JPH11197769A - ホース用口金具の製造方法 - Google Patents
ホース用口金具の製造方法Info
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Abstract
い様に円筒細管の硬度を高くしたろう付け工法のホース
用口金具を低コストで製造する。 【解決手段】低炭素鋼から製造される円筒内管12に高
炭素鋼で構成されたキャップ20を被せて炉中でろう付
け溶接することにより円筒内管に炭素を浸入させ円筒内
管12の硬度を上昇させる。また、円筒内管の外径寸法
を大きくするか、または内径寸法を小さく加工し、炉中
ろう付け溶接で一体にした後、絞り加工によって円筒内
管を構成する材料のフローを生じさせ、円筒内管の硬度
を上昇させる。
Description
造方法、特に、ゴムホースを接続するためにホース挿入
部をかしめる際に円筒細管が潰れないようにしたホース
用口金具の製造方法に関する。
り、油圧機器とホースとを接続するために、ホース用口
金具が使用されている。自動車用油圧式ブレーキにおい
ては、図1に示すホース用口金具が使用されている。こ
のホース用口金具は、ゴムホースが挿入可能でかつ底面
に貫通孔が穿設された有底円筒状のホース挿入部(ソケ
ット部)10と、ホース挿入部10の底面に穿設された
貫通孔と連通するようにホース挿入部10内に設けられ
た円筒内管(ニップル)12と、中空部が円筒内管12
に連通するように設けられた中空円筒状の軸部(首部)
14を介して設けられると共に油圧機器に接続される頭
部(ユニオンボルト取り付け部)16と、から構成され
ている。
筒内管12が挿入するようにゴムホースの一端がホース
挿入部10に挿入され、ホース挿入部10をかしめるこ
とによりゴムホースと接続される。
されている。第1の方法は、図2(A)に示すように、
最大径まで冷間鍛造してブランクを製造する。その後、
図2(B)に示すように、軸部14及び頭部16の外周
を切削加工すると共に、切削加工により軸部14及び円
筒内管12を貫通する径2.3mmの貫通孔を穿設し、
2面削り、直径10mmのボルト孔削り、及びばり取り
等の加工を行って製造するものである。
うに、ホース挿入部10、内管円筒12の外周部12’
及び軸部14の外周部に相当する部分14’を冷間鍛造
加工により形成する。その後、図3(B)、(C)に示
すように、数工程で頭部16の外周部16’を加工し、
円筒内管12及び軸部14を貫通する貫通孔と、頭部1
6の貫通孔等を切削により形成し、図3(D)に示すよ
うに、ホース用口金具を製造するものである。
方法では、材料に無駄が多く、加工工程数が多く、また
切削代が多く、非能率的であり、コスト高になる、と共
に品質がばらつく、という問題があった。
は、図4に示すように、ホース挿入部10と軸部14と
を一体に形成した軸部14を備えたホース挿入部10、
及び頭部16を冷間鍛造加工で別々に形成すると共に、
円筒内管12を別に切削加工で形成し、これらの3つの
部分を組み付けた後、炉中でCuによりろう付け溶接し
て製造するものである。
ホース挿入部10、軸部14、及び頭部16の3つの部
分を冷間鍛造により一体に加工すると共に、軸部14及
び頭部16の貫通孔を切削加工で形成し、更に切削加工
で円筒内管12を別に形成し、これらの2つの部分を組
み付けた後、炉中でCuによりろう付け溶接して製造す
るか、または円筒内管12をホース挿入部10の底面に
かしめて製造するものである。
のろう付け工法の口金具は、炉中1120°Cという高
温で溶接されるため、ホース用口金具全体が焼鈍されて
硬度が低下し、口金具のホース挿入部の硬度が低下する
ことで、ゴムホースを口金具に挿入してホース挿入部を
かしめたときの割れ防止やかしめ荷重を低減することが
できる、という利点があるが、円筒内管も焼鈍され硬度
が低下するため、ホース挿入部をかしめる際、円筒内管
が潰れ、油の通路が狭くなることがある。
め硬度はHv250以下が要求され、円筒内管潰れを防
止するためには、円筒内管の硬度はHv120を保証し
なければならない。このため、冷鍛加工でホース挿入部
と円筒内管とを同一材料で同時成形し、この同時成形品
に頭部のみをろう付け溶接する工法は、円筒内管の硬度
が低下するため従来採用できなかった。
々に成形し、円筒内管についてはろう付け後の硬度を保
