JPH11148523A - ディスクブレーキのパッド間隙自動調整装置 - Google Patents
ディスクブレーキのパッド間隙自動調整装置Info
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- JPH11148523A JPH11148523A JP33250997A JP33250997A JPH11148523A JP H11148523 A JPH11148523 A JP H11148523A JP 33250997 A JP33250997 A JP 33250997A JP 33250997 A JP33250997 A JP 33250997A JP H11148523 A JPH11148523 A JP H11148523A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製作性、耐久性に優れたディスクブレー
キのパッド間隙自動調整機構を提供すること。 【解決手段】キャリパ2のリアクション部2b後方から
穿設したピン穴2gにピン19を固着し、パッド間隙自
動調整機構を構成するアジャストナット14(第二ネジ
部材)の後方周面を前記ピン19の先端周面に回転不
能、かつ滑動可能に係合させた。
キのパッド間隙自動調整機構を提供すること。 【解決手段】キャリパ2のリアクション部2b後方から
穿設したピン穴2gにピン19を固着し、パッド間隙自
動調整機構を構成するアジャストナット14(第二ネジ
部材)の後方周面を前記ピン19の先端周面に回転不
能、かつ滑動可能に係合させた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は機械的作動機構とパ
ッド間隙自動調整機構を具備するディスクブレーキに関
し、より詳細にはディスクブレーキのパッド間隙自動調
整装置に関する。
ッド間隙自動調整機構を具備するディスクブレーキに関
し、より詳細にはディスクブレーキのパッド間隙自動調
整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パッドの間隙自動調整機構付きのディス
クブレーキ装置は、特許掲載公報第2628325号や
特公昭63−35857号公報により知られている。こ
れらのディスクブレーキ装置は、キャリパの異径シリン
ダの大径側にピストンを嵌合し、液室内にアジャストボ
ルト及びアジャストナットで構成するパッド間隙自動調
整機構を配設し、液圧操作により制動作用及び間隙自動
調整作用を行うと共に、機械的作動操作により間隙自動
調整機構を介してピストンを押動し制動作用を行う構造
になっている。この種の間隙自動調整機構は、アジャス
トボルトに螺合したアジャストナットがピストンの有底
穴の底面にクラッチ係合し、アジャストボルトの他方が
直接またはアジャストボルトと同軸線上に配置したスリ
ーブピストンの小径部が異径シリンダの小径側に回転不
能で、かつ軸線方向に滑動自在に嵌合している。そし
て、パッドの摩擦材が摩耗した際のサービスブレーキ時
に、前記アジャストナットがアジャストボルトから螺出
して摩擦材の摩耗量分を補完し、パッドとロータの間隙
を自動調整する構造になっている。
クブレーキ装置は、特許掲載公報第2628325号や
特公昭63−35857号公報により知られている。こ
れらのディスクブレーキ装置は、キャリパの異径シリン
ダの大径側にピストンを嵌合し、液室内にアジャストボ
ルト及びアジャストナットで構成するパッド間隙自動調
整機構を配設し、液圧操作により制動作用及び間隙自動
調整作用を行うと共に、機械的作動操作により間隙自動
調整機構を介してピストンを押動し制動作用を行う構造
になっている。この種の間隙自動調整機構は、アジャス
トボルトに螺合したアジャストナットがピストンの有底
穴の底面にクラッチ係合し、アジャストボルトの他方が
直接またはアジャストボルトと同軸線上に配置したスリ
ーブピストンの小径部が異径シリンダの小径側に回転不
能で、かつ軸線方向に滑動自在に嵌合している。そし
て、パッドの摩擦材が摩耗した際のサービスブレーキ時
に、前記アジャストナットがアジャストボルトから螺出
して摩擦材の摩耗量分を補完し、パッドとロータの間隙
を自動調整する構造になっている。
【0003】前記の構造において、アジャストボルト又
はスリーブピストンを回転不能で、かつ軸線方向に滑動
自在に取着する手段として、前者(特許掲載公報第26
28325号)はアジャストボルトをキープレートに回
転不能で、かつ軸線方向に滑動自在に貫挿し、キープレ
ートの外周に設けた係合突起を異径シリンダの大径側の
底部側周壁に設けた係合溝に係合させ、止め輪で抜止め
状態に保持している。また後者(特公昭63−3585
7号公報)にあっては、スリーブピストンに植設したピ
ンを異径シリンダの大径部の底部に穿設した係合穴に貫
挿することで、スリーブピストンの回転を規制しつつ、
軸線方向に滑動自在に取着している。そしてアジャスト
ボルトはスリーブピストンにクラッチ係合で以て実質的
に一体化されている。
はスリーブピストンを回転不能で、かつ軸線方向に滑動
自在に取着する手段として、前者(特許掲載公報第26
28325号)はアジャストボルトをキープレートに回
転不能で、かつ軸線方向に滑動自在に貫挿し、キープレ
ートの外周に設けた係合突起を異径シリンダの大径側の
底部側周壁に設けた係合溝に係合させ、止め輪で抜止め
状態に保持している。また後者(特公昭63−3585
7号公報)にあっては、スリーブピストンに植設したピ
ンを異径シリンダの大径部の底部に穿設した係合穴に貫
挿することで、スリーブピストンの回転を規制しつつ、
軸線方向に滑動自在に取着している。そしてアジャスト
ボルトはスリーブピストンにクラッチ係合で以て実質的
に一体化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】既述したアジャストボ
ルト又はスリーブピストンを回転不能で、かつ軸線方向
に滑動自在に取着する手段にあっては、つぎのような共
通した問題点がある。 〈イ〉 異径シリンダの奥部に溝や穴を設ける必要があ
り、溝や穴を設ける加工が面倒であると共に加工がし難
い。 〈ロ〉 異径シリンダの奥部に設ける溝や穴が、液室内
に面しているので、バリを完全に除去しなければなら
ず、仕上げ加工に時間と手数がかかり厄介である。
ルト又はスリーブピストンを回転不能で、かつ軸線方向
に滑動自在に取着する手段にあっては、つぎのような共
通した問題点がある。 〈イ〉 異径シリンダの奥部に溝や穴を設ける必要があ
り、溝や穴を設ける加工が面倒であると共に加工がし難
い。 〈ロ〉 異径シリンダの奥部に設ける溝や穴が、液室内
に面しているので、バリを完全に除去しなければなら
ず、仕上げ加工に時間と手数がかかり厄介である。
