JPH11142967A - マイクロフィルム検索装置 - Google Patents

マイクロフィルム検索装置

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JPH11142967A
JPH11142967A JP9327224A JP32722497A JPH11142967A JP H11142967 A JPH11142967 A JP H11142967A JP 9327224 A JP9327224 A JP 9327224A JP 32722497 A JP32722497 A JP 32722497A JP H11142967 A JPH11142967 A JP H11142967A
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microfilm
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Hiroshi Tamura
寛 田村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロフィルムの走行方向の濃度変化から
コマの有無を判別するマイクロフィルム検索装置におい
て、コマの中にコマの外側(コマ間)とほぼ同様な濃度
の部分(ネガフィルムの場合は透明な素抜け部分)があ
っても、またフィルム送り方向が検索中に変化してもコ
マ内の素抜け部分をコマ間と誤って判定するのを防ぎ、
正しくコマを検出して検索間違いを防止する。 【解決手段】 マイクロフィルムの所定送り量ごとにパ
ルス信号を出力するエンコーダと、コマの走行軌跡幅内
でフィルム濃度を検出する濃度センサと、この濃度セン
サの出力である濃度信号をパルス信号に同期して2値化
する2値化部と、この2値化信号からコマを検出してリ
セットされパルス信号を積算することによりフィルム走
行量を求めるカウンタと、フィルムの走行方向の変化を
検出してカウンタをリセットする逆転判別部と、カウン
タのカウント値に基づいてコマの有無を判定し判定信号
を出力する判定部と、判定信号に基づいてコマの検索を
行う検索部とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マイクロフィル
ムの走行方向の濃度変化からコマの有無を判定するマイ
クロフィルム検索装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロフィルムの検索を行うために、
各コマごとにコマの走行軸跡幅と重ならない位置に検索
用マーク(ブリップ)を付しておき、このブリップを検
出して検索する装置が公知である。
【0003】一方このブリップに代えてコマの有無を検
出することにより検索を行うことが考えられている。す
なわちコマの走行軸跡幅内に濃度センサを配設してお
き、この濃度センサが検出するフィルム濃度の変化から
コマの有無を判定するものである。
【0004】
【従来技術の問題点】このようにコマの有無を検出する
場合には、コマの中にコマ間(コマとコマの間)とほぼ
同じ濃度の部分(素抜け部という)があると、ここをコ
マと間違って判定してしまうおそれがある。例えばネガ
フィルムの場合に、原稿の白い背景がコマ内では黒に記
録され、原稿内の黒い文字がコマ内では白(透明)にな
ると共に、コマ以外の部分すなわちコマの周囲が透明
(素抜け)になるから、原稿内に黒い領域があるとこの
領域がコマの中で透明(素抜け)になる。このためこの
コマ内の透明(素抜け)部分をコマ間と誤って判定して
しまうことがあり得る。この場合にはコマ数の積算に間
違いが生じ正確な検索ができなくなる。
【0005】そこで透明な素抜け部分の長さを検出し
て、この長さが設定値以内ならコマ内の素抜け部分であ
ると判定し、設定値以上ならコマ間であると判定するこ
とが考えられる。しかしこの場合には、コマ内の素抜け
部分を検出している間にフィルム送り方向が逆になる
と、素抜け部分の長さを実際より長く検出することがあ
り得る。例えば白(透明)な素抜け部分の長さをカウン
ト中にフィルム送り方向が逆になるとこの長さを最大で
実際の2倍にカウントすることになる。このためこの素
抜け部分をコマ間と誤って判定することがあり得る。
【0006】
【発明の目的】この発明はこのような事情に鑑みなされ
たものであり、コマの中にコマの外側(コマ間)とほぼ
同様な濃度の部分(ネガフィルムの場合は透明な素抜け
