JPH11148540A - 油圧式オートテンショナ - Google Patents
油圧式オートテンショナInfo
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- JPH11148540A JPH11148540A JP20171498A JP20171498A JPH11148540A JP H11148540 A JPH11148540 A JP H11148540A JP 20171498 A JP20171498 A JP 20171498A JP 20171498 A JP20171498 A JP 20171498A JP H11148540 A JPH11148540 A JP H11148540A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes or chains
- F16H7/0848—Means for varying tension of belts, ropes or chains with means for impeding reverse motion
- F16H2007/0859—Check valves
Landscapes
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シリンダ長やバネ定数を大きくすることな
く、張力調整用のリターンスプリングのバネ力を大きく
する。 【構成】 シリンダ1の外側にリターンスプリング12
を嵌装し、そのスプリング12のバネ力を、バネ座21
を介してピストンロッド9に伝える。シリンダ1とリタ
ーンスプリング12が長さ方向に重なり合うため、スプ
リングの全長だけを大きく設定できる。
く、張力調整用のリターンスプリングのバネ力を大きく
する。 【構成】 シリンダ1の外側にリターンスプリング12
を嵌装し、そのスプリング12のバネ力を、バネ座21
を介してピストンロッド9に伝える。シリンダ1とリタ
ーンスプリング12が長さ方向に重なり合うため、スプ
リングの全長だけを大きく設定できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンのタイミン
グベルト等の張力調整に用いられる油圧式オートテンシ
ョナに関するものである。
グベルト等の張力調整に用いられる油圧式オートテンシ
ョナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シリンダの軽量化を実現した油圧
式オートテンショナとして、図2に示すように、軽合金
から成るシリンダ1’の内部に、別体のスリーブ2’を
設け、そのスリーブ2’の内部に、ピストン3を摺動可
能に挿入したものが提案されている。
式オートテンショナとして、図2に示すように、軽合金
から成るシリンダ1’の内部に、別体のスリーブ2’を
設け、そのスリーブ2’の内部に、ピストン3を摺動可
能に挿入したものが提案されている。
【0003】この構造では、シリンダ1’内部の作動油
室4を、ピストン3によって圧力室5とリザーバ室6に
区分けし、ピストン3に圧力室5とリザーバ室6を連通
する通路7を設け、その通路7を開閉するチェックバル
ブ8を通路の出口に設けている。
室4を、ピストン3によって圧力室5とリザーバ室6に
区分けし、ピストン3に圧力室5とリザーバ室6を連通
する通路7を設け、その通路7を開閉するチェックバル
ブ8を通路の出口に設けている。
【0004】また、ピストン3にピストンロッド9を結
合し、そのピストンロッド9に形成した段部10に、シ
リンダ1’の内周面を摺動する軸受11を係合させ、そ
の軸受11とスリーブ2’の上端部との間にリターンス
プリング12’を組込み、ピストン3とピストンロッド
9に外向きに突出する方向のバネ力を与えている。
合し、そのピストンロッド9に形成した段部10に、シ
リンダ1’の内周面を摺動する軸受11を係合させ、そ
の軸受11とスリーブ2’の上端部との間にリターンス
プリング12’を組込み、ピストン3とピストンロッド
9に外向きに突出する方向のバネ力を与えている。
【0005】なお、図において13はリテーナ、14は
ピストン3とピストンロッド9の結合用バネ、15はオ
イルシール、16はテンションプーリ、17はその支持
アーム、18は支持軸、19は張力調整用のベルトであ
る。
ピストン3とピストンロッド9の結合用バネ、15はオ
イルシール、16はテンションプーリ、17はその支持
アーム、18は支持軸、19は張力調整用のベルトであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構造で成る油圧式
オートテンショナにおいては、ベルト張力の調整は、リ
ターンスプリング12’のバネ力を変えることによって
行なわれるが、リターンスプリング12’のバネ力を大
きくするためには、スプリング12’の全長を長くする
か、バネ定数を大きくするかのいずれかの方法を採る必
要がある。
