JPH11200698A - 扉開閉装置 - Google Patents

扉開閉装置

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JPH11200698A
JPH11200698A JP10005218A JP521898A JPH11200698A JP H11200698 A JPH11200698 A JP H11200698A JP 10005218 A JP10005218 A JP 10005218A JP 521898 A JP521898 A JP 521898A JP H11200698 A JPH11200698 A JP H11200698A
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door
vehicle
closing
pedestal
guide
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Minoru Ishikawa
實 石川
Mikio Hatano
幹夫 波多野
Takezo Ishida
丈三 石田
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Narita Mfg Ltd
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Narita Mfg Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扉を、その外面が車両外側の外面と面一にな
るように閉め、扉を車両外側よりはみ出した状態で開く
機構を簡易に形成する。 【解決手段】 車両1の出入口3部の天井部に台座8を
出入口方向と車両中心方向に移動可能にして支持する。
台座8の前部にガイド9を車両長手方向に設ける。ガイ
ド9に扉14を車両1の長手方向に開閉移動可能に支持
させる。車両側には扉14と係合するガイドレール2
9,31,32を設ける。ガイドレール29,31,3
2を、扉14の開状態から閉じ途中までは扉を車両外板
の外面よりはみ出した位置におき、閉じ途中から扉を車
両中心方向へ引き寄せ、閉じ完了時には扉を、その外面
が車両外側の外面と面一となる位置まで引き寄せる形状
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鉄道車両やその他の
車両における扉開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道車両における扉は、その扉を
開く場合、車両側壁内に収納したり、デッキ側へ回動し
たりするのが一般的である。
【0003】しかし、デッキの出入口に車両外板より下
方まで階段を設ける車両においては、車両側壁内又はデ
ッキ内へ扉を収納できないことから、扉の閉じ状態では
その扉の外面が車両外板の外面と面一となり、扉を開く
場合には、扉を車両外板よりはみ出させて車両の長手方
向と平行に位置させる場合がある。このようなはみ出し
方式のものにおいて従来、扉を出入口方向と車両中心方
向へ移動する駆動源と扉を車両の長手方向へ移動する駆
動源を有するものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のはみ出し方
式の扉開閉装置においては、駆動源を2個必要とするこ
とから、構造が複雑になる問題がある。
【0005】そこで本発明は鉄道車両のような重量の大
きい扉においても、簡易な構造ではみ出し方式の扉開閉
装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の第1の発明は、車両の出入口部の
天井部に台座を出入口方向と車両中心方向に移動可能に
して支持し、台座の前部にガイドを車両長手方向に設
け、該ガイドに扉を車両の長手方向に開閉移動可能に支
持させ、車両側には扉と係合するガイドレールを設け、
該ガイドレールを、扉の開状態から閉じ途中までは扉を
車両外板の外面よりはみ出した位置におき、閉じ途中か
ら扉を車両中心方向へ引き寄せ、閉じ完了時には扉を、
その外面が車両外板の外面と面一となる位置まで引き寄
