圧部
材を形成し、この挟圧部材を上下に重ね合わせるように
配設して四方の対向する各上下ローラ案内面間にローラ
を介在させることにより免震機構を構成し、この免震機
構を2台、上記ローラの転動方向が互いに直交するよう
に上下に重ね合わせて設置することにより免震装置を構
成している。
行えると共に高さの低い安定した免震装置を提供する。 【解決手段】 水平桁材の長辺側両縁部に突設した側壁
部に長さ方向に一定間隔を存して凹弧状のローラ案内面
を形成し、この水平桁材を並設してその両端間を連結フ
レーム材で一体に連結することにより矩形枠状の挟圧部
材を形成し、この挟圧部材を上下に重ね合わせるように
配設して四方の対向する各上下ローラ案内面間にローラ
を介在させることにより免震機構を構成し、この免震機
構を2台、上記ローラの転動方向が互いに直交するよう
に上下に重ね合わせて設置することにより免震装置を構
成している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建造物や展示ケー
ス、各種機器類、或いは床などを免震、支持する免震装
置の改良に関するものである。
ス、各種機器類、或いは床などを免震、支持する免震装
置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地震発生時にその震動エネルギーを吸収
して上方部への震動の伝達を抑制するようにした免震装
置や制振装置としては従来から種々の構造のものが開発
されており、本願出願人等も例えば、特公平8ー649
0号公報に記載しているようにローラベアリングからな
る免震機構を採用した装置を開発している。この装置は
図11に示すように、上下挟圧部材41、42の対向面に形成
した凹状の円弧面51、52間に断面円形のローラ61を介在
させることによって免震機構Aを構成し、この免震機構
Aを同一平面上に複数個、互いにローラ61の転動方向を
同一方向に向けて配設すると共にこれらの免震機構A上
にローラ61の転動方向を上記免震機構Aのローラ61の転
動方向に直交させて同一構造を有する免震機構Aを一体
に配設した構造を有している。
して上方部への震動の伝達を抑制するようにした免震装
置や制振装置としては従来から種々の構造のものが開発
されており、本願出願人等も例えば、特公平8ー649
0号公報に記載しているようにローラベアリングからな
る免震機構を採用した装置を開発している。この装置は
図11に示すように、上下挟圧部材41、42の対向面に形成
した凹状の円弧面51、52間に断面円形のローラ61を介在
させることによって免震機構Aを構成し、この免震機構
Aを同一平面上に複数個、互いにローラ61の転動方向を
同一方向に向けて配設すると共にこれらの免震機構A上
にローラ61の転動方向を上記免震機構Aのローラ61の転
動方向に直交させて同一構造を有する免震機構Aを一体
に配設した構造を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記免
震装置は、上下挟圧部材41、42の対向面に形成した凹状
の円弧面51、52間に断面円形のローラ61を介在させてな
る単独の免震機構Aを複数個使用して、この免震機構A
を例えば前後左右に一定の間隔を存して四方に設置する
と共にこれらの四方免震機構A上に一枚の中間板Bを配
設し、この中間板B上に下側の各免震機構Aのローラ61
の転動方向に直交する方向にローラ61を向けた状態にし
て免震機構Aを配設することにより組立てなければなら
ないため、その施工作業に多大な労力と時間を必要と
し、その上、四方に配設する全ての免震機構Aをそのロ
ーラ61が同一方向に転動するように設定しなければなら
ず、著しい手間と熟練を要することになる。また、装置
全体の厚み(高さ)が大きくなって外観を損するばかり
でなく使用条件に制約を受ける場合が生じ、その上、載
荷物の載置状態が不安定な印象を与えるという問題点が
ある。
震装置は、上下挟圧部材41、42の対向面に形成した凹状
の円弧面51、52間に断面円形のローラ61を介在させてな
る単独の免震機構Aを複数個使用して、この免震機構A
を例えば前後左右に一定の間隔を存して四方に設置する
と共にこれらの四方免震機構A上に一枚の中間板Bを配
設し、この中間板B上に下側の各免震機構Aのローラ61
の転動方向に直交する方向にローラ61を向けた状態にし
て免震機構Aを配設することにより組立てなければなら
ないため、その施工作業に多大な労力と時間を必要と
し、その上、四方に配設する全ての免震機構Aをそのロ
ーラ61が同一方向に転動するように設定しなければなら
ず、著しい手間と熟練を要することになる。また、装置
全体の厚み(高さ)が大きくなって外観を損するばかり
でなく使用条件に制約を受ける場合が生じ、その上、載
荷物の載置状態が不安定な印象を与えるという問題点が
ある。
【0004】さらに、凹状の円弧面51、52は挟圧部材4
1、42の対向面に全面的に設けられている一方、ローラ6
1はその略全長に亘って上記円弧面51、52の幅方向に接
した構造となっているため、ローラ61が長さ方向に僅か
でも径が変化していたり或いは周面に微細な凹凸部が生
じていると、円弧面51、52の円弧長方向にローラ61を正
確に転動させることができなくなる場合があり、そのた
め、ローラ61のズレの発生をなくして正確な方向に転動
させるガイド溝を設ける必要があり、装置全体が複雑化
するという問題点があった。
1、42の対向面に全面的に設けられている一方、ローラ6
1はその略全長に亘って上記円弧面51、52の幅方向に接
した構造となっているため、ローラ61が長さ方向に僅か
でも径が変化していたり或いは周面に微細な凹凸部が生
じていると、円弧面51、52の円弧長方向にローラ61を正
確に転動させることができなくなる場合があり、そのた
