JPH11197849A - 溶接用電極の冷却構造 - Google Patents
溶接用電極の冷却構造Info
- Publication number
- JPH11197849A JPH11197849A JP1508598A JP1508598A JPH11197849A JP H11197849 A JPH11197849 A JP H11197849A JP 1508598 A JP1508598 A JP 1508598A JP 1508598 A JP1508598 A JP 1508598A JP H11197849 A JPH11197849 A JP H11197849A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling structure
- electrode
- cooling
- welding
- inner cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Resistance Welding (AREA)
- Arc Welding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、例えば抵抗溶接における電極の冷
却構造をシンプルな形態にし且つ電極周辺のスペースを
開放することを目的とする。 【解決手段】 電極ホルダ4上に装着される下部電極1
の冷却構造に関し、電極ホルダ4を内筒8と外筒9の二
重管構造として密着状に嵌合可能とし、内筒8の外面に
凹溝12を刻設して、外筒9を嵌合させた際に凹溝12
によって冷却水循環路が形成されるようにする。そして
外筒9の基端側に水導入口14と水導出口15を形成
し、この水導入口14、水導出口15の上部に導水リン
グ11を密着状に嵌合可能にし、導水リング11を通し
て冷却水の給・排水を行う。
却構造をシンプルな形態にし且つ電極周辺のスペースを
開放することを目的とする。 【解決手段】 電極ホルダ4上に装着される下部電極1
の冷却構造に関し、電極ホルダ4を内筒8と外筒9の二
重管構造として密着状に嵌合可能とし、内筒8の外面に
凹溝12を刻設して、外筒9を嵌合させた際に凹溝12
によって冷却水循環路が形成されるようにする。そして
外筒9の基端側に水導入口14と水導出口15を形成
し、この水導入口14、水導出口15の上部に導水リン
グ11を密着状に嵌合可能にし、導水リング11を通し
て冷却水の給・排水を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば抵抗溶接用
の電極の冷却構造に関する。
の電極の冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば鋼板等の板状ワークにナッ
トをプロジェクション溶接する時、筒状ホルダの上部に
取付けられる下部電極上に鋼板等の板状ワークを位置決
めセットし、この板状ワークの上部にナットを載置する
とともに、下部電極の中央下方から板状ワークのボルト
穴を通して位置決めピンを鋼板等の上方に突出させ、こ
の位置決めピンの先端をナット穴に挿入してナットを位
置決めしつつ、上部電極でナットを板状ワークに向けて
押圧しながら通電してプロジェクション溶接するような
方法が知られている。
トをプロジェクション溶接する時、筒状ホルダの上部に
取付けられる下部電極上に鋼板等の板状ワークを位置決
めセットし、この板状ワークの上部にナットを載置する
とともに、下部電極の中央下方から板状ワークのボルト
穴を通して位置決めピンを鋼板等の上方に突出させ、こ
の位置決めピンの先端をナット穴に挿入してナットを位
置決めしつつ、上部電極でナットを板状ワークに向けて
押圧しながら通電してプロジェクション溶接するような
方法が知られている。
【0003】このようなプロジェクション溶接におい
て、各電極が溶接熱に起因する悪影響を受けないよう、
冷却機構を設けて各電極を冷却するようにしており、上
記例のようなナット溶接用装置の下部電極では、例えば
下部電極の周囲に伝熱性に富む冷却用リングを嵌着し、
この冷却用リング内に冷却水を導入することで、直接下
部電極を冷却するようにしている。
て、各電極が溶接熱に起因する悪影響を受けないよう、
冷却機構を設けて各電極を冷却するようにしており、上
記例のようなナット溶接用装置の下部電極では、例えば
下部電極の周囲に伝熱性に富む冷却用リングを嵌着し、
この冷却用リング内に冷却水を導入することで、直接下
部電極を冷却するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
下部電極の周囲に冷却用リングを嵌着して下部電極を直
接冷却する方法は、下部電極の周囲のスペースが占有さ
れて、例えば板状ワークの取り扱いの邪魔になったり、
冷却用リングに接続される冷却水ホース等に板状ワーク
が引掛かってホースが損傷を起こしたりする等の問題が
あった。また、例えば床面から延出させる冷却水ホース
等が長くなって、取り回しが複雑になるという問題もあ
った。
下部電極の周囲に冷却用リングを嵌着して下部電極を直
接冷却する方法は、下部電極の周囲のスペースが占有さ
れて、例えば板状ワークの取り扱いの邪魔になったり、
冷却用リングに接続される冷却水ホース等に板状ワーク
が引掛かってホースが損傷を起こしたりする等の問題が
あった。また、例えば床面から延出させる冷却水ホース
等が長くなって、取り回しが複雑になるという問題もあ
った。
【0005】そこで本発明は、下部電極の周囲のスペー
スを開放して周辺のスペースの有効利用を図りつつ、板
状ワークを取り扱い易くするとともに、シンプルに構成
出来る電極の冷却構造を目的とする。
スを開放して周辺のスペースの有効利用を図りつつ、板
状ワークを取り扱い易くするとともに、シンプルに構成
出来る電極の冷却構造を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、請求項1において、筒状の電極ホルダの先端
部に装着される溶接用電極を冷却するための冷却構造に
おいて、電極ホルダを導電性・伝熱性に富む外筒と内筒
の二重管構造にして密着状に嵌合可能とし、外筒の内面
又は内筒の外面の少なくとも一方に凹溝を刻設して外筒