オートテンショナにおいては、ベルト張力の調整は、リ
ターンスプリング12’のバネ力を変えることによって
行なわれるが、リターンスプリング12’のバネ力を大
きくするためには、スプリング12’の全長を長くする
か、バネ定数を大きくするかのいずれかの方法を採る必
要がある。
【0007】ところが、図2に示す従来のオートテンシ
ョナでは、リターンスプリング12’をスリーブ2’と
軸受11の間に組込んでいるために、リターンスプリン
グ12’の全長を長くした場合、シリンダ1’の全長が
そのまま大きくなり、エンジン等への取付けが困難にな
る不具合がある。
ョナでは、リターンスプリング12’をスリーブ2’と
軸受11の間に組込んでいるために、リターンスプリン
グ12’の全長を長くした場合、シリンダ1’の全長が
そのまま大きくなり、エンジン等への取付けが困難にな
る不具合がある。
【0008】一方、シリンダ長の増大を抑えるために、
リターンスプリング12’のバネ定数を大きくした場
合、リターンスプリング全体のバネ力を所定の範囲に入
れることが困難であり、要求されるベルトの張力にバネ
力を一致させることが難しい問題がある。
リターンスプリング12’のバネ定数を大きくした場
合、リターンスプリング全体のバネ力を所定の範囲に入
れることが困難であり、要求されるベルトの張力にバネ
力を一致させることが難しい問題がある。
【0009】そこで、この発明は、シリンダ長の増大や
バネ定数を変化させずに、リターンスプリングのバネ力
を大きく設定できる構造を提供しようとするものであ
る。
バネ定数を変化させずに、リターンスプリングのバネ力
を大きく設定できる構造を提供しようとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、リターンスプリングを、シリンダの外
側に嵌装したものである。
め、この発明は、リターンスプリングを、シリンダの外
側に嵌装したものである。
【0011】
【作用】上記の構造では、シリンダとリターンスプリン
グが長さ方向に重なり合うために、シリンダ長を増大さ
せずに、スプリングの全長だけを大きくすることができ
る。
グが長さ方向に重なり合うために、シリンダ長を増大さ
せずに、スプリングの全長だけを大きくすることができ
る。
【0012】また、スプリング長を大きくできるため、
バネ定数を変化させずにバネ力を大きく設定することが
できる。
バネ定数を変化させずにバネ力を大きく設定することが
できる。
【0013】
【実施例】図1は、実施例の油圧式オートテンショナを
示している。このオートテンショナの基本的構造は、図
2に示した従来のものと同じであるため、同一部品には
同一の符号を付して、説明を省略する。
示している。このオートテンショナの基本的構造は、図
2に示した従来のものと同じであるため、同一部品には
同一の符号を付して、説明を省略する。
【0014】この実施例の従来のものと相違する点は、
シリンダ1の外周面の外側にリターンスプリング12を
嵌装した点にある。
シリンダ1の外周面の外側にリターンスプリング12を
嵌装した点にある。
【0015】すなわち、リターンスプリング12は、シ
リンダ1の外周面にすき間をもって巻回されるコイルバ
ネで形成され、一方の端部が、シリンダ1の外周底部に
設けたフランジ20に係合している。
リンダ1の外周面にすき間をもって巻回されるコイルバ
ネで形成され、一方の端部が、シリンダ1の外周底部に
設けたフランジ20に係合している。
【0016】また、ピストンロッド9の周面に、シリン
ダ1の外周より外側に張出すバネ座21が取付けられ、
そのバネ座21にリターンスプリング12の他方の端部
が係合しており、ピストンロッド9に常に外方へ突出す
る方向のバネ力が付与されている。
ダ1の外周より外側に張出すバネ座21が取付けられ、
そのバネ座21にリターンスプリング12の他方の端部
が係合しており、ピストンロッド9に常に外方へ突出す
る方向のバネ力が付与されている。
【0017】上記の構造では、シリンダ1とリターンス
プリング12が長さ方向に重なり合うために、シリンダ
長を増大させずにリターンスプリング12の全長を大き
くすることができ、バネ力を大きく設定することができ
る。
プリング12が長さ方向に重なり合うために、シリンダ
長を増大させずにリターンスプリング12の全長を大き
くすることができ、バネ力を大きく設定することができ
る。
【0018】また、リターンスプリング12の全長を大
きくできるため、バネ定数を変化させずに、又は小さく
した状態でスプリング全体のバネ力を大きく設定するこ
とが可能である。したがって、スプリングのバネ力を、
要求されるベルト張力に正確に一致させることができ
る。
きくできるため、バネ定数を変化させずに、又は小さく
した状態でスプリング全体のバネ力を大きく設定するこ
とが可能である。したがって、スプリングのバネ力を、
要求されるベルト張力に正確に一致させることができ
る。
【0019】また、リターンスプリング12をシリンダ
1の外側に設けるので、シリンダ1の内径寸法や作動油