め、ローラ61のズレの発生をなくして正確な方向に転動
させるガイド溝を設ける必要があり、装置全体が複雑化
するという問題点があった。
【0005】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、優れた免震作用を
発揮すると共に構造が簡単で施工が容易且つ精度よく行
え、その上、装置全体の高さをできるだけ低くすること
ができる免震装置を提供するにある。
たもので、その目的とするところは、優れた免震作用を
発揮すると共に構造が簡単で施工が容易且つ精度よく行
え、その上、装置全体の高さをできるだけ低くすること
ができる免震装置を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に係る発明は、上下挟圧部材の四方対向面に
同一方向に湾曲した凹弧状のローラ案内面を形成すると
共に各上下ローラ案内面間に断面円形のローラを転動自
在に介在させて免震機構を形成し、この免震機構を上側
の免震機構のローラ転動方向と下側の免震機構のローラ
転動方向とが交差するように上下に一体に組み合わせた
構造を有している。
に請求項1に係る発明は、上下挟圧部材の四方対向面に
同一方向に湾曲した凹弧状のローラ案内面を形成すると
共に各上下ローラ案内面間に断面円形のローラを転動自
在に介在させて免震機構を形成し、この免震機構を上側
の免震機構のローラ転動方向と下側の免震機構のローラ
転動方向とが交差するように上下に一体に組み合わせた
構造を有している。
【0007】請求項2に係る発明は上記請求項1に記載
の免震装置において、上記上下挟圧部材は一定間隔を存
して並設した水平桁材を有しており、上側挟圧部材の両
水平桁材の長辺側両縁部に下方に向かって一定縦幅の側
壁部を設けている一方、下側挟圧部材の両水平桁材の長
辺側両縁部に上方に向かって一定高さの側壁部を設け
て、これらの上下挟圧部材の上下に対向する水平桁材の
上記両側壁部に該水平桁材の長さ方向に一定間隔を存し
て上記上下ローラ案内面をそれぞれ形成し、各上下ロー
ラ案内面に、上記ローラの両端部に周溝を設けることに
よって形成した形成した小径ローラ部を転動自在に介在
させていることを特徴としている。
の免震装置において、上記上下挟圧部材は一定間隔を存
して並設した水平桁材を有しており、上側挟圧部材の両
水平桁材の長辺側両縁部に下方に向かって一定縦幅の側
壁部を設けている一方、下側挟圧部材の両水平桁材の長
辺側両縁部に上方に向かって一定高さの側壁部を設け
て、これらの上下挟圧部材の上下に対向する水平桁材の
上記両側壁部に該水平桁材の長さ方向に一定間隔を存し
て上記上下ローラ案内面をそれぞれ形成し、各上下ロー
ラ案内面に、上記ローラの両端部に周溝を設けることに
よって形成した形成した小径ローラ部を転動自在に介在
させていることを特徴としている。
【0008】また、請求項3に係る発明は上記請求項1
に記載の免震装置において、上記上下挟圧部材は一定間
隔を存して並設した水平桁材を有しており、一方の挟圧
部材の両水平桁材における長辺側両縁部に一定縦幅の側
壁部を設けると共に、他方の挟圧部材の両水平桁材に上
記一方の挟圧部材の側壁部間に介入するレール部を一体
に設けてこれらの上下挟圧部材の両側壁部とレール部と
に上記上下ローラ案内面をそれぞれ形成し、各上下ロー
ラ案内面間に上記ローラを転動自在に介在させているこ
とを特徴としている。
に記載の免震装置において、上記上下挟圧部材は一定間
隔を存して並設した水平桁材を有しており、一方の挟圧
部材の両水平桁材における長辺側両縁部に一定縦幅の側
壁部を設けると共に、他方の挟圧部材の両水平桁材に上
記一方の挟圧部材の側壁部間に介入するレール部を一体
に設けてこれらの上下挟圧部材の両側壁部とレール部と
に上記上下ローラ案内面をそれぞれ形成し、各上下ロー
ラ案内面間に上記ローラを転動自在に介在させているこ
とを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1に係る発明によれば、免震機構は四方
対向面にローラ案内面を形成してなる上下挟圧部材とこ
の上下挟圧部材の各上下ローラ案内面間に介在させるロ
ーラとからなるものであるから、構造が極めて簡単で安
価に製造できると共に、上下挟圧部材の対向する各ロー
ラ案内面間にローラを配設することによって簡単且つ正
確に免震機構を組み立てることができ、この免震機構を
2台使用して上側の免震機構のローラ転動方向と下側の
免震機構のローラ転動方向とが交差するように上下に組
み合わせることにより、容易に免震装置を構成すること
ができるものである。
対向面にローラ案内面を形成してなる上下挟圧部材とこ
の上下挟圧部材の各上下ローラ案内面間に介在させるロ
ーラとからなるものであるから、構造が極めて簡単で安
価に製造できると共に、上下挟圧部材の対向する各ロー
ラ案内面間にローラを配設することによって簡単且つ正
確に免震機構を組み立てることができ、この免震機構を
2台使用して上側の免震機構のローラ転動方向と下側の
免震機構のローラ転動方向とが交差するように上下に組
み合わせることにより、容易に免震装置を構成すること
ができるものである。
【0010】その上、ローラ案内面は挟圧部材の四方部
に形成されているものであるから、別にローラ案内面を
設けた部材を必要となることがなく、従って装置全体の
高さを低くすることができると共に、予め、全てのロー
ラ案内面をその円弧長方向を同一方向に向けて形成して
おくことができるから、精度のよい免震装置を提供でき
るものである。また、地震発生時には、全てのローラが
凹弧状に形成している各上下ローラ案内面に接して円滑
に転動して震動エネルギーを確実に吸収し、効果的な免
震機能を発揮する。
に形成されているものであるから、別にローラ案内面を
設けた部材を必要となることがなく、従って装置全体の