せる形状にしたことを特徴とする扉開閉装置である。
【0007】本発明においては、扉は台座に支持され、
この支持状態で扉を開くとガイドレールによって扉が外
側へ押し出され、これに伴って台座も引き出され、扉は
車両外板の外面よりはみ出して車両外板と並行状態に開
かれる。
【0008】この状態から扉を閉めると、扉がガイドレ
ールによって車両中心方向へ引き寄せられ、これによっ
て台座も引き込まれ、扉は、その外面が車両外板の外面
と面一となって閉められる。
【0009】請求項2記載の第2の発明は、上記第1の
発明において、ガイドレールが車両の長手方向と平行す
る直線部と車両中心方向へ屈曲した引き寄せ部とからな
り、かつ、このガイドレールを天井部とデッキ部に設け
たものである。
【0010】本発明においては、複数のガイドレールに
より扉が支持されて開閉する。請求項3記載の第3の発
明は、上記第1又は第2の発明において、台座上に、扉
を開閉移動する駆動機構を設けたものである。
【0011】本発明においては、駆動機構で扉を自動開
閉することにより、扉と台座が上記のように移動する。
請求項4記載の第4の発明は、上記第1又は第2の発明
において、台座上に扉を開閉移動するアクチュエータを
設け、該アクチュエータと扉との連動部に、アクチュエ
ータの動きを増幅させる増幅機構を設けたものである。
【0012】本発明においては、増幅機構により、扉の
開閉ストロークより短いストロークのアクチュエータを
使用できる。請求項5記載の第5の発明は、上記第1又
は第2又は第3又は第4の発明において、台座を、車両
の天井部に揺動可能に垂設した支持腕により支持したも
のである。
【0013】請求項6の第6の発明は、上記第1又は第
2又は第3又は第4の発明において、台座を、車両側に
固設した水平の支持レールで支持したものである。上記
第5の発明においては、台座を支持腕で支持するため、
扉の開閉に伴う台座の前後移動時に支持腕が上下に揺動
し、その上方への揺動時に若干大きな力が必要とする
が、本第6発明のように、台座を水平の支持レールで支
持することにより、扉の開閉力が上記支持腕のものに比
較して小さくてよい。
【0014】請求項7の第7の発明は、上記第1乃至第
6のいずれかの発明において、扉を車両の長手方向に開
閉可能に支持するガイドを、リニアガイドで構成したも
のである。
【0015】本発明においては、扉を支持するガイドが
大きく伸縮し、扉の開閉ストロークが大きくなり、出入
口の開口量を大きくすることができる。請求項8記載の
第8の発明は、上記第1乃至第7のいずれかの発明にお
いて、扉の全周縁又はこれが接する出入口周辺部に、断
面が中空状の膨張性シールを設け、扉が閉じた場合に、
膨張性シール内にエアーを供給して膨張させるようにし
たものである。
【0016】本発明においては、扉を閉めたときに、膨
張性シール内にエアーを供給することにより、該膨張性
シールが膨張し、扉と車両間の気密性が高まる。
【0017】
【発明の実施の形態】図に示す実施例に基づいて本発明
の実施の形態について説明する。図1乃至図11は第1
実施例を示す。
【0018】車両1のデッキ2における出入口3の上辺
4と車両1の天井板4aとの空間部1bには、取付ベー
ス5が車体1に固定して架設されている。該取付ベース
5の下面にはブラケット6により支持腕7が、車両1の
出入口方向と車両中心方向(図4におけるA−B方向を
いい、以下前後方向ともいう)に揺動自在に垂設されて
いる。該支持腕7はデッキ2における出入口3の上部四
隅に位置して4本配設されている。図4では作図上3本
記載されている。
【0019】デッキ2における出入口3の上辺4の上部
には車両の長手方向(図4におけるC−D方向をいい、
以下左右方向ともいう)に妻面壁と客室壁に接近する長
さでかつ前後方向に所定の幅を有する四角平板からなる
台座8が前後方向に移動可能に配設されている。更に該
台座8の上面四隅には、上記4本の支持腕7の下端がブ
ラケット6aにより回動可能に連結されており、該台座
8が4本の支持腕7に吊り支持されて前後方向に移動す
るようになっている。
【0020】上記台座8の出入口側端にはリニアガイド
9を構成する固定ガイド10が左右方向に水平に固定さ