と内筒の嵌合面に冷却水循環路を形成するとともに、こ
の冷却水循環路に冷却水を出し入れするため、外筒また
は内筒の少なくとも一方に水導入口と水導出口を設け
た。
本発明は、請求項1において、筒状の電極ホルダの先端
部に装着される溶接用電極を冷却するための冷却構造に
おいて、電極ホルダを導電性・伝熱性に富む外筒と内筒
の二重管構造にして密着状に嵌合可能とし、外筒の内面
又は内筒の外面の少なくとも一方に凹溝を刻設して外筒
と内筒の嵌合面に冷却水循環路を形成するとともに、こ
の冷却水循環路に冷却水を出し入れするため、外筒また
は内筒の少なくとも一方に水導入口と水導出口を設け
た。
【0007】このように、直接溶接用電極を冷却する代
りに、電極を保持する電極ホルダを冷却することで間接
的に電極を冷却するようにし、電極まわりのスペースを
開放する。すなわち、二重管構造にした電極ホルダの外
筒の内面又は内筒の外面に凹溝を刻設し、両者を嵌合さ
せた際に凹溝によって冷却水循環路が形成されるように
し、この冷却水循環路内に水導入口から冷却水を導入
し、水導出口から導出させる。またこのような形態によ
ってシンプルな構造となる。ここで、外筒と内筒の材質
は、例えば金属製材料のような熱伝導性の良好な材料に
し、電極を効率的に冷却出来るようにする。
りに、電極を保持する電極ホルダを冷却することで間接
的に電極を冷却するようにし、電極まわりのスペースを
開放する。すなわち、二重管構造にした電極ホルダの外
筒の内面又は内筒の外面に凹溝を刻設し、両者を嵌合さ
せた際に凹溝によって冷却水循環路が形成されるように
し、この冷却水循環路内に水導入口から冷却水を導入
し、水導出口から導出させる。またこのような形態によ
ってシンプルな構造となる。ここで、外筒と内筒の材質
は、例えば金属製材料のような熱伝導性の良好な材料に
し、電極を効率的に冷却出来るようにする。
【0008】また、冷却水循環路となる凹溝は、外筒の
内面に設けても、または内筒の外面に設けても、または
両者に設けても良く、内筒と外筒を嵌合させた際に、水
が流通可能な凹状隙間(水路)が嵌合面に形成されるよ
うにする。
内面に設けても、または内筒の外面に設けても、または
両者に設けても良く、内筒と外筒を嵌合させた際に、水
が流通可能な凹状隙間(水路)が嵌合面に形成されるよ
うにする。
【0009】また冷却水循環路に冷却水を導入、導出す
る水導入口と水導出口は、冷却水循環路に対応する部分
の外筒に設けて外側から冷却水を出し入れするようにし
ても良く、内筒に設けて筒の内側から冷却水を出し入れ
するようにしても良く、また一方側を外側とし、他方側
を内側にしても良い。
る水導入口と水導出口は、冷却水循環路に対応する部分
の外筒に設けて外側から冷却水を出し入れするようにし
ても良く、内筒に設けて筒の内側から冷却水を出し入れ
するようにしても良く、また一方側を外側とし、他方側
を内側にしても良い。
【0010】また請求項2では、水導入口と水導出口を
外筒に設ける場合、冷却水の出し入れを、水導入口と水
導出口の周囲に嵌着される導水リングを介して行うよう
にした。
外筒に設ける場合、冷却水の出し入れを、水導入口と水
導出口の周囲に嵌着される導水リングを介して行うよう
にした。
【0011】そして、この導水リングに例えば冷却水ホ
ース等を接続して冷却水の給・排水を行えば、電極の周
囲に冷却水ホース等を設ける必要がなくなり、板状ワー
クの取り扱い中に冷却水ホース等に引掛かるような事態
を抑制することが出来る。
ース等を接続して冷却水の給・排水を行えば、電極の周
囲に冷却水ホース等を設ける必要がなくなり、板状ワー
クの取り扱い中に冷却水ホース等に引掛かるような事態
を抑制することが出来る。
【0012】また請求項3では、凹溝を、水導入口と水
導出口から先端側に向けて延出する複数の軸方向溝と、
これら軸方向溝を連通せしめる少なくとも1本の円周方
向溝から構成した。そして、水導入口から導入した冷却
水を軸方向溝を通して流通させ、円周方向溝を流通させ
た後、他の軸方向溝を通して水導出口から排出すれば、
冷却水を円滑に循環させることが出来る。
導出口から先端側に向けて延出する複数の軸方向溝と、
これら軸方向溝を連通せしめる少なくとも1本の円周方
向溝から構成した。そして、水導入口から導入した冷却
水を軸方向溝を通して流通させ、円周方向溝を流通させ
た後、他の軸方向溝を通して水導出口から排出すれば、
冷却水を円滑に循環させることが出来る。
【0013】また請求項4では、冷却水循環路用の凹溝
を内筒の外面に刻設するようにし、また軸方向溝の円周
方向の溝幅の合計を、内筒の円周長の9/10以下にす
るようにした。
を内筒の外面に刻設するようにし、また軸方向溝の円周
方向の溝幅の合計を、内筒の円周長の9/10以下にす
るようにした。
【0014】このように凹溝を内筒の外面に刻設すれ
ば、外筒の厚みを薄くすることが出来るとともに、例え
ば電極ホルダの外周をクランプして溶接装置に固定する
ような際、強い力でクランプして外筒と内筒を密着させ
ることが可能となり、凹溝から冷却水が漏れ出すのを防
止出来る。また軸方向溝の円周方向の溝幅の合計を、内
筒の円周長の9/10以下にすれば、クランプ時に凹溝
が潰れるような不具合を抑制することが出来、冷却水循
環路を確実に確保出来る。ここで溝幅の合計とは、例え
ば軸方向溝が2本であれば、2本の溝幅の合計である。
ば、外筒の厚みを薄くすることが出来るとともに、例え
ば電極ホルダの外周をクランプして溶接装置に固定する
ような際、強い力でクランプして外筒と内筒を密着させ
ることが可能となり、凹溝から冷却水が漏れ出すのを防
止出来る。また軸方向溝の円周方向の溝幅の合計を、内
筒の円周長の9/10以下にすれば、クランプ時に凹溝
が潰れるような不具合を抑制することが出来、冷却水循
環路を確実に確保出来る。ここで溝幅の合計とは、例え
ば軸方向溝が2本であれば、2本の溝幅の合計である。
【0015】また請求項5では、外筒と内筒の嵌合隙間
を1/1000〜5/10mmにするようにした。ここ
で、嵌合隙間とは、凹溝以外の部分の嵌合隙間であり、
この嵌合隙間が1/1000mm以下では円滑な嵌合が難
しくなり、嵌合隙間が5/10mm以上では凹溝から冷却
水が漏れ出す虞れがあり好ましくない。
を1/1000〜5/10mmにするようにした。ここ