室4の体積を、図2に示す従来構造のものと同一にする
ことができる。このため、作動油の増量がなく、スリー
ブ2やピストン3、軸受11などの部品を従来のものと
共用することができる。
1の外側に設けるので、シリンダ1の内径寸法や作動油
室4の体積を、図2に示す従来構造のものと同一にする
ことができる。このため、作動油の増量がなく、スリー
ブ2やピストン3、軸受11などの部品を従来のものと
共用することができる。
【0020】上記構造のオートテンショナにおいては、
ベルト19の張力が増大すると、テンションプーリ16
が揺動し、ピストンロッド9に作用する押圧力が増大す
る。これによりピストン3が押込まれると、圧力室5の
作動油がピストン3とシリンダ1のすき間からリザーバ
室6にリークし、ピストン3の動きを緩衝する。このた
め、テンションプーリ16はゆっくりと揺動し、ベルト
張力の増大に対応する。
ベルト19の張力が増大すると、テンションプーリ16
が揺動し、ピストンロッド9に作用する押圧力が増大す
る。これによりピストン3が押込まれると、圧力室5の
作動油がピストン3とシリンダ1のすき間からリザーバ
室6にリークし、ピストン3の動きを緩衝する。このた
め、テンションプーリ16はゆっくりと揺動し、ベルト
張力の増大に対応する。
【0021】逆に、ベルト19の張力が減少すると、ピ
ストンロッド9がリターンスプリング12のバネ力によ
って外側に突出し、この動きに追従してピストン3が上
昇すると、圧力室5の圧力が減少し、チェックバルブ8
が通路7を開放する。このため、リザーバ室6の作動油
が通路7を通って圧力室5に移動し、ピストンロッド9
が急速に突出して、テンションプーリ16をベルトの動
きに合わせて揺動させる。このとき、ピストン3は、ピ
ストンロッド9に作用する押圧力とリターンスプリング
12のバネ力とのバランス点で停止する。
ストンロッド9がリターンスプリング12のバネ力によ
って外側に突出し、この動きに追従してピストン3が上
昇すると、圧力室5の圧力が減少し、チェックバルブ8
が通路7を開放する。このため、リザーバ室6の作動油
が通路7を通って圧力室5に移動し、ピストンロッド9
が急速に突出して、テンションプーリ16をベルトの動
きに合わせて揺動させる。このとき、ピストン3は、ピ
ストンロッド9に作用する押圧力とリターンスプリング
12のバネ力とのバランス点で停止する。
【0022】なお、上記の実施例では、シリンダ1の内
部にスリーブ2を設けた構造としたが、スリーブ2を省
略し、シリンダの内周面にピストン3を直接摺動させる
構造としてもよい。
部にスリーブ2を設けた構造としたが、スリーブ2を省
略し、シリンダの内周面にピストン3を直接摺動させる
構造としてもよい。
【0023】
【効果】以上のように、この発明は、シリンダの外側に
リターンスプリングを嵌装し、両者を長さ方向に重なり
合せたので、シリンダ長を増大させずにリターンスプリ
ングの全長だけを大きくすることができ、コンパクトな
形状でバネ力を増大させることができる。
リターンスプリングを嵌装し、両者を長さ方向に重なり
合せたので、シリンダ長を増大させずにリターンスプリ
ングの全長だけを大きくすることができ、コンパクトな
形状でバネ力を増大させることができる。
【0024】また、リターンスプリングの全長を大きく
できるため、バネ定数を変化させずに、又は小さなバネ
定数でバネ力を大きく設定することが可能であり、スプ
リングのバネ力の調整を正確に行なえる利点がある。
できるため、バネ定数を変化させずに、又は小さなバネ
定数でバネ力を大きく設定することが可能であり、スプ
リングのバネ力の調整を正確に行なえる利点がある。
【0025】さらに、シリンダの内径を大きくする必要
がないので、作動油室の体積増加がなく、加えて、ピス
トン等の内包部品を従来構造のものと共用できるため、
製造コストを低減できる利点がある。
がないので、作動油室の体積増加がなく、加えて、ピス
トン等の内包部品を従来構造のものと共用できるため、
製造コストを低減できる利点がある。
【図1】実施例の断面図
【図2】従来例の断面図
1 シリンダ 2 スリーブ 3 ピストン 4 作動油室 9 ピストンロッド 12 リターンスプリング 20 フランジ 21 バネ座
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年8月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ベルトの張力調整装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エンジンのタイミン
グベルト等のベルトの張力を一定に保持するベルトの張
力調整装置に関するものである。
グベルト等のベルトの張力を一定に保持するベルトの張
力調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ベルトの張力調整装置として、図2に示
したものが提案されている。このベルト張力調整装置