れている。該固定ガイド10の前側には、ベースプレー
ト11が配置され、該ベースプレート11の後側の右半
面部には、上記固定ガイド10の上面に転動可能に嵌合
する2個のガイドローラ12と、固定ガイド10の下面
に転動可能に嵌合する2個のガイドローラ13が回転可
能に設けられ、これら4個のガイドローラ12,13で
固定ガイド10を挟持するようにして固定ガイドに支持
されてベースプレート11が左右方向に移動可能に備え
られている。更に、ベースプレート11の前側の左半面
部には、扉14の上部に水平に固定された可動ガイド1
5の上面に転動可能に嵌合する2個のガイドローラ16
と、可動ガイド15の下面に転動可能に嵌合する2個の
ガイドローラ17が回転可能に設けられ、これら4個の
ガイドローラ16,17で可動ガイド15を左右方向に
移動可能に挟持(支持)し、扉14の荷重を支持してい
る。また、上記可動ガイド15の左右端部にはストッパ
18,19が設けられている。
【0021】そして、図4に示すように扉14が開いた
状態から扉14を閉じ方向(戸先方向)に移動すると、
先ず、扉14とともに可動ガイド15のみが右方へ移動
し、その閉じ途中位置においてストッパ18が左側のガ
イドローラ16,17に当り、引き続き扉14を閉じる
とベースプレート11も閉じ方向に押し移動されて扉1
4が出入口3を完全に閉じるようになっている。また、
この閉じ状態から扉14を開き方向(戸尻方向)へ移動
すると、ベースプレート11が上記閉じ位置に残ったま
ま扉14とともに可動ガイド15のみが左方に移動し、
その開き途中位置においてストッパ19が右側のガイド
ローラ12,13に当り、引き続き扉14を開くとベー
スプレート11も開き方向に押し移動されて扉14が出
入口3を開くようになっている。このようなリニアガイ
ド9により、出入口3の開口寸法によって固定ガイド1
0の長さが規制されていても、扉14の開閉ストローク
を大きくして出入口3の開口量を多くしてる。
【0022】上記台座8上には駆動機構が設けられてお
り、その駆動手段である電動モータ20と、該電動モー
タ20の出力軸に設けたブレーキユニット21と、該ブ
レーキユニット21の出力軸に設けて電動モータ20の
回転を減速する減速機22と、該減速機22からの出力
軸に設けられた乾式多板クラッチ23と、該クラッチ2
3からの出力軸に設けたチェーンホイール24と、該チ
ェーンホイール24と他のチェーンホイール25間に渡
って左右方向に架設されたローラチェーン26が載置さ
れており、電動モータ20の正逆回転により、ローラチ
ェーン26が正逆回動するようになっている。
【0023】上記扉14の戸先寄りの上部には、上部ブ
ラケット27が車両中心方向へ突出して固着され、該上
部ブラケット27の先部が部材28によって上記ローラ
チェーン26に固着されており、ローラチェーン26の
正逆回動により上部ブラケット27を介して扉14が開
閉移動するようになっている。
【0024】上記天井側の取付ベース5には上部ガイド
レール29が固設されている。該上部ガイドレール29
には、その下面が開口するガイド溝29aが形成され、
図4に示すように、戸尻側から出入口3の略中央部まで
は車両1の長手方向と平行する直線部29bに形成さ
れ、該直線部29bから戸先側には、車両中心方向へ若
干の半径のカーブを経て屈曲する引き寄せ部29cが形
成されている。そして、上記ブラケット27に回転可能
に備えたローラ30がガイド溝29a内に転動可能に嵌
合している。
【0025】デッキ2の下側には図9に示す下部上段ガ
イドレール31と図10に示す下部下段ガイドレール3
2が、上記上部ガイドレール29と略同形状で同方向に
配置されている。この両ガイドレール31,32のガイ
ド溝31a,32aは上向きに形成されている。また、
上記上部ガイドレール29と同様に直線部31b,32
bと引き寄せ部31c,32cが形成されている。
【0026】扉14の戸先寄りの下部には、2本の下部
ブラケット34,35が車両中心方向へ突出して固着さ
れているとともに該両下部ブラケット34,35の先部
にローラ36,37が回転可能に備えられており、一方
のローラ36が上段ガイドレール31のガイド溝31a
に転動可能に嵌合し、他方のローラ37が下段ガイドレ