高さを低くすることができると共に、予め、全てのロー
ラ案内面をその円弧長方向を同一方向に向けて形成して
おくことができるから、精度のよい免震装置を提供でき
るものである。また、地震発生時には、全てのローラが
凹弧状に形成している各上下ローラ案内面に接して円滑
に転動して震動エネルギーを確実に吸収し、効果的な免
震機能を発揮する。
【0011】又、請求項2に係る発明によれば、上記挟
圧部材はそれぞれ一定間隔を存して並設した水平桁材を
有しており、上下挟圧部材の両水平桁材を上下に対向さ
せて組み合わせてなるものであるから、容易に製作でき
るのは勿論、上下挟圧部材が互いに反転した同一形状を
有しているので、多量生産に適するものであり、その
上、上下挟圧部材の両水平桁材の長辺側両縁部に互いに
対向する方向に向けて一定縦幅の側壁部を設け、これら
の上下両側壁部にそれぞれ水平桁材の長さ方向に一定間
隔を存して上記上下ローラ案内面を形成しているので、
形成されるローラ案内面が幅狭いからその形成が容易と
なる。
圧部材はそれぞれ一定間隔を存して並設した水平桁材を
有しており、上下挟圧部材の両水平桁材を上下に対向さ
せて組み合わせてなるものであるから、容易に製作でき
るのは勿論、上下挟圧部材が互いに反転した同一形状を
有しているので、多量生産に適するものであり、その
上、上下挟圧部材の両水平桁材の長辺側両縁部に互いに
対向する方向に向けて一定縦幅の側壁部を設け、これら
の上下両側壁部にそれぞれ水平桁材の長さ方向に一定間
隔を存して上記上下ローラ案内面を形成しているので、
形成されるローラ案内面が幅狭いからその形成が容易と
なる。
【0012】さらに、このローラ案内面を形成している
各水平桁材の両側壁部はローラの両端部に設けている周
溝に嵌入して小径ローラ部に接しているために、装置全
体の高さをより低く形成することができて建造物或いは
展示ケース等の物品などの載荷物に対する支持が安定す
ると共にローラがその両端周溝部と水平桁材の両側壁部
とをガイドとして軸方向に振れたりすることなく正確な
方向に円滑に転動し、精度のよい免震装置を構成するこ
とができるものである。
各水平桁材の両側壁部はローラの両端部に設けている周
溝に嵌入して小径ローラ部に接しているために、装置全
体の高さをより低く形成することができて建造物或いは
展示ケース等の物品などの載荷物に対する支持が安定す
ると共にローラがその両端周溝部と水平桁材の両側壁部
とをガイドとして軸方向に振れたりすることなく正確な
方向に円滑に転動し、精度のよい免震装置を構成するこ
とができるものである。
【0013】また、請求項3に係る発明によれば、一方
の挟圧部材の両水平桁材における長辺側両縁部に一定縦
幅の側壁部を設けると共に、他方の挟圧部材の両水平桁
材に上記一方の挟圧部材の側壁部間に介入するレール部
を一体に設けてこれらの上下挟圧部材の両側壁部とレー
ル部とに上記上下ローラ案内面をそれぞれ形成し、各上
下ローラ案内面に上記ローラを転動自在に介在させてい
るので、一方の水平桁材の両側壁部間の空間内に他方の
水平桁材に設けているレール部が嵌まり込んだ免震機構
となって、全体の高さが一層低くなり、安定性が向上し
た免震装置を構成することができる。
の挟圧部材の両水平桁材における長辺側両縁部に一定縦
幅の側壁部を設けると共に、他方の挟圧部材の両水平桁
材に上記一方の挟圧部材の側壁部間に介入するレール部
を一体に設けてこれらの上下挟圧部材の両側壁部とレー
ル部とに上記上下ローラ案内面をそれぞれ形成し、各上
下ローラ案内面に上記ローラを転動自在に介在させてい
るので、一方の水平桁材の両側壁部間の空間内に他方の
水平桁材に設けているレール部が嵌まり込んだ免震機構
となって、全体の高さが一層低くなり、安定性が向上し
た免震装置を構成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の具体的な実施の形態を図
面について説明すると、図1〜図3においてA1は上側免
震機構であって、平面矩形枠状に組み合わせた上下挟圧
部材1、2の対向面四方に設けている各上下案内面3、
4間に断面円形のローラ5を同一方向に転動自在に介在
させてなるものである。A2は下側免震機構であって、上
側免震機構A1と同様に、平面矩形枠状に組み合わせた上
下挟圧部材1、2の対向面四方に設けている各上下案内
面3、4間に断面円形のローラ5を上側免震機構A1のロ
ーラ転動方向に対して直交する方向に転動自在に介在さ
せてなるものである。これらの上下免震機構A1、A2は互
いに直交するように重ね合わせている他はその具体的な
構造は同一であるので、上側免震機構A1の構造を以下に
説明して下側の免震機構A2の詳細な説明を省略する。
面について説明すると、図1〜図3においてA1は上側免
震機構であって、平面矩形枠状に組み合わせた上下挟圧
部材1、2の対向面四方に設けている各上下案内面3、
4間に断面円形のローラ5を同一方向に転動自在に介在
させてなるものである。A2は下側免震機構であって、上
側免震機構A1と同様に、平面矩形枠状に組み合わせた上
下挟圧部材1、2の対向面四方に設けている各上下案内
面3、4間に断面円形のローラ5を上側免震機構A1のロ
ーラ転動方向に対して直交する方向に転動自在に介在さ
せてなるものである。これらの上下免震機構A1、A2は互
いに直交するように重ね合わせている他はその具体的な
構造は同一であるので、上側免震機構A1の構造を以下に
説明して下側の免震機構A2の詳細な説明を省略する。
【0015】上側免震機構A1の上下挟圧部材1、2にお
いて、上側挟圧部材1は一定長さと幅を有する溝形鋼か
らなる細長長方形状の水平桁材1a、1aを前後に一定間隔
を存して並設し、これらの水平桁材1a、1aの長さ方向の
両端間を一定長さと幅を有する連結フレーム材1b、1bに
