JPH11148185A - 床パネル - Google Patents

床パネル

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Publication number
JPH11148185A
JPH11148185A JP9315556A JP31555697A JPH11148185A JP H11148185 A JPH11148185 A JP H11148185A JP 9315556 A JP9315556 A JP 9315556A JP 31555697 A JP31555697 A JP 31555697A JP H11148185 A JPH11148185 A JP H11148185A
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JP
Japan
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floor
vibration
sound
damping
floor panel
Prior art date
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Pending
Application number
JP9315556A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Omori
一弘 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上層階の振動や音が階下に伝わるのを防止
し、特に250Hz以上の高周波数領域において高い減
衰効果を示す床パネルを提供する。 【解決手段】 床下地材3、制振遮音シート11及び床
仕上げ材2がこの順序で積層された三層構造の積層体か
らなる床パネル4であって、少なくとも1つの層間が、
JIS K6301に規定された引張試験における10
%伸長時の応力が20kg/cm2 以下である弾性接着
剤により積層されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層階住宅、特に
木造や鉄骨構造の住宅において、上層階の振動や音が階
下に伝わるのを防止するために用いられる床パネルに関
する。
【0002】
【従来の技術】現在の木造や鉄骨構造の住宅の上層階の
床材として、木質フローリング材が主流となっている。
このような住宅では、上層階の振動や音が階下に伝わり
易く問題となっている。そのため、ゴムやアスファルト
からなる制振遮音材を床仕上げ材と床下地材との間に敷
設することにより、床の剛性と重量を高めて上層階の振
動や音を階下に伝わり難くしている場合が多い。
【0003】しかしながら、このような三層の床構造
(床下地材/制振遮音材/床仕上げ材)では、軽量床衝
撃音に対して、250Hz以上の高い周波数領域での減
衰効果が小さいという問題点があった。
【0004】また、積層方法としては、酢酸ビニルエマ
ルジョン系接着剤による接着と釘による固定とが併用さ
れることが多い。しかしながら、酢酸ビニルエマルジョ
ン系接着剤に含まれる水分の移行によってフロリーング
材に反りが起こったり、施工後に床なりが生じる等の問
題点があった。さらに、酢酸ビニルエマルジョン系接着
剤は、硬化後に硬くなるため、各層間の接着剤層におい
て床衝撃音に対する緩衝効果が期待できないという問題
点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、歩行感を損
なうことなく、上層階の振動や音が階下に伝わるのを防
止し、特に250Hz以上の高い周波数領域において高
い減衰効果を示す床パネルを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の床パネルは、床
下地材、制振遮音シート及び床仕上げ材がこの順序で積
層された三層構造の積層体からなる床パネルであって、
少なくとも1つの層間が、JIS K6301に規定さ
れた引張試験における10%伸長時の応力が20kg/
cm2 以下である弾性接着剤により積層されていること
を特徴とする。
【0007】上記床下地材としては、一般に使用されて
いる構造用合板や構造用パネルが用いられる。構造用合
板は、広葉樹単板又は針葉樹単板が単独もしくは併用さ
れて積層された積層体である。構造用パネルとしては、