ール32のガイド溝32aに転動可能に嵌合している。
【0027】上記のガイドレール29,31,32の引
き寄せ部29c,31c,32cにおける戸先側端の前
後方向の位置は、該部にローラ30,36,37が嵌合
した場合に扉14を、図7に示すように、扉14の外面
が車両外板の外面1aと面一となるように車両中心側へ
引き寄せるように設定され、また直線部29b,31
b,32bの前後方向の位置は、該部にローラ30,3
6,37が嵌合した場合に扉14を、図8に示すよう
に、扉14の厚み寸法D1 (可動ガイド15の厚み及び
ベースプレート11の厚みを含む)と若干の寸法D2
総量分前進させて車両外板の外面1aよりはみ出させる
ように設定されている。
【0028】また、上記3個のローラ30,36,37
の平面位置は左右方向にずらしてあり、扉14が安定し
て開閉し、かつ、車内外の気圧変動などの外力が扉14
に作用した場合にも扉14がガタつかないようにしてあ
る。
【0029】上記台座8の後端には動力補助機構38が
一対設けられている。該機構38は、台座8側に固定し
たブラケット39と上記取付ベース5に固定垂設された
ブラケット40間を軸(図示せず)で回転可能に連結し
て該軸の外周にコイルバネ41が圧縮状態に備えて構成
されている。そして、図5に示すように、台座8が後退
して扉14が閉じた場合にはブラケット40のピン42
の中心を通る鉛直線X上よりもブラケット39のピン4
3が後方に位置し、台座8が前進して扉14が押し出さ
れた場合にはブラケット39のピン43が鉛直線X上よ
りも前方に移動するようになっている。
【0030】したがって、コイルバネ41は図5の鉛直
線X上で死点となり、該位置より台座8が後退するとき
はコイルバネ41の反発力により後退力が付与され、台
座8が前進するときはコイルバネ41の反発力により前
進力が付与される。
【0031】この動力補助機構38を設けた理由は、扉
14の閉移動時には支持腕7が図5の鉛直線Yを中心と
して後方へ、扉14のはみ出し寸法量の1/2だけ揺動
して傾斜し、逆に扉14の開移動時には支持腕7が鉛直
線Yを中心として前方へ扉14のはみ出し寸法量の1/
2だけ揺動して傾斜するため、この後方傾斜時と前方傾
斜時に台座8及び扉14等の荷重を持ち上げる力(操作
力)が必要となることから、この持ち上げ力をコイルバ
ネ41の反発力で補助するようにしたものである。
【0032】車両1の妻壁1c内には回転シャフト42
が上下方向に配置され、これに車外から手動で操作する
クラッチレバー44aとデッキ部側から手動操作するク
ラッチレバー44bが固着されている。また、シャフト
42の上部にはリンク46を介してシフトレバー47が
連結され、該シフトレバー47の他端がアーム48を介
して上記クラッチ23に連結されている。そして、これ
らにより構成される手動解除機構45のクラッチレバー
44a,44bを正逆回動することによりクラッチ23
をオン、オフ操作するようになっている。すなわち、停
電等の非常時にブレーキユニット21が作動してブレー
キがかかるため、このときには、クラッチレバー44
a,44bによってクラッチ23を手動でオフ作動し、
扉14の開きを可能にしている。
【0033】更に車両1の妻壁1c内には別の回転シャ
フト49が上下方向に配置され、これに車外から手動操
作するロックレバー50aとデッキ部側から手動操作す
るロックレバー50bと、旋錠爪52が固着されてお
り、図11に示すように、扉14を閉めた後にロックレ
バー50a又は50bを旋錠方向に回動することによ
り、施錠爪52が回動して扉14側に固設した錠受53
に係止して施錠が行われ、解錠方向に回動することによ
り、施錠爪52が錠受53より外れて解錠するようにな
っている。なお、上記の構成による施錠装置51におけ
る上記施錠爪52と錠受53は、扉先側の上下部に配置
してこれらが連動して施錠、解錠するようになってい
る。
【0034】上記第1実施例の扉の開閉作動について説
明する。クラッチ23がオン(接続)状態で図4のよう
に扉14が開いている状態から扉14を閉める場合に
は、図示しない扉開閉スイッチを閉操作することによ
り、電動モータ20が一方向に回転し、ローラチェーン
