JPH11147694A - 牽引巻上機 - Google Patents

牽引巻上機

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JPH11147694A
JPH11147694A JP33350697A JP33350697A JPH11147694A JP H11147694 A JPH11147694 A JP H11147694A JP 33350697 A JP33350697 A JP 33350697A JP 33350697 A JP33350697 A JP 33350697A JP H11147694 A JPH11147694 A JP H11147694A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制動状態では確実に制動状態を維持し、空転
状態では確実に空転状態を維持することができる牽引巻
上装置の提供にある。 【解決手段】 駆動軸3に固定したディスクハブ6と、
ディスクハブ6に螺合するディスクナット16と、ディス
クハブ6とディスクナット16との間に介装された爪車13
と摩擦板14とを有するブレーキ部5を備える。維持機構
25にて、ディスクナット16の駆動軸3に対する螺合位置
を固定して制動状態ではその制動状態を維持しかつ空転
状態ではその空転状態を維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、牽引巻上機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電線等を(小型)牽引巻上機にて吊り下
げて、該電線を配設する場合があった。この場合、風等
にて電線がゆれ、該電線に係る荷重が変化する。そのた
め、制動状態においては該制動状態を、空転状態では空
転状態を確実に保持する必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来におい
ては、制動状態を設定していても、不意に空転状態に切
り替わる虞があった。即ち、低荷重(例えば、20kg)で
制動状態か空転状態かの切換えが不安定であった。
【0004】そこで、本発明は、確実に、制動状態では
制動状態を維持でき、空転状態では空転状態を維持でき
る牽引巻上機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る牽引巻上機は、駆動軸に装着される
ディスクハブと、該ディスクハブに螺合するディスクナ
ットと、該ディスクハブとディスクナットとの間に介装
された爪車と摩擦板とを有するブレーキ部とを、備えた
牽引巻上機において、ディスクナットの駆動軸に対する
螺合位置を固定して制動状態ではその制動状態を維持し
かつ空転状態ではその空転状態を維持する維持機構を備
えたものである。
【0006】また、維持機構が、駆動軸の端部ネジ部に
螺合されるナット部材と、該駆動軸に取付けられる空転
ハンドルの底壁と該ナット部材との間に介在されて該空
転ハンドルの底壁を上記ディスクナットに圧接して該デ
ィスクナットの駆動軸に対する螺進退を規制する弾発部
材及び係止板と、を備えるのが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳説する。
【0008】図1は本発明に係る牽引巻上機を示し、こ
の牽引巻上機は、連結部材10を介して相互に平行に連結
される一対のサイドプレート1a,1bと、そのサイド
プレート1a,1bの間に配設されるロードシーブ2
と、を備え、ロードシーブ2の孔部11に、駆動軸3が回
転自在かつ軸方向へスライド自在に挿入されている。
【0009】一方のサイドプレート1aの外面には、ブ
レーキカバー17が固着され、このブレーキカバー17内に
爪車13と摩擦板14,14を有するブレーキ部5が設けられ
ている。なお、カバー17に設けられた孔部に、牽引巻上
操作用のレバー12が揺動自在に取付けられている。
【0010】しかして、ブレーキ部5は、駆動軸3と共
に回転しかつ軸方向へ摺動するように駆動軸3に外嵌さ
れるディスクハブ6を、有し、このディスクハブ6は、
小径円筒部6aと大径円盤部6bとからなり、該小径円
筒部6aに2枚の摩擦板14,14が外嵌され、かつ、この
2枚の摩擦板14,14に挾持状として爪車13が配設されて
いる。また、大径円盤部6bのサイドプレート1a側の
端面には、摩擦板6cが固着されている。
【0011】ディスクハブ6は、軸方向可動一体回動機
構Mを介して、駆動軸3に外嵌される。図例では、ディ
スクハブ6の内周面に軸心と平行な凹条を形成し、これ
に対応して駆動軸3の外周面に凸条を形成して、相互に
噛合させて、上記軸方向可動一体回動機構Mを構成して
いる。即ち、この回動機構Mにて、ディスクハブ6は、
駆動軸3の軸方向にスライド可能とされると共に、該駆
動軸3と一体的に回転する。
【0012】駆動軸3には、段設部7が形成され、か
つ、該段設部7とディスクハブ6との間に、ディスクハ
ブ6をサイドプレート1aから離間させる方向へ弾発的
に付勢する圧縮ばね8が、介装されている。図例では、
圧縮ばね8として皿ばねが使用されているが、皿ばね以
外の板バネ等の弾発部材であってもよい。
【0013】また、駆動軸3には、ねじ部15が形成さ