【0005】本発明は以上の問題点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、製作性に優れ
たディスクブレーキのパッド間隙自動調整装置を提供す
ることにある。さらに本発明の他の目的は、耐久性に優
れたディスクブレーキのパッド間隙自動調整装置を提供
することにある。
されたもので、その目的とするところは、製作性に優れ
たディスクブレーキのパッド間隙自動調整装置を提供す
ることにある。さらに本発明の他の目的は、耐久性に優
れたディスクブレーキのパッド間隙自動調整装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
キャリパに形成された大径シリンダ内に滑嵌合してパッ
ドを押圧するピストンと、該ピストンを作動する流体室
に内蔵され、ディスクロータ及びパッド間の間隙を自動
的に調整する第一ネジ部材及び第二ネジ部材を具備する
パッド間隙自動調整機構と、該パッド間隙自動調整機構
に推力を与えてパットを押圧する機械的作動機構とが順
に配設され、前記第一ネジ部材又は第二ネジ部材の一方
の部材が前記ピストンの有底穴の底面にクラッチ係合す
ると共に、前記第二ネジ部材又は第一ネジ部材の他方の
部材を小径シリンダ穴に滑嵌合させて構成するディスク
ブレーキのパッド間隙自動調整装置において、キャリパ
に、前記小径シリンダ穴の側方に連通するピン穴を穿設
し、前記小径シリンダ穴に滑嵌合させた第二ネジ部材又
は第一ネジ部材の他方の部材の周面に軸線と平行な係合
溝を凹設し、前記ピン穴に先端部が断面円形を呈するピ
ンを固着すると共に、該ピンの先端部の周面に前記他方
のネジ部材の係合溝を回転不能、かつ滑動可能に係合さ
せたことを特徴とする、ディスクブレーキのパッド間隙
自動調整装置である。請求項2に係る発明は、請求項1
に記載のディスクブレーキのパッド間隙自動調整装置に
おいて、他方のネジ部材の係合溝がR溝又はテーパ溝で
あることを特徴とする、ディスクブレーキのパッド間隙
自動調整装置である。請求項3に係る発明は、キャリパ
に形成された大径シリンダ内に滑嵌合してパッドを押圧
するピストンと、該ピストンを作動する流体室に内蔵さ
れ、ディスクロータ及びパッド間の間隙を自動的に調整
する第一ネジ部材及び第二ネジ部材を具備するパッド間
隙自動調整機構と、該パッド間隙自動調整機構に推力を
与えてパットを押圧する機械的作動機構とが順に配設さ
れ、前記第一ネジ部材又は第二ネジ部材の一方の部材が
前記ピストンの有底穴の底面にクラッチ係合すると共
に、前記第二ネジ部材又は第一ネジ部材の他方の部材を
小径シリンダ穴に滑嵌合させて構成するディスクブレー
キのパッド間隙自動調整装置において、キャリパに、前
記小径シリンダ穴の側方に連通するピン穴を穿設し、前
記小径シリンダ穴に滑嵌合させた第二ネジ部材又は第一
ネジ部材の他方の部材の周面に平面を形成し、先端部の
周面に平面を形成したピンを前記ピン穴に挿入して固着
すると共に、該ピンの先端部の平面と前記他方のネジ部
材の平面を対面させて回転不能、かつ滑動可能に係合さ
せたことを特徴とする、ディスクブレーキのパッド間隙
自動調整装置である。請求項4に係る発明は、請求項1
乃至請求項3のいずれかに記載のディスクブレーキのパ
ッド間隙自動調整装置において、第一ネジ部材がアジャ
ストボルトで、第二ネジ部材がアジャストナットである
ことを特徴とする、ディスクブレーキのパッド間隙自動
調整装置である。請求項5に係る発明は、請求項1乃至
請求項3のいずれかに記載のディスクブレーキのパッド
間隙自動調整装置において、第一ネジ部材がアジャスト
ナットで、第二ネジ部材がアジャストボルトであること
を特徴とする、ディスクブレーキのパッド間隙自動調整
装置である。
キャリパに形成された大径シリンダ内に滑嵌合してパッ
ドを押圧するピストンと、該ピストンを作動する流体室
に内蔵され、ディスクロータ及びパッド間の間隙を自動
的に調整する第一ネジ部材及び第二ネジ部材を具備する
パッド間隙自動調整機構と、該パッド間隙自動調整機構
に推力を与えてパットを押圧する機械的作動機構とが順
に配設され、前記第一ネジ部材又は第二ネジ部材の一方
の部材が前記ピストンの有底穴の底面にクラッチ係合す
ると共に、前記第二ネジ部材又は第一ネジ部材の他方の
部材を小径シリンダ穴に滑嵌合させて構成するディスク
ブレーキのパッド間隙自動調整装置において、キャリパ
に、前記小径シリンダ穴の側方に連通するピン穴を穿設
し、前記小径シリンダ穴に滑嵌合させた第二ネジ部材又
は第一ネジ部材の他方の部材の周面に軸線と平行な係合
溝を凹設し、前記ピン穴に先端部が断面円形を呈するピ
ンを固着すると共に、該ピンの先端部の周面に前記他方
のネジ部材の係合溝を回転不能、かつ滑動可能に係合さ
せたことを特徴とする、ディスクブレーキのパッド間隙
自動調整装置である。請求項2に係る発明は、請求項1
に記載のディスクブレーキのパッド間隙自動調整装置に
おいて、他方のネジ部材の係合溝がR溝又はテーパ溝で
あることを特徴とする、ディスクブレーキのパッド間隙
自動調整装置である。請求項3に係る発明は、キャリパ
に形成された大径シリンダ内に滑嵌合してパッドを押圧
するピストンと、該ピストンを作動する流体室に内蔵さ
れ、ディスクロータ及びパッド間の間隙を自動的に調整
する第一ネジ部材及び第二ネジ部材を具備するパッド間
隙自動調整機構と、該パッド間隙自動調整機構に推力を
与えてパットを押圧する機械的作動機構とが順に配設さ
れ、前記第一ネジ部材又は第二ネジ部材の一方の部材が
前記ピストンの有底穴の底面にクラッチ係合すると共
に、前記第二ネジ部材又は第一ネジ部材の他方の部材を
小径シリンダ穴に滑嵌合させて構成するディスクブレー
キのパッド間隙自動調整装置において、キャリパに、前
記小径シリンダ穴の側方に連通するピン穴を穿設し、前
記小径シリンダ穴に滑嵌合させた第二ネジ部材又は第一
ネジ部材の他方の部材の周面に平面を形成し、先端部の
周面に平面を形成したピンを前記ピン穴に挿入して固着
すると共に、該ピンの先端部の平面と前記他方のネジ部
材の平面を対面させて回転不能、かつ滑動可能に係合さ
せたことを特徴とする、ディスクブレーキのパッド間隙
自動調整装置である。請求項4に係る発明は、請求項1
乃至請求項3のいずれかに記載のディスクブレーキのパ
ッド間隙自動調整装置において、第一ネジ部材がアジャ
ストボルトで、第二ネジ部材がアジャストナットである
ことを特徴とする、ディスクブレーキのパッド間隙自動
調整装置である。請求項5に係る発明は、請求項1乃至
請求項3のいずれかに記載のディスクブレーキのパッド
間隙自動調整装置において、第一ネジ部材がアジャスト
ナットで、第二ネジ部材がアジャストボルトであること
を特徴とする、ディスクブレーキのパッド間隙自動調整
装置である。
【0007】
【発明の実施の形態1】以下図面を参照しながら本発明
の一実施の形態について説明する。