26が図4の矢印方向へ回動する。この回動によってそ
のローラチェーン26に固着連結された上部ブラケット
27も矢印方向へ引き移動され、上部ブラケット27が
固着した扉14が閉じ方向へ牽引される。このとき、ガ
イドレール29,31,32の直線部29b,31b,
32bにより、扉14は車両1の外板の外面1aより若
干はみ出した位置を車両1の長手方向に平行して移動す
る。また、この閉方向移動の初期においては可動ガイド
15がベースプレート11に付設したローラ16,17
に支持されて移動する。
【0035】扉14の閉移動の途中において、ストッパ
18がローラ16,17に当たると、ベースプレート1
1も固定ガイド10に支持されて扉14とともに閉方向
に移動する。
【0036】扉14が閉じ終期に至ると、ローラ30,
36,37がガイド29,31,32の引き寄せ部29
c,31c,32cにより後方へ誘導され、ブラケット
27,34,35を介して扉14が後方へ引き寄せられ
る。この扉14の引き寄せにより、ベースプレート11
と固定ガイド10を介して台座8が後方へ押される。
【0037】これにより、台座8は支持腕7に支持され
た状態で、かつ支持腕7の揺動によって後方へ移動す
る。このとき、動力補助機構38のコイルスプリング4
1が死点を越えて後方へ傾斜し、支持腕7が揺動するこ
とによって扉14等の荷重を持ち上げなければならない
力を補助する。この動力補助機構38は特に、扉14を
手動で開閉する場合にその開閉操作力を軽減して操作を
楽にする。
【0038】そして、扉14の閉じ時点では図7に示す
ように、扉14が最後退位置に達し、扉14の外面が車
両外板の外面1aと面一となって閉じる。扉14が閉じ
ると、これを適宜センサ等で感知して電動モータ20は
停止する。
【0039】扉14が閉じた後、施錠装置51のロック
レバー50a又は50bを施錠方向に回動して施錠爪5
2を扉14の錠受53に係止して施錠する。次に扉14
を開く場合には、施錠装置51の施錠爪52を外し、図
示しない扉開閉用スイッチを開操作することにより、電
動モータ20が他方向に回転し、ローラチェーン26が
図4の矢印と反対方向へ回動する。この回動により、上
記閉動作とは逆の動作が行われ、台座8が前進移動し、
扉14が上記閉軌跡と逆の軌跡で移動し、リニアガイド
9が伸長し、図8に示すように、扉14が、車両外板の
外面1aより若干はみ出した状態に開かれる。
【0040】この開き動作においては動力補助機構38
のコイルスプリング41が死点を越えて前方へ傾斜し、
支持腕7が揺動することによって扉14等の荷重を持ち
上げなければならない力を補助する。
【0041】扉14が開かれると、これを適宜センサ等
で感知して電動モータ20は停止する。上記扉14が閉
じた状態及び開いた状態で電動モータ20が停止するこ
とにより、ブレーキユニット21によってブレーキが効
く。
【0042】しかし、停電を伴う非常時において扉14
を手動で開閉する場合には、上記のブレーキが効いてい
ると手動開閉が困難である。そのため、手動開閉時に
は、手動解除機構45を解操作してクラッチ23を外
し、ブレーキユニット21との関連を解除して手動によ
る扉14の開閉を容易にする。なお、上記の下部ガイド
レール31,32は、共に同一平面上に配置してもよ
い。また、下部ガイドレールを1本のみとしてもよい。
【0043】図12乃至図14は第2実施例を示す。本
第2実施例は、上記第1実施例におけるリニアガイド9
を異なる形状のものとし、支持腕7を使用することなく
台座8を前後移動可能にし、更に台座8の駆動手段を、
電動モータ20の代わりにエアーシリンダーとしたもの
である。
【0044】車両1のデッキ2における出入口3の上辺
4と車両1の天井板4aとの空間部に位置する妻面壁と
客室壁には支持レール60,61が前後方向にかつ水平
に固定されている。
【0045】該支持レール60,61上には台座8a
が、該台座8aの両側下面に設けた摺動ボス62,63
を上記支持レール60,61に摺動可能に嵌合して前後
方向にかつ水平に移動可能に備えられている。
【0046】上記台座8aの前側上面には、上記固定ガ
イド10に相当する固定ガイド10aが左右方向に配置
して固定されている。該固定ガイド10a部には、上記