パーティクルボード、ストランドボード、ウェハーボー
ド等が用いられる。床下地材の材質、厚さ、サイズ等は
特に制限されない。
【0008】上記床仕上げ材としては、合板の表面に化
粧板を貼り合わせたフローリング材が主として用いら
れ、場合によってはMDF(ミディアムデンシティファ
イバーボード)を併用したフローリング材が用いられる
こともある。また、その裏面には溝加工が施されていて
もよい。さらには、フローリング材の裏面もしくは中間
層にクッション層を設けた防音フローリング材も好適に
使用される。上記床仕上げ材としては、厚み、色、サイ
ズ等は特に制限されない。
【0009】上記制振遮音シートとしては、床仕上げ材
が通常のフローリング材の場合は、制振遮音層に緩衝層
が積層されたものが好適に用いられ、床仕上げ材が裏面
又は中間層にクッション層が設けられた防音フローリン
グ材の場合には、制振遮音層のみからなる制振遮音シー
トが好適に用いられる。
【0010】上記制振遮音層は、基本的には、バインダ
ーと質量を付与するための充填剤とから構成され、これ
に添加剤等が添加されていてもよい。
【0011】上記バインダーとしては、例えば、樹脂、
ゴム、アスファルト等が用いられる。上記樹脂として
は、熱可塑性樹脂が好ましく、例えば、塩化ビニル系樹
脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、アク
リル系樹脂が好適に用いられる。上記ゴムとしては、例
えば、天然ゴム、SBR(スチレンブタジエンゴム)、
NBR(ニトリルブタジエンゴム)、CR(クロロプレ
ンゴム)、BR(ブタジエンゴム)、IR(イソプレン
ゴム)等のゴムが挙げられ、中でも加硫処理されていな
いものが好適である。
【0012】また、上記樹脂又はゴムをエマルジョン化
したものは、特に制振遮音層の形成が容易なため好適に
用いられる。上記樹脂又はゴムをエマルジョン化したも
のとして、例えば、アクリル系エマルジョン、塩化ビニ
ル系エステル共重合エマルジョン、SBRエマルジョ
ン、NBRエマルジョン等が挙げられる。また、これら
のエマルジョンを使用する場合は、取扱い性や成形性の
点から、エマルジョンに充填剤等を混合、調整して、ス
ラリー状としたものが好ましい。
【0013】上記アスファルトとしては、例えば、天然
アスファルト、ストレートアスファルト、ブローンアス
ファルト、カットバックアスファルト等の石油アスファ
ルトを使用することができる。中でも、ストレートアス
ファルト又はブローンアスファルトのいずれか一種単独
又はこれら二種以上の混合物が好適に用いられる。
【0014】上記ストレートアスファルトは、主にアス
ファルト基原油の常圧蒸留後に得られる残渣のことであ
り、伸度、粘着力、防水性等が大きく、道路舗装に多く
用いられる。また、ブローンアスファルトは、半アスフ
ァルト基原油の蒸留残渣に熱い状態で空気を吹き込み、
酸化重合させて得られるものであり、軟化点が高く、弾
性が大きい等の特徴がある。
【0015】上記充填剤としては、例えば、鉄鉱石が微
粉状に破砕されたものや、鉄の製鋼、圧延、表面処理工
程で発生する転炉スラグ、圧延スケール、酸洗スケー
ル、BF鋳床スケール、砂鉄等が挙げられる。これら
は、酸化鉄を主成分とする比重4.5〜5.5のもので
ある。充填剤の粒径は、5〜100μmが好適である。
また、充填剤の形状は特に限定されるものではなく、繊
維状、球状、粒状、フレーク状等様々な形状のものを用
いることができる。
【0016】上記酸化鉄系充填剤と共に、比重2.0〜
3.0の軽金属の炭酸塩及び水酸化物から選ばれる1種
以上の軽金属系充填剤を併用すると、制振遮音シートの
剛性及び密度を向上させることができる。併用される比
重2.0〜3.0の軽金属系充填剤としては、例えば、
炭酸カルシウム、水酸化マグネシウム、炭酸カリウム、
炭酸ナトリウム等が挙げられ、中でも炭酸カルシウム、
水酸化マグネシウムが好適に用いられる。また、これら
の粒径は2〜60μmが好適である。
【0017】上記制振遮音層に含まれる上記充填剤の割
合は、65〜99.5重量%が好ましい。上記充填剤の
割合が65重量%未満では、制振遮音層の面密度が低下
して十分な制振・遮音効果が得られにくく、99.5重
量%を超えると、充填剤とバインダーとを均一に混合し
にくくなる。
【0018】上記添加剤としては、改質剤、増粘剤、形
状保持助剤等が挙げられる。バインダーがアスファルト