よって一体に固着して矩形枠状に形成してなり、前後水
平桁材1a、1aの長辺側の両側端縁には溝形鋼のフランジ
部からなる一定縦幅を有する側壁部1c、1cを下方に直角
に向けて突設していると共に両側壁部1a、1aの長さ方向
の両側部に図3に示すように、長さ方向に一定間隔を存
して下方に向けて凹状のローラ案内面3、3を形成して
いる。
いて、上側挟圧部材1は一定長さと幅を有する溝形鋼か
らなる細長長方形状の水平桁材1a、1aを前後に一定間隔
を存して並設し、これらの水平桁材1a、1aの長さ方向の
両端間を一定長さと幅を有する連結フレーム材1b、1bに
よって一体に固着して矩形枠状に形成してなり、前後水
平桁材1a、1aの長辺側の両側端縁には溝形鋼のフランジ
部からなる一定縦幅を有する側壁部1c、1cを下方に直角
に向けて突設していると共に両側壁部1a、1aの長さ方向
の両側部に図3に示すように、長さ方向に一定間隔を存
して下方に向けて凹状のローラ案内面3、3を形成して
いる。
【0016】下側挟圧部材2は連結フレーム1b、1bを用
いていない上記上側挟圧部材1を反転させた形状に形成
されているものである。即ち、この下側挟圧部材2は上
記上側挟圧部材1の水平桁材1aと同一長さ、同一幅の溝
形鋼からなる細長長方形状の水平桁材2a、2aを前後に上
記上側挟圧部材1の水平桁材2a、2aと同一間隔を存して
並設してなり、これらの前後水平桁材2a、2aの長辺側の
両側端縁には溝形鋼のフランジ部からなる一定縦幅を有
する側壁部2c、2cを上方に直角に向けて突設していると
共に両側壁部2a、2aの長さ方向の両側部に、図3に示す
ように、長さ方向に上記上側挟圧部材1の前後ローラ案
内面3、3と同一間隔を存して上方に向けて凹状のロー
ラ案内面4、4を形成した構造を有している。勿論、こ
の下側挟圧部材2も上側挟圧部材1と同様に前後水平桁
材2a、2aの長さ方向の両端間を連結フレーム材によって
一体に連結して上側挟圧部材1と同大、同形の矩形枠状
に形成しておいてもよい。なお、上下挟圧部材1、2の
水平桁材1a、1a及び2a、2aの側壁部1c、1c及び2c、2c
は、上記溝形鋼のように長辺側の両側端縁に全長に亘っ
て設ける以外に、ローラ案内面3、4を形成する長さ部
分だけに設けておいてもよい。
いていない上記上側挟圧部材1を反転させた形状に形成
されているものである。即ち、この下側挟圧部材2は上
記上側挟圧部材1の水平桁材1aと同一長さ、同一幅の溝
形鋼からなる細長長方形状の水平桁材2a、2aを前後に上
記上側挟圧部材1の水平桁材2a、2aと同一間隔を存して
並設してなり、これらの前後水平桁材2a、2aの長辺側の
両側端縁には溝形鋼のフランジ部からなる一定縦幅を有
する側壁部2c、2cを上方に直角に向けて突設していると
共に両側壁部2a、2aの長さ方向の両側部に、図3に示す
ように、長さ方向に上記上側挟圧部材1の前後ローラ案
内面3、3と同一間隔を存して上方に向けて凹状のロー
ラ案内面4、4を形成した構造を有している。勿論、こ
の下側挟圧部材2も上側挟圧部材1と同様に前後水平桁
材2a、2aの長さ方向の両端間を連結フレーム材によって
一体に連結して上側挟圧部材1と同大、同形の矩形枠状
に形成しておいてもよい。なお、上下挟圧部材1、2の
水平桁材1a、1a及び2a、2aの側壁部1c、1c及び2c、2c
は、上記溝形鋼のように長辺側の両側端縁に全長に亘っ
て設ける以外に、ローラ案内面3、4を形成する長さ部
分だけに設けておいてもよい。
【0017】上記上下挟圧部材1、2を重ね合わせるこ
とによって上下に対向する1組のローラ案内面3、4が
四方に全ての組みの上下ローラ案内面3、4が同一方向
(図においては左右方向)に向けた状態で設けられるも
のであるが、各上下案内面3、4間に介在させるローラ
5は、図4に示すように、その軸方向の両端部に上記水
平桁材の両側壁部間と同一間隔を存して周溝5d、5dを削
成することにより断面円形の小径ローラ部5a、5aを形成
してあり、この周溝5d、5d内に上下挟圧部材1、2の水
平桁材1a、2aに設けているローラ案内面部分の両側壁部
1c、2cを上下方向からそれぞれ嵌め込んで上下ローラ案
内面3、4を小径ローラ部5a、5aの上下周端面にそれぞ
れ挟接させ、ローラ5をこれらの上下ローラ案内面3、
4に接して転動可能に構成している。
とによって上下に対向する1組のローラ案内面3、4が
四方に全ての組みの上下ローラ案内面3、4が同一方向
(図においては左右方向)に向けた状態で設けられるも
のであるが、各上下案内面3、4間に介在させるローラ
5は、図4に示すように、その軸方向の両端部に上記水
平桁材の両側壁部間と同一間隔を存して周溝5d、5dを削
成することにより断面円形の小径ローラ部5a、5aを形成
してあり、この周溝5d、5d内に上下挟圧部材1、2の水
平桁材1a、2aに設けているローラ案内面部分の両側壁部
1c、2cを上下方向からそれぞれ嵌め込んで上下ローラ案
内面3、4を小径ローラ部5a、5aの上下周端面にそれぞ
れ挟接させ、ローラ5をこれらの上下ローラ案内面3、
4に接して転動可能に構成している。
【0018】ローラ5は上記小径ローラ部5a、5aの形成
によって該小径ローラ部5a、5a間の中央ローラ部分5bと
両端部5cとは大径に形成されているが、図5、図6に示
すように、中央ローラ部分5bは小径に形成して上記小径
ローラ部5a、5aの両側部に大径フランジ部5c、5cに形成
しておいてもよく、要するに大径部分を上下挟圧部材
3、4における上下水平桁材1a、2aの対向面に接しない
ように上記周溝5dの深さを設定している。
によって該小径ローラ部5a、5a間の中央ローラ部分5bと
両端部5cとは大径に形成されているが、図5、図6に示
すように、中央ローラ部分5bは小径に形成して上記小径
ローラ部5a、5aの両側部に大径フランジ部5c、5cに形成