ベースプレート11に相当するベースプレート11a
が、その側断面を逆L形に形成して配置され、その上辺
部に上記ローラ12,13に相当する摺動ボス12a,
13aを備え、該摺動ボス12a,13aを上記固定ガ
イド10aに摺動可能に嵌合して、該ベースプレート1
1aが左右方向に移動可能に支持されている。更に、ベ
ースプレート11aの垂辺部には上記可動ガイド15に
相当する可動ガイド15aが左右方向にかつ水平に固設
されている。更に、扉14には上記ローラ16,17に
相当する摺動ボス16a,17aが固着され、該両摺動
ボス16a,17aを可動ガイド15aに摺動可能に嵌
合して扉14が可動ガイド15aに支持されて左右方向
にかつ水平に移動できるように備えられている。
【0047】台座8a上に設けたチェーンホイール6
4,65間にはローラチェーン66が左右方向に架設さ
れている。更に台座8a上にはアクチュエータであるエ
アーシリンダー67が左右方向に配置固定され、そのピ
ストンロッド68の先端部が連結部材69を介して上記
ローラチェーン66の下辺側に連結されている。
【0048】上記チェーンホイール65の軸70には上
記チェーンホイール24に相当するチェーンホイール2
4aが設けられ、また他方には上記チェーンホイール2
5に相当するチェーンホイール25aが設けられ、これ
らに上記ローラチェーン26に相当するローラチェーン
26aが架設されている。
【0049】更に、扉14には上記上部ブラケット27
に相当する上部ブラケット27aが固着され、該上部ブ
ラケット27aの先部がローラチェーン26aの下辺側
に連結されている。
【0050】上記チェーンホイール65とチェーンホイ
ール24aは、後者を前者よりも大径に形成して増幅機
構80を構成しており、上記ローラチェーン26aが、
上記ピストンロッド68のストロークより長く、かつ速
いスピードで回動するようになっている。図の実施例で
は、チェーンホイール65とチェーンホイール24aの
周速比を1:2に設定され、扉14がピストンロッド6
8のストロークよりほぼ2倍のストロークで、かつほぼ
2倍の速度で開閉するようになっている。
【0051】また、車両1側には上記第1実施例と同様
の上部ガイドレール29が設けられており、上部ブラケ
ット27aに設けたローラ30が転動可能に嵌合してい
る。更に、車両1の下部には、図示しないが、上記第1
実施例と同様の下部上段ガイドレール31及び下部下段
ガイドレール32が配置され、これらに扉14側に設け
た下部ブラケット34,35のローラ36,37が嵌合
している。
【0052】また、上記第1実施例と同様の手動解除機
構45と施錠装置51も設けられている。本第2実施例
においては、図13に示す閉状態において、図示しない
扉開閉スイッチを開操作することによりエアーシリンダ
ー67のピストンロッド68が右方へ後退し、ローラチ
ェーン66を図14の矢印方向に回動し、チェーンホイ
ール65を図示14において反時計方向に回転させる。
この回動により、チェーンホイール24aも同方向に回
転してローラチェーン26aが図14の矢印方向に回動
し、扉14を開作動する。このとき、扉14は、ピスト
ンロッド68よりもほぼ2倍の速さとストロークで開
く。また、扉14が開くと、ガイドレール29,31,
32により上記第1実施例と同様に扉14が押し出さ
れ、これに伴い台座8aも前進して、扉14は、車両外
板の外板1aよりはみ出して開く。
【0053】また、上記開状態から図示しない扉開閉ス
イッチを閉操作することによりエアーシリンダー67の
ピストンロッド68が前進し、ローラチェーン26aが
上記矢印と反対方向に逆回転して扉14が閉方向に移動
する。この閉じ動作においても扉14はピストンロッド
68よりもほぼ2倍の速さとストロークで閉じる。ま
た、このとき、ガイドレール29,31,32により上
記第1実施例と同様に扉14が後方へ引き寄せられ、台
座8aが後退し、扉14は、図13に示すように、その
外面が車両外板の外面1aと面一になって閉じる。
【0054】なお、この実施例においては、上記手動解
除機構45を、エアーシリンダー67のエア排出機構と
する。また、上記と同様の施錠装置51を設ける。上記