で、嵌合隙間とは、凹溝以外の部分の嵌合隙間であり、
この嵌合隙間が1/1000mm以下では円滑な嵌合が難
しくなり、嵌合隙間が5/10mm以上では凹溝から冷却
水が漏れ出す虞れがあり好ましくない。
【0016】また請求項6では、外筒と内筒の材質を
銅、銅合金、アルミニウム、銀タングステン、銅タング
ステン、導電性セラミックス、または表面に導電性を有
するメッキを施した金属にするようにした。このような
銅又は銅合金は、熱伝導性が良く、しかも導電性が良好
なため好ましく、銅合金としては、例えばクロム銅、ベ
リリウム銅、ジルコニウム銅、ジルコニウムクロム銅、
真鍮等が好適であり、また導電性を有するメッキとは、
例えば銅メッキ、真鍮メッキ、ニッケルメッキ、亜鉛メ
ッキ、銀メッキ等が好適である。また、外筒と内筒の材
質は同じであっても異なっても良い。
銅、銅合金、アルミニウム、銀タングステン、銅タング
ステン、導電性セラミックス、または表面に導電性を有
するメッキを施した金属にするようにした。このような
銅又は銅合金は、熱伝導性が良く、しかも導電性が良好
なため好ましく、銅合金としては、例えばクロム銅、ベ
リリウム銅、ジルコニウム銅、ジルコニウムクロム銅、
真鍮等が好適であり、また導電性を有するメッキとは、
例えば銅メッキ、真鍮メッキ、ニッケルメッキ、亜鉛メ
ッキ、銀メッキ等が好適である。また、外筒と内筒の材
質は同じであっても異なっても良い。
【0017】また請求項7では、外筒と内筒の嵌合面の
先端側と基端側には、水漏れ防止用の密封手段を施すよ
うにした。そしてこの密封手段によって外筒と内筒の隙
間から水洩れが生じるのを防止するが、このような密封
手段として、例えばカシメ止め、ロウ付け、Oリング等
のシール材等が適用出来る。
先端側と基端側には、水漏れ防止用の密封手段を施すよ
うにした。そしてこの密封手段によって外筒と内筒の隙
間から水洩れが生じるのを防止するが、このような密封
手段として、例えばカシメ止め、ロウ付け、Oリング等
のシール材等が適用出来る。
【0018】また請求項8では、外筒と内筒のいずれか
一方、又は両者を通して溶接電流を流すようにした。こ
のように電極ホルダを通して溶接電流を流すようにすれ
ば、電極の対する配線等が不要となって電極まわりのス
ペースが一層開放される。
一方、又は両者を通して溶接電流を流すようにした。こ
のように電極ホルダを通して溶接電流を流すようにすれ
ば、電極の対する配線等が不要となって電極まわりのス
ペースが一層開放される。
【0019】また請求項9では、溶接用電極と電極ホル
ダを直接ねじ込み、またはテーパ嵌合、または締結具で
固定するようにし、また請求項10では、溶接用電極と
電極ホルダを導電性・伝熱性に富む中間部材を介して連
結するようにした。そして電極と電極ホルダを直接連結
する場合は、部品点数が削減されて簡素に構成すること
が出来、また中間部材を介して連結する場合は、電極ホ
ルダが損傷等を起こしにくくなる。
ダを直接ねじ込み、またはテーパ嵌合、または締結具で
固定するようにし、また請求項10では、溶接用電極と
電極ホルダを導電性・伝熱性に富む中間部材を介して連
結するようにした。そして電極と電極ホルダを直接連結
する場合は、部品点数が削減されて簡素に構成すること
が出来、また中間部材を介して連結する場合は、電極ホ
ルダが損傷等を起こしにくくなる。
【0020】また請求項11では、内筒の筒内に冷却用
通路を設けるようにした。そしてこの冷却通路で電極ホ
ルダまたは溶接電極を冷却すれば、一層冷却効果を高め
ることが出来る。ここで、冷却用通路に導入する冷却媒
体としては、冷却水、エア等任意である。
通路を設けるようにした。そしてこの冷却通路で電極ホ
ルダまたは溶接電極を冷却すれば、一層冷却効果を高め
ることが出来る。ここで、冷却用通路に導入する冷却媒
体としては、冷却水、エア等任意である。
【0021】また請求項12では、電極ホルダをシリン
ダ機構に取付けるようにした。そしてこのシリンダ機構
によって、例えば位置決め機構の位置決めピン等を進退
動させる。
ダ機構に取付けるようにした。そしてこのシリンダ機構
によって、例えば位置決め機構の位置決めピン等を進退
動させる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
した図面に基づき説明する。ここで図1は本発明に係る
電極冷却構造の分解斜視図、図2は同縦断面図、図3は
図2のA−A線断面図、図4は電極使用状態を説明する
概要図である。
した図面に基づき説明する。ここで図1は本発明に係る
電極冷却構造の分解斜視図、図2は同縦断面図、図3は
図2のA−A線断面図、図4は電極使用状態を説明する
概要図である。
【0023】本発明に係る溶接用電極の冷却構造は、例
えば図4に示すような鋼板等の板状ワークWにナットN
をプロジェクション溶接する際に使用される溶接機の下
部電極1冷却用として構成され、このプロジェクション
溶接機は、板状ワークWを載置せしめる筒状の下部電極
1と、板状ワークW上の所定位置にナットNを位置決め
する後述の位置決めピン機構2(図2)と、ナットNを
板状ワークWに押圧する上部電極3を備えており、下部
電極1は、筒状の電極ホルダ4の上端に取付けられると
ともに、前記位置決めピン機構2の位置決めピン5は、
電極ホルダ4の筒内に配置されている。
えば図4に示すような鋼板等の板状ワークWにナットN
をプロジェクション溶接する際に使用される溶接機の下
部電極1冷却用として構成され、このプロジェクション
溶接機は、板状ワークWを載置せしめる筒状の下部電極
1と、板状ワークW上の所定位置にナットNを位置決め
する後述の位置決めピン機構2(図2)と、ナットNを
板状ワークWに押圧する上部電極3を備えており、下部
電極1は、筒状の電極ホルダ4の上端に取付けられると
ともに、前記位置決めピン機構2の位置決めピン5は、
電極ホルダ4の筒内に配置されている。
【0024】そして板状ワークWのナット位置決め箇所
には、ボルト穴hが形成されており、ナットNが載置さ
れた状態で位置決めピン5が上昇してその先端が板状ワ
ークWのボルト穴hを通してナットNの穴に挿入され、
ナットNを位置決めするようにされている。
には、ボルト穴hが形成されており、ナットNが載置さ