証するためにろう付け溶着前に浸炭処理を行ったり、材
質をクロムモリブデン鋼、またはクロム鋼等の高炭素鋼
や合金鋼等の高価な材料を使用しており、コスト高にな
る、という問題があった。
法の口金具は、かしめ部の液密性を保証するために液密
性試験を行う必要があり、品質試験に多大な工数がかか
り、コスト高になる、という問題がある。
されたもので、ろう付け工法のホース用口金具を低コス
トで製造することができるホース用口金具製造方法を提
供することを目的とする。
に請求項1の発明は、ゴムホースが挿入されるホース挿
入部と、該ホース挿入部内に設けられた円筒内管と、油
圧機器に接続される頭部と、を備え、ゴムホース内に前
記円筒内管が挿入するようにゴムホースの一端が前記ホ
ース挿入部に挿入され、ホース挿入部がかしめられてゴ
ムホースと接続されるホース用口金具をろう付け工法で
製造するホース用口金具の製造方法であって、高炭素鋼
で構成されたキャップを前記円筒内管に被せた状態で炉
中ろう付け溶接することを特徴とする。
別々に製造したり、ホース挿入部と円筒内管とを冷鍛加
工で一体に製造することができる。
る場合には、円筒内管は低コストの低炭素鋼等の材料を
使用して製造される。このように別々に製造することに
より、従来の第1の方法及び第2の方法と比較して、低
コストで能率的に製造することができる。
工で一体に製造する場合には、ホース挿入部と円筒内管
とが低コストの低炭素鋼等の同一の材料を使用して製造
され、頭部は別体で製造される。
ホース挿入部と円筒内管とを一体にした一体品と頭部
は、円筒内管に高炭素鋼で構成されたキャップが被せら
れた状態で炉中でろう付け溶接される。炉中では、キャ
ップの表面から炭素が放出され、キャップに最も近い円
筒内管へ炭素が浸入し、この浸炭現象により、円筒内管
を構成する鋼の表面の炭素含有量が増加されて硬度が上
昇され、ゴムホースとホース用口金具とを接続する際の
かしめ力に耐える硬さに形成することができる。また、
使用されて炭素量が少なくなったキャップは、再度浸炭
して再使用することができるので、全体のコストに対す
るキャップの加工費を低下させてコストを低減させるこ
とができる。
入されるホース挿入部と、該ホース挿入部内に設けられ
た円筒内管と、油圧機器に接続される頭部と、を備え、
ゴムホース内に前記円筒内管が挿入するようにゴムホー
スの一端が前記ホース挿入部に挿入され、ホース挿入部
がかしめられてゴムホースと接続されるホース用口金具
をろう付け工法で製造するホース用口金具の製造方法で
あって、前記円筒内管の外径寸法を大きい寸法、または
前記円筒内管の内径寸法を小さい寸法で製造し、炉中ろ
う付け溶接により一体にした後、前記円筒内管の外径ま
たは内径を絞り加工することにより前記ホース用口金具
を製造することを特徴とする。
寸法、好ましくは最終製品の寸法より少し大きい寸法で
製造するか、または円筒内管の内径寸法を小さい寸法、
好ましくは最終製品の寸法より少し小さい寸法で製造
し、ろう付け溶接により一体化する。その後、外径寸法
を大きく製造した円筒内管の外径部を絞り加工により縮
径するか、または内径寸法を小さく製造した円筒内管の
内径部を絞り加工により拡径する。
により円筒管を構成する鋼の表面にフローが生じ、加工
硬化することで鋼の表面の硬度が上昇され、ゴムホース
とホース用口金具とを接続する際のかしめ力に耐える硬
さに形成することができる。
ス挿入部を低炭素鋼で構成して、ろう付け溶接すること
によりホース挿入部の硬度が低下するので、ゴムホース
を口金具に挿入してホース挿入部をかしめたときの割れ
防止やかしめ荷重を低減することができる。
施の形態を詳細に説明する。
る。図4で説明したように、ホース挿入部10と軸部1
4とを一体に形成した軸部14を備えたホース挿入部1
0、及び頭部16を冷間鍛造加工で別々に形成すると共
に、円筒内管12を別に切削加工、または冷間鍛造で形
成する。軸部14を備えたホース挿入部10、頭部1
6、及び円筒内管12は、低炭素鋼等の材料で形成す
る。
て有底円筒状のキャップ20を高炭素鋼で形成する。な
お、キャップ20は、ホース挿入部10に収納可能でか
つキャップ20内部に円筒内管12が収納可能な大きさ
に形成される。
入部10、頭部16、及び円筒内管12の3つの部分を