部分)があっても、またフィルム送り方向が検索中に変
化してもコマ内の素抜け部分をコマ間と誤って判定する
のを防ぎ、正しくコマを検出して検索間違いを防止する
ことができるマイクロフィルム検索装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【発明の構成】この発明によればこの目的は、マイクロ
フィルムの走行方向の濃度変化からコマの有無を判別す
るマイクロフィルム検索装置において、マイクロフィル
ムの所定送り量ごとにパルス信号を出力するエンコーダ
と、コマの走行軌跡幅内でフィルム濃度を検出する濃度
センサと、この濃度センサの出力である濃度信号を前記
パルス信号に同期して2値化する2値化部と、この2値
化信号からコマを検出してリセットされ前記パルス信号
を積算することによりフィルム走行量を求めるカウンタ
と、フィルムの走行方向の変化を検出して前記カウンタ
をリセットする逆転判別部と、前記カウンタのカウント
値に基づいてコマの有無を判定し判定信号を出力する判
定部と、前記判定信号に基づいてコマの検索を行う検索
部と、を備えることを特徴とするマイクロフィルム検索
装置、により達成される。
【0008】フィルムの撮影方式にシンプレックス法、
デュオ法、デュープレックス法などがある場合には、各
方式で撮影されたコマに対してフィルム濃度が検出でき
るように濃度センサを複数個設け、撮影方式に対応した
濃度センサを選択して用いることができる。
【0009】判定部はカウンタのカウント値がコマ間の
距離より僅かに小さい距離に対応するしきいカウント値
よりも大きくなったことからコマ間であると判定するこ
とができる。判定部はこの方法に代えて他の方法、例え
ばフィルムの送り方向を反転した時にカウンタの積算を
停止し次に2値化信号が変化するのを待ってリセットし
再び積算を開始する方法が可能である。
【0010】1つのコマに対して複数の濃度センサでフ
ィルム濃度を検出することも可能である。この場合には
各濃度センサの出力に基づく2値化信号を用いてコマの
有無を判定できる。例えば複数の2値化信号の全てが一
致したことや、多数決など一定割合以上の判定結果から
コマの有り無しを判定してもよい。また複数の2値化信
号の論理積や論理和を用いてコマの有無を判定すること
もできる。
【0011】
【原理】図7を用いてこの発明の原理を説明する。図7
の(A)で符号1はネガマイクロフィルムであり、コマ
2が一定間隔毎に写し込まれている。このコマ2は、原
稿の白い背景が黒に、原稿の文字や画像が白(透明)に
写し込まれている。
【0012】今コマ2内に透明な素抜け部3があるもの
とする。この素抜け部3は原稿内で黒で塗り潰した部分
(黒ベタ部分)に対応する。フィルム1の濃度を検出す
る光センサaは、フィルム1が図7上で左方向へ走行す
れば図上で相対的に右方向へ走査することになる。
【0013】図7の(B)は、この時の光センサaの出
力を所定のしきい値で2値化して得た2値化信号B1を
示す。この図で横軸は、光センサaの走査距離Lまたは
時間tを示す。この信号B1は、コマ2の外側(透明な
素抜け部)で論理“1”(Hレベル)、コマ2内の原稿
背景部分で論理“0”(Lレベル)になっている。通常
コマ2内の素抜け部3の走査方向の距離(長さ)L
1は、コマ間の距離L2よりも小さい。そこでL1とL2
間の長さを有するしきい値L3を設定しておき、論理
“0”になる部分の距離Lがしきい値L3以下なら素抜
け部3と判定し、L3以上ならコマ間と判定するもので
ある。
【0014】図7の(C)は光センサaがコマ2内の素
抜け部分3を検出中にフィルム1の送り方向が反転した
場合の2値化信号B2を示す。この2値化信号B2はフ
ィルム送り方向の反転時点Pを中心にして対称形にな
る。すなわち時点Pから直前のコマ2Aまでの距離L4
は、反転後に同じコマ2Aを検出するまでの距離L4
同じになる。同様に素抜け部3までの距離L1も反転時
点Pの前後で等しくなる。このため素抜け部3に入って
から出るまでの距離は2L1となるため、2L1がしきい
値L3よりも大(2L1>L3)になることが生じ得る。
この場合にはフィルム送り方向を逆転する時にコマを誤
検索することになる。
【0015】例えばフィルム1の一定送り量ごとにロー
タリーエンコーダが出力するパルス信号をカウンタで積
算することにより距離Lを検出する場合に、2値化信号
B1、B2が論理“0”の間積算し、論理“1”でリセ
ットすることが考えられる。この場合のカウント値Nは