れた状態で位置決めピン5が上昇してその先端が板状ワ
ークWのボルト穴hを通してナットNの穴に挿入され、
ナットNを位置決めするようにされている。
【0025】因みに、前記位置決めピン機構2は、図2
に示すように、エアシリンダ6と、このエアシリンダ6
に対するエアの切換えによって伸張自在なシリンダロッ
ド7と、このシリンダロッド7の先端に装着される前記
位置決めピン5を備えており、この位置決めピン5は絶
縁部材から構成されている。
に示すように、エアシリンダ6と、このエアシリンダ6
に対するエアの切換えによって伸張自在なシリンダロッ
ド7と、このシリンダロッド7の先端に装着される前記
位置決めピン5を備えており、この位置決めピン5は絶
縁部材から構成されている。
【0026】前記下部電極1は電極ホルダ4の上部に装
着されるようになっており、また電極ホルダ4は前記位
置決めピン機構2のエアシリンダ6の上部に取付自在に
されている。すなわち、この電極ホルダ4は、図1、図
2に示すように、エアシリンダ6上部の雄ネジ部6aに
螺着可能な内筒8と、この内筒8の外周に密着状に嵌合
自在な外筒9を備えるとともに、前記下部電極1は、前
記内筒8の先端内周部に螺着自在にされている。
着されるようになっており、また電極ホルダ4は前記位
置決めピン機構2のエアシリンダ6の上部に取付自在に
されている。すなわち、この電極ホルダ4は、図1、図
2に示すように、エアシリンダ6上部の雄ネジ部6aに
螺着可能な内筒8と、この内筒8の外周に密着状に嵌合
自在な外筒9を備えるとともに、前記下部電極1は、前
記内筒8の先端内周部に螺着自在にされている。
【0027】そして本発明に係る冷却構造は、下部電極
1を冷却する構造として電極ホルダ4内に冷却水循環路
を形成するとともに、この冷却水循環路に冷却水を導
入、導出するため、外筒9の基端外周部に導水リング1
1を密着状に嵌合させるようにしており、導水リング1
1から冷却水を供給して電極ホルダ4を冷却し、この電
極ホルダ4を介して下部電極1を冷却させるようにして
いる。以下、冷却構造の細部について説明する。
1を冷却する構造として電極ホルダ4内に冷却水循環路
を形成するとともに、この冷却水循環路に冷却水を導
入、導出するため、外筒9の基端外周部に導水リング1
1を密着状に嵌合させるようにしており、導水リング1
1から冷却水を供給して電極ホルダ4を冷却し、この電
極ホルダ4を介して下部電極1を冷却させるようにして
いる。以下、冷却構造の細部について説明する。
【0028】前記内筒8は、例えば真鍮、ベリリウム
銅、クロム銅、ジルコニウム銅、ジルコニウムクロム銅
等の銅合金とか銅、アルミニウム、銀タングステン、銅
タングステン、導電性セラミックス等の導電性・伝熱性
の良い材料、または表面に銅メッキ、真鍮メッキ、ニッ
ケルメッキ、亜鉛メッキ、銀メッキ等の導電性を有する
メッキがされた金属材料から構成され、またその外周面
には、冷却水循環路を形成するための凹溝12が刻設さ
れており、この凹溝12は、円周上の対向位置で軸方向
に延出する2本の軸方向溝12a、12aと、これら軸
方向溝12a、12aを連通せしめる1本の円周方向溝
12bから構成されている。
銅、クロム銅、ジルコニウム銅、ジルコニウムクロム銅
等の銅合金とか銅、アルミニウム、銀タングステン、銅
タングステン、導電性セラミックス等の導電性・伝熱性
の良い材料、または表面に銅メッキ、真鍮メッキ、ニッ
ケルメッキ、亜鉛メッキ、銀メッキ等の導電性を有する
メッキがされた金属材料から構成され、またその外周面
には、冷却水循環路を形成するための凹溝12が刻設さ
れており、この凹溝12は、円周上の対向位置で軸方向
に延出する2本の軸方向溝12a、12aと、これら軸
方向溝12a、12aを連通せしめる1本の円周方向溝
12bから構成されている。
【0029】そしてこの凹溝12を挟んで軸方向の両端
外側寄りには、Oリング13、13を嵌装するためのO
リング溝を刻設しており、また内筒8の基端側内周部に
は、前記エアシリンダ6の雄ネジ部6aに螺合するため
の雌ネジ部を形成している。また、内筒8の先端側内周
部には、下部電極1の雄ネジ部1aに螺合する雌ネジ部
を形成している。
外側寄りには、Oリング13、13を嵌装するためのO
リング溝を刻設しており、また内筒8の基端側内周部に
は、前記エアシリンダ6の雄ネジ部6aに螺合するため
の雌ネジ部を形成している。また、内筒8の先端側内周
部には、下部電極1の雄ネジ部1aに螺合する雌ネジ部
を形成している。
【0030】前記外筒9も、前記内筒8と同様に例えば
真鍮、ベリリウム銅、クロム銅、ジルコニウム銅、ジル
コニウムクロム銅等の銅合金とか銅、アルミニウム、銀
タングステン、銅タングステン、導電性セラミックス等
の導電性・伝熱性の良い材料、または表面に銅メッキ、
真鍮メッキ、ニッケルメッキ、亜鉛メッキ、銀メッキ等
の導電性を有するメッキがされた金属材料から構成さ
れ、また前記内筒8に対して密着状に嵌合出来るように
されるとともに、実施形態では内筒8の外径よりも外筒
9の内径を5/100mm程度大きめにしている。そし
て、外筒9を内筒8の外周に嵌合させて凹溝12を冷却
水循環路として形成し、この凹溝12内に冷却水を流通
させた際、冷却水が凹溝12以外の隙間に入り込むこと
がなく、しかも内筒8に対して外筒9がスムーズに抜き
差し出来るようにしている。因みに、この凹溝12以外
の隙間間隔は、1/1000〜5/10mm程度の範囲で
あれば抜き差しがスムーズで且つ冷却水を凹溝12から
漏洩させないで流通させることが出来る。
真鍮、ベリリウム銅、クロム銅、ジルコニウム銅、ジル
コニウムクロム銅等の銅合金とか銅、アルミニウム、銀
タングステン、銅タングステン、導電性セラミックス等
の導電性・伝熱性の良い材料、または表面に銅メッキ、
真鍮メッキ、ニッケルメッキ、亜鉛メッキ、銀メッキ等
の導電性を有するメッキがされた金属材料から構成さ
れ、また前記内筒8に対して密着状に嵌合出来るように
されるとともに、実施形態では内筒8の外径よりも外筒
9の内径を5/100mm程度大きめにしている。そし
て、外筒9を内筒8の外周に嵌合させて凹溝12を冷却
水循環路として形成し、この凹溝12内に冷却水を流通
させた際、冷却水が凹溝12以外の隙間に入り込むこと