ろう付けできるよう組み付けた後、図6(B)に示すよ
うに、円筒内管12にキャップ20を被せ、炉中に一緒
に挿入し、炉中でCuによるろう付けにより溶接してホ
ース用口金具を製造する。
り、炉内雰囲気の影響により溶接過程で第1変態点が起
こる頃からキャップの表面部から炭素が放出され、キャ
ップ20に最も近い円筒内管12へ炭素が浸入してい
く。そして、炉から出す頃には、浸炭現象により円筒内
管12が全体的に浸炭され、この浸炭により、円筒内管
を構成する鋼の表面の炭素含有量が増加されて硬度が上
昇され、ゴムホースとホース用口金具とを接続する際の
かしめ力に耐える硬さに形成することができる。
ものでも良く、また、使用されて炭素量が少なくなった
キャップは、再度浸炭して数回再使用する。これによ
り、全体のコストに対するキャップの加工費を低下させ
てコストを低減させることができる。
部10、軸部14、及び頭部の16の3つの部分を冷間
鍛造により一体に形成すると共に、軸部14及び頭部1
6の貫通孔を切削加工で形成し、更に別に切削加工、ま
たは冷間鍛造加工で筒内管12を形成し、これらの2つ
の部分を組み付けた後、円筒内管12にキャップ20を
被せ、炉中に一緒に挿入し、炉中でCuによりろう付け
溶接するようにしてもよい。
説明する。ホース挿入部10と軸部14とを一体に形成
した軸部14を備えたホース挿入部10、及び頭部16
を冷間鍛造加工で別々に形成すると共に、円筒内管12
を構成するための円筒管22(図7参照)を別に切削加
工または冷間鍛造加工で形成する。なお、軸部14を備
えたホース挿入部10、頭部16、及び円筒管22は、
低炭素鋼等の材料で形成する。また、円筒管22の外径
は、オープンダイスによる絞り加工によってリダクショ
ンできる範囲(目的とする寸法の30%以内)で大きく
加工する。
入部10、頭部16、及び円筒管22の3つの部分をろ
う付けできるよう組み付けた後、炉中に一緒に挿入し、
炉中でCuによるろう付けにより溶接する。
管22の内径が収縮するのを防止するために円筒管22
の内部にガイドピン26を挿入し、円筒管22の外周を
先端部が縮径されたオープンダイス24で絞り加工する
ことにより、円筒内管の外径寸法となるようにリダクシ
ョンを行う。
より円筒管を構成する鋼の表面にフローが生じ、円筒内
管を構成する鋼の表面の硬度が上昇され、ゴムホースと
ホース用口金具とを接続する際のかしめ力に耐える硬さ
に形成することができる。
る例について説明したが、円筒管の外径を円筒内管の外
径と同程度に形成すると共に、円筒管の内径をリダクシ
ョンできる範囲で小さく形成し、円筒管の内径を拡径す
ることにより、円筒内管を形成するようにしてもよい。
円筒管の内径を拡径する場合には、図8に示すように、
先端が拡径されたピン28と、先端から基端まで同径の
ダイス30とからなる金型を用いる。
大きく、かつ円筒管の内径を円筒内管の内径より小さく
して、円筒管の外径の縮径と円筒管の内径の拡径とを同
時に行ってもよい。この場合には、図7に示したダイス
24と図8に示したピン28ととを組み合わせて金型を
構成すればよい。
上記各実施の形態では、円筒内管をを別体で加工する例
について説明したが、図9に示したように、ホース挿入
部10、軸部14、及び円筒内管12を一体に製造する
と共に、頭部16を別体で製造し、円筒内管12にキャ
ップを被せ、ホース挿入部、軸部、及び円筒内管からな
る一体品と頭部とを炉中でCuによりろう付け溶接する
ことにより円筒内管の硬度を上昇させるか、または第2
の実施の形態で説明したように円筒管の外径の縮径及び
円筒管の内径の拡径の少なくとも一方を行って円筒内管
の硬度を上昇させるようにしてもよい。
工すると円筒内管の硬度が低下することから、従来ホー
ス挿入部と円筒内管とを同一材料で加工することが不可
能であったが、図9に示したように頭部を一体品に組み
付けた後ろう付け溶接し、円筒内管だけを硬度上昇させ
る工法を用いることにより、ホース挿入部と円筒内管と
を同一材料で加工することが可能になる。
項2の発明によれば、低コストの低炭素鋼を用いて円筒
内管の硬度を高くしたホース用口金具を製造することが
できる、という効果が得られる。
面図である。
の製造方法を説明するための部分断面図である。
の製造方法を説明するための部分断面図である。
するための部分断面図である。