第1実施例においては、台座8を支持腕7で揺動的に支
持したので、手動で扉14を開閉する場合は開閉操作力
が大きくなり、また、この開閉操作力を軽減するために
は上記のような動力補助機構38が必要になる。これに
対し本第2実施例においては、台座8aを支持レール6
0,61に支持させて水平にスライドさせるようにした
ので、開閉操作力が上記第1実施例に比べて小さくてよ
く、上記動力補助機構38を設ける必要がなく、また、
手動開閉も容易になる。
【0055】更に、本第2実施例によれば、増幅機構8
0により、エアーシリンダー67からなるアクチュエー
タを小型(短尺)に形成でき、その設置空間が少なくて
よく、装置の小型化を図り得る。なお、増幅機構80は
上記実施例のものに限らず、その他の構造を用いてもよ
い。
【0056】図15及び図16は第3実施例を示す。本
第3実施例は、扉を上記両実施例のような駆動機構を用
いることなく手動で開閉するようにしたものである。
【0057】本第3実施例の構造は、上記第2実施例に
おけるチェーンホイール24a,25a、ローラチェー
ン26a、エアーシリンダー67及びこれにより作動す
る部材64,65,66,68,69を除いた構造で、
その他の構造は上記第2実施例と同様である。そのた
め、上記部材と同一部材には同一符号を付してその構造
の説明は省略する。
【0058】本第3実施例においては、乗務員等が手動
で扉14を開閉することにより、その扉14及び台座8
aは上記第2実施例と同様に移動し、扉14は、その外
面が車両外板の外面1aと面一となって閉じ、また、扉
14が車両外板の外面よりはみ出して開く。
【0059】なお、上記施錠装置51は、上記実施例の
構造の外に、バネ等の弾性機能を有するラッチ方式や電
気やエアーを動力源として作動する自動施錠方式及びこ
れらの併用方式を採用してもよい。
【0060】また、施錠装置51の可動機器は車両側に
設け扉側には主として固定機器を設けるのが好ましい。
これは開閉移動する扉に動力機器の付設及びその配線、
配管が困難だからである。
【0061】また、上記実施例のような手動式の施錠装
置51の場合でも、操作ハンドル部を扉の開閉に支障と
ならない範囲で扉14内に設け、錠受53を車両1側に
設けてもよい。
【0062】また、扉14の全周縁と、これに接する車
両1の出入口の全周辺部にゴムなどによる弾性パッキン
1 ,P2 (図6〜8、図11参照)を付設して、扉1
4を閉めた場合に扉と車両間の気密性を高めるようにす
る。
【0063】超高速列車などの高気密を必要とする場合
には、上記施錠爪52を錠受53に係止した後、該施錠
爪52を電動、エアー或いは手動方式で更に締め付ける
ように2段アクション機能を有する構造とし、上記弾性
パッキンを強く押圧して気密性を高めるとよい。
【0064】また、上記の締め付け方式の代わりに、上
記弾性パッキンP1 ,P2 に代えて弾性体で成形された
中空断面の膨張性シールパッキンを使用し、これにエア
ーを注入して膨張させるようにしてもよい。すなわち、
扉14が閉じて上記施錠装置51を施錠したことを感知
するセンサ等を設け、該センサ等の信号により図示しな
いエアー供給装置が作動し、エアーを上記膨張性シール
内に供給してその膨張性シールを膨張させ、扉14と車
両1間の気密性を高めるようにしてもよい。
【0065】また、上記実施例の外に、第1実施例のよ
うな支持腕7により台座8を支持する型式のものに、上
記第2実施例のようなエアーシリンダー67による扉開
閉型式を採用してもよい。また、本発明は鉄道車両に適
用できるは勿論、バス等のその他の車両に適用すること
も可能である。
【0066】
【発明の効果】以上のようであるから、請求項1記載の
発明によれば、扉をガイドレールで案内し、扉の開閉に
伴って扉を支持する台座を出入口方向と車両中心方向に
移動させるようにしたので、重量の大きい扉を、扉を閉
じたときに扉の外面が車両外板の外面と面一となる位置
まで移動させ、扉を開いたときに車両外板の外面よりは
み出す位置まで移動させることが簡単な構造で行える。
【0067】請求項2記載の発明によれば、更に扉をガ
タつくことなく安定して支持及び開閉させることができ
る。請求項3記載の発明によれば、扉の開閉移動と、扉