れ、このねじ部15にディスクナット16が螺合し、このデ
ィスクナット16とディスクハブ6の大径円盤部6bと
で、上記摩擦板14,14と爪車13を挾圧する。そして、デ
ィスクナット16の外周には凹凸歯部18が設けられ、この
凹凸歯部18に、レバー12の基部に設けられた爪片19が係
脱自在に係合する。この爪片19には、切換ツマミ26が連
設され、この切換ツマミ26を操作することによって、爪
片19の凹凸歯部18に対する係合状態を変化させて、巻上
げ・中立・巻下げ状態に切り換えることができる。
【0014】他方のサイドプレート1bの外面には、ギ
ヤカバー20が固着され、そのギヤカバー20とサイドプレ
ート1bとの間に、ギア21,22,23等を有する歯車減速
機構4が設けられている。即ち、歯車減速機構4を介し
て、前記駆動軸3とロードシーブ2が、相互に連動連結
されている。
【0015】しかして、ディスクナット16の反ディスク
ハブ6側の端面には、図6に示すような凹所27が設けら
れ、この凹所27に、空転ハンドル28の突隆部29が嵌合す
る。即ち、空転ハンドル28は、底壁30を有する短円筒体
からなり、この底壁30に、6角形状の突隆部29が形成さ
れ、また、凹所27は、その内周壁を、この突隆部29が嵌
合するような凹凸部とされる。このため、突隆部29が凹
所27に嵌合した状態では、ディスクナット16と空転ハン
ドル28とが一体状に回転する。なお、突隆部29として
は、6角形状に限らず、正方形状や8角形状乃至それ以
上の多角形状であってもよく、これに対応して、ディス
クナット16の凹所27の形状も、図例のものに限るもので
はない。
【0016】また、駆動軸3の端部のネジ部31は、空転
ハンドル28の底壁30に貫設された孔部32を介して、この
空転ハンドル28内に突入し、このネジ部31にナット部材
33が螺合される。そして、ナット部材33と空転ハンドル
28の底壁30との間に、弾発部材34と係止板35が介在され
る。
【0017】即ち、弾発部材34は、図2と図3に示すよ
うに、薄肉のリング状体からなり、軸心に関して約180
°対称位置に切欠部36,36が形成され、また、切欠部3
6,36の端縁36a,36aにスリット37,37が形成され
て、該スリット37,37近傍が弯曲され、突隆弯曲部38,
38が設けられ、軸心孔39に駆動軸3が挿入される。な
お、空転ハンドル28の底壁30の内面には、図5に示すよ
うに、孔部32の外周縁に沿ってリング状の突隆部24が形
成され、この突隆部24に弾発部材34の軸心孔39が嵌合さ
れる。つまり、この全体リング状の弾発部材34は、空転
ハンドル28の底壁30の内面に設けられる円環状の凹所30
aに嵌合する。
【0018】また、係止板35は、図4と図5に示すよう
に、軸心孔40を有する円盤状の本体部41と、該本体部41
の外周縁から一体に突設される突出部42,42とを有する
略長円形状体からなり、突出部42,42の裏面に、図4に
示すように、略V字状の切欠凹所43,43が設けられてい
る。なお、駆動軸3の端部は、図5に示すように、切欠
部44が設けられて断面略D字状とされ、それに対応し
て、係止板35の軸心孔40を略D字状とし、該係止板35の
軸心孔40が駆動軸3の端部に嵌合するように設定され
る。
【0019】ところで、空転ハンドル28の内周壁45に
は、図1と図5に示すように、相対向状となる一対の突
起部46,46が設けられ、この突起部46,46が弾発部材34
の切欠部36,36に夫々嵌合し、該弾発部材34は空転ハン
ドル28に対して回転しない。また、突起部46,46に係止
板35の突出部42,42の係止端縁47,47が係止する。即
ち、図1に示すように、弾発部材34の突隆弯曲部38,38
が弾発的に、係止板35の切欠凹所43,43に係脱自在に係
合し、この係合した状態で、ナット部材33を駆動軸3の
端部のネジ部31に螺合させれば、空転ハンドル28の底壁
30がディスクナット16に圧接して、ディスクナット16と
空転ハンドル28と駆動軸3とが一体化し、ディスクナッ
ト16が駆動軸3のねじ部15に対して螺進退することがな
い。
【0020】このように、弾発部材34と係止板35と突起
部46,46と駆動軸3のネジ部31に螺合するナット部材33
等で、ディスクナット16の駆動軸3に対する螺合位置を
固定して制動状態においてはその制動状態を維持しかつ
空転状態ではその空転状態を維持する維持機構25を構成
する。
【0021】しかして、この牽引巻上機を使用するに
は、サイドプレート1aとディスクハブ6の摩擦板6c
との間に間隙Sが生じている。そして、上記切換ツマミ
26を操作して、巻上げ状態又は巻下げ状態として、レバ
ー12を揺動させると、ディスクナット16が回転し、それ
に伴って、爪車13、摩擦板14, 14、ディスクハブ6、及
び、駆動軸3が回転して、さらに、歯車減速機構4を介
してロードシーブ2が回転するため、牽引巻上・巻下を
行うことができる。
【0022】その後、負荷が大きくなるに連れて、圧縮
ばね8の弾発付勢力に抗して、ディスクナット16が、駆
動軸3のねじ部15に対して、次第に螺進し、それに押さ
れて、爪車13、摩擦板14, 14、及び、ディスクハブ6が
サイドプレート1aに接近する方向へスライドするた
め、上記間隙Sが、次第に狭くなる。