図7(D)に示すように変化する。カウント値Nがしき
い値L3に相当するカウント値(しきいカウント値)N
3を越えると、この論理“0”の領域はコマ間であると
判定する。しかし前記したようにフィルム送りの反転時
点Pの前後でカウンタが積算し続けると、図7(D)に
仮想線で示すようにカウント値Nがしきいカウント値N
3より大きくなり、コマ間と判定することがあり得るも
のである。
【0016】そこでこの発明では反転時点Pでカウンタ
を0にリセットするものである。このリセットによりカ
ウント値Nは時点Pで再び0から積算開始することにな
り、そのカウント値Nはしきいカウント値N3を越える
ことがなくなる(図7(D)の実線参照)。このため素
抜け部3をコマ間と間違えることがなくなり、正確な検
索が可能になるものである。
【0017】
【実施態様】図1は本発明の一実施態様の使用状態を示
す図、図2はここに用いるスキャナの内部を透視した斜
視図、図3はその要部の配置を示す側面図、図4はライ
ンセンサ駆動部を示す斜視図、図5は要部を示す図、図
6は光センサの配置例を説明する図である。
【0018】図1において符号10はコンピュータ本体
であり、CPUなどを内蔵する。12はCRTや液晶板
などの表示手段、14はキーボードであり、これらは机
16に載せられている。18はこの机16の下に収納さ
れたスキャナであり、本発明のマイクロフィルム検索装
置を内蔵する。20は机16の横に置かれたプリンタで
ある。
【0019】スキャナ18はその前面上部にカートリッ
ジ挿入口22を持ち、ここに挿入されたカートリッジ2
4(図2、3参照)に入っている16mm幅のマイクロ
ロールフィルム26の画像を低密度で読取る。読取った
画像はコンピュータ本体10内のCPUなどにより所定
の画像処理を施された後、表示手段12に表示される。
【0020】この画像読取りは後記ラインセンサ96を
静止させ、フィルム26だけを走行させながら行われ、
その間にCRTの表示手段12は読取った画像をフィル
ム26の走行に同期させて連続的に変化させながら表示
する。従って表示手段12の表示はフィルム26の走行
に同期して移動することになり、スクリーンに画像を投
影するものとほぼ同様な画像を表示手段12に表示させ
ることができる。
【0021】手動検索の時には、オペレータは表示手段
12の画像を見て、プリント出力が必要な画像に対し出
力を指示する。この出力指示に基づいてスキャナ18は
そのコマの位置を正しい位置にしてその画像全体を高密
度画質により読取る。この高密度画像はプリンタ20に
プリント出力されたり、光磁気ディスクなどにメモリさ
れたり、外部記憶装置へ転送される。
【0022】また自動検索の時には、目標コマのアドレ
スをキーボード14から入力する。この自動検索ではコ
マを検出し、コマの数をカウントすることにより目標コ
マを検索する。このコマの検索は、コマの有無を示す後
記する判定部112の判定結果を用いて、後記検索部1
16で行う。
【0023】次にスキャナ18の構成を説明する。スキ
ャナ18は縦長の筐体28を持ち、この筐体28内の前
部上方に供給側リール駆動部30が、前部下方に巻取り
側リール駆動部32が配設されている。供給側リール駆
動部30は、カートリッジ挿入口22にカートリッジ2
4が挿入されると、カートリッジ24を自動的に移動さ
せて回転軸にリール24Aを係合させる。またフィルム
26の先頭を引き出して下方へ送り、巻取り側リール駆
動部32の巻取りリール32Aに導く。
【0024】ここにフィルム26は、図2、3に示すよ
うに、各リール駆動部30、32の間隙の後側すなわち
筐体28の前からみて奥側を通る。図3で34、34、
36、36はフィルム26のガイドローラである。従っ
てこの間隙と筐体28の正面パネル28Aとの間に空間
38が形成され、ここに後記する光源部52が収容され
る。
【0025】巻取り側リール駆動部32は、図3に示す
ようにリール32Aに接触して走行するドライブベルト
40を持つ。このドライブベルト40はガイドローラ4
2、44、駆動ローラ46、ロータリーエンコーダ4
8、テンションローラ50に巻掛けられ、駆動ローラ4
6によりフィルム巻取り方向(矢印方向)に走行駆動さ
れる。ロータリーエンコーダ48はインクリメンタリー
型であり、フィルム26の一定送り量(例えば0.1m
m)ごとに互いに90°の位相差をもった矩形波からな
るパルス信号A、B(図5参照)を出力する。
【0026】52は、前記両リール駆動部30、32の