の一実施の形態について説明する。
【0008】〈イ〉ディスクブレーキの全体構成 図1は本発明に係る機械的作動機構とパッド間隙自動調
整機構を内蔵したディスクブレーキの中央断面図で、キ
ャリパ2が図示しない非回転部に固定されるキャリヤ1
に、ロータ3の周方向に離隔する2箇所の案内機構で以
てロータ3の軸方向に可動的に支持される。キャリパ2
はアクチュエータ部2aと、ロータ周方向に離隔した二
又状の爪部を形成したリアクション部2bと、ロータ3
を跨いで両者2a,2bの間を連結するブリッジ部2c
とから成る。
整機構を内蔵したディスクブレーキの中央断面図で、キ
ャリパ2が図示しない非回転部に固定されるキャリヤ1
に、ロータ3の周方向に離隔する2箇所の案内機構で以
てロータ3の軸方向に可動的に支持される。キャリパ2
はアクチュエータ部2aと、ロータ周方向に離隔した二
又状の爪部を形成したリアクション部2bと、ロータ3
を跨いで両者2a,2bの間を連結するブリッジ部2c
とから成る。
【0009】アクチュエータ部2a内には、ピストン組
立体7を摺動自在に収容する大径シリンダ2dと、アジ
ャストナット組立体13を構成する第二ネジ部材として
のアジャストナット14の後方を摺動自在に収容する小
径シリンダ2eとが同軸線上に形成されている。アクチ
ュエータ部2aには、小径シリンダ2eの後部側方と連
通し、該シリンダ2eの軸線と平行なピン穴2gが穿設
されている。
立体7を摺動自在に収容する大径シリンダ2dと、アジ
ャストナット組立体13を構成する第二ネジ部材として
のアジャストナット14の後方を摺動自在に収容する小
径シリンダ2eとが同軸線上に形成されている。アクチ
ュエータ部2aには、小径シリンダ2eの後部側方と連
通し、該シリンダ2eの軸線と平行なピン穴2gが穿設
されている。
【0010】アクチュエータ部2aの最奥部には、小径
シリンダ2eと連通し、かつ小径シリンダ2eの直交方
向に向けてカムシャフト穴2fが形成されていて、この
カムシャフト穴2f内にはカムシャフト22が軸受23
を介して回転自在に収容されている。カムシャフト22
には偏心溝22aが形成され、プッシュロッド24がこ
の偏心溝22aと後述するヘッド15の係合穴15cと
の間に介挿されている。アクチュエータ部2aから突出
するカムシャフト22の端部にはパーキングブレーキ操
作力が伝達されるブレーキレバー(図示せず)が固定さ
れている。
シリンダ2eと連通し、かつ小径シリンダ2eの直交方
向に向けてカムシャフト穴2fが形成されていて、この
カムシャフト穴2f内にはカムシャフト22が軸受23
を介して回転自在に収容されている。カムシャフト22
には偏心溝22aが形成され、プッシュロッド24がこ
の偏心溝22aと後述するヘッド15の係合穴15cと
の間に介挿されている。アクチュエータ部2aから突出
するカムシャフト22の端部にはパーキングブレーキ操
作力が伝達されるブレーキレバー(図示せず)が固定さ
れている。
【0011】ロータ3の両側にはインナパッド4とアウ
タパッド5が配設され、両パッド4,5のロータ周方向
両端部がキャリヤ1のレール上に摺動可能に装架されて
いる。 各々のパッド4,5の裏板側には制動時の鳴き
を抑制するシム6a,6bが夫々設けられている。
タパッド5が配設され、両パッド4,5のロータ周方向
両端部がキャリヤ1のレール上に摺動可能に装架されて
いる。 各々のパッド4,5の裏板側には制動時の鳴き
を抑制するシム6a,6bが夫々設けられている。
【0012】〈ロ〉ピストン組立体 図2にピストン組立体7の断面図を示す。ピストン組立
体7はピストン8と、第一ネジ部材としてのアジャスト
ボルト9と、二枚の低摩擦部材10a,10bと、第一
バネ手段11とシール部材12とを具備している。本例
においては、ピストン8を除いたアジャストボルト9、
二枚の低摩擦部材10a,10b、第一バネ手段11、
シール部材12とによりサブアッシー化した第一ネジ部
材組立体としてのアジャストボルト組立体を構成し、こ
のアジャストボルト組立体をピストン8に組み付けてア
ッシー化したピストン組立体7を構成している。
体7はピストン8と、第一ネジ部材としてのアジャスト
ボルト9と、二枚の低摩擦部材10a,10bと、第一
バネ手段11とシール部材12とを具備している。本例
においては、ピストン8を除いたアジャストボルト9、
二枚の低摩擦部材10a,10b、第一バネ手段11、
シール部材12とによりサブアッシー化した第一ネジ部
材組立体としてのアジャストボルト組立体を構成し、こ
のアジャストボルト組立体をピストン8に組み付けてア
ッシー化したピストン組立体7を構成している。
【0013】[ピストン]ピストン8は大略カップ状を
していて、図面右半の大径穴8aの内周面に軸線方向に
向けて複数の軸溝8bが形成されている。この軸溝8b
はエアー抜きを容易にするために大径穴8aの奥の円錐
面8cまで達している。ピストン8の大径穴8aの底部
には小径盲穴8dが穿設されている。小径盲穴8d内で
アジャストボルト9の摺動を円滑にするため、小径盲穴
8dから外部に連通する通し穴8eが設けられている。
大径穴8aの軸線方向中間部には、第一バネ手段11の
一部を掛止する環状溝8fが形成されている。
していて、図面右半の大径穴8aの内周面に軸線方向に
向けて複数の軸溝8bが形成されている。この軸溝8b
はエアー抜きを容易にするために大径穴8aの奥の円錐
面8cまで達している。ピストン8の大径穴8aの底部
には小径盲穴8dが穿設されている。小径盲穴8d内で
アジャストボルト9の摺動を円滑にするため、小径盲穴
8dから外部に連通する通し穴8eが設けられている。
大径穴8aの軸線方向中間部には、第一バネ手段11の
一部を掛止する環状溝8fが形成されている。
【0014】[アジャストボルト]アジャストボルト9
は、周面にシール部材12を嵌着してピストン8の小径
盲穴8dに滑合する軸部9aと、ピストン8の円錐面8
cにクラッチ係合する円錐部9bと、アジャストナット
14に螺合する多条おねじ部9cとを備えている。アジ
ャストボルト9の多条おねじ部9c側の軸部には、円盤
状の低摩擦部材10a,10bが嵌装され、環状溝8f
に嵌着した第一バネ手段11が前記低摩擦部材10a,
10bを円錐部9bの裏面へ接面するように付勢してい
る。
は、周面にシール部材12を嵌着してピストン8の小径
盲穴8dに滑合する軸部9aと、ピストン8の円錐面8
cにクラッチ係合する円錐部9bと、アジャストナット
14に螺合する多条おねじ部9cとを備えている。アジ
ャストボルト9の多条おねじ部9c側の軸部には、円盤
状の低摩擦部材10a,10bが嵌装され、環状溝8f
に嵌着した第一バネ手段11が前記低摩擦部材10a,
10bを円錐部9bの裏面へ接面するように付勢してい
る。
【0015】[低摩擦部材]低摩擦部材10a,10b
は平ワッシャの表面に低摩擦の被膜層を形成し摩擦面の