の出入口方向と車両中心方向の移動を1つの駆動機構で
行うことができ、自動開閉機構を簡易に構成できる。
【0068】請求項4記載の発明によれば、扉の開閉ス
トロークよりもストロークが短い小型のアクチュエータ
を使用して装置の小型化を図って扉の自動開閉が可能に
なる。請求項5記載の発明によれば、台座を上記のよう
に移動可能に支持する機構が容易になる。請求項6記載
の発明によれば、特に手動で扉を開閉する場合に、軽い
開閉力で操作できる。
【0069】請求項7記載の発明によれば、更に、扉の
開閉ストロークを大きくして出入口の開口量を大きくす
ることができ、扉を車両外板よりはみ出して開閉するの
に有効である。
【0070】請求項8記載の発明によれば、更に扉を閉
めたときに、扉と車両間の気密性を高めることができ、
特に超高速列車などの高気密を必要とする場合に有効で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、扉を閉めた
状態の正面図。
【図2】図1において扉を除いた正面図。
【図3】図1におけるデッキ部で切断した縦断面図。
【図4】図1における各機構を示す斜視図。
【図5】図3における扉と台座を駆動する部分の縦断面
図。
【図6】図5の平面図。
【図7】図1におけるリニアガイド部の平面図で、扉を
閉めた状態の図。
【図8】図7の状態から扉を開いた状態の図。
【図9】図1のA−A線断面図。
【図10】図1のB−B線断面図。
【図11】施錠装置部を示す一部平面図。
【図12】本発明の第2実施例を示す要部縦断面図。
【図13】図12の平面図。
【図14】図12の後面図。
【図15】本発明の第3実施例を示す要部縦断面図。
【図16】図15の後面図。
【符号の説明】
1…車両 3…出入口 7…支持腕 8…台座 9…リニアガイド 20…駆動手段 29,31,32…ガイドレール 60,61…支
持レール 67…アクチュエータであるエアーシリンダー 80…増幅機構

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の出入口部の天井部に台座を出入口
    方向と車両中心方向に移動可能にして支持し、台座の前
    部にガイドを車両長手方向に設け、該ガイドに扉を車両
    の長手方向に開閉移動可能に支持させ、車両側には扉と
    係合するガイドレールを設け、該ガイドレールを、扉の
    開状態から閉じ途中までは扉を車両外板の外面よりはみ
    出した位置におき、閉じ途中から扉を車両中心方向へ引
    き寄せ、閉じ完了時には扉を、その外面が車両外板の外
    面と面一となる位置まで引き寄せる形状にしたことを特
    徴とする扉開閉装置。
  2. 【請求項2】 ガイドレールが車両の長手方向と平行す
    る直線部と車両中心方向へ屈曲した引き寄せ部とからな
    り、かつ、このガイドレールを天井部とデッキ部に設け
    た請求項1記載の扉開閉装置。
  3. 【請求項3】 台座上に、扉を開閉移動する駆動機構を
    設けた請求項1又は2記載の扉開閉装置。
  4. 【請求項4】 台座上に扉を開閉移動するアクチュエー
    タを設け、該アクチュエータと扉との連動部に、アクチ
    ュエータの動きを増幅させる増幅機構を設けた請求項1
    又は2記載の扉開閉装置。
  5. 【請求項5】 台座を、車両の天井部に揺動可能に垂設
    した支持腕により支持した請求項1又は2又は3又は4
    記載の扉開閉装置。
  6. 【請求項6】 台座を、車両側に固設した水平の支持レ
    ールで支持した請求項1又は2又は3又は4記載の扉開
    閉装置。
  7. 【請求項7】 扉を車両の長手方向に開閉可能に支持す
    るガイドを、リニアガイドで構成した請求項1乃至6の
    いずれかに記載の扉開閉装置。
  8. 【請求項8】 扉の全周縁又はこれが接する出入口周辺
    部に、断面が中空状の膨張性シールを設け、扉が閉じた
    場合に、膨張性シール内にエアーを供給して膨張させる
    ようにした請求項1乃至7のいずれかに記載の扉開閉装
    置。
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