の場合、改質剤として、石油樹脂、エチレン系共重合体
等が用いられる。
【0019】上記石油樹脂は、混練時の流動調整の機能
を有し、混練物全体の流動性を向上させ、均一に効率よ
く混練することができる。また、石油樹脂としては、炭
素数が5以下の炭化水素(以下、C5と表す)留分を原
料にした脂肪族系石油樹脂;炭素数が9以下の炭化水素
(以下、C9と表す)留分を原料にした芳香族系石油樹
脂のいずれが用いられてもよく、両者を原料にしたC5
−C9共重合石油樹脂が用いられてもよい。
【0020】上記エチレン系共重合体は、制振遮音層を
シート状に成形したときに制振遮音層に柔軟性や粘りを
付与する役割を果たし、制振遮音層の割れや欠けを防止
する。上記エチレン系共重合体としては、酢酸ビニル含
有量25〜50重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体
が好ましい。
【0021】上記形状保持助剤として、例えば、繊維状
物質を用いることによって、制振遮音層の強度が向上
し、制振遮音シートの運搬時、取扱い時の破損、折れや
形崩れを防止することができる。
【0022】上記繊維状物質としては、天然繊維と人造
繊維が用いられる。人造繊維の中でも、特に種類の多い
合成繊維が好適である。合成繊維としては、例えば、ポ
リアミド系、ポリエステル系、ポリウレタン系、ポリ尿
素系等の重縮合系繊維;アクリル系、ポリオレフィン
系、ポリスチレン系、ポリ塩化ビニル系、ポリ塩化ビニ
リデン系、ポリフッ化エチレン系、ポリアクリロニトリ
ル系、ポリビニルアルコール系、ポリシアン化ビニリデ
ン系、ポリプロピレン系等の高重合系繊維などが挙げら
れる。
【0023】さらに、ポリアクリロニトリルやレーヨン
等の有機繊維や精製した石油ピッチを紡糸して造られた
繊維を、不活性気体の中で熱処理により炭化して造られ
た炭化繊維;溶融ガラスを高速で引き伸ばして繊維状に
加工したガラス繊維なども、繊維状物質として使用可能
である。
【0024】上記繊維状物質の形状としては、特に限定
されないが、直径は0.01〜0.5mm、長さは1〜
50mmが好ましい。
【0025】上記バインダーが無加硫ゴムの場合、ゲル
化剤や増粘剤が加工助剤として用いられる。上記ゲル化
剤としてはウレタンプレポリマー等が、増粘剤としては
メチルセルロース等がそれぞれ挙げられる。また、粘度
調整のため、DOP(ジオクチルフタレート)等の可塑
剤が使用されてもよい。
【0026】上記ゲル化剤として使用されるウレタンプ
レポリマーは、ポリオールとポリイソシアネートとの反
応により得られる、末端にNCO基を含有するプレポリ
マーであり、水と反応して架橋体を形成する。
【0027】上記ポリオールとしては、例えば、ポリエ
チレングリコール、ポリプロピレングリコール等のポリ
オキシアルキレンポリオールの他、ポリエステルポリオ
ール、ポリカプロラクトンポリオール、ダイマー酸エス
テルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ブタジ
エンポリオール、アクリルポリオール、エチレン−酢酸
ビニル共重合体の加水分解物、クロロプレンポリオール
などが挙げられる。
【0028】上記ポリイソシアネートとしては、例え
ば、トリレンジイソシアネート(TDI)、ジフェニル
メタンジイソシアネート(MDI)、ポリメチレンポリ
フェニルイソシアネート(C−MDI)、ヘキサメチレ
ンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート(X
DI)、イソホロンジイソシアネート、水素添加XD
I、水素添加MDI等が挙げられる。
【0029】上記制振遮音層の厚さは、1〜20mmで
あることが好ましい。厚さが、1mm未満では、十分な
制振遮音効果が発揮されず、20mmを超えると面密度
が大きくなりすぎ、耐荷重性能を超えるため床のたわみ
が発生したり、施工現場での取扱い性が悪くなることが
ある。
【0030】上記制振遮音層は、基本的にはシート状又
は平板状が好ましく、その少なくとも片面に凹凸部が形
成されていてもよい。その場合、凹凸部の平面形状とし
ては、多角形状、円形状、楕円状、ストライプ状、格子
状等の規則的な形状であってもよく、これら形状を種々
組み合わせたものであってもよい。また、凹凸部の垂直
断面形状(凹部による溝、凸部による山の断面形状)
も、多角形状、台形状、円弧状等のいずれであってもよ