しておいてもよく、要するに大径部分を上下挟圧部材
3、4における上下水平桁材1a、2aの対向面に接しない
ように上記周溝5dの深さを設定している。
【0019】上下ローラ案内面3、4の形状は、例えば
図4に示すように、横向きS字形状に形成されている。
即ち、上側のローラ案内面3は、その長さ方向の中央部
を上方に向かって円弧状に湾曲した凹弧状曲面3aに形成
していると共にその凹弧状曲面3aの両端から延長部分、
即ち、前後部分を下方に向かって円弧状に湾曲した凸弧
状曲面3bに形成し、これらの凹弧状曲面3aと凸弧状曲面
3bとは徐々にその曲率半径を変化させて滑らかに連なっ
ている。下側のローラ案内面4はこの上側ローラ案内面
4を反転させた対称形状に形成されている。即ち、その
長さ方向の中央部を下方に向かって円弧状に湾曲した凹
弧状曲面4aに形成していると共にその凹弧状曲面4aの両
端から延長部分を上方に向かって円弧状に湾曲した凸弧
状曲面4bに形成している。
図4に示すように、横向きS字形状に形成されている。
即ち、上側のローラ案内面3は、その長さ方向の中央部
を上方に向かって円弧状に湾曲した凹弧状曲面3aに形成
していると共にその凹弧状曲面3aの両端から延長部分、
即ち、前後部分を下方に向かって円弧状に湾曲した凸弧
状曲面3bに形成し、これらの凹弧状曲面3aと凸弧状曲面
3bとは徐々にその曲率半径を変化させて滑らかに連なっ
ている。下側のローラ案内面4はこの上側ローラ案内面
4を反転させた対称形状に形成されている。即ち、その
長さ方向の中央部を下方に向かって円弧状に湾曲した凹
弧状曲面4aに形成していると共にその凹弧状曲面4aの両
端から延長部分を上方に向かって円弧状に湾曲した凸弧
状曲面4bに形成している。
【0020】なお、上記上下ローラ案内面3、4の形状
としては、両者共、同一形状の凹曲面に形成しておいて
もよく、或いは、一方のローラ案内面を直線状に、他方
のローラ案内面を曲面に形成しておいてもよい。さら
に、ローラ案内面3、4のローラ転動方向の長さは、地
震時の想定最大水平振幅(例えば30cm) を考慮して設定
すればよい。また、ローラ案内面3、4の両端部に図
2、図3に示すように互いに対向する方向に屈曲形成し
た端面よりなるローラ5の離脱防止用ストッパ3c、4cが
形成されている。
としては、両者共、同一形状の凹曲面に形成しておいて
もよく、或いは、一方のローラ案内面を直線状に、他方
のローラ案内面を曲面に形成しておいてもよい。さら
に、ローラ案内面3、4のローラ転動方向の長さは、地
震時の想定最大水平振幅(例えば30cm) を考慮して設定
すればよい。また、ローラ案内面3、4の両端部に図
2、図3に示すように互いに対向する方向に屈曲形成し
た端面よりなるローラ5の離脱防止用ストッパ3c、4cが
形成されている。
【0021】上側免震機構A1は上記のように構成されて
おり、下側免震機構A2は上側免震機構A1と同一構造を有
しているので、同一部分には同一符号を付してその説明
を省略する。この下側免震機構A2を図1においてはその
上下挟圧部材1、2の水平桁材1a、1a及び2a、2aを夫々
左右に配した状態で下側挟圧部材2を設置面に固定させ
ると共にこの下側免震機構A2上に上側免震機構A1をその
上下挟圧部材1、2の水平桁材1a、1aを両側方に配した
状態、即ち、下側免震機構A2に直交させた状態に重ね合
わせることによって免震装置を構成し、この免震装置の
上側免震機構A1の上側挟圧部材1上に建造物や展示ケー
ス、或いは各種機器類、床材等の載荷物Cを設置して地
震発生時に載荷物Cに震動が伝達するのを抑制するもの
である。
おり、下側免震機構A2は上側免震機構A1と同一構造を有
しているので、同一部分には同一符号を付してその説明
を省略する。この下側免震機構A2を図1においてはその
上下挟圧部材1、2の水平桁材1a、1a及び2a、2aを夫々
左右に配した状態で下側挟圧部材2を設置面に固定させ
ると共にこの下側免震機構A2上に上側免震機構A1をその
上下挟圧部材1、2の水平桁材1a、1aを両側方に配した
状態、即ち、下側免震機構A2に直交させた状態に重ね合
わせることによって免震装置を構成し、この免震装置の
上側免震機構A1の上側挟圧部材1上に建造物や展示ケー
ス、或いは各種機器類、床材等の載荷物Cを設置して地
震発生時に載荷物Cに震動が伝達するのを抑制するもの
である。
【0022】下側免震機構A2を構成した上下挟圧部材
1、2においては、上側挟圧部材1における左右に一定
間隔を存して並設した水平桁材1a、1aの両端間は連結フ
レーム材により連結しておいてもよいが図においては連
結フレーム材を用いてなく、下側挟圧部材2における左
右に上記水平桁材1a、1a間の同一間隔を存して並設した
水平桁材2a、2aの両端間と連結フレーム材2b、2bによっ
て連結している。そして上側免震機構A1の下側挟圧部材
2の水平桁材2a、2aと下側免震機構A2の上側挟圧部材1
の水平桁材1a、1aとを直交させた状態で背中合わせに井
桁状に組み合わせて溶接等により一体に連結しておき、
下側免震機構A2の矩形枠状に形成している下側挟圧部材
2上に下側免震機構A2の上記上側挟圧部材1を上下に対
向する各ローラ案内面3、4間にローラ5を介在させて
重ね合わせたのち、上側免震機構A1の上記下側挟圧部材
2上に矩形枠状に形成している上側挟圧部材1を上下に
対向する各ローラ案内面3、4間にローラ5を介在させ
て重ね合わせることにより免震装置を構成するものであ
る。
1、2においては、上側挟圧部材1における左右に一定
間隔を存して並設した水平桁材1a、1aの両端間は連結フ
レーム材により連結しておいてもよいが図においては連
結フレーム材を用いてなく、下側挟圧部材2における左
右に上記水平桁材1a、1a間の同一間隔を存して並設した