摩擦係数を小さくした部材で、その積層枚数は図示した
二枚に限定されない。 要はアジャストボルト9がその
円錐クラッチ係合が解除されたとき軽く回転する機能を
有すればよいから、低摩擦部材10a,10bに代えて
従来の如くスラストベアリングを適用してもよい。
は平ワッシャの表面に低摩擦の被膜層を形成し摩擦面の
摩擦係数を小さくした部材で、その積層枚数は図示した
二枚に限定されない。 要はアジャストボルト9がその
円錐クラッチ係合が解除されたとき軽く回転する機能を
有すればよいから、低摩擦部材10a,10bに代えて
従来の如くスラストベアリングを適用してもよい。
【0016】[第一バネ手段]図2,3に示す如く第一
バネ手段11は、ピストン8から反力を得てアジャスト
ボルト9の円錐部9bをピストン8の円錐面8cにクラ
ッチ係合させる方向に常時付勢するバネ手段で、リング
体の一部を切り欠き、アジャストボルト9の環状溝9d
に嵌着する嵌着部11aと、嵌着部11aの側縁から放
射状に延設した複数の延出片11bと、各延出片11b
の径方向端部を嵌着部11aへ向けて折り返して形成
し、ピストン8の環状溝8fに掛止する掛止部11c
と、掛止部11cの先端部を折曲して形成し、低摩擦部
材10a,10bをアジャストボルト9の円錐部9bの
裏面に付勢する予負荷部11dとを具備している。
バネ手段11は、ピストン8から反力を得てアジャスト
ボルト9の円錐部9bをピストン8の円錐面8cにクラ
ッチ係合させる方向に常時付勢するバネ手段で、リング
体の一部を切り欠き、アジャストボルト9の環状溝9d
に嵌着する嵌着部11aと、嵌着部11aの側縁から放
射状に延設した複数の延出片11bと、各延出片11b
の径方向端部を嵌着部11aへ向けて折り返して形成
し、ピストン8の環状溝8fに掛止する掛止部11c
と、掛止部11cの先端部を折曲して形成し、低摩擦部
材10a,10bをアジャストボルト9の円錐部9bの
裏面に付勢する予負荷部11dとを具備している。
【0017】〈ハ〉アジャストナット組立体 図4に第二ネジ部材組立体としてのアジャストナット組
立体13の断面図を示す。アジャストナット組立体13
は、第二ネジ部材としてのアジャストナット14と、第
二バネ手段16としての保持部材16a及びコイルバネ
17とから成る。
立体13の断面図を示す。アジャストナット組立体13
は、第二ネジ部材としてのアジャストナット14と、第
二バネ手段16としての保持部材16a及びコイルバネ
17とから成る。
【0018】本例のアジャストナット14は、外形のヘ
ッダー加工が容易なナット本体14aとヘッド15の二
分割体で構成し、両者14a,15が回転不能で、か
つ、軸線方向に滑動不能又は滑動可能に連結されてい
る。両者14a,15は取扱性の面から軸線方向に滑動
不能に連結することが望ましい。尚、両者14a,15
を一体で形成してもよいことは勿論である。
ッダー加工が容易なナット本体14aとヘッド15の二
分割体で構成し、両者14a,15が回転不能で、か
つ、軸線方向に滑動不能又は滑動可能に連結されてい
る。両者14a,15は取扱性の面から軸線方向に滑動
不能に連結することが望ましい。尚、両者14a,15
を一体で形成してもよいことは勿論である。
【0019】ナット本体14aの環状溝14dに掛止さ
せた保持部材16aと、ナット本体14aのフランジ部
14eとの間にコイルバネ17が縮設されている。
せた保持部材16aと、ナット本体14aのフランジ部
14eとの間にコイルバネ17が縮設されている。
【0020】[ナット本体]ナット本体14aは軸心の
左方に多条めねじ14bが形成され、右方には六角穴1
4cが形成されている。ナット本体14aの外周の左方
には、保持部材16aの嵌着部16bを嵌着させる環状
溝14dが形成され、右方には外方に突出したフランジ
部14eが形成されている。
左方に多条めねじ14bが形成され、右方には六角穴1
4cが形成されている。ナット本体14aの外周の左方
には、保持部材16aの嵌着部16bを嵌着させる環状
溝14dが形成され、右方には外方に突出したフランジ
部14eが形成されている。
【0021】[ヘッド]ヘッド15はその左方に六角軸
部15aを形成し、前記ナット本体14aの六角穴14
cに係合する。ヘッド15の中間部の外周には、小径シ
リンダ2eをシールするシール部材18が装着されてい
る。ヘッド15の軸心にはプッシュロッド24の左端と
係合する係合穴15cが形成されている。本発明による
ヘッド15の右方外周には、その軸線方向に沿って複数
の係合溝15bがヘッダー加工により形成されている。
係合溝15bはピン19の先端と回転を不能とし、か
つ、軸方向の滑動を可能に嵌合するための溝で、その断
面形状は図6に示すR溝に限定されるものではない。
部15aを形成し、前記ナット本体14aの六角穴14
cに係合する。ヘッド15の中間部の外周には、小径シ
リンダ2eをシールするシール部材18が装着されてい
る。ヘッド15の軸心にはプッシュロッド24の左端と
係合する係合穴15cが形成されている。本発明による
ヘッド15の右方外周には、その軸線方向に沿って複数
の係合溝15bがヘッダー加工により形成されている。
係合溝15bはピン19の先端と回転を不能とし、か
つ、軸方向の滑動を可能に嵌合するための溝で、その断
面形状は図6に示すR溝に限定されるものではない。
【0022】[第二バネ手段を構成する保持部材]図
4,5に示す如く保持部材16aは、リング体の一部を
切欠き、ナット本体14aの環状溝14dに嵌着される
嵌着部16bと、これから放射状に延設した複数の延出
片16cと、各延出片16cの先端部を外側に向けて折
り返して形成し、キャリパ2の大径シリンダ2d奥部の
環状溝2hに掛止する掛止部16dと、コイルバネ17
の片側座巻部を抱持する複数の抱持部16eが形成され
ている。 保持部材16aの抱持部16eとナット本体
14aのフランジ部14eとの間に縮設されたコイルバ
ネ17の付勢力は、前記第一バネ手段11より大きく設
定されている。尚、抱持部16eを省略し、延出片16
cの立上部でコイルバネ17の片側座巻部を抱持するよ
うにしてもよい。
4,5に示す如く保持部材16aは、リング体の一部を
切欠き、ナット本体14aの環状溝14dに嵌着される
嵌着部16bと、これから放射状に延設した複数の延出
片16cと、各延出片16cの先端部を外側に向けて折
り返して形成し、キャリパ2の大径シリンダ2d奥部の
環状溝2hに掛止する掛止部16dと、コイルバネ17
の片側座巻部を抱持する複数の抱持部16eが形成され
ている。 保持部材16aの抱持部16eとナット本体
14aのフランジ部14eとの間に縮設されたコイルバ
ネ17の付勢力は、前記第一バネ手段11より大きく設
定されている。尚、抱持部16eを省略し、延出片16
cの立上部でコイルバネ17の片側座巻部を抱持するよ