は、支持軸1を中心として揺動自在に支持されたプーリ
アーム2の先端部にテンションプーリ3を回転自在に取
付け、上記プーリアーム2に油圧式オートテンショナ1
0の調整力を付与してテンションプーリ3をベルト4に
押し付けるようにしている。
したものが提案されている。このベルト張力調整装置
は、支持軸1を中心として揺動自在に支持されたプーリ
アーム2の先端部にテンションプーリ3を回転自在に取
付け、上記プーリアーム2に油圧式オートテンショナ1
0の調整力を付与してテンションプーリ3をベルト4に
押し付けるようにしている。
【0003】ここで、油圧式オートテンショナ10は、
シリンダ11内の底部に、軽合金から成るスリーブ12
を組込み、そのスリーブ12内およびシリンダ11内に
作動油を入れ、シリンダ11の上部開口に取付けたオイ
ルシール13によって上記作動油の外部漏洩を防止して
いる。
シリンダ11内の底部に、軽合金から成るスリーブ12
を組込み、そのスリーブ12内およびシリンダ11内に
作動油を入れ、シリンダ11の上部開口に取付けたオイ
ルシール13によって上記作動油の外部漏洩を防止して
いる。
【0004】また、前記スリーブ12内にピストン14
をスライド自在に組込み、そのピストン14に下部が接
続されたロッド15を前記オイルシール13に設けられ
たロッド挿入孔13a内に揺動自在に挿通し、上記ロッ
ド15に嵌合されたウェアリング16と前記スリーブ1
2との間にリターンスプリング17を組込んで、ウェア
リング16をロッド15の外周に設けられた段部18に
押し付け、ロッド15に外方向への突出性を付与してい
る。
をスライド自在に組込み、そのピストン14に下部が接
続されたロッド15を前記オイルシール13に設けられ
たロッド挿入孔13a内に揺動自在に挿通し、上記ロッ
ド15に嵌合されたウェアリング16と前記スリーブ1
2との間にリターンスプリング17を組込んで、ウェア
リング16をロッド15の外周に設けられた段部18に
押し付け、ロッド15に外方向への突出性を付与してい
る。
【0005】さらに、ピストン14には、その下方に設
けられた圧力室19と上方に設けられたリザーバ室20
を連通する通路21を形成し、その通路20に、圧力室
19内の圧力がリザーバ室20内の圧力より高圧になっ
たとき通路21を閉じるチェックバルブ22を設けてい
る。
けられた圧力室19と上方に設けられたリザーバ室20
を連通する通路21を形成し、その通路20に、圧力室
19内の圧力がリザーバ室20内の圧力より高圧になっ
たとき通路21を閉じるチェックバルブ22を設けてい
る。
【0006】図中23はリテーナを示し、24はピスト
ン14とロッド15の結合用のばねを示す。
ン14とロッド15の結合用のばねを示す。
【0007】上記の構成から成るベルトの張力調整装置
においては、ベルト4の張力が増大すると、ロッド15
が押し込まれてピストン14が圧力室19内の作動油を
圧縮する。このとき、チェックバルブ22は通路21を
閉じるため、ベルト4の張力変化は圧力室19内の作動
油によって吸収される。
においては、ベルト4の張力が増大すると、ロッド15
が押し込まれてピストン14が圧力室19内の作動油を
圧縮する。このとき、チェックバルブ22は通路21を
閉じるため、ベルト4の張力変化は圧力室19内の作動
油によって吸収される。
【0008】ベルト4の張力がリターンスプリング17
のばね力より大きい場合、圧力室19内の作動油は、ピ
ストン14とスリーブ12の摺動面間からリザーバ室2
0にリークし、ピストン14は圧力室19側にゆっくり
と移動し、リターンスプリング17のばね力とベルト4
の張力が釣り合う位置でピストン14が停止する。
のばね力より大きい場合、圧力室19内の作動油は、ピ
ストン14とスリーブ12の摺動面間からリザーバ室2
0にリークし、ピストン14は圧力室19側にゆっくり
と移動し、リターンスプリング17のばね力とベルト4
の張力が釣り合う位置でピストン14が停止する。
【0009】一方、ベルト4に弛みが生じると、リター
ンスプリング17のばね力によってロッド15が外方向
に移動する。このとき、チェックバルブ22は通路21
を開放するため、リザーバ室20の作動油は上記通路2
1から圧力室19にスムーズに流れ、ロッド15は急速
に外方向に移動してベルト4の弛みを直ちに吸収する。
ンスプリング17のばね力によってロッド15が外方向
に移動する。このとき、チェックバルブ22は通路21
を開放するため、リザーバ室20の作動油は上記通路2
1から圧力室19にスムーズに流れ、ロッド15は急速
に外方向に移動してベルト4の弛みを直ちに吸収する。
【0010】このように、油圧式オートテンショナ10
のロッド15はベルト4の張力が増大したときゆっくり
と後退動し、張力が減少すると外方向に素速く移動する
ため、ベルト4の張力変化に対してテンションプーリ3
を良好に追従させることができ、ベルト4の張力を常に
一定に保持することができる。
のロッド15はベルト4の張力が増大したときゆっくり