がなく、しかも内筒8に対して外筒9がスムーズに抜き
差し出来るようにしている。因みに、この凹溝12以外
の隙間間隔は、1/1000〜5/10mm程度の範囲で
あれば抜き差しがスムーズで且つ冷却水を凹溝12から
漏洩させないで流通させることが出来る。
【0031】そして、外筒9の基端側の円周上の対向位
置には、水導入口14と水導出口15を設けており、こ
の水導入口14と水導出口15の位置を、内筒8の軸方
向溝12a、12aの端部内に位置合せ可能にしてい
る。
置には、水導入口14と水導出口15を設けており、こ
の水導入口14と水導出口15の位置を、内筒8の軸方
向溝12a、12aの端部内に位置合せ可能にしてい
る。
【0032】また、これら水導入口14と水導出口15
の下方には、ビス孔9d、9dを穿設しており、後述す
る導水リングを外筒9にビスd、d(図2)で固定する
時の固定用としている。また、このビスで同時に外筒9
と内筒8の固定も行うようにしており、このため前記内
筒8の対応箇所にもビス孔8d、8dを設けている。
の下方には、ビス孔9d、9dを穿設しており、後述す
る導水リングを外筒9にビスd、d(図2)で固定する
時の固定用としている。また、このビスで同時に外筒9
と内筒8の固定も行うようにしており、このため前記内
筒8の対応箇所にもビス孔8d、8dを設けている。
【0033】前記導水リング11は、前記外筒9に嵌合
可能なリング部16と、前記水導入口14に連通可能な
送水管部17と、水導出口15に連通可能な排水管部1
8を備えており、これら送水管部17と排水管部18に
は、不図示のホース等が接続可能にされている。
可能なリング部16と、前記水導入口14に連通可能な
送水管部17と、水導出口15に連通可能な排水管部1
8を備えており、これら送水管部17と排水管部18に
は、不図示のホース等が接続可能にされている。
【0034】また、前記リング部16の内周面には、O
リング20、20を嵌装するためのOリング溝が刻設さ
れ、また、送水管部17と排水管部18の下方には、ビ
スd、dで固定するためのビス孔16d、16dが設け
られている。
リング20、20を嵌装するためのOリング溝が刻設さ
れ、また、送水管部17と排水管部18の下方には、ビ
スd、dで固定するためのビス孔16d、16dが設け
られている。
【0035】以上のような電極ホルダ4の組付けは、ま
ず内筒8の基端部の雌ネジ部をエアシリンダ6の雄ネジ
部6aに螺合させた後、その外側に外筒9を嵌合させ、
軸方向溝12a、12aと水導入口14、水導出口15
が一致するよう位置合せされる。この際、凹溝12の部
分は空間部として形成され、また内筒8に嵌装したOリ
ング13、13と外筒9が密着して同部がシールされ
る。
ず内筒8の基端部の雌ネジ部をエアシリンダ6の雄ネジ
部6aに螺合させた後、その外側に外筒9を嵌合させ、
軸方向溝12a、12aと水導入口14、水導出口15
が一致するよう位置合せされる。この際、凹溝12の部
分は空間部として形成され、また内筒8に嵌装したOリ
ング13、13と外筒9が密着して同部がシールされ
る。
【0036】次いで、外筒9の基端部側に導水リング1
1を嵌合させ、導水リング11の送水管部17と排水管
部18を、それぞれ外筒9の水導入口14と水導出口1
5に位置合せした後、ビスd、dで三者(導水リング1
1、外筒9、内筒8)を一体に固定する。そして内筒8
の先端部に下部電極1を螺合させる。
1を嵌合させ、導水リング11の送水管部17と排水管
部18を、それぞれ外筒9の水導入口14と水導出口1
5に位置合せした後、ビスd、dで三者(導水リング1
1、外筒9、内筒8)を一体に固定する。そして内筒8
の先端部に下部電極1を螺合させる。
【0037】こうして組み付けた電極ホルダ4の嵌合面
には、凹溝12によって冷却水循環路が形成され、送水
管部17から送り込まれた冷却水は、水導入口14に連
通する軸方向溝12aを流れた後、先端側で円周方向溝
12bに沿って流動して先端部を冷却し、他方側の軸方
向溝12aを通って水導出口15及び排水管部18から
排出される。
には、凹溝12によって冷却水循環路が形成され、送水
管部17から送り込まれた冷却水は、水導入口14に連
通する軸方向溝12aを流れた後、先端側で円周方向溝
12bに沿って流動して先端部を冷却し、他方側の軸方
向溝12aを通って水導出口15及び排水管部18から
排出される。
【0038】そしてこのような電極ホルダ4の下部電極
1に対して、例えば電極ホルダ4を通して溶接電流を流
し、上部電極3とともに板状ワークWとナットNを挟み
付けてプロジェクション溶接すると同時に冷却水を流し
て冷却する。すると伝熱効果によって下部電極1が冷却
され、この際、従来に較べて下部電極1の周囲のスペー
スを大きく開放することが出来る。
1に対して、例えば電極ホルダ4を通して溶接電流を流
し、上部電極3とともに板状ワークWとナットNを挟み
付けてプロジェクション溶接すると同時に冷却水を流し
て冷却する。すると伝熱効果によって下部電極1が冷却
され、この際、従来に較べて下部電極1の周囲のスペー
スを大きく開放することが出来る。
【0039】ところで、このような電極ホルダ4は、図
2の破線に示すような固定機構22で溶接機本体に固定
するようにしている。すなわち、この固定機構22は、
アーム部23の先端にボルト24で取付自在な押え部2
5を備えており、アーム部23と押え部25によって電
極ホルダ4の中間胴部を挟み込んでクランプして固定す
るようにしている。
2の破線に示すような固定機構22で溶接機本体に固定
するようにしている。すなわち、この固定機構22は、
アーム部23の先端にボルト24で取付自在な押え部2
5を備えており、アーム部23と押え部25によって電
極ホルダ4の中間胴部を挟み込んでクランプして固定す
るようにしている。
【0040】そこで本発明では、クランプ力を強くして
も冷却水循環路が確保出来るよう配慮しており、前記内
筒8の中間部附近の軸方向溝12a、12aの溝幅t、
tの設定にあたり、図3に示すように、両者の溝幅t、
tの合計T=t+tが内筒8の円周長rの9/10以下
になるようにし、固定機構22によるクランプ時でも軸
方向溝12a、12aが潰れないようにしている。