【0023】そして、負荷が所定の値に達すると───
即ち過負荷が作用すると───、図6に示すように、デ
ィスクハブ6の摩擦板6cが、サイドプレート1aに圧
接してブレーキが働くため、それ以上牽引巻上・巻下を
行うことができなくなる。
【0024】このように、過負荷時での牽引巻上を行う
ことができないので、この牽引巻上機の破損を防止でき
る。かつ、重量物の落下等の事故を防止できるので安全
である。
【0025】また、上記切換ツマミ26を操作して、ディ
スクナット16を駆動軸3のねじ部15に対して螺退させ
て、該ディスクナット16をブレーキ部5から離間させれ
ば、空転状態となる。
【0026】この際、維持機構25にて、ディスクナット
16と空転ハンドル28と駆動軸を一体化して該ディスクナ
ット16と駆動軸3といわゆる共廻り状態に維持し、該デ
ィスクナット16を駆動軸3のねじ部15に対して螺進させ
ないようにする。これによって、この空転状態を確実に
維持(保持)することができる。また、制動状態(即
ち、ディスクナット16とブレーキ部5とが密接した状
態)においても、維持機構25にて、ディスクナット16と
空転ハンドル28と駆動軸を一体化して該ディスクナット
16と駆動軸3といわゆる共廻り状態に維持することがで
き、この制動状態を確実に維持(保持)することができ
る。
【0027】このように、本牽引巻上機によれば、制動
状態においてはその制動状態を確実に維持でき、空転状
態においてはその制動状態を確実に維持でき、各状態に
おいて他の状態に、つまり、制動状態から空転状態に、
又は、空転状態から制動状態に、不意に切り替わること
がなく、極めて安全である。
【0028】なお、各巻上・中立・巻下状態に切り換え
る機構として、レバー12の軸方向に移動自在である棒状
のレバーパウル等を備えたものであってもよい。
【0029】しかして、弾発部材34として、ウェーブス
プリングや皿バネ等を使用してもよく、また、ウェーブ
スプリング等を、図7に示すようにディスクナット16の
凹所27内に装着するようにしてもよい。なお、このよう
な場合、空転ハンドル28に、係止板35が係止する突部48
を形成する。
【0030】
【発明の効果】本発明は、上述の如く構成されるので、
次に記載する効果を奏する。
【0031】請求項1記載の牽引巻上機によれば、制動
状態では制動状態を確実に維持し、空転状態では空転状
態を確実に維持でき、不意に、夫々の状態が切り替わる
ことがなく、極めて安全であり、特に、20kg以下の低荷
重で変化する電線の配設作業に最適な牽引巻上機とな
る。
【0032】請求項2記載の牽引巻上機によれば、維持
機構25を簡単な構造にて構成することができると共に、
各状態(制動状態又は空転状態)を確実に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る牽引巻上機の要部断面図である。
【図2】弾発部材の正面図である。
【図3】弾発部材の平面図である。
【図4】係止部材の裏面図である。
【図5】維持機構を示す正面図である。
【図6】ディスクナットと空転ハンドルの関係を示す断
面図である。
【図7】変形例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
3 駆動軸 5 ブレーキ部 6 ディスクハブ 13 爪車 14 摩擦板 16 ディスクナット 25 維持機構 28 空転ハンドル 30 底壁 31 ネジ部 33 ナット部材 34 弾発部材 35 係止板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸3に装着されるディスクハブ6
    と、該ディスクハブ6に螺合するディスクナット16と、
    該ディスクハブ6とディスクナット16との間に介装され
    た爪車13と摩擦板14,14とを有するブレーキ部5とを、
    備えた牽引巻上機において、ディスクナット16の駆動軸
    3に対する螺合位置を固定して制動状態ではその制動状
    態を維持しかつ空転状態ではその空転状態を維持する維
    持機構25を備えたことを特徴とする牽引巻上機。
  2. 【請求項2】 維持機構25が、駆動軸3の端部ネジ部31
    に螺合されるナット部材33と、該駆動軸3に取付けられ
    る空転ハンドル28の底壁30と該ナット部材33との間に介
    在されて該空転ハンドル28の底壁30を上記ディスクナッ
    ト16に圧接して該ディスクナット16の駆動軸3に対する
    螺進退を規制する弾発部材34及び係止板35と、を備えた
    請求項1記載の牽引巻上機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101057580B1 (ko) 2009-08-19 2011-08-17 이종칠 브레이크 기능을 구비한 호이스팅 기어 조립장치
WO2012058543A3 (en) * 2010-10-28 2012-08-30 Schlumberger Canada Limited Drum assembly and method of assembling the drum assembly

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