うにしてもよい。
【0023】そして、アジャストナット14の押し引き
操作で以て第二バネ手段16を構成する保持部材16a
の掛止部16dを被取付部材である大径シリンダ2dの
環状溝2hに掛止及び離脱可能な係止構造を採用するこ
とで、アジャストナット組立体13の着脱作業が簡単に
なる。
操作で以て第二バネ手段16を構成する保持部材16a
の掛止部16dを被取付部材である大径シリンダ2dの
環状溝2hに掛止及び離脱可能な係止構造を採用するこ
とで、アジャストナット組立体13の着脱作業が簡単に
なる。
【0024】〈ニ〉シール部材 図1に示す如く、キャリパ2の大径シリンダ2dの口元
部には、シール機能とピストン8の戻り機能を併有する
シール部材20が配設されている。
部には、シール機能とピストン8の戻り機能を併有する
シール部材20が配設されている。
【0025】〈ホ〉ダストカバー 図1中の符号21はダストカバーで、大径シリンダ2d
内への異物の侵入を防止している。
内への異物の侵入を防止している。
【0026】〈ヘ〉ピン 図7に示すようにピン19は、頭部19aと一体に断面
円形の軸部19bを形成していると共に、その首下に半
球面又はテーパー面19dとセレーション部19cを夫
々形成している。図8に示すようにピン19はキャリパ
2のアクチュエータ部2aに穿設したピン穴2gに圧入
され、セレーション部19cが穴壁に食い込むことで固
着される。 ピン19の首下の半球面又はテーパー面1
9dがピン穴2gの入口面に密着することで、ピン19
とピン穴2g間に高いシール性が確保される。図6はヘ
ッド15の係合溝15bとピン19先端部の係合状態を
示す断面図で、ピン19の先端部の円形周面がヘッド1
5の係合溝15bに僅かに隙間を存して嵌入している。
円形の軸部19bを形成していると共に、その首下に半
球面又はテーパー面19dとセレーション部19cを夫
々形成している。図8に示すようにピン19はキャリパ
2のアクチュエータ部2aに穿設したピン穴2gに圧入
され、セレーション部19cが穴壁に食い込むことで固
着される。 ピン19の首下の半球面又はテーパー面1
9dがピン穴2gの入口面に密着することで、ピン19
とピン穴2g間に高いシール性が確保される。図6はヘ
ッド15の係合溝15bとピン19先端部の係合状態を
示す断面図で、ピン19の先端部の円形周面がヘッド1
5の係合溝15bに僅かに隙間を存して嵌入している。
【0027】〈ト〉プッシュロッド 図1に示す如く、カムシャフト22に形成した偏心溝2
2aとヘッド15の係合穴15cとの間には、プッシュ
ロッド24が介挿されていて、カムシャフト22の回転
力を推進力に変換し、この推進力をアジャストナット1
4、アジャストボルト9を介してピストン8へ伝達でき
るようになっている。
2aとヘッド15の係合穴15cとの間には、プッシュ
ロッド24が介挿されていて、カムシャフト22の回転
力を推進力に変換し、この推進力をアジャストナット1
4、アジャストボルト9を介してピストン8へ伝達でき
るようになっている。
【0028】
【作用】つぎにディスクブレーキの作動について説明す
る。
る。
【0029】〈イ〉サービスブレーキ作動 シール部材12,18,20で画成された流体室25を
加圧すると、ピストン8の進出に伴いインナパッド4が
ロータ3の片面を押圧する。その反力によりキャリパ2
が退動し、リアクション部2bがアウタパッド5をロー
タ3の反対面に押圧する。このように両パッド4,5が
ロータ3を挟圧することで、回転しているロータ3を制
動する。
加圧すると、ピストン8の進出に伴いインナパッド4が
ロータ3の片面を押圧する。その反力によりキャリパ2
が退動し、リアクション部2bがアウタパッド5をロー
タ3の反対面に押圧する。このように両パッド4,5が
ロータ3を挟圧することで、回転しているロータ3を制
動する。
【0030】〈ロ〉パーキングブレーキ作動 図外のブレーキレバーによりカムシャフト22を図1に
おける時計方向に回転すると、プッシュロッド24、ア
ジャストナット組立体13、アジャストボルト9、ピス
トン8の順に作用力が伝達されてピストン8が前進す
る。以降のブレーキ作動は前述したサービスブレーキ作
動と同じにつき説明を省略する。
おける時計方向に回転すると、プッシュロッド24、ア
ジャストナット組立体13、アジャストボルト9、ピス
トン8の順に作用力が伝達されてピストン8が前進す
る。以降のブレーキ作動は前述したサービスブレーキ作
動と同じにつき説明を省略する。
【0031】ところで、アジャストナット14を回転不
能、かつその軸線方向に滑動可能に取着する手段とし
て、アジャストナット14とピン19の両周面に夫々ス
プラインやセレーションの如き多数の歯を形成し、これ
らの歯を噛合させる方法が考えられるが、以下の理由か
ら採用できない。
能、かつその軸線方向に滑動可能に取着する手段とし
て、アジャストナット14とピン19の両周面に夫々ス
プラインやセレーションの如き多数の歯を形成し、これ
らの歯を噛合させる方法が考えられるが、以下の理由か
ら採用できない。
【0032】ディスクブレーキ装置は自己サーボ性を有
しないので、パーキングブレーキ作動時に所定の制動力
を確保するには、第二ネジ部材であるアジャストナット
14及び第一ネジ部材であるアジャストボルト9に作用
する推力を大きくしてロータへの押圧力を大きくしなけ
ればならない。この推力はアジャストナット14及びア
ジャストボルト9の螺合部に回転力として作用するため
に、前記アジャストナット14とピン19の噛合部の歯
が変形したり折損する危険がある。噛合する両歯を大き
く設計すれば噛合部の荷重負担を軽減できるが、歯の形
状はレイアウト面の制約から余り大きく設計できず、歯
の根本部の強度を確保することが技術的に難しい。また
ピン19とアジャストナット14の両部材の周面に多数
の歯を形成する必要があり、加工に気付かいを要すると
いう難点もある。
しないので、パーキングブレーキ作動時に所定の制動力
を確保するには、第二ネジ部材であるアジャストナット
14及び第一ネジ部材であるアジャストボルト9に作用
する推力を大きくしてロータへの押圧力を大きくしなけ
ればならない。この推力はアジャストナット14及びア
ジャストボルト9の螺合部に回転力として作用するため
に、前記アジャストナット14とピン19の噛合部の歯
が変形したり折損する危険がある。噛合する両歯を大き
く設計すれば噛合部の荷重負担を軽減できるが、歯の形
状はレイアウト面の制約から余り大きく設計できず、歯
の根本部の強度を確保することが技術的に難しい。また
ピン19とアジャストナット14の両部材の周面に多数
の歯を形成する必要があり、加工に気付かいを要すると
いう難点もある。
【0033】本発明は、アジャストナット14を構成す
るヘッド15の周面側だけに係合溝15bを設け、この