も冷却水循環路が確保出来るよう配慮しており、前記内
筒8の中間部附近の軸方向溝12a、12aの溝幅t、
tの設定にあたり、図3に示すように、両者の溝幅t、
tの合計T=t+tが内筒8の円周長rの9/10以下
になるようにし、固定機構22によるクランプ時でも軸
方向溝12a、12aが潰れないようにしている。
【0041】このため、電極ホルダ4を溶接機本体にし
っかりと固定することが出来、しかもクランプ力を高め
て凹溝12以外の外筒9と内筒8の密着性を良好にする
ことも可能となる。また、前記凹溝12は外筒9の内面
に設けるようにしても良く、または内筒8外面と外筒9
内面の両者に設けるようにしても良い。また、内筒8の
筒内にエアまたは冷却水で冷却するための冷却通路を設
けても良い。この場合は更に効果的に冷却することが出
来る。
っかりと固定することが出来、しかもクランプ力を高め
て凹溝12以外の外筒9と内筒8の密着性を良好にする
ことも可能となる。また、前記凹溝12は外筒9の内面
に設けるようにしても良く、または内筒8外面と外筒9
内面の両者に設けるようにしても良い。また、内筒8の
筒内にエアまたは冷却水で冷却するための冷却通路を設
けても良い。この場合は更に効果的に冷却することが出
来る。
【0042】また水導入口14と水導出口15は、外筒
9に設ける代りに内筒8に設けて筒内から冷却水を吸・
排水するようにしても良く、一方側を外筒9に他方側を
内筒8に設けるようにしても良い。更に、外筒9と内筒
8の隙間を密封する両端部のOリング13、13の代り
に、カシメ止め、ロウ付け等によって密封するようにし
ても良い。
9に設ける代りに内筒8に設けて筒内から冷却水を吸・
排水するようにしても良く、一方側を外筒9に他方側を
内筒8に設けるようにしても良い。更に、外筒9と内筒
8の隙間を密封する両端部のOリング13、13の代り
に、カシメ止め、ロウ付け等によって密封するようにし
ても良い。
【0043】ところで、下部電極1と電極ホルダ4の連
結は、図2に示すように、両者を直接ネジ止めする代り
に、両者をテーパ嵌合させ、またはボルト等の締結具で
両者を締結しても良いが、図5に示すように、中間部材
27を介して連結しても良い。この場合は、中間部材2
7の材質として、導電性・伝熱性の良い材料のものが適
用出来、電極ホルダ4の保護を図ることが出来る。
結は、図2に示すように、両者を直接ネジ止めする代り
に、両者をテーパ嵌合させ、またはボルト等の締結具で
両者を締結しても良いが、図5に示すように、中間部材
27を介して連結しても良い。この場合は、中間部材2
7の材質として、導電性・伝熱性の良い材料のものが適
用出来、電極ホルダ4の保護を図ることが出来る。
【0044】尚、本発明は以上のような実施形態に限定
されるものではない。本発明と実質的に同一の構成を有
し、同一の作用効果を奏するものは本発明の技術的範囲
に含まれることはいうまでもない。例えば軸方向溝12
aは2本以上でも良く、また円周方向溝12bも複数に
しても良い。またプロジェクション溶接以外の溶接機、
例えばスポット溶接機等に適用することも可能である。
されるものではない。本発明と実質的に同一の構成を有
し、同一の作用効果を奏するものは本発明の技術的範囲
に含まれることはいうまでもない。例えば軸方向溝12
aは2本以上でも良く、また円周方向溝12bも複数に
しても良い。またプロジェクション溶接以外の溶接機、
例えばスポット溶接機等に適用することも可能である。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明の溶接用電極の冷却
構造は、請求項1のように、電極ホルダを導電性・伝熱
性に富む外筒と内筒の二重管構造にして密着状に嵌合可
能とし、外筒と内筒の嵌合面に冷却水循環路を形成する
とともに、この冷却水循環路に冷却水を出し入れするた
め、外筒または内筒の少なくとも一方に水導入口と水導
出口を設けるようにしたため、冷却構造がシンプルな形
態となり、また電極周囲のスペースを大きく開放するこ
とが出来る。
構造は、請求項1のように、電極ホルダを導電性・伝熱
性に富む外筒と内筒の二重管構造にして密着状に嵌合可
能とし、外筒と内筒の嵌合面に冷却水循環路を形成する
とともに、この冷却水循環路に冷却水を出し入れするた
め、外筒または内筒の少なくとも一方に水導入口と水導
出口を設けるようにしたため、冷却構造がシンプルな形
態となり、また電極周囲のスペースを大きく開放するこ
とが出来る。
【0046】また請求項2のように、外筒に水導入口と
水導出口を設ける場合に、外筒に導水リングを嵌合さ
せ、この導水リングを通して冷却水の供給、排水を行う
ようにすれば、ワークの取り扱い等を楽に行うことが出
来る。そして請求項3のように、凹溝の形態を軸方向溝
と円周方向溝で構成すれば、冷却水を円滑に循環させる
ことが出来る。また軸方向溝の円周方向の溝幅を請求項
4のようにすれば、クランプ時の溝が潰れる虞れがなく
なり、また、外筒と内筒の凹溝以外の嵌合隙間を請求項
5のような所定範囲にすれば、嵌合時の円滑性を確保し
つつ冷却水の漏洩防止が図られる。更に外筒と内筒の材
質を請求項6のような材料にすれば、導電性と伝熱性が
確保されて好適である。
水導出口を設ける場合に、外筒に導水リングを嵌合さ
せ、この導水リングを通して冷却水の供給、排水を行う
ようにすれば、ワークの取り扱い等を楽に行うことが出
来る。そして請求項3のように、凹溝の形態を軸方向溝
と円周方向溝で構成すれば、冷却水を円滑に循環させる
ことが出来る。また軸方向溝の円周方向の溝幅を請求項
4のようにすれば、クランプ時の溝が潰れる虞れがなく
なり、また、外筒と内筒の凹溝以外の嵌合隙間を請求項
5のような所定範囲にすれば、嵌合時の円滑性を確保し
つつ冷却水の漏洩防止が図られる。更に外筒と内筒の材
質を請求項6のような材料にすれば、導電性と伝熱性が
確保されて好適である。
【0047】そして請求項7のような密封手段で冷却水
洩れが防止出来、請求項8のように電極ホルダを介して
溶接電流を流せば、電極のまわりを一層開放することが
出来る。また電極と電極ホルダの連結構造として、請求
項9のように直接連結すれば部品点数が削減され、請求
項10のように中間部材を介して連結すれば、電極ホル
ダの保護が図れる。そして請求項11のように内筒の筒