く、特に制限されるものではない。
【0031】上記制振遮音層の製造方法としては、シー
ト状に成形できれば、特に限定されるものではなく、押
出成形、カレンダー成形の他、塗布積層する方法、吹き
つけ塗装する方法、プレス成形、注型成形等が好適に用
いられる。
【0032】上記緩衝層としては、緩衝ゴム、プラスチ
ック発泡体、目付量の多い不織布等が用いられ、その種
類、厚さ等は任意に設定される。中でも、プラスチック
発泡体の使用が好ましく、プラスチック発泡体として
は、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリウレタン等の独立気泡発泡
体;ポリ塩化ビニル、ビニロン、ナイロン、フェノール
樹脂、フッ素樹脂、ポリエチレン、ポリウレタン、ユリ
ア樹脂等の連続気泡発泡体などが挙げられる。
【0033】上記緩衝層としてプラスチック発泡体が用
いられる場合は、その形状は基本的にシート状もしくは
平板状が好ましく、その片面に凹凸部が形成されていて
もよい。 凹凸部の平面形状は、多角形状、円形状、楕
円状、ストライプ状、格子状等の規則的な形状であって
もよく、これら形状を種々組み合わせたものであっても
よい。また、凹凸部の垂直断面形状(凹部による溝、凸
部による山の断面形状)も、多角形状、台形状、円弧状
等のいずれであってもよく、特に制限されるものではな
い。
【0034】このような凹凸形状は、プラスチック発泡
体を成形した後で加熱プレスしたり、凹凸の型枠内で発
泡させることによって形成してもよく、特に制限される
ものではない。
【0035】上記緩衝層の厚さは、1〜20mmである
ことが好ましい。厚さが、1mm未満では、十分な緩衝
効果が発揮されないことがあり、20mmを超えると歩
行感が悪くなることがあるので好ましくない。
【0036】また、本発明で用いられる制振遮音層及び
/又は緩衝層には保護層が設けられていてもよい。
【0037】上記保護層としては、例えば、天然繊維、
合成繊維あるいは糸状の金属等を織ったり、編んだりし
て作製された平板状のもの、それらと同様の材料を織っ
たり編んだりする工程を経ずに作製された平板状製品で
ある不織布、あるいは高分子化合物をシート状やメッシ
ュ状に成形したもの、金属のシート状のもの等が挙げら
れる。上記シート状のものには、場合によりスプリット
加工やパンチング加工などの後加工が施されていてもよ
い。
【0038】上記制振遮音層と緩衝層との積層方法、及
びこれらと保護層との積層方法は、特に限定されない
が、接着剤による積層;加熱による積層;制振遮音層を
塗布するときや塗装するときに同時に積層する方法等、
材料に応じて適宜選択される。
【0039】本発明の床パネルは、床下地材、制振遮音
シート及び床仕上げ材がこの順序で積層され、少なくと
も1つの層間が弾性接着剤により積層された三層構造の
積層体から形成される。
【0040】上記弾性接着剤としては、JIS K63
01に規定された引張試験において、10%伸長時の応
力が20kg/cm2 以下であるものが用いられる。応
力が20kg/cm2 を超えると、硬化後の弾性接着剤
の硬さが硬くなり、軽量床衝撃音に対する十分な緩衝効
果が得られなくなる。本発明において、応力が20kg
/cm2 以下の弾性接着剤を用いることによって、床打
撃時における衝撃力を吸収緩和することができ、その結
果、高周波数領域での軽量床衝撃音を低減する緩衝効果
が発現する。
【0041】上記弾性接着剤としては、変成シリコーン
系、ウレタン系、アクリル系、弾性エポキシ系などの弾
性接着剤が好適に用いられる。
【0042】上記弾性接着剤を用いて、床下地材、制振
遮音シート及び床仕上げ材の各層を積層する際に、接着
剤を積層面全面に塗布して接着するよりも、接着剤を部
分的に塗布して部分接着することが好ましい。部分接着
によって、接着剤の使用量や施工工数が減り、トータル
工数の削減につながる等の利点があると共に、床仕上げ
材/制振遮音シート間、及び、制振遮音シート/床下地
材間に、空気が介在することにより、床打撃時における
衝撃音、振動の吸収が効果的に行われ、優れた緩衝効果
が発現する。
【0043】接着剤を部分的に塗布する方法としては、
例えば、ビード状、格子状、点状などに塗布する方法が
挙げられ、これらは併用されてもよい。
【0044】さらに、制振遮音シート/床下地材間を接
着せずに置敷きすることにより、軽量床衝撃音に対する
大きな緩衝効果が得られる。