係合溝15bに何等加工をしていないピン19の先端部
を嵌合することで、パーキングブレーキ作動時に嵌合部
に作用する荷重(回転力)負担を軽減することができ
る。
るヘッド15の周面側だけに係合溝15bを設け、この
係合溝15bに何等加工をしていないピン19の先端部
を嵌合することで、パーキングブレーキ作動時に嵌合部
に作用する荷重(回転力)負担を軽減することができ
る。
【0034】〈ハ〉パッド間隙自動調整作動 サービスブレーキ作動時、アジャストボルト9はピスト
ン8と一緒に前進する。 一方アジャストナット14は
キャリパ2と一緒に後退する。今、パッド4,5の摩擦
材の摩耗量がアジャストボルト9とアジャストナット1
4との螺合部のバックラッシュを超えていると、アジャ
ストボルト9の円錐クラッチ面(図2におけるピストン
8の円錐面8cとアジャストボルト9の円錐部9bとの
当接面)が滑って回転し、アジャストナット14から螺
出する。
ン8と一緒に前進する。 一方アジャストナット14は
キャリパ2と一緒に後退する。今、パッド4,5の摩擦
材の摩耗量がアジャストボルト9とアジャストナット1
4との螺合部のバックラッシュを超えていると、アジャ
ストボルト9の円錐クラッチ面(図2におけるピストン
8の円錐面8cとアジャストボルト9の円錐部9bとの
当接面)が滑って回転し、アジャストナット14から螺
出する。
【0035】尚、アジャストボルト9のシール部材12
に所定圧が作用すると、該アジャストボルト9の円錐ク
ラッチ面の摩擦力が急増して回転不能となるから、コイ
ルバネ17が撓み、アジャストナット14がアジャスト
ボルト9と一体に共動し、各部品に何ら悪影響を及ぼす
ことなく自動調整作用は停止する。これにより、キャリ
パ2やパッド4,5等の弾性変形は拾わない。
に所定圧が作用すると、該アジャストボルト9の円錐ク
ラッチ面の摩擦力が急増して回転不能となるから、コイ
ルバネ17が撓み、アジャストナット14がアジャスト
ボルト9と一体に共動し、各部品に何ら悪影響を及ぼす
ことなく自動調整作用は停止する。これにより、キャリ
パ2やパッド4,5等の弾性変形は拾わない。
【0036】次いで、ブレーキを解除すると、ピストン
8のシール部材20のロールバック力により、ピストン
8とアジャストボルト9が、該ボルト9のバックラッシ
ュ分だけ戻され、常にパッド間隙を一定に保つ。
8のシール部材20のロールバック力により、ピストン
8とアジャストボルト9が、該ボルト9のバックラッシ
ュ分だけ戻され、常にパッド間隙を一定に保つ。
【0037】パッド間隙自動調整作動時、ヘッド15、
すなわちアジャストナット14に作用する回転力は、ピ
ン19で支持され、アジャストナット14は回転不能の
状態に保たれる。
すなわちアジャストナット14に作用する回転力は、ピ
ン19で支持され、アジャストナット14は回転不能の
状態に保たれる。
【0038】〈ニ〉アジャストナットとピンの係合部の
機能について ピン19はキャリパ2のピン穴2gに圧入して固着され
ている。アジャストナット14、すなわちヘッド15の
一部の係合溝15bは、ピン19の先端部と回転不能
で、かつ、軸方向へ滑動可能に係合している。
機能について ピン19はキャリパ2のピン穴2gに圧入して固着され
ている。アジャストナット14、すなわちヘッド15の
一部の係合溝15bは、ピン19の先端部と回転不能
で、かつ、軸方向へ滑動可能に係合している。
【0039】前記したパッド間隙自動調整作動時は、ヘ
ッド15に回転力が作用するが、ピン19が係合溝15
bに当接してヘッド15の回転を阻止する。ヘッド15
はその係合溝15bがピン19の半径とほぼ同じ曲率の
円弧状に形成されて応力集中に耐え得るだけの母材が残
っており、またピン19の先端は周面に欠損のない断面
円形を呈しているため、係合溝15bとピン19の係合
部に回転力が作用しても、係合溝15b及びピン19共
に変形や折損を生じる虞はない。
ッド15に回転力が作用するが、ピン19が係合溝15
bに当接してヘッド15の回転を阻止する。ヘッド15
はその係合溝15bがピン19の半径とほぼ同じ曲率の
円弧状に形成されて応力集中に耐え得るだけの母材が残
っており、またピン19の先端は周面に欠損のない断面
円形を呈しているため、係合溝15bとピン19の係合
部に回転力が作用しても、係合溝15b及びピン19共
に変形や折損を生じる虞はない。
【0040】またパーキングブレーキ作動時は、ヘッド
15の係合溝15bとピン19が平行に位置するため、
ピン19がヘッド15、すなわちアジャストナット組立
体13の摺動を阻害しない。
15の係合溝15bとピン19が平行に位置するため、
ピン19がヘッド15、すなわちアジャストナット組立
体13の摺動を阻害しない。
【0041】
【発明の実施の形態2】以降に他の実施の形態について
説明するが、説明に際して既述した実施の形態と同一の
部位は同一の符号を付してその説明を省略する。図9は
ヘッド15の係合溝15bをヘッダー加工により断面テ
ーパ形状にしたもので、ピン19の断面円形の軸部19
b先端部を、回転不能で、かつ軸線方向に滑動可能に嵌
合させることは前記した実施の形態と同様である。本例
にあっても、ピン19が当接する係合溝15bの当接位
置をヘッド15の軸線方向に寄せられるので、リアクシ
ョン部2bの重量の変動を小さく抑えられるという利点
がある。
説明するが、説明に際して既述した実施の形態と同一の
部位は同一の符号を付してその説明を省略する。図9は
ヘッド15の係合溝15bをヘッダー加工により断面テ
ーパ形状にしたもので、ピン19の断面円形の軸部19
b先端部を、回転不能で、かつ軸線方向に滑動可能に嵌
合させることは前記した実施の形態と同様である。本例
にあっても、ピン19が当接する係合溝15bの当接位
置をヘッド15の軸線方向に寄せられるので、リアクシ
ョン部2bの重量の変動を小さく抑えられるという利点
がある。
【0042】
【発明の実施の形態3】図10はヘッド15端部の外周
面を複数の平面15dで形成する断面多角形状にすると
共に、ピン19の先端部のみ又は軸部の圧入部近くまで
平面19eを形成し、これらの両部材15,19の平面
15d,19eを対面させて、ヘッド15を回転不能、
かつ軸方向に滑動可能に係合させても良い。本例にあっ
て、対面させた両部材15,19の平面15d,19e
が面接触するので、ヘッド15とピン19の変形や折損
に対する耐力がさらに向上するという利点がある。
面を複数の平面15dで形成する断面多角形状にすると
共に、ピン19の先端部のみ又は軸部の圧入部近くまで
平面19eを形成し、これらの両部材15,19の平面
15d,19eを対面させて、ヘッド15を回転不能、
かつ軸方向に滑動可能に係合させても良い。本例にあっ
て、対面させた両部材15,19の平面15d,19e
が面接触するので、ヘッド15とピン19の変形や折損