内に冷却通路を設ければ一層効率良く冷却することが出
来、また請求項12にように電極ホルダをシリンダ機構
に取り付ければ、例えば位置決め機構と冷却機構をコン
パクトに纏めることが出来る。
洩れが防止出来、請求項8のように電極ホルダを介して
溶接電流を流せば、電極のまわりを一層開放することが
出来る。また電極と電極ホルダの連結構造として、請求
項9のように直接連結すれば部品点数が削減され、請求
項10のように中間部材を介して連結すれば、電極ホル
ダの保護が図れる。そして請求項11のように内筒の筒
内に冷却通路を設ければ一層効率良く冷却することが出
来、また請求項12にように電極ホルダをシリンダ機構
に取り付ければ、例えば位置決め機構と冷却機構をコン
パクトに纏めることが出来る。
【図1】本発明に係る電極冷却構造の分解斜視図
【図2】同縦断面図
【図3】図2のA−A線断面図
【図4】電極使用状態を説明する概要図
【図5】電極と電極ホルダの連結構造の他の構成例図
1…下部電極、4…電極ホルダ、6…エアシリンダ、8
…内筒、9…外筒、11…導水リング、12…凹溝、1
2a…軸方向溝、12b…円周方向溝、13…Oリン
グ、14…水導入口、15…水導出口、27…中間部
材、r…円周長、T…溝幅の合計。
…内筒、9…外筒、11…導水リング、12…凹溝、1
2a…軸方向溝、12b…円周方向溝、13…Oリン
グ、14…水導入口、15…水導出口、27…中間部
材、r…円周長、T…溝幅の合計。
Claims (12)
- 【請求項1】 筒状の電極ホルダの先端部に装着される
溶接用電極を冷却するための冷却構造であって、前記電
極ホルダを導電性・伝熱性に富む外筒と内筒の二重管構
造にして密着状に嵌合可能とし、前記外筒の内面又は内
筒の外面の少なくとも一方に凹溝を刻設して外筒と内筒
の嵌合面に冷却水循環路を形成するとともに、この冷却
水循環路に冷却水を出し入れするため、外筒または内筒
の少なくとも一方に水導入口と水導出口を設けたことを
特徴とする溶接用電極の冷却構造。 - 【請求項2】 請求項1に記載の溶接用電極の冷却構造
のうち、前記水導入口と水導出口が外筒に設けられる場
合において、前記水導入口と水導出口からの冷却水の出
し入れは、該水導入口と水導出口の周囲に嵌着される導
水リングを介して行われることを特徴とする溶接用電極
の冷却構造。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の溶接用電
極の冷却構造において、前記凹溝は、前記水導入口と水
導出口から先端側に向けて延出する複数の軸方向溝と、
これら軸方向溝を連通せしめる少なくとも1本の円周方
向溝からなることを特徴とする溶接用電極の冷却構造。 - 【請求項4】 請求項3に記載の溶接用電極の冷却構造
において、前記冷却水循環路用の凹溝を内筒の外面に刻
設するようにし、また前記軸方向溝の円周方向の溝幅の
合計を、内筒の円周長の9/10以下にすることを特徴
とする溶接用電極の冷却構造。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に
記載の溶接用電極の冷却構造において、前記外筒と内筒
の嵌合隙間を1/1000〜5/10mmにすることを特
徴とする溶接用電極の冷却構造。 - 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に
記載の溶接用電極の冷却構造において、前記外筒と内筒
の材質を、銅、銅合金、アルミニウム、銀タングステ
ン、銅タングステン、導電製セラミックス、または表面
に導電性を有するメッキを施した金属にすることを特徴
とする溶接用電極の冷却構造。 - 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に
記載の溶接用電極の冷却構造において、前記外筒と内筒
の嵌合面の先端側と基端側には、水漏れ防止用の密封手
段が施されたことを特徴とする溶接用電極の冷却構造。 - 【請求項8】 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に
記載の溶接用電極の冷却構造において、前記外筒と内筒
のいずれか一方、又は両者を通して溶接電流を流すよう
にしたことを特徴とする溶接用電極の冷却構造。 - 【請求項9】 請求項1乃至請求項8のいずれか1項に
記載の溶接用電極の冷却構造において、前記溶接用電極
と電極ホルダを直接ねじ込み、またはテーパ嵌合、また
は締結具で固定することを特徴とする溶接用電極の冷却
構造。 - 【請求項10】 請求項1乃至請求項8のいずれか1項
に記載の溶接用電極の冷却構造において、前記溶接用電
極と電極ホルダを導電性・伝熱性に富む中間部材を介し
て連結することを特徴とする溶接用電極の冷却構造。 - 【請求項11】 請求項1乃至請求項10のいずれか1
項に記載の溶接用電極の冷却構造において、前記内筒の
筒内に冷却用通路を設けることを特徴とする溶接用電極
の冷却構造。 - 【請求項12】 請求項1乃至請求項11のいずれか1
項に記載の溶接用電極の冷却構造において、前記電極ホ
ルダをシリンダ機構に取付けることを特徴とする溶接用
電極の冷却構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1508598A JPH11197849A (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | 溶接用電極の冷却構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1508598A JPH11197849A (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | 溶接用電極の冷却構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11197849A true JPH11197849A (ja) | 1999-07-27 |
Family
ID=11879017