間の空間38に収容される光源部であり、ランプ54、
反射鏡56、コンデンサーレンズ58や適宜のフィルタ
ー等を有する。図2で60は電源回路部、62はモータ
などの電力制御回路部である。
【0027】次にラインセンサ駆動部64を説明する。
ラインセンサ駆動部64は投影レンズ66と一体化され
ている。すなわち図3,4に示すように、ラインセンサ
駆動部64のフレーム(回転フレーム)68には、投影
レンズ66を保持する筒部70が一体形成されている。
この筒部70に保持される投影レンズ66は固定焦点で
約2倍の倍率を持つ。筒部70は、筐体28に固定され
たフレーム(固定フレーム)72に回動自在に保持さ
れ、読取る画像の傾きを修正できるようにしている。こ
こに筒部70はフィルム26に垂直な光軸74を中心と
して回転する。
【0028】回転フレーム68の筒部70と、固定フレ
ーム72に取付けられたサーボモータ76のプーリ76
Aとには、ベルト78が巻掛けられている。そしてモー
タ76の回転により回転フレーム68は光軸74を中心
にして回動可能である。
【0029】回転フレーム68には、図4に示すように
筒部70と反対の面に可動台80が取付られている。す
なわちこの可動台80は一対のガイドロッド82、82
に摺動自在に保持され、筒部70の開口付近を光軸74
に直交する方向へ往復動可能である。
【0030】回転フレーム68には可動台80の往復方
向と平行に、プーリ84、84に巻き掛けたベルト86
が設けられ、このベルト86に可動台80の一側が固定
されている。また一方のプーリ84にはサーボモータ8
8の回転がベルト90を介して伝えられる。この結果サ
ーボモータ88を正逆転させることによって、可動台8
0を光軸74に直交する平面上で往復動させることがで
きる。
【0031】可動台80には、ガイドロッド82、82
に直交する方向、すなわち可動台80の往復方向に直交
する方向に、長窓92が形成されている。この長窓92
はその長さ方向の中心が光軸74上に位置する。この可
動台80の後面すなわち筒部70と反対側の面には、プ
リント配線基板94が光軸74に直交するように固定さ
れている。
【0032】この基板94には長窓92に臨むCCDラ
インセンサ96が固定されている(図3)。なおこの基
板94には、このラインセンサ96の出力を増幅するプ
リアンプなども搭載されている。CCDラインセンサ9
6の受光面は、投影レンズ66の投影画像の結像面に一
致させるのは勿論である。
【0033】次にコマを検出する装置を図5を用いて説
明する。マイクロフィルム26の画像読取り位置すなわ
ち光軸74の位置よりも上流側(供給リール24A側)
には、フィルム26を幅方向に横断しかつフィルム26
の両面に僅かな間隙を持って対向する一対の光ファイバ
保持ブロック100,102が配設されている。これら
のブロック100,102にはフィルム幅方向に並べた
9本づつの光ファイバ104,106が貫挿されてい
る。
【0034】これら光ファイバ104,106はフィル
ム26に対して垂直になるようにブロック100、10
2に保持され、これらの端面はフィルム26を挟んで対
向している。すなわち9本の光ファイバ104の端面
は、それぞれ9本の光ファイバ106の端面に対向す
る。この結果端面がフィルム26を挟んで互いに対向す
る組合せが9組できることになる。
【0035】ブロック100に保持された9本の光ファ
イバ104は束ねられて光源部52のランプ54の近傍
へ導かれている。このためランプ54から9本の光ファ
イバ104に光が入射し、この光がフィルム26の一方
の面(ブロック100側の面)に導かれる。
【0036】ブロック102に保持された9本の光ファ
イバ106には、それぞれに対向する9本の光ファイバ
104が射出する光がフィルム26を経て入射する。9
本の光ファイバ106はブロック102からそれぞれ光
センサ108に導かれる。9つの光センサ108の出力
である濃度信号は2値化部110に別々に入力され、こ
こで前記エンコーダ48が出力するパルス信号Aまたは
Bに同期して2値化される。
【0037】9つの2値化信号はそれぞれ判定部112
に入力され、ここで各光センサ108の出力に基づいて
コマの有無の判定結果が求められる。この判定部112
にはまたセンサ選択部114の信号が入力される。この
センサ選択部114はフィルムの撮影方式に対応するコ
マの走行軌跡幅内端面が位置する光ファイバ106とこ
れに接続される光センサ108を選択する。判定部11
2では、これら9つの判定結果のうち、センサ選択部1