【0045】
【作用】本発明の床パネルは、床下地材、制振遮音シー
ト及び床仕上げ材の三層積層体から構成されている。こ
の床パネルを木造又は鉄骨構造の多層階住宅の上層階床
に用いた場合、重量効果により階下への音及び振動の伝
搬を抑え、緩衝効果により床打撃時の衝撃力を緩和し、
階下への音及び振動の伝搬を抑制する。また、この床パ
ネルの層間接着剤として、特定の物性を有する弾性接着
剤を使用することにより、床打撃時における衝撃力を吸
収緩和し、さらに部分接着することにより層間に空気を
介在させ、床打撃による振動伝搬を抑制することによ
り、階下への音及び振動の伝搬を一層抑制することがで
きる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について詳
述する。なお、本発明はこれら実施例に何ら限定される
ものではなく、種々の変更が可能である。
【0047】(実施例1)図1を参照しながら説明す
る。まず、粒径200メッシュパスのBFスケール(比
重5.3)からなる酸化鉄系充填剤86重量%、バイン
ダーとしてストレートアスファルト10重量%、エチレ
ン−酢酸ビニル樹脂(酢酸ビニル含有量40重量%)3
重量%、及び、ポリエステル繊維1重量%を加熱混練し
て製膜し、厚さ4mmの制振遮音層11aを得た。緩衝
層としてシート状のポリエチレンフォーム(発泡倍率2
0倍、厚さ2mm)11bを使用した。また、保護層と
してスパンボンドポリエステル不織布 (目付量50g/
2)11cを用いた。上記保護層11c/緩衝層11b
/制振遮音層11aの順に溶剤型ゴム系接着剤を用いて
積層し、図1に示した、厚さ6mmの制振遮音シート1
1を得た。
【0048】図2に示したように、厚さ15mmの構造
合板からなる床下地材3上に、上記制振遮音シート11
及び厚さ6mmのフローリング材からなる床仕上材2
を、この順序に積層して床パネル4を作製した。尚、床
仕上材2/制振遮音シート11/床下地材3の各層間
は、変成シリコーン系接着剤(積水化学社製「セキスイ
ボンド#65」)をノズルから押出しながら、直径約1
0mm、300mm間隔のビード状に塗布し、接着によ
り積層した。また、上記変成シリコーン系接着剤のJI
S K6301に準拠した引張試験(3号試験片、引張
速度500mm/分)において、10%伸長時の応力は
4kg/cm2 であった。
【0049】(実施例2)粒径50メッシュパスの砂鉄
(比重4.6)からなる酸化鉄系フィラー750重量
部、バインダーとして無加硫ゴムであるカルボキシ変性
SBRエマルジョン(比重1.0、固形分48重量%)
20重量部、増粘剤としてメチルセルロース0.5重量
部、ゲル化剤として水架橋性ウレタンプレポリマー3.
8重量部及び水100重量部を撹拌羽根を用いて撹拌混
合し、混合スラリーを調製した。上記混合スラリーを、
離型紙上に敷いたスパンボンドポリエステル不織布層
(目付量150g/m2)12c上に、型枠とナイフコー
ターを用いて、厚さ4mmとなるように塗工して制振遮
音層12aを形成した。さらに、その混合スラリー上に
緩衝層12bであるシート状のポリウレタンフォーム
(発泡倍率45倍、厚さ2mm)を載せ、ローラーによ
り軽く圧着した後、50℃に保たれた乾燥室内で24時
間乾燥して、図3に示した構成の6mm厚の制振遮音シ
ート12を得た。上記制振遮音シート12を使用して、
実施例1と同様にして床パネルを作製した。
【0050】(実施例3)変成シリコーン系接着剤に代
えて、ウレタン系接着剤(積水化学社製「エスダインU
−736」)を使用したこと以外は、実施例1と同様に
して制振遮音シートを得た後、この制振遮音シートから
実施例1と同様にして床パネルを作製した。尚、上記ウ
レタン系接着剤のJIS K6301に準拠した引張試
験(3号試験片、引張速度500mm/分)において、
10%伸長時の応力は12kg/cm2 であった。
【0051】(実施例4)変成シリコーン系接着剤(積
水化学社製「セキスイボンド#65」)をノズルから押
出しながら、直径約15mm、長さ50mm、縦横30
0mm間隔の点状に塗布したこと以外は、実施例1と同
様にして制振遮音シートを得た後、この制振遮音シート
から実施例1と同様にして床パネルを作製した。
【0052】(実施例5)床下地材と制振遮音シートと
の間を接着剤を用いずに置敷したこと以外は、実施例1
と同様にして制振遮音シートを得た後、この制振遮音シ