に対する耐力がさらに向上するという利点がある。
【0043】
【発明の実施の形態4】図11はピン19の他の固着手
段を示す。前記実施の形態1ではピン19を圧入して固
着したが、ピン19の首下軸部に雄ネジ19fを形成
し、ピン穴2gに雌ネジ2iを設けて、ネジによる締め
込みを採用してもよい。
段を示す。前記実施の形態1ではピン19を圧入して固
着したが、ピン19の首下軸部に雄ネジ19fを形成
し、ピン穴2gに雌ネジ2iを設けて、ネジによる締め
込みを採用してもよい。
【0044】
【発明の実施の形態5】アジャストボルト9とアジャス
トナット14の左右配置を逆に配設することも容易に行
なえる。この場合には、アジャストボルト9が第二ネジ
部材で、アジャストナット14が第一ネジ部材となる。
トナット14の左右配置を逆に配設することも容易に行
なえる。この場合には、アジャストボルト9が第二ネジ
部材で、アジャストナット14が第一ネジ部材となる。
【0045】すなわち、ピストン8の有底穴の底面側に
アジャストナット14をクラッチ係合させると共に、ア
ジャストボルト9を小径シリンダ2e内に回転不能、か
つ液密に滑嵌合させる。この場合は、ピストン8内に掛
止させた第一バネ手段11でアジャストナット14(第
一ネジ部材)を保持すると共に、第二バネ手段16a,
17でアジャストボルト9(第二ネジ部材)を保持する
ことになる。
アジャストナット14をクラッチ係合させると共に、ア
ジャストボルト9を小径シリンダ2e内に回転不能、か
つ液密に滑嵌合させる。この場合は、ピストン8内に掛
止させた第一バネ手段11でアジャストナット14(第
一ネジ部材)を保持すると共に、第二バネ手段16a,
17でアジャストボルト9(第二ネジ部材)を保持する
ことになる。
【0046】
【発明の実施の形態6】本発明は機械的作動機構とパッ
ド間隙自動調整機構を具備するディスクブレーキであれ
ば適用することができるものであって、図示したタイプ
のディスクブレーキに限定されるものではない。
ド間隙自動調整機構を具備するディスクブレーキであれ
ば適用することができるものであって、図示したタイプ
のディスクブレーキに限定されるものではない。
【0047】
【発明の効果】本発明は次のような効果を得ることがで
きる。
きる。
【0048】〈イ〉 異径シリンダの奥部に溝や穴を設
ける必要がなくなり、シリンダに特別な加工を必要とし
ない。
ける必要がなくなり、シリンダに特別な加工を必要とし
ない。
【0049】〈ロ〉 第一ネジ部材または第二ネジ部材
の周面に簡単なヘッダー加工を施すだけで済み、製作性
に優れたディスクブレーキのパッド間隙自動調整装置を
得ることができる。
の周面に簡単なヘッダー加工を施すだけで済み、製作性
に優れたディスクブレーキのパッド間隙自動調整装置を
得ることができる。
【0050】〈ハ〉 第一ネジ部材または第二ネジ部材
の周面に設けた係合溝に、ピンの円形周面を係合させる
ので、係合溝とピンの係合部に回転力が作用したときの
耐力に優れ、係合溝及びピンの変形や折損を効果的に回
避できる。
の周面に設けた係合溝に、ピンの円形周面を係合させる
ので、係合溝とピンの係合部に回転力が作用したときの
耐力に優れ、係合溝及びピンの変形や折損を効果的に回
避できる。
【0051】〈ニ〉 第一ネジ部材または第二ネジ部材
の周面に設けた平面と、ピンの周面に形成した平面を対
面させて係合させた場合も、係合溝とピンの係合部に回
転力が作用したときの耐力に優れ、係合溝及びピンの変
形や折損を効果的に回避できる。
の周面に設けた平面と、ピンの周面に形成した平面を対
面させて係合させた場合も、係合溝とピンの係合部に回
転力が作用したときの耐力に優れ、係合溝及びピンの変
形や折損を効果的に回避できる。
【0052】〈ホ〉 流体室内に特別な追加工を必要と
しないから、バリの除去に従来以上の注意を払わなくて
済む。
しないから、バリの除去に従来以上の注意を払わなくて
済む。
【図1】 本発明に係るディスクブレーキ装置の中央断
面図
面図
【図2】 ピストン組立体の断面図
【図3】 第一バネ手段の斜視図
【図4】 アジャストナット組立体の断面図
【図5】 第二バネ手段の斜視図
【図6】 図1のVI−VI断面図
【図7】 アジャストナット及びピンの斜視図
【図8】 ピンの固着部の部分断面図
【図9】 他のヘッドとピンの係合構造を示す係合部の
部分断面図
部分断面図
【図10】 平面を対面させた他のヘッドとピンの係合
部の部分断面図
部の部分断面図
【図11】 他のピンの固着手段を示すアクチュエータ
部の部分断面図
部の部分断面図
1 キャリヤ 2 キャリパ 2a アクチュエータ部 2b リアクション部 2c ブリッジ部 2d 大径シリンダ 2e 小径シリンダ 2f カムシャフト穴 2g ピン穴 2h 大径シリンダの環状溝 2i ピン穴の雌ネジ 3 ロータ 4 インナパッド 5 アウタパッド 6a,6b シム 7 ピストン組立体 8 ピストン 8a ピストンの大径穴 8b ピストンの軸溝 8c ピストンの円錐面 8d ピストンの小径盲穴 8e ピストンの通し穴 8f ピストンの環状溝 9 アジャストボルト(第一ネジ部材又は第
二ネジ部材) 9a アジャストボルトの軸部 9b アジャストボルトの円錐部 9c アジャストボルトの多条おねじ部 9d アジャストボルトの環状溝 10a,10b 低摩擦部材 11 第一バネ手段 11a 第一バネ手段の嵌着部 11b 第一バネ手段の延出片 11c 第一バネ手段の掛止部 11d 第一バネ手段の予負荷部 12 シール部材 13 アジャストナット組立体 14 アジャストナット(第二ネジ部材又は第
一ネジ部材) 14a ナット本体 14b ナット本体の多条めねじ 14c ナット本体の六角穴 14d ナット本体の環状溝 14e ナット本体のフランジ部 15 ヘッド 15a ヘッドの六角軸部 15b ヘッドの係合溝 15c ヘッドの係合穴 15d ヘッドの平面 16 第二バネ手段(保持部材16aとコイル
バネ17で構成) 16a 保持部材 16b 保持部材の嵌着部 16c 保持部材の延出片 16d 保持部材の掛止部 16e 保持部材の抱持部 17 コイルバネ 18 シール部材 19 ピン 19a ピンの頭部 19b ピンの軸部 19c ピンのセレーション部 19d ピンの半球面又はテーパー面 19e ピンの平面 19f ピンの雄ネジ 20 シール部材 21 ダストカバー 22 カムシャフト 22a カムシャフトの偏心溝 23 軸受 24 プッシュロッド 25 流体室
二ネジ部材) 9a アジャストボルトの軸部 9b アジャストボルトの円錐部 9c アジャストボルトの多条おねじ部 9d アジャストボルトの環状溝 10a,10b 低摩擦部材 11 第一バネ手段 11a 第一バネ手段の嵌着部 11b 第一バネ手段の延出片 11c 第一バネ手段の掛止部 11d 第一バネ手段の予負荷部 12 シール部材 13 アジャストナット組立体 14 アジャストナット(第二ネジ部材又は第