と後退動し、張力が減少すると外方向に素速く移動する
ため、ベルト4の張力変化に対してテンションプーリ3
を良好に追従させることができ、ベルト4の張力を常に
一定に保持することができる。
【0011】また、油圧式オートテンショナ10は、オ
イルシール13によってシリンダ11の上部開口が密封
されているため、作動油の外部への漏洩がなく、上記作
動油の付着によるベルト4の劣化を確実に防止すること
ができるという特徴を有する。
イルシール13によってシリンダ11の上部開口が密封
されているため、作動油の外部への漏洩がなく、上記作
動油の付着によるベルト4の劣化を確実に防止すること
ができるという特徴を有する。
【0012】上記の構成から成るベルト張力調整装置に
おいて、ベルト4の静的張力は、リターンスプリング1
7のばね力によって決まり、ばね力の設定値の大きいリ
ターンスプリング17が要求されると、全長の長いリタ
ーンスプリング17を用いるか、あるいは、ばね定数の
大きいリターンスプリング17を用いる必要が生じる。
おいて、ベルト4の静的張力は、リターンスプリング1
7のばね力によって決まり、ばね力の設定値の大きいリ
ターンスプリング17が要求されると、全長の長いリタ
ーンスプリング17を用いるか、あるいは、ばね定数の
大きいリターンスプリング17を用いる必要が生じる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図2に示す
ベルト張力調整装置においては、シリンダ11の内部に
リターンスプリング17を組込んでいるため、全長の長
いリターンスプリング17を用いる場合、シリンダ11
の全長を長くする必要が生じ、エンジン周りにオートテ
ンショナを組付けできない場合が生じる。
ベルト張力調整装置においては、シリンダ11の内部に
リターンスプリング17を組込んでいるため、全長の長
いリターンスプリング17を用いる場合、シリンダ11
の全長を長くする必要が生じ、エンジン周りにオートテ
ンショナを組付けできない場合が生じる。
【0014】一方、ばね定数の大きいリターンスプリン
グ17を用いる場合、シリンダ11の内径が大きくな
り、そのシリンダ内径に応じてピストン14やウェアリ
ング16も新規に製作する必要が生じると共に、作動油
量も増大し、重量が増大する問題が生じる。
グ17を用いる場合、シリンダ11の内径が大きくな
り、そのシリンダ内径に応じてピストン14やウェアリ
ング16も新規に製作する必要が生じると共に、作動油
量も増大し、重量が増大する問題が生じる。
【0015】この発明の課題は、シリンダ長やシリンダ
内径を変化させずに、リターンスプリングのばね力を大
きく設定できるようにしたベルトの張力調整装置を提供
することである。
内径を変化させずに、リターンスプリングのばね力を大
きく設定できるようにしたベルトの張力調整装置を提供
することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、テンションプーリを支持す
る揺動自在のプーリアームに油圧式オートテンショナの
調整力を付与して上記テンションプーリをベルトに押し
付け、上記油圧式オートテンショナが、オイルシールの
取付けによって密封された内部に作動油が封入され、シ
リンダと、そのシリンダ内にスライド自在に組込まれて
シリンダ内部を圧力室とリザーバ室に仕切るピストン
と、そのピストンに連結されて前記オイルシールを摺動
自在に貫通するロッドと、そのロッドが前記プーリアー
ムを押圧する方向にロッドを付勢するリターンスプリン
グとを有し、上記リターンスプリングをシリンダの外側
に設け、上記ピストンに圧力室とリザーバ室を連通する
通路を形成し、その通路に、圧力室の圧力がリザーバ室
の圧力より高くなったとき通路を閉じるチェックバルブ
を設けた密閉形の油圧式オートテンショナから成るベル
トの張力調整装置において、前記リターンスプリングを
前記シリンダの外側に設けた構成を採用している。
めに、この発明においては、テンションプーリを支持す
る揺動自在のプーリアームに油圧式オートテンショナの
調整力を付与して上記テンションプーリをベルトに押し
付け、上記油圧式オートテンショナが、オイルシールの
取付けによって密封された内部に作動油が封入され、シ
リンダと、そのシリンダ内にスライド自在に組込まれて
シリンダ内部を圧力室とリザーバ室に仕切るピストン
と、そのピストンに連結されて前記オイルシールを摺動
自在に貫通するロッドと、そのロッドが前記プーリアー
ムを押圧する方向にロッドを付勢するリターンスプリン
グとを有し、上記リターンスプリングをシリンダの外側
に設け、上記ピストンに圧力室とリザーバ室を連通する
通路を形成し、その通路に、圧力室の圧力がリザーバ室
の圧力より高くなったとき通路を閉じるチェックバルブ
を設けた密閉形の油圧式オートテンショナから成るベル
トの張力調整装置において、前記リターンスプリングを
前記シリンダの外側に設けた構成を採用している。
【0017】上記のように構成すれば、リターンスプリ