14が選択したセンサ108の判定結果だけを選択し
て、シンプレックスやデュオやデュープレックスなどの
撮影方式に従ってコマの有無を判定する。この判定結果
は検索部116に入力され、コマ数を積算して目標コマ
の検索が行われる。
【0038】ここにフィルム26の送り方向を反転した
時には、フィルム送り量を検出するためのカウンタ11
8がリセットされカウント値が0に戻される。すなわち
図5に示すように、エンコーダ48が出力するパルス信
号A、Bに基づいて、逆転判別部120はフィルム送り
方向を監視し、フィルム送り方向が逆転するとリセット
信号Rをカウンタ118へ送出する。このためパルス信
号AまたはBのカウント値を0に戻す。
【0039】なおこのカウンタ118は光センサ108
がコマ内の素抜け部3以外の部分を検出する度にもリセ
ットされる。このカウンタ118は図5では1つだけ示
されているが、9つの2値化部110に対してそれぞれ
別々に設けておく。9つのカウンタ9を用いる代わり
に、複数のカウンタ118をセンサ選択部114により
選択された光センサ108に対応する2値化部110に
対して組合せを変えて用いることもできる。カウンタ1
18は図5では判定部112に含ませたが、判定部11
2と別体に構成してもよい。
【0040】9本の光ファイバ104,106の端面
は、図5、6に示すようにフィルム26の走行方向に対
して直交する直線上にあり、かつフィルム26の幅方向
の異なる位置にある。この実施態様では、光センサ10
8が光ファイバ106の入射光量を検出するので、実質
的には光ファイバ106の端面がフィルム26に対向す
る位置に光センサ108が位置するのと同じである。従
ってこの図6では、光ファイバ106のフィルム26側
の端面位置に光センサ108が位置するものとして表現
している。
【0041】この実施態様ではこれら9つの光センサ1
08は、フィルム撮影方式が異なる場合にも常に複数の
光センサ108が1つのコマを通過するように、フィル
ム幅方向の位置決めがなされている。図6で(A)はシ
ンプレックス方式の場合であり、この時は判定部112
はセンサ選択部114の出力に基づいて8つの光センサ
108(A)でコマを検出し、他の1つの光センサ10
8Bでブリップ122を検出する。
【0042】従って判定部112では、8つの2値化部
110の出力である2値化信号を用いてコマ間あるいは
素抜け部3を判定し、これらの長さをカウンタ118の
カウント値から求めてコマの有無を判定する。例えば判
定結果の過半数あるいは一定割合以上が黒ならコマ有り
と判定する。2値化信号の論理積または論理和を用いて
判定してもよい。この時フィルム送りの逆転があれば、
カウンタ118をリセットすることは前記した通りであ
る。またこの場合にはブリップ118付きのフィルムに
対してはブリップ118を検出する光センサ108Bの
出力を用いて検索するようにしてもよい。
【0043】図6の(B)はデュープレックス方式の場
合であり、原稿の表と裏を上下のチャネルに同時撮影し
ているから、両チャネルの間にコマを検出しない光セン
サ108Cが存在する。従ってこの場合には判定部11
2は、センサ選択部114の出力に基づいて、この光セ
ンサ108Cの出力を除いて上・下チャネルの幅内を通
る3つづつの光センサ108D、108Eの出力を用い
て各チャネルのコマを検出する。
【0044】図6の(C)はデュオ方式の場合であり、
中央の光センサ108Fがコマを検出しない。このため
判定部112では、センサ選択部114の出力に基づい
て、その上と下に分けられた2つのグループに含まれる
4つづつの光センサ108G、108Hで各チャネルの
コマを検出する。検索部116では判定部112が出力
する判定信号を積算することにより、目標のコマを検索
する。
【0045】以上説明した実施態様では画像撮影用の光
源部52を用いて各光ファイバ104に光を導いている
ので、光源を簡素化できる利点がある。しかしこの発明
は他の1つの光源を用いたり、複数の光源を用いて各光
ファイバ104に光を導いてもよい。また1つの濃度セ
ンサでコマを検出するものを含む。
【0046】この実施態様ではこのように光ファイバ1
04,106を用いているから、幅の狭いフィルム26
の幅方向にこれらの光ファイバ104,106の端面を
互いに接近させて配設することが可能になる。しかし本
発明で複数の濃度センサを用いる場合には、十分に小さ
い濃度センサを近接配置できるものを使用することがで