一ネジ部材) 14a ナット本体 14b ナット本体の多条めねじ 14c ナット本体の六角穴 14d ナット本体の環状溝 14e ナット本体のフランジ部 15 ヘッド 15a ヘッドの六角軸部 15b ヘッドの係合溝 15c ヘッドの係合穴 15d ヘッドの平面 16 第二バネ手段(保持部材16aとコイル
バネ17で構成) 16a 保持部材 16b 保持部材の嵌着部 16c 保持部材の延出片 16d 保持部材の掛止部 16e 保持部材の抱持部 17 コイルバネ 18 シール部材 19 ピン 19a ピンの頭部 19b ピンの軸部 19c ピンのセレーション部 19d ピンの半球面又はテーパー面 19e ピンの平面 19f ピンの雄ネジ 20 シール部材 21 ダストカバー 22 カムシャフト 22a カムシャフトの偏心溝 23 軸受 24 プッシュロッド 25 流体室
Claims (5)
- 【請求項1】 キャリパに形成された大径シリンダ内に
滑嵌合してパッドを押圧するピストンと、該ピストンを
作動する流体室に内蔵され、ディスクロータ及びパッド
間の間隙を自動的に調整する第一ネジ部材及び第二ネジ
部材を具備するパッド間隙自動調整機構と、該パッド間
隙自動調整機構に推力を与えてパットを押圧する機械的
作動機構とが順に配設され、前記第一ネジ部材又は第二
ネジ部材の一方の部材が前記ピストンの有底穴の底面に
クラッチ係合すると共に、前記第二ネジ部材又は第一ネ
ジ部材の他方の部材を小径シリンダ穴に滑嵌合させて構
成するディスクブレーキのパッド間隙自動調整装置にお
いて、 キャリパに、前記小径シリンダ穴の側方に連通するピン
穴を穿設し、 前記小径シリンダ穴に滑嵌合させた第二ネジ部材又は第
一ネジ部材の他方の部材の周面に軸線と平行な係合溝を
凹設し、 前記ピン穴に先端部が断面円形を呈するピンを固着する
と共に、 該ピンの先端部の周面に前記他方のネジ部材の係合溝を
回転不能、かつ滑動可能に係合させたことを特徴とす
る、 ディスクブレーキのパッド間隙自動調整装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のディスクブレーキのパ
ッド間隙自動調整装置において、他方のネジ部材の係合
溝がR溝又はテーパ溝であることを特徴とする、ディス
クブレーキのパッド間隙自動調整装置。 - 【請求項3】 キャリパに形成された大径シリンダ内に
滑嵌合してパッドを押圧するピストンと、該ピストンを
作動する流体室に内蔵され、ディスクロータ及びパッド
間の間隙を自動的に調整する第一ネジ部材及び第二ネジ
部材を具備するパッド間隙自動調整機構と、該パッド間
隙自動調整機構に推力を与えてパットを押圧する機械的
作動機構とが順に配設され、前記第一ネジ部材又は第二
ネジ部材の一方の部材が前記ピストンの有底穴の底面に
クラッチ係合すると共に、前記第二ネジ部材又は第一ネ
ジ部材の他方の部材を小径シリンダ穴に滑嵌合させて構
成するディスクブレーキのパッド間隙自動調整装置にお
いて、 キャリパに、前記小径シリンダ穴の側方に連通するピン
穴を穿設し、 前記小径シリンダ穴に滑嵌合させた第二ネジ部材又は第
一ネジ部材の他方の部材の周面に平面を形成し、 先端部の周面に平面を形成したピンを前記ピン穴に挿入
して固着すると共に、 該ピンの先端部の平面と前記他方のネジ部材の平面を対
面させて回転不能、かつ滑動可能に係合させたことを特
徴とする、 ディスクブレーキのパッド間隙自動調整装置。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
のディスクブレーキのパッド間隙自動調整装置におい
て、第一ネジ部材がアジャストボルトで、第二ネジ部材
がアジャストナットであることを特徴とする、ディスク
ブレーキのパッド間隙自動調整装置。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
のディスクブレーキのパッド間隙自動調整装置におい
て、第一ネジ部材がアジャストナットで、第二ネジ部材
がアジャストボルトであることを特徴とする、ディスク
ブレーキのパッド間隙自動調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33250997A JPH11148523A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | ディスクブレーキのパッド間隙自動調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33250997A JPH11148523A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | ディスクブレーキのパッド間隙自動調整装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11148523A true JPH11148523A (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=18255735
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33250997A Pending JPH11148523A (ja) | 1997-11-17 | 1997-11-17 | ディスクブレーキのパッド間隙自動調整装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11148523A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106931059A (zh) * | 2017-04-13 | 2017-07-07 | 瑞安市爱得利液压制动有限公司 | 一种可调安装高度的碟刹卡钳 |
| KR20200107690A (ko) * | 2019-03-08 | 2020-09-16 | 현대모비스 주식회사 | 차량용 브레이크 장치 |
-
1997
- 1997-11-17 JP JP33250997A patent/JPH11148523A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106931059A (zh) * | 2017-04-13 | 2017-07-07 | 瑞安市爱得利液压制动有限公司 | 一种可调安装高度的碟刹卡钳 |
| KR20200107690A (ko) * | 2019-03-08 | 2020-09-16 | 현대모비스 주식회사 | 차량용 브레이크 장치 |
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