するための部分断面図である。
キャップの斜視図、(B)はキャップを被せた状態を示
す断面図である。
るための断面図である。
スを示す断面図である。
の断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】ゴムホースが挿入されるホース挿入部と、
該ホース挿入部内に設けられた円筒内管と、油圧機器に
接続される頭部と、を備え、ゴムホース内に前記円筒内
管が挿入するようにゴムホースの一端が前記ホース挿入
部に挿入され、ホース挿入部がかしめられてゴムホース
と接続されるホース用口金具をろう付け工法で製造する
ホース用口金具の製造方法であって、 高炭素鋼で構成されたキャップを前記円筒内管に被せた
状態で炉中ろう付け溶接することを特徴とするホース用
口金具の製造方法。 - 【請求項2】ゴムホースが挿入されるホース挿入部と、
該ホース挿入部内に設けられた円筒内管と、油圧機器に
接続される頭部と、を備え、ゴムホース内に前記円筒内
管が挿入するようにゴムホースの一端が前記ホース挿入
部に挿入され、ホース挿入部がかしめられてゴムホース
と接続されるホース用口金具をろう付け工法で製造する
ホース用口金具の製造方法であって、 前記円筒内管の外径寸法を大い寸法、または前記円筒内
管の内径寸法を小さい寸法で製造し、炉中ろう付け溶接
により一体にした後、前記円筒内管の外径または内径を
絞り加工することにより前記ホース用口金具を製造する
ことを特徴とするホース用口金具の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00554198A JP3978276B2 (ja) | 1998-01-14 | 1998-01-14 | ホース用口金具の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00554198A JP3978276B2 (ja) | 1998-01-14 | 1998-01-14 | ホース用口金具の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11197769A true JPH11197769A (ja) | 1999-07-27 |
| JP3978276B2 JP3978276B2 (ja) | 2007-09-19 |
Family
ID=11614062
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP00554198A Expired - Lifetime JP3978276B2 (ja) | 1998-01-14 | 1998-01-14 | ホース用口金具の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3978276B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012509448A (ja) * | 2008-11-20 | 2012-04-19 | ザ ゲイツ コーポレイション | 圧着可能またはかしめ可能な流体圧源フェルール、カップリング、システムおよび方法 |
| JP2020090991A (ja) * | 2018-12-05 | 2020-06-11 | 横浜ゴム株式会社 | 管継手用加締めナット |
-
1998
- 1998-01-14 JP JP00554198A patent/JP3978276B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012509448A (ja) * | 2008-11-20 | 2012-04-19 | ザ ゲイツ コーポレイション | 圧着可能またはかしめ可能な流体圧源フェルール、カップリング、システムおよび方法 |
| JP2020090991A (ja) * | 2018-12-05 | 2020-06-11 | 横浜ゴム株式会社 | 管継手用加締めナット |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3978276B2 (ja) | 2007-09-19 |
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