水平桁材2a、2aの両端間と連結フレーム材2b、2bによっ
て連結している。そして上側免震機構A1の下側挟圧部材
2の水平桁材2a、2aと下側免震機構A2の上側挟圧部材1
の水平桁材1a、1aとを直交させた状態で背中合わせに井
桁状に組み合わせて溶接等により一体に連結しておき、
下側免震機構A2の矩形枠状に形成している下側挟圧部材
2上に下側免震機構A2の上記上側挟圧部材1を上下に対
向する各ローラ案内面3、4間にローラ5を介在させて
重ね合わせたのち、上側免震機構A1の上記下側挟圧部材
2上に矩形枠状に形成している上側挟圧部材1を上下に
対向する各ローラ案内面3、4間にローラ5を介在させ
て重ね合わせることにより免震装置を構成するものであ
る。
【0023】この免震装置の免震作用を述べると、地震
が発生した場合における左右の揺れと前後の揺れをそれ
ぞれ上側免震機構A1と下側免震機構A2とによって免震す
るものであるが、左右方向の揺れも前後方向の揺れも同
じ作用でもって免震するので以下に上側免震機構A1の作
用を説明する。
が発生した場合における左右の揺れと前後の揺れをそれ
ぞれ上側免震機構A1と下側免震機構A2とによって免震す
るものであるが、左右方向の揺れも前後方向の揺れも同
じ作用でもって免震するので以下に上側免震機構A1の作
用を説明する。
【0024】地震が発生すれば、免震機構A1の矩形枠状
の下側挟圧部材2が左右に揺れ、該下側挟圧部材2の四
方に設けている下側ローラ案内面4が同一方向に移動し
て該ローラ案内面4の凹弧状曲面4aの最も低位置の中央
部上で静止していたローラ5の小径ローラ部5aがこの凹
弧状曲面4aの上向き傾斜曲面上を転動し、その転動によ
って上側挟圧部材1がローラ5の転動距離だけ下側挟圧
部材2に対して反対方向に相対移動させられる。即ち、
ローラ5が図4において下側挟圧部材2のローラ案内面
4における凹弧状曲面4aの中央上から右側の凸弧状曲面
4b上にまで転動すると、上側挟圧部材1がローラ5の静
止位置であるローラ案内面3における凹弧状曲面3aの中
央から左側の凸弧状曲面3bにまで変移し、載荷物Cは上
下ローラ案内面3、4の凹弧状曲面3a、4aの中央部から
凸弧状曲面3b、4bの突出高さの和に相当する高さだけ持
ち上げられる。
の下側挟圧部材2が左右に揺れ、該下側挟圧部材2の四
方に設けている下側ローラ案内面4が同一方向に移動し
て該ローラ案内面4の凹弧状曲面4aの最も低位置の中央
部上で静止していたローラ5の小径ローラ部5aがこの凹
弧状曲面4aの上向き傾斜曲面上を転動し、その転動によ
って上側挟圧部材1がローラ5の転動距離だけ下側挟圧
部材2に対して反対方向に相対移動させられる。即ち、
ローラ5が図4において下側挟圧部材2のローラ案内面
4における凹弧状曲面4aの中央上から右側の凸弧状曲面
4b上にまで転動すると、上側挟圧部材1がローラ5の静
止位置であるローラ案内面3における凹弧状曲面3aの中
央から左側の凸弧状曲面3bにまで変移し、載荷物Cは上
下ローラ案内面3、4の凹弧状曲面3a、4aの中央部から
凸弧状曲面3b、4bの突出高さの和に相当する高さだけ持
ち上げられる。
【0025】この時、上下ローラ案内面3、4は上記の
ように中央部を凹弧状曲面3a、4aに形成していると共に
この凹弧状曲面3a、4aの両端から該凹弧状曲面3a、4aの
延長部分を凸弧状曲面3b、4bに形成しているので、ロー
ラ5が上記静止位置からX距離だけ転動すると、その間
における載荷物Cの復元力Fは、図9の実線で示すよう
な非線形である湾曲線となり、従って、ローラ5の支承
部のバネ定数(復元特性)が該ローラ5の転動に従って
変化すると共にその変化に応じて免震機構A1の固有震動
数が変化して種々の震動波に対しても殆ど共振すること
がなく、免震作用を奏するものである。
ように中央部を凹弧状曲面3a、4aに形成していると共に
この凹弧状曲面3a、4aの両端から該凹弧状曲面3a、4aの
延長部分を凸弧状曲面3b、4bに形成しているので、ロー
ラ5が上記静止位置からX距離だけ転動すると、その間
における載荷物Cの復元力Fは、図9の実線で示すよう
な非線形である湾曲線となり、従って、ローラ5の支承
部のバネ定数(復元特性)が該ローラ5の転動に従って
変化すると共にその変化に応じて免震機構A1の固有震動
数が変化して種々の震動波に対しても殆ど共振すること
がなく、免震作用を奏するものである。
【0026】上下ローラ案内面3、4に接するローラ5
は、上述したようにその軸方向の両端部に周溝5d、5dを
削成することにより断面円形の同径の小径ローラ部5a、
5aを形成してあり、この周溝5d、5d内に上下挟圧部材
1、2の水平桁材1a、2aに設けているローラ案内面部分
の両側壁部1c、2cを上下方向からそれぞれ嵌め込んで上
下ローラ案内面3、4を小径ローラ部5a、5aの上下周端
面にそれぞれ挟接させているので、ローラ5が上下水平
桁材1a、2aの両側壁部1c、2cによって両端支持状態で挟
持されてぐらついたり軸方向に偏位することなく、さら
には曲げ応力を受けることなく上下水平桁材1a、2aの両
側壁部1c、2cに沿って正確な方向に円滑に転動するもの
であり、その上、上下挟圧部材1、2は予め、矩形枠状
に組み合わされていてその並設水平桁材の両端側、即
ち、平面からみた場合に四方部分にローラ案内面を同一
方向に向けて形成されているから、全てのローラ案内面
が同時に一斉に同一方向に移動し、精度のよい免震装置
を構成することができる。
は、上述したようにその軸方向の両端部に周溝5d、5dを
削成することにより断面円形の同径の小径ローラ部5a、
5aを形成してあり、この周溝5d、5d内に上下挟圧部材
1、2の水平桁材1a、2aに設けているローラ案内面部分
の両側壁部1c、2cを上下方向からそれぞれ嵌め込んで上
下ローラ案内面3、4を小径ローラ部5a、5aの上下周端