きる。例えばフォトトランジスタやフォトダイオードを
直線上に並べたフォトトランジスタアレイ、フォトダイ
オードアレイなどが使用可能である。またCCDライン
センサであってもよい。
【0047】またこの実施態様では濃度センサ(光セン
サ)をフィルム走行方向に直交する直線上に並べている
から時間的に同一のタイミングでコマの有無を検出する
ことができる。このため複数の濃度センサ(光センサ)
をフィルムの走行方向にずらして配置する場合のよう
に、各濃度センサ(光センサ)の出力タイミングのずれ
を補正する必要が無くなり、回路構成が単純になる。
【0048】
【発明の効果】請求項1の発明は以上のように、エンコ
ーダの出力パルス信号をカウンタで積算することにより
フィルム送り量を監視し、このカウンタをコマの検出時
とフィルム送り方向の逆転時にリセットする一方、コマ
の走行軌跡幅内で濃度変化を検出し、これをエンコーダ
のパルス信号に同期して2値化し、この2値化信号に基
づいてコマの有無を判定するものであるから、コマ内の
素抜け部を濃度センサが走査中にフィルムの送り方向が
反転されても、この素抜け部をコマ間と誤検出すること
がなくなり、正しくコマの有無を判定することができ
る。このため、コマの検出精度が上がりコマの検索精度
が上がる。
【0049】この場合、異なる撮影方式で撮影されたコ
マの走行軌跡内にそれぞれ濃度センサが位置するように
すれば、撮影方式が異なるフィルムの検索にも用いるこ
とが可能になる(請求項2)。ここにカウント値がコマ
間の距離より僅かに小さい距離に対応するしきいカウン
ト値よりも大きくなったことからコマ間と判定すること
ができる(請求項3)。
【0050】また共通のコマに対して複数の濃度センサ
で濃度を検出し、これらの複数の2値化信号に基づいて
コマの有無を判別すれば、検索精度は一層向上する(請
求項4)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様の使用状態を示す図
【図2】ここに用いるスキャナの内部を透視した斜視図
【図3】その要部の配置を示す側面図
【図4】ラインセンサ駆動部を示す斜視図
【図5】要部を示す図
【図6】光センサの配置を説明する図
【図7】本発明の原理を説明する図
【符号の説明】
26 マイクロフィルム 48 エンコーダ 104,106 光ファイバ 108 濃度センサを構成する光センサ 110 2値化部 112 判定部 114 センサ選択部 116 検索部 118 カウンタ 120 逆転判別部 N カウント値 N3 しきいカウント値

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロフィルムの走行方向の濃度変化
    からコマの有無を判別するマイクロフィルム検索装置に
    おいて、 マイクロフィルムの所定送り量ごとにパルス信号を出力
    するエンコーダと、コマの走行軌跡幅内でフィルム濃度
    を検出する濃度センサと、この濃度センサの出力である
    濃度信号を前記パルス信号に同期して2値化する2値化
    部と、この2値化信号からコマを検出してリセットされ
    前記パルス信号を積算することによりフィルム走行量を
    求めるカウンタと、フィルムの走行方向の変化を検出し
    て前記カウンタをリセットする逆転判別部と、前記カウ
    ンタのカウント値に基づいてコマの有無を判定し判定信
    号を出力する判定部と、前記判定信号に基づいてコマの
    検索を行う検索部と、を備えることを特徴とするマイク
    ロフィルム検索装置。
  2. 【請求項2】 濃度センサは異なる撮影方式で撮影され
    た各コマの走行軌跡幅内にそれぞれ位置するように複数
    個設けられている請求項1のマイクロフィルム検索装
    置。
  3. 【請求項3】 判定部は、カウンタのカウント値がコマ
    間の距離より僅かに小さい距離に対応するしきいカウン
    ト値よりも大きくなったことからコマ間であると判定す
    る請求項1のマイクロフィルム検索装置。
  4. 【請求項4】 共通のコマに対して複数の位置でフィル
    ム濃度を検出する複数の濃度センサを備え、判定部はこ
    れら濃度センサの出力に基づく2値化信号を用いてコマ
    の有無を判定する請求項1または2または3のマイクロ
    フィルム検索装置。
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