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1508598A Pending JPH11197849A (ja) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | 溶接用電極の冷却構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11197849A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006068257A1 (ja) * | 2004-12-24 | 2006-06-29 | Honda Motor Co., Ltd. | 電極チップホルダ、溶接方法及び電極チップ調整装置 |
| JP2015074030A (ja) * | 2013-10-08 | 2015-04-20 | 青山 省司 | 電気抵抗溶接用電極およびその冷却方法 |
| WO2018101249A1 (ja) * | 2016-12-01 | 2018-06-07 | 日本碍子株式会社 | 導電性支持部材及びその製造方法 |
| CN111958097A (zh) * | 2020-09-07 | 2020-11-20 | 合肥三宇电器有限责任公司 | 一种水冷钳臂结构 |
-
1998
- 1998-01-09 JP JP1508598A patent/JPH11197849A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006068257A1 (ja) * | 2004-12-24 | 2006-06-29 | Honda Motor Co., Ltd. | 電極チップホルダ、溶接方法及び電極チップ調整装置 |
| GB2434766A (en) * | 2004-12-24 | 2007-08-08 | Honda Motor Co Ltd | Electrode tip holder, welding method, and electrode tip adjusting device |
| JP2015074030A (ja) * | 2013-10-08 | 2015-04-20 | 青山 省司 | 電気抵抗溶接用電極およびその冷却方法 |
| WO2018101249A1 (ja) * | 2016-12-01 | 2018-06-07 | 日本碍子株式会社 | 導電性支持部材及びその製造方法 |
| JPWO2018101249A1 (ja) * | 2016-12-01 | 2018-12-06 | 日本碍子株式会社 | 導電性支持部材及びその製造方法 |
| KR20190008382A (ko) * | 2016-12-01 | 2019-01-23 | 엔지케이 인슐레이터 엘티디 | 도전성 지지 부재 및 그 제조 방법 |
| US11608545B2 (en) | 2016-12-01 | 2023-03-21 | Ngk Insulators, Ltd. | Conductive supporting member and method for producing the same |
| CN111958097A (zh) * | 2020-09-07 | 2020-11-20 | 合肥三宇电器有限责任公司 | 一种水冷钳臂结构 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6930281B2 (en) | System for cooling a welding device | |
| CN111958097A (zh) | 一种水冷钳臂结构 | |
| US7078648B2 (en) | Curved electrode for welding | |
| US5998760A (en) | Torch for shielded arc welding | |
| JP2010179318A (ja) | 多点打ち電極装置 | |
| JPH06218553A (ja) | 溶接ガン | |
| JP2012055937A (ja) | 抵抗溶接機の下側電極部の冷却構造 | |
| JP2001272195A (ja) | オイルクーラ内蔵ラジエータおよびその製造方法 | |
| WO2004073912A1 (ja) | 抵抗溶接用多種電極ホルダ | |
| JP2821382B2 (ja) | 抵抗溶接機の電極部構造 | |
| JPS591067A (ja) | 溶接ト−チ | |
| JP2005028419A (ja) | 溶接用シャンク部材 | |
| JP3522050B2 (ja) | バックバー冷却装置 | |
| JP5659365B2 (ja) | スポット溶接用電極 | |
| KR101969380B1 (ko) | 직수형 정수기의 인체에 무해한 스테인리스를 갖는 듀얼 이중관 구조 | |
| CN119617788B (zh) | 一种半导体金属冷却环及加工方法 | |
| JPH0230129Y2 (ja) | ||
| JPH0511033Y2 (ja) | ||
| JP2562755Y2 (ja) | 抵抗溶接用電極ホルダー | |
| JPH02133180A (ja) | スポット溶接機用のシャンク | |
| JP2000135565A (ja) | 溶接用トーチ | |
| JPH0731894Y2 (ja) | 抵抗溶接ガンのガンアーム装置 | |
| JPH0994663A (ja) | 溶接トーチ | |
| JP3141006U (ja) | ガスシールドアーク溶接用ガスシールドノズルの水冷装置 | |
| JP3379362B2 (ja) | プラズマ切断トーチ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040130 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20040203 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A521 | Written amendment |
Effective date: 20040323 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040924 |