面にそれぞれ挟接させているので、ローラ5が上下水平
桁材1a、2aの両側壁部1c、2cによって両端支持状態で挟
持されてぐらついたり軸方向に偏位することなく、さら
には曲げ応力を受けることなく上下水平桁材1a、2aの両
側壁部1c、2cに沿って正確な方向に円滑に転動するもの
であり、その上、上下挟圧部材1、2は予め、矩形枠状
に組み合わされていてその並設水平桁材の両端側、即
ち、平面からみた場合に四方部分にローラ案内面を同一
方向に向けて形成されているから、全てのローラ案内面
が同時に一斉に同一方向に移動し、精度のよい免震装置
を構成することができる。
【0027】図7〜図9は免震機構を構成する上下挟圧
部材1、2において、一方の挟圧部材1の両側水平桁材
1a、1aの形状としては上記同様にその長辺側両端縁に一
定縦幅の側壁部1c、1cを形成して該側壁部1c、1cに長さ
方向に一定間隔を存してローラ案内面3を形成している
が、他方の挟圧部材2としてはその両側水平桁材2a、2a
として上述したような溝形鋼からなるものではなく、一
方の挟圧部材1の水平桁材1aと平面形状が同じ水平鋼板
の中央部に一方の挟圧部材1の水平桁材1aに突設した両
側壁部1c、1c間に介在させるレール部2c’を一体に設け
て、このレール部2c' に一方の水平桁材1aに形成してい
るローラ案内面3、3に対向したローラ案内面4、4を
形成し、これらの各上下ローラ案内面3、4間にローラ
5'を介在させてなるものである。
部材1、2において、一方の挟圧部材1の両側水平桁材
1a、1aの形状としては上記同様にその長辺側両端縁に一
定縦幅の側壁部1c、1cを形成して該側壁部1c、1cに長さ
方向に一定間隔を存してローラ案内面3を形成している
が、他方の挟圧部材2としてはその両側水平桁材2a、2a
として上述したような溝形鋼からなるものではなく、一
方の挟圧部材1の水平桁材1aと平面形状が同じ水平鋼板
の中央部に一方の挟圧部材1の水平桁材1aに突設した両
側壁部1c、1c間に介在させるレール部2c’を一体に設け
て、このレール部2c' に一方の水平桁材1aに形成してい
るローラ案内面3、3に対向したローラ案内面4、4を
形成し、これらの各上下ローラ案内面3、4間にローラ
5'を介在させてなるものである。
【0028】このように構成すると、上下ローラ案内面
3、4の長さ方向の両端部が側面からみて重なり合った
状態となり、上下挟圧部材1、2によって形成された免
震機構A1、A2の厚み(高さ)を一層低くすることができ
て、載荷物Cをより安定的に支持することができるもの
である。なお、上記レール部は2条の平行なレール部に
形成しておくと共にローラも連結中心軸によって一体化
した両端に大径フランジ部を有する左右一対のローラに
形成してその周溝からなる小径ローラ部を両側の上下ロ
ーラ案内面3、4間にそれぞれ介在させておいてもよ
い。
3、4の長さ方向の両端部が側面からみて重なり合った
状態となり、上下挟圧部材1、2によって形成された免
震機構A1、A2の厚み(高さ)を一層低くすることができ
て、載荷物Cをより安定的に支持することができるもの
である。なお、上記レール部は2条の平行なレール部に
形成しておくと共にローラも連結中心軸によって一体化
した両端に大径フランジ部を有する左右一対のローラに
形成してその周溝からなる小径ローラ部を両側の上下ロ
ーラ案内面3、4間にそれぞれ介在させておいてもよ
い。
【0029】以上のいずれの免震装置においても、地震
がおさまった際に、ローラが速やかに元の静止位置で停
止して上下挟圧部材1、2を現状に復帰させるための振
動減衰手段Dが配設されている。この振動減衰手段Dは
図3に示すように、粘性オイル6と抵抗部材7とからな
り、粘性オイル6は下側の免震機構A2における上下挟圧
部材1、2の枠内に配設されて外周壁部を下側挟圧部材
2の枠の内周面に一体に固着された円形皿状のオイル容
器8内に充填されている一方、抵抗部材7は上側免震機
構A1の上側挟圧部材1における両水平桁材1a、1aの中央
部間に連結した支持梁部材9の下面中央に一体に固着さ
れてあり、該免震機構A1の上下挟圧部材1、2の枠内中
央部を通じてオイル容器8内に充填されている上記粘性
オイル6内にその下半部を没入させている。
がおさまった際に、ローラが速やかに元の静止位置で停
止して上下挟圧部材1、2を現状に復帰させるための振
動減衰手段Dが配設されている。この振動減衰手段Dは
図3に示すように、粘性オイル6と抵抗部材7とからな
り、粘性オイル6は下側の免震機構A2における上下挟圧
部材1、2の枠内に配設されて外周壁部を下側挟圧部材
2の枠の内周面に一体に固着された円形皿状のオイル容
器8内に充填されている一方、抵抗部材7は上側免震機
構A1の上側挟圧部材1における両水平桁材1a、1aの中央
部間に連結した支持梁部材9の下面中央に一体に固着さ
れてあり、該免震機構A1の上下挟圧部材1、2の枠内中
央部を通じてオイル容器8内に充填されている上記粘性
オイル6内にその下半部を没入させている。
【0030】このように、下側免震機構A2の下側挟圧部
材2の枠内にオイル容器8を固定すると共に上側免震機
構A1の上側挟圧部材1の枠内中央部に抵抗部材7を垂設
しているので、矩形枠状挟圧部材1、2の空間部内を振
動減衰手段Dの配設に有効利用できるばかりでなく、地
震発生時においては抵抗部材7がオイル容器8内で前後
左右に水平移動して震動エネルギーを確実に吸収減衰さ
せることができる。
材2の枠内にオイル容器8を固定すると共に上側免震機
構A1の上側挟圧部材1の枠内中央部に抵抗部材7を垂設
しているので、矩形枠状挟圧部材1、2の空間部内を振
動減衰手段Dの配設に有効利用できるばかりでなく、地
震発生時においては抵抗部材7がオイル容器8内で前後
左右に水平移動して震動エネルギーを確実に吸収減衰さ