ングは長さに制約を受けることが少なくなり、シリンダ
長やシリンダ内径を変化させることなくリターンスプリ
ングのばね力を大きく設定することができる。
ングは長さに制約を受けることが少なくなり、シリンダ
長やシリンダ内径を変化させることなくリターンスプリ
ングのばね力を大きく設定することができる。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1に基づいて説
明する。
明する。
【0019】この実施例に示すベルト張力調整装置と図
2に示した従来のベルト張力調整装置とは、リターンス
プリング17の組込み位置が相違しているだけであるた
め、図2に示すベルト張力調整装置と同一の部品には同
一の符号を付して説明を省略する。
2に示した従来のベルト張力調整装置とは、リターンス
プリング17の組込み位置が相違しているだけであるた
め、図2に示すベルト張力調整装置と同一の部品には同
一の符号を付して説明を省略する。
【0020】上記リターンスプリング17は、シリンダ
11の外側に設けられ、その一端がシリンダ11の外周
下部に設けられたフランジ25で支持され、他端はロッ
ド15の先端部に取付けられたばね座26で受けられ
て、そのばね座26を押圧し、ロッド15に外方向への
突出性を付与している。
11の外側に設けられ、その一端がシリンダ11の外周
下部に設けられたフランジ25で支持され、他端はロッ
ド15の先端部に取付けられたばね座26で受けられ
て、そのばね座26を押圧し、ロッド15に外方向への
突出性を付与している。
【0021】上記の構成から成るベルトの張力調整装置
の作動は、図2に示すベルト張力調整装置の作動と同じ
であるため、説明を省略する。
の作動は、図2に示すベルト張力調整装置の作動と同じ
であるため、説明を省略する。
【0022】上記のように、シリンダ11の外側にリタ
ーンスプリング17を設けることにより、リターンスプ
リング17は長さの制限を受けることが少なくなり、全
長の長い、ばね力の大きいリターンスプリング17の組
込みを可能とすることができる。
ーンスプリング17を設けることにより、リターンスプ
リング17は長さの制限を受けることが少なくなり、全
長の長い、ばね力の大きいリターンスプリング17の組
込みを可能とすることができる。
【0023】このため、シリンダ内径を変化させずにリ
ターンスプリングのばね力を大きく設定することがで
き、要求されるベルト張力に対して充分に対応させるこ
とができる。
ターンスプリングのばね力を大きく設定することがで
き、要求されるベルト張力に対して充分に対応させるこ
とができる。
【0024】また、ばね力の設定値が大きいリターンス
プリング17が要求されても、シリンダ11の長さや内
径を大きくする必要がないため、作動油の増量がなく、
シリンダ11の内部に組込まれるスリーブ12や、ピス
トン14、ウェアリング16等の内装部品を従来のもの
と共用することができる。
プリング17が要求されても、シリンダ11の長さや内
径を大きくする必要がないため、作動油の増量がなく、
シリンダ11の内部に組込まれるスリーブ12や、ピス
トン14、ウェアリング16等の内装部品を従来のもの
と共用することができる。
【0025】なお、実施例では、シリンダ11の内部に
スリーブ12を設けたが、スリーブ12を省略し、ピス
トン14をシリンダ11の内周面に沿って摺動させるよ
うにしてもよい。
スリーブ12を設けたが、スリーブ12を省略し、ピス
トン14をシリンダ11の内周面に沿って摺動させるよ
うにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、シ
リンダの外側にリターンスプリングを設けるようにした
ので、シリンダの長さや内径を変化させることなくリタ
ーンスプリングの長さだけを長くしてばね力の増大を図
ることができ、要求されるベルト張力に対応して充分に
対応することができる。
リンダの外側にリターンスプリングを設けるようにした
ので、シリンダの長さや内径を変化させることなくリタ
ーンスプリングの長さだけを長くしてばね力の増大を図
ることができ、要求されるベルト張力に対応して充分に
対応することができる。
【0027】また、シリンダの長さや内径を大きくする
必要がないため、作動油の増量を防止し、油圧式オート
テンショナの重量増加を抑えることができると共に、ピ
ストン等の内装部品を従来構造のものと共用することが
できるので、製造コストの低減を図ることができる。
必要がないため、作動油の増量を防止し、油圧式オート
テンショナの重量増加を抑えることができると共に、ピ
ストン等の内装部品を従来構造のものと共用することが
できるので、製造コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るベルト張力調整装置の実施例を
示す段ボール
示す段ボール
【図2】従来のベルト張力調整装置を示す断面図