ートから実施例1と同様にして床パネルを作製した。
【0053】(実施例6)変成シリコーン系接着剤(積
水化学社製「セキスイボンド#65」)を櫛目ごてを用
いて全面塗布したこと以外は、実施例1と同様にして制
振遮音シートを得た後、この制振遮音シートから実施例
1と同様にして床パネルを作製した。
【0054】(比較例1)変成シリコーン系接着剤に代
えて、酢酸ビニルエマルジョン系接着剤(コニシ社製
「CH−18」)を櫛目ごてを用いて全面塗布したこと
以外は、実施例1と同様にして制振遮音シートを得た
後、この制振遮音シートから実施例1と同様にして床パ
ネルを作製した。尚、上記酢酸ビニルエマルジョン接着
剤のJIS K6301に準拠した引張試験(3号試験
片、引張速度500mm/分)において、10%伸長時
の応力は97kg/cm2 であった。
【0055】(比較例2)酢酸ビニルエマルジョン系接
着剤を、ノズルから押出しながら、直径約10mm、3
00mm間隔のビード状に塗布したこと以外は、比較例
1と同様にして制振遮音シートを得た後、この制振遮音
シートから実施例1と同様にして床パネルを作製した。
【0056】上記実施例及び比較例で得られた床パネル
をユニット住宅(積水化学社製「セキスイハイム」)の
2階床の梁上に固定した後、JIS A1418に準拠
して軽量床衝撃音レベルを測定し、その結果を表1及び
2に示した。
【0057】
【表1】
【0058】
【表2】
【0059】実施例は、比較例1及び2と比べて、25
0Hz以上の周波数領域において高い減衰効果を示し
た。実施例4は実施例1に比べて、弾性接着剤の塗布方
法が点状であるため空気層が多く存在し、その結果、よ
り高い減衰効果を示した。実施例5は、下地材と制振遮
音シートとの間が接着されたいないため、さらに高い減
衰効果を示した。
【0060】
【発明の効果】本発明の床パネルは、上述の通りであ
り、優れたな制振性能を有し、特に250Hz以上の高
周波数領域において高い減衰効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1で用いられる制振遮音シート
の構成を示す模式断面図である。
【図2】本発明の実施例1の床パネルの構成を示す模式
断面図である。
【図3】本発明の実施例2で用いられる制振遮音シート
の構成を示す模式断面図である。
【符号の説明】
11、12 制振遮音シート 11a、12a 制振遮音層 11b、12b 緩衝層 11c、12c 保護層 2 床仕上げ材 3 床下地材 4 床パネル
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04F 15/18 602 E04F 15/18 602E

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床下地材、制振遮音シート及び床仕上げ
    材がこの順序で積層された三層構造の積層体からなる床
    パネルであって、少なくとも1つの層間が、JIS K
    6301に規定された引張試験における10%伸長時の
    応力が20kg/cm2 以下である弾性接着剤により積
    層されていることを特徴とする床パネル。
  2. 【請求項2】 床下地材、制振遮音シート及び床仕上げ
    材がこの順序で積層された三層構造の積層体からなる床
    パネルであって、各層間が、JIS K6301に規定
    された引張試験における10%伸長時の応力が20kg
    /cm2 以下である弾性接着剤により積層されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の床パネル。
  3. 【請求項3】 三層構造の積層体における層間のうち、
    弾性接着剤により積層されている層間が、部分接着状態
    となされていることを特徴とする請求項1又は2記載の
    床パネル。
  4. 【請求項4】 部分接着状態が、ビード状、格子状及び
    /又は点状になされていることを特徴とする請求項3記
    載の床パネル。
  5. 【請求項5】 制振遮音シートと床下地材とが接着され
    ていないことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項
    に記載の床パネル。
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