せることができる。
【図1】免震装置全体の平面図、
【図2】そのYーY線における縦断側面図、
【図3】そのXーX線における縦断正面図、
【図4】要部の拡大縦断正面図、
【図5】ローラの変形例を示す縦断側面図、
【図6】その縦断正面図、
【図7】上下挟圧部材を重なり合わせている免震装置の
縦断正面図、
縦断正面図、
【図8】その要部の拡大縦断側面図、
【図9】その要部の拡大縦断正面図、
【図10】特性線図、
【図11】従来例の簡略正面図。
A1 上側免震機構 A2 下側免震機構 1 上側挟圧部材 2 下側挟圧部材 1a、2a 水平桁材 1b、2b 連結フレーム材 1c、2c 側壁部 3 上側ローラ案内面 4 下側ローラ案内面 5 ローラ 5a 小径ローラ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 早川 邦夫 大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2号 株 式会社奥村組内 (72)発明者 下田 郁夫 東京都港区芝大門1丁目3番2号 オイレ ス工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 清春 東京都港区芝大門1丁目3番2号 オイレ ス工業株式会社内 (72)発明者 持丸 昌己 東京都港区芝大門1丁目3番2号 オイレ ス工業株式会社内 (72)発明者 宮崎 充 東京都港区芝大門1丁目3番2号 オイレ ス工業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 上下挟圧部材の四方対向面に同一方向に
湾曲した凹弧状のローラ案内面を形成すると共に各上下
ローラ案内面間に断面円形のローラを転動自在に介在さ
せて免震機構を形成し、この免震機構を上側の免震機構
のローラ転動方向と下側の免震機構のローラ転動方向と
が交差するように上下に一体に組み合わせてなることを
特徴とする免震装置。 - 【請求項2】 上記上下挟圧部材は夫々一定間隔を存し
て並設した水平桁材を備えてなり、上側挟圧部材の両水
平桁材の長辺側両縁部に下方に向かって一定縦幅の側壁
部を設けている一方、下側挟圧部材の両水平桁材の長辺
側両縁部に上方に向かって一定高さの側壁部を設けて、
これらの上下挟圧部材の上下に対向する水平桁材の上記
両側壁部に該水平桁材の長さ方向に一定間隔を存して上
記上下ローラ案内面をそれぞれ形成し、各上下ローラ案
内面に、上記ローラの両端部に周溝を設けることによっ
て形成した小径ローラ部を転動自在に介在させているこ
とを特徴とする請求項1記載の免震装置。 - 【請求項3】 上記上下挟圧部材は夫々一定間隔を存し
て並設した水平桁材を備えてなり、一方の挟圧部材の両
水平桁材における長辺側両縁部に一定縦幅の側壁部を設
けると共に他方の挟圧部材の両水平桁材に上記一方の挟
圧部材の側壁部間に介入するレール部を一体に設けてこ
れらの上下挟圧部材の両側壁部とレール部とに上記上下
ローラ案内面をそれぞれ形成し、各上下ローラ案内面間
に上記ローラを転動自在に介在させていることを特徴と
する請求項1記載の免震装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18579197A JPH1113829A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 免震装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18579197A JPH1113829A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 免震装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1113829A true JPH1113829A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=16176966
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18579197A Pending JPH1113829A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 免震装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1113829A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001032568A (ja) * | 1999-07-23 | 2001-02-06 | Oiles Ind Co Ltd | 免震装置用の耐火装置 |
| CN110726043A (zh) * | 2019-10-18 | 2020-01-24 | 盛年科技有限公司 | 高阻尼低颤动抗震基座 |
-
1997
- 1997-06-25 JP JP18579197A patent/JPH1113829A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001032568A (ja) * | 1999-07-23 | 2001-02-06 | Oiles Ind Co Ltd | 免震装置用の耐火装置 |
| CN110726043A (zh) * | 2019-10-18 | 2020-01-24 | 盛年科技有限公司 | 高阻尼低颤动抗震基座 |
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Legal Events
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