【符号の説明】 2 プーリアーム 3 テンションプーリ 4 ベルト 10 油圧式オートテンショナ 11 シリンダ 13 オイルシール 14 ピストン 15 ロッド 17 リターンスプリング 19 圧力室 20 リザーバ室 21 通路 22 チェックバルブ
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダの内部に摺動可能に挿入したピ
ストンによって、シリンダ内の作動油室を圧力室とリザ
ーバ室に区分けし、上記ピストンに、圧力室とリザーバ
室を連通する通路を形成すると共に、その通路に、圧力
室側の作動油圧力がリザーバ室より増大したときに通路
を閉鎖するチェックバルブを設け、上記ピストンに結合
するピストンロッドに、シリンダの外部に突出する方向
のバネ力を付与するリターンスプリングを連結した油圧
式オートテンショナにおいて、上記リターンスプリング
を、シリンダの外側に嵌装したことを特徴とする油圧式
オートテンショナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20171498A JPH11148540A (ja) | 1991-07-25 | 1998-07-16 | 油圧式オートテンショナ |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5875191U JPH0510849U (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 油圧式オートテンシヨナ |
| JP20171498A JPH11148540A (ja) | 1991-07-25 | 1998-07-16 | 油圧式オートテンショナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11148540A true JPH11148540A (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=13093247
Family Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5875191U Pending JPH0510849U (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 油圧式オートテンシヨナ |
| JP20171498A Pending JPH11148540A (ja) | 1991-07-25 | 1998-07-16 | 油圧式オートテンショナ |
Family Applications Before (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5875191U Pending JPH0510849U (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | 油圧式オートテンシヨナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (2) | JPH0510849U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001289290A (ja) * | 2000-04-05 | 2001-10-19 | Ntn Corp | 油圧式オートテンショナ |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005214232A (ja) * | 2004-01-27 | 2005-08-11 | Ntn Corp | 補機用オートテンショナ |
| DE102005027597B4 (de) * | 2005-06-15 | 2016-10-13 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Hydraulisches Spannelement |
| KR101326336B1 (ko) * | 2012-11-23 | 2013-11-11 | 지엠비코리아 주식회사 | 유압식 오토텐셔너 |
-
1991
- 1991-07-25 JP JP5875191U patent/JPH0510849U/ja active Pending
-
1998
- 1998-07-16 JP JP20171498A patent/JPH11148540A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001289290A (ja) * | 2000-04-05 | 2001-10-19 | Ntn Corp | 油圧式オートテンショナ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0510849U (ja) | 1993-02-12 |
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